お隣さんの国：韓国からの手紙

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2006/11/17

コーちゃんが我が家にやってきて13年。

(46)

テーマ：小学生ママの日記(28821)

カテゴリ：家族

どこのお宅でも、我が子というのは特別なものだと思うが、はんらにとってもコーちゃんは特別な子供である。

ひとつには、はんらは、独身時代、今から思えば非常に冷めた人だったのである。
テレビニュースで、例えば、子供が行方不明になって、親が職場までやめて全国を血眼になって捜し回っている、なんていうのを見ると
「バッカみたい～。また産めばいいじゃんー」
とか思っていたのである。

障害児の子供がいなくなった、というようなニュースには、それこそ
「厄介払いができて、親も喜んでるんじゃ？」
とまで思ったこともあったくらい。

親の愛情というものはあるとは思ってはいたが、それは、優秀な子とか、親の期待にこたえられるような子だけが受けるものだと思っていたようである。

そんなはんらが、結婚して、妊娠した。
嬉しかった記憶はあるが、それほどでもなかったのかも？
というのも、最初の子供は自然流産してしまったのだが、ちょっと悲しかったくらいで、それほどショックを受けなかったからである。

周りにとても心配されて、反って、
「へ？？？」
と思っていた。

「また妊娠すればいいや。」
と思ってたのかも。

そんなはんらだった。

はんらを「オンマ」にしてくれたコーちゃんは、育てにくい子だった。

あっちへ行っても、こっちへ行っても、トラブルメーカーだった。

それでも、はんらには、可愛くて可愛くて、たまらなかった。

迷子になったコーちゃんを、血眼になって捜しながら、初めてはんらは実感した。
「コーちゃんの代わりなんていない。
また産んでも、それはコーちゃんじゃないんだから。」

「優秀じゃなくても、親の期待通りじゃなくても、コーちゃんが可愛い。
どんな子であっても、そのままのコーちゃんがはんらには大切なんだ。」

コーちゃんが、「発達障害」という診断を受けた時は、障害があるからこそ、親としては、子供がもっと不憫で、もっと心配で、もっと情がかかる、気になって仕方がない、ということも、理解した。

障害のある子供がいなくなったら、人並みでないからこそ、どれほど親としては心が痛く、苦しいだろうかということを初めて思った。

どんな子であろうと、人一人の命が、こんなに大切で貴重なものであったことを、コーちゃんに教えられたのだ。

迷子になった我が子を、20年も30年も待ち続けている、親の心というものが、今ではよくわかるような気がする。

非常に冷めていた少女はんらは、コーちゃんによって、涙もろいアジュンマはんらになった。

ニュースを見て、子供が事故にあったとか、子供がいじめられたというのが出てくるたびに、オイオイ泣いてるので、コーちゃんたちにも呆れられている。

最近は、子供を産まない人も増えているようで、はんらには、それぞれの事情があるのだから、一概に
「産んだらいいよ」
とも
「産まないほうが」
とも言えないのだが、はんらは、子供が生まれて、人生観や価値観が180度変わったような気がしている。

そして、コーちゃんが我が家に来てくれたことを心から感謝し、嬉しく思っている。

そんな大事な息子の誕生日。

はんらは朝から、ケーキを買いに。

徒歩3分のところにある、パリ・バゲットでもなく。

徒歩4分のところにある、トゥレジュールでもない。

バスに20分揺られ、更に5分歩いていかねばならない、天安で一番美味しいと言われる、トゥジュールまで、はるばると行ってきた。
（モチロン、はんらが食べたいから。＾＾；）

市内バスを待っていると、おぉ！昨日のブログに乗せた、マウルバスが目の前を通り過ぎていくので、激写！！！

30分後、着いたよ、トゥジュール。

駐車場の管理のおじさんのいる建物も、何だか、天安にしては、可愛い。＾＾

トゥジュールには、カレーパンとかサラダパンみたいなお惣菜パンもあるし、
ショートケーキもたくさんの種類がある。＾＾

ところが！！！！！！！
ホールケーキを見たはんらは、目を疑っちまったよー。
生クリームケーキの上に、デーンと乗っているのは、
あぁ、プチトマトじゃあないですかぁ。。。。。。。

はるばる行っただけに、このプチトマトには気が抜けて、生クリームケーキじゃなくて、子供達の好きなチョコレートケーキを買ってしまった。。。。。。。

トゥジュールのケーキって、プチトマトだったっけー？まねりん～～～？？