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それは昨夜の出来事だった。テレビで『プロジェクトX』を観ている最中である。津軽のリンゴ生産に全てを捧げた漢の生き様を描いたドキュメントのクライマックス、中島みゆきの『ヘッドライト テールライト』が流れ、ゲストに呼ばれた本人もそれを見ている視聴者も感動に目頭を熱くしている時間帯。人生の先輩、いや師匠とも言える程の苦難を乗越えて現在を築いた人の半生に「じ~ん」としていたまさにその時、ンニョ~ニョニョニョニョ~ニュ~ニニョ~???と思い視線をズラすと、座椅子の上で丸くなっている御猫様。完全に熟睡モードに入っているようで、目はしっかり閉じている、・・・が!ンニョニョニョ~ね、寝言ぉ!寝言言ってるぞ、この猫は!人間の寝言なら特に珍しくないだろうけど、猫ってそもそも寝言なんか言う生き物なのか?時々やたらと人間っぽい時もあるけど、まさかいっちょまえに寝言まで言うとは・・・。最早テレビの感動なんぞ何処かへすっ飛んでしまっているのであった・・・。それにしても一体何を言っているんだろう。「ハラヘッタヨ~」なのか「外に出せ~」か?まさか、「郵政民営化がナンチャラカンチャラ・・・」では無いとは思うけど・・・。謎である。こういう時に一時期はやったペットの言葉が判る“ミャウリンガル”が欲しくなったりしますな。さて、そんな我が家の御猫様、茶那(ちゃな)だけど、朝晩はすっかり涼しくなったので、暖が取りやすいのだろうか、写真の通りIn The 籠なのである。
2005.08.31
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少し前のブログに『空の中』という作品の事を書いた。“ライトノベル”というジャンルに区分けされているようなのだけれど、読んでみて結構驚いている。ちっともライト(軽い)じゃ無いじゃん!!未知の知性体と人類のコンタクトを中心にしているけれど、核心部分にあるのは“過ち”だと思う。不思議な生き物を拾って家族として育てる事で事故で親を失った悲しみを紛らわす少年の過ち。少年に嫌われたくないからと日和見してしまう幼馴染みの過ち。やはり事故で親を失った少女の復讐心と贖罪の気持ちが起こす行動の過ち。それが読んでいるこちらにも重くのしかかって来る。そしてそれを子供故の気持ちと流さずに対峙する青年や、落ちついて全てを見渡せられる老人の存在が見事と言うべきか。この手の作品は大抵大人の傲慢さが事態をややこしくして、子供の純真さが解決を導いたりするのが定番だけれど、大人が大人であるこの作品は感心させられると同時に自分の今の姿を改めて反省させられる。ただのコンタクトSFで済ませてしまうレベルの作品では無いと言えると思う。これまでは、クラーク、アシモフ、ディックと言った海外のしかも限定された作家の作品しか読んで来なかったのだけれど、ここ最近国内のSF作品を読むようになって、ストーリーの面白さや織り込まれたメッセージ性の奥深さにとても驚かされている。話がやたらと突飛過ぎないで、意外と足元がしっかりしていて読み応えがあるように感じているのだ。同じ日本人だからメンタル的にも理解しやすい部分もあるのかもしれないけれど、小説作品としてここまで楽しめる物が多いというのは嬉しい発見だった。これからもそんな作品に出会える事を期待しようと思う。
2005.08.30
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今日の昼食は職場の近くのスーパーで買った天津飯。蟹と玉子の組み合わせは庶民には贅沢な組み合わせですな。でも、“天津”と言えば自分の場合、飯では無くて麺なのだけど・・・。食べながらふと思ったのが、「あ~何か丼物食べたいなぁ・・・」と言う事。行きつけの和食屋さんがあるのだけれど、ついついうどんや蕎麦の麺類を注文してしまって、そこの丼物ってあまり食べた事が無い。今度行ったら食べてみる事にしようかな。では何を食べようか・・・コナベの好きな丼物ランキングは以下の通り。1位:親子丼 トゥルトゥル玉子と柔らかな鶏肉が甘辛に味付けされて最高ですな。2位:マーボー丼 和食じゃないけど、フツフツとなったマーボー豆腐を熱いご飯の上に・・・。3位:天丼 高速のサービスエリアにある天ぷらの衣のハッタリ具合は凄まじいっす。 (行きつけの店はそんなハッタリかましませんよ~)4位:カツ丼 味噌カツじゃなくて多少煮込んであるヤツ。ガッツリ行きたいですな。とまあ、こんな感じ。で、丼物に欠かせないのが赤だしの味噌汁ですな!具はワカメと三つ葉が少しだけ。あの風味は家庭で出す事出来ませんぜ。それにしても、昼食からすでに9時間近くが経過して、夕食も済ませているのに半日近く何を丼物の事ばかり考えていたのであろうか・・・。しかも改めて文章にしたら、なんだか小腹が空いてきてしまった。しかし今は丼物は無い!う~む、仕方無いので桃屋のイカの塩辛をお茶漬けにしていただきましょうかね。豪勢な丼物よりもある意味こっちの方が美味かったりする場合もあるモンだから人間の舌なんていい加減でありますな。
2005.08.29
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本日本館サイトの感想文を一つアップ。書いたのは『ロケットボーイズ』の感想で、内容が面白い本は感想を書くのも何やら楽しいモンである。(難しい時もあるけど・・・。)さて、先日行きつけの書店で気になる小説を見つけたのだけれど、文庫本でも900円とチト高め。毎月買っている雑誌と合わせると2000円近くなってしまうので新品で買うのは断念。なので市内のブックオフを回ってみたけれど古本では一冊も無し。う~ん、どうしたモンかと迷って、e-ブックオフのHPで検索をしてみたら・・・おっあったあった。値段も半額の400円とお手頃になっている。が!ここで貧乏人コナベには問題が。“送料”である。代引き手数料やら何やらがかかるのでなるべく無駄な出費は抑えたい。他にも何か探して送料ゼロの所まで持っていけば良いのだろうけれど、あいにく欲しい本は見当たらず。数字合わせのためにテキトーに選ぶくらいなら新品で一冊買う方が安いわけだしと考えた末に、今回は購入を見送る事に。セコい話だけれど、秋に鈴鹿サーキットへ行ったりする予定などもあるので、今のうちから無駄使いは避けておきたいのだ。ま~その読みたい本も別にベストセラー小説では無いし、そうそう売り切れることも無いだろう。第一、待機本がまだまだある状態なのだから、何よりそっちを優先するべきだろう。読書趣味は慌てずにのんびりと・・・。
2005.08.28
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少し前まではちょっと涼しげで、夜には虫も鳴き始めたので、もうそろそろ秋なのかなと思っていたら全然甘かった。特に台風11号が通り過ぎてからのここ二日程の暑さは一体何事!?空にも見事な入道雲で残暑などと言う言葉が全然似合わない、夏真っ盛りではないか!で、暑いと感じているのは人間だけでは無いようで、我が家の御猫様もご覧のありさま。何ともユルみきっていると言うか、無様と言うか、タレパンダ以上のタレ具合。こういう姿を見る度に、「なあ、キミは元々中東の方が出身の生き物だろう?ライオンや虎達ネコ科なのだろう?まがりなりにも科に“ネコ”って付いてるんだから、サバンナのライオンみたくシャキッとするとかさぁ・・・。」と訴えてみるものの当然効果は無く、警戒心ゼロの状態で夕方涼しくなるまではゴロンとなっているのであった・・・。でもま~寒くなってきたらダラ~と伸び切った状態からクルンと丸まって、布団にでも入って来たら“湯たんぽ”ならぬ“ニャたんぽ”として重宝したりもするのだけど・・・。
2005.08.27
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親戚のある一家はスーパーなどで味噌は買わず、味噌職人の店から直接味噌を買い付けている。で、樽単位で契約しているようで、大量にあるからと時折お裾分けしてもらっている。住んでいる所が三河地方なので、当然赤味噌。3年程熟成させたものなのだけれど、原料の大豆が元の形が分かりそうな程の状態で残っているのだ。肝心の味なのだけれど、本当に美味しいのだ!まず香りからして素晴らしく、味噌蔵にいる時に漂ってくるあの香りなのだ。(社会見学に八丁味噌の工場へ行ったので経験済み)で、こういう味噌はあまり余計な事はしないでシンプルに味噌汁にしていただくのが一番!自分は豆腐と油揚げが最も好きな具だけれど、今夜はワカメの味噌汁に。薬味のネギをちらして、さっそくズズズ~ッ・・・嗚呼、美味い。飲んだ時に鼻に抜ける味噌の風味の絶妙な事といったら・・・。ブログで伝えられないのが本当に残念!最早スーパーで売っている赤味噌には戻れない・・・。この味噌、他にもよく擦って他の調味料と合わせて甘味噌にして焼きナスにかけたり、豆腐やコンニャクの味噌田楽に使っても良し。日本人で良かったと思うのコナベであったとさ♪
2005.08.25
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ソ連の人工衛星打ち上げに影響されたアメリカのハイスクールに通う少年達、「自分達もロケットを打ち上げてみよう」と行動開始!それはやがて炭坑とハイスクールのアメフトしか無いような街を巻き込んで・・・。というNASAのエンジニアの自伝的作品になっているのだけど、本当に面白い。ロケット工学のウンチクが延々と続くような事も無くて、主人公達のロケット開発物語を軸にして1950年代の炭坑の街の姿やそこに生きる人達の繋がりと軋轢、そして主人公の青春や成長の物語が明るいタッチで描かれている。ハードカバーの上下巻と一見長そうな雰囲気だけど、実際はス~ッと読み進められるので全く苦にならないし。これまでに何冊か工学モノ、開発物語的な作品はフィクション、ノンフィクションを問わずに読んできたけれど、読む度になんだか爽快な気分になるのだ。目標を持って突き進む人達の姿を知ると、それが作り話でも過去の出来事でも応援したくなるし、自分には何が出来るのだろうと考えさせられる。だから似たような内容であっても話にどっぷりと浸かれるのかもしれない。あ、そういう理由があるからNHKの『プロジェクトX』も面白いのか。(時折ヤラセや誇張が入る事はこの際忘れてしまおう)最近はあまり見ていないけど、また観るようにしようかな。受信料も払っている事だし、夜10時のニュースと教育テレビの『サイエンスZERO』だけではちょいともったいないしね~♪話がそれてしまった・・・。とりあえず昨夜上巻を読了して、今朝から下巻を読んでいる。どうやら主人公達は自分達の成果を全国に披露する事になりそうで、読んでいる自分も彼等が上手く行く事をやっぱり期待してしまう。この調子だと週末までには読破できそうだ。最近はなかなか面白い作品に出会えているので読書の時間も充実しているので良い感じである♪
2005.08.24
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タイトルだけ見ると、「とうとう壊れちゃったか」と思われてしまいそうだな、こりゃ・・・。自分の本館サイトにある“SFメモ”というコンテンツ、SF作品に出て来る設定などを纏めてみようという主旨で始めたのだけれど、気が付けば現実の科学情報コーナーになりつつあり、“サイエンス・フィクション・メモ”と言うより“サイエンス・ファクト・メモ”の様相。略せば“SF”になるから別にいいのか・・・。でもこのままではチト面白味に欠けると思い、今度は少しフザけモードになって、色々な宇宙人の紳士録でも作ってやろうかと思って、昼間にネットを巡ってネタを仕入れに行ってみた。そうしたら出るわ出るわ衝撃、いや笑撃の事件の数々が。自分の持っている本の中からとも合わせてチョイと紹介してみると、-CASE1-ブラジルで青年がUFOにさらわれ、連れていかれた部屋には見た目は地球人に似たスッポンポンの宇宙人の女性が待っており、“見学する”回りの宇宙人どもに要求されるがままにコトにおよび、1年後両者の間に生まれたという子供を見せられたという。青年、ビビりながらもキチンと済ませたのね・・・。-CASE2-アメリカのどこやらの地下には巨大なUFOの基地があり、発進の際には山が二つに割れてそこからUFOが出ていくらしい・・・。いつの間にそんなウルトラ警備隊基地なみの土木工事をしたというのだ。-CASE3-宇宙人にさらわれ、人体実験させられたある女性、“口”から金属棒を突っ込まれ、“子宮”に何かを植えつけられたそうな。どこをどう通れば口から子宮へ行けると言うんぢゃい!ま、だいたいこんな感じである。SETIに生涯を捧げたカール・セーガン博士もぶっ飛ぶ内容ばかり。ちなみに学生時代の友人Kは真夜中に「今UFOを見た!」と言って、ご丁寧に電話をしてくれるナイスガイ。当時は携帯も無く、しかも我が家は昔懐かしい黒電話。呼出音のクソやかましさは太平の眠りを妨げるには充分過ぎる程であった・・・。で、小説や映画、更には“目撃談”から多数のオモシロそうな連中を知るコトができて、纏めるのが楽しみなのだけれど、ここで皆様に少しお願いが。「自分はこんなヤツを知っている」と言うのがあったら是非教えていただきたいのです。メジャー級の宇宙人でも新しい情報を知る事が出来るし、マイナーなヤツでも大歓迎。おもいっきり阿呆なお願いをしていますが、気の向いた方はよろしくお願いします。
2005.08.23
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タイトルの「あなたが噛んだ」には意味はありませんので、悪しからず・・・。昨年の冬頃、手の皮膚、特に指先が異常に乾燥してしまう症状になってしまった。特にマウスがあたる親指、薬指、小指がガサガサになってしまって、ボロボロとはがれてしまうのだ。(勿論下に新しい皮膚が出来ているので皮剥ぎ状態では無い)それでも春先には親指と薬指は普通の状態に戻ったのだけれど、どういう訳だか小指は全く治らず、むしろ酷くなってしまった。常にガサガサのパリパリ状態で、第一間接部分はパクッと割れて傷口になってしまっている。胡瓜の塩もみでも作ろうモンなら悲惨な光景になるのは確実であろう。動かさなければ良いのだけれど、商売柄、キーボードとマウス操作で小指は頻繁に動かすので固定するのは難しい。軟膏でも塗れば良いのかもしれないが、お客さんから預かっている写真原稿の扱うのでそれでベタベタになるのもマズい。結局夜寝る時にオロナインをタップリ塗って、右手に白い手袋をして、マイケル・ジャクソンHooooooooooooooooooooooo!な状態で寝ているのだけれど、あまり効果は無くて、ガサガサが無くなったかなと思ったらまた間接部分がパックリとの繰り返し。どうしたモンだか。え?さっさと皮膚科に行け?ごもっとも。
2005.08.22
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ここ数日夜中や明け方くらいになるといきなりどしゃ降りになる。それで変な時間に目が覚めてしまっていたりしていたのだけど、とりあえずしゃあないかで済んでいた。しか~し!今日は本当に雨、雷にひどい目にあってしまった・・・。午前中まではF1の予選を見たり出かけたりしていたのだけれど、昼になってから本館サイトの更新作業をしていたのだ。その時の天気は曇ってはいたけれど、西の空は明るいし時々日もさしていた。なので特に何かを気にするでもなくチャカチャとパソに文字を打ちこんでいた。暫くすると「ざぁ~・・・」と雨の音が。「ああ、雨」と思っていたら「ゴバザァ~ッ!!」と凄い降り方をし始める。「おわっ窓閉めなきゃ」とその場を離れて窓に向かった途端、稲光と同時にゴゴゴゴ~ン!!と凄まじい雷鳴!で次の瞬間、ブツッ!という音と共に一瞬暗くなる部屋の中。「あっ!」と思った時はもう手遅れ、パソの画面真っ暗・・・。普段仕事中に雷が鳴れば、すぐにセーブをするのだけど、家で、しかもパソから少し離れた瞬間の不意打ちをくらってしまい、1時間近いデータがパァ。最初からHPビルダーを使っていれば自動修復もあるのだけど、その時に限ってテキストエディタを使っていたのがイタかった・・・。そんなこんなで夕方前には終わる予定の更新作業も7時近くまで掛かってしまった・・・。またお暇な時にでも見てやって下さい。このブログのホームに貼ってあるバナーでリンクしています。皆様、セーブはコマメにしませう(号泣)それにしても『ハイドゥナン』のインパクトのせいだろうか。次に読む本を決めていても手が付けられないのだ。よっぽどストーリーに影響を受けやすい程単細胞なんだろうか、ワシ・・・。
2005.08.21
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昨日は日記を書いていなかったけれど、何の事は無くて『ハイドゥナン』を読んでいて、日記を書く時間を作らなかっただけだったりする・・・。今さっき読み終えたのだけれど、何と目頭が熱くなるのなんのって。この作品、SFジャンルの物語で、地殻変動によって海に消えようとする琉球諸島の危機を救おうとする人々の物語なのだけれど、一番の主軸に琉球の古代から伝わる伝承や信仰をベースにした恋物語が存在している。で、その悲恋のクライマックスに涙腺がウルウルと・・・。今まで所謂恋愛モノなんぞ読んだ事が無く、どちらかと言えばそういう設定がある作品は避けてきたのだけれど、あまりにも困難というか(主人公達にとって)理不尽な出来事の連続にすっかり展開が気になってしまっていたようだ。と言っても、世界の崩壊を救う鍵となる者同士の愛、普通に進行するはず無いのは当たり前かも知れないけれど。で、結局はSFの色づけをされた恋愛小説なのかと言うとそんな事は無く、人類以外の生命、しかも微生物の思考や地殻変動に対する生命の干渉、“祈り”による他の種とのコンタクト、そして神と人との二元論に対する考えなどなど読み応えは存分にある作品。久しぶりに素材が豪華で、しかもきちんと纏まった物語を読んだように思う。う~ん、それにしても余韻が後に残る作品を読んだ後は次に何を読もうか迷ってしまう。どうしたモンかねぇ・・・。
2005.08.19
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沖縄近海の海底で急激な地殻変動が起こり、最悪南西の島々は海に没する可能性が。それだけでは無く、海底火山の大規模噴火は地球全体にも影響を及ぼして・・・。という筋で進行して行く『ハイドゥナン』という作品。分厚い上下巻の本だけれど、意外とスラスラと話は進んで行くので特に問題にはならない。長さは問題では無いけれど、展開がどうなるのか全く予測がつかない。ここまで先が読めないのも珍しいくらいだ。そもそもこの作品、設定がやたらと壮大なのだ。地殻変動による陸地沈没モノは小松左京氏の『日本沈没』が有名だけれど、この『ハイドゥナン』、南西諸島の危機を軸に、与那国海底遺跡、沖縄の古代より伝わる信仰と神々、地底奥深くに存在する微生物など数多くの伏線が登場し、遂には木星の衛星エウロパの生命体までがかかわって来るらしい。う~ん、最初はクライシス系の作品なのかと思っていたけれど、どうもそんなに単純な物では無い様だ。SF作品も色々な話があるけれど、大抵は傾向があったりして、それを巧く色づけして話を書くのだろうけど、このゴージャス振りは見事である(勿論誉めている!)しかも出てくるアイテムどれもこれもが自分の興味のある対象ばかりであるから始末が悪い。ただ、ひとつひとつの要素をある程度知っていないとチョイ辛いかもしれない。今朝から下巻に突入して今週末くらいには読み終える事になるだろうけど、地球規模では納まりそうに無いこの物語、一体どんな結末が待っているのだろう???ここまで引っ張っておいて最後はご都合主義のファンタジーで終わってしまわない事を祈りたい・・・。そしてこれを読み終えた時には、琉球の古代史などに関心がわいて、またあれこれ調べ始める泥沼状態になってしまいそうでコワかったりもする・・・。
2005.08.17
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良く行く書店はDVDも売っているので、そちらも利用する事が多い。で、自分も購入した『DEEP BLUE』を始めとした、夏向けソフトのコーナーが作ってあった。その中にはリュック・ベッソン監督の『グラン・ブルー』と一緒に『アトランティス』という作品も置いてあった。この『アトランティス』は海の中を描いたドキュメント映画らしく、「へ~、ベッソンはこんな作品も作っていたのか」と興味大。でも1時間弱の作品で2500円出して、内容が『DEEP BLUE』と大差無かったら無駄に終わってしまいそうだったので、購入はしないで、まずレンタルで観て見る事に。幸い誕生日記念企画の1本タダ葉書があったので、それを使わせてもらう事に。幸いにも空いていて、借りて来て観たのだけれど・・・これ買っても良いかも!『DEEP BLUE』とは全く趣が違って楽しめたのだ。『DEEP~』を“海に生きる野性の姿を捉えた驚異の世界”と表現するなら、この『アトランティス』は“地上とは異なる青き海の世界の生命を描いた神秘の世界”と言った感じだろうか。同じ題材でも視点を変えれば全く異なるという芸術の姿を見たように思う。それに観ていて面白かったのは、海上が写らない事。殆どが海中の世界を描いていて、まさに別世界を見ている雰囲気。人間は一切出てこないから余計にそれを感じるのかもしれない。夏の暑い夜、気持ちだけは青い海の中で心地好く過ごせたように思う(?)出切る事なら夢の中でも良いからアトランティスの世界を堪能してみたい。(海行けばいいだろが・・・)
2005.08.14
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半年程前から『古事記』を古語辞典片手にチマチマと読んでいたのだけれど、予想以上に時間を費やしてしまっている。勿論それ一本に絞っていれば問題無いのだろうけれど、他にも読む本があってその合間合間の時間を使っているのでなかなか進まないのだ。しかも古語の文法と格闘しているので、肝心の内容があまり頭に入って来ないような感じすらある。このままでは一体いつ読み終えるのやらという訳で、原文に近い状態を読むのはちょい断念。なので現代語訳版付きを買ってもう一度最初から読む事にしようと思う。それにしてもどうしてここまで『記紀』にこだわっているのかだけれど、元々古代史が好きなのに、自分の国の古代の事を一番知らないのでは無いかと感じる事が以前からあった。特に最近はメソポタミアを中心にした古天文学や神話についてあれこれ調べているので尚更自分の生まれた国の古代の事も知ってみたいと感じるようになって来たのかもしれない。そんな訳で当初の目標からは大きく後退した古文への挑戦だけど、自分が楽しめればそれで良いし、概略が理解できたら再び古文体に挑戦してみるのも悪くないだろうと思う。・・・が!その前に“Earth”を巡る旅も進めなければ!職場に一通りの資料を忘れてきてしまって、盆休み中は足踏み状態。ま、手元にあったトコロでこのクソ暑さでは何も進まないとは思うケド・・・
2005.08.13
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毎年この時期になると見る事が出来る“ペルセウス座流星群”だけれど、あいにくの天気で今日はボツ。雲の上では今頃華麗な流れ星の饗宴が見られるのだろう。こういう時、自分の家がマウナケア山頂にあったらなどと思ってしまう・・・。さて、流星や流れ星は突然夜空に現われる事が殆どだと思われるだろう。では何故“ナントカ流星群”というモノは出現を予測できたり毎年同じ場所に現れるのだろう???まず流星の正体は宇宙空間に漂う塵などが地球の引力に引かれて大気圏に突入に、摩擦熱で燃えている姿。ではその塵の出所は一体どこなのかと言うと、色々あるのだけれど、彗星が撒き散らしているものその一つ。彗星というのは小天体が太陽等の引力によって公転軌道上を移動する天体で、ハレー彗星やテンペル第一彗星などが有名。その彗星が太陽に近づいた時に熱によって内部のガスを放出したりする。そのガスやら粒子などが塵となって宇宙空間に溜まる事になる。彗星の“尾”の長さが数十万kmと言われることから、その分布範囲や量もかなりの物だろう。さて、その塵が集まっている場所がもし地球の公転軌道の近くだとしたらどうなるだろう?そう、年に1回その場所を地球が通過すれば、その度に塵が引力で引っ張られて流星となる。これが彗星を源とした流星群の発生の仕組み。今回のペルセウス座流星群も“スイフト・タットル周期彗星”が源とされている。ちなみにこの彗星、130年で太陽の回りを1周している。ならいつかは塵が全て無くなってしまう事になるのでは無いか?勿論その通りだけれど彗星もまた同じ軌道を移動しているので彗星そのものが消失しなければ定期的に塵は散布される事にはなる。今我々が観測できる天文現象も長い時間で見れば一時的な事でいつかは消えて無くなってしまう物も多い。彗星もその一つだけど、土星のリングもやがては消失する可能性もある。そしてこの銀河系もいつかは・・・。そう考えると広大な宇宙も儚い存在なのかと思ってしまう時もある。ま、あ~だ、こ~だとウンチクをたれてみたけれど、実際に夜空を見上げる時にこんなコトを考えるのも野暮と言うモノだろう。流星群は今夜がピークなのだけれど、15日くらいまでは見る事が出来るとか。ロケットの話題が何かと多かった今年の夏の宇宙だけれど、こういう星のイベントがある時は気ままに夜空を見上げて、流れ星を見つけられたら素直に綺麗だと言えると良いな~。
2005.08.12
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アメリカのスペース・アドベンチャーズという企業が定員2名で月への往還旅行の参加者を募集しているそうな。ロシアのソユーズロケットを改良して月まで行くらしい。ソユーズ宇宙船というのは元々旧ソ連の月面着陸計画にも使用されるプランがあったので、原理的には問題は無いとは思う。ただ、基本設計の古さは1960年代頃から使用されている機体であると言えば理解できると思う。よくスペースシャトルが古いと言われるけれど、ソユーズだって似たようなモンである。繰り返し使用するシャトルと違ってソユーズは使い捨てなので老朽化が無いだけの話、最新鋭よりも信頼性優先なのが宇宙船の運用哲学なのである程度納得はできるけど、やっぱチョイ恐い。で、この募集の何が凄いってその費用。一人1億ドル!日本円なら約110億円と言うとんでもない値段。まぁハワイへ行くとか言う気楽な旅行でも無いし、民間主導の宇宙計画にはやはりパトロンは必要な訳で、どうしてもこれくらいの金額になるのは仕方が無いと言うことか。さて、自分がもし費用を調達できるような、大金持ちだったらどうするか?絶対に行きません!民間のみで開発した宇宙船“スペースシップ・ワン”が登場した時は、物凄く喜んだけれど、今回のこの企画はどうも好きになれない。そこに意義を感じられないのだ。今更“月”という場所に神聖な想いを抱いている訳では無いのだけれど、ただの興味本位や気楽な観光気分で行くような場所では無いとは思う。まだそこまで気軽な考えになれる程宇宙は甘い世界では無いのだ。何の為にNASAやESA、JAXAが気の遠くなるような時間をかけて計画を練りだし、必死で予算を獲得して、失敗を繰り返しながら宇宙を目指しているのかと思うと、何だか彼等が小馬鹿にされたようで不愉快にすら感じる。「お国任せじゃいつまで待っても何も進まない」とでも思っているのだろうか?だから自分で金出して行く?なんだかとても悲しいのだ。人が宇宙に行く事を商売にするにはまだ早いと思う。だからNASAもJAXAもESAも頑張って欲しい。暗くなるようなニュースじゃなくて、宇宙ファンも、そうで無い人達も驚いて、夢を抱けるような成果を出して欲しい。ただの銭ゲバ宇宙旅行よりも投資すべき目標がここにあるという事を是非知らしめて欲しい。
2005.08.11
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日本時間21時12分、スペースシャトル《ディスカバリー》はカリフォルニア州エドワーズ空軍基地に着陸。STS-114ミッションは一先ず成功に終わった。7/26の打ち上げから2週間、ここまでシャトルの動向を追ったのも初めてで、たくさんの出来事に一喜一憂して過ごしていた。センサーの不具合で不安を感じて、打ち上げを見て行け行け~っと声援を送り、剥離した断熱材やタイルを見て肝を冷やし、船外活動中の野口さんを応援しながら背景に広がる地球の青さに感動して、そして今日の再突入から着陸はひたすら無事を祈って遂には万歳!!何だか計画の一員になったような気分に浸れたように思う。ネットでの中継をみていると全国、世界中に同じ気持ちでシャトルを見ている人達の存在を感じてとても嬉しかったし、成功裏に終わった今回のミッションは自分にとっても価値のある出来事だったように思う。帰還したディスカバリーは機体検査のため、カリフォルニアからフロリダのケネディ宇宙センターへと運ばれるのだけれど、輸送方法を見たコトの無い方はコチラへどうぞ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Atlantis_on_Shuttle_Carrier_Aircraft.jpg多分ビックリすると思う・・・?さて、日本のM-5ロケットの打ち上げに始まって、彗星探査の“ディープインパクト”、第10惑星発見か?のニュース、そしてスペースシャトル飛行再開とこの夏は本当に“ロケットの夏”だった。そして暦の上では今日から秋。秋の夜長は読書をする傍らで、ロケットの夏の出来事を降りかえってみようかなと思っている。ブログで繋がっている宇宙ファンの皆さん、おめでとうございます。宇宙にあまり興味が無くてもこのブログで宇宙のことを少しでも知っていただけた方々、ありがとうございました!
2005.08.09
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元々7日だった予定が、次回打ち上げの凍結のため、前倒し作業もあり今日に延期になっていたディスカバリーの帰還。日本時間午後5時47分の予定だったので、ハナから生中継を見るのは無理。NHKを録画しておいたので、それを見ようと思っていた。そうしたら夕方に、90分後に延期の速報。一瞬嫌な予感をしてしまった。土壇場でオービターに問題でもあったのかと思ってしまう。もう爆発は見たくない・・・。と思っていたら帰還先のケネディ宇宙センターの天候が悪いとの事。ああ、良かったと一息。しかも90分遅れなら帰宅してから生で見れると喜んで家路に。・・・が!帰宅早々更に明日に延期を知る。「そんなに天気悪いのかなぁ」と思ってネットのニュースを見たら、赤黒い空を背景にした発射台のすぐ近くに落ちる稲妻の姿!!おわわわわわ!ダメダメダメ!こんな状態の中で帰還なんかしたらヤバイに決まっている。いや勿論ある程度悪天候の中でも帰還できる対策も訓練もしているだろうけれど、誰が好き好んでゴロゴロ鳴ってる真っ只中に突っ込むと言うのか。コロンビアの件があるので帰還(大気圏再突入)は誰しもが万全にと思っているはず。リスクは少ない方が良いに決まっているのだ。とりあえず野口さん達はもうあと一日、軌道上から青く輝く美しい地球を目に焼き付けて欲しい。そして最後の最後まで確実に帰還できるように手筈を整えて欲しい。クルー全員が無事に帰還して、シャトルが再び舞い上がれる事を祈るばかりだ。
2005.08.08
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日曜日。これが冬場だと昼頃まで布団の中で脳ミソを腐らせているのだけど、真夏の今は無理な話。とっとと起きるに限る。で、午前中のまだ涼しいうちに本館サイトの更新をして(感想文2つアップしました)、昼食を済ませたら午後から図書館へGo!・・・なんだか中学生の夏休みのような生活のような感じもするけど、まあいいか。そもそも精神年齢がそんなモンだったりして・・・。ところで、今日実は誕生日だったりもする。その記念とかいう事は全く無いのだけれど、図書館を利用するというのは実は始めてだったりする。これまで本は自分で買って読むモノみたいな考えがあったので、足を運ぶ機会がなかなか無かったのだ。けれど今回は歴史関係の本を一度に沢山見る必要もあって、書店では無理と判断して図書館へ行く事に。何故って、そんなマニアックな本、注文でもしなきゃ無い無い。あっても棚の肥やし(不良在庫)になるだけのはず。で、司書さんにも手伝ってもらいながら読みたかった、中世における宇宙観を扱った本はとうとう見つからず。天文、宗教の両方をあたってみたけれど無かったのは残念。それでも古代メソポタミア、ギリシアでの天文学について記した本は見つかった。書庫の奥から引っ張り出してもらったのだけど・・・。それにしても本好きな人間には便利な場所だとつくづく感じてしまった。もっと前から利用していれば良かったと思う。再来週には返却に行くので、その時もまた何か面白そうな本を探して来ようと思う。何よりもタダなのが嬉しい!え?税金で運用してるって?だったら尚更有効利用しなければ!ワシとて一応納税者でい!(セコい発想だ・・・)
2005.08.07
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元々入っていた予定が急遽無しになり、時間がポコッと空いてしまった。無駄使いも避けたいので家で過ごそうと思い、クラーク『2061年宇宙の旅』と『3001年終局への旅』を一気に読む。このシリーズは毎年読んでるので大まかな話の筋は充分理解している。なのにまた読みたくなるのだから不思議なものだ。しかも読む度に見落としていたり、忘れていた部分に出くわしたりと、自分にとって“新鮮さ”が全く薄れないというありがたい作品。きっとまた来年も読むのは間違い無いのである。・・・にしてもここ最近はアーサー・C・クラークの作品を連続で読んでいる。本館の感想文も“クラーク強化期間”のようになってしまいそうだ。それでも自分が一番好きなSF作家なので、多いに楽しんでいる状況ではあるのだけれど。さて、明日はちょいと図書館へ行ってこようと思う。前回のブログで『惑星の名前』シリーズの予告をしたけれど、その前にシュメール文明についても調べてみたいので時間の許す限りがらにでもなく“お勉強”なんぞをして来ようかと・・・。一体何を見つけて来られるだろうか。(収穫ゼロだったりして)
2005.08.06
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週頭から二日連続で惑星の名前についてをテーマに書いてみた。調べ始めたらとても面白くて、様々な資料をひっくり返して部屋の中はチョイとエラい事に。(それはいつものことか・・・)で、ここまで書いて実は今足踏みをしてしまっている。地球とそれ以外の惑星の名の由来が異なる神話から由来している訳は何なのか?それを纏めてみるのがゴール地点で、一応「こうではないか?」という推測は頭の中に浮かんではいる。が、その推測の為の根拠にイマイチ乏しいのだ。う~ん、まるで夏休みの自由研究の様相を呈してきたな・・・。いや、ここまで真剣に自由研究に取り組んだ事なんて無かったぞ。自発的にやるというのは何にしても面白いモンなのだろうな。とにかく今は図書館かどこかへ行きたいと思っている。家の本棚よりは参考になる資料もきっとあるだろうし。そんな訳で“第三夜”はもう少し後になりそうな感じ。続きを待っていてくださる方がいたら申し訳ありません。中途半端な考察を書くというのは自分としても納得出来ないので・・・。折角なので自分の考えをしっかりと纏めてみようと思うのであります。でも折角なのでほんの少し予告編を・・・第三夜:ミッシングリンク ~二つの世界を繋いだ物~シュメールの神話から生まれたアースという言葉。そしてオリュンポスの神々から与えられた他の惑星達の名。太陽系という一つの世界に存在する異なる二つの神話の名残。二つの世界は無関係なのだろうか?いや、そうでは無いと思う。現に存在するのだ。メソポタミアとギリシア・ローマを繋ぎ合わせる事ができる物が・・・。・・・さて完成目指して頑張りますかな。
2005.08.04
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昨日からの続きでございます~♪地球、英語表記では“Earth”。我々の故郷だけが何故ローマ(ギリシア)神話の神の名を与えられなかったのか?それを考えてみる前にアースの語源を探ってみる事にした。残念ながら図書館や書店に行く時間が無かったのでネットで調べてみた内容なのだが、同じ事に関心を持たれる方は多いようで、とても参考になった。諸先輩方にはとても感謝している次第。パクリ文章にならないように、気を付けながら纏めてみようと思う。英語を始めとするヨーロッパの各言語、それぞれに地球を意味する単語が存在する。それらのルーツを手繰っていくと“Airtha(エールタ)”と言うゴート語に行き当たるそうだ。そしてこのゴート語のAirthaの語源を探ると古代中東での大地、もしくは地球を意味する言葉になると言う。例を挙げると以下の通りだ。クルド語:Erd(エルド)、Erts(エルス)ヘブライ語:Ertz(エレツ)これらの言語の源を更に辿って行くと“Erythrea(エリスレア)”という現代のペルシア湾を意味する古代メソポタミアの言葉に行きつく事になる。このエリスレアという言葉、“野営地”や“居留地”という解釈も出来ると言う。発音だけで考えると確かに現在のEarthに近い。では何故ペルシア湾という場所を表す言葉が地球と言う意味を持つ言葉に変わって行ったのだろう?そこに辿りつくにはギリシア、ローマとは異なる人類最古の文明メソポタミアに生まれたシュメール神話を知る必要がある・・・。「交差する惑星」ニビルに住んでいたシュメールの神々“アヌンナキ”の一団が移住をすべくこの星(地球)を訪れた。その先遣団の一人であるエンキは最初にアラビア海に降り立ち、その時はまだ沼地に過ぎなかったペルシア湾を奥へと進み、沼地の最深部に最初の居留地“エリドゥ”を築いたと言う。エリドゥはシュメールの言葉で「遥かなる地の居住」という意味を指す。やがてアヌンナキの移住が進むにつれてエリドゥは惑星全体の意味となった。そしてエリドゥという言葉は様々な民族にも受け継がれて行き、ゴート語のAirthaとなり、悠久の時を経て現在の英語Earthにまで変化したのである。Earthの語源を辿るとこんな感じになるようだ。とは言っても全ての疑問が解けた訳では無い。ギリシア・ローマの神々が支配する太陽系の中に一つだけ存在するオリュンポスの時代より遥か古代の神話の名残。ここまで挙げてきた事柄から、一体どんな解釈をする事ができるのだろう?それにしてもギリシア・ローマだけでなくシュメール・バビロンの神話まで出てきてしまった。ずいぶんと深遠な世界に首を突っ込んでしまった感じがしている。調べれば調べる程様々な事が分かり、無関係だと思った物に意外な接点が見つかったり。考え始めると、とても面白いのだ。このテーマに区切りをつけたら、次は何をやってみようかななどと無謀な思い(妄想とも言う)を抱いている・・・。
2005.08.02
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昨日の日記で“第10惑星”候補の天体の呼称がまだ決まっていないと書いた。ご存知の通り太陽系の各惑星を始め、主要な天体には神話から取ってきた名前が与えられている事が多い。そしてその多くはギリシア、ローマと言った西洋神話に由来している。ちなみに敬愛するクラーク氏の作品『宇宙のランデヴー』に登場する謎の物体“ラーマ”はインド・ヒンドゥー神話に由来している。作品世界では天体観測技術が向上した結果、多くの天体が発見されて西洋神話の神々の名が在庫切れになってしまったので、他の神話の神々の名を持って来るようになったという設定。これは将来的には実現するかもしれない、いや、して欲しい。ただし、それが実現したとしても、大和神話の“天照大神”とエジプト神話の“ラー”は使用不可だろうな。彼等が象徴とする天体は既に名が付いてしまっているので・・・。さて、ここで太陽系惑星の名の由来となったギリシア神話の神々の名を挙げてみよう。水星(Mercury):ヘルメス(神々の使者)金星(Venus):アプロディテ(愛と美の女神)火星(Mars):アレス(軍神)木星(Jupiter):ゼウス(神々の王)土星(Saturn):クロノス(天空の神)(ギリシア時代はここまでしか発見されていなかった)天王星(Uranus):ウラノス(天空の神、クロノスの父神)海王星(Neptune):ポセイドン(海と地震の神)冥王星(Pluto):ハデス(冥府の神)(発見後に過去の慣習にならって命名)・・・英名と比べると、どこが由来なのかと思われるかもしれない。が、ギリシア神話の神々はローマ神話の神々に対応しているので、それに置き換えてみよう。水星(Mercury):メルクリウス(神々の使者)金星(Venus):ウェヌス(愛と美の女神)火星(Mars):マルス(軍神)木星(Jupiter):ユピテル(神々の王)土星(Saturn):サトゥルヌス(ローマ神話においては土と農耕の神)天王星(Uranus):ウラヌス(天空の神)海王星(Neptune):ネプトゥヌス(海と地震の神)冥王星(Pluto):プルト(冥府の神)だいぶアルファベット表記に近くなったのではないだろうか。勿論カタカナ表記では正確な発音では無いのは言うまでもないけれど。はて?何かが足りないと思われた方、するどい!無いのである。肝心な天体が。そう“地球”。一体何故?地球に相応しい神がいなかったから?そうでは無い。それに相応しい神は存在する。カオスから生まれた地母神ガイアだ。古代ギリシアの世界では地球をガイアと称していたという話も実際に存在する。現代でも地球環境は一つの生命という思想から生まれた“ガイア信仰”という言葉もあり、一部では地球=ガイアと言えるかも知れない。上の例に倣って書けば、このようになる。ギリシアの場合、地球(Earth):ガイアローマの場合、地球(Earth):テルスと、こんな感じだ。ならば現在において広く使われている地球を意味する“Earth”の語源は一体何?何故ガイアの名は残らなかったのだろう?もう少し調べてみる必要はありそうだ・・・。・・・宇宙の話を書いたはずなのに、なんだか古代史的なネタになったような???
2005.08.01
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