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2007.05.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日記を書くのは随分久しぶりになります。
以前は目的もなく続けていて億劫になりやめてしまったこのブログでしたが、最近「昔の日記が読みたい」と思えど読めないもどかしさ、それと「この本読んだ!」という実感がほしいという二点から、復活に踏み切りました。
どうぞ前からお付き合いの人はまたまた、これからの方々はこれから宜しく御願いします。
では今日の一作。

「太陽の子」灰谷健次郎作。

てだのふあ・おきなわ亭の飲み仲間たちは本当に仲がいい。家族以上の暖かさがある。冒頭の一人一人の紹介文を読むだけで笑顔が浮かんでくるほどだ。つかず離れずのように見えて、決して離れないつながりがある。

そんな毎日の中で、主人公の12才の少女、ふうちゃんの父親がふうちゃんの危険が迫るという妄想に取り付かれ、突如現れるキヨシ少年のくらい影、娘を失ったろくさんの涙。そこには大人たちが語りたがらない沖縄の戦争が今も心で続いていることから繋がっていた…。

などと書くと話は徐々に悲しい方向へ進んでいくみたいだ。その部分も確かにあるけれども、この作品の魅力というか全体像、一種の雰囲気は人間の明るさにある。それは、沖縄の肝苦りさ(ちむぐりさ)という、「胸が痛む」心、人の気持ちを思って本気になる優しさからきている。

そんな中、ふうちゃんは真実を知ろうとする。途中で逃げ出したくもなったけれども、キヨシ少年も加わる仲間のうちで、そのときそのとき、励ます側、励まされる側と助け合いながら進んだ。


「キヨシ君。うち結婚したら子どもをふたり生むねん」
「ひとりはわたしのおとうさん。もうひとりはキヨシ君のお姉さん」

読んでいて自分の心も躍るようで、人の心を暖める事の大切さを教えてくれる本。読んでよかったです。





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Last updated  2007.05.17 19:19:09
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