全10件 (10件中 1-10件目)
1

仕事が休みの今日、友人と新宿御苑に桜を見に行ってきました。平日にもかかわらず、朝から新宿御苑の券売機の前には大勢の人だかり。(ここは入園料200円かかります)少し風は強かったけれど、それは心を和ませる春の風だった。僕らは御苑のほぼ中央、見晴らしのいい場所に荷物を置いた。空は青く、雲は数えるほどしかない。僕にとっては桜の木の下でこうして空を見上げるのは2年ぶりになる。思えばどうしようもない2年だった。身の程を知らないがゆえに多くの人に迷惑をかけ大切な人たちを傷つけかけがえのないものたちを失った。桜が咲き、そして散っていったことなど気がつきもしなかった。過ぎ去った時間は戻らない。遥か遠い世界に刻まれた出来事は、生涯色あせることなく僕のすぐそばで深い霧のように漂い続けるだろう。でもそれは今後僕の進む先々で僕を諌め、同じ過ちを繰り返さないように見張り続けてくれることだろう。今日、花見に連れ出してくれた友人に心から感謝したい。ありがとう。僕にとっての本当の春はまだもう少し先になりそうです。
March 29, 2007
コメント(32)

NHK-BSで関口知宏の列車の旅シリーズが新たに始まる。今回は中国1万7000kmだそうだ。実はこのシリーズについては詳しくは知らないのだが、初めは日本全国の鉄道を乗りつくす旅だったと記憶している。NHKらしい贅沢な企画と、親の七光りを思わせるタレントを起用した番組という悪いイメージが僕の中には強くあって、当初はほとんど見向きもしなかった。しかし第2シリーズの海外編をたまたま見る機会があり、懐かしいヨーロッパの景色の中で、等身大で素朴な彼の行動と意外な多才ぶりに触れ、ついつい見入ってしまったものだった。昔どこかで「ドラえもんの”どこでもドア”があれば、マチュピチュとかオーロラが簡単に見にいけていいよね~」と聞いたことがあった。世界は近くなったとはいえ、たしかに”どこでもドア”で訪れたい場所はまだまだ数え切れないほどある。でも、その”ドア”は僕らに本当の感動を与えてくれるものなのだろうか。・・・・ほぼ丸一日狭い機内に身をあずけやっと着いたホテルはボロく、お湯の出が悪さにほとんど通じない言葉でフロントとの交渉。市場の隅で現地のフルーツジュースを飲み下痢をして、熱をだし雨に降られ、風にさらされ、高い太陽に照りつけられる。でこぼこ道でバスに揺られ、ツアーガイドにボラれ、山道で人とふれあい、笑いあい、励まし合いそしてついに、マチュピチュにたどりつく。・・・・誰が見てもマチュピチュはマチュピチュなのだけれど、それぞれがそれぞれのたったひとつの”マチュピチュ”を目にしているはず。鳥肌が立つほどの絶景の中で、言葉にならない想いが自分の中から溢れ出てくる。NHKのアナウンサーが関口知宏に訊ねる。「今回の旅ではどこの景色や風景を楽しみにしていますか?」と。彼は少し困ったような表情でこう答えた。「こう言っては見ている方に怒られてしまうかもしれないですけれど、僕はいつも絶景とかを期待して行かないんですよ。そこまでの人であったり自然であったり、さまざまな出会いや出来事がその景色や風景を変えてくれるから」第一回放送は、4月8日(BS-Hi)生放送だそうだ。
March 27, 2007
コメント(30)

だちょうのカルパッチョ ( _ )六本木防衛庁跡 ___ WEBデザイナーxtute・・・ --->> _ )starferry ★ びすとろ「だるぶる」 >
March 23, 2007
コメント(32)

比較することはあるモノや事の置かれた状況を把握するのにとても役立つ。例えば、自分にとってうまい店はまさにそんな比較検討から生まれたもの。振り返ると小さい頃から様々な状況で比較し、それが相対的にどうなのか判断し続けてきた気がする。学校の成績や友達の数、家の広さや親の愛情・・・社会に出てからは年収や肩書き。相対的に何かを持っていたり、人より上位にいることが心の安寧でもあった。でも、そうやって相対的にモノを見ることでは真の安らぎは永遠に訪れない。この世に”絶対”はないから。真に揺るがないものを心に育てたい。周りに何と思われようが、どんなに滑稽なことだろうが、自分の心の声だけを頼りに歩いていける強い心を持ちたい。真の安寧の日々のために。。。
March 20, 2007
コメント(20)

足もとを冷たい風が抜けていきます。ふと、寒空の下で身を固くしている桜のつぼみを想う。少しダルさを感じ早めに布団に入った僕の枕もとの携帯にメールが届く。親戚の不幸。ベッドから身を起こし冷め切ったお茶を飲む。新しい一週間今年の桜古い記憶冷たい足の親指なにか温かいものを飲みたいと思った。
March 18, 2007
コメント(20)

千鶴女将へこんばんは。週末は大変お世話になりました。静かな海とのどかな島の時間、そして何より我が実家のような心地よさの「おやじの海」でのひとときは今回も世知辛い日々を完全に忘れさせてくれました。ありがとうございました。前回の焼きそばに続く第2弾の今回のイタリアンは喜んでいただけたでしょうか。ずいぶん食材を持ち込んでしまったので驚かれていましたが、あ~やって準備していったほうが楽なんですよ^^折角、島に行ったのに料理の準備で台所に篭っていても却ってお気遣いをさせてしまいますしね。ただ、あの極小のすりおろしでチーズをするのは大変でしたが^^;また次回の教訓がひとつ増えました(笑)島にはスタンダード展を観に大勢の観光客の方がいらしてましたね。世界的に有名なアーチストの作品がそここに点在するのも魅力ではありますが、町営バスの運転手やボランティアで作品を案内してくださる方々の温かい心遣いが直島の真の魅力であることをリピーターの多いことが証明しています。今日の東京は春がすぐそこまで来ていることを実感させてくれる陽気でした。直島での寝不足弾丸ツアーの影響か、今日はとてもまぶたの重く大変でしたが^^;「おやじの海」も春からゴールデンウイークへかけてたくさんのお客さんで賑わうことでしょうね。その楽しい笑顔の輪に加われないのはちょっと残念ですが、お体に気をつけて変わらずにいてください。肩こりには運動が一番だと思いますよ。是非かわいいワンちゃん達と海岸を走ることをお勧めします(笑)最後になりましたが素敵なお土産を頂戴いたしましてありがとうございました。今朝早速白いご飯の上にのせていただきましたよ~^^また夏の日差しが照りつけるころのになれば直島の穏やかな海が恋しくなるはずです。その時は外でジンギスカンでもしましょうか~ヨポポの尻尾が激しく反応するのが目に浮かびます(笑)では、そのときにまた。追伸 :たくさん撮りました写真は後日お送りいたします。宿に張ってもいいけれど、画鋲ケチらないでくださいね。前回の写真反り返り過ぎですから~残念!
March 12, 2007
コメント(53)

明日から1泊2日で香川の直島へ行ってきます。5年に1度のスタンダード展とやらを観に。。。宿泊はあの伝説の宿「おやじの海」。前回、即興の焼きそばが好評だったので、今回は食材を持ち込んで女将にイタリアンをご馳走する予定です。デザートはシフォン(桜とアールグレー)の2種類。(他のお客さんにも召し上がっていただけるように多めに持っていきます)いつものように行き当たりばったりの無計画な旅。お天気さえもってくれればそれで十分。明日4時半起きなのでこれで休みます。レスが溜まってしまい申し訳ありません。戻りましたらお返事させていただきます。ではでは、みなさんもよい週末を。
March 9, 2007
コメント(24)

村上春樹は好きですか?僕は大好きです。作品に魅力を感じることはもとより、生き方(そんなに詳しく知っちゃいないのだが)やパスタの茹で具合などにとても似た感性を(勝手に)感じてきた。実際、僕がバーをやっているころ”村上春樹に似てますね”と何度か言っていただいたことがあった。(ただ本人(僕)は猫より犬派だし、マラソンなんかありえない人なのだが)(さらには見た目が似ているという意味だとしたら迷惑だ^^;)そんな春樹ちゃんの作品の中で、僕のお気に入りは「国境の南、太陽の西」。若い頃、仕事を兼ねてフランスへ行く飛行機の機内にこの本を持ち込んだ。実はそのころ失恋をしたばかりで、飛行機のような閉ざされた空間に10時間以上も居られる心境じゃなかった。僕は閉所恐怖症を疑似体験しているようだった。陰鬱とした気持ち、身動きの取れない狭い空間。そんな中で唯一僕に許されたのは春樹の本をめくることだけに思えた。ページは無意識にめくられ続けた。そしてその間、僕は地上何千メートルの高さを猛スピードで移動する小さくてみすぼらしいイスから解放されたのだった。”本は麻薬”を体感した時間だった。あれからもう10数年。昨日「アフターダーク」という本を読み終えた。この本は僕をどこへも連れて行ってはくれなかった。ストーリーも春樹独特の言い回しも冴えないひどいものだった。時代は変わる。しかし春樹は変わらない。彼がぴったりと一体化できた時代はもう来ない。無理に合わせようとすればするほどメッキがはげる。実は前作の「海辺のカフカ」でも辛かった。そして今回。このレベルの内容を世に出してしまう彼の凋落ぶりが悲しい。生活に困窮していることはないはず。次作は是非ともじっくり時間をかけて紡ぎ出して欲しい。。そしてまた僕をどこかに運んで欲しいと切に思うのであります。(最後はナカタさん調で^^;)
March 7, 2007
コメント(29)

落語家、立川談志は毎年田植えと稲刈りのために新潟へ行くという。多くの友人、家族の中で腰を曲げて稲を刈る彼の姿を、先日何かの番組で見た。「こういう仕事で稼いだお金と、株式という机の上で稼いだお金、その札の色を分けるべきなんじゃないでしょうかねぇ。自分がよくわからないせいもあるけれど、分からないだけに憤りを感じてしまうんですよ」総出で刈り取った稲穂を竹で作った柵に掛けていく。稲穂は夕日に映え、きらきらと輝いている。小さい青蛙がすっかり寂しくなった畑でうずくまっていた。うちのベランダに最近、一羽の鳥がやってくる。雀よりひとまわり大きく、黄色味がかったブラウンの羽がきれいな鳥。その鳥は朝日の当たるシクラメンのプランターに降り立ち、辺りを警戒しながらプランターの土をついばむ。ミミズなどいるはずもないそのプランターにやってくる彼は、どうやら僕が肥料代わりに撒いている生ゴミ処理機で出た”それ”を食べにきているようだ。僕は毎朝、部屋の中からそれを眺める。そして彼が去れば、また少し”それ”を追加する。いつもより少し多めに。立川談志は戦時中東北地方に疎開していた時に、母が口にした言葉が今でも忘れないと語る。「白い米があれば、あとは何にもいらないねえ」どんな暮らしをしていても、忘れてはいけないことってあるのだろうと思った。今年は落語を聞きに行こうと思う。
March 3, 2007
コメント(19)

久しぶりに両国まで足をのばして飲んできました。そんなに量は飲んでません。でも、とても酔ってしまいました。気持ちの良い酔いです。お酒や食事をするとき、僕はいつも思うことがあります。”誰と””どこで””何を”これは僕の中の大切な優先順位です。よく言う”うまい酒”というのはなにも酒の味をさすものではない。大切な仕事をやり遂げた後や久しぶりの旧友との再開を祝して飲む酒はたとえ自販機の缶ビールでも格別なはず。そんな”酒”をどれだけ飲めるかは人生を豊かなものにするかどうかの重要な要素だと思います。そろそろ桜の季節です。僕にとっては2年ぶりの花見酒。満開の桜の下で、いろいろな思いをかみしめながら今年は少し酔いたいものです。
March 1, 2007
コメント(36)
全10件 (10件中 1-10件目)
1