全9件 (9件中 1-9件目)
1
来て良かった!!久々に泣いちゃいました。シヴァコフがこんなに素敵なアルベルトを演じるなんて、予想してなかった。一生懸命だけどイマイチ大根、なイメージは完全に払拭されました。民代さんのジゼルは民代さんなりのベストだったと思う。やはり彼女は女優であり、和風ジゼルが何故だか違和感なくしっくりくる。シヴァコフがタミーを本当に愛おしそうに見つめるので、ふたりがとても深い絆で結ばれているのだと思いました。カテコでもシヴァが民代さんを称え、とても紳士でした。パートナーを信じ敬愛し、心から演じるという、舞台人に必要で教科書に書いてない大事なことを、民代さんとのパートナーシップで学んだのかなぁー、などと思いました。タミーの大切な全幕最後の舞台を、こんな素敵なパートナーと感動的な舞台で締めくくれて、きっと本人もシヴァコフも満足だったでしょう。そう、感動的だったのですよ。シヴァだけじゃなく、舞台全体にずっと涙目でした。どうしてもシヴァ目線で観てたのは否定しませんが、やっぱり物語に愛があるとないとでは全く印象が違うから。一方的な愛だとちぐはぐ感があるし、平行線だとどんなにテクニックがすごくてものめり込めない。そういう意味で、心動かされるものがありました。観にいってよかったなぁ~。ふたり以外で特筆すべきは、シェスタコワのミルタ。怖いのなんのって。冷たくて威厳があって、目で睨むだけで震え上がらせる魔人のよう。誰にも逆らえない、容赦ない感じがゾクゾクするほど。前日のライモンダでのキラキラは冷却したらしく、ぴくりとも笑わない(ミルタが笑ったらそれはそれでオソロシイけど)。ずーーーっと目が威嚇してるんです。ウィリ達を統率、いや完全に操ってるよ、あれは。ステパノワよりもコワかったんですけど・・・・・・・・。いや、最高。次回があるなら、ジゼル:シェスタコワ、アルベルト:シヴァコフ、ミルタ:シェスタコワで観たい・・・・・・。(どーやって!?)会場は民代さんファンが大勢いるせいか、ミルタのヴァリは最初拍手が少なくて、一生懸命拍手したんだけど、圧倒されるくらい素晴らしい出来に終盤は拍手の嵐でした。美しくて凄みのあるミルタは、ちょっとこれまで観た中で一番かも。アルベルトの従者、オマールがこれまた好演でして、主人を心配してなんとか説得しようと必死だったり、うなだれたり、鬼火におののいて逃げ惑ったり、となかなかいい演技でした。すらっと細身でかっこいいので、こういう役も合いますね。オマールだから踊る場面が欲しかったけど、ハンサムな顔を拝めたのでよしということで。ハンスのペトゥホフ。髭面にするとペトゥホフに限らずオッサンになる率高いので、髭なしでもいいのにな。オマールの髭面と見分けがつかない。ジゼルに「なんでコイツと!婚約してるのか!」と詰め寄る激情ハンス。アルベルトに「おまえのせいだ!」と突き飛ばされて逆ギレするハンス。どっちも熱い。お墓に帽子を脱いで嘆き、鬼火には慌てふためいて退散。ミルタへの懇願。「オレ、ジゼルを失って弔いに来ただけなのに!」「失意のどん底なのに!」・・・そーだよねー。なかなか熱演してました。ペザントのヤパーロワとヤフニュークに拍手喝采。特にヤフニューク。明るい楽しい役だとこんなに生き生きとするのか。跳躍も高いし、ラインがきれいで、着地も気持ちいいくらいスパッと決まる。ヤパーロワを「どうだい、素敵な彼女だろう?」と周りに見せびらかすような仕草とか、楽しそうでいいですねー。(眠りの求婚者のときにもやってくれ)ヤパーロワとは細身同士、見た目の釣り合いもとれてて、陽のオーラ出まくりでした。その前に、タンバリン隊の先頭を切って登場したコリパエフ君。めっちゃ楽しそう~。彼の柔和な笑顔は、ほんわか幸せな雰囲気を醸し出してて何だかほのぼのした気持ちになってしまう。結構脇で演技してるんだよね。でも、ヤフニュークのソロを口開けて見てなかった?(無自覚な王子像と重なる・・)槍持ち隊とか貴族のカップルとかも、隅であれこれ細かい演技してるから、主役が舞台にいなくても目は忙しい。まだ誰か判別つかない人がいっぱいいるので、あれは誰なんだー、とかが多いけど。バチルドにジゼルがちょっと踊りを披露すると、脇にいる貴族が「おぉ、愛らしい」とばかりにやわらかく拍手して、隣にいるゴージャス美人の手をとるとか、ラッパ吹きが登場のときにほっぺた思いっきり膨らませてるとか、槍持ち隊がなにやら楽しそうだとか。まともな感想はもうちょっとまとめて書きたいけど、とりあえずup。1幕最後~2幕は涙浮かべつつ、なのでちょっとじんわり感動を味わいたいのでした。
2009年01月31日
コメント(0)
えー、来てしまいました。シウ゛ァコフ見たさに。だってガラだけじゃひどすぎる。 キャスト表もらってびっくりよ。密かに期待してたけど、まさか前日の主役だしと思っていたシェスタコワがミルタ様だった。 ハンスがペトゥホフ。ペザントにヤパーロワ、ヤフニューク。(嬉) バチルドはモストウ゛ァーヤ。 従者はオマール。 ドゥ・ウィリにカミロワ、グルホワ。 楽しみだ~。
2009年01月31日
コメント(0)
あ~、終わってしまいましたよ、ライモンダが。観るのに忙しくて、と~~っても楽しかった!ペレンの体力と完璧さはすご過ぎる!!ずっと踊りっぱなしなのに、あと1幕でも2幕でもいけそう。余力ありすぎ!!!こう軽々と踊られては、次の日のシェスタコワでさえ重く感じるほど。ペレンの姫度が高いせいか、パートナーであるプハチョフは、出番が少ないことを差し引いても地味に見えてしまう。2日目のマラトは身長が断トツに高いこともあって、堂々とした騎士ぶりにマント付き衣装がよく似合う。マラトって、マントの衣装でしかお目にかかっていない気がする。身長と体格だけで威圧できるので、アブデラフマンのオマールが並んだだけで負けを宣告されたみたい。アブデラフマンはジャン・ド・ブリエンヌを差し置いておいしい役どころだよな。初日のツァルだと、「アブデラフマンにさらわれてもいいな」なんて思っちゃった。ツァルは熱っぽく愛を表現しては、時折気合のこもった声を発してました。(ハンスとは別人だーー!)オマールは、「アブデラフマンの被り物をしてるアブデラフマン」に見えるのは何故だろう。うんうん、よかったですよ。相手がマラトなので対決シーンも分が悪かったけど。シェスタコワはきらっきらな笑顔を振りまいて登場。ホントこの人の笑顔は場を幸せにするな~。最初足元がちょっと不安定だったようですが最初だけ。ジャンが帰還すると、恋しい人を見る上気した顔になり瞳にお星様。目うるる。あ~、好きなんだな~、と周囲からマルわかり。友人たちがいつもカップルでさみしそうだったけど、ライモンダには立派な騎士がお似合いなんだわ~。その点、マラトの堂々振りが場面に説得力を与えてよかった。(シェスタコワが小柄に見えるとわ!)個人的には、パナデロスのカシャネンコ、良かったわ~。眠りの4人の王子はどうという印象もなかったし、白鳥のスペインはヴェンシコフに注目してしまったのよね。あの時の黒の方か。白のヴェンシコフがデカイおかげで、黒が華奢に見えて「線が細いな~」だったのが原因だろうな。ムーア人のパヴァーヌはルジばかり観てしまっていたし、剃りの深い髪型(いや、オデコ)に注目しててすいませんでした。今日はバンダナ装備だったのでかっこよかったです。(褒めてます)オリガ・セミョーノワもきれいだけど、なんといっても今日のモストヴァーヤが最高っ。背中の反りを愛する者にはたまりません。キョーレツな美貌と無敵の付けまつげも最高。ライモンダの友人は2日ともミリツェワ・マスロボエフ、コシェレワ・モロゾフの組み合わせ。ミリツェワはいつ見ても大好きだ~。コシェレワとユニゾンで踊るところはきっちりと合わせて気持ちがいい。顔のつけ方や腕や脚の運び、ポール・ド・ブラ、パートナーとの気持ちの通った目線、すべて好き。マスロボエフがこれまた、い~い感じの優しい目でミリツェワを見るんだよね。(最近ポイント高いなぁ)ライモンダを見守る友人4人の舞台端の演技も見逃せませんでした。愛情深さが伝わってくるんですよ。白鳥のトロワでもミリツェワ・コシェレワ・プロームがずっと王子を気にかけている様子がたまらなく好きなのですが、この辺の組み合わせは最強です。ハンガリーは初日のポドショーノフが2日目はコール・ドにいたり、連日マスロボエフがコール・ドでニコニコ踊ってたり、皆働きものです。フィラートワも良かったですが、フィルソワのアクセントのある踊りもハンガリーにはぴったり。3幕の男子4人組はやっぱり左端のヤフニュークが特出してました。ぴたっと気持ちよく決めるので、初日はその他3人との差が歴然。2日目はコリパエフが加わってまだバランスを保って(大いに疑問?)いたけど、それでもヤフニュークは上手いとはっきりわかりました。左から2人目の人~、2日目はヤフニュークとコリパエフにはさまれて、余計にグダグダなのが目だってました。あれは誰?全幕では「踊れるけど印象薄い」だったヤフニュークがガラ以降注目度が上がってしまいました。グランパで左端奥にいる、一番見えない位置にいるヤフニュークを探しちゃったもんな。右のコリパエフ君もかわいいからつい見ちゃう。お陰で中央の主役と左端と右端を見るのに忙しかった。好評価のマスロボエフ、カシャネンコ、いぶし銀のブレクバーゼも皆アンドレイなのね。おぉ、ヤフニュークもアンドレイ!(どうやって呼び分けてるのだろうか)一人足りないのは、アンドレイ・アニハーノフ!!マエストロ、帰ってきて・・・。あ。パブージンの指揮も良かったです。
2009年01月30日
コメント(0)
あれよあれよという間に1週間が過ぎ去ろうとしている。明日はライモンダ。てことで、マールイ祭りももうすぐ終わってしまう~。楽しみなのに、終わって欲しくなくてなんだかさみしい。せめて、ライモンダの前に、せめてせめて、ガラの感想を。ってことで、メモ書き。第1部「眠りの森の美女」よりローズ・アダージョ振付:M.プティパイリーナ・コシェレワ、コリパエフ、モロゾフ、カシャネンコ、ヴェンシコフコシェレワのオーロラって始めてだなぁ。レパートリーに入ってるんでしたっけ?十代特有の眩しさや初々しさとか、姫ならではのきらきらした気品までは感じなかったけど、コシェレワらしい、優しげで丁寧な踊りでした。アチチュードで4人の王子の手を順にとるところは、右腕にすっごい力が入っているのがわかって、離すと同時に次の王子の手をつかみにいってました。ペレンだとこのあたり余裕しゃくしゃくで、おほほほほ・・と愛想笑いも聞こえてきそうな、お人形のような笑顔を観客に向けながら、たっぷりと時間をかけて次の王子に手を差し出すのよね。つかむんじゃなくて、貴婦人が目下の者に手を取らせるみたいな。薔薇の花がなかったのが、なんだか間が抜けてた。なんで仕込んでおかないんだ、王子たち。あとでコリパエフ君あたりが拾ったっていいじゃないか。「人形の精」より振付:レガート、N.レガートサビーナ・ヤパーロワ、ヴェチェスラフ・チュチューキン、マクシム・ポドショーノフヤパーロワって、カツラ似合う・・。それもでっかい青いカツラなのに、可愛さが増してるし!なんか笑顔がSATCのキャリーに似てる。女優のサラ・ジェシカ・パーカーというより、役のキャリー・ブラッドショー。チュチューキンとポドショーノフはピエロメイクなので、顔が覚えられませーん。ふたりとも、「愛しのサビーナちゃん、ボクと遊んで~」とほんわかピエロ。メゲないピエロをいいことに、笑顔全開で翻弄するサビーナちゃん。ピエロふたりがいじらしく見えてきた。「ロミオとジュリエット」よりバルコニーの場面振付:D.ヴィノグラードフイリーナ・ペレン、アンドレイ・マスロボエフマスロボエフが案外、お兄さんロミオでよかったです。ペレンの純粋で真っすぐなジュリエットが自然に頬を染めてるようでかわいい。マスロボエフが自然な笑みでやさしくジュリエットを見つめる姿が、とってもいい感じでした。被り物のないマスロボエフ、初めて観たか?(しかも主役だ!)「せむしの仔馬」より”海と真珠の踊り”振付:M.メッセレルアンナ・クリギナ、ユリア・チーカ、アンドレイ・ヤフニュークヤフニュークってやっぱり踊れるんだ、ってことを実感した演目でした。全幕ではいまひとつ目の開いてないぼんやりした印象だったのが、初めてしっかりと前を見据えている、表情のはっきりしたヤフニュークに出会えました。そうか、慣れた演目なら存在感も増すってわけですね。(へのへのもへ字、返上!)クリギナとチーカが小柄なので、ヤフニュークが頼もしくさえ見えるし、実際踊りのほうもびしっと決まってなんだかいい感じ。「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ振付:M.プティパオクサーナ・シェスタコワ、ミハイル・シヴァコフ、ヴァリエーション:タチアナ・ミリツェワシヴァコフ~~~♪♪待ってたのよ~。なんだか随分とまた逞しくなりましたね~。目線にぐぐっと力が入って、アピールするところはアピる。ポーズを決めるところはちゃんとカッコつけてくれる。前髪ピン留めもちょっと気になるけど、そんなことより、迷いのない感じが身体の線にも表れていて、とってもよかったよ~。前は視線が宙を泳いでたのもかわいかったけどね。迷子の子犬みたいで。舞台袖に引っ込むときに、軽くスキップして最後の一瞬に気が抜けてるのは変わりなかったけどな。うーん、こんなにカッコよくなってるなら、エスパーダで客演してるの観ればよかったな。またやってくれないかな。シェスタコワと睨みあい、もとい、ガチンコ目力勝負(?)でも負けてないし、シェスタコワったらそんな顔がまた魅力的。「怒った顔もかわいいね」と言われるタイプ。前日のメドーラ@コールプ祭りよりも明らかに調子上げてきたと思われ。しっかし、音楽が超スローだったなぁ。踊り終えたシヴァは、ほっとしたような笑顔でとっても嬉しそうでした。うーん、ますますペレンとの白鳥が観たいよ~。第2部「ムーア人のパヴァーヌ」振付:J.リモンファルフ・ルジマトフ、イリーナ・ペレン、アンナ・ノボショーロワ、アンドレイ・カシャネンコ第1部とは雰囲気を一転して、深~い内面の世界へ。ノボショーロワさん、ジゼルのベルタと白鳥のスペインという印象しかなかったけど、演技派なんですね。ベルタ役でも発揮されてますが、マールイは役者が多いな~。カシャネンコの剃りの深さに驚きつつ、やっと顔と名前が一致しました。ペレンの純真無垢なデズデモーナも好演でした。久々のルジとの組み合わせにちょっとドキドキ。夫の心にシミのように広がる疑念。炎より熱い想いが揺らぎ、煙のように燻られ、打ち消す度に渦巻いて離れない、つのる不信感。そして、許せないという気持ち。デズデモーナの、夫を盲目的に愛し、唐突に拒絶されることに戸惑い困惑する姿が、痛々しいほど。カテコでのルジが、「愛してるのに、・・・してしまった」 といった苦痛の表情で、ペレンの肩を大事そうに抱く姿が印象的だった。第3部「エスメラルダ」より振付:M.プティパエカテリーナ・ボルチェンコ、ニコライ・コリパエフ、レニングラード国立バレエボルチェンコ初見。終始「イヤイヤ」の表情のボルチェンコに、なんにもわかってないけどなんだか一生懸命なコリパエフ。その対比が面白く?いや気の毒にさえなったが、どんな場面かがあとでわかって納得。「スパルタクス」よりアダージョ振付:G.コフトゥンイリーナ・ペレン、マラト・シェミウノフ疲れを知らないペレンはこれで3演目め。アクロバティックなリフト満載でもまったく危なげなし。マラト、しみじみデカい。あの身長にあの手足の長さでホイホイ リフトされたら、目が回りそうなもんだけど、ペレンはリフトされてもブンブン振り回されてもポーズが綺麗。別れのときがきて、ペレンの身体から、愛しい人に対する情愛が感じられました。(以前の能面ペレンちゃんはどこへ・・)「アダージェット」振付:N.ドルグーシンファルフ・ルジマトフこれを観て、いろいろいろいろ考えて考えさせられて、頭から離れなかった前回よりも、シンプルに美しさを堪能しました。振付は、ほんとに「ルジさんじゃなかったら、間が持たんよ」というものですが、一番初めの腕から手の甲の動きは、鳥の羽ばたきや寄せて返す波を感じました。光と影、強靭な肉体と朽ちてゆく肉塊、栄光と虚栄、瑞々しさと癒せない渇き、衝動と焦燥、孤独と空虚、誕生と消滅・・・・・・・・・・・ところで、本当に、この人45歳ですか?「海賊」第3幕より花園の場&第二幕より振付:M.プティパ、V.チャプキアーニメドーラ:オクサーナ・シェスタコワ、ダリア・エリマコワ、エカテリーナ・ボルチェンコアリ:アントン・プローム、ヴェチェスラフ・チュチューキン、アレクサンドル・オマールギュリナーラ:タチアナ・ミリツェワレニングラード国立バレエ芸監アリが登場したおまけ付き。そう、そのお陰でチュチューキンとオマールの記憶がほとんどない。エリマコワは表情が固かった。支えるプロームが余計に優しく頼もしく見えました。ボルチェンコは誰だかわからないくらい、コワイ顔。緊張してたのか、エスメラルダと同一人物とは最初気づかなかった。そんな中で、シェスタコワはやわらかい雰囲気でほっと和む。ルジのアリ姿でガラを締めくくるとは、心憎い演出でした。(ルジ・ファンにとっては)それを抜きにしても、最初から最後まで演目も配役もうまい構成で楽しかった♪もう一度最初から観たいくらい。また企画してくれたら嬉しいな。「ミハイロフスキー劇場ガラ」2009年1月21日(水) 18:30開演 Bunkamuraオーチャードホール指揮:カレン・ドゥルガリヤン管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
2009年01月28日
コメント(0)
心の準備がないと、アタマ真っ白状態~。ミハイロフスキー・ガラ、ラストの「海賊」でまさかのルジ登場!!に会場からは悲鳴とも奇声ともつかぬ声が・・・・・。なんだかわからないうちに、下手から矢のごとく飛び出してきたルジが、マネージュでぐるぐるーーー。アタマまっちろの自分は目が追いかけるので精一杯。隙のないキメポーズ。これよー!!!これ!!やっぱりアリはこうでなきゃーー。^ ^メドーラとアリが3人ずつキャストされてるから、ふんふん、最初はシェスタコワの花園ね。お次はプロームとエリマコワで2幕のPdDね。なんて余裕で観てて、プロームの穏やかなアリにも満足してて、ヴァリの途中でチュチューキンと入れ替わって、オマール(細っ)が出てきて、・・・と思ったら、会場の空気を一瞬で変える、ひとりマジ海賊モードのルジが、稲妻のように現われたからたまらない。ごめん。だからオマールはあんまり観てなかったよ。アリがピルエット合戦はじめちゃったから、どこ観る、ってルジを凝視する以外になく。ガラなんだけど、お遊びなんかじゃなく、生真面目すぎるくらい、厳しくも美しい姿。胸にかかる鎖。白い羽根飾り。青いハーレムパンツ。芸術作品の肉体。刷り込みされたアリと生き別れになって、やっと会えた気分。ラストに相応しく、大いに盛り上がりました。ルジが自分で出演を決めたのかな?それともクリギンあたりが是非にと勧めてくれたとか。「ファンにはこれ以上ないプレゼントですよ~」 とか言って。ガラ公演は見所満載で、ものすごく楽しめました。シヴァにやっと会えたのも嬉しい♪とーってもかっこいいバジルでした。この公演を企画してくださった全ての方に、ありがとうとお礼を言いたいです。そのほかのことは追って。
2009年01月22日
コメント(0)
マールイ月間も眠りまで消化して中間地点まで来ました。ジゼル以降感想を書けていないけど、白鳥も眠りも良かった~。眠りはペレンのリラの精見たさに当日券で観にいってきました。前日の完璧なまでの主役ぶりに加え、本日はリラの精、と連日大役をバンバンこなしてもびくともしないペレンの体力には恐れ入る。ペレンのオーロラは昨年初めて観たときより一層気に入りました。エフセーエワのオーロラが大好きだったのでリラの精では観てたんだけど、この分だと来てくれる限り、どっちも観にいってしまいそう。蝶よ花よと大事に育てられた姫の可愛らしさで周りがぱあーっと明るくなるほどでした。踊りまくりなのに、ふらつくどころか余裕の笑み。ジゼルで感じた過度な色っぽさもなく、オーロラでは可憐なお姫さまに。つま先まで可愛らしくきらきらをなぞっているようでした。今日のオーロラは、シェスタコワ。オーロラとして観るには初めてなんだな。いやー、顔が小さくて童顔のシェスタコワはあいかわらず可憐な笑顔。ペレンの後に観ると、シェスタコワは表情も踊りも幾分しっとり系に感じるものの、まだまだ17歳の清純派でいけますね。サポートするコリパエフは尊敬の念と憧れを抱いているようにみえました。そのせいか、シェスタコワにむける仕草がやさしくてなかなかよかったよ。あぁ、マールイにもハラハラしないで観られる王子系がいたのね。(ルダコは今どうしてるだろう、と感慨深い)昨日の王子、ヤフニュークもちゃんとデジレしてました。でもイマイチどこ見てるかわかんないんだよね。上の空、でもないんだけど、寝てるか起きてるかわかんない・・。顔がげっそりしすぎなのかな。顔に肉つかない人はつかないし。ペレンは三幕の白ヅラも似合うわ~。動く陶器のフランス人形みたいでカワイイ。シェスタコワ&コリパエフ組はヅラなしでした。コリパエフ君は首の後ろで結んで垂らす髪型。垂れてる長髪が細い縦巻きロールだった気がする。「新春~」ではプハチョフと一緒に白ヅラだったシェスタコワ。うん、こっちはヅラなしのほうがいいかも。(コリパエフがヅラ似合わなすぎてやめたのかな)そうだ、プハチョフを「新春~」以来見ていない!白鳥でキャスト変更のあった12日、会場でプハ交代の掲示板をみて「うそぉーーーーー」と小声でつぶやいて結構ショックだったのよ。交代要員のヤフニュークには罪はないけど、なんでよぉ~。そもそも去年までペレンの白鳥はシヴァコフという刷り込みがあるのでね。ペレンと愛を語れるジークフリートは、シヴァでしょうが。今から連れて来てよ~。シヴァコフの一途で純粋な王子姿が観たい・・・。柴犬のような巻き毛が見たい。とにかく地団駄を踏んでたわけですが、ヤフニュークも悪くなかったですよ。えぇ。ただちょっと、ヤワなイメージがあるだけで。演技にもうちょっとメリハリを見せられるといいよね。話が前後するけど、眠りの4人の王子がすっかり棒立ちになってしまって、つまらなーい。別にここは笑いをとるとこじゃないし、演技過剰でもどうかと思うけど、4人ともこれといって演技してない。え?今日はヤフニュークが入ってたの?・・・・うーん、気づかなかった。てか、どれだったんだ・・・。今年も働き者のミリツェワは、フロリナ王女にダイアモンド、と眠りでも大活躍。フロリナ王女は圧巻!!でした。青い鳥のプロームとともに絶好調。ふたりとも大好きだわ~~。先にこのキャストで見てしまうと、今日のフロリナ、クテポワは生ぬるい。振りがゆるいせいか、観る方もテンションが落ちてしまう。いつの間にマールイの定期メンバーのようにキャストされるようになったんですかね。事情はわかるけどねー。拍手はプロームに送ったのよ~。カラボスのオマールは若くてイキのいい、悪戯好きなお婆って感じ。腰曲がってるわりに、カッコよくジャンプを繰り返す。ブレグバーゼのハジケっぷりは痛快!!写真のいいおじ様風からは想像がつかない。老体に鞭打ちジャンプ・・でヨレヨレ・・。目を回しながら悪の威厳を保とうとするオジサンカラボス、最高です。ブレグバーゼといえば、白鳥の家庭教師では愛すべきいい人キャラ。後ろに座っていたご家族のお父さんが、「あのおじさん誰?」って聞いたときには吹き出しそうになりました。そ、そして、あと3日寝ると、ミハイロフスキー・ガラ!!踊る芸監ルジの登場!マールイの面々とはもう踊ってくれないのかと思ってたから、うれし涙がちょちょぎれる。はー。冷静のつもりだけど、段々気持ちが高揚してきました。本国では踊ってくれてるようだし、もっともっと観たい!!というファンが大勢いるのよ~。踊りから少し離れていた時間が、また踊る意欲を増してくれたのじゃないかと思います。去年のスパニッシュなルジさんは、観る前はまだいろいろと心配だったので落ち着かない気分だったけど、今回はウキウキ気分で本当に楽しみです。ルジのオセロ、観たかったんだよな。衣装で体のラインが隠れるのだけが不満。(笑)そこはアダージェットで堪能させていただくとして。(爆)やっとシヴァコフにお目にかかれるかな?その前にコールプ・ワールドでした。マハリナとの「シーソーゲーム~ブランコのふたり~」がめちゃくちゃ気になる。せっかくマハリナが来てくれるのに、たったの一演目。(クテポワを2つキャストするくらいなら、譲ってあげて~ >芸監)ちゃんと開演までにたどり着けますように。(-人-)
2009年01月18日
コメント(2)
ペレンのジゼルは想像以上に・・・・・・厚化粧でした。付けまつげ落ちそうな村娘ってどうよ。村一番のおしゃれさん?我の強そうな姫さまアイドル系というところでしょうか。衣装も新版用と思われ、ひとりだけ特注に見えるし、後ろに高く結った髪を縦巻きロールにしてるあたり、いかにも姫!!という感じ。これが優しそうなヤフニュークのアルベルトには新鮮だったのかも。バチルドのオリガ・セミョーノワが優雅な公爵家令嬢然としていて、ヤフニュークが迫力負けしてたもんな。(コールプだったら問題なく食いつきそうなんだが)ヤフニュークとペレンとの組み合わせは思ったほど違和感なかった。これも意外。ヤフニュークがインパクトに欠けるのは、表情のバリエーションが乏しいせいだろうか。(前より「へのへのもへ字」メイクは薄かったような・・他のところを濃くしたのかな)踊りの方も可もなく不可もなくの無難な出来。ふたりで同じ振りをすると、ペレンの方が格上で目を引く。ジュテはペレンの方が高くてきっちり滞空時間があってきれいだった。(心臓丈夫そうだな)一幕のジゼルのソロで片足ポワントでテケテケ進むところ。アルベルトに投げキスを送る視線がやたら濃い。ペレンのジゼルはきっと、ハンスとも恋仲終了済み、隣村の青年ともすったもんだ経験済みとお見受けしました。このジゼルがショックで死んでしまうにはそれなりの理由が必要だな。振られたことなんかないジゼル姫が、実は本命じゃなかったという、考えもしなかったことが起きて、自分に夢中だった優男にプライドをずたずたにされてしまったから?我慢ならなくてイカれちゃった?うーん、ありかも。(どんだけプライド高いんだよ)ハンス役のツァルが最高でした。このハンス君は、ほんとにジゼルちゃんが好きなんだね。ペレンよりよっぽど初々しい恋心を生き生きと表現してたと思う。(するとやっぱりジゼルとハンスが恋仲終了ってのは無理があるな)スタイルはいいし、手足も長い。二幕の彼もよかった。ハンサムなのもポイント高し。狂乱のシーンは化粧ばっちりのペレンが目を見開いて呆然としてるのが怖かった。目はあさってのほう見てるのに、独り言ぶつぶつ。「お母様、ひどいのよ。あの男。キミのことが好きだ好きだ、っていうから付き合ってたのに。なにあれ。婚約者とか言っちゃって、貴族とか言っちゃって、なになにあれ。花占いとかいって花びらちぎって喜ばせたくせに。なんなのアレ。なんなのなんなの、アレ。」 ・・・ジゼルぶち壊れる。まわりのお友達にも迷惑な同意を求める。「ねぇねぇ、どーしてよ。どーしてジゼルよりあの女のほうがいいの。どうしてよ。どうしてよ。」純粋なハンスはジゼルの変貌ぶりに驚きつつ必死に止める。「ジゼルちゃん、どうしたんだ。落ち着いて」「ひどいわひどいわ。ジゼルを裏切るなんて・・・・・」 (ショックにより倒れる)一幕終了。(いいんだろうか、こんなんで)自己愛の強い人にありがちな、自分を名前で呼ぶジゼルちゃんは、死してようやくアルベルトのことが好きだったと気づいた。のかなぁ。真面目なアルベルトは実はずっと悩んでいて、身分のことも好きでもないバチルドのこともどうしようどうしようとグルグル悩んでいて、挙句にばれて好きな娘を死なせてしまったー。と後悔。ハンスが森に来てジゼルのお墓に気づくと、急に胸がきゅーーっと痛んだように悲しげな表情になる。鬼火におののき右往左往。慌てふためいて退散。ツァルはこの辺の演技もうまい。ヤフニュークは静かに悲しむ。在りし日のジゼルを悼むって感じ。ペレンは二幕でお墓から登場して早々は、ミルタの支配下にあるせいか精霊らしかったけど、アルベルトが来てからは、未練たっぷり、人間の感情そのままお持ち帰りしたウィリでした。(この先ウィリとしてやっていけるのか、心配なりよ)踊りのほうはメイクと一緒でばっちり。ミルタはクテポワ。衣装がいまひとつ好きになれなかった。背中はあまり開いてなくて、フレンチスリーブのような身頃にあまり透けない小さいパフスリーブ。これが体操着のような印象。周りの透け感のある衣装の中でちょっと異質だった。動きそのものも、周りのやわらかさの中でひとり直線的で固さが浮いてしまう。クテポワは無表情になると美人顔が怖い。これはミルタにはあってるのかも。マリインスキーでも持ち役でしたよね?(それにしては踊りこんでいるようにはあまり見えないんだよな)ふわっとした感じがないので、精霊にはなってないよなー。夜明けの鐘で助かったヤフニューク君ですが、助け起こされて息も絶え絶え。ジゼルに気づかないのかそれとももう見えないのか、後ろにいるジゼルがそのまま消えてしまうのも見届けられず。名残を惜しむように抱きかかえるシーンがなかった・・・よね?えー、このまま永遠に別れてしまうの?ジゼルがもうどこにもいない。百合の花を拾い上げて力なく落とし、ジゼルのお墓によろよろと進むと膝から折れて顔を覆って泣き崩れる。二幕終了。うん。これはこれで面白かった。このあと素直にミルタの言うことをきくのだろか。ペザントはキャスト表から交代があり、エレメーエフからプロームへ。細身のクリギナとのペアでプロームが堂々と頼りがいのある兄ちゃんに見えました。前日のミリツェワとはタイミングの合わないところがあったけど、この日は万全。ドゥ・ウィリのエリマコとジュラヴリョーワもよかった。どっちがどっちかイマイチわかってないけど、どちらも腕が長くて美しい。この日はなんといってもツァルですね。ハンスにこれだけ注目したのは初めてですわ。レニングラード国立バレエ-ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場-「ジゼル」-全2幕-2009年1月9日(金)18:30開演 Bunkamuraオーチャードホール<キャスト>ジゼル: イリーナ・ペレンアルベルト: アンドレイ・ヤフニュークミルタ: ヴィクトリア・クテポワ森番ハンス: ウラジーミル・ツァルぺザント・パ・ド・ドゥ: アンナ・クリギナ、アントン・プローム(マクシム・エレメーエフより交代)ベルタ(ジゼルの母): アンナ・ノヴォショーロワバチルド(アルベルトの婚約者): オリガ・セミョーノワ公爵: アンドレイ・ブレグバーゼアルベルトの従者: ロマン・ぺトゥホフドゥ・ウィリ: ダリア・エリマコワ、ヴァレリア・ジュラヴリョーワ指揮:カレン・ドゥルガリヤン管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団タイム・スケジュール 第1幕約50分 休憩20分 第2幕約50分
2009年01月11日
コメント(0)
ジゼルは自分にとって特別な感慨のある演目なので、とっても観たい反面、一番落ち着かないプログラムでもあります。当日は至って平静に観られましたが、なにしろジゼルはシェスタコワ。相手は大好きなコールプ。とはいえ、やっぱり色々とインプットされてるものが多すぎて困る。息詰まるほどではないけど、しみじみよかった。コールプのアルベルトは純愛路線。ジゼル可愛さに深く考えもしていない。ただジゼルの気を引くことに夢中になっている。貴族という品のよさからか、生来の生真面目さからか、気持ちは熱いけど紳士的。(に見えるのは、やっぱりルジのせいだろうか・・・)シェスタコワの垢抜けないうぶな村娘ぶりが役にぴったりで、控えめで愛らしい。媚がないのがいい。媚びのあるジゼルだったら、アルベルトはわざわざ村人の振りしてまで通うほど惚れないだろうと思うから。狂乱のシーンで、なにかに怯え、ゆっくりと覗き込むように頭を上げると、すでに正気を失っている顔。ライトに照らされてその雰囲気が結構コワい。スローモーションのように静かに壊れていくと、空っぽで感情も魂も抜けてしまったよう。足もとにある剣につまづいて、恐ろしい誘惑に駆られ、剣先をつまみあげると喉元へ。必死のハンスに止められて振り返りざまの狂気の笑い顔。ハンスもひるむほど。考えてみると、ハンスっていいヤツだな~。皆が怖れをなしたりショックを受けてる中、ハンスだけがジゼルを必死で止めようとしている。もう前後もわからないジゼルはアルベルトの胸も突き放し、逃げ惑うように走り回ってついに死に捕らわれてしまう。アルベルトは自分の腕からすり抜けたジゼルにすがりつき、取り乱す。ベルタに阻まれてもジゼルの傍を離れようとしない。従者に促されても気づく様子もない。肩にマントをかけられてこらえ切れず、その場から走り去ってしまう。その背中が痛々しい。2幕はシェスタコワの本領発揮。やっぱり好きですわ~、この人のジゼル。目線と僅かな表情が、まだ少しだけ人間らしさを宿しているよう。でもすでにウィリという魂の存在なんだと感じさせる。ミルタに操られながらも、同時に精一杯のアルベルトへの愛情を映し出す。身体にまとう霊気の中に、微かにしか光を灯していない瞳の中に。重力のない幻影のような腕の動きに。アルベルトがまだジゼルを気配でしか感じていないとき、ジゼルは空気を揺らす霞のようだった。ただアルベルトの体温に導かれて姿をあらわしたよう。リフトされて初めて互いを心で感じ、ゆっくりと確かめ合うように左右に分かれてシンクロする。ミルタのコシェレワが素晴らしい。一見、情がありそうなミルタなんだけど、冷ややかで無情なミルタ様。腕の優雅さや背中の見せ方、ポーズの美しさに目は釘付け。ハンスが引き出されてからのウィリたちが怖くて美しかった。湖に巻き込まれるハンスを手をつないでぐるぐる回るところは、いつも感心しきり。速くて。ハンスを死へ追いやるウェーブが見事な流れ。ハンスのオマールは演技は固かったけど、ミルタに踊らされている様は美しく高い。続いてアルベルトが引っ張り出されて命乞い。ジゼルが駆け込んでくる。シェスタコワのジゼルは、生きていた頃の感情のままに やめてー とか いやー というんじゃなくて、ジゼルの記憶がそうさせるのか、彼を救うという使命感だけがかろうじて意識をつなげてるようにも見えた。十字架の前までアルベルトを誘導しミルタから隠すように立つと、彼を守るという意思と強い愛情がはっきりと感じられた。一幕でアルベルトに恥らっていた村娘とは思えない。美しいヴァイオリンの音色で始まるジゼルのソロ。うっとり。アルベルトはジゼルから目が離せない。束の間のPdD。アルベルトを踊り狂わせ、倒れこんだところにミルタが止めを刺そうとすると、曙を告げる鐘が鳴る。ミルタがゆっくりと耳を澄ませ、ウィリ達と潮がひくようになめらかに去っていく。助け起こされた弱りきっているはずのアルベルトは、正面を睨んでて目がコワイ。コールプってば目の周り真っ黒なんだもん。そんなに客席をガン見しなくても・・。ジゼルを腕にゆらゆらと揺すり、ゆっくりと降ろすと、もうジゼルの姿が見えていない。アルベルトが正面を向いたまま、後ろにいるジゼルが音もなくお墓へと消えていくと、やっとジゼルがもういないことに気づく。遺された百合の花を拾い上げて津波のような喪失感に襲われ、顔を覆って膝からくずれ落ちる。<幕>いまやっと愛してるとわかったのに、悲しみで体がちぎれそうなアルベルト。って感じでした。ジゼルも永遠に去っていくとき、もう出ない涙が頬を濡らしていたかもしれない。コールプは割りと素直な役づくりでした。(アルベルトで胡散臭くても困るんだけど)深く考えてないところが、アルベルトたるところか。絶好調って感じではなかったけど、よかったです。リフトがきれいでシェスタコワが精霊のようでした。カーテンコールは舞台の続きを見ているような、シェスタコワの入り込みよう。コールプもつられてか神妙な面持ち。昨年の白鳥と同じく寄り添っていつまでも浸っていました。シェスタコワからは、「この人を救えた・・・」という必死だった気持ちが伝わってくるカテコでした。ルジのときといい、踊りきった安堵感と満足感ではなく、役に入り込んですぐに抜けられないシェスタコワとルジが呼応したんだろうなぁ。コールプの場合は、シェスタコワがそうさせるのかな。レニングラード国立バレエ-ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場-「ジゼル」-全2幕-2009年1月8日(木)18:30開演 Bunkamuraオーチャードホール<キャスト>ジゼル: オクサーナ・シェスタコワアルベルト: イーゴリ・コルプミルタ: イリーナ・コシェレワ森番ハンス: アレクサンドル・オマールぺザント・パ・ド・ドゥ: タチアナ・ミリツェワ、アントン・プロームベルタ(ジゼルの母): アンナ・ノヴォショーロワバチルド(アルベルトの婚約者): オリガ・セミョーノワ公爵: アンドレイ・ブレグバーゼアルベルトの従者: ロマン・ぺトゥホフドゥ・ウィリ: マリア・グルホワ、ユリア・カミロワ指揮:カレン・ドゥルガリヤン管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団タイム・スケジュール 第1幕約50分 休憩20分 第2幕約50分
2009年01月10日
コメント(0)
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。(^一^)舞台は一期一会。今年もいい舞台に巡り会えた、と年末に感動を思い起こすような一年でありますように。2009年初のバレエは、レニングラードバレエの「新春特別バレエ」。第1部 「くるみ割り人形」第二幕 ~おとぎの国~ マーシャ(ミリツェワ)のシャチホコを見て、背筋を鍛えよう・・と思う。王子はマスロボエフ。相変わらずカツラがイケテナイ。脚が弱い、とは友人の指摘。彼の白タイツは耐え難い、とも。(T□T)目を引いたのはスペインのアレクサンドル・オマール。スペインいらしい切れがあり、動きも軽いしきびきびとしてる。顔立ちがよくて適度にハンサムなのもマル。パストラルはフランス人形か砂糖菓子人形みたい~。中国のトルマチョフもよかったよん。ワルツにカミロワ、ヤフニューク、モロゾフ、ヴェンシコフもいたんだ・・。よく観ればよかった。第2部 「白鳥の湖」より第1幕 ~オデットと王子、湖畔の出会い~コシェレワのオデットは初見。想像どおり、しっとりとやわらかで丁寧なオデットでした。コシェレワはいつもほんのり体温を感じさせるような印象がある。(ミルタでさえも)オディールはどんなだろう。傷ついたあとのオデットは?ちょっと興味をそそります。王子のコリパエフは、見た目にも「おぼっちゃま王子」で若いだけに初々しい。このあと二幕・三幕とオタオタしてく王子を見てみたい気も。ヴェンシコフのロットバルトがなかなかよかった。ボクちゃん王子の夢をこっぱ微塵に砕いてくれそうな、いかにも悪の世界の術師って感じ。踊りも切れていて好み。大きい白鳥にキャストされていたミリツェワは交代でお休み。次の眠りでダイアモンドだから、いつも出ずっぱりとはいえ、さすがに連投はきついよね。クテポワが周りの3羽とバランスが悪いように感じたところが何箇所か。ルジの妻だと思うから採点がきつくなってる、というわけじゃないと思うんけど。コールドで白鳥さんがずらっと揃うとやっぱり圧巻です。今回はバヤデルカがないので、影の王国が観られないのが残念だな~。第3部 「眠りの森の美女」より第3幕 ~オーロラ姫の結婚式~シェスタコワのオーロラは磐石。真っ白い衣装に真っ白いカツラはいつ見ても違和感。結婚式の場面だから主役の出番はなかなか来ないし、あっけないしで、これで欲求不満の人は全幕を買うべし。ペレンの日しか買ってないのだけど、シェスタコワのローズ・アダージョも気になります・・・。踊り終えたシェスタコワは白い肌がオデコまで上気して真っ赤でした。デジレ王子のプハチョフはまずまず。立ち姿がきれいなので、シェスタコワとの並びもいい。白タイツはそもそも似合うし、白カツラも意外にOK。ダイアモンドのミリツェワが◎。くるみのマーシャより良かった。マーシャを演るにはミリツェワが大人っぽすぎてアンバランスさを感じてしまう。金・銀・サファイアを従えて、ダイアモンドがやっぱり一番光ってました。フロリナ王女のクテポワに青い鳥のプローム。どうしてもクテポワの踊りに魅力を感じないので、プロームばかりに目がいってしまった。前はもっと細身だった印象があるけど、体つきがしっかりしてきた?今回はロマチェンコワが来日しないので色々組まされてパートナーシップで苦労しそう。頑張れ~。リラの精はペレン。3幕はちょっとしか出番がないんだよね。ペレンは足音がまったくしないのが驚異。もっと観たい~~。チャイコ・バレエ・ハイライトの「新春特別バレエ」は、やっぱり主役も沢山観られてコール・ドも堪能できる白鳥に軍配。眠りも抜粋なら1幕が観たいけど、デジレがいないからダメなんだろうな。 レニングラード国立バレエ―ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場―「新春特別バレエ」2009年1月4日(日)13:00開演 東京国際フォーラム ホールA<キャスト>第1部 「くるみ割り人形」より第2幕 ~おとぎの国~マーシャ: タチアナ・ミリツェワ王子: アンドレイ・マスロボエフドロッセルマイヤー: マラト・シェミウノフくるみ割り人形: アンドレイ・ラプシャーノフねずみの王様: ミハイル・ヴェンシコフコロンビーナ: マリア・ドミトリエンコピエロ: マクシム・ポドショーノフスペイン人形: オリガ・セミョーノワ アレクサンドル・オマール東洋の人形: アンナ・ノボォショーロワ中国の人形: エレーナ・ニキフォロワ デニス・トルマチョフ パストラル: ナタリア・パルフョーノワ アンナ・スーホワ ニコライ・アルジャエフトレパック(ロシアの人形): ドミトリー・クドリャーフツェフワルツ: エリマコワ、カミロワ、グルホワ、グローモワ、ヤフニューク、モロゾフ、 カシャネンコ、ヴェンシコフ第2部 「白鳥の湖」より第1幕 ~オデットと王子、湖畔の出会い~オデット: イリーナ・コシェレワ王子: ニコライ・コリパエフロットバルト: ミハイル・ヴェンシコフ小さい白鳥: アンナ・クリギナ、ナタリア・クズメンコ、エレーナ・ニキフォロワ、ユリア・チーカ大きい白鳥: タチアナ・ミリツェワ(当日代役に交代)、ダリア・エリマコワ、ヴィクトリア・クテポワ、ヴァレリア・ジュラヴリョーワ第3部 「眠りの森の美女」より第3幕 ~オーロラ姫の結婚式~オーロラ姫: オクサーナ・シェスタコワデジレ王子: アルチョム・プハチョフリラの精: イリーナ・ペレン王: マラト・シェミウノフ王妃: ズヴェズダナ・マルチナ宝石の精/ダイモンド: タチアナ・ミリツェワ金、銀、サファイア: マリア・ドミトリエンコ、アンナ・クリギナ、ユリア・チーカフロリナ王女: ヴィクトリア・クテポワ青い鳥: アントン・プローム白い猫: エカテリーナ・プロシキナ長靴をはいた猫: マクシム・ポドショーノフ赤頭巾ちゃん: ユリア・チーカ狼: 二キータ・クリギン人食い鬼: ウラジーミル・ツァル人食い鬼の奥さん: アントン・アパシキン式典長: アンドレイ・ブレグバーゼ指揮:ミハイル・パブージン管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団タイム・スケジュール 第1幕約50分 休憩25分 第2幕約30分 休憩25分 第3幕約50分※上記キャストは12月25日劇場発表のもの
2009年01月09日
コメント(0)
全9件 (9件中 1-9件目)
1


