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*このブログは2015年3月18日に載せたものをそのままコピーしたものです 昨夜 何にも変わらない原発行政に怒りを覚えつつ 再度鑑賞しました【スタッフ】 監督=黒木和雄 原作=田原総一朗 脚本=鴨井達比古 撮影=根岸 栄 美術=丸山裕司 編集=浅井 弘 音楽=松村禎三 【キャスト】 原田芳雄=坂田正首 山口小夜子=山崎明日香 風吹ジュン=青葉翼 佐藤 慶=野上 岡田英次 =神山教授 石山雄大 =青葉守 浜村 純=青葉繁 戸浦六宏 =新聞社支局長 和田 周 =小林 【あらすじ】 東北のある港町の駅に『坂田正首』が降りたった 「坂田」は この町へ帰ったきり戻って来ない『青葉望』を 連れ戻しにやって来た そして「望」の実家を訪れたが 「望」の父『繁』に 彼女は帰っていないと 冷たく追い帰されたが、玄関に「望」の日傘があるのを見逃さなかった その夜、「坂田」は地元の新聞記者『野上』と知り合い、バーに誘われる 「野上」はそのバーのマダム『夢子』と同棲していた 彼は、原子力発電所で最近何かあったらしいことをかぎつけ、 スクープしようとしていたのだった 「野上」は「坂田」に、十日程前、近くの海岸に若い男女の心中死体が上り、 男は「山崎」という新婚の原子力発電所の技師であるのに・・・・ 女はその妻でないことが 不思議だと話す 「坂田」は心中した女が「望」ではないかと町の人を訪ね歩き回った末 遂に「望」の妹『翼』から 心中の相手女性が「望」をだったコトを聞き出した しかし、「望」が心中する理由が思い当らない「坂田」は、山崎の妻『明日香』を訪ねる ヒモである「坂田」は、身体まで売って稼いでくれた「望」が 心中する理由がない事や、 殺される理由があった「山崎」と心中に見せるために「望」は殺されたに違いない と 「明日香」に話す 「明日香」が「坂田」に、「山崎」のいなくなった夜の事を話し始めた時、 警察官が踏み込んで来て「坂田」は逮捕されてしまった しかし、「坂田」はすぐ自由の身となるが、ヤクザ風の男たちに札束を渡され・・・・ この町から引き上げてほしいと言われ、駅まで見送られた 「坂田」は秘かに町に戻ると、「山崎」の失踪した夜、彼を迎えに来た電力会社の 組合員の「小林」と約束した場所に行くが、数人の男に襲われ、重傷を負う その頃、原子力研究の権威者『神山教授』が、何故か秘かに原子力発電所を訪れていた 「小林」の首吊り死体が松林で発見された事から、「野上」は「坂田」にこれ以上 深追いしないように注意するが・・・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この映画「原子力戦争」は2006年に 現在のオイラと同じ75歳という年齢で 脳梗塞で亡くなられた名匠「黒木和雄」監督が 37年も前の1978年に製作した 今でも滅多に観られない反原発を描いた「田原総一朗」原作小説の映画です 「竜馬暗殺」「祭りの準備」「夕暮まで」「泪橋」「TOMORROW 明日」「浪人街」 「美しい夏キリシマ」「父と暮せば」「 紙屋悦子の青春」と 数々の名作映画を残して 数年前 京橋にある東京国立近代美術館フィルムセンターで行われた「黒木和雄」監督特集 に毎日通い 上記の映画全て観たのだが、何故かこの「原子力戦争」だけ見逃してて・・・ 上映されなかった?・・・・ありうる話なんだけど (そりゃァ ジジイの思い違いだ) なんせ 怖い内容の映画だったからねェ (ホラーやスリラーなんかとは ちゃうでェ) 原子炉の 燃料棒の欠陥を知った人達が 何故か 次々と 消されてしまう それも殺し屋じゃなく 大勢の地元民達の・・・・(エッ 違う? そう見えたけど) それは 主役のチンピラ・ヤクザで ヒモの「坂田」役(原田芳雄)までもが・・・・・ ラスト 海岸の砂浜に横たわり波に曝され、息を吹き返すのかと思う程 長々と映してて その姿は “いつか アンタもこういうコトになるんだよ!”って 予言してる風で 何しろ2011年3月11日の 東日本大震災より33年も前に 撮った映画なんだから 「原田芳雄」と言えば やはり原子力発電所を描いた 1985年「森崎東」監督の 「生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」という 恐ろしく長いタイトル の映画でも“原発ジプシー”役で出演してて 2011年7月 亡くなる前・・・・・ これらの映画を 一人でも多くの人たちに見て欲しいと訴えていたという・・・・が 何故か DVDは発売されず TV局も放映をすることは 殆んど無い 原発推進賛成派が多い日本国民(そんなコトは無いって?) イヤイヤ 選挙で安倍政権を支持した あなたがた日本国民は 憲法改正賛成で 集団自衛権行使も賛成 経済発展最優先政策が大賛成で 格差が広がろうが 地球温暖化で 地球がヤバイ状態になろうが 石油や自動車・重工業産業等 大手企業のいいなりで・・・・ それに輪をかけ 新聞社もテレビ局も おエライ学者さん達も テレビのコメンテイターという 如何にも常識人風の人達も あからさまに真っ向から【反原発】を唱える者等は居ない・・・・ この映画でも 福島第二原発が爆発した前後に度々テレビに顔を晒して いけシャアシャアと 大丈夫とか 問題ないとか 繰り返してた大学教授達の 自信に満ちた とぼけ顔が印象に残る この映画でも あの時と 全く同じ様な偉そうな大学教授(岡田英二)に 新聞記者(佐藤慶)が 事故についてインタビューする場面 記者「たとえば冷却水が漏れて、それで炉内が空焚き状態になるとか、燃料棒が欠損して、 何かチャイ・ナアクシデントにつながるような・・・・・」 学者「現実の問題として、チャイナアクシデントという現象はそうむやみに起こるものではない たとえ、事故があったとしても それが原子炉の圧力容器を破壊するまでには、いろんな 安全装置が組み込まれていて、チャイナアクシデントが起きるには、それらの装置が すべて正常に動かない、最悪のファクターが全部重なったときのみに限る それは、 家1軒が火災になったからといって、その火が東京中に燃え広がるとは考えられない程度 の可能性と言っていいかもしれない」 記者「しかし、その可能性はあるでしょう」 学者「その可能性があるとすれば、今、私と話しているあなた自身に、空から落ちてきた隕石が 当たって死ぬ、という可能性もあるんです もし仮に、原子力発電所で、今あなたが 指摘しているような、チャイナアクシデントにつながるような、燃料棒の欠損溶融事故が 起こって、その事故が公表されたら、日本で今進められている原子力発電所の開発計画は メチャクチャになってしまう 記者「でも、事実を隠してしまうのはよくない 事実を伝えるのが、私たちの役目で」 学者「原子力発電所はまだ端緒についたばかりで欠陥も多い だがそれを乗り越えて、より完全な 原子力発電所を造らなければならない使命を、私たちは担っている 放っておけば誰かが やってくれるというものでもない。私たち自身がそれをやらなければならないんだ」 記者「危険を冒してでもですか」 学者「やむをえない」 37年も前にだ 今でも通じるような そのインタビューの内容に 今更ながら 「田原総一朗」の 先見性に脱帽するしかない・・・・ チャイナ・アクシデント=チャイナ・シンドローム =もしアメリカ合衆国の原子力発電所がメルトダウンを起こしたとしたら、融けた燃料が重力に 引かれて地面を溶かしながら貫いていき、地球の中心を通り越して反対側の中国まで熔けていって しまうのではないか、というブラックジョーク その映画「チャイナ・シンドローム」は1979年の公開で 米スリーマイル島の原子炉事故は映画公開後12日目のことだったのだから・・・・ 「原田芳雄」の なんとも派手なスタイルと 大袈裟な演技にはオイオイ的なんだけど だんだんと 核心に近づいてゆくに従って ソレが妙にこの物語に嵌っているように見えてきて それ以上 近づいちゃ ヤバイゼ・・・・・と 思ってたら 案の定 でもこの映画での 地元民は 交付金だの 補償金だので縛られ 原発には賛成せざるを得ない という現実も映し出して・・・・・アァ これから先 一体どうなっていくのだろう? 現在 福島の帰宅難民数は13~14万人も居るそうなのだが・・・・ 当時 誰がこんなコト想像できたのだろうか? 可愛いい「風吹ジュン」 ミステリアスな「川口小夜子」 大胆なベッドシーンの「磯村みどり」 三人三様の女性陣が間を持たせ・・・・ 映画の内容 テーマ共に重苦しく 結局 なんの解決策も明りも見えないまま終わる映画に やっと なんとか息ができた
2017年04月27日
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【スタッフ】監督=荒井晴彦 原作=高井有一『この国の空』(新潮社刊)脚本=荒井晴彦 撮影=川上皓市 美術=松宮敏之編集=洲崎千恵子 詩 =茨木のり子『わたしが一番きれいだったとき』音楽=下田逸郎、柴田奈穂 VFX=田中貴志効果=柴崎憲治 照明=川井 稔 装飾=三木雅彦録音=照井康政 助監督=野本史生【キャスト】二階堂ふみ=里子 長谷川博=市毛工藤夕貴 =里子の母 富田靖子=里子の伯母滝沢涼子 斉藤とも子北浦 愛 富岡忠文川瀬陽太 利重剛上田耕一 石橋蓮司奥田瑛二【あらすじ】 1945年、終戦間近の東京母親と叔母と暮らす19歳の『里子』は、度重なる空襲に怯え、まともな食べ物も口に出来ないなかでも健気に暮らしている。隣に住む『市毛』は丙種により赤紙を免れながら、妻子は疎開させ、一人暮らしをしている 音楽を志していた彼が奏でるヴァイオリンの音色が里子の心を和ませるのだった終戦間近だとまことしやかに囁かれはするものの、すでに婚期を迎えた里子は、この状況下では結婚などということは望めそうもない自分は男性と結ばれることなく、戦争で死んでいくのだろうかその不安を抱えながらも、市毛の身の回りの世話をすることがだんだんと楽しみになっていくそしてその楽しみはいつしか、里子の中の「女」を目覚めさせていく・・・・ --------------------------------終戦間近の出来事は 当時5才だったオイラも僅かであるが微かな記憶が・・・・家の周りにはジャガイモ・サツマイモ・トウモロコシ・きゅうり等が植えてあり 玄関前に 家族5人がやっと入れる防空壕が掘ってあった我が家は東京でも足立区の端にあったから 遠く都心が爆撃で空を真っ赤に染めていたのや B-29に向かって照らされる何本もの探照灯の光の柱が前後左右に揺れ動き 高射砲の弾がそれに届かず途中で花火のように輝く様を 夜中にその防空壕の入り口の隙間から見たような? 朧気な記憶が残っているそんな 終戦間際の一般家庭での 切羽詰まった生活環境を ある意味懐かしくそうそう こんなこと してたっけ・・・・等と畳の上の卓袱台やお櫃 ガラス窓の縦横斜めの紙張り 電灯の覆い 防空頭巾 一升瓶での米つき等など興味深かったのは そんな風な生活状況だけだけど・・・・でも母と娘だけの生活にしては 余裕がありすぎ 少しも困ってる風には見えない食事もちゃんとご飯を食べてるし そこそこおかずもあったりして・・・・ この映画の主題は 19歳の娘「里子」が性に目覚め 35歳の妻子持ちの男と結ばれるというだけの話 この娘役が「二階堂ふみ」じゃなかったら ただのB級映画でしかない 本当にどうしょうもない つまらん映画だった相手役の中年男性役が「長谷川博」 口ひげを生やしたニヤケタ スケベ親父戦争末期 家でメンデルスゾーンのコンチェルトなんか ヴァイオリン弾くか?神社の境内で 「里子」にキスを迫り 抱き合ってる所を近所のオバサンに見つかって「この非常時に非国民!」って マッタク! どうしようもない野郎だZ妻と子供は疎開してんだけど、終戦となって妻が帰ってきたら離婚するという 結末は字幕で「里子」の凄い顔のアップで「私の戦争がこれから始まるのだ」この映画 戦争の哀しみを描きたかったのか、戦火の恋を描きたかったのか?なんも戦時中の物語じゃなくてもいいんじゃない?「工藤夕貴」「富田靖子」の姉妹二人がいがみ合うのも 変な感じだったし田舎への買い出しもピクニックに行くみたいだったけど 現実はもっともっと厳しかった筈で・・・・戦争時代の辛さ哀しさ厳しさは何も伝わってこなかったなんだか
2017年04月23日
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【スタッフ】監督=若松節朗原作=浅田次郎『柘榴坂の仇討』(『五郎治殿御始末』所収)脚本=高松宏伸、飯田健三郎、長谷川康夫撮影=喜久村徳章 美術=小川富美夫 編集=阿部亙英音楽=久石 譲 殺陣=宇仁貫三 照明=長田達也装飾=中込秀志 録音=小野寺修 助監督=山田敏久【キャスト】中井貴一 =志村金吾 阿部 寛=佐橋十兵衛(直吉)広末涼子 =志村セツ 高嶋政宏=内藤新之助真飛 聖 =マサ 吉田栄作=財部豊穂津嘉山正種 =本多昌衛門 藤 竜也=秋元和衛中村吉右衛門=井伊直弼【あらすじ】彦根藩の下級武士『志村金吾』は、家中随一の剣術の腕を認められ、藩主である大老『井伊直弼』の近習に取り立てられる「直弼」の人柄に惚れ込んだ「金吾」は、命に代えても直弼に仕えることを誓ったしかし、安政7年の桜田騒動の際「金吾」は下手人『佐橋十兵衛』を追いかけ行列を離れてしまい、その間に「直弼」は水戸浪士たちに討ち取られてしまう主君を守れなかった大罪を犯した「金吾」に対し、彦根藩は打ち首の処罰を考えたが「金吾」の罪を背負い自害した両親に免じて打ち首を取り下げ、その代わりとして「水戸浪士たちを討ち、直弼様の墓前に首を供えよ」と命じる仇を探し全国を歩き回る金吾だったが、水戸浪士たちは見つからず、金吾は切腹を願い出るが「ご下命の撤回はない」と家老に言い渡される失意に沈む金吾だったが、妻『セツ』に支えられ仇討の為水戸浪士達を探し続ける桜田騒動から13年が過ぎた明治6年既に彦根藩は存在せず、新政府の改革により武士も姿を消していたしかし「金吾」は13年前の命令を果たすため、ひたすら仇を探し続けていた桜田騒動に関わった水戸浪士達も江戸から明治へと時代が移る中で次々と死んで、唯一人生き残っていたのは、金吾がかつて追い詰めた「十兵衛」だけとなっていたその十兵衛は既に刀を捨て、「直吉」と名を変え車夫として生きていたのだが・・・・ ---------------------------------この映画のベースにあるのが【桜田門外の変】安政7年3月3日(1860年3月24日)雪の降り積もる日に 江戸城桜田門外で水戸藩からの脱藩者17名と薩摩藩士1名が彦根藩の行列を襲撃、大老『井伊直弼』を暗殺した事件です彦根藩主になった直弼 幕府の「大老」という役職にもつき、実質トップの権力者にこの時代、ペリーやハリスが日本にやってきて「鎖国を解き、貿易しよう」と迫ります 「天皇を敬い、外国の勢力なんて追い払え」と主張する、尊王攘夷派の活動が強まり当時の日本が西洋と戦っても、絶対に勝てないと「直弼」の意向で、幕府は外国と交流をもつことにした が、外国ぎらいの孝明天皇はこれに大反対「直弼」は、天皇の許しがでないまま、交流をもつことを決心また、条約は外国に有利な内容で、日本には不利なものでしたが、直弼は「受け入れるしかない」と腹をくくる この条約が「日米修好通商条約」直弼は逆らう人々を捕えて100人以上を処刑 「安政の大獄」 そのせいで、恨まれまくっていた直弼は、江戸城の桜田門外で暗殺されたのが「桜田門外の変」 井伊直弼を「悪い政治家」のようなイメージで語られますが ぐずぐず外国と戦っていたら日本は植民地にされていたかも・・・・直弼は決して悪人などではなかったのだ 桜田門は「直弼」の屋敷は門から500メートルのところにあり 供に就いた武士は60名しかし18名の刺客に完全にやられてしまい・・・・さらに 江戸城の警備どうなっているんだと 幕府の面子は丸つぶれ 生き残った警護の者達は斬首 その家族も殺されました この映画の主人公「志村金吾」(中井貴一)は 直弼が大好きな警護役の筆頭だったがたまたま生き延びて・・・・刺客である水戸藩士の首を獲ってこいと命じられて・・・・江戸時代から明治維新にまたがって13年間も貧乏長屋に 妻「セツ」と生活を共にして生き残りの刺客を追い続けるという 話なのだ「志村金吾」の生き方は 当時の武士としては当たり前なのだろうが・・・・武士道とは こんなにも空疎なものか・・・・と 苛立った大老「直弼」を襲ったのは 今でいうテロ集団 警察が追うべき悪人たちだしかたき討ちなら 彦根藩は水戸藩に攻め込むべきなんじゃね(18名中の殆どが自決 斬首などで 殺されてしまうのだが・・・・)映画の前半の出来は素晴らしいが 後半に入ると なんかそんな思いがフツフツと湧いていい加減に あきらめろよとか 思っちゃって・・・・大体が 「阿部寛」も「広末涼子」も 時代劇は無理だつー事がわかった 映画でした
2017年04月18日
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【スタッフ】 監督=チャン・イーモウ 原作=エイ・ミー脚本=イン・リーチュエン 撮影=チャオ・シャオティン【キャスト】チョウ・ドンユイ =ジンチュウ ショーン・ドウ =スンシー・メイチュアン=ジンチュウの母 リー・シュエチェン=村長チェン・タイシェン=ルオ先生 スン・ハイイン =スンの父【あらすじ】文革の嵐が吹き荒れる1970年代初頭の中国では、下放政策のもと、都会の若者は 農村へと強制的に送られ、農業実習を通じての再教育が行われていた街の高校に通う「ジンチュウ」も農村に送られ、村長宅に住み込み、農業を手伝うことにその村には、サンザシの樹があり、抗日戦争で亡くなった兵士の血によって、本来白い花が赤く咲くという言い伝えがあり、革命精神の象徴となっていたそんな中、「ジンチュウ」は地質調査をしている青年「スン」と出会う「スン」は「ジンチュウ」への好意を隠そうともせず、一方の「ジンチュウ」も「スン」の素直で誠実な人柄に次第に心惹かれていくしかしこの時代、恋愛は非難の対象でしかなく、ただ逢うにも人目を忍ぶ日々が続く二人だったが・・・・・ -----------------------------【サンザシ】バラ科サンザシ属 学名=Crataegus cuneate 和名=山査子(サンザシ)英名=Chinese hawthorn, Japanese hawthorn 原産地=中国初夏の花で 花色は白、ピンクなど 花言葉=「希望」「慎重」【キリストのイバラの冠】キリストが処刑された時のイバラの冠はサイヨウサンザシの枝でつくったといわれそれでこの植物が不思議な力をもっているといわれるようになり、この小枝をもっていると船は嵐をさけることができ、旅人は雷に打たれないともいわれた -----------------------------親日家の「チャン・イーモウ」監督作品なんだけど 共産党政府に気を使ってなのか日本兵による中国人兵士の死体がサンザシの木の根元に埋められ 本来 白色に咲く花が赤く咲くという抗日運動の象徴「サンザシ」を真ん中に置いて物語が進行しますそれ以外にも 「チャン・イーモウ」監督らしく 「毛沢東」の文化大革命を強烈に皮肉り、イヤ批判してる だけでなく なんとバカバカしいコトをと嘆いてます 更に主役の「ジンチュウ」の相手役「スン」の死に方が異常 何か特殊な任務(核とか化学兵器とかの製造)に携わっていたんじゃないのか?と思わせる節が 何カ所もあったりして・・・・そういった政治的隠し味を除けば この映画は純粋な純愛悲恋物語で 普通に泣けます文革最中なので 民間人同士の相互チェック体制により 毎日の生活態度は他人の眼を気にしつつ整然としてなければならず 二人の逢引きシーンには 何時見つかるかとハラハラ ドキドキしどうしでした「ジンチュウ」は16才の少女 「チョウ・ドンユイ」が演じてこそのいい感じで小柄で細身ってこともあって なにか物憂げで頼りなさそうな感じが ジジイの心を揺さぶって そう孫娘でも観てるような 感じかな?それを「ショーン・ドゥ」の「スン」が とっても優しく紳士的に愛してくれる 祖父としては ホントにいい奴で安心して見守っていたが・・・・なんと哀しい結末が絵画の様に美しい画面が心地よく 二人が隠れてデイトする どの場面も素晴らしい水辺で水着に着替え 水をかけ合いはしゃぐ二人自転車に二人乗り シャツで顔を隠し坂道を下るシーン走り出した渡し舟 追ってきた「ジンチュウ」を見つけ 即湖に飛び降りた「スン」セメントを素足でこねる作業で腫れてる足を洗ってやる「スン」 等々 印象深いアッ それと母親と子供たちが懸命にしてる内職が懐かしいオイラの家でも 母親がやってたことがある郵便封筒作り 角を奇麗に折って周りに糊を張って 封筒を仕上げる 小学校の頃だったが子供達全員で手伝ってた戦後数年間は 日本人の大半はこれ以上に貧しい生活を強いられていたんだこんな時代の事を 忘れちゃ駄目だよね
2017年04月04日
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