湯川を中禅寺湖へ落とす滝が 竜頭の滝 (長さ210m)である。滝壷付近で二手に分かれ大岩を噛むように見えるという。滝の上流は、区分されて「龍雲滝」と呼ばれて時期もあったという。川の流れは、竜頭の滝を過ぎると地獄川に合流して、中禅寺湖の菖蒲が浜に出てくる。
大きな中禅寺湖の放流口が 華厳滝 である。落差97mを誇る勇壮な滝。中段付近からは、年中枯れることのない伏流水が簾状に流出している。中禅寺湖から華厳滝までを大尻川と呼び、日光一短い川である。華厳滝の正面は真東に向いているので、朝日がきらめく滝とも呼ばれた。
華厳滝を流下した流水は大谷川となって、一気に男体山を駆け下る。その途中に方等滝(ほうとうたき)が第一いろは坂から見える。しかし、夏場は木々の葉で見え難い。そのすぐ上に文化財「 方等上流砂防堰堤 」の勇姿(堤高30m)がある。流出する土砂を食い止めるために昭和27年に完成した。
写真-1 湯滝を河床右岸から観る。お不動様に見えると云う白布の滝。
写真-2 中禅寺湖に流れ下る竜頭の滝。龍雲滝ともよばれていた区間。
写真-3 落差97mの華厳滝。中段から流れ出る伏流水と相まって、独特の景観を造っている。
写真-4 第一いろは坂の展望所より方等上流砂防堰堤を望む。その直下に落差20mの方等滝があるのだが・・。
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