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今日、引き出しを引っ掻き回して探し物をしていたら、大学生の頃の日記帳が出てきた。中をみてみると、Eくんの写真が何枚か挟んであって、懐かしくなった。当時、私はDさんというサークルの先輩と付き合っていた。それでも、「先生」(今の夫)のことが忘れられずに、駅でばったり会ったときに「心臓を鷲掴みにされたようだった」「早く忘れたい」と書いていた。また、私が車で近所のセブンイレブンに行ったときに、たまたま「先生」がそのときの彼女と一緒にセブンイレブンに来たことがあり、彼女が意外に可愛かったのに衝撃を受けて「先生のことはもう忘れよう」と何度も何度も言い聞かせるように書いていた。大学生の頃のこの日記からは、Dさんのことが大事だと言いつつも、「先生」のことを忘れられずにいるどころか、思いをさらに強めているのが分かるのだ。というのも、「先生」と偶然に会ったりしたときには必ず日記を書いていたのだから。しかし、意図していないのに、ばったり駅で会うとか車でも前後になるとかあるもんなんだなあ…。家が近所だったというのもあるけれども、やっぱり夫とは何か引き合うものがあったんだと思ってしまう。そうでなかったら、別れたら普通それっきりだ。そうそう偶然に会うなんてことはない。ある人と縁がある運命ならば、無理をしなくても必ずまた会えるだろう。もしいったん途切れて、そのまま疎遠になるようならば、その人とは縁がなかったということだ。
2007.12.30
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昨日になってようやく年賀状を書かなきゃと思い立ち、スーパーで10枚組みを2セット買ってきた。また、昨日は夫と買い物に出たついでに、急にカラオケをしたくなり、二人で3時間も歌いまくり、その上、急にゲーセンで遊びたくなり、その後2時間もゲームで遊び、結局帰宅したのは夜中だった。そして今日。昼に起きてから、ずっと年賀状を書き続け、やっと一段落した。これから投函しに行かなきゃ。X氏からは、ちょこちょこメールがくる。奥さんの目を盗んで書いてきているようだ。私は、「くれぐれも無理するな、無理して家からメールくれなくてもいい」と書いたのだが、X氏からは、「いっそのこと、妻に全部打ち明けて離婚したいと思うときもある。その一方で、妻がどうしたいのかを決めるまで待とうとも思うときもある」とメールがきた。X氏も本心を隠しながら生活するのが疲れるのだろう。でも、一時の気の迷いで全部認めて離婚するなんてことになったら、そりゃ大変なことになる。奥さんの怒りは今度は半端ないだろうし、下手すると傷害沙汰になるかもしれない。また、これで離婚した場合には慰謝料だってものすごいことになるだろう。全面的に浮気したX氏が悪いということになるのだから。それで私は「どうかそれだけはやらないで。奥様も傷つくし、あなたも傷つくだけだ」と書いた。それに対してはその後返事はない。もしX氏が私よりも10歳ぐらい年上だったなら、X氏と結婚することを選んだかもしれない。いや、20歳年上でも、もしかしたら考えたかもしれない。しかし、彼は私よりも27歳も上だ。あと6年で70歳になってしまう。私にとって結婚とは、やはり一緒に人生を歩んでいくためにするものだ。相手がまもなく歩けなくなることが目に見えているなら、結婚に飛び込むわけにはいかない。なんだかんだいっても、私はそこまで献身的にはなれないというわけだ…。…あとはもちろん、私は常に夫とX氏を計りにかけていて、夫への愛が少しも変わらないために、夫と離婚することは考えられないというのも、X氏との再婚を本気では考えない理由だ。私にとっては、気が向いたときに楽しいメールのやりとりをして、1~2ヶ月に一度ぐらい会って、3泊ぐらいの旅行をする、というのが理想。
2007.12.30
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クリスマス当日、X氏からメールがきた。「今の僕は、君とコンタクトをとることに、精神的にとても依存している。 君が薦めてくれた本を今読んでいるのも、君とつながっているという感覚が欲しいからだ。 愛している。今の僕にとっては、性的なものはもう二度と手に入らないように思える。 だけど、僕たちから精神的なつながりを奪うことはできない。どうか僕のことを考えてほしい」今回の件が、相当こたえているようだ。私は胸が潰れるように苦しくなり、なんとか彼に毎日を乗り切って欲しいという一心で、ある一つの約束をした。その約束とは、起きている間は一時間に一分、9時、10時、11時などのジャストの時間に必ず目を閉じて、彼のことを想い、彼をとりまく状況が良くなる様に祈る、ということだ。距離が離れている私たちにとって、シンクロニシティ(ユングの使い方とは違うが、ここでは共時性というよりも、同時性といったほうがいいのか?)が何よりも大事だと思ったのだ。ロマンチシズムに走りすぎたか、と心配したけれども、X氏はこのアイディアをとても喜び、実際、「今日は僕も何度か君のことを考えた」と今日メールがきていた。今日になってみると、奥さんのことはほとんどメールに書いてこず、それどころか、仕事がめちゃめちゃに忙しかったようで、数行しか返事がなかった。どうやら奥さんは落ち着いてきたようだ。あ、そうだ。一つとてもがっかりしたことが…。先日私が送った暗号メール、実は全然解読されてなかったことが発覚!!「暗号に気付いた?」とメールしたら「全然気付かなかった。どういうこと?興味ありあり」みたいな返事がきたのだった。つまり、送信名で私だと分かっただけで、中身については全然気にしてなかったのだ。あんなに支離滅裂な文章だったのに、あれをおかしいと思わなかったとは…。
2007.12.27
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X氏の現在の夫婦関係を考えるにあたっては、それ以前の2回にわたる結婚生活のことを考えなければ理解できない。私は過去の彼の結婚生活のことを知らなかったときには、どうして今の奥さんを彼が選んだのか、さっぱり理解できなかったが、今となってみれば分かるような気がするのだ。彼の最初と2回目の結婚相手は、いずれも博士号を持っているものすごいインテリだったらしい。最初の女性は男性恐怖症ともいえるほどのトラウマを抱えており、そうした彼女の心の闇の部分を消すことができずに17年間お互いに傷つけあうような生活だったという。2回目の結婚相手は、ずっとうまくいっていたと思っていたのに、7年間が過ぎた後、突然「離婚することにした」と言って妻が出て行ったという。彼の年金やら何やら、妻として主張できる権利は全て行使して。X氏はどうして離婚に至ったのか、今でもさっぱり分からず、一つだけいえるのは彼女はものすごくプラグマティックだったということだ、と言っていた。まるで彼女は自分の連れ子をアメリカ人として育て上げることだけが結婚の目的だったのではないか、と。この2回目の結婚でいたく傷ついたX氏は、打算のない愛情を求めたようだった。それに下手に相手の頭が良すぎると自分をさらけ出すことができないとも思ったらしい。それで恋に落ちたのが、今の奥さんAというわけだった。X氏はAの外交的で明るい性格や、面倒見のいいところがとても好きだったし、その部分は今でも消えていないから、彼女のことはその部分において愛していると言っていた。しかし、彼女はフィリピン人特有の独特の家族観と金銭感覚を持ち、それがどうしてもX氏には乗り越えられない文化の壁となっているようだった。「だから、Aを選んだのはある意味で、それまでの結婚生活の反動とも言えるのかもしれない」とX氏はこの話をしてくれたときに、そう結論づけていた。彼はそのとき、自分から何も奪わず、自分を傷つけることのない、そしてこう言ってはなんだが、自分が常に優位に立って安心できる相手を選んだのだ。自分のやっていることに無関心であることも、実はX氏にとっては安心できる材料だったと思う。同じ土俵で批判されたりするのは、もうこりごりだっただろうから。ところが、X氏は頭の悪い女性がここまで感情的で話ができないことを勘定には入れていなかった。何か取引しようとしても、自分の理解できる範囲でしか価値を認められないから、こちらが思うようには取引が進まない。ということは、必然的に彼女のレベルでしか取引は成立しないことになる。私はX氏のことをとても愛しているが、もしこれでX氏が離婚訴訟なんてことになって私自身が法廷に出なきゃいけない羽目になったら最悪だ。何が何でもしらを切りとおすつもりだ。なんていったって、証拠はどこにもないのだから。
2007.12.24
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つい先ほど、X氏から長いメールが来た。なんでこんなことになったのかの説明と、現状、そして今後のシナリオなどについてだ。まず、なんでこんな事態に陥ったのかというと、バンコクのホテルに奥さんが電話をしたときに、ホテルの人が私の名前を出して一緒に泊まっている、と言ったらしい。最悪だ。なんてプロ意識に欠けるホテルなんだ…。そして、X氏はホテルからの領収書に私の名前があるのは、共同プロジェクトのタイ人が一緒に予約を取ってくれたからだ、と説明し、一緒の部屋に泊まったことはひたすらに否定し続けているらしいが、奥さんは、X氏が浮気したというアイディアを気に入っているために、一日に何時間もいかにX氏がひどい男か、いかに自分が傷ついたのかなどを延々と話しているらしい。また、時にはX氏の同僚や私の同僚にも二人のことをばらす、と脅しているらしい。(そんなことをしたら自分の傷にもなるだろうに…)しかし、彼女は私があの「キリコ」であることに気付いていないらしい。ただ、日本人だということだけを認識している状況のようだ。また、ハノイで一緒だったことも知らないばかりか、それ以前から関係があることも知らない。つまり、決定的な証拠は何一つない、というわけだ。自白を含めて。X氏曰く、自分たちの将来に対する奥さんの考えもころころ変わっているとのこと。あるときには、X氏にこのままずっと自分と一緒にいろ、と言う。しかしあるときには、X氏を捨てて本土にいる自分の娘と一緒に住むと言ったりする。今はとにかく頭に来ている状態らしいので、下手なことを言ってさらに悪い状況になると困るので、できるだけ刺激しないようにしているらしい。だから、X氏は「もしかしたら今後もキリコに妻からメールがいくかもしれないが、何も返事しないでくれ。何を言っても火に油を注ぐだけの結果になるだろうから」と書いていた。そしてX氏はひたすら私に謝っていた。こんな状況に巻き込んで申し訳ない、と。しかし、僕は本当に君のことを愛していて、もし君が許してくれるならば、今後はもっと気をつけるので僕とコンタクトをとってくれないか、とも言っていた。今、奥さんはものすごく警戒していて、自分だけで外に出るときには家のワイヤレスネットワーク機を持っていって、X氏がメールできないようにしているらしい。そこまでするというのがちょっと考えられない。X氏も言っていたが、もし浮気したと思うならばどうして浮気するに至ったのか、その原因を話し合ったほうがいいんじゃないのか?一年ぐらいはコンタクトをとらずに、ほとぼりが冷めた頃にやりとりするほうがいいかもしれない。
2007.12.24
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私は全然クリスマスに興味がないので、相変わらず家でだらだらしている。昨日はクリスマスにかこつけてセルライト対策用ローラーを買ったけれども、クリスマスが嬉しくて買ったわけではない。考えてみれば、昔からクリスマスだろうが新年だろうが仕事をしてたし、常にクリスマスにはパートナーがいたけれども、特に何か特別なことをしようとは思ったことはなかった。そんなわけで、今日も夫は仕事に行き、私はセルライトローラーをひたすら体中に転がしつつ、X氏からメールのメールを待ちながら、ここに日記を書いたり本を読んだりする休日を過ごしているというわけだ。まあ、37歳のクリスマスなんてこんなものだろう。最近、とても面白い本を読んだ。内田樹(たつる)の『下流志向』(講談社)だ。なぜ最近の若者が学ばなくなったのか、そして働かなくなったのか、について自己の確立の過程を労働による社会参加から消費主体へと変化したことを軸に鮮やかに説明するという、とても洞察力と示唆に溢れた本だ。この中で、現在学ばなくなった若者の特徴として、分からないことがあってもそのままスキップする能力が高いことを指摘している。例えば雑誌や本、人との会話の中で、分からない言葉や理解できない概念が出てきても、それはそのまま置いておいて、自分が分かる範囲の話だけで理解して満足できる、ということだ。その一つの例として、以下のような文章があった。 …(中略)…こっちの話の何をきいていたのかな、と。その人が話を聴く前から持っている 手持ちの枠組みの中に聞いた話を全部納めようとする。枠に収まらない部分は全部カット。 だから、しばしば僕が「こういう考え方はよくない」として挙げた部分だけが自分と意見が 同じということがある。「ユダヤ人が世界を支配しているという説がありますが、うかつに そういうことを言うものではありません」と話すと、あとで「先ほど先生は『ユダヤ人が 世界を支配している』と言われましたが」と確認してくる。「違います」と言うとびっくり する。自分で同意できるところだけしか聞いてないんです。これは、まさに私が最近つくづく感じていることだった。内田樹が例に出したこの話は、頭で理解する部分での話だが、感情レベルでも同じことが言えると思う。例えば、生まれたての赤ちゃんにはまだ複雑な感情はなく、あるのは「快」「不快」の2種類だという。それが成長するにつれ、喜怒哀楽がでてきたり、自我が芽生えると嫉妬などの感情も出てくる。私は児童の発達心理学に詳しいわけではないので、あまり詳細には論じることができないが、これは大人になったときには、さらに個人差が拡大するものだと思っている。中学生レベルで感情の発達が止まった人間は、周囲の人間の感情も全て自分と同レベルであるという前提でしか理解できないだろう。子供が大人の感情を理解することができないのと同様に。こういう単純な人の感情は、概ね「好き」「嫌い」が基準であるから、「まだ好きだけど嫌いな振りをする」「嫌いだけど好きになろうとしている」などの解釈がせいぜいで、それ以外の感情の枠組みが適用される余地はない。例えば、私のFくんに対する感情は、単純に「好き」「嫌い」では表現できない。彼と私との間には、長い期間をともに過ごした過去がある。先日、彼は私に「今でも好きだ」と言ったが、この「好き」というのは単純に、そう、内田がいう無時間的な意味での「好き」ではなく、過去に一緒に時間を過ごした、パートナーであった私に対する愛着や、私を人生の伴侶として選ぼうと決意していた頃の自分自身に対する思いすらも、この「今でも好きだ」という言葉には含まれている。彼はとても複雑な家庭で育ち、心を閉ざしがちな人だったから、初めて他者である私に自分をさらけ出し、関係を築くことができた、という思い出は今の彼を形成する大きな基盤の一つであると思われる。だから、私は彼に「今でも好きだ」と言われたときに、無下にすることができなかった。あまつさえ、セックスまでしてしまったのだ。こうした私の感情やFくんの感情は、中学生では理解できないだろう。もしこの話を例えば中学生が聴いたら、「結局Fくんはキリコさんに振られた恨みをずっと持ってたから復讐したかったんだろうね」とか、もしくは、「セックスしたってことは、やっぱりキリコさんもまだFくんのことを忘れられなかったんだね」という、ものすごく単純な話に終わってしまうだろう。また、J氏に対する私の感情も、単純な「好き」「嫌い」の問題ではない。これは言ってみれば、私のカルマのようなものだからだ。私は10代の終わり頃から20代前半まで、本当にひどい異性関係をたくさん持った。これはひとえに私自身の女性としてのアイデンティティを確立できずに、他者から与えてもらいたいという一心で行動した愚かな結果だったと今でははっきり言えるが、J氏との関係も、実は同じ構造を持っている。そして、実はJ氏にとっても私は同じような構造を持った関係だったと思っている。だから今となっては、私にとってはJ氏は思い出したくない自分の様々な過去を思い出させる存在であるために、会いたくない人の一人となってしまった。これは私がJ氏を「好き」とか「嫌い」とか、そんな枠組みでは論じることができない感情だ。だけど、この話を中学生が聴いたならば、「結局キリコさんは、J氏のことが好きだったのに受け入れられなかったという思いが ずっと残っていて、それを思い出すのが辛いから会いたくないんでしょう」ということになってしまうだろう。コトはそんなに単純ではないのだ。物事を単純化する、ということは、時には有効だ。不特定多数を説得するためには、単純で明快な論理が必要だろう。しかし、時にはそうした単純化は多くの物事を捨象することになってしまう。単純化した結果、本質的な部分だけが残っているとは限らない。X氏はとても感情のひだが多い人だ。バンコク・ハノイで過ごした時間の多くを、お互いのこれまでの人生を語ることに費やしたが、彼は私の話を下手に要約することもなく、そして単純化することもなく、私がどういう思いでそのときにある行動をとり、そのことが今の私にどういう影響を与えているのか、を誠実に捉えようとしてくれていた。多分、X氏も私に対して、自分と同じぐらいの量の感情のひだがあると感じたのだろう。だからこそ、彼はあんなにたくさんの話を私にしたのだ。私ならば彼を理解できる、と感じたからこそ。X氏の奥さんは、どう考えても幼い感情の持ち主だ。X氏はひたすら「本当に愛しているのはお前だけだ。キリコとはちょっと過ちを犯しただけだ。もう二度と連絡は取らないし、会うこともない」と奥さんに言い続けて、奥さんの感情が収まるのを待つのだろう。そう考えると、意外に今回の騒動はあっさりと終わるのかもしれない。単純で幼い感情の持ち主であれば、すぐに機嫌を直して元通りになるのだろうから。
2007.12.24
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昨日の私の暗号が分かったらしく、X氏から新しいgmailのアカウントへ返事がきた。「I love you. これから君にメールを書かされるが、それは本心じゃない。 どうかまたメールを書いてくれ。すぐには返事できないかもしれないけれど。love, X」そしてその30分後、通常のアカウントにX氏から長いメールがきた。 君もすでに分かっているとおり、僕たちのバンコクでの愚かな行為によって、 妻はひどく傷ついている。 僕たちはここ数日話し合いをして、結婚生活を立て直すことにした。 そのための重要な一歩として、もう二度と君には連絡しないし、 君からも連絡は二度としないでほしい。このメールに返信もしないでほしい。そして、このメールの1分後、 今のメールは無視してほしい。今後は、別のアドレスにメールをくれ。X氏の2通のメールから30分後、今度は奥さんからメールがきた。=======TO YOU IMMATURE WOMAN,SINCE MY HUSBAND TOLD ME THAT YOU KNEW FROM THE BEGINNING THAT HE IS A MARRIED MAN ,NOW I CAN SEE WHAT KIND OF PERSON YOU ARE.A PERSON WHO DO NOT CARE OF RUINING A WONDERFUL MARRIAGE. YOU HAVE NO CONSCIENCE, AND NO CLASS AT ALL.I DON'T KNOW IF YOU ARE THAT UGLY TO NOT BE ABLE TO FIND YOUR OWN MAN .LEAVE MY HUSBAND ALONE, IS THAT CLEAR?? DO YOU UNDERSTAND THAT? ? =======突っ込みどころが満載のメールだが、ここで突っ込んではいけない。それよりも私が気をつけなければいけないのは、一体彼女はどこまで知っているのか、だ。X氏の文面では、X氏が白状したのはバンコクの一夜のみ、という印象を受ける。まさか8月の時点からこういう関係になっているとは知らないだろう。そして、なんとなく二人の文面からは、私が誘いをかけて過ちを犯した、というような雰囲気が伺える。それならばそれで全然かまわない。下手にあれこれ言わないほうがよさそうだ。奥さんのメールを読むと、彼女がいかに感情的で狭い視野の持ち主かが分かる。言葉の使い方に奥行きが感じられない。一方で、私は奥さんと2年前に会ったことがあるのだけれど、もしかしたら、彼女は私だと認識していないのかもしれないという印象を持った。もし私だと分かっていれば、私が結婚していることは知っているだろうから。また、奥さんはX氏の仕事自体にはあまり興味がないようなので、私がX氏と共同で仕事をしていることなどについては、全く知らないようだ。とりあえず、すぐに返事をすることは保留にし、別アカウントからX氏に「奥さんからはこんなメールがきたが、どう返事をすれば一番コトを荒立てずにすみそうか?」とメールを送った。とんだクリスマスになってしまった。
2007.12.24
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今日は夫が休みだったので、二人でクリスマスデート。夫にはベルトを買い、私は3種類のセルライト用ローラーとフェースローラーを買った。フェースローラーは、一見普通のシリコンのローラーに見えるが、「eチャージング・フェースローラー」という特別なものらしい。以下、その説明文。「eチャージング・フェースローラーはXION加工(特許)により微細化された金属を含有しています。これらにより生体電流を整えお肌に刺激を与えるため、ハリ・ツヤが期待できるナノテクローラーです。」この全体概要に続き、ゲルマニウム、チタン、銀、銅についての説明が続いているが、品質表示の箇所には特に何か金属が記載されているわけでもない。これって誇大広告???なお、XION加工とは、金属を繊維やシリコンにイオン結合する技術らしい。いいんだか悪いんだか分からないが、とりあえず3ヶ月ぐらいは毎日これでマッサージしてみようと思う。ところで、X氏の奥さんからのメールを放置して一日半、奥さんからもX氏からもメールがない。X氏は間違いなく、家でPCを開けてメールをするときは、奥さんが一緒に横にいて見張られれていると考えていいだろう。スパイ小説が好きなX氏のために、ここは一つ暗号メールでも送ろうと思い立った。gmailで新しいアカウントをとった。アカウント名は「gabriel faure」。X氏はこれで私だと気付いてくれるかもしれない。次に本文。以下のようなメールを打った(抜粋)。=========In these years, i have not sent anybody seasonal greetings. And this makes me feel bad. so...Merry christmas and a happy new year to you! Wish you all the happiness!!!On the christmas day, what will you do?Read a bible? Read books on hogun? Yet it'll be fun.In France, no one can remember what people celebrate for on the day. No one. Good. And no one, no one. Boys too. Old people too. Ugly people too. Tall people too.Yesterday, all the trouble seemed so far away. Obladi-oblada. Unique songs by beatles.=========それぞれの文の最初の文字だけ拾うと、「IAMWORRYINGABOUTYOU(I am worrying about you)」となる。これで気付いてくれるといいのだけれども…。
2007.12.23
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せっかく今日は心穏やかにのんびり映画でも観て過ごそうと思っていたのに、X氏の奥さんからのメールでとんでもないことになってしまった。X氏は今どうしているんだろうか?奥さんから厳しい追及を受けて、しどろもどろになって私とのことを告白しているのか?もしくは、仲直りのために一生懸命奥さんとセックスしているところだろうか?奥さんのメールは、詰まるところ、・既婚男性は、他の女性と深い関係になることは許されない・既婚男性の異性関係に妻は口出しすべき権利があるという彼女の夫婦関係に対する見解を示している。ここで明らかなのは、彼女は夫を自分の所有物だと思っているところだ。まず彼女が考えるべきは、なぜ夫がよその女に走ったのかという原因を探ることであり、自分と夫との関係を見直すことだろう。私に「夫から手を引け」と言って、今回私との関係が切れたとしても、X氏はまた別の女に走る可能性だってあるのだ。X氏の奥さんが提示した見方は、多分法的には正しい。夫と妻は相互扶助の関係にあり、自分自身の財産等に対して危害を及ぼす第三者に対しては自分たちを守る行動をとることは当然だからだ。だけど、一人の人間として考えた場合にはどうなのか?夫婦関係にあるからといって、夫もしくは妻が自分以外の人間と何かしらの関係を持つことを禁止したり、もしくは逆に命令したりすることはおかしい。そもそも、夫婦となったら他の異性関係を禁じ、もし不倫して損害を与えた場合には慰謝料を請求できる、などと規定したのは、社会秩序を守るために誰かが考えた法律でしかない。もし彼女が「女性対女性として話をしている」と本当に考えるならば、なぜ、私が女性としてX氏を求めたのか、を追及すべきだ。そうでなく、妻としての立場を押し出すならば、「I AM TALKING TO YOU AS A LEGAL WIFE」として、あくまでも法的観点から妻として言えることを述べるべきだ。もし、夫が私以外に別の女性と深い関係にあると知ったら、「どうしてその女性があなたにとって必要なのか?」を問いただし、そのような関係を夫が持つことで自分が辛いと感じれば、それを伝えたうえで、後は夫の判断にまかせると思う。私が相手の女性に直接何かを言うことは多分ないだろう。(その場になってみるとまた違うのだろうか…?)私はこの2時間、ずっとX氏の奥さんに何と返事すべきかを考えていたが、↓の日記を書いた後、Pさんのコメントを読んで、どんな返事にせよ、返事をするということ自体が関係を認めて、自分を不利な立場に追いやるということに気付いた。本当は彼女とは議論したいこともたくさんある。しかし、今は確かに黙して語らず、という態度を貫くのが賢明なようだ。X氏からの連絡を待とう。
2007.12.22
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たった今、なんとX氏の奥さんから以下のようなメールが来た。どうやら私とのことがばれたようだ…。====================KIRIKO,I DON'T THINK THAT YOU KNOW THAT X IS A MARRIED MAN.I AM TALKING TO YOU AS WOMAN TO WOMAN.PLS. LEAVE MY HUSBAND ALONE. WE HAVE A WONDERFUL RELATIONSHIP.I DO NOT APPRECIATE THAT YOU ARE FULLING AROUND WITH MY BEHALF.THANK YOU. A(a wife of X)====================…一体どうやってばれたんだろう。まず、このメールが私のプライベートアカウントに送られた、ということから考えると、彼女はこれまでの私とX氏とのやりとりを全て見た可能性がある。そうだとすれば、必然的に私とX氏が一緒にバンコク・ハノイに旅行したことや、今度の一月にはX氏が仕事で日本に来るときに私と会うことなどが分かっていると想定してよい。それから、彼女の短い文面から推し量ると、今の段階では、私を訴えて何かしようという意思はなく、とにかく夫をほっておいてくれ、ということのようだ。自分の夫がよその女に熱いメールを一日に何度も送っているのを知ったら、そりゃショックだったことだろう。しかし、彼女に離婚する意思はないとみた。彼女自身の生活が不安定になるし、(彼女は仕事をしているとはいえ、年収はさほど多くなく、アメリカ人の妻としてのメリットを 最大限享受している今の生活を手放すとは思えないからだ)しかもX氏のことを嫌いなわけではないようだからだ。私は彼女になんと返事をすべきだろうか。もしくは返事を何もすべきでないのだろうか。一つの道は、彼女からのメールには全く返事をせずにほっておく。もう一つは、とりあえず「わかった」と返事をして、X氏の出方を待つ。ちょっと嫌味なやり方としては、「あなた自身は結婚と愛、セックスをどう考えているのか?」と議論をふっかける。通常の私ならば、一番最後のやり方で、相手がどんな女性なのかをとことんまで追及し、論破することに悦びを覚えるかもしれないけれども、X氏に迷惑はかけたくない。それに私自身の保身も考えなければいけない。…うーん…。とにかくX氏からの連絡を待つしかないか。
2007.12.22
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バンコク・ハノイ旅行に続き、昨日とおとといは大阪で仕事だった。大阪では夜まで飲んだ後、ホテルに戻り夜中の2時半まで別の仕事をしたりしたし、ずっと気を遣う人たちと一緒だったために、睡眠不足と気疲れで昨夜は倒れるように寝てしまった。今日は久しぶりに何もない休日。昼過ぎまで寝て、お風呂にゆっくり入り、リンパマッサージをやり、お茶を飲みながらタバコを吸い、そして今PCを立ち上げたところだ。今日はこれからDVDを観たり本を読んで過ごそうと思っている。大阪での仕事というのは、3ヶ月ぐらい前から準備していたイベントだった。外部の偉い人たちがたくさん関わるものだったので、うまく進むかどうかが心配だったが滞りなく終了して本当にほっとした。しかし、ほっとする反面、私はどうしても鬱状態から脱することができなかった。バンコク・ハノイ旅行の後から、X氏に対する想いや夫に対する想い、そして私自身の将来を含めた思いが交錯し、深い人間関係を結び、それを継続することの重さや自分自身が何に幸せを最も置いているのかというプライオリティを決めかねて悩んでいるところに、大阪出張ではそれをさらに加速させるようなことがあった。といっても何か特別なことがあったわけではない。単純に自分自身の捉え方の問題だ。今回のイベントにはJ氏もやってきた。J氏は、2月に一度だけデートしたときに私がバレンタインのプレゼントとしてあげたと思われるネクタイをしていた。多分あれは私があげたものだったと思う。これまでJ氏があのネクタイをしているのを見たことが一度もなかったから、私はすっかりJ氏は捨てたんだと思っていた。趣味に合わなかったとか、私とのことはなかったことにするとか、奥さんに見られたくないとか、何かしらの理由で。私自身はJ氏からもらったバーバリーのコインケースは質屋に売ってしまったから、生々しく当時の感情を思い出させるモノは私の周りにはない。最近は、J氏とのことは本当に一度の過ちでもう過ぎたことだと、感情を伴わずに淡々と心のなかで整理をつけることができていたのだけれど、そのネクタイを見た途端、J氏とのデートがまざまざと蘇ってきて、本当に全身が嫌悪感に見舞われてしまったのだ。この嫌悪感は、J氏に対する生理的嫌悪感と同時に、当時の私自身に対する嫌悪感も含まれている。私は自分の嫌悪感を悟られたくなくて、人前では必要以上にJ氏に愛想よく接した。しかし、帰るとき、何人かで駅に向かったが、このままいくと東京まで帰るのは私とJ氏の二人になるということに途中で気付き、二人きりになることはとても耐えられなくて「買い物をして帰りますので」と途中で皆と分かれた。カフェで一人になってコーヒーを飲んだとき、ようやく自分自身に戻った。本当に疲れた。できればもう二度とJ氏には会いたくない。後に残るモノを誰かにあげるのは、もう二度とやめようと心に誓った。過去にあったことが、過去のその時点で真実だったとしても、それをその時点における意味を持たせたまま現在や将来にまで引きずるのは嫌だ。
2007.12.22
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今日はX氏も私も帰国後初の仕事始め。旅行の前にやっていたように、仕事に向かう電車の中からメールをするとすぐに返事が返ってきた。X氏もやはり忙しいようだ。私も今日は午前中に仕事場で仕事をした後に、新幹線で大阪へ出張。今は大阪のホテルにいる。これから関西の知り合いたちと飲み会があるので、それまでの時間、ホテルの部屋で一人、日記を書いているというわけだ。私にとって何よりもショックだったのは、夫が単なるむくんで太った豚にしか見えなかったことだ。あんなに可愛いと思い、愛おしく感じていた顔がどうしても平坦にしか見えず、彼の話すことは私をことごとく苛立たせた。これもまた、しばらくすれば元通りになるのかもしれない。だけど、今回はもしかしたら元通りにはならないのかもしれない。もし私がタイで仕事を得たら、彼はついては来ないと言っていた。「そうなったら、完全にお別れだな」と。それならそれでもかまわない。X氏は私に「君は絶対にセックスを必要としている。それなのにそれが全くない結婚生活で満足なのか?」と何度も何度も聞いてきた。そのたびに私は「それでも夫を愛していて、満足している」と答えていた。だけれども、その背後には、割り切ったセックスだけの関係を定期的に持つことを想定していたのだ、と認めざるを得ない。それならばやっぱり私は、結婚生活そのものには満足していないということなのだ。セックスは結婚と絶対に結びついていなければいけないのだろうか?私はこの8年間、同じ問いを自分に投げかけ続け、そしていまだに答えを出せずにいる。なんだかとても疲れた。人と深い関係を持つことも、深い関係を続けることも、見えない将来を確約することも。X氏のことはとても好きだ。彼ほど私の内面を見ようとし、理解しようとし、力になってくれようとする人はいない。でも、あまりに深く内面を見られるのが今は苦しい。
2007.12.20
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昨日無事帰宅し、泥のように眠り続け、起きたらもう午後だった。夫は私のためにスパゲッティをつくってくれたのだが、あまりおいしく感じられなかった。夫の顔が平坦に見える。X氏が恋しい。彼の毛だらけの腕に抱かれて眠りたい。2日前のバンコク最後の夜、飛行機が翌朝早くだったので、ホテルを午前2時半に出発しなければいけなかった。それで前の晩私たちは結局ホテルのレストランで食事をとり、早めに部屋へ戻ってロールプレイめいたセックスをした後、早々に眠ってしまった。ところが午前0時、突然の電話に起こされた。最初はなんだか分からなかったが、X氏の口調からX氏の奥さんだと分かり、私は遠慮してバルコニーへ出て、電話が終わるのを待った。10分ほど経ってX氏が「ごめん、気を遣わせて」とバルコニーへやってきた。大丈夫?と聞くと、あんまり大丈夫じゃないけど大丈夫、という微妙な返事だった。どうやら、奥さんはX氏が他に女をつくっているのじゃないかと心配しているようなのだ。X氏に言わせれば、これまでも海外出張のときには、一日おきに電話をすることにしていて、今回も同じように一日おきに電話しているのに、なんで「電話が少ない」とか言われるのかがさっぱり分からないと言っていた。が、私に言わせれば、奥さんはX氏の心が自分にないことに気付いて、今回の旅行で誰か女と一緒なのではないかと疑っているのだ。そして実際それは正しかった。「奥さんは気付いているんだろうね、相手が誰かは分からなくても、あなたが自分のほかに誰かいることを」と私が言うと「そうなんだろうね、実際今回の場合には、それは正しかったわけだけれど」「あなたは離婚したいの?」「いや、したくない。離婚というのはものすごく大変なことだから、もう傷つきたくない。 でももし妻が離婚したいというならば、仕方がないと思う」結局のところ、私もX氏もそれぞれのパートナーに対して、ある種の責任感を強く感じていて、自分から別れを切り出すことができないのだ。だから、必然的に周囲の環境が整うのを待つ形になっている。私にとってみれば、もしX氏がほんとに離婚して日本にやってきたならば、一緒に住んでもいいと思っているし、X氏にとってみれば私がハワイに行くならば、という条件付で、お互い相手の出方次第だと考えている。今、ものすごく空虚な気持ちだ。X氏が本当に恋しい。でも、もしX氏と一緒になるとしても、私はX氏の子供を産むことはできない。X氏は避妊手術を何十年も前に受けているからだ。子供が欲しいならX氏のことも夫のことも忘れて、別に誰か見つけなければいけない。キャリアを追求するならば、夫とは別れてX氏と一緒になるほうがずっとよい。安心感が欲しいならば、X氏とは別れて夫一人にしなければいけない。またしても私は迷いのループにはまり込んでいる。愛とセックス、そして結婚という迷宮に。
2007.12.19
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昨日の日曜日には、私とベトナム人の女性、そしてX氏の3人で、バンコク市内にあるジム・トンプソンの家を見に行き、大きなショッピングモールのフードコートでバミーを食べ、スターバックスでお茶をしながら打合せをした。その後、ベトナム人の女性とは分かれ、私とX氏は買い物に出かけた。歩き回るのに疲れて、クーラーの効いたカフェでお茶をしているとき、彼が「僕の最後のストーリーだ」と言って、まだ私に話していなかった自分の過去を話してくれた。彼の人生は、そのまま小説にしたら、あまりにもうそ臭く見えるようなショッキングなことに溢れていた。彼がどうして他人に対して公平な目で、そして温かい目でみることができるのか、そして彼がどうして人から奪うよりも与えることで満足を得るような性格なのかが少し理解できるような気がした。しかし、こんな理解はしょせん単なるあさはかな決め付けにしか過ぎず、人間をカテゴライズすることで安心を得たいという私の器の小ささを示すに過ぎないから、私はそれを聞いても何もいえなかった。手を握るだけで。そして今日は一日中ミーティング。概ね話し合いはうまくいき、今後の展望が見えてきた。X氏はしきりに、私がタイで職を得ることを薦めていた。確かにそれも一つの道だ。今日はバンコク最後の日。日付が変わったらまもなく空港へ向かい、帰国の途につく。X氏は「離れていようとも、僕たちの間は何も変わらないということを忘れないで」と繰り返し口にする。そして私も「分かってる」と言う。だけど、X氏も私も日常生活に戻ったら、関係は変わらざるを得ないことを十分に分かっているのだ。あと数時間。最後のディナーにこれから出かける。
2007.12.17
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昨日の午前中にハノイを発ち、午後にバンコクに到着した。ホテルに荷物を置いてすぐに、共同研究者の一人が勤務するバンコク郊外の機関へ向かった。2時間ほどそこでミーティングを行った後は、その共同研究者の人とX氏、そして私の3人でものすごく素敵な屋外レストランで食事をした。その共同研究者であるタイ人というのは、X氏が数少ない親友の一人だと認めている、古くからの友人で、X氏の3度にわたる結婚生活や仕事上の悩みなども全て知っている人だ。しかし、X氏は私とのことはまだ話していないので、私はあくまでも仕事上の付き合いの顔を崩さずに振舞っている。しかし、そのタイ人は私とX氏との間の親密な雰囲気を感じてか、私がトイレに立ったすきにX氏に「奥さんは元気なのか?」と聞いてきたらしい。X氏は私とのことをいつか彼に話すつもりだと言っていた。今泊まっているこのバンコクのホテルは、チャオプラヤ川に面したゴージャスなホテルだ。部屋は30畳はあろうかという広さで、大きなバルコニーもついている。食事の後ホテルに着いてからは、ベッドで飽くことなく愛し合った。セックスに疲れた私はバルコニーでタバコを吸いに出たが、後ろからX氏がやってきて私の体をまさぐりながら「本当はこういうのが好きなんだろ?」といやらしい声で言うので、「そういうのを日本では『SUKEBE OYAJI(スケベおやじ)』と言うのよ」と言って笑った。その後は部屋に戻り、3時間ほどお互いのことを話し続けた。X氏は「10年後には僕は75歳になってしまう。キリコはまだ40代後半だ。そのときに、僕は今のようにキリコを悦ばせることはできないかもしれない。そうしたら、君はまた他の男を探し始めるのだろうか?」と真剣な顔をして聞いてきた。今はX氏がいれば十分なので、そんなことは全然考えられないけれども、将来どうなるかなんて全然分からない。夫と結婚したときに、私はもう二度と他の人と遊びまわったりしないと心に誓ったはずなのに、まったくなんの因果か分からないけれども、J氏と過ちを犯し、Fくんとも過ちを犯し、そしてX氏のことはセックスだけではなく、愛してさえいる。10年後に私が他の人を好きにならないと言い切れるのだろうか?私は結局「もしかしたらそうなるのかもね。今はもちろんそんなことは考えないけれど」としかいえなかった。X氏はしばらく黙った後、「yes」とぽつりと言い、また黙り込んでしまった。「Did I hurt you?」と聞くと「yes」と目を閉じたまま答えた。「僕はずっとこの関係を続けていきたいと思っているけれども、キリコの幸せを考えると 本当にこの関係を続けていくことがいいことなのかどうか分からない…。キリコはどう思う?」どう思うと言われても、全く分からなかった。昨夜のX氏は私の内面を引き出すような、もしくは私に人生を真剣に考えろと突きつけるような質問ばかりしてきた。夫との生活は本当に幸せだと思っているのか?将来のキャリアをどう考えているのか?何かを変えたいならば、壁を突破する勇気を持たなければいけない。etc、etc。X氏は私のことを本当によく分かっている。私は日本語で話すよりもずっと言葉が少ないのに、数少ない言葉で本質を突いてくる。それが時に辛い。しかし彼は自分自身をも私にさらけ出し、何かしらの感情を共有することを望んでいる。私たちの共同生活も残すところあと3日。私は日本に帰ったら、この2週間をまるでガラス箱に入れてしまいこむようにして心の奥底に追いやってしまうのだろう。そして私はまた夫との日常生活に戻る。ずっと私はそう信じてきたけれども、だんだん分からなくなってきた。まずは私自身がどうしたいのかを考えなければいけないのだ。
2007.12.15
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今、ベトナムのハノイにいる。7日の夜に成田を発ち、夜中の2時にバンコクのホテルに到着。そして一日バンコク市内を歩き回って、翌日9日からハノイにいるので、今日で3日目だ。今回は仕事で来ているのだけれど、X氏との共同プロジェクトの仕事は主にバンコクなので、ここハノイでは昼間は友人と会ったり、一人で街を歩き回ったりする時間がかなりある。ハノイは思っていたよりもずっと騒々しい街で、道路にはオートバイが溢れ、ひっきりなしにクラクションの音が鳴り響く。そして埃っぽいので、一日の終わりにはぐったりしてしまう。しかし、若者が多く、経済成長著しい場所に特有のエネルギーに溢れた街は、そこかしこにフランス植民地時代の名残をとどめており、歩くだけで楽しい。食べ物はおいしいし、人もやさしく、物価も安い。日本での日常を忘れるにはうってつけの場所だ。私が今泊まっているホテルは、かつてフランスの王宮だった建物を改装したホテルで、いかにも海外の古い街にあるようなホテルだ。部屋は20畳ぐらいあるだろうか、とても広くて気持ちがいい。X氏との共同生活も5日目に入った。当初危惧していたよりも、一緒に過ごす時間はとても心地いい。バンコクでの最初の夜は、ずっといることにまだ少し慣れていなくて、食事のときの会話も途切れがちだったのだが、ハノイに来てから、彼は少しずつこれまでの人生を話し始め、そして私も話すようになった。「これまでほとんど誰にも話したことがない」と言って彼が私に話してくれたことは、私の想像を超えたすさまじいエピソードばかりだったのだが、私に話すことによってより私に信頼感を持つようになったのか、彼と私の間には、これまでになかったような強い絆ができたようだった。昨夜は、私たちの共同プロジェクトに引き込みたいとX氏が考えているベトナム人男性とX氏、そして私の3人でのディナーだった。これはX氏にとってみたら一種の営業活動のようなもので、私もプロジェクトの人間として彼を引き込むことが期待されていた。このディナーの場でのX氏はとても魅力的だった。しかも、そのベトナム人男性のこれまでの経歴などを十分調べていて、X氏のユーモアを交えた話は、彼の心を掴んだようだった。帰りのタクシーの中で、「どうだった?」と聞かれたので、「素晴らしかったと思う。あの人は多分このプロジェクトに積極的に参加してくれるでしょうね。 それにしても、あなたはものすごく上手だった。あんなに調べているとは思わなかったし、 話の持っていき方もとてもうまかったと思う。それにあなた自身がとても魅力的だった」と言うと、ものすごく嬉しそうな顔をしていた。そのせいかどうかは分からないが、ホテルに戻ってからのX氏はものすごく精力的だった。考えられないほどのタフさをみせ、何度も体位を変えて長い時間をかけてセックスをした。セックスの後、2年前に仕事で一緒だったときから私のことをとても気に入っていたが、断られるのが怖くて何もできなかったけれども、この前の夏に私が共同プロジェクトのためにハワイへ行く前、メールのやりとりをしているうちに、私との間に何かが起こればいいと願っていたと言った。「だけど、キリコにこんなに自分の人生をいろいろと聞いて欲しいと思ったのは、 セックスしたからじゃない。セックスは単にセックスであって、楽しむものだ。 もしセックスしなかったとしても、僕は君にはいろいろと話したいと思ったと思う。 もし君に聞く気があるならば」話しているうちに眠くなり、抱き合って眠った。普段は他人といるときは眠りに神経質な私も、X氏と抱き合って寝たときにはいつのまにか眠ってしまっていた。朝方少し肌寒くて、自分の体を彼の体に押し付けると、半分寝ている彼が私の背中に手を回してゆっくりとさすってくれた。そのさすり方がものすごく夫に似ていた。抱き合っているときの感じもものすごくよく似ているのだ。体型が似ているせいもあって。それで寝ぼけていた私は、日本語で彼に話しかけた。「whad did you say?」と言われ、そうだ、夫じゃないんだと気が付いた。彼のことを知るほど、私はすごく好きになっていく。興味や趣味の方向性が似ていることは以前から分かっていたけれども、こういう生活レベルでも合うことが分かってしまうと、離れるのが辛くなる。4ヶ月前にハワイで2週間過ごしたときは、アバンチュールだったから離れるのが辛いとは思わなかったけれども、今は物理的に距離を置くだけでも寂しい。X氏も同じ気持ちのようで、本当ならば翌日の仕事のために準備をしなきゃいけないのにいつまでもいつまでもベッドで私のそばから離れようとしない。「I just can stop touching you」と言って、私の背中やら腰やらをさすっているのだ。エロい意味ではなく。一体私たちはどこまで行ってしまうんだろう?というか、私はどうしたいんだろう?
2007.12.11
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自分のことすらよく分からないのに、他人のことが分かるわけがない。なのに、どうして分かったような気がして、あれこれ言ってしまったのだろう。同じように自分が言われたら、絶対に反発するだろうに。言葉がなければ伝わらない。だけど、多すぎるのもまた障害になる。選び抜かれた言葉だけを適切に使える人になりたい。
2007.12.03
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来週に海外出張が迫ってきた今、とにかくそれまでに終わらせなければいけないいくつもの仕事があり、ちょっと切羽詰ってきている。それに加え、応募していた海外の転職希望先の機関が書類選考でダメだった、という話を非公式なルートで聞いた。また、今朝はとあるコンテストのプレゼンがあったのだが、あっさり落選。今週は何から何までダメだ。それぞれダメだった理由は自分の中でかなりはっきりしているが、それでも、まとめて落選や不採用通知がやってくると、かなり堪える。今はこういう波に乗ってしまっているようだ。X氏にもこれらの結果をメールで伝えた。すると、しばらくしてとてもあたたかい励ましのメールをくれた。とにかく今は辛くとも進むしかない、このプロジェクトが少しでも私の将来の役に立つといいと思っている、また、今度のワークショップでキリコのアドバイスを楽しみにしている、などと、私をなんとか奮い立たせようとしてくれるのが良く分かり、彼の優しさには本当に助けられた。
2007.12.01
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