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ポーターのファイブ・フォーシズの話の続き。9月12日まで、5つの力の説明と、プロレス業界においてこれらの力はどの程度大きいかを考えてきた。結果をまとめると以下の通りである。1つ目の力:ライバルとの競合-> プロレス団体の競合は激しい2つ目の力:新規参入の脅威 -> プロレス団体を作ることは簡単だ3つ目の力:代替商品の脅威 -> PRIDE、K1に代替されまくっている4つ目の力:買い手の脅威 -> ファンは気まぐれ5つ目の力:売り手の脅威 -> レスラーも離脱・移籍が簡単この結果を見てみると、現在のプロレス団体経営は大変だ。この状態で、プロレス団体は経営状態をよくするために、どのようなことをしていけばよいのであろうか。(つづく)
September 29, 2005
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少し前の話になるが、歌舞伎役者で人間国宝の三代目中村鴈治郎がやってきて公演を見に行ってきた。これは、鴈治郎の踊りと、ビデオ上映と、公開インタビューからなるもので、インタビューでは外国人からの質問にも丁寧に応えてくれて、歌舞伎を全く知らない私にも非常に楽しめた。歌舞伎には、江戸歌舞伎(東京)と上方歌舞伎(大阪&京都)があるそうであるが、鴈治郎は、上方歌舞伎の代表的役者であるそうで、今回の公演と同時に「大坂歌舞伎のヒーローたち」という大坂歌舞伎全盛時代(18世紀~19世紀)の資料展示会も同時に開催されていた。この中で、芝翫(しかん=二代目嵐吉三郎)と璃寛(りかん=三代目中村歌右衛門)のライバル関係に関する展示もされていた。この2人の役者は、1805年頃から璃寛が他界する1821年まで、大坂歌舞伎の人気を独占していたとのことだ。璃寛が伝統を重んじる一方、芝翫は自己宣伝と人々の目を引くことが得意であり、役者としての性質も全然違ったらしい。お互いがお互いを意識して、両者が共演することは決してなかったが、ファンは共演を夢見ており、この2人の大物スターを役者絵の中で共演させたりしていた。最終的には、周囲の取り成しで共演することが決まったが、残念ながら璃寛が亡くなり、共演は夢のままで終わったとのことだ。そして、ライバル関係は、2人の後継者へと引き継がれていった。これは、まさに馬場と猪木の関係ではないか!例えて言えば、璃寛が馬場で、芝翫が猪木であろう。2大スターが人気を二分するというのは、ファンも盛り上がり、空想も拡がっていくものだ。もはやそのような時代ではないと思いつつ、馬場と猪木のようなプロレス界における超強力大スター誕生を待ちわびる今日この頃である。
September 29, 2005
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前回の記事を書いてから、少し忙しくなってしまい、2週間くらいBlogに手がつかない状態となってしまった。今後は頑張って書いていきたい。今日は、プロレスネタに戻る前に、以前の日記のコメントで述べたスティーブ・ジョブズについて書いてみたいと思う。ご存知の通り、スティーブ・ジョブズはアップル・コンピュータの創始者であり、現CEOでもある。スティーブ・ジョブズは最近、スタンフォード大学のビジネス・スクール卒業式で、スピーチを行なったとのことで、その原文を読んでみたら心に残るコメントがいくつかあった。原文に関しては、こちらを。1つ目は、ジョブズがアップルを創始したにも関らず、取締役会でクビになってしまったエピソードを踏まえて、語られた以下の言葉だ。以下原文引用。“Again, you can't connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards, so you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something--your gut, destiny, life, karma, whatever--because believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart, even when it leads you off the well-worn path, and that will make all the difference.”ここで言っているのは、「現在の点と未来の点を未来に向かってつなげることは出来ない。出来るのは、過去に遡って点を結びつけることだけだ。だから、日々自分のことを信じていくことだ(それはどのようなものでもいい)。信じることにより、自分の心に正直に生きて行くことに対する確信を得ることが出来る。その結果、茨の道を歩こうとも、人と違おうとも構わないのだ。」というようなことだ。ジョブズは、クビになった経験により、大変傷つき落ち込んだが、結果的に後々大きなものを得られたと、といっている。そして過去に遡ってみると、クビになった経験が実は大変有難い機会だった、ということだ。ちなみに、ジョブズがクビになったのは、彼がアップルを立て直すために連れてきたジョン・スカリーと会社に対する方針が合わず、ジョブズが出て行くことになった、ということである。この時代のことがハーバード・ビジネス・スクールのケースとなっており、様々なビジネス・スクールで、会社が発展するに従って、必要とされるリーダーに必要とされる能力も変わってくる、というようなことを学ぶ材料にもなっている。ジョブズのコメントに戻ると、自分自身の人生を振り返っても、つらいと思っていた時期が将来の糧になっている。過去の経験を活かせるかどうかは、本人の人生への姿勢であろう。現在の自分を信じて行動する、というのは日々頑張ることの根拠を与えてくれ、自分にとって救いとなる。もちろん目標を持って行動していくことは非常に重要であるが、日々目の前にあることを精一杯やっていくことも重要だ。そして、どのようなことに日々取り組んでいくのか、ということが重要であり、ジョブズのアドバイスは、自分の好きなことをやっていくのが重要であるとのことだ。大学中退から偉大な経営者の仲間入りをした人の含蓄のある言葉だ。もう1つ心に留まったのは、“If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right.”(原文)という言葉である。これは、スティーブ・ジョブズが10代の頃にどこかで読んだ言葉で、「1日1日を人生最後の日だと思って行動すれば、いつかその日が本当にやってくる。」という意味だ。ジョブズは、毎日鏡の自分に「今日は人生最後の日だ。」と言い聞かせて過ごしてきたが、最近末期癌と診断され(後に治ることが判明したが)、よりリアルにその感情を体験した、とのことだ。最初の話にも関係あるが、日々大切に過ごす、ということは自分の本当にやりたいことに時間を使っていくということに繋がり、それこそが、人生を有意義にしていくということであろう。翻って自分はどうかということを考えてみると、無駄に過ごしている時間も多いと感じる。自分への警鐘も含めて、今回は、この話を採り上げてみた。
September 28, 2005
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プロレス団体にとって、売り手になるのがレスラーである。当然のことながら、レスラーがいないとプロレスは成り立たないので、これは極めて重要な要素だ。従って、プロレスラーをきちんと確保することが、プロレス団体の収益性に大きな影響を及ぼす。しかし、プロレス団体の歴史はレスラー離脱の歴史とも言える。新日本プロレスを例に取ると、1980年代には、前田日明、高田延彦らUWF勢の大量離脱(第一次UWFと第二次UWF両方ですね)、長州力、マサ斉藤らジャパン・プロレス勢の大量離脱、最近では武藤敬二、小島聡ら全日本移籍組の大量離脱、佐々木健介、鈴木健三らWJ勢の離脱などにより団体は存亡の危機を迎えていた。全日本プロレスも天龍源一郎、谷津嘉章、グレートカブキらSWS組の離脱、最近では三沢光晴らNOAH勢が大量離脱して、これまた全日本は壊滅的な打撃を受けた。現在、WWEで活躍するTAJIRIもその昔は、大日本プロレスの期待の新人であった。彼は非凡の才能を持っていたので、もし残っていたら大日本のエースとして活躍していたであろう。大阪プロレスは、みちのくプロレスから分裂したものであり、スペル・デルフィンら多数のレスラーがみちのくを脱退した時には、みちのくは相当まずい状況となった。プロレス業界の参入障壁のところで言及したが、最近は、他団体時代となり、団体の立ち上げが簡単となってきたことから、プロレスラーも一生同じ団体に所属する、ということは少なくなってきており、プロレス団体サイドからすると、レスラーの離脱は大きなリスクなのである。また、そもそもプロレス業界に有望な若手・新人が入ってきやすい時代かというとそうでもない。そもそもプロレス人気がなくなってきてしまったので、プロレスラーになれば活躍できる人が、必ずしもプロレス業界には入ってきていないと思われるのである(例えば、運動神経が優れている人がサッカーに行ってしまう、など)。以上より、人気・才能のあるレスラーであればあるほど、他団体・あるいはフリーで活躍する余地が大きくなる。従って、プロレス団体のおける売り手=レスラーの脅威は、大きいと言えるのではないか。次回(ちょっと間が空いてしまうかもしれませんが)は、ポーターのファイブ・フォーシズをまとめてみたい。
September 12, 2005
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ポーターのファイブ・フォーシズの最後となる5つ目の力は、売り手の力である。この場合、売り手というのは所謂サプライヤーということであり、原材料などを対象となる業界に供給する側のことである。例えば、一般的なスーパーマーケットであれば、食料などをスーパーに売る側のことであり、工業製品であれば、その原材料を供給する側のことだ。売り手の力は、どのような要素で決まるのであろうか。これは、基本的には、買い手の力とほぼ逆の動きをする。つまり、売り手が供給過剰であれば、それを買う側はいくらでも値段を叩けて有利な交渉を行なうことが出来る。質をあまり問わなくていいということであれば、更に交渉は有利となるであろう。どこから買っても同じだからである。逆に売り手が限定されており、そこからの供給がどうしても必要、ということであれば、ある程度売り手の言い分を聞かなくてはならない。買い手の力のところで、マイクロソフトの事例を出したが、パソコンメーカーは通常OSソフトをマイクロソフトから買っている。OSソフトの分野において、Windowsはほぼ独占状態である。従って、パソコンメーカーはWindowsをパソコンに入れないと売れ行きは悪くなる。この場合、売り手であるマイクロソフトは強力なネゴシエーション力を持つので、そこからOSソフトを買わざるを得ないパソコン業界の収益性はマイクロソフトの力によって小さくなってしまうのである。このように、製品の原材料、或いはサービスの提供に必要な労働力などを購入する際の力関係は、業界の収益性に大きな影響を及ぼす。プロレス業界で言えば、プロレスラー自体が売り手ということになるであろう。プロレス団体にレスラーが所属していることも多いが、現在は、所属レスラーの離脱が頻発するので、プロレス団体はレスラーとの交渉が必要となると考えられる。明日は、プロレス団体とプロレスラーの関係を考察する。
September 11, 2005
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プロレス団体とプロレスファンの力関係のバランスについて考えてみる。結論から言うと、プロレスファンの力は非常に強い。まず第1に、プロレス団体の数は現在過剰である。毎週のようにビッグマッチが行なわれ、ファンが全部見に行くことは至難の業である。後楽園ホールでは、毎日数団体の興行が日本全国で行なわれており、土日祝日に至っては10以上の興行が行なわれていることもある。その中でも東京での興行数は膨大だ。そのような環境下、ファンを興行に呼び込むのはプロレス団体としては大変であろう。第2に、プロレスファンは、必ずしもプロレスを見なくてもいいということだ。代替の脅威のところで主にPRIDEなどの総合格闘技がプロレスを代替しているということを書いたが、総合格闘技だけでなく、他のスポーツでもいいし、自宅でDVD・テレビなどを見ることもプロレスに代替し得る。従って、プロレス興行にファンを呼び込むことも大変である。第3に、プロレスファンは、試合カードに対して非常にシビアである。話題性のあるカードが提供されないと、全く客は来ない。最近の新日本東京ドーム大会はいい例であろう。逆にG1のように話題カード連発であると大盛況となる。また、プロレスファンは価格にあまりセンシティブではないと思われる。つまり、入場価格を下げたとしても、いいカードを提供しなくてはファンを掴めないのである(たまに普段見に来ないようなファンに会場に来てもらうために行なう場合は低価格戦略も有効かもしれないが)。毎回、ファンの興味を惹くカードを提供していくのは非常に困難であろう。以上より、プロレスファンはプロレス団体に対して、大きな力を持っていると考えられる。明日は、ポーターのファイブ・フォーシズの5つ目である売り手の力について述べる。
September 10, 2005
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ポーターのファイブ・フォーシズの4つ目の力は、買い手の力である。どの業界も商品・サービスを売らなくてはならないので、買い手が存在する。プロレス業界で言えば、チケットを買ってくれるファンや興行を買ってくれる興行主と言えるであろう。買い手の力とは、売り手との関係において、どれだけ買い手が大きな力を持っているか(買い手の値段を叩く、などのネゴシエーションパワーの意味で)、ということである。買い手の力が強ければ、当然売り手である業界の収益性は低くなる。通常、商品・サービスの差別化が難しかったり、質があまり問われないものであったりすると、買い手は価格に敏感になる。例えば、コモディティと言われるものは、どの企業が作ったものでも似たような製品となり、消費者からの差別化が難しいという特徴を持つが、その場合、買い手は安いものを買おうとする。近年、パソコンもコモディティ化してきたと言われているが、それは、どのメーカーのパソコンを買っても質はあまり変わらないということだ。そうすると、安いものを皆買おうとすることになり、商品を買ってもらいたい企業側としては競って値下げすることになり、業界全体としての利益は減って行く。牛丼チェーン店、ハンバーガーチェーン店もこの法則が当てはまるかもしれない。また、買い手が売り手の情報をたくさん持っている場合(例えば、パソコンの例であれば、購入前に様々なモデル比較をして、価格対比メリットを十分検討できる、など)、或いはそもそも買い手が限定されている一方で、売り手が多い場合などには、買い手の力はより強まる。逆に、マイクロソフトなどは、買い手に全く力を持たせていない好例である。マイクロソフトは、OSソフトであるWindowsを多くのパソコンメーカーに販売しているが、買い手の力はほとんどないであろう。Windowsを入れないとパソコンが売れないからだ。従って、パソコンのコストの大きな部分をマイクロソフトへの支払いが占めることになる一方、マイクロソフトは大儲け出来るのだ。従って、業界対買い手の力関係は、その業界の収益性に大きな影響を与える。明日は、プロレス業界における買い手の力を考察してみたい。
September 9, 2005
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プロレスファンはどこへ行ってしまったのかシリーズも5回目となってしまった。それだけ多くの魅力的な要素が段々とプロレス業界からなくなってきてしまったということであろう。最後は、「プロレスの中のドラマ」である。プロレスは、終わりのないドラマであり、様々なドラマを生み出してきた。1つの試合が終われば、次の試合が見たくなる、という具合である。例えば、1980年代の長州力対藤波辰巳の一連の抗争だ。メキシコ遠征から戻ってきても陽の当たらない藤波の下のポジションに甘んじていた長州が「俺はお前のかませ犬ではない!」という発言して、対藤波との抗争が開始された。この言葉は、プロレス界の名言として今でも残っているが、当時の世相を反映して、「俺の方が、実力があるのにいいポジションが与えられない」などと考えているサラリーマンなどに支持された。だから、2人が勝ったり負けたりしながら繰り返された抗争は、軍団抗争も交えながらドラマとして続いていったのだ。全日本プロレスでは、1980年後半に天龍源一郎が「ジャンボ鶴田を本気にさせて、全日本を活性化する」という旗印を上げて、所謂天龍革命を行ない、鶴田との抗争に入っていった。これも、ドラマだ。誰が天龍のサポートをするのか、次はどちらが勝つのか、など、次回が気になる仕掛けがいろいろと施されていた。7月に行なわれたNOAHの東京ドーム大会で行なわれた天龍対小川良成は、天龍革命時代のストーリーがあったので、その試合自体も「再会」というテーマがあり、ドラマがあった。1990年代にも橋本真也対小川直也、新日本プロレス対UWFインターナショナル、など、プロレスの戦いを通してたくさんのドラマがあった。しかし、最近のプロレス・格闘技で一番、ドラマ性を感じたのは、プロレスではなく、ミルコ・クロコップのヒョードルのPRIDEヘビー級王座に挑戦するための道である。最近では、PRIDEの方にドラマを感じてしまう。プロレスは、ストーリー性がなくなってきている上に、テレビの放送時間が短く、深夜枠となってしまった。従って、専門誌を買わない、インターネットで積極的にチェックしないようなファンは、そもそもストーリーも追えないし、プロレスへ対する興味を失って行くだけだ。娯楽の溢れている現代において、プロレスのライバルたるスポーツ、格闘技、エンターテイメントは世の中にいくらでもある。次につながるドラマが作り出せないと、プロレスファンはどんどんそういったライバル達に流れていってしまうのではないか。つまり、ここでもプロレスは、代替の脅威にさらされているのではないかと思う。明日は、ポーターのファイブ・フォーシズに戻って、4つ目の力「買い手の力」について紹介したい。
September 8, 2005
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「プロレスラーの凄み」或いは「プロレスラーへ対する幻想」も近年失われてきてしまったものである。これは、プロレスラーは常人離れしていたので、ファンから尊敬されていたが、現在は残念ながら尊敬されるレスラーが少なくなってきてしまった、ということだ。きっとプロレスラーもこのような状況を敏感に感じ取るであろう。そして、自分自身のプロレスに迷いが出てきたり、誇りが持てなくなってしまったりして、それを見たファンが更にプロレスに失望するという悪循環に陥っているのではないかと思う。では、「プロレスラーの凄み」はどうやって維持されていたのであろうか。第1に、プロレスラーになること自体が非常に難しいことであった。体が大きくないとなれなかったのである。ファンは簡単にはプロレスラーになれないから尊敬が生まれる。第2に、情報が限られている時代には、プロレスラーに対する想像力を拡げることが出来た。例えば、アンドレ・ザ・ジャイアントという身長2メートル23センチ、体重220キロという大巨人がいて、存在自体で客を呼べる大人気レスラーがいたが、プロレス入りの経緯は抜群に面白かった。今では記憶が曖昧であるが、こんな話だったと思う。あるプロレス関係者(バーン・ガニアだったかもしれません)がフランス(カナダ?)の高速道路を運転していると、カナダの森の中で木こりをやっていたアンドレが突然道に飛び出してきて、その体格に驚いたプロレス関係者がそのまま連れて行ってプロレスラーにした、というものである。当時は、梶原一騎氏が「プロレス・スーパースター列伝」なる漫画を週刊少年サンデーに連載しており、このような怪しげな話をいくつも書いていたが、どれも本当っぽく、我々仲間内でも信じていたものだ。情報網が発達してしまった現在、このような話を素で信じる人はいないであろう(私はハッスルのストーリー作りは大好きですが)。第3に、これは個人的な意見であるが、マスコミの報道も変化が見られるように思う。1980年代までは、どちらかというとプロレスラーに対する敬意というものが随所に感じられた(特に週刊ゴング)。しかし、だんだんとプロレスマスコミがプロレスを作り上げているのだ、というような雰囲気が鼻につくようになってきてしまった。これは、団体が多くなってきたので、取材をしてもらうためにプロレス団体自体もある程度マスコミに気を使わなくてはならない、ということも関係しているかもしれない。プロレスラーの採り上げられ方も「凄み」というよりも「等身大のレスラー像」というほうが多くなってきてしまったように感じる。以上のような理由で、「プロレスラーの凄み」は年々失われていっているように思える。試合内容が年々激しくなっているのに比べて、見る側の想像力が限られてしまっているので、試合が激しくても「凄み」をあまり感じなくなってしまったのだ。「プロレスラーの凄み」を感じなくなったファンは、多分プロレスから離れていって、そのままどこかに行ってしまったのであろう。ポーターのファイブ・フォーシズの代替商品の脅威に話を戻すと、明確な代替というものはないが(その一部はPRIDE、K1などかもしれないし、全く関係ないものかもしれない)、プロレスファンが去っていったという事実だけが残った。明日は、「プロレスの中のドラマ」という観点で記事を書き、プロレス界における代替の脅威の最終回としたい。
September 7, 2005
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プロレスを楽しむポイントの1つに「勝敗予想の楽しみ」がある。勝敗予想をすることにより、プロレスファンはプロレスを語ることが出来、思い入れも強くしていくことが出来るのである。しかし、近年それが薄れてきたように感じてしまうのは気のせいであろうか。それを感じてしまう大きな原因は、プロレスファンが、勝敗はレスラーの実力ではなく、マッチメーカーに決められてしまうということに気づいてしまったからである。従って、最近のプロレス界の名勝負といわれるもので、勝敗はあまり話題にならない。例えば、今年一番の試合と言われているのは、NOAHの東京ドーム大会で行なわれた小橋建太対佐々木健介である。この試合は、プロレスの醍醐味を伝える試合として今後とも語り継がれていく試合となるであろう。しかし、この試合の勝敗を気にする人はあまりいない。負けた佐々木健介も更に株が上がった。つまり、プロレスの名勝負は、両者とも傷つかなくなってしまったのである。それがNOAHの特徴なので、NOAHはこのプロレス不況といわれる時代でも客を集めることが出来る。では、戦いを昔から売りにしてきた新日本プロレスはどうであろうか。思い返せば、以前は、勝敗自体に注目出来る試合がいくつもあった。最近では、橋本真也が引退をかけて戦った対小川直也戦、UWFインターナショナルとの対抗戦で行なわれた武藤敬司対高田延彦、古くはアントニオ猪木対国際はぐれ軍団の1対3の戦い、など勝敗自体が大きな注目を集める試合が多数あった。また、猪木が馬場に対して挑戦状をたたきつけていた関係もあり、猪木と馬場は戦ったらどちらが強いか、というのもファンが最も好きこのんだ話題であった。翻って、最近はどうであろうか。直近の東京ドームのメイン・イベントは、天山広吉が小島聡に挑戦したIWGPヘビー級タイトルマッチである。この試合は、その前までの流れから最初から天山が勝つであろうと誰もが思っていたであろう。この試合に限らず、一連の天山のIWGPの王座移動には、どちらが勝つか、という楽しみは全くなかったであろう。この部分は、新日本が中心となるであろうが、この楽しみを以ってプロレスを楽しんでいた人は、PRIDEのほうに流れていってしまうのではないかと思う。先般のヒョードル対ミルコのヘビー級タイトルマッチは、勝敗予想の段階から非常に盛り上がっていたし、ミドル級トーナメントも然りだ。プロレスで勝敗が話題となったにしても、レスラーの実力うんぬんよりも何故このレスラーを勝たせたのか、などというほうに話題がいってしまい、思い入れはあまり生まれてこない。ここでもプロレスはPRIDEに代替されてしまっている。明日以降は「プロレスラーの凄み」、「プロレスの中のドラマ」について書いていきたいと思う。
September 6, 2005
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「強さ」の次に、「勝敗の曖昧さ」を挙げたい。プロレスでは、昔から勝敗に対する曖昧さがあった。プロレスは八百長ではないか、だから勝敗も事前に決まっているのではないか、などという言葉は、アンチ・プロレスファンからよく聞かれる言葉ではないであろうか。ミスター高橋本や高田本などで暴露されているように、実際に事前にプロレスの勝敗というのは決まっているのであろう。強い者が必ず勝つわけでもないし、藤田和之が佐々木健介にIWGPを奪われた試合のように、非常に曖昧な王座移動というのもある。本当にプロレスを楽しめるファンは、それらを全て了解した上で、楽しむ能力があるのであるが、世の中必ずしもそれを受け入れない。プロレスは相手の技を受けることに、その美学があるし、独特の間がその魅力である。私は個人的にアントニオ猪木の相手の技を受けきって勝つというスタイルが好きだし、リック・フレアーのように、相手と最初に絡む前の駆け引きの段階で既に観客を魅了する、というプロレスが大好きだ。また、ルールも曖昧である。反則の定義は20年以上見てきても未だにしっくりと来ないものがあるし、リング外を使う、というのも他の格闘技と比べて特殊だ。K1、PRIDEのKO決着は爽快であるし(判定だと曖昧になることはあるが)、ルールもプロレスと比べて明快である。プロレス流ルール・決着を好まないファンは数多く両者に流れていったのではないかと思う。K1、PRIDEファンの一部は、プロレスから流れていったであろう(私のように全部好きという人もいるであろうが)。一方、プロレスを全く受け入れないが、K1、PRIDEファンという人は数多くいる。直接、K1、PRIDEがプロレスを代替してしまった、という場合もあるであろうし、本来、プロレスが取り込むべきファンがK1、PRIDEに代替されてしまっているのではないか、と考える次第である。明日以降は、「勝敗予想の楽しみ」「プロレスラーの凄み」「プロレスの中のドラマ」などについて述べていこうと思う。この記事は、格闘技バカの戯言さんの記事を参考にさせて頂きました。
September 5, 2005
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今日のトピックは、ポーターのファイブ・フォーシズの3つ目、代替商品の脅威がプロレス業界にとってどれ程大きいかである。プロレスは、かつて何度か黄金時代を経験してきた。力道山時代、馬場・猪木のBI砲時代、猪木の一連の格闘技戦、タイガーマスク登場、長州力対藤波辰巳の名勝負数え歌、IWGP創設が盛り上がった1980年代の新日本プロレス黄金時代、社会的現象を巻き起こした第2次UWF、そして、直近ではドーム興行を連発した1990年代の新日本プロレスなどである。現在、プロレスは冬の時代と言われている。つまり、多数のファンがプロレスから去ってしまったのだ。いろいろな理由があるであろうが、ファンがプロレスから期待していたものが、他のもので満たされるようになってしまった、或いはそもそも満たせなくなってしまった、ということが一因であろう。では、そもそも、プロレスファンはプロレスから何を期待していて、その期待を何に代替されてしまったのであろうか。まず、第一に挙げなければならないのは、「強さ」であろう。プロレスラーは強い代名詞であった。最強を売りにしていたレスラーは数多い。アントニオ猪木は、いつ何時誰の挑戦でも受けると言って、プロレスラーの強さを証明し続けた。ジャンボ鶴田も最強と言われて病に倒れるまではその幻想を抱かせてくれた。高田延彦もUWFインターナショナルで輝いていた時代は最強を名乗り、北尾光司をノックアウトするなど、ファンに支持されていた。しかし、誰でも感じるように、「強さ」はPRIDEに代替されてしまっている。PRIDE1では、高田延彦対ヒクソン・グレーシーが実現し、高田は何も出来ずに負けた。PRIDE4での再戦も前より善戦したものの負けた。私は両方とも東京ドームに高田を応援しに行ったが、特にPRIDE1のときの高田が何もできずに負けた後の会場の雰囲気は失望につつまれていた。藤田和之がミルコ・クロコップに負けたときもショックだったし、永田裕二の対ミルコ・クロコップ、対エメリヤーエンコ・ヒョードルは本当に手も足も出ない状況であった(これらの試合は本当にひどかった)。そういえば、中西学のK1挑戦も失敗に終わった。本気を出せば強いと言われていたプロレスラーが本気を出しても強くないことが証明されてしまったのだ。もちろん、プロレスラーが戦ったのはAwayのリングであり、ルールの問題などいろいろと制約はあったと思うし、負けてしまったプロレスラーの言い分もあるであろう。しかし、問題なのは、ファンがどう感じるかなのである。まず、プロレスに「強さ」を求めている場合、PRIDE(もしくは総合格闘技全般)に完全に代替されてしまっている。総合格闘技で強さを証明するレスラーが生まれない限り、プロレスラーが強さにおいて幻想を抱かせるということは難しいであろう。何故ならば、現時点では、多くのファンが総合格闘技の方が強いと思っているからだ。新日本プロレスは、一時期対総合を真剣に考えていたようだが、最近は辞めてしまったようだ。藤田和之、中邑真輔は総合でも勝てる選手だ。「強さ」という意味でのプロレスの復権には、彼らの力を上手くいかしていって欲しいと思う。明日は、別の面からプロレスの代替を考えてみる。
September 4, 2005
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ポーターの5つの力の3つ目は、代替商品の脅威である。代替商品とは、ある業界において提供している商品・サービスを代替してしまうものである。例えば、現在大人気のiPodは、CDウォークマン、MDウォークマンに代替してしまっている。街で持ち歩きながら音楽を聴けるという要素が同じながら、大量の音楽を保存して聴けるという点でiPodの方が優れており、現在ではCDウォークマンもしくはMDウォークマンを新しく購入するという人は限られているであろう。これは、消費者の嗜好が変わってきたことによる商品代替が起こった事例である。このような場合、代替商品は新しい技術を使用していることからコスト的には高い。また、今までMDで揃えてきた音楽を、新しい形式で保存することから、そこでも時間的なものもコストが発生する。そのコストが高すぎると代替は起こらないが、補って余りあるメリットがあれば、代替が発生するのだ。代替するもう1つのパターンは、コスト的に安いものが提供される場合である。今後、世の中で大きな代替が起こるのではないかと私が密かに考えているのが、電話である。現在は、電話回線を使った通話が一般的であるが、国際電話などにおいてはインターネットを経由したIP電話が格安通話料金で、既存電話を凌駕してきている。既にお使いの方も多いと思うが、IP電話世界No.1のスカイプに至っては、インターネットに接続したスカイプ登録者士の会話であれば完全無料である。携帯電話などでもインターネットブロードバンド常時接続の時代が来れば、どこからでも無料で会話できるようになる可能性は高い。そのときに備えて、既存電話会社がどのような対応をしようとしているのかは非常に興味深い(どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい)。ちなみにスカイプは元々スエーデン人のNiklas Zennström氏が始めたサービスで、現在はルクセンブルグとロンドンに本社を置いている。私も氏の講演を聞いたことがあるが(物凄い熱気でした)、スカイプ会員となるコストをゼロとして、飛躍的に会員数を伸ばしていく戦略を一貫して取ってきており、そのことにより、インフラとしてのスカイプを認知させ、世の中の常識を変えていくことを目指しているとのことだ。なお、彼らの収益源は、スカイプから既存の電話番号にかける際にかかる手数料である。日本ではホリエモン率いるライブドアが提携しているが、さすがの目のつけどころだ。このように、代替商品が出てくると、当然既存商品で勝負している業界の収益性は低くなっていく。場合によっては業界自体が消滅してしまうこともあるであろう。明日は、プロレス業界がどのような代替商品の脅威にさらされているかについて考察してみる。
September 3, 2005
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では、プロレス業界の参入障壁は、どの程度高いのであろうか。1980年代前半までは、非常に高かったと言える。何故ならば、当時は、プロレスラーの数が少なく、テレビ局がないと成功しないと考えられていた上、インターネットなどファンと団体を直接結びつけるツールが存在しなかったからだ。すぐに思いつく事例では、アントニオ猪木が新日本プロレスを設立する前に豊登と共に立ち上げた東京プロレスは、数ヶ月で崩壊してしまった。その意味において、第一次UWFはテレビ局なしで存在した団体であり(当初はアントニオ猪木が後に合流してフジテレビが放送する予定であったらしい)、最終的には解散してしまったが、それまでの流れを破ったと言える。第二次UWFは、テレビ無しでも成功を収めた初めての団体であろう。今思えば、前田日明、高田延彦、船木誠勝、鈴木みのるなど超豪華なメンバーが揃っていたものだ。その後は、FMW、みちのくプロレスなど所謂インディの元祖的な団体が続々と設立され(SWSもすぐに崩壊してしまったけどありましたね)、一気にプロレス他団体時代に突入し、現在では男子だけでも50近くの団体があるのではないであろうか。では、現在のプロレス業界での参入障壁を考えてみる。自分は実際にプロレス団体の運営に関わったことがないので、詳細までは分からないが、プロレスラー、リングに加えて、レフリー、リングアナウンサー、営業などを行なうフロントなどが入れば立ち上げることが出来ると思う。実際に興行を行なうに当たっては、事務所を構えたり、会場を借りたり、チケット販売するルートを確認したり、興行を宣伝したりといろいろと資金はかかってくるであろうが、規模が小さくても立ち上げることが出来るので、資金面での参入障壁は小さそうである。当然、法的な規制などもない。新規参入の際、他団体との差別化において、最も重要となるのが、レスラーの人気、提供出来るカードの人気などである。いいレスラーが沢山いれば、それだけで差別化できるのだ。三沢光晴がNOAHを立ち上げた時に、全日本プロレスのほとんどのレスラーが移籍したために、NOAHは、立ち上げ早々にファンからの注目を集めることが出来た。一方、レスラーの求心力が弱い場合には、苦しい運営を迫られるであろう。既存団体からの報復ということも想定出来るが、以前は、外国人ルートを妨害する、同じ時期の同じ場所に興行をぶつける、などの非常に有効な方策があったが、現在は、小さい規模でも団体が成り立ってしまうので、報復というのもあまり聞かなくなってしまった(1990年代には、新日本プロレスに元気があり、UWFインターナショナルなどと喧嘩して勝利を収めていたが)。そのような結果、新しい団体が続々と生まれることとなってしまったのであるが、新規団体は、新しいプロレスファンを獲得しているかというと、そういうわけでもない。例えば、先程話に出てきたNOAHは、基本的にもともと全日本プロレスファンが好きであったファンが中心であろう。一方、全日本プロレスも武藤新体制の下、生まれ変わった上で存在しているが、元々の全日本ファン、武藤に着いてきた新日本ファンが中心であろう。また、テレビも放映されたとしても深夜枠だったりするから、新しいファンも獲得するのが難しい環境だ。従って、プロレス団体が増えれば増える程、各団体の収益性は落ち、業界全体としての収益性も落ちて行くのである。以上より、プロレス業界において新規参入の脅威は高いと言える。明日は、ポーターのファイブ・フォーシズの3つ目である代替商品の脅威について述べていく。この項目に関係してくるのがPRIDEなどの格闘技系団体である。
September 3, 2005
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ポーターの5つの力の2つ目は、新規参入の脅威である。業界に新規参入者が入ってくることは、より厳しい競争が起こるということであり、業界全体の収益が悪くなる可能性が高い。例えば、電力・通信など、規制されていた業種において新規参入が認められるようになると、既存の会社の収益性はほぼ間違いなく悪化する。何故ならば、競争にさらされるようになるからだ。今、話題となっている郵政民営化においても、競争にさらされることによって今まで効率的でなかった業務が改善される、ということも議論の1つになっている。民営化させられてしまう方はそれを阻止した方が収益性の確保の観点から好ましいわけだ。従って、新規参入がなかなか行なえない、ということであれば、業界全体としては好ましい。一般的に、参入障壁を高くする要素は、以下の通りである。●参入のための資本コストが大きいこと●規模の経済が働くこと(規模が小さいと収益が確保出来ない)●原材料、必要な技術・特許、など、製品生産、サービス提供に必要なものを手に入れることが困難であること●製品・サービスの差別化が進んでいて、入り込む余地がないこと●ディストリビューション・チャネルを独占して、他が入り込む余地がないこと●法律・規制による参入障壁が存在すること●新規参入した場合に、既存企業からの報復の脅威があること●などなどこれらの要素がある場合(全部を満たすことはないであろうが)、新規参入は難しく、既存企業は厳しい競争にさらされることなく、企業活動を行なうことが出来る。冒頭で示した事例は、法律・規制による参入障壁が存在していた典型的なものであるし、マイクロソフトがパソコンのOSソフトマーケットを独占しているのは、技術・特許など、他社が手に入れることの出来ないものを持っているからである。また、新規参入には、コスト構造が大きく影響しており、固定費用が大きく、規模が大きくないと採算が取れない場合には、新たに入り込む企業はリスクも大きくなる。例えば、工場が必要となる自動車、家電製品などのメーカーはこれ以上増えていくのは難しいであろう。ちなみに、アメリカで、最も収益性が高いと言われているのは、製薬業界であり、新薬開発のための資本コストが大きいこと、特許によって人気薬品の生産が守られていること、などによる参入障壁もその収益性の高さに寄与していると思われる。逆に、収益性が低い業界としては、航空機業界が上げられる。現在では格安航空会社が多数存在して、お互いの利益を食い合ってしまっているのだ。飛行機はリースで借りることが出来、パイロット等の従業員雇用、空港使用なども比較的簡単に行なえるので、参入障壁はそれ程高くないと言える。明日は、プロレス業界における新規参入の障壁について考えてみる。
September 1, 2005
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