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インタビューの本人確認後のチェック。私はテープ起こし者なので、語った言葉に厳格なたちだ。話し手が何を語りたかったかということを、いかに語ってしまった言葉だけで再構築できるかということを常に考えている。話し手はそうではない。語ってしまった言葉自体を後悔する。「もっと違う言葉で話せば私の真意が伝わるのに」「もっとスマートな言い方をすればよかったのに」本人だから、語ってしまった言葉を気軽に捨てられる。文章にするほうの身は、本人が現に語った言葉をぞんざいに扱えない。言葉は語った本人のものだと思うし、彼にとっては不本意かもしれない言葉にも命が宿っていると思うから。1時間、2時間の語りをじっと聞く。意味のない口癖、ミスマッチな擬音、舌足らずな言い回し、転がっていって意味が見えなくなる文意。そういうものは基本的にカットするのだけれど、すべてそぎ落としてしまったら彼じゃなくなるのに、という迷いはいつも残る。だって、私は彼が話したその声の響きをありありと思い出せる。つまらない例だけれど、 やっちゃって → してしまってくらいでも機械的に統一しないで、一つ一つのシーンでどちらがふさわしいか吟味して選ぶ。その加減は掲載誌にもよる。工業、商業なんかの業界誌なら漢語を多くして硬く作る。それでも「やっちゃって」を残すシーンというのはあるかもしれない。その人自身が浮かび上がってくるような記事を書きたいっていうのが譲れないところのような気がする。というわけで、悶々校正中。
2013年09月30日
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平成24年度「国語に関する世論調査」の結果の概要なんかすんごい勢いでニュースやっていましたが、そんなに大騒ぎすること自体が、日本人の国語好き、国語コンプレックスの表れのように感じますね。義務教育レベルの学校教育内容が出題されるクイズ番組が後を絶たないのを見ても、日本人って勉強が好きなんだなと思う。教育クイズのはしり、『平成教育委員会』は1991年のスタートだ。ビートたけしが「あれを最初に企画した自分には先見の明がある」って自慢していたことがある。言わなきゃいいのにって思ったけど、確かに、とは思う。報告内容によると調査項目の「とりつく島がない」「押しも押されもせぬ」「的を射る」「伝家の宝刀」「怒り心頭に発する」については正しく使っている人の割合が増えている。この結果は、さもありなん、だ。ニュースでは相変わらず「こーんなに間違っていますよ」という論調ばかりで既視感が強いけど、ニュースやらクイズ番組やらで何度となく取り上げて、大人のためのお手軽学習本も多く出回っていることが底上げに役立っていると思う。ただこれは、そういうテストをやったら正答者が増えたというだけであって、どれもこれも表現としては衰退していると思う。言葉は使ってナンボだ。「押しも押されもせぬ」なんて最近、言葉として聞いたこともないし、文字として見たこともない。かなりしっかりしたメディアでも「押しも押されぬ」のほうを使っている。大人が使わない言葉を、子供は覚えない。年配の方のインタビューを聞いていると、「言葉として発せられるのは初めて聞く」というような慣用句やことわざが当たり前のように出てくる。「おおっ、こんな漢語っぽい表現、口語として普通に使っていらっしゃるかぁぁぁぁ」とかね。そういうささやかなことが、案外テープ起こしの大きな楽しさだったりもするんだよな。私は、そういう表現を忘れないようにExcelでリスト化している。耳にした言葉は使える。使えるシチュエーションでさらっと使えたらうれしいなあ。そうして、言葉を次世代につないでいく役目を担えるといいなあ。
2013年09月25日
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電話取材をする機会が出てきまして、通話を録音できる機械を探していました。ちょっと時間がなかったこともあって、最初に入れたのがスマフォの通話録音アプリ。取りあえず録音できればいいと思って、ランキング上位に出てきたアプリを入れました。アプリのダウンロードから動作確認、録音まで難しいことはなくて、無事に録音できたけど、これは相手の声と自分の声のバランスが悪かったです。相手の声は小さくて、自分の声は大きく録音される。それから、音はかなり悪かったです。録音アプリの問題ではなくて、ケータイの通話音質の問題ですけれど。最近ケータイ―ケータイの通話音質ってよくないことが多いですね。特にキャリアが違うと厳しい。長電話なんてしない時代ですから、気にする人も少ないんでしょうけれど、結構聞こえない。昔のICレコーダーを使ったことがある方ならイメージがわくと思いますが、ビットレート8kbpsか16kbpsの感じ。自分でインタビューしたものなので起こせますが、外注だったら特殊な単語は拾えないかなというレベル。録音アプリの問題じゃないですよ。ケータイの通話音質の問題。固定電話のほうが安心だと思って、次に選んだのがこれです。【9/9am9:59迄ポイント2倍】【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジ...価格:1,767円(税込、送料別)なんかわからないでしょ。受話器をあてるほうの耳にカナル型のイヤホンを入れて通話するんですよ。耳ふさがっているのに相手の声が聞こえるのかしらと思いましたが、聞こえます、普通に。反対側のプラグを手持ちのICレコーダーのマイク端子につなげて録音します。アプリと違って、ICレコーダーが見えるのがいいですね。RECボタンが点灯して、インジケーターが動いているのが見えるとむちゃくちゃほっとします。こちらはホワイトノイズまでしっかり録音されていました。てか、通話のホワイトノイズってこんなにあるんですね。ICレコーダーとの相性はあるかもしれません。インピーダンスが合わないとうまく録音できないこともあるかもしれないけど、でもまあ、平気なんじゃないの、と思います。オリンパスのレコーダーは動作確認されています。お手頃価格だし、扱いも楽だし、一つあってもいいかなと思います。
2013年09月09日
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