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2021年
徘徊老人
の
シマクマ君
、まだ公共交通機関にさえ乗っていません。愛車のスーパカブで近所の図書館に一度出かけましたが、その日もあまりの寒さにホウホウのていで帰宅しました。
「映画はじめ」 をこたつにもぐりこんでいると、テレビで偶然始まった 「砂の器」 で済ませてしまいました。なんという事でしょう。
放浪する少年と父親の間には「セリフ」がないんですね。 ただ、ただ風景と、風景の中の 「父と子」 がいるだけなのです。 加藤嘉 のセリフは最後に泣くところだけですし、子役の少年に至っては一言もしゃべりません。風景の中をただ歩き続ける 「父と子」 が一言もしゃべらなくても成り立つように脚本化されているところにうなりました。
永遠の「少年」としての設定 に、あの 「あしたのジョー」 と、全く同時代につくられたこの作品の面白さに気付きました。ああ、 「熱血シュークリーム」 は、まあ、言ってしまえば 「あしたのジョー論」 でもあるわけですが、 1970年代 の 「少年マンガ論」 で、 「少年」 という概念(?)がメインテーマなわけです。
「カンドー!」 しました。
「アンタはダイコンやねんから!」 と声をかけたくなる人は「別の世界」で生きているようですが、半世紀も前の映画なのですね。いやはや。
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