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2月はレゲエ&黒人の歴史月間。最終日を飾るのにふさわしい今日はジャマイカ・デー。子供の学校でも国旗カラー(緑・黒・黄)着用で学芸会もどきをやると言う。親はジャマイカの手作り菓子等を持参しろとのこと。ボンのクラス指定でギザーダ(ココナッツタルト)を作ることになった。朝ココナッツの殻を割り、いつものごとく中の水を飲み干すと酒っぽい。腐っていた。ココナッツの目利きは本当に難しい。昨夜から寝かしておいたタルト用の種はゴミ箱行き(もったいない・・)。しかし、失敗して時間も材料もムダにするよりはましだろう。腐ったココナッツに感謝しなければいけない。ノープロブレム。在住5年になるが国旗カラーの服の持ち合わせがない。ボブ・マーリーのTシャツでお茶を濁す。ボンの学校の会場は朝礼やPTA会議が行われる大教室。この学校に来る時は毎回、ジャングルに身を投じるがごとく自らを鼓舞しないと足が向かない。実際、緑や黒や黄色の服を着、興奮したガキたちは野生の王国。変な匂いまでしている。学年ごとに舞台に上がり、詩の朗読等の出し物を披露。ステージに上がったボンは終始ニヤニヤ。私ときたらスマホでの撮影に必死で、肝心の内容を見逃す。せっかくの晴れ舞台・・。この手の学校行事で、ミス・ルー(ジャマイカのアイコンで国民的エンターテイナー)の詩が必ず取り上げられ、改めて彼女の偉業を知る。ゲストはこの学校の卒業生で、現在20歳の陸上選手。在学中から陸上を始めモンティゴベイのお嬢様学校に進学後も陸上を続け活躍。トロフィーや楯、メダルをどっさり持ってきていた。肩書きがチャンピオンとか、記録保持者だなんてかっこいい。こういう子の存在は本当に貴重でありがたい。右を向けばオレオレ詐欺、左を向けば10代のシングルマザーばかりのこの村。苦労して子供を学校に行かせても、末がこんなだと親としてはやってられないから。6年生の出し物スタート。タンクトップにショートパンツ、裸足というみすぼらしい男子。国旗カラーの服が買えない不憫な子だと思っていたら、舞台に上がってセリフを読みだした。衣装だった。他の子供たちも同じようにボロをまとい、農具らしいものを手に登場。たまにいるけど・・こういう人ら。奴隷を題材にした寸劇だった。自分たちの祖先「奴隷」を演じるってどんな心境だろう?ボロを着せられサトウキビ畑で働かされる一生って?自分の教え子たち(?)の迫真の演技に、熱いものが込み上げてきた。ショーが終わり、子供たち退場。PTA役員であり、年齢(アラフィフ)とファッション(ギャル系)のギャップが激しいお母さんが校長先生に何か訴えている。お母さんの黄色のロングスカートについ目が行ってしまう。「ニットのロングスカート(黄色)」をチョイスするのは彼女か平井三紀しかいないだろうな。校長先生が「リチャード!!!」と部屋の外の男子を呼ぶ。どうやら黄色ロンスカ女性に悪態をついたとかで、お説教開始。男子はあのハラスメント坊主だった。校長に訴えているママの必死の形相に自分が重なる。校長先生に訴える、という手があった。今となってはもう遅い。なぜなら彼は今や私の舎弟であるも同然。いつのまにか慕われるようになってしまった。あれだけ忌み嫌っていた坊主が怒られているのを見て、同情している自分がおかしかった。ボンの給食の残飯で腹を満たし、嬢のいる幼稚園へ。他のお母さんが来ているのを見、寂しい思いをしていないかと思ったが、参加しているお母さんは二名のみ。活気があり過ぎたボンの学校に比べるとあまりにも対照的なダレダレムード。長テーブルにはレースの布がかけられ自家製手作りスイーツが。ほとんど参加せず、約束のギザーダも持参しなかったのに、校長先生は快く私にお菓子を切り分けてくれた。次回絶対リベンジするで!退場する奴隷役スターたち
2014/02/28
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話せば長くなりますが、我が家は基本的にラスタファリアン。反体制派で西洋の文化は祝いません。反体制な両親の元で子供はどんなふうに育つのだろう?私もかなりアナーキーな親に育てられたけど。
2014/02/15
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いい服着て、いい車乗って、いい家に住んで・・。私の描いている未来予想図、結局広告というメディアそのまんまの虚像だったようだ。ていうか、未来妄想図やろ。しかもまだ一つも手に入れてない。物欲というのは自分にとって最高のモチベーションだったが、結局これも「広告」に踊らされているだけのようだ。日本に帰るとなんと身の回りにメッセージがあふれていることか。電車の吊り広告や店のワゴンのPOPに至るまで次々目に飛び込んでくるから仕方ない。「山本モナもうひとつの不倫騒動」「今なら1000円ぽっきり」盲目的に従ってしまう自分がする。広告というのは潜在的に人間をコントロールしてしまうらしい。またはコントロールしようという意図があるらしい。企業広告は結局大量消費大量廃棄をあおるもので、その大御所アメリカさんに続けとばかり突っ走ってきた日本。やっぱり戦後アメリカにすっかり骨抜きにされてしまった日本。日本人。著者。私。あえて著者の言葉を借りると、私もアメリカかぶれのイカレポンチだった。この国に生まれると、それは避けて通れない運命なのかもしれない。マクドナルドにコカ・コーラ。マイケル・ジャクソンにリーバイス。昭和過ぎて恐縮です。日本に生れ落ちると(他の国でもそうかもしれないが)、アメリカの洗礼を受けるのは必然のようだ。著者同様、私もアメリカ文化にどっぷりつかった10~30代だった。戦後~現在に至る広告史も面白い。トリスのウィスキーとか、リアルタイムでは知らないが(知ってたらツライ)そういえばあったなぁ、みたいな、いつの時代にも語り継がれる、芸術の域に達している広告。広告ってその時代を映し出す鏡というのは納得できる。それにしても今日まで手を変え品を変え、人間の欲求を掻き立てようとしてきた広告と企業。なんてアコギな商売。その点キンチョーのスタンスはすごい。今は知らないが、もう「物を売る」ことを放棄し、シュールな笑いの世界を貫いて他者を寄せ付けない広告作り。大阪発信というのもうなづける。私も物欲から解脱し、純粋に広告を楽しめるようになりたい。ギブミーチョコレート世代のおっしゃることは凄みがある。天野氏、RIP。【送料無料】成長から成熟へ [ 天野祐吉 ]価格:777円(税込、送料込)
2014/02/12
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とうとうこの日がやってきた。ザ・国際文化交流。ある日教頭先生に呼び止められる。にこやかに近づいてくる姿に一抹の不安が。人は頼み事がある時は格別に愛想がよくなるものである。「日本から来られてるんですよね。6年生のクラスで日本について話してもらえませんか」いつかこの日が来るだろうと覚悟はしていたが。6年生か・・・。制服を着たおっさん・おばさんのような子供をよく見かけるが、あんなやつら相手するのか。微妙なお年頃だ。チンチョン攻撃でしょっちゅうイラついている私は、できれば関わりたくない集団だった。「ハラキリ」「南京大虐殺」をテーマに震え上がらせてやるか。悪魔のささやきが聞こえる。これで査定が決まるとか、年棒が10%アップするわけでもあるまいに、パワーポイントをバリバリ組んでプレゼン資料作り。私、何必死になってるんだろう?前日、教頭との軽い打ち合わせに「明日、キモノ着ます?」。着物という言葉をジャマイカ人の口から聞いたのは初めてではないだろうか。当日の朝。家を出るとハラスメント坊主とばったり。ノートパソコンを抱えた私の姿を見つけ「やったぁ!今日は○(ボンの名前)のお母さんがクラスに来る日やぁ!」よりによってこいつのクラスかい・・・。トイレが近い。柄にもなく緊張していた。学生時代の弁論大会の記憶がよみがえる。あの時の緊張に比べると、今日のは屁のカッパだろう。It's show time!図書室に通され待たされる。田舎の学校にしては蔵書といい設備といいそれなりに整っていた。陳列棚には児童雑誌。どさくさに紛れ宗教関係のパンフレットも。萎える。しばらくして、列をなして入ってきた6年生。思っていたより真面目でスレた子はいなかった。キモノや新幹線(bullet train)、スシの予備知識もあったのが意外だった。クイズ:モンティゴベイからキングストンまで新幹線で行くとどれぐらいで着くか?(答え:約30分)に、「2分」と答える子供。瞬間移動か。世界地図でも日本の位置を当てられたのはごくわずか(ジャマイカの位置は即答だった)。子供って、自分の今いる場所が全てなんだろう、きっと。時間とか距離とか大人のそれとは全く違う次元に生きているんだろうな。格闘技に話題が及ぶとそれまで落ち着きがなかった男子が身を乗り出して来た。すまんのう、おばちゃん何一つできひんで・・・。食に関して保守的なジャマイカ人。寿司・刺身に関しては100%否定的な反応。「あの、ちゃんとウロコとか取ったやつですよね?」と教頭。どうやら生で食べるというと、採ってきたばかりの魚を丸かじりするイメージなのかもしれない。一番ウケたのは、日本人レゲエ歌手アキー&ソルトフィッシュのステージの動画だった。みんな首を揺らしながらリリック(歌詞)に大反応。アキー&ソルトフィッシュはジャマイカ人顔負けのオールパトワで歌う。やっぱり子供でもダンスホールが好きなんやなぁ。ラストはお箸で豆つまみ競争。場内はカオスと化す。「お箸、モンティゴベイで買える?」鉛筆で消しゴムをはさみ自己レンに励む子も。今日のギャラは教頭先生にいただいた缶ジュース。次は絶対着物でやろう。(画像は白鵬・鶴竜戦に見入る子供たち)
2014/02/05
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