森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2015.08.26
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カテゴリ: 神経質の性格特徴
落合元中日監督は、指導者は選手の欠点を長所に変える目をもって新人に接していくそうだ。
ピッチャーでいうとシュート回転の球を投げる選手は嫌われる。
右投手なら外角を狙った球が真ん中に寄ってしまう。つまり勝負球が甘くなってしまうのだ。
原因としては、指の長さ、太さ、腕の振り方、投球のフォームの癖等様々ある。
自分のためにならない欠点や悪い癖は治してやるのが指導者の役割だ。

でも指の長さや太さは天性のものでどうにもならない。
また、どこか一つ欠点を治そうとすると、肝心の長所まで消してしまうことがよくある。
投球フォームを変える。するとシュート回転しなくなったとする。
でも欠点は無くなったが、威圧感がなくなる。相手にとって球筋がよく分かるようになることがある。

つまり欠点を修正したおかげで、長所も消えていって並みのピッチャーになったのである。

こういう場合は発想を変えるのがよい。
真ん中から内角にシュート回転する球は打つのが難しい。外角には変化球を投げる。
しいて外角にストレートを投げるときはボール気味に投げる。
最初からボールを意識していく。何球かはボールからストライクになるような投球を心掛ける。
そのためには針の穴を通すようなコントロールを磨くことだ。
欠点を逆手にとって、さらに磨きをかけるのである。

考えてみればカープの黒田投手はストレートを投げることはほとんどない。ツーシームを多投する。
フロントドア、バックドアと言って、ストライクからボールになる、あるいはボールからストライクになる球に磨きをかけて活路を開いている選手もいるのである。
私たちは欠点に目がいきがちであるが、欠点の裏には長所が隠れている。
コインの裏と表の関係にあるのである。短所の中に隠れている長所に光をあてて磨きあげる。

(采配 落合博満 ダイヤモンド社参照)





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Last updated  2024.06.03 20:32:26
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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