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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第59話「堕ちた偶像」趙白石(チョウハクセキ)と王世均(オウセイキン)は刑部の外で周瑩(シュウエイ)を待っていた。今日の審理で周瑩が罪を認めれば、罰金刑で釈放される手はずになっている。そこへ周瑩を心配した沈星移(シンセイイ)が涇陽(ケイヨウ)から駆けつけた。しかし城門が閉まる時間になっても周瑩が出てくる気配はない。さすがにおかしいと気づいた趙白石は役人である自分が様子を探ると伝え、沈星移と王世均には宿で待つよう頼んだ。趙白石は恩師の張長清(チョウチョウセイ)を頼った。すると張長清は結審まで順調に行くはずだったが、郡王の横槍が入ったと教える。「突然、郡王が現れてこう言ったそうだ、周氏の案件は非常に複雑ゆえ、自ら再審すると…」結局、過去の審理は白紙に戻され、周瑩は再び収監されていた。趙白石は周瑩との約束を違えるわけにいかないと訴えたが、張長清は自分たちに非はなく、郡王を怒らせた周瑩が悪いという。「郡王は去り際に言ったそうだ、周氏が西洋人と結託して人を欺いた罪は厳罰に値すると…」張長清は2度とこの件には関われないと伝え、先に株を譲渡させて正解だったと思わず本音が出た。客桟に戻った趙白石は沈星移たちに最悪の事態を伝えなければならなかった。周瑩の案件は郡王が持ち去り、″厳罰だ″と言ったという。しかしその厳罰が命に関わるのかどうか、趙白石にも分からなかった。驚いた沈星移は沈家なら多少なりとも郡王とつながりがあると気づき、自分が周瑩を助けるという。趙白石は朝政を知らない沈星移が軽率な行動を取るなと咎めたが、沈星移は飛び出して行ってしまう。王世均もどのみち金が必要だと悟り、涇陽(ケイヨウ)へ戻って金の工面をして来ると言って出て行った。呉漪(ゴイ)は自責の念に苛まれ、その場で崩れ落ちるようにひざまずいた。趙白石は呉漪が周瑩を心配して憔悴したと思い、自分が何とかするとなだめる。「…私なんです」呉漪は周瑩の書斎に偽造された証拠を置いたのは自分だと告白した。しかもその証拠を渡したのが張長清の夫人だという。するとそれまで呉漪に寄り添っていた趙白石は、急に嫌悪するように離れた。「なぜそれを実行した?」「言う通りにすればあなたが官職に復帰できると…」呉漪は張夫人から周瑩なら叱責を受けるか罰金を払う程度だと聞いていたと話し、命に危険が及ぶと分かっていたら断ったと泣き崩れた。趙白石は周瑩の逮捕を仕組んだのが張長清だと気づいた。そこですぐ屋敷へ駆けつけると、ちょうど輿に乗って帰って来た張長清を見つける。「あなたが呉漪を利用して周瑩を売ったのか?」「そうだ」「周瑩を投獄したのはあなただったのか?!」「あの女は気性が激しすぎる、これぐらいせねば従わんだろう」趙白石は恩師が変わってしまったと失望した。しかし張長清は昔から実利主義だったと否定し、趙白石が求める清廉潔白で公正な師を演じていただけだという。趙白石が敬愛して止まない恩師は幻想だったのだ。ともかく真相を明かして周瑩を解放するよう迫ったが、張長清は一方的に切り上げてしまう。「この世に真相など存在しない、あるのは利益だけだ」趙白石はまだ話は終わっていないと食ってかかったが、護衛に取り押さえられ道に投げ捨てられた。一方、沈星移は杜明礼を頼った。そこで周瑩を釈放してくれるなら星月(セイゲツ)貿易会社の株7割を渡すと条件を出す。すると杜明礼は明日にでも郡王に聞いてみると答えた。杜明礼は早速、文先生を訪ねた。しかしある者が一足先に周瑩から機器織布局の全株を奪い取ってしまい、機嫌が悪い郡王と交渉するのは無理だと言う。仕方なく杜明礼は文先生に沈星移の条件を話し、年に6~7万両の利益になると言った。文先生はそれだけでは郡王の怒りは収まらないと頭を悩ませたが、ふと沈家に目をつける。「沈家の財産は?」「一千万両以上かと…」「では我らは一石二鳥だな」趙白石は自暴自棄になり、道端で泥酔していた。すると客桟へ戻る途中の沈星移が偶然、趙白石を発見して客桟へ連れて帰る。そこへちょうど杜明礼からの使いがやって来た。沈星移は杜明礼から郡王の命令書を受け取り、すぐ客桟へ戻った。趙白石はまだ酔いつぶれていたが、呉漪にこれで周瑩を救えると伝える。「広安門の外で待っててくれ、申時には合流できると思う」呉漪はほっと胸をなでおろし、必ず周瑩を助けて欲しいと頼んだ。沈星移が刑部に到着すると、なぜかすでに役人が待っていた。「沈公子か?郡王の命令書は?」「はい、これです」するとその役人は沈星移を連れて周瑩の牢まで連れて行った。周瑩は上海で別れを告げて以来、初めて沈星移と再会した。「なぜ来たの?」「前に言ったはずだ、君を諦めないと… だからたとえ君が盗賊の根城にいようと、牢の中にいようと、必ず救い出す」すると牢の扉が開き、周瑩は手枷と足枷を外される。「私、死ぬのかと…」「前に誓っただろう?君を妻にすると、それまでは絶対に死なせないよ …君を愛している」2人は手に手を取り、牢獄から出て行った。その頃、呉漪は周瑩を迎えに行く準備をしていた。すると趙白石が目を覚まし、何をしているのかと聞く。呉漪は沈星移が刑部へ行ったと教え、郡王の命令書で周瑩を救うと説明した。「沈星移と郡王はどんな駆け引きを?」「星月貿易会社の株7割を差し出したそうです」しかし趙白石は貪欲な郡王がそんな条件で周瑩を解放するとは到底、信じられなかった。周瑩はついに釈放され、沈星移と一緒にもう少しで門を出るところだった。その時、突然、脱獄だと叫ぶ声が聞こえ、2人は官兵に包囲されてしまう。周瑩と星移は互いを守るため官兵に応戦し、2人の間には自然と強い絆が生まれていた。しかし沈星移は周瑩をかばって刺され、やがて2人は引き離されてしまう。ちょうど刑部に駆けつけた趙白石だったが、あと一歩という言うところで門は硬く閉じられた。周瑩は再び収監された。しかし深手を負った沈星移がその後、どうなったのか分からず不安が募る。一方、捕らわれた星移の審理が始まった。星移は周瑩を救うため郡王の命令書を偽造したと濡れ衣を着せられ、罪を認めるよう強要される。しかし弁が立つ星移は何を言われても正論で返し、決して罪を認めなかった。「そもそも私のような一介の民が堂々と刑部の門をくぐり、 牢の中まで入って周瑩を救い出すことができますか? 刑部の見張りはどうなってるんだっ?!」審理官は苛立ちを隠せず、ついに拷問を命じた。星移はその場で両足の足首を棍棒で挟まれ、激痛に顔が歪む。それでも星移は決して罪を認めなかった。するとやがてあまりの痛みに耐えきれず失神し、そこで供述書に勝手に押印されてしまう。つづく|ω・`)うーん、なぜここにきてこの演出なのか急に現実離れしちゃうと見ている方が困惑しちゃうわそれにしても趙ダーレンが門へ走ってくるシーン笑った~「閉めないで~!」からの「ぁ…(フニャ)」( ๑≧ꇴ≦)
2020.03.31
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烈火如歌(Lie huo ru ge)The Flame's Daughter第2~4話ダイジェスト『人界に烈火(レッカ)、冥界に暗河(アンカ)あり… かつて熾烈な戦いの末、暗河宮は烈火山荘の荘主・烈明鏡(レツメイケイ)に敗れ、姿を消した それから19年、烈火山荘の権勢は武術界随一を誇るまでに…』暗河宮と言えば第1話で出てきましたが、皆さん、覚えていますか?ちなみに現在は烈火山荘・天下無刀城(テンカブトウジョウ)・江南霹靂門(コウナンヘキレキモン)が三代門派と言われていますさて、第1話の最後でついに銀雪(ギンセツ)が登場しました愛しい歌児(カール)こと烈如歌(レツジョカ)が自分の店・品花楼に現れたと知り、遊歴から戻ることにしたんですね数年前に琴の名手として突如、花柳界に現れた銀雪、その素性は謎のまま…そりゃそうですwそんな銀雪の命を狙っているのが江南霹靂門・門主の2夫人・艶娘(エンジョウ)一方、天下無刀城の少主・刀無瑕(トウブカ)の標的も銀雪ですが、こちらはおとなしく品花楼で待ち伏せているところです品花楼では弟子の有琴泓(ユウキンオウ)が銀雪を出迎えましたつまり女将も有琴泓も初めからカールのことは織り込み済みだったんですねちなみに銀雪は″絶世の美女番付″の首位で″天下一の美人″と称され、江湖の荒くれ者から朝廷の高官たちまで会いたいと懇願するという人気者という設定ちょっと理解に苦しみますが、ともかく滅多にお目にかかれない銀雪が品花楼へ戻ったとあって、店の前は入り符を求める客でごった返していましたようやくカールと再会できる銀雪は翌日の舞台で引退し、カールについて行くと決めていますカールがどんな顔するかな~とワクワクする銀雪でしたが…カールの正体は烈火山荘の荘主・烈明鏡のひとり娘(大小姐)でしたそんなカールが身分を隠して妓楼に潜り込んだ原因は大師兄・戦楓(センフウ)戦楓はカールと乳兄妹で許嫁、愛し合う2人は3年前に婚約しましたが、その1年後、突然、戦楓が瑩衣(エイイ)という妓女を連れ帰り、カールに冷たくなったのです傷ついたカールはなぜ急に戦楓が心変わりしたのか知るため、品花楼へ来たんですねそんな小師妹を品花楼に迎えに来たのがカールを密かに愛する玉自寒(ギョクジカン)でした玉自寒は烈火山荘の2番弟子でありながら、実は第7皇子・静淵王(セイエンオウ)ちなみにいつも側にいる侍衛は玄璜(ゲンコウ)と男装の麗人・黄琮(コウソウ)です玉自寒は病弱で訳あって耳と足が不自由ですが、読唇術で意思疎通が可能口がきけると知っているのはカールと側近だけで、基本的には筆談していますまた品花楼の芸妓・風細細(フウサイサイ)もいわく付き実は父がかつて静淵王の腹心でしたが、後継者争いに巻き込まれ、景献王(ケイケンオウ)に陥れられて流刑になっていました偶然にも玉自寒の正体を知った細細は父の潔白を晴らしたいと嘆願、話を聞いた玉自寒はすぐ黄琮に調査させます一方、江南霹靂門の少主・雷驚鴻(ライケイコウ)は継母・艶娘の行動を怪しみ、洛陽までついて来ました艶娘に見つかって折檻されますが、隙をついて逃げ出し、品花楼の裏庭へ侵入しますこの裏庭で雷驚鴻はカールと顔なじみになり、ついでに天下一の美女を見ようと宴に潜入しかも霹靂門という立場を利用してちゃっかり人の席を横取りしてしまいますカールも″天下一の美人″に興味津々、しかし聞いて見れば女ではなく男だと知ってドン引き…いや驚きますすると手も触れずにいきなり琴の音が響き、銀雪が上階から颯爽と登場!天下無刀城の刀冽香(トウレツカ)は銀雪に一目ぼれして見受けを希望しますが、雷驚鴻もうちの山荘が手に入るぜ~と対抗しますしかし銀雪は心に決まった人がいると宣言、そうです、銀雪が選んだ相手はカールでした( ゚д゚)ってか誰なん?@カール翌日、カールはなぜが自分を生涯の相手に選んだ白いおじさんに会いに行きますすると銀雪はカールの身分はもちろん、戦楓の件で品花楼へ来たことまで知っていました荷物をまとめたからどこまでも付いていくよ~って( ತ _ತ)イヤイヤ…正直キモい@カール「知りたくないのか?そなたの父が隠して来た秘密をなぜ私が知り得たのか? そなたの愛する戦楓がなぜ心変わりしたのか?」( ゚д゚)だからあんた誰?@カールカールと玉自寒は相談の結果、謎の白いおじさんの正体を知るため、烈火山荘に連れて行くと決めますとは言えまだ戦楓と顔を合わせるのが気まずいカール、しかし玉自寒は戦楓が婚約破棄を申し入れたため、急いだ方がいいと教えました翌日、いよいよ烈火山荘へ帰ることになったカール銀雪が自分の身分を知っていたことから、品花楼においてもらえたのも銀雪のおかげだったと気づきますこうして一行は出発、すると銀雪を名残惜しそうに見送る刀冽香の姿が…そんな刀冽香に目をつけたのが雷驚鴻自分の継母も刀冽香の長兄・刀無瑕も銀雪を狙っているため、一緒に真相を調べないかと提案します刀冽香は想いを寄せる銀雪を守るためにも了承そこで2人は一行を追いかけ、途中で銀雪の護衛を申し出て同行を認めてもらいますこうして舞台は烈火山荘へ荘主・烈明鏡は門前でカールを出迎えましたが、銀雪に気づいて驚きます「…時を得ても雪公子は昔と変わらぬままだ」←って今いくつよ( ๑≧ꇴ≦)どうやら白いおじさんは本当にパパと旧友だったんですね~長幼の序に基づけばカールにとっては叔父なんだとか ←やっぱりおじさんだwすると荘主は銀雪を賓客だけが使える梨院(リイン)に滞在させると伝え、弟子たちは目を丸くしますこの梨院、実は19年前に滞在した荘主の旧友しか使ったことがないんですね〜しかもその旧友が植えて行った木は一年中、花を咲かせているとかそれを聞いた銀雪はどこか懐かしそうですまたカールの帰郷で品花楼にいた碧児(ヘキジ)も帰って来ました実は碧児はパパの懐刀、カールはパパに全てバレていたと知ることに…碧児は青龍堂の第三堂主ですが公にはされておらず、荘主は3弟子のそばに仕えさせることにします一方、雷驚鴻と刀冽香も逗留を認められましたしかし大総管・裔浪(エイロウ)から埃まみれの客房へ案内され、空きがないからと同室にされてしまいますそしていよいよ戦楓が登場!そしてその配音に愕然とする管理人(꒦ິ⌑꒦ີ)ようやく帰って来たカールを見つけるといきなり接吻、でも突き放す~なるほど、戦楓ったら本当はカールが好きなんだ~という演出↓オスカル戦楓、前髪がカールの頭に乗っているの図そんな戦楓が自分の屋敷に置いているのが芸妓だった瑩衣カールがいる時はわざと瑩衣とイチャついて見せつけますが、どうやら事情がありそう瑩衣は一見、弱々しく大人しそうな娘ですが、カールと2人きりになると豹変しますカールは瑩衣がこっそり自分を点穴したことから、武術が使えると気づきますが…↓小さくて可愛い瑩衣、果たして何者なのでしょうか?山荘では侍女長の薫衣(クンイ)と蝶衣(チョウイ)がカールの帰りを心待ちにしていましたもちろん皆はカールの味方、瑩衣は敵視されてますそしてどうも怪しいのが大総管・裔浪裔浪は自分の侍女を雷驚鴻と刀冽香の客房に密かに送り込みますが…↓見るからに屈折してそうな大総管カールと戦楓の溝は深くなるばかり…戦楓の心はもう戻らないと感じながら、カールはまだ未練が捨てられませんそこで梨院を訪ね、事情を知っていそうな銀雪に相談しますが、銀雪は辛いなら別れろと助言カールはこれまで何度も諦めようと思っては、もしや戦楓に何か悩みがあるのかも?と思い直すを繰り返して来たんですね~(TㅅT)てっきり白いおじさんが戦楓の悩みも知っていると思って烈火山荘まで連れて来ましたが、結局、知らないんかーい!カールは銀雪も自分を助ける事ができないと知って落胆銀雪は愛するカールの恋愛相談に苦笑いし、やはり諦めるよう諭します「かつての愛を取り戻すのはあきらめるより、ずっと難しい…」それを誰よりも知っているのは銀雪なのでしたカールと戦楓のわだかまりに心を痛める荘主・烈明鏡そこで戦楓に改めて娘と結婚して烈火山荘を継いで欲しいと頼みますが、戦楓は瑩衣に心変わりしたとキッパリ拒否、しかも無理強いするなら瑩衣を連れて山荘を出て行くと脅します立ち聞きしてしまったカールは大ショック…一方、どさくさに紛れて烈火山荘に入り込んだ雷驚鴻と刀冽香実は雷驚鴻は烈火山荘に腹違いの妹を探しに来たと告白します19年前、霹靂門に嫁入りした継母は女児を産みましたが、すぐ死んでしまったとかしかしここ2年ほど継母の振る舞いが怪しいため探ってみたところ、継母が生んだ赤子は死んだのではなく、孤児として烈火山荘に送り込まれたと知ります手がかりは臨沢(リンタク)で育ち、7歳の頃に烈火山荘に送られ、今年で18歳カールに聞けば早いのですが、まさか霹靂門の娘が紛れ込んでいたと教えることはできず、こっそり調べたいと言いますそんな中、烈火山荘に2年に1度だけ堂主や香主たちが一堂に会する大事な日がやって来ましたカールを傷つける戦楓に怒り心頭の玉自寒、普段は竹院からめったに顔を見せませんが、戦楓を牽制するため珍しく評議会へ現れますそこで戦楓が婚約破棄を持ち出す前に自分がカールを娶りたいと宣言え?玉少爺がしゃべった?>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ<ザワザワ…堂主たちはカールの縁談より玉自寒がしゃべれることに驚きです一方、カールは玉師兄が自分が傷つかないよう守ってくれたと分かっていました評議会の報告のため集まった1番弟子・戦楓、2番弟子・玉自寒、3番弟子・姫驚雷(キケイライ)すると玉自寒は戦楓に師匠とカールを裏切らないよう釘を刺し、縁談を破棄するなら後継者の座も降りるよう迫りますしかしそこへ荘主が現れ、話は断ち切れに…戦楓と玉自寒の諍いは思わぬところへ波及実は姫驚雷と薫衣は恋仲ですが、薫衣はカールを傷つけた戦楓が嫌いですしかし姫驚雷は昔から病弱な自分の世話をしてくれた戦楓を慕っており、これが思わぬ火種となりましたでもまあ〜仲良しなんですけどねさて戦楓に翻弄されるカール、果たして戦楓をあきらめるのか?!つづく次のウゴウゴルーガもお楽しみに〜♪(←違うw
2020.03.30
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第86話「暴かれた真実」烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)がようやく最後の経幡(キョウバン)を完成させた頃、炩皇貴妃(レイコウキヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)は養心殿にいた。太監・王蟾(オウセン)に見張りをさせ、ゆっくり皇帝の寝所へ入って行く嬿婉…。その時、寝台の側で付き添っていた江侍医が急に視界に入り、思わず息をのむ。「(はっ!びっくりした)江侍医だったの…皇上のご容体は?」「(ハァ~)なす術がございません」そこで嬿婉は今夜はもう休むよう命じ、江与彬(コウヨヒン)はそこで下がることにした。衛嬿婉は何度か皇帝に声をかけ、目を覚まさないことを確認した。そして密建書を入れる小箱に第15皇子・永琰(エイエン)の名を書いた紙を入れようとしたが、突然、目を覚ました皇帝に見つかってしまう。衛嬿婉と王蟾はその場で取り押さえられた。しかし嬿婉は皇帝の病が重いと知って、国事が滞らないようにしただけだと取り繕う。そこへ愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が現れ、嬿婉が我が子を皇太子にするため、永琪(エイキ)を亡き者にしたと告発した。実は永琪の格格(ゲゲ)だった胡蕓角(コウンカク)は嬿婉の駒、この駒を操って永琪を死に至らしめたという。しかも永琪の死に乗じて如懿を讒言で陥れるよう命じていたのだ。寝耳に水だった乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は愕然とし、確固たる証拠はあるかと尋ねる。嬿婉も全くの言いがかりだと否定したが、予想外の証人が現れた。「私が生きていて驚きましたか?」それは毒殺したと思っていた春嬋(シュンセン)だった。春嬋は口封じのため皇貴妃に殺されそうになったと訴えた。これまで拷問を受けても口を割らぬ覚悟で仕えて来たが、ここで自分の罪を認めると同時に皇貴妃の罪業を白状するという。実は胡蕓角は産婆の田氏の娘・田蕓児(デンウンジ)だった。衛嬿婉は田氏の死後、田蕓児を数年にわたり養って手なずけ、その後、書記官の娘に仕立てて永琪に仕えさせ、死に至らしめたという。これも如懿を陥れるためで、田蕓児に如懿が母の敵だと誤解させて復讐するようそそのかしていた。弘暦はようやく永琪と永璟(エイケイ)を殺したのが衛嬿婉だったと知り、沸々と怒りがこみ上げる。しかし嬿婉は春嬋の妄言に過ぎないと必死に否定した。そこで海蘭はもうひとり証人を呼ぶことにする。すると服役中の辺地から姿を消した衛嬿婉の弟・左禄(サロク)が現れた。衛左禄は母が呪術を使ったのは事実だが、第13皇子の命を奪っていないと話し、母は姉の罪を被ったと証言する。「何を言い出すの?!姉の私を陥れるために帰京したの?!」「だって愉妃を陥れるため、扎斉(ジャチ)に銀票を渡したじゃないか? 事が露見すると罪を母上に押し付けた、母上は産婆の田氏など知らないのに…」「皇上!今の証言は全て真実です! 皇貴妃は13阿哥以前にも10阿哥、5公主、6公主を手にかけました! ですが5公主と6公主については計算外で、標的は12阿哥でした」春嬋はあの時、淑嘉(シュクカ)皇貴妃の飼い犬を王蟾が盗んでしつけたと証言、王蟾も罪を認め、ただ自分の立場では拒めなかったと訴えた。海蘭はついに衛嬿婉に死罪をと嘆願した。焦った嬿婉は潔白を訴えたが、逆上した皇帝に引っ叩かれてしまう。「黙れ!よくも朕の子供を?!」「皇上!私は潔白です!当時は私に子がおらず、殺す理由がありません!」すると春嬋が動機は皇后の座ではなく、嫉妬だと指摘した。実は衛嬿婉は凌雲徹(リョウウンテツ)が如懿に好意を抱いていると知って如懿を逆恨みし、何度も陥れようとしたという。凌雲徹の妻・茂倩(モセイ)と豫(ヨ)妃が私通を告発したのも、他ならぬ衛嬿婉の仕業だった。さらに胡蕓角に最期の告発を命じて如懿を廃后に導いたのは、自分が皇后になるためだったという。そこで海蘭は凌雲徹から死の直前に預かった指輪を皇帝に渡した。「衛嬿婉との愛の証しだと…凌雲徹は悔やんでいました ″衛嬿婉との旧情が皇后娘娘の名誉を傷つけてしまった″と…」嬿婉は凌雲徹との旧情なら皇帝も知っていると言ったが、春嬋はならば凌雲徹に媚薬を嗅がせて誘惑したことも話したかと迫る。「目的は何だ?」「懐妊するためでした、凌雲徹の抵抗に遭ってあきらめましたが…」弘暦は思わず嬿婉に指輪を投げつけ、激高した。「恥を知れ!皇族の血を汚す気か!」衛嬿婉は窮地に追い込まれたが、ふと自分は陥れられたのだと気づいた。春嬋や弟は今までどこに隠れていたのか。恐らく王蟾は自分を陥れるため、わざとそそのかしたのだろう。「皇上!私が箱を開けた途端に皇上が目覚め、その直後に愉妃が入って来ました! 偶然にしてはあまりに出来すぎています! それに拝見したところ、皇上は危篤というほどではありません」考えてみると妙なことばかりだった。病床の皇帝のそばにいたのは江侍医だけ、江侍医だけが皇帝の病を把握しているなど不自然すぎる。「愉妃、翊坤宮の娘娘と結託して仕組んだわね?! 春嬋、お前は安華殿で拘禁された時、私を陥れるよう命じられたんでしょう?!」嬿婉は皇帝の足にすがりつき、すべて如懿が自分を恨んで仕組んだ罠だと訴えた。皇帝が危篤だと思わせ、自分に罪を犯させたに違いない。「まったく次から次へと弁の立つことだ…」そこへ皇太后がやって来た。皇太后は自分も衛嬿婉に尋問したいことがあると言った。それは永璂(エイキ)殺害の件だという。皇太后は永璂の偏食が過ぎるため、尚書房での食事を調べていた。その結果、御膳房の食事には毒茸が含まれていると分かったという。皇太后はその茸を皇帝に見せると、確かに毒性は弱いが、長期間の摂取で内臓が弱まり、いずれ死に至ると説明した。すると春嬋が第15皇子を世継ぎにするため、栄親王の死後から皇貴妃の命で第12皇子の食事に混ぜていたと証言する。しかしその後、皇太后が第12皇子を養育することになり、計画は中止になっていた。皇太后は衛嬿婉に罠を仕掛けたのが如懿だったと認めた。しかしこの罠は避けることもできたはず、罠に落ちたのはそもそも衛嬿婉の心根が卑しいからだと一蹴する。弘暦は皇太后が翊坤宮に行ったと知り、目を丸くした。すると皇太后は如懿から伝言と″ある物″を預かってきたという。それはこれまで衛嬿婉の策略により亡くなった皇子らの経幡だった。「衛嬿婉よ、どれほど多くの者を葬ってきたのか覚えておるか?忘れたであろう? ルーイーは全て覚えておるぞ?無辜(ムコ)の命を弔うべく、如懿は経幡を作ったのだ その目でしかと見るがよい!」弘暦も海蘭も順番に並んだ経幡の名前を目の当たりにし、胸が締めつけられる思いだった。如懿は衛嬿婉の処遇は皇帝に任せるが、その前に衛嬿婉には経幡1枚1枚に叩首(コウシュ)して謝罪させて欲しいと嘆願したという。嬿婉はこの期に及んでも無実だと訴え続けた。しかし皇帝の命で侍衛たちに引きずられ、無理やり叩頭させられてしまう。その頃、如懿は翊坤宮の仏殿で手を合わせていた。すると容珮(ヨウハイ)が駆けつけ、ようやく罪人が犯した罪の報いを受けたと報告する。如懿はついに敵を討ち、肩の荷が下りた。「…だけど亡くなった者たちは生き返らない」皇太后は使命を果たし、愉妃を連れて経幡を届けに安華殿へ出かけた。すると弘暦は皆を下げ、毓瑚(イクコ)に牽機(ケンキ)薬を持って来るよう命じる。衛嬿婉は罪を認めて命乞いし、後宮で悪事を犯すのは自分だけではないと叫んだ。「清廉な者がいるとお思いですか?!」しかし必死な訴えも虚しく、皇帝が毓瑚に薬を飲ませろと命じてしまう。侍衛たちは皇貴妃を拘束、さらに進保(シンホウ)が無理やり口をこじ開けた。「皇貴妃、牽機薬は飲むと身体を折り曲げるほどに苦しみます 皇上はあまり賜ることのない毒です」衛嬿婉は毒を飲まされ、開き直った。「皇上の恩情で私は女官から妃になりました…皇上に育てられたも同然 私を罰すれば皇上に見る目がなかったと認めることになりますね ←まさかの任命責任w …この数年、皇上のお心は決して得られませんでした、フッフッ、でも構いません 皇上は男として夫として私の心を得られずじまいですから!ウウウ…イテテテ…」「朕には皆が心から服従する!」←ええーっここで?w「服従していても心はどうでしょう?ゼエゼエ…私はともかく誠心誠意、仕える妃はいるかしら? そうだ、1人いたわ、翊坤宮のにゃんにゃんが…でも断髪して禁足を命じられたけど!」さすがに激怒した弘暦は急に席を立ち、衛嬿婉に歩み寄った。嬿婉は怯えていたが、すでに毒を飲まされ身、早く殺せと挑発する。「薄氷を踏む思いで暮らして来たけど、それも終りね~」「楽に死ねると思うな、覚悟せよ」すると弘暦は侍衛につまみ出せと命じた。「養心殿が汚れる!」翌朝、如懿が枯れた緑梅の鉢に水をやっていると、翊坤宮の扉が開いた。海蘭たち妃嬪は早速、皇后への挨拶にやって来たが、容珮は全てが終わって休んでいると断る。そこで海蘭が代表して面会しようと思ったが、容珮に止められた。「私とも会わないと?」その時、寝殿から如懿の咳き込む音が聞こえた。李玉(リギョク)は円明園から呼び戻され、早速、大役を任された。晴れ晴れしい気持ちで翊坤宮を訪ねた李玉、しかし如懿は誰とも会わないと門前払いされてしまう。結局、皇后の金冊(キンサク)と印璽(インジ)は再び養心殿に戻った。弘暦は頭を抱えたが、そこへ皇太后が現れる。すると皇太后は安華殿で如懿と会った時のことを話して聞かせた。皇太后は衛嬿婉が懐妊中の舒(ジョ)妃に毒を盛ったことは知っていたが、如懿から聞くまでこれほど多くの皇子や公主を死に至らしめたとは知らなかったという。しかもここへ来て皇后の座まで狙っていたとは…。如懿は衛嬿婉が巧妙に事を進めていたため、今となっては立証が難しい件もあると説明した。そこで危険を伴うが、弘暦が万が一の時に衛嬿婉がどう動くのか確かめたいと言ったという。「皇帝にはこの件を伏せていました、でもそれは真実を暴くためだったのです 今や悪行は明らかとなり報いを受けました、如懿の苦心が無にならずに済んだ… 無念の死を遂げた者たちも成仏できるでしょう」弘暦は皇太后の話を聞きながら、うなだれた。「経幡を安華殿に供えながら、あいじゃーは如懿に敬服しました 朝廷や後宮では権勢や寵愛を巡り、争いが繰り広げられています 如懿は寵愛、権勢、皇后の位、一切、目もくれませんでした ただ皇帝への情を貫き、善には善の、悪には悪の報いをと願った …あいじゃーは思うのです 権勢のために躍起になっていた私と良心を忘れなかった如懿、どちらが幸福なのだろうかと」一方、永寿(エイジュ)宮に捨て置かれた衛嬿婉はようやく目を覚ました。「私、まだ生きてるの?」 そばにはなぜか春嬋と王蟾がいる。「皇上が死なせぬと仰せになり、毓瑚姑姑に解毒薬を与えるよう命じました」「そうね、永琰の母である私を皇上が殺すわけないわ…」嬿婉は安堵したが、急に自分を裏切った2人に激高する。しかし王蟾に腕をつかまれ、春嬋に再び毒を飲まされた。「皇上からのご褒美です、毎日、飲んでください」「皇上の下賜品ですから残さずに…」禁足が解かれた如懿は中庭で枯れた緑梅の世話をしていた。そこへついに弘暦が現れる。如懿は背を向けていたが、その足音で弘暦だと分かった。「ルーイーや、そなたは翊坤宮から出ず、誰とも会わぬそうだな だからこうして会いに来た、体の具合は?」「おかげさまで」すると弘暦は慣例に従い木蘭へ秋の狩猟へ行くと伝え、少し照れ臭そうに如懿を誘った。しかし如懿は長旅に耐えられそうもないという。弘暦は仕方なく自分の代わりに後宮の留守を守って欲しいと頼んだが、次の言葉が出るまで時間がかかった。「…ルーイーや、そなたには度々、苦労をかけた、だが過ぎたことは水に流せ、忘れろ」「私の記憶も薄れています」「ならば良い…朕が木蘭から戻ったら金冊と印璽を受け取って欲しい、待ってるぞ」如懿は返事をする代わりにある言葉を送った。「皇上、″蘭因絮果(ランインジョカ)″という言葉をご存知? 昔は悲しい言葉だと思っていたけれど、今はよく分かります、咲き誇る花もいずれ散るのだと… 木蘭への道中、どうかお気をつけて」「…ああ」如懿は弘暦の背中が見えなくなるまで、名残惜しそうに見ていた。弘暦は養心殿に戻り、″蘭因絮果″と書いたまま考え込んでいた。そこへ李玉が茶を献上し、どういう意味なのか尋ねる。「男女の情が美しいのは最初だけ、やがて尽きる…」容珮は主人に頼まれ、郎世寧(ロウセイネイ)から弘暦と如懿の肖像画をもらって来た。如懿はまだ幸せだった頃の2人の笑顔を見ていたが、決心がついてハサミを手にする。するといきなり自分の絵だけを切り取り、燃やした。つづく( ತ _ತ)ちょっと何?この後半の総集編wそれにしてもこの長い長い嬿婉のターン!これが最大の苦行だったのね(笑後半のあいじゃーの話から如懿と弘暦の再会、何とも切ない、と言うか虚しい気持ちになりました来週は最終回!
2020.03.30
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第85話「口封じ」烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は永琪(エイキ)の百日忌で安華殿へ出かける許可をもらった。そこでこれを機に皇太后と接触、無念の思いを伝える。実は皇太后を呼び出すために渡した密書の言葉、″心毒(心を殺す毒)″とは叔母の臨終の言葉だった。「宮中の毒は″身体でなく心を殺す″と… 私にも分からぬゆえ何もできず、叔母と同じ窮地に落ちました」如懿は自分の無能さを嘆き、我が子を守れなかったと後悔する。まさか永琪まで逝ってしまい、残ったのは第12皇子・永璂(エイキ)だけ…。しかし如懿は禁足となり、金冊(キンサク)と印璽(インジ)も没収され、もはや息子を守る術がなかった。そこで皇太后に永琪を守って欲しいと懇願する。「守る?どう言う意味だ?」実はその頃、如懿の侍女・容珮(ヨウハイ)と愉妃(ユヒ)の侍女・葉心(ヨウシン)は、回廊を歩いていた皇貴妃の侍女·春嬋(シュンセン)をいきなり連行していた。如懿は皇太后を見送ると、最後に丁重に平伏した。果たして如懿は皇太后に何を頼んだのか…。一方、永寿(エイジュ)宮では太監・王蟾(オウセン)が容珮と葉心が春嬋を連れ去ったと報告していた。衛嬿婉(エイエンエン)は信じられなかったが目撃者がいると知り、秘密裏に捜索するよう命じる。その頃、春嬋は安華殿の柱に縛りつけられ、如懿のもとで詰問されていた。容珮は皇貴妃の秘密を知る瀾翠(ランスイ)、進忠(シンチュウ)、胡蕓角(コウンカク)が亡くなり、次に消させるのは春嬋だと脅す。しかし春嬋は何を聞かれても口を割らず、そのまま夜まで拘束されることになった。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は偶然、安華殿帰りの如懿が門を曲がる姿を見かけた。思わず輿を止めて如懿の背中を見ていたが、如懿が振り返ることはない。実は容珮が皇帝がいると気づいて声をかけたが、如懿は無視して歩いて行った。その夜、葉心に解放された春嬋がようやく永寿宮に帰って来た。春嬋は正直に安華殿で拘束されていたと話し、数々の件が皇貴妃の仕業ではないかと如懿の前で詰問されたという。「私は何も話していません!話せば命に関わりますから!」嬿婉は春嬋を信じていると言って休ませたが、疑心は拭えなかった。一方、如懿は夜が更けてもなお経幡(キョウバン)を作り続けていた。容珮は休むよう勧めるが、如懿が手を休める様子はない。「今日、翊坤(ヨクコン)宮に戻る途中、後ろに皇上がいらっしゃいました」「……」「それなのに振り向こうともなさらない」「…会えばつらいだけよ」主人の胸の内を知った容珮はそれ以上、何も言えなくなり、黙って経幡作りを手伝った。翌日、春嬋は皇太后が第12皇子の養育をすることになったと報告した。衛嬿婉は皇太后が何か勘づいて第12皇子を慈寧(ジネイ)宮に引き取ったのではないかと不安に駆られるが、春嬋はただ哀れんだだけだと安心させる。ただこれから食事は慈寧宮の厨房になるため、御膳房の料理が皇子に出せなくなった。「苦労して仕掛けたのに、こんな形で頓挫とは…努力が水の泡ね」嬿婉は落胆したが、春嬋は皇太后が高齢のため、しばらくの辛抱だとなだめた。皇太后は慈寧宮の食事が合わない永璂を心配し、今日は養心殿で皇帝と3人で食卓を囲んだ。しかし尚書房と同じ御膳房が作った養心殿の食事でも合わないという。そこで皇太后は永璂の好物を作らせようと、侍女・福珈(フクカ)に尚書房の料理人を調べてくるよう命じた。衛嬿婉は皇太后が料理人を調べていると知って焦った。春嬋の話では第12皇子が尚書房で食べた料理にこだわり、皇太后が何やら怪しんだという。「あれは大量に食べると幻覚を見て、少量なら徐々に内臓を蝕む食材のはず… なぜ12阿哥がこだわるの?」「とりこになると無性に食べたくなるのやも…」「愚か者!私を陥れるつもり?!」主人を怒らせた春嬋は調べても茸が原因と分からないはずだとなだめたが、嬿婉は春嬋が安華殿で何か話したせいだと疑った。慌てた春嬋は指を立て、天に誓って何も話さなかったと訴える。そこへちょうど王蟾が第15皇子が戻る時間だと知らせにやって来た。冷静になった衛嬿婉はそれ以上、追求はしなかったが、御膳房の例の料理人を見張るよう命じる。「しばらくしたら追い出して始末して」衛嬿婉は永琰(エイエン)と寝宮へ戻る道すがら、何を学んだのか聞いていた。すると永琰は皇帝の命で師傅から″孝経(コウキョウ)″を教わったと話し、皇家の子は子である前に臣下だと告げる。しかし嬿婉は確かに皇帝は正しいが、常に父の命令に従う必要はないと言った。「私たち母子は血が繋がっている、まずは額娘を大切にね この先、何があっても額娘を守るのよ?」皇貴妃を見張っていた小徳子(ショウトクシ)は早速、不用意な発言を和敬(ワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)に報告した。どうやら穎(エイ)妃・巴林(バリン)湄若(ビジャク)の懸念は本当だったらしい@84話。そこですぐ皇帝に報告し、皇貴妃のそばにいては永琰に悪い影響がでると危惧した。驚いた弘暦は永琪が逝去した今、皇太子候補が永璂か永琰しかおらず、事態を重く見る。実は永璂は年が上だが性格が屈折し、今さら皇太后が養育しても性格が直るとは思えなかった。一方、賢い子だが永琰はまだ幼く、このまま母親が誤って導けば取り返しがつかなくなる。そこで皇帝は永寿宮にいる永璘(エイリン)は穎妃に、第9公主・璟妘(ケイウン)は恪嬪(カクヒン)・拝爾果斯(バイルガス)氏に、永琰は寿康(ジュコウ)宮で太妃たちに養育させると決めた。すると弘暦は政務の疲れか、立ちくらみを起こしてしまう。永寿宮に突然、皇帝の侍女・毓瑚(イクコ)が現れた。すると衛嬿婉はいきなり手元で育てていた我が子を連れ去られ、自分の発言が原因だったと知る。なぜ烏拉那拉氏の子供は皇太后に守られ、自分は子供と引き離されてしまうのか…。これが如懿の策略だと思い込んだ嬿婉は、禁足となった身でもまだ自分の邪魔をすると泣き叫んだ。春嬋は髪を切って金冊も没収された人間では何もできないとなぐさめたが、その瞬間、嬿婉に引っ叩かれてしまう。「お前ね!やはり私を裏切ったのよ!」逆上した嬿婉は春嬋の首をつかんで締め上げたが、春嬋は涙ながらに信じて欲しいと訴えた。嬿婉は結局、手を離したが、急に過呼吸になって倒れてしまう。衛嬿婉は薬を飲んで眠ったものの、数時間で目が覚めた。春嬋は主人の髪をすいていたが、嬿婉は急に春嬋の手を握りしめ、昨夜のことを謝る。「あなたを叩いたのなんて初めてね…唇が青ざめているわ、紅を差してあげる」嬿婉は春嬋の唇に赤い口紅を塗ってやると、春嬋は主人の誤解が解けたのだと安堵の涙を流した。「そうだ、長いこと母の墓参りをしていない、私の代わりに墓の掃除をして来てくれる?」春嬋がガニ股で宮中を出る姿を珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が見ていた。そこで葉心に江与彬(コウヨヒン)に後をつけさせるよう命じる。すると春嬋は墓地へ向かう山道で急に具合が悪くなり、立てなくなった。その時、皇貴妃が塗ってくれた紅に毒が入っていたことに気づく。「容珮は正しかった…私も消される…」その時、江与彬が現れ、春嬋に薬を飲ませて連れて帰った。海蘭は偶然を装って王蟾の前に現れた。「知らせがあるの、春嬋が死んだわ…」「まさか!″遺体を見るまで訃報は信じるな″と言います、何かの間違いでは?」「ふっ…下手人は王公公の身近にいるわ 春嬋がどうして死ぬことになったのか、私より詳しいはずよ? 皇貴妃に仕えた者は皆、同じ道をたどる 瀾翠も春嬋も死んだ、そして進忠も…今や残ったのは王公公だけ だからこれは忠告よ、命を大切にね(ニッコリ)」王蟾は恐れおののき、その場でへたり込んでしまう。その夜、毓瑚は体調がすぐれない皇帝のため、進保(シンホウ)と一緒に人参汁を差し入れに来た。すると皇帝は机にうつぶしたまま意識がない。驚いた進保は咄嗟に侍医を呼ぶよう叫んだが、毓瑚が慌てて止めた。「お黙りっ!騒がずに、まずは江侍医を…」衛嬿婉は皇帝が倒れたと聞いてすぐ養心殿に駆けつけた。江侍医の話では永純(エイジュン)親王の逝去の時と同じ発作だが、今回の病状は深刻で気血が頭に集中し危険だという。そこで嬿婉はその夜、養心殿で皇帝に付き添うことにした。翌朝、衛嬿婉はひとまず永寿宮に戻ることにした。するとちょうど侍医たちが集まって治療方針の相談をしている。嬿婉は主治医の方(ホウ)侍医に目配せし、養心殿の外で待つことにした。方侍医は皇帝が決して楽観できない状況だと報告した。皇帝の病は脳の内部で生じているため、なす術ないという。衛嬿婉は怪しまれぬよう方侍医をすぐ下げ、突然の状況に頭を悩ませた。すると王蟾が先帝もまさに働き盛りで突然、崩御したと心配する。「こうなった以上、万一に備えるべきでは?事が起きてからでは遅すぎます 先帝の崩御の時、景仁(ケイジン)宮の娘娘は廃后ではなく、母后皇太后の尊号でもめたのです 景仁宮にお子がいたら、今の皇太后の座もどうなっていたか… でも翊坤宮の娘娘には12阿哥がいます、しかも15阿哥より年上です、手を打つ必要があります」「そうね、分かったわ…」今日の王蟾は饒舌で、まるで切れ者のようだった。江与彬が皇帝の寝所へ戻ると、進保が煎じ薬を持っていた。進保はただ手伝いたいだけだったが、江与彬は慌てて取り戻し、皇帝の薬に間違いは許されないと注意する。「もし何かあれば斬首では済まぬかも…お手伝い願えるなら炭の補充を頼みます」そこで進保はすぐ取りに向かったが、その間に江与彬は隠し持っていた薬を加えておいた。如懿の薬の量は次第に増えていた。診察に来た江与彬は時間通りに薬を欠かさず飲むよう念を押し、皇帝なら自分が常に側にいると安心させる。皇貴妃も予想通り方侍医から皇帝の病状を聞き出していたが、実は方侍医にだけ嘘の見立てを教えていた。「皇上の件、自信はあるの?」「私の医術はご存知のはず、全て私の監視下です、間違いは起きません」「お願いね…」衛嬿婉が養心殿に戻ると、ちょうど皇太后が見舞いに来ていた。するとちょうど皇太后と毓瑚が皇太子の話をしている。「かくも深刻な状況なら皇太子を決めねば帝位争いが起きる…」「太后がおわすのに争いなど…」「永琪が逝去した後、皇太子はどうなったのか… ″扁額の裏″と″養心殿の箱の中″に誰の名を納めたのか分からぬ…」立ち聞きしていた嬿婉は先日、毓瑚が片付けていた箱のことだと分かった。すると毓瑚が嫡子で最年長の第12皇子が慈寧宮にいると安心させている。皇太后は密建書に書かれた名前が永琰でないよう願い、あるいは白紙ならその方が良いと言った。その夜、如懿はついに全ての経幡を完成させた。最後の経幡の名前は″胡蕓角″…。一方、衛嬿婉は今夜の付き添いである婉嬪・陳婉茵(チンエンイン)と交代すると伝え、誰もいない皇帝の寝殿に入った。すると寝台の側で付き添っていた江侍医が急に視界に入り、嬿婉は驚いて息をのむ。つづく(๑ŏ _ ŏ)↷そうだった…確かに辛い山は越えたけど、その先は嬿婉祭りだった…_(┐「ε:)_
2020.03.29
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第58話「揺らぐ信念」機器織布局で仕事中だった周瑩(シュウエイ)はいきなり罪人として拘束された。巡撫(ジュンブ)・董廷旭(トウテイキョク)は私欲から裏帳簿を作って配当を懐に入れたと罪状を伝えたが、周瑩はその証拠となる帳簿を見て呆れ果てる。それは誰が見ても改ざんされているのは明白だった。「でっちあげじゃないですか?」すると董廷旭は揺るぎない証拠が必要なら呉家東院を捜索するという。周瑩は何も心配していなかったが、まさか自分の目の前で書斎の机から証拠が発見されるとは夢にも思わなかった。涇陽(ケイヨウ)は呉家東院の若奥様が捕まった話題で持ちきりだった。しかし趙白石から聞いた呉漪(ゴイ)はまさかの大事に愕然となる。趙白石はすで調査を始めたが、驚いたことに呉家東院の周瑩の書斎で不正の証拠が見つかっていた。一方、周瑩の話を聞いた沈星移(シンセイイ)は、また父と杜明礼(トメイレイ)の策略だと疑った。そこで実家に駆けつけ父を追求したが、沈四海(シンシカイ)は今回ばかりは関係ないと否定する。「我々が手を下す前に他の連中に先を越されてしまったようだ」←もはや隠す気なしwすると沈星移はいつか同じように憂き目に遭うと警告した。「貝勒(ベイレ)爺が永遠に守ってくれるとでも?」しかし沈四海は実は貝勒が郡王に封じられたと教え、沈家は今後も繁栄するはずだと信じて疑わない。沈星移はそんな父をあざ笑うかのように言った。「もっと搾取されますよ、郡王の意のままにね…」趙白石は張長清(チョウチョウセイ)を訪ねたが、なぜか都に発っていた。その頃、呉家も周瑩がすでに北京へ移送されたと知り、激震が走る。肝心の趙白石とも連絡が取れず、手をこまねく呉家…。江福祺(コウフクキ)の話では織布局の執務室が封鎖され、内部はめちゃくちゃ、全て押収されたという。帳簿や文書が押収されれば改ざんされるのは必至、王世均(オウセイキン)は面倒なことになると分かった。すると騒然とする東院に突然、沈星移が乗り込んでくる。しかし韓三春(カンサンシュン)が中庭で沈星移を取り押さえた。そこで駆けつけた王世均がまたしても沈家の仕業かと迫る。「軍需品偽造をでっち上げ、今度は少奶奶に不正の罪を着せた、全く同じやり方だ!」「違う!本当にうちとは無関係なんだ!」沈星移は周瑩を陥れた者が他にいると訴えたが、当然、誰も信じてくれない。そこへ趙白石が現れた。「締め上げても無駄だ、沈家の仕業ではない」趙白石は目星がついたと教え、呉家と無関係の沈星移を追い出した。趙白石は自分が原因だったと話し、必ず周瑩を助け出すと約束した。呉蔚武(ゴイブ)は娘婿を信じて任せることにしたが、趙白石はひとつ釈然としないことがあるという。実は董廷旭が探し出した証拠品に周瑩と仲介人との文や口利き料の証書があり、しかも周瑩の書斎から見つかっていた。呉蔚全(ゴイゼン)はでっち上げだと憤慨し、王世均もきっと罠だと訴える。そこで王世均たちは誰の仕業かすぐ調べることにした。趙白石が呉家東院を出ると、待ち伏せしていた沈星移が現れた。沈星移は趙白石の仕業だと疑い、輪船招商(リンセンショウショウ)局と同じ体(テイ)だと指摘する。「設立時は民間に出資させ、利益が伸びると役所が商権を奪った 周瑩が捕らえられたのは輪船招商局の時の再現だったわけか」趙白石は勝手な憶測だと憤慨し、自分が罷免されたのは株の買い戻しに反対したからだと教えた。すると沈星移は周瑩を救ってくれるならどんな条件でものむという。しかし趙白石は交換条件などなくても必ず助けると言った。呉漪は周瑩の処遇を心配し、門前で夫を待っていた。慌てて帰ってきた趙白石は王世均と都に行くと話し、支度を頼む。「かなり厄介なことになっている」驚いた呉蔚は正直に打ち明けようとしたが、急いでいる趙白石に言いそびれてしまう。趙白石は都で張長清と面会した。そこで周瑩に株を手放させることを条件に寛大な処分を嘆願する。張長清は初めから趙白石が適切に動いていれば大事にならなかったと苦言を呈し、どうやら周瑩が上層部を怒らせたようで、痛い目を見ると言った。驚いた趙白石は周瑩が織布局設立時に尽力した功績に免じて助けて欲しいと懇願、何とか協力を取り付ける。「ただし上層部を説得できるかは分からんぞ」しかし趙白石は恩師の力を信じていると言った。天牢に囚われた周瑩のもとに趙白石と王世均がやって来た。趙白石は織布局の株を全て手放せば罪状が軽くなると教えたが、周瑩は権力者の横暴に我慢ならず、断固拒否する。しかし張長清が李(リ)大人(ダーレン)の前で株を取り戻すと豪語した以上、決して諦めるはずがない。趙白石は周瑩が自分の置かれた状況をまだ分かっていないと焦った。「この世では潔白など何の役にも立たない」「奴らの自由にはさせないわ」「彼らなら可能だ…」周瑩はようやくその意味を悟る。「…最悪でも死ぬだけよ」「毎日どれだけ冤罪で人が死んでいるか分かるか?!そなたはその一人に過ぎぬ! そなたも罪を着せられたまま死ぬんだぞ!」周瑩は義父もこうして無念の中で死んでいったと思うと胸が痛んだ。そこで趙白石は生きていれば一矢報いる日も来ると説得し、呉蔚文(ゴイブン)の冤罪を証明できるのは周瑩だけだと鼓舞する。果たして自分の命か信念か、周瑩は苦渋の決断を迫られた。すると急に力が抜けたようにしゃがみ込み、珍しく弱音を吐く。「昔に戻りたい…父さんと街で芸を売って過ごした日々に… 食べる物にも事欠いてたけど自由だった…誰にも気兼ねせず、傷つくこともない」しかしもう昔には戻れない。今や呉家の大当主なのだ。周瑩には呉家三院にいる200人以上の家族と100人を超す番頭、500人もの使用人がいる。「少奶奶に何かあれば呉家は離散に…二爺と四爺にも再三、念を押されました 何に代えても助け出すようにと…あ、そうだ」王世均は鄭(テイ)氏から預かってきた呉聘(ゴヘイ)の形見である名帖(メイチョウ)を取り出し、柵の間から差し出した。「見てください、少奶奶!夫人いわく、夫も息子も亡くした今、娘まで失えないと…少奶奶!」周瑩は呉聘に合わせる顔がなく、思わず目を背けてしまう。すると趙白石が実は沈星移に郡王と袂を分かつよう諭したが、聞きれてもらえなかったと教えた。ところが出発前に沈星移が現れ、周瑩を助けるならどんな条件ものむと言ったという。「周瑩、彼だけじゃない、世の人々はそなたが生きて戻るよう無事を願っている だから意地を張らず、彼らのためにも譲歩して欲しい…」「はお…言う通りにするわ」沈星移の話を聞いた周瑩はまだ生きたいと願い、屈辱的な条件をのんだ。趙白石は張長清に株の譲渡協議書を渡した。すると張長清は手はずなら整えたと安心させ、数日後には刑部長官の計らいで周瑩は放免になると教える。また上層部にも張白石を元の職位に戻すよう頼んでおいたと話し、最後に″亡国の陰に女子あり″だと戒めた。都に戻った杜明礼は久しぶりに文(ブン)先生と面会した。文先生の話では郡王が趙白石の免職を不審に思っているという。普通なら密告されれば反論するがずだが、まさかさらに追い討ちをかけるとは意外だった。杜明礼は趙白石が最近、反抗的らしいと話し、それで排除されたのだと推察する。「私にも良く分かりませんが、この騒ぎに乗じて郡王は陝西織布局を手中に収めるでしょう」王世均は趙白石から刑部の審理が終われば周瑩が放免になると聞いて安堵した。しかし偽造の文を書斎に置いた者は未だに分からない。王世均の話では別院の使用人に裏切るような者はおらず、新入りにも疑わしい者はいなかったという。そこへ突然、呉漪が現れた。呉漪は周瑩が心配で来たと話した。すると今しがた決着がついたと聞いてほっと胸をなでおろす。その姿を見た趙白石は周瑩の言っていた通りだと微笑んだ。「周瑩いわく、東院で呉聘の次に呉漪と親しい仲だったと、どうりでな」「自分でそう言ったの?」「ああ、君を大切にしろと何度も言われたよ」呉漪は嫉妬ばかりにとらわれていた自分を恥じ、周瑩との絆を思い出す。こうして心が晴れてみると自然と夫の優しさに触れ、初めて素直に幸せを感じていた。沈星移は韓三春からその後の進展を聞いた。趙白石からの知らせでは、周瑩を救い出しても織布局は厳しいという。しかしすでに3日も経ったことから星移はいてもたってもいられず、都へ行こうと決めた。そこで沈家の家職に金を出すよう脅したが、沈四海に見つかってしまう。「お前は沈家のためにあの女を忘れるはずでは?」←そうだった?w「無理です、忘れるなんて…」星移は自分には生涯、周瑩だけだと訴えた。逆上した沈四海は思わず机にあった算盤を投げつけ、星移の頭に直撃してしまう。星移は一瞬、めまいがしたが、その場でひざまずいた。「父上、お願いします、周瑩にしてやれる最後のことです」しかし沈四海は認めなかった。「父上、これが最後…今回だけです、誓います、金輪際、関わりは断つと… 周瑩への借りを返せば、戻ってから孝行息子となり、家業も継ぎます!いいでしょう?」すると息子が家に戻ると聞いた沈四海は仕方なく妥協し、2千両を融通することにした。「郡王の昇進祝いで杜老板が都に行ってる、訪ねるがよい 星月(セイゲツ)貿易会社の株7割も持っていけ」「謝謝、でぃえ!」つづく(TㅅT)周瑩の説得シーンは感動的だったでもあらすじを書こうと思って見返したらジワジワ来るwどうみても檻に入ってるのが趙白石と王世均側周瑩のドゥーン!( ๑≧ꇴ≦)涙を返せ〜
2020.03.29
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第57話「理想と現実」周瑩(シュウエイ)は叔父たちに張長清(チョウチョウセイ)から機器織布局の全株を売るよう迫られたと報告した。呉蔚全(ゴイゼン)は理不尽だと憤慨したが、呉蔚武(ゴイブ)はあらかじめ関係各所に付け届けしなかったことを悔やむ。周瑩は呉蔚武の助言通り安全を銀子で買うしかないと考え、趙白石(チョウハクセキ)に打診することにした。そこで早速、巡撫(ジュンブ)府へ向かったが、門衛に公務中で会えないと追い返されてしまう。実はその時、巡撫府では刑部侍郎・那桐(ダトウ)が勅命を読み上げていた。趙白石は機器織布局の株を全て周瑩に売ったことが職権乱用と疑われ、調査されるという。するとその夜、恩師の張長清が訪ねて来た。今回の件を密奏したのは陝西(センセイ)道監察御史・察哈爾(チャハル)で、激怒した皇后と皇帝が貝勒(ベイレ)に処理を命じたらしい。趙白石は何も後ろ暗いことはないと自信を見せたが、張長清は貝勒の従兄弟である監察御史と、父が貝勒の配下である那桐と言えば筋書きは明らかだと教えた。「敵の目的はお前をつぶすことだ」そこで張長清はこの機に乗じ、機器織布局の株を全て回収すれば助けられると懐柔する。趙白石はそんな恩師のやり方に驚き、深く失望した。「初めて会った日、先生は″我々は縁がある″と仰せに… ″師弟の名を合わせると清白となる、人は白き石のごとく潔白であれ、清らかな志を長く保て″と… 先ほどの話とは矛盾しませんか?」「形勢や他人の思惑を読めと言っているのだ!後ろ盾なしに上には昇れぬ!」張長清は″水清ければ魚住まず″だとなだめ、意地を張れば最後にはすべて失うと警告した。しかし不正を認めない趙白石の心は決して揺らぐことなく、恩師を追い返してしまう。同じ頃、那桐は隆昇和(リュウショウワ)にいた。杜明礼(トメイレイ)は3年ぶりの再会を喜び、すでに準備していた訴状を渡す。これは沈四海(シンシカイ)ら富商十人余りの訴えで、趙白石による呉家の優遇を不正だと主張していた。すると杜明礼は意外にもあっけなく趙白石を片付けることに成功する。張長清が何の手も打たなかったため、趙白石は早々に職権乱用の罪で巡撫の職を追われたのだ。上機嫌の杜明礼は沈四海を食事に招き、貝勒はすでに自分の配下を巡撫に据えたと教える。次は周瑩を倒すだけでなく、機器織布局の利権を手に入れる番だ。機器織布局に突然、新たな局長がやって来た。寝耳に水だった周瑩は新任の巡撫・董廷旭(トウテイキョク)に戸惑うが、役人に従うしかない。その夜、慌てて巡撫府に駆けつけてみると、趙白石はすでに荷物を運び出しているところだった。周瑩は付け届けを申し出たが、趙白石は狙いは機器織布局自体だという。その黒幕は貝勒だった。周瑩は株を手放さなかった責任を感じたが、趙白石は貝勒が自分を李(リ)大人(ダーレン)の配下だと見て攻撃してきただけだと教える。「張長清は機器織布局を狙っている、次に狙われるのはそなただ」そんな親密そうな二人の様子を、すでに馬車に乗っていた呉漪(ゴイ)が窓から見ていた。味経(ミケイ)書院に沈四海が現れた。沈星移(シンセイイ)は趙白石が職権を乱用し、織布局の全株を呉家に売ったとして数日前に罷免されたと聞く。しかも涇陽(ケイヨウ)の商家が連名で訴えたと知り、星移は父が筆頭だと気づいた。「また杜明礼の指示でしょう? 嘘の証言で事実を歪曲し人を陥れる…どんな悪事も平気なんですね?」すると逆上した沈四海はいきなり息子の頰を引っ叩いた。星移は父に幻滅し、もう杜明礼と手を切れとは言わないと諦める。「今、分かりました、父上は杜明礼と同類の人間ですから…」沈四海は深く傷ついたが、それでもこの世にあるのは善悪ではなく権力のみだと言った。生きるためにはこうするしかない。しかし星移は生きるだけなら悪事は必要ないと告げ、いつか必ず後悔すると警告した。「星移…私は悪人だが、お前の父親だ…戻ってくれ、私も老いた」←認めちゃった( ๑≧ꇴ≦)「…いいえ、今、家に帰れば杜明礼を倒せません」星移は相手が誰であろうと、機会をつかんで必ず倒すと宣言した。「私が世の中を変えてみせますよ…」侍女・玲瓏(レイロウ)が沈星移の世話に来た。星移は父に居場所をばらしたのか玲瓏だと気づいている。すると玲瓏は夫人が思い悩んで寝込んだこともあり、気の毒で話してしまったと白状した。そこへ動けるようになった夫人までやって来る。息子の哀れな生活を見た夫人は連れ帰ろうとしたが、星移は無理を言うならまた姿を消すと脅した。「今はここで静かに勉強したいんだよ」夫人は仕方なく玲瓏に世話を頼むと、玲瓏はどさくさに紛れて数日おきに来ると決めてしまう。趙白石は理不尽な世の中に憤り、剣術の稽古に没頭しては憂さ晴らしした。そんな夫の姿に呉漪は心を痛めたが、できることは神頼みしかない。すると観音廟からの帰り道、張長清の夫人が偶然を装って現れた。夫人は才能ある趙白石が前途を断たれたことに同情し、夫が今ならまだ挽回できると言っていたと吹き込む。そこで周瑩を織布局の副局長の座から降ろせば趙白石が助かると助言し、ある方法を教えた。その頃、周瑩は趙白石を訪ねていた。周瑩はもう1度、交渉させて欲しいと頼み、趙白石が再起できるなら株4割でも渡すという。しかし趙白石は2度と張長清と関わる気はないと言った。すると周瑩は呉漪の様子がおかしかったことを思い出し、時間ができた今、相手をしてやって欲しいという。屋敷では呉聘(ゴヘイ)の次に親しい仲だった呉漪のことが本当に心配なのだろう。趙白石は周瑩から想い人と添い遂げられることは幸せだと言われ、何とも複雑な気分になった。一方、呉漪は張長清の夫人からある策を聞いたが、自分にはできないと断って帰っていた。しかし屋敷で周瑩と夫が話している姿を見ると激しい嫉妬にかられ、再び出かけてしまう。呉漪は結局、張長清の夫人を頼り、ある文を手にした。例え周瑩が罠にはまっても、お咎めを受けるくらいだという。呉漪は夫を助けるためにはこの方法しかないと思い込み、その足で呉家東院を訪ねた。呉漪はまず叔母を訪ねた。鄭(テイ)氏は母親の陳(チン)氏と呉漪にまだ孫ができないと心配していたと話し、呉漪は立場がない。「母上ったら…」「母親なら当然よ〜…?うまくいってるの?」「もちろんです」すると呉漪は久しぶりに周瑩に挨拶したいと席を立った。鄭氏は出かけていると教えたが、呉漪は待たせてもらうと言って別院へ行ってしまう。「何だか今日は様子がおかしいわね…」呉漪は別院を訪ね、書斎で周瑩の帰りを待たせてもらうと頼んだ。そこで誰もいないうちに張夫人からもらった文をこっそり机の上に置いて帰ってしまう。そんなある日、機器織布局に突然、官兵たちがなだれ込んできた。すると董廷旭は事務所に乗り込み、罪人の周瑩を捕らえろと命じる。つづく
2020.03.28
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三生三世十里桃花 Eternal Love第44話「結ばれた二人」白浅(ハクセン)が寝殿に戻ると4兄・白真(ハクシン)が現れた。すると白真は墨淵(ボクエン)が戻るというのになぜか白浅が上の空だと訝しむ。兄の思わぬ指摘にふと夜華(ヤカ)との口づけが頭をよぎる白浅、そこで仕方なく阿離(アリ)のことで夜華と口論したと教えた。白真はいつもなら笑い話にする白浅がムキになって夜華の側室まで持ち出したと知り、嫉妬からだと分析する。確かに九重天にいた二日間は自分らしくなかったと白浅も気づいた。素錦(ソキン)を見れば不快になり、夜華の説教も耐え難かったという。「うっそ~ん、夜華は9万歳も年下で私の孫のようなものなのよ?」しかし改めて考えてみると、夜華と青丘で一緒に生活するうち、いつの間にか一緒にいることが当たり前になっていた。話を聞いた白真は夜華も白浅も相手に恋をしたことが分かり、自分の杞憂だったと気づいて帰ってしまう。…どうすればいいの?本当に夜華に恋をしたの?…私としたことが情けないわ…こっちは9万歳も年上で夜華の祖母と言えるほどの年なのよ?!一方、東華帝君は60年の歴劫のところ42年で終わったせいか9割の仙力を失っていた。恐らく修練を最後まで終えなかったため、天罰を受けたのだろう。司命(シメイ)星君はまさか白鳳九(ハクホウキュウ)のわがままで台本を変えたとはとても言い出せない。すると帝君は数年で回復できることから、この件を口外しないよう命じた。その頃、白鳳九も狐狸洞へ戻っていた。迷谷(メイコク)はやっと恩返しが済んで東華帝君との縁も切れたと労ったが、鳳九は納得できない。人間界で帝君は自分に怒ったせいで絶命、恩返しどころか再び借りを作ってしまったという。しかし迷谷は鳳九が恩を返そうと返すまいと、帝君をあきらめるられるとは思えなかった。すると娘の帰りを待ち構えていた白奕(ハクエキ)が駆けつける。白奕は逃げようとした鳳九を捕まえ、青丘の面汚しだと激怒して罰を与えようとした。その時、運良く西海から戻った白真が現れ、鳳九をかばってくれる。白真は狐帝の唯一の孫を傷つけてはならないと兄をなだめ、鳳九に白浅の手伝いへ行くよう命じた。鳳九はこれ幸いと洞窟から飛び出したが、ちょうど狐狸洞を訪ねた元貞(ゲンテイ)と出くわす。実は元貞も皇帝が亡くなって謝罪のために自害、60年の修練を終えずに帰っていた。そこで人間界での鳳九との関係を心配して来てみたが、実は自分が鳳九と帝君の情劫に巻き込まれただけだと知る。結局、白浅は元貞の劫数を変えられなかったが大きな災いとはならず、元貞はむしろ鳳九のおかげで早めに仙班に戻れたことを感謝した。崑崙虚に7万年ぶりに弟子たちが集まった。門弟たちは崑崙の霊気を見て駆けつけたが、疊風(チョウホウ)は子闌(シラン)がいないと気づく。留守を守っていた長衫(チョウサン)は子闌が数日前に司音(シイン)を探しに人間界に行ったきり、消息は分からないと報告した。疊風は同期でよく喧嘩していた二人を思い出し、子闌が一番、司音に会いたいはずだと感慨深い。そこで疊風は師匠の軒轅剣(ケンエンケン)を祭り、門弟たちが戻ったことを報告した。「師父がいつ戻るにせよ我らは信じています、師父は必ず崑崙虚を再興してくださると」その夜、白浅は夜華の寝殿に結魄灯を取りに行った。すると夜華が部屋の前で酒を飲んでいる。…奈奈(ダイダイ)から聞いた話だと、阿離がお酒に弱いのは父親譲りのはず…いーあーさんすーうー、酒瓶が5本?あら、結構イケる口ねしかし白浅に気づいた夜華は飲めない酒のせいか辛そうに立ち上がった。「結魄灯を取りに?…来てくれ」夜華は寝殿で結魄灯をともしていた。「…これだ、3日間ともせば墨淵の元神が固まる その間、火が消えぬよう気をつけろ、仙術は使わず自分で見守れ」「分かったわ、十分に注意する」「…余計な心配だった、墨淵のことならそなたは全力を尽くすからな」夜華は嫉妬から思わず愚痴をこぼし、隣の寝所へ行ってしまう。ともかく白浅は結魄灯をしまうことにしたが、その時、突然、自分によく似た人間の幻を見た。「?人間の匂いが残っているわ…これは…」「…かつて私が使った」「奈奈から聞いたことがある、この灯で阿離の母親を作ろうとしたのよね… じゃあ遠慮なく借りるわ」白浅は結魄灯を仙術で消すと、夜華のもとへ行った。「でも結魄灯は天族の秘宝のはず、そんな簡単に私に貸しても大丈夫?」「・・・」「実を言うとこう思っていたの、これを借りたら青丘と天族は貸し借りを帳消しにできるとね でもあなたが届けてくれるなんて、とても感激してる、すごく助かったわ お礼をしなきゃね?…欲しい物があれば言って?できるだけのことはする」「欲しい物はない」「本当にないの?(あ、そ)じゃあ~もう戻るわ」「欲しいのはひとつだけだ…そなたに他ならない」「?!私が欲しいの?」すると夜華が急に立ち上がったため、白浅は怖気づいて出て行こうとした。しかし夜華は仙術で戸を締め、白浅を大事そうに抱き上げて寝台に運ぶ。「夜華…?」夜華は上着を脱ぐと、白浅の衣を脱がしながら押し倒した。その時、白浅の脳裏に素素と華夜の婚儀の記憶がよみがえり、なぜか抵抗できなくなってしまう。…まさか初夜の夢を見るほど私は夜華に恋い焦がれてたってこと?…素素の記憶がない白浅は戸惑っていたが、夜華はそんなことはお構いなしに口づけした。「(はっ、何だか寒い)???私の衣は?」「面倒だから仙術で消した」「(ちょーっ)ちょっと待って!…私と一緒になりたいの?」「その通りだ」夜華は白浅の寝顔を見ながらふと涙がこぼれた。…今生で最後だろうがそなたを抱けてよかった、そなたの心には墨淵しかいなくても…すると白浅が目を覚まし、夜華は慌てて涙を拭いて笑顔を見せる。「起きたのか?」白浅はふと気になり、百戦百勝の夜華がなぜ鮫人(コウジン)族との戦で死にかけたのか聞いた。夜華は故意だったと認めたが、理由は言えない。「…私は他人を羨まないが、2叔父だけは別だ、2叔父は辛酸をなめたものの結局、少辛と結ばれた 天君に寵愛されるも立太子されず、皇太子という身分に束縛されなかった」「…あなたは?」「私は皇太子だが、幸い私が愛したのは青丘の白浅上神だ」白浅は幸せだった。そして記憶はなくとも人間界でそうしていたように夜華に腕を回し、再び目を閉じる。「浅浅、もし誰かがそなたの目を奪ったら、その者を許せるか?」「(ふっ)私の目を奪える者なんてこの世にいるものですか」「では私が奪ったとしたら?」すると白浅が眠たそうな目で夜華を見上げた。「あなたが?(クス)もしそんなことしたら私たちの関係もこれまでね…」その答えは何より心に突き刺さったが、夜華はもう一度、3日間は結魄灯から片時も目を離さぬよう念を押した。白浅は自分に良く似た人間の夢を見た。…激しい雷雨の中、自分によく似た娘が銅鏡を片手に草屋から飛び出して来る『林を出るなと言われたでしょう!』白浅は必死に叫んだが、娘には聞こえない…「(はっ!)」白浅が目を覚ますと、すでに自分の寝殿に戻っていた。夜華と結ばれた白浅は破談を考え直そうと決めて部屋を出たが、夜華はすでに天宮に帰ったという。そこへ白鳳九が現れた。「姑姑!戻って来ました!」「ようやく戻ったのね、で恩はちゃんと返せたの?」「本当に返せたのか分かりません…」白浅は鳳九の悲しそうな表情で、随分と心に深い傷を負ったのだと気づく。「姑姑…全てお見通しですね」すると鳳九は思わず白浅に抱きつき、ひとしきり泣いた。夜華は白浅が結魄灯から離れられない3日間の間に神芝草を取りに行かねばならなかった。そこで天君に世の災いとなる神芝草を一掃したいと上奏する。天君は夜華の確固たる信念に感心して3万の兵を派遣することにしたが、夜華は自分一人で行くと言った。「天君の位を継ぐ者が猛獣さえ討てずして皆を従えられましょうか、3日で退治して参ります」その夜、白浅は西海に帰ってきた疊風と再会した。疊風は7万年も探し続けていた弟弟子の姿に感激もひとしおだが、司音がなぜ女装しているのか分からない。白浅はついに男に化けて崑崙に入門したと暴露し、実は青丘狐帝の娘・白浅だと正体を明かした。さすがに疊風も呆気にとられたが、白浅が数百年前に異変が起きた擎蒼(ケイソウ)を封じたことを思い出し、確かに自分たち崑崙虚の者しかできないことだと納得する。「司音、それで師父の仙体はどこだ?」そこで司音は疊風を連れて疊雍の部屋に向かった。疊風は兄が師匠の元神を守っていたため、600年も病だったことを知る。今は結魄灯で師父の元神を固めているが、固まった後は折顔(セツガン)に任せることになっていた。白鳳九は結魄灯から離れられない白浅のため、厨房を借りて料理を振る舞った。久しぶりの鳳九の味に舌つづみを打つ白浅、すると鳳九は自分がいない間は皇太子が料理を作っていたのかとつっこむ。白浅は思わず顔が赤くなり、鳳九は恋に無縁だった姑姑が許嫁にときめいたとからかった。それにしてもあの時、自分が盗んだ結魄灯をまた使うことになろうとは感慨深い。鳳九は皇太子が結魄灯を自ら持って来たと知り、素素への未練を断てたのだと安堵した。夜華はいよいよ瀛州に発つことになった。何も知らずにぐっすり眠っている阿離をしばし抱き、奈奈に預けて世話を頼む。天枢(テンスウ)はせめて自分だけでも連れて行くよう説得したが、夜華は独りで行くのは内密にしたいからだと退けた。「私は必ず神芝草を手に入れる、だが3日後に戻らなければ誰も瀛州に近づけるな とりわけ青丘の白浅上神だ…いいな?」つづく(O_O)そうだそうだ、思い出した!白浅の「孫のような」の一言で急激に冷めてしまったことを!(笑
2020.03.28
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三生三世十里桃花 Eternal Love第43話「切ないすれ違い」収監された陳(チン)淑妃こと白鳳九(ハクホウキュウ)の前に皇帝がやって来た。司命(シメイ)星君は鳳九に元貞(ゲンテイ)と情を通じたと認めるよう念を押したが、皇帝が鳳九の言葉を遮ってしまう。「うぉ(我)…」「もうよい、二人を信じる」( ゚д゚)…皇帝は陳淑妃と皇太子を解放、寵愛される陳淑妃が后妃たちに陥れられたのだと思い込むことにした。しかしやはり皇后の訴えが頭から離れない。実は以前から陳淑妃には不貞の噂があり、騙されてはいけないという。皇帝は矢じりを付けた鈴飾りを眺めながら、あの時の陳淑妃の言葉を思い出していた。…ある大切な方"が下さったのです@41話…司命星君は未だ思い切れない白鳳九を説得し、ある作戦を決行した。鳳九はあらかじめ湯殿で待ち伏せ、元貞は何も知らずに沐浴を始める。そこで鳳九が姿を現し、あられもない姿で元貞を誘惑した。すると元貞が湯殿で倒れたと聞いた皇帝が駆けつけ、愛妃と息子の信じられない光景を見てしまう。元「っ?!父上!」帝「九児…何か申し開くことは?」9「…ありません」帝「…すぐに後宮へ戻れ、今夜のことは決して他の者に知られるでないぞ」( ゚д゚)…皇帝は私通現場を目の当たりにしながら、それでも見て見ぬ振りをすると決めた。しかしその衝撃の大きさからか、その場で卒倒してしまう。陳淑妃と元貞の私通は后妃たちの知るところとなり、白鳳九は再び収監された。悲しみに暮れる鳳九だったが、司命星君は18年後になったら帝君に戻るだけのことだと呆れる。すると鳳九は天上に戻れば帝君はもう自分を愛してくれないと嘆いた。「帝君は人間界で私に言ったことを覚えているかしら…グスン」「…六苦を味わいに人間界へ来られた以上、忘れないはずです」鳳九は安堵したが、司命星君はあらかじめ忠告した。たとえ帝君が忘れなくとも二人の関係は変わらず、俗世の縁は俗世で尽きるのだと…。夜更けになってようやく病床の皇帝は意識を取り戻した。すると誰もいない静かな殿内で美しい陳淑妃の幻を見る。皇帝は必死に手を伸ばしたが力尽き、倒れた拍子に枕元にあった化粧箱が床に転がり落ちた。箱から飛び出したのは思い出の矢じり付きの鈴飾り…。皇帝は鈴を握りしめると、激しく喀血して息絶えた。司命星君は白綾(シラアヤ)を届けに再び天牢にやって来た。白鳳九はすっかり憔悴していたが、その儚げな姿にうっかり心を動かされそうになる。←えっ?wすると鳳九が司命星君に気づき、自害するため白綾を受け取ろうと手を伸ばした。しかしその時、皇帝の崩御を知らせる弔鐘(チョウショウ)が聞こえて来る。司命星君は運命簿より早い死期に戸惑い、鳳九を置いて慌てて九重天に帰った。歴劫を終えた東華帝君は太晨宮(タイシンキュウ)の書房で目を覚ました。すると陳淑妃との記憶が蘇り、ふと握りしめている矢じり付きの鈴飾りに気づく。しかし歴劫は本来60年のはず、なぜ42年で終わってしまったのか。拝謁した司命星君は東華帝君のような貴い神仙の場合、運命簿通りに行かないこともあると言ったが、東華が鳳九との情劫に耐え難かったのは明らかだった。東華帝君が戻って早々、夜華(ヤカ)が訪ねて来た。夜華は急いだ様子で神芝草と瀛州(エイシュウ)の猛獣について尋ねる。すると修為を渡す時に神芝草が必要だと分かったが、青丘狐帝ほどの修為を持ってしても4頭の猛獣からかなりの深手を負わされたと知る。帝君は思いつめた様子の夜華を引き止め、墨淵(ボクエン)のためかと聞いた。実は青丘白浅(ハクセン)が崑崙虚の17番弟子・司音(シイン)だと知っていたという。夜華はなぜ早く明かしてくれなかったのかと憤ったが、当時の帝君に司音の心情など分からなかった。「墨淵の仙体を抱き、若水河畔で号泣したらしい… あの頃、私はまだ人生の六苦を知らず、司音の行為を理解できなかった 崑崙虚の弟子でありながら修行が足りぬと思っただけだ 司音が墨淵の仙体と共に消えたと聞いても滑稽に思った この崑崙虚の弟子は生死に執着し過ぎているとな… だか今になってようやく少し理解できた、人間界での修練はやはり収穫がある」帝君は墨淵なら天族の聖地に埋葬されるより、愛弟子の故郷で司音と一緒にいたいと望むはずだと言った。「違うか?」「…私は墨淵上神ではないので分かりません」夜華は洗梧宮(センゴキュウ)に戻ると、大事にしまっておいた結魄灯を出した。白浅は折顔と一緒に西海へやって来た。折顔は西海水君に白浅を自分の従者と紹介し、疊雍(チョウヨウ)を治してくれると伝える。運良く疊風(チョウホウ)は崑崙虚に出かけており、2日ほど留守だと分かった。白浅は大師兄と顔を合わせずに済むと知って胸をなでおろし、早速、疊雍を診ることにする。墨淵に会うのが嬉しいような怖いような白浅…。ともかく追魂術で探ってみると、まぎれもなく墨淵の元神が眠っていた。「師父…折顔に教えてもらいました、師父がここにいると…うっ ようやく見つけました…遅くなって申し訳ありません…」白浅はついに墨淵の元神と再会した。しかし折顔が言っていた通り、疊雍の病弱な体だけを頼っていては墨淵が目覚めるのにあと7千年はかかるだろう。そこで天族の結魄灯を借りて自分の修為の半分を墨淵に渡せば早く目覚めると気づいた。白浅は早速、九重天に行って天君に会うことにしたが、折顔はすでに西海を発ったという。そこで白浅は賓客を迎えたという西海水君に会うため正殿に駆けつけたが、そこにいたのは夜華ひとりだった。阿離(アリ)のことで言い争って以来、和解しないまま別れた白浅と夜華。白浅は何とも気まずくなって出て行くことにしたが、仙術で追いついた夜華にいきなり手を引っ張られて壁に押し付けられてしまう。「夜華…?!」夜華は白浅に無理やり口づけしたかと思うと、首筋を愛撫しながら衣に手をかけた。「ちょっ…」しかしその時、はだけた襟元から傷跡が現れる。…はっ!この傷は墨淵の仙体を守るための?…白浅は夜華の手が止まった隙に慌てて襟元を直し、夜華を引っ叩いた。「白浅…やはり私など眼中にないのか 7万年の悲願がついに叶うのだ、当然、他の男には目もくれない…私が愚かだった」「それって師父のことを言ってるの?…あなたに何の関係があるわけ?」白浅は夜華がなぜこの件を知っているのか訝しんだ。すると夜華は折顔から聞いたと教え、結魄灯が必要だということも知っているという。「結魄灯を手に入れたあと何をする気だ?」「瀛州に行き神芝草を採り、自分の修為を丹薬にして疊雍に飲ませるの そうすれば3ヶ月もせず師父は目覚めるわ」「正気なのか?そなたの力で神芝草を採れると?」「何があっても採ってくる 神芝草を守る猛獣4頭が凶暴なのは知ってるわ 昔、父が神芝草を採りに行って深手を負ったから…」「それなのに行くのか?」「もちろん行くわ!」「墨淵のためなら…命さえ捨てるって言うのか?!」「夜華、ちょうどよかったわ、伝えたいことがあるの、私たちの婚約、この機に解消しましょう」「…何だって?」「あなたはいずれ天君に即位する 天君と天后の位を継ぐには81回の荒火と9回の雷を受けねばならないのよね でも私はこれから師父に修為を渡すから、荒火と雷にはとても耐えられないわ …もともと私たちは何の関係もなかった、桑籍(ソウセキ)が過ちを犯して青丘の面目を潰したから、 天君は丸く収めるために、私たちの縁談をまとめただけよ 今度、青丘から破談を申し出れば、過去の貸し借りは帳消しにできるわ」「分かった…今夜、私の部屋へ来い、結魄灯は私が持っている」いたたまれなくなった夜華は部屋に戻ることにした。「結局、私の一方的な好意だった…だが…私もそなたも互いに借りがある もはやこうなれば恨みっこなしだな」つづく( ;∀;)泣きの夜華、本当に上手よね〜そして東華、白髪復活おめ!(笑
2020.03.28
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三生三世十里桃花 Eternal Love第42話「復活の予兆」紫宸殿(シシンデン)を訪ねていた楽胥(ラクショ)は素錦(ソキン)から思わぬ話を聞いた。息子の許嫁である白浅(ハクセン)があの"素素(ソソ)"によく似ているという。楽胥は息子が未だ素素を忘れられず、白浅を身代わりにしているのかと不安になった。しかし夜華(ヤカ)は考え過ぎだと否定し、白浅は自分の許嫁であり、他の誰でもないと告げる。楽胥は安堵し、素錦に側室の方から進んで上神に挨拶に行くよう助言した。すると素錦は訪ねたが留守だったと釈明し、明朝に出直すという。夜華は母の手前なにも言わなかったが、素錦が勝手に一鸞芳華(イチランホウカ)へ行ったと知って顔を強張らせた。紫宸殿に白浅がやって来た。殿前で待機していた伽昀(カイン)と天枢(テンスウ)は上神に拝礼し、楽胥がいると伝える。夜華の母だと気づいた白浅は遠慮して引き返したが、回廊に出たところで偶然にも楽胥と素錦が殿内から出てきた。すると楽胥が素錦に子供はまだなのか聞いている。物陰から二人の話を聞いていた白浅は、これまで感じたことのない何とも不快な気分になった。白真(ハクシン)が西海へ駆けつけると、部屋の外でちょうど疊風(チョウホウ)が立ってた。聞けば折顔(セツガン)は昨夜からずっと兄のそばに付き切りだという。折顔は白真に疊雍(チョウヨウ)は病ではなく、その体で墨淵(ボクエン)を養っていたと教えた。その時、疊雍の身体から凄まじい仙気が湧き上がり、折顔はやっと戻ったのだと知る。ちょうど時を同じくして崑崙虚に保管されていた墨淵の宝剣・軒轅剣(ケンエンケン)が反応を示した。留守を預かっていた2番弟子・長衫(チョウサン)は墨淵の部屋から物音がするのを聞いて師匠の復活に気づく。また紫宸殿では夜華が急に激しい胸の痛みに襲われていた。「うっ…これは何なのだ…」一方、一鸞芳華では居眠りしている白浅の姿があった。…私を待て……師父っ…「(はっ!)師父?若水の戦の夢を見るなんて…どうしたのかしら?」折顔は白浅を西海に連れて来ることにした。しかし白真は墨淵が例え師匠であっても、白浅が他の男を待ちわびていると夜華に知れるのはまずいと止める。確かに夜華はすでに全てを知っていたが、墨淵の魂が戻るとなれば話は別だ。「死んでいるのと生きているのでは大違いだ」折顔は白浅に知らせる前に夜華に会った。しかし墨淵が目覚めそうだと聞いても夜華は何も言わない。そこで折顔は白浅が入門した日のことを懐かしそうに話し始めた。「墨淵が武神だと聞いて白浅は喜んでいた 墨淵のことをたくましい豪傑だと思い込んでいたらしい だが実際に会うと、それが墨淵だと信じられなかったようだ」…あの日、白浅は入門が認められた後、折顔を見送りがてら文句を言った『ねえ、私をだましたの?あれが武神なんて嘘だぁ~武神っぽくない!』『なぜそう思うのだ?』その声は墨淵だった『師父…師父はとても上品だし、芝居の中で娘と逢引する優男みたいです、軒轅剣が似合わない』『この私が優男のようだと?』『 (*゚ー゚)*。_。)ウン』白浅の真剣な面持ちに墨淵は思わず頬が緩んだ…「夜華、自分が墨淵本人かと疑ったことは?」「めいよー」「私は疑ったことがある、昨夜でさえそんなことを考えていた」すると折顔はそこで話を切り上げ、白浅を迎えに行くことにする。その時、急に夜華が引き止め、墨淵を早く目覚めさせる方法はないかと聞いた。墨淵の復活は白浅の7万年来の願い、早く目覚めればそれだけ待つ時間が減る。それは誰より待ち続ける辛さを分かっている夜華の愛情だった。「いいだろう、では教えよう」墨淵を早く目覚めさせる方法、それは結魄灯(ケッパクトウ)だった。一鸞芳華に素錦がやって来た。素錦はわざわざ楽胥と阿離の相手で忙しかったと前置きし、ようやく解放されたので挨拶に来たと告げる。天宮には独自の掟があり、正式な挨拶は礼儀を尽くし、敬意を示さねばならないという。さらに夜華がいかに阿離の母を深く愛していたか説明し、遠回しに夜華が白浅を慕っているのは素素に似ているからだとけん制した。白浅は悪知恵が働く素錦に呆れ、言葉尻を捕らえてやり返す。「神仙たちは通常、青丘のしきたりに従い私に挨拶する 正式に挨拶したいなら3日前から沐浴し、菜食して香を焚き、 それから私の前にひざまずいて叩頭してね 面倒な方法だけど、私に対しては夜華でもそうするのが筋よ でも私はそういう煩わしさが嫌いだから簡単な挨拶を認めてる だから″正式な挨拶を″と言うなら、天宮ではなく青丘の方法でやってちょうだい それから…私は末っ子なので妹はいない、″姐姐(ジェジェ)″と呼ばれるのはちょっと不愉快だわ 私のことは掟どおり″上神″と呼んでくれる?」「…はい、上神」白浅は素錦を追い返すと、やはり阿離の母が死んだのは素錦がこうして追い詰めたせいだと確信した。ならばなぜ夜華は素錦を見逃したのだろう。するとこれまで口をつぐんで来た奈奈(ダイダイ)が思わず本音を漏らした。「実は一度、刺したことが…」夜華は素錦が洗梧宮(センゴキュウ)に嫁いで来た時に胸を刺したが、天君が救って結局そのまま洗梧宮へ入ったという。ただ今の夜華にとって素錦は素素の目の入れ物に過ぎなかった。「素錦娘娘のあの両目は当娘娘から奪ったものです 楽胥娘娘によると、当娘娘に無関心を装い人目を欺くことで殿下は娘娘の命を守ろうとしました 確かに神仙たちを欺くことはできましたが、当娘娘は殿下に嫌われたと思い深く傷ついたのです でも結局は天君にばれて、命を落とすことに…(ウッ」奈奈は白浅の顔が曇ったことに気づき、慌てて失言を詫びる。何とも嫌な気分になった白浅は温泉へ行くことにしたが、中庭に折顔が現れた。折顔は今度こそ墨淵がついに目覚めると教えた。西海水君の長子・疊雍からただならぬ仙気を感じて探っていたが、その体の中で墨淵が眠っているという。かつて白浅にも授けた仙術を使って疊雍の中にいる者の根源を追ってみたところ、砕けた霊力の集合体だと判明した。この四海八荒において散らばった元神を霊力をもってひとつずつ集められるのは墨淵しかいない。実は墨淵が"私を待て"と言い残したと聞いた時、折顔は白浅の願望に過ぎないと思っていた。「墨淵というのは…誠に他人を裏切らない男だ、私は感服している」白浅は全身の力が抜けるのを感じ、思わず石垣に腰を下ろしてしまう。「師父…」「墨淵は7万年も時を費やした、そして仙力を養うために他人の身体が必要になった それゆえ今は疊雍の身体の中で眠っているのだろう」しかし平凡な身体の疊雍が墨淵まで養うとすれば、当然、身体は少しずつ弱り、また墨淵が目覚めるにも7千~8千年はかかる。「でも師父はどうして疊雍を選んだのかしら?」「墨淵自身が考え決めたのだろう、確か疊雍は幼い頃に墨淵から恩を受けたはず しかも弟である疊風は弟子だ、ゆえに二重の恩返しとなる」すると白浅は急に少女のように泣き出した。「私はこれまで7万年も願い続けて来たの…またぬか喜びに終わらないかと怖くて…」その様子を門の外から夜華が見ていた。白浅は書簡だけ残し、天宮を去った。…白浅、私から離れるつもりか…夜華は奈奈に白浅から伝言がなかったか確認したが、何もないという。一方、人間界では陳(チン)淑妃の身体を借りている白鳳九(ハクホウキュウ)が涼亭でひとり、物思いにふけっていた。早いもので司命星君と約束した2年が過ぎ、いよいよ帝君を絶望させて歴劫を終わらせなくてはならない。そこへ偶然、皇太子・元貞(ゲンテイ)がやって来た。元貞は師匠である白浅が残して行った扇を箱から出し、こうして師匠を懐かしんでいると告げる。鳳九は白浅のことを忘れずにいる元貞に感心し、この扇は破雲扇(ハウンセン)という名だと教えた。白浅がかつて少辛(ショウシン)に授けた破雲扇をこうして息子に与えたのなら、口に出さずとも少辛を許しているのだろう。鳳九はそう気づいて思わず笑顔になり、元貞にこの扇は神器なので大事にするよう助言した。しかし元貞はぴんと来ない様子で扇を軽く手で叩いてしまう。そのせいで眠っていた破雲扇が急に仙気を帯び、大きくなって宙に浮かんだ。鳳九は咄嗟に元貞を引っ張りながら仙術を放って破雲扇を鎮めたが、うっかり足を取られて二人とも床に倒れこんでしまう。その姿を偶然、后妃たちが見ていた。皇后は陳淑妃と皇太子を収監し、皇帝に二人が庭園で抱き合っていたと報告した。しかし皇帝は命の恩人である陳淑妃をかばい、後宮でこの話を口にする者がいたら死罪にすると釘を刺す。その頃、白鳳九は天牢にいた。隣の牢では元貞が無実を訴えながら泣いている。すると鳳九の隣に司命星君が現れた。鳳九だけに見える司命星君は、皇太子との私通を認めて帝君に打撃を与えるよう指示する。しかしそれでは白浅が人間界に来て台本を変えたことが無駄になってしまうことに…。鳳九は責任を感じたが、司命星君はあれこれいじくり回しても結局、天命は変えられないとなだめた。そこへ皇帝がやって来る。『小殿下、どうか心を鬼に…さもないと九重天で帝君に責められますよ』つづく(^ꇴ^)大師兄~光ってるわ~w楽胥にゃんにゃんは年齢不詳だよねどう見ても夜華が息子なんて無理がある(笑
2020.03.27
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三生三世十里桃花 Eternal Love第41話「愛と勇気の証」崑崙山を訪ねていた折顔(セツガン)は自分の見立てが正しかったと確信し、急いで畢方(ヒッホウ)を呼んだ。「西海に行く、急がねば命を失う者がいる」一方、奈奈(ダイダイ)は一睡もせず、酔い潰れた阿離(アリ)に付き添っていた。しかし白浅(ハクセン)から聞いた時刻になっても阿離が目を覚まさず、不安になって一鸞芳華(イチランホウカ)へ連れて行く。阿離の様子を見た白浅はどうやら普通の子供より時間がかかりそうだと話し、奈奈を休ませるため阿離の世話を買って出た。「大丈夫、私が仙気を与える、明朝には元気な阿離に戻ってるわ」ところが阿離は翌日になっても眠ったままだった。白浅は今日も温泉治療のため上清境(ジョウセイキョウ)に出かけた。奈奈は霊宝天尊が遣わしたお供たちに上神を任せ、阿離の面倒を見ることにする。すると白浅は道すがら仙娥たちの噂話を耳にした。仙娥たちは皇太子に冷遇される素錦(ソキン)に同情し、白浅が嫁げばさらに苦労するはずだと心配する。「14万歳と言えば年寄りじゃないの、きっと夜華様を仙術で惑わせたのよ…」白浅は仙娥のたわ言にムキになることもなかったが、やはり気分の良いものではなかった。浅「あの二人はガサツすぎてこの務めに合わないわ、別の務めを用意してあげたら?」娥「承知しました」浅「(フゥ~)阿離はいないし温泉へ行っても退屈する…待ってて、書物を取ってくる」白浅が一鸞芳華に戻ると、ちょうど夜華(ヤカ)が阿離を抱いて慌てて出て来た。「…酒を飲ませたのか?まだ目覚めぬとはどういうことだ?」「果実酒を少し飲み過ぎただけよ?」「なぜ私に知らせず、薬王さえ呼ばなかったのだ?」「?何をそんなに慌ててるの? 私も幼い頃に酔って眠り続けたけど、親は平気だった それに阿離は男の子なのよ?あまり甘やかすと軟弱な男になる」「(ムッ)そなたにとって阿離は血のつながらぬ子だ、実の子ならそんな言い方はしない」夜華は自分の息子さえ忘れてしまった白浅に苛立ちを隠せなかった。「そうよ、老いた私にこんな愛らしい子は産めない 残念ながら阿離の母は他界してしまった 私は崑崙虚で慈悲の心までは習得できていない、母代りは無理よ あなたの側室は善良で優しいらしいから、私と違って阿離を大切にしてくれるわ」「私の言葉を深読みして挑発する気か?」すると珍しく夜華は憤慨して帰ってしまう。仙娥の悪口でただでさえ気分が悪いところに夜華にまで非難され、白浅はうんざりした。すると殿内から奈奈が血相を変えて飛び出して来る。実は白浅と入れ違いに素錦が一鸞芳華に現れ、奈奈が何とか阻止して追い返していた。どうやら奈奈は素錦が阿離を連れ出したと勘違いしているらしい。白浅は阿離を連れて行ったのは夜華だと教えて落ち着かせたが、ここまで素錦を警戒するのは阿離の母親の死と関係しているせいだと察した。夜華はすぐ薬王に阿離を診せた。すると白浅の言った通りただ酒を飲みすぎて寝ているだけと分かり、薬王は阿離を酔いさましの薬湯に入れる。そこへ阿離に何かあったと聞いた連宋(レンソウ)が飛び込んで来た。連「どうしたのだっ?!」薬「普段は飲まない酒を飲み過ぎただけです」連「はあ?…あぁ、下がっていい」連宋は胸をなでおろし、大げさに対応した夜華に呆れた。連「白浅を天宮へ連れて来て満足しているかと思えば、その浮かない顔はなんだ?」夜「っ…」連「婚前を前に不安でも?(クスッ)」しかし夜華は喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。朝会、天君は司命星君に東華帝君がいつ戻るのか聞いた。司命星君は凡界に60年住んで六苦を味わう予定だと答え、今日でちょうど40年目だと報告する。運命簿には帝君が望む六苦をすべて記しており、波乱万丈の人生になっていた。「例えば間もなく帝君は刺客に襲われます」「それは面白い、帝君が四海八荒の主だった頃は怖いものは何もなかった ゆえに凡界で刺客の恐怖を味わうのは良いことだ、な?」正殿は神仙たちの笑い声に包まれた。「あははは~はは、はぁ~(鳳九様、ご無事で…)」その夜、人間界は激しい雨になった。刺客に追われた皇帝は陳(チン)淑妃を守りながら応戦したが、司命星君の台本通り陳淑妃が皇帝をかばって胸に矢が刺さってしまう。翌朝、皇帝は意識のない陳淑妃を抱きかかえ、医者を探し歩いていた。村人たちは驚いて寄り付かなかったが、偶然、買い物に来ていた臙脂(エンジ)が気づき、身振り手振りで自分の店に案内する。すると鳳九は朦朧とした意識の中、思わず帝君への想いを告白した。「帝君…」「その"帝君"とは誰のことだ?」「帝君はあなたです 命を救われたあの日、あなたを好きに…死ぬほど好きになりました 帝君…お願いです、何があってもこの2年のことを忘れないで…」皇帝は陳淑妃がなぜ自分を帝君と呼ぶのか分からなかったが、ともかく必ず助けると安心させた。皇帝は臙脂に陳淑妃を任せて外に出た。すると臙脂が怪我人を連れて戻ったと知った子闌(シラン)が駆けつける。皇帝は子闌を刺客と間違え、思わず剣を突きつけて止めた。臙脂が陳淑妃を介抱していると玄女(ゲンジョ)が仙術で現れた。玄女は同じ狐族の匂いを嗅ぎつけ、もし若い娘なら白浅のたった一人の姪・白鳳九だと断言する。臙脂は怪我人の顔を確認すると、確かに玄女の言った通り額に赤い鳳尾花(ホウビカ)のアザがあった。玄女は思わぬ幸運に喜び、息子にぴったりの仙体が見つかるまで鳳九の身体を使うという。驚いた臙脂は邪悪な術など使ってはならないと諌め、仕方なく天族に伝わる神芝草(シンシソウ)の存在を教えた。これは仙気を清める霊草で、他者に修為(シュウイ)を与えて命を救えるという。臙脂は自分の修為を赤子に全て譲ると告げ、一緒に霊草を取りに行くと約束した。しかしこんな好機を見逃すわけにはいかない玄女、すると部屋の外から子闌の忠告が聞こえて来る。…私はここにいる、何か企んでいるなら今すぐ殺す…結局、玄女は臙脂の言う通りにすると言って姿を消した。もし何かあった時は子闌の目を盗み、臙脂を殺せば擎蒼(ケイソウ)が東皇鐘の封印を破って仇を討ってくれるだろう。臙脂は術を使って鳳九を治療し部屋を出た。外ではなぜか子闌が皇帝から剣を突きつけられていたが、皇帝は陳淑妃の意識が戻ったと聞くと急いで部屋へ向かう。そこで臙脂は子闌にここを去る時が来たと告げた。「?!去るってどこへ?」「どこでもいい、東西南北…気の向くままに進むの」「…だったら…一緒に行く」「私と?」「女には守る男が必要だろ?私には親もいないし、どこへ行こうとついて行き守るよ」子闌はいつの間にか善良な臙脂に惹かれていた。(←と思うw)謀反を起こしたのは曹靖(ソウセイ)の一族だった。激怒した皇帝は20年以内に曹一族と関わった役人から民まで全て調べ上げるよう厳命する。しかしその中には皇太子もいた。白鳳九は宮中で目を覚ました。ふと心配になって足首を確認したが、大事な鈴がない。その様子を見た皇帝は化粧箱を開け、鈴を見せてやった。するとなぜか鈴に矢じりが付いている。皇帝は陳淑妃を射た矢だと教え、一生この鈴を大事にすると言った。「この鈴を私といる時もいつも身につけていた…大事な物か?」「…ある大切な方がくださったのです」臙脂が白鳳九を助けたことで東華帝君の運命簿に異変が起きた。なぜか刺客に襲われた後の部分が消え、空白ができている。司命星君は帝君の身辺に天族や翼族が現れたのかもしれないと驚いたが、これが天の定めなら誰も手は出せなかった。阿離はようやく目を覚ました。しかし奈奈の話では阿離は今夜、紫宸殿(シシンデン)で休むという。そこで白浅は自分から様子を見に行くことにした。その頃、孫を心配した楽胥(ラクショ)は素錦と一緒に紫宸殿に来ていた。楽胥は幼い阿離に酒を飲ませて放っておいた白浅に不信感を持ったが、阿離はすでに白浅を母と呼んで懐いている。すると素錦は白浅が素素にそっくりだと教えた。↓余計なことを言いおって…な夜華つづく(((;꒪ꈊ꒪;)))<黒ひげ危機一髪がががwww
2020.03.27
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed 第4話「異端の仙師」雲深不知処(ウンシンフチショ)に到着して早々、魏嬰(ウェイイン)@魏無羨(ウェイウーシエン)は姑蘇(コソ)藍(ラン)氏の二公子・藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)と一悶着あったが、無事に拝礼の日を迎えた。まずは師となる藍啓仁(ランジーレン)に拝礼、そして姑蘇藍氏の家規の説明が始まる。「藍氏の家規は約3500条、″邪門邪道に学ばぬこと″、″暗器を用いぬこと″… ″抹額(マッコウ)は己を律する物、他人の抹額に触れず、他の用途に使わぬこと″ ←これ大事w ″鈴など音の鳴る物を身につけず、腰佩は3つまで″…」永遠と続く姑蘇藍氏の家規、さすがに魏無羨が飽きて来た頃、どこからともなく鳥の鳴き声が聞こえて来た。どうやら隣にいる清河(セイガ)聶(ニエ)氏・聶懐桑(ニエホワイサン)が何か持っているらしい。(  ̄꒳ ̄)<何を隠してる?( ๑≧ꇴ≦)<しーっ!すると聶懐桑は袂(タモト)で隠していた鳥かごをチラリと見せた。なんでも道中でこの金の雀を見つけ、3日かけて捕まえたという。聶懐桑 清河聶氏戒めが終わると、座学に参加する仙家が順番に挨拶することになった。最初は蘭陵(ランリョウ)金(ジン)氏の金子軒(ジンズーシュエン)が前に出て拝礼、父が編纂した″河洛経世書(カラクケイセイショ)″を贈呈する。さすが裕福な金氏、表紙は金の糸であつらえてあった。次は清河聶氏から聶懐桑が拝礼、すると宗主の副使(フクシ)・孟瑶(モンヤオ)が紫砂(シサ)の丹鼎(タンテイ)を贈呈する。実は孟瑶は金宗主の隠し子だった。しかし父親に会いに金麟台(キンリンダイ)へ行くも追い出され、聶氏の門下に入ったという。ヒソヒソ(*´・д・)(・д・`*)<同じ金宗主の子でも待遇は天地の差だな…ボソッ蘭室は噂話でざわざわしたが、咄嗟に藍渙(ランホワン)@曦臣(シーチェン)が孟瑶をかばった。「聶宗主の副使は有能だと聞くが、その物腰からして非凡であるな…」紫砂の丹鼎を見せてもらった藍曦臣はまさに先生好みだと言った。孟瑶最後に雲夢(ウンム)江(ジャン)氏から江澄(ジャンチョン)@晩吟(ワンイン)が挨拶を始めた。その時、突然、この百年、一度も参加して来なかった岐山(キザン)温(ウェン)氏が入ってくる。一行を率いて来た仙督の息子・温晁(オンチャオ)は何とも尊大で傲慢、各門弟たちの間に緊張が走った。すると魏無羨が江澄の拝礼を遮ったと咎めて温晁を怒らせ、思いがけず両仙家は一触即発となる。しかし藍曦臣が蕭(ショウ)を奏でて両仙家の剣を取り上げ、見事に騒ぎを収めた。面白くない温晁だったが、咄嗟に温情(ウェンチン)が前に出て丁重に挨拶し、贈り物を差し出して許しを請う。藍啓仁から受け取るよう命じられた藍曦臣は仕方なく岐山温氏の参加を認めたが、何か目的があるはずだと疑った。温晁 岐山温氏魏無羨と聶懐桑は意気投合し、裏山にある川へ魚を捕りに行くことにした。江澄はまだ家規の筆写が260回も残っていると指摘したが、魏無羨はまた小言だと興ざめする。その時、ちょうど藍湛が歩いて来るのが見えた。(^ꇴ^)ノ″<機兄(ジーシォン)~!俺だよ俺~!魏無羨はすっかり友だち気取りで手を振ったが、藍忘機は一暼しただけで行ってしまう。(  ̄꒳ ̄)<あいつ耳が悪くて聞こえてないんだ(´゚艸゚)ウワッ<魏兄~かの藍の二公子まで不機嫌にさせるとは…さすが!魏無羨と聶懐桑は藍湛との手合わせの話で盛り上がったが、江澄は呆れて先に宿舎に帰った。温氏が座学に弟子を送って来たのは初めてだった。藍曦臣は傍系の姉弟とは言え、何か別の狙いがあると懸念したが、藍啓仁は客人なら礼を持って迎え、備えを怠らねばいいという。しかし藍曦臣は例の傀儡となった門弟に赤い裂傷があったことから、火術を使う温氏と関係があるのではと疑った。確かに温氏は仙督となってから増長する一方、拠点となる不夜天(フヤテン)は城のようで、門下や客卿は多数、この数年の傍若無人ぶりは目に余る。藍啓仁はもし摂霊(セツレイ)の一件が仙督と関係があるなら、恐らく自分たちだけでは対応できないと言った。孟瑶は聶氏の客卿のため、すぐ帰ることにした。そこで回廊で待っていると、ようやく藍曦臣の姿を見つける。孟瑶は拝礼の際に救いの手を差し伸べてくれた藍曦臣に感銘し、別れを告げるために待っていた。藍曦臣は孟瑶に好感を持ち、功績があれば重用されるだろうと励まして見送る。しかし孟瑶は宗主の息子でありながら座学に参加できない理不尽さに憤っていた。温情は早速、陰鉄(インテツ)の欠片(カケラ)を探すことにした。そこで密かに裏山に入ると、やがて結界に突き当たる。仕方なく温情は付近を散策することにしたが、その姿をちょうど裏の川で魚を捕っていた魏無羨が見つけた。魏無羨は聶懐桑を放ったらかして、温情のところへ駆けつけた。「温姑娘!ここで何を?」すると温情の手に立派な銀針が…。魏無羨は思わず手を伸ばしたが、温情は咄嗟に隠した。「ダメよ!医者の銀針に触るなという教えを知らないの?」「知ってるよ~温氏にいる女の医者は情け容赦ないから近づくなってな、ふふ」温情は憤慨したが、魏無羨は何の用もなく立ち入り禁止の裏山に入るはずがないと怪しんだ。「じゃあ、あなたは何の用?」「俺かい?当然、ちゃんとした理由さ…魚を捕まえに!」温情は馬鹿馬鹿しい答えに呆れ、黙って行ってしまう。すっかり日が落ちても魏無羨は精舎に戻って来なかった。江澄は剣術の稽古をしながら心配ばかりかける魏無羨に苛立っていたが、江厭離(ジャンイエンリー)は今日くらいは好きにさせてやれと甘い。「江氏の開祖はもともと侠客だった、正義感があって束縛されない、阿羨(アーシェン)もそんな子だわ」「…だから父上にも好かれるんだ」江厭離は正しい心を持つ者なら、父は誰でも好きだと話し、江澄のことも気にかけていると言った。そこへ焼き魚を持って魏無羨が帰ってくる。江澄は意地を張って魚をもらわなかったが、江厭離が渡すと結局、美味しそうに食べた。↓食べたいけど言えない意地っ張りなジャンチョン翌日から座学が始まった。魏無羨は居眠りしたり、師の背中に絵を貼ったり、講義に全く身が入らない。生真面目な藍湛は事あるごとに魏無羨に苛立ち、にらみつけていた。面白くない魏無羨は堅物の藍湛をからかおうと、人型の札に術をかけてこっそり飛ばす。しかし運悪くその札が飛ぶのを藍啓仁が見ていた。「魏嬰っ💢」(; ̄▽ ̄)ノ<はいっ!藍忘機は顔に張り付いた札を剥がし、込み上げる怒りを抑えながら握りつぶした。呆れた藍啓仁は教えを聞く必要がないならと魏無羨に問題を出す。「妖・魔・鬼・怪の違いは?」「妖は人以外の生き物が化け、魔は人が化ける、鬼は死者が化け、怪は人以外の死骸が化ける」「妖と怪は混同しやすい、例を挙げよ」「例えば後ろの木は… 文人の気に長年、触れています、人に化け意識を持ち、害を及ぼせば″妖″、 もし斧で幹を切り株になれば、それが修練を重ね″怪″となります」「清河聶氏の祖先の商いは?」「肉売り」「蘭陵金氏の家紋の白牡丹の品種は?」「金星雪浪(キンセイセツロウ)です」「修真界で初めて門派より血縁を重んじた者は?」「岐山温氏の祖先・温卯(ウェンマオ)」魏無羨は見事に正解した。そこで藍啓仁は難しい実践問題を出すことにする。「両親や妻子のいる首切り人が非業の死を遂げた、斬首した数は100余人 骸が7日もさらされ、怨念が悪霊となり凶行に及んだ…さてどうする?」すると魏無羨は急に考え込んでしまう。藍啓仁は分からないのだと判断し、藍忘機に答えるよう命じた。「方法は3つ、第一に化度、第二に鎮め、第三に絶やす 両親と妻子からの念で化度して執念を消し、効果がなくば鎮め、 鎮められねば根こそぎ怨念を断つ…玄門は手順を遵守しませんと」藍啓仁は完璧な答えだと褒めたが、魏無羨はそんな一辺倒な答えなら分かっていたと言った。ただ一口に執念と言っても、″家族を殺され復讐を誓うほどの執念″になれば話は別、第四の方法を考えていたという。「非業の死を遂げれば悪霊になって当然です だったら生前、首を斬った100余人の墓を掘り起こして怨念を刺激し、その悪霊と戦わせる…」「罰当たりなっ!邪を祓う目的は化度であるぞ!」藍啓仁は激高し、人の道にもとると怒鳴った。しかし魏無羨は霊気も怨念も″気″、霊気を丹田にためて力に利用できるなら、怨念も利用できると持論を展開する。「ではその怨念を制御する方法は?!」「考え中です!」( `•ω•)╮-=ニ=゚シュッ! サッ!三(゚ロ゚ノ)ノ 藍啓仁は逆上して思わず巻物を投げつけたが、魏無羨があっさり避けてしまう。そこで蔵書閣で「礼則編」を1000回写せと命じ、蘭室から追い出した。藍啓仁の怒りを買った魏無羨はふてくされて裏山へ向かった。そこで偶然、弓の練習をしている温情の弟・温寧(ウェンニン)@瓊林(チョンリン)と出会う。魏無羨は暇つぶしに温寧に弓の構えを指導することにしたが、その姿を温情が見つけた。「ウェンニン!」急に声をかけられた温寧は矢を構えたまま向きを変え、うっかり矢を放ってしまう。しかし魏無羨が咄嗟に呪符を放って矢の方向を変え、温情は難を逃れた。それにしてもなぜ温情はいつも裏山にいるのだろうか。「俺をつけているのかい?でなければ藍氏の裏山で何か探しているのか?」「言いがかりよ!」図星だった温情は怒って引き返していくと、温寧も慌ててあとを追った。温寧字:瓊林魏無羨はこの裏山に何かあると考えた。その時、何者かの気配に気づいて思わず剣を抜く。しかし相手は藍湛だった。つづく
2020.03.27
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第56話「正義の裏側」沈四海(シンシカイ)は杜明礼(トメイレイ)の指示通り訴状を書いた。それでも趙白石(チョウハクセキ)と周瑩(シュウエイ)は精力的に活動していたが、杜明礼の話では噂も流してあるので年明けには変化があるという。そこで沈四海は周瑩さえつぶせば2年から3年以内に貝勒(ベイレ)から命じられた銭荘(センソウ/銀行)の開業資金を調達できると約束した。一方、沈星移(シンセイイ)は味経(ミケイ)書院で働くうち、″変法″に興味を持った。それに気づいた劉光蕡(リュウコウフン)は仕事時間以外に読むよう本を貸してくれる。そんな沈星移に目をつけたのが趙白石の恩師・張長清(チョウチョウセイ)だった。ある日、涇陽(ケイヨウ)巡撫(ジュンブ)に現れた張長清は、趙白石に沈星移を仲間に引き入れるよう命じる。実は沈星移は上海で星月(セイゲツ)会社を開業、かなり稼いでいたようだが、ある時、杜明礼に買い付けた生糸を差し止められ、西洋人との取り引きに失敗したという。おそらくこれを脅迫材料にして杜明礼は何かを要求したのだ。趙白石は沈星移の性格では脅しに乗らないと言ったが、確かにその後、沈星移は上海から姿を消して星月貿易会社の業務は停滞しているという。しかし最近になって生糸が星月貿易会社に返され、同時に星月貿易会社の株主に″隆昇和(リュウショウワ)″の名が加わっていた。張長清は沈星移の憤りを利用し、貝勒と沈家を反目させれば自分たちに有利になるという。そこへ呉漪(ゴイ)が手作りの菓子の差し入れに現れた。呉漪はすぐ下がったが、夫が沈星移を見つけて説得してみると話しているのが聞こえる。そこで呉漪は張長清が帰ってから、兄の話を教えた。趙白石は味経書院に沈星移を訪ね、隆昇和が星月貿易会社の株主になったと教えた。恐らく杜明礼の支配から逃れるため上海で開業したが、杜明礼が不当な手段で星月貿易会社の株を得たのだろう。そこで自分と手を組み、杜明礼を排除すれば沈家が貝勒から解放させると持ちかけた。しかし沈星移は結局、主人が貝勒から張長清に変わるだけに過ぎないと拒否する。杜明礼を排除したところで沈家は救えない、救えるとしたら国が根本的に変わるしかないのだ。沈星移はまだどうやって変えればいいのか答えは見つかっていないが、少なくとも趙白石たちのうわべの改革では国も沈家も救えないとやり込める。そんな中、織布工場では周瑩と趙白石が抱き合っていたと実しやかに囁かれていた。趙白石は郊外で張長清と面会し、機器織布局の業績報告書を見せた。また沈星移から協力を拒まれ、どうやら沈星移の言う改革とは今の朝政を覆すことだと説明する。趙白石は確かに一理あると思ったが、張長清は李(リ)大人(ダーレン)が掲げる西洋に学んで国を繁栄させる理念と比べれば、変法など学者たちのただの気勢にすぎないと一蹴した。「どんな手を使ってでも仲間に引き入れろ」すると張長清は織布局の利益のうち呉家の取り分が8割だと気づいた。趙白石は公募時の約束で国が2割、出資者が8割だと説明したが、張長清は納得できない。聞いてみれば呉家の大当主は女子だという。そこで張長清は直接、周瑩と会って話したいと頼んだ。周瑩はようやく工場で自分と趙白石が密通しているという噂が流れていると知った。しかもそのおかげで呉家が織布局の民間の株を独占できたという。周瑩はバカバカしくて放っておくことにしたが、春杏(シュンキョウ)は噂を聞いた呉漪の気持ちを察した。春杏の指摘にハッとする周瑩…。しかしそこへ巡撫府から招待状が届く。周瑩は呉漪から食事の招待だと知り、やはり噂など関係ないと喜んだ。沈星移の居場所を突き止めた沈家の侍女・玲瓏(レイロウ)が押しかけて来た。しかし追い返そうにも玲瓏は居座って動こうとしない。そこで仕方なく繕い物と掃除だけ頼み、家族に居場所を教えないという条件で月1回だけ来る事を認めた。そろそろ玲瓏も年頃、星移は自分から母に相談して沈家から出してやることにする。星移のそばを離れたくない玲瓏は拒否したが、星移は自分に仕えてくれた奉公人たちには幸せになって欲しいと言った。周瑩は巡撫府で久しぶりに呉漪と再会した。呉漪の複雑な心境を知る由もない周瑩は相変わらずだったが、そこへ趙白石が張長清と夫人を連れて現れる。すると張長清は周瑩のするどい眼力と心意気に心から敬服すると伝え、同じ志を持つ仲間だと言った。周瑩はすっかり張長清と意気投合し、この食事会は10年の読書に相当すると感激する。そこで趙白石はまだ話し足りないという張長清のため、周瑩と3人で書斎へ移動した。書斎に移ると張長清の態度は変わった。実は呉家が持つ織布局の全株を売り渡して欲しいという。驚いた周瑩は呉家が持っている株は9年後に返すという契約だと訴え、洋務派なら西洋人を見習って契約を守るべきだと言った。しかし張長清は″国の興亡 民に責あり″、国のために織布局を譲るべきだと持論を展開する。趙白石は恩師と周瑩の対立に困惑し、時間をかけてじっくり検討してはどうかと割って入った。そこで周瑩はまた日を改めようと言って部屋を出てしまう。周瑩は帰り際、張夫人と談笑している呉漪を呼んだ。そこで変な噂を聞いても信じないで欲しいとだけ伝えておく。それにしても呉漪はやせたのか、少し元気がなかった。周瑩は原因が自分だとは夢にも思わず帰ったが、呉漪は周瑩が触れた頰を手巾で何度も拭う。その様子を張夫人が見ていた。趙白石は最も困難な時に助けてくれた周瑩を追い出すなど、義理を欠くと恩師を諌めた。「これではまるで強奪です!」しかし張長清は国が富むことが第一で商人が富むのは二の次だと訴える。趙白石はこれでは沈家の財を搾取する杜明礼と何も変わらないと抗議し、国を救う大義を掲げて民の利益を損ねては、逆に国の損失になると声を荒げた。「お前は頑固すぎるっ!」「商売で国を繁栄させるなら、周瑩のような人材は大切にせねばならない! 先生のやり方はそれに反しますっ!」「朝廷の決定だっ!」「間違っていますっ!」回廊にいた呉漪と張夫人は夫たちの言い争う声に驚いた。2人は何事かと書斎の様子をそっとうかがったが、何やら夫たちがもめている。「この件は私が処理する!」「絶対に阻止してみせます!」「血迷ったか!」「公平を期すためです!」「公平だと?!」すると激怒した張長清は思わず趙白石と周瑩の噂を聞いたと言い放った。周瑩をかばうのは私情を挟んでいるからだという。何も知らなかった呉漪は愕然となり、激しい嫉妬に駆られた。つづく(  ̄꒳ ̄)春杏の助言は聞いておけって
2020.03.26
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed 第3話「運命の邂逅」姑蘇(コソ)藍(ラン)氏の座学に参加するため、雲夢(ウンム)江(ジャン)氏の魏無羨(ウェイウーシエン)、江澄(ジャンチョン)、江厭離(ジャンイエンリー)たちは雲深不知処(ウンシンフチショ)に向かっていた。江澄の提案でひとまず彩雲(サイイ)鎮で一泊することになったが宿はどこも満室、ようやく最後に空いている宿を見つけたが、蘭陵(ランリョウ)金(ジン)氏が貸し切ったという。そこへ女弟子2人が一足先にやって来た。どうやら後から到着する末の公子・金子軒(ジンズーシュエン)の部屋の準備らしい。そこで魏無羨は2人を追いかけ2階へ上がり、自己紹介して部屋を譲ってもらえないか交渉した。すると綿綿(ミエンミエン)たちは貸切とは言え部屋が余っていることから、承諾してくれる。こうして無事に部屋に落ち着いた魏無羨たち、ところが早々に給仕から部屋が足りないので空けてくれと言われてしまう。魏無羨たちが廊下に出てみると、金子軒が蘭陵金氏を率いてやって来た。座学に帯同できるのは各仙家から数名のはずだが、ずらりと従者が並んでいる。江厭離は何とも気まずくなり、荷物をまとめて出て行くことにした。実は金子軒と江厭離は親が決めた許嫁、互いに惹かれ合っていたが、面目は守らねばならない。魏無羨は金満で傲慢な金氏を嫌い、なぜ叔父が師姐(シシャ)をあんな羽を広げた″孔雀男″に嫁がせたいのか分からなかった。結局、魏無羨はたちはそのまま雲深不知処へ向かったが、慌てて出て来たため招状を忘れてしまう。姑蘇藍氏は家規が厳格なため、門衛は招状がなければ身分が確認できず、入れないと断った。魏無羨は間もなく日が暮れてしまうと懸命に交渉したが、とにかく融通が利かない。そこへ偶然、藍湛(ランジャン)@忘機(ワンジー)が帰って来た。藍忘機は藍家の二公子で、兄である家主・藍曦臣(ランシーチェン)と共に″藍氏双璧″と呼ばれている。眉目秀麗だがどこか人を寄せ付けない冷たい印象がある二公子…。実は藍忘機は行き倒れた門弟を運んできたところだった。江澄は思わず死因は何かと聞いたが、魏無羨は死んでるというより邪術にかかったようだという。2人のひそひそ話を聞いた藍忘機は思わず振り返ってにらんだ。江澄は慌てて雲夢江氏の家主の息子だと自己紹介し、姉の江厭離と大師兄の魏嬰(ウェイイン)@無羨だと紹介する。「ご高名はかねがね…」「なんのなんの」そこで江澄は事情を説明、二公子の許可があれば入れると安堵した。しかし藍忘機からも招状なく入れないと突っぱねられてしまう。納得いかない魏無羨は藍湛を引き止めようと大声を出したが、急に口が開かなくなった。門衛は禁言術だと教え、自然と解けると安心させる。(´゚艸゚)∴ブッ(Ŏ艸Ŏ)<ううううう~(江澄!)魏無羨たちは仕方なく近くの川辺で野宿することにした。そこで魏無羨は1人で招状を取りに戻ったが、その間に藍忘機が現れる。やがて姑蘇の銘酒・天子笑(テンシショウ)を土産に魏無羨が戻った時には、誰も待っていなかった。魏無羨は皆を探しに勝手に山門の結界を破って雲深不知処に入った。そこで塀を登って屋根に上がると、何やら殺気が…。魏無羨がふと振り向くと、やぐらからにらんでいる藍忘機の姿があった。「ぁ…二公子、師姐たちを探してる、招状も探して来た!今、見せるよ!」「…結界を破らぬこと」「はあ?」「夜に戻った者は辰(タツ)の刻まで入らぬこと、酒を持ち込まぬこと、破れば家規に背く」魏無羨は姑蘇藍氏に来たのは初めてで家規のことはよく分からないと言い訳し、2度と破らないと誓った。しかし頑固な藍忘機は瞬時に魏無羨の元へ移動し、見逃してくれない。「こうしよう!天子笑を分けてやるよ!」「賂(マイナイ)を渡せば罪が加わるぞ」面倒臭くなった魏無羨は隙をついて逃げ出したが、藍湛が剣を抜いて追って来た。こうして2人は思いがけず、月明かりの下で手合わせとなる。…この石頭め、腕は立つじゃないか…魏無羨は感心したが、そろそろ退散しようと決めた。「俺は忙しい、遊びはここまでだ!」その言葉に藍忘機は珍しく感情的になり、魏無羨を後追いしてしまう。魏無羨は剣を抜かず、藍湛を見事にかわしていた。すると剣を避けたはずみで、うっかり酒甕(カメ)から手が離れてしまう。そこで藍忘機はちょうど目の前に落ちて来た酒甕の紐を斬った。2甕はバラバラになり落下すると、焦った魏無羨は屋根から飛び降り、危ないところで酒甕を捕らえることに成功する。しかしかろうじて剣先に乗っていた1甕の方がバランスを失い…ガッシャーン!「(はっ!)ランジャン!弁償しろ!」図らずも中庭に降りてしまった魏無羨、すると藍忘機が現れ、後ろを向けと言った。何事かと思えば、そこには姑蘇藍氏の家規が彫られてた巨大な石碑が…。「多すぎだろう?これ…」魏無羨はこんな頭の固い姑蘇藍氏に生まれず良かったと胸をなでおろし、再び屋根に上った。「雲深不知処で酒を禁じるなら、ここで飲む分には問題ないよな?」「くだらぬ理屈を…」すると魏無羨は堂々と酒をあおった。「世家の女弟子で、かの藍氏の二公子を慕わぬ者はいない、でも残念だね~」「何が残念なのだ?」「だって知らないんだろう?慕う相手が冷酷非道で分からず屋の上、融通もきかない奴だって まあいいさ、雲夢に戻ったら…うっ!うう?うううーっ!」魏無羨はまた禁言術をかけられ、激怒して降りて行った。その頃、門弟の亡き骸を調べていた藍曦臣と叔父・藍啓仁(ランチーレン)は奇妙な死相に困惑していた。実は最近、姑蘇周辺の各世家からも弟子が頻繁に行方知れずになっていると報告があるという。そこで藍忘機に調べさせたが、この亡き骸は姑蘇藍氏の他姓門弟だった。藍啓仁は傷から邪気を発見して邪術だと分かったが、その時、誰かがやって来る。藍曦臣は咄嗟に白い布をかけて亡き骸を隠すと、藍忘機が兄と叔父の前に魏無羨を突き出した。報告を聞いた藍曦臣は弟に罰を決めさせた。そこで藍忘機は家規を300回写せと命じる。魏無羨は必死に抗議すると、藍曦臣は弟にまず禁言術を解いてやれと言った。ようやく話せるようになった魏無羨は招状を忘れたのはそもそも蘭陵金氏のせいで、藍湛が甕を割ったと訴える。しかし藍曦臣は掟を破ったなら弟を責められないと釘を刺し、弟のおかげで雲夢江氏は中に入れたと教えた。魏無羨は実は藍湛にも情があったと知り、謝ろうとして歩み寄ったが、藍忘機は後ずさりして距離を取る。その時、魏無羨は藍湛の肩越しに亡き骸を見つけた。「あれ?その人は死んだのか?なぜ白い布を?山門で見かけた時はまだ死んでなかった…」藍曦臣と藍啓仁はその言葉を聞いて顔を見合わせた。藍曦臣と藍啓仁は魏無羨に亡き骸を見せてみることにした。そこで魏無羨は指を鳴らし明かりを消すと、亡き骸が急に身体を起こす。すると亡き骸が目を開けたが、黒目はなく真っ白だった。無「見た目も死人っぽいし、触っても死人っぽいが、霊力の波動の影響を受けている 本当の死人じゃないな…せいぜい…んー?うまく言えないが霊識を失っているみたいだ」忘「摂霊(セツレイ/霊を吸うこと)か?」叔「…傀儡?」無「そう、傀儡みたいだ!誰かに操られているような…」魏無羨は無事に解放された。藍忘機は兄を中庭に呼び出し、傀儡の件を尋ねる。すると藍曦臣は恐らく野心の強い何者かが邪術を試したと教え、弟子たちの失踪は始まりに過ぎないと懸念した。ともかくこのまま失踪した弟子の捜索を頼んだが、ふと孤高な弟を心配する。「せっかく座学に加わるのだ、各世家の弟子は年も近い、交流を図るとよかろう …あのウェイ公子も悪くない、型破りではあるが聡明で頭が切れ、快活な性格だ」しかし藍忘機は魏無羨を思い出すと怒りが込み上げ、思わず剣を握りしめた。藍曦臣は弟が珍しく感情的になっていると気づき、魏無羨が相当、腕が立つのだと気づく。「勝負がつかなかったのか?」どうやら図星だったのか、藍忘機は怒って行ってしまう。ここは不夜天(フヤテン)、岐山(キザン)温(ウェン)氏の総本山だ。仙門の長である仙督・温若寒(ウェンルオハン)は姑蘇藍氏の座学に息子の温晁(ウェンチャオ)を送り込むと決め、温情(ウェンチン)に同行させる。「覚えておけ、大梵山の陰鉄(インテツ)も見た目は同じだ、必ず見つけて持ち帰れ」すると温情はひ弱な弟・温寧(ウェンニン)を一緒に連れていきたいと懇願した。仙督は温寧が得意な体質のため陰鉄の捜索の助けになるかも知れないと考え、認めてくれる。実は門弟たちをさらって傀儡にしていたのは岐山温氏だった。不夜天には陰鉄の4つの欠片(カケラ)のうち1つがあった。そこで陰鉄の力を確認するため、欠片でさらった門弟たちを傀儡にしている。野心の強い温若寒は残り3つの欠片を探し出し、他の世家を全て支配するのが目的だった。すると薛洋(シュエヤン)はこの傀儡が試作品に過ぎず、陰鉄の力の足元にも及ばないという。「最初に不夜天に来た時、俺の条件は伝えたはず、忘れないでくれよ?」すると温若寒は大梵西と姑蘇東と櫟陽(レキヨウ)北、最後の欠片のありかはどこかと尋ねた。しかし薛洋は櫟陽北を手にしたら教える約束だと言って出て行ってしまう。つづく江厭離(ジャンイエンリー) 雲夢江氏家主の娘金子軒(ジンズーシュエン) 蘭陵金氏家主の末息子藍渙(ランホワン)字:曦臣(シーチェン) 雅号:沢蕪君(タクブクン)温情(ウェンチン) 岐山温氏薛洋(シュエヤン) 温若寒の手下
2020.03.26
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です陈情令 The Untamed 第2話「再びの大梵山」第1話のお話は…かつて人々に恐れられた夷陵老祖(イリョウロウソ)こと魏嬰(ウェイイン)@魏無羨(ウェイウーシエン)夷陵老祖は16年前に江澄(ジャンチョン)@晩吟(ワンイン)の剣に刺されて崖から転落、死んだと言われて来たが、何と莫玄羽(モーシュエンユー)という男に招喚され、蘇っていた何でもこの莫玄羽という男、父親が蘭陵(ランリョウ)金(ジン)氏で、13歳の時に金麟台に引き取られるも、すぐ追い出されたという精神を病んで莫家に戻ってきたが、金麟台で一体、何があったのかは誰も知らないそんな莫玄羽から敵討ちのため招喚された魏無羨、すると腕には復讐する人数を示す4つの裂傷があった結局、莫家の3人が魂を失ったことで3つの傷は癒える果たして最後の敵は誰なのか?そして講談師に夷陵老祖の話をさせたのは一体、何者なのか?莫家荘を出た魏無羨は最後の復讐を果たすため、相棒のロバと旅に出た。やがて大梵(ダイボン)山のふもとで見つけた井戸で休憩していると、偶然、修師たちの一行と出会う。聞いてみれば道教の神地だった大梵山がなぜか廃れてしまい、最近では食魂殺(ショッコンサツ)や食魂獣(ショッコンジュウ)が人々の魂を吸っているとか。しかし修師の1人が風邪(フウジャ)盤を出し、反応がないので食魂殺や食魂獣はいないと言う。どうやら第1話の召陰(ショウイン)旗に続き、何だかんだ言いながら夷陵老祖の霊器も重宝されているらしい。魏無羨は先を急ぐことにしたが、気難しいロバが動かなかった。すると見知らぬ娘が現れ、ロバが気に入ったのかリンゴ(苹果)をくれる。ロバはリンゴにめちゃくちゃ反応を示し、娘は大喜びして笑った。そこでは魏無羨はロバを小苹果(シャオピングォ)と呼ぶことにしたが、その娘にはある秘密が…。なぜか魏無羨について来た娘は大梵山が見えると、急に天女のように舞い始めた。娘の名は阿燕(アーイエン)。一緒にいた母親の話では先日、婚礼が決まったばかりだったが、許嫁が山へ芝刈りに行ったまま消息不明になったという。阿燕は許嫁の行方を探しに出かけ、山から戻ってくると失魂症になっていた。時々、反応するかと思えば、突然、大梵山に向かって踊り出すという。しかし何の因果か今度は阿燕の父親が失魂症となり、程なくして亡くなったとか。すると急に山中から助けを呼ぶ声が聞こえ、魏無羨は小苹果を連れて大梵山へ急いだ。大梵山では修師たちが金色の網に引っかかっていた。そこに金色の装飾をつけた快活な少年が現れる。少年は食魂獣が罠にかかったと思って弓を構えたが、空振りだと気づいた。「400枚も縛仙網(バクセンモウ)を仕掛けたのに、愚か者のせいで無駄になった!」あの高価な縛仙網を400枚も仕掛けられるとは、さすが裕福で絢爛豪華な蘭陵金氏だ。物陰から様子を見ていた魏無羨は呆れていたが、その時、またロバを探して阿燕が現れる。「しゃおぴんぐぉ~!」小苹果はまたリンゴをもらえると思ったのか阿燕を追いかけ、引きずられた魏無羨は少年の前に放り出されてしまう。少年は金麟台にいた莫玄羽のことを覚えていた。「なぜお前が?痴れ者になったやつだろう?叔父上が追い出して正解だな~」どうやら莫玄羽は本当に先代の金宗主の隠し子らしい。「早く消えろ!色魔を見ると不愉快だ!」「色魔だと?失敬な奴め、母親はちゃんと教育したのか?」魏無羨は年上への礼儀も知らない青二才に憤慨したが、少年は母親を持ち出されて激高、いきなり襲いかかった。しかしそこは夷陵老祖、サッとかわして少年の背中に札を貼ってしまう。この人型の札も夷陵老祖が使う邪術のひとつ、少年は札に招喚された巨漢の霊が重石となり、倒れたまま動けなくなった。魏無羨はその間に少年の金色の剣を投げて捕らわれた修仙たちを解放、勝手に剣を使われた少年は激怒する。「このままで済むと思うなよ…ジタバタ…舅舅(オジ/母の弟)に言いつけてやる!」「父親じゃなくて舅舅なのか?で、舅舅ってのは誰だ?」<それは私だ! (((;꒪ꈊ꒪;)))<その声は…少年の叔父とは雲夢(ウンム)江(ジャン)氏の若宗主・江澄だった。叔父のおかげで解放された金凌(ジンリン)@如蘭(ルーラン)はすぐさま剣を拾い、莫玄羽の脚を斬ってやるとわめく。しかし江澄は夷陵老祖の邪術を操る者は殺して犬の餌にしろと命じた。金凌は早速、莫玄羽に斬りかかったが、その瞬間、青色の光が金凌の剣を弾いてしまう。その隙に魏無羨は木の陰に身を隠し、こっそり様子をうかがった。|ω・`)コソッ…あっ…やはりあの青い光は含光君(ガンコウクン)こと藍湛(ランジャン)@藍忘機(ランワンジー)だった。|ω-`)ハァ~今日はオレ、ことごとくツイてないわ…ボソッ大梵山の周辺で人々が失魂症となる事件が起きた。そこで各世家の修師たちが夜狩のため、この山に集まって来たらしい。姑蘇藍氏を率いて行きたのは藍湛、しかも莫家で面識がある藍景儀(ランジンイー)と藍愿(ランユエン)@思追(スージュイ)の姿もあった。すると江澄は含光君が急にこんな山奥に現れたのは″人探し″か?と揶揄する。何でも藍湛はこの16年間、各地を遊歴していたとか…。|ω-`)oO(まさかずっとオレを探してたのかな~胸熱夜狩は各世家が平等に競う掟があった。藍愿は至る所に縛仙網を張るのは掟に背くと警告したが、蘭凌は話なら自分が獲物を捕らえてからだと横柄な態度を取ってしまう。すると藍湛の怒りを買い、突然、禁言術で口が開かなくなった。「ううう…(舅舅!喋れないよ~)」しかしこの禁言術、抵抗しなければ自然と解けるので問題ないらしい。|ω≦`)ククク…ランジャン、変わってねーなw江澄は藍湛がすでに縛仙網を全て切り落としたと知り怒り心頭だったが、まさか藍氏の二公子と手合わせするわけにもいかず、引き下がるしかなかった。こうして弟子たちは夜狩に戻り、江澄と藍湛は弟子たちが獲物を捕らえるのを待つことになる。藍湛は木の影にいる男に気づいていたが、黙ってその場を去った。魏無羨は川辺に出て仮面をはずし、顔を洗うことにした。思いがけず江澄と再会したせいか、ふと感傷的になって16年前を思い出す。水面には実の姉弟のように育った師弟・江澄と師姐(シシャ)・江厭離(ジャンイエンリー)の幻影が…。「師姐…」その時、山道を行く修師たちの噂話が聞こえた。修師たちは金家と江家に甘やかされた金凌を傍若無人だと非難していたが、中には幼くして両親を殺された金凌に同情する者もいる。「生後すぐ魏無羨のせいで父親が死に、母親の江厭離も命を落としたんだ 江厭離は恩を仇で返された、江澄があれほど憎むわけだ だからこの16年、魏無羨の邪術を使う者には容赦しない…」魏無羨は母親を持ち出して金凌を傷つけたと気づき、激しく後悔した。…オレは師姐の子に何てこと言ったんだ…そこへいつの間にか小苹果が戻って来た。魏無羨は小苹果が食べている草が聚霊(シュウレイ)草だと気づいた。この草は地中の霊元(レイゲン:霊の力の源)を吸うため、修師の墓のそばに生える。どうやらこの辺りに修師の墓がたくさんあるらしい。そこで魏無羨は山に入ってみると、荒れ果てた墓地を発見した。…ん?陰気に包まれている…埋葬された修師たちの霊元が散らずに聚霊草が生えたのか?そこで魏無羨は小苹果を待たせて墓地へ入ってみると、墓守の老人が掃除をしていた。「ここはどこの家の墓ですか?」「もう家は無くなったよ…温(ウェン)氏は早々に途絶えてしまった…」魏無羨は温氏の名を聞くと胸が痛んだが、その時、ふと気づいた。天女のごとく舞う阿燕の姿、あれは山頂にある祠(ホコラ)の舞天女(ブテンニョ)の石像と同じ…。「食魂殺の仕業じゃない!まずい、金凌が…」しかし振り返ってみると、さっきの老人は消えていた。その頃、一向に獲物が見つからない姑蘇藍氏たちはすでに祠にいた。祠にはまさに天女が舞っているような石像が祭ってある。実は数百年前、山に入った仏脚(ブッキャク)鎮(村)の猟師がこの洞窟で人そっくりの石を見つけた。その石は手足があって舞う姿はもとより、頭部が微笑んでいる女子のような神秘的な石だったという。それから仏脚鎮には多くの伝説が生まれたのだ。そこで藍景儀も風邪盤をかざしてみたが、やはり反応はない。「この祠は御利益があると聞くが、掃除もされず荒れたままだな~」その時、金凌率いる蘭陵金氏や雲夢江氏がやって来た。金凌はどうせただの石だと呆れ、拝む価値などないと馬鹿にする。「それほど御利益があるなら私が願掛けしよう、大梵山で魂を食ってる奴を私の前に連れて来い!」すると突然、修師の1人が倒れ、石像の回りの岩が崩れ始めた。驚いた修師たちは一斉に剣を抜いたが、駆けつけた魏無羨が呪符を放って石像を封じてくれる。「早く逃げろ!その天女は危険だ!」魏無羨は修師たちと一緒に下山した。そこで合図の霊煙弾をあげて含光君を呼んだ方がいいと勧めたが、藍愿も藍景儀も莫家荘で使ってしまったという。「予備を忘れたのか?ったく、含光君が知ったらきっと罰があるぞ~ 同じ過ちを繰り返さないためだ!」魏無羨は誰より藍湛のことを分かっていた。すると藍愿がなぜ魂を奪ったのが天女だと気付いたのか尋ねる。魏無羨は墓地だと教えてやった。食魂殺や食魂獣はまだ散っていない死者の霊識を吸収するが、なぜか墓に集まった霊識には見向きもせず、生きた人間を襲っている。「それもそうだな…」藍景儀は合点がいったが、ふと気づいた。「ちょっと待った…痴れ者じゃなかったのか?」( ̄▽ ̄;)オホホ~阿燕のおかしな行動もそれで説明がついた。婚礼間近の許嫁が消えた阿燕は恐らく有名なこの祠に願掛けに来たのだろう。しかし失魂症となって帰宅し、父親は娘が医者や薬では治らないと知ったのだ。そこで父親も同じように祠で願掛けする。父親は失魂症になり程なくして死亡したが、天女は願い通り娘の霊識を吐き出した。その霊識が傷ついていたため、阿燕は天女のように舞うようになったのだろう。藍愿は金凌が祠で″大梵山で魂を食う者を出現させろ″と願掛けしたのは、天女を復活させようとしたのだと分かった。「はっ!金凌?!」魏無羨は金凌の姿がないと気づいて慌てた。その時、本当に復活した天女の石像が仙師たちを追いかけて来る。…なぜ復活した?!藍湛と封印したはずだぞ?…魏無羨は困惑したが、突然、金凌が現れ、無謀にも石像に矢を放った。危険を察した魏無羨は咄嗟に藍景儀の剣を借りると、近くにあった竹を切って横笛を作る。その間にも石像は修師たちに襲いかかって来た。♪ピロロロロ~藍景儀は剣を返してもらって安心したが、莫玄羽に呆れてしまう。「こんな時に笛って…やはり痴れ者だ」魏無羨は竹笛を吹いて石像に対抗できる傀儡を呼び出すことにした。しかし驚いたことに身体に鉄鎖を巻いた温寧(ウェンニン)@瓊林(チョンリン)が現れる。…温寧?死んだはずでは、温寧のはずがない…呆然とする魏無羨、すると修師たちも温寧を見て驚愕した。「鬼将軍だ!」「16年前に夷陵老祖と一緒に消滅したはずじゃ…」ともかく魏無羨は竹笛で温寧を操り石像を倒したが、粉々になった石が消えてしまう。「違う!幻影だ!」魏無羨は何者かが幻影を作り出し、自分に温寧を招喚させたのだと気づいた。それにしては手が込んでいる。その時、山肌をかけて逃げて行く人影があった。修師たちは温寧を捕らえようとした。すると魏無羨が笛の音を調整しながら、興奮気味の温寧を落ち着かせて自分の方へと誘導する。しかしその時、急に藍湛が現れ、魏無羨の腕をつかんだ。動揺した魏無羨だったが再び笛を吹き始め、温寧を何とか山へ帰すことに成功する。そこへ遅れて江澄が駆けつけた。江澄は弟子たちから温寧を見たと聞いて信じられなかった。すると修師が莫玄羽が笛を吹いて呼んだと訴える。江澄は魏無羨が戻って来たと疑い、莫玄羽に武器の鞭・紫電(シデン)を放った。しかし藍湛に阻止されてしまう。魏無羨は2人が対峙している間に逃げ出そうとしたが、江澄が気づいて紫電を放った。背中を打たれた魏無羨は思い切り倒れ、銭や力があれば乱暴してもいいのかと憤慨する。江澄は呆然となった。なぜ紫電が反応しないのか…。そこでもう一度、紫電で莫玄羽を打とうとしたが、藍景儀が止めた。「紫電は奪舎(ダッシャ/他人の身体に自分の魂を移すこと)した者の魂を取り出す 魏無羨は死後、骸も魂も見つからないのに奪舎できると思いますか?」「ギギギ…死んだとは限らん!」「?だって江宗主が殺したんですよね?」16年前の不天夜での戦い…。世間では魏無羨が江澄に刺されて崖から落ちたと語り継がれて来た。しかしあの崖で本当は何があったのか、真実を知るのは魏無羨と藍湛、江澄の3人しかいない。すると魏無羨は急に気が遠くなり、後ろに倒れていった。…時々、思う…16年前に戻りたい…蓮花塢(レンカウ)に戻りたいと…たとえ夢でも…覚めたくない時は16年前にさかのぼる。魏無羨は姑蘇藍氏の座学に参加するため、同門たちと彩雲鎮に着いた。すると長旅だったことから江澄が宿で身なりを整えていこうと提案する。江厭離も拝礼まで日もあると賛成すると、酒に目がない魏無羨は姑蘇の天子笑(テンシショウ)は銘酒だと喜んだ。しかし江澄は酒などダメだと反対し、2人は言い争いになってしまう。江厭離は2人をなだめて宿を探そうと言ったが、口うるさい江澄が嫌で魏無羨は1人で先を急いだ。「なんて態度だ!きっと雲深不知処で何かしでかすぞ」「快活なのは悪いことじゃないわ、父上もそう言ってる」江澄は父と姐がいつも魏無羨の味方だとぼやいた。江厭離は性格は変えられないと話し、心に従うことが雲夢江氏の教えだという。つづく( ̄▽ ̄;)本題ではないのにイマイチ話が分からずかなり管理人の主観が入っていますがご了承くださいもし理解できた暁には短くまとめます(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾ペコ
2020.03.25
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第55話「栄華の回復」呉家の船が浸水、茶葉は全て水に浸かったが以外にも美味しいと分かった。周瑩はこれを新しい茶葉として販売すると決め、東院の侍女たちに裕隆全(ユウリュウゼン)の店頭で売り込みさせようと思いつく。そこで早速、妓楼にいた千紅(センコウ)から客のもてなし方や化粧を学ばせ、皆でお揃いの華やかな衣装も新調した。趙白石(チョウハクセキ)に嫁いだ呉漪(ゴイ)は愛する夫によく尽くしていた。しかしそんな呉漪の想いはなかなか趙白石に届かない。そんなある日、呉漪は居眠りしている趙白石の袖口から小さなは布切れを発見した。一方、呉漪の兄・呉沢(ゴタク)は沈星移(シンセイイ)が住み込みで働く味経(ミケイ)書院にいた。上京を前に先生たちに熱く豊富を語る呉沢、星移は面が割れないようにうつむき加減で茶をつぎ足し、足早に部屋を出る。しかし呉沢の話は興味深かった。「役人の不正が横行し、秩序や道徳が崩壊寸前、かくも悪しき時世は前代未聞ですよ! だから今の伝統的な体制は改革すべきだと思うのです!」思わず廊下で立ち聞きしていた沈星移だったが、厨房を手伝うよう呼び戻されてしまう。するとその後ろ姿を見た呉沢は、どこか見覚えのある男だと分かった。蒙古の茶商・布和(プハ)たちは結局、割高でも沈家茶葉店で仕入れることにした。しかしこれまで下手に出ていた番頭の謝上徳(シャジョウトク)は急に横柄になり、列に並べと指示する。仕方なく布和たちは店の外に出て最後尾に並んだが、謝番頭がいきなり昼休みだと言って店を閉めさせた。茶商たちは沈家の横暴さに不満を漏らすが、茶を仕入れるには我慢するしかない。するとそこへ呉家の裕隆全で新茶が出たと知らせが来た。沈家の外で並んでいた茶商たちは慌てて裕隆全へ駆けつけた。布和は店の前で新茶を入れている周瑩に気づき、早速、試飲させてもらうことにする。「金花茯茶(フーチャ)です、以前の茯茶とは別物ですが…」すると試飲した茶商たちはその美味しさに驚き、以前より品質が良くなったと絶賛した。茶葉にはカビが生えていたが、周瑩はそれが金花だと嘘をつく、「(クンクン…)どことなく花の香りがするな~」←思い込み怖いwww布和たちは値段も以前と同じだと知り、5千箱ほど買うと決めた。念のため周瑩は品質が変わったので売る時に説明が必要になると警告したが、布和はこの味なら心配ないと快諾する。その頃、昼食を食べて悠々と店に戻って来た謝番頭は、もう少し客を待たせることにした。どうせ泣きついて来たのは呉家を贔屓にしていた客ばかり、屈辱を味わわせてやることにしよう。しかし奉公人はもう誰も並んでいないと報告した。(*^ꇴ^)<またまた~そんなわけ…グビグビ…( ゚д゚)<って、ほんまや!店の外にいたのは犬1匹だけだった。呉家の新茶は評判を呼び、沈家に流れた茶商たちが戻って来た。謝番頭は慌てて裕隆全の様子を見に行ったが、その時、ちょうど顔(ガン)番頭が布和たちの見送りに出てくる。布和は謝番頭の姿に気づき、聞こえよがしに5年契約ではなく10年契約すると言った。「帰ったら他部族の商人にも宣伝しておくよ!茶を買うなら隆裕全だとな!」沈四海(シンシカイ)は謝番頭から報告を聞いて唖然とした。例え湖北(コホク)で買い付けたとしても運搬には数日かかるはず、しかも呉家の金花茯茶は沈家の茯茶よりまろやかで渋みが少ないという。追い詰められた沈四海は杜明礼(トメイレイ)を頼ったが、杜明礼は貝勒(ベイレ)の命で銭荘を開業するよう指示した。すると沈四海は現状を知らない杜明礼に帳簿を渡し、沈家がもはや傾きかけていると教える。「沈氏茶葉店は裕隆全に顧客を奪われ、半年も赤字続き、十数万両分もの在庫を抱えています 薬材の市場は呉家に6割も占められ、沈家はたった1割、在庫は数十万両分にも膨らんでいます 毛皮の市場は呉家が5割を占め、沈家は多くても2割、同じく十数万両分の在庫が…」何も知らなかった杜明礼は愕然としたが、星月(セイゲツ)貿易会社があると思い出した。しかし沈星移の大口の顧客もすでに周瑩に奪われていたという。憤慨した杜明礼は寡婦を始末せねばならないと決めた。そこで沈四海にある指示を出す。「いくつかの商家と連盟で訴状を書いてください、内容は…」呉家はかつての栄華を取り戻した。年末には呉家の屋号の番頭たちが今年の売上と帳簿を持参し、挨拶にやって来る。その日は盛大な祝宴が開かれたが、周瑩は番頭たちの家族を賓客として招いていた。すると周瑩は全員が揃ったところで卓に上がり、乾杯の音頭をとる。「最初の1杯はこの土地の祖先に捧げましょう! 私たちは祖先から苦労に耐えうる精神と向上心を与えられ、この1年で山ほどの銀子を稼ぎました! 来年も祖先に見守られ、大きく稼げることを祈りましょう!」はお!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<乾杯!「2杯目は親御様に捧げます!番頭たちは商いのため親孝行もせず各地を飛び回っていました!」そこで周瑩は自分が実の親に孝行できないため、呉家で働く兄弟たちの親を自分の親と思い、その場で叩頭して父母の無病息災と幸せを祈った。「3杯目の酒は兄弟に捧げます!兄弟だから甕(カメ)ごと飲むわ… 皆さんは呉家の屋号の番頭であり、呉家の株主、そして私の兄弟です! 番頭に贈る言葉は″人を使うならば疑わず″、株主には″死なばもろとも″、 そして兄弟にはこの一言を!苦楽も禍福も分かち合いましょう!乾杯!」はお!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<乾杯!番頭たちは周瑩の心意気に敬服し、誰もが呉家に忠誠を誓った。宴もたけなわ、すると江福祺(コウフクキ)が若奥様からの贈り物として金子を渡した。また周瑩は孔子廟の修復にあたり高額の寄付をしたが、その際、名義を番頭たちの名前にしていたという。番頭たちは廟の碑文を配られ、そこに自分の名前が刻まれていると知った。「金子はこの1年の労を労う少奶奶からの褒美ですが、 廟の修復は地域への貢献であり、後世に残せる功績です!」番頭たちは周瑩からの貴重な新春の贈り物に感激し、周瑩のためなら水火も辞さないと声を上げた。王世均(オウセイキン)はふと会場に周瑩の姿がないことに気づいた。するとちょうど門から出て行く姿が見える。周瑩は千鳥足で祖廟へ向かうと、呉聘(ゴヘイ)の霊位を義父・呉蔚文(ゴイブン)の近くに置いてから香を手向けた。「今年、呉家は400万両もの銀子を稼いだの!東院は栄華を極めているわ あなたも父上も嬉しいでしょう?みんなも大喜びよ? なのに私ったら…グスン 呉聘…あなたを失ってから、どんな喜びも一瞬で過ぎ去るの でも悲しみはずっと私の心から消えてくれない 今だってそうよ、多くの品を売りさばき、山ほど銀子を稼いだ それなのに…心から喜べないの…ウッ…」祖廟の前では王世均が周瑩の嘆きを聞いていた。つづく。゚(∩ω∩`)゚。…呉聘でも祖廟が火事になるんじゃないかとドキドキしたわw
2020.03.25
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三生三世十里桃花 Eternal Love第40話「狙われた臙脂」白浅(ハクセン)は夜華(ヤカ)の書房を出たものの、回廊で早速、方向が分からなくなった。すると夜華が追いつき、一鸞芳華(イチランホウカ)まで送って行くという。その頃、素錦(ソキン)はまだ呆然としたまま書房で動けずにいた。繆清(キュウシン)は何とか追い出されまいと素錦に泣きついたが、あっさり見捨てられてしまう。「太子殿下が帰れと言ったのよ、あきらめてさっさと帰りなさい」「にゃんにゃん…(ぐすん」素錦はふらふらになって寝殿に戻って来たかと思うと、殿内に入るなりへたり込んだ。驚いた辛奴(シンド)は慌てて駆け寄るが、主人はひどくおびえている。「ようやく分かったわ…なぜ夜華が白浅にあれほど夢中なのか… さっき青丘白浅を見たの…誰に似ていたと思う?あの人間と瓜二つだったわ!」素錦は素素の生き写しのような白浅の姿を思い出し、身体の震えが止まらなかった。その頃、白浅は夜華の案内で無事に一攬芳華へ帰ってきた。すると夜華は中院まで入り、送って来たのは聞きたいことがあったからだと切り出す。「なぜ公主を帰した?」「…あなたの望みじゃないの?」「それだけか?」「(ん~)そんな風に聞かれたら返答に困るわ」「…やはりな」「どう言う意味?(あっ)約束は忘れていないわ、側室は必ず娶らせる ←違うっw ただ公主が好きじゃないなら帰したほうがいい、公主は悪知恵が働くしね 媚薬を使うなら今度は何をしでかすか分からない、後宮は平穏な方がいいでしょう?」「…聞いた私が愚かだった ←確かにw 嫉妬して欲しくて君を部屋に呼んだが、君にとっては他人事だった」夜華はため息をつき、白浅に歩み寄った。「私などまったく眼中にないのだな」「・・・?」「君には"あの者"しかいないのか?」「・・・??」「いつまで待つ気だ?」「・・・???」夜華は不機嫌そうに帰って行った。しかし疎い白浅には何が悪かったのか分からない。するとその夜、白浅は床に入ってもなぜか夜華の言葉が頭から離れず、なかなか眠れなかった。一方、白浅に拒絶された離鏡(リケイ)は絶望の中、思い出の蓮の池にやって来た。すると雪の舞う池で当時の司音(シイン)が泳いでいる幻が見える。離鏡は思わず飛び込んだが司音がいるはずもなく、そのまま目を閉じて身を任せた。しかし、ふと我に返って池から飛び出す。…まだ死ねない、俺には民がいる…離鏡は己を鼓舞して大紫明宮へ戻ると、そこに思わぬ知らせが舞い込んだ。なんと玄女(ゲンジョ)が離怨(リエン)を殺し、脱獄したという。離怨は本当に死んでいた。離鏡は離怨の首を切り落として大紫明宮の外に7日間つるし、身体は焼くよう命じる。それは一見、非道な仕打ちに見えたが、離怨の死がもたらす災いを考えれば情けは無用だった。「直ちに臙脂(エンジ)を探し出し、翼界に連れ戻せ 玄女を見つけたら…知らせは不要だ、その場で殺せ 亡骸は翼界に運べ、何はともあれ俺が正式に娶った女だ、俺が死んだら玄女と合葬しろ」その頃、玄女は離怨の玉を頼りに臨河居を探し当てていた。まさか呼び込みしている男が崑崙虚の弟子・子闌(シラン)とは知らず、色白の美人で自分と同じ背格好の娘を知らないかと尋ねる。子闌は顔が変わった玄女に気づかず、赤子を抱いた目の不自由な女人が臙脂を探していると知って案内した。すると離怨の玉がいっそう熱くなり、玄女は間違いなく臙脂だと確信する。「間違いない、臙脂なのね?私は玄女よ!」「まさか義姉上?その顔はどうしたの?」←失礼w「(はっ…)私をこんな顔にしたのはあの白浅よ…顔を奪われたわ」二人の話を聞いていた子闌はかつての面影がない玄女に驚いたが、それ以上に臙脂が口を聞いたことに呆然となった。「そなたは口が利けるのか?!」「ええ、そうなの、あとで説明する」すると臙脂は店の客を子闌に頼んだ。玄女は子闌を翼族の人間ではないかと疑った。そこで臙脂はただの凡人で自分を守ってくれているだけだと安心させ、話題を玄女が抱いている子供に変える。玄女は嬉しそうに自分の息子だと話すと、臙脂は喜んで早速、赤子を抱かせてもらうことにした。しかし赤子はすでに息がなく、性別まで違う。臙脂は現実を受け入れられない玄女に心が痛み、そのまま黙って赤子を返した。客が帰ると子闌は部屋の前で待っていた。中では臙脂が自分の術で玄女の目を治してみたが、結局、ぼんやりとしか見えないという。「変だわ、普通の傷だから治るはず…」「気にしないで、どうせこんな醜い顔は見たくない…」臙脂は何とかして目を治してみせると励まし、何があったか詳しく聞きたいと頼んだ。すると玄女は急に臙脂に抱きついて涙ながらに嘘を吹き込む。「離鏡はあなたの大哥を殺したあと、首を宮殿の外に数日つるし、身体は焼いて灰にした 私が少し諌めたら離鏡は激怒して、病児を産んだと私を罵ったわ そして私の目を傷つけ、私たち母子を翼界から追い出したの」臙脂は離鏡の離怨への仕打ちを知って深く傷つき、呆然としながら部屋を出た。臙脂は外で待っていた子闌に兄が死んだと教え、口を利かなかったのは人との関わりを避けるためだったと説明した。子闌は離怨が死んだのだと気づき、悟られないようにして早々に立ち去ることにする。その頃、離鏡は父を警戒し、若水河畔で東皇鐘を眺めていた。一方、白鳳九(ハクホウキュウ)は陳(チン)淑妃として皇帝となった東華帝君(トウカテイクン)の情劫を手伝わなくてはならなかった。すでに司命星君から台本を何巻も受け取っていたが、鳳九はなかなか帝君を傷つけることができない。すると痺れを切らした司命星君が現れ、新しい台本を渡した。帝君の劫を無事に終わらせるためには、帝君に女を憎ませて絶望させなければならないという。鳳九は仕方なく指示された通り出家した貴妃を訪ね、台本の通り宮中に戻ると倒れた。陳淑妃が寺院でお茶を飲んだ後に倒れたことから、当然、貴妃が疑われた。恐らく寵愛される陳淑妃に子が生まれることを恐れ、皇太子の母である貴妃が毒を盛ったのではないかという。皇帝はすぐ陳淑妃を見舞ったが、結局、鳳九は貴妃のせいにできなかった。貴妃の性格を知っている皇帝は噂など信じていなかったが、これを利用しない清廉な陳淑妃がますます愛おしくなる。そこで鳳九は例え短くとも皇帝である帝君からの愛に応えたいと願い、その夜、司命星君に2年の猶予が欲しいと懇願した。「帝君ほどの神仙がこの短い縁を覚えていると?」「短い縁だとしても十分よ」司命星君は鳳九のこれまでにない真剣な表情に驚き、2年間の約束で手を打った。その夜、ぐっすり眠っている臙脂のもとへ玄女が現れた。…私を恨まないで…あなたを殺せば先王は仙力が増し、東皇鐘の封印を破れる…先王だけが青丘の者を殺し尽くし、私の敵を討てるの玄女は寝台で眠っている臙脂に剣気を放ったが、危ないところで子闌が現れ、玄女を外へ連れ出した。玄女はようやく臙脂の手伝いをしている男の声を思い出した。子闌は玄女がかつて崑崙を裏切ったように、恩人の臙脂を殺そうとしたと激しく責める。すると玄女は子闌こそ師匠の敵である翼族を守っていると反発した。しかし子闌は裏切り者に関係ないと一蹴し、再び臙脂を狙えば天族を裏切った代償を払わせると釘を刺す。「死にたくなかったら、おとなしくしているんだな」「…分かったわ」子闌は身分も地位も失って赤子を連れている玄女に同情し、今回は見逃してやった。つづく( ๑≧ꇴ≦)鳳九〜早くして〜もう限界@皇帝www
2020.03.24
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三生三世十里桃花 Eternal Love第39話「誘惑の罠」白浅(ハクセン)は翼君・離鏡(リケイ)との関係を清算するため、これまでの思いをぶちまけた。何より失望したのは、玉魂を借りるために大紫明宮へ行った時の一件だったという。「違うんだ!俺は当時、君が重傷の身だとは知らなかった、君が話してくれてさえいたら… 墨淵の体を維持するために自分の心臓の血を使っていると知っていたら、 渡さないなんてこと絶対、なかった! あの時、玉魂を渡さなかったのは、君が墨淵を守るためだと分かっていたからだ そうさ、俺は嫉妬していた、墨淵に嫉妬した… だが俺は阿音(アイン)のこと、一度も忘れたことなんてなかった」すると離鏡は白浅の手を握りしめた。「俺を許してくれないか?」しかし白浅はその手を払い避け、呆れて言った。「翼君、今日は私を1度も忘れたことがないと言うの? あなたって人は、ただ自分の手に入らない物や失った物を追い求めているだけ ひとたび手に入れたらもう大切にしない」「君がそんな事を言うのは、少しでも罪悪感を減らしたいからか? 本当は俺を愛したことなどなかった、そうだろう? 俺と玄女の事だって君は簡単に吹っ切った 君はとっくに俺が嫌になっていたんだ、そうだろう?」白浅は肯定も否定せず黙っていると、離鏡の目から大粒の涙がこぼれた。「人は誰でも間違いを犯すものだろう? 俺が一生かけて愛する人は君だ、なぜ俺を許してくれないんだ?」←許されると思ってる時点でw「じゃあ、あなたが当時あんな事をしたのは、私と玄女を同じ男に侍らせたかったからなの?」離鏡は言葉に詰まると、白浅はそろそろ切り上げることにした。「大紫明宮から帰った後、確かにあなたを恨んだし、憎んだわ… でも炎華洞で大量失血して死にそうになった時、私の脳裏にあなたの顔は浮かばなかった それで分かったの…傷ついた時期が過ぎてようやく抜け出せたんだって」「阿音、もうやめろ」「離鏡…あなたは確かに私、白浅がこの14万年で唯一、全身全霊で愛した男よ でも″沧海桑田″(※)、もう戻れないの」「もう手遅れなんだな…君は結局、俺を待ってはくれなかった…」「今後、私たちは赤の他人ね…告辞(ガオツー)」橋で待っていた夜華のもとに白浅がやって来た。「どれほど甘い恋の話も、そなたが語るとなぜか切なくなる」←聞いてたんか?!「…ほらあの空、もうすぐ雨になりそうよ、早く行きましょう」白浅は話をそらすように先を急いだ。折顔(セツガン)は白浅を起こしに来たが、すでにいなかった。迷谷(メイコク)の話では霊宝天尊(レイホウテンソン)の天泉で傷を癒すため、一緒に九重天へ向ったという。ちなみに白真(ハクシン)と言えば、折顔のために料理を作ろうと市場へ出かけていた。驚いた折顔は白真に何を食べさせられるやら不安になり、まるで拷問だと笑う。そこで仕方なく迷谷に取り戻した墨淵の仙体は再び炎華洞(エンカドウ)に安置したのか聞いた。迷谷は炎華洞だと答えたが、あの時は白浅が負傷していたため、皇太子が運んでくれたという。そこで折顔はあることを確かめるため、墨淵の様子を見に行くことにしたが、迷谷には口止めしておいた。白真が市場から戻って来ると、池のほとりで折顔と出くわした。ちょうど青丘で一番の名酒を買って来たところだったが、折顔はすぐ十里桃花に戻らなくてはならないという。実は西海の大皇子・疊雍(チョウヨウ)を救う方法を思い付き、桃林に戻って少し医学書を調べる必要があった。折顔は崑崙山まで足を伸ばした。崑崙虚は龍骨の頂きに出現した仙山だが、墨淵が去った後に老廃している。しかし今はかすかに龍気が山底からわき出しており、予想した通り異変が起きていた。そこで山を登って崑崙虚を訪ねると、第2番弟子・長衫(チョウサン)が出迎えてくれる。折顔はかつて崑崙山の下に神器・伏羲琴(フッキキン)を封印したため、久しぶりに見に来たと説明した。長衫は崑崙虚の弟子たちがこの7万年、所帯を持った弟子を除く全員が墨淵と司音を探していたと話した。実は少し前から16師弟・子闌(シラン)が戻っていたが、突然、翼君が現れ、司音に会ったと言われたという。そこで子闌はすぐ人間界へ行くと決め、2師兄に仙鶴の世話を頼んだのだ。「ほお?翼君が司音と会ったと言ったのか?」「真実かは分かりませんが、子闌は居ても立ってもいられず、探しに行きました」白浅は初めて九重天にやって来た。もの珍しそうに天宮を見回してみる白浅、しかしなぜか門衛の姿がない。「私たち青丘の入口でさえ迷谷が守っているわ ここは天界36天の大羅天(ダイラテン)、それなのに誰も門を見張っていないなんて これじゃ恰好がつかないんじゃない?」 「(ふっ)今日は太上老君(道教の神様)の説法がある、衛兵たちは法会に駆り出されたんだ」「あら法会があるの?」「浅浅、君は元貞(ゲンテイ)の渡劫を助けていた時、いつも元貞に道教を論じていたとか さぞ道教に精通していることだろうね~そうそう、太上老君はこの数万年、談義の敵手がいなかった ″高きところは寒さに耐えず″の境地は孤独だろうな~♪ (おっと)ちょうど君がいるじゃないか!彼と論争してはどうだい?」「お、おう、それはいいわね~」夜華は白浅が37話で言った言葉を使ってからかった。白浅と夜華はやがて洗梧宮(センゴキュウ)に到着した。「あなたが3万歳の時、天君から″洗梧宮″を賜ったと聞いたわ」「その通り」「(キョロキョロ)でも中はこんなに暗いのね~これじゃ東海の百日宴の時の水晶宮みたいじゃない?」「…君が強い光りを見られないからだ」「?私のため?」「チェンチェン…」すると夜華は急に白浅に手を差し出した。白浅は意味が分からないまま手を乗せようとすると、夜華は白浅の手を引っ張って抱き寄せる。「私が君を運んで行こう」「へっ?!」夜華は白浅を抱き上げ、仙術で洗梧宮の中へ入った。「でもまさか正門を通らず九重天に入って、飛び越える(※)なんてね~」「もし正門を通ればきっと大小様々な階級を全て騒がせてしまっただろう 何やかんや言う面倒な人たちなんて飛び越えて来てしまった方が便利じゃないか?」「そうね、あっ!そうだ!今日はまだ伽昀(カイン)小仙が文書を届けに来ていないはずよ? 青丘に文書を届ける必要はないって言って来なかったでしょう? 彼に無駄足を踏ませちゃったんじゃない?」「ニコニコ(ちょっと嫁さんみたい)」「あ(ちょっと小姑みたい)あなたが言った通りね、正門から入って来なくて良かった~ 小仙たちを騒がせちゃうから(ウンウン)じゃないと面倒よね… そう言えばあなた、昨日の晩に帰って来たから、文書が山済みでしょう?どうするの?」今度は白浅が夜華が自分に付ききりで決裁が滞っていることを持ち出し、からかった。すると夜華は恥ずかしそうに背を向けて歩き始めてしまう。…太子も東華(トウカ)みたいに厳粛で冷静だわ…でも今日は何だか青年らしい神色が現れてるわね~珍しいこと~クスッしかし白浅は浮かれた様子を悟られないよう、声を落として話しかけた。「そうだわ、あなたと相談したい件があって…」「チェンチェン、急に真面目になって、一体、何事だい?」「大した話じゃないの、数日ほど九重天で静養するけど、上神という名号(ミョウゴウ)を出さずに来たわ あなたも鳴り物入りで私のために寝殿を準備するわけにもいかないでしょう? だから団子の慶雲殿(ケイウンデン)ではダメかしら?数日だけのことだし…」「阿離(アリ)の慶雲殿に泊まると?」「(あら?)都合が悪いの?」「…すでに君のために寝殿を用意したんだ」夜華は白浅にとって天宮がただの旅行先であることにいささかがっかりした。すると気まずくなった白浅はふと師父の件を思い出す。夜華は外部の者は知らないと安心させたが、どこか寂しさを感じていた。夜華は白浅を寝殿へ案内した。すると中庭では見事に桃の花が咲いている。夜華は300年前に植えたと話し、これが初めての開花だと教えた。白浅は300年も桃の花が咲くのを待っていたことに驚き、夜華が辛抱強いと笑う。そして殿内に入ると″一鸞芳華(イチランホウカ)″の扁額が掲げられていた。「良い名前ね、洗梧宮にピッタリだわ」しかし白浅は院内に足を踏み入れてからどういうわけか違和感があり、気分が優れない。そこへ仙娥・奈奈(ダイダイ)がお茶を献上にやって来た。奈奈は拝礼してふと上神を見ると驚愕した。「娘娘(ニャンニャン)!奈奈は300年、待っていました!ついにお戻りになったのですね! 太子殿下、あの結魄灯(ケッパクトウ)はやはり聖物というだけあります!娘娘と一糸違わぬお姿です!」困惑した白浅は取り乱す奈奈に人違いだと言い聞かせ、自分は青丘の白浅だと教えた。夜華は白浅がやはり奈奈のことも忘れていると分かり、虚しさに襲われる。「奈奈、こちらが青丘の白浅上神だ、院内に数日ほど滞在する、君が世話をしてくれ」奈奈はまだ信じられないと言った様子だったが、仕方なく立ち上がった。「上神は霊宝天尊の天泉で浴洗される…先に行って準備をしてくれ」「…はい」「君はここで少し休んでいてくれ、阿離を連れて来るよ」「ええ」その頃、素錦(ソキン)は白浅がついにこの九重天に足を踏み入れたと知った。侍女・辛奴(シンド)の話では白浅が密かに南天門から入り、すでに一鸞芳華にいるという。一鸞芳華と聞いた素錦は激しく動揺した。どうやら青丘白浅は想像していたよりはるかに手ごわい相手らしい。夜華は白浅のためにこれまで何度も禁忌を覆して来たが、まさか300年間、決して誰も近寄らせなかった一攬芳華に住まわせるとは…。素錦はこれまで夜華の最愛の女は死んだ素素だと思うことで平静を保って来ただけに、まさに天地がひっくり返るほどの衝撃だった。奈奈が中庭で桃の木の枝を剪定(センテイ)していると、白浅が出て来た。「あなたたちの太子殿下はずっと桃花が好きだったの?」「当娘娘が桃花をお好きだったんです、彼女が去った後に太子殿下が中庭に桃の木を植えました」「あなたが話しているのは阿離の母親ね?」「上神はご存知で?」「阿離が初めて会った時に話してくれたわ」「当娘娘は小殿下を産んだ後ここを去られ、小殿下は小さな頃から私がお世話を…」「にゃんちーーーん!」その時、夜華が阿離を連れて戻って来た。白浅の姿を見た阿離は嬉しそうに駆け寄ると、奈奈は本当の母子のような2人を見て思わず手に持っていた盆を落としてしまう。離「奈奈、どうしたの?」奈「何でもありません…手が滑ってしまいました、上神、お許しを」白浅は奈奈の気持ちを理解できた。…団子(阿離の愛称)の母親は若い身空で亡くなったから…二度と息子との団らんを享受することはできない…なのに私は継母としてそれを都合良く手に入れたわ…この様子を見れば小仙娥も心中穏やかではないでしょうね…何とも忠肝義胆(チュウカンギタン)※な小仙娥だわすると阿離が白浅に少し抱っこして欲しいと頼んだ。白浅は奈奈の気持ちを察し、咄嗟に身体の具合が良くないと断ってしまう。「さ、父君に抱いてもらいなさい」しかし阿離は母がなぜ拒否したのか、その理由を知っていた。「阿離、分かってましゅ!にゃんちんはまた小宝宝(赤ちゃん)がいるんでしょう?」白浅と夜華は阿離の思わぬ指摘に思わず顔を見合わせる。実は阿離は成玉(セイギョク)から借りた本である話を読んでいた。離「ある夫人が小宝宝を身ごもったんでしゅ すると家族は夫人が他の子供をあやそうとして抱くのを許しましぇんでした あれが心配だから…えーと…はっ!そうだ、胎気(ツワリ)でしゅ!」夜「また成玉かっ(ボソッ」浅「成玉って本当に面白い人ね(クスッ」阿離は白浅に小宝宝ができたら、自分は天上で一番年下でなくなると喜んだ。その言葉を聞いた夜華は急に白浅に歩み寄る。「チェンチェン、婚儀が済んだらすぐもう1人作ろう」「(ふふ)その小宝宝、あなたが産んでくれるなら、それはもう喜んで協力するわ」「(・д・)」「さ、阿離が来たなら一緒に上清境へ連れて行きましょう」夜華は白浅にちゃかされ、複雑な気分になった。上清境の天泉にはすでに準備を整えた仙娥たちが10人で出迎えた。娥「太子殿下にお目通りいたします」浅「夜華?もしあなたの正妃という名分でここへ浸かりに来たら、案内役の仙娥は何人になるの?」夜「10人、どうしてだ?」浅「それだと私の階級は上がるどころか下がったみたい(※上神の方がお付きが多いから)」夜「もし私たちが天君と天后を引き継いだら、君の案内は24人の仙娥になる さらに心霊手巧(※)な4人が背中を流してくれるよ?」浅「それならまあいいわ~」夜華は白浅のため、湯船に何種類もの果実酒と果物を用意していた。もし阿離が飲みたければ少しだけ飲ませても良いが、あまりたくさんは飲ませないでくれと頼む。また果物もそれぞれ半分までなら食べても良いと言った。白浅は細かい指示に驚き、父親と母親の役目は大変だろうと感心する。しかし夜華はもうずっと長い間、続けて来たので慣れていると言った。すると白浅が煽いでいる扇に目を留め、素晴らしい桃林の絵なのに題字がないのが残念だという。そこで夜華は白浅が天泉に浸かっている間に好い詩を付け加えておくと提案した。「君が私の書房に取りに来てくれるか?」「いいわ」すると天泉に入る準備をした阿離が白浅のもとへやって来た。「にゃんちん、父君はどうして帰っちゃったの?僕たちと浸からないの?」「天はあなたの父君に大任を降(クダ)すのよ、あなたの父君はその大任を拾いに行ったの(ヨシヨシ)※」「(きょとん)」夜華は紫宸殿に戻ると早速、扇を開いた。扇面には美しい十里桃林の景色が描かれている。「人間の時も君は桃花が好きだった まさか上神となっても相変わらず好みが変わらないとはね(ふっ」…浅浅、私の自己欺瞞(ジコギマン)か、それとも君がごまかすのが上手いのか?…私と君の愛情は、当時の君と墨淵(ボクエン)の絆には遠く及ばないのだろう…でも君はこの夜華が我が人生でただ1人愛した女人だ…私は待つよ…君が墨淵を忘れ、私を心から愛してくれるまでその頃、素錦は繆清(キュウセイ)を呼び出していた。実は夜華が紫宸殿に戻ったと話し、今日を逃せば2度と機会はないとけしかける。そこで補湯(ホトウ)と情薬を渡し、今夜、夜華に仕えるよう指示した。男は肌と肌が触れ合った相手に必ず責任を取るもの、仮に怒りを買っても問題はないという。阿離の命の恩人である繆清の命を奪うなど考えられず、何より自分がいると言うのだ。「洗梧宮にいれば私に頼るしかない、それに私にはあなた以外に姉妹などいないわ」その頃、天泉にいた阿離は白浅を真似て酒を飲んでいるうち、急に意識を失った。白浅は阿離の身体が赤くなって熱いことから、酒の耐性が弱いのだと気づく。奈奈は阿離が一度にこんなに酒を飲んだことがないと慌て、すぐ薬王府で見てもらうことにした。しかし白浅はその必要はないと止め、自分は十数万年も酒を飲んで来た専門家のようなものだと笑う。阿離が飲んだ酒は仙果の発酵酒のため、いろいろ飲んでも害はない。何より阿離は男の子、そんなに甘やかすのも良くないという。そこで白浅はただ寝かせておくよう命じ、6時間ほどで目が覚めると安心させた。奈奈は阿離を抱いて急いで帰って行った。白浅は奈奈の旧主に対する忠誠心に驚き、旧主なら300年も前に去ったはずだと漏らす。しかし仕えていた仙娥は洗梧宮のことはよく知らないと答えた。「太子宮の中の事なのに知らないですって?」「聞いた話では当時、洗梧宮で事件があったそうです その時の仙娥と侍衛たちは天君が全て下界の仙山へ落としました」…天君ったら、かなり周到にこの件を隠したのね…仙娥たちを総入れ替えするなんて…どうりで青丘にいた私には素錦が夜華の寵愛する唯一の妃としか伝わらなかったはずよ…宮中にその他に妃がいないし、夜華の唯一の子を素錦が産んだと思うのも当然だわ「老身、天宮へ来たのは今回が初めてなの 宮道のことは全く知らないわ 太子殿下の書房へ案内してもらえるかしら?」夜華は書房で白浅が来るのを待っていた。すると繆清が現れ、自ら寵愛を得たいがために仙娥になったことを認めて謝罪する。そこで今日を最後に九重天を離れて東海へ帰ることにしたが、手作りの補湯を飲んでもらうことで自分と夜華の縁を絶ちたいという。夜華は自分たちの間に縁などないが、仮にも繆清は阿離の恩人であり、主従の関係となったのは事実、その補湯で清算することに同意した。喜んだ繆清は早速、補湯を皿に盛ろうと蓋を取ったが、夜華はその香りで罠に気づく。「そなたは本気でこれを本君に食べさせたいのか?」「この補湯は繆清の手作りです、もちろん君上に食べて頂きたいです、これは繆清の気持ちです」しかし夜華は器を盆に戻し、それよりまず幾つか聞きたいことがあると言った。「数日前、東海へ戻ったな? 知っていたのか?そなたが長兄を訪ねたあの日、東華帝君が歴劫で人間界にいると…」「知りませんでした…」「東華帝君は人間界であの日、誰かに川に突き落とされた、同時に白浅上神も誰かに突き落とされてな 彼女は当時、本君が法力を封印していたので、もう少しで溺れ死ぬところだったよ」「そんな事が?…それは危なかったですね」「それは危なかった?分かっているのか?白浅上神が四海八荒でどれほどの身分と地位にあるのか 青丘と天族は彼女を押した者を見逃すまい 繆清…そなたは本当にいいのか?東海やそなたの長兄までが罪に問われるのだぞ? 本当に恐くないのか?上神の殺害を企んだために永遠に畜生道(チクショウドウ)※となっても!」驚いた繆清はその場にひざまずき、怯えながら許しを請うた。夜華は繆清が阿離の命の恩人でなければ、今日まで生きては来られなかったと釘を刺す。「もう一度、聞く、その補湯に何を入れた?」繆清は仕方なく夜華が自分と共寝してくれる薬だと言ったが、咄嗟に人間界で手にいれた薬だとごました。しかし夜華は人間界の薬が自分に効くと思うのかと声を荒げる。繆清は動揺して言葉に詰まると、その時、慌てて素錦が駆けつけた。素錦は繆清の隣にひざまずき、仙娥から皇太子が繆清を咎めていると聞いて駆けつけたと話した。ただどんな過ちを犯したにしろ悪意はなかったはず、これも皇太子を慕うがゆえだという。「君上におかれましては、妹妹がかつて阿離を救ったことに免じ、 今回は大目に見て頂けませんか?(ははぁ~)」ちょうどその時、白浅は仙娥の道案内で無事に夜華の書房へ到着した。(* ‘ㅅ’)<ここにも守衛はいないのね~♪ふふ~んすると殿内から女人がすすり泣く声が聞こえて来る。白浅はそっと書房に近づき、回廊に立って耳を澄ませた。…ありゃ、お取り込み中?…また面白がって私を閨房(ケイボウ/寝室)で別人とかち合わせようっていうんじゃ?…夜華って冷静沈着そうだけど、実は血気盛んなのねw…天上の仙娥ってみんなとてもキレイだわ…夜中につまらない公文と向き合っていれば、そりゃあ滅入っちゃうもんね…ボーッとして頭を上げれば、絵に描いたような顔した小仙娥が見える…若くて美しいお世話係がいたら、当然、そういうことになるわな~…私は引っ込んでた方が良さそう白浅は空気を読んでそっと去ろうとしたが、急に夜華の大きな声が聞こえた。<浅浅!何をしているんだい?扇子に題字を書いておいた、取りに来てくれないか?ε-(•́ω•̀๑)oO(まあいいか、どんな仙娥ちゃんがお好みなのか拝見させて頂きましょう~♪白浅がそっと房間に入ると、ひざまついている2人の女人の背中が見えた。すると夜華は白浅を出迎えに行き、扇子を渡す。「何かあったの?」夜華はただ黙ってひざまずく2人に目をやると、素錦は恐る恐る白浅の姿を見上げた。錦「(ヒィィィッ)」浅「(なんて美しい瞳なの?でも残念ね、この小仙娥にこの両目は釣り合わない) あなた、素敵な目をしているわね~」素「…素…素…」素錦は素素の生き写しのような白浅に驚き、その場にへたり込んだ。しかし白浅は素錦のことも自分の目のことも覚えていない。すると夜華は白浅の手を引いて2人の前に立った。「繆清公主、本君の洗梧宮にそなたの居場所はない、明日の朝一番に東海へ帰りなさい そなたが再び節度を超えない限り、過去のことを咎めるつもりはない これは阿離の命を救ってくれた恩情へのお返しだ …素錦?君は情誼に厚いんだな 君がそんなに繆清公主と別れるのが忍びないなら、天君にお願いするか? そなたも東海へ嫁げるように頼んでやるが、どうだ?」素錦はまだ呆然とし、声も出せずにいた。たまり兼ねた繆清は夜華に泣きすがり、一時の気の迷いで媚薬を盛ったが、どんな罰でも受けるので離れたくないという。白浅は居たたまれなくなって出て行くことにしたが、繆清は思わず白浅の足にすがりついて恩情を求めた。繆「娘娘!娘娘!一度は繆清を助けて下さいました、今一度、どうか繆清をお助けください!」浅「…繆清公主にひざまずかれた以上、出て行くのも何だから少し言わせてもらうわ」夜「言ってくれ」浅「この件だけど、実際のところ繆清公主だけが悪いのかしら? あなたは初めから彼女の自分への情を分かっていた、それでも天上に連れて来たのよね? 知ってるわ、阿離への恩を返すために彼女を縁談から逃がしてあげたことはね あなたは彼女が分かった上で東海から来たと思ったのかもしれないけど、 彼女が必ずしも納得してたとは限らない だって彼女はあなたが振り向いてくれると思ったのよ、あなたがそう思わせたんだわ? 聖人君子面してグズグズ手を出さないから、そうせざるを得なかったのね 追い詰められて自ら実行するしかなかったのよ」夜「しかし当初、彼女は当洗梧宮の奴婢になれれば、それで満足だと言ったんだ」浅「(クスッ)恋愛中の女子の言うことを信用したの?」夜「(お、おぅ…)」浅「老身の言うことを聞いて、やはりすぐ東海に戻りなさい」白浅はそう言って出て行った。どうやら答えは出たようだ。夜華は素錦と繆清に白浅が自分の妻であり、この洗梧宮で唯一の娘娘(ニャンニャン)だと告げる。「彼女があのように言った以上、繆清公主は東海に戻るんだ」すると夜華も2人を残して出て行ってしまう。つづく※滄海変じて桑田となる=沧海桑田(大海が変じて田園となり田園が変じて大海となる→世の移り変わりが激しいこと)※正門を通らず九重天に入って飛び越える=最も一般的な天上界は白浅が言っていた36天、天上界を36階建マンションだと考えるとこの場面がイメージしやすい、恐らく夜華は白浅を連れて裏口からこっそり入り、管理人や他の住人たちに会わないよう、ペントハウスへ飛んで行ったと想像※忠肝義胆=主君や国家に忠義が厚いこと※心霊手巧=利口で手先が器用(って辞書にありましたけどピンとこないw)※天将降大任于你父君=孟子曰く「天将降大任于斯人也~」の「降る」にかけてたのかなと?※畜生道=仏教で六道のひとう、悪業の報いによって死後に生まれ変わる畜生の世界
2020.03.24
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第54話「沈家との闘い」上海から戻った沈星移(シンセイイ)は父と再会するなり、呉家東院を陥れたのかと問い詰めた。すると沈四海(シンシカイ)はこれも長子・月生(ゲッセイ)の敵討ちのためだという。星移は呉家に兄を殺す理由はなく、どこにも証拠はないと呆れた。そこで父の関与を周瑩から聞いたと明かし、一緒に呉家東院へ行って罪を認め、東院の名誉を回復し、一緒に下手人を探そうと提案する。「過ちを認めて真摯に償えば状況は変えられます」「そう簡単にはいかぬ!罪を認めたら終わりだ!許しを請おうと、あの寡婦が許すはずがない この話をした時、あの女は他に何と言った?」「…″この敵は必ず討つ″と」「そうだろう?(ほ~ら)だとしたら戦うしか道はない」沈四海はこれほど深い恨みは結局、どちらかが倒れるまで決着はつかないと話し、自分の力だけでは倒せないが貝勒(ベイレ)がついていると自信を見せた。星移はようやくこの事件に貝勒がからんでいると気づいたが、実は自分が牢から出られたのも貝勒のおかげだと知る。周瑩も事情を知って真っ先に趙白石(チョウハクセキ)に訴えたはず、それでも沈家に何の害も及ばないのは貝勒がいるからだった。↓「それ見たことか」なパパ「分かったか?あこぎな杜明礼(トメイレイ)に従い、″隆昇和(リュウショウワ)″に搾取されても手を切らぬ訳がな 全ては沈家の安泰のためだ!」「どこが安泰だ!」星移は思わず感情的になり、取り返しのつかないことになると警告した。「今ならまだ間に合います」しかし沈四海は自分の非を認めず、首を横に振る。すると星移は星月(セイゲツ)貿易会社の印や株式を渡し、外套を脱ぎ捨てた。「私はお断りです… 息子として最後の忠告を、杜明礼は本物の悪党です、それに周瑩を侮らないほうがいい…」星移は父に深く失望し、少爺の物は全て置いて出て行った。沈四海は星月貿易会社を引き継ぎ、杜明礼に株3割を譲るだけでなく、これまでの配当まで献上した。杜明礼は沈星移が出て行ったと知って内心、勝ち誇り、役所で差し押えていた星月貿易会社の生糸を返すことにする。「ところで星移が話していました 呉家東院の寡婦は軍需品偽造の裏で我々が動いていたことを知っているようです」「知って何ができると?」杜明礼は他の事件ならともかく、この件に限って超白石に勝算がないことを知っていた。そこで周瑩を倒すためにはまず先に後ろ盾である超白石を倒すよう助言する。「だが奴は二品の巡撫という高位にある、簡単にはあしらえません…」「ふふふ~だから貝勒爺は私を涇陽(ケイヨウ)に置いているのです」(  ̄꒳ ̄)<おぬしも悪よのぉ~沈星移は身ひとつで家を出たため、まずは仕事探しを始めた。そこで月200文の給金しかもらえないが、住み込みで食事付きという味経(ミケイ)書院の雑用係として働き始める。しかし沈という家名は使わず、小三(ショウサン)と名乗り、家もないと言った。打倒沈家を掲げた周瑩が顧客に新たな提案を発表して半年が過ぎた。すでに沈家の顧客のほとんどが呉家と取り引きを始め、王世均(オウセイキン)の話では今の状態が続けば沈家に巻き返す力はないという。周瑩は沈星移が家を出たと聞いたが、今どこにいるのか、なぜ出て行ったのかも分からなかった。沈家では取引先が呉家に奪われ、顧客は半激した。家職・霍鑫(カクキン)はさすがに焦って沈四海に報告、周瑩の手法に苛立ちを隠せない。「呉家のみと取引する客には株を渡すことで客離れを防いでいます うちとも取引する客には商品2割分を優遇し、10両買えば2両分の商品を贈る 新規の顧客が品を買う場合、三月先の支払いも可です」霍鑫は多くの客が株に引かれて去って行ったことから、沈家も株を贈るべきだと提案した。しかし沈四海は他の優遇は認めても、呉家の基盤を揺るがしかねないとして株には反対する。そこへ謝(シャ)番頭がやって来た。実は沈家の大口の取引先である蒙古の茶商・布和(プハ)たちが来年分の茶は買わないと言って来たという。するとやはりこの取引も呉家から横槍が入っていた。沈四海は謝番頭に直接、布和らに会って値下げを持ちかけるよう命じた。そこで早速、涇陽客桟(キャクサン/宿)を訪ねたが、そこで奇しくも呉家の顔(ガン)番頭と出くわしてしまう。2人は互いに条件を出し合って牽制していたが、最後は毛皮店の株をちらつかせた顔番頭が布和との取り引きを勝ち取った。顔番頭の努力で布和たちは呉家と5年契約を結んだ。王世均は蒙古の茶商が固定客になれば涇陽の磚(タン)茶市場の8割が呉家になると喜ぶ。「沈家は1割のみです」フル(・_・ ))(( ・_・)フル<1割だって渡さないわ ←鬼っw沈四海は大口の蒙古の商人まで奪われ、窮地に立たされた。すると謝番頭が自分に考えがあるという。実は呉家が仕入れた磚茶が明日、涇陽に届き、龍駒寨(リュウクサイ)で水揚げして陸路で蒙古に運ぶ算段だという。そこで磚茶をすぐ水揚げさせずに一晩、船に留めて欲しいと頼んだ。翌日、呉家の磚茶が港に届いたが、運び手がいないため水揚げは明日になった。何でも沈家が原綿を武漢(ブカン)に運ぶため、人手を借り切ってしまったという。報告を聞いた周瑩は数日の遅れなど平気だと言ったが、その夜、大変な事態になった。まだ夜明け前だと言うのに周瑩は突然、緊急事態だと起こされた。慌てて埠頭へ駆けつけてみると、船に穴を開けられ浸水、積み荷の茶葉が全て水に浸かったという。周瑩は仕方なく呉家東院に布和らを呼んで事情を説明した。布和らも今回ばかりは沈家で茶を仕入れるしかなく、ただし株はもらえるので来年は必ず取引しようと約束して帰って行く。周瑩は茶商らを見送ると、韓三春(カンサンシュン)に誰の仕業か聞いた。すると王世均は沈家に決まっていると呆れる。「その通り、泳げる者の仕事です 船底に穴を開ける間、潜っていられる人間は黒龍(コクリュウ)堂の者しかおりません 黒龍堂が明かしたところによると、涇陽の謝という男の依頼だそうです」″謝″と聞いた王世均はすぐ沈家茶葉店の謝上徳(シャジョウトク)だと分かった。謝番頭は沈四海に黒龍堂に銀千両も支払ったと報告した。しかし沈四海は5千箱の茶葉がさばけるなら千両の価値はあるという。すると予想通り呉家に奪われた茶商たちが押しかけ、ついに大口の布和らがやって来た。沈四海は足下を見て条件を変え、納得しないなら手ぶらで帰らせろと命じる。そこで謝番頭は沈四海に言われた通りの値を伝えた。布和らはてっきり客桟で聞いた1割引きで買えると思っていたが、5分も値が上がっている。しかも仲介料はなし、さらに5年契約をしてもらうと言って来た。布和は憤慨して店を後にしたが、大量の品を納めることができるのは確かに沈家しかない。蒙古の茶商たちは諦めて沈家で買うしかないと説得したが、布和は考えさせてくれと言った。周瑩は無駄になった大量の茶葉の始末に追われていた。すると急に奉公人の老伯(おじさん)が水揚げした茶葉をどうするのかと尋ねる。周瑩は捨てると教えたが、なぜか老伯は捨てるなら少し欲しいと頼んだ。「老伯?これは水に浸かったからもう飲めないわ。お茶が好きならいいのをあげる」「不不不…!これが欲しいんです」「うぇいしぇんむぁ?」「うまいんです~これが~♪飲めばわかります!」(*^ꇴ^)<またまた~水に浸かった上に陽にさらされてカビまで生えて…グビグビ…( ゚д゚)<って、ほんまや!何と水に浸かった茶葉は普通の茶葉より香りが豊かでまろやかな味になっていた。老伯の話では一昨日、茶が飲みたくなったが船に茶葉がなく、間に合わせに水に浸かった茶を入れたところ、これが美味しかったという。「また飲みたくなる美味さです!」周瑩は老伯の言う通りだと気づき、 顔番頭に茶葉を一箱も捨てるなと命じた。「まさか売る気ですか?」王世均は浸水のことを皆が知っていると心配する。しかし周瑩は策を講じると安心させた。↓なぜか悪巧みに見えるwつづく(^ꇴ^)今回はさんまちゃんオチでw
2020.03.24
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第84話「残された時間」如懿(ニョイ)が実子のように目をかけてきた第5皇子・永琪(エイキ)が亡くなった。宮中が悲しみに包まれる中、今度は烏拉那拉(ウラナラ)氏の生母・承恩(ショウオン)公夫人の訃報が届く。如懿は涙ひとつこぼさなかったが、寝宮の祭壇で一晩中、ひざまずいていた。朝方、このままでは体が持たないと侍女・容珮(ヨウハイ)は水を勧めたが、如懿は全く反応しない。仕方なく容珮は粥を作ることにして下がると、如懿はこらえ切れず咳き込んだ。同じ頃、養心殿でも愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が嘆願を続けていた。すると進保(シンホウ)が現れ、皇帝の伝言を伝える。「翊坤宮の娘娘のためなら帰るようにと…」しかし海蘭は決して諦めなかった。容珮が粥を作って戻ってみると、激しく咳き込んでいた如懿がようやく立ち上がると言った。すると箪笥から生地を取り出し、何やら作り始める。一方、養心殿では朝議のため寝殿を出た乾隆帝(ケンリュウテイ)弘暦(コウレキ)がまだひざまずいている海蘭に呆れていた。「皇上、亡くなった承恩公夫人が後事(コウジ)を託せるのは姐姐のみです 翊坤宮に立ち入ることをどうかお許しください…」海蘭は平伏して懇願したが、弘暦は黙ってその横を通り過ぎようとする。しかし弘暦は急に立ち止まった。「会ったら、すぐ円明園へ…」「臣妾(チェンチィェ)、感謝、申し上げます」海蘭はようやく如懿と面会が叶い、永琪の葬儀の準備でこの後すぐ円明園へ発つと報告した。第12皇子・永璂(エイキ)なら擷芳殿(ケツホウデン)に移り、容(ヨウ)妃・寒香見(カンコウケン)も世話してくれているという。例の胡蕓角(コウンカク)だが、王府にいる全ての人間に尋ねてみたところ、どこか妙だと言った。胡蕓角は王府に来てから一度も帰省するどころか、外部の誰とも親交がなかったという。たまに後宮の自分を訪ねる以外、ずっと屋敷にいたようで、黒幕の影すらなかった。ただ延禧(エンキ)宮へ来ても挨拶程度ですぐ帰ってしまうのに、なぜか王府へ戻るのはいつも遅かったという。御花園でも散策していたのか、それとも他に用があったのか…。その時、如懿が急にひどく咳き込んだ。海蘭は驚いたが、如懿は心配させまいと大きく深呼吸して息を整える。「大丈夫よ、で胡蕓角と永琪の仲は?」「とても良かったわ、でも1つだけ腹の立つことが…永琪は福晋といる時はお湯で沐浴していた でも胡蕓角と一緒の時はわがままを言って水で沐浴していたの いつも薄着して、時には冷たい物を食べていたとか… 永琪の持病は冷えがたたり悪化したのよ、胡蕓角が死なせたも同然だわっ!」すると海蘭が胡蕓角の遺品の中から見つけた処方箋を渡した。数年前に書かれたようで、署名もなく、不可解に思って持って来たという。如懿も確かに妙だと怪しみ、円明園へ発つ前に侍医・江与彬(コウヨヒン)に調べてもらうよう指示した。また胡蕓角の遺品は捨てず、他に手がかりがないか改めて調べるよう助言する。「それから胡蕓角の件とは別に頼みたいことがあるの…ゥッ…ゴホゴホ!」「姐姐の頼みなら何でも聞くわ…ずっとこんな咳を?」しかし主人の手前、容珮は何とも答えられず、ただ目で訴えるしかなかった。翊坤宮を後にした海蘭は密かに江侍医に接触、処方箋を渡した。また如懿の頼みは寒香見に任せることにする。そこで寒香見は礼拝堂にいる寒(カン)部の者に父への伝言を託し、使いに出すことにした。「辺地にいるこの人物を探し出したいの…」海蘭は永琪の嫡福晋・西林覚羅(シリンギョロ)氏から胡氏の遺品を全て受け取った。そこで円明園に異動になった太監・李玉(リギョク)に遺品の調査を頼み、紫禁城との連絡係を任せる。その頃、弘暦は寒香見と一緒にいた。すると皇帝付き侍女・毓瑚(イクコ)が円明園に発った愉妃からの伝言を伝える。「翊坤宮の娘娘は傷心から病を患っているため、侍医を遣わして欲しいと…」弘暦は思わず何の病だと確認したが、寒香見が診断を下すのは侍医だと釘を刺した。「皇上、まさか診察も許さないのですか?」「…診察くらい構わぬ」「では万全を期して信頼できる侍医を遣わしてくださいませ」そこですかさず毓瑚が江侍医に頼もうと提案し、弘暦は仕方なく認めた。寒香見の機転で江与彬が翊坤宮にやって来た。そこで胡蕓角の遺品の調査について報告する。処方箋は筆跡を調べたところ包(ホウ)侍医だと分かった。しかし本人に探りを入れても、身に覚えがないとしらばくれているという。包侍医と言えば炩皇貴妃(レイコウキヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)の主治医、如懿は胡蕓角が衛嬿婉とつながっていたと知った。またこの処方を見る限り珍しい血液の病で、発症すれば根治は難しく、若くして亡くなるという。処方薬はかなり高額になるが、あくまで延命治療に過ぎなかった。「衛嬿婉は処方を与えることで胡蕓角を利用したのね…」さらに江与彬は遺品の中にもうひとつ妙な物があったと伝えた。それは空になった入れ物で、一見すると使い終わった白粉のようだったが、調べてみると無味無臭の毒物だったという。確かにこの毒を傷口につけると少量でも死に至るが、栄親王の臨終の時に中毒反応は出ていなかった。しかし如懿は胡蕓角が何の理由もなく永琪のそばに毒物を置くとは思えない。「つぶさに思い出してみると、胡蕓角は永琪の病が悪化するようなことばかりさせていた…」「この毒は宮中でしか入手できません」「宮中?」如懿は江与彬の言葉でようやく合点がいった。胡蕓角が延禧宮に長居していないにも関わらず王府に戻るのが遅かったのは、衛嬿婉と会っていたからだろう。「敵は私だけじゃなく永琪も狙っていた…次の標的は永琪やも…ゥッ!」如懿は動揺したせいか激しく咳き込んだ。驚いた江与彬は慌てて脈診したが、もはや手遅れだと分かる。如懿はあの冷静な江与彬が珍しく動揺している姿で全てを察し、余命を教えて欲しいと頼んだ。「労咳(結核)を発症しています…恐らく3ヶ月か4ヶ月かと…」あまりの衝撃に容珮は力が抜け、その場にへたり込んだ。「十分よ…江与彬、私にはやるべきことがある、力になってくれるなら言うことを聞いて」「もちろん…ウッ…お支えいたします、薬を飲めば活力は保てるでしょう」「はお、私の症状は誰にも明かさないでね…悲しみが高じて具合が悪いとだけ」「…はい」すると江与彬と容珮はこらえきれず、しばし涙に暮れた。衛嬿婉は第17皇子・永璘(エイリン)を産んだ。弘暦は永寿(エイジュ)宮での養育を認め、毎日のように顔を見に来てくれる。何とか我が子を皇太子にしたい嬿婉は、折を見て第15皇子・永琰(エイエン)を連れて養心殿を訪ねていたが、皇帝のそばには永璂がいた。そこで嬿婉は皇帝や乳母がどれだけ手をかけても子供は母親の元へ戻るものだと揺さぶりをかける。しかし弘暦は目を細め、永璂を自分のそばで育てると教えた。面白くない嬿婉は標的を永璂に変え、聞こえよがしに如懿の話をしてみる。「皇上、もうすぐ栄親王の百日忌です、嫡母である翊坤宮の娘娘に仕切らせては?」墨絵を書いていた永璂は母を持ち出され、思わず筆を止める。「嫡母だと?永琪を死なせた疑いがあるのだぞ?」「はい、でも愉妃は生母とは言え、翊坤宮の娘娘をかばい皇上を怒らせました もしお怒りが収まったのなら、愉妃に仕切らせますか?」弘暦は生母の愉妃は参列するだけでいいと告げ、結局、皇貴妃に任せることにした。衛嬿婉は未だ翊坤宮の娘娘が廃后にならないのは第12皇子のためだと確信した。そこで寝宮へ戻ると、侍女・春嬋(シュンセン)に引き続き永璂の食事に気を配れと指示する。春嬋は御膳房にちゃんと頼んであると安心させたが、そこへ太監・王蟾(オウセン)が慌ててやって来た。実はいつもの方法で皇貴妃の弟・左禄(サロク)に銀子を送ったが、先月から受け取っていないという。「聞けば辺地にはもういないとか…」すると驚いた嬿婉は面倒が起きる前に探し出せと命じた。如懿は江与彬の薬のおかげで病状が落ち着いてきたが、やはり永璂のことが気がかりだった。そこで江与彬に自分の代わりに永璂を守ってやって欲しいと頼む。江与彬は拝命すると、容妃が誰にも知られぬよう第12皇子の面倒を見ていると教えた。また穎(エイ)妃・巴林(バリン)湄若(ビジャク)たち蒙古出身の妃たちは皇貴妃と仲が悪く、鳴りを潜めているという。「衛嬿婉は飛ぶ鳥を落とす勢い、7公主の養母・穎妃が目障りなはず 愉妃に伝えて、穎妃と7公主に注意を払うように…」とにかく狡猾な衛嬿婉のこと、警戒を怠るわけにはいかない。すると如懿は永琪の百日忌には安華殿で祈りを捧げたいと話し、容珮に養心殿の許可をもらうよう頼んだ。如懿の懸念は的中した。衛嬿婉は皇帝に第7公主・璟妧(ケイゲン)だけが離れて暮らしているため、このままでは兄弟の情を知らぬまま成長してしまうと訴える。そこで絆を深めるために一度、永寿宮で預かりたいと懇願した。弘暦は難色を示したものの、嬿婉にせがまれ折れてしまう。「分かった分かった、ただし璟妧が嫌がったら諦めよ」王蟾たちは穎妃が留守の間に第7公主を無理やり抱きかかえ、連れ去った。衛嬿婉は娘との再会を心待ちにして門の前まで迎えに出たが、璟妧の悲痛な叫び声が聞こえて来る。「私の母は穎妃よ!帰らせて!皇貴妃は皇額娘を陥れた悪人よ!」「…この子ったら、何てことを言うの?」嬿婉は娘の暴言に動揺した。「間違ったことは言ってない!」「お黙り!」養母に似て正義感が強い璟妧は思わず皇貴妃に楯突き、生意気だと頰をつねられてしまう。そこへ知らせを聞いた巴林湄若が慌てて駆けつけた。衛嬿婉は穎妃にしがみついて泣きじゃくる璟妧も姿に愕然となった。「…璟妧は私の娘よ!私の悪口を吹き込むなんて!」「璟妧はあなたの本性を見抜いているわ、この子だけじゃない 妃嬪の皆も汚い手でのし上がった人など大嫌いよ!」「そうよ!悪いことばかりしているから14弟と16弟は幼くして亡くなった…グスン」「実の母に向かって何てことを!」激高した嬿婉は高位の立場を利用し、不敬な穎妃を杖刑(ジョウケイ)に処すと命じた。しかしさすがに皇帝の妃に罰を与えるなど恐れ多く、太監や侍女たちは一斉にひざまずいて嘆願する。「娘娘、お鎮まりください」そこへ偶然、皇太后がやって来た。皇太后は永琪に祈りを捧げた帰り道で、とんだ騒ぎに出くわした。巴林湄若は確かに礼儀を欠いたと認めて許しを請うと、璟妧は皇貴妃が自分の頰をつねったせいだとかばう。そこで皇太后は生みの母である皇貴妃に少しは優しくしてやれないかと諭した。しかし璟妧は自分の母は穎妃だけだと断言する。皇太后はならば引き続き穎妃が育てるよう認めたが、慌てた衛嬿婉は璟妧の気性が激し過ぎるため、やはり自分がしつけたいと訴えた。憤慨した巴林湄若は璟妧は良い子だと言い返し、気性が激しいなら皇帝に気に入られるはずがないと反論する。すると嬿婉は娘を取り戻したいあまり、思わぬ暴言を吐いた。「実子ではないでしょう?養母が注げる愛情など知れているわ」「そうなの?」↓思いっきり養母ですが、何か?嬿婉は皇太后が皇帝の養母だと思い出し、慌ててひざまずいて前言撤回した。「やはり″生みの親より育ての親″です!」「フ…落ち着け、勘ぐり過ぎだ」( ๑≧ꇴ≦)あいじゃーwwwすると皇太后は子供が一緒にいたいと思う者こそ親の資格があると話し、結局、璟妧の希望通り穎妃に養育を任せた。毓瑚は皇貴妃が無理やり第7公主を連れ去ろうとして騒ぎになったと報告した。あれでは穎妃の無礼も責められず、皇貴妃の言動も非難されて当然、しかも皇太后の怒りまで買うことになったという。話を聞いた弘暦は性急に衛嬿婉を昇格させてしまったことを後悔した。まさかこれほど無能なうえに、皇太后に浅はかな発言までしようとは…。そこで弘暦はやはり永琪の百日忌を愉妃に仕切らせると決めた。永琪の百日忌、巴林湄若は弟の死を心から悲しむ和敬(ワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)の姿に気づいた。法事でもない限り会う機会がないため、湄若はちょうど安華殿を出て1人になった公主に声をかける。すると例の騒ぎを知っていた璟瑟は、皇貴妃が第7公主を連れ去ろうとして非難され、蒙古の妃嬪たちのご機嫌伺いも拒否しているとは情けないことだと言った。湄若は皇帝に媚びるしか能がない人だと蔑み、皇太后を怒らせて子供の教育もできないと呆れる。「子供の教育もできないとは?」「皇后になることしか頭にない人に子供の教育ができると? 信じられぬなら、ご自分で確かめてみては?」如懿はまず早逝した第10皇子の経幡(キョウバン)を完成させた。すると容珮がそろそろ安華殿へ行く時間だと告げる。弘暦は如懿に1日だけ祈りを捧げることを許し、ただし他の妃嬪との接触を禁じていた。如懿は薬を飲んでから安華殿にやって来た。するとまだ海蘭だけが残っている。2人は言葉を交わさなかったが、並んで″和碩(ホショ)永純親王″の霊位に手を合わせた。「永琪…私たちを見守って、あなたの敵を討ち、姐姐の無実を証明してみせるわ」海蘭が誓いを立てると、横にいた如懿の頰を涙が伝う。一方、皇太后は如懿からの密書を受け取っていた。「毒心(心を殺す毒)」皇太后が安華殿にやって来た。するとすでに片付けも済んだ殿内で如懿がひとり経をあげている。如懿と会うのは杭州(コウシュウ)以来だろうか。「ウラナラ氏は2人の皇后を輩出したが、2人とも夫の心をつなぎ止められなかったな」「…フッ、ウラナラ氏の娘は皇后に向かないようです」「そなたを嫡福晋にすると聞いた時、あいじゃーは言った ″不和が生じた時は後悔するかもしれぬ″と…」「先見の明がおありです」「当時はそうだったとしても、今は先のことが分からぬ… ″心を殺す毒″とはどういう意味だ?」つづく‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/›› やったーっ!谷底に突き落とされましたが、来週はようやく安心して見られそうですねいよいよ残り3話!
2020.03.22
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第83話「格格の告発」正月、第五皇子の栄(エイ)親王・永琪(エイキ)は嫡福晋・西林覚羅(シリンギョロ)氏を連れて参内していた。すると慈寧(ジネイ)宮からの帰り道、門の敷居につまづいて転んでしまう。永琪は雪で滑っただけだとごまかしたが、次の門で再び転び、そのまま動けなくなった。永琪は重華(チョウカ)宮に運び込まれた。知らせを聞いた乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)と愉(ユ)妃・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)がすぐ駆けつけたが、侍医・江与彬(コウヨヒン)から命の危険があると宣告されてしまう。江侍医は全力を尽くすと誓ったが、親王がこれほど悪化するまで放置していたことが悔やまれた。ともかく絶対安静のため王府に戻ることは無理だという。すると弘暦は福晋にここで看病するよう命じた。福晋は拝命すると、愉妃に親王が側仕えにしていた胡蕓角(コウンカク)を手伝わせたいと申し出る。看病の手は多い方がいいと海蘭は疑いもせず認めてしまったが…。翊坤(ヨクコン)宮では容珮(ヨウハイ)と菱枝(リョウシ)が中庭の雪かきに追われた。すると菱枝が正月が過ぎてから栄親王からの花と線香が途絶えたとこぼす。容珮は昨日、侍衛が話しているのを聞いたが、何でも親王は持病が悪化して伏せっているという。その時、2人の雑談を聞いた烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)が現れた。「永琪の話?…詳しい状況を調べて」その夜、海蘭が看病していると、ようやく永琪は意識を取り戻した。海蘭は涙を浮かべ安堵したが、なぜ今まで脚のことを黙っていたのかと嘆く。しかし永琪はすでに自分に残された時間がわずかだと分かっていた。もはや義母と母に孝を尽くすことはできないだろう。永琪はこの病の完治が難しく、ひとたび発作が起きれば命に関わると知っていた。「額娘…死は覚悟していますが…思い残すことが2つあります… それは…ウッ…息子・綿億(メンオク)と…蕓角です、世話を頼みます」「何を言うの?!額娘にはあなたしかいないのよ?ゥッ…そんな言葉は聞きたくないわ」そんな親子の悲痛なやり取りをちょうど胡蕓角こと田蕓児(デンウンジ)が聞いていた。永寿(エイジュ)宮では炩皇貴妃(レイコウキヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)が侍女・春嬋(シュンセン)と牌遊びに興じていた。「栄親王の最期は近い?」「はい」「蕓角も重華宮に?」「はい、皇貴妃のご命令は伝えました、栄親王が死んだ時が見ものですね…」やがて暖かな日差しが紫禁城に積もった雪を溶かした。そんなある日、固く閉じられた翊坤宮の門が開き、司庫(シコ)房に移動した太監・三宝(サンポウ)が海蘭の侍女・葉心(ヨウシン)を連れて現れる。「ゥッ…娘娘、栄親王が危篤です…」三宝の話では愉妃が皇帝に懇願し、如懿も最期の面会を許されたという。永琪危篤の知らせを受け、弘暦が血相を変えて駆けつけた。海蘭は悲しみに暮れ、もはやどうしたら良いのか分からない。「皇上…永琪が…」弘暦が急いで枕元に駆け寄ると、永琪はすでに虫の息だった。「皇阿瑪…不幸をお許しください…皇阿瑪…これも自業自得です 私は侍医の診察を避けていました…ゴホゴホ…そのため手遅れとなったのです… 皇阿瑪…私が間違っていました…皇阿瑪… 養生しながら昔を思い出していました…皇額娘と一緒に暮らした日々を… もはや私は皇額娘に会うことも叶わぬようです…ゥッ…私から最期のお願いがございます… 皇額娘をお許しください…どうか皇額娘を恨まぬよう…」すると永琪は最後に大きく息を吸い込み、母を呼んだ。「額娘…もう額娘をお守りできません……皇額娘のこと…も…」それが永琪の最期の言葉となった。永琪は持病の腐骨疽(フコツソ)が悪化し、息を引き取った。田蕓児は愛する人の死を悼みながらも、母の復讐を果たすため覚悟を決める。すると殿内がまだ悲しみに包まれる中、田蕓児はいきなり皇帝に栄親王の病が悪化したのはある人物のせいだと告発した。「私は王爺の格格(ゲゲ)・胡蕓角と申します、王爺は江侍医の診察を避けていました 愉妃娘娘が独断で凌雲徹(リョウウンテツ)を処刑し、皇后娘娘の怒りを買ったからです!」胡蕓角の思わぬ告白に海蘭は唖然とし、でたらめを言うなと激怒した。しかし永琪は心から愛する胡蕓角にだけ、何もかも話していたらしい。「ならば凌雲徹が死んでから皇后娘娘と何度お会いになりましたか? 南巡前に一度きりではありませんか?親孝行な王爺は心を痛めていました」さらに凌雲徹が皇帝の命じた無縁墓地ではなく吉祥の地に埋葬されたと知っていた胡蕓角は、これを皇后の命令だとした。永琪は皇后から強く求められ止むを得ず聞き入れたが、皇帝の下命に背いた罪悪感に苛まれて夜も眠れず、病が悪化したという。「皇后娘娘は私情で王爺を死に追いやったのです! 皇上!王爺は″皇后の最愛の人は凌雲徹、このような嫡母は清の恥だ″とおっしゃったのです!」海蘭は我慢ならず、胡蕓角をいきなり引っ叩いた。「この毒婦!永琪の死を利用して皇后を陥れるとは… 永琪の心根は私も皇后娘娘もよく知っている!皇上、妄言に惑わされぬよう!」「皇上!王爺に仕えてきたのは私、嘘は申しません!死を覚悟の上で申し上げました…」こうして母の敵を討った胡蕓角は隠し持っていた毒を飲み干し、愛する永琪の後を追った。その時、最悪のころ合いで如懿が現れる。するとなぜか永琪の寝台のそばで、見ず知らずの娘が死んでいた。弘暦は永琪を失った悲しみからか、田蕓児の讒言を真に受けた。「永琪は死んだ…そなたのせいだ」すると弘暦は胡蕓角を側福晋として葬るよう命じる。如懿は事態が飲み込めずにいたが、恐る恐る永琪の様子を見ようとした。しかし側へ行きたくても弘暦が邪魔をする。「欺いたのか?その娘が全て話した」「皇上、誤解なさぬよう、胡蕓角は愛妾でしたが、告発は一方的なものでした」海蘭は必死に釈明したが、皇帝の疑心は晴れない。「ルーイー、杭州(コウシュウ)で凌雲徹との私通は事実無根だと申していたな?だがどうだ? 凌雲徹の処刑は愉妃の独断だ、そなたは永琪に頼んで凌雲徹を吉相墓に埋葬させた 結果、永琪を死に至らせたのだ… 分かった…そなたは自ら断髪し、皇后を降りた、よかろう」弘暦は進保(シンホウ)を呼び、烏拉那拉氏から皇后の金冊(キンサク)と印璽(インジ)を没収しろと命じた。「金輪際、会わぬ」如懿は弘暦の暴言など今はどうでもよかった。とにかく早く永琪の顔を見ようと寝台に歩み寄り、そっと手を伸ばす。「触るな!」弘暦の怒号が響いたが、如懿はそれでも無視して永琪の顔に触れようとした。しかし弘暦は如懿の腕をつかんで阻止してしまう。仕方なく如懿は永琪の顔をしばし見つめ、皇帝の手を振り払って帰って行った。…乾隆31年、皇五子栄親王永琪が逝去、″純(ジュン)″の諡号を与えられた。進保が翊坤宮へ皇后の金冊と印璽を引き取りに来た。そこで如懿は禁足のため、進保にひとつだけ頼みごとをする。「栄親王の格格・胡蕓角の正体を探るよう海蘭に伝えてちょうだい」弘暦は永琪を失った衝撃で倒れたが、どうしても片付けたいことがあった。そこで進保に起こしてもらうと、ろうそくを持ってくるよう頼む。すると弘暦は箱から永琪を皇太子とする密建書を取り出し、燃やした。やがて薬湯を持って来た侍女・毓瑚(イクコ)は、没収した皇后の金冊と印璽を内務府に送るかどうか聞いてみる。しかし弘暦は養心殿に置いておくと決めた。その時、進保が皇貴妃が来たことを知らせる。弘暦は密建用の箱があることを思い出し、毓瑚にすぐ片付けるよう命じた。後継者選びは振り出しに戻った。皇帝の見舞いに来た衛嬿婉は偶然、毓瑚が箱を持って下がる姿を目にし、それとなく奥の部屋の様子を探りながら報告を始める。「愉妃と栄親王の福晋たちが遺体に付き添い、礼部と内務府が葬儀の準備を進めています」すると弘暦は毓瑚を呼び、愉妃に円明園で永琪を供養させるよう命じた。皇帝は永琪の死から立ち直れない様子だったが、衛嬿婉の次の目標は皇太子の母となることだった。その前にまず母親に娘の境遇を教えてやった方が良いだろう。嬿婉はちょうど如懿の母親が病身だと聞いていた。「王蟾(オウセン)?機転の利く太監を使いにやって」海蘭は永琪の棺の前を片時も離れず、涙に暮れていた。「永琪…なぜ私を置いて逝ってしまったの?綿億と姐姐がいなければ額娘はあなたの後を追っていたわ 気付いてやれなくてごめんなさい…あなたに仕えていた胡蕓角を疑うこともしなかった でも安心して、必ずやあなたと皇額娘のために真相を暴いてみせる…だからゆっくり眠って…」毓瑚は皇帝に調査の結果を報告した。確かに凌雲徹は吉相墓に埋葬されており、栄親王の指示だったという。弘暦は怒り心頭だったが、そこへ皇太后が現れた。すると如懿から取り上げた金冊と印璽があることに気づく。「皇帝や、永琪の死はあいじゃも悲しくてたまりません ですが胡蕓角の証言をくれぐれも鵜呑みになさらぬよう…何か裏があるやも」そこで皇太后はあの場にいた毓瑚に率直な意見を聞くことにした。毓瑚も確かに引っかかる点があるという。「胡蕓角は栄親王に殉じましたが、証言の際は冷静で取り乱していませんでした 滔々(トウトウ)と語った内容は全て如懿娘娘に関することです、その点が私も釈然とせぬままです また栄親王が皇后を恥じていたと言う証言も不可解です 栄親王はご臨終の前、″皇額娘をお許しください″と皇上に請われていました 母子の絆があればこその訴えでしょう…」皇太后は自分たちが知っている永琪と胡蕓角が話した永琪はまるで別人だと言った。まるで凌雲徹の名前を出せば皇帝が動揺すると承知の上での所業にも見える。「皇帝、これは綿密に仕組まれた計略に思えませんか」「分かりました…もう一度、調べ直してみます」皇太后は弘暦の答えに安堵したが、第12皇子・永琪(エイキ)のことが心配だった。すると弘暦は海蘭の悲しみが深すぎて永璂の面倒が見られないとし、擷芳殿(ケツホウデン)に置いて養心殿で勉学を続けさせるという。皇太后は安堵し、永琪を失った悲しみを乗り越えて他の皇子たちを導かねばならないと助言した。毓瑚は早速、胡蕓角の出自を調べることにした。しかし胡蕓角が栄親王に仕えてすぐ、胡家は火災で一族が絶えたと分かる。「一族が絶え、訪ねる者もいない?妙ね…」一方、衛嬿婉の策略により如懿の母・承恩(ショウオン)公夫人は娘が皇后の金冊と印璽を取り上げられ、廃后になるかもしれないと知った。するとあまりの衝撃で夫人は取り乱し、如懿を廃后しないで欲しいと叫んで卒倒してしまう。衛嬿婉が安華殿で手を合わせていると、春嬋が駆けつけた。娘の窮地を知った如懿の母は悲しみのあまり、そのまま帰らぬ人になったという。「死んだの?良かったわ… ウラナラ氏もすぐ母親の元へ送ってあげる(ふっ」その頃、毓瑚は皇帝に胡蕓角について報告していた。しかし胡蕓角の家族は失火で死亡、胡蕓角自身も金銭授受の形跡はないという。弘暦は永琪の病にも胡蕓角が関係していそうだと疑ったが、もはや真相は藪の中だった。ただ分からないのは胡蕓角がなぜ何の因縁もない如懿を告発したのかということだ。「皇上、もうひとつお知らせがあります、承恩公夫人がお亡くなりに… 娘娘には?」「…知らせるがいい」如懿は寝殿にある祭壇で永琪と生母を思い、ひたすら手を合わせていた。すると容珮は皇貴妃が使いを出し、わざわざ如懿が金冊と印璽を没収されたことを生家に伝えたと憤慨する。しかし如懿はひと粒の涙も流さず、黙って祈っていた。容珮は皇帝が夫人を手厚く葬ってくれたことが唯一の救いだという。その頃、海蘭は養心殿で嘆願していた。皇帝の命で円明園に行かねばならないが、その前に何としても如懿に会わねばならない。こうして如懿と海蘭は別々の場所ではあったが、奇しくも一緒にひざまずくことになった。つづくジタバタヾ(:3ノシヾ)ノシ ジタバタ↑視聴中ずっとこんな感じw
2020.03.22
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第53話「残酷な真実」周瑩(シュウエイ)は急きょホテルを引き払って新しいホテルに移った。そこで早速、王世均(オウセイキン)を連れて沈星移(シンセイイ)が紹介してくれたクラウディに会いに行くことにする。あいにくクラウディは接客中だったが、何やら言い争う声が…。周瑩は先客が沈星移だと気づき、出直すことにした。しかしふと思い直し、やはり待たせてもらうことにする。別室に通された周瑩と王世均は沈星移がどうやら生糸を調達できなくなり、もめていると分かった。「沈少爺が…」「分かってるわ…でも彼と私はもう関係ない」沈星移がクラウディに追い出され、帰って行った。そこで周瑩はクラウディと面会し、生糸を扱う自分なら力になれると申し出る。「だが1袋につき310両までしか出せない、それを超えると赤字だ」「クラウディ先生、その値ではうちも損失が出ますがお受けします その代わり10年契約を結び、契約期間はうちだけと生糸の取引を…」周瑩は今回と同質の生糸の卸値が市価を超えた場合、他の業者への乗り換えを許可するとし、この契約の範囲内なら自分たちだけと取引して欲しいと頼んだ。何やら考えを巡らせていたクラウディ、するとまずは今回限りの契約を交わし、取引が成功したら10年契約を交わすという。「ごほごほ…」王世均はわざとらしく咳をして警告を発したが、周瑩は無視した。「分かりました、まずは今回限りの契約を…」クラウディと契約を交わし会社を後にした周瑩、実は呉家で生糸の取り扱いなどなかった。そこで早速、産地の湖州(コシュウ)で仕入れると決めたが、王世均は湖州では値が310両以上すると困惑する。しかし周瑩は今回、大損しても10年契約できれば損失を補えると言った。慎重な王世均はクラウディの会社が倒産する可能性もあると警告したが、周瑩はこの街で繁盛している店を見れば問題ないという。「他に心配事がある?」「沈少爺への弁解は?」「…商いを横取りする理由が私にはある、他には?」「最後に一つ、生糸の仕入れ金70万両はどう工面するので?」すると周瑩は沈星移が案内してくれた香港上海匯豊(ワイホウ)銀行であっさり資金を調達した。↓ァァァ〜西洋人しかいません@慎重派王世均は無事にクラウディに2千袋を納めてホテルに戻った。そこですぐ周瑩に報告したが、実は検品でひと綛(カセ)分の色むらが見つかったという。しかしクラウディからは何も言われなかった。「許容範囲だったということ?」「…それは分かりません」すると周瑩は急に外套を手にし、出かけてしまう。クラウディはちょうど積荷を船に運び始めたところだった。周瑩は色むらのある生糸が混じっていると話し、もう一度、検品したいと頼む。クラウディは了承したが、ひと綛くらいの不良なら問題ないと言った。その時、王世均が不良品を見つけ出し、周瑩が確認する。クラウディは気になるほどではないと言ったが、周瑩は不良品を売れないと頑なに拒んだ。「私は上質な生糸のみを売りたいのです」周瑩は袋ごと交換すると決め、王世均に2時間以内に新しい物と交換するよう指示した。さらに交換となった一袋は無料にすると伝えたが、クラウディは代金なら支払うと申し出るだけでなく、10年契約を結ぶという。「私は5年間ずっと君のような商人を探していた、ようやく見つけたよ」周瑩は今夜、契約を祝ってクラウディと食事の約束をした。するとクラウディが商工会の友人も紹介してくれることになり、周瑩はここで呉家を売り込もうと画策する。本当なら″彼″の前で着るために新調した衣をまとって…。周瑩は王世均の助力で西洋人に自分たちがどんな商品でも売買できると思い込ませることに成功した。しかしふとクラウディが心配して周瑩に尋ねる。「あれから沈星移がまた私の所へ来て生糸を提供できると言って来た だが君と契約したことを理由に断ったよ…とても失望していた 君たちの友情に亀裂が入らないか?」「いいんです、私と彼の間に友情などいりませんから…」そんな中、中国人に対して偏見があるボースマという西洋人がいた。ラーウィルとビリーは呉家との取り引きを熱望したが、ボースマが中国人は融通が利かず、信用できないと吹き込んで止めている。クラウディから話を聞いた周瑩は沈星移からダンスが西洋の交流法だと教えてもらったことを思い出し、ボースマをダンスに誘った。ボースマはワルツまで操る周瑩に脱帽、柔軟な対応に中国への印象も変わる。「踊りはどこで覚えたんだい?」「この踊りは昔の友人に教わりました…」周瑩は上海で商機をつかみ、帰郷することになった。乗船を待ちながら、王世均は生糸の商談があるため、自分だけ武漢(ブカン)で下船すると告げる。周瑩はそれが終わったら湖南へ行き、ビリーとボースマの品を確保するよう頼んだ。すると王世均は値が妥当なら3ヶ月分の生糸と茶葉も確保するという。そこへ突然、沈星移が現れた。「少奶奶と2人きりで話がしたい」沈星移は周瑩に商いを横取りされ、自分はお払い箱になったと言った。西洋の商人なら他にもいるのに、なぜ周瑩が自分の取引相手を奪ったのか。「君はなぜ上海に来た?」「…商いのためよ」「違う、私に会うためだ…絵を贈った時、君は嬉しそうに笑った 偶然、電報局で会った時は涙ぐんでたな?そして私と踊っていた時はうっとりした目をしていた!」「そうよ!認めるわ、確かに心が動いた、でももう冷めたの、軍需品事案の真相を知ったから…」周瑩は趙白石から届いた文で衝撃の事実を知る。実は呉家東院を陥れ、義父を死に追いやったのは、誰であろう星移の父・沈四海(シンシカイ)だった。一度は無罪となった義父を匿名で密告したのは沈四海だという。しかも沈四海は呉蔚文(ゴイブン)が共謀を拒んだ沈月生(シンゲッセイ)を殺せと指示したと証言していた。「義父を陥れたのは胡志存(コシソン)だとばかり… でも卑劣な手段で呉家東院を陥れ、義父を死に追いやった張本人はあなたの父親だった もしあなたが私だとしたら? この真相を知っても敵の息子と愛し合い、将来を語り合えるかしら?」周瑩は星移への想い以上に呉家へ恩があると言った。何より自分たちの間には祖廟での誓いと身内を殺された恨みという大きな壁がある。周瑩は星移と今後一切の関わりを断つと宣言、別々の道を進むと決意した。「ここからが始まりよ、帰ったら父親に伝えて、私が生きているうちにこの敵は必ず討つと…」突然の別れ話に沈星移はただ呆然としていた。やがて船は出港し、次第に上海から遠ざかって行く。星移は甲板に立つ周瑩の背中をずっと見送っていたが、周瑩が振り返ることはなかった。仕事に追われていた趙白石(チョウハクセキ)がようやく屋敷に戻ってきた。呉漪(ゴイ)は泥だらけでクタクタになった夫の姿に驚いて慌てて世話を始めたが、そこに周瑩が訪ねてきたと知らせが届く。すると趙白石は疲れているにも関わらず、着替えもせずに出て行ってしまう。周瑩は上海から戻った足でそのまま巡撫(ジュンブ)へやって来た。「…趙大人?その格好は一体…」「(はっ!)実は漢江が氾濫して処理に追われていた」すると趙白石は自分が送った文を見て周瑩が駆けつけたと知る。やはり軍需品案件には裏があった。沈四海の告発内容は矛盾しているにも関わらず、呉蔚文を断罪する決定打になっている。佟(トウ)番頭の証言は強要されたもので、胡志存の供述も他の者と矛盾していた。しかし趙白石は再調査が不可能だと教える。こんなでたらめな供述でも刑部の役人が証拠として採用したのは、再調査を主導した貝勒(ベイレ)の強い意志があったからだ。貝勒と言えば涇陽(ケイヨウ)の隆昇和(リュウショウワ)という店を持っている。周瑩は沈家が隆昇和と合資関係にあると気づき、息子を殺されたと逆恨みしている沈四海が貝勒と手を組んで呉家東院を陥れたのだと気づいた。引退した家職・楊之渙(ヨウシカン)も言っていた通り、沈家が呉家東院没落後に取り引き先を全て奪い取っていることから、趙白石も合点がいくという。周瑩は怒り心頭だった。すると趙白石は貝勒が以前にも増して強い権力を持っているため、今は刃向かう時機ではないという。しかし周瑩は正義を貫くため、都へ赴き直訴すると息巻いた。「正義は勝つと信じています!貝勒の影響力なんて関係ない!何が何でも正義を貫くわ!」「それでも身を滅ぼしたら元も子もないだろう?!」趙白石は興奮する周瑩をなだめ、いつか必ず呉家東院の潔白を証明すると約束した。ただし今はその時ではない。周瑩は仕方なくあきらめて帰ることにしたが、奪われた商いは全て取り返すと言い放った。(๑•̀ㅂ•́)و✧<海賊ぉ…沈家をぶっ潰す!六椽(ロクテン)庁の朝議、周瑩は早速、沈家に宣戦布告した。呉蔚武(ゴイブ)は沈家の後ろに貝勒がいると知って及び腰だが、周瑩は公正な商いをする呉家には手出しできないと自信を見せる。すると呉蔚全(ゴイゼン)は占いで周瑩が成功すると出たと教え、心配いらないと笑った。結局、呉蔚武が折れて同意すると、周瑩は早速、王世均に指示を出す。「すべての顧客に新しい提案を発表して」(  ̄꒳ ̄)懲りないな~4叔wその頃、沈四海は沈氏茶葉店にいた。すると上海にいるはずの沈星移が急に現れる。「呉家の軍需品事案に関わりが?」「…何のことだ?」「父上の役回りですよ…父上が呉家東院を陥れたのですね? 呉家東院は偽造などしていない」つづく( ̄▽ ̄;)だってあの髪型にスーツじゃねえ…そりゃ西洋人もなかなか信用できませんよ(笑
2020.03.22
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三生三世十里桃花 Eternal Love第38話「玄女の怨念」狐狸洞の夜、夜華(ヤカ)と対局していた白浅(ハクセン)はすでに船を漕いでいた。夜華は仕方なく囲碁をあきらめ部屋を出ると、正房にはちょうど折顔(セツガン)がいる。折顔は墨淵(ボクエン)の件を知った夜華が恐らく自分に尋ねに来ると察し、あえて眠らず待っていた。「300年前、浅浅(センセン)が擎蒼(ケイソウ)と戦った後、負傷して昏迷し、長年、目を覚まさなかったと いう話は本当ですか?」「もちろん噓だ、彼女は擎蒼と戦った後、数年ほど失踪していた… そうだ、あの時は噓をついた、君に言われるまでもなくな…で、次の質問は?」「彼女はどんな記憶を失ったんですか?」「確かに記憶は失ったが、何を忘れたのか私にも定かでない 私が覚えているのは彼女が失踪して数年後、ある日、突然、全身傷だらけで桃林の中に落ちて来た ということだけだ それはそれは悲しんでいてな…あれは私が誅仙台(チュウセンダイ)から飛び降りた君を助けた日だった」「ではあなたが彼女に忘情薬を与えたのですね?」「いや、私が与えたわけじゃない、当時、彼女が私に忘情薬があるかと聞いたんだ 彼女のひどく傷ついた様子を見て、忘れた方が彼女のためだと思ってね、それで彼女に与えた」「彼女は何を忘れたいのか言いませんでしたか?」「それが…彼女は本当に何も言わなかったんだ だが後になって見当がついたよ、天宮で会ったあの素素(ソソ)、彼女が白浅だったのだろう?」夜華は瞳に深い悲しみをたたえて言った。「その通りです…彼女が素素なんです」「君はどうやって彼女だと見分けられたんだ?」「私たちが東海で再会した時、彼女のしぐさの多くがとても似ていた その後、彼女の腕の傷痕を見て確信したんです…本当に素素なんだと あれは紅蓮業火(クレンゴウカ)による傷痕、これは決して消すことができません」「フゥー、もともと綻びとなるものがあったんだな…」「上神は本当に知らなかったのですか?それとも私のために言わなかったのですか? 彼女が私を忘れたかった理由が墨淵だということを…」「墨淵…?」夜華はこれでようやく理解した。墨淵上神に比べたら自分との数年の情劫など、彼女にとってただ飛昇するための災難のひとつに過ぎなかったのだろう。特に覚えておく意味などない、それどころが呪縛でさえあったのだ。ここは極寒の地の牢獄、翼后・玄女(ゲンジョ)はいよいよ明日、刑が執行されることになった。すると翼后に世話になっていた翼兵がせめてもの恩返しに玄女に差し入れを届けにやって来る。玄女は最後に息子に会いたいと懇願し、同情した翼兵は隣の監房で放置されている病児を連れて来てやった。冷たくなった我が子を抱きしめ、涙する玄女…。そこで翼兵は食事をするよう勧めて帰ることにしたが、玄女は背を向けた翼兵の帯刀に手をかけ、いきなり刺し殺してしまう。(ヾノ・∀・)イヤイヤイヤイヤ…これ見えてるでしょ?w玄女は翼兵から鍵を奪い、牢房を出て手探りで離怨(リエン)の牢房へ入った。すると離怨は玄女に自分を殺せと命じる。実は擎蒼はかつて3人の子供に呪いをかけ、子供が亡くなると自分の功力が増大する仕組みになっていた。つまり離怨を殺して擎蒼の力を増大させれば封印を破ることが可能となり、再び四海八荒を奪う機会を得ることができるという。青丘白浅はすでに上神に飛昇しており、玄女が脱獄して再び数万年、修練しても敵う相手ではない。この世で白浅を殺せるのは擎蒼だけだ。離怨は脱出方法を説明した。昨日、教えた抜け道を行けば翼界と青丘の境にある森に出る。その森を抜けて西に行けば青丘、東に行けば人間界だ。人間界へ行ったらまず臙脂(エンジ)を捜し出し、かつて崑崙虚を騙して陣法図を盗んだように同情を引けと助言する。臙脂はとても善良なため、必ずや玄女を助けるだろう。「だが忘れるな、私と同じように臙脂も殺すのだ」そこで離怨は自分の懐にある玉(ギョク)を持って行けと指示した。この玉は臙脂に接近すると熱くなるため、目の見えない玄女でも臙脂を探す指標にできる。しかしさすがの玄女も、妹を平気で殺せと言い退けた離怨の残酷さに尻込みした。すると離怨は自分を殺す以外に残された道などないと迫る。「やれ、私を殺すがいい…早く殺れ!」追い詰められた玄女は震える手で自分のかんざしを抜くと、力一杯、振り下ろした。(´⊙ω⊙`)イヤイヤイヤ…やっぱり見えてるって若水河畔の東皇鐘(トウオウショウ)に異変が起こった。擎蒼は急に身体中に功力がみなぎるのを感じて目を覚まし、離怨が死んだことを悟る。自分を犠牲にして父である自分の功力を増大させてくれたのだろう。擎蒼は鐘から出られた暁には四海蒼生(ソウセイ)を虐殺し尽くし、この世のすべてを息子に殉葬させると決意した。すると東皇鐘が激しい業火に包まれる。土地神は異常を察し、川岸に姿を現した。「帝君の話では封印が解けるのは7万年に1度のはずだが…どういうことや?!」極寒の牢獄から脱出した玄女は森の中にいた。ふと自分の顔に触れると現実を思い出し、慌てて変化の術をかけてみる。しかし反噬(ハンゼイ)を受け、吐血した。やはりこのまま人間界には行きたくない…。玄女は無性に母に会いたくなった。…母さん、外孫を連れて行くから待っててね玄女は青丘へ入り、母を探して寝静まった村へ入った。…母さん、娘を覚えているかしら…この7万年、何度も使者を出したのに、翼界に来ることを拒んだわねするとその時、誰かが玄女の母を呼ぶ声が聞こえた。「玄女母!こんな遅くまで何していたの?」玄女は思わず駆け出そうとしたが、こんな姿を見たら年老いた母が驚くかもしれないと思い直す。まずは綺麗にしてから明日にでも会えばいい。玄女は物陰に身を潜めたが、そこで母の嘆きを聞いた。「玄女の母と呼ばないでちょうだい!私に娘なんかいないわ! あの娘の話はやめておくれ、あの子は叛徒(ハント)なんだ! 墨淵上神はそりゃあ素晴らしい人だった~疊風(チョウホウ)上仙も司音(シイン)上仙もそうよ そんな人たちがあの子をかくまってくれたってのに…あの子は…あの子ときたら! あの人たちを裏切ったのよ!私の最大の後悔はあの子を産んだこと、私には娘なんかいない あの子は私が産んだんじゃない!」玄女は愕然となった。こうして帰る家を失い、母にも見捨てられ、もはや何もかもが白浅のせいだと逆恨みする。「お前を殺してやる…お前を殺す!」(´⊙ω⊙`)盛大な八つ当たり案件が!玄女は狐狸洞を目指した。やがて谷の入口へ近づくと、迷谷(メイコク)の声が聞こえる。「翼君!」まさか離鏡がいるとは思わなかった玄女は慌てて物陰に隠れた。(←隠れてばっかりw「姑姑はお会いになりません、もうお帰りになった方が…」「どうしても彼女に会わなければならないんだ」玄女はそんな惨じめな離鏡の様子に呆れ果てた。…私はあなたのためにどれほど多くの刑罰を受けて来たと思ってるの?…明日には私の首を斬り落とさせようとしているくせに、あなたは、あなたって人は…ここで待てば白浅があなたに同情して会いに来るとでも?玄女はその憤りをぶつける場所もなかったが、その時、ふと離怨の言葉を思い出した。復讐するためにはやはり人間界へ行かねばならない。東皇鐘の変化に気付いた土地神は慌てて天宮の太晨宮(タイシンキュウ)を訪ねた。しかし東華帝君(トウカテイクン)は人生の苦難を経験するため人間界に出かけており、来月に戻って来るという。仕方なく土地神は若水河畔に戻ったが、なぜか東皇鐘はこれまで通り穏やかな状態に戻っていた。「あれ?私の見間違いだったか?帝君は20日ほどで戻るゆえ、お帰りを待とう…」その頃、人間界の東華帝君は陳(チン)淑妃こと白鳳九(ハクホウキュウ)と幸せな皇帝生活を送っていた。その日は散策中に急な雨に降られたが、皇帝は傘をひとつ残し、御付きの者を全て帰してしまう。実は皇帝は陳淑妃をおぶってやりたかったのだ。以前、陳淑妃から普段は厳格で頑固な父が母のことをとても大切にしていると聞いたことがある。何でも陳淑妃の父は雨が降ると母の足元が濡れないようおぶったというのだ。そこで皇帝は陳淑妃を背負い、おぶさった鳳九が傘を差して後宮へ向かう。やがて2人は寝宮に到着したが、皇帝は陳淑妃の足元がびしょ濡れになっていることに気づき、両親の逸話は作り話に違いないと笑った。鳳九は今夜の雨と風が強かったからだとごまかしたが、実のところ法術を使える父には傘も母を背負う必要性もない。ただ父は純粋に母を喜ばせるため、おぶっていただけだった。翌朝、雨に濡れた鳳九は風邪を引いた。すると皇帝は自ら薬を飲ませてくれる。「ずっとこうして優しくしてくれますか?」「もちろんだ」鳳九はひとりになると改めて幸せを実感していた。しかしそこに突然、司命星君(シメイセイクン)が現れる。司命星君は鳳九がすでに皇帝の真心を手に入れたため、次は皇帝の心を傷つけると言った。「だめよ、まだ本当に私を好きになっていないわ」「数ヶ月も寵愛を受けたんですよ?まだ何か欲しいんですか?!」「…できないわ、だってちょっぴり取り戻したばかりなの、帝君への気持ち… もう数ヶ月にもなるかしら?」「この数ヶ月、小殿下は帝君と楽しく過ごしたでしょう?」「うん、帝君は私をとても可愛がってくれたわ、九重天での様子とは全く違うの」「それはよかった ここには恩返しに来たと言ってましたが、でも天上から見るあなたは嬉しそうでした もう時間になりました、あなただって願い通りになったでしょう? 続いては帝君の望む通りにこの生涯を終わらせるのです」「分かってるわ、ただ、彼の心を傷つけるのはちょっと…」子闌(シラン)は再び人間界で司音の行方を追っていた。すると偶然、通りかかった食堂で働いている翼族の公主・臙脂を見つける。そこで子闌は露店の店主に話を聞いてみた。「ああ~あの人はこの食堂の老板(店主)です、彼女は喋れないけど、料理は美味しいですよ? 聾唖(ロウア)なんです、可愛い子だけど話ができないからね~」子闌はまだ司音の消息がつかめず、翼族公主から何か手がかりを引き出せるのではと考えた。彼女の兄・離鏡が司音を見たと言っていたからだ。…でも彼女のそばにいるにはどうすればその時、天の助けか店の片付けをしていた臙脂が酔っ払いに絡まれた。こんな時は正義の味方を気取るしかない…。臙脂はタチの悪い酔っ払いに手を焼き、密かに法術で年寄りの雌鳥に変えてしまおうと考えた。しかしそこに見知らぬ少侠(ショウキョウ)が颯爽と現れ、酔っ払いの顔に×と傷をつけて追い払ってくれる。臙脂は自分が口がきけないと身振りで教え、拱手(キョウシュ)して感謝した。…ちょっとバカっぽいけど、でも可愛いわ♪…(^ꇴ^)相変わらず外見重視の臙脂迷谷が正房で片付けしていると白浅が起きて来た。「姑姑!太子殿下がすぐに九重天へ出立すると言ってましたけど?」「そうよ、九重天に行くの♪ 小さな頃から四海八荒の至る所へ遊びに行ったけど、九重天には行ったことないわ 今回はちょうど夜華の"顔"で行けることになったの~災い転じて福となすって感じ?」「殿下は早々に洞窟の外で姑姑が来るのをお待ちですよ」「すぐ戻るわ、狐狸洞を宜しくね」「すぐ戻る?殿下の性格から言うと… 迷谷は姑姑が行ったきり楽不思蜀(※)、青丘の狐狸洞のことなど忘れそうで心配です~」「(クスッ)腕をあげたわね、姑姑をからかう勇気があるとは」すると白浅は自分の部屋から扇子を持って来て欲しいと頼んだ。それは折顔からもらった新しい扇子で、この扇子に天上の仙気を吸わせて来るという。白浅と夜華が狐狸洞を出ると、谷の入口にまだ離鏡がいた。すると夜華は折顔上神の言った通り、解決すべきことは解決した方がいいと助言する。「まだ君の方だけ結末がついているだけだ、それでは本当の解決にはならない」「あら、ずい分、経験があるみたいね(ムッ」「…先に行って待ってるよ」離鏡は司音が永遠に自分に会いたくないことなど分かっていたが、どうしても玉魂(ギョクコン)を渡したかった。「これを墨淵上神の口の中に置くんだ、これでもう君の心臓の血を使う必要はないだろう?」すると白浅は冷笑し、すでに師匠は自分の心臓の血が必要なくなったと教えた。「阿音(アイン)…俺たち、本当にやり直すことはできないのか?」「翼君はまだこの老身にご執心なのね、それは捨てられたはずの老身が死に場所も探せず、 今もこうして元気に生きているからでしょう? 老身の心を翼君のものにできなかったから、こんな風につきまとうの?」「阿音、君は俺がただ執着しているだけだと思っているのか?」「私たち、今はこうして平和的に話しているけど、恐らく2度とこんなことはないでしょうね だから今日、はっきり言っておくわ …7万年前、私は確かにあなたのおかげで愛というものを知った 初めてのことで恋の達人じゃないし、自然とつれない態度だったり、受け身だったかもしれない でもあなたへの愛情は本物だった あなたも知っている通り、当時、私たち両族間は対立していた だからあの頃、私は毎日、考えていたの あなたに嫁ぐために、どうやって父と母を説得しようかって 当時、良い理由を思い付いたことがあったわ うきうきして絹布に書いたっけ、忘れてしまうのが心配でね 今になって思えばホント、笑っちゃうわね でもあたなは私の愛情が最も高まった時、頂門の一針(※)をくれた …あなたが知っているのは私がさっさと諦めて出て行ったことだけ その裏でどれだけの悲しみや苦しみがあったことか あの時は師父が仙逝して魔が差したのね 玉魂を借りようとあなたに会うため大紫明宮へ行ったわ あなたには永遠に分からないでしょう?私がどれほどの勇気を奮い立たせて行ったのか 永遠に分かるわけないわ、あなたが私をどんなに落胆させたかを…」 つづく※楽不思蜀=楽しさのあまり帰るのを忘れること(洛陽に移された劉禅が蜀を思い出すかと聞かれ「ここが楽しくて蜀を恋しく思わない」と答えた故事から)※頂門の一針=当頭一棒(人の急所をついて強く戒めること、急所を押さえた教訓)( ๑≧ꇴ≦)やっぱりだめだ~皇帝がwww
2020.03.20
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第52話「上海での一夜」上海で成功した沈星移(シンセイイ)の星月(セイゲツ)貿易会社に突然、杜明礼(トメイレイ)が訪ねて来た。杜明礼はどんな商売をしているのか探りを入れたが、星移は杜明礼の狙いに気づき、商売と呼べるほどではなく、倒産寸前だとあしらう。杜明礼はひとまず引き下がって帰ったが、査坤(サコン)に貿易会社を調査させることにした。査坤は沈星移が西洋人と取引していることを突き止め、輸送業者から情報を得た。すると今年の上半期、湖北(コホク)から上海に生糸を5千袋、輸送したと分かる。仮に1袋320両とすると全部で160万両、西洋人に売って2割の収入なら32万両が懐に入る計算だ。どうやら陶(トウ)番頭の情報は正しかったらしい。実は沈星移は来月も輸送業者を手配、やはり湖北から生糸2千袋を輸送する予定だと分かった。沈星移が出勤すると、杜明礼が自分の椅子にふんぞり返って座っていた。杜明礼はすぐ席を立ったが、早速、貝勒(ベイレ)との提携を持ちかける。「二少爺はよく分かっているはずだ 契約で隆昇和(リュウショウワ)は沈家全株の3割を保有するとなっていると」「私は沈姓ですが、追い出された不肖の息子だ 星月貿易会社は関係ありません、隆昇和とも…」沈星移は簡単に首を縦には振らず、杜明礼は仕方なく隆昇和と提携すれば徳をすると説得した。それでも沈星移は一筋縄ではいかない。「ここは租界(ソカイ)という場所で私は西洋人との交流がある さすがの貝勒爺でもここでは通用しないかと…」すると杜明礼は説得をあきらめ、次の手段を講じるべく帰って行った。苛立った沈星移は思わず壁を叩きつけ、右手を負傷してしまう。その頃、巡撫(ジュンブ)の趙白石(チョウハクセキ)のもとに都から密書が届いた。すると目を通した趙白石は周瑩の上海の宿を調べるよう頼む。そこで早速、周瑩に知らせを出すことにしたが…。一方、上海に到着した周瑩たちは見るもの全てが珍しかった。街を散策していた周瑩はどの店も参考にできると喜んでいると、やがて上海電報局の前を通りかかる。周瑩はふと沈星移から届いた電報を思い出し、自然と足が向いていた。すると驚いたことに、ちょうど周瑩に電報を打っている沈星移を見つける。星移は手を怪我していたため、代筆する局員に口頭で伝えていた。「…君を想うと眠れず、胸が締め付けられる…君と出会ってこの上なく幸せだ でも今は遠く離れている…この胸の内を君に伝えたい…再び巡り会い、春を迎えよう」周瑩に会えない寂しさにうつむき加減の星移、しかしふと振り返ると笑顔の周瑩が立っていた。( *´꒳`* )なんて素敵な再会な…って辮髪とスーツ!(;꒪ꈊ꒪;)感動の再会を果たした周瑩と沈星移、そこで星移は周瑩たちに上海を案内した。西洋の銀行では株を担保に入れて銀子を借りることができると知ったり、初めて見る海に驚き、この先に世界地図で見た国があると実感する。すると星移は周瑩たちを洋食の店に連れて行くことにした。沈星移は洋食店で周老四(シュウロウシ)が亡くなったと知り、衝撃を受けた。しかし四叔が死んでも自分がいると周瑩を励ます。実は星移が上海に来たのは隆昇和と無関係の新しい販路を求めたからだった。「自分の会社も大きくして多くの銀子を稼ぎたかった そうすれば何事でも父上と交渉できる、愛する人との結婚も…」その時、星移の取引相手・クラウディがテーブルにやって来た。星移は周瑩が凄腕の商売人だと紹介し、新しい取引先の開拓に来たと説明する。そこでクラウディは名刺を渡し、訪ねて来るよう告げた。すると星移とクラウディが仕事の話を始め、周瑩は興味津々、何でも15日に出航する船に乗せる生糸は江西(コウセイ)に到着し、必ず期限までに間に合うという。沈星移が西洋人と取引していると知った周瑩は驚いた。しかし星移は西洋人が合理的で誠実だと話し、契約で署名さえすれば最後まで守ってくれるという。すると急に生演奏が始まり、今度は見知らぬ西洋人の娘が現れ、星移にダンスを申し込んだ。周瑩は2人が踊る姿を見て傷ついていたが、やがて星移が戻ってくると、周瑩をダンスに誘う。「これはワルツと言って、西洋では交流方法でもあるんだ」「無理よ!人が多いし…」「怖いのか?」負けず嫌いの周瑩は悔しくて思わず星移の手を取った。こうして周瑩は星移の先導で初めてワルツを体験する。初めて甘い時間を過ごす周瑩と星移、そんな2人の姿を王世均(オウセイキン)だけは複雑な思いで見つめていた。沈星移は周瑩たちをホテルまで見送ると、また明日と言った。「面白いところへ行こう、西洋人の仲間を紹介する」そして赤いバラを一輪、贈る。「この花を西洋では愛する女性に贈るそうだ」周瑩は忘れていた心のときめきを取り戻したかのように思えた。しかしホテルに届いた趙白石からの文を読んだ周瑩は一転、沈星移から受け取ったバラの花を捨ててしまう。翌朝、沈星移がホテルまで迎えに行くと、すでに周瑩たちは発ったあとだった。星移はわけが分からなかったが、仕方なく会社へ戻る。すると老張(チョウ)が江西の役所に生糸を差し止められたと報告した。星移はとにかく手を尽くして役所に許可させろと命じたが、嫌な予感が的中する。「生糸を差し止めさせたのは、この私です」やはり邪魔したのは杜明礼だった。「上海では貝勒爺の助けは必要ないと言いましたね?だが租界の外では? いったん租界を出てしまえば清の地です」杜明礼は星月貿易会社の株を3割で手を打つと言ったが、それでも星移は同意しなかった。杜明礼を追い返した沈星移は取引先のクラウディを訪ね、生糸が到着しないと説明した。複雑な事情で罠にはめられ、銀子でも解決できない。そこで賠償金を支払うと提案したが、クラウディは生糸がどうしても必要だと訴えた。調達できなければ競争相手に付け込まれ、欧州での信用を失ってしまうという。「君だけは違うと思っていたのに、まさか信用できない人間だったとは…」激怒したクラウディは契約書を破り捨て、出て行けとどなった。沈星移は会社に戻ると、割高でも湖州(コシュウ)から生糸を調達することにした。すると老張は損失が差し押さえを除いても最低7〜8万両になると警告し、賠償金を払った方がいいと勧める。しかし星移は信用を失いたくないと言った。沈星移は再びクラウディを訪ね、湖州で仕入れてくるので期限までに間に合わせると約束した。確かに損はするが、約束を守らないペテン師と思われたくないという。「私たちの民族も誠実だと証明するために、必ずや2千袋の生糸を届けてみせる」「…沈、君は本当にいい人だ、さっき言ったことは取り消すよ しかしあの後、ある人が生糸を提供してくれた、だからもう必要ないいんだ」「そんなに早く?」「私も驚いたよ、もともと生糸を主に扱っている商人だからツテがあるとか…」「誰だ?!」「ほら、君が紹介してくれた友だち…呉家の夫人だよ」つづく
2020.03.20
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三生三世十里桃花 Eternal Love第37話「積年の思い」翼君・離鏡(リケイ)は墨淵(ボクエン)の仙体をすぐ青丘(セイキュウ)へ送り返し、あとは翼后・玄女(ゲンジョ)の処遇だけとなった。すると自ら目をつぶした玄女が手探りで離鏡を捜し回り、やっと足元にすがりついて命乞いする。「君上!白浅(ハクセン)を信じてはなりません!あの女は妖術を使って私をこんな顔に…」しかし泣き喚いている玄女の姿とは対照的に、離鏡は何とも言えない虚しさに襲われていた。玄女と夫婦になって7万年も経つというのに、未だ玄女を理解することができないのだから…。何より玄女ひとりのために天族と青丘を敵に回し、戦をすることなどできるはずがない。「君上…白浅が私を恨むのは崑崙虚から陣法図を盗み出し、彼女の師父を死なせたからです だから私を7万年も恨み続け、この機会に乗じて私を死地に追いやるつもりよ… でも君上!陣法図を盗んだのはあなたのため、父君からあなたの命を守るためだった! 私はあなたのために天族と青丘に背いたのに…今になって…今になって見捨てるのですか?」「どれほど政務を怠ろうと俺は翼族の君王、守るべきは己の民だ…」離鏡は衛兵を呼んで翼后を極寒の地へ送るよう命じ、処刑すると決めた。収監された玄女は離鏡の自分への仕打ちに憤った。離鏡が今の座に就けたのも、自分がこれまで手を尽くして来たからだというのに…。まさか白浅のために7万年も妻だった自分の皮を剥いで筋を引き抜くなど良く言えたものだ。玄女は怒りと悲しみでしゃくりあげると、その時、誰かの咳払いが聞こえて来る。目が見えない玄女はやはり離鏡が助けに来てくれたとぬか喜びしたが、それは向かいの牢に監禁されている離怨(リエン)だった。玄女は離怨の声を聞いて驚愕した。確か離怨は300年前、北荒(ホッコウ)の反乱で離鏡が殺したはずだという。玄女の話を聞いた離怨は自分が翼界ですでに死んだことにされていると知り、思わず失笑した。それにしても離怨を生かしておきながら、自分は筋を抜かれて皮を剥がされるとは…。玄女は憤り、夫婦の情があるなら天族と戦うべきところ、自分を殺して天族に取り入ろうとしていると嘆いた。「あいつが守ってくれないなら、自分で自分を守ればいい、私が手を貸そう」「…(ふっ)あなたが?あなたにそんな才覚があれば、300年もここで捕われていないでしょう?」「(はぁ~)私は離鏡に封印された、全身の法力が抑え込まれている 縛り付けられたら当然、逃げ出すことはできない、だがお前は逃げ出せる! まさかここから生きて出たくないのか?」「生きたいわ!死んでたまるもんですか!例え死ぬとしても…あの卑しい白浅が先よ!」夜華(ヤカ)は白浅を青丘へ送り届け、一旦、天宮へ戻った。しかし紫明宮で耳にした玄女と白浅の言葉がどうしても頭から離れない。『天族太子、よくもまあ~こんな賎しい白浅の機嫌が取れるわね~ あなた知らないの?彼女と彼女の師父はねえ…』『玄女、あなたに言っておくわ 師父の仙体は天上の尊貴(武神)、7万年も私の心臓の血を受けて来た あなたたちの子供では耐えられないんじゃないかしら…』するとちょうど連宋(レンソウ)がやって来た。夜華は連宋なら当時の墨淵と司音(シイン)の関係を知っていると気づき、唐突に質問する。「3叔は墨淵上神を良くご存知ですか? 司音上仙の天界での噂は本当でしょうか?墨淵上神が寵愛した徒弟(トテイ)だったとか」連宋は何事かと驚いたが、確かに墨淵にとって小徒弟の司音は特別だったと教えた。霊宝天尊の法会(ホウエ)にまで同行し、連宗はそこで墨淵から司音を紹介されたという@5話。噂は他にもいくつかあった。かつて瑶光(ヨウコウ)上神は墨淵上神を慕って自分の仙居(居)を強引に崑崙山に移していた。その瑶光が嫉妬するあまり司音をかどわかしたが、激怒した墨淵が深夜に軒轅剣(ケンエンケン)を持って瑶光の水牢へ乗り込み、司音を救出したという。これが元で墨淵上神は瑶光上神と決闘、結局、瑶光上神を崑崙山から追い出していた。「それが誠の話なら、墨淵上神は心底この関門弟子(内弟子)を可愛がっていたのだろうな」夜華の不安は的中した。…浅浅、君が私を忘れたかった理由は両目を掘り出したことへの恨みではなかった…君は私と愛し合った記憶を消したかったんだな…君が7万年も待ち続けている人、それは墨淵上神だったのかすると夜華は急に黙って出て行こうとした。「おい?3叔は何かマズイことでも言ったか?」「浅浅が目を覚ます時間までに青丘へ行って薬を煎じないと…」夜華は無理に笑顔を作って出かけて行った。「我らが天族太子は一生、白浅の手の平から逃れられそうにないな~(ふふ」そこへ繆清(キュウセイ)がお茶を運んできた。しかしすでに皇太子が青丘へ出かけと知り、がっかりしてしまう。呆れた連宋は早く家に帰って兄に縁談を決めてもらった方が良いと助言し、ここで10万年仕えても夜華の目に留まることはないと釘を刺した。白浅がふと目を覚ますと、4兄・白真(ハクシン)の坐騎(ザキ)・畢方(ヒッホウ)がいた。畢方は怪我を負った白浅を心配し、親切に水まで持って来てくれる。白浅は甲斐甲斐しく世話してくれる畢方を見て、すぐ4兄が自分をからかっているのだと分かった。畢方は白浅に対しいつも不冷不熱(無関心)、いくら変化の術を使って外見は似せることができても性格までは無理だったらしい。しかし畢方は困惑し、自分は正真正銘の畢方だと言った。折顔(セツガン)と白真が西海に出かけ桃林を守っていたがつまらなくなり、白浅に会いに来たという。「あなた畢方なの?ぁ~あなたたち飛禽(ヒキン)系ってだいたい冷淡でしょ? わたしたち走獣(ソウジュウ)系とは似てないって言うか… あ、適当に言ってみただけ、気にしないでね…(汗)」すると畢方が急に寝台の前で片膝をついて屈んだ。「この度のこと、あなたのお側にいるのが私だったら、全身全霊をかけてあなたに 一糸一毫の傷もつけさせませんでした(身を挺して守ったのに)」「そっ、そりゃ当然よ~何たって我らは同じ狐狸洞の者でしょう? いつかもしあなたが他の人と揉め事になったら、私だってあなたの応援に行くわ(ウンウン)」「浅浅、あなたはいつもとぼけていますね(はぐらかす気ですか) 私は青丘へ来た時からあなたをお慕いしていました、私を怒らせたくてそんな話を?」「なっ、なんですって?」畢方は白浅が天族太子と婚約してしまったため、しぶしぶ真心を隠していたという。しかし白浅がこんな大惨事に遭い、夜華が全く白浅を守れないことが分かった。その上、天宮に側妃までいると聞けば、安心して白浅を夜華に渡すことなどできないと憤慨する。( ー̀θー́ )<私は…|ω-`)<浅浅?そこへちょうど夜華が薬湯を持って入って来た。その頃、迷谷(メイコク)は頑固一徹な畢方を心配していた。白浅が天族と婚約が決まったと知っていながら、まだあきらめられないのだろう。実は鳥類は一途なため、この人と決めたら永遠にその人だけを愛するのだ。「それにしても変だな~太子殿下は墨淵上神を連れ戻したのに何も言わないや(はっ!)とっくに知ってたんじゃないよな?司音が姑姑(ココ)だってこと!」夜華が入って来ると畢方はすぐ立ち上がったが、部屋から出て行かなかった。夜華は2人の間に割り込むように寝台に腰掛けると、何やら不穏な空気が流れる。そこで白浅は畢方にあきらめてもらうことにした。「ねえ?私と天族との縁談が決まる前だったら、そりゃ慕ってもらって嬉しかったと思うわ でも結局、私たちは有縁無分(縁がないの)よ、何事も先来后到(先着順)、そうでしょう?(汗)」 ※有縁無分=知り合っても発展することはない、主に男女の関係のこと「もし私と一緒にいると同意してくれるなら、喜んで天族を怒らせましょう(敵に回します)」「ァ…あなたは先に出て行った方がいいわ」「私と一緒にいたいか、いたくないか、それだけ言って下さい!(答えが聞きたい)」ピキッ( ー̀θー́ )<答えが聞きたい・・・(๑・᷄ὢ・᷅๑)・・・ε-( ー̀εー́ )フゥ←薬湯を冷ましてるw「ん~と…私は人への礼儀を重んじるわ、もうすでに天族と決まったことなの 青丘と九重天に絶対、恥をかかせることなんてできない、そうでしょう? 私を慕ってくれて、すごく感激した でもあなたと私はどうあっても有縁無分、これ以上は何も言えないわ ァ…私に対する気持ちが消えないなら、引き続き隠しておいてくれない? 私はもうあなたの真心を知ってる、忘れることはないから~(ね?ね?」すると畢方は憤慨して帰ってしまう。白浅は思わぬ場面を夜華に見られて決まり悪くなり、慌てて薬湯を飲んだ。「(はい、飲んだ~)忙しいでしょうから行ってちょうだい 私、眠くて…あー眠い~(もう寝ますよ~っと)」「チェンチェン?知ってるかい? 君は私にいて欲しくない時、いつも使う言い訳が″眠くなった″だね?」「…そう?こんな風に言ったの初めてじゃない?(前にも言ったかしら?)」すると夜華が急に白浅に迫って来た。「チェンチェン、さっき君が言ったことは全て本心かい?」「(どうしたらいいのかしら…)ゴホゴホ(ひとりが帰ったらまたひとり来たわ…)」夜華はさらに白浅へ近づき、急に腕や顔に触れて来る。「私がこうして親しくできるのも、青丘に来て色々面倒を見させてくれるのも、婚約しているからか? ならもし他の男と婚約していても、君は同じようにさせるのかい?」「ゴホゴホッ!(ずい分、おかしなこと聞くわね?そんな分かりきったことを… だからここで何度も美味しい思いができるんじゃないの 婚約してなきゃ青丘に引っ越そうとした時点で、迷谷が追い出してるわ だいたい狐狸洞の廂の最上の1間なんて貸すかっつーの…ったく) うぉ(我)…あなたのこと好きよ?婚約しているからってだけじゃなくて…」夜華はその先の言葉が聞きたくて、後退して行く白浅にまた接近した。「ほら?あなたは狐狸洞でも毎日、公文の決裁で大変だったのに 私たちに料理を作ってくれたでしょう?そういう心遣いに感激してる よく言うわよね?″相手が来たら今度は自分が訪ねる(恩には恩を返せ)″って? ※有来有去=相手が訪ねて来ることもあればこちらが訪ねて行くこともある (互いに平等なつきあいをすること、お互い様) あなたが私に桃を1つ贈った、なら当然、私は李(スモモ)を1つお返ししなきゃ もし李がなかったら代わりのビワで間に合わせればいいのよね?ゴホゴホ… 婚約書が他の人だったら、あなたのようにここまで私に良くしてくれなかったでしょうね…」夜華は白浅が自分の気持ちを全く理解していないと知り、白浅の腕をつかんで顔を近づけた。「私はこれまで他の人に料理を作ったことはない、君だから作ったんだ…」 ※字幕:私が料理を作る相手はそなただけだしかし桃花(ロマンス)が苦手な白浅は咄嗟に両手で夜華の顔を挟み、パチパチッと叩いてこの情況を打破する。「あなたの料理の腕前は素晴らしいわ!両親やおじい様にも作ってあげるべきよ これこそ"孝"という字の体現だわ(いい孝行になる)」「私が君に尽くすのは婚約しているからじゃない 青丘に引っ越して来たのも、阿離(アリ)が君に会いたがるからじゃないんだ…」「(ほぉ~)もともと料理が趣味なのね?これはいい趣味ね~すごく実用的だわ~(ウンウン)」話をそらされた夜華はしびれを切らし、白浅を押し倒してしまう。「チェンチェン、君を愛している」「!!!(今日はどうなってるの?長いこと蘇鉄(ソテツ)が花をつけたことなんてなかったわ~ ※ソテツが花をつける=蘇鉄開花(稀有の事態、実現するのが至難なこと) それも同じ日に2つも花が開いた… 2人も続けて私を慕ってるって言うなんて…何がどうなってるのかしら?) ぁ…こういう冗談はやめましょうね~」「フル(( ̄_ ̄ )(  ̄_ ̄))フル…私はこれまでのどんな時より真剣だ 情誼がなくともずっと夫婦でいることはできる しかし私は待ち遠しい、君といつまでも情誼を持てることが…」夜華は愛の告白をして口づけしようとしたが、白浅は思わず夜華の胸を押し返して起き上がった。「うぉ(我)…(ヨイショ)…そうそう、父上と母上が言ってたの 夫婦って長い付き合いになるから、情誼も風花雪月のように淡くなるものだって(ゴホゴホ) そうやってだんだんと家族になって行くのね ほら?私たち今のままでも十分、身内みたいだし、つまりこう思うの 家族になるまでの間にあることはもうぜ~んぶスッ飛ばしちゃったらどうかって あなたもそう思わない?」しかし夜華はどこか納得できない様子だった。そこで白浅は老身として若者を諭すべく、夜華の背中を叩きながら優しく言い聞かせる。「分かるわよ~(ヨシヨシ)あなた位の年頃って、相手を愛したり憎んだりって繰り返すのよね だからあなたの私への禍根が深くならないうちに、早めにそれを取り除くべきだわ(私に深入りする前に考え直すべきよ) あなたも私のこの年代になれば分かる、多くの物事に執着しなくなるの 間違いなく愛情みたいな物に対して興味が湧かなくなるわ~ まあこれも″高きところは寒さに耐えず″の境地って感じ?(達観し過ぎて虚しく思うだけよ) ※高きところは寒さに耐えず=蘇軾の詩、高い地位にある人ほど孤独という意味 私、ずっと考えていたの 天君が一枚の婚約書であなたと私をくっつけちゃって、あなたには本当に気の毒だと… だってあなたはまだ若いんだものね、だけど悲観しないで 万一、私たちが本当に結婚しても、私がちゃんと手配してあげる 若くて綺麗な側妃を数人娶れるよう協力するわ」「(ガーン)君が言ったことは全て本心か?」「(コクリ)純金より本当よ(もちろんよ)!」※純金=金100%だから「つまり君はわざわざそんな事を言って私を悲しませていると(苦しめたいのか)?」白浅は夜華の顔をのぞき込み、その悲しげな表情を見て困惑した。…彼、私と愛し合うことに本当に興味があるみたいね(私を本気で愛しているってこと?)…先のことまで相談した方がいいかしら(先のことを考えないと)すると夜華は優しく白浅の頬に触れ、じっと見つめた。「私が愛しているのは君ひとりだ、2度と他の人を愛することはできない」「…コホッ(マジかっ!)」すると夜華はそこで話を切り上げ、白浅を寝かせてやる。「阿離はもう天宮へ戻ったから邪魔はしないよ、数日、静養すれば良くなるだろう 本当は君も一緒に連れて戻りたかった 霊宝天尊の上清境にある天泉のひとつが傷の静養にピッタリなんでね でも坐騎が私を命がけで止めるだろうから、君が自分で決めてくれないか?」「…あなたの言う通りにするわ(行くわ)」「(ウンウン)もう寝るといい?」白浅が眠ると、夜華は炎華洞の墨淵上神に会いに行った。…もし墨淵上神本人の顔を見なかったら、私だって信じられなかった…まさかこれほど自分と似た者ががいるとは…チェンチェン、君は私を墨淵上神だと見なして青丘に留まることを許したんだね天宮に戻った夜華は西海二皇子・疊風(チョウホウ)から玄女と崑崙虚の因縁について聞いた。しかし夜華はまだひとつだけ分らないことがあるという。当時、司音は師兄たちの目を盗んでどうやって墨淵の仙体を連れて逃げられたのだろうか。疊風の話では17師弟が兄弟子たちを泥酔させ、その間に師匠の仙体を連れて姿を消したという。当時は17の行動を理解できなかったが、思えば17は師父が生きていると信じ、師父の仙体を無妄海(ブボウカイ)に埋葬したくなかったのだろう。この7万年、司音がなぜ姿を隠しているのか分からないが、もしかすると師父を生き返らせる方法を知っていたのかもしれない。すると疊風は他に質問がなければ西海へ帰ると言った。実は数日前に母から悲しい知らせがあり、長兄の病が深刻だという。しかし幸いにも数日前に折顔(セツガン)が来てくれたため、病の原因を突きて止めてくれると期待した。夜華は洗梧宮(センゴキュウ)へ戻り、一鸞芳華(イチランホウカ)へ寄った。中庭ではちょうど仙娥の奈奈(ダイダイ)が昼寝中の阿離をおぶっている。夜華は奈奈に屋敷を片付けるよう頼み、明日からある人が滞在すると教えた。すると奈奈は信じられないといった様子で聞き返す。「この一攬芳華にですか?」「きっと阿離が会ったらすごく喜ぶだろう、それに彼女を別の場所に住まわせることはできない」「じゃあ、あの上神ですね?」奈奈は実は阿離が眠るまで上神の話ばかりしていたと笑ったが、なぜか皇太子は寂しそうに帰ってしまう。「君上は300年来、中庭にさえ何人たりとも足を踏み入れさせなかった… 上神は次の天后になるから特別なのかしら?」狐狸洞ではぐっすり眠っていた白浅が目を覚ましていた。…師父の仙体はどうなったかしら?ちょっと見て来なくては白浅が寝所を出るとちょうど迷谷が竹簡を抱えてやって来た。「姑姑、お目覚めですか?」「師父をちょっと見て来ようと思って…(ん?) それは前に言ってたあの小仙が夜華に送って来るやつでしょう?」「はい、君位を継承する太子殿下ですから文書も山のように届くんスね この数日、太子殿下が姑姑の世話で見向きもしなかったもんで、たまった分を片付けてたんス」「(私の世話ってw)夜華は?」「天宮に戻りましたけど、もうすぐ帰って来ますよ」「仕事に戻って、私は炎華洞へ…少し歩いて来るわ」白浅は墨淵が好きだった桃の花を生けた。どうやら迷谷が師匠をちゃんと面倒見てくれていたようで、白浅は安心する。「師父…300年前、折顔は17に言いました、あなた様がもうすぐ目を覚ますと… もう300年経ったのに、物音ひとつ立てないわ 騙されたのかもしれないけど、17は毎日、考えているのです 師父が戻って師兄たちともう一度、崑崙虚に集まったら、どんなにか楽しいだろうって」白浅は炎華洞の前で拝礼すると、散策がてら池まで歩いた。( *´꒳`* )oO(何と言っても青丘の景色が一番ねえ♪白浅はふと夜華が狐狸洞に来ても毎日、自分たちのために食事を作ってばかりで、どこにも案内していないと気づく。やがて池のほとりにやって来た白浅は、薄衣と履物を脱いで水の中に足をつけた。その時、偶然、白浅を探しに来た夜華がその後ろ姿を見つけ、誅仙(チュウセン)台から飛び降りる素素(ソソ)の姿と重なってしまう。あの時の無念と悲しみに襲われた夜華は思わず仙術で白浅を捕らえ、自分の元へと引き寄せた。「チェンチェン!」「夜華?夜華、あなた…」驚いた白浅は夜華を押し避けようとしたが、夜華はいきなり口づけした。「何するの?!」すると夜華は再び白浅を強く抱きしめ、白浅が身を投げたと思ったという。困惑した白浅はただ暑かっただけだと説明したが、なぜか夜華は怯えているようだった。「チェンチェン…もう2度と君を失うことなど…」「…書房で公文の決裁をしているんじゃなかったの?どうして突然、現れたの?」夜華はようやく落ち着いたのか白浅を離してくれた。「迷谷が食事だと知らせに行ったら君がいないと言うので捜しに来たんだ…」「…じゃあ、戻りましょう」白浅は不思議だった。大紫明宮から戻ってから夜華は墨淵のことについて何も聞いてこない。…何だか変ね(ゴツン!)考え事をしていた白浅は、前を歩いていた夜華が急に止まったのでぶつかった。「小五!」それはちょうど西海から帰って来た折顔と白真だった。真「酒でも飲んだのか?何だか顔が赤いぞ?」夜「(クスッ)」浅「ぁ…我ら青丘の景色って爽やかでしょう?だから太子殿下を案内していたのよ…」折「夕日にそよ風~蓮の花の香りが満ちた池~まさに幽会(逢い引き)にぴったりだしな?ふふ」実は折顔たちは今日の午後、畢方から文を受け取っていた。そこには白浅が今にも死にそうだと書いてあったという。すると折顔はこの千載一遇の機会を逃すまいと、わざわざ死にそうな白浅を見たくて帰って来たとからかった。「(ふん)あなた様がお見えになる前に勝手に良くなってしまいまして、誠に申し訳ありません 怪我が重かったとは言え、今にも死にそうってほどじゃなかったもので… これはこれはあなた様を失望させてしまいましたね~」「何もそこまで怒らなくてもいいだろう?」すると折顔は白浅の機嫌を直すため、西海水君自ら絵を入れた扇子を贈る。白浅は扇子の絵柄を気に入って謝罪を受け入れると、2人に西海へ行った理由を尋ねた。白真の話では数日前に西海の第2皇子と出くわし、何でも折顔の助けが必要になったという。「"大師兄"に何かあったの?!」「おぉ?なんだ、お前は夜華にもう事情を話したのか」折顔は面食らったが、これで嘘をつく必要がなくなったと胸を撫で下ろす。そこで白浅は少し前に玄女に師匠の仙体を盗まれ、それを取り戻すのを夜華が手伝ってくれたと説明した。4人はひとまず狐狸洞へ戻ることにした。すると夜華は何でも言い合える折顔と白浅の関係を羨ましいと感じる。「まさか君がからかわれて怒るとはね、折顔上神はすごい人なのに」「彼は私よりすごく年上だから怒ってもいいの 私だって世代の下の神仙たちが怒らせるような事を言っても、言い争いしないわ」「私は君と何でも言い争いしたい@下の世代」「(ほえ?)私とあなたで言い争うことなんてある?」←( ๑≧ꇴ≦)チェンチェン…4人がちょうど狐狸洞に到着すると、迷谷が慌てて駆けつけた。実は翼君・離鏡が白浅を訪ねて来たが、すでに半日も待っているという。白浅は苛立ちを隠せず、放っておけと言ったが、折顔は反対した。どんな恩怨(因縁)も長引かせれば煩わしさが増すもの、この際、決着をつけてはどうかという。「私と彼に何かケリをつけた方がいい事なんてあった?すでに結果は出たわ」夜華は離鏡に対する白浅のそっけない態度に満足し、思わず笑顔になった。白真が戻ったため、夜華は借りていた書房を明け渡さなければならなかった。その夜、公文を見ることができない夜華は白浅に一局つき合ってもらったが、すでに白浅は船をこいでいる。「迷谷に君の衣裳をまとめてもらおう、明日、私と一緒に天宮へ戻るよ?」「…( ˘ω˘ )zzzz」つづく※黄色のマーカーはカットされたと思われるセリフ※赤色のマーカーは実際の字幕のセリフ、あるいは注釈|ω・`)白浅と夜華以外は割愛したのに、それでもこの長文…おぅふ
2020.03.20
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第51話「悲痛な結末」周老四(シュウロウシ)は呉家東院を出ていくと決めた。周瑩ははなむけに義父と娘だけの酒宴を用意したが、やはり寂しくてふてくされてしまう。すると周老四はサイコロを持ち出し、勝負に負けた者が勝った者の言うことを聞くと決めた。最初の勝負は周瑩が勝ち、周老四に必ず無事に戻るよう約束させた。すると二番勝負は周老四が勝利し、周瑩にいきなり再縁しろと言う。「お前は男に頼らずとも生きていける、だが連れ合いは必要だ お前にふさわしいのは酒が飲めて賭けを恐れず、お前を楽しませる奴だ 沈星移(シンセイイ)なんかぴったりだと思うぞ?奴に決めろ!」周老四は周瑩も実は沈星移が好きだと見抜いていた。確かに呉聘(ゴヘイ)は良くしてくれたが、沈星移も周瑩に尽くしているという。何より沈星移は生きている、死人より生きた人間を大事にすべきだと言うのだ。しかし周瑩は再び真心を差し出すことに躊躇した。「怖いのよ…」「まったく!」周老四は人の一生など短いと訴え、自分にとって価値ある人生を送るよう励ました。周老四は呉家東院の奉公人たち全員に見送られ、周瑩と馬車で出発した。張(チョウ)媽から手作りの靴をもらい嬉しそうな周老四、やがて街外れまで来ると馬車を止め、周瑩を降ろす。「いつか別れの時は来る、ここまででいい」「道中気をつけてね」しかし周老四は周瑩の姿が見えなくなると、御者に寄りたい場所があるので引き返してくれと頼んだ。周瑩は郊外まで出たついでに呉家の墓地へ寄った。すると偶然にも胡咏梅(コエイバイ)が呉聘の墓参りに来ている。「もうすぐあなたと会えるわ」「…で、呉聘に会ったら何て話すつもり?″あなたを殺したのは私よ″とでも言うの?」「何ですって?」「呉聘を殺したでしょう?」周瑩は呉聘に手を下したのが実は胡咏梅だったと教えた。「ナツメ餅に毒を入れたわね? 呉聘はナツメ餅が私の好物だと知って、毎日のように買って来てくれた あなたはそれを知って劉氏の店を買い取り、ナツメ餅に毒を盛った…私を殺す目的でね でも私はつわりが重く、あの日は一口も食べられなかった だから呉聘は私が勧めるまま少しだけ食べたのよ…」胡咏梅はこれまでなぜ周瑩が死ななかったか分からなかったが、ようやく合点がいった。しかしこの期に及んでも呉聘の許嫁は自分だったと訴え、卑しい周瑩などふさわしくないと蔑む。周瑩は自分が確かに卑しい出自だと認めたが、清廉潔白だと言い返した。「だけどあなたは?陰険で卑劣極まりない、それでも呉聘と釣り合うと?!」「お黙り!」胡咏梅は思わず周瑩に襲い掛かったが、あっさり突き倒されてしまう。胡咏梅は取り乱し、呉聘の墓前にすがりつくように泣きわめいた。「なぜお前はしぶとく生きているの?!」「なぜか知りたい?呉聘が私を愛し、見守ってくれているからよ! だから何度、陥れられても無事だったでしょう?「違う!そんなはずない!うわ~ん💦」「夫は亡くしたけど、私は人生に価値を見出したわ、あなたはどうなの? 最愛の人を殺し、胡家の身代も潰した!お金や家族、心の安らぎすら失ったのよ! 胡咏梅!一生、苦しむのね!」周瑩はそこで引き上げたが、胡咏梅が落ちていた枝を拾って後ろから襲いかかった。周瑩は背中をいきなり殴られ、倒れた。「なぜ嫁いだの!お前が現れなければ呉聘哥哥は私を娶ったはず! 私だって人を殺めずに済んだのに!全部お前のせいよ!」胡咏梅は何度も周瑩を枝で殴りながら口を滑らせた。「やっと殺害を認めたわね!」「そうよ…私よ…私がナツメ餅にヒ素を入れたの…まさか呉聘哥哥を殺すことになるなんて…」しかし胡咏梅は悪いのは自分ではなく、呉聘にナツメ餅を食べさせた周瑩だと責任転嫁、再び周瑩に襲いかかろうとする。その時、突然、周老四が現れ、胡咏梅を突き飛ばして荷物をぶつけた。周老四は周瑩がなぜ女ひとりに手こずったのか分からなかった。すると周瑩はこれも殺害を白状させるためだったと教える。それにしても義父はなぜここにいるのか。実は周老四は墓守の小屋を盗品の隠し場所にしていたため、取りに戻ったところだった。しかし2人が話に気を取られている間に胡咏梅は周老四が放り投げた袋の中から落ちた短刀を発見、背を向けた周瑩を再び狙う。周老四はいち早く気づいて咄嗟に周瑩を逃したが、代わりに胡咏梅に胸を刺され、倒れた。全てを失い絶望した胡咏梅は後ずさりしながら呉聘の墓前の前で倒れると、ついに自分の胸に短刀を突きつける。「呉聘哥哥…私を愛していたなら許すわよね?全てあなたのためだったの そうよ、悪いのはあの卑怯者よ、呉聘哥哥…今、行くわ…」結局、胡咏梅は最後まで己の過ちを認めないまま、自ら胸を刺して絶命した。周瑩は息も絶え絶えとなった周老四に人を呼んで来ると伝えた。しかし周老四は残された時間がわずかだと悟り、周瑩に遺言を伝える。「お前を拾ったのは三原(サンゲン)県孟店(モウテン)村…大金持ちの家だ…姓は周…教養ある農家だった…」すると周老四は静かに息を引き取った。周瑩は別院の池のほとりで義父を弔った。すると張媽が去りたくなかったのになぜ出発したのかと涙する。実は以前、周老四は娘を生涯、見守ることが一番の望みだと言っていた。てっきり東院が息苦しくて出て行ったと思っていた周瑩は驚き、引き止めなかったことを悔やむ。しかし張媽はこれが周老四の運命だったのだと漏らし、落ち込まぬよう慰めた。「…私の出自は詳しく聞けなかったけど、もう決めたの 私は父さんの娘、現世でも来世でも私はずっと父さんの娘よ」周瑩の心は決まった。そこでまず祖廟で呉聘の霊位に香を手向け、義母に報告する。周瑩は王世均(オウセイキン)、春杏(シュンキョウ)、福来(フクライ)を連れて上海へ行くことにした。鄭(テイ)氏は周瑩がやり手だと分かっていたが、それでも親は旅に出る子供を心配するものだという。「好きなことをやりなさい、でも約束して、無理せず自分を大事にすると 困難にぶつかったら、この家にいつでも戻って来るのよ?」「はい、にゃんは永遠に私のにゃんです…」周瑩は初めて母の愛と言う物を知り、幸せを実感した。一方、趙白石(チョウハクセキ)に嫁いだ呉漪(ゴイ)は自慢の手料理を用意して夫の帰りを待っていた。しかしようやく戻ってきたかと思えば、周瑩が来たと聞いて慌てて出て行ってしまう。趙白石はしばらくして戻ってきたが、どこか上の空だった。実は周瑩は趙白石に上海に行くと報告していた。戻るのはひと月か半年かもしくは…。ともかく留守の間の副局長は呉蔚武(ゴイブ)に任せると伝え、上海の機器織布局を見学したいと相談した。趙白石は自分の友人が勤めているので訪ねるよう勧めたが、そのまま黙って引き上げてしまう。呉漪は周瑩の話が何だったのか尋ねた。すると趙白石は遠出すると知らせて来たことを伝えたが、急に食欲がなくなったと言って席を立ってしまう。その夜、杜明礼は査坤(サコン)と一緒に胡家の前にいた。人知れず門の前で胡咏梅を葬った杜明礼は、かつて自分が行き倒れになった石段に腰掛ける。「あなたは恩人だ、助けてやりたかった、本当に…しかし、私のような者になす術がなかった あなたの敵は私が憎み続けます…私にできるのはこれくらいですから」すると杜明礼は叩頭し、胡咏梅との関係を終わらせた。「貝勒(ベイレ)爺の命令だ、上海の沈星移を訪ねる」つづく。゚(∩ω∩`)゚。 でぃえ~厄介者だけど愛されキャラだったのに~
2020.03.19
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第50話「愚かな裏切り」周老四(シュウロウシ)が胡家で盗んだ小箱には胡咏梅(コエイバイ)の思わぬ秘密が入っていた。何も知らずに胡咏梅は木箱を必死に探していたが、胡家職の知らせでそれどころではなくなる。実は客が商品を引き取りに来ないと言うのだ。「前金を捨てる気かもしれません、周瑩(シュウエイ)がこんな話をしているとか ″古月(コゲツ)から乗り換えれば前金分は負担する″と…」周瑩の作戦が功を奏し、古月洋布店に奪われた顧客が徐々に戻って来た。また機器織布局で民富(ミンフ)洋布を受け取る大口の顧客は無料配送のため、一緒に茯茶(フーチャ)や薬材も売り込む。やがて機器織布局は生産が追いつかぬほど忙しくなり、同時に毛皮や茯茶、薬材の売り上げまで伸びていた。気がつけば古月の客の大半が周瑩に奪い返されていた。楊金鱗(ヨウキンリン)との契約条件は年に100万反の販売、平均で3ヶ月に24反は仕入れなくてはならない。しかし最初こそ10万反仕入れたものの、この2ヶ月は月に2千反も売れていなかった。胡咏梅はそれでも周瑩への恨みに固執し、たとえ損をしても絶対に負けないと息巻く。そこで店の前に『民富洋布は粗悪品、上品のご用命は古月へ』と書いた大きな立て看板を置き、子供達に民富洋布の悪口を歌わせて広めた。胡咏梅が仕掛けた中傷戦略に呉家東院の面々は怒り心頭だった。しかし周瑩は挑発には乗らず、正攻法で決着をつけることにする。王二虎(オウニコ)は道ゆく人たちを店の前に集め、これから噂が本当か調べるために民富と古月の品比べをすると言った。そこで各店の2種類の布を地面に敷き、ロバが引く粉挽きで踏みつける。もし民富の布が先に擦り切れたら銀10両を、ただし古月の布が先に擦り切れたら銅銭1文を見物客に進呈すると言うのだ。こうして早速、品比べが始まり、街はこの話題で持ち切りとなる。やがてこの噂は趙白石(チョウハクセキ)と杜明礼(トメイレイ)の耳にも入ることになった。ロバが歩き始めて4時間、ついに古月の布が先に擦り切れた。これで国産である民富洋布がいかに優れているかが見事に証明され、評判が急上昇する。六椽(ロクテン)庁の朝議、王世均(オウセイキン)はあれから300万反を受注したと報告した。昼夜体制で生産を続けても、納品が完了するのは来年の年末になるという。機器織布局の成功に呉蔚武(ゴイブ)と呉蔚全(ゴイゼン)は笑いが止まらなかったが、その影で胡咏梅は窮地に追い込まれていた。杜明礼は取り乱す胡咏梅を必死になだめていた。「私がいる…」思わず口から飛び出した言葉だったが、胡咏梅から20万両ほど貸して欲しいと迫られてしまう。すでに店も土地も抵当に入れてしまった胡咏梅は、この店だけはどうしても手放したくなかった。「助けてくれるわよね?…お願いだから力を貸して!」しかし杜明礼ははっきり約束できない。そこで隆昇和(リュウショウワ)に戻り、査坤(サコン)に銀子がいくらあるのか聞いた。査坤は20万300両だと教えたが、すでに負けてしまった以上、助ける意味はない。それより今は貝勒(ベイレ)への釈明を考えなければならなかった。「生涯、あなたに寄り添うのは、銀子とこの私だけです…」胡家には期限前だと言うのに取り立てがやって来た。恐らく胡咏梅に返済能力がないと見限ったのだろう。胡家職が何とか追い返してくれたが、胡咏梅はもはやなす術がなかった。そこで藁にもすがる思いで杜明礼を訪ねたが、査坤に追い返されてしまう。やがて外は激しい雨になった。杜明礼は査坤からまだ胡咏梅がいると聞くと、仕方なく自分で追い払うことにする。「力にはなれぬ」「いいえ、古月の配当が10万両はあるはずよ!」「力になる気はない…もうここへは来ないでくれ」「恩を仇で返すと?私はあなたの恩人でしょう?私がいなければ死んでいたのよ!」「…違う、私が生き延びたのは食べかけの饅頭(マントウ)のおかげじゃない! 情を捨て、利益だけを考えてきたから、今の私があるのだ」杜明礼は胡咏梅の未練を断ち切るように暴言を吐き、屋敷に戻って行った。そんなある日、周瑩は突然、巡撫(ジュンブ)に呼ばれた。するとそこに周老四(シュウロウシ)の姿が…。実は周老四は民富洋布の人気を利用し、人を騙していた。甘粛(カンシュク)から民富洋布を仕入れに来た商人3人は、納期が来年と聞いて困っていたという。すると周老四が現れ、副局長の父親なので融通できると持ちかけて来た。3日以内に品を渡すと言う約束で3人は千両を払ったが、周老四がその後、姿を消してしまう。そこで織布局に尋ねてみたが、自分たちの注文が通っていないと分かり、周老四を捕まえて引っ立てたのだ。しかし県令も知府もなぜか裁きたがらず、巡撫まで来ることになったという。周瑩は千両を返金し、賠償としてさらに千両払うことで示談にしてもらったが、趙白石は厳しく戒めなければ過ちを繰り返すとして周老四に棒打ち3回を命じた。周瑩は罰を受けた周老四を連れて別院へ戻った。そこで義父に分別を持って欲しいと言い聞かせ、自分の後ろにいる人間まで巻き添えになると訴える。すると周老四はもはや自分がただの厄介者に過ぎないと痛感した。周瑩が副局長になってから滅多に顔も見られず、一緒に酒を飲むこともままならない。潮時だと感じた周老四は出て行こうと思ったが、さすがに腰が痛くて立てなかった。「イテテテテ…お前が苦労していても俺は力になれないばかりか迷惑をかける 今のうちに出ていくべきかもしれんな~」周瑩は気ままに暮らしたいなら止めないが、当てつけなら行かせないと釘を刺した。一方、査坤は沈家の番頭・陶大通(トウダイツウ)から沈家の様子を聞いていた。沈四海(シンシカイ)は沈星移が物にならないと追い出し、今は上海で遊んでいるとか。しかし査坤はどうも腑に落ちなかった。すると陶番頭がある話を思い出す。「数日前に帳場で聞きました、上海では2ヶ月で30万両も稼げる商いがあるとか…」査坤はすぐ杜明礼に報告した。調べてみたところ沈星移はどうやら上海で生糸を西洋人相手に商っているらしい。杜明礼はぴんと来た。合資の契約で生糸の商いは含まれず、上海での稼ぎなら帳簿に載らないため隆昇和への配当もない。沈四海に自分たちと手を着る勇気があるとは思えないが、隠れてそろばんを弾いていることは確かなようだ。そこで杜明礼は上海での稼ぎに目をつけ、これで織布局での失敗を補おうと考える。「30万両の3割とすると…9万両ですか?! キラーン(๑✪ω✪人」査坤は確かにこれで貝勒の怒りも解けると喜んだ。周老四は周瑩と久しぶりに街に出た。周瑩を侍女として沈家に売るきっかけになった王大嘴(オウダイシ)の賭場、涇陽で最初の宿、大道芸で小銭を稼いでいた市…。すると周瑩は昔を懐かしみ、ナツメ餅が食べたいと言った。「よし!欲しいだけ買ってやる!」そんな父の言葉がふと愛しい呉聘(ゴヘイ)の言葉と重なる周瑩…。…好きなら毎日、買って来させるよ(^ꇴ^)呉聘は仕事帰りに必ずナツメ餅を買って来てくれた。そう言えば甘い物など食べない呉聘が周瑩に勧められて珍しくナツメ餅を味見したこともある。…ナツメ餅の風味は私たち夫婦の味わいだなしかし市にはもうナツメ餅の露店はなかった。周瑩たちがナツメ餅の店を探していると、饅頭の店主が劉(リュウ)さんの店なら裏通りに移ったと教えてくれた。すると確かに劉さんはまだ店をやっていたが、今は涼皮(リャンピー)を売っている。実は薬材店の胡家の娘からナツメ餅の店と屋号を全部、買いたいと言われ、売ってしまったという。しかし結局、露店は数日で閉めてしまい、今になって思えば2代続いたナツメ餅の看板を売ったのは惜しかったと嘆いた。「…老劉頭?その小姐が露店を買ったのはいつのこと?」周瑩は胡咏梅が店を買ったと聞いて驚愕した。「そうだな~8年前になるかな?」「じゃあ…呉家東院の呉聘少爺を覚えている?」「もちろんさ!毎日、買いに来て下さってた、ご自分では食べないが奥さんへのお土産なんだ」その時、周瑩は全てを悟った、呉聘がなぜ毒殺されたのかを…。「私だけが…食べるはずだった」確かにあの日はナツメ餅を食べない呉聘が味見をし、いつも食べている周瑩がつわりで食べられなかった。胡家では胡咏梅が途方に暮れていた。すると周瑩から会いたいと文が届く。文を見た胡咏梅は逆上し、髪を振り乱してビリビリに破いてしまう。つづく( ๑≧ꇴ≦)胡家職の憂鬱…そして安定の査坤w
2020.03.18
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第49話「捨て身の策略」呉家西院の呉沢(ゴタク)が郷試に合格、その日、西院で盛大に祝宴が開かれた。望まぬ縁談を強いられた呉漪(ゴイ)はこの機会を利用し、千紅(センコウ)に教えてもらった卑怯な手を使う。予想通り兄は居宅で趙白石(チョウハクセキ)と2人だけで祝杯をあげていた。そこで呉漪は得意の料理を差し入れ、西院特製の梅酒を持参する。呉沢は喜んで呉漪も自分たちの酒に付き合えと同席させた。すると呉沢は趙白石のように一発合格なら宴に参加して周囲の祝福を受けられたと訴える。しかし合格するまでに時がかかり過ぎたため、人から浮かれていると思われたくないという。「呉沢よ、人生は短いのだぞ?嬉しい時は喜ぶべきだ」「では来年、会試に合格したら、その時は己の欲望に従う!」「欲望に従うだと?私もそれができれば苦悩などなくなる」2人は笑って梅酒で乾杯し、やがて酔いつぶれた。周瑩(シュウエイ)は義母と一緒に祝宴で京劇を鑑賞していた。すると鄭(テイ)氏はふと周瑩の横顔を見ながら、後れ毛を直してやる。「周瑩、一緒に暮らして何年になる?」「(ん…?)数えたこともありませんよ~」「私もよ」鄭氏はしみじみ時が経つのは早いと告げ、今や周瑩を嫁と言うより娘同然に思っているという。「これ以上、呉家に縛りつけたくない… もしこの先、良い人と出会ったら呉聘(ゴヘイ)のことは忘れていい でも必ずいい人を選んでね?沈星移(シンセイイ)のような男だったら嫁がせないわよ?」周瑩は義母の気持ちが嬉しい反面、改めて呉聘が戻らないと実感して悲しくなった。|ω・`)にゃん…趙白石が目を覚ますと、なぜか乱れた姿で寝台に寝ていた。すると部屋には泣いている呉漪の姿がある。「漪姑娘?どうしました?」「ご自分が何をしたか覚えていますよね…」「(フルフル)私は酔いつぶれたので?…何かご無礼を?」しかし呉漪は泣きながら逃げるように出て行ってしまう。趙白石は慌てて追いかけると、回廊の椅子で寝ている呉沢がいた。そこで呉沢を揺り起こし、酔いつぶれたあとに自分が何をしたのか聞いてみる。「お前は…″欲望に従う″とか何とか…ムニャムニャ」呆然となった趙白石は部屋に戻ってみると、床に血のついた手巾が落ちていた。|ω・`)それ月の…ゲフンゲフン一方、胡咏梅(コエイバイ)から軍需品の事案と父親の関わりを知りたいと言われた杜明礼(トメイレイ)は、偽証した佟(トウ)番頭の供述書を見せた。胡咏梅はやはり呉家東院が父を陥れたと信じ、愕然となる。そこで杜明礼は確かに趙白石が軍需品の事案の再調査を上奏したが、胡志存(コシソン)が真犯人と匂わせるような内容だったと嘘をついた。罪悪感からか結局、奏状は取り下げたものの、周瑩が趙白石を支持して織布局を設立したのは再調査を頼むためだったのだろう。胡咏梅は怒りに震え、周瑩の洋布が売れないよう邪魔してやると息巻いた。呉漪の捨て身の策が成功した。趙白石は身に覚えがないものの、自分の失態を認めて西院に縁談を申し出る。呉蔚武(ゴイブ)は喜んで冷(レイ)家との縁談を破棄、知らせを聞いた呉漪は天にも昇る心地だった。楊金鱗(ヨウキンリン)は古月(コゲツ)洋布店が1年で100万反を売ることを条件に値下げに同意した。機器織布局の年間生産量が60万反、古月が100万反も売れば当然、民富(ミンフ)洋布は売れない。胡咏梅は周瑩の見本からして原価は恐らく3両程度と読み、楊金鱗から3両で仕入れ、そのまま3両で売ると決めた。もし周瑩が値段を下げたら自分も下げるつもりだが、織布局のために私財を投げ打った呉家東院に値引きする余裕などないだろう。しかし胡家職は100万両の保証金を払えという楊金鱗の要求を忘れないで欲しいと釘を刺した。100万反売らなければ保証金は返って来ない、1反の売れ残りも許されないのだ。すると杜明礼が後押しする。機器織布局の洋布が3ヶ月も売れなければ貝勒(ベイレ)が趙白石を弾劾、趙白石が失脚すれば機器織布局も閉鎖になるという。自信をつけた胡咏梅は胡家職の心配をよそに、店や父が残した土地を抵当に入れてまで保証金を用意すると決めた。「大道芸あがりの女がっ、私に勝つなんて100万年早いのよ!」←本当は百年w呉漪は念願叶って趙白石に嫁ぐ日を迎えた。寡婦のため祝宴に出られない周瑩は花かごが到着する前に祝福に駆けつけ、付き添いの千紅を残して帰って行く。すると千紅はわけ知り顔で呉漪に聞いた。「あの手を使ったの?」「…分かってるくせに」千紅は趙白石のような男には″あれ″が一番効くと笑い、自分は口が硬いので安心しろと言った。別院に戻った周瑩は回廊で楽隊の音を聞いた。「花嫁が出発した頃かしらね…」すると春杏(シュンキョウ)は周瑩の輿入れを思い出し、思わず失笑してしまう。実はあの時、周瑩は空腹で拝礼の儀の時にお腹が鳴っていた。2人は昔を懐かしみ笑ったが、ふと周瑩は呉聘が2度と目覚めることがないと寂しくなる。義母は急に″いい人と出会ったら呉聘を忘れていい″と言った。機器織布局の商いは予想以上に繁盛し、他の商いも順調だ。周瑩は自分の役目がもう終わったのだと感慨深い。「少奶奶、他に行きたい所でも?」「…上海よ」春杏はその理由に気づき、行くべきだと後押しした。こうして呉家東院を再建させ、恩を十分に返し、何より沈星移は周瑩を想い続けている。「何を迷う必要が?」しかし周瑩は沈星移に会うのが怖かった。沈星移に会った時に自分がどんな気持ちになるのか、想像もできない…。そんなある日、民富洋布が全く売れなくなった。しかも胡咏梅が納品した2万反を全量、返品してきたという。実は古月が数日前に5割も値を下げ、涇陽(ケイヨウ)や西北部の客まで殺到していた。民富洋布より2割も安いとなれば、客を取られて当然だろう。憤慨した周瑩は周老四(シュウロウシ)と護衛の韓三春(カンサンシュン)を連れ、早速、胡家に押しかけた。ちょうどその頃、胡咏梅は書斎で例の文を処分しようとしていた。そこへ胡家職が止めるのも聞かず、周瑩が乗り込んでくる。胡咏梅は仕方なく木箱に文をしまい、咄嗟に棚に置いた。「一度交わした商談をなぜ反故にしたの?!」「父の敵など信用できない!…よく聞きなさい、損失も顧みず半値にしたのはあなたを潰すため …私の目的はただひとつ、あなたから家財を剥ぎ取り、再起不能にすることよ!」周瑩は頑な胡咏梅の態度に呆れ、そこで帰ってしまう。韓三春と千紅は別院を訪ね、自分たちが持っている東院の株2割を差し出した。これを金に変えて胡咏梅を打ち負かして欲しいという。周瑩は2人の善意に心から感謝していたが、そこへ周老四が帰って来た。「春杏!例の木箱を持ってこい!」しかし周瑩の姿に気づき、慌てて春杏を止めようとしたが間に合わない。すると春杏が周老四に木箱を渡した。実は周瑩と一緒に胡家に乗り込んだ時、こっそり盗んで来たという。怒った周瑩はすぐ返せと迫って木箱を奪おうとしたが、うっかり落としてしまう。その時、偶然にも中から文が飛び出した。韓三春は木箱に入っていた文に見覚えがあった。これは当時、牛寿娃(ギュウジュア)に届いた文で、三寿幇(サンジュホウ)が周瑩を誘拐するきっかけとなった証拠だという。しかし趙白石は牛寿娃の死後にこの文は消えたと言っていた。一体、なぜ胡咏梅がこの文を持っていたのだろうか。その時、韓三春は古月洋布店に飾られた書の字を思い出し、胡咏梅が書いた文だと気づいた。周瑩も胡咏梅の筆跡を思い出し、合点が行く。そこで早速、巡撫に持って行ったが、趙白石は慎重を期して口外しないでおくと言った。「あともう一つ、織布局が稼働して長らく効果が出ないのは古月が市場を独占しているからだな?」「すでに策は練ってあるので、ひと月後には成果が出るかと…」周瑩はまず王世均(オウセイキン)に洋布を3等級に分けるよう指示した。古月の質をはるかに上回る布は従来の値で、若干いい布は古月と同じ値に、質が同等の布はさらに5分安くするという。さらに乗り換えてくれる客がいれば古月に払った前金を商品代金から引くことにした。また今年、民富洋布から仕入れた量が昨年の古月より多い客には、来年分の商品代金を割り引きする。まとめて10反以上買った客には裁断のおまけを、2千反以上買った客には運送費を負担することにした。「それから小売客には″民富券″を売る、券は1枚につき1両で売り、1枚で2両分も品が買えるわ ただし2反につき1枚が限度、釣り銭は出さない」これならちょうど2~3割の割引に相当する。周瑩はこの方法なら必ず顧客を取り戻せると自信を見せた。つづく( ゚д゚)まさか福来の担保だった狛犬って、あの巨大なやつ?…(´゚艸゚)∴ブッ
2020.03.17
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第82話「愛と復讐」烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)と決別、帰京を命じられ禁足となった。愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)は翊坤(ヨクコン)宮の前で帰りを待っていたが、如懿は顔も見せず寝殿に入ってしまう。しかしすぐに侍女・容珮(ヨウハイ)だけが現れた。「ご伝言です、12阿哥を不安がらせぬよう世話をして欲しいと それから5阿哥の脚の持病ですが、小さな病とあなどらず、江(コウ)侍医に診てもらうようにと…」「…分かったわ」「それから、これをお渡しせよと…」容珮が差し出したのは第10話で海蘭が如懿に贈ったお揃いの手作りの香り袋だった。「他には何と?」すると容珮は涙を浮かべて何か言いたそうだったが、結局、黙って下がってしまう。こうして翊坤宮は海蘭の目の前で閉門、頑丈な錠で固く閉められた。如懿は弘暦が自分を廃后するだろうと覚悟し、海蘭を突き放した。しかし海蘭は如懿が自分を巻き添えにしないよう、手作りの香り袋を返したと分かっている。もちろん容珮も皇后があえて愉妃に冷たくした理由を知っていた。「愉妃娘娘もお分かりかと…」「もちろんよ」容珮は長旅で疲れている皇后に休むよう促したが、如懿はもう少しここで座っていたいと言った。翌朝、第5皇子・永琪(エイキ)は延禧(エンキ)宮に母を訪ねた。海蘭は勅命を受けた内務府が翊坤宮の装飾を撤去したと憤慨し、皇后と懇意の太監・李玉(リギョク)まで円明(エンメイ)園に追い払われたと教える。永琪もこの様子では皇帝が本気で廃后するつもりではないかと心配した。ともかく海蘭は凌雲徹(リョウウンテツ)の一件以来ふさぎ込んでいる永璂(エイキ)には伏せると決めたが、話を聞いていた永琪が現れる。「父上は母上をお捨てになるのですか…」「私がいる限りそんなことはさせないわ…泣かないで」永琪は弟を慰め、公務に戻ることにした。すると道すがらまた足に激痛が走る。心配した太監・小磊子(ショウライシ)は江与彬(コウヨヒン)に診てもらおうと進言したが、永琪は皇后側の人間と接触するのはまずいとためらった。皇帝一行が南巡から帰京した。皇貴妃に昇格した衛嬿婉は皇后が禁足となり、今や事実上の後宮の主人となる。永寿(エイジュ)宮には妃嬪たちがご機嫌とりに集まり、にぎやかだった。しかしそんな嬿婉を和敬(ワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)は冷ややかな目で見ている。「父上に取り入るのがうまいだけよ…見下す者も大勢いるわ」衛嬿婉はこの機に乗じ、如懿の側仕えをさらに減らすことにした。すると命を受けた皇貴妃の太監・王蟾(オウセン)が翊坤宮に現れ、いきなり太監・三宝(サンポウ)と侍女・蕓枝(ウンシ)を連れて行こうとする。容珮は2人も異動になっては困ると訴えたが、王蟾は今の翊坤宮なら侍女が2人もいれば十分だと言った。「それに皇后の周りには不届きな太監が多い、凌雲徹もその1人だった、追い払う方が良い」この言葉に容珮は激高し、ちょうど落ちていた庭のほうきを手にして襲いかかった。「勅命により翊坤宮で凌雲徹の名は禁句よ!皇上に逆らえば皇貴妃とてお前を守りきれないわ!」しかし三宝と蕓枝は逆らえば皇后に迷惑がかかると止め、黙って従った。永琪は公務の報告が終わると、ひざまずいて皇帝に皇后の窮状を訴えた。すると弘暦は三宝が司庫(シコ)房に追いやられたことも知らず、後宮のことは皇貴妃に任せてあると冷たい。永琪は他のことはともかく、永璂のために皇后に寛大な処置を嘆願した。皇后は養母であり、弟の涙を見るのは忍びないという。「いつも悲しみに耐え、幼い心を痛める姿が不憫です」永璂が泣いていると聞いた弘暦はさすがに心配になったが、永琪には自分の職務を果たし、後宮のことに構うなと釘を刺した。如懿が亭で写経していると、急に門が開く音がした。すると海蘭が差し入れを届けにやって来る。「じぇじぇ…」「どうやって中に入れたの?」「永璂と永琪、容嬪(ヨウヒン)の口添えで皇上のお許しを頂けました」そこで海蘭は永璂が会いたがっていると伝えた。しかし如懿は今の自分の姿を見れば永琪が悲しむと考え、連れて来ないよう頼む。海蘭は自分が世話をするので安心するよう伝え、最近では皇太后も目をかけてくれると教えた。ただ永琪の持病については、本人に尋ねても心配し過ぎだと嫌な顔をされてしまうという。思えば永琪ももう妻も子供もいる大人、如懿は仕方がないと漏らし、くれぐれも身体には気をつけて欲しいと願った。容珮は海蘭の目配せに気づいて下がることにした。すると海蘭は如懿に歩み寄り、自分を遠ざけたいことなら分かっていると告げる。しかしそれでも如懿のことが心配でたまらないと訴えた。「巻き添えなんて怖くない、怖いのは姐姐との心の溝よ…」「凌雲徹の件であなたは…」如懿はそこで思わず言葉を飲み込んだ。「(ハァ~)長い付き合いよ?溝などできるはずがない、よしましょう? その話はもう2度と口にしないこと、ただ私はこんな状況よ? やはり距離を置く方がいいわ、今日、会えたのだから、もう来てはだめよ?」「じぇじぇ…」海蘭が如懿と手を握り会えたのは何年振りだろうか。ようやく如懿とのわだかまりが解けた海蘭は、安堵の涙を流した。一方、永琪の格格(ゲゲ)・胡蕓角(コウンカク)こと田蕓児(デンウンジ)は永寿宮に皇貴妃を訪ねた。永琪は持病が悪化し、侍医も安静にしていれば治る見込みが3割だと言ったという。「3割だなんてかなり深刻よ、5阿哥の病はあなたのお手柄ね、もうすぐお母さんの敵が討てるわ」確かに母の敵は討たねばならなかったが、実は蕓児は永琪を本当に愛し始めていた。「5阿哥はとても優しくしてくださいます どんな女子でもあの真心に包まれたらこの上ない幸せでしょう でもそのご恩に応える術がない…」「分かるわ…」衛嬿婉はかつて自分を大切にしてくれる男と出会い、互いに愛し合い、添い遂げたいと願ったことを思い出した。しかしそんな夢は滅多に叶わないという。蕓児の余命はあとわずか、命あるうちに母の恨みを晴らさねばならないが、そのためには愛する人の命を奪わなくてはならなかった。嬿婉はそれが宮中だと言い聞かせ、愛を捨てて苦しみに耐えてこそ望みが叶うと教える。「愛を選ぶなら望みなど捨て、何もしない方がいいわ」そこで嬿婉は机に薬を置いた。これを永琪の脚の傷にかければ、毒が身体を回って数日もしないうちに死ぬという。蕓児は薬入れを眺めながら、永琪との幸せは来世でしか叶わないのだと自分に言い聞かせるしかない。「永琪の苦しみが早く終われば、来世での再会も早まるでしょう 今生での縁がきっと来世でも続くわ〜」嬿婉はそう言って蕓児の手に薬入をのせた。その夜、如懿は久しぶりに先帝皇后だった叔母の夢を見た。『皇后の冠はどうしたの?私の言葉を忘れたのね…惨めなウラナラ氏は私だけでいいと言ったはず』すると若かりし頃の如懿が現れ、叔母に宮中で喜びを感じた日があったか尋ねていた。しかし叔母は喜びなど宮中では重要なことではないという。『大切なのは…』『喜びもない生き方をせよと仰せに?皇上も私ももうお互いを想っていません、別れるべきでは?』『だがそなたはウラナラ氏の女子だ、死んでも皇后の座を守らねば、一族の栄華が絶えてしまう』『一族の栄華?…ウラナラ氏の女子は代々、その言葉に縛られて来ました 叔母上?私は叔母上のように縛られたくありません もう2度とウラナラ氏の女子を後宮に入れたくない』驚いた叔母は失望した様子だったが、如懿はそこで目を覚ました。皇后が禁足となって半年が過ぎた。大臣たちも苦慮していたが、廃后にすべきと進言すれば処罰され、禁足を解くべきと進言しても降格処分にされ、もはや静観するしかない。「皇帝はなぜ分からぬのだ、禁足など解けばよいものを…」苛立つ皇太后に侍女・福珈(フクカ)は、皇帝が皇后からの謝罪を待っているのだと言った。一方、寝付けない如懿は就寝の時間になっても、寝所で思い出の鉢植えを見ていた。しかし容珮はなぜ主人が枯れた緑梅を見ているのか分からない。実はこの緑梅の植木は延禧宮にいた第9話の頃、弘暦が贈ってくれたものだった。当時は緑の花が満開で美しかったが、南方の梅で気候が合わなかったのか、間もなく枯れてしまったという。すると如懿は急に激しく咳き込み始めた。今日も第5皇子から仏様に供える花と香が届いた。永琪は必ず3日おきに翊坤宮に届けてくれるが、容珮は今の皇后が求めるものとは違うと漏らす。すると早速、香を焚いた如懿は永琪からかと聞いた。「はい…娘娘?5阿哥が花と香を贈って来るのは孝行心だと思います ですが届く品は花と香だけ、娘娘に反省を促していると皇上に思わせるのが目的なのでしょう」容珮は歯がゆかった。本当に孝養を尽くしたいなら、皇帝に皇后の様子を伝えるべきではないのか。「お黙りっ、永琪は地道に努力して、やっと皇上の信頼を得たの 私のために巻き添えにはできない」「…私が浅はかでした」容珮は謝罪して花を取りに戻ったが、皇后の咳は酷くなっていた。皇子の中で最も優秀な永琪は栄(エイ)親王に昇格した。弘暦は第五皇子・永琪を皇太子とする密建書をしたため、所定の場所に隠しておく。実は先帝は皇太子を立てず、弘暦を宝(ホウ)親王に封じていた。誰もが永琪を後継者と信じて疑わなかったが…。そんな中、衛嬿婉は幸運にも40歳を過ぎて再び懐妊した。すると侍女・春嬋(シュンセン)は、このまま永琪が即位すれば如懿が母后皇太后になってしまうと焦る。しかし嬿婉は永琪の称号を忘れたのかと言った。「栄親王、順治(ジュンチ)帝の孝献(コウケン)皇后が産んだ第4皇子の称号と同じね 順治帝は皇太子に立てるつもりで、まず栄親王に封じたの…」「思い出しました(ニヤリ)その皇子は栄親王になって間もなく、夭折(ヨウセツ)を…」永琪は衛嬿婉の策略により、持病の脚が悪化していた。その夜、胡蕓角は永琪が眠っているうちに皇貴妃からもらった薬を塗ろうと企んだが、脚の痛みで永琪が目を覚ましてしまう。すると永琪は熱を出していた。蕓角は福晋を呼ぶと言ったが、永琪は蕓角にそばにいて欲しいと訴える。そこで蕓角はひとまず永琪に水を飲ませ、眠るまで手を握っていた。やがて永琪が眠りにつくと、蕓各は身支度をしてこっそり外へ出た。結局、薬を塗ることはできず、蕓角は薬の中身を捨ててしまったが…。つづく(  ̄꒳ ̄)永琪よ…賢いのになぜw
2020.03.16
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第81話「決別」杭州(コウシュウ)の行宮、碧梧閣(ヘキゴカク)。烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は炩貴妃(レイキヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)を呼びつけ、皇帝を惑わせたとして左配役失格と断罪した。そこへ養心殿の太監・進保(シンホウ)が慌てて駆けつける。実は皇帝が昼寝の後に西湖へ向かったというのだ。目的はまた例の水玲瓏(スイレイロウ)だったが、他にも芸妓6人が一緒だったため、見過ごせず報告に来たという。激怒した如懿は直ちに衛嬿婉を絞殺すると決意、進保にも皇帝の名誉回復のため炩貴妃を処刑する旨を伝えるよう命じた。驚いた嬿婉は咄嗟に助けを呼んだが、皇后の太監・三宝(サンポウ)と侍女・容珮(ヨウハイ)に腕をつかまれ拘束されてしまう。「私に濡れ衣を着せて処刑する気っ?!」「濡れ衣?本宮と凌雲徹(リョウウンテツ)を罠にはめ、永璂(エイキ)は心を病んだ こたびは国政をかく乱させたわ、どこが濡れ衣なの?!」しかし進保がまずは妓楼の者たちを追い払って欲しいと進言し、嬿婉は首の皮一枚つながった。「…衛嬿婉、いいこと?名誉を取り戻すのは簡単ではないのよ?!」西湖にようやく皇帝を諌めることのできる人物が現れた。岸で見張りを任されていた重臣・富察(フチャ)傅恒(フコウ)は安堵し、皇后が舟に乗るのを見逃す。湖上の舟では進忠(シンチュウ)が立ちはだかったが、皇后を止めることはできなかった。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は水玲瓏をはべらせ、芸妓の舞を楽しんでいた。そこへ突然、如懿と容珮が入って来る。水玲瓏と芸妓たちは唖然となったが、目の前の高貴な女が皇后だと知って恐れおののいた。如懿に醜態を見られた弘暦は誤解だと訴え、地方の風俗を理解しようと民間の歌を聴いていただけだと取り繕う。すると如懿は容珮に芸妓たちを岸へ送り、不届きな進忠を三宝と2人で処罰しろと命じた。弘暦はあからさまに不快感を示し、李玉(リギョク)に菓子を届けさせたのも無駄だったと呆れた。しかし如懿は弘暦の名誉を守るために来たと訴える。水玲瓏に龍紋の衣を着ることを許し、今や城下では庶民が水玲瓏の真似をして手の甲に水仙を描いているのだ。その上、皇帝が湖上でお楽しみだと、聞くに堪えない噂が広まっている。「ご自身の名誉が汚されても構わないのですか?」「ふん、朕は数十年、国事に専念して来た、ひと時の息抜きも許されぬのか?!」「今の盛世は不断の努力の成果です、南巡は康熙(コウキ)帝に倣い、国情を視察するためのはず 快楽のために名声を台なしに?」そこで如懿は御前にひざまずき、御身と名誉を大事にして欲しいと諫言した。弘暦は苛立ちを隠せず、自分も天子として如懿に命ずると凄む。「朕に楯突くなぁっ!(イライラ)そなたも徳の高い孝賢(コウケン)皇后や従順な炩貴妃を見習え!」さすがに孝賢皇后を持ち出されては何も言えない如懿、しかし少なくとも進忠を利用して皇帝を淫楽に引き入れた炩貴妃が従順だとは納得できなかった。「私は劣ると?」「そうだぁ!炩貴妃は朕を喜ばせるが、そなたはどうだ?興を削ぐのみだっ!」管理人は顔を真っ赤にしてわめき散らす弘暦を見ながら、気持ちが冷めていくのを感じた。꒰⌯͒*ತ _ತ)じーっ ((((꒪ꈊ꒪″)<なぜ睨む?!꒰⌯͒*ತ _ತ)<あの頃の皇上はもういません、私たちはお互いに幻滅しています一方、容珮と三宝は芸妓たちを連れて岸へ戻っていた。いくら皇帝に仕えたとは言え芸妓では入内できず、出家させるしかない。芸妓たちは泣いて拒んだが、容珮は本来なら死罪になるところ、皇后の恩情だと言った。↓可愛いは正義!進忠はどさくさに紛れてその場を離れようとしたが三宝が捕らえ、君主を惑わせた罪で処刑すると告げる。しかしそこへ衛嬿婉が和敬(ワケイ)公主・璟瑟(ケイシツ)を連れてやって来た。嬿婉は慌てて進忠を放せと命じたが、皇后の命に逆らうのかと拒否する容珮と一触即発になる。すると璟瑟が騒ぐなと一喝、ひとまず進忠を監禁しておけと命じた。公主の指示では嬿婉も拒否できず、仕方なく太監・王蟾(オウセン)に連行するよう頼んで船に乗り込む。2人はここで皇后を一気に追い落とそうと企んだが、湖上の舟では思わぬ事態が待っていた。弘暦は襟を正すどころか自分の非を認めず、如懿に責任を押し付けた。この数年、如懿はずっと不機嫌で自分に背き続けて来たと非難し、今も冷たいチベスナの目で自分を睨んでいるという。すると弘暦はこの期に及んで如懿が冷淡になった原因は凌雲徹だと揶揄した。「…皇上、私は皇上だけに心を捧げて来ました(ふぅ~)ただ皇上は当時のホンリーではない ″美しい思い出さえあれば、いかなる困難も乗り越えられる″…そう思った時もありました でも今、分かったのです、皇上の疑念とお互いへの不満は、固い絆も壊してしまうと…」「そなたとて変わった…昔の青桜(セイオウ)ではない あの頃の青桜は朕と分かり合い、朕を理解し、おもんばかってくれた 今のそなたは昔の面影すらない、もはや別人に思える…」「ええ、確かにチンインはもういません…皇上の皇后となり、精根尽きたのですっ」憤慨した弘暦は恩着せがましく誰のおかげで皇后になれたのかと迫り、多少のことは大目に見ろと開き直った。如懿は后位を望んだ覚えはないと言い返し、非の打ち所のない孝賢皇后さえ不満を募らせる皇帝に怯えていたと教える。そもそも孝賢皇后の死後に深い哀悼の意を示したのは真心からではなく、情に厚い皇帝と印象づけるためではないか。「今でも皇上は妃嬪たちを不安にさせています!夢中だった容嬪(ヨウヒン)ですら大切にしていません! 皇上は鏡に映るご自身に満足しているだけでは?」「ふぁんすー!」弘暦は思わず立ち上がり、如懿に迫り来る。「朕は長年、孤高を貫き、政務に心血を注いできた!そんな朕を誰がいたわってくれた? 妃嬪は下心を持ち、朕を欺いてばかりだ!」「後宮の争いや謀には私も嫌気がします…でもその原因は皇上にあるのですよ? 陛下も妃嬪を欺いたではありませんか?」如懿は純粋な舒妃(ジョヒ)に避妊薬を飲ませて追い詰めたことや、純恵皇貴妃(ジュンケイコウキヒ)と永璋(エイショウ)を顧みず見殺しにしたことを持ち出した。「それに私は長年、連れ添っていますが皇上をだましたことはありません なのに凌雲徹との私通を疑われ続けたのです、皇上は凌雲徹をいたぶり私を苦しめた 私を信頼するとおっしゃったのに…全ての発端は皇上の疑念です ←正論キター(*゚▽゚*)ー! もう釈明するのも疲れました…パトラッシュ」「蒸し返すのか?そなたと凌雲徹の逢瀬を目撃したのは永璂だぞぉ! ←先に蒸し返したくせにw 朕は奴も殺さず、そなたも廃さなかった!」「ご自分の対面を守るためでしょう? ←イタタタタ~( ๑≧ꇴ≦) どう言い繕おうと皇上は誰よりも頑固で!薄情!身勝手で!疑い深い!」←畳み掛けたぁ!「ふぁんすー!再び」弘暦は激情に駆られ、ついに如懿に手を挙げた。平手打ちされた如懿はあまりの勢いに倒れ込んだ。「おのれ、臣下の分ざいで皇帝を侮辱するとは(ワナワナ)廃后されたいかあーっ!」「必要ありません、皇后の座にはうんざりしました、自ら降ります」如懿はかんざしを外した。するとまとめ髪がほどけ、長い黒髪がバッサリ落ちる…。「何をする!」激しく動揺する弘暦、その目の前で如懿は机にあった果物用の小刀を手にし、髪を切ってしまう。小刀が床に転がった。すると如懿は小さな髪の毛束を持ってゆっくり立ち上がる。「私たちは髪を結い夫婦になりました… 髪を切って終わらせましょう、過去のチンインとホンリーのために…」「ルーイー…正気か?」しかし如懿は髪の毛をその場に捨て、呆然とする弘暦を残して出て行ってしまう。その時、ちょうど岸から嬿婉と璟瑟がやって来た。2人はすれ違った皇后の様子を見てただ事ではないと分かる。慌てて客室に入ってみると、これまで見たことがないほど憔悴した皇帝の姿があった。しかも信じられないことに皇后が禁忌を犯し、髪を切り落としたという。弘暦は進保に皇后を帰京させ、翊坤宮での禁足を命じた。また嬿婉をその場で皇貴妃に昇格させ、後宮の管理を任せる。念願の地位まで上り詰め、密かに心躍らせる嬿婉、一方、璟瑟は放心状態の父の姿に不安が募った。知らせを聞いた穎妃(エイヒ)・巴林(バリン)湄若(ビジャク)と容嬪(ヨウヒン)・寒香見(カンコウケン)は皇后の馬車に駆けつけた。如懿は窓から顔を見せたが、累が及ぶため自分に関わらないよう告げる。すると寒香見は早馬で愉(ユ)妃と第5皇子に知らせておいたとだけ伝えた。皇太后は皇帝が急に皇后を病気と偽って帰京させたことから、様々な憶測を呼ぶと危惧した。怒りが収まらない弘暦は、如懿がまた何かしたら今度こそ廃后にしてやると息巻く。しかし皇帝が芸妓たちと遊んでいることなど皇太后はすでに知っていた。ばつが悪い弘暦は如懿が残酷にも若い芸妓たちを尼寺に送ったと非難したが、皇太后は自分なら打ち首にして見せしめに城壁に吊るしていると憤慨する。 ←あいじゃーwww( ๑≧ꇴ≦)すると弘暦は母に怒られた子供のようにしょげ返った。皇太后はかつて順治帝(ジュンチテイ)が董鄂(ドンゴ)氏を寵愛して博爾済吉特(ボルジギト)皇后を廃し、人々から非難されたことを思い出させた。実は清の開国以来、これが唯一の廃后となる。「悪いのは皇后、朕ではありません!皇后が朕に反抗的なのです!」弘暦は如懿が髪を切ったことを思い出し、怒りがこみ上げた。確かに満洲人が髪を切るのは国葬の時と夫を亡くした時だけ、しかし皇太后は如懿をそこまで追い詰めたのは皇帝だと指摘する。「今は皇帝の醜聞が流れている、こんな時に皇后を廃せば民はどう思うでしょう?」「(だって…)芸妓の件は進忠にそそのかされたのです(ボソッ) ←人のせいキター(*゚▽゚*)ー! 朕も軽率だったと認めます…進忠の処罰は皇貴妃に命じました」すると皇太后はならば如懿は無罪だとかばった。思えばかつて皇太后は誰より如懿の立后を反対していた。弘暦は今になってなぜ皇太后が如懿の肩を持つのか分からない。しかし皇太后は如懿の立后に反対したのも、廃后に反対するのも、結局は皇帝のためだと言った。「十数年も連れ添った正妻への情まで捨てるのですか?」「そうではありません、皇后の言動が問題なのです、国母にふさわしくない…」すると皇太后は皇帝と皇后がどちらも譲歩しないのは、互いに気にかけている証拠だと指摘した。「ウラナラ氏の次は誰を皇后に立てると?まさか皇貴妃を?!」弘暦は思わず頭を抱えてしまう。「孝賢皇后を越える皇后や妻は存在しないのです、言いなりになる者なら後宮にたくさんいます あいじゃー、心配でたまりません… 皇帝は如懿を廃したあと、如懿のことが頭から離れなくなるでしょう その時に後悔しても遅いのですよ?(チラッ」その頃、監禁された進忠はおとなしく炩貴妃が来るのを待っていた。するとようやく衛嬿婉が現れ、皇后はすでに帰京し、実は嬿婉が皇貴妃に昇格して後宮の管理を任されたと知る。「一晩中、監禁されて空腹でしょう?菓子でも食べて~」しかし警戒心の強い進忠は断り、それよりもう少しで頂点だと喜んだ。王蟾は仕方なく岡持ちを置くと、袖口から紐を出してそっと後ろから進忠に近づく…。「?!うっ…」いきなり首を絞められた進忠は嬿婉に裏切られたと気づいた。「誤解しないでね、皇上の命令に従っているだけなの(ニコッ」進忠はもがき苦しみながら、春嬋と王蟾もいずれ同じように殺されると言い残して絶命する。こうして芸妓の一件は全て進忠の仕業として葬られることになった。如懿が後宮に戻ったのは夜だった。連絡を受けた珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)は翊坤宮の前で待っていたが、如懿の命で輿は素通りして中庭に入ってしまう。驚いた海蘭は如懿を追いかけようとしたが、侍女・毓瑚(イクコ)は皇后が禁足だと制した。一方、如懿は真っ暗な寝殿にはいった。しかしすでに内務府が装飾品を引き上げ、閑散としている。「明かりを…」つづく(  ̄꒳ ̄)うーん…これは…頑固者同士めw如懿は妻ではなく臣下と言われたことで夫婦関係が終わったことを悟ったのでしょうか
2020.03.15
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第48話「民富洋布の誕生」陝西(センセイ)布政使(フセイシ)・趙白石(チョウハクセキ)が陝西巡撫(ジュンブ)に任命された。この失態で杜明礼(トメイレイ)は貝勒(ベイレ)から棒打ちの罰を受け、機器織布局が稼働する前に何としても潰すよう命じられる。杜明礼は息も絶え絶えに拝命したが、文(ブン)先生が帰ると意識を失った。一方、趙白石は30歳という若さで巡撫に昇進し、側近の薄(ハク)と郭(カク)は祝辞を述べた。昇進は機器織布局の効果が出てからだと思っていたが、まさかこんなに早く詔が下るとは…。すると趙白石は、それも例の軍需品事案の再調査の要請が阻まれたおかげだと教えた。しかし諦めたわけではない。趙白石は薄先生に刑部にいる同期に文を出すよう頼み、軍需品の事案について密かに探ってもらうことにした。その頃、沈星移(シンセイイ)はすっかり上海に馴染んでいた。今日も待ちきれず自ら上海電報局を訪ねるが、やはり周瑩(シュウエイ)からの返事はない。実は周瑩も電報局の早馬を見かけると、つい目で追っていた。呉家東院の奉公人たちは株を手にしたことで店への愛着も湧き、仕事熱心になった。やがて呉家西院の番頭まで株欲しさに東院へくら替えしてしまう。しかも東院は客引きもうまく、新しい客ならまだしも、西院のお得様まで奪っていた。一方、呉蔚全(ゴイゼン)は東院の事務所を訪ね、合資した分の清算を求めた。江福祺(コウフクキ)は屋号別の売上げなら計算できているが、決算がまだだという。そこで帳簿を渡して確認を頼み、誤りがなければ決算すると言った。呉蔚全は早速、帳簿に目を通したが、信じられないと驚きの声をあげる。すると急に慌てて飛び出して行った。西院の得意先を横取りされた呉蔚武(ゴイブ)は周瑩に苦情を申し立てた。そこで周瑩はすぐ調査し、確かに楊(ヨウ)老板から受注したと報告する。しかし今さら断ることもできず、売り上げを西院に渡すと約束した。呉蔚武は銀子の問題ではなく規則だと訴えたが、周瑩は10両の利益で5両の配当が出るため、皆が売り込みに必死なのだと説明する。「私も呆れるほどです」「お前も呆れる?」周瑩は謝罪して2度と問題を起こさないと約束したが、そこへ呉蔚全が現れた。「納得の行く説明をしてもらうぞ!」何でも物も値も看板も同じなのに、なぜか東院だけ合資していた時よりはるかに売上が伸びているという。すると呉蔚全は呉蔚武にも帳簿を見せ、今や東院は西院と中院の10倍以上だと教えた。小細工していると疑われた周瑩は言いがかりだと否定、そもそも合資の解消を決めたのは叔父たちだと言い返す。察しがついた呉蔚武は自分たちも東院を見習って株の制度を取り入れると決め、また3院で手を組み商いをしようと言った。またしても二兄に裏切られた呉蔚全は言葉を失い、悲鳴をあげて逃げ帰ってしまう。その頃、沈星移は星月(セイゲツ)貿易会社を正式に開業、今後は西洋の商人と生糸の取引を始めることになった。そこで早速、電報で周瑩に知らせることにする。一方、周瑩も機器織布局の再建が順調に進んでいた。仕事の合間、時折、沈星移からもらった絵を眺める周瑩、その時、急に呼ばれて立ちがり、うっかり袖に隠した紙を落としてしまう。その紙を拾ったのはちょうど工場にやって来た趙白石だった。周瑩は趙白石の姿に気づいて駆けつけたが、なぜか趙白石の手に沈星移の絵があった。「なぜこれを…」「ぁ…今来たところだ」2人は何となく気まずくなって絵の話には触れず、事務所で仕事の話を始めることにする。そこで周瑩は完成した見本をいくつか見せると、ある布地を切って手に巻きつけて柔軟性を説明した。趙白石はその端切れをもらって確かめ、さすがだと感嘆の声を上げる。周瑩から洋布に命名して欲しいと頼まれた趙白石は、民の富のために機器織布局を設立したことから、″民富(ミンフ)洋布″と名付けた。すると周瑩は賛成し、再び工場へ戻って行く。事務所で1人になった趙白石は周瑩がくれた切れ端を小さくたたみ、そっと袖口にしのばせた。査坤(サコン)は車椅子の杜明礼を連れ、遠目から陝西機器織布局を見ていた。こうして稼働したとしても、洋布が売れなければ意味がない。売れなくするためには巧妙な策が必要になるだろう。「洋布は洋布で制す…査坤?胡咏梅(コエイバイ)はまだ私の話に耳を貸すだろうか?」査坤はあの文で脅せば何でも言うことを聞くと教えた。胡咏梅が店に帰ると、周瑩が待っていた。驚いたことに周瑩は古月(コゲツ)洋布店と取引したいという。先に話を聞いていた胡家職も、民富洋布の見本が店の洋布と比べても品質が劣らないと話した。周瑩はどこの業者の卸値よりも1割安く提供すると約束し、前金も保証金も必要ないという。すると胡咏梅は周瑩に何か企みがあると疑い、奥の部屋で2人で話すことにした。「何のつもり?」「…私たちの間には誤解が生じているようね?」胡咏梅に逆恨みされている周瑩は、趙白石に軍需品の事案の再調査を頼んだと教えた。真相が明らかになれば義父たちの死の謎も解ける、お互いの恨みにもけりがつくという。「その日が来るまでいくら言い争っても無意味よ、それより一緒に有意義なことをしない?」周瑩は洋布にいち早く目をつけた胡咏梅の手腕に感心していたと吐露し、そのおかげで機器織布局に自信が持てたからこそ、民富洋布を生産できると言った。 「だからあなたの店を最初の得意先にしたいの 私が洋布を生産し、あなたが店で売る…安くて良い物を作れば市場は開拓できる 機器織布局の生産高は3年で数倍となり、古月洋布店は全国に支店を出せるわ」胡咏梅は黙って手を出し、見本を受け取った。その代わり必ずどこよりも安く下ろすと約束して欲しいと条件を出す。「いいわ」「いつの日か、父の死があなたのせいだと証明されたら、この手で殺してやるから」「…もし私に非があれば好きにしていいわ」周瑩は義母に織布局の洋布の評判が上々だと報告していた。すると鄭(テイ)氏は呉蔚全の妻・朱(シュ)氏が訪ねて来たと教え、どうやら合資関係の解消を後悔しているという。何でも西院との合資関係を復活させるなら、中院も加わりたいのだとか…。周瑩は素直になれない四叔にため息を漏らしたが、機器織布局の設立当初、両院に大損させたこともあり、断る理由はないと了承した。食事の用意が整い、周瑩は義母と食卓を囲んだ。すると鄭氏は箸についていた担保の紙が剥がれていることに気づく。張(チョウ)媽は今月の配当が出て損する恐れがなくなり、皆が担保の紙を外していると教えた。「持ちやすかったのに残念ね…また紙を巻いて?」鄭氏の戯言に笑いが起こり和やかな食事となったが、そこへ再び上海からの電報が届く。機嫌が良かった鄭氏の顔色は一変、そこで周瑩は自ら電報を破り、春杏(シュンキョウ)に捨てるよう渡した。鄭氏はそんな周瑩に信じていると言葉をかける。するとその夜、春杏がまた密かに周瑩に電報を届けてくれた。…周瑩、上海は万事を寛容に受け入れる土地だ…勢いが盛んで商機は至る所にある…上海から世界各国に行くことも可能だ…東院の繁栄を願うなら涇陽(ケイヨウ)を出て見聞を広めろ胡家職は周瑩から第一陣の洋布を半年以内に届けると連絡を受けた。確かに呉家の卸値はどこよりも安かったが、胡咏梅は父に申し訳がたたないと後ろめたい。しかし胡家職は周瑩の言い分にも一理あると言った。「うちの老爺も呉蔚文(ゴイブン)老爺も濡れ衣を着せられのやも…」そこへ突然、杜明礼から荷物が届いた。杜明礼の荷物の中身は例の手紙だった。驚いた胡咏梅は店を飛び出し、杖をついて帰って行く杜明礼に追いつく。実は杜明礼がこの手紙を取り戻すために大怪我を負ったと知り、胡咏梅は涙を流して感激した。こうして再び胡咏梅の信頼を得た杜明礼、しかし査坤は少しも疑われなかったと聞いて驚いた様子…。すると杜明礼はずっと胡咏梅のためを考えて来たのは事実であり、同時に己がすべきことをやったまでだと言った。「そうだ、咏梅が軍需品の事案と父親の関わりを知りたいと…」そんなある日、呉家西院に合格通知が届いた。屈折十数年、呉沢(ゴタク)はついに郷試(キョウシ)に合格、呉家からやっと仕官する者が出る。西院では盛大に祝宴が開かれ、周瑩も義母と一緒に祝いに向かった。周瑩は呉漪(ゴイ)を見つけて駆け寄ったが、愛想がいい呉漪がなぜかニコリともしない。しかし理由を聞く間もなく陳(チン)氏に席を勧められ、仕方なく周瑩はその場から離れた。周瑩の背中をにらみつける呉漪、そこへ侍女の荷香(カコウ)が戻ってくる。「小姐、大少爺と趙大人は居宅で酒盛りを…」すると呉漪はどこかへ行ってしまう。周瑩は呉漪の変化に気づき、陳氏に縁談のことを聞いてみた。すると婚儀の日取りが決まったと知る。つづく|ω・`)めいめい…そしてついに辮髪にスーツという管理人の苦手なスタイルにw
2020.03.13
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第47話「驚きの新機軸」周瑩(シュウエイ)は呉家東院の奉公人たちに担保をつけて株を売った。噂を聞いた呉蔚全(ゴイゼン)が慌てて大嫂を訪ねると、すでに部屋のあらゆる物が担保になっている。ちょうど朝餉だった鄭(テイ)氏は、株主の名前が貼られた自分の箸を見せた。「これのこと?朝起きたらこうよ…」呆れた呉蔚全はすぐ二兄と相談するので心配ないという。しかし鄭氏は東院のことに口出ししないでくれと断った。「老爺(ラオイェ)の大事に、あなたたちと違って周瑩は戻って来てくれた 一番つらい時に寄り添い、私を支えてくれたのは周瑩よ? やりたいことがあるなら応援してあげたいの」鄭氏はこれも東院のためだと腹をくくっていた。↓(TㅅT)ありがとう、にゃん!妓楼の女将からようやく逃げられた周老四(シュウロウシ)が別院へ戻ってきた。結局、正月までに150両払うと約束して何とか解放されたという。自分を見捨てて帰ってしまった周瑩に怒り心頭の周老四、思わずもう娘だと思わないと言い放ったが、周瑩はせっかく孝行しようと西鳳(シーフォン)酒を買ったのに残念だと笑った。酒に目がない周老四は仕方なく、自分は娘だと認めないが、親孝行するなとは言っていないという。「きっ、気が向けば許すかも知れん」周瑩の奇策が功を奏し、ついに銀10万1千両を集めた。そこで機器織布局に趙白石(チョウハクセキ)を呼んで銀票を渡し、今回は中古の機械を買おうと提案する。趙白石は早速、手配すると喜んだが、周瑩から思わぬ申し出があった。趙白石は周瑩の要望通り、まだ収監されている打ち壊しの首謀者たちに織機を渡せば許すと通告した。すると織機は半日たたずにあっという間に集まる。周瑩は早速、趙白石の案内で織機を見に行くと、首謀者たちも呼んでくれと頼んだ。しかし連行された職人たちは周瑩たちの姿を見るなり、これが呉家東院の敵討ちではないかと気づく。案の定、周瑩たちは職人たちの大事な織機をいきなり棒で叩き壊した。職人たちは仕事ができなくなると嘆いたが、周瑩は織布局を壊してくれたお返しだという。「これで公平だわ、つらいでしょう?分かるわ、私も同じ気持ちを味わったのよ?」王徳根(オウトクコン)は周瑩に騙されたと知って憤慨し、気が済んだなら解放してくれと訴えた。しかし周瑩は家に帰っても織機がないのにどうやって生活するのかと聞く。その時、銀子と書類を載せた机が運ばれて来た。周瑩は必ず機器織布局を再建すると宣言、もし働く気があるなら工員として雇うと持ちかける。「王徳根?腕がいいそうね?1日に3尺も織ると聞いたわ」それでも昼夜なく働いて稼げたのは銀10両、しかし機械を操作して織れば1年で150両は稼げると教えた。朱少君(シュショウクン)は今まで1年働いても7両程度だったが、機械で糸を紡げば1年で100両も稼げると知る。(^ꇴ^)/<やります! ←裏切るの早いwすると噂を真に受けた秦大鵬(シンタイホウ)は、機械が手や足を喰うらしいと訴えた。そこで周瑩は稼働する前に技師が操作の指導をしてくると話し、自分の目で事実かどうか確かめればいいと勧める。「噂が事実なら辞めればいいわ!」周瑩は織布局で働きたければ今ここで契約書に署名と母印を押すよう伝えた。給金はひと月5両以上を保証、もし働く気がないなら織機を壊した賠償として5両を渡すという。その時、誰よりも早く張長天(チョウチョウテン)が手を挙げ、契約書に署名した。すると職人たちの間に動揺が広がる。そこで趙白石は打ち壊しによる東院の損失が20万両に及ぶと教え、朝廷からは暴動として処罰の沙汰があったと脅かした。本来なら首謀者は流罪、共犯者も重罰だが、周瑩が皆のために刑の免除を求めてくれたという。驚いた職人たちは周瑩の寛大さに心を打たれ、次々に契約を申し出た。しかし王徳根だけは頑なに拒み、たったひとり5両をもらって帰ってしまう。王徳根が家に帰ると、妻と子供たちが元気に出迎えた。これまで飲まず食わずだろうと心配していたが、実は東院から食料が届いていたという。妻の翠花(スイカ)から話を聞いた王徳根は自分の過ちに気づき、すぐ周瑩を訪ねて謝罪した。「今日ここで少奶奶に誓います、機器織布局を邪魔するものは俺が許しません!」一方、上海に到着した沈星移(シンセイイ)は見るもの全てが新鮮だった。街には西洋人も多く、夜になれば電灯がつき、人々は活気にあふれている。やがて星移は上海電報局が目に留まり、中に入ってみた。「電報とは何ですか?」「電気で言葉を伝えるものです、一瞬で届きますよ」驚いた星移は早速、周瑩に電報を届けてみることにした。陝西(センセイ)の涇陽(ケイヨウ)なら西安局に打てば、局の人が届けてくれるという。電報はすぐ呉家東院に届いた。しかし受け取ったのが夫人房の侍女だったせいで鄭氏の手元に届いてしまう。鄭氏は周瑩宛の電報だと分かったが、上海からと聞いてピンときた。上海から電報が届いていると聞いた周瑩は心踊らせ、夫人房へ受け取りに行った。しかし義母からあの沈星移からの電報かと指摘され、寡婦を貫くと誓ったばかりの周瑩は気が引ける。そこで疑われないよう義母に中を確認して欲しいと頼んだ。鄭氏は早速、開封したが、やはり沈星移からだと分かってビリビリに破いてしまう。(TㅅT)ぁぁぁ…にゃん…周瑩は義母の手前、何も言えず別院へ戻った。すると春杏(シュンキョウ)が夫人が捨てた電報をこっそり拾って別院に持って来る。実は春杏はあの夜、周瑩を昔のように笑らせてくれたのが沈星移だと気づいていた。周瑩の呉聘(ゴヘイ)への気持ちはよく分かっているが、ただ周瑩が生涯、寡婦でいることを呉聘が喜ぶとは思えないという。「私には学も才能もありませんが、韓夫人の言う通りだと思います このまま独り身を通すのはおかしいです」(TㅅT)春杏…春杏が下がると、周瑩はちぎれた電報を並べ直してみた。…周瑩、無事に上海についた…ここは賑やかで、初めて見聞きするものばかりだ…自分の無知を思い知らされたよ…世界は広く、驚きに満ちている…機器織布局は再建するんだろう?…途中で困難にぶつかったら、西安から電報を打ってくれ…上海まで一瞬で届くそうだ…私が必ず力になる (๑•̀ㅂ•́)و✧<海賊王になる!(←しつこい?w織布局に織機が到着した。しかし今回は中古を購入したため技師の派遣がなく説明書のみ、しかもその説明書が英語だと分かる。そこで周瑩は英国人宣教師・ジョゼフを連れて来た。すると工員たちは西洋人に魂を吸われると怯え、近づこうとしない。王世均(オウセイキン)は現に周瑩が近くで話していると安心させたが、工員は陰の気が強い女だからだと訴えた。中にはあまりの怖さに工場から逃げ出してしまう者まで現れ、周瑩も手に負えない。ちょうどその時、趙白石がやって来た。周瑩は趙白石に証明してもらおうと思いつき、いきなり手を握ってジョゼフの元へ引っ張って行く。そして趙白石の手をジョゼフの手に乗せた。「趙大人だって西洋人と手を握っても何ともないわ、生きてるでしょう?」?>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<?ところが趙白石は周瑩と手と手が触れ合い、放心状態になってしまう。見ろ!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<魂が抜けてる!工員たちが騒ぎ出し、驚いた周瑩は慌てて趙白石に声をかけた。「(はっ!)あ…よろしく」さすがに趙大人が無事なら安心だと分かったのか、工員たちはジョゼフのもとに集まった。( ๑≧ꇴ≦)趙だーれんwww一方、呉家西院ではすでに呉漪(ゴイ)の嫁入り支度が始まっていた。何も知らずに母に呼ばれた呉漪は新しい衣だと知って笑顔になったが、喜び事だと聞いて動揺する。「喜び事って?」「冷(レイ)家との縁談をまとめたわ」すると呉漪はいきなり衣を投げ捨て、勝手に決めるなと怒鳴って出て行ってしまう。呉漪は一刻たりとも猶予がないと焦った。そこで恥を忍んで千紅(センコウ)に知恵を借りることにする。千紅はまさか自分を毛嫌いしていた呉漪が頼ってくるとは思いもよらず、自分を姉と呼ぶなら助けると言った。「…ぅ…っ…あーもう!じぇじぇ!」「あははは~いい子ね」つづく( ๑≧ꇴ≦)ダメだ~どうしてもジョゼフがゼペット爺さんに変換されてしまうwそれにしてもみんな都市伝説が好き過ぎるわ(笑でも始めから工員にするって言えばよかっ…ゲフンゲフン
2020.03.13
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第46話「誓いの言葉」軍機処(グンキショ)に陝西(センセイ)機器織布局は商人の利益を損ねるとして排除し、暴徒の刑も軽減すべきだと誰かが上奏した。報告を聞いた趙白石(チョウハクセキ)は驚き、同治(ドウチ)帝の時代から苦労を重ねた末にようやく日の目を見た事業、後戻りはできないと憤る。一方、うまく事が進んだ杜明礼(トメイレイ)は上機嫌だった。機器織布局で起きた暴動と黄(コウ)大人の奏状で洋務派は苦しむことになる。まだ詔は下りていないが、皇太后が貝勒(ベイレ)に接見しているだけで十分な効果だった。趙白石は諦めがつかず、機器織布局に出向いた。すると周瑩(シュウエイ)たちがめちゃくちゃにされた工場の中から、まだ使えそうな備品を集めている。そこで趙白石は暴徒たちの主導者が王徳根(オウトクコン)で、扇動したのは叔従父の陶大通(トウダイツウ)だと報告した。実は陶大通は沈家綿花店の番頭で、しかも沈四海(シンシカイ)の相棒である杜明礼には貴族の後ろ盾があるという。つまり今回の暴動の裏には複雑な事情が隠されており、趙白石は再建には時間が必要だと言った。しかし周瑩は織布局が国や民の利益になると思うなら、諦めてはならないと鼓舞する。「他人が何と言おうとやり遂げるべきです」周瑩はまた横槍が入ろうと、機器織布局は絶対に再建させるべきだと訴えた。その熱意に趙白石も突き動かされ、まずはお互いにできることをやろうと告げる。そのためにはまず資金が必要だった。沈四海は息子と王(オウ)大人の令嬢との縁談をまとめた。するとまだ怪我が完治していない沈星移が血相を変えてやって来る。しかし星移が怒っているのは縁談話ではなく、請願書の件だった。沈四海は自分が書いたと素直に認め、実はこれまでも誰かを陥れるためにあらゆる手段を使ったと告白する。「すべては沈家のためだ」「でぃぇ、そのうち沈家も報いを受けますよ?!」「分かっておる!…だが手を切れぬ、私と杜明礼は同類だからだ」父に失望し、言葉を失う星移…。そこで沈四海は話題を縁談話に変えた。杜明礼を頼るのは一夜で没落した富豪たちの二の舞にならないため、もとより沈家は地位も名声もなく、別の後ろ盾を得るためには星移の婚姻を利用するしかない。「私は沈家のために人の道に背くことすらやって来た、今度はお前が沈家を救う番だ」沈四海は黙って令嬢を娶るよう言い聞かせたが、星移が首を縦にふることはなかった。「私は彼女を忘れられません、父上が杜明礼と手を切れないのと同じことです! 私も彼女を諦められない!」すると沈四海はならば上海へ行けと命じた。沈星移が屋敷から出ると、いきなり待ち伏せしていた周老四(シュウロウシ)が殴りかかって来た。「お前の婆さんのせいで周瑩が寡婦を貫くと誓いを立てちまったんだぞ!」すると駆けつけた天石(テンセキ)と天玉(テンギョク)が慌てて医者を呼び、周老四は大げさだと呆れる。しかし実は星移が数日前に周瑩を守って骨折したと聞いた。理由を知った周老四は星移に謝罪し、何としてでも周瑩の誓いを自分がぶち壊すと約束する。そこで星移はもうすぐ涇陽(ケイヨウ)を離れると話し、上海に行く前に一度だけ周瑩に会いたいと頼んだ。「肋骨を折られてもいいのか?(´゚艸゚)∴ブッ」その夜、周老四は沈星移をこっそり別院の庭に入れ、春杏(シュンキョウ)に腹が減ったのですぐ油茶(ヨウチャ)を作ってくれと声をかけた。周瑩は自分の世話はいいので行ってこいと命じたが、なぜかまたすぐ戸が開く音がする。「春杏?早かったわね」しかし後ろに立っていたのは沈星移だった。周瑩はまた周老四の手引きだと分かった。沈星移は切られた木がもう伸びていたと教え、どうしても周瑩に会いたいと周老四に頼んだという。周瑩は祖廟での誓いを聞いたはずだと言ったが、沈星移は分かっていると答えた。「だが旅立つ前に会って別れを言いたかった」「どこへ?」「上海だ」「いつ戻るの?」「分からない…」周瑩は一抹の寂しさを感じながら、改めて織布局で自分を守ってくれたことに感謝した。しかしそんな命の恩人に、自分は何も望む物をあげられないと謝罪する。すると沈星移は謝るのは自分の方だと言った。「私はお前を傷つけた… 以前の私はお前を愛することに満足し、お前の気持ちや立場を考えてやれなかった 今、気づいたよ、私はお前を幸せにするどころか、多くの苦しみを与えていたんだと…」数年前、ここで周瑩にひどく罵られたことがあった。思えばあの言葉がきっかけで銀子を稼いで立派な男になろうと決意したという。「でも今の私はお前に家すら与えられない、お前を娶ると言っておいて実現できずにいる 今の私にお前を愛する資格などない」「星移、あんたは愛する人を間違えただけよ」「いや、私がふがいない男なだけだ、上海へ行ったら必ず独り立ちしてみせる そしていつか周囲の反対を押し切ってでも、お前を沈家の嫁に迎えてみせる」「フフ…私が誓いを立てたことを忘れないでよね」「だったらここで誓おう、″私、沈星移は一生かかってでも周瑩を妻にしてみせる″」 (๑•̀ㅂ•́)و✧<海賊王になる!(←それは別の話w周瑩は感激して涙があふれそうになった。すると沈星移はふと思い出し、自分で書いた周瑩の絵を贈る。それは迪化の時に見た花吹雪の中に立つ周瑩の姿…。星移はあれ以来、花が舞い散る様子を見る度にあの時の周瑩の姿を思い出していた。「(´゚艸゚)∴ブッ!なんて醜いの?!顔がデカすぎるwww」↓沈星移画伯周老四に夜食を作り終えた春杏は厨房を出た。慌てた周老四は繕い物も頼むと引き留めたが、周瑩の部屋から笑い声が聞こえて来る。<あはははは~♪春杏は誰かがいると気づいたが、久しぶりに聞く周瑩の笑い声に心が和み、そのまま放っておいた。そして沈星移は船で上海へ…やっぱり海賊王か?(←違うw沈四海は星移が上海へ行って新天地を切り開けば、この先、杜明礼に左右されずに済むと期待した。周瑩は機器織布局の再建のため、10万両は必要だと考えた。しかしもはや逆立ちしても金はない。行き詰まった周瑩は周老四と街をぶらつきながら、何か金を工面する方法はないかと相談した。すると妓楼の女将が現れ、周老四を捕らえて90両のツケを払えと迫る。何でも呉家東院が機器織布局の暴動で没落寸前だと聞き、催促に来たというのだ。周瑩は遊び人の周老四を懲らしめようと高みの見物、そこで追い詰められた周老四は自分を使えば大いに稼げると取り繕う。「200両貸してくれるなら、それを元手に稼いで3割をやるよ! 口で稼いだ分なら4割、身体で稼いだ分は5割でどうだ?300両に達したら俺を解放してくれ!」女将はそんな与太話など信じなかったが、周瑩はおかげで資金を集める方法を思いついた。周瑩は鄭(テイ)氏から了解をもらい、呉家東院の奉公人を全て集めた。そこで呉家東院が経営する店の株5割を奉公人たちに売り出すと知らせる。早速、江福祺(コウフクキ)は株がどんなものか説明を始めたが、奉公人たちは数字の羅列にちんぷんかんだった。「…例えば銀5千両稼ぐ綿花店を銀子換算すると3万両になる それを株に換算すると、一株10両として合計3千株だ そのうち韓三春(カンサンシュン)が600株、少奶奶が900株を持ち、残りの1500株をみんなに売り出す 店が3千両稼げば配当金は一株につき1両、6千両稼げば2両とする」ざわざわ…>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<ザワザワ…すると福来(フクライ)が分からないながらも、綿花店に出資すれば自分も老板になれるのかと尋ねる。江福祺は確かに配当をもらうだけの老板になれると教えた。福来のおかげで株の価値が何となく分かったのか、奉公人たちは一斉に株に興味を持ち始める。しかし周瑩の期待に反し、株はほとんど売れなかった。周瑩は福来が母から反対されて株を諦めたと知った。母の話では店に損失が出れば株主も損してしまうため、危ない橋を渡りたくないという。そこで周瑩は株主が損した場合の保証をつけると決めた。東院の中にあるものを担保とし、損が出た場合は担保を譲ることにする。「だったら…門前に置かれている狛犬がいいな~」「いいわよ」東院が奉公人に店の株を売ったという話はすぐ西院と中院の知るところとなった。呉蔚全(ゴイゼン)は家職から東院で働く自分の兄弟も馬店で3株買い、今や使用人であり株主だという。しかも馬が担保に入っているため、損失が出ても馬をもらえるというのだ。一方、呉蔚武(ゴイゼブ)も東院では門番までも株主だと聞いて驚いた。しかも大門まで担保に入っていると知り、憤慨する。新入りの侍女2人すら各自5両出して絹織物店の株を買い、王世均と江福祺に至っては500両と600両だして綿花店の株を最も多く買っていた。つづく(  ̄꒳ ̄)沈星移も大人になったのね〜切った木が伸びたって言うのも感慨深いわそれにしても福来の欲しいものが狛ちゃんとは…(笑
2020.03.12
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第45話「真心を捧げて」職人たちの暴動に巻き込まれ、周瑩(シュウエイ)は喀血して倒れた。昨夜、知らせを受けていた呉蔚全(ゴイゼン)はまさかこんな大ごとになるとは思わなかったと後悔し、何らかの手を打てたかもしれないと嘆く。趙白石(チョウハクセキ)は周瑩が心配で呉家で待っていたが、王世均(オウセイキン)から頭に血が上っただけだと報告を受け、一安心して帰ることにした。その時、ちょうど呉漪(ゴイ)が母・陳(チン)氏と一緒に別院にやって来る。2人は気まずそうに挨拶を交わして別れたが、超白石はふと足を止めた。「漪小姐、夫人のことを頼みます」胡咏梅(コエイバイ)は周瑩がまたしても助かったと知って驚いた。しかし陝西(センセイ)機器織布局はめちゃくちゃに壊されてしまったという。胡家職は同情したが、胡咏梅は呉家が数年分の稼ぎを失ったと知り、胸がすく思いだった。一方、杜明礼(トメイレイ)は沈四海(シンシカイ)を訪ねていた。実は明日にでも数人で役所へ行き、織布局の操業停止を求める請願書を出して欲しいという。しかし沈四海は職人たちが人の財物を壊した罪人だと指摘、英雄扱いすることはできないと断った。すると杜明礼は貝勒(ベイレ)の目的が趙白石を陝西から追放することだと教え、すでに沈四海も貝勒の配下だという。驚いた沈四海はあくまで合資関係を結んだに過ぎないと訂正したが、杜明礼が見逃すはずがない。これまで数々の軍需品を受注できたり、各地の関所をすんなり通れたり、入手困難な物が買えるのも、全て貝勒の威光を利用したおかげだろう。沈四海はそれでも遠回しに拒否したが、沈四海は沈星移を持ち出して強要した。「機器織布局が襲撃された時、二少爺が趙白石を助けようとしたとか…深手を負ったそうですね?」息子が逆らったと貝勒に知られたらどんな末路が待っているか、それを誰より分かっているのは沈四海だった。沈星移は肋骨を骨折したが、幸い肺は無事だった。そこで沈四海は病床の息子に寡婦を助けに行ったのか、趙白石を助けに行ったのか確認してみる。沈星移は皆のためだと答えたが、この騒動に杜明礼が絡んでいると察しがついた。息子のおかげでまた窮地に立たされた沈四海、しかし沈星移に良心のある者なら自分と同じことをしたと言われ、返す言葉もなく帰ってしまう。周瑩は床を離れたが、大夫から完治まで半月からひと月かかると言われた。しかし自分を守って怪我をした沈星移に責任を感じ、非難を覚悟で見舞いに行くと決める。すると小藕(ショウグウ)が慌てて飛び込んできた。沈家の大夫人が周瑩に会いに来たという。周瑩が表門へ出て行くと、先に対応に出ていた鄭(テイ)氏が困惑していた。「どうしました?にゃん?」鄭氏は横柄な大夫人の侍女に憤慨していたが、周瑩は冷静に何の用かと聞く。するとようやく輿から大夫人が姿を現し、周瑩に暴言を吐いた。「女狐のような風貌だね~よくお聞き?夢を見るのは今日でおしまいにして 星移は遊び人だけど、沈家に嫁入りできるのは名門名家の生娘だけだよ」そこへ韓三春(カンサンシュン)たちが駆けつけ、大夫人たちを追い出そうとした。しかし大夫人の手には皇帝から賜った二品の爵位の勅書があり、うかつに手を出せない。「お前のような容色の衰えた淫乱な女が、私の孫を誘惑できるとでも?」「なんて言い草なの?!」さすがに鄭氏は反発したが、周瑩はバカバカしくなり、黙って別院に帰ることにした。「沈家の者は皆、清廉潔白よ!後ろ暗い呉家東院とは違う!」大夫人の暴言は続いたが、周瑩は無視して歩いていた。「孫の沈星移は公明正大!強欲で好色な呉聘(ゴヘイ)とは違う!」その言葉を聞いた周瑩はふと足を止め、急に引き返して来た。呉聘を悪く言われた周瑩は激怒し、立ちはだかる侍女を突き飛ばしたかと思うと、大夫人が抱えていた勅書を放り投げた。「目上だと思って遠慮してたら、ますますつけあがって、爵位を買えば清廉潔白だとでも? へそで茶を沸かすわ!金持ちなら人を侮辱してもいいって言うの?」「うぉ(我)…」「よく聞きな!らお・たい・ぽぉ! お金で虚勢を張る沈家なんぞ、こっちから願い下げだっつーの!」周瑩に凄まれた大夫人はその迫力に驚き、その場で卒倒してしまう。沈星移は祖母が呉家で周瑩に罵倒され倒れたと聞き、怪我を押して駆けつけた。「奶奶?!大丈夫ですか?」しかし実は祖母が周瑩を罵りに行ったと知り、星移は焦燥する。「なぜ余計なことを…」一方、大夫人に威勢良く言い返した周瑩だったが、寝殿に戻ると悔しさと寂しさで号泣した。騒ぎを聞いた千紅(センコウ)は別院に様子を見にやって来たが、周瑩を好きなだけ泣かせてから部屋に入ってみる。そこで千紅は沈星移が軽薄そうに見えて実は頼り甲斐があると話し、周瑩に対して本気なのだと分かると言った。「今日の騒ぎはそのうち涇陽(ケイヨウ)中に知れ渡る 何もせずにいたら名誉を傷つけられて終わりよ?」するとそこへ春杏(シュンキョウ)がやって来る。沈星移が訪ねて来たと言うのだ。沈星移が周瑩に会いに来たと知り、鄭氏も別院に乗り込んだ。すると沈星移が自分の誕辰を書いた紙を渡し、正々堂々と求婚する。鄭氏は激怒して紙をビリビリに破いて捨てたが、星移はひるまなかった。「分かっている、お前は私を友だちとしか思っていないと…だから戸惑っている 返事は急がない、ただ私の真心を伝えておきたかった …沈家の態度がどうあれ、お前を必ず私の妻にしてみせる 図爾丹(トゥーアルダン)に言ったんだろう?お前の心は呉聘と共に土の下に埋まっていると ならば私が自分の心を差し出す」しかしそんな星移の強い思いがかえって周瑩を追い詰めた。周瑩は王世均(オウセイキン)になぜか全員を祖廟に集めるよう頼み、趙白石にも来てもらうよう告げる。一体、何を始めるつもりなのだろうか。祖廟に呉家の人間が揃い、やがて趙白石も到着した。そこで周瑩は趙白石に片付けておくべき問題があり、立ち会って欲しいと頼む。趙白石が了承すると、周瑩は先祖たちの位牌を前にひざまずき、突然、誓いの言葉を述べた。「祖先の名において、呉家第5代・呉聘の妻・周氏がここに誓いを立てます 今後は誰にも嫁がず、寡婦を貫き、呉家の名で死にます 誓いを破れば地獄に落ちても構いません」沈星移は呆然とたちすくんでいた。すると周瑩が立ち上がり、自分の答えを聞いた沈星移に帰るよう告げる。深く傷つき祖廟をあとにする沈星移、その後ろ姿を見ながら周瑩は人知れず涙を流した。しかしその一方で、呉漪は衝撃的な事実を目撃する。趙白石がまるで怒りを堪えるかのように握りしめたこぶしを震わせていた。その目線に先にいるのは周瑩…。呉漪は気になって韓三春を訪ねた。当時、韓三春が周瑩と間違えて自分をさらったが、趙白石が自分を助けてくれた時に何か言っていたか聞いてみる。すると韓三春は確か″夫人を離せ″と言っていたと教えた。翌日の朝議、周瑩が寡婦を貫くと誓いを立てたことから、呉蔚武(ゴイブ)と呉蔚全は呉家の大当主の座と式易堂大印(シキイドウダイイン)を周瑩に返した。また機器織布局の副局長も周瑩に引き継ぐことにする。周瑩は改めて呉家の商いを必ず繁盛させてみせると誓うと、真っ先に機器織布局の再建を提案した。確かに大損害を受けたが、機器織布局なら速やかに損失を補えるという。呉蔚全はまだ懲りていないのかと猛反対、しかし呉蔚武は黙っていた。「二叔?何かご意見は?」「周瑩や、式易堂大印はお前の手にある…好きなようにやりなさい」周瑩は安堵したが、呉蔚武の話にはまだ続きがあった。「だが私は参加しない」呉蔚武は織物業から西院は手を引くと言った。西院の残りの財産だけは何としても守らねばならない。すると呉蔚全も手を引くと言い出し、結局、3院の合資関係は解消となった。つづく( ๑≧ꇴ≦)待ってました〜らおたいぽぉ!あ〜スッキリしたw
2020.03.11
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媚者无疆 Bloody Romance第1話「血に染まる傘」プロローグ西暦907年、唐を滅ぼし梁を建国した朱温(シュオン)は晋に攻め込んだしかし晋王・李克用(リコクヨウ)は梁を認めず、唐の年号″天祐(テンユウ)″を用い続ける唐朝復興を旗印に梁に抗ったのだここに暗黒と言われる五代十国時代が始まった長きの間、血みどろの戦いが続いたこの暗黒の時代に、ある暗殺組織が密かに現れる軍や江湖を自由に渡り、民を虐げる強欲な有力者を始末するのだ民を慰める作り話だと言う者もいれば、唐の時代から存在していたと言う者もいるある話によると刺客は1人の女で、微笑みながら魂を奪うというまたある話では、姿形の異なる一群の女たちだともいうそして女たちは一様に紅い傘を差しており、そこには金色の花が描かれていた…貧しい生活を強いられ、遺体を埋葬する仕事までこなす蘇七雪(ソシチセツ)…。その日、手が滑って骸を落としてしまい、袋からとある夫人が飛び出した。七雪は慌てて手を合わせて謝ったが、その夫人の手に不思議な珠が握られていることに気づく。仕事から戻った七雪は父から鼎香(テイコウ)閣へ薬草を届けるよう頼まれた。しかし売る薬草などなかったはず、しかも父はどこから手に入れたのか弟・小八(ショウハチ)のために粟(アワ)の粥を作っている。七雪はいぶかしながら黙って出かけたが、鼎香閣とは妓楼のことだった。鼎香閣に到着した七雪は早速、父から預かった袋を渡した。「父からこの酒楼に持って行けと言われて…」「酒楼?…薬王(ヤクオウ)谷の・蘇旺(ソオウ)の娘か?」実は父が持たせた袋の中身は薬草ではなく、ただの藁だった。七雪はようやく父が売ったのが薬草ではなく自分だと知る。まさかあの粟と引き換えに自分を妓楼に売ったとは…。七雪は自分が粟ほども価値がないと知って呆然となったが、咄嗟に逃げ出そうとした。しかしいきなり柱に頭を打ちつけられ、そのまま意識を失ってしまう。ちょうどその頃、鼎香閣では梁軍の校尉・黄勇(コウユウ)が部下たちを引き連れて遊んでいた。七雪が頭の痛みで目を覚ますと、腕を十字に切られて血を抜かれていた。何でも生娘の血は長寿の薬として高く売れるという。暴れないよう男に押さえつけられた七雪、このまま血を抜かれて死ぬのを待つしかないのか。絶望した七雪だったが、無我夢中で近くにあった香炉をつかむと、男を殴って部屋を飛び出した。一方、黄勇はなかなか気に入った芸妓が見つからなかった。そこでついに切り札が登場、女将もこの″飛天の舞″さえ気に入らないならお手上げだという。しかし突然、演舞台に貧相な娘が飛び込んで来た。舞台を台無しにした七雪に怒り心頭の舞姫、すると驚いたことに黄勇が七雪を選ぶという。女将は七雪を美しく着飾り、黄勇に献上した。両腕を縛られた七雪はもはやなす術なく、このまま慰み者になるしかない。そこへ突然、傘を差した謎の美女が現れた。「あなたが校尉の黄勇?」「そうだ」どうやらこの下衆な男が燕(エン)家を皆殺しにした黄勇らしい。やけに高飛車な女は拘束された七雪に近づき、この男が梁軍の武官で、戦で街を丸ごと潰してきたところだと教えた。「軍営に連れて行かれたら、どんな女子も3日と生きられない…あなたもね」「そんな…嫌よ、死にたくない!」七雪は思わず悲鳴をあげると、黄勇が2人まとめて相手にすると意気込んで襲いかかってきた。しかし女が黄勇を突き飛ばし、顔を切りつける。「命は蜉蝣(カゲロウ)のごとし~朝に生まれ~暮れに死す~」女は腕に赤い字で書かれた句を見せながら詠み上げた。そして赤い字を指で軽くなぞると、小さな血蟲が一斉に飛び立ち、黄勇に襲いかかる。「うっ…うわーっ!」「お前は殺し過ぎた…だから恨まれ刺客を送り込まれたの」血蠱は黄勇の顔の傷や口から侵入し、息の根を止めた。女は七雪を解放してやると、最後に絶命した黄勇に傘を投げる。すると傘は黄勇の身体から血を吸い上げ、金色の花を描いた。行く当てのない七雪は刺客の女に自分を連れ出して欲しいと懇願した。しかし女は銭がなければ無理だという。何よりちょうどここには黄勇の部下たちがまだ大勢いた。「もし戦ったら痛い目に遭うわ~私は痛いのが嫌いなの、それじゃ~」追い詰められた七雪は咄嗟に女の前に立ちはだかり、どうしても置いて行くなら人を呼ぶと迫る。「呼んだら?私に勝てる者などいないけど」「…でも…今、痛いのは嫌いだと…」すると女は面白い娘だと失笑し、一度だけ機会をやることにした。「日没までにここを出て、村の西にある無縁墓地へ来て、女たちが待ってる あなたが人生を託せる姽嫿(キカク)城の女たちよ」女はそう言って七雪の顔をそっと撫でると、七雪が目をつぶっている一瞬の間に姿を消した。「日が沈む前にそこへたどり着けたら姽嫿城に連れて行ってあげる、でも機会は一回だけよ」七雪は死んだ黄勇の軍衣をまとって逃げ出すことにした。途中で運悪く部下に呼び止められたが、皆、酔っていたため難を逃れる。しかし酒を運んだ女将が黄勇の亡骸を発見、部下たちは校尉の軍衣を着ていた下手人を追った。七雪は馬屋に駆け込み、藁人形を作って軍衣を着せると、馬に乗せておとりにした。兵士たちはおとりを追って東へ、その間に七雪は別の馬で西へ向かう。しかし空腹と疲れから気を失い、落馬してしまう。日が暮れても妓楼の娘は墓場に姿を現さなかった。流光(リュウコウ)はあきらめ、女たちを連れて帰ることにする。女たちの中には鼎香閣で黄勇に飛天の舞を披露していた舞姫がいた。その夜は雨になった。ようやく目が覚めた七雪だったが、あたりはすでに暗闇に包まれている。しかし最後の機会を諦めるわけにいかず、ふらふらになりながら墓場へ歩き出した。ちょうどその頃、深夜の墓場になぜか一台の輿が止まっていた。すると激しい雨の中、黒装束の刺客が現れ、輿を襲撃する。しかし標的は輿から出ることなく刺客たちを次々、片付け、恐れをなした最後の刺客は引き上げることにした。そこへ運悪く七雪が現れる。刺客は邪魔者を斬りつけようとしたが、輿から放たれた矢に射抜かれた。七雪は驚いて転んだ拍子に墓場で盗んだ珠を落とすも、咄嗟に物陰に身をひそめる。その時、墓場に1人の女が颯爽と現れた。女は輿の前でひざまずき、迎えが遅れたことを謝罪した。輿から降りて来たのは公子と呼ばれる謎めいた男…。「私の命を狙うものは多すぎるからな…」女は妓楼に現れた刺客と同じ赤い傘を差していた。「で″九命(キュウメイ)″はなかったのか?」「斉(セイ)家の人々は皆殺しにされており、どこにもありませんでした 骸の所にあるかと思い、墓場まで来ましたが…」「そうか、私も骸がここに捨てられたと聞いて来たのだ」そこで公子は墓場に蛍蠱(ケイコ)を放った。「九命は蠱虫で作る、ここにあるなら見つけてくれるはず…」しかし結局、何も見つけることはできない。公子は仕方なく帰ることにしたが、女がふと娘が隠れていることに気づいた。「どうしますか?」「息づかいを聞くと死にかけているが、生きようとあがいているようだ…」その時、物陰に隠れていた七雪は獣に襲われ、崖から転げ落ちてしまう。「死んだ?」「まだだ、だがもう無理だろう」公子は輿に戻ることにしたが、女はなぜか見捨てることができなかった。「輿担ぎを呼べ…ん?…どうしても気になるのか?…分かった」そこで公子は明日の朝まで生きていたら連れて来いと認めた。七雪はかろうじて崖のへりにつかまり、生きていた。哀れな境遇にあらがい、必死に崖を登ると、水たまりの中から落とした珠を見つけて力つきる。こうして朝を迎えた。再び墓場に現れた月影(ゲツエイ)は昨夜の娘を見つける。そこで自分の傘を娘の元へ投げた。目を覚ました七雪が辺りを見回していると、あの傘が飛んで来た。妓楼で出会った刺客の女だと期待したが、全く別の女が現れる…。「私は姽嫿城の者、江湖では私たちを″紅き刺客″と呼ぶわ」すると七雪は意識を失った。つづく( ๑≧ꇴ≦)そうそう、この主題歌が好きだった~でもやっぱり痩せ過ぎだな…(汗
2020.03.11
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第44話「打ち壊し事件」呉家中院の織物工房が閉鎖され、職を失った王徳根(オウトクコン)は生活が困窮していた。すると叔従父の陶(トウ)番頭が差し入れを持ってやって来る。陶番頭は機器織布局が操業を始めた上海や武漢でも多くの職人が路頭に迷い、自害したり盗賊に身をやつす者まで出たと不安をあおった。「私なら動く、織布局が稼働する前に自分で活路を見出す 皆で団結すれば状況は変えられるはずだ」そんな中、布政局に張長清(チョウチョウセイ)が訪ねてきた。張長清は陝西(センセイ)機器織布局が稼働して利益を上げれば、趙白石(チョウハクセキ)を陝西巡撫(ジュンブ)に推挙するという。まだ新しい巡撫が赴任されたばかりだったが、その新任では自分たちの足手まといだった。すると張長清は、呉家東院の軍需品偽装の件を蒸し返さぬよう釘を刺す。これは複数の勢力に絡む案件で、うかつに動けば痛い目に遭うという。真相を探れば自分も趙白石も災いは免れず、他の者まで巻き添えになるのだ。「もう言うな」張長清は趙白石が再調査を求めた奏状を軍機処(グンキショ)から取り戻しておいたと告げ、本人に返した。趙白石はこの件に恩師も絡んでいると気づき、鬱憤ばらしに呉家西院に呉沢(ゴタク)を訪ねた。話を聞いた呉沢は趙白石の師が張長清と知り、朝廷の闇の深さを思い知る。その時、偶然、呉漪(ゴイ)が部屋の前を通りかかった。趙白石が来ていると分かった呉漪はふと千紅(センコウ)の言葉が頭をよぎる。…私なら今すぐ好きだと伝えるわ、″私はもうあなたのものよ″ってね…そこで呉漪は得意な料理で告白しようと決心した。呉漪は何食わぬ顔で兄の部屋を訪ねた。「まあ、趙大人(ダーレン)、お越しでしたの?」すると妹の気持ちを察し、呉沢は息抜きして来ると断って出て行ってしまう。そこで呉漪は兄に新しい料理の味見を頼むつもりだったが、代わりに趙白石から感想を聞きたいと言った。最初の料理は簡素な青菜だった。すると呉漪が料理の名前は『青青子衿 悠悠我心 但为君故 沉吟至今(曹操の″短歌行″から)』だという。…青々とした襟元の君、私の思いは尽きることなく、だだあなただけを思い、今に至る…次の料理は羹、名前は『溯洄从之 道阻且長 溯游从之 宛在水中央(詩経の秦風″蒹葭″から)』と言った。…流れに逆らって追えば道は遠く険しく、流れに従えば水の中央にあなたが見えるだけ…そして最後に出したのは魚の蒸し料理だった。「相濡以沫(夫婦となってお互い助け合いましょう)」趙白石は呉漪の自分への恋心に気づき、何と感想を述べるべきか分からず口ごもった。しかし呉漪は遠慮なく言って欲しいという。そこで趙白石も料理の感想になぞらえて返事をした。最初の料理は″青青″にかけて″青菜″だったが、″大根″に変えたらもっと引き立つという。次の羹の味わいも格別だった。ただ名前は『曾經滄海難爲水(元稹の″离思五首″から、大海を渡れば川は珍しくもない)』だろう。そして最後の魚料理の名前は『相濡以沫』だったが、趙白石は荘子の原文を持ち出した。「荘子は″魚は江湖に相忘る″と言っています、私も同感だ」※″相濡以沫″の原文は『相濡以沫不如相忘于江湖』『相濡以沫』は水が枯れて魚が唾液で互いにぬらし合う様子を表現したもので、ここだけが成語となり、困難な状況の中で互いに助け合うという意(主に夫婦の情)、しかし本来は情などのしがらみより、自然のままに悠々と生きることを説いている(あくまで管理人の私感w)呉漪は趙白石の答えに落胆した。「料理の良し悪しは腕ではなく、心を込めるかどうかです けれど、作り手が心を込めたとしても、残念ながら伝わらないこともありますね」趙白石は自分には料理を評する資格などないが、呉漪にも必ず知音(チイン)が見つかると断った。(꒦ິ⌑꒦ີ)メイメイ…陝西機器織布局に織物機が入り、あとは最終確認を残すのみとなった。趙白石が工場に駆けつけると、周瑩(シュウエイ)は興奮気味に技師たちが大きな機械を思い通りに動かしていると話す。しかしまだ工員の応募者が思うように集まらなかった。それも西洋の機械が指を噛み切るというデマのせいだろう。趙白石は心配したが、周瑩はしばらくは技師たちが働いてくれるため、自然と安全性が分かれば応募も増えると期待した。開業日を前に、周瑩は工場を見ながら感慨深げだった。しかし周瑩の本当の夢なら叶わない。その夢とは過去に戻ることだった。呉聘(ゴヘイ)がいる東院に来たばかりの頃、始まりのあの頃に…。もちろん周瑩はそれが叶わぬ夢だと分かっていた。だからもう1つ夢がある。かつて呉聘と話した2人の夢、それは東院の商いを世界の隅々まで広めることだ。思いがけず周瑩の夢を聞いた趙白石は、その志の大きさに敬服する。「これが夢の始まりだと期待しています」「きっとそうなるに違いない」趙白石は周瑩の背中を見ながら、胸の奥に秘めた熱い想いを募らせた。その夜、王徳根は綿布の職人や商人たちを集めた。そこで陶番頭は広東の南海に製糸工場ができた時の話だとして暴動を起こすようそそのかす。実は大勢の職人たちで工場の停止を訴えても効果がなく、進退きわまった職人たちが集団で工場を打ち壊したところ、役所が事態を重く見て工場の稼働を禁止、職人に味方したという。義昌(ギショウ)で商いをする西洋人が上海に紡績工場を建てた時も、反対意見が受け入れられず集団で打ち壊したが、事が大きくなって総督自ら処理に乗り出し、工場が閉鎖されたというのだ。王徳根は同じように大きな騒ぎを起こせば解決できると思い込み、工場を打ち壊そうと奮起する。すると陶番頭は西洋の機械を壊せば役所が味方するはず、捕まることはないと吹き込んだ。夜も更けた頃、呉家西院に織物工房の職人だった李長文(リチョウブン)がやって来た。寝込んでいた呉蔚全(ゴイゼン)は知らせを聞くと、てっきり困窮して自分を頼って来たのだと思い、小麦を持たせて帰すよう指示する。李長文はありがたく受け取ると、伝言を頼んで帰って行った。「明日、皆が騒ぎを起こします、″老爺に十分ご注意を″と…」応対した家職は伝言を伝えたが、呉蔚全は騒いだところでどうにもならないと気にしなかった。ついに陝西機器織布局、開業の日がやって来た。しかし祝いに頼んだ楽隊や獅子舞に商人たちが紛れているとは誰も気づかない。その頃、仕事に出ていた沈星移(シンセイイ)がちょうど沈家綿布店に帰って来た。すると奉公人が1人しかいない。何でも皆、お祭り騒ぎを見に行ってしまったという。こんな早く開業だと知らなかった星移は慌てて出かけようとしたが、奉公人が止めた。「手織り綿布の職人や商人が武器を手にして暴動を起こすそうですから危険です」「何だと?」周瑩や趙白石たちが工場へ入り、いよいよ操業を開始することになった。しかし機械が動き始めたちょうどその時、韓三春(カンサンシュン)が危険を知らせにやって来る。驚いた周瑩が外へ出てみると、王徳根を筆頭に職人たちが織布局を閉めろと声を上げていた。趙白石はすぐ兵を呼ぶよう命じ、韓三春に周瑩と呉蔚武(ゴイブ)を屋敷まで連れ帰るよう頼んだ。そこで1人で職人たちの説得を始めたが、職人たちは生活がかかっていると反発する。すると趙白石が問題を起こせば引っ立てると脅し、驚いた周瑩は戻って話し合うことにした。しかし職人たちに紛れていた陶番頭が打ち壊せと扇動し、職人たちは工場へなだれ込んでしまう。暴徒化した職人たちは工場で機械を打ち壊し始めた。野次馬の中で様子を見ていた査坤(サコン)はうまく行ったとほくそ笑み、陶番頭も1人でこっそり帰ってしまう。一方、工場では周瑩が椅子の上に乗り、話を聞いてくれと叫んでいた。すると王徳根は椅子を蹴り飛ばして周瑩を落下させ、倒れた周瑩に向かって棒を振り下ろす。その時、突然、沈星移が現れ、周瑩の盾となった。激しく背中を打たれる沈星移、しかし決して周瑩を離さず守っている。そこへ趙白石が駆けつけ、周瑩を助け出そうとしたが、趙白石まで背中を打たれてしまう。沈星移は趙白石も身を投げ出して周瑩を助けたことに驚愕し、趙白石の想いを悟った。ようやく官兵が到着し、暴徒化した職人たちは捕まった。周瑩は工場から運び出される沈星移を見送ると、放心したまま壊れた機械の中を歩き始める。心配していた趙白石は少し距離をおきながら見守っていたが、周瑩は急にふらついたかと思うと血を吐いてしまう。査坤から報告を聞いた杜明礼(トメイレイ)は上機嫌だった。あとは時機を見て有力者に働きかけ、声を上げさせればいい。すると査坤が織布局を守ろうとする者がいたと報告した。「沈星移です…」「沈家の二少爺か…これも肝心なところでいい働きをしてくれた」つづく( ๑≧ꇴ≦)職人さんにポン◯ライオン発見!ようやく二少爺を見直した!
2020.03.10
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第80話「舟上の誘惑」愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)が凌雲徹(リョウウンテツ)を処刑、皇后が潔白を証明するため命を下したと偽装し、噂を断った。凌雲徹の死を知った炩(レイ)妃・衛嬿婉(エイエンエン)は愕然となったが、さらなる訃報が届く。寿康(ジュコウ)宮で養育されていた第14皇子・永璐(エイロ)と第16皇子・永㻇(エイセン) が風邪をこじらせ、侍医が間に合わずに2人とも亡くなった。凌雲徹の一件以来、烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)はすっかり元気がなくなった。その日は雨だったが、如懿は亭に出て黙って座っている。侍女・容珮(ヨウハイ) は愉妃が来たと知らせたが、如懿は小さく首を横に振った。「娘娘…ここは水気が、中へ入りましょう」「…最近、凌雲徹の夢を見るの 侍衛の衣を身にまとい、城下を歩いてる、黙々と私を守りながら… でも私が振り向くと、消えてしまう…」如懿は自分のせいで凌雲徹が成仏できないのではと心配した。そこで容珮は凌雲徹の亡骸は吉祥の地へ埋葬させ、江与彬(コウヨヒン)と惢心(ズイシン)夫婦が定期的に参拝していると安心させる。しかし如懿の罪悪感が消えることはなかった。「凌雲徹への借りは返せなくなったわ…」一方、海蘭は如懿から召されるのを待っていた。すると太監・三宝(サンポウ)が現れ、皇后は寒さと疲れで休んだと伝える。海蘭は仕方なく、降りしきる雨の中を引き返して行った。そして2年が経った。 Σ( ̄。 ̄ノ)ノ えっ!乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は1年以上も後宮を訪れず、宝月(ホウゲツ)楼にも足を運んでいない。しかし皇帝に唯一、意見できる皇后が冷遇されているため、妃嬪たちは誰も文句が言い出せなかった。皇太后や太監・李玉(リギョク)はそんな皇帝を心配していたが、正月明けに南巡へ出発すれば気分も変わるだろうと期待する。一方、海蘭は第12皇子・永璂(エイキ)を連れて翊坤(ヨクコン)宮を訪ねていた。永璂は久しぶりに母の暗香(アンコウ)汁を食すと、父の南巡に母も同行して欲しいと頼む。未だ両親が疎遠になった原因が自分だと責任を感じている永璂、しかし如懿は永璂のせいではないと言い聞かせた。海蘭も宮中の管理は自分が引き受けるので皇帝に同行するよう勧めたが、如懿は気が重い。しかし両親に仲良くして欲しいと願う永璂のため、仕方なく同行すると約束した。ようやく永璂が子供らしい笑顔を見せて喜ぶと、容珮は菓子があると言って第12皇子を連れ出すことにする。如懿と2人きりになった海蘭は、凌雲徹のことでまだ怒っているかと聞いた。「だから面会も拒否を?」「…永璂が落ち込んでいて世話が焼けるでしょう?私の留守中、宮中の管理も大変だわ そろそろ寝宮へ戻って休みなさい」如懿は一度も海蘭の目を見ることはなかった。乾隆30年2月、乾隆帝一行は緑あふれる抗州(コウシュウ)の運河に到着した。船を降りた弘暦は如懿と並んで桟橋を歩きながら、初めて来た時とまるで同じだと言う。「…そうですね、皇上」皇后を帯同し体面は保たれた弘暦だったが、やはりどこかぎこちなかった。行宮に落ち着いた如懿は容嬪(ヨウヒン)・寒香見(カンコウケン)と庭を散策した。寒香見は確かに良い場所だが、″孤山″という名前は聞こえが悪いと漏らす。そこで容珮は西湖の伝説@白娘子に″孤山は孤立ならず 断橋は断たれず″(参照:断桥不断肝肠断 孤山不孤君心孤)とあると言った。その言葉を聞いた如懿は思わず自分の心境を吐露してしまう。「″我 断腸の思い 君心は孤独なり″…」「娘娘、縁起の悪いことはおっしゃらぬよう…」容珮に諫言された如懿は気を取り直して昔話を聞かせた。実は皇后になったばかりの頃、弘暦と平民の夫婦を装って街を散策したという@49話。「思い返せば遠い昔のことのようだわ…」「若い頃の想い人は皇上だったのでしょう?」「ん…」「今は違うのですか?」「人は変わるわ、どちらかの情が深まれば、どちらかの情は薄れて行く…」如懿はそれ以上、何も言わなかった。寒香見がようやく現れ、弘暦は半日も待ちわびていたと言った。しかし皇后の憂う様子に心を痛めていた寒香見は辛辣な言葉をぶつける。「皇后と梅の花を見ていました、ご存知では?」「…皇后はどんな様子だ?」「気になるならご本人に直接お尋ねください、回りくどいことを…」すると寒香見は皇帝と皇后が平民の夫婦を装って城下を散策したと聞いたが、その頃の情は消えたのかと聞いた。「皇后から聞いたのか?…皇后が悪いのだ」←子供かw「凌雲徹の件でしょうか?まだお疑いに?凌雲徹は皇后の名誉を汚した罪ですでに処刑されました 皇后にご立腹なら、なぜ心配するふりを?」「容嬪…寵愛を笠に着るでない!」弘暦は思わず声を荒げると、寒香見は愛想を尽かして帰ることにした。「…皇上は大勢の妃を抱え、どこへ行っても女子と歌舞で歓待されます 私への不満は誰かが慰めてくれましょう」地元の官僚は選りすぐりの娘たちを皇帝に献上した。しかし弘暦は1人も気に入らず追い返してしまう。「宮中に長くいる女子は規則に縛られ融通が利かなくなる、南巡に連れてきた妃嬪とて同じだ…」皇帝の思わぬ発言に李玉は戸惑ったが、進忠(シンチュウ)にとっては好機だった。進忠は早速、炩貴妃(キヒ)に皇帝へ何か別の楽しみを提供するよう進言した。そこで衛嬿婉は一時の快楽のこと、身分の卑しい娘をあてがおうと決める。万が一、入内(ジュダイ)しても自分の地位が脅かされることはないだろう。「賢明です、皇上が誰を寵愛しようと長続きはしません(ニヤリ)」嬿婉から手配を任された進忠はその夜、皇帝を西湖へ連れ出した。翌朝、進忠は炩貴妃を訪ね、皇帝のために芸妓・水玲瓏(スイレイロウ)を仕えさせたが大好評だったと報告した。「美しいの?」「ぅ~ん、美しいというより粋です…でも炩貴妃には劣りますよ? 天女の炩貴妃に妖婦などかないません、所詮は妓楼出身の芸妓ですから…(ウフッ)」そこで嬿婉は水玲瓏だけでなく、他にも呼ぶよう命じた。しかし民謡で夫婦の情を聞かされた弘暦は全く面白くない。手配した進忠はふてくされて寝転んでいる皇帝の元へ歩み寄り、中止したほうがいいか尋ねた。「妃嬪の寝所をお訪ねになっては?」「皇后とは気まずいし、容嬪は冷淡…他は媚びるしかない能がない、誰にも会わぬ」「では今宵も水玲瓏を?」その名前を聞いた弘暦は急に目を輝かせ、すぐ出かけることにした。すると進忠は水玲瓏は炩貴妃の計らいだと念を押し、皇后には決して漏らさないと安心させる。しかし街では輿で出かける水玲瓏の姿が目撃され、次第に皇帝の不名誉な噂が広まって行った。その日、弘暦は皇太后や后妃らと一緒に京劇を鑑賞した。しかしうっかりうたた寝してしまい、如懿に気づかれてしまう。やがて皇太后が隣の皇帝に感想を聞いたことから、ついに弘暦が寝ていることがばれた。嬿婉は咄嗟に皇帝が深夜まで風土記を読んでいたとかばい、寝所へ送って行くことにする。皇太后もならば仕方がないと許したが、如懿はひそかに容珮に合図した。容珮は回廊で待ち伏せし、皇帝と炩貴妃の話を立ち聞きした。詳細までは分からなかったが、どうやら炩貴妃が毎夜、皇帝を喜ばせるために何かを手配しているようだが…。一方、孝賢(コウケン)皇后の弟で重臣の富察(フチャ)傅恒(フコウ)も皇帝を心配して李玉に相談していた。皇帝に随行して岸で見張りを任されているが、毎晩、女子たちが湖上の舟へと運ばれているという。しかし李玉も噂を小耳に挟んでいるだけで、詳しいことは知らなかった。何ぶん皇帝は夜になると進忠だけを仕えさせ、朝まで戻って来ない。ともかく李玉は他言しないよう頼んだが、傅恒は焦っていた。「もはや街中の噂だ、皇上の名声が危ういぞ?」「(ハッ)大変だ…今日は皇后娘娘がお忍びで街へ行っています…噂を聞くやも」その頃、如懿は容珮と三宝、わずかな護衛を連れ、お忍びで街にいた。すると娘たちがこぞって手の甲に花の絵を描いていることに気づく。実は水玲瓏が手の甲に花の絵を描いていたことから流行したが、如懿には知る由もない。やがて如懿は偶然にも以前、来た時に食べた餅菓子の露店を見つけた。思わず味見をしてみたが、当時と同じ味はしない…。それは餅菓子の味が変わったからではなく、自分が味わえなくなったからだ。如懿はふと寂しさを感じながら餅菓子を買うよう頼み、再び散策を始める。すると民たちで賑わう講談師の話が聞こえ来た。弘暦と2人で訪れた時は乾隆帝を称賛し、皇帝と皇后は良き手本だと説いていた講談師、しかしなぜか今は皇帝が失笑を買っている。驚いた如懿はすぐ三宝にどういうことか調べるよう命じた。如懿は行宮に戻ると、李玉を呼んだ。まさか視察のための南巡で民に嘲笑される事態になっていたとは…。しかし官吏たちも保身のため皇帝を諫めることができなくなっていた。皇帝の怒りを買えば斬首される可能性もある。確かにここ数年で多くの部族を征服し、弘暦はすっかりその威光に酔っていた。李玉の話では湖上では進忠だけが仕えるため、皇帝が岸に上がるまでは近づくことができないという。すると容珮は進忠が炩貴妃と懇意だと話し、裏で糸を引いているのが炩貴妃だと推察した。「なるほど…」如懿はどうりで観劇の時、炩貴妃が弘暦を庇って皇太后に言い訳したはずだと納得する。恐らく炩貴妃はこの件を知るだけでなく、手配したのだろう。まさか皇帝の歓心を買うために名声を汚すとは…。如懿は惑わされた弘暦にも問題があると憤り、最近の堕落ぶりは眼に余ると嘆いた。弘暦は毎晩のように芸妓と享楽にふけり、睡眠不足ですっかり体調が悪くなった。そのせいで后妃との朝食会に遅れてしまう。すでに揃っていた妃嬪たちは皇帝と久しぶりに会えると楽しみにしていた。慶(ケイ)嬪・陸沐萍(リクボクヘイ)は思わず、こんな機会でもなければ顔すら見られないと愚痴る。すると如懿はその原因となった衛嬿婉を睨みつけた。「皇后娘娘?なぜ睨むのです?私は何も知りません」「炩貴妃、慣れると嘘も流暢だこと」そこへようやく皇帝が現れた。皇帝は目が充血し、隈まで作り、あきらかに疲れて見えた。率直な寒香見は寝不足で食欲があるのかと指摘したが、弘暦は問題ないと無理して食べ始める。しかし如懿はまったく箸をつけず、ついに口火を切った。「行宮は西湖に近く、水音と楽器の音が騒がしいので安眠の邪魔でしょう 私が炩貴妃と一緒に調べ、騒音を立てる者を一律、処罰します」焦った衛嬿婉が口を挟もうとしたが、如懿は無視して寒香見に宮中の踊り子たちに指導してやって欲しいと頼んだ。すると舞踏が得意な寒香見も嫌みを言う。「宮中の踊り子は芸妓ほど魅力がありません、指導は無駄でしょう…」弘暦はすでにばれていると知り、顔色が一変した。「…久しぶりに西湖を遊覧して疲れたゆえ、舟の上で歌舞を鑑賞したのだ 皇后は気にしなくてよい」「そんな見事な歌舞なら私たちも拝見したいわ、皇上のお許しがいただければ…」憤慨した弘暦は機会があればそうすると告げ、食欲が失せたと言い放ち帰ってしまう。如懿も我慢の限界に来ていた。「炩貴妃、碧梧閣(ヘキゴカク)に招待するわ、あとでいらっしゃい」李玉が重箱を携えて碧梧閣にやって来た。皇帝からの差し入れは江南名物の菓子だったが、机に並んだのは歯にへばりつくような餅や蒸し餃子ばかりだ。「ふん、粘りあるもので口を塞ぐとは…黙れってことね?」李玉は苦笑いしてごまかすしかなかったが、その時、三宝が炩貴妃の来訪を知らせた。衛嬿婉は片膝をついて拝礼したが、怒り心頭の如懿は起立を認めなかった。「凌雲徹が女官のあなたを助けようとしたのは、その野望を見抜いていたからね」「…何のお話でしょうか、どんなご用件で?」「皇上が寵愛する芸妓はあなたが手配したの?」すると嬿婉は開き直り、夫を喜ばせるのが妻の務めだと言い放った。如懿は妓楼の娘などもっての外だと咎め、芸妓で皇帝を惑わし、名誉を傷つけ、朝廷の綱紀まで乱したと非難する。しかし嬿婉は皇帝の疲れを癒すため、適切な者を仕えさせるのが左配役の責任であり、皇帝の憂いも取り除けない皇后は口を出すなと言い返した。そこで如懿は黙って立ち上がり、皇后の権限をもって命を下す。「炩貴妃、あなたは不埒者を呼び入れ、後宮を乱した、左配役失格よ 皇上は色事に溺れ、お身体と名誉を損ねたわ 三宝、罰が決まるまで炩貴妃を監禁して」驚いた嬿婉は思わず許可なく立ち上がり、激高してしまう。「私は皇上に封じられた貴妃よっ!」「私は皇上に封じられた皇后ですっ!」つづく( ๑≧ꇴ≦)えーっ!いつの間にか炩妃が貴妃になってたーっ💦嬿婉、一段と化粧が濃くなったからブラック度up?さて残りわずかとなりました~来週はいよいよ…お楽しみに~♪
2020.03.09
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※残酷なシーンが含まれています如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第79話「残された指輪」炩妃(レイヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)の謀略は成功した。御花園から逃げて来た第12皇子・永璂(エイキ)は乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)と鉢合わせし、泣きながら烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)と凌雲徹(リョウウンテツ)が抱き合っていたと報告する。驚愕のあまり立ちすくむ弘暦、すると嬿婉は進忠(シンチュウ)の目配せに気づき、動揺している永璂を永寿(エイジュ)宮で休ませると言った。証拠を消すために永璂にすぐ薬を飲ませなければならない。皇帝の許可が降りると、進忠はただちに永璂をおぶって走り出し、嬿婉もすぐ後を追った。永寿宮にはすでに薬湯が準備されていた。衛嬿婉は気が気でなかったが、鎮静薬を飲めば目覚めた時に毒はきれいに消えるという。すると進忠は、永璂に毒茸を食べさせた側仕えの宦官・小栗子(ショウリツシ)も始末したと報告した。永璂を養育している愉(ユ)妃・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)は慌てて翊坤(ヨクコン)宮へ駆けつけた。事情を聞いた如懿は激しく動揺し、永璂はどこなのか確認する。すると海蘭は進忠に連れられて延禧(エンキ)宮に戻り、今は休んでいると安心させた。しかし侍医・江与彬(コウヨヒン)の脈診では異常がなく、食事も調べてみたが問題はなかったという。如懿は直感的に罠にはめられたと分かった。まさか永璂の口から母を貶めるような言葉を言わせるとは何と狡猾なのか。すると海蘭は皇帝がすでに凌雲徹を慎刑司(シンケイシ)へ収監し、拷問を命じたと伝えた。「姐姐、皇上が処刑を命じる前に手を打つのよ、そうすれば潔白を証明できる」「何を言っているの?私たちは潔白よ」「分かっているけど皇上は疑っている、凌雲徹だけでなく姐姐にも危険が及ぶわ」「その件はあと、今は永璂のことが先よ」そこで如懿は太監・三宝(サンポウ)に永璂の側仕えたちはどうなったか聞いた。実は皇帝の命で皆すでに職を解かれたという。「何としてでも連れ戻すのよっ!」衛嬿婉は養心殿へ戻った皇帝を訪ねた。第12皇子なら夕方まで眠り、その後、延禧宮へ送ったという。ただ動揺が大きかったせいか永璂は何も覚えていないと報告し、お茶を献じた。「皇后失格だ…」弘暦は嬿婉から受け取った茶碗を思い切り床に投げて割ってしまう。ガシャーン!永璂が目を覚ました。海蘭と第5皇子・永琪(エイキ)は本当に皇后と凌雲徹の姿を見たのか確認したが、本人は証言したことすら覚えていない。「私が額娘の名誉を傷つけたのですか?何てことを…」永璂は自分が母を貶めたと知って泣き出してしまう。ともかく海蘭は永璂に責任はないとなだめて休ませると、永琪に皇帝の様子を聞いた。永琪は皇帝が凌雲徹をつらい拷問に付すはずだと話し、死に至ることは想像に難くないという。何より心配なのは、皇帝が廃后を言い出しかねない事態だということだった。そんな中、太妃たちが育てている衛嬿婉の皇子が風邪を引いた。第14皇子・永璐(エイロ)と第16皇子・永㻇(エイセン) は病弱なため、片方が風邪を引けばすぐ移ってしまう。皇帝は見舞いを許してくれたが、永寿宮に連れ帰ることはできなかった。皇后の意向で皇子たちが寿康(ジュコウ)宮に預けられたと逆恨みしていた嬿婉は、なぜ未だ皇帝がこの決定を撤回してくれないのか分からない。ともかく太監・王蟾(オウセン)に皇子の看病を任せて戻ることにしたが、凌雲徹のことも気がかりだった。「春嬋(シュンセン)?進忠は何か言ってた?」「″皇上は凌雲徹を死罪にするだろう″と…」その頃、進忠は皇帝に讒言していた。皇后が凌雲徹の潔白を証明しようと躍起になり、第12皇子のことなどお構い無しだと…。三宝と李玉(リギョク)は第12皇子の側仕えを探していたが、給仕をした小栗子は首を吊って死んでいた。如懿は口封じに殺されたのだと確信し、やはり食事が原因だと気づく。そこで当日の品書きを改めてみると、ふと″椎茸と肉の炒め物″に目が留まった。茸と言えば昔、南方にいた頃、毒茸を食べて死んだ人がいたという。「中には幻覚を起こす茸もある…これが原因かも?!」如懿は侍女・容珮(ヨウハイ)に御膳房を調べるよう命じ、また江侍医に椎茸と似ている毒茸がないか探してもらうよう指示した。容珮たちが早速、出かけて行くと、海蘭は如懿に諫言した。皇帝が疑っている以上、凌雲徹を救おうと必死になれば皇帝の怒りは増すだろう。その結果、凌雲徹だけでなく如懿までも危うい立場になる。「皇上の誤解を解くため、姐姐から凌雲徹に死を…」「…凌雲徹を亡き者にすれば解決なの?潔白を示せても罪悪感に耐えられない 永璂も自責の念にかられて深い心の傷を残すことになる」如懿は海蘭がまた勝手に動くことを懸念し、軽はずみなことはするなと釘を刺した。仕方なく海蘭は分かったと返事をしたが…。その夜、衛嬿婉は外套で顔を隠し、慎刑司の令牌を使って密かに凌雲徹の牢を訪ねた。嬿婉は拷問を受ける凌雲徹のため薬を持参し、さらに凌雲徹の好物を持って来たという。しかし凌雲徹はかつての好物が今も好きとは限らないと言った。「女官の身なりで、こんな夜中にご馳走を携えて…最期の見送りに?」「はっきり言うのね…でもあなたは大きな過ちを犯した、死は当然よ あなたは私を守るため宮中に入った、今では死を待つ身…お別れね」「炩妃娘娘…昔のことは忘れてください」「?!まだ私を恨んでいるの?」「娘娘を恨んでなどいません…なら私をこんな目に遭わせたのはあなたなのか?」「雲徹哥哥、私をそんな女だと思っているの?!」「かつての嬿婉の姿は胸に焼き付いています、今もずっと…ただ、あの頃の嬿婉はもういない」嬿婉はいたたまれなくなり、ここで引き上げることにした。すると凌雲徹は、あの頃の嬿婉がいなくなった今、贈り物を返して欲しいと頼む。「時は流れても物は変わらぬ…変わらぬことの尊きことよ… あの指輪を返してください、冥土の土産にします」それは第21話で凌雲徹が贈った紅玉の指輪、裏には雲徹の雲と嬿婉のつばめが彫ってあった。今までどうしても手放せなかった思い出の指輪…。しかし嬿婉はついに自ら外し、過去の自分と一緒に置いて出て行った。衛嬿婉は春嬋に支えられ、涙に暗れながら寝宮へ戻った。その姿をちょうど海蘭と三宝が見かける。どうやら炩妃も慎刑司へ行ったのだろう。「愉妃娘娘、いいでんすか?皇后娘娘は反対なさっています」「…三宝、これは姐姐のためなの」こうして2人も慎刑司へやって来た。門衛の話ではやはり先ほど永寿宮の侍女が来たという。「よく聞きなさい、本宮は皇后娘娘の命令で来たのよ」「はい、どうぞ中へ」海蘭の姿を見た凌雲徹はなぜか安堵した様子だった。「愉妃娘娘、やっとお越しに…」凌雲徹は傷だらけの身体で拝礼しようとしたが、海蘭はそのままでいいと告げる。「炩妃がここに来たようね?このような場所にわざわざ来るとは、情がある証拠だわ」「はい…私と炩妃の旧情が皇后娘娘の名誉を傷つけたのです」「その件で来たの…」皇后は永璂が心を痛めないよう、凌雲徹の無実を証明すべく必死に調べているという。その意味するところは凌雲徹にもすぐ理解できた。皇帝なら皇后が自分の命を救うために奔走していると誤解し、結果、皇后への怒りを募らせるだけだろう。全てを終わらせるには自分が死なねばならない。ただし自害すれば罪を認めたとみなされるだけ…。つまり皇后の疑いを晴らす唯一の方法は、皇后から死を賜るしかなかった。「愉妃娘娘…おかげで私の願いが叶います」「本宮こそ、あなたのおかげで願いが叶うわ…」その頃、如懿は翊坤宮で李玉の報告を聞いていた。「小栗子は貧家の出で特別な交友関係はありません、不審な点は見つかりませんでした 江侍医も茸を調べていますが、なにぶん種類が多く、特定は難しいかと…」「引き続き調べて」容珮はさすがにこれ以上の調査は皇帝の怒りを買うと心配したが、如懿は頑なに調べさせろと命じた。海蘭はこれを機にずっと気になっていたことを聞いた。「本当のところ、あなたは姐姐をどう思っているの?」「(ァハッ)愉妃娘娘、信じてくださらぬと思いますが、私は男女の情を越えてお慕いしていました きっと誰も信じぬでしょう、でも皇后娘娘がお分かりなら、それでいいのです たとえ遠くからでも、お姿を拝見できればいい…笑顔を見られたら十分でした 私の命で守れるなら、喜んで捧げましょう」「…以前の私なら信じなかったけど、今はその言葉を信じられるわ」「感謝します、娘娘」「思い残すことがあれば、代わりに私がやり遂げるわ」すると凌雲徹は衛嬿婉から返してもらった指輪を差し出した。それはかつて嬿婉に贈った愛の証しだという。指輪を受け取った海蘭は、確かに炩妃がはめているのを見たことがあった。その時はなぜこんな安物を付けているのか不思議だったが、ようやくその理由を知る。「多くの件に嬿婉は関わっています、その指輪がいつか役に立つでしょう」「なぜ姐姐が不貞を疑われた時、証言しなかったの?」「ァァ…炩妃との関係を証言しても、皇后娘娘の噂を打ち消すことはできません それに…炩妃とて心根は悪くない、これも母親や弟、出自のせいでしょう」凌雲徹は哀れな境遇の嬿婉をかばったが、海蘭はそんな理由は認めないと一蹴した。家が貧しいからと言って何をしても許されるわけではない、これは品性の問題なのだ。最後に海蘭は凌雲徹に如懿への伝言を聞くと言った。「ありのまま伝えるわ」「皇后娘娘には″息災で″とだけ…」海蘭は皇后への忠誠を最期まで貫く凌雲徹の姿に敬服しながら、心を鬼にした。「凌雲徹よ、そなたは″窒息の刑″を賜る…心して受けよ」「…この日を待ちわびていました、凌雲徹が皇后娘娘と愉妃娘娘に御礼申し上げます」そこで海蘭は三宝を呼び、涙をこらえて凌雲徹を連行するよう命じた。三宝は平伏していた凌雲徹を立たせたが、やはり決心がつがず、考え直すよう進言する。「凌…いえ、小凌子(ショウリョウシ)は潔白です」すると凌雲徹は三宝の手を握りしめて感謝した。「三宝…事態を覆すことは、もはやできぬのだ…行こう…」三宝は号泣しながら凌雲徹の身体を拘束した。「凌大人(ダーレン)…すみません…うっ…命日には線香を捧げてお祈りします…うっ…」「…いい匂いだ、梅の花が咲いたのか?」「…そうです、門の近くで…うっ…蝋梅が咲いていました」「残念だ…雪の積もる頃、皇后にゃんにゃんに…梅の花を贈ることができぬのか 来年、供養に来てくれるなら、梅の花を供えてくれ」「はい…うっ…」そして慎刑司に凌雲徹の断末魔が響き渡った。三宝は牢に残っていた愉妃の元へ戻り、凌雲徹が天に召されたと報告した。「では永琪から皇上に報告させて…もう疲れたわ、皇后娘娘への報告は明日にする」翌朝、永琪は養心殿の父を訪ね、義母が凌雲徹を処刑したと報告した。弘暦はいささか意外だったが、窒息の刑と聞くとなかなか厳しい刑だと漏らす。「それでも生ぬるいが…屍は?」「規則に従い、太監は火葬します」永琪は確かに皇后の名誉が凌雲徹に傷つけられたが、御花園の件は永璂も覚えておらず、真偽不明だと訴える。すると弘暦は体の弱い永璂を自責の念で苦しませたくないと話し、皇后の面目のためにも翊坤宮に行かせないよう命じた。永琪は拝命し、最後に皇帝と皇后に一心同体であることを望み、仲違いしないよう懇願する。しかし弘暦は皇后が歩み寄らないと吐露した。「まあよい、自分で片をつけたことは評価する、火葬せずに無縁墓地に葬れ」全てが終わると、海蘭は翊坤宮を訪ねた。如懿はまだ化粧台の前に座っていたが、海蘭はそこでひざまずき報告する。「私の独断です、凌雲徹の遺体は無縁墓地に葬られた 一件落着したわ、これで皇上の怒りも静まる 勝手な真似をしたけど、全ては姐姐のため、間違ったことはしていないわ 怒っているなら叩いてもいい、罵ってもいい、でも私は正しいはずよ? 凌雲徹もよく分かっていた、素直に死を受け入れたわ… 自分のせいで姐姐の名誉を汚したくない、姐姐が幸せになるのなら自分の命を喜んで捧げると…」海蘭の手の中には凌雲徹から預かった炩妃の指輪があった。これは凌雲徹が愛の証しとして衛嬿婉に贈ったもので、雲の間を舞うツバメが彫ってあるという。「凌雲徹が″いつか役に立つかもしれぬ″と…」すると如懿がようやく重い口を開いた。「永璂の食べた椎茸が原因だと突き止めたの、もう少しで凌雲徹の潔白を示せたのに…」「凌雲徹に尋ねたわ、姐姐をどう思っているのかと…彼はこう答えた 男女の情を越え、お慕いしている…姐姐もお分かりだと…」如懿は心の友の言葉を聞いてうっすら笑みを浮かべた。ふと目線を上げると、窓から凌雲徹が笑うように木漏れ日が差し込んでいる。「私は何度も辛い目に遭った…あなたと凌雲徹が心の支えだったわ… あなたは長年の友、そして凌雲徹とはお互い助け合ってきた、私の心を深く知る知己と言えるわね ハイラン…いくら私のためであっても、許せないの…下がって」海蘭の頬を涙が伝った。しかし決して許しを請うことはない。すると海蘭は口頭し、黙って出て行った。窓から差し込む日差しはまだ揺れていた。「凌雲徹?」如懿は思わずそう呼びかけたが、返事はない…。 つづく(꒦ິ⌑꒦ີ)凌雲徹の愛にただ涙…そう言えば凌雲徹が宦官となって初めて如懿と対面した場面ですが、実は如懿にもセリフがあったそうですでも話し合って如懿は目線だけの演技にしようと決まったとか
2020.03.08
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烈火如歌(Lie huo ru ge)The Flame's Daughter第1話「愛の記憶」…雪山に現れた人影を見つけ、鷲が空中を旋回した白衣の男が目指すのは天空を突き抜けるようにそびえ立つあの高山彼の腕の中には深手を負った紅衣の娘がいる2人は黒装束の刺客に襲われ応戦したが、娘は男をかばって刺されていた極寒の山を登って行くと、やがて深い霧の中から長い階段が出現した白衣の男は師に背いておきながら、愛する娘を救うために助けを乞う『師父!不肖の弟子・銀雪(ギンセツ)が戻りました』すると縹緲(ヒョウビョウ)洞から師匠が姿を現した『我が縹緲派を裏切り、魔道に堕ちながら、おめおめ戻って来るとは!』『師父…どうか…この娘をお救いください』銀雪はそのためなら縹緲の頂で10年間ひざまずくと訴えた銀雪は娘を師父に託し、凍える寒さの中でひたすらひざまずいて待ったやがて師匠が再び姿を見せたが、娘は亡くなったという『そなたへの遺言だ、″魔道を離れ、縹緲派の仙道を修めて欲しい″と…』『師父…縹緲派に戻ることをお許しください』しかし暗河宮(アンカキュウ)に長年、身を置いていた銀雪は、100年間も厳寒に耐えなくては再び仙道を修めることができなかったその上、縹緲派に戻るにはまず全身の仙力を除く必要があり、この苦痛に耐えられると思えない『たとえ仙人になろうと、天命を変えることなどできぬ…』『いいえ、必ずや歌児(カール)に会ってみせます』『情を断たずして仙道を納めれば、いずれ天罰が下るぞ?』『覚悟は…できています』時は移り行き、ここは都・洛陽(ラクヨウ)。烈如歌(レツジョカ)は歓楽街でもひときわ有名な妓楼・品花楼(ヒンカロウ)へやって来た。品花楼の扁額の下には″銀雪″と書かれた赤い扁額がある。実は如歌は侍女募集の張り紙を見て来たのだ。女将は聚芳閣(シュホウカク)で侍女に応募して来た娘たちの面接を始めた。娘たちは生活苦を理由に応募して来たが、女将は気に入った娘がいないのか次々、銀子を持たせて帰してしまう。しかし最後の1人は明らかに毛色が違った。「苦労知らずのお嬢さんに見えるけど、侍女が務まるの?」「憧れて来たんです、品花楼は商売に成功し、天下に名を轟かせました その名声に惹かれてはるばる来たんです、わずか10年で名を上げた品花楼が見てみたくて」女将はもちろん、上階で如歌の話を聞いた芸妓たちもその紅衣の娘に興味を持った。そこで女将は特技があるか尋ね、自分を納得させたら合格だという。すると如歌は女将の茶碗が建窯(ケンヨウ)の茶器だと鑑定し、さらに机にある茶葉の種類や特徴を言い当てた。「で、そのお茶の知識が何の役に立つの?」「品花楼の客人は皆、高貴なので欠かせない知識では?」女将は納得して紅衣の娘を採用し、烈如歌という名から歌児(カール)と呼づけた。その時、如歌はまだ落選したままひざまずいている香児(コウジ)に気づく。「大娘?姑娘は顔が美しく善良なので、よく働いてくれますよ?置いてあげては?お願いします」如歌は同情して口利きしてやると、女将が折れた。世話係の碧児(ヘキジ)は侍女に決まった2人を上階の芸妓たちの房間(個室)へ案内した。女将は鳳凰(ホウオウ)に歌児を、風細細(フウサイサイ)に香児を付けたが、急に部屋から出て来た細細が如歌がいいと言い出す。面紗(メンシャ)で顔を隠した細細は変わり者で、なぜか朝廷に関わる客の相手はせず、江湖の流れ者や商人を大切にしていた。すると向かいの房間から鳳凰が現れる。鳳凰はたかが侍女のことだと呆れ、素直に香児を引き取ってくれた。品花楼の表門には赤い扁額に番付が出ていた。これは品花楼の名物″絶世の美女番付(絶色名花榜)″で、毎月朔日(ツイタチ)に新しい番付が発表される。実は面紗を外した風細細はとても美しかった。顔立ちでは鳳凰より整っていたが、細細はこの6ヶ月、番付で鳳凰に負けているという。そこで来月の″絶世の美女番付″で上位3名に入れるよう、如歌に協力して欲しいというのだ。「成功すればここに置いてあげる、でも失敗したら出て行ってもらうわ」しかし如歌は悪事は嫌だと言った。すると細細はある賓客を取り込めば良いだけだという。その賓客とは武術界で第二の名門・天下無刀城(テンカブトウジョウ)の少主・刀無暇(トウブカ)だった。如歌は早速、その刀無暇とやらの情報を集めることにした。そこで人目のない裏庭を見つけ、伝書鳩を飛ばす。如歌の伝書鳩を受け取ったのは静淵(セイエン)王・玉自寒(ギョクジカン)だった。実は自寒は如歌の師兄(兄弟子)で、幼い頃に耳と足を患い、車椅子での生活を余儀なくされている。すると如歌の密書を読んだ自寒は筆談で侍衛・玄璜(ゲンコウ)に刀無暇を調べるよう命じた。如歌はすぐ師兄から返信を受け取った。刀無暇は一見、謙虚で品行方正なため清廉な人物と言われているが、実は見栄っ張りで女癖が悪いという。屋敷にはすでに妾の房間が17もあるとか。すると如歌は偶然、美しい琴の音を耳にした。どうやらこの寂れた裏庭の別院に琴の名手がいるようだが…。玉自寒は如歌が品花楼にいると知った。元璜は如歌が探っていた刀無暇が今日、その品花楼に来ると報告し、自分が行って来ると申し出る。しかし玉自寒は自ら如歌を探しに出かけると譲らず、ついでに刀無暇にも会ってみようと考えた。いよいよ朔日を迎えた。如歌は支度を整えている風細細を見ながら、なぜ顔を隠しているのか尋ねる。すると細細は顔を見せない方がかえって男の気を引けるのだと話した。如歌はようやく本来の目的を思い出し、男を魅了する方法が知りたくて来たと白状する。「それは相手がどんな男かによるわ… 恥じらう乙女を好む者、奔放な女を好む者、冷淡な女を好む者もいる…」如歌は話を聞きながら風細細が髪の毛を触る仕草を真似てみた。「…真心で向き合わないのですか?」「男にそんな価値がある?」細細は話を切り上げ、鳳凰に勝つ方法が見つかったのかと聞いた。そこで如歌は裏庭にいる琴者に力を借りるという。確かに風細細は舞の名手だが、刀無暇ほどの男なら美女の舞を飽きるほど見ているはず、そこで優雅な琴の音で関心が引けると考えた。しかし細細はその琴者なら有琴泓(ユウキンオウ)だと教え、たやすく応じてはもらえないと困惑する。すると如歌は本人の望む物を差し出せば無理ではないと言った。「カール?お前を脅した私になぜ尽くすの?」「ん~美人だから!」しかし細細の懸念通り、如歌は琴師・有琴泓に門前払いされてしまう。日が暮れる頃、品花楼に刀無暇が到着した。刀無暇は弟の刀無痕(トウブコン)と妹の刀冽香(トウレツコウ)を同伴し、特等席に陣取る。そんな3人を雷驚鴻(ライケイコウ)が見ていた。やがて聚芳閣に芸妓たちが勢揃い、風細細は鳳凰の次に舞を披露することになった。しかしまだ如歌が戻ってこない。するとやっと如歌の姿が見えたが、如歌は風細細に笑顔を見せて再び消えてしまう。如歌は碧児に七弦琴を借りて再び別院へ戻った。そこで離れの前である曲を弾き始めると、驚いた有琴泓がついに自ら出てくる。「なぜその曲を知っている?」「昼間、先生が″旅人″を弾いていたので、今度は私が″旅の夢″を弾きました」実は″旅人の夢″の楽譜は100年前に消失したと言われている。すると如歌はもし弾奏してくれたら"旅の夢"の曲譜を見せても良いと懐柔した。話をつけた如歌は聚芳閣に戻り、風細細に手はずが整ったと報告した。演舞台ではちょうど鳳凰が艶めかしい舞を披露している。そこで如歌は鳳凰が失敗するよう″つぶて″を投げたが、足を滑らせた鳳凰が予想外に舞台の外まで飛び出してしまう。すると瞬時に刀無暇が鳳凰を抱きとめ、如歌はかえって2人の中を取り持つ形となった。しかし刀冽香がわざと兄を誘惑したと鳳凰に激怒し、思いがけず女同士、一触即発の様相になる。その時、突然、2人を制するように上階から胡桃が飛んできた。「何者よ!出て来なさい!」刀冽香が怒号を響かせると、そこへ玄璜が飛び降りて来る。(´⊙ω⊙)oO(玉師兄…いつここに?2階を見上げた如歌は師兄の姿に驚いた。刀無痕は兄に玄璜が静淵王の侍衛だと教えた。2階には確かに静淵王のもう1人の侍衛で男装の麗人・黄琮(コウソウ)の姿が見える。「つまり隣の者が静淵王・玉自寒か…」すると刀無暇はすぐさま2階に向かって拝礼したが、静淵王は耳が不自由だと思い出して焦った。しかし玄璜は主人と向き合って話せば意思の疎通ができることを教える。刀無暇は気を取り直し、妹が若気の至りで無礼を働いたと謝罪した。読唇術で理解した自寒は筆を走らせて気にするなと許し、騒ぎはそこで収まる。そこで刀無暇は席に戻ると、妹に静淵王が烈火山荘の二番弟子・玉自寒だと教え、口に気をつけるよう釘を刺した。鳳凰は気を取り直し、烈火山荘の令嬢(大小姐)が操るという鞭法を披露すると言い出した。しかし演舞台にろうそくを頭と両手に乗せた香児が現れ、流石に残酷すぎると客たちに不安な声が広がる。見兼ねた刀無暇は静淵王の目もあることから、香児を助けるために身請けすると申し出た。殿内は刀無暇の英断に拍手喝采、鳳凰と風細細は思わぬ展開に呆然となる。一方、弾奏を頼まれていた有琴泓も騒動を目撃していた。どうやらもう琴の出番はなくなったらしい。結局、有琴泓は黙って帰って行った。…ここは緑鮮やかな葉が鬱蒼と生い茂る竹林。真っ白な外套を目深にかぶった銀雪はひとり、琴を奏でていた。そこへ黒装束の刺客たちが現れる。しかし銀雪は見事な仙力を放ち、刺客たちを蹴散らした。つづく(^ꇴ^)いや〜ラバちゃんはやっぱり美しい〜だからこそ歌児(カジ)読みは納得できない(←何様wで本国放送当時、歌儿(ガァ-ル)をカールと呼んでいたので、これで押し通す予定w
2020.03.07
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第43話「寡婦の誓い」迪化(テキカ)に帰ることになった図爾丹(トゥーアルダン)は呉家に残してあった結納金を引き上げに来た。周瑩(シュウエイ)は別れの杯を交わすと、亡き夫への愛以外にも友情を大切にしていると告げる。しかし図爾丹は周瑩と友だちになるのは無理だと落胆した。「気持ちにケリがついたら会いにも来られるが…恐らくこれが今生の別れになるだろう」すると未だ亡き夫の愛に縛られている周瑩に苦言を呈す。「例え商いで成功しても君は女だ、連れ添う伴侶がいなければ一生、幸せにはなれない」図爾丹は自分からも周瑩に一献を捧げ、別れを告げて馬にまたがった。「周瑩、自分の心を取り戻せ!」そう言い残し、図爾丹は思いを断ち切るように駆けて行ってしまう。周瑩は図爾丹の言葉が胸に刺さった。すると見送りにも出てこなかった周老四(シュウロウシ)が別院の回廊にいる。その手には大きな金子が…。「父さん!」「はっ!こりゃあ大変だ~金子が街に出たがってる~」周老四は悪びれる様子もなく、遊びに行ってしまう。縁談騒動が落ち着き、周瑩は再び仕事に戻った。その日は裕隆全(ユウリュウゼン)の店で帳簿を確認していたが、その抜群の記憶力で取引先に割引していないと見抜く。「くれぐれも取引先に気を使ってね」顔(ガン)番頭は呆然となり、冷や汗をかいて失態を詫びた。店を出た周瑩は若奥様らしい振る舞いから解放され、急に元気になった。そこでせっかく街に出たついでだと羊肉麺を食べていくことにする。春杏(シュンキョウ)と福来(フクライ)は大喜び、3人は露店に陣取った。そこへ偶然、沈星移たちが現れる。周瑩は沈家の撤退で株を買い占められたと感謝し、羊肉麺をご馳走した。するとふと星移と商いで勝負していることを思い出す。「でどちらが勝ったと思う?」「そうだな~お前の勝ちだ」星移は素直に負けを認め、約束を果たすことになった。周瑩たちが待っていると、女装した沈星移が現れた。主人の情けない姿に目も当てられない天石(テンセキ)と天玉(テンギョク)、一方、春杏と福来は笑いが止まらない。「福来?この街で最も人が多い場所はどこ?」「鐘楼(ショウロウ)です」「鐘楼?…じゃ向かいの五味(ゴミ)酒楼を予約して、春杏はおつまみの注文ね(ニヤリ)沈少爺?行きましょうか?」周瑩たちは五味酒楼の2階席を陣取り、通りで見世物になる沈星移を見下ろした。「私は女に負けた~勝負して負けた~」星移は恥も外聞も無く、女装姿で舞を披露する。その様子を見ながら周瑩は腹を抱えて笑い、いつのまにか屈託のない笑顔を取り戻していた。沈星移は周瑩を娶ることを諦めなかった。そこで再び祖母を説得することにする。「奶奶?彼女は美しいう上にとても商才がある、彼女が嫁いで来れば沈家は一生、安泰だ 本当ですよ、ないない~約束します!彼女を娶ったら年寄り孝行し、ひ孫もたくさん作ります そこら中、走り回りにぎやかですよ」大夫人は仕方なく先ずは夫人と相談すると言葉を濁した。六椽(ロクテン)庁の朝議、呉蔚武(ゴイブ)は西洋の織機が陝西(センセイ)に着いたら中院の織物工房は閉めると言った。手織りの綿布はすでに時代遅れ、職人には規定通り5両、渡して暇を出すしかない。しかし呉蔚全(ゴイゼン)は長年、苦楽を共にしてきた職人たちへの情が深く、難色を示した。呉蔚武は呉蔚全の気持ちを理解できたが、すでに20万両も出資してしまったからには3人で団結しようと訴える。仕方なく呉蔚全は少し時間が欲しいと頼み、この話はひとまず終わった。すると王世均(オウセイキン)が趙白石(チョウハクセキ)に返答しなくてはならない要件があると報告する。実は趙白石が朝廷の許可を得て織布局の局長を兼任することが決まり、株主の呉家から副局長をと要求があったという。周瑩は自分がやりたいと手を上げたが、呉蔚武は通常、呉家の大当主が担うべき役割だと言った。落胆する周瑩だったが、そこで呉蔚武は呉蔚全と相談した結果、大当主の座を周瑩に返すことになったと報告する。「だからお前が副局長になればいい」「じぇんだーっ?!」周瑩は願ってもない申し出に目を輝かせた。しかし呉蔚武は返す代わりに呉家の神堂で生涯、呉家に留まり、再縁しないと誓いを立てて欲しいという。商いとは言え寡婦が出歩けば世間の話題となる。誓いさえ立てれば軽薄な男は近寄らなくなり、妙な噂も流れなくなるという。周瑩は黙って聞いていたが、やはり誓いを立てるのは無理だと答えた。「誓いません…将来のことなど誰にも分からないわ」何より縛られるのが嫌いな周瑩は猛反発した。「ァィャ~二叔、四叔、今後も呉家を裏切ることは絶対にしません 必ず呉家を繁栄させると約束します」「だがお前はしょせん、よそ者だ」呉蔚全の言葉に周瑩は愕然となる。呉家に対する自分の気持ちがまだ分からないのか。すると呉蔚武はもちろん分かっているとしながら、誓いを立ててくれれば安心できると訴えた。呉蔚全も一生、呉聘のために貞節を守り通すなら、周瑩を本当の身内だとみなすという。「私を信じていないのですね…私は望まないことはしません」頑固な周瑩の説得に失敗した呉蔚武は見切りをつけ、仕方なく副局長は自分がやると言った。一方、沈家では大夫人が孫の縁談の件で夫人を訪ねていた。自分に2度も頭を下げたところを見ると、どうやら沈星移は本気で寡婦を娶りたいらしい。ただし押さえつければ逆効果のため、星移を他の場所へ行かせるよう勧めた。寡婦に会わなければ気持ちも冷めるはず、その間に令嬢との縁談をまとめてしまえばいいという。呉蔚武は副局長の件で趙白石を訪ねた。しかし正直なところ自分には肩の荷が重いと吐露し、実は周瑩に条件を出したが断られたとこぼす。趙白石は無理強いは良くないと言ったが、呉蔚武から周瑩を説得して欲しいと頼まれた。この職には周瑩が適任であり、仕事で出歩く周瑩の名節を守るためだという。周瑩は春杏を連れて呉聘の墓参りに来た。墓前で洋布の織機が涇陽に着けば機器織布局が稼働すると報告したが、実は悩みがあると告げる。「呉聘、あなたは私が寡婦でいることを望む? 千紅(センコウ)に言われたの、今のままではダメだと…私はどう生きればいいの? 商い以外に私に何ができる?…もう分からない トゥーアルダンに言われたわ、自分の心を取り戻せと…呉聘?私は心を取り戻せるかしら?」周瑩が馬車へ戻ると趙白石が待っていた。呉蔚武から周瑩に機器織布局の副局長になるよう説得して欲しいと頼まれたという。すると周瑩はその必要はないと断った。「私が再婚したいと思えば誰にも阻めない、だから誓いなど何の意味もないのです」だからと言って事業を傍観する気など毛頭なかったが、また趙白石に無作法だと怒られるのだろう。趙白石は誤解されたままだと慌て、長く接するうちに周瑩が意志の強い女子だと分かったと言った。「その率直さがいいのだ、今後も変わらないで欲しい」「だったら、過去の件を蒸し返してもいいですか?」周瑩は呉家東院の軍需品偽造の罪は濡れ衣だったと訴え、再調査を嘆願する。趙白石はまだこだわっているのかと驚いた。「趙大人、あの墓に眠るのは私の愛する人と尊敬する人です、2人が商いの心得を教えてくれた 彼らが偽造を働いたと言うなら、私が呉家を守ることに意味はない」そこで周瑩は趙白石をある人物に合わせることにした。周瑩はかつて呉家東院の家職だった楊之渙(ヨウシカン)を訪ねた。実は周瑩は今でも毎月、楊之渙に贈り物や薬を届けている。すると楊之渙は趙白石に牢獄で一度だけ呉蔚文(ゴイブン)を見かけたが、変わり果てた姿だったと証言した。恐らく拷問で自白を強要されたのだろう。胡志存(コシソン)が血竭(ケッケツ)を松脂(マツヤニ)で代用したのは呉蔚文だと証言したと言うが、そもそも呉蔚文が松脂と知っていたら血竭の値で支払うはずがない。周瑩ももし呉家東院が偽造しようとしたなら、外部に知られないために東院自ら松脂を手配すると言った。楊之渙は沈月生(シンゲッセイ)を殺したのも呉家東院ではないと訴え、誰も指一本、触れていないと断言する。確かに当時、趙白石は証拠がないため呉家東院を無罪にしていた。なぜ再調査が行われたのか。趙白石はふと席を離れて考え始めた。役所に戻った趙白石はすぐ軍需品事案の資料を取り寄せることにした。しかし刑部直轄の事案だったため、証拠資料は都に送られてしまったという。ただ薄(ハク)先生は潔白という確証はないものの、多くの謎があるのは事実だと怪しんだ。すると趙白石は決心し、朝廷に再調査を奏上するという。呉蔚全は西院の織物工房を閉鎖することになった。しかし職人たちから給金を減らしてもいいので残して欲しいと泣きつかれる。涇陽の織物工房はほとんど閉鎖され、職人たちには他に働き口がなかった。呉蔚全はどうしてやることもできず、ただその場を逃げ出してしまうが…。一方、査坤(サコン)は沈家の陶(トウ)番頭から信頼を得ることに成功していた。そこでちょうど商売を始めたがっている陶番頭に杜明礼(トメイレイ)の仕事を請け負えば一生分、稼げると教える。「沈四海1人だけでは対応しきれなくてな」実は陶番頭は織物職人たちと仲が良かった。つづく(๑´ω`๑)楊家職…周瑩のこういうところが好きそれにしてもあの記憶力、メンサかw
2020.03.07
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第42話「怪我の功名」沈星移(シンセイイ)は朝一番で母を訪ね、縁談を申し込みたい女子がいると打ち明けた。夫人は息子が身を固める気になったと喜んだが、相手を知って驚愕する。実は求婚したいのは呉家東院の寡婦で、しかも以前、側女にし損ねて逃げられた侍女だと言うのだ。星移は急がないと他の男に嫁いでしまうと訴えたが、夫人は猛反対する。「他のことなら許すわ、でも呉家当院の寡婦なんてあり得ない!」「お言葉ですが…もし許されぬのなら、一生、嫁は娶らない!」夫人はどうしたら良いのか分からず、老爺と大夫人に相談することにした。一方、呉家では周瑩(シュウエイ)が叔父たちを待たせたまま姿を見せなかった。王世均(オウセイキン)は別院へ呼びに行かせたが、実は図爾丹(トゥーアルダン)に会いに行ったと分かる。呉蔚武(ゴイブ)と呉蔚全(ゴイゼン)は周瑩が一体どんな結論を出すのか分からず、動揺を隠せないが…。その頃、周瑩は図爾丹を連れて呉家や取引先の店を回っていた。周瑩の商才に舌を巻く図爾丹、そこでもう少し綿布が欲しいと頼むと、周瑩は古月(コゲツ)洋布店に案内した。図爾丹は確かに洋布は素晴らしいと話し、昔は今より7~8倍も値が高かったので売れなかったものだという。そこで周瑩は実は古月の3分の1の値段で作れる方法があると持ちかけた。周瑩はなかなか帰って来なかった。呉蔚武は何の手立てもなく、ただ待つほかない。しかし短気な呉蔚全はすぐ手を打つべきだと訴え、中院の奉公人たちを連れて周瑩を探しに行ってしまう。周瑩は酒楼の個室で図爾丹と食事しながら、一緒に機器織布局へ出資しないかと誘った。図爾丹は自分に嫁いでくれるなら幾らでも出すと言ったが、周瑩は困惑する。すると図爾丹は周瑩のそばでひざまずき、思いの丈を訴えた。「寝ても覚めても、商いの最中ですら君のことが頭から離れない 本当なら9月に来る予定だったが、とてもそれまで待ちきれなかった… しかも沈星移が涇陽(ケイヨウ)に戻った、彼が君を見つめる瞳は私と同じだ 正直な話、君を奪われるのが怖い…」図爾丹は改めて妻になって欲しいと懇願したが、その時、突然、呉蔚全が武器を持った奉公人たちを連れて乗り込んできた。呉蔚全は図爾丹を剣で脅し、周瑩を連れて帰ることにした。すると図爾丹が口笛を吹いて奉公人を呼び、入り口をふさいでしまう。「周瑩を勝手に連れ去るのは許さん」「周瑩は呉家の人間だぞ!」「私のものだ!」「どちらでもないわ!周瑩は思わず2人を黙らせ、呉蔚全に自分が本当に嫁ぎたければ四叔にも止められないと言った。そして図爾丹にも、不本意な状況ながら本心を打ち明ける。「トゥーアルダン、私はお金が大好きよ、羽振りのいいあなたに嫁ぎたかった 最初の計画ではあなたの求婚に応じ、2万両をせしめて株を手に入れたら別れようと… でも亡き夫が言うの、″人を騙すな、信頼を裏切るな″って だから正直に言うわ…愛していない」「…私が至らぬせいか?」「あなたは良い人よ?豪快で男気もある、10年早ければ何が何でも嫁いでた、ふふ」「では、なぜ今はダメなんだ?」「…人を愛するには心が必要よ、私の心は夫と共に土に埋まってるの 私を妻にしても抜け殻でしかない…それでもいいの?」「構わない」「そうだとしても私が嫌なの、嫁ぐのなら愛する人でないと…あなたにも私にも正直でいたい」「そう言うことなら出資はしない…すべての取引も中止する」図爾丹は周瑩を忘れるためだと言った。もちろん周瑩も図爾丹が自分を脅しているわけではなく、傷つくのが怖いのだと分かっている。「私も同じよ…」周瑩が店を出ると、東院の仲間たちが駆けつけていた。王世均たちは四爺が周瑩を拘束したと勘違いし、解放するよう迫る。「少奶奶、我々がついています、どこへでもお供しますよ」「ありがとう、みんな…でもどこへも行かないわ、帰りましょう」沈家では夫人の話を聞いた沈四海(シンシカイ)が怒り心頭で少爺房にやって来た。慌てた沈星移は玲瓏(レイロウ)に祖母を呼んでくるよう命じ、何食わぬ顔で庭へ出る。どうやら沈四海は星移と周瑩が恋仲だと疑っていた。考えてみれば三寿幇(サンジュホウ)に2人がさらわれたのも一緒にいたからだろう。迪化(テキカ)行きも示し合わせたに違いない。「お前たちがこっそり付き合う分には見て見ぬ振りをしてやろう、しかし… 嫁にとして我が家に迎えることは絶対に許さん!」「それなら一生、嫁など娶りません!」星移は思わず口答えすると、激高した沈四海は仕置棒を持って来いと命じた。しかしそこへ大夫人が現れ、沈四海は孫に甘い母に体良く追い出されてしまう。寡婦の話はすでに大夫人の耳にも届いていた。しかし昔から星移は手に入れるまでは一生懸命だが、手に入ると眼中になくなると知っている。「どうせ娶ったあとで飽きるだけだよ、お前の性分は分かってる」大夫人はとにかく諦めろと言い聞かせたが、星移はどうしても嫌だと聞かなかった。「奶奶!ないな~い、協力してください」孫に甘えられると嫌とは言えない大夫人、ひとまず考えておくと答えておいた。呉蔚全が周瑩を連れて呉家に帰ってきた。心配して待っていた呉蔚武は周瑩が縁談を断ったと聞いて安堵する。しかし周瑩はこれで図爾丹が全ての取引を引き上げれば、自分たちは餓死するかもしれないとため息をついた。すると呉蔚武はかえって踏ん切りがついたのか、機器織布局へ出資しようという。「本当に1年で投資が回収、2年で利益が出れば、図爾丹との取引を失っても困らない」そこで早速、家の物を売るなり、担保に入れるなりして資金をかき集めようと言った。まさに怪我の功名、周瑩は夢が叶って大喜びだったが、二兄に裏切られた呉蔚全は憤慨して帰ってしまう。呉蔚武が中院を訪ねると、妻の朱(シュ)氏が嫌がる夫を無理やり引っ張り出してきた。何でも呉蔚全が合資をやめると言い出したという。呉蔚武は怒ると暴走する四弟のこと、必ずそう言い出すと分かっていた。しかし負けず嫌いの自分でも、周瑩の商才は自分たちよりはるかに上だと認めざるを得ないという。大当主となってからと言うもの、呉蔚武は商いのことで食事も喉を通らず、夜も眠れなくなった。「周瑩のやり方を見てみると、着想や交渉など、どれを取っても見事な手腕だ そこで気づいた、ここ数年の両院の発展は周瑩の功績だとな」焦った呉蔚全は思わずその場で賽を投げて運勢を占うと、バツが悪そうに出資に賛同した。陝西(センセイ)布政司(シセイシ)では趙白石(チョウハクセキ)が新たな出資者を募るため説明会を開いていた。実は3年前に広東でも織布局を開くため織機を発注したが、両広(リョウコウ)総督が移動となって棚上げされ、当時の織機を安く譲ってもらえることになったという。これで10万両あれば機器織布局の設立が可能になったが、突然、周瑩が乗り込んで来た。趙白石は話を中断して周瑩に対応、すると驚いたことに呉家が20万両を全て出資するという。これで旧式の織機を使う必要は無い、最新式が買えるのだ。一度は頓挫したはずの陝西機器織布局の設立が思いがけず復活した。知らせを聞いた胡咏梅(コエイバイ)は宿敵の周瑩が全て株を買ったと聞いて悔しさを滲ませる。一方、沈家でも沈星移が父に報告していた。「趙白石の勝ちですね~出資していれば今ごろ沈家が鼻高々だったのに…」しかし沈四海はまだ分からないと言った。「禍福ははかり難いものだ…吉と出るか凶と出るか」その頃、杜明礼(トメイレイ)は周瑩に出し抜かれ、憤慨していた。沈家と胡咏梅を抑えれば出資はないはずだったが、まさか呉家が出て来るとは…。注視していなかった査坤(サコン)は申し訳なさそうに、呉家三院で資金をかき集めたらしいと報告した。そこで杜明礼は手なづけておいた沈家の陶(トウ)番頭を利用しようと思いつく…。沈星移は迪化に帰ることになった図爾丹のため酒宴を開くことにした。しかし図爾丹は周瑩に振られたのがよっぽど応えたのか、準備もできていないうちから酒をあおり始めてしまう。星移はまだ周瑩に嫁ぐ気があっただけましだと励まし、自分などいくら金を積んでも脈がないとこぼした。「でも奶奶には頼んである、近々、縁談を持ちかけると…私に気がなくても最大の誠意をみせるさ」すると図爾丹はなぜこれほど傷ついているのか話して聞かせた。「彼女は心を失っているんだ、彼女の心は夫と共に土の下に埋まっている…」「…彼女がそう言ったのか?」「ああ、私の心は砕けた、粉々にな…」つづく。゚(∩ω∩`)゚。視聴者の心も土の中です…
2020.03.07
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第41話「愛かお金か」呉家の婦人たちは芸妓だった千紅(センコウ)に偏見があった。そこで周瑩(シュウエイ)は千紅と義姉妹の契りを結び、花見の席で今日から千紅は自分の姉だと宣言する。するとその夜、千紅が別院にやって来た。千紅は周りを黙らせるため義姉妹になってくれたと分かっていたが、周瑩は自分にも下心があったという。「私はひとりで育てられたから姉妹に憧れてた、一緒に笑い、愚痴を言い合える仲のね」周瑩は義姉ならどこにも行かずにそばにいて欲しいと訴え、千紅を引き止めることに成功した。しかし義母たちの顔も立て、千紅に振る舞いには気をつけて欲しいと頼む。千紅には何が悪いのか分からなかったが、周瑩からその衣がまぶし過ぎると指摘された。驚いた千紅はむしろ周瑩が地味過ぎると反論し、寡婦という身分に縛られず、目をつけた男は逃すなと助言する。「妹妹(メイメイ)、あなたはまだ若いわ?こんなに美人だし、呉聘(ゴヘイ)のために寡婦を貫くなんて…」千紅は当たり前のことを言ったつもりだったが、周瑩は思いも寄らない言葉に呆然となった。呉家の大当主となった西院の呉蔚武(ゴイブ)は息子の呉沢(ゴタク)に商いを手伝って欲しいと頼んだ。やはり3院を1人で束ねるのは困難、人手が足りない。そこでいい加減に科挙を諦めるよう説得したが、呉沢はあと1回、受験したいと懇願した。「今度、落第したらきっぱり諦めます」呉漪(ゴイ)は夜の挨拶に両親の部屋へ向かっていると、ちょうど兄の姿を見つけた。そこで趙白石(チョウハクセキ)の件を聞いてみたが、今は機器織布局のことで頭がいっぱいなのだという。「また尋ねてみよう、機器織布局の問題が片付いたらな」兄の言葉に安堵した呉漪、しかし両親の部屋の前で偶然、自分の縁談話を聞いてしまう。そんなある日、図爾丹(トゥーアルダン)が突然、呉家にやって来た。しかし応対したのは呉蔚武と呉蔚全(ゴイゼン)、実は周瑩ならもう大当主ではないという。実は図爾丹の来訪を聞いた周瑩は六椽(ロクテン)庁へ駆けつけたが、呉蔚武と呉蔚全が出入りを禁止し、足止めを食っていた。すると図爾丹は遠路はるばる来た自分に周瑩が顔も見せないとぼやき、落胆する。呉蔚武と呉蔚全は大口の取引先である図爾丹を怒らせるわけにいかず、結局、周瑩を呼びに行かせた。周瑩は図爾丹との再会を喜んだ。実は図爾丹は早く周瑩に会いたくて他の用事を後回しにして駆けつけたという。そこで周瑩は早速、相談したいことがあると切り出した。「大量の銀子が必要だと言ったら?」「いくらでも出すぞ!」「(´゚艸゚)∴ブッ」周瑩は思わず失笑したが、図爾丹はいささか戸惑っていた。そもそも周瑩が大当主だからこそ信頼して商いを託したが、他人任せでは安心できないという。驚いた呉蔚武は咄嗟に2人の話に割って入り、図爾丹の商いは周瑩が仕切っていると嘘をついた。その夜、呉家は図爾丹を歓迎してささやかな酒宴を開いた。すると図爾丹はある目的で涇陽(ケイヨウ)まで来たと話し、その目的が遂げられたら長く留まるが、遂げられなければ直ちに帰るという。呉蔚武は呉家にできることなら手伝うと約束したが、その目的を聞いて驚愕した。「周瑩?私はまだ独り身だ、君を娶りたい…」しばし呆然とする周瑩たち、そこで図爾丹は従者に結納品を運ばせ、金2万両と、珍しい雪蓮花を見せる。「この雪蓮花は私が自ら天山の頂上へ行って取ってきたのだ」呉蔚武は怒りをあらわにする呉蔚全をなだめながら、周瑩が呉家の寡婦だと教えた。しかし図爾丹は知っているという。「夫を亡くしたなら私が新しい夫に…結婚してくれ」突然のことに混乱した周瑩は急に酒をあおりはじめると、少し考えさせてくれと答えた。宴は散会した。周老四(シュウロウシ)は酔った周瑩を別院へ連れ帰ると、図爾丹の財力に目がくらみ、嫁げとけしかける。「…懲りないのね?また娘を売って稼ぐつもり?」呆れた周瑩は千鳥足で部屋に入ってしまう。一方、呉蔚武は周瑩がすぐ断らず、曖昧な態度を取ったことが気がかりだった。そこへ話を聞いた鄭(テイ)氏と未だ怒りが収まらない呉蔚全がやって来る。なんとか図爾丹を怒らせずに求婚を取り下げてもらうにはどうしたらいいのか。すると呉蔚武はこの件の鍵を握るのは周瑩だと気づき、まずは周瑩の気持ちを聞くべきだという。確か娘の呉漪が周瑩と仲が良かったはず、そこで呉漪に探ってもらうことにした。翌日、呉漪は早速、別院を訪ねることにしたが、偶然にも犬猿の仲である千紅と一緒になった。呉漪は不本意ながら千紅と同席する羽目になったが、千紅が周瑩に呉家を出るのかと聞いてくれる。すると周瑩は金2万両に目が眩んだと打ち明けた。金2万両は銀子で20万両の価値があり、機器織布局の開設資金にできるという。千紅は好きでもない男に一生を捧げるくらいなら死ぬほうがましだと呆れ、嫁ぐなら心から愛せる相手でなければ駄目だと豪語した。しかしその言葉が思いかげず呉漪の心を揺り動かす。「ただし本当に好きなら、しっかり捕まえておきなさい」「どうやって?!ぁ…」呉漪が思わず口を挟み、千紅は急に何事かと驚いた。「あなたはおとなしく親が決めた相手に嫁ぐことね~私たちのように苦労する必要はない」図星だった呉漪は思いつめた表情になり、急にうつむいてしまう。周瑩は何か悩みがあると気づき、力になれるかもしれないと言った。そこで呉漪は高陵(コウリョウ)の冷(レイ)家から縁談の申し入れがあったと話し、面識もなければ好きでもないという。「別の想い人がいるのよ~」千紅はあっさり呉漪の悩みを言い当てた。聞いてみれば呉漪の想い人はあの趙白石、ただ今は機器織布局で頭がいっぱいだと断られたという。周瑩は名案が浮かんだ。「機器織布局に出資するよう父上を説得して! 機器織布局さえできれば趙大人は縁談を考えられるし、私は嫁ぐ必要がなくなる!」しかし千紅は回りくどいと揶揄した。「私なら今すぐ好きだと伝えるわ、″私はもうあなたのものよ″ってね 回りくどいことしてたら、他の女に横取りされちゃう」「ここは妓楼じゃないのよ?」「男を振り向かせる話でしょう?」千紅に指摘され、男女の機微にめっぽう弱い周瑩はあんぐりしていた。西院に戻った呉漪は兄を頼った。すると父が機器織布局への出資を阻止していると知り、呉沢は説得を買って出る。「さもないと国益を損ねる!」「謝謝、哥!」「…なぜ礼を?どうやらお前の目的は別のところにあるな?」一方、図爾丹は沈星移(シンセイイ)を訪ねた。再会を喜んだ星移はこの機会にどこへでも連れて行くと言ったが、図爾丹は重要な目的を果たさないうちは動けないという。しかしどんな目的かは教えてくれなかった。星移は兄弟も同然の自分を疑うのかとしつこく問い詰め、図爾丹は根負けしてついに白状する。「周瑩に求婚した…」「私の想い人が周瑩だと知っているよな?」「承知だ」図爾丹は沈星移が周瑩を幸せにするなら邪魔しないが、そもそも周瑩が沈星移に好意を持っていないと言った。憤慨した星移は席を立ち、周瑩は必ず自分を好きになると断言する。「必ず?将来のことなど誰にも分からない 好きな女子には求婚する、それが男の誠意だ、違うか?」図爾丹の言葉は確かに正しかった。すると星移は苛立って盃を床に投げ捨て、今日限り兄弟ではないと絶交して帰ってしまう。「お前が言えって…why?」沈星移はその足で呉家を訪ねた。韓三春(カンサンシュン)が案内すると、ちょうど周瑩が図爾丹からもらった結納金を見ている。「周瑩!図爾丹の求婚に応じたのか?」すると沈星移は図爾丹が金2万両を持って来たと知り、自分ならもっと出すという。しかし周瑩は金額ではなく沈星移には嫁がないと声を荒げた。沈星移はならば好きにしろと言い放ち、周瑩が誰に何度、嫁いでも、いずれ心から自分に嫁ぎたくなるはずだと断言して帰ってしまう。「…チッ、図爾丹に金子を贈られたら感動するのに、 なぜ沈星移が同じことをしようとすると腹が立つのかしら?」「少奶奶の心の中で2人の重みが違うからでしょう」韓三春は思わずそう言った。つづく(  ̄꒳ ̄)うむ…ネタがない図爾丹のターンw
2020.03.05
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第40話「傲慢と偏見」沈家と胡家が急に出資を引き揚げたせいで趙白石(チョウハクセキ)の陝西(センセイ)機器織布局の計画は暗礁に乗り上げた。何しろ各設備や輸送費、保険料を考えるとどうしても20万両は必要、出資者なしでは立ち行かない。趙白石は陝西の富商たちはなぜ時機が読めないのかと苛立ち、過去に固執し頭を使わぬ愚か者だとぼやいた。すると話を聞いた周瑩(シュウエイ)は呉家が2千株すべて買うと申し出る。もちろん株が暴落する可能性もあるが、思い切って洋布事業に賭けてみることにした。周瑩は早速、六椽(ロクテン)庁に叔父たちを集め、出資の話を伝えた。しかし事後報告で聞いた叔父たちは反発、呉蔚全(ゴイゼン)に至っては西洋人の真似事だと頭ごなしに拒絶する。呉蔚武(ゴイブ)は冷静だったが20万両と言えば呉家の全財産、到底、賛成はできないと言った。そこで周瑩はすでに趙大人に買うと言ってしまったと訴え、今さら撤回したら報復が待っていると脅してみる。すると呉蔚武が少し考えたいと言った。趙大人が周瑩の後ろ盾と知って無下に突っぱねることができなくなった。そこで呉蔚武は周瑩が呉家の大当主でなければ、何を言っても個人の考えで済ませられるという。しかし大当主をすげ替えると聞いた呉蔚全は難色を示した。周瑩が大当主になったからこそ呉家は身代を持ち直し、図爾丹(トゥーアルダン)のような取引先もできたという。呉蔚武も確かに周瑩の商才と度胸は認めていたが、呉家の商いが軌道に乗った今、それがかえって危険だと訴えた。「商才も度胸もあり過ぎて利しか目に入らず、慎重さに欠ける」軽率で非常識な人物などもってのほか、新しい大当主は穏健で堅実であることが重要だ。一方、周瑩は東院で叔父たちの結論を待つことにした。すると趙鴻伍(チョウコウゴ)がそもそも銀子の管理をしているのは江福祺(コウフクキ)だと言って後押しする。王世均(オウセイキン)も道理には反するが、周瑩に従うと言った。確かに以前の周瑩なら迷うことなどなかったが、今は呉家の大当主、下の者に示しがつかないことはできないという。そこで叔父たちを納得させるため、西洋式の工場の良さを知ってもらうことにした。しかしこれが思わぬ結果になる。周瑩は講師として英国人宣教師・ジョゼフを招いたが、叔父たちは西洋人を屋敷に招いたと激怒した。これが呉家の名に泥を塗る非常識な行為だと判断され、周瑩は大当主の座から引きずり降ろされてしまう。布政司(シセイシ)に呉家から文が届いた。銀子が調達できないため株の購入は撤回するという。趙白石は周瑩らしからぬ行動に戸惑ったが、実は文を送ってきたのは呉家の新しい大当主・呉蔚武だった。大当主を降ろされた周瑩は仕事を取り上げられ、暇を持て余していた。春杏(シュンキョウ)は困難を乗り切った途端に手のひら返しだと怒り心頭だったが、周瑩の魂胆に気づく。はた目からでは大当主がいかに大変な仕事か分からないものだ。周瑩は老爺たちが手に負えなくなって頼ってくるまで傍観しているつもりなのだろう。それにしてもこの機会を逃したのは惜しかった。趙白石の前で大見得を切ってしまった手前、撤回すれば何を言われるか分からない。すると周瑩は急に鄭(テイ)氏に呼ばれた。商いから解放された周瑩だったが、奥にも問題はあった。実は屋敷の中の物がいくつか見当たらず、鄭氏は元盗賊だった韓三春(カンサンシュン)を疑う。周瑩は憶測に過ぎないと否定し、この件は自分に任せて欲しいとなだめた。しかし鄭氏はどちらにしても韓三春と千紅(センコウ)には出て行って欲しいという。「盗賊に屋敷をうろつかれては安心して暮らせないわ!…人の本性は変わらない」「以前、私を裏切った王世均は今では誰より忠実です、私だって東院に入るまでは与太者でした でも(ほら)変わったでしょう?」「なら韓三春はいいけど、千紅はダメ!あの女人がいては東院の風紀が乱れるわ」「千紅が何か?」「…口にするのも嫌よ、自分で確かめて」周瑩はまず周老四を窃盗の件で問い詰めた。すると周老四はうっかり隠し場所なら教えないと口を滑らせてしまう。周瑩は何年も暮らしてきた家の物を盗むなと叱ったが、周老四は所詮、人の家だという。「いつか俺と一緒に出て行く気になるさ、その時のために蓄えを作っておかないとな」「だとしても呉家の物を盗むのは絶対に許さない!」周瑩は周老四に2度と盗まないと誓わせたが、今度は韓三春の方から屋敷を出ると言ってきた。何でも千紅が″見ず知らずの土地がいい″と言い出したという。周瑩はその意味に気づき、自分が千紅と話すので待って欲しいと頼んだ。趙白石は″問題があって機器織布局の計画を延期する″と奏上した。無事に任務を果たした杜明礼(トメイレイ)は安堵し、次に査坤(サコン)へ沈家の陶(トウ)番頭に近づいておくよう命じる。陶番頭といえばかつて古月(コゲツ)を打ち壊す根回しをしたが、いつか使えそうだ。査坤は了解して下がることにしたが、杜明礼の話はまだ続く。「貝勒の目はうまくごまかした、だが我々の希望は…泡と消えた」「何のことです?」すると杜明礼は胡咏梅(コエイバイ)から届いた文を出した。「渡した2割の株は引き上げる、私とは絶交すると…」「…住む世界が違う、縁のない人です」「査坤…長年、打たれ慣れて痛みなど感じぬと思っていた… だがこの文を見て激しい痛みを覚えたっ」「…諦められないと?」「分からない、でも咏梅の存在はぬくもりを与えてくれた 彼女は私の心まで温め、生きていると感じさせてくれた 諦めらきれぬのは人でなく、あの感覚かもしれぬ…」しかし杜明礼はこれで良かったのだと自分に言い聞かせた。配当の銀票で例の箱は5年でいっぱいになる予定だったが、今となっては幻に終わる。すると査坤は急に貝勒に収める銀票をつかみ取り、帳簿を書き換えるよう頼んだ。「宦官で終わる気はありません…」「(査坤…)」沈家でも機器織布局が頓挫したと知り、沈四海(シンシカイ)は早く手を引いて良かったと安堵した。いくら趙白石が布政使でもやはり杜明礼には叶わない。すると沈星移(シンセイイ)は国と民のための計画を潰され、これは悲劇だと反論する。「でぃえ、そのうち巻き添えを食いますよ」しかし趙白石はまだ諦めたわけではなかった。実は趙白石は出資者を探すため、漢中(カンチュウ)と安康(アンコウ)へ出かけると決める。「志半ばで諦めはせぬ、意思を貫く粘り強さがあれば、どんな壁も乗り越えられるはずだ(キリッ」呉家では呉蔚武が大当主となり、東院から仕事を引き継ぐことになった。しかし帳簿は山のようにあり、思わず呉蔚武は煩雑だとこぼす。それもそのはず、図爾丹から入る品は13品目24種類、さらにこれらの買い手が各地に37店、図爾丹には36店の45品目を代理販売していた。輸送業者も複数関わり、支払う時期も手数料も異なる、同じ品でも販売先によって条件は違う、当然、帳簿を分けねば管理しきれない。また王世均が口頭で引き継ぐ仕事はさらに面倒だった。いつもの輸送業者が休業したので別の業者を手配したり、購入した馬が輸送中に死んで保証を求めたり、不良品の返品の交渉をしたり、とにかく厄介な問題が多い。さすがに呉蔚武も周瑩が毎日これをこなしていたのかと驚いた。「この倍はあります、まず急ぎの事項だけお伝えしています」王世均は涼しい顔で言った。周瑩は呉家の夫人たちのお花見に千紅を呼び、仲を取り持つことにした。しかし夫人たちに馴染めない千紅は、妓女のように花園にいた奉公人の男たちと親しげに話している。それを見た夫人たちは品がないと蔑み、屋敷の恥だと呆れた。すると呉漪(ゴイ)が席を立っている間に周瑩が千紅を座らせたことから、戻って来た呉漪と千紅が喧嘩になってしまう。もはや親しくなるどころか、夫人たちと千紅の溝は深まるばかり…。そこで周瑩は千紅と別の机に移動し、義姉妹にならないかと提案した。「ねえ、今いくつ?」「物心が付く前に売られたから知らないの…」「奇遇ね、私も子供の頃に捨てられて年を知らない」周瑩は急に草を引っこ抜き、千紅にどちらか選べと言った。「長い草を引いたら義姉、短い草が義妹ね」すると千紅は長い草を引く。「漪妹妹?紹介するわ、千紅姐姐よ、これからは漪妹妹もそのつもりでね、分かった?」周瑩が大当主を降りて1ヶ月が経っていた。叔父たちは慣れない仕事で悲鳴を上げていると聞いていたが、まだ呼び戻してもらえない。いずれ大当主に戻れたとしても、誰かに株を買われてしまった後では意味がなかった。周瑩は何とかして叔父たちを後悔させようと思い立つ。その時、千紅が訪ねて来た。つづく(^ꇴ^)周老四…まだ盗んでいたとは…前にも「ここは呉家だ、お前の姓は周だぞ?」って言ってたし、シビアなのね
2020.03.04
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那年花开月正圆 Nothing Gold Can Stay第39話「夢から醒めて」沈星移(シンセイイ)と胡咏梅(コエイバイ)が陝西(センセイ)機器織布局の公募株を買い占め、周瑩(シュウエイ)は完全に出遅れた。そこで沈星移を食事に誘い、株を譲ってもらえないか交渉する。しかし沈星移の条件は自分の女になること、当然、周瑩は断り、からかって帰って行った。そんな中、隆昇和(リュウショウワ)に突然、貝勒(ベイレ)の幕僚・文(ブン)先生が現れた。一体、何事かと緊張して出迎える杜明礼(トメイレイ)と査坤(サコン)、実は趙白石(チョウハクセキ)が進める機器織布局の件だという。実は貝勒は西洋にならって勢力を拡大する洋務派と対立していた。そこで巡撫(ジュンブ)の肖朝徳(ショウチョウトク)に陝西を死守するよう命じていたが、趙白石が巡撫や総督を飛び越え、朝廷から直接、許しをもらってしまったという。文先生は今や杜明礼と査坤が頼みの綱だと訴え、何としても陝西機器織布局の設立を阻止するよう命じた。「″関中(カンチュウ)を得た者は天下を掌握する″と言う 貝勒爺は涇陽(ケイヨウ)を重視してお前たちを置いている もしお前たちが趙白石を抑え込めず、陝西に機器織布局が設立されたら、 貝勒爺の腹を刀で突き刺すも同然だ…どんな報いを受けるか、言うには及ばぬな?」杜明礼は咄嗟にもちろん承知していると答えた。すると文先生は趙白石が自分たちの手なずけた牛寿娃(ギュウジュア)を官軍も使わず始末したことを注視、侮れない相手だと警告する。「慎重を期すのだぞ?」「肝に命じます!」杜明礼と査坤は丁重に拝命し、文先生を見送った。まさか趙白石が肖朝徳の反対を押し切って勝手に動いていたとは予想外だった。杜明礼と査坤は自分たちが出資に関与していると貝勒に知られるわけにはいかない。そこで杜明礼は直ちに古月(コゲツ)洋布店に胡咏梅を訪ね、機器織布局の資本から撤退するよう頼んだ。「貝勒爺を敵に回してはダメです!お願いです、貝勒爺を怒らせないほうがいい」しかし胡咏梅は断り、それより隆昇和をやめて古月洋布店を手伝って欲しいと持ちかけた。人手も足りず、何より相棒が必要、ならば唯一、信用できる杜明礼しかいない。「出会いと別れは人の常、主人と番頭も例外ではありません 隆昇和では雇われ店主だけど、古月洋布店では主人の1人です …一生、貝勒爺の下にいるおつもり?自分の店を持ちたいと思ったことはないの? 生涯貫くと?独り身を…」「咏梅、そんなことは考えたことがない…」「では今から考えてみては?」胡咏梅は機器織布局の株を持っていれば短い期間で大金を稼げると訴え、思わず将来は2人で一緒に何でもできると言ってしまう。愛しい人からの夢のような誘いに杜明礼は心が揺れ、考える時間が欲しいと言って帰って行った。杜明礼は査坤に今すぐ貝勒と縁を切ることは可能かと切り出した。実は胡咏梅に引き抜かれたという。話を聞いていた査坤の顔はみるみる険しくなり、思わず貝勒を裏切ればどんな悲惨な末路が待っているか分かっているはずだと声を荒げた。「老板?貝勒爺と我らは主人と番頭ではない、主と奴婢なんですよ!」「奴婢は嫌だ!分かるか?!」「我らに選ぶ権利があるとでも?」査坤は貝勒に逆らうことなどできないと説得した。そこで杜明礼は今回の大仕事をやり遂げたら解放してもらおうと決める。「咏梅と一緒ならどこへでも行く…」しかし査坤の一言がうつつを抜かす杜明礼の目を覚させた。「ふっ…己の正体を隠したままで? 胡咏梅が真実を知っても受け入れてくれると思いますか?…杜太監(タイカン)? 我らは誰も娶れません、女子とは永遠に縁がないのです…早くお目覚めに、これが運命です」杜明礼が急に沈家にやって来た。沈星移は機器織布局の件だと勘繰り、父について行くことにする。「父上、分け前を奪われないように」「…分かっとる」杜明礼の話は案の定、機器織布局のことだった。しかしいきなり理由もなく出資をやめるよう圧力をかけられてしまう。星移は当然、猛反発したが、父に下がるよう言われて仕方なく出て行った。そこで沈四海(シンシカイ)は息子の無礼を詫びつつ、確かに機器織布局を諦めたら沈家では今後、反物を扱えなくなると訴える。すると杜明礼は仕方がないことだと恫喝した。「金と命、どちらが大事ですか?荒稼ぎしていた呉蔚文(ゴイブン)はどうなりました? 貝勒爺のひと言で、訳が分からぬまま死にました…あなたも同じ目に遭いたいと?」沈四海は貝勒のため諦めるしかなかった。しかし沈星移は確かに貝勒から恩恵を受けてはいるが、代償もあったという。軍需品の件では沈家の名声を危険にさらし、綿花の取引では利益を奪われただけ、綿布の在庫問題では妙案も出してくれなかった。それなのにようやく訪れた好機を諦めろとは…。そこで星移は今度こそ隆昇和と手を切るよう迫った。「私たちは後ろ盾がなくてもやって行けます!」「星移…隆昇和と完全に手を切れるのは…沈家が破産した時だ」「なぜです?」「…知らぬ方がいい」沈四海はそこで話を終わらせた。杜明礼が再び古月洋布店にやって来た。嬉しそうに微笑む胡咏梅だったが、杜明礼の話を聞いて顔色が一変する。杜明礼はやはり貝勒の元を離れられないと伝え、改めて機器織布局への出資を諦めて欲しいと迫った。すでに沈家も撤退させたという。「私はあなたと再会してから、あなたが望むことには何でも尽力して来た でも今回だけは私の言う通りに…」「…断ったら?」「あなたの身に何が起きても助けられません!」しかし胡咏梅はどうしても譲らず、杜明礼を追い返してしまう。沈星移は呉家東院を訪ね、周瑩に機器織布局の株を譲ると言った。驚いた周瑩は何か魂胆があると疑ったが、実は沈家が撤退すると知る。何でも父が杜明礼に頭が上がらず、出資するなと命令されたという。「お前に譲ることがせめてもの慰めだよ…」しかし周瑩は即決できなかった。確かに自分が大当主だが、千両以上の取引は叔父たちと相談すると決めている。すると星移は早くしないと横取りされると急かして帰ることにした。「分かったわ!ひとつ借りね!」査坤は杜明礼の指示通り噂を流した。輪船招商(リンセンショウショウ)局や江南(コウナン)製造局の株の暴落はすでに知れ渡り、安慶軍械(アンケイグンカイ)所の爆発や汽車の衝突、各地で相次ぐ機械による事故の件も広める。こうして洋務派の足を引っ張っていた杜明礼だったが、胡咏梅のこととなると怯んだ。しかし趙白石を阻めなかった巡撫の肖朝徳が罷免されたと分かり、もはや胡咏梅の気が変わるのを待っている余裕はない。査坤は二品の高官でもこうして簡単に切り捨てられるなら、自分たちが貝勒を怒らせたら殺されると怯えた。「我らは生きるために大きな代償を払った…女のために命を捨てるのですか?」「いいや…生きることが肝心だ」「では他に道はありません」「だが咏梅といると…幸せを感じるのだ」査坤は苛立ちを隠せず、思わず身分を隠しているせいだと訴えた。しかし杜明礼は黙って出て行ってしまう。見かねた査坤はある切り札を持ち、独断で古月洋布店に乗り込んだ。胡咏梅はちょうど沈家が手放した株を買取に行くところだと見栄を張った。すると査坤は自分の話を聞けば気が変わるという。実は査坤は胡咏梅がかつて牛寿娃宛に書いた文を持っていた。そこには呉家東院が巨万の財産を持つことや、大当主・周瑩の普段の行動などが詳しく書いてある。「資本を撤退するなら、この文は闇に葬ると誓いましょう ですが貝勒爺に逆らうなら、こちらにも考えが…」査坤は名家の令嬢が盗賊と関わっていることが表沙汰になったらどうなるかと脅した。その時、胡咏梅は査坤が自分に文を書かせるため、あの時、わざとお茶をこぼして杜明礼が火傷したと気づく。まさかあれが全て罠だったとは…。「あの人も全て承知なの?」「(´゚艸゚)∴ブッ!ハハハ~どう思います?」「…消えて!出て行って!」査坤は何も知らないくせに傲慢な胡咏梅を笑い、帰って行った。趙白石は周瑩が訪ねてきたと聞いて動揺した。何とか冷静さを保とうと集中していると、そこへ周瑩が現れる。実は沈家が撤退したと知り、呉家も参入できるはずだと迫った。「100株、買います、きっちり1万両よ!」しかし趙白石は受け取れないという。周瑩はまたしても出遅れたのかと驚き、呉家や自分の何が気に入らないのかと責め立てた。すると趙白石は呉家にも周瑩にも偏見はないと釈明し、機器織布局の設立が中止になったと教える。( ゚д゚)はあ?つづく( ๑≧ꇴ≦)査坤の高笑いが~そして奇しくも宦官ネタかかぶるという…どちらも切ない(TㅅT)
2020.03.03
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※原作はBL作品ですが当ブログでは非対応です※なお第1話のあらすじは″ココノコボ特別版″となっております※ドラマの内容と異なる注釈がありますのでご了承くださいプロローグ…玄正(ゲンセイ)20年、歳時は庚辰(カノエタツ)温(ウェン)氏の横行で民が苦しむ中、仙門の義士たちは″射日(シャジツ)の征戦″を決行、温氏討伐を果たしただが功労者だった夷陵老祖(イリョウロウソ)・魏無羨(ウェイウーシエン)が鬼道を極めて強大な力を持ったことから、陥れられて万人より唾棄(ダキ)、かつての仲間たちに根城を滅ぼされてしまう玄正25年、歳時は乙酉(キノトトリ)のことだった…陈情令 The Untamed 第1話「目覚め」『夷陵老祖・魏無羨が死んだぞ!』『よくぞ殺してくれた!』雲夢(ウンム)江(ジャン)氏が″大義親を滅す″でなければ、姑蘇(コソ)藍(ラン)氏、蘭陵(ランリョウ)金(ジン)氏、清河(セイガ)聶(ニエ)氏の三大世家が連合しても討ち滅ぼすことはできなかっただろう、夷陵老祖・魏無羨という災いを…かつて江氏は善意から魏無羨を引き取って育てたが、やがて″飼い犬に手を噛まれる″ことになる魏無羨が大勢を敵に回し、そのせいで江家は滅亡寸前まで追い込まれたのだ『私が江澄(ジャンチョン)なら、早々に奴を殺していたね~』16年前、四大世家と魏無羨は不夜天(フヤテン)で激しく衝突した。追い詰められた魏無羨は陰虎符(インコフ)を破壊、すると仙門の義士たちが急に目の色を変え、欠片の争奪戦が始まる。そんな騒ぎをよそに魏無羨はひとり崖に立って、その惨状を見下ろしていた。やがてそっと目を閉じた魏無羨は、そのまま後ろに倒れて身を投げてしまう。すると不意に誰かが手をつかんだ。驚いた魏無羨が顔を上げると、そこには盟友の姿がある。『…藍湛(ランジャン)、手を離せ』藍湛は鮮血が滴り落ちる手で必死に魏無羨の手を握りしめていた。しかしそこに江澄が現れる。『うぇいぃうーしえんんん!死ぬがいい!』江澄は憎しみを込めて剣を振り下ろした。かつて魏無羨は仙門の中でも名門の世家公子だった。温氏討伐の功績で若くして名声を欲しいままにしたが、その末路は崖から転落、16年経った今でも亡骸が見つかっていないという。すると講談師は魏無羨が未来永劫、蘇ることはないだろうと言って話を締めくくった。誅仙(チュウセン)楼で講談を聞いていたのは、姑蘇藍氏の子弟たちだった。「ではその夷陵老祖・魏無羨というのは死んだのか?生きているのか?」弟子のひとり藍景儀(ランジンイー)が尋ねると、講談師はなぜか奥の部屋にいる客人を気にする。その客人は癖なのか扇子でずっと手を打っていた。すると講談師は気を取り直し、この16年間、若宗主・江澄が谷底を捜索させたが骸は見つかっていないと教える。「噂によると夷陵老祖は天地を覆し、山河を動かす能力があるそうだ ゆえにこの16年、平穏に歳月が過ぎたとて、先のことは分からぬ… 夷陵老祖・魏無羨が今日にも復活するやもしれん!」実はその時、魏無羡は莫(モー)家荘の片隅にある房間で本当に復活していた。しかし莫玄羽(モーシュエンユー)と言うちょっとイカれた男の身体をもらって…。房間の床には血の陣、天井からは呪文を書いたが札が何本も垂れ下がっていた。莫玄羽は自分を犠牲にして願掛けするという禁術を使ったらしい。『もぉぉぉしゅえんゆぅぅぅ~』『莫玄羽?誰だそれ?』『莫玄羽とはそなただ、私がお前を千辛万苦から救ってやった、今日からそなたが莫玄羽だ』『いや~俺じゃない…』『これしか方法がなかった、舎身呪(シャシンシュウ)で私の身体にお前を招喚したのだ… 奴らは非道すぎる…私の代わりにあいつらを皆殺しに!魏無羡、敵を討ってくれぇ!』魏無羨がゆっくり目を開けると、床にはなぜか仮面が転がっていた。魏無羨は仮面を拾ってまじまじと見ていたが、突然、戸が開いてまぶしい光が差し込んだ。すると莫玄羽の従兄・莫子淵(モーズーユエン)が奉公人たちと乗り込み、莫玄羽を蹴り飛ばす。莫子淵はこうして押しかけて来ては従弟の部屋を物色していた。今日は仙門法器を探しに来たようだが、部屋には呪文を書いた紙切れしかない。「こんな紙くずを宝物のように隠していたのか? ったく、蘭陵金氏で数年も過ごして、結局、認知してもらえずに犬のように追い出されたんだろ? 死んだ母親みたいに夢なんか見るな、賎人は賎人、蘭陵金氏にはなれないんだよ!」いきなり見知らぬ男たちにボコボコにされ、かつて人々から恐れられた夷陵老祖も形無し…。そこへ仙師たちが除霊にやって来たと知らせがあり、莫子淵たちは出て行った。状況が今ひとつ読み込めない魏無羨、ともかく外に出ると顔を洗った。…莫玄羽よ、安らかに眠っていた私をなぜ蘇らせたのだ…しかも自分を犠牲にしてまで、よほど深い憎しみなのかしかも莫玄羽の腕には大きな切傷が4つあった。傷ひとつが一条の命、必ず復讐を遂げなければ傷は治らず、呪詛に身体をむしばまれて転生できない。…俺は恩義を忘れ、道を外れた夷陵老祖、確かに敵討ちにはもってこいだなそこへちょうど奉公人がやって来た。「おい!この痴れ者め!誰が外に出て良いと言った?」すると男は仮面をつけなくていいのかと聞いてくる。どうやら自分は本当に莫玄羽で、いつもこの仮面をつけているらしい。「今日はまともそうだから聞くが、金麟台(蘭陵)で何が起きたんだ? 戻るなり顔を塗りたくったり、仮面をつけたり…あ、顔見せできないのか?」「…俺は何歳で金麟台へ?」「13歳だろ?」すると奉公人は莫玄羽を再び監禁しようとした。しかし魏無羨はあっさり呪縛して勝手に中庭へ出て行ってしまう。そこへちょうど姑蘇藍氏の子弟たちがやって来た。魏無羨は咄嗟に背を向けてやり過ごしたが、子弟たちがまとう姑蘇藍氏の白衣が唯一無二の盟友を彷彿とさせる。…ってことはアイツもここに来るのか?女主人の莫夫人は除霊に来てくれた姑蘇藍氏の子弟たちを歓迎した。さすが″雅正(ガセイ)集″を教訓とする姑蘇藍氏、気高い世家との評判に違わぬたたずまいだ。そこで莫家にも仙家から指導を受けた男子がいると切り出したが、いきなり仮面をつけた莫玄羽が飛び込んで来る。「それは私のことだ~!」魏無羨はイカれた莫玄羽を演じ、莫夫人たちを困らせる。「うわぁぁぁーん!莫家の女主人は母に嫉妬して私を憎んでいる!虐待されているんだ!」慌てた莫夫人は莫玄羽が妹の子で精神を病んおり、これは周知の事実だと取り繕った。怒りが収まらない莫子淵は拳を振り上げたが、仙師たちの手前、莫老爺が制止する。こうして莫家に恥をかかせた魏無羨はそろそろ潮時とばかりに酒をひと瓶かっさらい、出て行った。騒ぎがおさまると、藍愿(ランユエン)は除霊のため今夜、西院を借りると断った。なお除霊の間は危険なため、日没後は誰も部屋から出てはならないと指示、西院には決して近づかないよう警告する。一方、莫家に恥をかかせた魏無羨は、回廊で酒を飲みながら腕の傷を確認した。しかし傷はまだ1つも癒えていない。…まさか本当に家族を全員、始末しろと?姑蘇藍氏の子弟たちは西院の中庭に集まり、除霊の準備を始めた。すると回廊にいた魏無羨は子弟たちが持っている召陰(ショウイン)旗に気づき、様子を見に行ってみる。…みんなで俺を殺せと叫んでたくせに、ちゃっかり夷陵老祖の発明品は使ってるのか?…召陰旗は人の″気″を餌にする…藍氏の子弟は自分を餌に近くの邪崇(ジャスイ)を誘い込み、一網打尽にするつもりかそこで魏無羨は隙を見て勝手に旗を奪った。屋根に上がっていた藍景儀はすぐ気づいて飛び降り、莫公子に旗を返すよう迫る。…紋様や呪文も正確だ、使っても問題ないだろう…ただ書いた者がまだ未熟なせいで、5里以内の邪崇しか呼び寄せないな魏無羨が旗を食い入るように見ていると、藍愿が早く部屋に戻るようやさしく諭した。しかし間近で姑蘇藍氏の白衣を見た魏無羨はまた盟友を思い出し、急に切なくなってしゃがみ込んでしまう。「どうされた?」「こんな旗いるもんかー!下手くそめ!」魏無羨はまたイカれたふりをして旗を踏みつけると、走り去って行った。藍愿は呆然としていたが、どう言うわけか不思議と莫玄羽のことが気にかかる…。その夜、姑蘇藍氏の子弟たちは旗を持ち、屋根の上で定位置に立って警戒していた。魏無羨は部屋で草笛を吹きながら盟友の藍湛に思いを馳せたが、その音を聞いた藍愿はどこか懐かしいと感じる。「この曲、どこかで…姑蘇の調べか?どこかで聴いた」しかし藍景儀はこんな下手な曲など知らないという。その時、莫子淵は莫玄羽に復讐するため、言い付けを破って西院へ忍び込み、こっそり旗を盗んで行った。莫子淵が急に暴れ出し、様子がおかしくなった。莫老爺は真っ先に莫玄羽を疑い、房間から引っ張り出して正殿へ連れて行く。すると騒ぎに気づいた姑蘇藍氏の子弟たちも正殿へ駆けつけた。仮面を外していた魏無羨は姑蘇藍氏にばれるのではと心配したが、世代が違うせいか藍愿たちは気づいていない。その時、押さえつけられていた莫子淵が暴れ出し、奉公人たちを投げ飛ばした。藍愿と藍景儀は仙鎖を放って莫子淵を拘束、邪崇のせいだと気づく。その時、魏無羨は遠目から莫子淵の様子をながめていた。…傀儡(カイライ)?事は深刻やも?首の黒い紋様は特別な印かもしれぬ…変わり果てた息子の姿を見た莫夫人は莫玄羽の仕業だと激怒した。藍愿は咄嗟に莫公子とは無関係だとかばい、莫子淵の霊識が損傷したのは邪崇の仕業だと教える。すると莫夫人は莫玄羽の父親が仙門の出のため、邪術を学んだに違いないと訴えた。その時、莫子淵が急に絶叫する。しかし藍愿が莫子淵の胸に札を貼ると、莫子淵はすぐ落ち着いた。実は魏無羨が背中にこっそり貼った呪符のお陰で静かになったとは誰も知らない。魏無羨は莫子淵を調べ、懐から召陰旗を発見した。まさか召陰旗が怨霊を召喚して邪崇を引き寄せるとも知らず、莫子淵は自ら邪崇を呼び込んだのだ。その時、魏無羨は腕の傷がひとつ癒えたことに気づいた。やはり莫玄羽の願いは3人の命だったらしい。奇しくも自分が発明した召陰旗により莫子淵は命を失うも同然となり、復讐を果たしたと見なされたのだろう。しかし莫夫人は怒りが収まらず、何が邪を祓う仙師だと姑蘇藍氏の子弟たちを罵倒した。「おいおい、あんたの使用人じゃないんだぞ?一文も取らずにお祓いに来てくれたんだろう? だいたい20歳にもなって注意されたことも聞けないのか? 部屋から出ずに西院に近寄るなと言われたろ?それをこっそり抜け出すからだ 俺のせいにするなっ!」莫夫人は急にまともに口答えした魏無羨に苛立った。そこで莫老爺に奉公人たちを呼んで来るよう頼んだが、莫老爺が出て行ってすぐ悲鳴が聞こえる。驚いた子弟たちが駆けつけると、今度は莫老爺が邪崇に取り憑かれて奉公人を襲っていた。子弟たちは莫老師を捕縛したが、藍愿はもはや自分たちの手には負えないと考え、含光君(ガンコウクン)を呼ぼうと提案する。藍景儀は早速、合図の霊煙弾をあげたが、魏無羨は藍湛が来ると知ってひとり動揺した。「あー呼んじゃったか…早く終わらせた方がよさそうだな」魏無羨は殿内で封印された莫子淵と莫老爺の様子を探った。…黒い紋様は明らかに陰虎符の痕跡だが、陰虎符は破壊されたはず…原因は何なんだ?すると今度は気を失っていた奉公人・阿童(アートン)に邪崇がとり憑き、自分の手で自分の首を絞めて死んでしまう。どうやらこれは特殊な悪霊で次々と誰かの左手に憑依すると分かった。そこで藍愿が全員の左手を調べ始める。しかし実は次に取り付いたのは、夫の姿を見て卒倒していた莫夫人の左手だった。莫夫人はこれまでの3人以上に凶暴だった。子弟たちは中庭に飛び出した莫夫人を追いかけ奮闘したが、かなり手強い。その時、魏無羨は誰もいなくなった殿内にいた。そこで陣をこっそり消して莫子淵と莫老師を操り、中庭で暴れている莫夫人と戦わせることにする。こうして傀儡となった家族3人の戦いが始まった。子弟たちは難を逃れたが、傀儡の2人を利用しても謎の左手を倒せず、魏無羨は行き詰まる。これ以上、傀儡を操れば自分の正体がバレてしまうだろう。かと言って子弟たちを見捨てるわけにも行かない…。その時、どこからともなく琴の音が響き渡った。魏無羨はついに藍堪が現れたと気づき、慌てて物陰に身を潜める。「ったく相変わらず全身、白装束だな…クスッ」はんぐぁんじゅ~ん!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ<はんぐぁんじゅ~ん!藍湛は悪霊を剣に封印し、自分の元に引き寄せて確認した。どうやら取り憑いていたのは悪霊ではなく一品霊器に宿った霊識、こうして剣に宿れば剣霊となる。「一品霊器がこれほどの怨念を?」藍景儀は驚いたが、さらに剣霊に陰虎符の痕跡があると分かった。「でも陰虎符はあの不夜天の戦いで破壊されたはず…まさか夷陵老祖が生きていると?!」すると藍愿はふと莫公子がいないことに気づく。その時、藍湛は走り去る黒い影を捉え、急いで後を追ったが見失った。「うぇいいん…本当に君なのか?」翌朝、ある公子が誅仙楼の前を通りかかった。公子は約束通り講談師に金子を投げ渡し、扇子で手を叩きながら去って行く。夷陵老祖の話を3日するだけで、まさか金子をもらえるとは…。一方、魏無羨はロバを連れて莫家荘を離れた。腕に残った傷はあとひとつ…。果たして復讐する相手は誰なのか?つづく魏嬰(ウェイイン)字:無羨(ウーシエン)雅号:夷陵老祖(イリョウロウソ)藍湛(ランジャン)字:忘機(ワンジー)雅号:含光君(ガンコウクン) 江澄(ジャンチョン)雲夢江氏・若宗主字:晩吟(ワンイン)藍愿(ランユエン)字:思追(スージュイ)藍景儀(ランジンイー)(  ̄꒳ ̄)ん〜フリガナが正解か自信がありません(汗でもがんこうくんって…そこはカナ読みなんだw
2020.03.02
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第78話「御花園の幻」皇后・烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)と凌雲徹(リョウウンテツ)の醜聞はまだ幼い第12皇子・永璂(エイキ)の心にも暗い影を落としていた。そんな弟を心配し、第五皇子の貝勒(ベイレ)・永琪(エイキ)は久しぶりに尚書房へ永璂を迎えに行ってやる。「以前なら凌侍衛が迎えに来たのに…」永璂はため息をつき、5兄に母と凌雲徹が恋仲だと言う噂があると嘆く。しかし永琪は噂など信じるなとなだめ、皇后を信じていると言った。乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)が足繁く翊坤(ヨクコン)宮に通うようになり、風見鶏の内務府総管太監・秦立(シンリツ)はわざわざ俸禄を直接、届けに来た。翊坤宮の太監・三宝(サンポウ)は総管の見送りに出たが、そこへちょうど使いに出ていた凌雲徹が戻って来る。秦立は侍衛から宦官になった小凌子(ショウリョウシ)に興味津々、思わず呼び止めてからかい出した。そこで三宝は早く花を届けるよう指示して逃がそうとしたが、運悪く養心殿の太監・進忠(シンチュウ)がやって来る。「秦公公(ゴンゴン)、何のお話を?」「いや~小凌子が翊坤宮に勤めて誇らしげだと話していただけだ」「あぁ~翊坤宮ですからね~想い人のそばで働くの楽しいでしょう~w」「小凌子、愚か者ゆえおっしゃる意味が分かりません」「大した意味はない…ふっ では皇上に代わって命じる、皇后娘娘によくお仕えしてご満足させるように…」秦立と進忠は思わず失笑したが、凌雲徹も黙っていなかった。「…皇上のご命令なら皇后娘娘の面前にて改めてお伝えください あなたも宮中の掟はよくご存知のはず もし進忠公公の私的なご意向なら、皇上をかたる偽の命令となり、重罪に当たります」進忠は思いがけず凌雲徹にやり込められた。凌雲徹は容珮(ヨウハイ)に頼んで寝殿内の仕事は避けていた。皇后との距離を保つことで守ってくれていることは如懿も容珮も承知している。しかしこれで終わるのだろうか。今や弘暦の考えが読めなくなり、如懿は不安に駆られていた。一方、炩妃(レイヒ)・衛嬿婉(エイエンエン)は、初めての懐妊でもないのに激しいつわりに苦しんでいた。「凌雲徹が皇后のそばにいる…そう思うと吐き気が…」嬿婉はせめて翊坤宮から凌雲徹を追い出せれば楽になると吐露する。すると侍女・春嬋(シュンセン)は主人がまだ凌雲徹に未練があるのかと驚いた。「ハア~…忘れられない人はいるものよ…」そんなある日、弘暦は如懿と芝居を見ることにした。演目は″墻頭馬上(ショウトウバジョウ)″だったが、2人の席の後ろには凌雲徹が控えている。寝殿に戻った如懿は疲れ果て、横になった。容珮は主人の身体をあんましながら、わざわざ思い出の芝居を選ぶとは皇后と小凌子への当てつけだと呆れる。かつて愛し合う2人はこの芝居を仲睦まじく見たものだった。如懿は弘暦の仕打ちに打ちひしがれ、思わず涙が溢れてしまう。今や2人は床を共にしても、ただ黙って朝が来るのを待つだけだった。翊坤宮で朝餉を済ませた弘暦は、ふいに翊坤宮に手癖の悪い者がいると言った。「凌雲徹が朕の宝を盗んだ…進忠?小凌子を清掃係に配置換えを、最低位の清掃太監に」すると進忠は拝命し、直ちに出て行く。如懿が黙っているのを不審に思った弘暦はどうしたのかと聞いた。「許しを請うか?」「請えば許してくださると?…皇上はこの芝居に飽きて凌雲徹を退場させるのですね?」「楽しんでいたとでも?」「(プイッ)」「そなたが気詰まりのようゆえ、これは朕の厚意だ」「(そりゃどうも)ご厚意に感謝します」如懿の冷ややかな目は、無言の剣のように弘暦に突き刺さった。弘暦は居たたまれなくなり足早に帰ってしまう。すると激情に駆られた如懿は思わず箸をつかんで机に投げつけ、皿の割れる音が殿内に響いた。内務府が翊坤宮の奴婢を減らした。容珮はこれが皇帝の意向だと気づいて主人に報告したが、如懿は好きにさせろという。そこへ愉妃(ユヒ)・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)がやって来た。実は永琪夫婦が菓子を持って訪ねて来たのでお福分けだと勧めたが、食欲がない如懿は後でいいと断ってしまう。海蘭は配置換えになった凌雲徹のことが気がかりなのだと分かった。すると如懿は皇上の疑念が晴れない限り、この件に終わりはないと落胆する。凌雲徹を苦しめるのが弘暦の鬱憤ばらしなら、如懿には何の手立てもなかった。「1年ほど過ぎたら、都から遠い離宮にでも行かせたい… 皇上から距離を置けば、少なくとも命の危険はないはず」「…実現できるといいわね」海蘭はそう答えるほかなかった。凌雲徹は食事もさせてもらえず、雨の中で掃除を続けていた。ふと視線を感じて顔を上げると、容珮を見つける。容珮はそれとなく凌雲徹に合図し、人目のつかない場所で手作りの枕を渡した。「感謝します、毎日、雨続きなのでお風邪など召しませぬよう、皇后娘娘にお伝えください」「必ず伝えます、その枕の中身は皇后娘娘が手ずから選った抗白菊よ あなたの苦しみを知って心を痛めてる」「私は単に体が辛いだけですが、皇后娘娘はお心に苦痛を… 私が去って皇上はお優しくなりましたか?」「表面的には…」「すべて私の罪です…」「皇后娘娘は違う考えよ…」その夜、容珮が作ってくれた枕に頭を乗せながら、凌雲徹は皇后への思いを募らせた。御花園の掃除中、偶然、散策する皇后を見かければ、ふと目で追ってしまう。しかしその姿を貝勒に見咎められ、もはや陰ながら見守ることも許されないと落胆した。夏が過ぎ、あっという間に冬がやって来た。如懿は慈寧(ジネイ)宮で皇太后と写経に没頭していたが、そこへ侍女・福珈(フクカ)がやって来る。炩妃が無事に第16皇子を産み、皇帝が永㻇(エイセン)と名付けたという。皇太后は多産の炩妃に褒美を出すことにしたが、今回は掟に従って寿康(ジュコウ)宮の太妃(タイヒ)に育てさせるよう命じた。「さもなくば炩妃が図に乗る…」皇太后はさすがに如懿が不憫だった。しかし古来より皇后は苦しみと背中合わせ、むしろ早死にした孝賢(コウケン)皇后は幸せかもしれない。如懿は確かにその通りだと同意し、しみじみ早死にと長寿ではどちらが幸せか分からないと言った。如懿は炩妃の皇子が無事に誕生し、間もなく臘八(ロウハチ)のため、臘八粥を奴婢に施したいと提案した。すると皇太后は粥の施しに群がるのは最下層の奴婢たちだと気づき、皆に行き渡るよう食材を惜しまぬよう助言する。こうして如懿の恩情はかろうじて凌雲徹の元へ届けられた。皇太后の決定で永㻇を手放した衛嬿婉は悲しみに暮れた。皇后が寵愛を失い、自分の子供は手元におけると思っていただけに落胆も大きい。侍女・春嬋(シュンセン)は冷遇されても皇后は皇后だと言った。すると嬿婉は如懿の差し金だと深読みする。「もう皇后は何もできないと思ってた…まさか太后をそそのかす力が残っていたなんて…」格格(ゲゲ)・胡蕓角(コウンカク)は炩妃の計画通り、永琪の心をしっかりつかんでいた。しかし永琪は最近、持病の足の痛みが度々ぶり返している。「江(コウ)侍医に診てもらいましょう」「心配ない、大丈夫だ」「…蕓角が今日あるのも貝勒のおかげです…それなのに申し訳ありません」「蕓角?何を言ってるんだ?そなたはよく仕えてくれる だがずっと子ができぬ、それが残念だ…もし子ができればこの上なく幸せだ」「そうですね(ゥッ…)お子を授かれたらどんなに良いか」永琪は急に泣き出した胡蕓角を心配した。確かに時々、体調が悪いように見える。胡蕓角は咄嗟に月の障りだと笑って水風呂の準備に向かったが、何も知らずに自分を愛してくれる永琪を思うと忍びなかった。皇帝は重用する永琪を栄(エイ)郡王に封じた。しかしすでに第5皇子には田蕓児(デンウンジ)を送り込んでいることから、進忠は次に嫡子の第12皇子を狙うよう炩妃に進言する。「母と子は一蓮托生、皇后が倒れれば12阿哥も終わる…」「…実の子が母親を陥れたら最高ね、私の恨みも晴らせるわ」すると進忠は凌雲徹を殺すべきだと言った。いつか皇帝と皇后がまたよりを戻せば、皇后の逆襲が始まって今までの苦労が水の泡になる。皇帝と皇后の間に溝を作った凌雲徹をもう一度、利用し、2人を完全に決裂させるのだ。「…難しいわ」「嫌なら忘れてください」進忠はまだ炩妃が凌雲徹に未練があると疑った。「嫌とは言ってない…誤解しないで、死なせるなら私たちに有利な死に方でと…」「そういうことです♪」急死した叔母の葬儀に出かけていた春嬋が帰って来た。叔母は南粤(ナンエツ)で採れる野生の茸(キノコ)を食べた後、朦朧として誤って池に落ちて死んだという。実はその茸が毒茸で、どうやら食べ過ぎると幻覚症状が現れると分かった。しかし茸を売った本人は毒茸だと知らなかったと責任逃れ、春嬋は茸と一緒に牢に入ればいいのにと悔しさをにじませる。すると衛嬿婉はふと思いつき、ならばその毒茸を証拠品として手に入れるよう指示した。第12皇子付きの太監・小栗子(ショウリツシ)は食事の給仕をしていた。すると永璂は今ごろ母が御花園で花を観ているはずだと思い出し、予定を変えて母と一緒に花を観たいという。小栗子は母思いの皇子に感心し、思わず凌雲徹の悪口を言った。「あいつのせいで12阿哥は皇后娘娘とお会いになれません… 噂を聞くたび耐えられなくなります 皇后と小凌子が抱き合っていたとか…」「でたらめを言うと許さぬぞ!」小栗子は口が滑ったと謝罪し、咄嗟に料理を進めた。「この茸料理は特に作らせたものです、南方から取り寄せた珍しい食材です」「うん、美味だ、もっとくれ」永璂は好みの味付けも相まって、その茸を食べ続けてしまい…。一方、掃除係の凌雲徹は急に御花園の落ち葉の掃除を言いつけられた。「特に梅の木の下はきれいにしろ、そろそろ花の季節だからな」「はい」如懿は容珮と2人で御花園にやって来た。以前は必ず誰かが皇后に梅の花を届けに来たものだが、去年の冬から如懿は自ら御花園に赴き、梅の花を手折っている。如懿は梅の花を選別していたが、その時、掃き掃除をしている凌雲徹の姿を見つけた。「…凌雲徹?凌雲徹?」凌雲徹は驚いて振り返ると、梅の木の下に如懿が立っていた。「皇后娘娘、ご機嫌麗しゅうございます」「ちーらい…元気だった?」「お気遣いに感謝を…はぉ、元気です あの日、お別れの挨拶もできず翊坤宮を離れました…お元気そうなお姿を拝見し安心しました」「凌雲徹、ずっと謝りたかったの、私のせいであなたを苦しめてしまった」「滅相もない、苦しくなどありません、私の願いはひとつ、皇后娘娘が平穏な日々を送られること」「あなたも平穏な日々を…」「はい」すると凌雲徹はかつてそうしていたように、皇后に梅の花を手折らせて欲しいと申し出た。恐らくこれが愛しい人に梅の花を贈れる最後の機会になるだろう。如懿は喜んで待っていると、凌雲徹が梅の枝を折って持って来た。しかしちょうどその様子を母を探していた永璂が目撃する。小栗子は炩妃の指示で第12皇子に毒茸を食べさせていた。すでに幻覚症状が現れていた永璂は母と凌雲徹が抱き合っていると誤解、慌ててその場を立ち去ってしまう。容珮は凌雲徹が差し出した梅の枝を受け取ると、主人の元へ戻った。するとそこで凌雲徹は下がることにする。「体を大切にね」「はい…」2人は常に一定の距離を保ち、決して近づくことなく別れた。凌雲徹の後ろ姿にはかつての精悍だった侍衛の面影はなく、背中は丸くなっている。その哀れな姿を目の当たりにした如懿は無性に悲しくなり、涙をこらえられなかった。その頃、衛嬿婉は第12皇子の養育に必要な品があれば手配したいと口実をつけ、皇帝と一緒に延禧(エンキ)宮へ向かっていた。すると急に永璂が一目散に逃げてくる。弘暦は永璂を呼び止め、宮中を走り回るなと叱ったが、永璂の様子がおかしかった。そこへわざとらしく小栗子が現れ、皇帝と炩妃に拝礼する。「12阿哥が御花園に入ると急に叫び声が聞こえて…皇后娘娘と小凌子が抱き合っていると…」弘暦は驚愕し、永璂に何を見たのか問いただした。混乱した永璂は激しく動揺し、頭を抱える。「あり得ない…(フルフル)…本当に額娘と小凌子が…そんなの嘘だ!」永璂は小栗子に抱きついて号泣してしまう。つづく。゚(∩ω∩`)゚。凌雲徹の愛が…ってか、嫡子のお付きがこれって…如懿も海蘭も何してたのかと…
2020.03.02
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如懿传 Ruyi's Royal Love in the Palace第77話「沈黙の夕餉」第5皇子の貝勒(ベイレ)・永琪(エイキ)は趙九宵(チョウキュウショウ)から皇后の危機を知らされながら、母に伝えず握りつぶしていた。永琪は母に謝罪したが、実の姉も同然の皇后を救えなかった愉(ユ)妃・珂里葉特(ケリエテ)海蘭(ハイラン)の怒りはおさまらない。「なんと薄情な子なの…」厳しく叱責された永琪だったが、これも巻き添えを避けるためだったと釈明した。今回の件は皇帝と皇后の名誉に関わること、母が弁護したところで聞き入れられないどころか、かえって火に油を注ぐ結果になる。しかも趙九宵は凌雲徹(リョウウンテツ)の盟友、もし趙九宵の求めに応じれば凌雲徹と親しい証拠だと誤解されただろう。確かに永琪の話は理路整然としていた。「…立ちなさい」「申し訳ありませんでした…」海蘭は永琪を許したが、皇后を助けられなかったことが悔しくてたまらないと涙をにじませた。永琪は屋敷に戻っても、母の落胆に責任を感じていた。格格(ゲゲ)・胡蕓角(コウンカク)はいつものように茶を献上したが、貝勒はいらないという。すると胡蕓角は賢明な判断だったと慰め、皇后の養子として疑われる行動は慎むべきだと進言した。一方、養心殿では侍女・毓瑚(イクコ)が自分の推薦した凌雲徹をかばっていた。「凌雲徹は信用に足る男だと私が保証します」しかし乾隆帝(ケンリュウテイ)・弘暦(コウレキ)は時と共に人は変わって行くものだと漏らし、独りになりたいと言った。どうしても拭えない凌雲徹の如懿への想い…。そこで太監・進忠(シンチュウ)を呼んだ。「1つ頼みたい…」侍女·春嬋(シュンセン)が慌てて永寿(エイジュ)宮へ戻ってきた。皇帝が進忠のみに凌雲徹の処罰を命じたという。「ただ進忠に尋ねてもとぼけるでしょうが…」「(チッ)いまいましい」「今だけのご辛抱です」春嬋は苛立つ炩(レイ)妃・衛嬿婉(エイエンエン)をなだめ、役目を終えたら侍女・瀾翠(ランスイ)を故郷に帰そうと進言する。しかし嬿婉はその件なら太監・王蟾(オウセン)に頼んであると言った。慎形司(シンケイシ)の牢に捨て置かれた豫(ヨ)妃・博爾済吉特(ボルジギト)は必死に命乞いしていた。すると瀾翠が現れ、豫妃はてっきり自分を助けに来たと勘違いする。しかし瀾翠は豫妃の隣の牢に入れられた。「なぜあなたまで?」「役目を全うできず、炩妃娘娘から罰を…」「どう言うこと?説明して!」春嬋は瀾翠の姿が見えなくなり、心配になって王蟾に聞いた。「瀾翠は故郷に帰したの?」「その…瀾翠は……流行病で死んだ…」王蟾の話では炩妃から禍根を残さぬよう始末しろと命じられたという。春嬋は驚愕した。まさか共に長らく忠実に仕えてきた瀾翠を疑うとは…。進忠と知り合ってから冷酷になって行く炩妃、2人は自分たちに瀾翠と同じ末路が待っているのではないかと不安に駆られた。その夜、春嬋は御花園の築山で紙銭を燃やし、こっそり瀾翠を弔った。すると急に男たちの争う声が聞こえ、慌てて火を消して立ち去る。しかし築山を出た所で、思いがけず進忠たちに襲われる侍衛を目撃した。侍衛は後ろから棒で殴られ、どこかへ連れ去られてしまうが…。凌雲徹が姿を消した。烏拉那拉(ウラナラ)如懿(ニョイ)は李玉(リギョク)に消息を尋ねたが、いまだ不明だという。それよりあの一件以来、皇后が2ヶ月も皇帝と会っていないため、李玉はまず自分自身を守って欲しいと進言した。「そうね、もう春になるものね…」衛嬿婉も凌雲徹の行方を探していたが、無責任な噂話ばかりだった。自分から進忠に聞けば、また未練があると誤解されるため何も言えず、嬿婉は悶々とする。すると春嬋が実は先日、進忠が何者かを捕らえるのを見たと教えた。ただそれが凌雲徹かは定かでないという。そんなある日、突如、翊坤(ヨクコン)宮に皇帝から贈り物が届いた。「真珠の首飾りを12本、白磁の壺を2対、瑪瑙の如意を1対、同心結び1対、 対をなすめでたき品ばかりです、お納めを…」すると進忠はさも意味ありげに、もう1つ贈り物があると言って誰かを呼んだ。如懿はその贈り物を見て驚愕する。実は皇帝が翊坤宮に下賜した贈り物とは、宦官となった凌雲徹だった。小凌子(ショウリョウシ)と名付けられた凌雲徹は片膝を立てて皇后に拝礼、しかし進忠から足を蹴られてしまう。「いつまで御前侍衛のつもりだ?!両足でひざまずかんか!」叱られた凌雲徹は両膝をつき、改めて皇后に拝礼した。「凌雲徹が皇后娘娘にご挨拶申し上げます」進忠は皇后に行き届かぬ場合は厳しくしつけて欲しいと進言し、太監ごとき殺しても構わないという。その意味を悟った侍女・容珮(ヨウハイ)は聞き捨てならないと声を荒げた。「あなたも太監でしょう?」「フッ、ごもっとも…あ、皇后娘娘? 皇上は長らく皇后とお会いでないため、今夜は翊坤宮で夕食を召し上がりたいとのことです」如懿はあまりの衝撃に声を出すこともできず、咄嗟に容珮が拝命した。進忠が帰ると、容珮もひとまず下がった。如懿は目の前にひざまずいている凌雲徹にどんな言葉をかけたらいいのか分からない。「凌雲徹…」まさか弘暦がここまで非道なことをするとは…。「…娘娘、同情は無用です、これで皇上の怒りが収まり娘娘がご無事なら、私は本望です 私ごときにお心を砕かれぬよう、私のことはただの柱だと思ってください、置物でもいい 気にかける必要はありません、そうすれば皇上もご満足です、ただ1つお願いが… 私のために何もなさらないでください…これ以上、娘娘を巻き込みたくありません」凌雲徹の言葉を聞いた如懿はついに堪えられなくなり、胸を押さえて泣き出した。゚(∩ω∩`)゚。凌雲徹の消息を知った春嬋は血相を変えて永寿宮に戻った。報告を聞いた衛嬿婉は呆然…。覚悟はしていたが、まさか厳罰ではなく、こんな屈辱を受けることになるとは…。「主儿、凌雲徹はもはや男ではなくなりました」「生き恥をさらすなら…せめて…死なせた方がましよ…」しかしこれは進忠の暴挙ではなく皇帝の命令だという。弘暦は翊坤宮から戻った進忠に皇后の様子を聞いた。進忠は顔を伏せていたので表情まで分からなかったとしながらも、戸惑っていはいるはずだという。「いずれ分かるはずです、皇上の寛大なお裁きで命を救われたんだと… 本来なら厳罰を受けるべき大罪を犯したのですから」「…?お前は凌雲徹が憎いのか?」「(ァ…)皇上を裏切る不忠の者を憎んでいるのです」弘暦はなぜ進忠が凌雲徹に辛辣なのか分からなかったが、ともかく翊坤宮へ行くことにした。日が暮れる頃、弘暦が翊坤宮に現れた。弘暦は回廊で控えている凌雲徹に気づき、見せつけるように如懿の手を握りしめて殿内へ入る。すると急に振り返って如懿の両肩に手を置き、王冕(オウベン)の梅花図を手に入れたので如意館に行こうと誘った。如懿は反射的に弘暦の手から離れ、距離を取ってしまう。「風邪気味なので次の機会に…」「そうか?小凌子に介抱してもらえ、小凌子の仕事ぶりはどうだ?」「皇上より下賜された者、何の不満もございません」「満足なのだな?」「……」そこへ進忠が夕餉が届いたと報告した。弘暦は皇后の好物ばかり作らせたと言ったが、机に並べられた料理を見た如懿の顔は凍りついた。すると弘暦は給仕しようとした容珮と進忠を下げてしまう。中庭に出た容珮は太監・三宝(サンポウ)に思わず、夕餉が皇后の苦手な物ばかりだとぼやいた。如懿は当然、箸が進まなかった。すると弘暦は給仕が必要なのかと言って小凌子を中へ呼ぶ。「小凌子、この料理は全て皇后の好物だ、そなたが皿によそってやれ」容珮の話を聞いていた凌雲徹は皇后のため、料理の中でも一番小さな一切れを選び、皿に盛った。如懿は弘暦になかば強制されて口に入れたものの、なかなか飲み込めない。「皇后?好物ばかりであろう?給仕のせいで食欲が失せたのか?」驚いた凌雲徹はその場にひざまずき、自分のせいで皇后が気分を害したようなので処罰して欲しいと訴えた。そこで弘暦は外で反省しろと命じて追い出してしまう。「皇后、宦官ごときに腹を立てるな、そうだ、今夜はここに泊まることにする」「…はい」「嬉しくないのか?」「喜びに堪えません…ギギギ」その夜、床に入った如懿は弘暦に背を向け、寝たふりをした。「こちらを向け…こちらを向かんか?!」すると弘暦は無理やり如懿を押さえつけ、夜伽を強要してしまう。「なぜ朕を怒らせる!」「皇上は1年3ヶ月と24日ぶりにお越しでした…目的はこれですか?」「嬉しくないのか?」「皇帝はどうです?」深く傷ついた如懿は布団に包まるように背を向けると、そっと悔し涙を流す。仕方なく弘暦も如懿に背を向けて横になり、2人は気まずいまま朝を迎えた。弘暦は朝の身支度を如懿には一切、手伝わせず帰って行った。皇帝を見送った容珮は急いで殿内へ駆けつけると、主人はひとり呆然と椅子に座っている。「娘娘?それで…昨夜は眠れましたか?」しかし如懿は何も言わなかった。衛嬿婉は凌雲徹の様子を見るため翊坤宮を訪ねた。中庭ではちょうど凌雲徹が植木の手入れをしている。恐る恐る近づく嬿婉、すると自分に気づいた凌雲徹が手を止め、宦官らしく拝礼した。「太監の振る舞いが板についているわね…」侍女・菱枝(リョウシ)は炩妃が正殿で待っていると皇后へ知らせた。憔悴していた如懿だったが、衛嬿婉と聞いて鋭い目つきに変わり、急ぎ駆けつける。「慣例の挨拶は無用よ」「…差配役として来ました、新しい太監が入ったと伺い、様子を見に参ったのです」「ごくろーさまっ」すると嬿婉は凌雲徹の悲劇は皇后のせいだと責めた。憤慨した如懿はそもそも豫妃をそそのかして自分と凌雲徹のことを讒言(ザンゲン)させておきながら、どの口が言うのかと言い放つ。しかし嬿婉は皇后がいなければ凌雲徹が自分を裏切ることはなかったと言った。「皇上の逆鱗に触れることもなかったはずよ、あんな姿では生き恥です…」「衛嬿婉、幼なじみの情があるなら凌雲徹を利用して本宮を陥れようとしないことね!…帰って!」如懿は珍しく感情的になり席を立った。衛嬿婉は帰り際、門を掃除している凌雲徹と再び会った。「…こんな姿で平気なのっ?!」「これは炩妃娘娘が望んだ結果では?ご安心ください、どこにいてもしっかり力を果たします」嬿婉は凌雲徹からも咎められるような言葉を浴びせられ、苛立って出て行った。第12皇子・永璂(エイキ)は回廊を歩いてきた凌雲徹を呼び止めた。「ひざまずけ」すると永琪はいきなり凌雲徹を引っ叩き、なぜ太監になったのかと嘆いた。かつては自分の送り迎えをして梅の花を摘んでくれた、あの善良な御前侍衛はもういない。「母上と恋仲だという噂は聞いた、ならばなぜ翊坤宮にいるのだ?」「それが…皇上の命令なのです」「どうしてだ…どうして皆が私の望まぬ方向へ変わって行く? そなたは太監に、父上は母上を顧みぬ、いつも母上は悲しげだ… なぜだ、なぜ皆が変わってしまったのだ…うっ…」凌雲徹は何も答えられず、ただ第12皇子を抱きしめて思い切り泣かせてやるしかなかった。凌雲徹の一件は後宮と距離を置く容嬪(ヨウヒン)・寒香見(カンコウケン)の耳にも届いていた。以前は自分だけが不幸だと思っていたが、どうやら宮中では誰もが不幸らしい。そこで皇后に恩がある寒香見は養心殿へ赴き、率直に皇帝の過ちを指摘した。「皇后を疑うことも、凌侍衛の処罰も間違っています、凌侍衛を皇后に仕えさせるなど論外です」しかし弘暦は皇后が潔白を証明するために凌雲徹を処刑し、自分で噂を断つべきだという。国母である以上、疑惑は払拭すべきなのだ。寒香見は皇帝の怒りの原因が嫉妬だと見抜き、皇后に甘えているだけだと呆れる。「皇上のおそばで成り行きを見て参りました、皇上が皇后と争うのは情があるからです 皇后を想うからこそ気になるのです」弘暦は痛い所を突かれ、苛立ちを隠せなかった。確かにどこかで如懿なら何をしても自分を受け入れ、許してくれると思っていたのだろう。「皇后娘娘は″愛を誓い合った人がいた″と仰せでした、そのお相手とは皇上ですね? それほど情が深いのに、なぜ皇后をお疑いに?」「はぁ~…昔のルーイーは誠実だった だが今やルーイーはあの卑しい男に心移りしているっ」←視聴者もじゃ💢「皇上は皇后を信じられぬと?」「朕は誰も信じられぬ、周りのものは皆、変わってしまった!」←イヤイヤ~お前がなw「かつての真心は失われたので? …凌雲徹を翊坤宮に送った本当の目的は?一体、何をご覧になりたいのです? ご自身ですらお分かりにならぬのでは?」←香見が鋭い!つづく( ๑≧ꇴ≦)ちょっと~夕飯が猿脳って…好き嫌いの問題じゃないわwww
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