全5件 (5件中 1-5件目)
1
1.フィルハーモニックソサエティ東京 10周年記念演奏会開催日:2月22日(日)13時30分会場:すみだトリフォニーホール 大ホールソリスト:永原幸太、佐久間聡一指揮者:下野竜也プログラム:スピットファイア~前奏曲とフーガ(ウォルトン) 2つのヴァイオリンのための二重協奏曲(ホルスト) 組曲惑星(ホルスト) こんな凝ったプログラムはプロでもやらないでしょうっていう見本みたいなアマオケ、フィルハーモニックソサエティさん。ここもよく行くアマオケのひとつです。 凝り性の下野さんとは以前ブル9をやってましたが相性がいいのでしょうか。それと下野さんのときには決まって共演のヴァイオリニストのお二人。 このオケの立ち上げ公演で大好きなメジューエワさんとブラームスの協奏曲をやっててそれだけでも凄いのにメインがF.シュミットの交響曲ってどんだけ~と思いながら聞きに行き演奏も素晴らしくてびっくりしました。 毎回素晴らしい指揮者、ソリストを呼んで有名ホールで公演しているあたり、かなりお金持ちオケです(パンフレットも紙質のいいカラー版、お金かかってます(笑)) 演奏はこんな曲に挑戦するぐらいですから言わずもがな、きちっとしたアンサンブル、情熱ともに素晴らしく、充実した時間を過ごせます。 スピットファイアなんてもっといろんなところで演奏されてもよさそうです。ブラス隊に自信があるなら是非! ホルストの珍品二重協奏曲は実演では初めて聞きました。凝ったミニコンチェルトって感じですね、お二人の息の合ったソロも見事。 メインの惑星は言わずもがな、合唱はシンセサイザを使用とのことでちょっとバランスが弱すぎかと思いましたがむしろオーケストラの繊細さがよく聞こえてこれはこれでありかなと思いました。 10周年記念演奏会は続きがあって次回は5月にコバケンとのブラ1。 定期演奏会としては来年1月にマラ7だそうです。相変わらずの凝った選曲ありがとうございます、次回も伺います!
2026年02月22日
コメント(0)
1.千葉フィルハーモニー管弦楽団 第74回定期演奏会開催日:2月15日(日)14時会場:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール指揮者:長田雅人プログラム:ロシアの復活祭序曲(R=コルサコフ) 火の鳥組曲(1945年版) 交響曲第3番(チャイコフスキー) 船橋在住のころから聞き続けてきた千葉フィル。マーラーやブルックナーの楽曲解説でお馴染みだった金子建志さんの指揮で聞いてきました。本拠地習志野文化ホールが再建設で休館している関係でコンサート会場を転々としている様子。金子さんも病気療養中とのことで今回は長田さんの指揮で行われました。 金子さんの頃には非常に詳細な楽曲解説を金子さんご本人が執筆した圧倒的な量のパンフレットが楽しみ(これだけでもコンサートに来た甲斐がありました)でしたが、現在は仕方ありません。 プログラムもオールロシア物と以前のとんがったものではありませんが、なんとか団を継続させようという団員の必死さが偲ばれます。 演奏自体は大変立派で、指揮者が違うとこうも違うかとちょっと驚きでした。金子さんも近頃では体調がすぐれないせいか指揮ぶりがあやふやでアンサンブル崩壊も止む無しでしたが、ちゃんとした(?)指揮だと見違えるほどの演奏になるのももともとのポテンシャルが高いが故と思います。 2028年には習志野文化ホールも新装するそうなのでそれまで千葉フィルの皆様には頑張っていただきたいです! ちなみに次回はタコ8。やっぱとんがってるなあ。
2026年02月15日
コメント(0)
1.東京ユベントスフィルハーモニー 第29回定期演奏会開催日:2月14日(土)18時会場:すみだトリフォニーホール 大ホール指揮者:高関健プログラム:委託作品 (夏目漱石「夢十夜」に基づく) ※世界初演(山本哲也) 交響曲第9番(マーラー) 坂入ファンとしてはこの公演は外せない。これまで2番、3番、5番、7番、8番と演奏してきた実績からもこのオケとの結びつきからも期待が高まります。 9番の前に置かれた夢十夜にインスパイアされた曲はウェーベルンみたいに短い曲を10曲並べた組曲のような感じ。ひとつひとつは繊細な響きを持ちつつ全体は悪夢であったり儚げであったり。3曲に合唱が入り夢十夜の英訳を歌っているけどこれはどうかな、オケだけでも十分な気がしました。 9番が死のイメージからこういう曲になったんだろうけど、私としては9番=死とは捉えていないため公演としては蛇足でした。 さて、9番ですがもっと激烈な演奏になるかと思いきやアルペンの時同様、歌い込んだマーラーになってました。優しい表現で、全然死のイメージではなかった。最近の若い世代のマーラーは昔の恨み節みたいな流れから脱却し、よりしなやかで美しいマーラーになっていると思います。昔気質の人からすると生温いと怒られそうですが、私自身は元々そういう演奏を聞きすぎたせいかたまに聞ければ十分、バーンスタインの演奏は年1回も聞けばおなか一杯です。 9番はマーラーの音楽活動の絶頂期に書かれたものです。死の陰に怯えていたというワルターやアルマの証言はどこまで信用していいのかわかりません。マーラーを傷付きやすい芸術家に仕立てあげたかったのかもしれません。ご本人は指揮者としてライバルを蹴落としオーストリア帝国の最高位であるウィーン歌劇場の音楽監督にまでのし上がり自分の音楽を聴かせるため劇場と衝突もし社交界の花と謡われた若い女性アルマと結婚しと、ばりばり現実主義で強欲な人です。こんな人が死の陰に怯えた音楽を書くでしょうか。むしろそれを克服する英雄の姿を書くでしょう。 そんなわけで9番は死のイメージというよりは功成り名遂げた英雄の栄光ある死(シュトラウスの「英雄の生涯」みたいな)のイメージだと思ってます。ワーグナー風な愛による救済というイメージは8番で達成されましたが、9番は「お別れ」そのものを描いていると思います。例えばトリスタン的な愛の死なのかもしれません。大地の歌ではそれを漢詩の世界に求めましたが、9番はより普遍的な世界にしたかったのかもしれません。 とにかくご本人も不本意なまま亡くなり謎が多いまま残されたこの9番は今後も謎のままに演奏され、謎のままに聞き続けていくことになるのでしょうね。
2026年02月14日
コメント(0)
1.東京シティフィルハーモニック管弦楽団 50周年記念演奏会開催日:2月11日(水)14時会場:サントリーホール大ホール指揮者:高関健プログラム:交響曲第6番(マーラー) 泣く子も黙るマーラー「悲劇的」。TCPOの定期会員になって10年、毎年定期公演でマーラーを1曲ずつ取り上げ毎回感銘を受けてきました。途中コロナがあり巨大編成のマーラーからは遠ざかっていたので感無量です。 ブル8とマラ9を振りたくて指揮者になった、という高関さん。毎回最新版のスコアと自筆譜を見比べて研究を欠かさない高関さんが満を持してマーラーの最高傑作と言われる6番に取り組むのは指揮者としてもオケとしても大きな自信の現れと思います。 6番というと最終楽章にハンマーが使用されていることで有名で、私もかつてはそこを楽しみ(笑)に聞いてました。 今はだいぶ聞き慣れてきたせいもありアンダンテ楽章を2楽章に置くのか3楽章にするのかに興味があります。かつて私がマーラーを聴き始めた頃はスケルツォを第2楽章にアンダンテを第3楽章に持ってきてました。最近の研究で初演もその後の演奏でもマーラー自身はアンダンテースケルツォの順番で演奏していたという記録から、近年ではアンダンテ―スケルツォの古典様式の順で(ベートーヴェンみたいに)演奏するのが多いようです。今回の高関さんもそうしていました。 ですがマーラーの構想時点ではスケルツォーアンダンテの順を考えていました。オケ奏者の体力を考慮したのかもしれませんし、当時の一般聴衆の耳の限界を考え、怒涛の終楽章に入る前にいったんアンダンテ楽章で耳を整えようという「指揮者マーラー」としての配慮かもしれません。 この創造者としてのマーラーか現場監督としてのマーラーかはマーラー自身の悩みだったと思います。 ちなみに私はスケルツォーアンダンテのほうが好きですが、これも最初にその順番で聞いてきた慣れのせいばかりとは言えないなと最近は思ってます。 演奏自体は高関さんらしく明晰かつパワフルな演奏でした。昨年のトゥランガリラもそうでしたがオケの質がものすごく向上したと感心しきり。ところどころおや?という声部が聞こえてきたり、そう来たかと唸ったり、そうでなくてはと膝を打ったりの90分でした。 ところで3月は「復活」。これまたどのような演奏になるのか楽しみです。
2026年02月11日
コメント(0)
1.オーケストラ ダスビダーニャ 第32回定期演奏会開催日:2月1日(日)14時会場:東京芸術劇場コンサートホール指揮者:長田雅人プログラム:バレエ組曲「ボルト」、交響曲第11番 2月もコンサートライフを満喫してましたが、仕事でくたびれて書く気力がなくなっていました。言い訳ですが。。。 ダスビは定期的に通うアマオケのひとつです(知り合いが出てるってのもあります)。ここの特徴はショスタコーヴィチ愛が半端ないということ。もうショスタコしかやらない、タコオタの集まりです。その潔さがいい。それでもプログラムが成り立つのは意外と多作なショスタコのおかげですけど。それと同じオタクの集まりからか、オケ愛も素晴らしい。 そのあたりは40頁に及ぶ分厚いパンフレットからも伺えます。(島田雅彦の特別寄稿があったのは驚きました) 演奏そのものはタコのスペシャリストと言ってもいい長田さん(このオケと30年ともに歩んできたタコオタの頭目)とオタク達ですから何も言うことありません。猛スピードで走り回る木管、重い響きの弦楽、バリバリ鳴らす金管と技術もさることながら皆さんの情熱が迸ります。毎回感銘を受けて帰ってます。 今回のハイライトは11番の最後に鳴る「鐘」。これをカリヨン4つ鳴らすという暴挙(笑)をやってしまうのも、アマオケならではの面白さ。おかげでカリヨンの音が消えていくまでの長い静寂を十分に堪能できました。 奏者と理解のあるお客様に感謝! お客様と言えば、タコ祭り(オールショスタコーヴィチプログラム)になると現れる、いかにもな得体のしれない人達が今回も気になりました。いつものコンサート好きな、あるいはオケ関係のメンバーとは違った雰囲気の連中です。ダスビのコンサートでは必ず見かけますので興味のある方は演奏だけでなく客席ウオッチングしてみても面白いかもしれませんw
2026年02月01日
コメント(0)
全5件 (5件中 1-5件目)
1

![]()
