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今日は生理2日目。「早めた生理は軽い」なんて昨日の日記には書いたけれど、今日になって、全然いつもと変わらぬ2日目。いつもよりもむしろ重いほど。それで今日は家で仕事をすることにした。ずっと懸案だった、様々な外部機関との調整や連絡を一気にまとめてやってしまおうと思い、午後3時ぐらいまでひたすらメールを書き続けた。そんなときに、X氏から一本のメールが。「I am leaving my office. Take care. X」これまで散々書かれてきた「I love you」だの「I miss you」だのの言葉が一切ないそっけないメール。これって、私が冷めたメールを送っていたから呼応してこうなってるんだろうか。それでちょっと実験してみたくなって、 今、ものすごくあなたが恋しい、あなたのことを考えると体が熱くなる、 あと10日で会えるけれど、それでも長い、というようなことを書いて送った。すると、それまでとは打って変わったような熱い感情的なメールが続けざまにきた。やはり、他人の自分に対する態度というのは、ある程度こちらの態度を反映したものだと考えてよいのだろう。彼には寂しい思いをさせたのかもしれないと思い、少し反省した。また、実験的な動機で書いた熱いメールだったが、それでもそこに書いた言葉は私自身の感情にも作用し、メールをやりとりするうちに、ちょっと前まで持っていた熱い気持ちが少し戻ってきた。言霊、という言葉があるが、本当に言葉には力があると思う。昔から呪いをかけるにも、願かけをするにも、言葉をとなえてきたが、それはそれなりの意味があるのだ。思うだけではやはり不十分で、口に出してそれを自分の耳で聞いたとき、外側の世界を経由したものとして体内に取り込まれて、言葉の威力が発揮されるのだろうと思う。「愛している」という言葉を言うことが夫婦や恋人にとって大事なのは、相手に対して伝えることが大事だというだけじゃなく、自分自身の気持ちも、言うことによって盛り上がり、確信を持てるようになるからだろう。惜しんではいけない。
2007.11.27
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ピルを飲み終えてから5日目の今日、生理がきた。医者からは、飲み終えてから3~5日目で大体くると言われていたので、予定どおりだ。普段はもっと生理痛がひどいのだが、今回は全く痛くない。量も少ない。早めると生理は軽くなるようだ。ところで、今日は夫の誕生日だった。ちゃんとしたお祝いは今度の週末にやることにしたが、今夜はシャンパンだけ開けた。一方、X氏に対しては、だんだんそっけないメールになってしまっているのがX氏にも伝わっているためか、彼からのメールも短く、おざなりな文章が増えた。「あと2週間もしないうちに会えるね。楽しみだ」と書いているものの、熱意が全く感じられない。私も「会えるのを楽しみにしている」と書くけれども、冷めつつあるのは明らかだ。会ったら再燃するんだろうか…。
2007.11.26
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私は今、短気になっているようで、ちょっとしたことでもイライラしてしまう。今朝のX氏からのメールには、「先日キリコが紹介してくれたJ.P.Hoganの本は近所の本屋では売っていなかった。 もしキリコが見つけたら、買っておいてくれないか。 12月の旅行のときには読んでみたいから」とあったのだが、日本で英語の本を見つけるより、アメリカで見つけるほうがずっと簡単だろうし、そもそも本屋になければ取り寄せてもらうなり、アマゾンで買うなりすればいいのだ、本当に読みたいなら。だけど、そう返事するのも憚られ(結局のところ共通の話題を持っていたいだけなのだろうから)、分かった、とだけ返事しておいた。なんだかX氏に対して無性に苛立つ。少し面倒臭いとも思っている。遠距離というのはやっぱり私には無理だったのだろうか…?
2007.11.25
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来月初旬~中旬のアジア出張と生理が重ならないように、3日前までピルを飲み続けていた。予定では今夜もしくは明日あたりから生理が始まるはず。1万5千円も出したんだから、ちゃんときてくれなきゃこまる。しかし、ピルを飲んでいても生理前のイライラがあるみたいだ。今朝、X氏からメールが来ていた。これまでに2度ぐらい、アジア出張の際の飛行機の座席について「本当に大丈夫なのか?」と確認のメールがきていたので、そのたびに、「あなたの座席は○○Aで、私の座席は○○Bだから大丈夫」と答えていたのだけど、またしても「座席は大丈夫なのか?」と聞いてきた。ついおとといに答えたばかりなのに、私からのメールを読んでないんだろうか?なんだか腹が立ってしまったけれど、何度同じことを言わせるのか、と書くのも大人げないと思い「これまでに何度か私の座席に関するメールを出したけれど、どうやらそのうちの何通かはサーバーの具合が悪くて届かなかったみたいね。座席は大丈夫だから心配しないで」と書いて送った。しかし、その後、やっぱり苛立ちを抑えられず、おととい送ったメールをFWで「このメールは届いてた?」と再度送った。すると、X氏からは、ちゃんとそのメールは受け取った、そのときはちょっとパニクってて忘れてしまったらしい、何度も同じことを言わせてごめん、と返事がきた。ああ、彼が痴呆ではなくてよかった、と思って安心していたのだが、その10時間ぐらい後、さきほど帰宅してメールをチェックすると、X氏から3通メールがきていた。最初のメールは、朝のやりとりがあった2時間後。「もう起きた?」という内容。は???その2時間前にメール出してるじゃん?!なんだか今日は全てがいらいらしてしまう。X氏、もしかしたら多少ボケてきてるとか…???
2007.11.24
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今日は一人きりの休日だ。夫は仕事に出かけてしまったので、今、私は一人で家にいる。これから眼鏡を作りに行こうかと思っているところだ。今使っている眼鏡は矯正度数が強くて、目の周りの筋肉が痙攣してしまうのだ。パイロットとかでなければ、両目で0.8見えれば十分だと医者に言われた。今の私の眼鏡は1.5見えるようにつくられている。見えすぎるのも悪、というわけだ。今日はアメリカもサンクスギビングデーで祝日。X氏からは庭の草取りや持ち帰った仕事を一日中していたけれども飽きてきたから映画にでも行こうかと思っている、というメールが来た。それで私も家にいるから、もしよかったらスカイプで話そうとメールをするとすぐに電話をかけてきてくれた。ずっとPCの前にいたようだった。今日も1時間ちょっと話したのだが、途中から回線の調子が悪くなり、途切れ途切れで最後のほうはほとんどまともに話ができなくなってしまった。やっぱり安定性ということでいえば、固定電話のほうがずーっと上だ。それでも、無料で国際電話ができる時代になったことを考えると、ほんとにこの20年ぐらいの世の中の変化ってすごいものだと思う。私たちはいくつか仕事上の打合せをし、彼の好きな音楽の話をし、タイの仏教文化とペニス信仰について話をし、そして飛行機の中ではどんな服を着るのかという話になったらやっぱりエロのほうにいってしまい、最後はテレフォンセックスで終わった。今日の私はどちらかというと「冷静モード」だった。この数ヶ月の自分の心の動きを振り返ってみると、無性にX氏が恋しくてどろどろに溶けて一体化してしまいたいと強く思うときもあれば、今日のようにとても冷静で、X氏とのことはやっぱり切り離されたアフェアだと割り切っているときもある。その一方で、X氏への想いがどうであろうと、夫に対してはずっと安定して変わらぬ愛情を持っている。普通、恋愛感情というのは一定期間を過ぎると冷めるのが相場だが、夫に対しては全く事情が違う。知り合って22年、結婚して丸8年が経過した現在でも、毎朝起きて夫の顔を見れば嬉しくなり、どんなことでも話したくなり、抱き合って眠るときには幸せを感じる。喧嘩しているとき以外は、毎日、毎日。どんなときでも。決してハンサムではないし、むしろ冴えない普通の中年男なんだけど、とにかく可愛い。彼と知り合えて、そして結婚できて本当によかったと思う。多分、私は夫のことは死ぬまで好きでいるだろう。X氏のことは、正直よく分からない。今みたいに「冷静モード」のときは大抵、こういうことを考えがちだ。夫への愛情を考え、それに対するX氏への愛情を考え、結果としてX氏のことはやっぱり愛してないんじゃないかと思ったりもする。愛している、なんて口では何と言おうと、夫ほどは愛していないことを感じている。しょせん肉欲が先立つ一時的な幻想だ、と。あと2週間でX氏と会う。今の私は、X氏と2週間弱も一緒にいることを少し面倒に思っている。
2007.11.23
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ベトナム語の勉強を始めてまだ数日だが、ものすごく面白い。空き時間や通勤電車の中ではずっとMP3プレーヤーで音を聞きながらテキストを読んでいる。そういえば、私は語学がものすごい得意というわけではないが、言葉そのものを勉強するのがとても好きだった。かつて大学で第二外国語として勉強したスペイン語もけっこうはまった。今は全然おぼえてないけど、当時はかなり熱心に勉強したような気がする。私はアナグラム、回文などの言葉遊びのほか、俳句や短歌なども好きだ。先日はろくに分かりもしないのに、新古今和歌集を買ってしまった。私が語学の勉強が好きというのと、回文や俳句を作るのが好き、ということの根っこは同じなんだろうと思う。ベトナム語のテキストというのは、まずは簡単なものからということで旅行のときに使えるフレーズを中心に、簡単な文法や単語リストがついたものだ。学術書ではないので、ベトナム語の文法がどのようなルールになっているのかを細かく説明するものではない。しかし、いろんなフレーズを見比べるうちに、その構造がおぼろげに分かってくる。この瞬間がとても面白い。多分、今が一番面白いときなんだろうと思っている。もっとやりこむと、単語は覚えられないわ例外的な用法は出てくるわでうんざりするんだろうから。あと2週間ちょっとでタイとベトナムに行く。このときまでに、簡単な日常会話ぐらいはできるようになりたいものだ。そしたらベトナム人の友人はビックリするだろうなあ。
2007.11.22
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今日は一日、外回りの仕事。今日行った場所はどこもかしこも坂だらけ、階段だらけ。その階段というのも、蹴上が高く踏み面が狭いという最低の階段。歩き詰めの一日だったもんだから、階段を半分ぐらいのぼったところで急に足がもつれ、転んでしまった。幸い、転げ落ちることはなかったので大事には至らなかったが、一緒にいた75歳ぐらいの人たちはぴんぴんしていたのに逆に心配され、本当に恥ずかしかった。私の肉体年齢は、ほんとに80歳ぐらいかもしれない…。今日たくさん歩いたせいで、せっかくよくなってきた腰がまた痛くなってきた。そして帰りの電車のなかでは、嫌いな上司と隣り合わせにすわり、たまっていた未解決事件の打合せをした。そのとき…上司の体中から滲み出る、死臭とさえ呼べるほどの加齢臭に倒れそうになった。胃が悪い臭いでもなく、歯槽膿漏や歯周病の臭いでもなく、そして脂の臭いでもない、あの独特の、人を落ち込ませる臭い。奥さんは注意しないんだろうか?もしくは毎日かいでいると慣れてしまって、分からなくなってしまうのだろうか?もうこれ以上話していられない、という限界まで達したとき、幸い彼の降りる駅が来た。助かった。私はときどき、この「細胞が死んでいくときのにおいのような加齢臭」を経験する。全ての人がこのにおいを発するわけではない。多分、極度にストレスを感じている人や、疲労が溜まっている人がこのにおいの元となる物質を体内でつくりやすいのだと思う。医学的根拠とかは全然分からないけど。この嫌いな上司からは4年ぐらい前からこのにおいがするようになってきた。そして、私はこれと同じにおいを、随分前にJ氏からもかいだことがある。たまたまJ氏の車に乗せてもらう機会があったのだが、車のドアを開けた途端、車内が「あのにおい」で充満していたのだ。…もしかしたら、このにおいは加齢臭などではなく、生物としての相性が私とは悪いことを知らせてくれるシグナルなのかもしれないな。人は異性を好きになるとき、においで判断するという実験結果もあったみたいだし。それでいえば、夫もX氏も私にとってはにおいがほとんどしない、もしくはにおいがあっても生理的に好きなにおいだ。
2007.11.21
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X氏とは相変わらず、一日数通のメールのやりとりをしている。最近は、彼が観たという映画の話や、私が好きな本の話が話題だった。私はハードSFと言われる種類の小説がわりと好きで、J.P.ホーガンの「未来からのホットライン」「仮想空間計画」「創世記機械」が好きだ、と書いたらX氏も突拍子もない宇宙モノはダメだけれども、科学的な理論に基づいたフィクションはとても好きだ、是非とも読んでみたい、という返事で、実際、またしてもめちゃめちゃにネットで調べまくったらしい。色々な人の評を読み、どうやらこれは自分の趣味にも合いそうだと思ったようで、なんと今日は本屋まで行ってみたが売っていなかったので、明日は別の本屋に行ってみると言っていた。これらの本を読んで、彼がどういう感想を持つのかがとても楽しみだ。ところで、私は昨日から、タイ語とベトナム語の勉強を始めた。12月に行くので、せめて挨拶ぐらいはできないと、と思ったからなのだが、語学というのは、始めてみるととても面白い。ある人が「新しい言語を勉強するときには、一つだけをやるのではなくて、いくつかを並行して勉強するほうが、ずっと上達が早い」と言っていたが、それを実験すべく、今回は同時に二つの言語を勉強することにした。あと3週間でどのぐらい上達するものだろうか?
2007.11.19
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今日は久しぶりに妹と二人でランチ。妹は私とは違って、とても計画的な人間なので、いざランチをするとなれば、事前にミシュランで評判のいい店を探し、ちゃんと予約をしておいてくれる。そうでないと、店が決まらなくてうろうろする、というのが我慢ならないらしい。私は全く逆で、食べる前から全部決められてるのはむしろ嫌で、その場で「何食べようか~」とうろうろするのが好きなんだけど、これまで出会ってきた人は、妹(実は姉もこちらのタイプだが)タイプが多く、従って、私はいつも彼ら・彼女らにお店を予約していただいている。申し訳ないと思いつつ、私がやるよりもやってもらうほうがずっといいチョイスなので、みんながハッピーなはず。妹がチョイスした店は、表参道から少し裏通りに入ったところにある、こじんまりした、だけれどもとてもちゃんとしたイタリアンの店だった。地下一階の比較的狭い店内にはわずか6つほどしかテーブルがなく、既に4つほどが、女性ばかりで埋まっていた。他の女性客たちは30代後半から50代ぐらいで、みなとても素敵な身なりをして、ハイソに見えて、なんだか私は気後れした。今日は寒かったので、ヘンな帽子をかぶってたし…(イタリア製だけど)。食事は前菜・パスタ・肉or魚のメイン料理・デザート・コーヒーで4000円弱。普段の私だったら、ぜーーーーーったいに食べないような素晴らしい料理。今となっては、私よりもずっと稼ぎのよい妹が全部ごちそうしてくれた。妹はとても泣き虫だった。小さい頃から、近所のガキ大将のような女の子にいじめられては、ほっぺたを真っ赤にして泣いて帰ってきた。小学校の高学年のとき、クラスの女の子全員から突然いじめられ、ほとんど登校拒否になり、そのときから「女性恐怖症」になったようだった。友達づきあいをするときには、必ず一定の距離を取り、心から信用することはなくなった。多分、彼女が本当に心を許しているのは、彼女のご主人と私だけだろうと思う。私と妹はとても仲が良く、10年ぐらい前、私が結婚するまでは4年ぐらい二人暮らしをしていた。妹は、自分にも厳しいが他人にも厳しい性格で、そんな頑ななところがどんな社会においても生きづらい理由になっていると自分でも分かっていて、苦労して手に入れた今の仕事もとても辛いとこぼしていた。妹も結婚して8年、子供が欲しいがなかなかできない、と言う。医者にも通っているが、どうやらストレスで妊娠しにくくなっていると言われているらしい。彼女は人が羨むような仕事と社会的地位を手に入れたけれども、なんだかとても辛そうだった。何かを手に入れれば幸せになれる、というのは幻想なんだろうと思う。というよりもむしろ、「何かを手に入れなければ幸せになれない」という思考回路を持つ人はどんな状況になっても決して幸せだと感じることができないんじゃないか、と思えてきた。だけど、こういう思考回路を持つ人でないと、ある目標に向かってがむしゃらに頑張るための馬力は持てないとも思う。今の私に足りないのは、この馬力だ。どんな状況になってもそこそこ幸せにやっていける適応力ではなく、何が何でも「何か」を手に入れよう、というgreedyな気持ち。あと3ヶ月ぐらいで、なんとかして思考回路を改変しなければ。
2007.11.19
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仕事が終わって暇だし、夫もまだ帰ってこないので、ちょっと妄想にふけろうと思う。テーマは「波乱万丈」だ。私のこれまでの人生は、「地味に波乱万丈」だったと言ってよいと思う。最近のエピソードは、何回もここには書いてきているが、夫が倒産して借金だけが残り、毎月毎月何かしらの督促状や電話がやってきて、なんとかやりすごすとか、どうしても生活費が足りなくて、私自身はとにかく空き時間に別の仕事を入れたりしてたのに夫は株で貯金を全部すったとか、私の求職活動はこれまでのところ全て失敗に終わっているとか、いきなり27歳も年上のアメリカ人の愛人ができるとか、書き出してみると、なんだかぱっとしないことばかりだけれど、日常生活にこうしたことが埋め込まれていると、けっこう気持ち的にはアップダウンがある。こうした私の日常生活が「地味に波乱万丈」だとすれば、「派手に波乱万丈」というのはどんな人生になるんだろうか?私の周囲にいる人のなかで最も波乱万丈な人生を送ってきた人を参考にすると、わずか18歳のときに単身で海外にわたり、男と出会って子供を産んだが、男は1億円もの借金を残したまま失踪。その後女性の方がビジネスで大成功を収め、なんなく借金を返したうえ、いくつもの不動産を運用するまでになった。そして超エリート男性と出会って再婚。うーん。なんて波乱万丈。「金」「男」「仕事」の3大要素のどれもが極端じゃなきゃ、「派手に波乱万丈」というわけにはいかないんだろうなあ。私はこれまで仕事は地味だし、お金は確かに苦しいけれども1億円までいかないし、男もだめんずなんだけど、暴力を振るうとかまではいかないし、そのどれもが、微妙に中途半端だったから「地味に波乱万丈」という印象だったのだ。これからの人生を思いっきり「派手に波乱万丈」な人生にするためには、「仕事」→何が何でも海外で就職「金」→今ある借金を全部踏み倒す、もしくは新たに事業を起こし1億円ぐらいをさらに借金する「男」→夫と離婚し、X氏と再婚?の全てを同時に進めなければいけない。…しまった。まもなく夫が帰宅するので、ここまででストップ。他にどんな形の「波乱万丈」があるのか、ちょっと考えてみようっと。
2007.11.17
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結局一歩も家を出ずに、一日が終わってしまった。だけど、ずっと心にのしかかっていた仕事をほぼ終えることができたので、とても満足。出来栄えもかなりいい。中身が、というか、見栄えが。作業をしながら、X氏とメールでやりとりをした。どうやら応援していたフットボールのチームが、最後の数秒で逆転勝利を果たしたらしく、ものすごい嬉しそうだった。それから先日私が行った英語での講演の様子がアップされているURLをX氏に教えたら早速見てくれたようで、それはそれはこっぱずかしくなるほどの褒めようだった。それから、どうして僕が君のことを好きになったのかを思い出させてくれる、と言っていた。あとは「You are so hot, hot, hot」とhotの連発。きっと聞いていた男はみんな「なんて彼女はhotなんだろう」と思っていたと思うよ、と書いてきていたが、どう考えてもそんなことはありえない。だけど、ここまで手放しに褒めてくれるなんて、ほんとありがたい。根拠がない褒め言葉ほど、力強く響くものはないのだ、と改めて感じた。本当に不可思議なことだけれども、X氏にとって私はまさにタイプだったのだろう。私にとってX氏が生理的に好きなタイプであるというのと同様に。つい一ヶ月ぐらい前までは、「つながりたいけど、愛しているかどうかは分からない」と自問自答していたけれども、私の中で気持ちが随分醸成されてきたように思える。今は、X氏を愛していると表現することにためらいがない。彼がまっすぐな感情をぶつけてきてくれるので、それに流されたという側面もあるようには思うけれども、それだけではなく、彼が上司Bとのトラブルのさなかにいたときに私は心から彼のことを心配し、なんとかしてあげたいと強く思ったのに気付いたからだ。また、このトラブルに対する彼の対処の仕方をとても好ましく思い、彼の人間性に尊敬の気持ちを覚えたというのも大きな要因。あと3週間弱でX氏と会う。前回会ってからこの2ヶ月の間に、私たちはなんと深いところまできてしまったのかと思う。こうした気持ちの変化が、顔を合わせることなく進行してしまったので、今度会ったときにどうお互いが思うのかが、興味深くもあり心配でもある。
2007.11.17
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今日は土曜日。夫が仕事に出かけた後、私はまたしても家にいて仕事をしている。昨日、不採用の通知を受けた後、逆にとても前向きになり、とにかく成果として残せるものをつくろうという意欲が湧いてきた。そんなわけで、この数時間はずっとPCに向かって作業をしている。今やっていることは、言ってみればこれまでにやってきたことの後始末だ。ここでちゃんとまとめた形にしておかないと、次に進めない。今見直してみると、意外に論理に穴があったり、足りない部分が目に付く。そうした一つ一つのバグを修正し、緻密に形にしていく作業はとても好きだ。できれば今日中にほぼ完成した形にしたいと考えている。昼前、X氏からいつものメールが入った。「今日はどんなことをするの?僕はこれから帰宅して、フットボールの試合をTVでみる。 君のことをいつも考えている。僕のことを考えてくれると嬉しい。I love you」それで、なぜか今日はめちゃめちゃ生産的に過ごしている、今日中に一つ大きな仕事を終わらせるつもりだ、と返事すると、不採用の結果に立ち向かうには、自分の力を伸ばすしかないし、キリコがそうした方向にいっていることはとてもいいことだ、という励ましの言葉をくれた。彼は今の私の心理状態をとてもよく分かってくれている。それからもう一つありがたかったのは、実家の両親に不採用の結果を伝えたとき、思ったよりも両親は冷静に受け止めていたことだ。同じ業界にいたからというのもあるが、内情をよく分かっていて、へんに大騒ぎしたりがっかりしたりしなかったというのがありがたかった。また、今後の方針などについてもいいアドバイスをくれた。私は10代の頃から、随分と親には反抗もしたし、社会人になって以降は年に一度実家に帰るか帰らないかという不義理の娘だった。しかし、ここ数年、親の気持ちがとてもよく分かるようになり、親のことを心から尊敬し、彼らの言葉には素直に耳を傾けることができるようになった。早く安心させてあげたいものだ。さて、作業に戻ろう。
2007.11.17
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↓の日記を書いた後、X氏と30分ぐらい電話で話した。電話を切る間際、「僕もこれから寝るまで少し仕事するから、キリコもがんばれ」と励まされ、ちょっとは生産的なことをしようと思い立ち、着替えて出かけようとしたところ、一本の電話が入った。10月の半ばに受けていた人事面接の結果だった。結果は不採用。まあ、ほぼ分かっていたことだったので全くショックではなく、むしろ、やっぱりなーという感じだった。ここが本命だったので、ようやく何かが吹っ切れたような気がする。私はもうどこへ行こうと何をしようと自由だと思えば、この不採用通知はむしろgood newsだ。そして近所のカフェに行き、仕事をする前に、X氏にも面接結果を伝えた。するとすぐに返事がきた。「僕じゃなくとも、とにかく今は我慢して耐えろ、今やっていることは必ず結果がついてくるだろうから、と言うだろうけれど、本当にそうだと思う。今、僕と一緒にやっているプロジェクトがキリコにとって面白いものであり、同時に将来のためにもなるといいと心から思っている。I love you very much」他にもいろいろ書いてあったが、まあ、こんなような励ましのメールだった。とにもかくにも成果を出すしかないんだよなー。そう思い返し、カフェではその後2時間ぐらいにわたって、集中して一つの仕事をやり終え、そしてもう一つの仕事を半分ぐらい終えることができた。昼ぐらいには全然やる気が出なかったけれども、なんとか生産的なことができて満足だ。私にはもう、安定した人生は望めないのだろうか?ほんの半年先の自分の生活が全く想像つかない。10年先なんて全く闇の中だ。これまではやはりどこかで東京、もしくは地縁のある限られた海外での生活を求めてきたがこうなったからには、もうどこに行ってもいい、という気分になってきた。どこに住みたいか、というのを一番の目的にして仕事を考えよう。うん、そうしよう。住みたいのは、気候が穏やかな場所だ。それで歩いていて楽しい街がいい。できれば田舎よりも都市がいい。ヨーロッパだったらスペインとかかなー。環太平洋地域なら、どこでもいいかも。でも、都市的な生活ができる場所、と考えるとやっぱりシドニーとかオークランドとかが快適かもしれない。あとはやっぱりハワイ。とにかく、しばらくは妄想にふけることにしよう…。そうでないと、次に進む元気が出ない。
2007.11.16
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先日、いくつかの締切をなんとかこなした後、気が抜けたせいか、もしくはピルを飲み始めたせいかは分からないが、多少鬱気味。どこにもでかける気がしないし、生産的なことをやる気も起きない。やらなきゃいけないことはまだまだたくさんあるのだけれど、そういった数々のことを思い描くだけで、うんざりしてしまう。X氏からは朝に「今日はどんなことをするの?」とメールをもらったので、テンションの低いメールを送り返したら、「リフレッシュのために、30分ぐらいでもスカイプで話すのはどう? それでその後はお互い仕事に戻ればいい。 もしくは、ノートPCを持っていつものカフェに行って仕事をしたら? それで、そのカフェでどんなことをしているのか、僕にメールをくれる? こういったことは一つのアイディアだけど、もしよかったら」というような返事が来た。私はカフェで仕事をするとはかどる、というようなことを以前X氏に言ったのを覚えていてくれているのだろう。ちゃんと着替えて、カフェに行くか…。最低、一つでも将来のためになることをやった、という事実があれば多少は気がふさぐのも和らぐだろう。
2007.11.16
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今日は夫の仕事も休みだったために、2人で家にいた。午後に、生命保険会社の営業担当に来てもらい、毎月の支払額を抑えるための契約変更について話し合った。その後、私は近所の図書館へ行き、明日のための準備を2時間ほど集中してやった。そして夫とともに駅まで出かけ、本を買った。途中、どうしてもケンタッキーのフライドチキンが食べたくなり、予定外にそこで夕食を済ませてしまった。先週末から今日までほぼずっと家にいたせいか、すっかり出不精になってしまった。明日は朝早くから仕事に行かなければいけない。電車に乗るのが億劫だ。私は電車が大嫌いだ。できることならば、電車に乗らない生活にしたい。そして朝起きるのも嫌いだ。できることならば、午後に起き出して、朝方に寝る生活にしたい。こんなことが許されるのは、作家とかプログラマーとか限られた職業の人たちだけだろう。私はなんとかしてそういう職業になりたいと思い続け、ほぼそれに近づいているが、それでも時々は朝早く行かなければいけない。なんとかして完全に日夜逆転した生活にしたいものだ。そんな夢物語はさておき、実際の夢の話。昨夜、またしても夫が寝ている私に「今、何の夢を見てたの?ねえ、何見てたの?」としつこく聞いたところ、なんと私は全部英語で答えたらしい。夫は英語が苦手なうえ、寝ぼけていた私の英語も相当めちゃめちゃだったらしく、夫はsomething, respect, exploreなどの単語を聞き取れただけだったようだ。夫に日本語で聞かれて、英語で答えるって一体どうなってんだか…。いよいよ夢をコントロールすることは不可能に思えてきた。もう、寝ている私に何の夢を見ているのかなんて、まじで聞かないで欲しい。再三、夫には「私の安眠を妨げるな!」と言っているのだが、昨夜私が英語で答えたのが相当面白かったらしく、ますますエスカレートしそうな雰囲気。「だってキリコにとっても、『知られざる自分』を見れて面白いだろ?」と夫。そりゃ確かにそうなんだけど、自分が知らない自分を知りたいと思うよりも、夫に知られたくない自分を、隠しておきたいんだよお~。困った…。ばれるときは夢だな、こりゃ…。
2007.11.14
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明日締切の原稿が一つ終わった。とにかくこなした。あともう一つ。
2007.11.13
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今日も私は引きこもりの一日。朝起きると、X氏からメールが来ていた。今日(というかアメリカは月曜だけれど)は祝日なので一日家で仕事をしていた、夕方、近所のデリに行ってレバーソーセージのサンドイッチとピクルスを食べた、君はあんまりおいしそうだとは思わないだろうけれども、僕はこれが大好物だ、これから少しまた仕事をしようと思う。それで、私も今日は一日家で仕事をしている、とメールした。それから、実は私もレバーもピクルスも好きだということを書いた。X氏は日本人に対して何か偏った印象を持っているような感じがする。これまでに出会った日本人は、レバーもピクルスも好きじゃなかったのだろうか。するとすぐにX氏からメールがきた。ほんの少しでいいからスカイプで話せないか、pleeeeeeeze。こういうところがX氏の可愛いところだ。それで仕事の手を休めて1時間ちょっと話をしたのだった。今回の話題はほぼ12月の旅行に関して。とはいえ、仕事についてじゃなくて、ホテルでの朝ごはんはどうするか、とか水着は持っていったほうがいいのか、とか、まるっきりバケーション気分。洋服について話が及んだとき、ホテルの部屋では、薄くて柔らかい生地の乳首が透けて見えるようなシャツに、ラップスカートを毛が見えるほどずらして着て欲しい、そしたらあんなことして、こんなことして…みたいな話になり、ふと気付くと、X氏の息が少し荒く、何かが定期的にこすれるような音が聞こえた。もしや、自分で触ってる?と聞くと、実はそうなんだ、気にする?とX氏。そんなこんなで、またしてもテレフォンセックスに突入した。私は電話の声だけではやっぱり無理だったけど、X氏はちゃんとイケたようだった。そしてまた途中から、彼の犬たちがぎゃんぎゃん泣き喚き、X氏が荒い息の途中で犬に「黙れ」と言っているのが笑えた。多分、犬たちは普段と違うX氏の様子にびっくりしたんだろう。その後、私たちは普通に1時間ぐらいにわたって話をした。1時間も話すなんて驚きだ。昔は確かに長電話をよくしたけれども、最近はほとんどしない。するとしても、よっぽど仲の良い女友達とするぐらいだ。とはいっても、X氏とはあまり得意でない英語で話すので、日本語で話すよりはずっと話の密度は薄い。だけど、逆にもってまわった言い回しとかができないので、ものすごくストレートに核心だけを伝えることができるのでかえっていいかもしれないとも思っている。昨日の日記に書いたとおり、"love you"と"I love you"の違いについてX氏は明らかに英語を喋る人なら、そして特にアメリカ人ならこの違いは明確に持っている、と言った。「キリコは僕がloveという言葉を使うことにためらいを感じていると いうのに気付いていたと思うけれども、今は本当にこう言うことが 自分にとっては心地よくて自然だ。だから何度でも言わせてくれ。 I love you」なんだか、私たちは違うステージに突入してしまったようだ。私自身も彼と話すことはとても心地よく、そして多分長時間一緒にいても疲れることはなく、彼のことをもっと知りたいと思い、そして自分たち自身のことだけじゃなくて社会的な事柄などについても語り合いたいと強く思っている。だけど、この愛は、決して結婚という形を取ることはない。…決して、ということはないかもしれないけれど、私が夫から離れることはほぼ今の状態では考えられないし、もし夫と離婚してもX氏とは結婚しないだろう。なぜかといえば、X氏はパイプカットをしていて子供ができない体だからだ。私にとって結婚とは、子供をつくって育てるためのものでもある。子供をつくってともに育てるのでなければ、わざわざ結婚する意味がどこにあろう?単に会ってセックスして話をするぐらいだったら、婚外関係で十分だ。そう考えると、セックスすらしない夫と婚姻関係を続けている今の状態は私の考えと矛盾しているのではないか、と思い至るが、この点では全くそのとおりである。だけど、彼の子供を産みたいと思っている、という気持ちを考えれば今の結婚生活は私にとって妥当なものだ。これで彼の子供を全く産みたくないと思ったら…、いや、それどころか、子供を一生持たないと決めたなら…、夫と結婚生活を続ける意味はなくなるだろう。このとき、私はX氏と一緒になる決意をするだろうか?もしX氏が死んでいなければ、の話だが。
2007.11.13
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私は自由業みたいなものなので、水曜日と木曜日の締切のためにそれまでは家に引きこもって仕事をすることにした。高いレベルのものは到底望めない状態だけれど、せめて形だけは整えないとまずい…。それすらも今は大丈夫かどうか、という状況だ。今回の仕事はどうしてもモチベーションが上がらない。だから、気持ち的にはほんとに「こなす」感じ。いけないのは分かっているけれども仕方ない。ところで今朝、X氏からメールが来た。一人きりなので退屈しないように、昨夜は一人で映画を見に行った、などの近況報告があった後、ものすごくシリアスな愛の告白の言葉が連ねられていた。I know that our relationship is growing even though we are far apart.I can feel my attachment to you getting stronger by the day.I have been hesitating to say something to you, because it's so important. But I'm ready now to say it. I love you, Kiriko. This means that I feel something for you that goes way beyond physical lust,or even the love of what you do for my life. My love for you makes me want to do things for you,and makes me want only good things to happen to you.Can you understand what I'm trying to say?これまで、彼はメールの文中に「Take care, love you」などのように、「love you」という言葉は多用していたし、文章の最後に「with much love」とか「your lover」などのように書くことも多かった。なのに、「I love you」というのは、彼にとってはるかに特別なことだったらしい。「ready」な状態にならなければ、言うことができないぐらいのものなのだから。言われてみれば、確かにこれまで彼が「I love you」と書いてきたことはなかった。一方、私は「love you」も「loving you」も「I love you」もたいして変わらないと思い、時々、メールの最後に、「I love you, really」などのように書いてきた。私がこう書くことで、彼は「I love you」と言うように強いられたと感じたとしたらものすごく申し訳ない…。今回の文章を読んで、これまで彼は私を気持ちよくさせてくれるような言葉をたくさん与えてきてくれたけれども、自分が嘘をついているような気分にはなりたくないから、あえて「I love you」とまでは言わなかったんだ、ということが分かった。そのことは、彼が自分の放つ言葉に対してある種の誠実さを保っていることを示している。私はこのことをとても嬉しく思い、そしてさらに彼に対する信頼感を深めている。一方で、夫もなぜか私に「愛している」と言いたい時期らしく、今朝早く、まだ寝ている私に「ものすごく愛している」と言って、ぎゅーっと抱きしめてきた。一体どうしたというのだろう。もしかしたら、先日の「お別れする」という夢以来、不安になっているのかもしれない。私は夫のこともX氏のことも心から愛している。この愛の種類は全く違うものだけれど、どちらに対してもある種の責任感を感じている点では共通していて、単なる恋とは違う、と言い切ることができる。そしてもう一つ共通しているのは、私自身が彼らに対しては「誠実」でなければいけない、と感じていることだ。この場合の「誠実」とは、言動一致していることを言う。一瞬の快楽のために、その場しのぎの言葉を彼らに言うことは許されない。夫のことはとても愛しているので「私もすごく愛している」と言う。X氏のこともとても愛しているので「I love you」と言う。だけど、「あなただけを愛している」とは言えない。どちらに対しても。愛するのは一人だけでなければ「誠実」であるとは言えないのだろうか…?
2007.11.12
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昨日ぐらいから、私はなぜかX氏への想いを募らせている。理由は分からない。もしかしたら、過去の日記を読み返してみれば、生理など体調との関係や、仕事の忙しさとの関係など、何かしらの関連性を見出せるのかもしれないけれども、わざわざそんなことを追求しても仕方ないので、今はやらず、ひたすら切ない想いに身をまかせている。もしかしたら、X氏の盛り上がりが私に影響を与えているのかもしれないが。X氏の奥さんの連れ子が出産した。その連れ子はシングルマザーで職もない状態で産んだ。家を勘当されて出ているのだが、X氏の奥さんにとっては唯一の娘なので、さすがに心配らしく、産後の手伝いに3週間ほど娘のところに行ってしまった。そんなわけで、X氏は当面一人暮らしをすることになった。一人の時間が増えたせいか、メールの頻度もトーンも上がった。私が送るメールに対しても丁寧に返事をくれる。昨日送った絶滅言語や人間の二面性についてのメールに対しても、示唆に富んだ返事をしてくれた。ただ、後者については「何か大変なことが起こったんだね。これはメールじゃなくて、 会ったときに直接話したほうがいいんじゃない?」と書いてくれた。X氏はネガティブなことはメールでは書かないことにしているようだ。文字にすると思考に枠を与えてしまい、また、その思念を定着させてしまう、ということを、よく分かっているからだろうと思う。こういうところに、彼のさりげない配慮と優しさを感じるのだ。彼のことを知れば知るほど、好きになっていく。私は、顕在意識では夫とX氏との位相を分けていて、夫と離婚することは全く考えていないのだけれども、潜在意識ではそうではないらしいことが分かった。私が寝ているとき、夫は必ず「今、どんな夢をみてるの?」としつこく聞く。毎回、思ってもみない答えが返ってきて面白いらしいのだ。それで昨夜も、先に寝た私に対して夫が聞いてきたとき、私は「私は一人でアメリカに行って、あなたとはお別れする。彼が待ってるから」と答えたらしいのだ。「彼って?」と夫が聞くと「X氏」と答えたらしい…。恐ろしい。幸い、夫はX氏と私の仲を疑っておらず、それよりも夫と別れる、と私が言ったことにショックを受けていたが、私もそんな夢を見ていたなどとは、それこそ夢にも思わなかった。朝起きて夫に言われて初めて知ったのだ。恐ろしい。だけど夢なんてコントロールできないしなー。
2007.11.10
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ところで、昨夜寝る前にちょっとGoogle earthで遊んでいるときにふと思いついて、私の家にピンを立ててX氏に画像を送った。Google earth専用のファイル形式なので、これを開くと自動的にGoogle earthが立ち上がり、私の家に飛んでいくようになっている。すると彼も自分の家の画像を送ってきてくれた。「I am standing at the window, looking up to you」という言葉とともに。彼の住んでいるところの衛星画像はとても解像度が高くて、かなり拡大してみることができる。ウッドデッキでくつろいでいるX氏が見えるんじゃないかと思うほどだ。このほかに昨日は、X氏から絶滅しつつある言語についての話題がメールにあった。それで、私も言語の社会的側面に興味がある、また、私たちのように母国語が違う者同士がコミュニケーションをとる上でどのように言語が使われるのか、や英語のように世界中に普及する言語と、そうではなく絶滅する言語を決定する要因は何か、などについても興味がある、というようなことのほか、昨日日記に書いたようなこと(人間の権力欲や二面性などについて)を少し書いて返信したら「キリコはとても興味深くて、真面目な質問をしてくれたから、 もう少し時間が欲しい。ちゃんと返事を書くから」と返事が来た。結局今日はそれ以降メールがなかった。どういう返事が来るのか楽しみだ。
2007.11.09
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今日は職場には行かず、少し寝坊を楽しんでから、病院へ行った。まずはネットで調べた近所の整形外科。11時頃に行ってみると、待合室には平均年齢70歳ぐらいの高齢者ばかりが20人程度もいて、椅子が足りない状態。「待ち時間は1時間半~2時間です」と受付には札が。一瞬ひるんだが、今日診てもらわなければだめだと思い返し、受付した。一時間ほど経ったときに、X線写真を撮影した。そしてその後さらに一時間ほど待ってからようやく順番がまわってきた。幸いヘルニアなどではなく、単に炎症を起こしているだけだとのこと。第四番目と第五番目の腰椎の間が少し狭いので、そこが痛むのではないかと比較的若くてちょっとハンサムな医者が言っていた。自分の体の内部を見る機会はなかなかない。X線写真で、骨がきちんと美しく並んでいるのを見てちょっと感激した。よくぞ37年間も体を支えてきてくれたなあ、と。しかし、X線写真のなかに、まるで霞のようなものがところどころ見えるのが気になった。それで、「すみません、好奇心でお聞きするのですが、これ、何ですか?」と聞くと、「ああ、これは『おなら』ですよ」「はあ…こんなに溜まってるんですか。まるで風船ですね」「いやいや、まだ少ない方です。もっと多い方もたくさんいますよ」もっと若かったら、ハンサムな医者にこんなことを言われたら恥ずかしく思うかもしれないが、幸か不幸か、そんな恥じらいはとっくの昔になくなっているので、ひたすら面白がってみてしまった。そしてコルセットをもらい、まるでマリー・アントワネットのようにぐいっと締めて病院を出ると、随分楽になったのを感じた。ちなみに、こういう炎症の場合には、マッサージは逆効果のようだ。さて、家に帰り、うどんを作って食べているときに、来月のX氏との東南アジア旅行が、ちょうど生理とぶつかることに気付いた。このままだとまるっきりかぶってしまうのだ。X氏とのセックスに支障が出る、というよりも、移動が多いうえに、どういうトイレ事情かも分からないというのが心配。そこで、ピルを処方してもらって生理をずらすことを思いついた。そしてまたネットで近所の婦人科病院を調べ、電話をかけてみると処方してくれるようなので、食事を早々に済ませ、その病院へ。今度の病院はおばあちゃん先生が一人でやっている、こじんまりした婦人科の医院。待合室には全然人がいないのに、前の人が長引いているのか40分ほども待たされ、ようやく順番がまわってきた。事情を話し、中用量の薬を処方してもらって生理を早めることにした。話はすぐに終わったのだが、その先生がとても話好きの人で、「あなた、今37歳よね。子供ほしいなら早く産んだほうがいいわよ。 お産も大変になるし、ダウン症の確率も高くなるから」と言われた。早く産んだほうがいいのは、十分分かってるんだけどね。だけど、セックスしなけりゃ子供はできないし。しかも夫も私もまともに職がない今の状況では、とても産めないし。なんて、産まない言い訳はいくらでもできるのだ。出来ちゃえば、産むことを目指してちゃんとやれるんだろうけれど…。それから、婦人科に行くと、まず問診票を書かされる。そこには、必ず初潮を迎えた年齢や結婚した年齢、妊娠・出産・中絶の有無、喫煙・飲酒の習慣などを書く欄がある。これを書くたび、私はいつも苦い思いを味わう。24歳のときの中絶を思い出さなければいけないからだ。とても辛い体験だった。13年経った今でも罪の意識から逃れることができない。一つの生命を粗末にした自分には、もう産む権利などないのかもしれないと思ってしまう。一方で、やはりあのときは産むことなどできなかったとも思うし、もし産んでいたとしたら、今頃は大変な人生になっていたとも思う。…いや、今よりは大変じゃないかも?!まあ、過ぎてしまったことについて「もしあのとき…」などと考えても全く無意味なので、これ以上は考えるのをやめるけれども、ほんとに産むならば、あと1~2年のうちには産みたいとは思う。そして産むならば、やはり夫の子供を産みたいのだ。誰の子供でもいいわけではない。子供のことを考えるとき、私の気持ちはときどき揺れる。誰の子供でもいいではないか、という思いと、いや、やはり心から愛している夫の子供でないとだめだ、という思い。13年前に中絶することに全く躊躇しなかった最大の理由は、その子供の父である男を、私は全然愛していない、ということに気付いたからだ。彼の子供を産みたいとは思わなかったし、彼と家族になりたいとも思わなかった。だから、産むならば本当に愛している男の子供を産みたいとずっと思い、今の夫の子供ならば産みたいと思ったからこそ結婚したのだ。それでも、セックスレスで失業中の今の状態を考えると、夫の子供を今産むことはほとんど不可能。じゃあ、「夫の子供を産む」ではなくて、「子供を産む」ということだけを切り離すことができるのか、と考えると、かつては全く考えられなかったけれども、今は時々「それもありじゃないか」と思う自分がいる。ああ。ほんとにどうしたらいいんだろう。この問題を考えるたびに、私は思考停止に陥る。そして時間だけがどんどん過ぎていくのだ。タイムリミットはもうすぐそこまで来ているというのに。
2007.11.09
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今日もまだ腰痛が続いている。昨夜は横向きに丸くなって寝て、なんとか眠ることができた。今朝起きたときには、ちょっとよくなったように思えたが、通勤途中からやはり激痛が走るようになった。オフィスについたころには、すっかり疲弊。だめだ…。仕事中、X氏から携帯にメールが入った。「腰は大丈夫?僕がそばにいれば丹念にマッサージをしてあげられるのに。 早く良くなるように祈ってるよ」返事ができない状態だったので、しばらくほっておいたら、またメールがきた。「腰のマッサージだけじゃなくて、もっと下のほうもマッサージしたい」このときもまた返事ができない状態だったので、ほっておいたら、しばらくして今度は真面目な内容のメールがきた。「僕は今日はこんな仕事をして充実した一日だった。 あとちょうど一ヶ月で会えるね。あとちょっと。楽しみ」ランチの後、メールをしたらすぐに返事がきた。どうやら今夜は奥さんがいないらしい。2~3通、メールのやりとりをしているうちに、彼の就寝時間がやってきた。「今夜はキリコのことを考えながら眠れるなんて素晴らしい夜だ。 馬鹿みたいにきこえるかもしれないけど、本当にそう思っている。 君はなんてすごい力を持っているんだろう」今みたいに弱っているときに、こういう言葉をもらうとこんな私でも誰かに楽しみを与えてあげられているのかなと、少し救われた気持ちになる。私もまた、X氏に支えられている。最近、人の虚栄心や表裏、政治的な駆け引きなどの側面に触れることが多かった。裏があること自体は全く悪いとは思わないし、虚栄心や権力欲を否定するつもりもない。しかし、私自身は生きる喜びをそこに置きたくはない。私は、自分が思っていたよりもずっと、はるかにずっと、そういうものをとても軽蔑するタイプなのだ、とつくづく感じた。今まであまり意識しなかったのだが、今になって思い返すと、なぜ私が夫をとても好きなのかがよく分かるのだ。そしてそれと同じ理由で、私はX氏のことが好きなのだと気付いた。単にセックスだけじゃない。夫もX氏も、自分が興味を持った事柄を、純粋に自分の好奇心を満たすためだけに時間と労力を費やして追求するタイプだ。時々、本を読むのが好きと言いつつも、「自分は、こんな本を読んでいる」と他人に自慢するためだけに読む人がいるが、夫もX氏も知りたいから読む。そして行動基準は常に自分が面白いと思うかどうか、のみであり、そこに他人の評価や、他人との競争という要素は全く入らない。こういうタイプは実はとても少ないのだと思う。特に男性は。そして私自身も、どちらかと言えばこのタイプだ。常に「競争」から離れた場所に身をおいてしまう。面白いと思えば、ひたすらにそればかりやってしまう。恋愛においては、駆け引きめいたことは全くしたくない。仕事においても、裏を読んで行動することはできない。疲れるから。以前の職場でも今の職場でも、なんだか自分をとりまくいろんなものに振り回されているが、そういう状態はものすごくいやだ。…やっぱり夢は自営業だな。夫も私と同様、そういうことが嫌だしできないタイプなので、自営業の道を選んだ。X氏も政治的な駆け引きができないタイプなものだから、directorの道を選ばず、独立して仕事ができる立場を築いてきたようだ。こういうタイプは金持ちにはなれない。間違いない。
2007.11.08
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激務に追われている。あらゆるものが終わらない。こんなに時間がない理由の一つは、通勤時間が長いからだ。往復4時間。これだけあれば、仕事の一つや二つは片付けられる。仕事が終わらないストレスに加え、今朝から腰痛がひどい。腰痛なんてものじゃない。もうヘルニアじゃないか、と思うぐらいの痛み。歩くのが辛い。座っているだけでも痛い。私はもともと腰が弱く、25歳のときにはぎっくり腰をやっているので、ちょっと無理な姿勢が続けば腰にくるのだけれど、今くるのはちょっとまずい。そのうえ、就職についても相変わらず不透明。もう踏んだり蹴ったりの一日だった。なんだかみじめな気持ちになっていたときに、たまたまTVで槙原敬之が「世界に一つだけの花」を歌っていた。私はこの曲の歌詞が説教臭くて嫌いだと思っていたのに、なぜか聞いているうちに、泣けてきた。うわ~、こんな歌に涙するってどうよ?と自分をおぞましく思いながらも泣くのを止められなかった。せめて腰痛さえ治ればな~…。やっぱり健康第一だ。金はなくとも。
2007.11.07
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それから、今日いきなりX氏から「Where are you?」という件名のメールが来た。本文は、「しばらくメールが来ないから心配している。大丈夫なのか?」という短い内容。むむむ?昨日2通送ったはずなんだけどなー。見てないのかなあ。まさか、昨夜から今日の昼まで12時間ぐらい間が空いただけで、「for a while」だと感じるぐらい、ある種のメール中毒になっているんだろうか。よく分かんないけど、X氏のメールの文面から不安に思っている感じが伝わってきたので、「今、家にいる。これから出かけるけど、全て順調だし健康も問題なし。 どうぞ心配しないでね。昨日2通メール送ったんだけど届いてる?」とメールしたら、「無事でよかった!昨日は1通もメールを受け取らなかったよ」との返事。どうやら私か向こうのメールサーバーのどちらかがおかしくなっているようだ。可能性としてはこちらのメールサーバーがおかしい可能性の方が高い。私が無事だったこと、もしくは無視したのではなかったことが分かってX氏は気分がよくなったのか、「今、大雨の中帰宅したところで、ずぶぬれになってしまった。 ballsまでびっしょりだ」とお得意の下ネタが飛び出してきた。現金な人だ。
2007.11.06
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一週間ぐらい前にFくんから「また会えますか」というメールが来ていたが放置していたところ、昨夜、またメールが来た。「先週メールを送ったのですがみてくれていますか? 来週は比較的時間が取れそうなので、会えませんか」という内容だった。ちょっと考えて「ごめんなさい。仕事が忙しい上に、やっぱり私は Fくんとはああいう形では会えないと思ったので 以前のような距離感に戻してもらえると嬉しいです」と返事をしたら、「了解です、頑張ってください」とひと言だけ返事がきた。これでまた私たちは一年に一度ぐらいランチをする元彼、元彼女の関係に戻る。
2007.11.06
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今、私はとても不安定な立場にある。来年からの仕事がどうなるのか分からないからだ。通常一年のうちのこの時期は、次年度以降の計画がそろそろ話に出てくるのだが、私は受けますとも受けませんとも言えず、非常に曖昧な態度をとらざるを得ない。それはとてもストレスフルだ。しかし、一方で今の私はとても自由だと感じている。どこへ行ってもいいし、何をしてもいいのだ。これまでは無意識に日本に住み続けることを前提に考えていたが、世界中どこでもいいのだと思ったとたん、急に気持ちが楽になった。もし日本を離れることになったら、私はこれまでの10年以上にわたって積み重ねてきた、数少ない人脈やわずかな経験のほとんどを捨てなければいけなくなるだろう。だけど、今持っているものを手放さなければ新たに何かを手に入れることはできない、と思う。将来が全然見えないので、不安であることは間違いないけれども、それよりも期待のほうが大きい。一体何があるんだろうか、と。ところで、今日ちょっとショックなことがあった。ずっと大事にしてきた携帯のストラップについていたローズクオーツがいきなり真っ二つに割れてしまった。いわゆる「パワーストーン」なのだが、これが割れたということは、もう役目を果たした、ということなんだろうか…。ということにしておこう。
2007.11.05
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今日は夫も休みだったので、昼過ぎから二人で神田の古本屋巡りをした。夫は今、小説を書いていて、その資料として朱印船の本が欲しいらしい。私は私で、12月に行くタイとベトナムの地図やガイドブック、都市計画図など、それも昔のものから現在販売されているものまで一通り買って比べたいと思っていて、分野が全然違うものだから、それぞれが見たい本が置いてある古本屋を一軒一軒ゆっくり見て回った。夫はいくつか本を見つけて満足だったようだが、私は結局見つけられなかった。それでも九段下からずーっと神保町を抜けて神田まで歩いていくのは、とても楽しかった。途中、自分でつくったフィギュアをつかった立体ボードゲーム(?)の店の前を通りかかり、目を奪われた夫にすかさず店員が話しかけ、結局夫は店内に引き寄せられていった。仕方なく私も店内に入ったが、そこには夫のようなマニア然とした若者~中年男性が5~6人、ゲームに興じていた…。「僕さ、ほんとはこういう場面で『こうしよう、ああしよう』と先導したいんだよね~」「毎週ここに来れば仲間ができるんじゃない?うん、友達つくったほうがいいよ」「いや、僕はおまえと対戦したいんだよ~~~」「……」(あたしゃー、全然やりたかない)そして最後は八重洲ブックセンターまで行き、いくつか本を買った後、すぐ近くにあった北海道物産店で、ビールとスープカレーと鮭いくら丼とジンギスカンチャーハン、デザートにコーヒーとゴーダチーズのケーキを頼んで、がつがつ食べた。おいしかった!特にジンギスカンチャーハンが絶品だった。帰りがけに、ロールケーキなども買った。今日一日を振り返ると、本屋に行ってご飯を食べただけなんだけど、なんだかとても楽しかった。よく歩いたし。夫のことはやっぱりとても好きなのだ。一緒に歩いているだけで心の底から温かいものが溢れてきて特に何もなくても楽しくてついにこにこ笑ってしまう。結婚して9年が経過しようとしている今でも、夫と結婚したことは正解だったと思っている。それでも、私は一人に愛を絞れないのだ。そもそも一体誰が愛は排他的なものだと決めたのだろう?これまでに何度も考えてきたことだけれども、排他的な愛を前提とする、愛と結婚、そしてセックスの結びつきを標榜する近代社会が生み出した家族制度にいかに私たちは深くとらわれていることか、と思う。こんな考え方はたかだか100年ぐらいしか続いていないのに。
2007.11.04
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なんだかこの一週間、とても疲れてしまったようで、今日はとても怠惰な一日を過ごしている。午前中、夫が仕事に行くのをベッドから見送った後、10時半ごろベッドからようやく起きてPCを立上げ、メールをチェックすると、X氏からメールが入っていた。今日は少し遅くまでオフィスにいるので、もし時間が合うようならば声が聞きたい、とのこと。それでスカイプをオンラインにし、もし都合がよいようなら電話して、とメールするとすぐに電話がかかってきた。ちょうどX氏は敵対している上司であるBと打合せを終えたばかりだとのことで、「大丈夫だった?」と聞くと、「大丈夫、何もなかった」と言うので、「ミーティングで何もなかった、というのは良かったの?悪かったの?」と笑って聞くと「間違いなく、良かったということだ」と割と上機嫌だった。今日の電話では12月の旅行のことが話題の中心で、結局1時間半ほど話して電話を切った。電話の後は、昨夜の残りのグラタンをオーブンで焼き、昼ごはんを食べた。本当ならば、仕事をしなければいけないのだけれど、どうしてもやる気になれない。それでほんの少し昼寝をしたら、X氏の夢を見た。私は高校生ぐらいの学生で、クラスの皆とプールでリレー競争をしており、X氏はその学校の先生だった、という夢だった。X氏の夢を見るのはとても珍しい。ちょっと温かい気持ちになって、今ようやく起きたところだ。仕事をしなければいけないのだけれど、やる気が出ない一つの理由に、転職希望先から、書類を受け取ったとの通知すら来ないことだ。二日前にメールで送ったのだけれど、本当ならば郵送すべきものなのだ。だけど、締切ぎりぎりだったのと、海外だったので郵送せずにまずzipファイルで送り、もし必要ならば郵送でも送るので知らせて欲しい、とメールに書いた。それなのに何も、本当にうんともすんとも知らせがないのだ。これがとても心配。もしこの書類審査が通って面接、なんてことになったら、海外のためにしばらくこちらの仕事も調整して最低3日は確保しなければいけないのでどういう状況なのかが知りたいところだ。また、この機関で不採用の通知があったなら、すぐに別のところにも応募しなければいけない。いずれにしても、あんまり先延ばしにされるととても困るのだけど、こればっかりは相手の事情に全て従わなければいけない。ああ、早く就職先が決まるといいのだけれど。
2007.11.03
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昨夜、突然姉から電話があり、今日一緒にランチをすることになった。睡眠不足を解消すべく、今日は10時まで寝ていた。起きる直前には、衛星画像でみたアメリカのある都市にまるでロケットで着陸するようにどんどん近づいていくと、突然3Dになる、というとても楽しい夢をみた。夢の余韻を楽しんでいるうちに時間がなくなってしまい、適当な洋服を着て家を飛び出した。姉とは渋谷で会った。最近はほとんど渋谷で食べないのでネットで調べ、トルコ料理の店に行ってみた。値段が安いわりにサラダもスープも食後のお茶もついて大満足。その後、場所を移してコーヒーとケーキも食し、これまた大満足だった。肝心の話の内容は、父の古希の祝をどうしようかということで、これについても概ね決まった。途中、X氏から「今日はどうしてるの?」とメールが入ったので、「姉とトルコ料理のランチを食べる」と返事をすると、「またしても素晴らしい偶然だね、僕もトルコ料理が大好きなんだ。 あとはもちろん、ギリシャ料理が好きなんだけどね」とすぐに返事が来た。おおー、そうだったのか。X氏は好き嫌いが多そうだから食べ物の好みは合わないと思っていたが、けっこう合うのかもしれない。そしてそんな話のほかに、「日本人はきょうだい数が少ないから、キリコは一人っ子かと思っていたよ。何人いるの?」という質問があり、そういう家族についてのやりとりもした。そのなかで初めて、X氏には妹さんと既に亡くなった弟さんがいる、ということが分かった。彼が私のことを知らないのと同様に、私も彼のことをほとんど知らないのだ、実際のところは。今日の私は、たくさん寝てたくさん食べて健康だったせいか、そんな彼とのやりとりを楽しみ、彼のことを知るのが嬉しかった。
2007.11.02
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つい2日前には、X氏は言葉を惜しみなく使ってくれる、と賞賛する文体で私はここに日記を書いていたのに、さっき書いた↓の日記では、言葉なんていらない、とまるで180度違うスタンスになっているのに気が付いた(^^;なんじゃこりゃ。睡眠不足で疲れているから、何もかもめんどくさくなってるんだろうか。
2007.11.01
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X氏の様子が変だ。変といったら語弊があるかもしれないが、なんていうか、ものすごい純愛モードに入ってしまっているようなのだ。朝、昼、晩、寝る前には、「今何してる?僕はこんなことをしていた。愛している」みたいなメールが携帯に入るのだけど、その合間にも、もう少し長めのメールがくることもある。そういうメールでは、大抵、こんなふうにお互いを思いあえる関係は何て素晴らしいのだろう、もしも肉体的にしか興味がなければ、こんなに遠距離で続くわけがない、今は言葉でつながっていたい、こんな素晴らしい関係は初めてだ、みたいなことが書いてあるのだけど、私は大抵返事の言葉に詰まってしまう。もし本当に愛しているのであれば、お互いを気遣うのは当然だし、何でも話し合うのが当然だ、と私は思ってきた。だから、気遣いができない関係や、話し合えない関係はこれまで長続きしてこなかったのだ。その意味では、私はやはり夫のことをとても愛していて、お互い気遣い合うし、話もたくさんしている。ところが、64歳で、しかも3回の結婚歴を持つにも関わらずX氏は、こんなにいろいろと共有できる関係は初めてだ、と言うのだ。嘘、もしくは多少大げさに言っているのかもしれないが、あまりにも何度も言われるので、逆に不安になってきた。一体彼はどんな恋愛をしてきたんだろう、と。今朝のメールには、「妻となんでもないことで喧嘩をした。彼女は八つ当たりしたいときには どんなことでも怒る理由にしてしまうタイプなのだ」と、多少馬鹿にしたような文体で書いてあった。私からすれば、奥さんが怒る理由は実はちゃんとあったんじゃないか、という気もしている。ただ、X氏がそれを見ようとしていないだけじゃないか。私はX氏と温かい言葉のやりとりをしながらも、心のどこかで振りをしているような気がしている。そして、「僕も離婚するから、キリコも離婚して、一緒になろう」などと言われたらどうしよう、と本気で心配し始めている…。私にとっては、今では愛おしいという気持ちがかなり出てきたけれど、最初は「期間限定」の情熱的なアバンチュールのつもりだった。単にセックスだけじゃなくて、多少の恋愛のスパイスがあればなお良し、ぐらいの気持ちだったので、2ヶ月前に一緒に過ごした2週間は本当に完璧だった。ところが、これだ。言葉にしたとたんに、全てが嘘のように思えてしまう。まるで自分を言い聞かせるために言葉を紡いでいるのではないかと思ってしまうのだ。相手に対しても自分に対しても。今の私は、言葉なんて欲しくない。それはまるで、カサカサに乾いた心の割れ目に、言葉という名の金粉を糊塗して外見だけは美しくて丈夫なもののようにみせようとするもののように思えるから。だけど、私のほんの小さな一言でX氏が毎日幸せに思ってくれるなら惜しみなくあげたい、というのも本心なのだ。だんだん心の中が別のベクトルへ向かって分裂していく。
2007.11.01
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