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2023.11.30
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​グレゴル・ボジッチ「栗の森のものがたり」元町映画館​
​​​ 予告編に惹かれて見ました。 スロベニア という国の若い監督 グレゴル・ボジッチ という人の 「栗の森のものがたり」 です。​​​
​​​​​​​​​​​​​​  イタリア半島 地中海 に突き出ていて、その東の海が アドリア海 ですね。で、その海に面している ヨーロッパ が、かつては ユーゴスラビア でした。で、今は北の端が スロベニア 、海に面している国が クロアチア 、そして、その東方に ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、コソヴォ、モンテ・ネグロ 、の国々のようですが、まあ、よくわかりません。 イタリア半島 の付け根に接している スロベニア ですが、北は アルプス を隔てて オーストリア に接している。まあ、そういう地域のようですが、 映画の舞台 スロベニア の山のなかでした。​​​​​​​​​​​​​​
​​ 時代は 1940年代の後半くらい でしょうか、 栗拾いの女性マルタ の境遇が、夫は戦争に行ったまま帰ってこない寡婦という設定でしたから、多分その頃です。​​
​  黄葉した林 のシーンに雪が風に流されながら舞い落ちてきて、落ち葉が積もった平地に、墓穴と思しき長方形の穴が口を開けていています。やがて、その穴に栗のイガのようなものが埋められて、その上からたくさんの落ち葉で覆うというシーンが、何の音もないまま映し出されて映画は始まりました。​
​​​​​​ 棺桶だけではなく家具も作っているようですから、指物師ということでしょうね。 主人公らしき老人マリオ には具合の悪い 妻ドーラ がいて、あてにならない 医者 とのやり取りもありますが、眠り込んでいる の寸法 、棺桶のでしょうね、を測ったりするシーンが折り込まれ、やがて、 が亡くなり、再び、あの四角い穴のシーンがあって、一人になります。家を出てしまった 息子 がベルギーあたりにいるようで、出されなかった手紙が声に出してが読み上げられるシーンがあります。
 どういう経緯でそうなったのか思い出せないのですが、胸に迫って涙がこぼれたりしました。​​​​​
​​​​​​​​ で、一人になった老人 マリオ は何処かへ出発するのですが、その途中、収穫した栗を川に流して困っている 栗拾いの女マルタ と出会います。 栗拾いの女 も、おそらく、行く方が知れない を探す旅に出発しようとしていますが、旅費がありません。で、 老人マリオ は持ち合わせていた金を 女マルタ にやってしまうのです。 は出発し、残された 老人 は死んでしまいます。​​​​​​​​
​ まあ、かなり端折りましたが、そういう映画でした。で、まず、 森とか落ち葉とか、雪とかのシーン が美しくて印象的です。​
​​​​​​​ その次に部屋のなかのシーンです。これが 暗い のですが、 室内の光の作り方 が独特で、多分、意図的なのですが、いかにも、その時代のヨーロッパの田舎の村を思わせて、 「自然」 なのです。ただ、暗さに弱い老人には、ちょっときつかったのでした(笑)。
 それから、部屋の中に置いてある水差しの撮り方なんて、たしかにフェルメールで、そういう映像処理の面白さにに唸ったのですが、もっと、おおーっと思ったことがありました。
 ボクが、子どもころラジオから流れていた、フランスのポップスで、あの、 シルヴィ・バルタン の、多分、 60年代のヒット曲 「アイドルを探せ」 だったかが流れてきたことでした。
 まあ、よく考えてみれば、この映画の物語の、時代的にも、筋書き的にも、何の必然性もないと思うのですが、
​​ 「えー?なにぃー?」 ​​
​  とうろたえながら、結局、この曲のメロディが、この作品の記憶として残るに違いないところがふしぎですねえ(笑)。​​​​​​​
​​ 好き勝手に、のびのび映画を作っている、若い才能という印象ですが、栗林の落ち葉の降り積もった中に、ポッカリ開いていた四角い穴と、風に舞うように降る雪のシーンは、
​スロベニアという国に生きる人間の「今」 ​​
​  を象徴的に 表しているかのようで、この監督を支えている現実認識、あるいは歴史観の深さを感じさせる映像でした。​​
​​​​ 映画の中で、 死んでしまった二人の老人 拍手!
 それから、 グレゴル・ボジッチ という若い監督に期待込めて 拍手! でした。​​​​

監督 グレゴル・ボジッチ

撮影 フェラン・パラデス
編集 グレゴル・ボジッチ  ベンジャミン・ミルゲ  ジュゼッペ・レオネッティ
音楽 ヘクラ・マグヌスドッティル ヤン・ビソツキー
キャスト
マッシモ・デ・フランコビッチ(指物師マリオ)
ジュジ・メルリ(マリオの妻ドーラ)
イバナ・ロスチ(栗拾いの女マルタ)
トミ・ヤネジッチ(村の医者)
2019年・82分・スロベニア
原題「Zgodbe iz kostanjevih gozdov」
2023・11・24 ・no143・元町映画館no213<img

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最終更新日  2023.11.30 00:56:52
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