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2021.10.08
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カテゴリ: 漫画
いよいよ地上最強の女を決める戦乙女闘宴(ヴァルキリー・オペラ)の決勝戦である。
気がつけば,このトーナメントは6巻から始まって,いま13巻。気がつけば本作の半分をトーナメントに費やしているわけだ。本家ともいえる刃牙もグラップラー時代に半分以上を最大トーナメントに使っていたからそんなもんかもしれない。


はぐれアイドル地獄変 13【電子書籍】

この巻はトーナメントの優勝者に関するネタバレとかあるので,しばらく雑談をしてから本題に入ろうと思う。なので,ネタバレが嫌な人はブラウザバックして欲しい。

12巻の感想でも検討したけれど,恐らくは構想段階で決勝戦は主人公の海空と刃牙を女体化させた主人公補正の化身・マオマオだったんだろうと思う。
それが作者の想定以上に勝ち上がったのがアレフティナ・グゼバなんだろう。
ただ,彼女には問題点があってですね・・・。そう,ルックスである・・・。



(電子版13巻28頁,両者合意の上でのノー道着マッチ)

主人公の海空はもともとグラビアアイドルなので道着を脱いでも見事なプロポーションなのだが,グゼバは微妙ですね・・・。 ノー道着マッチなのに,あまり嬉しさを感じない。
やはり格闘技において体格というのはなにより重要なわけで,女子プロレス選手なんか見ても筋骨隆々としているのが珍しくないからね,仕方ないね。


あとは,試合中の回想でグゼバの悲しい過去が語られるのだけど,彼女の母親は幼きころチェルノブイリ原発事故で被爆しており,原爆症でグゼバの母親や友人たちは命を落としているようなのだ。あと,グゼバの双子の姉妹も未熟児で生まれ,長生きできなかったようだし。

最終的に,試合は一進一退の展開が続くものの,海空が足刀を喉にぶち込んでから,マオマオの魔弾をグゼバの顔面にぶち込んでKOした。
一連の流れで,首に足刀をぶち込むところでは鯨岡ミカやルナ・カーンたちが,魔弾のときはマオマオが背景に出てきたけれど,得意技を借りている感じなんですかね。
なお,グゼバは海空を浴びせ倒す形で倒れ込んでいるのだけど,やる気なればグゼバは海空の喉に体重を掛けた肘をぶち込んで,殺せたのか,再起不能ぐらいのダメージを与えられてたけどそれをしなかったっぽい。
大会本部は海空の勝利という判定だけど,海空の自己採点ではグゼバの優勝。ドローという見方もありのようである。

感想なのだが,グゼバの強さは充分異常に描かれていたと思う。
グゼバは体格を見ても187センチ95キロという恵体である。一撃が重い様子が大ダメージとして描かれているし,ちょっとでも海空が気を抜けばKOどころか再起不能,下手をすれば死ぬ可能性があるくらいの描写であった。

ただ,難点も少なくとも2点はあった。
1つめは,展開の遅さである。これまでの試合は,だいたい単行本1冊で2~3試合だったのだが,今回は1冊全てを使って決勝戦なので展開はかなり遅かったように感じた。
観戦者がリアルタイム解説をしてくれるというのに加え,刃牙でよくやる後日のインタビュー形式で試合の回想と解説をしてくれるというのが展開を遅くしている。
2つは,特にグゼバと海空には過去に何の接点もないので,試合中に人間関係を掘り下げ,理解しあうとうのがない点である。

もちろん,これは作者が意識してやってた可能性もある。刃牙の最大トーナメントなんかでも,決勝の相手のジャック・ハンマーは刃牙とそれまでは何の接点もないキャラだった。そこを参考にしたのかもしれない。

最後に,せっかく戦乙女闘宴が終わったので,その総評でもしてみよう。
だいたい,この手のトーナメントというのは主人公が1回戦か2回戦で負けることはありえない。優勝か,全試合を体験させてるという意味で準優勝というのはほぼ確定である。あのドラゴンボールでも孫悟空は天下一武道会に3度出場し,優勝1回,準優勝2回という戦績だった。
たぶん,主人公の成長を描く方が話を作りやすいという観点からすれば,優勝よりも準優勝くらいが次の話を作りやすいんだろう。
なので僕は,海空は準優勝くらいかな,と思っていたのだ。

これからは日常回にもどるようだけれど,いったいどうなることやら。
トーナメントやってる間の業界を見てもNizuUが一瞬流行ったり,政治の世界を見ても首相が2回かわったりした。掲載誌の別冊ゴラクも電子版のみになってしまったし。その辺の世情も見たいものよ。


はぐれアイドル地獄変 13【電子書籍】





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最終更新日  2021.10.12 14:11:10
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