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<サマリー> COVID-19をかいくぐって成功させた第10回記念ライブから、もう2年がたちました。 世間は一向に落ち着かず、まだマスクにソーシャルディスタンスが欠かせない状態ですが、withコロナでの演奏活動再開が周囲でも確実に盛り上がってきています。この守山ライブも、練習回数は相変わらずギリギリの綱渡りをしながらも無事12回目を開催することができました。 これもひとえに会場のチカ守山、および守山市駅前総合案内所さんと、コロナにもかかわらず昨年同様お集まりくださったお客様の皆様のおかげと感謝しています。 今回ライブ後関東へ転勤となるYさんの大活躍で盛り上がった、記憶に残るライブとなりました。《コントラバスアンサンブルびわバス団 ライブ in 守山 Part.XII(12) 》日時2022年6月25日(土) 14:00-場所チカ守山 パブリックスペース(セルパ守山B1F)曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) (3rd)https://youtu.be/i4hmlwNqGd0・Brumby Suite (3rd) 第1楽章https://youtu.be/3HcbZad3ZhQ 第2楽章https://youtu.be/ZwOt7FSji5k 第3楽章https://youtu.be/6gAZJlx3ec4・組曲「ビルマの地より」 第1楽章「バガンの落日」(1st)https://youtu.be/pt57eUHu2a4 第2楽章「ワルツ」 (2nd)https://youtu.be/HdHjAziQ4vo 第3楽章「王宮の追憶」(1st)https://youtu.be/PLAPQmuqb50 第4楽章「フォークソング」(2nd)https://youtu.be/8gk3CPfgENo・黒猫白猫 (3rd)https://youtu.be/pi9LCyNASy0・赤穂浪士 (降り番)https://youtu.be/c9Nrqu_Lgrc・West Side Story (1st)https://youtu.be/Ya-gdBMkwNw・民衆の歌 (1st)https://youtu.be/sc0fF0i-xIEアンコール)・マンボNo.5 (1st)https://youtu.be/HKDxue5ItQc・六甲おろし (2nd)https://youtu.be/W9Ma3ho4RJU・琵琶湖周航歌 (2nd)https://youtu.be/OGohejeF4HA当日の演奏は、以下のリンクから聴く(一部見る)ことができます。また曲目リストのリンクから、個別の演奏録音に跳ぶこともできます。https://www.youtube.com/playlist?list=PL9tON5ciGv0S6QFc2n4orRJiu-mAu-sTA演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用その他各曲の詳細なメンバー構成は、びわバス団のブログをご参照ください。<ホールの紹介> 演奏場所は、久しぶりに「チカ守山」パブリックスペースとなりました。第8回、第9回以来です。前回は「守山市駅前総合案内所」さんの空調設備故障などで急遽ご紹介いただいた流れだったのですが、今回はYさんの転勤が7月からと言うことで6月の総合案内所さんの空きがなかったことからこちらでの演奏となりました。 「パブリックスペース」だけあって、ステージと客席の間に自由通路があり、人が往来できます。ステージは広くて客席もゆったり座れるのはグッド。バックヤードはないのでトイレでお着替えとかになるのと、別の施設(キッズルーム)のBGMが聞こえるのはご愛敬。今回困ったのは空調(全館空調)の音が結構強烈で、しかも開放弦のE音に近いとあって、なかなか厳しかったです。録音時のノイズ除去機能で何とか除去を試みましたが、ついでにE音まで除去されてしまい、ちょっと変な音になってしまったものがあります。 けど総合案内所からもほど近く守山駅ほぼ直結なので、第2スタジオとしてはほんとにありがたいスペースです。<観客数> オープンスペースの客席側で、間隔を十分にとっても30席くらいは十分取れそうな広さでした。今回は20名くらいでしたか。時期が少し早かったため中高生は定期試験と重なってしまいなかなか来ていただくのが難しかったようです。それでも、今年も遠方からOさん(富山)、Wさん(静岡)にお越しいただき、さらにコントラバス関係の皆さん、滋賀医大の学生さん(Cb)など、多くの皆さんが暑い中聴きに来てくださいました。ありがとうございました。 またチカ守山さんにも、SNSでの事前案内や当日のポスター掲載など大変お世話になりました。ありがとうございました。<コントラバス編成、並び> ステージは写真のとおり結構広いです。ですので4人での演奏の時は逆に離れすぎないようにすることに気を配ることになりました。今回MAXで8名という大所帯でしたが、それでぴったり収まる感じです。やはり録音機(ワンポイントマイク)からの距離で音バランスは結構違うようで、これは来年もしっかり申し送りとしたいところです。<メンバー詳細> 今回日程が前倒しになったこともあり当初メンバーは4人の予想で、これはかなり厳しいと言うことで練習日程を工夫して参加しやすくするのと新人発掘の成果で、最終的に8名という過去のライブでも多い方の人数での演奏が出来ました。 親方山田さん、円熟の桂さんという古くからのレギュラーメンバー、近年すっかり定着してくれた井上さん、ここぞと言うときに何回も助けてくれている矢野嬢、さらに今回初登場ですが親睦演奏会ではお世話になっていた大菅さん、井上さんご推薦でバスフライトから登場の上山さん、さらには新卒期待の若手西本君が急遽仮参加してくれました。 このメンバーが定着して、上手く世代交代がはかれればとてもうれしいです。そしてリハーサルからは、今年も加納さんやうちの嫁がスタッフで色々と助けてくれました(感謝)。<曲目別感想> まだコロナ下での開催が続き、練習も相変わらず制限された(いや、単にサボっただけかも知れない)回数となり、2回の練習で一気に仕上げることになりました。それぞれメインの四重奏曲が合わせられるメンバーが揃うのは1回ずつ。それ以外の曲は練習日は代弾きを立てて、本番当日での勝負となりました。 冒頭のネスカフェはびわばす団のオープニングを飾るテーマ音楽で、この守山でも過去すべてのオープニング曲として演奏しています。今年は久しぶりに3rdを弾かせてもらいました。このパートではフラジオのピチカートがあるのですが、今回は上手く決められてすっきり!でした。 今回、せっかく親睦演奏会から練習してきたブランビーをやりたい、というのと塩見さん(作曲者)にビルマ組曲を全曲やります、と宣言していた手前、前半はこの2曲で決まりでした。とはいえ、それぞれ3楽章、4楽章構成の曲で、この2曲を演奏するだけで演奏時間は30分近くなるので、当初はこれで十分かな、とも思っていました。しかし望外のメンバー充実で、せっかくなら皆さんの出番を、ということもあり後半に映画音楽を足すことにしました。ちょうど「ウェストサイド物語」のリメークがあったり(当たったのかな?)、ウクライナ動乱に絡んで「民衆の歌」(レミゼラブル)が注目されたりと、ミュージカル映画のナンバーが出来そうなことも後押しとなりました。結局演奏だけでほぼ1時間有するボリュームとなりました。 第1回の時、全部やっても20分くらいで、MCでどうつなごう、等と言ってた頃と隔世の感があります。ブランビー:組曲 1曲目は3月の関西親睦演奏会でも取り上げたブランビーの組曲を、メンバーもそのままで再演しました。びわバス団のこのライブとしては、第2回以来の再演になります。リハーサルもあって、前回の本番経験もあり、で余裕のアンサンブル・・のはずだったんですが、私が余裕をかましすぎて、3楽章の順番に絡むところで縦を少し揺らせにかかったつもりが、単に走っただけの結果となっていまい大反省。 幸い皆さんが動じずに進んでくださったこともあり崩壊は免れましたが、申し訳ないことをしてしまいました。余分なことはしないことです・・・塩見 康史:組曲「ビルマの地より」 2曲目は、塩見さんが作曲したコントラバスのためのオリジナル曲。4曲からなる組曲で、1月の東海親睦会で第1曲、3月の関西親睦会で第2曲を演奏し、その魅力から後半2曲も含め全曲演奏したい旨を作曲者にお伝えし、楽譜使用の許可をいただいていました。曲の負担も考えて1st/2ndを山田さんと私の交替で。3rdも前半後半で交代と、分業体制を敷いての布陣となりました。 実際の演奏では縦の線が緩い(1stのアドリブ的な演奏がメロディーを作ってる)3楽章での伴奏や、「春の祭典」を意識して変拍子なども登場する4楽章など後半に苦戦することになりましたが、それらしい雰囲気が出て、最後はバス4本でも大きな盛り上がりが作れました。これは曲の魅力と言えましょう。また機会があれば再演したいものです。休憩をはさんだあとは映画音楽集となります。N.Karajlic他:黒猫白猫 昨年に引き続いてのリベンジ演奏。昨年不本意だったという親方の希望で、珍しく連投となりました。ベースギャングの持ちネタですが、耳コピでやってます(コピーバンド状態)。そちらの方で有名なのですが、元を正せば映画音楽、ということで今回の枠の中に入ることとなりました。 普段この曲ではスラップ奏法とベースを叩くソロパートのある4thを担当することが多かったのですが、今回は4thをバスラインの雄、桂さんにお願いし、私は3rdを担当することとなりました。久しぶりの3rd、弾いてみると2ndとの高い音のユニゾンとかあって、やはり演奏クオリティの要となっていることを痛感。鬼門の立ち上がりでちょっとヒヤッとしましたが、あとはそこそこの出来上がり。4thのベースパーカッションソロも、さすがの演奏でした。 あとで聞いたのですが、この曲の演奏中に女子高生らが偶然階段降りて会場フロアに来たそうで、そろって「これヤバい!」と叫んでいたとのことでした。 何がヤバかったのかわかりませんが、まぁ、インパクトがあって良かったです。L.Bernstein :「ウェストサイド物語」から 一曲降り番(赤穂浪士)をはさんで、次の出番は「ウェストサイド物語」。大学オケの後輩、尾崎君による名編曲の三重奏版を私の方で四重奏に仕立て直したもの。(4thはオプションなので、3,4重奏どちらでも同じ譜面で演奏可能) 守山ライブ第1回以来演奏が続いている重要レパートリで、だいたい1stを担当してきました。今回も1st担当だったので、運指や間の取り方なども昔からほぼ決まった状態で弾いたのですが、それでも最後のAmericaなどでは疲れで大きく精度を落とすところがあり、スタミナ不足を痛感しました。幸いアンケートではリズミックな演奏を評価いただけて、逆にコントラバスアンサンブルに軽快な曲が少ないことを痛感しました。もっとそっち方面のレパートリー増強が必要かも知れません。C.M.Schönberg: 「レ・ミゼラブル」から「民衆の歌」 プログラム本編最後の曲は、 「レ・ミゼラブル」から「民衆の歌」。ミュージカルナンバーではありますが、映画化もされたので「映画音楽」枠での演奏。近年のウクライナ紛争でもって、このレジスタンスの曲が脚光を浴びたこともあり、多重奏(五重奏以上)レパートリーが少なかったびわバス団のために、今回アレンジを行いました。これが初演です。 ミュージカルでは何度か登場し、キーも尺も微妙に異なるため、コントラバスで比較的弾きやすいところに落ち着けました。元々旋律としてはAメロ、Bメロの2種類だけなので、転調や編成で聞かせることになります。オリジナルの最後は民衆の大合唱+フルオケ伴奏という壮大なエンディングになるため、バスの重奏では限界も出てくるのですが、五弦音域から指板外の高音まで音域を広げて頑張ってみました。 初演は、冒頭の薄い部分を頑張ってもらって良い出だしでした。最後私が担当の1stが、ここまでの連投の疲れのせいか押さえられず、悔しい結果となりました。でもこれを聞いてくれていた富山のO氏が、早速直後の演奏会で採用してくれたりと、楽曲としては幸せなスタートが切れたような気がします。(アンコール) Mambo No.5 : Pérez Prado アンコールは、どちらも定番の「琵琶湖就航歌」と「六甲おろし」に加えて、アレンジ初演の「マンボNo.5」。これと先の「民衆の歌」が初アレンジものだったので、曲の長さ、アレンジの大変さでは本編に入れても良い曲だったのですが、今回のテーマと据わりが悪く、敢えてアンコール1曲目に採用して盛り上げを図ることにしました。 この曲も実はアレンジによるリバイバルヒットがあり、そちらのリズミックなエディションも考えましたが、学校の音楽教材にも取り上げられている親しみやすさから、プラード楽団で最初にヒットしたオリジナルのバージョンを元にアレンジしました。 これも6重奏というラージでありながら、ラテンパーカッションをコントラバスで再現したため、実際の音を出す声部は意外と少なく、ホーンセクションなどのコードが薄くなるのをカバーしながらのアレンジとなりました。 実際にやってみると、原調のEs-dur(変ホ長調)だとコントラバスには結構厳しい(フィンガリングが難しい)のが見えてきました。次回演奏する時は半音どちらかに上下(F-durかD-dur)させた方が良いかも知れません。 そのあとの定番2曲は、四重奏譜面ですが複数奏者デパートを持っての全員演奏となり、盛り上がってのフィナーレとなりました。 その後はしばらく(こっそりしか)出来なかった、「親睦モード」というグダグダな集い。チカ守山の広いスペースと共用空間というグダグダさで、何となく楽しく飛び入り演奏などを行うことが出来ました。よかったよかった。<打ち上げ> 今回も世の中的には微妙な中、親方が終演後すぐに移動しないといけないと言うことで全体の打ち上げは無し。そのかわり、隣のチカ守山のカフェ(チカカフェ)にて本番前の昼食をみんなで食べてのランチ事前打ち上げとなりました。 その後の総会(総括)は日を改めてのリモートでしたので、宴会まではもう少し時間が必要そうです。<次回> 今回のライブのあと、親方(リーダー)は湘南に転勤となりました。単身赴任で実家は滋賀県のままなのでホール予約など、まだまだメンバーとして活躍してくれていますが、スターティングメンバーの高齢化は否めず。ライブもびわバス団もそろそろ上手い具合の継承を考えないといけないのかも知れません。今回加わってくれた若いメンバーがキーになると思いますので、これからの成長を見守っていただきたいと思います。過去の演奏履歴です。通算375ステージ目。(オープニングと定番アンコールは頻出のため省略しています。)■Brumby Suite・2012/06/30 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(II)・2022/03/20 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2022・2022/06/25 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(XII)■ビルマの地より・2022/01/09 個人戦の部/Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2022(1楽章のみ)・2022/03/20 個人戦の部/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2022(2楽章のみ)・2022/06/25 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(XII) (全曲)■黒猫白猫・2008/12/20 アンサンブル・びわバス団/クリスマス演奏会 in 天籟宮・2009/03/15 アンサンブル・びわバス団/びわこ学園訪問演奏会・2009/05/30 アンサンブル・びわバス団/第2回ロクハ荘「ミニ見にコンサート」・2009/11/15 アンサンブル・びわバス団/パークシティ大津自治会祭り・2009/11/15 アンサンブル・びわバス団/浜大津こだわり朝市パフォーマー・2011/06/25 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(I)・2019/11/16 アンサンブル・びわバス団/La Belle Vue 31周年記念パーティー(4th)・2021/07/03 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(XII)■West Side Story ・2008/12/20 アンサンブル・びわバス団/クリスマス演奏会 in 天籟宮・2009/11/15 アンサンブル・びわバス団/浜大津こだわり朝市パフォーマー・2011/06/25 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(I)・2019/01/13 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2019・2022/06/25 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(XII)■民衆の歌(初)■マンボNo.5(初)びわバス団での演奏履歴(通算36ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://biwabass.g2.xrea.com/profile.html守山ライブはPart VIII、IX、XII(今回) を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。
2022.06.25
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2022年3月、近畿圏含む多くの地域でのCOVID-19(新型コロナウィルス)蔓防措置が翌日解除になるという日に、3回目の関西でのアンサンブル親睦会を開催することが出来ました。昨年も緊急事態宣言終了の日であり、この厳しい環境下にありながら開催を続けられていることには、人知を越えたなにか力が働いているようにしか思えません。今年はようやく「西出メモリアル」の名前を冠することもでき、ご協力、後押しをして下さった皆様、参加して下さった皆様、そして開催を決意し、何としてでも開催する、という強い気持ちを常に持たせ続けてくださった故西出先生とご遺族に心から感謝いたします。<<第3回西出メモリアルコントラバスアンサンブル関西支部・親睦演奏会2022>>日時:2022年3月20日(日)14:00開演予定場所:大津市民会館小ホール【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること)【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。■団体の部 ・C. Burmby:「Suite for 4 contrabasses」(2回目) 4人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用・ゴスペラーズ/「ひとり」(わむとその背景たち)(2回目) 6人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用■個人の部・塩見康史:「ビルマの地より」第2楽章「ワルツ」 (初) 4人中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用・DA PUMP:U.S.A. (初) 6人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用■全員合奏・ウクライナ国歌 (初)・Fauré:ラシーヌ讃歌(2回目) 4パート中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用 場所は昨年、一昨年に引き続き大津市民会館の小ホールとなりました。両年とも西出先生の奥様やお嬢様がお越しくださったのですが、その後のご挨拶等でやはり市民会館までの移動も大変になっている、という話しを伺い、当初はもっと先生のご自宅近くのホールも候補に入れていました。演奏会を春分の日前後においてホールの空き状態を確認したのですが、あいにく近くのホールは当日休業と言うことで、結果3年連続で大津市民会館にお世話になることとなりました。もちろん大津市民会館は、先生にも縁の深いホールで、大ホールのステージにはきっと先生も何度も立たれたことと思います。そして2年の蓄積もあり、運営側もスムーズに事が運び、結果としては満足度の高いものとなりました。 昨年同様可動式のステージをせり上げて、床にはパイプ椅子(最大200名収容)を50脚並べてもらいました。全員合奏は両袖溢れてのセッティングとなりました。 昨年故障中で使えなかった天井吊りマイクは結局修理を断念されたらしく、今年も両翼のスタンドマイクからの指向性マイク2本となりました。かなり指向性が鋭くて定位がはっきりしていたのですが、入力レベルがかなり高くて(下げるお願いはしたのですが)歪み気味の音で録れてしまいました。幸い今年は録画機の方の音(こちらは正面中央からの無指向性ステレオワンポイント)もかなり良かったので、両方をミキシングすることでそれなりの音が録れました。 今年もイベント告知がちょうど首都圏の緊急事態宣言発出とかぶってしまいました(1月上旬)。もちろん実施は関西(しかもその外れ(笑))ですし、イベント規模も5000人どころか50人ですので、何ら気にすることは無いとは言え、やはり会社や仕事先のことを考えると、これらの宣言が出ていると動きにくいものです。ですので首都圏や中京、関西圏からの奏者が主力のこの演奏会も、やはり影響を勘案しながらの運営となります。 当初の読みは、「一回おかわりして解除」というものでした。なので2月の延長は想定済みでしたが、3月の延長は「もうすぐ収束」というリスクは下がった状態ではありましたが、かなりヤキモキしました。結局開催当日が首都圏緊急事態宣言終了という、計ったようなジャストタイミングでの実施となりました。これは西出先生が会を守ってくれたのかも、とちょっと真剣に思いました。 それからほぼ2週間経ちましたが、幸いにも演奏、観覧で参加した方々から体調不良のお申し出も無く、ほっとしています。今回もコロナ対策のためにお客様の事前登録お願い(facebookでの登録だったので、万一の発症時あとでトレース可能)や、当日来られた方の氏名と連絡先を記入をしてもらい、事後のトレースができる状態にしました。 前日の先生のお墓へのお参り(私含め3名での墓参)含め、無事に行事を終えられ、ほっとしています。最終的に参加演奏メンバーは19名。昨年から3名増。内訳は、本部エリアからの参加 2名東海支部(三重愛知) 2名東海支部北陸支所 2名近畿での個人参加 6名びわバス団関連 7名これにスタッフ3名(内びわバス団2名)というのが当日の全メンバー。第1回の実施で要領が広まってきたせいか、コロナとの付き合い方が見えてきたせいか、今回は関西メンバが多くなりました。とはいえ、やはり越境しての移動にはまだまだ勇気が要る状況でもあります。駆けつけてくださった、東海や本部親睦会の皆様には、本当に心からお礼申し上げたいです。ちなみに今回はコロナの影響で直前になって参加できなくなってしまったメンバーは、幸いにもいませんでした。この辺も with コロナの浸透かな、と思いました。当日の団体戦演奏曲目はこちらです。1.久石譲:『天空の城ラピュタ』より「君をのせて」(バスフライト薬剤部)2.C.Brumby:SUITE for four double basses(びわバス団_本家)3.すぎやまこういち:ドラゴンクエストへのみち(あんさんふ"るきときと[8bit] りていく)4.ディッタースドルフ:コントラバス協奏曲第2番から第1楽章・第3楽章(ビターなカフェモカ)5.村上てつや:ひとり(ワム&関西の景色(仮))4.びわバス団 本家(山田 光洋,井上 綾子,滝 雄司,矢野 祥子)SUITE for four double basses (C. Brumby 作曲)https://youtu.be/SpGYdHTb6-A 昨年は5団体と賑やかでしたが、びわバス団が二つ出ていたりとかしていました。今年は同じく5団体でしたが、前回出演した皆さんに加えて名古屋で素晴らしい演奏を披露したワムさんとその背景でゴスペラーズを演奏した団体がエントリー。編成も曲もバラエティ豊かなものとなりました。 名古屋遠征がまたまたトリオになってしまった反省も込めて、本拠地関西では早々に若手エースの矢野嬢を確保(笑)。練習もしっかり重ねられました。曲は山田さんのリクエストもあり、バスカルテットの古典ともいえるブランビーの組曲、全曲演奏となりました。この曲、高い音とか早い音符とかの派手な効果はないものの、コントラバスならではの美しいハーモニーがバランス良く鳴る、まさにコントラバスのために書かれた曲です。その分ハモらせるための音程、ピチカートの掛け合いのつながりなど、アンサンブルの基本をしっかりと確認することができました。 本番でも矢野嬢の安定したバスラインの音程を背景にハーモニーもかなり決まって、びわバス団としてもかなりの水準の出来になったのではないかと思います。当日は二つのカメラと三つのマイクで演奏を収録したので、それらの中から選択編集した動画を作成しました。こちらの演奏になりますので、お楽しみいただければと思います。5.ワム&関西の景色(仮)(きわむ,たつや,ゆうじ,なおや,かつのり)『ひとり』 (ゴスペラーズ) (村上 てつや 作曲) そしてもう一つは、先述の名古屋からスライド登板のゴスペラーズグループ。関西には参加できなかったSさんの代わりに、関西メンバーの実力者Kさん(ご主人)が加わり、パートを一部変更しての演奏となりました。もちろんリードボーカルのワムさんは、そのままスライド登板です。 すでに名古屋でほとんど曲の枠は出来ていたので、当日も軽く合わせただけで良い演奏の予感がしていました。本番はリードのワムさんが満足の出来、と語られたとおり、透明感あるハーモニーの良い演奏となりました。主力メンバーはさらに次のステージ、本部(東京)の親睦演奏会にこれを掛けたようで、Kさん、私の抜けたところにはプロの先生方が参入。これまた凄すぎる演奏となったようです。結局この企画、現在存在する3拠点の親睦演奏会グランドスラムを達成されたようです。 団体戦には、そのグランデュオ1番を演奏?とも噂された関西の名手二人、横田さん、小坂さんのデュエット(実際にはショスタコーヴィチのワルツとディッタースドルフのコンチェルト2楽章をデュエット編曲したものの演奏でした。二人で交互に1st)、そして昨年涙のキャンセルだった、アンサンブル「きときと」さんのすぎやまこういちさんメドレー。どれも素晴らしい、楽しい演奏でした。 団体戦の後は、個人の部エントリーとなります。 本部や東海支部と同じく、今回の親睦演奏会も事前に団体としてエントリーして準備した曲を披露する「団体の部」と、予め曲が用意されていて、希望曲、希望パートにエントリーしておき、さらってきた自分のパートを当日だけの顔合わせとなるメンバーとリハーサル、本番を行う「個人の部」からなっています。なので、個人エントリーだけでの参加も可能になっています。 今年の(全体)演奏曲目はこちらでした。昨年の10曲からは+1曲。団体の部は5曲で変わりませんでしたが、昨年のグランデュオのような長時間の演奏曲がなかったのと、個人の部で演奏時間が短いものが増えた(デュエット曲)結果によるものです。これで大体、団体戦弾いた人が2曲、個人戦だけの方は4曲という勘定になります。元々個人部にはもう何曲か候補は提示していましたが、最終的に皆さんフル枠エントリーでこのあたりの曲数に落ち着きました。Classical & Modern Duets 大会31)No.6 Menuet(Buch),No.9(Mozart作曲)2)No.23 Gigue (Hallberg作曲)3)No.13 Divertiment (Haydn作曲)4)Balletti A Tre Voci から Il Ballerino/L'Humorista(G.Gastoldi 作曲)5)「ビルマの地より」から 2.「ワルツ」(塩見 康史 作曲)6)Satin Doll(D. Ellington 作曲)7)Andante,Rondo u. FugueからAndante(F.Simandl 作曲)8)Stars and Stripes(J.P.Sousa 作曲)9)赤穂浪士(芥川 也寸志 作曲)10)U.S.A.(DA PUMP) (C.Accatino他 作曲)11)Hallelujah(ハレルヤ) (G.F.Händel 作曲) 今回も曲を少し多めに呈示して、参加者のいないものを削っていく、という方式でした。参加者も読めない状態ですし。最終的に参加人数が読み近くに入ったこともあり、削ったのは2曲程度でした。 おかげで今年の舞台進行はほぼ予定どおり、2時間半での終了、17:00完全撤収ができました。参加皆さんのご協力無しでは成し遂げられない、スムーズな進行でした。 選曲自体は今年も、「親睦会のライブラリアン」と言われている北陸O氏のアドバイスももらいながら、昨年同様以下の基準で選曲しました。・編成はバラエティーを持たせる(2,3,4,5各重奏とラージアンサンブル)・難易度としても、かなり簡単なものから高難度まで。・曲の知名度も、マニア定番の古典的なオリジナル、クラシカルな曲の移植ものからJazz、POPSまで偏り無く・楽譜を事前配布可能なもの(この時点で残念ながらアンサンブル・地ひびきさんの名編曲が選から外れました)という原則に、西出先生ゆかりの曲集(デュエット曲集、Simandlの四重奏曲)や、私がアレンジ(補作)して以前から演奏していたもの(サテンドール)、所有していたけど音にしていなかった学生時代の同級生T邑氏のアレンジ(今年は星条旗をチョイス)、他の親睦演奏会で触発された曲目(ビルマの地より、USA)などを入れさせてもらいました。 当日はいきなり顔合わせ+リハーサルということになるのですが、この回も3回目となり演奏システムを理解された方が多くなったことから、みなさん自パートをきっちりさらって来られており、レベルの高い演奏が繰り広げられたように思います。 個人的には団体戦に二つエントリーした上個人エントリーも出場と言うことで、個人エントリーはお気に入りの塩見さんオリジナル曲「ビルマの地から:ワルツ」の2ndと、かつて東海親睦会の楽屋で弾かせてもらったUSAにエントリーし、これの1stという2曲にさせてもらいました。5.コントラバス四重奏のための組曲『ビルマの地より』から 2.「ワルツ」(塩見 康史 作曲)(小坂尚,滝,小坂直,高橋) この曲は作曲家でコントラバス奏者でもある、塩見さんの手による作品です。元は別楽器の室内楽のために書かれた曲とのことですが、作曲者自身の手によりコントラバス四重奏に移植されています。今年の東海親睦演奏会でこの組曲の1曲目(パガンの落日)を初めて演奏してから気に入ってて、関西では2曲目の「ワルツ」を取りあげることとなりました。もちろん自分のエントリー狙い(笑)パートは東海での1曲目で1stを弾いたこともあり、こちらでは2ndを選択させてもらいました。メンバーは東海でもよくご一緒させてもらっていて、関西にも何度も足を運んで下さっている高橋さん、そしてびわバス団メンバー(小坂さんご夫妻)という気心知れたメンバーでもあり、楽しく演奏出来ました。もっと時間があれば1st/2ndの歌い方を揃え、ラストの絡みがさらに盛り上がったかな、というのと、中間部の半音進行による転調が甘くなってしまったのが反省ポイントです。これで1,2曲目を演奏したので、次は後半2曲含め守山Liveでコンプリートを狙います。10.U.S.A. (DA PUMP) (C.Accatino他 作曲)(滝,山田,福井,長橋,三宅,川崎) ちょっと前に大ヒットした曲だったなー、なんて思って調べたら、日本でカバーバージョンが当たったのが2018年でした。もう4年も前になってしまいました。この曲は201✕年の東海親睦演奏会で、東京の内田吐夢氏がアレンジした楽譜を見せてくれて、たまたまその時楽屋に居合わせたメンバーで初見演奏したのが出会いでした。この時内田氏からは後にコロナ下多重録音も行った、ホルンアンサンブルのための「アンダンテとファンファーレ」の譜面も頂いた時。貴重な楽曲を提供いただいた氏には大変感謝しています。 今回の関西親睦演奏会では、多人数でのアンサンブル曲レパートリーの一つとして、演奏も比較的容易(テンポも一定で音楽的に複雑な絡みが少ない)なことから取り上げさせてもらいました。今回のメンバーは比較的上弾きが遠慮しがちだったこともあり、私は1stを埋めさせてもらうことにしました。と思って蓋を開けたら東京組の錚々たる上弾きさんたちが中低音を締めていただき、豪華なメンバーとなりました。 演奏はこれら豪華メンバーのおかげで、ノリの良い楽しいものとなりました。 最後は出演者全員、というか楽器のある限りで演奏する全員合奏の部。 演奏曲目は追悼の気持ちを込めて、フォーレの「ラシーヌ讃歌」を用意していましたが、ウクライナでの戦争が勃発したことに鑑み、急遽ウクライナ国歌をコントラバス四部の譜面におこし、追加演奏することとしました。1.Ще не вмерла Україна(ウクライナは滅びず)(М. Вербицький 作曲)https://youtu.be/Ozi8ombSQKU2.Cantique de Jean Racine(ラシーヌ讃歌) (G. Fauré 作曲)https://youtu.be/sWE5PipYePE(いずれも4パート複数による全員演奏) ラシーヌ讃歌は元々が変ニ長調(Des-dur)というフラット記号の多い曲で、こういう一発合わせ合奏だとよく半音間違いなどが起こるのですが、事前楽譜開示、複数名でのパート演奏という効果で大過なく追悼への静かな気持ちを湛えられる演奏となりました。 演奏前には西出先生を偲んでの黙祷をさせてもらい、先生とは直接のつながりがない皆さんまでお時間取っていただきました。ホールスタッフの皆さんもご一緒していただけていたとのこと。皆さんに感謝です。また、ウクライナ国歌も国歌としては珍しい短調の曲と言うことで、勇壮な仕上がりとなり遠い東部ヨーロッパの地へエールとして飛んだのでは無いかと思います。 今年は先生の奥様・お嬢様にはお越しいただくことができませんでしたが、先生の高弟でプロ奏者の石井先生がお見えになり、演奏を聴いていただけました。次回はぜひ演奏の方にもご参加いただきたいところです。次回は先生の奥様のご負担も考え、演奏場所含めまたイチから見直してみたいと思います。COVID-19での感染リスクを最小限にするため、前夜祭や当日演奏後の打ち上げは、残念ながら今年も中止としました。終了後は有志がグループ別に反省会を行ったとのことですが、幸い2週間経っても感染の報告はなく、ひとまず安堵です。 3回目演奏会を無事挙行出来た関西親睦会ですが、先生の記憶をとどめるためにも続かなければ意味がありません。"Nishide Memorial"と冠したからには、次回以降(次の節目は七回忌となります)も先生のメモリアル行事とのバランスをどう取るか、時期、場所、内容・・「音楽も人生も、大事なんは「バランスとタイミング」やで」とおっしゃっていた先生からの課題は、まだまだ続きます。来年がどういう形となろうと、また関西軸に全国からバス弾きが集まる楽しい会になるべく準備していきたいと思います。過去の曲目別演奏経歴です。通算371ステージ目。■Brumby:Suite for 4 contrabasses・2012/6/30 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山 Part II・2022/3/20 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会2022■ゴスペラーズ:「ひとり」・2022/1/9 わむとその背景たち/Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2022・2022/3/20 ワム&関西の景色(仮)/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2022■塩見康史:「ビルマの地より」第2楽章「ワルツ」・2022/3/20 個人エントリーの部/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2022■C.Accatino他:U.S.A.・2022/3/20 個人エントリーの部/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2022■ウクライナ国歌・2022/3/20 全員合奏/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2022■Fauré:ラシーヌ讃歌・2013/7/6 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山 Part III・2022/3/20 全員合奏/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2022コントラバスアンサンブル関西支部・親睦演奏会での演奏履歴(3回目)です・2020/3 大津市民会館(第1回)・2021/3 大津市民会館(第2回)・2022/3 大津市民会館(第3回)
2022.03.20
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2022年の演奏スタートも東海支部でのコントラバスアンサンブル親睦演奏会からとなりました。恒例と化してきた5年連続6度目のエントリーで、今回9回目を数える東海支部でのコントラバスアンサンブルに出演しました。コロナ禍でメンバーも色々個人で難しい問題を抱えながら、今年も何とかびわバス団としての参戦を果たすことが出来ました。 演奏メンバー数の関係で、比較的レパートリー数の少ないトリオの曲からの選曲となり、びわバス団東海演目としては初めてバロック以前の曲を採り上げました。 また、びわバス団以外の団体エントリーにも入れてもらい、久しぶりに多くの曲を弾かせてもらった気がします。関係各位には深く感謝しています。<<コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会2022>>日時:2022年1月9日(日)15:30開演予定場所:NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール名古屋駅よりJR関西本線、もしくは近鉄名古屋線で約30分→桑名駅より徒歩約10分【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること)【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。■団体の部 ・びわバス団セレクション1)"Es wohnet ein Fiedler" aus den "49 Deutschen Volksliedern" WoO 33: No. 36 (Brahms/Pillinger) (3重奏) (初) 3人中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用2) Se je vous eslonge de l'oeil 1496 (Alexander Agricola(?) or Hayne van Ghizeghem(?), chanson(Motet)/Zimmermann) (3重奏) (初) 3人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用3) L'humorista from "Balletti a tre voci" 1594 (Giovanni Gastoldi/Zimmermann) (3重奏) (初) 3人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用・ワム&背景ズ(仮) 村上てつや / ひとり(5重奏) (初) 5人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用■個人の部・かもめが翔んだ日 (4回目) 4人中 4th 仏弓、4弦、extender未使用・塩見康史:「ビルマの地より」第1楽章「パガンの落日」 4人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用・Schäfer:Fancy Basses から 2.Hoobee (2回目) 6人中 5th 仏弓、4弦、extender未使用■全員合奏・モーツァルト:Ave Verum Corpus (12回目 オケ演奏含む) 4パート中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用 ホールはここ数年と同じく桑名市の市民会館小ホール。今年も大ホールは成人式が行われていました。今年はコロナの中での開催とあって、すぐとなりの体育館と会場を二つに分けての開催だったようですが、コロナも少し落ち着いた時分で気候も穏やかだったことから、ホール前の新成人の数はそれなりに多く、(ヤンキー警戒の)パトカーも今年は出動してました。小ホールは響きもよく、(元の演奏がよければ)とても美しい音での録音ができます。 デルタとオミクロン株の狭間だったとは言えまだまだコロナ下、ということでお客様動員のための宣伝活動は特にせず、いつものfacebookグループの案内を見た方が参加申告される形(コロナのトレースのため)でした。とはいえ、家族でステージに立っておられる方や、以前びわバス団のゲストに来てもらった方など、懐かしい方々にお目にかかることが出来ました。もともとお客様に広く聞いていただくにはマニアックすぎる演奏会ですが、せっかくの高レベルな演奏(びわバス団除く)が続く演奏会なので、来年はいっぱいお客様が来てくれる演奏会になることを祈っています。 メンバーはコロナ等々色々な事情で出られない人が多く、親方山田さんと私、そして前年初登場の井上さん、という昨年のスターティング・ラインアップと同じ3名でのエントリーとなりました。今年は大雪も少し早く年末に襲来し、当日前からは天候にも恵まれたことから、無事予定どおりのメンバーでの開催ができました。 この時期は吹奏楽界ではアンサンブルコンテストの予選が連続しているので、吹奏楽指導をやってられるKさんがなかなか参加できないのが痛いところです。あと1人、助けてくれる方がいれば四重奏が・・なんですが。 当日の団体戦演奏曲目はこちらです。・B.Alt / 4本のコントラバスの為の組曲・すぎやまこういち(ながはしきわむ編)/ ドラゴンクエストへのみち(『ドラゴンクエストⅢ』より)・Detlev Glanert / コントラバス四重奏・びわバスselect 3重奏…ブラームス「ドイツ民謡」/SE JE VOUS ESLONGE DE L'OEIL/L'HUMORISTA(F.Zimmermann編)・G.Bottesini / Gran Duetto No.1 より第1楽章・村上てつや / ひとり・L.v.Beethoven(Y.F.編)/ Trio op.87 ~F.I.S. edition~ より第2・3楽章 一昨年9団体→昨年5団体から今年は7団体と回復基調となりました。びわバス団として5回目の参戦。選曲は、前回の3重奏でガチなオリジナル曲を選択したのですが、四重奏と比べ三重奏のレパートリーは出版譜も少なく、なかなか選曲に苦労してしまいます。結局今回は短い曲を3曲選び、セレクションとしてステージに掛けることになりました。 そのうち2曲は昔ながら(私が学生時代の頃からある)の出版物である3,4重奏曲集から、バロック以前(ルネッサンス頃)の曲を選択。 古い曲としては、以前に守山Liveでベネチア舞曲集を取り上げたことがあるのですが、なにしろテンポ設定すらよくわからないし音源も皆無に近いので、手探りで音楽を作る必要があります(それが楽しいと言えば楽しいのですが)。この辺の経験値をもっている人がびわバス団にいないので、本当にこんなんで良いのかね?と思いながらのステージした。この辺は打ち上げとかでプロの先生方とかにも、今後これら古い曲へのアプローチをご相談したいところでしたが、残念ながら今年も打ち上げ無し・・次回におとっときです。 残りの1曲は、就職後に買ってあったPillingar編曲のトリオ集。デュエットのものが結構有名だったりするのですが、ひっそりトリオ版もあるのです。そこからブラームスの歌曲(といっても民謡を採譜した形になっています。ハンガリー舞曲みたいな感じかな。なので作品番号がOpではなくWoOになってます)をアレンジしたもの。さすがにこれは元曲の音源がいっぱいあり、曲のイメージもブラームスなのでとても湧きやすいものでした。が、歌曲には歌詞があってその変化で聞かせられるのですが、器楽は音だけなのでさすがに何回も同じ繰り返しは出来ず、2コーラスでの演奏。演奏時間としては1分に満たないくらいでした。 幸い曲が3曲、奏者も3人ということで、パートもローテーションすることにしました。詳細なパート割りなどは、びわバス団ブログをご参照ください。また、リハーサルと合わせての動画をYouTubeにアップしていますので、怖いものが見たい(聞きたい)方は、どうぞ・・https://www.youtube.com/playlist?list=PL9tON5ciGv0TLH_oC3WS7Q41AiCXCQ84y ルネッサンス曲の方の譜面自体は私が学生時代に、先輩の譜面をコピーしたり購入したりしてたもので(すでに2冊持っていた)、さらに師匠の西出先生の形見分けとしていただいたものを加え、3人分の譜面が用意できました。形見分けでいただいたこの曲集が陽の目を見ることとなり、またひとつ肩の荷が下りました。 今回はもう一つ団体(今回に向けての企画団体)にもお誘いを受けていました。いつもは北陸メンバーでアンサンブルを組む「きときと」さんで主に旋律担当のわむさん(実は私と同じ西出門下であります)をフィーチャーして、ゴスペル曲のアレンジに挑戦するもの。曲は往年のゴスペラーズによる「ひとり」。と当たり前のように言いましたが、私は今回慌てて音源を確認したクチです。アカペラコーラスのハーモニーの上でリードテナーが切々と歌い上げるスタイル。私は3rd(=バックコーラス2nd)でしたが、コーラストップパートの素晴らしい音色と音程には惚れ惚れでした。何とかその音に溶け込むように音程音色を探りながらの演奏でした。 練習自体は当日一気でしたが、楽譜早くから配布があったことから皆さんきっちり確認してきておられて、素晴らしい出来だったように思います。 その後はびわバス団メンバーもばらけて、個人戦の部エントリーとなります。この催しは、事前に団体としてエントリーして準備した曲を披露する「団体の部」と、予め曲が用意されていて、希望曲、希望パートにエントリーしておき、さらってきた自分のパートを当日だけの顔合わせとなるメンバーとリハーサル、本番を行う「個人の部」からなっています。なので、個人エントリーだけでの参加も可能になっています。これらの準備は、名フィル井上先生の門下生が毎年取り仕切ってくださっています。本当に感謝です。 今年の演奏曲目はこちらでした。1.Amazing Grace2.CAN-CAN(天国と地獄)3.かもめが翔んだ日 4.ジブリ・アニメソング・メドレー(Terada編)5.「ビルマの地より」第1楽章「パガンの落日」6.ハンガリー舞曲第6番7.Sound of Music8.摩訶不思議アドベンチャー!9.HOOBEE (Fancy Basses)10.動物の謝肉祭~象 11.Andante Festivo こちらも、一昨年13曲→昨年7曲から今年は11曲と回復基調です。それでもやはりコロナや天候その他で当日直前で都合がつかなくなった方もおり、運営の方でパートの再割り振りなど、色々ご苦労があったようです。この辺のノウハウは関西の方でも引き継いで継承したいものです。 当日いきなり顔合わせ+リハーサルということですが、皆さん自パートをきっちりさらっているどころか、他のパートとの絡みも勉強してくる方が多いので、本番は止まる止まらないと言うレベルではない、人を楽しませる演奏が目白押しでした。私もそんな中で変な演奏をしてしまわないよう、事前確認をして、さらにびわバス団メンバーで試奏(他パートを他メンバーで代弾きしてもらう)して臨みました。当日は名古屋の優秀な若手他プロ・名手が随所に混じってくれたことで、クオリティ高い演奏が繰り広げられました。 私は団体戦に二つ出演したのですが、個人エントリーも枠MAXの2曲エントリー、さらに空き枠の調整で一曲もらい、個人戦では3曲弾かせてもらいました。 事前に配布された曲を眺めて、コントラバス奏者でもある作曲家、塩見さんの作品の1stと、初演奏の時にも演奏させてもらった(その時は2nd)「かもめが翔んだ日」の4thパート(これが格好いい・・やっぱりバス弾きやな)を選択しました。 Hoobeeは前回2ndだったのですが、今回は空きパート埋めでのご指名と言うことで、5thを拝命しました。 「かもめが翔んだ日」は、今回は不参加でしたがこの親睦会常連(?)の東京在住T先生による編曲。1stにはコンチェルト張りの分散和音が出てきたりなんかしますが、演奏効果の高いアレンジで、びわバス団でも昨年の守山ライブなどで演奏させてもらっています。初演奏時は2nd、びわバス団では1st、ということで今回は4thにエントリー。バスラインを一手に引き受けるので、とにかくテンポもタイミングも遅れないように意識して(結構緊張して)臨みました。そうなるとリズムパートが攻撃的になってしまうのですが・・まぁ、勘弁してやってください。。録音聞いても若干あおり運転気味でした。良いバスをつける、というのはいつまでたっても難しいです。 「パガンの落日」は、塩見氏が作曲した4楽章からなる組曲の冒頭曲。私は予備知識なしで楽譜を見て、ゆったり歌うメロディーに惚れ込んでしまいました。で、どのパートにしようかウダウダしているうちに下パートが埋まってしまい、気がついたら1stしか空いてませんでした・・(実際には旋律は2ndにもかなりあり、そちらはプロの先生が弾いてくださって、さすがの盛り上がりとなりました) 幸い塩見さんが今回は東海親睦会に(弾く方で)参加される(「ひとり」やHoobeeでご一緒しました)ということは早くにわかっていたので、失礼を顧みず、音源や背景のリソースをお願いしたところ、快く提供くださいまして、おかげで曲のイメージが一気にはっきりしてきました。 塩見さんが新婚旅行で訪れたビルマ(現ミャンマー)の印象を、当初木管アンサンブル向けに作曲し、それをコントラバスアンサンブルにアレンジされたこと,ビルマの世界遺産でもあるバガンの仏教寺院遺跡にかかる夕日に感動して作曲した楽章であることがわかり、ネットでバガンの風景、歴史などを読んで結構イメージ的にはいい感じのものが出来てきました。ただ、思っていたのものは作曲者ご本人のイメージよりさらにゆったりした感じのものだったようです。作曲者が見守る中でのリハーサルと本番、ということで緊張もしましたが、色々とアドバイスいただけて今後の演奏にも大きな参考となりました。 本番では、リハーサルでアップしたテンポを私がまた元に戻して演奏してしまったことから立ち上がりで若干齟齬が出ましたが、後を引き継いだ2ndの佐藤先生の素晴らしい演奏で非常に盛り上がったものになりました。 とてもよい曲で演奏効果も上がったので、他の楽章も含めびわバス団でもレパートリーとしていきたい曲でした。 もう一曲は、シェーファーという人が作った6重奏のためのオリジナル曲。「ファンシー・バス」という3曲からなる組曲の第2曲にあたる、「Hoobee」。(他は、Banner、Pokerfaceという題名が付いています) 昨年同じ東海親睦会で2ndを弾かせてもらえたので自分からはエントリーしていなかったのですが、最終的な演奏枠調整で空き枠が出来たようで、今回は5thのご指名をいただき、演奏することとなりました。曲はマカロニウェスタン風の、のどかでアメリカンな曲。1stはびわバス団親方Y氏、そして隣の6thは「バガン」作曲者の塩見さん、反対隣の4thは今年某芸術系公立高校に入学した(もちろんコントラバスで)N君。刺激的な両翼の中で、テールピースを弓先で叩く(結構外した・・)などの特殊奏法にトライしていました。 たまたま翌日、N君の高校で指揮を教えている先生とのオケ練習があったので、この出会いを先生に伝えておきました。昨年よりはボリュームアップしたけど、まだ通常演奏部分(目立たそうと思って弾くところ以外)はもっと大きく弾いても大丈夫そうな感じです。うーん、調整難しい。【全員合奏】Ave Verum Corpus 最後は出演者全員、というか楽器のある限りで演奏する全員合奏の部。演奏曲目は昨年はイベントもあり「メンデルスゾーンの結婚行進曲」でしたが、今年はそれ以前に戻して、定番「アヴェ・ヴェルム」となりました。 手慣れた曲でもあり、これだけは楽譜は当日配布、パート決め、パートトップ決めも当日リハーサル前でしたが、皆さん余裕の演奏だったように思います。 演奏後の打ち上げはこのご時世も鑑みながらですが、若干間コロナの隙も縫えそうなので個人参加を募る形となりました。が、どうしても参加すると帰りが遅くなるし、翌日のオケ練習もあり体力(抵抗力)低下も避けたいところだったので、今回はご遠慮させていただきました。来年こそはいつものデパール参宮店での打ち上げが盛大に行われることを祈っています。。 きっと次回も年始に開催されることと思っております。成人の日3連休中日の同じホールでの開催が定番化しているので、また来年の参加を目標に1年がんばりたいと思います。そして次は3月の関西親睦演奏会です!過去の曲目別演奏経歴です。通算367ステージ目。■Brahms:49のドイツ民謡 WoO.33から No.36「フィドル弾きの生活」 (初)(2nd)■Agricola or Ghizeghem:Se je vous eslonge de l'oeil (1496) (初)(1st)■Gastoldi:L'humorista from "Balletti a tre voci" (1594) (初)(3rd)■かもめが翔んだ日・2019/01 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2019(2nd)・2019/04 アンサンブル・びわバス団/第4回琵琶湖大橋翔裕館訪問演奏(1st)・2021/07 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山 Part XI(1st)・2022/01 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2022(4th)■塩見康史:「ビルマの地より」第1楽章「パガンの落日」 (初)(1st)■Schäfer:Fancy Basses から 2.Hoobee・2021/01 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第8回) (2nd)・2022/01 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2022 (5th)■モーツァルト:Ave Verum Corpus・2002/06 静岡大学混声合唱団OB会/10周年記念公演(Orchestra+Chor)・2011/06 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(Cb4)・2014/01 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2014(Cb4)・2014/06 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山 Part IV(Cb4)・2015/06 アンサンブル・びわバス団/琵琶湖大橋翔裕館訪問演奏(Cb4)・2018/01 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2018(Cb4)・2018/12 紫苑交響楽団/第26回コープこうべ第九コンサート(Orchestra+Chor)・2019/01 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2019(Cb4)・2020/01 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2020(Cb4)・2020/03 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2020(Cb4)・2020/11 アンサンブル・びわバス団/永福寺ライブコンサート2020(Cb4)・2022/01 アンサンブル・びわバス団/Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2022(Cb4)コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会での演奏履歴(通算5ステージ目)です・2014/1 スタジオリリタ(第1回)・2018/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第5回)・2019/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第6回)・2020/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第7回) ・2021/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第8回)・2022/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第9回)
2022.01.09
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COVID-19をかいくぐって成功させた第10回記念ライブから、早1年がたちました。 世間は一向に落ち着かず、オリンピックと人命の優先順位もつけられないおバカな状態が続いていますが、関西の緊急事態宣言解除から私の周囲も、演奏活動の再開がにわかに盛り上がってきました。5月には本番は延期となりましたが、一部録画レコーディングの実施(無観客)、そして先週はフィロムジカさんの定期公演が有観客で実施されました。この守山ライブも、練習回数は絞られてしまいましたが無事11回目を開催することができました。 これもひとえに会場の守山市駅前総合案内所さんと、コロナにもかかわらず昨年以上にお集まりくださったお客様の皆様のおかげと感謝しています。《コントラバスアンサンブルびわバス団 ライブ in 守山 Part.XI 》日時2021年7月3日(土) 14:00 -場所守山市駅前総合案内所(守山駅直結)曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) (1st)・黒猫白猫(4th) ・枯葉(1st) ・プロ野球応援歌メドレー(セリーグ編)(2nd) ・シンコペ-テッド・クロック (1st)・バークレー広場のナイチンゲール(3rd)・かもめが翔んだ日(1st)・TAKARAJIMA(2nd)・琵琶湖哀歌(3rd)(アンコール)・琵琶湖周航の歌(2nd)当日の演奏は、以下のリンクから聴く(一部見る)ことができます。また曲目リストのリンクから、個別の演奏録音に跳ぶこともできます。https://youtube.com/playlist?list=PL9tON5ciGv0T-f65N6fcQ5Zy-2gYcNy8q演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用 演奏場所は、第10回で戻ってきた「守山市駅前総合案内所」での演奏です。第1回のライブからびわバス団を支え続けてくれた場所であり、響きも特性もお馴染み。今回は4人での演奏ということで、スペース的にも十分な余裕がありました。唯一演奏時間帯がちょうど背面の窓から日光が入るため、梅雨の盛りとはいえ天候が少し良いと録画、写真が「逆光」モードとなるのが、ちょっぴり残念。いや、後光が差す感じになり却って良いか。 ソーシャルディスタンス、という間隔を空けての座席配置となり、例年だと20~30席くらい用意できる座席は、今回も当初約10席と限定させてもらいました。今回は事前のFBイベント案内や個別返信でも数名の参加表明はいただいていたのですが、蓋を開けてみると多くのお客様がお越しくださっていて、コロナ対策上お客様全員の連絡先を伺ったのですが、総勢27名の方がいらっしゃいました。守山市民がいないメンバーにもかかわらずこれだけのお客様がお見えになったのは、駅前総合案内所さんの広報宣伝活動によるものです。守山市広報への掲載、京都新聞(地元紙)への掲載、守山市有線放送での広報依頼、そして事務所でのポスター作成、設置、Twitterやネット掲載など、まるで自主公演のような献身的な活動をしていただき、感謝に堪えません。 ステージは写真のとおり横に緩い湾曲で並びました。どう振っても四人しか出てきませんし。また、演奏を通じて、パートにかかわらず演奏場所は固定し、上手からYa-Ta-As-Kaという並びでの対応。そのため奥のメンバーの音がマイクから若干遠くなってしまいました。今回は録音、録画としてレコーダー(TASCAM:DR-05)と録画機(Zoom:Q2n-4k)を用意し、バックアップと補正を試みました。前半は残念ながらレコーダが止まっていたようで、録画機だけの音声、後半は両方をミックスした音声となっています。昨年は録画機がトラブったので、やはりバックアップは大切です。 先にも書いたとおり今回メンバーは4人。やはりコロナで動けないメンバーがおり、京阪神が緊急事態やらマンボウやらで厳しい中、滋賀県民中心の編成(びわバス団の原型に近づいた感じ?)です。リーダ兼MCの山田氏、唯一の若年かつ女性の水野氏、ベースラインの王者 桂氏、そして滝、というメンバー。そしてリハーサルからは、今年もうちの嫁がスタッフで色々と助けてくれました(感謝)。 コロナ下での開催と言うこともあり、練習もかなり制限された(いや、単にサボっただけかも知れない)回数となり、パート決めの回と本番前週の2回で一気に仕上げることになりました。そのためリスク回避として、過去経験のある演奏曲は極力前回を踏襲することにしました。それでも新曲が結構あったりで中々スリリングではありました。 冒頭のネスカフェはびわばす団のオープニングを飾るテーマ音楽で、この守山でも過去すべてのオープニング曲として演奏しています。昨年に引き続き1stを弾かせてもらいました。昨年とほぼ同じパート割りだったこともあり、だいぶ練れた感が出てきました。昔あれだけキメに苦労した最後のソドミも、割とスパッと決まるようになってきました。 今回、当初はJazzの曲で固めようか、ということで選曲を進めたのですが、やりたい曲だったり出来る曲を並べていくと結局「Jazzが多めだけどいつもの色々な曲」ラインアップとなってしまいました。まぁジャンルにこだわらないびわバス団らしい、といえばらしいのですが。 1曲目は景気づけということもあり、「黒猫白猫」を採用。守山ライブ第1回でも演奏した古くからのレパートリですが、意外と最近はやってなくて、レストランでの営業ステージで久々に虫干しを掛けたような状態でした。メンバーもかなり替わっているので、ここで一度できて良かったです。そしてこれまで20年近く4thパートを演奏していて(今回も4th)、本番数日前にBassGangのビデオを見てスラップ奏法の違いに気付きました。ちょっと今更奏法を変えられないのと、そもそもビデオのようなやり方(左手で弦を指板に叩きつける)では私の楽器では上手くスラップ音を鳴らせないことから、今回は従来の方法(右手の親指付け根でE線を指板に叩きつける)で演奏しました。その躊躇もあったせいか、本番の録音を聴くとpizzがかなり弱いですね。次回があるかどうかわかりませんが、これは再研究が要りそうです。 2曲目は、Jazzナンバーと言うことで飛びきり有名曲の「枯葉」。この曲は昨年のコロナ下テレワーク演奏プロジェクトで1stに東京の三宅さんをお迎えして演奏したのですが、その時私は2番担当でした(飛鳥さんが3番、桂さんが4番)。今回は三宅さんの穴を埋める形で滝が1番にスライド空いた2番を山田さんに、という布陣。Ludwin編曲の楽譜は不整合部分や小音符にし忘れなどミスの多いものですが、中間部のアドリブ部分もちゃんと音符を書き下してくれていて、難易度的にはそんなに高くないものでした。この曲は弾き込みが足りなかったですね・・曲への愛情はそこそこあっただけに、1stリードパートの練習不足が申し訳なかったです。 引き続いては、プロ野球応援歌メドレー・セリーグ編。これまで何度か「六甲おろし」をアンコールなどで披露する中、コントラバスアンサンブル親睦演奏会東海支部のメンバーから「ドラゴンズはないのか」とか、演奏後の感想でも「関西だけど○○ファンなんですが・・」という声をいただくことがあり、何とか他の球団を含めた編曲ができないか考え続けていました。結局2年近く掛かり、ようやくこの3月の関西親睦演奏会でお披露目することができ、今回はびわバス団メンバーによる改訂演奏ステージとなりました。初演時との違いは主に3rdパートで、メロディー部分を2曲分担当する(初演時はメロディー無しで音域を下げた)ことにし、その分1st/2ndのメロディーを減らしました。これは、メンバーの負荷の分散と、歌い方の個性でもって差を出したかったから(なにせ同一楽器アンサンブルなので、音色が一つ。奏者の違いは貴重な差分なのです)です。乙女な飛鳥さんを除けばオール昭和プロ野球世代・・と安心していたら、「巨人の星」リアルタイムが自分だけだった・・という穴がありました。冒頭部分は巨人の星のオープニングをコントラバスの効果音でなぞろうとしたのですが、やや不発。もう少し演出をしっかりする必要があったようです。 前半最後の曲は、「シンコペ-テッド・クロック」。言わずと知れた、ルロイ・アンダーソンの有名曲で、ファミリーコンサートではお馴染み。私も演奏旅行やファミリーコンサートで良く演奏し、直近では12月の草津チェンバーさんのステージでも演奏しました。元はオーケストラのこの曲をファゴット四重奏にアレンジした楽譜を、先日お邪魔した永福寺さんのライブでいただいた(主催者がファゴット吹き)ことから、今日初めてコントラバス編成での音出しをさせてもらいました。コントラバスで弾くに当たって、適宜pizz.部分に変更したり、レガート部分をつけたりして、より原曲に寄せた姿になったように思います。私はこの曲も1stでしたが、冒頭の旋律でテナー記号に負けてすこしロレったのが残念。そこ以降はそこそこ安定して弾けただけに、掴みでのミスが悔やまれます。 後半の1曲目は、「バークレー広場のナイチンゲール」。これはJazz曲としてはちょっとマイナーな気もしますが、歌の入ったスタンダードナンバー。なにせこれは川上哲夫氏のアレンジが素晴らしくて、ここ暫くのコントラバスアンサンブル親睦演奏会での鉄板曲となっています。関西親睦演奏会でも取り上げて、結局こちらでも取り上げてさらに練ることになりました。私はこの曲の全パートを弾きたかったこともあり、これまで弾いた2nd/4th以外を選択。結局今回は3rdパートを演奏しました。どのパートも目立ったり、大事な絡みがあって、このアレンジは本当に味があります。と同時にハーモニーが難しくて、誰か一人が外しても全体が謎な和声となってしまいます。今回も事故はありながら、評判はそこそこだったように思います。残るは1st、どこかでできないかなー 2曲目も親睦演奏会発の楽曲。渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」です。こちらは東海親睦演奏会で東京のプロ奏者Tさんが編曲してエントリーされた曲。私はこの曲リアル世代でもあるので、ついこのエントリーで無謀にも2ndでエントリーさせてもらったのです。当日の演奏(初演?)は1stのTさんはもとより、3rdのプロ奏者Aさん、そしてアマチュアかつ若手で非リアルオリジナル曲体験者でありながら抜群の推進力で曲を運んでくれた4thの方のおかげで、とても印象深い演奏となりました。その演奏後、編曲者であるTさんから演奏の許可をいただき一度慰問演奏で演奏しましたが、公開での演奏はそれ以来となります。実は第9回のライブでも演奏する計画があったのですが、滝のドタキャンで流れたのです。というのも楽譜を使わせてもらう許可をもらった際、「次は1st弾いてごらん」というお話をいただき、その後この曲は1stでトライしているからなんです。さすがに1stが抜けたら曲やるの難しいですね。特にこの曲は1stパートの後半で、ボッテシーニの協奏曲並みのアルペジオ連続があって、なかなか骨が折れます(しかも3回来る)。本番では1回目のアルペジオをクリアしたあとの1番括弧内つなぎ旋律をすっぽり落としてしまいました。痛恨あるある。次は間違わないように・・ そして邦楽つながりで次はT-Squareの「TAKARAJIMA」(宝島)。というより真島氏の編曲による吹奏楽バージョンで一世を風靡した曲をベース四重奏に持ってきたアレンジです。昨年のテレワーク演奏班で、枯葉と同じく東京の三宅さんに1stを取ってもらい、私は鳴り物と編集を担当して演奏したものがあり、今回はそれを下敷きにした、「びわバス団フェイク」の入った物になっています。1stに吹奏楽の名門校出身飛鳥嬢、4thには現役吹奏楽指導者の桂さんという鉄壁に近いメンバー・・のはすでしたが、いかんせん私(2nd)にとってはこの曲はリアルタムではなく、吹奏楽を卒業してオケどっぷりになってから流行った曲のため、もうひとつ愛情が十分盛り上がる前に本番を迎えてしまいました。すみません。。私・・・ディスコキッド世代なんです・・・ ラスト曲は「琵琶湖哀歌」。実は曲の存在すら知らなかったのですが、以前にびわバス団ライブにお越しになった方がアンケートでこの曲の存在と演奏へのリクエストをしたためてくださっていて、ずっと気になっていた曲なのです。内容的にはほとんど「琵琶湖周航の歌」の引用でもあり、アンコール定番、びわバス団の第二テーマ曲とも言える琵琶湖周航の歌とかぶることから、編曲をどうするか正直詰まっていました。しかし、今回のコンセプト「Jazz風」が、突破口を与えてくれました。水難事故への哀歌をJazz風にアレンジするのはちょっと気が引けましたが、もとの曲自体が事故を話題にしたレコード会社の便乗商法に近いので、許していただけるものとして後半のコーラスを完全にJazz風にしてしまいました。と言葉で書くと簡単ですが、Jazz和声やリズムはオーケストラではほとんど勉強する機会がないので、代理コードなどを使った「ジャズらしい」雰囲気にするのには結構苦労してしまいました。最終的にはコード進行はJazz演奏をメインとする桂さんに見ていただいて、ステージにかけることと相成りました。アンケートでもノリが良かった、という評価をいただきホッとしております。次から定番化して残るかどうか・・どうかなぁ。 アンコールは最終曲「琵琶湖哀歌」との違いを聞いてもらうために、定番「琵琶湖周航の歌」というか、もうこれしか残っていない・・(笑)安定の選曲を、ここしばらく固定のポジションで演奏し、安定感あったと思います。 昨年は隣のチカ守山階下のカフェ(チカカフェ)にてお茶での反省会を行いましたが、今年は4人で疲労困憊したのと後のグダグダ初見大会メンバーも来られなかったことから、残念ながら打ち上げは見送りとなってしまいました。あとでオンラインのみの総括はあるかもしれませんが、来年こそはちゃんと打ち上げまでやりたいものです。 守山ライブも10年過ぎて新たな一歩と思っていましたが、世の中の状況も厳しく、これまでの延長線を維持する形で、何とか今年もやることができた、という感じになりました。とはいえ、常連さんがいらっしゃらない中での昨年を上回るお客様だったり、リハーサル中に守山在住イラストレーターの「たまちゃん」さんがいらして、私たちの演奏風景をイラストにしてくださったり、と今後の発展に向けての新しい動きも感じることができたステージでした。ステージバックヤードも、スタッフ(今回も嫁が担当してくれました。感謝)でのアンケート対応や写真対応が軌道に乗ってきて、運営も安定感が増してきたように思います。 来年もほぼ同時期での演奏になる可能性が高いですので、一段とパワーアップした姿、今度こそ新しい姿を何かお見せできるといいな、と思います。過去の演奏履歴です。通算363ステージ目。(オープニングとアンコールは頻出のため省略しています。)■黒猫白猫・2008/12/20 アンサンブル・びわバス団/クリスマス演奏会 in 天籟宮・2009/3/15 アンサンブル・びわバス団/びわこ学園訪問演奏会・2009/5/30 アンサンブル・びわバス団/第2回ロクハ荘「ミニ見にコンサート」・2009/11/15 アンサンブル・びわバス団/パークシティ大津自治会祭り・2009/11/15 アンサンブル・びわバス団/浜大津こだわり朝市パフォーマー・2011/6/25 アンサンブル・びわバス団/Live in 守山(I)・2019/11/16 アンサンブル・びわバス団/La Belle Vue 31周年記念パーティー(4th)■枯葉 (初)■プロ野球応援歌メドレー(セリーグ編) (初)■シンコペ-テッド・クロック (オーケストラ演奏を除く)(初)■バークレー広場のナイチンゲール(3rd)・2021/1/10 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2021 (4th)・2021/3/21 Cb.アンサンブル関西支部親睦演奏会 2021 (2nd)■かもめが翔んだ日(1st)・2019/1/13 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2019 (2nd)・2019/4/30 アンサンブル・びわバス団/第4回琵琶湖大橋翔裕館訪問演奏(1st)■TAKARAJIMA(2nd)・2020/5 アンサンブル・びわバス団/テレワーク演奏(Perc.担当)■琵琶湖哀歌(3rd)(初)■びわバス団での演奏履歴(通算33ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。守山ライブはPart VIII、IX を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。
2021.07.03
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2021年3月、首都圏のCOVID-19(新型コロナウィルス)の緊急事態宣言が解除になったまさにその日、2回目の関西でのアンサンブル親睦会を開催することが出来ました。この厳しい環境下にありながら開催に協力、後押しをして下さった皆様、あいにくの雨にもかかわらず参加して下さった皆様、そして開催を決意し、何としてでも開催する、という強い気持ちを常に持たせ続けてくださった故西出先生に心から感謝いたします。<<コントラバスアンサンブル関西支部・親睦演奏会2021>>日時:2021年3月21日(日)14:00開演予定場所:大津市民会館小ホール【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること)【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。■団体の部 ・G. Bottesini:「Gran Duo No.2 から 第1楽章」(初) 2人中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用・S.B. Poradowski/ 「コントラバスのためのTrio Op.56 から 第1楽章」(びわバス団トリオ)(初) 3人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用■個人の部・M. Sherwin:バークレー広場のナイチンゲール (2回目) 4人中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用・弾 厚作:君といつまでも (4回目:プライベート演奏多数) 5人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用■全員合奏・J.S.バッハ:G線上のアリア(5回目:Cbアンサンブルでは初) 4パート中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用 場所は昨年に引き続き大津市民会館の小ホールとなりました。昨年の初開催時に、思いもがけず西出先生の奥様、お嬢様がお越しくださったので、三回忌(3/26)を直前にする今回までは少なくとも、「大津で」「忌日直前の土日に」と決めていました。 もちろん昨年お世話になって駐車場もホールもコントラバス中心の演奏会をするのに好条件だったことは言うまでもありません。ですので半年前の予約に伺ったわけですが、第一希望の20日(土曜)は市の行事で塞がっており、21日となりました。当初は大ホールでも別の催しがあるということでしたが、直前には無くなっていたことから、やはりコロナ影響はまだまだ尾を引いている状況ではありました。私たちにとっては駐車場スペースに余裕が出来てウェルカムでしたが。 昨年同様可動式のステージをせり上げて、床にはパイプ椅子(最大200名収容)を50脚並べてもらいました。withコロナということで、間隔は一つ飛ばし分くらいに開けています。昨年に比べてさらに楽器(参加者)が増えたので、全員合奏は両袖溢れてのセッティングとなりました。8重奏でちょうどいっぱい位です。せり上げ式のステージをあまり高くしなかったので、客席とステージの行き来も簡単。客席も少なく空間が周囲にできたことから、楽器を客席回りに並べて、出待ちはソデでは無く客席、というまるで団内発表会のような和やかなムードになるセッティングでした。 ただ、昨年いい音で取れていた天井吊りマイクが、今年は故障中と言うことで両翼のスタンドマイクからの指向性マイク2本となりました。かなり指向性が鋭くて定位がはっきりしていたのですが、入力レベルがかなり高くて(下げるお願いはしたのですが)歪み気味の音で録れてしまいました。幸い今年は録画機の方の音(こちらは正面中央からの無指向性ステレオワンポイント)もかなり良かったので、両方をミキシングすることでそれなりの音が録れました。本ブログにリンクしてある画像はその録音を使用しています。 今回も事前のご挨拶時に先生のお嬢様が聴きにいらして下さる、というお話しを伺っていましたが、当日雨天にもかかわらず奥様までお越しくださいました。足腰がかなり厳しくなってきていて無理かも・・とおっしゃられていたのに、申し訳なくもありがたかったです。次回以降、お嬢様からは「気にせず考えて」というお言葉をいただいたのですが、七回忌までこのまま続けるか、次回からもう少し大阪寄りに変更するか、考えどころです。 今年もイベント告知がちょうど首都圏の緊急事態宣言発出とかぶってしまいました(1月上旬)。もちろん実施は関西(しかもその外れ(笑))ですし、イベント規模も5000人どころか50人ですので、何ら気にすることは無いとは言え、やはり会社や仕事先のことを考えると、これらの宣言が出ていると動きにくいものです。ですので首都圏や中京、関西圏からの奏者が主力のこの演奏会も、やはり影響を勘案しながらの運営となります。 当初の読みは、「一回延長して解除」というものでした。なので2月の延長は想定済みでしたが、3月の延長は「もうすぐ収束」というリスクは下がった状態ではありましたが、かなりヤキモキしました。結局開催当日が首都圏緊急事態宣言終了という、計ったようなジャストタイミングでの実施となりました。これは西出先生が会を守ってくれたのかも、とちょっと真剣に思いました。 それからほぼ2週間経ちましたが、幸いにも演奏、観覧で参加した方々から体調不良のお申し出も無く、ほっとしています。今回もコロナ対策のためにお客様の事前登録お願い(facebookでの登録だったので、万一の発症時あとでトレース可能)や、当日来られた方の氏名と連絡先を記入をしてもらい、事後のトレースができる状態にしました。 前日の先生のお墓へのお参り(私含め3名での墓参)含め、無事に行事を終えられ、ほっとしています。最終的に参加演奏メンバーは19名。昨年から3名増。 内訳は、本部エリアからの参加 2名東海支部(三重愛知) 2名東海支部北陸支所 2名近畿での個人参加 6名びわバス団関連 7名これにスタッフ3名(内びわバス団2名)というのが当日の全メンバー。 第1回の実施で要領が広まってきたせいか、コロナとの付き合い方が見えてきたせいか、今回は関西メンバが多くなりました。とはいえ、やはり越境しての移動にはまだまだ勇気が要る状況でもあります。駆けつけてくださった、東海や本部親睦会の皆様には、心からお礼申し上げたいです。 ちなみに今回はコロナの影響で直前になって参加できなくなってしまったメンバーは、幸いにもいませんでした。この辺も with コロナの浸透かな、と思いました。当日の団体戦演奏曲目はこちらです。・G. Bottesini:「Gran Duo No.2 から 第1楽章」(滝河デュオ)・D. Shostakovich/「セカンド・ワルツ」 (ビターなカフェモカ) D. Dittersdorf/ 「コントラバス協奏曲第2番から第2楽章」・S.B. Poradowski/ 「コントラバスのためのTrio Op.56 から 第1楽章」(びわバス団トリオ)・すぎやまこういち/ 「おんりーろんりーほ"ーい他」(あんさんふ"るきときと(ザオラル))・古関 裕而 他/ 「プロ野球応援歌メドレー(セ・リーグ編)」(びわバス団カルテット) 昨年はコロナによるキャンセルでギリギリ2団体エントリーだった団体の部も、今年は一気に5団体と賑やかになりました。 びわバス団も1団体の予定でしたが、先日の名古屋での親睦演奏会が急遽代奏を立てて曲数も削減したことから、リベンジを期待する声に推されてトリオをエントリーしたことから、乗れるメンツが減ってしまい(私もボッテシーニとの掛け持ちで出過ぎ感があって)、私を抜いたメンツで念願(東海演奏会メンバーから何年か前にリクエストいただいて、なかなかアレンジが進んでいなかった)のプロ野球メドレーをやってもらうことになりました。 トリオの方は結局3ヶ月近く間を空けつつ練習したのでアンサンブルはかなり緊密になってきていました。当日は練習の難所が上手く通ったり、いままでなんともなかったところでよろけたり、と色々でしたが、録音で聴いてもまぁ、らしい感じにはなったようです。まぁ、元の曲が調性が曖昧で地味なことには救われましたが(笑)。これで名古屋と合わせて1,2楽章を演奏。3楽章は・・難しいぞ。これ。 けど、私が学生時代にアンサンブルの曲を探していて、西出先生がお持ちくださった楽譜なので、ようやく一部を音にすることができ、また一つ宿題を提出できた気分です。当日の演奏録画です(YouTube へのリンク https://youtu.be/OUutYmcnzY8 ) そしてもう一つ、とんでもないことにボッテシーニに挑戦することになってしまいました。きっかけは、昨年の守山ライブを聴きに来られた河原さんのお誘い。河原さんは以前にもグランデュオ(2番の1楽章。ハ短調のもの)の演奏経験があるとのことで、私も学生時代にはよく先輩沢田氏に(強引に)「1stの練習するから2nd弾いて」と言われて弾いたマネ(真剣にさらったわけでないので、半分くらいは口で歌ってた。)してたことや、学生時代の発表会で同期田邑氏と演奏した記憶があったので、その時に軽く「やってみましょう!」と言ったのが運の尽き。7月から3月までありましたが、サッパリ上達せず。それもそのはず、実はこのブログを書くに当たって過去演奏履歴確認のために学生時代の演奏記録を探しても、2番をやった記録が出てこず・・・ どうやら同じグランデュオ、1番の1楽章をやった(これは記録があった)のの続きでやったことに記憶が膨らんでいたようです。田邑氏とは毎年この発表会でデュエットしてて、ロンバーグ、ヘンデル、グランデュオ1番とやったのでその後・・と思ったらそこで田邑氏卒業(修了)で、そこで終わってました。 というわけで、勘違いのままファイナルに突入。ヒガシ(オリエンテ)さんのショールーム2階をお借りして2回ほど練習し、そのうち一度は石井先生(西出先生門下で、大フィルで演奏されていたプロ奏者)にも見ていただいたりしたのですが、何せ指が全然回らない。というか、伴奏があるとそれに付けて弾こうとしちゃうんですね。 本当は自分が旋律のところは自分のテンポで弾いて良いはず(なにせデュエットですから)なのに、どうしても付けに行っちゃうんですね。その辺、練習不足もあって心が弱かったのだと思います。中高生コントラバスコンテストの審査員を担当された先生が、「演奏は奏者の心、気持ちをそのまま現す」とコメントされていましたが、まさにそのとおりでした。もし次があれば、はったりでも良いので最初から「今自分が弾けるベストはこれ」というところを下手でも堂々と出したいものです。 ま、何にしてもこれでグランデュオの1番と2番の1楽章を人前で弾くという、普通のアマチュアではあり得ない経験をさせてもらいました。こんな貴重なチャンスを与えてくれた河原さんには大感謝です。録画は「晒すダイエット」ならぬ「晒す大反省」として恥ずかしながらの掲載です。次はもっと心強く、駒側を弾くんだ!とこれを見る度に思い出すことにしよう。当日の演奏録画です(YouTube へのリンク https://youtu.be/0T1GS5D9qZs ) 団体戦には、そのグランデュオ1番を演奏?とも噂された関西の名手二人、横田さん、小坂さんのデュエット(実際にはショスタコーヴィチのワルツとディッタースドルフのコンチェルト2楽章をデュエット編曲したものの演奏でした。二人で交互に1st)、そして昨年涙のキャンセルだった、アンサンブル「きときと」さんのすぎやまこういちさんメドレー。どれも素晴らしい、楽しい演奏でした。 団体戦の後は、個人の部エントリーとなります。 本部や東海支部と同じく、今回の親睦演奏会も事前に団体としてエントリーして準備した曲を披露する「団体の部」と、予め曲が用意されていて、希望曲、希望パートにエントリーしておき、さらってきた自分のパートを当日だけの顔合わせとなるメンバーとリハーサル、本番を行う「個人の部」からなっています。なので、個人エントリーだけでの参加も可能になっています。 今年の(全体)演奏曲目はこちらでした。昨年の16曲から一気に10曲に減りましたが、これは団体の部が2曲から5曲に増えたのと、全体の時間を詰める(奏者の演奏曲数も減らして負担を軽くする)結果によるものです。これで大体、団体戦弾いた人が2曲、個人戦だけの方は4曲という勘定になります。名古屋での一人あたりの曲数と同じですが、経験則で大体このくらい、という感じがちょうどよいところみたいです。1)Classical & Modern Duets No.4(Lee作曲), No.5(Lee作曲)2)Angels we have heard on High(荒野の果てに) (クリスマス・キャロル)3)バークレー広場のナイチンゲール (M. Sherwin作曲)4)ゲゲゲの鬼太郎 (いずみたく 作曲)5)Stolen Moments (O. Nelson 作曲)6)「ガイーヌ」から “剣の舞” (A. Khachaturian作曲)7)Lupin III世のテーマ (大野 雄二 作曲)8)君といつまでも (弾 厚作 作曲)9)”Rookie”(ルーキー) (S. Schäfer 作曲)10)アベ・マリア (A. Bruckner 作曲) 今回も曲を少し多めに呈示して、参加者のいないものを削っていく、という方式でした。参加者も読めない状態ですし。最終的に参加人数が読み近くに入ったこともあり、削ったのは2曲程度でした。 おかげで今年の舞台進行はほぼ予定どおり、2時間半での終了、17:00完全撤収ができました。参加皆さんのご協力無しでは成し遂げられない、スムーズな進行でした。 選曲自体は今年も、「親睦会のライブラリアン」と言われている北陸O氏のアドバイスももらいながら、・編成はバラエティーを持たせる(2,3,4,5各重奏とラージアンサンブル)・難易度としても、かなり簡単なものから高難度まで。・曲の知名度も、マニア定番の古典的なオリジナル、クラシカルな曲の移植ものからJazz、POPSまで偏り無く・楽譜を事前配布可能なもの(この時点で残念ながらアンサンブル・地ひびきさんの名編曲が選から外れました) という原則に、西出先生ゆかりの曲集(デュエット曲集)や、私がアレンジして以前から演奏していたもの(君といつまでも)、所有していたけど音にしていなかったもの(文屋先生編曲の剣の舞)などを入れさせてもらいました。 当日はいきなり顔合わせ+リハーサルということになるのですが、2回目となり、前回参加された方は自パートをきっちりさらって来られており、レベルの高い演奏が繰り広げられたように思います。 個人的にも今回は団体戦が非常に厳しい(ボッテシーニ2ndとトリオの1st)出演した上個人エントリーも出場と言うことで、個人エントリーはお気に入りのJazzナンバー「バークレー広場」の2nd(1stは他との絡みで、さすがにしんどかった)と若い頃から友人結婚式で弾き馴れた「君といつまでも」の1st(実は旋律は後で付け足したので、5thに割当たってる)という2曲にさせてもらいました。1)バークレー広場のナイチンゲール この曲はJazzのスタンダードナンバーだそうで(私はこのアレンジで初めて知りました)、川上 哲夫さんによるコントラバス四重奏のアレンジ譜です。通常のコンボ的なパート分けでなく、ホーンセクション一つ(サックスとかトロンボーンとか)で演奏しているような感じのアレンジがとってもおしゃれ。多重録音により一人で録音した素敵な音源がこちらにあります。(https://youtu.be/RfslduesbF4) 数年前に東海親睦演奏会で初めて聴いてから気に入ってて、ようやく今年1月の東海親睦演奏会で4thを弾かせてもらい、そして関西では・・1stも弾きたかったんですが、団体曲も含め負担厳しく、2ndを選択させてもらいました。メンバーは古くからご一緒させてもらっている横田さん、そしてびわバス団メンバーという気心知れたメンバーでもあり、楽しく演奏出来ました。ちょっとかみ合わせ(というか同期)が難しいところもあり、もう少し練習が出来ればよかったかもなぁ、というのが反省ポイントです。 これで2nd,4thと演奏したので、次は1stをどこかで演奏したいなぁ。。守山Live?2)君といつまでも 作曲者の弾 厚作は、加山雄三さんが作曲の際に使う変名ですから、実質は自作自演がオリジナルとなります。このアレンジは私がまだ学生時代、先輩や同級生の結婚式パーティーでコントラバスアンサンブルによる余興をするために、男性合唱譜から流用させてもらったものです。当初のアレンジは四重奏はカラオケで、旋律は結婚式の新郎が歌い、語りの最後のところで「いいだろう・・○○(新婦の名前)」を入れて盛り上がってもらう、という趣向のものでした。もちろん、私の結婚式でも歌いました(私が)。この曲で何組のカップルを送ったか、数忘れました(それは特定のお客様向けと言うことで、演奏回数に入っていません。記録もよく残ったないのです・・残念。) ただ、アンサンブルだけとなるとそうもいかないので、最近は旋律を5thに足して5重奏版として演奏しています。台詞部分は5thの人が語るか、楽器で語る(声のようにグリッサンドで弾く)ことになります。 今回の5th(つまり旋律担当)は、名古屋のエース、江上くん。かれの弾くメロディーはフレージング、ビブラートが人が歌うかのようで、音程の正確さも相まって、レベル一つ抜けた演奏をいつも聴かせてくれます。今回は彼の名演奏による旋律、そして特定の彼女の名前は聞けませんでしたが、貴重な語りを入れてくれました。それはそれでウケたので、もしコロナがなくて打ち上げがあれば、これでかなり盛り上がれただろうなー、と思うととても残念。バックの4人は、これも名古屋の将軍様と常連様の安定した二人と直前で参加可能となったびわバス団飛鳥ちゃん。私の対旋律がロレったのは申し訳ないですが、かなり良いバック演奏だったと思います。 最後は出演者全員、というか楽器のある限りで演奏する全員合奏の部。 演奏曲目は追悼の気持ちを込めて、G線上のアリアにトライすることとし、譜面を弦楽によるオリジナル譜面からおこしました。・G線上のアリア (4パート複数による全員演奏)当日の演奏録画です(YouTube へのリンク https://youtu.be/gBNcUaRfYOY ) 実際譜面にしたら、こりゃかなり難しいな・・というものになりました。特に1stVn相当の1stパートの音の高さと、2ndVn相当の2ndパートの音の跳躍が厳しく。幸い2ndの跳躍はコントラバスならではの奏法で逃げることが出来そうだったので、それを楽譜に記入しておき、何とかめどが立ちました。 メンバーも1stには先述の江上くん筆頭に、高音を得意とするメンバーが集結してくれて、それなりの響きがする演奏となりました。これは公開版が用意できましたので、当日の様子をご確認いただければと思います。 演奏前には西出先生を偲んでの黙祷をさせてもらい、先生とは直接のつながりがない皆さんまでお時間取っていただきました。ホールスタッフの皆さんもご一緒していただけていたとのこと。皆さんに感謝です。 先生の奥様・お嬢様にはお越しいただいた上、差し入れまでいただいてしまい、恐縮でいっぱいでした。お車での送迎とかもっと準備していれば、そして全体合奏の時は先生の遺影を真ん中において演奏しておけば・・と振り返ると反省点がいっぱいです。来年に向けて改善出来るところは改善していきたいものです。 COVID-19での感染リスクを最小限にするため、前夜祭や当日演奏後の打ち上げは、残念ながら中止としました。終了後は昨年使ったホール併設の喫茶店が予約出来ず、有志が大津駅前のカフェで反省会を行うにとどめました。幸い2週間経っても感染の報告はなく、ひとまず安堵です。 三回忌としての2回目演奏会を無事挙行出来た関西親睦会ですが、先生の記憶をとどめるためにも続かなければ意味がありません。次回(次の節目は七回忌となります)以降で、先生のメモリアル行事とのバランスをどう取るか、時期、場所、内容・・「音楽も人生も、大事なんは「バランスとタイミング」やで」とおっしゃっていた先生からの課題は、まだまだ続きます。来年がどういう形となろうと、また関西軸に全国からバス弾きが集まる楽しい会になるべく準備していきたいと思います。過去の曲目別演奏経歴です。通算358ステージ目。■G. Bottesini:「Gran Duo No.2 から 第1楽章」(初)■S.B. Poradowski:「コントラバスのためのTrio Op.56」(第1楽章は初)・2021/1 アンサンブル・びわバス団(Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会)第2楽章のみ■M. Sherwin:バークレー広場のナイチンゲール (2回目)・2021/1 アンサンブル・びわバス団(Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会)■弾 厚作:君といつまでも (4回目:披露宴などのプライベート演奏多数)・2009/5 アンサンブル・びわバス団(ロクハ荘第2回「ミニ見にコンサート」) ・2012/4 アンサンブル・びわバス団(藤川・西澤家結婚披露宴余興演奏)・2013/4 アンサンブル・びわバス団(草津なごみの郷アフタヌーンコンサート) ■J.S. Bach:G線上のアリア(5回目:コントラバス版は初)・1984/11 奈良女子大学管弦楽団(第15回定期演奏会)・2010/07 八幡市民オーケストラ(ファミリーコンサート)・2011/09 墨染交響楽団(第10回定期演奏会)・2020/12 草津チェンバーオーケストラ( 市民と創るコンサート2020 年越しコンサート)コントラバスアンサンブル関西支部・親睦演奏会での演奏履歴(2回目)です・2020/3 大津市民会館(第1回)・2021/3 大津市民会館(第2回)
2021.03.21
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2021年の演奏スタートは、恒例と化してきた4年連続5度目のエントリーで今回8回目を数える東海支部での、コントラバスアンサンブルに出演しました。コロナ禍でメンバーも色々難しい問題を抱えながら、今年も何とかびわバス団としての参戦を果たすことが出来ました。演奏メンバー数の関係で比較的レパートリー数の少ないトリオの曲から、ということで、びわバス団としては初めてオリジナル曲(コントラバスアンサンブルのために書かれた曲)を採り上げました。<コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会2021>日時:2021年1月10日(日)15:30開演予定場所:NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール名古屋駅よりJR関西本線、もしくは近鉄名古屋線で約30分→桑名駅より徒歩約10分【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること)【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。■団体の部 ・Poradowski:Trio Op.56から第2楽章 (3重奏) (初) 3人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用■個人の部・Sherwin:バークレー広場のナイチンゲール (初) 4人中 4th 仏弓、4弦、extender未使用・Schäfer:Fancy Basses から 2.Hoobee (初) 6人中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用■全員合奏・メンデルスゾーン:結婚行進曲(途中まで)(4回目 結婚式機会でのオケ演奏除く) 4パート中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用 ホール昨年に続き、桑名市の市民会館小ホール。今年も大ホールは成人式が行われていました。今年はコロナの中での開催とあって、すぐとなりの体育館と会場を二つに分けての開催だったようです。ホール前での新成人の数も心なしか少なく、パトカーも今年は出動してませんでした。 このコロナ下、しかも首都圏は緊急事態宣言が発令され(そのため参加を断念したメンバーもいました)、さらに関西圏でも発令秒読みという観測が流れる中でしたので、原則無観客(一部の先行して参加表明されていた方のみ)での開催となりました。もともとお客様に広く聞いていただくにはマニアックすぎる演奏会ですが、せっかくの高レベルな演奏(びわバス団除く)が続く演奏会なので、来年はいっぱいお客様が来てくれる演奏会になることを祈っています。 メンバーはコロナ以外にも色々な事情で出られない人が多く、親方山田さんと私、そして山田さんが口説き落とし(泣き落とし?)た初登場の井上さん、という3名でのエントリーを考えていました。ところがコロナの状況は悪化し、京都にも緊急事態宣言が拡大発出される気配に(井上さんは京都在住)。さらに本番直前になって寒波が襲来し、北陸単身赴任中の親方は雪に閉じ込められ、本番会場はおろか、練習のために滋賀県にさえも脱出できなくなってしまいました。幸い京都の警戒宣言は連休明けの発出が濃厚となったことと、前日に練習するための場所は確保されていたため、最悪は井上さんと2人でデュエットに差し替えようか、と考えていました。 そしたらそこへ、嫁の所属するオケがこの事態を見て日曜(=この会の本番)の練習を中止にする、との連絡が入ってきました。そこでダメ元とはいえ嫁を口説いて何とか山田さんの代役を引き受けてもらうことができました。 前日の練習で、さすがに1楽章をやり切るのは大変(実は私も久しぶりで大変だった)ということになり、事前連絡からは変わりますが2楽章だけの演奏としてようやく本番にこぎ着けた次第です。いやはや、激動でした。 当日の団体戦演奏曲目はこちらです。・Horner/Frampton: Titanic Basses・Beetoven/Y.F: Trio for 2Ob & E.Hnより、Adagio,Finale・Stubbs/Y.Inoue: Jazz Tchaikovsky・Poradowski: Trio Op.56 から第2楽章・Bottesini/H.Tokutaka: Rossini Fantasia for 4Cb 昨年は9団体もあったことを考えると、今年は少し少ないエントリーでした。そんな中でも幹事団体のだめカンタービレさん、プロの方というハイレベルな中に恥ずかしげもなく(いや、恥ずかしいんですが)びわバス団として4回目の参戦。選曲は、これまでのポップス、映画音楽などの路線でネタ切れになってきたので、一転真面目(?)にオリジナル路線を考えてみました。さらにこのコロナ下と言うことで練習含め参加可能なメンバーも少なく、3重奏という縛り付き。 四重奏と比べ三重奏のレパートリーは出版譜も少なく、なかなか選曲に苦労してしまいます。選曲に当たっては参加者の手持ち楽譜を持ち寄り、音源を聞いて(といってもほとんど音源などなかったりするのですが)、比較的音源もあった(といっても二つ)このポラドフスキに落ち着きました。その後のドタバタは上に記載のとおりです。本番直前まで不安いっぱいで、ステージリハーサルの時間も追加してもらっての本番ステージとなりました。 本番はややこしい部分も脱落者なく乗り越え、いよいよ最後・・というところでカウントの魔物が忍び寄り、最後の2小節が切れてしまい、決めの3rdのアルペジオpizz.がなくなってしまったのは・・秘密です。のはずでしが、しっかり記録に残ってしまいました。 井上先生による収録(証拠)ビデオを掲載いたします。https://youtu.be/uzu7nLO5CKsRecorded by Y.Inoue この曲の譜面自体は私が学生時代に、師匠の西出先生からいただいたものでして、その時は三重奏ということと、1人で弾いても訳がわからない(ヒンデミットみたいな感じで、ちょっと何調やっているかわかりにくい曲)ので、その後40年近くお蔵入りしていたものでした。テレワークでの「アンダンテ、ロンドとフーガ」に続いて、この曲も結果として陽の目を見ることとなり、ちょっぴり嬉しかったりします。 その後はびわバス団メンバーもばらけて、個人戦の部エントリーとなります。この催しは、事前に団体としてエントリーして準備した曲を披露する「団体の部」と、予め曲が用意されていて、希望曲、希望パートにエントリーしておき、さらってきた自分のパートを当日だけの顔合わせとなるメンバーとリハーサル、本番を行う「個人の部」からなっています。なので、個人エントリーだけでの参加も可能になっています。これらの準備は、名フィル井上先生の門下生が毎年取り仕切ってくださっています。本当に感謝です。今年の演奏曲目はこちらでした。1.バークリー広場のナイチンゲール2.悲しきワルツ(Sibelius)3.Kick Start (All in a Day's Work)4.紅蓮華5.Hoobee (Fancy Basses)6.となりのトトロメドレー7.Ave Maria (Bruckner) こんな感じでメンバー割り振りが最終確定します。 こちらも、昨年の13曲から大きく減少となりました。しかし前日当日での不参加、参加などが混乱する中、空きパートの調整などでピッタリの演奏枠にするところ、さすがの運営でした。当日いきなり顔合わせ+リハーサルということですが、皆さん自パートをきっちりさらっているどころか、他のパートとの絡みも勉強してくる方が多いので、本番は止まる止まらないと言うレベルではない、人を楽しませる演奏が目白押しでした。今年も名古屋の優秀な若手他プロ・名手が随所に混じってくれたことで、クオリティ高い演奏が繰り広げられました。 私は団体戦も出演したのですが、個人エントリーもいただいた枠MAXの2曲エントリーさせてもらいました。 事前に配布された曲を眺めた結果、前年のここ当会発表会での名演奏に感銘を受けたJazzのスタンダードと、久しぶりにオリジナルのラージアンサンブルをチョイスしました。結局ラージの方は催行人員不足でもう一つのオリジナル曲に吸収移行となってしまいましたが、それも楽しいものでした。(びわバス団のレパートリーになるかも、というのもあります) 「バークレー広場のナイチンゲール」はJazzのスタンダードナンバーだそうで、私はこのアレンジで聞いたのが初めての体験でした。一聴すると昔大ヒットした「あなた」(小坂明子)のリフレイン部分とそっくり(実は「バークレー広場」の方が古い)だなぁ、程度でしたが、昨年のこの東海での素晴らしいアンサンブルで、すっかりハマってしまいました。Contrabass: Ren Ishizuka (石塚 廉)https://youtu.be/RfslduesbF4 演奏したのは、上にリンクした1人多重録音による演奏と同じ譜面です。この多重録音も素晴らしい。ビッグバンドのホーンセクションが和声を奏でながらうねっているような感じがあって、とてもおしゃれ。 このおしゃれさ(美しさ)を再現するには、全員の正確な音程とニュアンスが必要、ということで1stのプロの方はともかく、それ以外は全員苦労しました(笑)。 各個のパートだと意外とソルフェージュしにくい跳躍や移動があるので、和音のどこの音を持っているか(4本で演奏する曲ななので、テンション和音ならひとつかふたつは音が抜けている)が大切でした。私は4th(一番下)を担当したのですが、単純にリズムセクションではない作りの曲だけにバランスがわかりづらく、リハーサル後に1stの先生に質問したりしました。自分の所では大きく聞こえているようでも意外と届いていないもので(これが課題)、もっと大きく、角を付けてはっきり弾いてね、と指示をいただきました。 「ぶん」とか「ばん」とかの打ち込みだけの4thではないだけに「角をつける」というのが難解でしたが、本番はアンサンブルはそれなりにまとまったので、まぁ、よし、というところでしょうか。実はコーダで突然4thに旋律(しかもト音記号領域)が回ってくるのですが、録音で聞くとかなり地味。もっともっと主張が要るなぁ、と反省。 もう一曲は、シェーファーという人が作った6重奏のためのオリジナル曲。「ファンシー・バス」という3曲からなる組曲の第2曲にあたる、「Hoobee」。(他は、Banner、Pokerfaceという題名が付いています) 元々のエントリーは、同じ作曲家による7重奏曲(Rookie(ルーキー))を希望していたのですが、こちらのエントリー(希望者)数が少なかったことと、全体的に人が少ない中似た曲があったことからRookieは取りやめとなり、Hoobeeにエントリーしていて欠席となったびわバス団の方の穴を埋める形で2ndに入らせてもらいました。 こちらはパート割りが決まったのは当日、ということでしたが、実は穴が空く可能性を見て(勘違いして)3rdの譜読みと曲の確認はしていました。おかげで当日の2nd指定でしたが、特に落ちることもなく演奏することが出来ました。 曲はマカロニウェスタン風ののどかでアメリカンな曲。1stは同門のアマチュア奏者、名手Nさん、そして反対隣の3rdにはプロのT先生と、豪華な2人に挟まれ、また曲進行の要となる6thにもプロの方が入っていただいていたので、こちらもアンサンブルとしてはリハーサル1回とはとても思えない素敵で楽しい仕上がりとなりました。 個人的には唯一1stと2度でぶつかる(といってもこちらがコードの7thの音を弾くだけなので、そんなに違和感はない)所で、ちょっとハモりにはしって引き気味になってしまったこと。もっと盛大に弾いてずっこけ感を出すべきだったなぁ、と後悔先に立たず(笑)。 最後は出演者全員、というか楽器のある限りで演奏する全員合奏の部。演奏曲目は昨年までとは趣向を変えて、「メンデルスゾーンの結婚行進曲」となりました。 コロナ下で実は結婚するカップルは増えていて(そりゃこの感染症回避で巣ごもり、という状況下で、1人で生きていくのはなかなか辛いです。家族の大切さは身に滲みます)、今回の集まりの中にも二組、そして1人演奏会当日が披露宴、というカップルもいたことから、この選曲となりました。 まぁ有名曲なので、過去にオケやバスQで色々やっていますが、今回は初めて見る編曲譜。文屋先生のアレンジです。 文屋先生のアレンジと言えば、かつてコントラバスアンサンブルオフをパソコン通信仲間でやったときに故奥田先生が乱入(笑)されて、その時にいただいた文屋先生手書きによる「剣の舞」アレンジ譜を思い出します。難しすぎて、いただいて30年近く経った今でも未だにお蔵入りの曲。顛末を幕間にプロのT先生にお話ししたところ、「それは演奏しないといけないね」と煽られてしまいました(笑)。さて、どこに持っていくか・・関西親睦か、守山ライブか・・ 演奏自体は各パートにあるテナー記号をものともせず、当日楽譜配布で合わせたとは思えない怒濤の結婚行進曲でした。まぁ、この勢いが結婚には必要ですよね。(笑) 演奏後の打ち上げはこのご時世も鑑み、取りやめとなりました。いつもなら近所で車もおける「デパール参宮店」で楽しくバス談義となるのですが、残念でなりません。 その分帰宅は早く、帰ってから晩ご飯作って食べられるくらい。疲労回復という点では助かったのかどうか。。今回は帰宅してかなりの疲労感を感じました。きっと打ち上げで座って食べて、ということをすることで、その日のうちに疲労回復をはかっていたのではないかと推測しています。 きっと次回も年始に開催されることと思っております。成人の日3連休中日の同じホールでの開催が定番化しているので、また来年の参加を目標に1年がんばりたいと思います。そして次は3月の関西親睦演奏会です!過去の曲目別演奏経歴です。通算356ステージ目。■Poradowski:Trio Op.56から第2楽章 (初)■Sherwin:バークレー広場のナイチンゲール (初)■Schäfer:Fancy Basses から 2.Hoobee (初)■メンデルスゾーン:結婚行進曲(途中まで) (結婚式での特設オケによる演奏を除く)・1998/12 旭富会クラシックコンサート部/伊藤 章 (オーケストラ)・2012/ 4 アンサンブル・びわバス団 (Salles編、途中まで)・2017/ 3 紫苑交響楽団/新通 英洋 (「真夏の夜の夢」組曲内として演奏)・2021/ 1 アンサンブル・びわバス団 (文屋編、途中まで)コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会での演奏履歴(通算5ステージ目)です・2014/1 スタジオリリタ(第1回)・2018/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第5回)・2019/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第6回)・2020/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第7回)
2021.01.10
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コロナも一進一退で、長いお付き合いになりそう(そりゃそうだ・・)ですが、そんな中スポーツや音楽も徐々に動きが出てきています。周囲のアマチュア音楽界でも室内楽中心に演奏活動が戻り、オーケストラの演奏会もちらほら見られるようになってきました。 びわバス団も7月の守山ライブ以降おとなしくして(以前もそんなにやってませんでしたね(笑))いましたが、順延を重ねていたお寺さんからのオファーが、ついに実現することになりました。《コントラバスアンサンブルびわバス団 永福寺ライブコンサート》日時2020年11月15日(日)場所日照山 永福寺(甲賀市水口)曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) (1st)・箱根八里(4th) ・みかんの花咲く丘(1st) ・朧月夜(2nd) ・浜辺の歌(3rd) ・ふるさと(3rd) ・上を向いて歩こう(1st)・蘇州夜曲(2nd)・アベベルムコルプス(1st)・千本桜(2nd)(アンコール)・琵琶湖周航歌(2nd)・六甲おろし(2nd)当日の演奏は、以下のリンクから聴く(見る)ことができます。また曲目リストのリンクから、個別の演奏録音に飛ぶこともできます。https://www.youtube.com/playlist?list=PL9tON5ciGv0TmyoTWsWRBUJwbXE-BrvjA演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用 日照山永福寺さんは、甲賀市水口、旧東海道の街道沿いにある浄土宗の古刹です。お寺から野洲川沿いの国道1号旧道にも面していて、古来交通の要衝にあったことを伺わせます。そんな由緒あるお寺ですが、檀家さん達としっかりとつながっておられて、年に数回、礼拝と法話の会を催されており、その法話の時間を年に1回程度音楽会に当てられているとのことでした。 ちなみに、同じ甲賀市内には同じく永福寺がもうひとつ(貴生川に)あり、たまに間違われるようです。以前も100周忌の法要に、貴生川のお寺での法事に参列予定の方が来られて、しっかり最後まで法要に出ておられたとか・・(関係者談) ですので、お客様は礼拝後の檀家の皆様。皆さん顔見知りですから、ソーシャルディスタンスさえ確保すればリスク対策は万全な状態です。本堂という広い空間で、扉を開ければ換気も十分でした。お客様は20名少し、というところでしょうか。デイサービスでの演奏に比べるともう少し若い皆様で、今回の演奏曲目も(だいたい)バッチリ ハマる皆様でした。 ステージは写真のとおり本堂の脇、正面ご本尊に向かって右手(上手)側に陣取る形。本堂ですが畳敷きで、演奏空間だけは養生のために緋毛氈が引かれています。アップライトのピアノも置かれていて、この位置が音楽会での通常セッティングのようです。 空間としては、コントラバス4人がぴったり収まるくらい。音響は畳敷き+毛氈と言うことで相当デッドを覚悟していましたが、ご本尊や読経の空間が板敷きで、意外と音が反射する空間があり、思ったより音は吸収されず、一番後ろまで音が飛んでいたようです。そのあたりはYouTubeのライブ画像を参照いただければと思います。 カメラ位置は右手前奏者近くに置かれていて、バランスがちょっと微妙です。また音響にはほんの少しだけ残響(ディレイ)を加えています。 今回のメンバーは4人。リーダの山田氏、すっかりメンバーに定着した水野氏、今回ライブの企画立役者の桂氏、そして滝、という構成です。 守山には参加されていた小坂さんは、残念ながら都合で不参加となりました。次の復帰を切に期待するところです(ローテーションができず、全員弾き通しとなってかなりきつかった・・)。当日のパート割りは、びわバス団のブログ(http://biwabassi.seesaa.net/article/478638461.html)をご参照下さい。 曲目は、コロナ対策で練習での密なコンタクトを避けるため(という口実の、練習嫌いとも言う)、守山ライブのセットをほとんど流用したものとしました。ただ、その時からのメンバー減員のため、5重奏の「また君に恋している」はカットしています。 ほぼ流用と言うことで、解説も守山のものに「歌詞」を足したものをお客様に配布することになりました。解説的には同じ物です。こちらにそのpdfデータがありますので、曲目の詳細等ご参考としてください。https://biwabassi.up.seesaa.net/image/moriyama10_prog.pdf 冒頭テーマ曲、「ネスカフェゴールドブレンド」はそこそこ上手く決まると同時に、この曲をご存じの世代のお客様ということで、良い掴みとなりました。 前半の唱歌は、歌詞を印刷したこともありマスク越しの小声で(コロナをはばかって)の歌声が漏れ聞こえ、またプログラムの歌詞改ページ部分てタイミングどおりページをめくる音が聞こえてきて(笑)、心強かったです。 後半歌謡曲の部の難曲、「上を向いて歩こう」のハーモニックス奏法部分も何とか決まり、何故かいつも(自分のパートを)事故ってしまう蘇州夜曲も、大破はせずに通過しました。 最後2曲、アヴェ・ヴェルム・コルプスは、守山では降り番だった曲。1stを肩代わりすることになったのですが、いつやってもシビアな曲です。しかし回数を積み重ねたメンバーが奏でるこの曲の玄妙なハーモニーの動きに、旋律担当の私も途中で曲にすっかり入り込んだ瞬間があり、素敵な時間を過ごすことができました。 そしてラストの「千本桜」。今回もイントロでとちってしまい(トラウマ化・・)ましたが、主部は「テンポアップ」をご所望になった1stの意向に合わせ、攻めたテンポに。細かい音型やソロは撃沈状態でしたが、勢いだけはあったようです。 お客様からも「迫力が凄かった」(笑)というちょっと室内楽では聞けない感想もいただけ、してやったり、というところでしょうか。 アンコールは、どちらも定番となりました「琵琶湖就航歌」と「六甲おろし」。今年は六甲おろしの作曲者、古関裕而をモデルにしたNHKの朝ドラが放映中だったこともあり、盛り上がったエンディングとなりました。 その後は解散時間の合間で楽器を触っていただいたり、というお約束?の親睦タイム。やはり朝ドラの影響か、「次は『長崎の鐘』をやってくれ」というリクエストもいただいてしまいました。次お声がけいただけるのはいつかなぁ・・それまで忘れずにいなくては。 コロナの最中ということで、4人というGoToでも三密適用除外な人数ではありますが、打ち上げはせず、下がった控え室でお茶を飲みながらしばしの感想戦をおこないました。なにせ控え室が立派で、お茶や食事も普段の音楽会に招聘しているプロ音楽家(在阪プロオーケストラの方とかも来られているようです)と同じ扱いのものにしていただいたようで、普段自助努力中心のアマチュア団体としては、ひたすら恐縮の舞台裏でした。 このライブは、年イチの音楽会をこのお寺で催している、ご住職の奥様(音楽専攻されていた)が、メンバーの中学吹奏楽部時代の後輩(しかも弦バスで!)にあたる、という縁で、普段はプロの方が出演する会に出演(闖入?)するというものでした。ということで、次回があるかどうかは甚だ不明です。もちろん私たちとしては大歓迎ですが、皆の足腰が丈夫なうちに順番が回ってきますかどうか・・ びわバス団としては、次は1月の恒例行事となりつつある、「コントラバスアンサンブル東海支部親睦会」へのエントリーになりそうです。過去の演奏経歴です(メイン曲のみ)。通算354ステージ目。■黒うさP:千本桜 ・2014/06 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part IV 守山市駅前総合案内所・2019/11 アンサンブル・びわバス団 オータムコンサート(井上幸子門下ピアノ発表会) 草津アミカホール(四重奏版)・2020/07 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part X 守山市駅前総合案内所 (四重奏版)・2020/11 アンサンブル・びわバス団 永福寺ライブコンサート 日照山 永福寺(四重奏版)■びわバス団での演奏履歴(通算31ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://biwabass.g2.xrea.com/profile.html
2020.11.15
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COVID-19により、音楽の世界はぐしゃぐしゃになってしまいました。私個人も、2月後半から演奏会のキャンセルが少しずつ始まり、3月のコントラバスアンサンブル関西親睦演奏会を最後に全面休止モードに突入しました。5月で自粛期間は終わったものの、オーケストラは9月公演分まではすべてキャンセルもしくは延期が決定しています。しかし私たちにはコントラバスアンサンブルがある!7月に開催予定していた記念の第10回守山ライブ、会場の守山市駅前総合案内所さんの「やりますよ!」という力強いお言葉をいただき、予定どおり開催の運びとなりました。コロナ後初ステージです。記念すべき10回目のライブは、色々な意味で記憶にも記録にも残りそうです。《コントラバスアンサンブルびわバス団 ライブ in 守山 Part.X 》日時2020年7月4日(土)場所守山市駅前総合案内所(JR守山駅直結)曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) (1st)・箱根八里(4th) ・みかんの花咲く丘(1st) ・朧月夜(2nd) ・浜辺の歌(-) 効果音担当・ふるさと(3rd) ・上を向いて歩こう(1st)・蘇州夜曲(2nd)・また君に恋してる(2nd)・アベベルムコルプス(-)・千本桜(2nd)(アンコール)・琵琶湖周航歌(2nd)・六甲おろし(2nd)当日の演奏は、以下のリンクから聴く(一部見る)ことができます。また曲目リストのリンクから、個別の演奏録音に跳ぶこともできます。https://www.youtube.com/playlist?list=PL9tON5ciGv0Rt7JcIbqXAfWMN_kgix-1I 演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用 演奏場所は、ここ2年は「セルバ守山」の地下、「チカ守山」のパブリックスペースでしたが、第10回はこれまでの「守山市駅前総合案内所」に戻っての演奏となりました。ステージの広さ、客席の広さはチカ守山の方が上なのですが、小ささによるほどよい残響と合奏のしやすさ、パイプ椅子の配置でもって客席の間隔をコントロールできるという今の時勢に合ったスタイル、そして何より第1回のライブからびわバス団を支え続けてくれた、という御礼の意味もあり、今回はここしか考えられませんでした。 ソーシャルディスタンス、という間隔を空けての座席配置となり、例年だと20~30席くらい用意できる座席は、今回は約10席と限定させてもらいました。それでもアフターコロナ直後、しかも開催を決断して宣伝に入れたのは6月になってからということで、正直お客様は来ていただけるのか、と心配でした。 しかし実際にイベントを立ち上げると「聴きに入って大丈夫?」「座席ある?」というお問い合わせもいただき、当日は遠方からのお客様も含め21名ものお客様にお越しいただきました。その中には、いつも遠くから応援に駆けつけてくださる、北陸のOさんとそのお友達、名古屋親睦演奏会のリーダーMさん、桑名での名古屋親睦演奏会常連さんのWさんなど、関西親睦演奏会でもお世話になった方がもいらして、弾いてて心強かった(怖かった(笑))です。 ステージは写真のとおり横には8m程度で通常ならぴったりくらいですが、今回は奏者も間隔を開けることとなり、深い半円形(馬蹄形)の形に並びました。また、演奏を通じて、パートにかかわらず演奏場所は固定し、上手からAs-Ya-Ka-Ko-Taという並びでの対応。そのため奥のメンバーの音がマイクから若干遠くなってしまいました。またマイクに入りやすい両翼のうち、Asさんは今朝楽器を正面から倒すというアクシデントがあったようで、雨模様と相まって楽器の鳴りがもうひとつ。結局録音ではやたらTaの音が入っているという、ちょっとアンバランスな感じになってしまいました。当日の録音は上のリンクからご覧(お聞き)ください。 今回のメンバーは5人。リーダの山田氏、守山初登場の水野氏、今回唯一私と共に初回から参加の桂氏、ギリギリで参加を決めてくれた小坂さんと、昨年忌引きからの復帰の滝、という構成です。そしてリハーサルからうちの嫁がスタッフで色々と助けてくれました(感謝)。 曲目の解説と、過去の全演奏曲目を掲載したプログラムを作成し、当日のお客様に配布しました。こちらにそのpdfデータをがありますので、曲目の詳細等ご参考としてください。 びわバス団Blogから、第10回プログラム(pdf) 冒頭のネスカフェはびわばす団のオープニングを飾るテーマ音楽で、この守山でも10回すべてのオープニング曲として演奏しています。今回記念と言うこともあり、1stを弾かせてもらいました。桂さんの鉄壁のバスラインと数小節しかないのに以外に難しい2ndパートを担当した初登場 飛鳥嬢の健闘で、満足いく仕上がりとなりました。 そして前半は、唱歌を5曲演奏。私は4番、1番、2番、降り番、3番。ネスカフェの1stからいきなり最低音部の4thというのは、結構ギャップあり大変でした。降り番の「浜辺の歌」では降り番だったはずが「効果音の追加をしてみよう」ということから、楽譜の1/2番あたりに書かれていた波の音の真似(表板を手のひらで擦る)からはじまり、かもめの鳴き声(G線の指板切れ目あたりの高音でグリッサンド)、船の音などを入れてみました。「ふるさと」では、フレーズの切れ目で何故か次のフレーズの入りをアウフタクトと思い込んでしまい、大きく飛び出す事故を演じてしまいました・・周囲が動じずにインテンポで進めてくれたので、助かりました。・・すみません。 引き続いては歌謡曲(死語か・・J-POP?)3曲。上を向いて歩こう、蘇州夜曲、また君に恋してると、時代を大きく隔てたものです。 「上を向いて歩こう」は、リズミックな4thのスラップ奏法と口笛を模した1stのハーモニックス奏法が印象的な、「コントラバスアンサンブル地ひびき」さんの名アレンジ。お客様も一気にノリが良くなってきたような気がしました。 次の「蘇州夜曲」は小坂さんのポルタメントたっぷりで空気を含めた音色の旋律が、曲にぴったりの雰囲気を作り、これも好評。 そして今回唯一の五重奏(アンコールも5人で弾きましたが、これは四重奏のパートを重ねたもの)である「また君に恋してる」。前出「地ひびき」さんのレベルアップとアテ書き編曲で、難易度は高いけど非常に演奏効果の高いアレンジでした。特にベースラインの進行が素晴らしく、リハーサルでも案内所の皆さんが手を止めて聴いて下さり、最後には(リハーサルなのに)拍手までいただいてしまいました。演奏する側、聞く側とも満足高い曲でした。 最後2曲は、びわバス団らしく両極に振った2曲。 まずは今回唯一のクラシック曲となった、アヴェ・ヴェルム・コルプス。コントラバス四重奏の定番曲でもあり、先日の関西親睦演奏会でも師への思いを込めて演奏した曲でもあります。ここでもCOVID収束への思いと無念にもこの病で倒れた方々への鎮魂の思いで演奏することとなりました。私は降り番でしたが、これも小坂さんの思いが詰まった1st演奏で、良い演奏となりました。 そしてメイン曲として置いたのは「千本桜」。昨年のピアノ発表会での演奏後にリベンジを誓った飛鳥嬢の願いをかなえての再演となりました。私の担当した2ndでさえ、音符真っ黒でハイトーンが続くことから譜めくりができず、この曲のためだけにもう一本譜面台を用意して4ページ見開きにしての演奏です。 いきなり冒頭2ndでトチってしまいケチを付けてしまいましたが、以降はリベンジを誓った飛鳥嬢の奮闘で勢いのある演奏となりました。(私のソロはさておき・・) しっとり系の多かった今回の曲の中では飛び抜けてアグレッシブな曲だったことから、アンケートでもその勢いが好評でした。 アンコールは、どちらも定番となりました「琵琶湖就航歌」と「六甲おろし」。密かに我が贔屓のカープも入れ込んだセリーグメドレーを考えているのですが、今回も間に合いませんでした・・1月の名古屋では是非お披露目したいものです。 その後は普段なら「親睦モード」というグダグダな集いになるのですが、今年はCOVIDのこともあり心配していました・・が、案内所さんの寛大な措置で無事挙行。 コロナのせいで入部の遅れた初心者の弦バス希望者1名の指導(桂さん対応)と、はるばる遠方から「弓と楽譜を持って」(確信犯)来訪くださった方々と、その楽譜での初見演奏。(山田さんと滝対応) 取り上げた曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」と「琵琶湖就航歌」でした。 こうしていつものように和やかにグダグダと雨上がりまでの時間(演奏中に土砂降りになってしまってました)を過ごすことができました。 いつもなら多忙なメンバー(土日はオーケストラの練習や本番が目白押し)ですが、今回はアマチュアオーケストラの活動がほとんど止まっていることから、演奏後(宴会にならない程度の、距離と節度をもって)隣のチカ守山階下のカフェ(チカカフェ)にて反省会を行いました。お茶だけです。 チカ守山さんは前回、前々回のライブ演奏場所でもあったことから、勝手もわかってきました。これからは、ここでの反省会が定番になるかも知れません。 守山ライブは区切りの10回目ということで、私も関与の度合いを下げて引き継いでいける形を作っていきたいと思っています。その中で守るもの、変える物が出てきてくることと思います。来年はいつもどおりの開催ができることを祈っております。 びわバス団はこのあと、当初は6月開催予定だったステージ(とあるお寺からのお誘い)が延期になったものの出番待ち(9月?10月?)、そして例年1月の東海親睦演奏会、ひょっとしたら本部親睦演奏会が12月になったので、どうなるか、という活動予定になります。まず何はともあれ、COVIDが落ち着くことを祈るのみです。過去の演奏経歴です(メイン曲のみ)。通算353ステージ目。■黒うさP:千本桜 ・2014/06 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part IV 守山市駅前総合案内所・2019/11 アンサンブル・びわバス団 オータムコンサート(井上幸子門下ピアノ発表会) 草津アミカホール(四重奏版)・2020/07 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part X 守山市駅前総合案内所 (四重奏版)■びわバス団での演奏履歴(通算30ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://biwabass.g2.xrea.com/profile.html守山ライブは前回、前々回を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。
2020.07.04
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2020年3月という、COVID-19(新型コロナウィルス)が猛威を振るう真っ最中、永年念願していた関西でのアンサンブル親睦会がついに現実のものとなりました。この厳しい環境下にありながら開催に協力、後押しをして下さった皆様、参加して下さった皆様、そして開催を決意し、何としてでも開催する、という強い気持ちを常に持たせ続けてくださった、故西出先生に心から感謝いたします。<<コントラバスアンサンブル関西支部・親睦演奏会2020>>日時:2020年3月22日(日)14:00開演場所:大津市民会館小ホール【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること)【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。■団体の部 ・古関 裕而:六甲おろし (アンコール中心に多数) 5人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用■個人の部・Classical & Modern duets No.12 (Durante)(初) 2人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用・V.F. Verrimst:フランス民謡変奏曲 (2回目) 3人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用・D. Runswick:犬小屋のシュトラウス (10回目) 4人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用・服部 良一:蘇州夜曲(4回目) 4人中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用・多田 武彦:アカシヤの径(3回目) 5人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用■全員合奏(多数)・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス 4パート中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用 関西親睦会企画時は、京都、大阪あたりの小ホールも候補に挙がっていましたが、大津出身で生涯のほとんどを大津で過ごされた西出先生の追悼を考えることになったので、ほぼ自動的に大津の市民会館となりました。大ホールはびわ湖ホールや栗東のさきらができる前は、湖岸南部の主要なホールで、私も過去に2回(墨染交響楽団のブラ2と、京都フィロムジカのニールセン2番)乗ってますし、ひょっとしたら学生時代に大津管弦楽団や大管ジュニアオケのエキストラで乗ったのは、このホールかも知れません。。西出先生は永く大津管弦楽団のエキストラとして出演されていたので、きっと大ホールのステージは何度も踏まれていると思います。小ホールは。。どうだったでしょう。私も初めてでした。 可動式のステージをせり上げて、床にはパイプ椅子(最大200名収容)を50脚並べてもらいました。ステージはコントラバス8重奏でほぼ限界というサイズ。全員合奏では前列が床に並ぶような形で、何とかコントラバス16本(奏者付き)を収めることとなりました。せり上げ式のステージをあまり高くしなかったので、客席とステージの行き来も簡単。客席も少なく空間が周囲にできたことから、楽器を客席回りに並べて、出待ちはソデでは無く客席、というまるで団内発表会のような和やかなムードになるセッティングでした。 向かいの専用駐車場(ただし大ホールと共用。幸い?コロナ騒ぎで大ホールの催しはキャンセルとなり、使い放題ではありました)が無料で使え、JR大津駅、京阪浜大津駅、島ノ関駅も徒歩圏内というバス弾きにとっては良いアクセス、そして響きも意外とすっきりしていて、バスアンサンブルには快適な環境でした。 今回は大津で開催したおかげで、先生の奥様、お嬢様が聴きにいらして下さる、という望外の栄誉をいただけましたが、大阪以西の方にはちょっと距離が出てしまうのでちょっと参加に躊躇があったかも知れません。次回以降どうするかは考えどころです。 当初は無料の公開イベントとしてスタートしましたが、コロナ対策のためにお客様も事前登録お願い(facebookでの登録で、万一の発症時あともトレース可能)し、当日来られた方も受付で全員氏名と連絡先を記入してもらい、事後のトレースができる状態にしました。とはいえ、奏者でもなくスタッフでもない純粋な参加者は10名に満たない数。対外的にはほぼ「無観客試合」と言ってもよいでしょうけど、第1回の発表会としては集まって下さったお客様の数としてはたいしたもの。これも西出先生のおかげとしか言いようありません。(実際に先生の墓参をしてから立ち寄ってくれた方も複数いらっしゃいました)最終的に参加演奏メンバーは16名。内訳は、本部エリアからの参加 1名東海支部(三重愛知) 4名東海支部北陸支所 3名近畿での個人参加 3名びわバス団関連 5名これにスタッフ6名(内びわバス団3名)というのが当日の全メンバー。 オーケストラの練習よりもよっぽど少ない(笑)学校の1クラスよりも少ないですね。これが今回の会をこの時期でも開催決断できた理由でもあります。 こうしてみると、奏者の約半数が東海や本部親睦会の皆様。関西支部がはじまる、ということで遠くから駆けつけて下さった皆さんにはお礼をいくらしてもし足りない気持ちです。ちなみにコロナの影響で直前になって参加できなくなってしまったメンバーは、奏者4名(東京、東海、大阪、兵庫)スタッフ2名(共に大阪)の計6名でした。仕事絡みからの禁足令が多かったと推測されるので、これはしかたありませんね。。当日の団体戦演奏曲目はこちらです。・古関 裕而:六甲おろし(びわバス団)・G.A.Schneider:低音楽器のための二重奏曲より第2番、第7番(DCHD Team Option) 一番困ったのは、この「団体の部」にエントリーが少ないことでした。早々に東海支部メンバーが手を上げて下さったのはよかったのですが、後が続かない・・ もちろんアンサンブルの常設団体は少ない(東海支部は「だめカンタービレ」という常設団体が幹事団体として親睦会を運営しています)ので、増やすには即席(&リモート)でも事前にメンバー確定して曲を決めるグループを作るしかありません。というわけで、掛け持ち覚悟でもう1団体声かけたりして、一時は4団体のエントリーとなり、それなりのプログラムとなっておりました。 ところがコロナで一変。 団体の部は、人が欠けるとそう簡単に入れ替えが効きません。 1団体は1st奏者の参加辞退で取り下げ、そしてもう1団体も代表の参加辞退で取りやめ、残った1団体も取りやめ→代弾きにより参加維持となり、一気に緊迫してきました。さらにびわバス団内でも3名の辞退者(内2名はスタッフ)が出るに及び、団体戦は1団体のみ、という可能性が出てきました。さぁ困った・・ しかしさすがに主催団体が団体戦出ない、というのも全体の士気にもかかわるので、・曲目変更(1st奏者の辞退だったので、1stが前日当日で弾けるものへ)・代弾き探しという選択肢で進むことにしました。結果、前日のびわバス団練習に「音だし」に来られていた東京のM氏(かつて「ビヤバス団」を名乗って守山ライブに登場し、圧倒的な名演を残していった団体のお一人)にお願いし、曲目も最近びわバス団がアンコールで定番演奏している「六甲おろし」に変更、3rdだった親方に1stへ廻ってもらい、M氏に3rdに入ってもらうことで解決しました(M氏にとっては、余裕の譜面と思います)。 というわけで演奏メンバーは、リーダー(親方)Y氏とビヤバス団からの助っ人M氏、Jazz/POPSを得意とするK氏、そして私という4名での演奏となりました。当日の様子は、こちらで公開しております。よろしければご覧下さい。関西支部の発声第1号として「六甲おろし」。らしくて良かったかもしれません。そして代弾きを立てても出演を維持してくれた、名古屋組(だめカンタービレさん選抜メンバ)に感謝です。 その後はびわバス団メンバーもばらけて、個人戦の部エントリーとなります。 本部や東海支部と同じく、今回の親睦演奏会も事前に団体としてエントリーして準備した曲を披露する「団体の部」と、予め曲が用意されていて、希望曲、希望パートにエントリーしておき、さらってきた自分のパートを当日だけの顔合わせとなるメンバーとリハーサル、本番を行う「個人の部」からなっています。なので、個人エントリーだけでの参加も可能になっています。今年の(全体)演奏曲目はこちらでした。1)Classical & Modern Duets No1(Lee),2(Lee),3(Kabalevsky) No.12(Durante) No.21 Romance from the Suite Kije (Prokofiev)2)Verrimst フランス民謡変奏曲3)ウェストサイド物語 マリア、トゥナイト4)ウェストサイド物語 アメリカ5)アメージング・グレイス6)アベマリア(フィッツェンハーゲン)7)枯葉8)犬小屋のシュトラウス9)蘇州夜曲10)5つのタンゴからNo.2 Misma Pena11)5つのタンゴからNo.4 Guardia Nueva12)アカシアの径13)日本民謡組曲1,2,3楽章14)日本民謡組曲4,5,6楽章15)象16)アベマリア(ブルックナー) 第1回なのでどれだけの方が参加してくれるか読みにくいことから、まずは曲を多めに呈示して、参加者のいないものを削っていく、という作戦を考えました。しかしエントリー枠を多くした(1月の公開では一人2~3曲だったのを、今回は一人4~5曲とした)ことから、結構演奏曲は増えて、削ったのは2曲程度となりました。 曲が多くなったことから、進行的にはリハーサル~終演時間を圧迫(計画時点で30分あまりオーバー)し、リハーサルでの練習困難な事態を引き起こしてしまいました。(連続して出演する人が多く、さらには3連続なんて人もいて、バックステージではアンサンブルのメンバーが全員で揃うことができない) 最終的にはリハーサルはタイムテーブルより長くなり、オーバー分は開場前の休憩時間で調整(実質休憩無し)。本番はタイムテーブルより30分短くなり、終演は結局当初ホールに提出していた計画とほぼ同じとなりました。当日ステマネ専任でバタバタとバックステージを駆け回って下さいましたY氏の活躍で、無事帳尻が合った感じです。次回への反省、申し送り事項となりそうです。 選曲自体は一部多重奏(ラージアンサンブル)の譜面が少なくて、「親睦会のライブラリアン」と言われている北陸O氏のアドバイスももらいながら、・編成はバラエティーを持たせる(2,3,4,5各重奏とラージアンサンブル)・難易度としても、かなり簡単なものから高難度まで。・曲の知名度も、マニア定番の古典的なオリジナル、クラシカルな曲の移植ものからJazz、POPSまで偏り無く・楽譜を事前配布可能なもの(この時点で残念ながらアンサンブル・地ひびきさんの名編曲が選から外れました)という原則に、西出先生の追悼の意味で、賛美歌や鎮魂系の曲を多めに入れさせてもらいました。アヴェ・マリアが2曲あったりするのは、その結果です。 また楽譜も、基本的に私が収集したものの中からびわバス団レパートリーを中心とし、西出先生から頂いた思い出の楽譜などもちりばめたものとなりました。 当日はいきなり顔合わせ+リハーサルということになるのですが、自パートをきっちりさらって来ている方から、当日実質初見に近い方まで色々でした。これも第1回ということで、これから回数を重ねることで関西標準というものが出来て落ち着いていくことと思います。 個人的にも団体戦出演した上個人エントリーも出場と言うことで、1,2曲弾きたい曲を選んだら後は皆さんのフォローに廻れるように、ギリギリまでエントリーを控えていました。ところがこちらもコロナショックで参加辞退となった団体戦参加予定者の影響(もちろん皆さん個人戦もエントリー)で、再編成に迫られました。特に個人戦は曲を取り下げるのが難しい(個別に全員の合意を事務局側で取らないといけない)ため、基本は抜けた穴の代弾きを探すことで進めないといけません(Duetの1曲だけは取り下げました)。 結果参加全メンバーが、ほとんどフルエントリーに近い状態まで弾かないとならなくなりました。まぁ、みんな思い切り弾けて良かった、というかなんというか・・私も団体戦入れて5曲のフルエントリーとなったのが、首記の曲目一覧となりました。1)Classical & Modern Duets No.12(Durante) Classical & Modern Duetsは、IMC出版の簡単で短いデュエット曲集です。編曲はZimmermannが中心。選曲は前半がルネッサンス・バロックのガンバ曲と思われるものや、Vcの二重奏からの移植ものが多く、後半になると近代のオーケストラ曲や室内楽曲からの編曲ものも出てきます。この12番は、イタリアの後期バロック時代の作曲家、Duranteの曲となっています。1st/2ndが良い具合に入れ替わる曲なので、1,2番に揃った技量があると楽しい曲となります。 この楽譜(曲集)、学生時代はオケの練習場に置かれていて、深夜練習していると、練習に飽きた先輩に呼ばれて、この曲をいきなり合わせる、ということをよくやってました。懐かしの曲集です。技術的にもかなり簡単なものから入っているので、第1回ということでの技術的なバリアを出来るだけ下げたくて、この曲集からセレクトしました。 本番の演奏は私が何でも無いところで運指がもつれ、申し訳ないことをしてしまいました・・年だなぁ。やっぱりちゃんとさらわないといけません。学生時代は先輩から良く「上手な奴は下を弾く」と言われて上ばかり弾いていたので、今回も1stでトライしました。2)Verrimst フランス民謡変奏曲 Verrimstは、パリのコンセルヴァトワールでコントラバスを教えていたそうで、シマンドル(教則本で有名)より15歳ほど年長のようです。その人が書いたフランス民謡(「月の光に」というリュリが原型を書いたものらしい、聞けば「ああ、あれ」となること請け合い)を主題とした変奏曲です。主題と7つの変奏が続くのですが、これがなんと旋律は全部原型のまま、調性まで同じ、というシンプルなもので、演奏するオクターブや周りの装飾だけで変奏を付けて行っています。 この曲は初心者2年目くらいの学生時代に、同級生3人で出来る簡単なアンサンブル曲を西出先生に相談したら、持ってきて下さった曲です(楽譜も当時のものをコピーして使用)。当時は下手っぴ3人組だったのでどの変奏も一様にテンポが遅く、トランペットの悪友からは暫く顔を見る度にこの曲を歌ってからかわれたものです。 35年ぶり位に全曲演奏したわけですが、当時よりはさすがにメンバーも上手なので、少しテンポを振ってみたり、表情変えてみたり、と頑張ってはみました。。が、やっぱり飽きるな(笑)。学生時代と同じく、1st担当しました。8)犬小屋のシュトラウス これはコントラバスアンサンブルの超定番の有名曲。私も全パート弾いたことがあるかもしれません。これは「ひとつくらいオリジナルの有名曲を入れておこう、ということで入れておいた曲ですが、エントリーしたのはどなたも「過去何遍も弾いてるし」と言いそうなベテランばかり。私は兵庫からの身動きが直前になって出来なくなった(禁足令)Yさんの代弾きとして3rdを担当。 さすがにみんな曲も絡みもよくわかっているので、テンポの伸び縮みとかも直前のリハーサル一発でほぼOK。本番は難所で引っかかったり、私も指がもつれたりと言うところはありましたが、「さくっ」とクリアした感じでした。もう少しスリル感が欲しかった(笑)9)蘇州夜曲 次はレトロに戦前歌謡。李香蘭です。楽譜は地ひびき時代に私がアレンジしたもの。今ならもう少し何かできそうな気もしますが、とりあえずそのままで。この曲は来月のとあるお寺でのライブでの演奏曲目として上がっていることもあり、びわバス団中心に三重の助っ人の方に前日練習から入ってもらって練習しました。内声のアルペジオ・ハモりの音程が曲の透明感のキーとなるのですが、なかなか難しい。12)アカシアの径 私はこの出番で、あとは全体合奏を残すのみ。これは5重奏になります。ちょうど「コバケンとその仲間達オケ」の公演で、コバケン先生の歌、早稲田グリーOBの合唱という演奏を舞台ソデで聴いてて、良い曲だったのでベースに移し替えたものです。低音での旋律(親指ポジションが出てこない!)は、実は4thに割り当てられています。これは卒業とかでフィーチャーしたい人が、前に出るのを恥ずかしがってソロに「ウン」と言ってくれないことから、「4thでいいから」と言って旋律を渡す、というハメ手を使ったからです。バックコーラスの旋律は1st, イントロとコーダは2ndが弾き、あとは後ろ全員でハモりとリズムという、比較的単純な譜面。なので、低音ソロを筆頭として、ソロの比重が高くなる曲ではあります。 今回は4th(ソロ)にプロの方、2ndは名古屋若手ホープのEさんという豪華な配置での演奏となり、ついに楽譜どおりの音が響いた!という感激のある演奏となりました。 低音でも十分通る音で、なおかつはっきり聞こえる。さすがでした。 個人的には今回一番の演奏だったと思います。私(1st)の間奏旋律もそこそこ決まって、途中で幻滅させず(笑)にすみました。 最後は出演者全員、というか楽器のある限りで演奏する全員合奏の部。演奏曲目は東海支部と同じ・アヴェ・ヴェルム・コルプス(4パート複数による全員演奏)でした。東海でも定番の全員合奏曲。 16本のコントラバスでの合唱曲になるため、腰重くなるのが見えていたことから、楽譜はびわバス団のオリジナルのもの(とはいえ、もともと混声合唱の譜面を各パートに振り分けるのが中心になるので、誰がいじっても大差はありません。今回は16人ということなので普通に考えると4人×4パートになるんですが、敢えて上声部を増やして、低音側を薄くする(オケみたいですね)、上から5-4-4-3(人)という人数割りにしました。おかげであまりハーモニーが混沌とせず、旋律がよく聞こえる演奏になったように思います。(1stは名古屋組が集結してくれたのも一因か。。) 選曲は、もうほとんどこの曲一択と言えるくらいでした(後手持ちは「ラシーヌ賛歌」ですが、♭が多く意外と数えにくい)。西出先生の追悼にはこれしかない、と思ってましたので。ご遺影、奥様、お嬢様を前にしての、祈りに満ちた演奏になったと思います。 先生がお亡くなりになった直後、プロアマ混じっての「偲ぶ会」で、みんな一周忌あたりに追悼行事をしたい、と思っていたに違いありません。しかしこのコロナウイルス騒ぎで、結局追悼の調べとなったのは、京響の皆さんがびわ湖ホールで「無聴衆」でYouTube配信した「神々の黄昏」(このバスパートは、素晴らしかった!)と、この親睦演奏会だけだったように思います。びわバス団のメンバー含め多くの方を、心ならずもコロナウイルスのリスクに晒すような形とはなってしまいましたが、開催できて本当に良かった。一寸だけご恩返しできた気持ちです。 COVID-19での感染リスクを最小限にするため、前夜祭や当日演奏後の打ち上げは、残念ながら中止としました。終了後の挨拶をホール併設の喫茶店(マドカフェ)で行った後、非公式で数名が集ったとのことですが、来年はそういう心配をせずに楽しく感想と反省をしつつ飲みたいものです。 何とか始まった関西親睦会ですが、続かなければ意味がありません。次回に向けて、まずは先生のメモリアル行事とのバランスをどう取るか、時期、場所、内容・・「音楽も人生も、大事なんは「バランスとタイミング」やで」とおっしゃっていた先生からの課題は、まだまだ続きます。そして継続性あるプロジェクトとして、組織対応への移行も進めていきたいと思っています。次回がどうなるか・・悩みはつきませんが、楽しい会になることだけは間違いない、と信じています。過去の曲目別演奏経歴です。通算352ステージ目。■古関 裕而:六甲おろし(アンコールで多数)・2018/9 アンサンブル・びわバス団(Live in 守山 Part VIII)・2018/9 アンサンブル・びわバス団(「La Belle Vue」テラス)・2019/4 アンサンブル・びわバス団(第4回琵琶湖大橋翔裕館訪問演奏)他■Classical & Modern duets No.12 (Durante) (初)■Verrimst:フランス民謡変奏曲(2回目)・1983/12 京都大学交響楽団バスパート(団内発表会 1983)■Runswick:犬小屋のシュトラウス(10回目)・2001/12 アンサンブル・地ひびき(第8回ゆめのくにのおんがくかい)・2002/4 アンサンブル・地ひびき(清水フィル第4回室内楽の夕べ)・2002/10 アンサンブル・地ひびき(第10回静フィル室内楽の夕べ)・2002/11 アンサンブル・地ひびき(折戸公民館演奏会)・2003/11 アンサンブル・地ひびき(国際大道芸フェスティバル)・2005/9 アンサンブル・地ひびき(第14回上島ハーモニータウンデイサービスの集い)・2005/10 アンサンブル・地ひびき(富塚デイサービスセンター)・2010/11 アンサンブル・びわバス団(第26回草津市民音楽祭)・2012/6 アンサンブル・びわバス団(Live in 守山 Part II)■服部 良一:蘇州夜曲(4回目)・2005/9 アンサンブル・地ひびき(第14回上島ハーモニータウンデイサービスの集い)・2005/10 アンサンブル・地ひびき(富塚デイサービスセンター)・2015/6 アンサンブル・びわバス団(琵琶湖大橋翔裕館訪問演奏)■多田武彦:アカシアの径 (3回目)・2014/12 八幡市民オーケストラ(室内楽の集い2014)・2016/7 アンサンブル・びわバス団(Live in 守山 Part VI)■モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス (多数)コントラバスアンサンブル関西支部・親睦演奏会での演奏履歴(初)です・2020/3 大津市民会館(第1回)最後に、この第1回を立ち上げるまでの経緯をまとめ、先生への追悼記事としてfacebookに掲載した記事を転載しておきます。------------- 今日は、私にコントラバスを教えてくださった先生の一周忌になります。 先生のご霊前で「やります」と誓ったコントラバスアンサンブルの親睦会が22日に何とか出来て、ほっとした気持ちで今日を迎えています。 まぁ、数十人程度であっても企画を立ち上げて実行するには、それなりのパワー注入と心労があるものですが、今回も1年間、ずーっと悩みっぱなしで走ってきました。 先生のお葬式が終わって数日後、京都市響はじめプロの皆さん主催の「偲ぶ会」に、葬儀に列席したアマチュア奏者も声を掛けていただきました。その会の中で「何か記念になることはやりたいですよね」という話しにはなっていました。その時私の頭の中にまず浮かんだのは、奥田先生(センチュリー響の首席でした)の追悼コンサートでした。チェリストでもある奥田先生のお嬢様はじめ、プロの方が中心となっていずみホールで行った追悼演奏会は、私も拝聴に伺いましたが、それは素晴らしいものでした。 けど、あのレベルをアマチュアが中心となってやるのは、スキル、時間の面で厳しすぎます。先生のプロのお弟子さんと言えば、N響首席や、京響は首席はじめほとんどの奏者の皆さんなど、質・量ともに日本のコントラバス界トップクラスと言っても過言ではないですから、これは私の出る幕では無いな、と思っていました(もちろんお手伝いはしたい旨申し出ましたが)。 一方、先生はいわゆるプロ向けの指導(音楽大学・高校等)の傍ら、多くの一般大学オーケストラのバスパートを指導されておりました。特に京都市内の数校では、パート練習をたまに見るようなレベルでは無く、全員に教則本をイチから個人レッスンで進めることまでやってくださってました。私のいた学校は多分一番長くて、約50年。その間に先生の教えを受けてシマンドルBook2の途中まであげたバス奏者は、100人は下らないと思います。そのような学校がいくつかある上、さらに北陸の方の大学オケもご指導なさっていた(バスアンサンブルで出会った北陸のバス弾きの多くは、先生の一門でした)ようです。プロオケの首席を務めつつ、これだけコントラバスの普及に貢献された先生というのもちょっと珍しいのではないか、と思います。 先生の指導を受けた学生オケのメンバーの一部は、学校卒業後も全国のアマチュアオーケストラで活躍しており、それらのメンバーが一堂に会するのも、先生の業績を称え偲ぶことになるのではないか、と思い至ったのです。 ちょうど私がポツポツと参加していた、東京や名古屋の「コントラバスアンサンブル親睦演奏会」は正にそういう集まりで、門戸を広く開け放ってプロアマ問わずコントラバスアンサンブルのステージに立つことで、親睦と技術の交流を深める趣旨のものでした。東京や名古屋の主催者からは、「関西でも立ち上げたらどうか」という話しは以前からもらっており、私もどうしようか、その進め方を先生にご相談しよう、と思いながらズルズル日を送っていたのでした。 そうこうしているうちに先生の具合が悪くなり、結局相談できないままお葬式を迎えることになってしまいました。自分が行動できなかった反省と、偲ぶ会としての開催と言うことで、まるで先生に背中を押されるかのように、親睦演奏会の開催を決意したのでした。 そうなると場所(大津周辺)や時期(一周忌前)はほぼ決まりですから、あとは声掛けと組織の立ち上げということになります。しかしこれは一筋縄ではいきませんでした。 当然ながら2つの趣旨を一つの会に放り込むということは、それぞれの立場の方がいらっしゃることになり、そのバランスに苦労することになりました。 先生の追悼を主眼に置く方にとっては、オープンな集まり自体違和感がありますし、親睦会の主旨・内容もご存じない(東京はすでに10年以上実施してはいますが)方がほとんどですので、「追悼行事という感じがしない」から果ては「先生の追悼を利用して、自分の企画の客集めをしているだけはないか」とまで言われる有様。一方東京や名古屋のアンサンブル親睦会メンバーからすれば、縁薄い先生の冠がつくことでメンバーが限定されるような危惧や、開催時期が東京の5月、名古屋の1月の間に入ってしまい立て続けになる懸念が出され、facebook にこの親睦会のページを立ち上げた頃は、それらの批判に対する説明に追われたものです。 最終的に先生の追悼色はかなり薄めたものとして、お名前も基本的には表に出さず進めることにしました。しかし、場所、時期、そして何より選曲(宗教曲系や先生の蔵書と同じ楽譜を多く採用)や参加メンバーは、先生の縁が明らかでしたので、「名より実」を取ったものとしたわけです。 こうして何とかスタートした企画ですが、このレベルの企画となると一人での運営は限界があります。ありがたいことに、びわバス団メンバーが「主幹事団体」として全面的に対応してもらえるということになり、企画も軌道に乗ってくることになりました。びわバス団の中には、私以上に先生の薫陶を受けた(プロ仕様のレッスンを受けた)方から、関東で勉強していて先生とは全く接点のなかった方までおりますので、まさに今回のバランスを取りながらの運営にふさわしいスタッフ陣となりました。 ホールを予約し、チラシ作製、名古屋や東京の親睦演奏会の方々のご協力もいただき広報を進めて行きました。特に1月の名古屋親睦演奏会には、このところびわバス団も遠征演奏させてもらっていることもあり、チラシやら打ち上げのアナウンスやらで色々宣伝させてもらいました。またそれと平行して先生の追悼として、「せめてご遺影だけでも飾った演奏会に」と思って先生宅を訪問して奥様やお嬢様に会の趣旨をお話しし、遺影の写真(レプリカ作りのために)を撮らせてもらったりもしました。 内々の参加者打診で、何とか開催の目処(=ホール代の分担が法外なものにならない、約20名程度)が付き、選曲も「親睦会のライブラリアン」ことOさんとも相談して決定。 いよいよ、というところでCOVID-19(新型コロナウイルス)がやってきました。 2月以降演奏会は中止、延期の嵐。私は幸いにも2月のオケ演奏会は全部ステージに乗れ、3月の一つだけが流れた(楽しみにしていた演奏会だけに、ガックリきました)状態でしたが、2月末の一斉休校要請のあたりからさらに状況は緊迫してきました。当然この会の、中止、延期の選択肢も出てきました。 ホールは小さいものなので、いざとなれば損失は「びわバス団」でかぶろう、と涙の出るようなことを親方が言ってくれたものの、「一周忌の追悼行事」は葬儀にも準じるものであり、その時、そこでやらないとダメなんだ、という私の意思でもって「とにかくやる」方向で知恵を絞りました。コロナ関連の情報は、公式のものを中心にとにかく集めて、判断や説明に誤り、齟齬が出ないように(意見や批判を論破できるように)注意を払いました。幸いにも「コントラバス」という楽器の特性(車で運搬なので、公共交通機関は使わないことが多い、またアンサンブルは一人1本譜面台を置いた演奏空間が必要なので、密集できない。)、親睦演奏会という、基本的にお客様=奏者という形態もあり、巷での制限事項事項に準じた形での開催を決意できました。(・観客も事前参加登録、・前夜祭打ち上げの中止、・公共交通機関を使わない移動) しかしその後、状況はもっと悪化。当初から「日本の後は欧州→米国で流行して行く」と考えてはいましたが、ここまで後になるほどひどい形での立ち上がりになるとは想像できませんでした。欧米のマインドが一気に悪化したことで、外資系企業に勤めるメンバーを中心に、参加断念せざるを得なくなる人が出てきました。さらに大阪・神戸の移動制限なども出たことで、結局奏者4名、スタッフ2名の計6名が参加を断念することとなりました。さらに引き続き参加してくれるメンバーには「大丈夫か」「やって良いのか」という問い合わせや批判も来るようになり、そちらへの対応も医師の参加メンバーの方と相談しながら対応、抜けたメンバーのパートの穴や仕事の調整に、最後の1週間は追いまくられることになりました。 誠にありがたいことに、逆に他の用事が流れたため参加表明して下さった方(プロ含む)、スタッフ参加を名乗り出てくれた嫁のおかげで、イーブンとまでは行かないまでも何とか開催できる程度に穴も埋まり、開催予定の三連休までたどり着きました。 三連休の初日は、嫁と手分けして感染予防グッズの買い出し。近所のスーパー、ドラッグストアを周り、参加メンバーからも供出してもらったものと合わせて、何とかマスクもアルコール消毒液も揃いました。 2日目は前々から暖めていた前日企画、先生の墓参。屋外で密集しないこともあり、開催には特に問題ないのですが、場所がもう一つはっきりしなかったため、前週に下見。先生のお導きか迷うこと無く墓所にたどり着くことが出来ました。翌日の親睦演奏会に出られないメンバー2名と、当日スタッフ予定の方1名、計4名での墓参となりました。その中の一人は私の大学オケの大先輩にあたる方で、先生のお嬢様の家庭教師をやっておられてたとのこと。せっかく膳所まで来たので、ぜひご挨拶を、ということで、アポ無しですが先生のお宅にお邪魔することとなりました。奥様、お嬢様(先輩は教え子でもあるお嬢様とは卒業以来のご対面だったとのこと)に歓待いただき、昔のアルバムを見ながら話しも尽きなかったのですが、その会話の中で、ふと「明日は大津市民会館でしたよね」「中止という話は聞いてないし」と親睦演奏会の話しが出てきてビックリ。なんとお二人は、私が遺影の撮影に伺った時のチラシを見てから、この催しに参加されることにしていたとのことでした。 光栄と恐縮でしばし固まってしまったのですが、なにせご高齢の奥様についてはコロナ感染だけは心配ですので、十分な予防をお願いしてお暇することとなりました。そして当日。 雨か曇りか微妙な予報でしたが、何とか天気はもっています。専従スタッフをかって出て下さったメンバーに感謝しつつ、名古屋や北陸、東京からのメンバーをお迎えして、リハーサルから始まりました。 せっかく作った進行表ですが、メンバーの抜け→穴埋めでそれぞれの出番が増え、連続演奏があちこちで発生したことから、控え室での各団体の練習はメンバーが揃わず、ほぼ崩壊(笑)。忙しい人は楽器も客席横(客席はパイプ椅子で、床の広い空間があった)に置き、客席とステージを往復する羽目になっていました。 そんなドタバタの中、専従ステマネをしてくれたYさんの奮闘もあり、全体合奏の練習からの集合写真撮影(撮影専従してくださったKさんに感謝)も終わり、いよいよ本番へ。先生の奥様、お嬢様も無事お見えになり、自宅でレッスンするのが中心だったR大メンバーは、奥様と感激の再会をはたしておりました。 リハーサルでは押し気味だったスケジュールも、本番はサクサクと前倒しで進みます。 自分の演奏は、さらっていないの丸出しで「こりゃ先生からお目玉やな」という出来ではありましたが、楽しく弾くことが出来ました。 全体合奏のアヴェ・ヴェルム・コルプスでは先生に捧げる旨のご挨拶も出来、「途中までで・・」とおっしゃった奥様もこの曲まで聴いて下さることとなりました。分厚いけれど柔らかい音での演奏が終わり、聞いておられたお弟子さんのひとりは涙ぐまれてました。私は「あぁ、何とか先生との約束を果たすことが出来た」と心の中で祈りながら演奏でき、素晴らしい時間となりました。 他にも演奏には乗らなかった方から、カンパをいただいたり、差し入れいただいたり、と感謝感激で目が回る中、会は無事終わりました。 結局このコロナ禍では他に大規模な追悼行事が出来る見込みも無く、これが唯一の偲ぶ会となったようです。先生と直接縁の無い人間までコロナのリスクに晒してしまった、という負い目はありますが、びわ湖ホールでの「神々の黄昏」で素晴らしい演奏を披露した京響コントラバスパートさん(無観客・YouTube配信となり、私も拝聴しました)の演奏と、われわれのへっぽこ演奏(一部はプロのちゃんとした演奏でしたが、多くは・・(笑))とで、先生の教えの高みと拡がり、二つの功績を称えることが出来たように思います。 今は写真や録音、録画の編集・整理をしながらの日々ですが、次回に向けての検討を少しずつ進めないと行けません。まずは(また)親睦会と先生の三回忌とのバランスからですね(うーん・・)。けど、回数重ねる中のどこかで「ニシデ・メモリアル」のタイトルは入れていきたいです。
2020.03.22
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2020年の演奏スタートは3年連続4度目のエントリーで、今回7回目を数える東海支部でのコントラバスアンサンブルに出演しました。今年もびわバス団としての参戦を果たすことが出来ました。演奏楽曲はいよいよ伝統のレパートリを繰り出し(ネタ切れとも言う)、何とか乗り切りました。ますます上がっていく名古屋のレベルに、来年どうしよか・・と悩んでしまうような素晴らしい親睦演奏会となりました。<<コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会2020>>日時:2020年1月12日(日)15:30開演予定場所:NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール名古屋駅よりJR関西本線、もしくは近鉄名古屋線で約30分→桑名駅より徒歩約10分【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること)【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。■団体の部 ・服部 元:日本民謡組曲全曲(5重奏) (19回目:4,5重奏版) 5人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用■個人の部・アルカデルト:アヴェ・マリア (初) 4人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用・リチャード・ロジャース:The Sound of Music (初) 4人中 3rd 仏弓、4弦、extender未使用■全員合奏・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス 4パート中 1st 仏弓、4弦、extender未使用 ホール昨年に続き、桑名市の市民会館小ホール。今年も大ホールは成人式が行われていました。今年はパトカーも出動しての警戒ぶり。名古屋市内ではないですが、名古屋圏内でアクセスもよく、隣接する駐車場が無料(停車時間が長いコントラバス運搬では切実)、ホールの響きもよく、この催しを開催するには打って付けの会場です。見つけてこられた名古屋の事務局の皆様に感謝。 無料の公開イベントとはいえ、マニアックすぎる(笑)のですが、出演者の口コミ、そして今回は何と言ってもスーパー高校生が出演する、という噂でもってお客様は10数名越えるところまで増えてきました。確かにスーパーな彼らの演奏以外も、通して聴いても楽しい選曲とレベルになってきたかな?当日の団体戦演奏曲目はこちらです。1) B.Furtok:Double bass Quartet No.5 ~第1,2楽章 2) 同 第3,4,5楽章(2団体での演奏)3) 塩見康史:2台のコントラバスのためのソナタ~第1楽章 3重奏版4)・G.Bottesini :Gran Duetto No.3 から Andantino ・F.Cario:ソナタより、Adagio,Allegro,Minuetto (Bottesiniと続けて演奏)5) 塩見康史編:日本の歌メドレー第1集6) 服部元:日本民謡組曲(全曲)7) 宮川泰:宇宙戦艦ヤマト8) William Davis:アンダンテとファンファーレ9) G.Bottesini (Tokutaka編):5本のコントラバスのためのデュオ・コンチェルタンテ 団体戦はびわバス団として3回目の参戦。選曲は、昨年のウェストサイド物語の評判が比較的よかったので、今回も難易度は低めで過去に(びわバス団として)演奏経験もある曲の中から「日本民謡組曲」を選びました。 この曲は私が学生時代、年度末の卒業記念行事「ベース発表会」で後輩同学年5人組みが、自分たちで出来る曲を作って発表したものです。曲の出来もよく、掴みもありで、酒を飲みながら聴いていた(ちなみに弾く側も飲んでいる)私含め聴衆は大受け、それ以来この曲は同窓のコントラバス奏者で集まって何か弾く時の定番曲となっていました。私の結婚式でも弾いてもらいました(混じって弾いた)し、多くの友人の結婚式をこの曲で祝いました。 すでに数えただけでも19回。過去のカウント漏れ含むと、ひょっとしたら私はこの曲を広める(弾く)ためにコントラバスを弾いているのではないか、と思えるくらいです。もちろん地ひびき時代、そして今のびわバス団でも立ち上げ期からお世話になっている曲です。そろそろ自分が演奏するだけなく、多くの人に伝承していってもらいたく、これからは出来るだけ1st/2ndあたりを譲って、この曲を弾き継いでいってもらおうと思っています。 演奏メンバーは、リーダー(親方)Y氏と一昨年びわバス団に合流したK奥様、昨年登場のKo嬢、リズムリーダのKさんのピンチヒッターとしてY嬢、そして私。K奥様は、実は学生時代にベース発表会とかも来られてたり、伝説の天文台オフ(Nifty コントラバスpatioメンバーによるベースアンサンブル合宿。故奥田先生が乱入されて、民謡組曲一緒に演奏したりもしました)でもこの曲はご存じだったかもという曲ですが、Ko、Y嬢には当然初めて、どころか最近は原曲の民謡すら遠い存在になっているようでした。 本番は演奏経験のあるおっさん二人(Y氏と私)と、女性パワーが上手く噛み合い、そこそこの出来ではなかったかと思います。なにせ終曲のフーガでほとんど誰も(練習から)迷子にならない、というのは素晴らしい! 当日の様子は、東海支部の井上先生が収録して下さったものをこちらで公開しております。よろしければご覧下さい。YouTubeのURL その後はびわバス団メンバーもばらけて、個人戦の部エントリーとなります。 この催しは、事前に団体としてエントリーして準備した曲を披露する「団体の部」と、予め曲が用意されていて、希望曲、希望パートにエントリーしておき、さらってきた自分のパートを当日だけの顔合わせとなるメンバーとリハーサル、本番を行う「個人の部」からなっています。なので、個人エントリーだけでの参加も可能になっています。これらの準備は、名フィル井上先生の門下生が毎年取り仕切ってくださっています。本当に感謝です。今年の演奏曲目はこちらでした。1)Invocation2)パッヘルベルのカノン3)All in a Day's Work より RUSH HOUR4)展覧会の絵~ヴィドロ5)バークレー広場のナイチンゲール6)津軽海峡冬景色7)アルカデルトのAve Maria8)千本桜9)The Sound of Music10)トトロメドレー11)Rookie12)カルメン3幕への前奏曲13)ハレルヤコーラス 当日いきなり顔合わせ+リハーサルということですが、皆さん自パートをきっちりさらっているどころか、他のパートとの絡みも勉強してくる方が多いので、本番は止まる止まらないと言うレベルではない、人を楽しませる演奏が目白押しでした。今年はスーパー高校生(昨年の第1回泉の森コントラバスコンクールジュニア部門の一位、三位)とその先輩大学生が参加したことで、昨年からさらにレベルアップ。ライブレコーディングで行けるンちゃう?という演奏が幾つも出現する、凄い演奏会となってしまいました。 私は今回団体戦も出演したのですが、個人エントリーもいただいた枠MAXの2曲エントリーさせてもらいました。 事前に配布された曲を眺めた結果、ポップス系とやや音域的に簡単なコラールの曲をチョイス。(びわバス団のレパートリーになるかも、というのもあります) アルカデルトのAve Mariaは、トシの方だと「8時だョ!全員集合」の少年少女合唱隊のイントロ(オルガンが鳴る部分)といえばわかりやすいでしょうか。アルカデルトの主題を使って後世の作曲家が偽作したとも言われていますが、短いけどハーモニーの美しい曲です。1stでエントリーしたこともあり、できるだけコラールとしての完成度を上げようと譜面に書き込みを入れてネット事前共有などの準備をしておきました。もともと譜面はそんなに難しくないこともあり、ボウイング、ニュアンスも上手く意思疎通図れてまとまった演奏になったと思います。あとは1stがもうちょっと上手かったら、というところでした。やっぱりあとで自分の演奏聴くと音痴なんですよね。音感の無さなのかなぁ・・ もう一曲は、有名な映画音楽「サウンドオブミュージック」。アレンジはブラックバスクインテット(BBQ)のもの。模範演奏はこちら。https://youtu.be/wm6kmzeYzdIこんな感じになるはずです。 譜面見てびっくりだったのですが、この5重奏の譜面、1stから4thがほとんど同じ音域、むしろフラジオとか使う分2nd,4thの方が旋律の1stより音が高いし、高い音域でハモる(しかもテンションコード多し)ので、かなり難しい。さすがBBQ。 しかし、1stのびわバス団秘密兵器(?)Ko嬢、そして2ndのスーパー大学生E君のパワーで、この曲がなんとグイグイ進みます。さすがにBBQのようにはいきませんが、それでも3rdの私と4thYさんのおっさん(ほぼおじいさん)二人が必死でついていって、なんかそれらしいぞ!という位になったようには思います。 最後は出演者全員、というか楽器のある限りで演奏する全員合奏の部。 演奏曲目は昨年と同じ・アヴェ・ヴェルム・コルプス(4パート複数による全員演奏)でした。30本余りのコントラバスでの合唱曲は相変わらずかなり腰重い(笑)、豪快なものですが、トップ陣の若手ががんばって引っ張って行ってくれました。私はサウンドオブミュージックに続き、ちゃっかり1stでE君の隣で弾かせてもらい、色々勉強になりました。それにしても名古屋の若いメンバー、ほんとに上手すぎ。 演奏後の打ち上げも昨年に続き、デパール参宮店となりました。演奏会場からもあまり遠くなく駐車スペースもあり、ベース奏者達の宴会に打って付け。よくこんな条件にぴったりの場所を探し当てたものです。幹事を続ける「だめカンタービレ」さんにはお礼の言葉しか出てきません。本当にありがとうございます。 今年もびわバス団は全員打ち上げ参加。ステージではバタバタして出来なかったバス関連の様々な話題が尽きることなく話されるわけですが、新名神延伸で移動時間が短縮されたとは言え、遠征組の我々は残念ながら一次会の途中で引き揚げとなりました。 今年も終了間際に一昨年のびわバス団守山ライブに客演してくれた南嬢が登場。会場が大いに沸きました。来年は演奏でも登場してほしいものです。 きっと次回も年始に開催されることと思っております。すでに成人の日3連休中日の同じホールを押さえた、というお話しですので我々も今日の刺激を糧に1年がんばりたいと思います。まずは3月の関西親睦演奏会立ち上げに向けて、始動です。過去の曲目別演奏経歴です。通算348ステージ目。■服部 元:日本民謡組曲(四重奏版:田邑編、もしくは五重奏版)(19回目)・2001/12 アンサンブル・地ひびき(第8回ゆめのくにのおんがくかい)・2002/04 アンサンブル・地ひびき(清水フィル第4回室内楽の夕べ)・2002/11 アンサンブル・地ひびき(折戸公民館演奏会)・2003/10 アンサンブル・地ひびき(第11回静フィル室内楽の夕べ)・2003/11 アンサンブル・地ひびき(国際大道芸フェスティバル)・2005/9 アンサンブル・地ひびき(第14回上島ハーモニータウンデイサービスの集い)・2005/10 アンサンブル・地ひびき(富塚デイサービスセンター)・2008/12 アンサンブル・びわバス団(クリスマス演奏会 in ten・lai・kyu)・2009/3 アンサンブル・びわバス団(びわこ学園訪問演奏会)・2009/5 アンサンブル・びわバス団(第2回「ミニ見にコンサート」)・2009/11 アンサンブル・びわバス団(パークシティ大津自治会祭り)・2009/11 アンサンブル・びわバス団(浜大津こだわり朝市パフォーマー)・2010/6 アンサンブル・びわバス団(訪問演奏会)・2011/6 アンサンブル・びわバス団(Live in 守山)・2014/12 八幡市民オーケストラ(室内楽の集い)・2016/5 滋賀医科大学管弦楽団バスパート(亀山家・大澤家結婚式披露宴)・2019/11 アンサンブル・びわバス団(31周年記念パーティー)・2019/11 アンサンブル・びわバス団(井上幸子門下ピアノ発表会)・2020/1 アンサンブル・びわバス団(Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2019)■アルカデルト:アヴェ・マリア (初)■リチャード・ロジャース:The Sound of Music (初)■モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス (多数)コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会での演奏履歴(通算4ステージ目)です・2014/1 スタジオリリタ(第1回)・2018/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第5回)・2019/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第6回)
2020.01.12
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久しぶりにお声がけいただいての公演となりました。ピアノの発表会の幕間での演奏と思い1,2曲で・・と思っていたら、数団体が集う音楽祭のような状態で、わたしたちも3曲+アンコールで20分程度のステージとなりました。直前に前日ステージが入り、土日連続同じメンバーでの公演となりましたが、上がったテンションのまま2日感を走りきることが出来ました。リハーサルから演奏終了までお気遣いくださった井上先生はじめスタッフの皆様に感謝です。《オータムコンサート(井上幸子門下ピアノ発表会)》日時2019年11月17日(日)場所草津アミカホール滋賀県草津市草津三丁目13番30号TEL:077-561-2345 FAX:077-561-2493曲目・日本民謡組曲(四重奏版)(1:滝 2:山 3:小 4:桂)・婚礼の合唱(ワーグナー)(1:山 2:小 3:滝 4:桂)・千本桜(四重奏、d-moll版)(1:小 2:滝 3:山 4:桂)・琵琶湖周航の歌(アンコール)(1:山 2:滝 3:小 4:桂)演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用 草津市立草津アミカホールは、草津市役所に隣接した小ホールです。客席数は約300。個人的には最も職場から近いホール(笑)。ステージはピアノを含んだ室内楽にちょうど良いくらいのサイズで、駐車場も市役所と共有のものがあることから、ピアノ発表会によく使われています。私も子供の友人(ママ友?)らの発表会で何度かこのホールの客席にはお邪魔しました。今回初めてステージに立たせてもらいましたが、素直に響くよい音響のホールと感じました。コントラバスの四重奏だとちょっとステージが広すぎるくらいかも知れませんが、ラージアンサンブルも出来る、良いホールだと思いました。 ピアノ発表会の幕間と言うことなので、ひとしきりピアノ演奏が終わっての出番かな、と思っていたところ逆に先頭集団での演奏でした。私たちの前には1団体だけ。なのでピアノの演奏はまだということもあり、お客様は出番が早い方の関係者がちらほら、という感じでした。 ステージには主役?のピアノが鎮座されていることから、コントラバスの演奏はその前に横一列に並んでの演奏です。慣れたメンバーが多かったので、慌ただしいリハーサルの位置合わせでも無駄に広がらず、比較的密集した形を取れました。おかげで反対側の音もしっかり聴きながら演奏することが出来ました。私は4人のうち最も下手側。並びとしてはそこから上手に向けて、K嬢、Yさん、Kさん(最も上手)という順でした。 今回のメンバーは4人。昨日のリハーサル&レストラン演奏のメンバーがそのままスライド登板です。実家が大津市のY氏、草津市の私はともかく、高速で甲賀から往復するKさんや電車で大阪から往復のK嬢にはなかなか大変な移動だったかも知れません・・今回びわバス団デビューのK嬢、びわバス団にしては珍しい(?)ハードなスケジュールがむしろ刺激的だった模様。いや、おじさん達そんなにパワーないんですけど・・ お声がけいただいたのは比較的早いうちだったので、まずはクラシック系+親しみやすさということで、民謡組曲と「千本桜」で考えていました。ところが先生から「もう少し長く」というご用命をいただき、リスク少なくて追加、ということで「婚礼の合唱」とアンコールと称して「琵琶湖周航の歌」を選び、全4曲(プログラム上は3曲)プログラムとしました。前日夜のレストランステージとかぶるのは、民謡組曲とアンコールだけで、真ん中2曲は、前日昼のリハーサルで目を点にしながら焦りの合わせ練習でした。当日のステージは1回まるまる通すくらいの時間だけだったので、あとは控え室で個人練習やポイント合わせでした。 このコンサートのトップバッターである、ギターとピアノを含むバンドに続いての登場で、演奏スタート。「コンサート」という形式でのホール舞台ですので、解説は入れずに演奏のみとしました。そのため、オープニング恒例の「ゴールドブレンドのテーマ」もありませんでした。 まず1曲目の日本民謡組曲。弾き慣れた曲が1曲目というのは、演奏の流れ的にはありがたいです。少々の事故も吸収できますし、落ち着くことが出来ました。 さすがにステージと客席という感じになると、笑い声や手拍子は出てきません。なので、こちらもちょっと顔が神妙になったかもしれません。 続いては、印刷されたプログラムとは順番を変えて、ワーグナーの「婚礼の合唱」を演奏。今回の曲目の中では最もクラシカルな曲。それだけに、ハーモニーや旋律線の表現には繊細さが必要でした。特に最後のハーモニーはGの自然ハーモニックスを使った和音。(上からD-H-Gで、すべての音がG線の自然ハーモニックス指定になります) コントラバスの自然倍音を使ったハーモニーなので、決まれば天上の響きが得られます。ここの為に、今日は特にG線のチューニングに神経を使い、控え室でもこの音のバランスをチェックしました。ステージでは、狙った最後のハーモニーは何とかでしたが、そこまでは・・どんなもんでしょう。やっぱり重音は緊張すると難しい。手が縮こまったりすると音程がすぐ狂います。普段の練習が問われてしまいますね。 そして3曲目(ラスト)に廻したのが、「千本桜」。初音ミクの歌で最もヒットしたもののひとつです。以前に一度びわバス団でトライしましたが(5重奏)、その時は確か1st呉竹さん、2nd私で、当初のキーが厳しく、少し下げてもらった記憶があります。今回は同じくKさんのアレンジで4重奏版に変更。キーは前回まけてもらった(笑)のと同じキーです。それでも1人減ったために音符は真っ黒。私は今回も2ndでしたが、譜めくり出来るような小節単位の休みが無い。。仕方ないので、譜面台を二つ並べ、4ページを見開きで並べる作戦に出ました(以前Duoコンサートで、ロンベルグのソナタを演奏した時と同じ作戦です)。見やすさのためにB4サイズに拡大コピーしたこともあり、眼前屏風のような出で立ち。しかも椅子低いし(笑)。 おかげで(?)青筋立った必死の形相が客席に見えなくてよかった・・かもしれません。 まぁ、何とか千本桜が勢いで終わって、アンコールは定番、琵琶湖就航の歌。アンコールが演奏できるように、主催者の方が客席にサクラをおいて下さって、拍手を続けていただいたようです。お心遣いに感謝です。 アンコールも昨日に続いての本番と言うこともあり、昨日よりはかなり安定した演奏。ホールの充実した音響もあって、演奏しながら響きを楽しむことができました。 結局演奏時間は20分弱くらいでしょうか。間のMCが無いとなかなか時間を持たせるのが辛いですね。雰囲気は判りましたので、もし次回がありましたら、時間きっちりに曲を詰め込む形での選曲にしたいと思います。 主催者の方が作成した公式映像をいただけましたので、こちらに当日の録画リンクを添付しておきます。綺麗な録画、録音、ありがとうございました。 終演後は引き出物(?)のシクラメンを1人一鉢ずついただき、ご厚意に感謝しつつ会場を後にしました。といってもまだ午後3時前。車メンバー3名なので飲めないし、遅い昼ご飯をかねて近所のファミレス(サイゼリヤ)に入っての反省会となりました。 怒濤の連日ステージは、メンバーにとっても団にとっても良い経験となりました。とりあえず次は。。打ち上げか新年会で来春の関西親睦会企画。そしてその前に年明け早々、東海親睦会でのステージとなります。過去の演奏経歴です。通算344ステージ目。・オータムコンサート(初)■びわバス団での演奏履歴(通算29ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://biwabass.g2.xrea.com/profile.html守山ライブは今回・前回を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。
2019.11.17
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昨年お世話になったレストランからの急遽の演奏依頼。関係者中心のクローズドなお客様に1週間後に演奏を披露する、と言う厳しいものでしたが、翌日のピアノ発表会ステージのメンバーが全員揃ったことから、曲を追加し追い込み練習によって、ライブ実現にこぎ着けました。個人的には守山ライブに出演できなかったこともあり、久しぶりのびわバス団ステージです。《「ラ・ベルヴィ」 31周年記念パーティ》日時2019年11月16日(土)場所フランス料理店「La Belle Vue」~ラ・ベルヴィ~滋賀県守山市今浜町2624-159お問い合わせ TEL: 077-535-1974曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(3rd)・UFO(2nd)・Black Cat, White Cat(4th)・ウイスキーが、お好きでしょ(1st)・日本民謡組曲(四重奏版)(1st)・琵琶湖周航の歌(2nd)演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用 演奏場所は、フランス料理店「La Belle Vue」(ラ・ベルヴィ)さんの2階メインダイニング。琵琶湖大橋のほど近くで近所にはマリオットホテル(旧ラフォーレ琵琶湖)などのリゾートホテルや、「明るい廃墟」から復活して話題となったピエリ守山などがある、ビーチリゾートの一角です。前回はテラス席でしたが、今回は季節も深まり夜も遅いので、中に入れていただけました(笑)。 メインダイニングは板張りで天井も高く、バス四重奏の演奏会場としてはもってこいの場所でした。お客様がいっぱいでスペース的には狭かったのですが、演奏(とその前のベリーダンス見たさ?に)時は一番近くで背を向ける形になるお客様は反対側に廻ってくださったので、演奏事故は起きませんでした。それでももちろん息づかいがお互い聞こえる至近距離ではあります。反応が直に伝わってきて、これはこれで楽しいものです。 日の入りも早くなり、夜になっての冷え込みも室内なら大丈夫・・なのですが、それまでの出待ちで外を経由して、先の団体(個人ですが)を外で待つ、というのは楽器的にはなかなかスリルがありました。幸い全員の楽器が無事なようでしたが、室内に入った瞬間の暖かさと湿気には、ちょっとドキドキしました。 今回はレストランの創業記念日(なんと31年目になるとのこと)のお祝いパーティーということで、関係者のみの催しだったようです。 当然ながら事前の集客、情報開示などはないので、私たちも事前の公開は控えての本番となりました。お客様は30名弱ほど。私と同じ世代か少し上くらいの方からお子様まで、広い世代の方が集っておられました。 ステージは写真のとおり、窓を背面にして一列横隊。テーブルまでの距離は近いですが、今回はオール4重奏で降り番無しでしたので、特に違和感も無くセッティング出来ました。 私は客席から見て一番右端(上手端)。今回の曲で一番リスクの高い曲だった黒猫白猫のリズム担当だったので、真ん中に陣取った方が良かったか、と反省しています。 今回のメンバーは4人。元々翌日のピアノ発表会向けて調整していたメンバーがそのまま登板となりました。親方山田氏とベテラン桂氏に加え、今回初登場、八幡市民オケメンバーとなり、複数オケのエキストラで活躍を始めた小柴嬢が加入、そして私という陣容です。 初登板小柴嬢は、音楽系の大学で勉強されていた、いわば専門コース。今でもプロの先生にレッスンに通っているという、バリバリの奏者です。貴重な上弾きとして今後の活躍に期待大です。 なにせお話しをいただいたのがほぼ1週間前。翌日のピアノ発表会向けに用意した曲(婚礼の合唱、民謡組曲、千本桜)では時間が少し足りないため、追加の曲を選定。出来るだけリスクが無くてウケる曲、としてUFO、ウィスキーがお好きでしょ、黒猫白猫を選択。 練習時間は発表会向けで確保していた前日の午後4時間のみ。しかも黒猫白猫は久しぶりのチョイスとあって、翌日の千本桜と並んで出来が危ぶまれました。結局時間計算をして、30分で出来るだけリスクを減らすと言う方針の下、千本桜は時間が足りない時の最終兵器として、また婚礼の合唱はお酒の入った皆様にはちょっと地味ということで、首記のようなセットリストとなりました。明日はもうステリハでの通し程度なんですが・・大丈夫か(笑)。 前半の出し物であった「ベリーダンス」の盛り上がりがひとしきり落ち着いた後にセッティング。冒頭まずはお店のスタッフからご紹介いただいて、演奏スタート。 まずはネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマから。安定の2人による(山田氏、桂氏)での発声なのですがそれなりに緊張&心配していたせいか、聞きすぎて自分(3rd)の入りに失敗。最初1小節を落としてしまい、2小節目からの演奏となってしまいました。個人的には不安を感じさせる1曲目となりました。 2曲目が実質最初の曲。UFOも久しぶりの演奏で(多分山田氏合流以前)、前回はかなり苦労した記憶が残っていました。今回1stに座ってもらった小柴嬢のおかげで、2nd(私)との絡み部分は若干のゆっくりした練習をしただけで、ほぼすんなり通るようになりました。イントロ部分でのスコアとパート譜の尺の違いも、相談しながら繰り返しを増やすことで解決。オリジナルとは少し異なりましたが、大きくは違和感ないものとなりました。もちろんイントロでの掛け声と振りは入れましたので、掴みはバッチリ。昭和歌謡レパートリとして復活させても良いかなと思いました。今は亡きタミヤン(田宮)さんのアレンジを大事に継承できればと思います。 勢い付いたところで、今回練習で千本桜に次ぐ難関だった「黒猫白猫」。繰り返しがややこしいのと、実は旋律らしい旋律ではなく、短いフレーズがシンコペで喰いながら入っていくので、結構慣れが要ったようです。この曲は「地ひびき」での定番曲で、びわバス団初期の頃も、きんさんが安定の上声部を率いてくれていて定番曲ともしていたのですが、メンバーチェンジもあったので、もう少し練習が必要でした。本番では旋律がシンコペではいる延ばしをどんどん詰めてしまって寸足らずどうしようもなくなったので、リズムも飛ばし飛ばしで追いかけましたが・・・そうこうしているうちにコーダへのジャンプを落としてしまい、最後の掛け声をずらしてしまいました。これはアカンかった。(><) 冒頭からのスラップ奏法は意外と昔よりも上手に出来たので、これはもう少し練習して、出来ればおしゃれな感じの曲でまとめるステージに復活させたいものです。 気を取り直して、「ウィスキーはお好きでしょ」へ。元々Jazz風の曲なのでバスラインがおしゃれで、コントラバス四重奏曲として人気があるのですが、かなりしっとりした感じですので、曲の置き場所が難しい。 今回はこの曲の1stを弾いたのですが、音はそんなに高くないのですが、変幻自在かつ嫌らしくならないバランスよい歌い方が難しい。先の「黒猫ショック」(笑)とスラップ演奏の疲れで、旋律はちょっと精彩を欠いたかもしれません。この辺、録音が残っていれば自己反省できたのですが、幸か不幸か音は残っておらず。 この曲も途中で「指ぱっちん」を入れる演出が出来て、場所とかは示し合わせましたが姿の揃えとかまで手が回りませんでした。その辺のビジュアルディテールには今後こだわりたいところです。 時間は様子を見ながら、ということでしたがなんだかんだで20分くらいに収まりそうだったのでしょうか。ここでMC兼タイムキーパーの山田氏がメイン曲として民謡組曲を呈示してくれました。今回は4人ということで、久しぶりに田邑氏編曲の4重奏抜粋版の楽譜をを使用。過去何回も演奏した1stパートを弾かせてもらったので、演奏はかなり余裕。師匠がおっしゃっていた「ステージが最大の経験値」、というのがよくわかりました。演奏難度も低いので、お客様の反応も確認しながら笑顔で演奏することが出来ました。やはり皆さんご存じの民謡旋律、というのは受けが良く、みんな鼻歌交じりで聴いて下さっているのが判りました。 今回初登場の小柴嬢、変わったグリッサンドのある2ndも飲み込み早く、練習すぐで堂に入った演奏してくれていました。今度は1st弾いてもらって、この曲を伝承していってもらえばと思います。 全曲の終了後の拍手もいっぱいいただけて、定番の「琵琶湖周航の歌」を。アレンジはフルセットの繰り返しがあるので歌詞カードでもないと飽きてしまう、ということから最近は繰り返しを削って演奏しています。慣れていないとハマっちゃうのですが、やはり・・(笑)。途中で気づいて復帰したので、よかったです。 終演後は、ベリーダンスの勢い?もあったのか小柴嬢大人気で質問攻め、なかなか控え室に降りてこられませんでした。興味を持ってもらって(どこに?)良かったです。お客様の方の片付けが一段落したところで、レストランからメンバー向けにお食事(パーティーメニューではなくて、ランチメニューの看板であるカツカレー。さすがに美味しかったし、カツのボリュームと柔らかさに感激)を用意してくださったので、それを食べながらの感想戦をさせてもらいました。 スタッフの皆様には、終始お世話になりっぱなしでした。今回もオーナーからも帰り際にご挨拶をいただき、恐縮しまくり。皆さん親切な方ばかりで、ほんといいお店でした。31年続くだけありますね。ありがとうございました。 さぁ、次回はあるのか・・ ベルヴィさんからの次のお電話をドキドキしながら待つことになります。とりあえず団としては。明日(笑) そして1月の東海親睦会と自主公演となる3月の関西親睦会に向けて頑張ることになります。過去のラ・ベルヴィさんでの演奏経歴です。通算343ステージ目。・2018/9 観月祭(お月見フレンチ)■びわバス団での演奏履歴(通算27ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://biwabass.g2.xrea.com/profile.html守山ライブは今回・前回を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。
2019.11.16
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平成まさに最後のステージは、びわバス団による2年半ぶりとなる琵琶湖大橋翔裕館さんでの訪問演奏でした。懐かしい場所でのステージで、入所者の皆さんとはこれまで以上に演奏後も含め楽しい時間を過ごせました。また、新加入2名のパワーでこれまでにない難曲、大曲を取り上げることができ、充実した内容になったのではないかと思います。私のステージ数も330回のキリ番となりました。<<第4回琵琶湖大橋翔裕館訪問演奏>>日時:2019年4月30日(火・祝) 14:15~15:15場所:琵琶湖大橋翔裕館デイケア部門演奏曲目(括弧内は私の担当パート)ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ (4th)津軽海峡冬景色 (4th)にほんの歌メドレー1 (2nd)かもめが翔んだ日 (1st)にほんの歌メドレー2 (3rd)スーダラ節 (2nd)(アンコール)六甲おろし (2nd)琵琶湖周航の歌 (2nd) 全員のパート分担等については、びわバス団のブログをご参考にして下さい。私の使用弓、演奏回数は以下のとおりです。 仏弓、4弦、extender未使用(座奏) 琵琶湖大橋翔裕館さんは、その名のとおり琵琶湖大橋西詰にほど近い堅田にあるデイサービス・グループホームで、私たちの演奏は主にデイサービスご利用の皆様のレクリエーションの一環となっています。これまでの訪問の中から、約1時間の演奏時間で演奏を聴く、というよりは「歌の伴奏」という形で皆さんに歌っていただきながら聞いてもらうスタイルが出来てきました。 演奏場所はデイケアの皆さんが集まる集会所の一角を、机をどかせて空間を作ってもらう形になります。普段はTVが鎮座しているところに私らが並ぶので、お気に入りの番組のある方からは、「あんたらよりはテレビが見たい」というツッコミが飛びそうなシチュエーションです。 今回も座席ほとんど一杯、大体30名~40名くらいでしょうか。前回(2016年9月)のあと、知人の木管アンサンブルグループも演奏したい、との希望があったことから、同じような趣向のものがかぶらないよう、びわバス団側の演奏エントリーは控えていました。2年半経ったので状況を聞いたところ、結局木管アンサンブルでの訪問演奏は実現していないということでしたので、私どもが2年半ぶりに再登板となりました。 2年半も経つとお客様(利用者の皆様)も結構入れ替わっているだろうな、と思っていたのですが、当日伺ったところでは「びわバス団さんが来るなら、その日のデイサービスに行きたい」とおっしゃって下さった方がいらしたとのこと。感激してしまいました。ありがたいことです。 毎回都合の合うメンバーでの訪問となり、今回はYさん、Haさん、Kさんご夫妻、滝の5名での訪問となりました。 なにせ場所が横一列になってしまう(半円形になれない)ことから、5人一列だともう反対側はかなり遠い感じです。私は一番奥(上手端)に並んだことから、反対側のパートはほとんど見えない状態での演奏です。また、空間的にも時間的にも曲ごとに配置を変更することは難しいことから、場所は動かずパートが変わっていく形になりました。これもいつものパターンではありますが、バスラインやメロディーラインの時差やバランスなど、なかなか難しいものです。 今回のメンバーでは、Kさんご夫妻が訪問演奏デビューとなりました。「歌の伴奏」とはいえ、そもそも歌の尺とは一致しない楽譜もあり、歌詞を何番まで歌うか、間奏の長さなどまったくお互いわからないままでのぶっつけ本番、という超ゆるゆるスタイルの演奏で、初めてのお二人はかなり戸惑ったかも知れません。クラシックではなくほぼ完全にお客様の状態を見極めながらのライブですから、このノリが気に入っていただけるかどうか、ですが・・次回はぜひMC時間も拡大していっていただければ、と思っています。 今回もリハーサル回数2回(うち1回はパート割りと譜読み中心)+当日リハという短期間での仕上げが要求されることから、過去演奏曲や東海でのアンサンブル親睦会での曲をできるだけ取り入れて立ち上げを早くすることを試みました。 オープニングのネスカフェは定番曲ではありますが、これは近年の演奏のなかでもかなり上手くいった出来だったように思います。 次の「津軽海峡冬景色」はBlackBassQuintet(東京芸大卒の若手プロメンバーによるもので、ライブもこなす、日本の固定したバスアンサンブルでは頂点クラスの団体)のアレンジによるもの。凝ったアレンジで、演歌の世界が見事に再現されているのですが、演奏はかなり難しい。音も高いしアンサンブル的な噛み合わせもあり、ちょっと消化不良ぎみ。後半はオリジナルの楽曲より少し尺が延びるところがあり、歌でついて行くのもちょっと難しかったかも知れません。これは歌抜きでもう少し演奏に修行が必要です・・ そして「にほんの歌メドレー1」。アマチュアのコントラバス奏者であり、また作曲家としても吹奏楽コンクールの公募課題曲に採用された、という塩見さんの手によるにほんの歌をメドレーにした曲です。全3曲シリーズなのですが、1曲1曲がかなり長く(ひとつのメドレーに5~7曲くらい入っていて、それが繰り返せるようになっていますので、フルに演奏すると1曲で15分越える物があります)、また今回は1stを一人で3曲通そうとしたために、ハイポジション連続は筋力的にも持たない、ということで、前半2曲+間に別の曲を挟む形での演奏としました。 No.1は山田耕筰と瀧廉太郎の楽曲中心ということで、歌いやすく、また曲もオリジナルどおりであることから、一番元気よく歌ってくれたのでは無いかと思います。 というわけで、間に挟んだ曲は「かもめが翔んだ日」。今年1月の東海親睦演奏会でプロ二人に挟まれて演奏し、すっかり気に入った曲です。その時に「ぜひ機会があったらやってみて下さい、1st弾けるでしょ(ニヤッ)」というコメントをいただき、再演を機会を伺っていましたが、こんなに早く来るとは。これも相当難しいアレンジ(まるでボッテシーニ(笑))でしたが、勢いでやっちゃった感じです。 1978年(昭和53年)の楽曲と言うことから津軽海峡冬景色(1977年)とほぼ同時期発表の昭和歌謡なんですが、演歌とPOPSの隔たりは大きく、こちらはほとんど歌ってくれる方はいらっしゃいませんでした。これも歌なしで再チャレンジしたい。。 1stの方に休んでいただいた後で、引き続き塩見さんの「にほんの歌メドレー2」こちらは抒情歌謡編ということで、しっとりした曲が続きます。アレンジや転調がNo.1より凝っているので、練習はかなり苦戦しました。こちらも多くの楽曲は歌い慣れたもののようで、お客様と一緒に歌えたと思います。 メドレーの最後が「ふるさと」で盛り上がったエンディングとなり、最後は盛り上げるために「スーダラ節」の演奏。これは地ひびきでも訪問演奏の定番曲でしたが、そのままびわバス団にも受け継がさせてもらっているノリのよい曲です。手拍子もお願いしての歌となり、なかなかな盛り上がりとなりました。 アンコールではこのノリをそのまま引き継いで、「六甲おろし」(阪神タイガース応援歌)。定番アンコールでノリは保証付きですが、今回はお客様中に巨人ファンが複数いることが判明。これはますます6球団メドレーが必要になってきました(まだ出来てない・・)。次の機会までには作ります! そして最後も定番「琵琶湖周航の歌」これも滋賀県民なら大体歌える曲なので、安心してライブを閉じることが出来ました。 こうしてすべて歌入り、そしてご利用の皆様とかなり近いステージでもあったことから、演奏後も「大きな楽器やねぇ」などとの会話から楽器を触ってもらったり、など和やかな時間を過ごすことが出来ました。 当日演奏の状況はご利用の皆様のプライバシーの関係で公開できませんが、その代わり、その日の午前中のリハーサル時に収録した演奏(琵琶湖周航の歌)をアップしておきましたので、ご参考まで。YouTubeのリハーサル画像 終演後は楽器を片付け(車に入れる)後、会場隣の控え室(演奏中は楽器カバーなどの置き場)にて、お茶をいただきながらの感想戦と今後の打ち合わせ。元々は場所を変えてお茶しながら反省会するかな、と言っていましたがお茶もいただいたことと午前からの疲れ(アンサンブルでは演奏稼働時間がオーケストラより長いのと、一人1パートなこともあり疲労度大きい)もあり、宴会は後日、ということで解散となりました。 次回も是非、と嬉しい言葉をいただいているので出来れば秋にまた、と思いながらですが、メンバーのスケジュールを調整しつつ、我々の公演の合間を縫って練習と本番ができるか・・まずは7/6に決まった守山ライブの練習の中等で決めていこうと思います。過去の曲目別演奏経歴です。通算330ステージ目。■ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ (多数)■津軽海峡冬景色・2018/1 コントラバスアンサンブル東海支部親睦演奏会(山口/江上/滝/石塚)■にほんの歌メドレー1 (初)■かもめが翔んだ日・2019/1 コントラバスアンサンブル東海支部親睦演奏会(徳高/滝/青木/小見山)■にほんの歌メドレー2 (初)■スーダラ節 (多数)琵琶湖大橋翔裕館での演奏履歴(通算4ステージ目)です・2015/6 第1回・2016/2 第2回・2016/9 第3回
2019.04.30
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演奏の方の2019年スタートは、昨年に続き6回目を数える東海支部でのコントラバスアンサンブルに、3度目のエントリー。今年もびわバス団としての参戦を果たすことが出来ました。演奏楽曲は幸いアレンジの(演奏では無い(笑))ウケもよく、好評のようでした。個人戦含め、今回もプロが「本気で遊ぶ」凄さを間近で見ることができ、モチベーション上がりまくりの年始となりました。<<コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会2019>>日時:2019年1月13日(日)15:30開演予定場所:NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール名古屋駅よりJR関西本線、もしくは近鉄名古屋線で約30分→桑名駅より徒歩約10分【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること)【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問 演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。■団体の部 ・バーンスタイン:ウェストサイド物語 (4回目:アンサンブル版) 4人中 1st 仏弓、4弦、extender未使用■個人の部・渡辺真知子:かもめが翔んだ日 (初) 4人中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用■全員合奏・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス 4パート中 2nd 仏弓、4弦、extender未使用 ホール昨年に続き、桑名市の市民会館小ホール。今年も大ホールは成人式が行われていました。名古屋市内ではないですが、名古屋圏内でアクセスもよく、隣接する駐車場が無料(停車時間が長いコントラバス運搬では切実)、ホールの響きもよく、この催しを開催するには打って付けの会場です。見つけてこられた名古屋の事務局の皆様に感謝。 今回は去年よりも外部にアピールされたとのことですが、まぁ無料の公開イベントとはいえ、マニアックすぎる(笑)ので、お客様は出演者知人を中心に10数名というところでしょうか。それよりも、降り番で聞いている他団体のメンバーや個人参加のメンバーの方が多いし怖いし・・(笑) 当日の団体戦演奏曲目はこちらです。・B.Furtok:Double bass Trio No.1 ~第1楽章・川上哲夫:コントラバス四重奏曲~第1楽章 川上哲夫:そのとき風が吹いた・シュペルガー:Duet for 2 Double bass・塩見康史編:日本の歌メドレー・塩見康史:2台のコントラバスのためのソナタ~第3楽章 原典版・ウエストサイドストーリー~Maria, Tonight, America・シベリウス:白鳥姫~賛歌・G.Bottesini :Gran Duetto No.3・G.Bottesini (Tokutaka編):Rossini Fantasia 4Cb. 団体戦はびわバス団として2回目の参戦。選曲は、昨年のタンゴが難易度高かったこと、周りのレベルの高さなどの反省から色々考え、比較的簡単で、クラシックからは畑(ジャンル)をずらした曲、という中から手持ち曲の「ウェストサイド物語」を選びました。この曲、演奏履歴を見てみると、びわバス団の旗揚げ公演や、守山の第1回ライブとか、掴みどころでの演奏機会が多い曲でした。 元々この曲は学生オケ時代のコントラバスの後輩カップルが結婚したとき、そのお祝いパーティーの席での余興で演奏されたものです。オリジナルは3重奏で、私と入れ違いの後輩達(新郎新婦よりさらに後輩)が自分たちで選曲、アレンジを施しての演奏だったのですが、センスあふれる選曲と粋なアレンジで、大喝采を受けました。(ちなみに私たち「先輩チーム」は、2Vn+4Cbという編成で「浪速恋時雨」を伴奏、もちろんデュエットは新郎新婦という出し物でした) その素晴らしい出来に感動したので、私が後日楽譜を送ってもらい、3重奏から4重奏でも演奏できるようにオプションパート(あってもなくても演奏できるように調整)を加え、ソフトで打ち込み浄書したものが、現在びわバス団で演奏している譜面です。 演奏メンバーは、リーダー(親方)Y氏と昨年びわバス団に合流したKご夫妻、そして私。私はびわバス団としても何度も演奏しているのですが、Kご夫妻にとっては初めての曲、しかもいきなり低音旋律(Tonight)だったり、Americaは3/4と6/8が交替で現れるラテン調の曲だったりで、練習回数が少なくてご苦労をお掛けしてしまったかもしれません。 前後をプロの皆さんの気合い入ったアンサンブルに挟まれ緊張の本番でしたが、ステージではそこそこの出来になったことから、曲の良さは伝わったようで、アレンジや楽譜の問い合わせを多くいただきました。この時の映像は東海支部総帥が録画してくださっていたので、こちらで公開しております。よろしければご覧下さい。 その後はびわバス団メンバーもばらけて、個人戦の部エントリーとなります。この催しは、事前に団体としてエントリーして準備した曲を披露する「団体の部」と、予め曲が用意されていて、希望曲、希望パートにエントリーしておき、さらってきた自分のパートを当日だけの顔合わせとなるメンバーとリハーサル、本番を行う「個人の部」からなっています。なので、個人エントリーだけでの参加も可能になっています。これらの準備は、名フィル井上先生の門下生が毎年取り仕切ってくださっています。本当に感謝です。今年の演奏曲目はこちらでした。1)パッヘルベルのカノン2)Pizzicato Polka3)展覧会の絵~古城4)展覧会の絵~ヴィドロ5)All in a Day's Work ~Kick Start6)かもめが翔んだ日7)バークレー広場のナイチンゲール8)Andante Festivo9)となりのトトロ メドレー10)剣士の入場 11)Crucifixus12)Mountain Hunter 13)誰も寝てはならぬ 当日いきなり顔合わせ+リハーサルということですが、皆さん自パートをきっちりさらっているどころか、他のパートとの絡みも勉強してくる方が多いので、本番は止まる止まらないと言うレベルではない、人を楽しませる演奏が目白押しでした。 私は今回団体戦も出演したので、個人エントリーは1曲だけにしておきました。 事前に配布された曲を眺めた結果、今年も歌謡曲をチョイス。(びわバス団のレパートリーになるかも、というのもあります)渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」、懐かしい。これを昨年もご一緒させていただいた徳高先生がアレンジされたとのことで、思わずエントリー。1stは先生が弾くであろうと勝手に決めて(正解でした)、私は2ndをいただきました。 いざメンバーが集まってみると、1stは徳高先生、2nd私、3rdは青木先生、4thは小見山さんというプロアマ混成部隊。私が足を引っ張ったら不味いなぁ・・とか思いながらのリハーサルでしたが、1~3番は原曲(ほぼ)リアル世代ということもあり、ハイテンションな音だった、との評判をいただきました。 本番では冒頭気合いのあまり?徳高先生が弓を張り忘れてスタートしてしまう、というアクシデント(笑)がありましたが、おかげで?リラックスして弾き直し。本番も「親がリアル世代」という さんのタイトな4thリズムセクションに導かれて、勢いある楽しい演奏になりました。1stはボッテシーニ弾きの徳高先生が自分用に書いた譜面かのような、ソリスティックな音型が続く譜面なのですが、びわバス団で演奏できるかなぁ・・ この間に番外編。控えの音出し部屋で未エントリーの「U.S.A.」自作アレンジをもってこられた さんの譜面を、その場に居合わせたメンバーで初見演奏。曲の楽しさとアレンジでもって、なかなかイケる演奏となりました。これもいつかやってみたい曲ですが、ちょっと今の曲過ぎて、デイケアでの演奏では受けないかな・・ 最後は出演者全員、というか楽器のある限りで演奏する全員合奏の部。 演奏曲目は昨年と同じ・アヴェ・ヴェルム・コルプス(4パート複数による全員演奏)でした。35本余りのコントラバスでの合唱曲はかなり腰重く(笑)、豪快なアヴェ・ヴェルムですが、低音好きには(たぶん)たまらない音響ではなかったかと思います。 演奏後の打ち上げも昨年に続き、デパール参宮店となりました。演奏会場からもあまり遠くなく駐車スペースもあり、ベース奏者達の宴会に打って付け。よくこんな条件にぴったりの場所を探し当てたものです。幹事を続ける「だめカンタービレ」さんにはお礼の言葉しか出てきません。本当にありがとうございます。 今年も車ということもあって一次会まででお別れとなりましたが、終了間際に昨年のびわバス団守山ライブに客演してくれた南嬢が登場。一段と盛り上がりを見せることとなりました。きっと次回も年始に開催されることと思っております。来年は新名神も延伸して一段とアクセスもよくなり、びわバス団はどんなメンバーでどんな曲でお邪魔できるか、また締めきりギリギリになってしまい運営の皆様にご迷惑をお掛けしてしまうかもしれませんが、トライできればと思っています。過去の曲目別演奏経歴です。通算326ステージ目。■バーンスタイン:ウェストサイド物語(注記無いものはコントラバスアンサンブル版)・1991/11 麻生フィルハーモニー管弦楽団(虹ヶ丘ファミリーコンサート)オーケストラ版・2008/12 アンサンブル・びわバス団(クリスマス演奏会 in ten・lai・kyu)・2009/11 アンサンブル・びわバス団(浜大津こだわり朝市パフォーマー)・2011/6 アンサンブル・びわバス団(Livee in 守山 (第1回))■渡辺真知子:かもめが翔んだ日 (初)■モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス (多数)コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会での演奏履歴(通算3ステージ目)です・2014/1 スタジオリリタ(第1回)・2018/1 NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール(第5回)
2019.01.13
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9月4週連続、5ステージ目の本番、もう未知の領域です(笑)びわバス団始まって以来の、レストランからのディナー演奏依頼(そういえばびわバス団の立ち上げは、町屋カフェでのクリスマスコンサートでした)。しかもステージは依頼から約10日後、屋外、夜間という色々困難な条件がありましたが、8日の守山ライブのメンバーがほぼ揃ったことから、課題をクリアでき、お店の皆様の手厚いサポートも頂いて楽しいライブが実現できました。《「ラ・ベルヴィ」 観月祭(お月見フレンチ)》日時2018年9月24日(月祝)場所フランス料理店「La Belle Vue」~ラ・ベルヴィ~滋賀県守山市今浜町2624-159お問い合わせ TEL: 077-535-1974曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) (-)・箱根八里(文部省唱歌)(4th)・虫のこえ~村祭り(文部省唱歌)(-)・朧月夜(文部省唱歌)(3rd)・暴れん坊将軍のテーマ (2nd)・赤穂浪士(NHK大河ドラマ)(1st)・必殺!オープニング曲 (1st)・グリーンスリーブス(2nd)・パッヘルベルのカノン (3rd)・5つのタンゴ(ピアソラ) (4回目) 1.J'attends(さよならもいわずに) (-) 2.La Misma Pena (1st) 3.Saint Louis en L'Ile (1st) 4.Guardia Nueva (1st) 5.Adios Nonino(さよなら、父さん) (-)・六甲おろし(アンコール)(2nd)・琵琶湖就航歌(アンコール)(1st)演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用演奏場所は、フランス料理店「La Belle Vue」(ラ・ベルヴィ)さんの2階テラス。琵琶湖大橋のほど近くで近所にはマリオットホテル(旧ラフォーレ琵琶湖)などのリゾートホテルや、「明るい廃墟」から復活して話題となったピエリ守山などがある、ビーチリゾートの一角です。その中でも一番湖寄りの区画に位置していますので、テラス席からは琵琶湖が手に取るように見えます。もちろん屋外ですから、残響は0。ただ床が薄い板張りなので、エンドピンからの振動はよく届くようで、音としてはテラス席(テーブル4つ)だと十分な音量となり、ちょっと意外でした。また日没が予想された(観月会ですから、当然日没後ですよね)ことから、譜面の照明(先日のLEDライトがまた登場)、風対策の洗濯ばさみ(足りなくて、桂さん所属のバンドのものを若干お借りすることになりました)など、普段ない対応が求められ、なかなか刺激的でした。ステージのテラスには照明を追加していただくなど、ベルヴィさんにも色々助けていただきました。(お店の外観。テラスは中央階段上がって右手)お声がかかったのが、守山ライブが終わって動画などの編集ができあがった直後の週末。最初はメンバーからも(もちろん私も)「フレンチレストランのディナーとコントラバスアンサンブルって・・ミスマッチじゃないか」という不安があり、あの(笑)ライブの動画をご覧いただいた上で判断いただくこととしました。結果は意外にもOKとのこと。そこから団長山田氏が下見と打ち合わせにレストランに伺い、プロジェクトは進み出しました。とはいえ、予約締め切りの22日までの告知期間は1週間弱しかなく、お客様がいらっしゃるかどうか、不安な中での開催でした。それでも何人かのお客様のご予約が入り、さらにレストランのオーナーご夫妻やスタッフの方も参加くださって、4テーブルの席をお相手として演奏することとなりました。ステージは写真のとおり、テラス席の後方L字形のところに陣取り、3,3で折れる形となりました。演奏スペースとしては十分ですが、テーブルまでの距離も近く、降り番のメンバーが楽器を置いたり端に移動したり、というのは難しい状況。そのため、守山ライブ等では曲によって入れ替わりしていたのをやめて、デイケア演奏の時のように固定位置での演奏としました。残響がないことと相まって、1番や4番が隅っこに座っていた場合、反対側のメンバーにはやっている音が聞こえない、というアンサンブル的には決して恵まれた状態ではありませんでしたが、隣のパートを聞きながら何とか合わせ込んでいくメンバーが多く、この辺は「さすが」経験値の高いメンバーでのアンサンブルでした。私は客席に向かって(下手側から)3人目、ほぼ中央の位置でした。今回のメンバーは6人。8日の守山ライブのメンバーから、ゲストの南嬢、アレンジャー加納氏が都合がつかずお休みとなり、替わりに守山ライブでスタッフ参加してくれた桂氏が今度は演奏で参加することとなりました。当初は南嬢の穴を埋めることを中心に、デュエットの曲差し替え(山田氏とのデュオとし、曲も親しみやすい「グリーン・スリーブス」へ変更)、タンゴは小坂♀氏が1,5曲目の1番を想定しておりました。結局桂氏には、加納氏の抜けた穴を全部埋めていただいた上に、タンゴ1,5曲(これは東海では桂さんが演奏したパートでもあり)の4番も小坂さんのパートシフトによりフォローいただきました。練習は当日1回のみ、という厳しいスケジュールかつ新曲も混じるにもかかわらず見事なアンサンブル、そして練習場の手配から屋外対応の洗濯ばさみ調達まで、まさに桂さんの大活躍のおかげで何とか演奏しきれた感じです。なにせ10日間では練習もほとんどできないので、曲目と演奏パートは守山ライブをほぼスライドさせました。なので何とか間に合ったわけですが、今後もこんな感じで直前にお話しいただくのはなかなかキツいものがあります。今回はほんとラッキーだった、としか言いようがありません。冒頭まずはお店のスタッフからご紹介いただいて、演奏スタート。曲順も守山ライブのままでプログラムを提示していたので、それに沿っての演奏です。ただし、今回は2部(飛び入りステージ)なしに1時間半位を我々のみで持たさないといけないので、繰り返しはフル演奏とし、できるだけ長い尺での演奏を目指しました。守山ではMCは山田氏と加納氏での交替でしたが、今回はほぼ全部を山田氏での語りとなりました。このMCが硬軟取り混ぜた絶妙の語り口で、お客さまからもお店のスタッフさんからも大変好評でした。まずはネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマから。お客様は「昭和」をしっかりご存じの方が中心でしたので話も進めやすく、唱歌へのつなぎも上手く進み、箱根八里、虫の声へと。虫の声では、前回の反省からお客様の反応を見ながら、各セッションをゆっくり入る、を目指しましたが、なかなか演奏の方に余裕がないと、こういう心の余裕が出てこず、難しいところです。唱歌の最後は「朧月夜」曲自体は春霞の朧月夜を歌ったものですが、今日の十五夜は残念ながら曇り空、まさに朧月夜の風情で、ぴったり合った(偶然です)選曲となりました。(ラ・ベルヴィのスタッフの方による写真、その1)引き続いての昭和レトロ後半は、守山ではパーカッション導入したり南嬢のムチがうなったり、とハチャメチャしたところですが、今回はフランス料理を召し上がっているシチュエーションなので、かなり抑えました。(笑)ムチは楽器用のものではなく、コントラバスのバルトークpizz(ただし弦を中途半端に押さえて、音程感を無くす)で代用し、ヴィブラスラップ(かーっ)だけは、再度八幡市民オケの方からお借りしました。「時代劇」といった瞬間にお客様の食いつきが変わったので、曲は皆様楽しんでいただけたのではないかと思います。ここで突然お客様の1人が私に「君・・滋賀医大のコンサートによく出演してないか?」との突っ込み。私も虚を突かれて「はぁ」と言う答えから始まったのですが、「オーケストラではなんか難しい顔して弾いてたのに、今日は終始ニコニコしているので暫くわからなかった。」とおっしゃいます。そして隣で弾いていた桂氏にも「君もさきらのステージで見たことある」とのことで彼が守山の有名なビッグバンドに所属していることを告げると、そのお客様、さきらの演奏会に足繁く通っておられるそうで、滋賀医大オケの定期演奏会や、ビッグバンドのクリスマスコンサートなどの常連さんだったようです。悪いことはできないものです(笑)。実は桂さんも滋賀医大オケは長く(私より長い)演奏されているはずなのですが、いつも奥で弾いてらっしゃるのでお客様は気づかなかったようです。オーケストラだとステージまでの距離が遠いこともあって、きっと難しい顔に見えたのでしょう(と信じたい)。これからはオーケストラでも営業スマイルを絶やさないようにします(笑)。ここから後は、クラシック系中心の出し物。デュエット枠、守山の時のプチ・スケルツォは南嬢がいないこととベースの人ウケな曲なことから、今回のセットで1番が少なかった山田さんに上を弾いてもらって、ポピュラーな「グリーンスリーブス」を演奏しました。その後は私は降り番だった、パッヘルベルのカノン。今日の練習で小坂♀さんから突然「タンゴ弾くのでこちらがしんどい」と言われて、私が3番を弾くことに。1月の東海親睦演奏で弾いたとはいえ、楽譜もあるとはいえ、いきなりすぎ。。。ですが、何とかトライ。本番ではLEDライトを付けたのですが、楽譜が大きい(B4サイズにコピーしてました)ことから光が十分に届かず、楽譜の暗い部分で1段読み飛ばししてしまい、本番でカノン(4小節ずれ)が一気に追いついてしまい、2ndとユニゾンになってしまいました(笑)。おかしいのに気づいて慌ててまた4小節戻して弾いて、最後は定められた終点で着地できましたが、冷や汗ものでした。そしてメイン曲の「5つのタンゴ」。これも結局守山で当日ムチャ振り(笑)された3曲目は今回も弾くことになってしまい、なかなか重労働となってしまいました。私のフィニッシュである4曲目が終わってやれやれ、となり楽譜をめくって(それまでは降り番の曲も楽譜を追っていた)次のアンコールに譜面をめくって洗濯ばさみで楽譜を留めたところでアクシデント発生。小坂♀さん(1st)の譜面が風で飛んでしまいました。2番以下で何とか曲を進めている中楽譜を拾って復帰できましたが、同じ譜面をもっていただけに、その時も楽譜を追っていればすぐにフォローできたのに・・・と悔やまれてなりません。全曲の終了後の拍手はノリよく、アンコールプリーズ、でしたので、喜んでのアンコール。曲はこれも守山と同じ、「六甲おろし」と定番の「琵琶湖就航歌」。「六甲おろし」では、「こんな曲も出来るんか」というような驚きの空気もあり、イケイケで演奏できました。結局演奏時間は1時間半くらいは行ったでしょうか。バスアンサンブルでこれだけ行けるようになるとは・・守山の当初、30分の演奏でひーひー言っていたのが嘘のようです。(ラ・ベルヴィのスタッフの方による写真、その2)終演後は、なぜか第2部のように楽器を触ってもらったり、試し弾きしてもらったり、という光景もありましたが、奏者は控え室に下がって着替え、片付け。お客様がお帰りになったあとで、レストランからメンバー向けにお食事(ディナーコースではありません。ランチメニューの一つでした。さすがに美味しかったです)を用意してくださったので、それを食べながらの感想戦をさせてもらいました。スタッフの皆様には、終始お世話になりっぱなしでした。オーナーからも帰り際にご挨拶をいただき、恐縮しまくり。皆さん親切な方ばかりで、ほんといいお店でした。ありがとうございました。さぁ、次回はあるのか・・屋外、夜間という慣れない環境でかなり厳しい事故を続けた演奏だけに、まったく予断を許しません。(笑)とりあえず団としては。。打ち上げ企画。そしてその先は東海親睦会!過去の演奏経歴です(メイン曲のみ)。通算317ステージ目。■ピアソラ:5つのタンゴ ・2017/11 八幡市民オーケストラCbパート 親子コンサート&室内楽の集い(1,3曲)・2018/1 アンサンブル・びわバス団 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会(1,3,5曲)・2018/9 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part VIII (2,3,4曲)■びわバス団での演奏履歴(通算24ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://music.geocities.jp/biwabassi/profile.html守山ライブは今回を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。
2018.09.24
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今年はできるのか・・と一抹の不安があったびわばす団ライブですが、7月に開催決定、8月練習で本番、とドタバタで駆け抜けました。とはいえ、新しい演奏場所、新メンバーの加入、ゲストの招聘と色々新しい試みもできて、これまで以上に盛り上がったライブとなりました。《コントラバスアンサンブルびわバス団 ライブ in 守山 Part.VIII》日時2018年9月8日(土)場所守山駅前「チカ守山」パブリックスペースゲストコントラバス奏者南 江莉伽曲目(括弧内は私の演奏パート)・ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) (-)・箱根八里(文部省唱歌)(4th)・虫のこえ~村祭り(文部省唱歌)(-)・朧月夜(文部省唱歌)(3rd)・暴れん坊将軍のテーマ (2nd)・赤穂浪士(NHK大河ドラマ)(1st)・必殺!オープニング曲 (1st)・プチ・スケルツォ(グノー作曲)(2nd)・パッヘルベルのカノン (-)・5つのタンゴ(ピアソラ) 1.J'attends(さよならもいわずに) (-) 2.La Misma Pena (1st) 3.Saint Louis en L'Ile (1st) 4.Guardia Nueva (1st) 5.Adios Nonino(さよなら、父さん) (-)・六甲おろし(アンコール)(2nd)・琵琶湖就航歌(アンコール)(3rd)演奏曲目通しての私のと使用楽器、弓は以下のとおりです。・仏弓、4弦(自楽器) エクステンダー未使用演奏場所は、これまでの「守山市駅前総合案内所」のあるビルの隣のビル(セルバ守山)の地下、「チカ守山」のパブリックスペースでした。総合案内所の空調が(今年の猛暑のせいか)故障してしまい、そのためにイベントを急遽チカ守山に移動させたようなのですが、このパブリックスペース、普段はテーブルと椅子が並んでいて、学校帰りの生徒さんたちが息抜きや勉強してたりするんですが、実はステージ状の区画となっていて、通路を挟んだ反対側を客席にできる、という優れものの設計なのです。サイズ等は写真でご覧いただくのが一番ですが、響きも良くて、アンサンブルにぴったりでした。これで後ろの区画にある「キッズプレイランド」の阿鼻叫・・もとい、歓声が聞こえなければ最高なのですが、それはそれで開放感あって良い感じでした。(今年もステキなポスターを案内所さんが作ってくださいました!)ライブの日程が決まったのが7月と準備期間がほとんどなかったこと、場所が変わって駅からの動線から少し外れたことからやや心配していました(そのために、プログラムの部数も20部まで減らしちゃいました)が、いざふたを開けてみると、スペシャルゲスト効果のおかげか、いつもと変わらないくらいのお客様が集まってくださいました。約30名くらいでしょうか。感謝です。特に今年は今まで飛び入りで弾いていただけだった後半枠で、「ビアばす団」なるニューグループが参加してくれました。実態は、東京と北陸から集まった3名が事前に演奏曲目も決めて譜読みしておいたもので、当日ゲストの南さん(こちらも名古屋から)交えての4人で30分弱のリハーサルをして本番に臨まれました。譜読みしていただけあって、びわバス団も真っ青の出来映え。このハイレベルな演奏は、こちらで見ることができます。(リハーサル時の様子。ステージサイズがわかります)そしてもう一つうれしかったのは、若いメンバーや知り合いの方々がお越しくださったこと。以前にびわバス団のH氏と私で、守山南中の吹奏楽部の弦バス指導にお邪魔したときの生徒さんが見に来てくださってたり、昨年エキストラでお邪魔した大阪工大のオケのメンバー(残念ながらコントラバスのメンバーは卒業し、今回はVnとVcの方が来てくれてました)が来てくれていたり、と京都大阪からは若干不便な守山まで見に来てくださって恐縮でした。また、嫁のバンド仲間でライブ好きのTさんも仕事の合間を縫って駆けつけてくださり、ライブファンのノリで客席を盛り上げてくださいました。ありがたかったです。Kさん所属オーケストラの若手メンバーY氏が、楽器と楽譜もって訪ねてきてくれたのにも感激しました。しっかりその楽譜、演奏しました。(下記リンク)https://youtu.be/eLOqAFBPpCsステージは横に10m以上あり、かなりの余裕でした。いつも演奏させてもらっている総合案内所の2Fよりは、明らかに広いですし、天井が高いので楽器移動時も安心の開放感です。結局並べたコントラバスは9本。団員の6本に、南氏、ビアばす団ご持参のもの、そしてY氏持参のもので最後は全員合奏でアヴェ・ヴェルム・コルプスを演奏できました。今回のメンバーは6人。リーダの山田氏、久々復帰の橋場氏、3曲のアレンジ対応いただいた加納氏というここ数年安定のメンバーに、初参加の小坂夫妻をお迎えしての構成です。小坂夫妻はこれまでもびわバス団のライブに何度か足を運んで下さっていたのですが、奥様が本格的に演奏活動を再開されたのに伴い、ついに弾く側に回って下さいました。そしてリハーサルの都合がつかなかった桂氏も当日のスタッフで色々と助けて下さいました。そして今回初の試みとして、ゲスト奏者をお招きしました。去る1月の東海地区コントラバス親睦演奏会で久しぶりの顔合わせをした南江莉伽嬢に守山での演奏への賛助をお願いしたところ、快諾をいだだき今回の顔合わせとなりました。中高大と音楽関係の学校に行っただけあって、さすがの安定感と譜読みの早さでした。今日の飛び入り団体、「ビアばす団」さんの演奏にも参加していただき、余裕でアンサンブルをこなされていました。(メンバー総出演 暴れん坊将軍の馬の部分再現方法です。動画はこちら)冒頭のネスカフェはびわばす団のオープニングを飾るテーマ音楽なんですが、今回は新メンバー中心で弾いていただきました。そして昭和レトロな前半は、3曲唱歌を演奏。私は4番、降り番、3番。アンサンブルの時はフレンチ弓でチェロスタイルの持ち方(低い椅子に座る)をすることにしているのですが、それで4番のバスラインを弾くと、不思議なことに軽くなってしまう・・同じ楽器を普通にジャーマン弓で弾くと低音域(A線、E線)はそれなりの重みの音が出るのですが。なんでだろう。朧月夜の3番はアルペジオ中心の伴奏で、ポジションと移弦のいい練習になりました。引き続いての昭和レトロ後半は、今回用にAKさんがアレンジしてくれた時代劇3曲。オリジナルのアレンジはベース4~5本での演奏だったのですが、いずれの曲も特徴的な効果音があり、それを再現させるためと、バスアンサンブルの連続で音色が変わらないことへの刺激として、一部パーカッションを導入することにしました。楽器自体はびわこフィルや八幡市民オケ(自オケ)の知人の打楽器奏者からお借りすることができ、さらにはゲストの南嬢がなぜか持っていたおもちゃの鞭まで導入し、以下のような効果音を追加することができました。・赤穂浪士 楽器用ムチ(叩き続け、かつリズムに入れないといけないため、楽器用で)・暴れん坊将軍冒頭の、将軍が馬に乗って駆ける様 コントラバスの側面叩き(馬の蹄) +音程を殺したバルトークpizz(ムチの音) +おもちゃのムチ(空気を裂く音と視覚効果) +ムチ入れのかけ声・必殺! ヴィブラスラップ(「カーッ」という硬質な音を出す楽器。)印象的なところで出てくる音だけに、これが入ったシーンは結構ウケて、「暴れん坊将軍」では演奏後に冒頭部分を最後舞台中央でアンコールするほどでした。(楽器用のムチと、ヴィブラスラップ。上はゲストと持参のムチ)ここから後は、クラシック系中心の出し物。いつも四重奏などの多重奏が中心で、アンケートでも「二重奏等が聞きたい」という声があったので、今回ゲストも迎えたことから南嬢と私でデュエットをすることにしました。曲は紆余曲折あったのですが、結局練習時間がほとんどとれないことから、グノーの「プチ・スケルツォ」になりました。当日のリハーサル時間枠がキツいこともあり、デュエット曲は先乗り前泊の南嬢を襲って、金曜夜にカラオケBOXで合わせておくことにしました。さすがに音大行ってただけあって、合わせるのもほとんど一発でとおることから、色々表情付けとかできて、有意義でした。そして暗いカラオケBOXの中、ということでLEDの譜面ライトが活躍してくれました。その後は私は降り番でしたが、パッヘルベルのカノン。誰か一人でもテンポを伸ばしたり端折ったりすると途端に崩壊の危機を迎えるシビアな曲ですが、みなさん安定の演奏で、無事曲を終えられました。そしてメイン曲の「5つのタンゴ」。初めて八幡オケで1,3曲目をやって以来、1月の東海アンサンブル親睦会でびわばす団として1,3,5曲を演奏(動画はこちら)。そして今回の全曲演奏となりました。ただ、前回の東海親睦会でも終盤でバテたことから、今回はゲスト南嬢と1stを分け合い、1,3,5曲を南さん、2,4曲を滝、と交互で演奏する予定でした。ところが当日のリハーサルで3曲目をいきなり譲られてしまい、結局2,3,4曲を連続演奏することになりました。本番ではやはり4曲目でバテてしまい、ハイトーンを押さえきれなかったり、とかちょっと残念な音を出してしまい反省しています。基礎練習で体力をつけるしか無いですね。(タンゴ演奏風景。動画はこちら)アンコールは、昨年好評を博した「六甲おろし」と定番の「琵琶湖就航歌」。広島ファンの私としては、「それ行けカープ 」をやりたいんですが(笑)。自分でアレンジするしかなさそうです。これらはパートは4部~5部ですが、メンバー全員で演奏しました。その後は親睦モードとなり、まずは「ビアばす団」さんの演奏。曲はコントラバス奏者で作曲もされる塩見さん(作品は今年の吹奏楽コンクール課題曲にも選ばれました)の作品、日本の歌メドレー第3集。一部アンサンブル的にもかみ合わせの難しい曲を、東京、北陸、名古屋から集まったメンバーが(事前に譜面は見ておいたとはいえ)、直前の30分ばかしのリハーサルで見事な演奏を披露されました。びわバス団より上手かったという、もっぱらの評判です・・そしてその後は完全にいつもの余興モード。昨夜の練習時にアンコールとして密かに取っておいた「グリーンスリーブス」を南嬢と私でデュエットしたあとは、同じ曲をびわバス団メンバーの1人が、中学時代にびわバス団の指導を受け、高校卒業以降は楽器を触ってなかったという方を誘ってデュエット。また、楽器と楽譜をもって登場されたY君は当然のごとくその曲を「びわバス」と「ビアばす」の両メンバーが取り囲んで演奏(3重奏でした)。最後は楽器がある限りでの全員合奏で、アヴェ・ヴェルム・コルプスを演奏してお開きとなりました。 例年土曜の夜は自オケの練習があり、撤収後ちょっとメンバーでお茶を飲んで感想戦したら練習場へダッシュ、というパターンなのですが、今回はお誂え向きにすぐ隣にオープンなカフェ(チカカフェ)があったことから、打ち上げは楽器もってそこになだれ込む形でほぼ全員参加となりました。私は後ろ髪引かれる思いでコーヒーのみで次の練習に走りましたが、このカフェにはアルコールもあったのでそれなりに1次会の役割は果たせたようです。けど・・やっぱりベース弾きは日を改めて楽器をおいて宴会、が一番ですね。守山ライブは、きっとあります。今やびわばす団のメイン活動となってますし。そして来年まで・・と思っていたら、なんと約2週間後に同じ守山のレストランでの演奏オファーをいただきました。今回とほぼ同じセットリストで、ディナーのお客様に今日の演奏をお披露目することになりますが・・・いいんだろうか(笑)過去の演奏経歴です(メイン曲のみ)。通算315ステージ目。■ピアソラ:5つのタンゴ ・2017/11 八幡市民オーケストラCbパート 親子コンサート&室内楽の集い(1,3曲)・2018/1 アンサンブル・びわバス団 Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会(1,3,5曲)・2018/9 アンサンブル・びわバス団 Live in 守山 Part VIII (2,4曲)■びわバス団での演奏履歴(通算23ステージ目)は、リンク先のホームページをご覧ください。http://music.geocities.jp/biwabassi/profile.html守山ライブは今回を除き、場所はすべて守山市駅前総合案内所となります。
2018.09.08
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2018年の弾き初めは、コントラバスアンサンブルからになりました。 成人の日3連休の中日に開催された、コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会にびわバス団として参加してきました。 この親睦演奏会に参加したのはこれで2回目。1回目は第1回、旗揚げ公演への個人参加でした。 それから本部(東京での親睦演奏会)も東海支部も毎年演奏会を重ね、規模も拡大してくる中、4年後の第5回の東海支部演奏会に、ようやく再び参加することが出来ました。 その間、東海支部の皆さんはびわバス団のライブがある度に滋賀まで駆けつけてくださり、演奏会場を盛り上げてくださっていて、ただただ恐縮するばかりでした。今回、年始すぐでもあり参加メンバーがそろわず一時は参加が危ぶまれましたが、リーダーY氏の熱烈勧誘で若者1名がびわバス団に身を投じてくださり、団として出演の目処が付きました。<<コントラバスアンサンブル東海支部・親睦演奏会2018>>日時:2018年1月7日(日)15:30開演予定 場所:NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール 名古屋駅よりJR関西本線、もしくは近鉄名古屋線で約30分→桑名駅より徒歩約10分 【イベント内容】コントラバスアンサンブル(2本以上)の演奏会(ソロ(ピアノ伴奏含む)不可・他の楽器とのアンサンブルは簡易な楽器のみ可・演奏の主体はコントラバスであること) 【参加資格】コントラバスを愛する奏者の方 プロ・アマ不問 メンバーが決定してから当日までの時間が無いため短時間で仕上がる曲を、ということで、私が先日自オケで演奏したピアソラのタンゴを中心に選曲することとなり、その結果5曲のうち、1,3,5曲を演奏することとなりました。ちなみに親睦演奏会では「団体の部」と「個人参加の部」があり、個人参加については予め用意された曲(楽譜も事前配布)の中から弾きたい曲・パートを何個か選んでエントリー、当日1回のリハーサルで本番ステージを行う、と言うものです。(この辺が親睦演奏会の所以)私の演奏曲目は以下のとおりです。 すべて4弦、フレンチ弓による演奏。エクステンダー未使用。■団体の部 コントラバス4重奏、1st担当・ピアソラ(ゴットスタイン編):5つのタンゴから No.1(J'attends), No.3(Saint Louis en L'Ile) (2回目) No.5(Adios Nonino)(初)■個人の部 ・パッヘルベル:カノン (David Heyes編)コントラバス4重奏、2nd担当(2回目) ・三木たかし:津軽海峡冬景色 (木村将之編)コントラバス4重奏、3rd担当(初) ・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス 全員合奏(4パート)、1st担当 ホールは、親睦演奏会でも始めて使用するという、桑名の市民会館(現在はNTNシティホールと呼ばれています)小ホール。客席数は約300名と小振りですが、ステージは奥行きがあり、全員合奏(約30名)もゆったり乗ることができました。 響きもすばらしく、合奏なら響きすぎかも知れないですが、小編成の音でも無理なく客席に届くため、無理な音を出さないですみ細かいニュアンスが表現できます。さらに隣接の駐車場は入場処理をしたら時間制限なく1日無料、というコントラバスにとっては夢のような環境。よくこんな条件が整った場所が空いていたものです。 主催アンサンブル団体の「だめカンタービレ」さんのご苦労がしのばれます。 参加したコントラバスメンバーは約30名。名古屋圏を中心として、三重、北陸、浜松あたりに加え、神奈川県や兵庫県からもメンバーが集い、盛況での演奏会となりました。元々メンバーの親睦が目的で、外部への宣伝活動はあまりやってない(まぁ、やってもあまりにマニアックなので、効果は薄いように思いますが・・)ですが、十数名のお客様もお見えになられていたようです。 下の写真は、全員合奏が終わったあと楽器をそのままステージに置いた状態での写真です。壮観。 名古屋フィルの井上先生門下生が多く、皆さんしっかりと基礎が身についた方ばかりで、演奏もレベルが高い。特に若い方は音色も綺麗で、指も回り、かつ正確。私らとは隔世の感があります。これもこのような親睦演奏会を重ねて実力をつけてきた成果ではないか、と思ったりもします。そしてプロの方も数名参加いただいてます。一門総帥の井上先生筆頭に、お正月の四国リサイタルを終え千葉へ戻る途中の寺田先生、東京からボッテシーニ・テストーレの貴重な楽器を持参して登場の徳高先生はじめ、錚々たる顔ぶれでした。 演奏曲目は、・アルムの4重奏曲・ボッテシーニのグランデュオ(2番3楽章)・同上(1番1楽章)・犬小屋のシュトラウス・ロンベルグのソナタ(1楽章)・・11月に私も高松で演奏した曲です。・ボッテシーニのグランデュオ(2番1楽章) ・・井上先生、徳高先生(ボッテシーニが弾いた楽器でのボッテシーニ演奏!!)というものでした。 びわバス団は、先述のリーダーY氏、タンゴの要、リズムセクションのK氏、今回がびわバス団初登場となる、大学オケの後輩S氏、そして私の4名です。こちらも若手の例に漏れず、実力派。これで私も1stの重圧から解放されるかも(笑)。 個人エントリーで用意された曲は、こんな感じです。かっこ内はパート数・パッヘルベルのカノン(4)・悲しきワルツ(4)・津軽海峡冬景色(4)・ジブリメドレー(4)・The Last Poppy(日本初演:David Heyes氏の曲)(4)・The Pink Elephant(4)・アンダンテ・フェスティーボ(7)・摩訶不思議アドベンチャー(5)・序奏とライオンの行進(6)・ブルックナーのアベ・マリア(8)・ホルベルク組曲から第2曲(8)・クレンゲルの讃歌(12)・アヴェ・ヴェルム・コルプス(4パート複数による全員演奏)団体部門、個人部門共に80分を要するという大演奏会となりました。自分の演奏曲はこんな感じでした。団体部門のものは、あとでびわバス団からYouTubeにアップされることと思います。・ピアソラ(ゴットスタイン編):5つのタンゴから、1,3,5曲目 1,3曲目は先日、八幡市民オケバスパートでのカルテットで1stパートを演奏したので、自分のパートとしては大体感触は覚えていました。もちろん他のメンバーは入れ替わりということで、リハーサルからガツンガツンと攻めてくるリズムセクションに圧倒されました。練習時にはかなり焦って、ガシガシ弾いていたのですが、当日は幸いホールがよく響くこともあり、ホールの響きを信じて、楽器を鳴らすにしても不用意にがなり立てないことだけ気にしていました。 ただ如何せん悲しいかな、普段ハイポジション練習していないのが祟って、リハーサル時点で既に左手人差し指が疲れてきて、ハイポジションが押さえきれなくなってきていました。(オーケストラの音を弾く時と、使う筋肉が違うようです) そのためリハーサル後は極力ハイポジションの1指を温存していたのですが、やはり5曲目で疲れが来てしまい、一番高い音(指板切れ目に近いB♭)は届かず・・でした。 全般的に音程が甘いのは、やはり普段の(多分日々の)基礎練習の問題と思います。この辺はプロの方と圧倒的に違うところですが、ここを克服するところが大きな課題です。 それ以外の難所のフラジオハイポションは本番ほぼ全部当たった(リハはほぼ全部外れ)ので、まぁ、ヨロヨロですが何とかサマにはなったのかも知れません。うまくいけたとしたら、ひとえにリズムの伸び縮みを3人で自由自在に作り上げてくれたメンバーのおかげです。・パッヘルベル:カノン パートは一応2ndをもらいましたが・・カノンだからどれも変わりません(笑)最後の方どこまで弾くかが違うくらい。この曲では1stパートが最後までオープンで、そこに徳高先生が参加くださることになりました。もちろんあのテストーレで。なんとテストーレのすぐ隣で並んで弾く、というビックリするような事態となりました。当日渡された楽譜でも、さすがプロ。音楽全体の作りを設計されて、それを元に合奏の動きを確認しながらテンポの出し入れをされていました。練習は20分1回きりでしたが、最後まで3声とも迷子にならず到着できました。それにしても楽譜がバス用になって、却って見にくいとは(笑)。昔学生時代にやったとき(これはほぼ初見演奏)は、ヴァイオリンの譜面を見ながらそのままオクターブ下げて弾いたのですが、その方がト音とへ音を行ったり来たりする譜面よりよっぽど見やすかったです。・津軽海峡冬景色 言わずと知れた演歌の名曲。アレンジはBlackBassQuintetによるもので、どのパートも音大卒業生を前提としたなかなか難しい譜面です。4thがいわゆるエレキベースによる「バスライン」に相当しますが、ここにはカデンツ(アドリブ)もあります。3rdは前奏、間奏、後奏の「Saxパート」に相当。元Saxの私としては、このパートをいただくしかありません。 1st/2ndが若手の上手な二人ということで、事前の譜読みも含めバッチリの出来上がり。私はSaxらしさを出そうと、普段はやらないビブラートのやり方(普通は指板を押さえているポイントは動かさず、指の位置や圧力を手首を使ってゆらすのですが、ここでは指板上で押さえている位置そのものを動かして、Saxのやらしい気味ビブラートを再現しようとしました)を使ってみました。 ただそこに気負ってしまって、前後が甘くなったりしたのは反省材料です(要は練習不足)。それと曲後半で音楽の流れに気を取られてしまい、カウントを一瞬失って締まったのが今日最大の懺悔ポイントです。4人のアンサンブルですと、誰かが動きを壊すと、部品のピースが欠けてあとバタバタッと一気に危機が訪れます。今回は曲終盤ということもあり、少し先でのフェルマータで事なきを得ましたが、最長老(・・・)こんなことやってしまってはいかんです。大反省。・アヴェ・ヴェルム・コルプス 4重奏の定番で、びわバス団でも同じニ長調に編曲したもの(別アレンジ)を持っていて時々演奏していました。なので、自分の演奏自体はあまり心配はしていなかったのですが、なにせコントラバス30数本が一斉に鳴るので、どんなことになるか、と言う方が心配でした。 幸い1stパートも私を含め人がそこそこ集まり、また音がしっかり通る人が多かった(上手な若手メンバーやプロの方による万全のサポート)ので、全員合奏の割にはしっかり音も聞こえ、何かいい出来だったように思います。録音の出来上がりが少し楽しみだったりします。 というわけで、4年ぶりの親睦演奏会、以前にも増して色々な刺激を受けたわくわくの1日でした。 徳高先生とはこの日が初対面だったのですが、とても気さくな先生で、フレンチ弓メンバーでひとしきり盛り上がった(当日は先生を含め、フレンチ弓使いが4人)あと、なんとボッテシーニ・テストーレ(コントラバスの伝説の名手・作曲家であるボッテシーニが愛用したとされる、名器テストーレ)を弾かせていただく事となりました。ちょこっとだけボッテシーニの2番の協奏曲冒頭を(小さい音で)弾かせてもらいましたが、あのボッテシーニもこの楽器でこの曲を何度も弾いたんだろうな、と思うと大感激でした。おかげでこの日は帰宅して寝ても(寝たのは1時近く)、5時過ぎには目覚めてしまいました(笑)。先生の許可をいただいて、ボッテシーニ・テストーレとのツーショット写真を撮らせてもらったので、それを掲載しておきます。プロフィール写真はしばらくこれかな。過去の演奏曲目(メインのロンベルグだけ)通算303ステージ目となりました。 ■ピアソラ(ゴットスタイン編):5つのタンゴから・八幡市民オーケストラ・コントラバスパート(2017/11) (1,3曲目のみ)■パッヘルベル:カノン・京都大学交響楽団ベースパート(1990(?)/3)(ヴァイオリン用譜面)■三木たかし:津軽海峡冬景色 (木村将之編) (初) ■モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス (多数) 演奏会場履歴です。初です。 当日は桑名市の成人式が大ホールで行われていたとのことです。 ・NTNシティホール(桑名市民会館)小ホール (初)
2018.01.07
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例年は吹奏楽コンクール前を狙って6~7月に開催していた「守山ライブ」ですが、今年は何やかやとあって、9月の開催となりました。守山市駅前総合案内所さんのイベントは年々充実してきており、5月に応募しようとしたらすでに6,7月の枠がいっぱいだったのです。それで、急遽9月の枠に入れていただくこととなりました。リハーサルはびわバス団としては初めてお世話になる、「矢橋総合会館」を使わせてもらいました。ありがたいことに広い場所にしていただいたのですが、照明のスイッチのありかがわからず撤収時に右往左往・・結局わからず電気を消せずに退出(お昼休みでどなたもいらっしゃらず・・)してしまうことになってしまいました。すみません・・もう出禁か・・・てな感じで結構ギリギリに案内所さんへ入ることになってしまいました。 毎回こうして会場の駅前総合案内所の皆さんが手作りでPOP作ってくださったり、守山市の広報やコミュニティFMへの紹介もしてくださっていて、その情報でいらっしてくださるお客様も結構いらっしゃるのです。こんなキワモノなアンサンブルを毎年暖かく迎えていただき、本当に感謝です。メンバーは、K竹さんの体調は未だすぐれず、またPopsの雄Hideさんも都合が合わずお休みとなり、Kakkaさん、Mizさん、Yamaさん、びわバス団デビューとなるIssyさん、そして私とで計5名、という今回もキツいローテションでした。3重奏があったとはいえ、降り番は1曲、曲数は複数曲を含むものが3曲もあり、それを全部やろうとしたためかつてない曲数となってしまいました。以下が演奏曲目と、私が担当したパートとなります。ネスカフェゴールドブレンドのテーマ(八木正生作曲) 3rdThe Pink Elephant (Tony Osborne) 降り番Pizzicato Polka (J.Strauss arr.by David Heyes) 2ndVenetian dances (arr.by Franz Pillinger) 4thI. Le Forze d’HercoleII. Il Buratto III. La GambettaIV. L’Agricola V. La ManfrolinaVI. La Traditora ルパン三世のテーマ (コンバース版) 2ndAve Maria (Fitzenhagen arr.by Jorma Harkonen) 1stThe Easy Winners (Scott Joplin arr.by Uwe Heger) 2ndClassic Pop's (arr.by Werner T-Mifune) 1stI. Rossini’s “Barbier” - RagII. Haydn’s “Paukenschlag” - BoogieIII. Beethoven’s “5.Sinfonie” - MamboIV. Bach’s “Brabdenburgischer” - BoogieV. Mozart’s “Zauberflöten” - MamboVI. Offenbach’s “Barcarolen” - BoogieSuite for Viola da Gamba (David Funck arr.by B.Salles) 1stI. Intrad.II. AllemandeIII. AdagioIV. GigueV. LamentoVI. VoltaVII. Ballo 六甲おろし(アンコール) 2nd 琵琶湖周航の歌(アンコール) 3rd YouTubeのびわバス団ページにも、一部演奏の画像を公開しております。(著作権の関係で、一部楽曲は非公開となっています)https://www.youtube.com/watch?v=CKxykvFrFUg&list=PL9tON5ciGv0RN7ijP8LslbiY_0UymvnhD 今回は写真のとおりスタートから満員のお客様!いそいで追加の椅子を出すほどでした。用意したプログラム(30部)もほとんど捌けてしまいましたら、動員約30名と言っていいでしょう。今回もはるばる富山からOご夫妻や、名古屋(岐阜)からコントラバスアンサンブル東海支部の方、先週の演奏会でお世話になったK夫妻や、大阪に転居されたびわバス団メンバー、Hさん、そしてIさんら、と多彩なお客様にお越しいただけました。下の第2部の写真、すっかりアンサンブル初見大会です。本編びわバス団メンバーより上手かったりして(笑) 前回に引き続き、アンケートも実施してみました。曲の評価では、やはりルパン三世などノリのいいポップス調やジャジーな曲に人気が集中しましたが、アベ・マリアに票を投じてくださった年配の方がいらっしゃって、感激でした。この方のためだけにもう一回弾かせてもらいたいくらい。個人的にはかなりの消化不良感があって、冒頭のゴールドブレンドの何でも無い3rdのパートがヘロヘロだったり、1st取っている曲でダルセーニョ忘れて曲を終わらせてしまい、次の曲に入ったり・・あり得ないやらかしを結構残してしまいました。いつもこうして反省するんですが、また次回になるとやりたい曲を突っ込んでしまうんだろうなぁ。。懲りない・・・写真は今回の演奏に使った楽譜と、Kご夫妻からいただいた差し入れです。あと恒例と言えば、デイケアセンターでの合唱伴奏演奏ですが、それとは別に短い出番で少ない曲をしっかりさらって完成度を上げた演奏もしてみたいな、と思ったりもしました。
2017.09.09
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2016年は、久しぶりにびわバス団活動が活発。これで3ステージ目になります。 そのうち二つのステージが、ここ、琵琶湖大橋翔裕館さんでの演奏です。前回に引き続いて歌の伴奏を中心に、ということでまたお話しをいただきました。ありがたいことです。 守山ライブの後と言うこともあって、練習スケジュールがなかなか取れない中、曲は守山のレパートリを出来るだけ流用し、パートも若干変更に留め、新曲のメンツ割りは、上弾き下弾きをはっきり分ける作戦としました。本人の満足度はともかく、効率よく完成度は上がったと思います。曲目リストには、私のパートも併記しておきます。メンバーは、紅一点AKさんも登場。MYさん、HKさん、YT1/2さんという編成となりました。ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ: 降り番オブラディオブラダ(歌入り): 1stアニーローリー(歌入り): 2nd虫の声-村祭り(歌入り): 3rdちいさい秋みつけた(歌入り): 1stジブリメドレー : 4th 明日があるさ変奏曲(歌入り) :3rd秋桜(歌入り): 1stアカシアの径(歌入り): 1st瀬戸の花嫁(歌入り): 2nd----------アンコール---------琵琶湖周航の歌(歌入り): 降り番スーダラ節(歌入り): 3rd 今回は5人ということで降り番があり、歌の先導役が出来てスムーズな進行となったように思います。歌については、入りの指示ではなく、一緒に歌うのがよさそう。まさに歌のおっさん、おねえさん(笑)とはいえ、私的には曲数もあまり減らず、上弾きが多いこともありなかなかキツいボリュームでした。 本番は残暑残り秋雨でお天気はもう一つでしたが、なんとか天気ももち、皆さんと楽しく歌うことが出来ました。今回は手持ちの曲も尽きてきて、「地ひびき」さんのレベルの高い編曲を取り上げることになりましたが、何とかクリアかな。団のレベルも上がってきているように思います。けど、準備共々回を重ねるにつれてバーは上がってきています(汗)。翔裕館さんからは、4ヶ月に1回くらい、とありがたいお言葉をいただいていますが、曲と練習が追いつかない(笑)
2016.09.10
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昨年は5月開催と言うことで初めて欠席した、びわバス団守山ライブ。今年は7月上旬開催になり、無事復帰を果たしました。 毎回こうして会場の駅前総合案内所の皆さんが手作りでPOP作ってくださいます。感謝! 今年は日曜開催ということで、前日練習が出来るメリットは大きかった(笑)。 また、メンバーはコアメンバーの一人K竹さんが体調不良で急遽お休みとなり、H場さん、Kさん、K納さん、Y田さんとで計5名、という結構キツいローテションでした。それでも前回の4名出ずっぱり、に比べると曲数はそれなりにご用意できたかと思います。以下が演奏曲目と、私が担当したパートとなります。Ob-La-Di, Ob-La-Da 1stアリオーソ 1stトリッチ・トラッチ・ポルカ 1st サルサ・デ・タイタン 1stジブリメドレー 4th シシリアーナ 4th明日がある変奏曲 3rdアニーローリー 2nd リベルタンゴ 2nd ロックンロールNo9 2nd アカシアの径 2ndYouTubeのびわバス団ページにも、一部演奏の画像を公開しております。(著作権の関係で、一部楽曲は非公開となっています) https://www.youtube.com/playlist?list=PL9tON5ciGv0SlWpE5QccYVASZpJIZahQ7今回は日曜開催のため、市民オーケストラの皆さんは結構練習日とも重なってしまいましたが、それでもコントラバスアンサンブル東海支部の皆さんにはるばるお越しいただいたり、大阪から見に来てくださったり、とありがたいお客様ばかりでした。結局2部のクリニックは対象者がいなかったため、持参していたルネッサンス・バロックの3/4重奏曲集を初見演奏したり、で楽しい第2部を開催することが出来ました。 今回は初めての取り組みで、アンケートも実施したのですが、どういう曲が好評か、どういう媒体でこのライブを知ったか等、参考になるご意見を色々と頂戴しました。ぜひ次回につなげたいと思います。あと、個人的には Hip Shot FreeRange Xtender (フリーレンジエクステンダー)ウッドベース用ドロップチューニングを自前楽器に付けて、正式デビューです。さっそく「シチリアーナ」の下のDを全開で弾かせていただきました!
2016.07.03
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久しぶりのびわバス団活動です。 直近でもお世話になった、琵琶湖大橋翔裕館さんでの演奏、前回に引き続いて歌の伴奏を中心に、ということで再度お話しをいただきました。ありがたいことです。 団としての練習スケジュールがなかなか取れない中、メンツ割り含め、曲は以下としました。そして私のパートも併記しておきます。メンバーは、いつものHさん、K1さん、K2さんということで、おっさん編成となりました。ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ: 1st 箱根八里(歌入り): 3rd朧月夜(歌入り): 3rdみかんの花咲く丘(歌入り): 4th浜辺の歌(歌入り):4thカーニバルの朝(黒いオルフェ): 2nd日本民謡組曲(四重奏版):1st北の宿から(歌入り):3rd君といつまでも(歌入り):1stりんごの唄(歌入り):1st ----------アンコール--------- 仰げば尊し(歌入り):3rd琵琶湖周航の歌(歌入り):4th 今回はちょうど4人ということで降り番無く、前回よりも曲数も増えたため、なかなかキツいボリュームでした。 本番は雨の中でしたが、2月としては余り寒くも無く、幸いインフルも流行していない状況だったため、皆さんと楽しく歌うことが出来ました。もう唱歌系もかなりやってしまったし、次のステージではレパートリをどう作るか大変そうです。懐メロ系となると、譜面の問題(手持ちで私の親世代の方々が親しんだ曲を、どこまで対応できるか)もあるし、準備共々回を重ねるにつれてバーが上がってきています。(笑)
2016.03.01
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なんと、ほぼ1年ぶりのびわバス団での活動です。今年は前倒しとなった守山ライブ(パート5)が、自オケのスケジュールと重なって出演できず、びわバス団行事を始めて欠席してしまいました。今回は復帰です。(^^;) ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ: 2nd CANCANダンス: 1stウイスキーがお好きでしょ: 3rd手のひらを太陽に(歌入り): MC琵琶湖周航の歌(歌入り):1st蘇州夜曲: 3rdうえを向いて歩こう(歌入り):3rd青い山脈(歌入り):3rd ----------アンコール--------- アヴェヴェルムコルプス:1stふるさと(歌入り):MC 守山からのメンツと交替、ということで比較的低いパートが多く、今回は比較的「笑顔」で演奏できたような気がします。とはいえ、「自分の楽器を自オケの練習場に置いてきた」(手元には5弦バスが・・・)という失態を演じてしまい、急遽嫁の4弦を借りての演奏となり、不安いっぱい。指板には鉛筆でマークいっぱいでした。なので、1stがまわってきたCANCANと琵琶湖周航歌では涙目での演奏。いやはや。 バイオリンならファーストポジションで弾ける曲なんですが、これをコントラバスで弾くと大変です。もちろん、上手にいい音で弾ければ、VnにもVcにも負けない素晴らしいものになる・・はずなんですが(汗) 今回はデイケアの皆さんで比較的お元気な方が多い、ちょうど私の両親ぐらいの年齢の方々でして、コミュニケーションも取りやすかったです。いつもの「ネスカフェ」のイントロで「おお」と反応してくれると、嬉しいですね。私が小さい頃、両親がTVで「懐かしの歌」なんてのを見て口ずさんでいた歌を、そのまま演奏するときっと受ける、という妙な自信が芽生えました(笑) 青い山脈のつぎは、リンゴの唄を狙いたい。編曲しなくちゃ。さて、最近は年イチペースだったびわバス団も、元気な新メンバーの登場で、久しぶりに秋の演奏も巡ってきそうです。どうなりますやら。
2015.06.27
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滋賀医大オケの本番翌週、というハードスケジュールですが、それは他の2人のメンバーとも同じ。弱音は吐けません(笑)。 年に一度のコントラバスアンサンブル自主公演、守山ライブ、無事終了しました。 今年は14:00スタートということで12:00から設営、リハーサル、と時間的には余裕をもって対応できました。(雨も降らなかったので、駐車場の移動も楽でした)また、メンバーも過去最大の9名となり、スケジュール調整、場所の制約等で2チームに分けて構成。私は滋賀チームで、以下のパートを演奏しました。ピンクの象: 1stエンターテイナー: 3rdアメイジング・グレイス: 2ndあまちゃんのテーマ: 1st千本桜: 2ndアヴェヴェルム: 2nd YouTubeがライセンス要件緩和された(Jasrac包括契約)こともあり、今回は一挙全演奏の画像を公開しております。 http://www.youtube.com/playlist?list=PL9tON5ciGv0SZ8nZQXt1qaliW4ErS2DwW 楽天はYouTubeリンクを直接は貼れないので、上記はただの画像です(笑)リンク先からどうぞ。 今回は設定時期がちょうど近隣中高生の期末テスト期間とかぶってしまい、弦バス初心者がいなくて、かわりに近隣のオーケストラ、吹奏楽のバス関係の皆様、またプロの方や遠方のアンサンブル関係者までお越しいただき、一般のお客様含め20名以上のお客様に聴いていただけました。(_ _)結局2部のクリニックはやや上級にしたうえで早々に切り上げ、あとは手持ちの簡単なデュエットや、福井のOさん持参のトリオを初見演奏したり、と半ば「親睦会」状態となってしまい、今後はそっち系の企画もしたいなぁ、と思った次第です。
2014.06.21
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自オケ(八幡)の演奏会は無事終わりましたが、6月は本番2件。こちらは貴重なアンサンブルの練習と発表の機会です。 「びわバス団 Live in 守山 PartIV」とき: 2014年6月21日(土) 14:00~16:00ところ: 守山市駅前総合案内所 入場無料です。(もちろんクリニックも事前登録・料金等は不要です)(こぢんまりしたスペースですので、座席数は30席足らずとなりそうです。)お問い合わせは、守山市駅前総合案内所 e-mail eki-an@moriyama-cci.or.jpもしくはびわバス団まで。 アクセス: JR 守山駅(滋賀) 西出口デッキ直結大きな地図で見る・第1部曲目:ヴィヴァルディ「四季」から「冬」/The Entertainer/「千本桜」 他・第2部弦バス初心者の方を対象とした、ミニクリニックびわバス団9名が楽器と弓を使いながら、楽器の扱い方、弾き方の初歩説明、練習のアドバイスを行います。アマチュア同士、先輩として課題解決のお手伝いをします。また、いくつかデュエット曲もご用意しますので、びわバス団メンバーとの即席アンサンブルも楽しめます。(初心者用からボッテシーニ(団員が弾けるかどうか別にして)まで、各種ご用意)昨年はこのライブ、7月にずれ込んでしまったのですが、吹奏楽コンクールが近くなると一番のターゲットのお客様(?)である、中高吹奏楽弦バスの方が忙しくなってしまうので、今年は少し前倒しでの開催です。ただ、期末テストも最近は前倒しのようで、中学か高校は何か重なりそうな気がして・・・せっかくですので、多くのお客様のご来場を祈っております。
2014.05.31
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ようやく新年会できました。びわバス団(笑)こんな所でやりました。 さすがに9人となると、なかなか調整が難しくなりました。当日の詳細な内容はこちらにあるのです、ここでは個人的な感想を。気がついたら、びわバス団も結成してからまる5年が過ぎました。 メンバーを必死こいて探して、集まってもらっていたのも今は昔。こうして志を同じくしたメンバーが集まってくれているのは、本当に幸せです。とはいえ、数が増えた分、そして全員がそれぞれのオケの首席だったり、エキストラの対応、指導等々多忙でスケジュール調整が難しく、練習に揃って集まれる日にちが少なくなり、アンサンブルの密度が薄くなったり、という事態も起こってきました。そこで、今回は6月の守山ライブに向けて、2チームに分けて練習を進めることにしてみました。これがどういう結果を出すか、は本番に向けてのお楽しみです。そ れと同時に、集まってもみんな基本土日休みの人がほとんどなので、演奏の声が掛かっても、なかなか3~4人という最少催行人員さえ揃いません。この前の名 古屋のアンサンブル大会みたいに。これは新メンバーYさん(長岡京オケ)の加入で、もっと色んな機会に団としてのエントリーができたらな、と思います。まずは、今年は演奏内容の充実と、機会の増加ができれば、と思っています。オケの方も、自分のオケでの仕事が少しずつ増してきて、色々手が回らなくなってきていて、びわバス団の皆さんには迷惑をかけてしまいますが、分業を進めていくことになるかな。
2014.02.11
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ずいぶんギリギリになってしまいましたが、2014年の演奏はこちらがスタートです。びわバス団として参加したかったのですが、メンバーの都合が合わず、残念ながら個人参加となります。------------------------------- Cb.アンサンブル東海支部親睦演奏会 2014 日時:2014年1月12日(日)時間:15:30~(時間は見込み)場所:スタジオRiRiTa (名古屋市西区) http://www.ririta.com/ コントラバスアンサンブル団体および個人のコントラバスプレイヤーが、プロ・アマ、レベル問わずに集って、アンサンブルを弾き倒す、という趣旨の会です。若干の聴衆も募っておりますが、たぶんコントラバス弾きか、バスフリークの方でないと、傍目には「怪しい低周波会合」としか思われないかも知れません(笑)怖い物見たさ(?)でトライされる方がいらっしゃいましたら、facebookのイベント欄からアクセス下さいませ。https://www.facebook.com/events/474027412718587/もし上手くアクセスできない場合は、facebook参加の上、私とコンタクト下さいませ(^o^)http://facebook.com/yuji.taki1
2013.12.30
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びわバス団も結成していよいよ5年目、そしてこの守山もライブも3年目となりました。 その間、メンバーも入れ替わり、人数もようやく成立~存続の危機から、今は8名体制。色々変わってきましたが、何とかその中でやってこれたことは、本当にありがたいことです。 今回は4月のなごみの郷ライブもあり、前半に曲数、特に新曲が多い演奏会が並んでしまい、こちらの準備スタート、特に会場・運営面が出遅れてしまったのが反省点です。 結局開催時期も7月に食い込み、演奏時間も午後遅くからのスタート、と吹奏楽コンクールの弦バス中高生をターゲットにするには、若干遅い開催日となってしまいました。 また、宣伝活動も昨年の各学校吹奏楽部DM攻撃から、吹奏楽連盟クリニックでの宣伝活動に絞ってしまったこともあり、お客さんへの周知ももう一つだったかも知れません。 守山に拠点を持つ団員は、賛助してくれているかたの職場が頼りでもあり、今後はステージ運営に軸足置くメンバーが必要かも知れません。 演奏面も、人数が増え、相当弾けるレベルの高いメンバーが増えてきた反面、メンバーが増えた分、練習日程の調整が難しくなり、全員揃う日がほとんど確保できなくなってきました。 皆さん、オーケストラ活動等他団体とかけ持ちされている方がほとんどで、今回のひとつの目玉でもあった6重奏は、全員がそろったのは当日朝だけ、という状況でした。 (実際には前の週も指揮者以外は一瞬そろいましたが) 特に個人の、1パートが重要な役割を果たすアンサンブルでは、代弾きでの練習では限界があり、やはり奏者がきっちり揃うことがレベルの維持には大変重要なことを痛感しました。 一方で全員揃っても、4重奏の練習ですと半分は降り番で休みにもなるわけで、個人の練習効率からするといつも全員揃うことが良いわけでもなくなるので、これは演奏メンバーのグルーピングも合わせて考える必要がありそうです。何はともあれ、新曲では結構珍しい曲、楽しい、しかし難しい曲も揃えた(ついにびわバス団で手がけた曲も40曲を数えるに至りました)のですが、逆に公開できる、著作権の問題のない曲(作曲・編曲とも著作権問題ないもの)は、今回はこの1曲だけでした。フォーレ:ラシーヌ賛歌(部分) こうして見ると、この曲だけでもったフレンチ弓のボウイングは、かなり雑ですね。音も慣れ親しんだジャーマン弓に比べて軽いです。やはりきちんと横に運弓する基礎から、たたき込まんといかんですね。来年はもう少しフレンチ弓での出番も増やしたいものです。 最後になりましたが、いつも快く場を提供下さいます、守山市駅前総合案内所の皆様、お越し下さった皆様に心より御礼申し上げます。
2013.07.06
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結成して5年目に突入したびわバス団、その間色々な場所での演奏機会をいただきまして、なんとかここまでやってこれました。そのなかでも、この守山の駅前総合案内所さんでの演奏は、唯一同じ場所で、ほぼ年1回定期的にお世話になっている、びわバス団にとっての定期演奏会的な催しとなっております。 「びわバス団 Live in 守山 PartIII」とき: 2013年7月6日(土) 15:00~17:00ところ: 守山市駅前総合案内所〒524-0037 滋賀県守山市梅田町1番9号TEL 077-514-3765 FAX 077-514-3766e-mail eki-an@moriyama-cci.or.jpアクセス: JR 守山駅(滋賀) 西出口デッキ直結 大きな地図で見る・第1部曲目:Star Wars組曲から/Trombumba/うみのうた 他・第2部弦バス初心者の方を対象とした、ミニクリニックびわバス団7名が楽器と弓を使いながら、楽器の扱い方、弾き方の初歩説明、練習のアドバイスを行います。アマチュア同士、先輩として課題解決のお手伝いをします。入場無料です。(もちろんクリニックも事前登録・料金等は不要です)(こぢんまりしたスペースですので、座席数は30席足らずとなりそうです。)お問い合わせは、守山市駅前総合案内所 e-mail eki-an@moriyama-cci.or.jpもしくはびわバス団まで。
2013.06.14
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またまた間があいてしまいました。 どうもfacebookにかまけてしまって、日記をちゃんと書かなくなってしまいました(汗) そうこうしているうちに、4月のびわバス団ライブが終了しました。今回ははじめての場所、「なごみの郷」さん。昨年度からお声を掛けてくださっていたのですが、年度を越えてようやく実現することが出来ました。草津市の施設と言うこともあり、このように草津市の広報にも載せていただきました。 おかげ様で(というより、定期開催のコンサートで常連のお客様が多かったようですが)、75名のお客様、という大勢のお客様に演奏を聴いていただくことが出来ました。ありがたいことです。 下はなごみの郷さんのブログから、演奏の様子をリンクさせていただいたものです。 当日の詳しい様子は、びわバス団公式ブログの記録をご覧ください。出演の皆様、主催・スタッフにあたられたなごみの郷の皆様、ありがとうございました。 個人的にはメンバーのIさん同様、カウントすると、こんな感じです。 ボサノバ運命 2nd Fr黒いオルフェのテーマ 1st Fr上を向いて歩こう 4th assist(*)ルパン三世のテーマ 3rd Geサテンドール 1st Ge また君に恋してる 1st Ge スーダラ節 2ndGe Frとあるのはフレンチボウでの演奏、Geはジャーマンボウでの演奏。そう、今回初めてフレンチボウでのアンサンブル演奏デビューでした。こんな感じテールピースのタオルは無視してやってください。 上を向いて・・の4thアシスト、と言う変なパート(笑)は、4thパートがピチカートとスラップ(弦を指板に手のひらで打ちつける・・ロカビリーとかでよく使う技らしい)がめまぐるしく交替して大変なので、急遽その助っ人です。弓不要(笑)。 演奏した音を聴くと、旋律弾いてもフレンチとジャーマンボウで若干音色が違うのがわかります。フレンチの方が若干そっけない。これが弾いた曲(音域)のせいか、右手(ボウイング)のせいか、弓の性能のせいか、はまだよくわかりません。けど、フレンチも良い弓欲しくなってきました。。さて、打ち上げも無事(?)終わり、つぎのびわバス団演奏予定は、7月6日の守山市駅前総合案内所でのライブ&弦バスミニクリニック。その前にオーケストラが5/26、6/2、6/22 と本番が続きます。そちらの案内はまた稿を改めて。。
2013.04.20
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コントラバスアンサンブル、びわバス団は、6月末の演奏会から暫くオフモード。 3ヶ月以上経ちようやくこの8日に、演奏会の打ち上げと今後の進め方を語り合う「総会」という名の宴会を開催しました。 当日の模様はこんな感じです。今は6名でのアンサンブルなので、こぢんまりした会合です。 それぞれ所属オケを持つメンバーの都合はなかなか合わず(中には年内までの3ヶ月でステージ8つ!という豪の者も)、オファーをいただき続けていた草津市立なごみの郷さんに、ようやく4月のステージでお邪魔させていただこう、ということになりました。 曲も定期的に同場所でコンサートを聴かれているお客様を意識して、少しレトロでおしゃれな構成にしたい、ただ、リハーサルの回数も考えると1時間以上の演奏会を構成するには、10曲弱の演目が必要で、すべてを新曲では練習が間に合わない・・ ということで、7割くらいをこれまでのレパートリ(といっても、途中参加の方には新曲と同じで、大変なのですが)、残り新曲で、ということになりました。私も新曲の楽譜は発注したり、アレンジ始めたり、ということで年始の練習開始に向けて準備を始めることにします。このアンサンブルを弾くことで、右手、左手共、この歳で少しずつでも進歩しているような気がします。貴重な、ありがたい経験をさせていただける、アンサンブルの仲間、演奏の機会を提供くださる地域の皆様に感謝の念でいっぱいです。
2012.10.08
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先日のびわバス団による守山のライブでミニクリニックを行ったのですが、その後とある中学校の吹奏楽部から、「学校で続きを」というお話しをいただき、私を含むびわバス団2名でお邪魔しました。 当日の詳細はびわバス団のブログをご覧いただくとして、コンクールという、年に一度の大舞台の直前に、まだまだ「ドラえもんシステム」な生徒さんがこんなにいらっしゃる、ということに、暗鬱たる気持ちになります。今回お邪魔したバンドは、比較的意識の高い先生がいらっしゃり、弦や楽器もある程度目は届いておりましたが、残念ながら演奏スタイルは当初「ドラえもん」でございました。。しかし、守山でのミニクリニックで教わった生徒さん達は、そのあと2週間で、必死で1-2-4のポジションへ変更を試みていたのです。ほんとに涙ぐましいです。その間、誰もついてあげられないのが、悲しいのを通り越して、恐ろしいのです。。楽器の調整中(持参の中古弦に張り替え)byびわバス団 「ドラえもんシステム」というのは、吹奏楽の弦バスで時折(中高ではかなりの確率で)出会う弾き方の総称名として、私の周辺で使われている用語でして、以下を典型とします。左手はネックを握りしめるように持ち、基本は1のみ(良く2,3指をさらに重ねる)で、すべての音を1指移動で押さえる。(いわゆる2,4指を使ったポジション感覚は存在しない)右手も弓(独式)をわしづかみにして、腕力で弦に押し当てる。3の指がフロッシュの凹みに引っかけられて、わしづかみのとっかかりになるのが典型例。ボウイングは常に弓順。小節の頭だろうが、3拍子だろうが、どこでもアップダウンが繰り返される。弾く位置は、常にダウンは弓元から、アップは中弓から。(中弓から先は使わない。使えないから) これを笑うことは誰にも出来ません。教則本もなく(3Dは合奏体としてのバンド教則本であり、個別楽器のことは書いていない)、どんな本を買ったらいいかもわからず教えてくれる先生・先輩もおらず(小規模な部だと、弦バスは1~2人、先輩卒業で伝承は容易に途切れる。)楽器は未調整(駒が削られずについているものも)。弦高は高くて、中1の女の子がそのまま弾いたら関節痛めそう。弦は何年前に張り替えたのかわからないような、ささくれ立って弾くと血が出るもの毛も何年前に張り替えたのかわからないような、棹が透けて見えて、緑色に変色した、松ヤニを塗ってもすぐ取れるくらいツルツルのもの。松ヤニもひどいところはバイオリンのだったり。。この状態で「何とかチューバや他の低音に負けない音を」出そうとしたときに帰結するのが、「ドラえもんシステム」なのです。これがトランペットだったらどうでしょう? 「ピストンが固いから両手で押さえる」なんてことしてコンクールを迎えるでしょうか?かわいそうなことに、弦バスの生徒さん達はこの楽器の状態が「普通」と思っていることなのです。 まずは団の楽器を使うし、他の新品楽器を見比べることもほとんど出来ませんから、知らないのです。コントラバス(弦バス)が、1年に1度くらいの毛替え、2~3年に1度くらいの弦替え、そしてたまには楽器の状態確認をしないといけないものであることを、指導者の皆さんに認識いただけるのはいつの日になるでしょうか。今回お邪魔した学校は、楽器のうち数台は状態も良く、なにより部員数が多いことから、教則本を持って、先輩ー後輩の伝承をきっちりしていけばきっと良いパートになることを信じています。願わくば、日本の吹奏楽部の弦パスっ子たちに、コントラバスの楽しさとちゃんとした奏法が伝わる日が1日も早く訪れることを・・そして私のような一介のアマチュアが、恥も振り捨て批判も受けながら走り回らなくても、ちゃんとした奏法が身につくような環境になりますように・・
2012.07.15
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ライブ終了後一週間で、ようやくブログの方の記事を作成いたしました。 ようやく一段落、です。 当日の様子はこちらの公式ブログをご参照ください。 第2回となると、さすがに曲のストックも切れ、新曲の比率が高まります。(笑)そのため練習も5月からほぼ毎週、という、びわバス団にとって「かつてない勤勉さ」(爆)で準備に望んだわけですが、なかなか合わせるのが遅々として進まず、かなり焦りました。それでも直前にはかなり合わせどころも見えてきて、何とか本番にすべりこんだ気分です。 お客様は、後半のクリニックに参加予定の生徒さん、団員の知り合い、そして近隣のお客様、総勢30名以上でしょうか・・ありがたいと同時に、正直ビビリました(笑)。本番の演奏録画は著作権の関係で公開できないのですが、見ていて「まだまだ勉強要るなぁ」の一言です。さて、次回はたぶん秋に草津市の施設「なごみの郷」でとなると思います。日程も曲目も未定ですが、懐メロ、唱歌、Jazzあたりを組み合わせたステージとしたいな、と構想中です。リクエストとうございましたらぜひ、お寄せくださいませ。 残念だったのは、録画が最後電池の関係か記憶容量の関係かで取れておらず、好評だったアンコール(「黒いオルフェ」から「カーニバルの朝」)が記録できなかったこと。 アレンジャーの方にも音にしたところをお配りすることが出来ず、これはぜひ次回リベンジ&録画したいものです。
2012.06.30
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結成以来4年目を迎えたびわバス団ですが、ようやく同じ場所での演奏にチャレンジできます。昨年6月に開催した、守山市駅前総合案内所でのライブを、今年も行うこととなりました。 場所は同じですが、曲はほとんど総入替。 昨年と同じ曲は2曲だけです。メンバーも、ステージでは2名が入れ替わります。その分練習は大変です (><) 「びわバス団 Live in 守山 PartII」 さらに昨年、終演後に同じ楽器の生徒さん、学生さんと楽器をつかっての交流、談義が盛り上がったことから、今年は予め「ミニクリニック」の時間枠を設け、近隣の中学高校吹奏楽部(大編成中心)にもご案内させていただきました。 もちろん私たちはアマチュアですので、「指導」というような大それたことではなく、同じ楽器を志した先輩として、楽器の扱い方や、練習方法、レッスンのためにプロの方へ連絡をとるには、などという入り口的な所をみんなで共有したいと思っています。通常の講師の方1名のクリニックと異なり、幸い楽器が相当数(笑)ございますので、楽器を使いながらでも、個別に近いようなディスカッションができると期待しております。昨年の様子はこんな感じですが、今年はより多くのお客様で賑わうことを祈っております。昨年に引き続き会場を快く使わせくださる総合案内所さんには、心からお礼申し上げます。練習の様子はこちらのブログにございます。本番まで、少しでも良い演奏になるようあがきます(笑)。
2012.06.15
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ずいぶん久しぶりの投稿となります。この間、八幡オケの合宿(4/21,22)にて、合宿担当を仰せつかったりで、余暇はメンバーの費用計算やら部屋割り調整やらでExcelとにらめっこしておりました。なにせ次回演奏曲の編成が大きく(4管編成に近い)、ピークで80人余りが参加する行事でしたから、手計算ではとても間に合わないのです。 そして、それと平行してびわバス団のメンバーのご結婚披露宴に花(・・だいぶ地味な(笑))を添えるべく、バスアンサンブルの練習をしておりました。顛末はびわバス団のブログをご参照ください。 レストラン・ウェディングなので、こんな感じの舞台と客席でした。 今回の曲は、メンデルスゾーンの結婚行進曲、ワーグナーの婚礼の合唱、など、いわゆる結婚式での定番曲ばかりだったのですが、結婚行進曲の方は(自分にとっては)音がかなり高く、それなりにさらったつもりでありましたが、やはり本番では残念な出来となってしまいました。やっぱりあたらなかったり、指が弦を押さえ損ねたり、と・・ それに比べると「この辺は大丈夫」と思っているあたりは、それなりに音が高くても何とかなるものです。結局は本番一発を確実に弾ききるには、当たり前の話ですが練習で「絶対大丈夫」まで持っていくことに尽きると思います。逆に言うと「大丈夫」という気持ちしか、本番を乗り切らせるものはないですね。 基礎練習(音階、分散和音、ロングトーン)の大切さを身に浸みて感じました。特にハイトーンでのD線など、普段の音階練習では使わないあたり。自分でD線で上がるような音階もやっておくのかな、とこれからの練習でのバリエーションを考え・反省したりしております。 ちなみに結婚行進曲は、Bernard Sallesさんの編曲によるものです。
2012.04.29
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ライブ当日から2週間近く経ってしまいましたが、ようやくびわバス団ブログの方に、Liveの日記を書き終えました。 当日もリハ集合前にJR京都線(~びわこ線)が人身事故で1時間以上止まったり(幸い団員で楽器を電車で運ぶ方は、止まる前の電車に乗っていて無事)、梅雨明けかと思わせるようなギンギンの熱さで外出人口が減ったりとか、色々誤算はありましたが、何とか終えることが出来て、お客様はじめ関係した皆さんには、本当に感謝感謝です。 取材に来てくださった滋賀ガイドの方が写してくれた写真を1枚だけ、掲載させてもらいます。練習曲数が10曲を越え、難曲もちりばめられていたことから、さすがにひとつづつの演奏を細かく振り返ると傷が多いのは事実ですが、残されたプライベートの録画などで反省しながら、次につなげていきたいと思います。 魅力的な音、大きく遠くまでとおる音、そして正確な音程とアーティキュレーション。。。。この歳では厳しいとわかっていながらも、それでも1stをこの団で何曲か弾かせてもらっているうちに、確実に音は大きく、はっきりしてきたように思います。地道な音程練習が私の最大の課題なのはよくわかりました・・・(といってもなかなか地道に練習できない・・・)その日は夜、八幡オケの練習、そして翌日は墨染オケの練習、翌週はこのライブで知り合った中学生の吹奏楽部へお邪魔して、学校の楽器の様子を確認したり、練習方法を話し合ったり、と新しい出会いがあったりしました。そんなこともあって、次回はミニコンサート+ミニレクチャーにしようか、と企画案は上がりましたが、メンバーのスケジュール調整に頭が痛いです・・・みんな売れっ子なので・・・そうそう、JEUGIAさんの音楽団体インフォメーションサービスにも当団を掲載してもらいました。http://gakki.jeugia.co.jp/information_service/wind_string/group/biwa-bass.html こんな感じです。ありがとうございました>JEUGIAさん
2011.06.25
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気がついたらもう明日だ~(汗)こうなったら出せる音を出して、楽しむしかありません。 今回はなぜか、演奏会情報を新聞社の皆さんの方から掲載依頼をうけまして、読売(と日経)の折り込み情報紙、そして多分京都新聞の滋賀版「まちかど」コーナに載る予定です。 読売新聞「しが県民情報」(2011/6/21)こんな感じ。あと、守山市の関連施設で演奏させてもらうことから、守山の市報にも載せていただいております。 守山の市報(広報もりやま6月1日号)に掲載されました! そして、こちらは総合案内所の方が作成してくださったポスター 電話でのお問い合わせを受けたり、新聞の情報見てコンタクト下さったかたもいらっしゃり、ありがたい限りです。きっと当日、聴衆5人はいらっしゃってもらえそう(*^^*) いいんです。何人でも、楽しみにお運び下さる方がいらっしゃれば、その方のためにできるだけ楽しいステージにしたいと思います。 ・・・腕はへっぽこですけどね(笑)。
2011.06.23
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4月に続いて、5月も何とか練習入れておかないと・・ というわけで、各自オケ出演の繁忙期ではありますが、練習の必要性を感じ(なにせ1時間のステージだと10曲以上用意しておかないといけません)、土曜の朝という穴場を利用しての練習を行うこととなりました。 やはり演奏目標が定まると、気合い入ってきます。というわけで、こういうライブとなります。文字情報はこちら今回は単独公演ということで、チラシもつくってみました。 場所はJR琵琶湖線守山駅を西口方向に出ていただいて、デッキから直接はいることが出来ます(階段を下りたところがイベントスペースとなっております。)-------------------------------------------------------とき: 2011年6月25日(土) 14:00~15:00頃ところ: 守山市駅前総合案内所 〒524-0037 滋賀県守山市梅田町1番9号 TEL 077-514-3765 FAX 077-514-3766アクセス: JR 守山駅(滋賀) 西出口デッキ直結 大きな地図で見る 曲目:ベサメムーチョ/トロンブンバ/日本民謡組曲(全曲版)他 入場無料です。(こぢんまりしたスペースですので、座席数は30席足らずとなりそうです。) お問い合わせは、守山市駅前総合案内所 e-mail eki-an@moriyama-cci.or.jpもしくはびわバス団まで。 -----------------------------------------------------------やはり4重奏は演奏難しくて、さらってもまだまだ青筋と冷や汗が減らないのですが、本番に向けて、ひきつってはいても(笑)笑って演奏できるようがんばりたいと思います。
2011.05.14
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2月の練習が海外出張で出られなかったため、実に久しぶりの練習参加となりました。詳細は下記をご覧下さい。びわバス団プログ~2011年の練習記録 ようやく念願の5名でのローテーション体制となったわけですが、演奏曲目が分担できる分、分担を決めるのが大変です。バスアンサンブルでは、1,2番(場合によっては3番まで)は普段のオーケストラ演奏ではほとんど使わないような高い音ばかり使うので、おいそれとパートを替えて初見で弾くわけにも行きません。まずは4人体制からのパート割りをシャッフルしてしまったので、今回はアンサンブル練り直しの曲が多くなってしまっています。これを越えれば、今後新曲が入る度に昔の曲を昔のメンツに戻していけば、楽にはなるはずです。けど、せっかくそこそこ弾けるメンバーばかりなんだから、演奏機会があるごとにパートをローテーションするのも悪くないかな・・とか、効率と理想のギャップで楽しんで(苦しんで?)おります。またライブの詳細が決まりましたら、ご報告いたします。今のところ、6月25日(土) 守山駅総合案内所1Fにて(JR守山駅) 午後演奏の予定です。
2011.04.17
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びわバス団の草津市民音楽祭反省会・打ち上げ&忘年会を、浜大津四辻の辻一(つじいち)にて開催しました。とってもいい雰囲気で、料理もお酒も美味しい、素敵なお店でした。 今年は前半の慰問演奏で、大量の唱歌系の新曲、そして一転後半の草津音楽祭では2曲をじっくり、という対照的なスタイルでの練習となり、各メンバーそれなりの蓄積が出来たのではないかと思います。惜しむらくは、メンバーが転勤で交替となり、なかなか安定しなかったこと。Nさんの復活とKさんの加入で何とか4人を保って団を継続できていますが、やはり他の音楽団体を持っての参加が多いというメンバーの事情から、5~6人が特定ステージへのエントリー制でステージを廻す、と言う風にできたらいいのになぁ。。とか思ってしまいます。一緒にアンサンブルしてみたい方!ぜひご連絡下さい!!今のところ来年は6月あたりにステージが出来ないか模索しています。何はともあれ、今年の活動でも色々な方にお世話になりました。改めてお礼申し上げます。
2010.12.22
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バタバタしているうちにずいぶん書き込みが遅くなってしまいました。27日は滋賀医大オケの練習後、音楽祭のリハーサルへ。ステージでの立ち位置を決めて一曲弾いて、はい、お時間!という感じです。 参加団体がおおいので致し方有りませんが、これだけ大きいホールでアンサンブルを弾くのは久しぶりなもので、音が散る気がしてちょっと不安。。そして翌日は午前中滋賀医大オケの練習後、一緒に参加していたKさんと共に本番のホールへ。おっと、その前に市民音楽祭らしく裏方当番でして、びわバス団はドアマン係でございました。その後暫くヒマ(出番は3時なので、結構遅かった)でして、メンバーでお茶してたりなんかしたあと、楽屋が空いて(出演団体が多いので、楽屋も入れ替え制なのです)ようやく音だし。後は頭に血が昇ったまま(笑)本番です。ステージは広い。そしてお客さんもそこそこ来てくださっており、緊張の中でのスタートでした。が、1曲目「犬小屋のシュトラウス」の1番(Nさん)がしっかりしてくれたおかげで、なんとかまとまりました。2曲目の掛け声あたりからようやくリラックスした感じに慣れましたが。。やっぱり、顔怖かったすよね。。。 音楽祭のようすは中日新聞の電子版にも掲載されました。 当日の写真はこんな感じです。 次回は調子に乗って(?)、レストランライブなんかを狙ったりしています。現実になるかどうかはさておき(笑)。
2010.11.28
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来週はもう市民音楽祭本番です(><) ようやく4人揃っての練習ができました。これまでは慰問系などで多くの曲を演奏するために、曲を作るのが精一杯、という感じでしたが、今回は2曲のみ。通しても8分の曲です。どちらもアンサンブルが難しい曲、というのもありますが、じっくり取り組めたおかげで、念願の「振り付け」まで考える時間が出来ました。元々コントラバスアンサンブルは異色の編成であり、いわゆる「古典的」なレパートリーは皆無ですから、コンサートホールで蝶ネクタイして演奏するよりも、ライブバーやJazzクラブなどでの公演が似合う曲がどうしても増えてしまいます。せっかくのステージで、多くのかたに見て(聴いて)いただくのに、やはり楽しんでもらわないといけないわけで(その気がなければ、自分たちだけで弾いてればいいんですよね)、そのための努力も、音楽的な精密度・表現の向上と同じくらい考えないと行けないと思うのです。で、衣装はまだまだ「団のコンセプト」というまでは揃いませんし、jazzやRockのライブ衣装のようなおしゃれな格好までも行きませんが、せめて統一感を出そう、ということを考えています。また、曲も「クラシック・パロディー」なので、決め所や特殊音の所は振り付けや表情等、出来るところまで楽しさを共有できるようにトライしたいと思います。さて、どんな出来になりますやら。来週の本番にご期待(?)ください。
2010.11.21
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びわバス団での出演情報を掲載しておりました第26回草津市民音楽祭ですが、ポスターとチラシを今日受け取ってまいりまして、ようやく全容をご案内することが出来るようになりました。文書での情報はあまり変わりませんがこちら。 チラシはこちらです。今年(多分)唯一の公開演奏です。入場無料(と思います)ので、ぜひお越しください。
2010.10.03
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本来、今日は18日の天籟宮演奏に向けての最終日でしたが、前述のとおりそれがちゅうしとなりましたので、今日はその先、草津市民音楽祭に向けての段取り決めと、曲の初回検討でした。 練習日程などの詳細はびわバス団のブログに記載されていますが、これから秋のオケシーズンに突入するため、みなさんのスケジュールの隙間を縫っての、直前集中型の練習となってしまいました。曲目は2曲とはいえ、結構合わせるのがややこしい曲なので、2回の練習できっちりと演奏水準を上げたいものです。風邪で1名ダウンするとカルテット(4人)の練習だと音がかなり抜けてしまうのですが、今日は見学に来られていたUさんのおかげで、メトロノーム叩きでしのぐことが出来ました。1パート抜けただけで「自分のカウントを信じてでる」という場面がおもったより増え、それなりに積み上がる練習が出来たと思います。さて、テンポがコロコロ変わって合わせにくい曲をどうやって事前に認識しておくか・・とりあえず演奏イメージは共有してもらい、あとは各自の譜読み頼みです。(自分が一番危なっかしかったりしますが)
2010.09.12
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この秋シーズンのびわバス団ステージは、2回を予定していました。その2つについて、中止と確定のご案内です。・近江八幡天籟宮演奏の中止ステージの都合で、「天籟宮」での演奏は中止となってしまいました。近い日での代替演奏場所を探したのですが、いまのところ見つかっておりません。・第26回草津市民音楽祭に出演 (11/28)滋賀県草津市主催の、第26回草津市民音楽祭に「びわバス団」が出演します!とき: 2010年11月28日(日) 出演順14番(目安として、15:00~15:30頃の10分間)ところ: しが県民芸術創造館〒525-0059滋賀県草津市野路6丁目15−11 Tel: 077-564-5815 アクセス: 南草津駅(滋賀)曲目:未定(2曲の予定)お問い合わせは、主催者:第26回草津市民音楽祭実行委員会事務局 (草津市生涯学習スポーツ課:中鹿さま) 077-561-2427もしくはびわバス団まで。詳細・最新情報は、びわバス団のブログをご参照下さいませ。
2010.09.05
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ようやくアニバーサリーコンサートに向けての曲目の譜面作成が終わりました。この演奏会でやる曲のうち、弦バス譜がないもの、および手書き譜をフリーの浄書ソフトに打ち込み直していたのです。チューバの楽譜は実音表記なため、実際には1オクターブ低い音が出るコントラバス(吹奏楽では弦バスと呼ばれることが多い)で弾くには、チューバの譜面を見るとオクターブ常に上げて弾かないと行けないのです。これはチューバの譜面がヘ音記号でもかなり下の加線が付いた譜面であることも意味していまして、下加線の音符はコントラバスでは見ない(笑)ため、追いかけにくいからでもあります。先日問題を指摘したホルストの第一組曲、そしてP.Yorder/H.Waltersの「バンドで世界一周」の2つ、そして手書き譜であった校歌の譜面をフリーソフトである、MuseScoreで打ち込んだわけです。この「バンドで世界一周」が、譜面にいっぱい注記がある難物で(譜面書きには)、国名やら普段見ないテンポ記号やらで結構時間をとられました。が、できあがると、やはり見やすい!ついでにボウイングや難しいところのフィンガリングも振っておきました。これはもしかしたら一緒に見るかも知れない生徒諸君のことを考えて、でもあります。(下の譜例を参照下さい。こんな感じに印刷できます。)そして午後はひさびさ、びわバス団の練習へ。9月の天籟宮ライブに向けての練習第1回です。たまたま練習場が同じ(別部屋)のOSBの皆さんと顔を合わせたり(コンクールの練習で熱気ムンムンでした)して、ご挨拶の後、まずは譜読みから。メンバーが2人入れ替わった(といっても1人は1年ぶりの復活なんですが)ので、やはり入りの具合とかテンポの感じ方が微妙に違って、それはそれで新鮮。ま、次に譜面が見えてきたらかなりまとまってくるでしょう。今回の選曲は大人向けということで、結構長い、複雑な曲も多く、音源を元にがんばるしかありません。私はその前に音程あてに行くことですが(爆)。初登場のKさん、さすがJazzが長いこともあって、すばらしいランニング。ボサノバの入り所や、サルサのリズムなど、存在感が素晴らしかった。。こういうメンバと一緒に弾けるのも、バスアンサンブルの良さですね。
2010.08.08
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金曜夜でしたが、びわバス団総会と言う名の宴会(笑)に行ってきました。 草津の中華料理 金燕 の家という店だったのでギリギリまで仕事をしていたら、待ち合わせに遅刻してしまいました。。。 6月の修徳さんでの演奏も終わり、メンバー交代など食事しながらですが色々決めたり連絡したりと盛りだくさん。詳細はもろもろの結果による更新をしております、びわバス団ブログをどうぞ。メンバー的には瀬田フィルで忙しいY丸お兄さんが欠席でしたが、育休中のTさんも赤ちゃん連れで顔を見せてくれたり、次回演奏から加わっていただけるKさん登場、ゲストが2名(Yさん、Uさん)も来てくださったり、と賑やかな集まりとなりました。やっぱりメンバー多いと楽しいですね。びわバス団のはなしだけでなく、Hさんには八幡オケ見学の話やら、これからの関西でのバス関連イベントがクラシックとJazz(Kさんと団員のTさんはJazz畑な方なのです)両方で盛り上がり、非常に楽しい・有意義な宴会もとい、総会でした。さて、次回の演奏は久々公開演奏。近江八幡天籟宮(ライカフェという町屋カフェになっています)での八幡堀まつり協賛のライブステージ。ようやく単独で30分持つようになった(笑)びわバス団が、「ラテン音楽」とテーマを決めてのステージに挑戦します。ステージ自体はびわこフィル木管アンサンブルさんとのシェアになりますが、びわバス団の時間は「ぐずぐず」に壊れたゆるいライブで格調を下げてがんばりたいともいます。乞うご期待!
2010.07.16
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京都の街中、新町五条上がったところの 福祉施設「修徳」にて、びわバス団の訪問演奏を行ってきました。梅雨らしい雨の中、楽器の積み込み、搬入時はラッキーにも雨は小降りとなり、比較的らくに会場入りが出来ました。午前中近江八幡で仕事が入ってしまった団員の方が、早朝から 近江八幡→京都(会場へ楽器の持ち込み)→近江八幡(仕事)→再度京都 と駆けつけてくれたのには、感謝というか、恐縮してしまいました。 忙しい中の強行スケジュールですみませんでした。というようなタイトな時間の中、ステリハ出来ないまま1回目の本番に臨んだわけですが・・・これは残念な出来となってしまいました。 曲目も多すぎたようで、途中で減らしたとはいえ、MCを入れると大きく時間オーバー(45分くらい)になってしまい、ご高齢の方には歌続きで疲れさせてしまったかも知れません。 その後前が延びたため、休み無しでひとつ上のフロアへ移動し、2回目の本番。こちらは5分前倒しでスタートし、約35分。曲もさらに削り、MCも控えめでいい感じですすみました。演奏も1回目と大きく異なり、だいぶ安定していました・・教訓)ステリハは余程のことがない限り、できるだけやる訪問演奏ではMCが長めになるので、曲は絞る唱歌もいいけれど、やはり小さい頃~若い頃の流行歌が受けそう。歌は、連続するとご高齢の方にはきつい。とくにフルコーラス。MCなりインストの曲を挟んで休憩してもらった方がよいかも地ひびき時代の経験があるとはいえ、やはり改めてお客様によっての対応ノウハウを積まねばならないこと、そしてなにより演奏のクオリティをあげることに重点おきたい、と感じた次第でした。
2010.06.26
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滋賀医大の本番の(というより打ち上げの・・)余韻さめやらぬ中、日曜夜はびわバス団の練習でした。もう来週の土曜日は本番です。曲はようやく先月(前回練習)で確定ということで、今日はじっくり集中練習です。顛末や本番詳細はこちらです。練習場所は前回と同じ場所で、よく響く、イメージアップには良いところ(笑)です。今回は「カラオケ」ならぬ「バスオケ」で歌の伴奏をするコーナーを主力においたため、いきおい、唱歌の旋律が廻ってきます。旋律を弾くと、しみじみと「いい曲だな~」と感じられます。私ももう10年もしたら弾く側ではなく、聴く側に廻るよな~、と実感させられます。若いメンバー2人はあまり実感なさそうですが(笑)。そりゃそうだ。悲しいのは、歌に腕がついてこないこと。音程も、ビブラートも、ダイナミクスも・・・歌うにはほど遠いです。 本番、歌おうかしらん。(爆)何にしても、修徳の皆様、本番、どうぞよろしくお願いいたします。
2010.06.20
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バスアンサンブル親睦演奏の余韻さめやまぬ中、びわバス団の練習を行いました。寒暖の差が激しいこともあり、一人風邪でダウン・・すると、カルテット(4人)の曲はほとんど曲にならないですね(笑)。というわけで、個人練習の延長のような感じで、まったりと打ち合わせしながらみたいになりました。そのなかで、次回以降の練習の打ち合わせも出来、次回訪問演奏までのスケジュールが比較的詰めることが出来たように思います。次回はもう少し曲がまとまる・・かな。
2010.03.22
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無事、26日に掲載されました。 Copyright (c) 2010, 読売新聞大阪本社滋賀編集室, all rights reserved素晴らしいキャッチコピー!
2010.02.26
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