森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2025.01.06
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カテゴリ: 行動のポイント
11月号の生活の発見誌からの引用です。

自分の「生の欲望」がわからないという人がいますが、これは自分の「本心」と言い換えると分かりやすいのではないでしょうか。
これは大きな人生の欲望というだけではなく、日々刻々と感じる卑近な場面での本心も含みます。
例えば朝起きるときにもっと寝ていたい、しかし我慢して起きて出かけなければならない、どちらが自分の本心かということです。
どうしなければならないではなく、本心に従えばいいことです。
相反する感情は常に起こる感情の事実(精神拮抗作用)ですから、否定する必要はありません。
そのなかでどちらが本心であるかを見極めてその本心に従うことです。

この記事は、社会人としてなすべきことが目の前にあるのに、気分に振り回されて回避してしまう人にとって参考になる話です。
ここでいう気分というのは、しんどい、面倒だ、やる気が出ない、どうせ無理、無駄だ、辛い、イヤだ、嫌いだ、気が向かないなどというマイナス感情のことです。

この感情は自然現象であり人間がコントロールできるものではありません。
対応方法としては、排斥するのではなく、湧き出た感情にきちんと向き合うことです。
間違ってもマイナス感情を汚物のように取り扱ってはいけません。

さて、主観的な事実に対しては、客観的な事実があります。
客観的な事実のことも加味して次にとるべき行動を選択することが大事になります。
仕事をしている人では与えられた仕事の責任をきちんと果たすことです。
無責任な仕事をしていると、社内での人間関係が悪化します。
また退職勧奨を受けることになります。
人と一旦約束したことは、ドタキャンするようなことは避ける必要があります。

神経質な人は、主観的な事実だけを基にして次の行動を決定しようとします。
客観的事実を考慮していないのです。これが最大の問題です。

これが周囲の人にどんなに迷惑をかけているか。
また気分本位の行動は暇を持て余し、自分の成長の機会を奪ってしまいます。

客観的な事実を加味して行動することは、最初は注射針を打たれるような痛みがあります。
それを我慢して行動していると、ブルーオーシャンの輝かしい未来が開けてくることを忘れないようにしたいものです。





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Last updated  2025.01.06 07:57:09
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kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 申し訳ございません。生涯森田様でした。
kurokawa@ Re:感情と行動を分離して行動する(11/11) New! 障害森田様 この記事の中で「心とは裏腹…
楽天星no1 @ 早速のご返事感謝 森田生涯さんへ 早速のご返事ありがとう…

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