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今日の「ビッグショー」も、日本人としての魂を揺さぶられるような、素晴らしい回だった!「鶴田浩二・男の詩(うた)」昭和52年1月9日放送。戦後の大スターのひとり、鶴田浩二の喋りと歌が存分に楽しめた45分間だった。お馴染みの「傷だらけの人生」でスタートして、様々なヒット曲を続けて歌って…。いちばん最後は、吉田正先生のタクトで、歌謡組曲「名もない男の詩」を20分近く熱唱!「どうして耳に手を当てて歌うのか?」「どうしてマイクをハンカチで包んで歌うのか?」…という疑問にも答え(曖昧な答えだったが)、昭和歌謡ファンにも、日本映画ファンにも、こりゃ堪らない番組だったと思う。しかし、十八番の「軍歌」を歌わなかったのは、NHKの番組だったからだろう。でも、歌の間の言葉の端々に、戦中派としての思いが溢れていたのが印象的だった。正確に言えば、この人「特攻隊の生き残り」ではなかったのだが、戦友に対する、生き残った者の「想い」は、物凄かったんだろうと思う。この番組、30年前の番組なのに、すでにもう「最近の日本はおかしい」というような発言をしていたのも印象に残った。今、鶴田浩二が生きていたら、今時の若い世代をどういう風に見るんだろう?すんごい怒るだろうな~、絶対!さて、来週・再来週は休み…しばらくつまらない月曜日が続くことになる。しかし、2週間辛抱すれば…辛抱すれば…。「ハナ肇とクレージーキャッツ」がある!!それまで、とにかく、辛抱しよう(苦笑)。
2007年07月30日
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自民党は大敗するだろうと、うすうす思ってたが、ここまで大負けするとは思わなかった。しかしまあ、今度の選挙ほど、いろんなことがあった選挙も珍しいんじゃないだろうか?台風や地震で、思うような選挙戦が出来ないし、いろんな大臣は、失言するは、疑惑は多いは、顔に絆創膏貼って出てくるは…(苦笑)。そんでもって、この大負け…テレビの言葉を借りると「歴史的大惨敗」とのこと…。この責任取って、安倍総理も自らの進退を考えたほうがいいだろう…な。それにしても、「さくらパパ」が当選したのが私ゃ許せない!1週間延びたせいで、いちばんとばっちりを受けたのは、フジの27時間テレビだろう。でもねえ…選挙とかぶろうとかぶるまいと、今年のはホントつまらなかったなあ。「ネプリーグ」の生放送は、まあ見られたが、あとはダメ!全くダメ!「お涙頂戴」は日テレに任せりゃいいのに…。さ~てと、今日のコラムはここまででよし!開票特番をゆっくり観て寝るか。実は今、東京MXテレビの開票特番を観ながら書いていたのだが…もう最高!我らが談志師匠がハリセン持って、陳平先生をひっぱたきながら、立候補者に片っ端から文句つけるという、メチャクチャな番組(笑)。他所でやれないだろうよ、こんなの。上に書いた「さくらパパ」のこと、吉村先生と3人で「横峯くたばれ!」だって(爆笑)。すげえな!どういう番組なんだよ、こりゃ!
2007年07月29日
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その1・フィギュアスケートの織田信成選手、飲酒運転で書類送検される。大学の先生たちと、お酒を飲んだ後に、バイクで帰る途中に検問で引っかかったという。「俺だけは大丈夫だろう」という妙な過信が、こういう事態を招いた、ってことだろうな。まだ20歳だし、顔は……だけど、やっぱし今のフィギュア人気を支えている一人だけに、心のどこかに「驕り」があったんだろう。まだ20歳だし、あれだけマスコミでチヤホヤされりゃあ、「驕らずにいろ」ってほうが絶対に難しいだろうとは思う。でも、飲酒運転って堂々たる「犯罪」だからね…。泣きの涙で記者会見をしていたが、こういうことで一度失った信用を取り戻すのは、容易ではないと個人的には思った。その2・横綱朝青龍、骨折したとウソついて、地元モンゴルでサッカーに興じる。もういいよ、あんなキチ○イはよ!日本に帰ってこないでいいからさ、地元で骨を埋めりゃいいじゃん!そんなに巡業に行きたくないなら、横綱なんか辞めてくれて大いに結構!これは相撲協会も、こいつを「永久追放」にしないとダメだろう。あのバカ横綱、「相撲をナメている」のと同時に「日本国民をナメている」としか私は思えない。所詮「楽して金儲けする」ことしか頭の中にないから、面倒な「巡業」は嫌なんだろう。あんたが「巡業」を嫌なのと同じくらい、日本国民は、あんたのこと嫌いだからさ。土俵の上でも態度悪いし…ホントに最悪。2度と土俵に帰ってくんな、バカ!!死ぬならモンゴルで死んでくれ!!その3・2代目引田天功、脱出マジック中に全治1ヶ月の大怪我!これもねえ…、一度失った信用を取り戻すのに相当な時間がかかるだろう。マジックの機材に全身を挟まれて、右頬骨・肋骨骨折のうえに全身打撲で、その後の公演を中止せざるを得なくなったとのこと。こういうニュースが大々的に放送されると、これから先の公演に、かなり影響があると思う。なぜなら、ケガが完治したあとに、ごく普通に手品の公演を再開したとしても、お客の舞台の見方が変わってきてしまうと思うからだ。いくらスムーズにネタ(?)がいったとしても、お客は「大丈夫かしらね…?」という視点で観てしまうから、すごくやりにくくなるだろう。全治1ヶ月だってのに、当人は29日か何かに代替公演をやる、と言っているらしい。お金も佃煮にするほど(苦笑)あるだろうし、こういうときこそ、有休だと思って、ゆっくり休めばいいと思うけど…。契約の関係とかで、そうもいかなかったりするのかもしれない。真ん中の話題は、かなりの毒舌でしたけども、異常…もとい(苦笑)、以上3つのニュースで今回はお届け致しました。
2007年07月27日
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毎週見ている「ビッグショー」。放送を見るまでは、大して期待していなくても、観終わると「観て良かった…」と思う回が、思った以上にある。逆に、大好きな歌手の回でも、内容がイマイチ期待はずれ…ということも多いのだが、今日のは、実に素晴らしかった!「高英男・わが夢は雪の彼方に」昭和51年12月26日放送。今も存命である、シャンソン界の大スター・高英男のワンマンショー。正直、シャンソンには興味もなく、個人的な高英男のイメージも「厚化粧で、薄気味悪~く歌う人」という印象(苦笑)。あとは映画の「ゴケミドロ」しかなかった…。確かに今日の舞台も(っつうか30年前だけど)、髪型も凄いし、目張りもキツイしね(笑)、歌い方も、相変わらずの感じではあった。…しか~し!!「幸福を売る男」「セ・シ・ボン」「枯葉」…。お馴染の歌が多かったからかもしれないが、全編、実に見事な歌唱だった。すごい巧い、って訳では決してないのだが、この人の歌を改めてじっくりと聴くと、1曲1曲の「説得力」が物凄かった。まあ確かに「演技過剰」の部分もあったけど、さほどの嫌悪感も感じなかったし…。放送前は大して期待してなかったのだが、いざ放送が始まったら、全編惹きこまれて、真剣に聴いちゃった(笑)。こないだの服部先生の回で、着流しで歌ってた「落葉の巷」もあったし、フィナーレはもちろん「雪の降る町を」。あと、個人的な感想だが、普通のビッグショーと違い、「最後以外、舞台にバンドを置かない」のがかえって良かったと思った。喋りも、当人は「口下手だ」と言っていたが、一種独特な口調で、軽い毒舌も結構あって、なかなか聴き応えがあった。中でも、淡谷先生の物真似が、抜群に巧いのにホント驚いた。いやいや、今日の「ビッグショー」は、意外な拾い物。観ておいてよかった。来週は鶴田浩二で、2週間のブランクがあって、その後は…。待ってました…本当に心から待ってました!!!「ハナ肇とクレージーキャッツ」!!!!!号泣して観るだろうなあ、おそらく(苦笑)。
2007年07月23日
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先週から通うだけ通いつめた、池袋の新文芸坐も私は今日が最終日。今回の特集上映のラインナップで、個人的にいちばん観てみたかった作品が、今日の映画。クレージー映画末期の「だまされて貰います」。昭和46年のゴールデンウイークに公開された、クレージーキャッツ総出演の最後の作品。前回も書いたが、昭和45~46年の、いわゆる末期のクレージー映画は、20数年前に一度だけ東宝から、カット版のビデオが出たらしいのだが、その現物を見たことは、ただの一度もない。その後、古澤監督最後のクレージー映画である「日本一のヤクザ男」が、レーザーディスクで発売されてたようだが、私はまだ観ていない。それより後の3作、「日本一のワルノリ男」「だまされて貰います」「日本一のショック男」の3本は、東宝に「ネガ」が現存しておらず(?)、ニュープリントが出来ないという噂も聞いた。しかしながら、大昔にVHSが出てるのならば、そんな事ぁないだろうと思う。DVDでの発売が難しいのは、権利関係の問題だろうと思っている、私は。なぜなら、タイトルバックに東宝と渡辺プロだけでなく、「ジャック・プロダクション」という名前が入っているからだ。これは、この映画の脚本家・田波靖男氏がプロデューサーも兼ねていて、その会社が「ジャック・プロダクション」だったはず。すなわち、末期のクレージーものは、東宝と渡辺プロだけで作った映画ではないわけ。だから、色々と複雑な権利関係があって、それがソフト化を邪魔してるんじゃないか?と思っているのだが…どうなんだろう?現に、最初の東宝マークの下部分も、普通なら「東宝株式会社」とだけ出るのに、この映画は「東宝株式会社・配給」となっていたし…。まあ、それだけ映画産業が斜陽で、制作が大変だったときの作品だということだろう。それで、観た感想なのだが…。ストーリーは結構ゴージャスだったのだが、イマイチ面白くなかった。クレージーの笑いは、「スマートで上品な笑い」だったのに、クレージー人気が落ちてきて、テコ入れで加トちゃんが入ったせいか、主要なギャグの大半が「ドリフターズ風の下ネタ」で、作品全体のレベルが落ちてしまっていた。ハナ肇が肥溜めに落ちるとか、加トちゃんの小便を桜井センリが飲んじゃうとか…。妙に「エロ」を強調したシーンもあったし。全部が全部酷かった、ということではなく、実に巧いギャグなんかも結構あった。でも、全体的には「今までのクレージーの格好良さ、スマートさは、どこ行ったんだ!」と言いたい感じの場面が多く、そこはホント、ガッカリした。ただ、植木御大は派手なスーツをビシッと着て、胡散臭さ満点で、実に良かったと思う。ニューヨークで谷啓と2人で、ロックを歌って踊りまくるシーンは、実にカッコ良かった。あと、詳しくは書かないが、オープニングの演出が面白かった。意外な見所かもしれない。でも…、この作品は観客動員数が、たったの70万人で、興行的に大失敗だったそうだ。面白い・つまらないという話ではなく、もはや映画産業自体が、ダメになっていたんだろう。今日はもう一本、昭和58年4月に公開された松竹の「ふしぎな國・日本」も見た。実は今日、この映画の監督だった松林宗恵氏が客席に来ており、まあビックリ!80歳代後半だと思うのだが、とてもお元気で、関係者らしき方と話されていた。この映画、松竹映画ではあるのだが、植木御大を筆頭に、森繁久彌・有島一郎・中村メイコ・左とん平・小松政夫・玉川良一と、東宝色の強い喜劇人が揃っていて、贅沢な作品だった。内容は凡庸なものだったが、植木・森繁・中村の天才3人のやり取りや、森繁対有島の口喧嘩など、「見事!」としか言いようがなかった。今度また、クレージー特集やらないかな?都内だったら、絶対に駆けつけないと。しかし今回、私が観た作品で、ニュープリントの作品は、「3人娘」「ゴマすり男」「黄金作戦」の3本だけ…。もうちょっと、キレイなフィルムで観たかったな。贅沢言っちゃいけないけども…。
2007年07月19日
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月曜日の晩、仕事が終わった後、会社の先輩と「クレージー黄金作戦」を観て…。今日は友人と、昼間の回で「日本一の裏切り男」「日本一の断絶男」の2本立てを観た。ウチからも、会社からも、池袋は結構遠くて、通うのが一苦労(苦笑)!でも、なるべく通うだけ通って、大スクリーンで映画を堪能するようにしてる。「するようにしてる」ってのも妙な言い回しだが…。だからまあ、家に帰るとクタクタで、毎回毎回ここに感想を書こうと思っていたのだが、疲れてすぐ寝てしまい、感想が書けなかった…。月曜日の晩は「クレージー黄金作戦」。DVDで持っているが、大スクリーンで観たのは今回が初めて。ニュープリントのフィルムだったので、2時間35分全部がキレイで、まず一安心。家で観た時は、「長くて途中でダレる作品」という印象だったが、映画館で観ると印象が全然違い、全編非常に楽しく、アッと言う間に終わった感じ。一緒に行った会社の先輩も大受けで、40年前の封切り当時にタイムスリップしたような心持ちで観ることが出来た。やっぱしいいなあ、大スクリーンで…「♪とうとう着いたぜ、ラ~スベガ~ス!待っててくれたぜ、ラ~スベガ~ス!!」…を聴くことが出来るというのは!もう最高!!今日は「日本一の裏切り男」「日本一の断絶男」の2本立て。私は「裏切り男」は未見の作品で、とても期待をしながら映画館に向かった。ところが…。「裏切り男」も「断絶男」もフィルムがボロボロで、特に「裏切り男」は、話があちこち飛びまくり、ストーリーがイマイチ理解できなかったのだ(涙)。ただ「裏切り男」は、キレイなフィルムで観たら、結構面白い映画だっただろうと思った。監督は須川栄三で、脚本が佐々木守と早坂暁の2人という、クレージー映画らしからぬスタッフ。いつもの「クレージーもの」を期待すると、いい意味でホント見事に「裏切られる」作品。アナーキーで、ラジカルで、とにかく全編に政治・社会風刺ネタが多用されて、観終わってもスカッとしない、少々ネバついた、納豆みたいな笑い(どんなんだ?)の映画だった。植木等・ハナ肇が両主演、という作品も、東宝のクレージーものではこれだけだし、脇の面々も熊倉一雄・小沢昭一・名古屋章・牟田悌三という顔ぶれで、新鮮な感じがあった。タイトルバックも、いつもの感じじゃなくて、ちょっとゴチャゴチャした感じで、スタッフやキャストの名前が、読みにくいのなんの(苦笑)。あと、ドリフターズの5人を、一緒にではなく、バラで出演させてたのが巧いと思った。いちばん出番が多くて、目立っていたのが、何と高木ブーだったのには驚いたが(苦笑)。また古今亭志ん朝・柳家小せんの両師匠が出ており、落語ファンも兼ねてる私には、堪らない顔合わせの作品でもあった(笑)。「断絶男」は、同じ須川栄三監督作品だが、脚本に無責任男の生みの親、田波靖男氏が入っており、「裏切り男」より、ホントに若干だが軌道修正がされていて、なかなかの傑作に仕上がっている。ヒロインを、浜美枝に代わって緑魔子が務め、植木御大のドライさ・不気味さにも前作以上に拍車がかかり、東宝カラーを逸脱した、物凄いブラックコメディになっている。大体、植木御大演ずる日本(ひのもと)一郎の正体が、最初から最後まで分からないんだし。挿入歌も、いつもと違ってドライだったり不条理だったり、70年代テイストが満載の凄いのばっかし(笑)。いずれDVDになるかどうか、怪しい作品だが、この2作だけは、古澤作品とは違うブラックな植木御大が観られる貴重な作品だろう。ただ…個人的なことを言わせてもらうと、この2作品が、クレージー映画の寿命を縮めたような気がしないでもない。2つとも、今の目で見たら非常に面白い作品だが、当時のファンには受け入れられたんだろうか?
2007年07月18日
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今、池袋の新文芸坐で特集上映をやっている。「テレビが生んだ昭和の笑(ショー)マン・植木等」本当だったら、長期休暇を無理矢理にでも取り、日参しなくちゃいけないような特集だが、それは流石に無理というもの(笑)。でも、行ける時は、必ず行くようにしている。水曜日と木曜日に出かけて、計4作品を、あの大きな文芸坐のスクリーンで堪能してきた。水曜日が「若い季節」と「ハイハイ3人娘」で、木曜日が「日本一のゴマすり男」と「日本一のゴリガン男」。客席も結構な入りで、映画を心から楽しんでた。おまけに木曜日は、小松の親分のトークショーが緊急で組まれて、それも物凄く面白かった。娯楽映画研究の佐藤利明氏のインタビューも上手くて、アッという間の40分だった。小松の親分、古澤憲吾という監督が、いかにメチャクチャな言動だったかというのを、物真似やジェスチャーで説明して、客席大爆笑!トークの時間が短くて、物足りなかったくらい。「若い季節」と「ゴリガン男」がフィルムの状態が酷く、話の繋がりが分からなかったのが残念だったが、「3人娘」と「ゴマすり男」はフィルムの状態も良くて、面白かった。特に「ゴマすり男」は、客席も大受けで、私も悲しい気持ちがどこかに行ってしまい、単純に大笑いしながら見ていた。佐藤氏も「追悼特集なのに、ポジティブに特集を楽しむ事が出来ますね」と仰っていた。それだけクレージー映画はいつ観ても面白く、いつ観ても古くならないのは、凄いと思う。観終わったあとの爽快感というか…。何だか分からないが、私はクレージー映画を観ると、背広着て、大声上げて、全速力であちこち走り回りたくなるのだ(ホントにやったらキチガイだけどさ)。こういう気持ちには、他の映画ではま~ったくならないもんなあ。今度、もっと長い時間かけて、小松の親分に「クレージー」トークをやって頂きたい!さあ、あと3回は文芸坐に行くぞ~!…そんなに体力保つかしら?
2007年07月13日
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今日は「四万六千日」!「お暑い盛りでございます」と、黒門町の挨拶をしたいところだが、そんなに言うほど暑くないし、梅雨明けしてないし…あまりいい陽気じゃない。さて、往年の邦画を愛好する者にとって、とても残念な訃報を、昨日知った。俳優で、歌手でもあったジェリー伊藤氏が79歳で亡くなったという。昭和30年代の東宝映画で、カタコトの日本語で様々な役で出演していた俳優さん。本名が「イトウ・タメキチ」だそうで、その事を私は、訃報で初めて知って、すごい驚いた。あの顔で、名前が「タメキチ」…。う~ん、イメージと180度違うな…。それはさておき、やはりジェリー伊藤氏といえば、映画「モスラ」の悪徳興行主役だろう。あの憎々しい悪役ぶりは、実に素晴らしかった。さんざん小美人で一儲け企んで、悪行の限りを尽くし、最後は警察に撃たれて死ぬという、まるで悪役の見本みたいな役だった。私は小さい時に、この映画をビデオで観たのだが、特撮云々よりも、ジェリー伊藤氏のほうが、今でも強く印象に残っている。あと、3月に亡くなった植木御大の代表作の1つ「ニッポン無責任野郎」でも、ゲーリーとかいうインチキ外人役で出てて、それも凄かった。晩年は、NHK教育の幼児向けの英語の番組に出ていたそうだ。その番組で「おねえさん」として出演してた方も、何年か前に若くして亡くなった、と聞いた。今頃あの世で、その「英語のおねえさん」とも、植木御大とも、フランキー堺とも再会しているに違いない。心より、ご冥福をお祈りいたします。
2007年07月10日
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今晩の「ビッグショー」も実に結構だった。毎週こういう番組を見続けていると、現在、誰が存命で誰が故人なのか、何だかだんだん判らなくなってきた(苦笑)。「近江俊郎・忘れじの歌声」昭和51年11月7日放送。この年、歌手生活40周年を迎えて、この番組で歌手を引退するという最後のステージ。日本国民の誰もが愛唱した、大ヒットの数々を歌いまくる45分!怒涛の如き構成だった。テレビで滅多に歌わなかった歌もあったりして、凄く驚いたりもしたが、近江俊郎の「喋り」を久々に聞けたのが、とても懐かしかった。私の中の近江俊郎は、歌手でもないし、まして映画監督でもない。やっぱり、何てったって「審査委員長」だろう、近江先生は(笑)。懐かしいなあ!大将司会の「家族対抗歌合戦」!…ま、話が逸れたが、今日の「ビッグショー」はとにかく感動的な番組だった。近江先生、自分で喋って自分で泣いて、最後のアンコールの「湯の町エレジー」では、お客に歌ってもらい、先生本人もお客も泣いてた。それは、歌手引退というより…不謹慎な言い方になっちゃうが「生前葬」みたいだった(苦笑)。まあ、しかしながら、この5年くらい後からちょくちょく「思い出のメロディー」とかに呼ばれて、また歌を歌っていたわけで…。何だかんだ言って、完全に引退したわけじゃなかったんだよね(笑)。もっとも、最後まで声は衰えなかったから、それで良かったと思う。来週は休みで、その次が高英男で、その次が鶴田浩二。両方とも「濃密な構成」の番組を期待したい。
2007年07月09日
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6月の終わりに、新宿末廣亭に行ったとき、印象に残ったことがあった。昼席の「橘右近十三回忌追善特別興行」の際、橘左近、玉置宏、桂小金治といった大先輩方の座談会があったのは、ここでも書いた。そのとき、玉置先生が「ちょっとウチでテープを編集して遊んでみました」と仰って、先代文楽・五代目志ん生両師匠の「鰻の幇間」の、鰻屋の2階で文句つけるくだりを、メドレーにした音源を流した。そこは寄席。生の芸人さんを、数多く見られる空間。それなのに、お客がいちばん真剣に、耳そばだてて聴いていた…というか、そういう姿勢に見えたのはその「音源」のところだった。決して、現役の噺家さんが悪いというんじゃなく、文楽・志ん生両師匠の凄さ、を改めて認識したというのが、印象に残ったこと。落語というのは不思議なもので、テレビで観ると極端につまらなくなる芸能なのだ。生が100%の面白さだとすると、テレビでは…良くて60%くらいしか、面白さが伝わらない。まだCDで、音だけのほうが面白さが伝わる。よく「落語ファン」と言ってても、CDとかで故人ばかり聴いている、という人が多いが、そういう方は真のファンとは言い難いと思う。ちょっと話が逸れたけども、没後30年以上を経ても、未だに「音だけ」なのに、寄席のお客を惹きつける文楽・志ん生両師匠は、ホント凄い!いきなり上の話と矛盾するが(苦笑)、私の持ってる落語のCDで、いちばん多いのは志ん生師匠。黒門町(先代文楽師匠)の方が、芸風の好みは好きなのだが、数えてみたら志ん生師匠のほうが枚数が多い。疲れたときや寝る前とかに、いちばんリラックスできるのは、やはり志ん生師匠のほうだと思う。先週、BSで「風呂敷」と「巌流島」の2席をやっていたが、本当に面白かった。50年以上前のVTRで観て、今でもそんなに古くならず、あれだけ面白いんだから、あれが生だったら、どれだけ凄かったんだろうか…。よく年配の落語ファンが…「オレは志ん生を生で観た!」…と自慢げに言うのを聴いたことがある。そう言われると、ほんの少しカチンときて、物凄~く羨ましい気持ちになる。NHKに4本しか残っていないVTRを観ると、そう言いたい気持ちが、本当にによく解る。同時代を生きられた幸せは、同時代を生きた人にしか分からない。当たり前の話だけど。とにかく、志ん生師匠は凄い!夭折してしまった息子2人も凄い!全員、生で観られなくて本当に悔しい(涙)。
2007年07月08日
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下北沢の本多劇場に、当日券を購入するために脱水症状覚悟で(笑)並ぶのも、何かだんだん恒例みたいになってきた。「伊東四朗生誕七十周年」と銘打たれた記念の舞台「社長放浪記」。こんなに期待して舞台を観に行くのも久々。先月の「熱海五郎一座」も、昨年のと比べると少し劣ったけども、実に結構な舞台だった。そのメンバーのうち、三宅裕司・東貴博の2人はそっちがハネた後、すぐにこの舞台があったわけで、物凄い大変だっただろうと思う。また今回の舞台の出演者も実に豪華!伊東四朗・中村メイコ・三宅裕司・佐藤B作・山口良一・東貴博・伊東孝明・藤澤恵麻・河本千明(SETの若手女優)という布陣。「SET」「東京ヴォードヴィルショー」という2大劇団の座長の初顔合わせに、何と!何と!大御所・中村メイコという凄さ!そして、脚本・三谷幸喜、演出・三宅裕司。これで面白くならない訳がない!!本当に見事な舞台だった。全員凄かったのだが、中でも衰え知らずの中村メイコの見事さには唸った。真の「喜劇女優」を見た!という感じ。何てったって、経歴が凄い。年齢じゃなくて、芸歴が今年で70年!過去の共演相手が、榎本健一・古川緑波・渡辺篤・如月寛多・中村是好・岸井明・高勢實乗・柳家金語楼・長谷川一夫・高峰秀子・森繁久彌・三木のり平・伴淳三郎・フランキー堺などなど…。その上、美空ひばりと江利チエミの大親友!「NHK紅白歌合戦」の司会を、昭和34年から3年連続で務め、当人も歌謡曲「田舎のバス」を大ヒットさせ、テレビ放送には実験段階(!)から出ているという、まさに昭和の芸能史を一人で背負ってるような大御所!その名人芸を目の前で堪能できるという贅沢、これは凄いものだった。伊東御大も勿論、三宅・佐藤・山口といった舞台の達人のやり取りも絶妙で、客席全体もクスクス笑いから大爆笑まで、思うがままに操られてた、という感じがした。藤澤恵麻という女優さん、NHKの朝ドラで主演デビューして、今回初舞台だったそうだ…演技はまあまあ、というところだったと思う。でもまあ、あの「舞台の達人」たちを相手に、善戦健闘していたんじゃなかろうか。演技はともかく、あまりのスタイルの良さと顔の小ささには、ホントにビックリしたが…。伊東御大と並ぶと特に(笑)。三谷幸喜の脚本の才能にも、改めて敬服した。舞台の上演時間は2時間だったのだが、「芝居の中の時間も2時間」なのには驚いた。暗転も舞台転換も一切なし。社長室だけで起こる替え玉騒動(でいいのかな?)だけで2時間の話を作る、というのは並大抵の才能ではない。だから、役者さんたち、台詞を頭に入れるのは大変だっただろうと思うが、その分、テンポは実に素晴らしかった。ただ、「伊東四朗一座」「熱海五郎一座」と比べ、オチが少し弱いのが気になったが、あれだけ内容を練り上げると、オチまで気が回らなくなるのかもしれない(苦笑)。「チャンスがあれば、もう一回観に行きたい!」総合的に見れば、そう心から感じた舞台だった。また、パンフレットに書いてあったのだが、来年は「伊東四朗一座」が復活するとのこと!これもまた、本当に楽しみだ!ゲストには、是非とも小松の親分を!!
2007年07月06日
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ここ数日、「原爆投下しょうがない」発言で、広島・長崎の被爆者団体は勿論、与野党からも大顰蹙を買った、久間防衛大臣が辞任した。個人的な感想を言えば「当たり前」である。こういう売国奴発言は、大臣云々としてよりも一日本人として、如何なもんか?ってやつだ。大体この人、長崎出身なのにさ。しかし…。偽装のミートホープの件とかでもそうなのだが、こういう報道のとき、カチンとくるのは「正義の味方ぶる」マスコミの面々。「その件に関してどうなんですか!?ハッキリ言ってくださいよ!!責任があるでしょ!?」…みたいなことを言ってるのをテレビで観ると、「何言ってやがんでえ!」って言いたくなる。「自分たちは正しい報道をするために、相手を厳しく追及している」というのがマスコミ側の言い分だろう。でも、アレを見てると「単に攻撃相手を見つけてこき下ろしてるだけ」にしか見えない。それは今回の、久間大臣を批難する野党連中にも同じことを感じた。「発言撤回と辞任の要求」を求めるのは当然だが、ただ単に、攻撃相手を見つけたから、理屈並べて攻撃してるだけだと、言い切っていい気がする。とにもかくにも、ホントに大臣って問題発言が多いね、ここ最近。ここで、昔テレビで聞いた謎かけをひとつ。「政治家」とかけて。「尾瀬に出かけたドジな観光客」と解く。そのこころは…。「失言(湿原)で足元をすくわれることがある」お後がよろしいようで…。
2007年07月03日
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いやいや、先週のビッグショーのことを書くのをすっかり忘れてた。先週は八代亜紀の回だったが…ファンの方には大変申し訳ないが、あんまり面白くなかった。昭和51年だと、「おんな港町」や「舟唄」、「雨の慕情」など、代表曲がまだ出てないとき。それ故、有名じゃない歌が数多く聴けたのは非常に良かったが、「ショー番組」としては盛り上がりに欠けた気がした。その先週とは打って変わって(失礼!)、今晩の「ビッグショー」は、もう絶品!「三波春夫・遙かなりわが歌の道」昭和51年10月24日放送。三波先生、おなじみの大ヒット曲も勿論の事、テレビでは滅多に歌う事のなかった、非常に珍しい歌まで、45分間歌いまくっていた。この私ですら、初めて聴いた歌が2つもあった。「一升壜が空ンなった又あいたよ」という歌と、「ァ野郎やったネ」の2曲。2曲とも、物凄い賑やかな手拍子ソングで、実に素晴らしいものだった。この「ビッグショー」の素晴らしかったのは、上記の2曲もさることながら、誰もが知ってるお馴染の「チャンチキおけさ」「東京五輪音頭」「これが呑まずに居られるかい」などなど、手拍子ソングが大半を占めていたこと。それ故、客席の盛り上がりも凄かった。サポートで出てきたラッキー7も懐かしかった。考えてみれば、三波春夫もそうだが、このコンビも両方故人なんだよな…。フィナーレは、歌謡浪曲の決定版「俵星玄蕃」!最近は、柳亭市馬師匠で聴く機会が多くて(笑)、オリジナルシンガーで聴いたのも久々だった。いつもより5割増の熱唱で、おそらくテレビで歌った「俵星」の中では、ベストな出来だったと言い切っていいと思う。実に充実した45分間だった。来週の近江俊郎先生も凄い楽しみだ、こりゃ!
2007年07月02日
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さあ、今日から今年の下半期がスタート!まだ梅雨明けはしてないが、毎日暑くなってきたし、一日に2度も3度も風呂に入ることになりそう。しっかし、まあ…。世間のニュースは、相変わらずイヤなものや悲しいものが多い。いくつかピックアップして、私なりの感想を書いていこうと思う。自分の意見と違うからって、抗議とか何とか、そういうのは勘弁してくださいよ!その1・昭和の名喜劇人、谷幹一さん死去私個人としては、テレビの時代劇の岡っ引のイメージが強い。テレビ黎明期の大人気番組「月光仮面」でテレビにデビュー、その後は渥美清・関敬六と3人で「スリーポケッツ」を結成して、初期のテレビで大活躍。昭和40年の「紅白歌合戦」の応援や、これまたNHKの「夢で逢いましょう」の、残っているVTRで、往年の喜劇人ぶりを確認できる。それにしても…、これで本当に「喜劇人」という肩書きの有名人は、絶滅したに等しいと思う。東京では伊東四朗御大が、大阪では大村崑師匠が最後の砦なんだろうな…。心からご冥福をお祈り致します。その2・羽賀研二捕まる最近、テレビで見なかったので、この人の存在をすっかり忘れてた。最近結婚をして、テレビにも少しずつ出るようになった矢先の逮捕だったようだ。それも、逮捕の理由が恐喝とはね…。4億円の借金があった知り合いに、一千万円を払うから、チャラにしろ!って脅した…ってことなんでしょ?ったく、何なんだ、こりゃ?芸能界って甘いから、すぐ戻るんだろうけど、梅宮辰っつぁんが激怒するかな(笑)。まあ、もう娘とは関係ないか。その3・参議院選挙近づく何がバカだって、いわゆる有名人の立候補者もそうだが、日テレの選挙特番である。島田紳助が司会するんだと。何考えてんだか。これで大半の国民が、日テレの選挙特番見ると、本気で思ってんのかねえ?ホントに今、テレビ番組は「ふざけるところ」と「真面目にすべきところ」の境目がなさすぎ。それを引き受ける、紳助も紳助だと思うが。物凄い偉そうな言い方になっちゃうが、テレビ制作サイドは、あまりに国民をバカにしてる。いくら局員の不祥事が多くとも(苦笑)、私はNHKを見るだろうと思うなあ。…いや!MXテレビも捨てがたいかな(笑)。あとタレント候補も、ホント、何考えてんだろ?誰とは言わないが、娘の力で有名になったのに、自分の力だと過信して、立候補しちゃった人に私は特に呆れた。あとのメンバーだって…票を入れる気なんざあ無いし。そういうわけで、久々の毒舌でお送りしました。
2007年07月01日
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