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何年か前、長崎の五島列島を旅したことがある。その旅の途中、ある月のきれいな晩に海辺で見た光景がいまでも忘れられない。街灯ひとつないその浜で、海に映る月を眺めながら僕は微かに震えていた。写真に収めてしまえば美しいと思えるのだろうが、その光景に僕は畏れを感じていた。遠い遠い僕らの祖先たちが感じていたであろう自分たちの無力さを僕は最果ての地で味わった思いだった。直島で安藤忠雄が手がけた地中美術館を見たときも感じたけれど、自然と人の手の加わったものの調和が僕は素直に美しいと思える。昨今の自然環境を鑑みると、これからの都市計画もその方向で進むのではないだろうかと感じる。自然との共存なしに僕らは存在しえない。 another story
October 9, 2007
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