はじめてのシンビジューム日記。その１３

地震、葬儀、大変でしたね！
お母さん、この大変な時を乗り越えてくればいいですね。
皆さんの街、今後の復興を願っています。
お花も大切にしてください。

　ユーチャン　より (2011.04.23 18:03:33)

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テーマ：蘭を咲かせましょう！(9203)

カテゴリ：はじめてのシンビジューム

念願のシンビジュームのつぼみを開花させるという

わたしにしては、大快挙に胸を躍らせ。

シンビジュームつぼみ

植物の生命力の素晴らしさに感動していた１月１日。

今年はきっといいことが待っている。

そう信じ花の咲く頃を楽しみに過ごした冬の日々。

それが。

たった１日で、わたしの全ての世の中が一変しました。

３月１１日。午後２時４６分。

おばあさんのお葬式があったからです。

通夜を過ごし。

火葬の準備も葬儀の段取りも済ませ。

母と一緒に。

釜石市街地の銀行へ葬儀代金を工面するために

出掛けました。

それが。３月１１日。午前１１時。

銀行を廻り。

街に来たのだから、お昼も過ぎた時間だし。

どこか食事に入ろうかと、も。

思ったのですが。

食事をしている場合じゃないよね。

って。

ことで。

食事は取らずに、釜石の街をでました。

そして。おばあさんの葬儀をする葬祭会館へもどり。

今まで感じたことのない大きな地震が起きました。

葬祭会館は二階建てでしたが。

とても立っていられない状態でした。

綺麗に飾られていた祭壇や、いろんなものが倒れてきました。

天井のガラスが粉々に落ちていました。

これは大変なことが起きた。

そう思いました。

腰が抜けて歩けない母の手を握り。

葬儀屋スタッフと一緒に外に飛び出しました。

それなのに、地震はまだ収まらず。

いつまでも続きました。

寒空の中、葬祭会館の外で地震が収まるのを

待っていましたが。

すぐに大きな余震が何回も続き、気が休まることは

ありませんでした。

外の状況は、自分が立っている廻りのことしか

わからなかったので。

いったい。

どうなってるんだろう？と思いました。

携帯電話も全く通じませんでした。

が。携帯電話は通じなくとも。

ワンセグは見ることができるのでは？

と、思い。

ワンセグを見ました。

すると、そこには陸前高田や宮古市が津波に流されている

信じがたい映像が流れていました。

それでも、釜石市の映像が無かったので。

釜石市街地が津波で、今、この時間同じように

壊滅状態になっていることを、わたしはまったく知りませんでした。

会館は既に、居られる状況じゃなかったので。

おばあさんの葬儀は一旦延期ということにして。

地震で、斜めに傾いた棺桶をとりあえず元に戻して。

おばあさんの顔を見て「ごめんね。。。

ちゃんとお葬式はあとであげるから、それまで待っててね」

と。言って。

自宅に避難しました。

自宅も電気ガス電話はダメで、水道だけ使えました。

その後一週間。その生活を釜石で過ごしました。

三月の岩手は、寒かったです。。。。

一週間の間に、おばあさんの火葬は。

緊急特別許可が下りて、

なんとか、火葬だけは済ませお骨にしました。

そして。わたしたちは。

なんとか残っているガソリンを大事にして今現在住んでいる

岩手県北上市のアパートに。

母親も一緒に連れて、戻ってきました。

そうしたら。

北上市に置いたままの水槽の金魚も。

シンビジュームも。

どちらも無事でした。

シンビジュームは当然倒れていましたが花枝も

折れることはなく。

更に花を咲かせて居ました。

2011-04-23 10:16:16

植物の命。動物の命。全ての命。あらゆるものの命。

いろんな命を知りました。

2011-04-23 10:16:16

おばあさんのお骨は。

その後、３月末の土曜日に一関市にあるお寺で延期したままの葬式を

わたしたち家族のみで行い。

おばあさんの本家のお墓に納骨してきました。

その後。母はガス、電気、電話の供給が回復した釜石市に戻るというので

４月２日に、釜石市に送っていきました。

余震は何回も続いてるけど。母も元気を取り戻し釜石市で暮らしています。

ただ。釜石市内でも。わたしの実家のある町と

津波被害のあった市街地では、まったく状況が違います。

壊滅的な被害に遭った市街地のほうは。

未だに。３月１１日の時のまま。

道路もがれき撤去は。少しずつ自衛隊の方々の多大な努力と

市民やその身内、そしてボランティアの方々で

変わって行ってます。

が。それでも。

わたしが住む北上市から。釜石市に戻ると。

未だにテレビのニュースで見ている映像が現実として

目の前に現れます。

３月１１日から、東北の街町が。

少しずつ変わっていくまでに、いったいどれだけの年月が

掛かるのだろうかと。

いつもそう思って帰ってきます。

はじめてのシンビジュームを３年目で開花させ。

およそ。６０日間楽しみました。

が。

花は今年も成長します。

またいつか新しい花を咲かせる為に。

今日、花茎をハサミで全部切って花瓶に移しました。

2011-04-23 10:16:16

蘭の花というのは。

努力して育てていても、毎年開花しないこともあるのだそうです。

むしろ、それが普通なのだそうです。

わが家のシンビジュームも、今年やっと咲きましたが

来年は咲かないのかもしれません。

それでも。

いつかまた花が咲くことを願って、これからも

マイペースで育てて行こうと思います。

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最終更新日 2011.04.23 11:16:37
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■コメント

はじめてのシンビジューム日記。

楽天19700011 さん

綺麗ですね。

_non*non_ さん

私は花を育てたりしないのですが、
花の生命力ってすごいのですね。
アパートの戻って来たときに
花を見て元気づけられたのでは？

それにしてもまさにあの日釜石の市街にいたのですね。
お昼を食べなかったのは虫の知らせのような？

釜石の津波映像はちょっと後から
放送されてましたね。
あれを初めて見たときには
涙が止まりませんでした・・・
本当によかった・・・ (2011.04.24 08:57:34)

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Re:はじめてのシンビジューム日記。その１３(04/23)

すやらかさん

花がとてもきれいですね。
見事に咲いてくれましたね。

お母様もランランさんもご無事でほんとによかった。
大変でしたね。
こんなとんでもないことばかりが起きる時期だけに
地道に成長を続けて花を開く植物を見るとホッとしますね。

福島に知人や親戚がおり、その後の余震や物流の様子を聞いています。
大変な時期、どうぞお身体大切に。

この蘭の花をご縁に行き来させていただいているんですよね。何だか不思議な感じもし、嬉しく思っています。
これからもよろしくお願いします。
(2011.04.24 20:44:52)

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楽天19700011さんへ★

ランラン101 さん

初めまして！コメントありがとうございました。
蘭のブログ拝見いたしました(*^_^*)
とても参考になりました。
たくさんの蘭も綺麗ですね。 (2011.04.27 00:03:04)

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_non*non_さんへ★

ランラン101 さん

おお！こちらではおひさになるね（笑）
コメントありがとうね！

うん。地震後に元気な蘭の鉢を見たら本当に嬉しかったです！あと金魚も！まさか生きてると思わなかった・・・
命はか弱いけど、強いです！
そう思ったよーー。

それから。
_non*non_さんには、本当にたくさんご心配を
お掛けしました。
七日間も連絡が取れず本当にすみませんでした。
そしてありがとうございました。
釜石市中心部以外の人は、電気が無かったので市内の状況があれほどとは思ってない人が多くて・・・・
わたしも何日も経ってから、あの映像をはじめて見てショックで呆然としてしまいました・・・

町が少しずつ元気になっていってくれることを祈るばかりです。

(2011.04.27 00:12:08)

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すやらかさんへ★

ランラン101 さん

お見舞いのコメントありがとうございます。
母もわたしの家族も元気で暮らしていますが
遠く離れたところから、声を掛けて頂くことの幸せをかみしめております。

蘭の花が、今年綺麗に咲いたのもきっとなにかの縁なのだと思います。
何事があっても、ただただ地道に成長をする。
そうですね！植物は本当にただそれのみですよね。
それが、人間に感動を与えてくれる。
花の素晴らしさはそこにあるのですね。

わたしのほうこそこれからも、よろしくお願いします。

(2011.04.27 00:17:38)

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