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昨夜、一晩がかり。以上のような入念な行動計画に従って、本日最初にやって来たのは 信州・須坂「豪商の館 田中本家」 です。 「あのさー、あしたどこ行くの?」「 戸隠 でそばかな?」
「パワースポット戸隠かあ。今日行ってきたけど、グネグネ七曲りやったでえ。大きいので、あれはちょっとしんどいなあ。」
「明日、運転、誰?」
「司書のオーやん。」
「いつもなに乗ってんの?」
「プリウス。」
「レンタカー、アルフォードやんな?」
「そんなバスみたいなん初めてやで。無理やな。」
「よし、変更や。第二案は?」
「 須坂、小布施方面 。『芸術の秋』の旅やな。」
「 須坂の田中家 やろ。今日、おにーちゃんいうとったで、田舎の金持ちの家って、別に、面白くはないですって。家老と結託して金持ちになったらしいし。」
「うん、『田中屋、おぬしもワルよのおー』のあれやな、きっと。」
「越後屋やろ。」
「それは黄門さんや。」
「よし、 『豪商の館・田中家』 で決定や。」
これが正門、昔のままらしいですね。
「昨日来たのは、この辺か?」
「いや、ちゃうな、町の反対側、さっき高速降りたへんやな。だいぶん、向こうやな。」
「広い中庭やな。向うの山の上のほうが菅平か?志賀高原か?」
「いや、菅平はもうちょっと西やな。この山の向こうが、志賀高原やろ。」
「ええ庭やん。」
「イヤ、そらそうやろ、金持ちやん。俺らでもわかるくらいやから、ちょっとレベル越えとんな。」
「宝物も面白かったやん。なんや、茶わんや日用品がええな。大正時代のブリキのおもちゃもあったで。」
「アンナン、アホみたいやけど、エエ値段付くねやろ。」
「この色紙、 藤原惺窩 やって、しってるか?」
「 林羅山の先生 ちゃうかな? 朱子学 やろ。」
「さすが社会科教員現役やな。そしたら、 家康の先生か? 」
「まあ、そんなもんやろ」
「これ読める?」
「読めまっかいな。」
「なんや、やっぱり大したことないな。」
「エー、自分、読めんの?」
「読まんでも、そこに書いたあるがな。」
雪後比良山に上る
萬頃も湖波、萬頃の寒。
頭を回らせば、四遠、湖山を望む。
銀杯に雪を盛ること三千丈
瑠璃盆上に突出するの看。
「 萬頃
「世界史には漢詩は出てこんのか。 比良山 から見えんねんから 琵琶湖 のことかな、 バンケイ って読むと思うで。広々広がってるとこのことやな」
「こういう人も、ここまで来たいうことやろな。京都からかな?何しに来たんかな?」

「これは、枝垂桜か。春にはごっついキレイなんやろな。」
「さっき、受付っでくれた、パンフレットに写真があったやん。」
「こっちはケヤキかなあ。塀の外から見えてた大木やんな。」 広い庭の、奥の塀の方から、 ウゲー、ウゲー と、何かの鳴き声は聞こえるですが、姿は見えません。
「なんか、山羊かなんか、泣いてへんか?」
「蝦蟇ちゃうんか?ウシガエルか?」
続きは 信州徘徊(その4)
でどうぞ。
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