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♪ 自らを俎上にのせて後進に活を入れける現役復帰 12年ぶりに伊達公子さん(37)がコートに帰ってきました。 1994年に日本選手で初めて世界ランキングのトップ10入りを果たし、最高は95年の4位。ツアー通算7勝を挙げ四大大会では全豪、全仏、ウィンブルドンでベスト4に勝ち進むなど実績を残して96年に現役を引退しました。 「試合で生かし切れていない選手、若い選手に刺激を与えられればと思っている。世界で戦える選手が出てきて欲しい」。 18歳の錦織圭が2月にツアー初Vを成し遂げた男子に比べて、32歳の杉山愛が引っ張る女子の将来を憂い、若手育成の手本役を買って出た。きっかけは、元女王のマルチナ・ナブラチロワさん、シュテフィ・グラフさんに2連勝した3月15日の「ドリームマッチ」だった。 半年かけ、週6日の練習で備えるうちに「これまで感じたことがない」と芽生えた新鮮な感覚が「確信になった」と打ち明けた。 Yahoo Newsより 先日の『カンガルーカップ国際女子オープンテニス2008』で高校生に辛勝し、その後の記者会見などを見ていたら、何だか泣けてきた。 今の日本のスポーツ界には素晴らしい人材が溢れている。若手からベテランまで、我々に感動と勇気を与え続けている。 政治が余りにも無残な姿をさらけ出しているのとは対照的だ。
2008.04.30
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♪ 卯の花の白き花むらかがやきて散りそめるなり夜半の月かげ 別名「空木(うつぎ)」は初夏のシンボルとして、ホトトギスとともに万葉集に詠われてきました。 古人は田植えを控えたこの季節、米粒に似た卯の花の咲く風景に秋の豊かな稔りを重ねて見たのだという。「田植鳥」と呼ばれた時鳥(ほととぎす)との取り合せが好まれたのもそのためだとか。姫空木 それがもうこの季節に咲いて、すでに散り始めたところも有ります。 一週間ほど早いでしょうか。年々季節が早まって歳時記もずれてきて、俳句を作る人はさぞ困るでしょうね。
2008.04.29
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♪ 狭庭のねこの眉間のスペースにゴーヤの種をいかに蒔かむや 夏バテ対策の一つにゴーヤでも栽培してみようと種を購入。 しかし、有ってない様な狭庭のどこへ蒔こうか思案橋だ。植え替えたぶどうがまだ小さくて棚が空いているので、そこへ蔓を這わそうと思う。 プランターで三本ほど育てればいいか。食べるのはどうせ自分だけだし。 隣家でも毎年、西の日除けをかねて立派な棚でたくさんならせている。余ったとてお裾分けするわけにもいかない。 今年の夏も猛暑の予感。 年々暑さが堪えるようになって、冬眠ならぬ夏眠したいくらいだ。
2008.04.28
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♪ぶつ切の切り身で出さる言の葉の尾頭なくに尾ひれの付くらむ やぶからに主語抜きで話し掛けてくるわが妻。 一瞬何の事を言っているのかサッパリ分らない。少し聞いていると分ってくるけど、その間こちらは置いてけぼりだ。ちょっとイラつく。 そしていつのまにか話題が変わっていたりするからまた大変だ。それで何とも思わず過ぎていく彼女の会話に、俺はついて行けない。 聞くと女の会話なんて皆そうだと嘯いた。 また、どこかで聞いた話には尾ひれが付くというのが通り相場だから、どこまでホントなのか分らないね。
2008.04.27
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♪ 置き忘れ無人の部屋で宇宙から呼んでるごとく携帯の鳴り いつも人間の肌に触れるように存在している携帯電話。 無人の息子の部屋で無機質に鳴り続けていた。 普通の電話と違って空中を飛んでくる電波は、宇宙の果てからやって来たように掴み所がない。 個人的でブラックボックスの携帯電話は、相手が誰なのか本人以外は全く想像がつかない。 それだけにどこから掛かってきたのか大変気になるものです。 女の子を持つ父親にとって、携帯はさぞかし不安一杯な存在なのでしょう。
2008.04.26
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♪ 泥あしの猫のもどりてひとさわぎ抱いて風呂場にいそぐ春雨 猫の方も分っていて、捕まるのを嫌がって逃げようとするから始末が悪い。
2008.04.25
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♪ 南天星の咲きて思わむしろばなの馬酔木のはなや鈴蘭のはな ドウダンツツジの可憐な白い花が満開です。 灯台躑躅とも書き、枝の分かれ方が燈明台の形に似ていることからの当て字のようですが、南天星ツツジという表記の方が良いですね。 この時期の南半球は秋で、その澄んだ空に輝く星をなぞらえてのことでしょうか。 馬酔木(あせび・あしび)の花とよく似ていますが、花のつき方が違ってこちらは房状に連なって咲きます。 名の由来は「アセボチン」という有毒成分があり、馬が食べると酔って足がなえることからきているそうです。 どちらも花も鈴蘭の花に似ていますね。 ドウダンツツジ アセビ スズラン
2008.04.24
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♪ 筍の伸びゆくごとく春過ぎぬコジュケイ鳴いて夏日とならむ 今朝、めずらしくこの住宅地でコジュケイが鳴いている。 チョッと来いチョッと来いと、夏を呼んでいるかのように。 こないだの待ち遠しかった桜の季節は、幻だったかと思うほどに気温の上昇が激しい。 この時期に既に夏日になって、一体これからどんな猛暑がやってくるのか。本当に先が思いやられます。先日は北海道でも20度を越えた日があったようで、北国の人にとってはかなり堪えるでしょう。 何をするにも一番いい季節なのに、これからやって来る酷暑を憂っているなんて情けない気分だ。 そう言えば、今年はウグイスが一回も鳴かなかった。去年は盛んに鳴いていたのにどうした事でしょう。 何か異変が起こっているのか、それとも、これからの異変を暗示しているのでしょうか。
2008.04.23
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♪ 春の陽を集めて萌える連翹の花咲く道をランドセルゆく 連翹が眩しいほどの黄色い花を咲かせています。 朝の通学路を、集団登校の列に混じってぴかぴかのランドセルを背負った一年生が行きます。 明るい日差しの中、初々しさとぎこちなさをにじませながら連翹の花のように輝いている。 連翹の名の由来 (語源由来辞典より) レンギョウは、漢名の「連翹」を音読み。 ただし、レンギョウの中国名は「黄寿丹」で、「連翹」は「トモエソウ」か「オトギリソウ」を指す名である。伝来時にこの種を誤って「連翹」としたことから、日本では「レンギョウ」と呼ばれるようになった。 「連翹」の「連」は枝に実が並んで付いていることを表し、「翹」の漢字 は、キジが尾羽を広げて高く飛び立つさまを表した字で、ここでは茎が高く直立していることを表している。
2008.04.22
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♪ 民衆の目から逃れて運ばるる聖火の照らす国政の闇 中国は過去からずっとチベットに対して相当な弾圧をしてきた事がネット上に流れています。 私も遅まきながら最近になって、その事の余りの酷さに驚きと怒りを新たにしています。 人の口に戸は立てられぬと言うけれど、ネットでの情報は誰も止められはしない。 過去から現在にいたるまでの詳しい内容が、ダライ・ラマ法王日本代表部事務局・人権問題に載っています。それらの酷い弾圧を知り、世界中で起こっている聖火ランナーへの抗議行動が納得できるようになりました。 弾圧の理由は色いろあり、対インド問題が主であると言われています。 匿名によるチベット問題の論文
2008.04.21
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♪ 白シャツを意気に着込んで我妻の三重まで走りぬB'zを聴きに 昨日、昼過ぎに伊勢のサンアリーナまで、おニューの白いシャツを着ていそいそと出かけていった。 9時前に同行のB'zファンの奥さんから、今から帰るというTELが入る。 お互いのダンナに気を使って電話してきたらしい。 11時過ぎに帰ってきて、まだ興奮冷め遣らぬ様子で、次男に話をしている。 こっちは明日早く起きるつもりなので、もう既に床の中。 次の名古屋でのコンサートに、チケットが余ったら行かないかと誘っているいる様子。 母親には感化され易いのか、次男はもう既にB'zファンだ。 同行の奥さん家は娘も息子も巻き込んでいて、ダンナだけが取り残されてる。 帰るときっと渋い顔をするんだろうな。 それからすると俺なんか、理解のあるとっても良いダンナだよ、ホント。
2008.04.20
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♪ 先端が丸く凹んでねじれたる紅き花弁に破調の美あり 今、花水木の花があちこちで満開となっています。 丈夫で育てやすいのか、街路樹としてもたくさん植えられています。 花の形が独特で、先端が凹んで少しねじれている4枚の花弁が不揃いな形をしています。一つ一つの花びらを見ていると、きれいに整っていないのに美しいと感じます。 紅、白、ピンクがあり、特に紅い色の花はあでやかで、私は好きです。 別名アメリカヤマボウシとも言い、アメリカ原産でヤマボウシに似ているところからそう呼ばれているのだそうです。 1912年に東京からワシントンDCに桜を贈った祭、その返礼に贈られたのが始まりだそうです。
2008.04.19
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♪ 胡蝶蘭らしき白花咲きみだるトイレの棚に姿変えずに 光り触媒によって匂いを消すのだという。 おおげさなラッピングの鉢植えで、効果を出すためか胡蝶蘭にしては花の数がぎっしり。 もらい物で捨てるには忍びなく、部屋に置くにはどうにも浮いてしまう。 ここは悪いがトイレで我慢してもらうことに。
2008.04.18
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♪ めずらしく夜を我が家で過ごしたる恋の季節も過ぎしギンちゃん どこから出るのかと思う甘い鳴き声も、いつの間にか止んで静かなギンに戻っている。夜は居ないのが当たり前だったのが、このところちゃんと家にいる事が多い。 とは言っても矢張りオスネコ。夜行性の動物だけあっていつの間にか居なくなっている。そして、朝帰りしては餌を欲しがる。足にまとわりついて、餌が貰えるまで執拗に擦り寄ってくる。 ガッツガッツとものすごい勢いで食べて、食べ終わったと思うともう居ない。 次は誰の家に行くのかしらん。行くコースが決まっているらしく、いつも同じ方に向って歩いていく。 品行方正と言うかワンパターンというか。 皆から好かれているらしいギンのこと、どの家でも歓待してくれてるのでしょう。
2008.04.17
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♪ 新町のなだりに聴こゆるピアノ曲 何の曲かと問いたき夕暮れ 新興住宅地の坂を登った所の二階家から、いつも聴こえてくるピアノを弾く音。あまり聴いた事のない曲で上さんもたぶん弾いたことがない、モダンな明るい曲だ。 軽快で流れるようなメロディーが何とも心地良い。 珍しい曲なので、たぶん音大生あたりが練習しているのだろと勝手に想像している。 曲名は、作曲者は誰なのかとても気になっている。 呼び鈴を押して聞いてみたい衝動に駆られるができなかった。 家に帰ってから年表を調べてみても、作曲者の名前の見当つかない。 バロックや古典派では無さそうだし、ロマン派の誰かだろうか。マズルカやポロネーズの様な民族舞踊の匂いがしないでもない。 ショパンなら何となく分るんだけど、どうも違うような気がする。 今度その曲を弾いていたら勇気を出して、呼び鈴を押して聞いてみようか。
2008.04.16
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♪ キョッチョラと呼んで親しむイタリア人アットマークの蝸牛とや 英語では「commercial-a(商売のa)」または「commercial-at(商売のat)」。その他には「at sign」「scroll-a(渦巻き)」「about(アバウト)」 「cyclone(サイクロン)」 「snail(カタツムリ)」など。単純に「アト(at)」と言うのが普通。 アットマークと言うのは日本だけの呼び方だそうです。 元々はラテン語の「ad」(英語のat、to、forなどに相当する)接頭辞から来ているのだそうです。 ドイツ人、ブルガリア人、オランダ人、ポーランド人(マウパ)、セルビア人、アフリカーンス語圏、エスペラント語使用者はサルを含む用語(猿とか猿のしっぽ)。 デンマーク、ノルウェイ、スウェーデンでは象の鼻。 イタリア語と韓国語ではカタツムリ。台湾北京語ではネズミ。 ロシアでは子犬(サバーチカ)。 ギリシア語ではアヒル(パパキ)。 フィンランド語ではネコの尾。 タイとハンガリーでは長虫。 トルコではバラ。 同じものの呼び方が、国・民族によってこんなに違うというのは面白いことですね。 統一した英語名を作るべきとの意見が出ているそうです。
2008.04.15
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♪ み吉野の苔むす幹やいにしえの空を染めなむやまざくら花 ♪ み吉野の今を競いて十重二十重散り行く時も華と舞うらむ ♪ 夢の中に舞う風花のうつつにも吉野の山に花吹雪くなり ♪ 葉と花のかもす色香やみ吉野の華を競いぬやまざくら花 吉野桜・上千本に行ってきました。 満開の素晴らしく優美な風景を満喫しました。 一目千本。 200種3万数千本といわれるだけあって、それぞれ違う表情の花が正に競演という言葉に相応しく、山の傾斜に沿って咲き乱れていました。 ピンク一色の桜と違って葉も同時に出る山桜は、葉の色と花の色の取り合わせが何とも美しい。 この桜を見てしまったら、ソメイヨシノが何とも味気なく感じてしまうでしょう。 ただ残念だったのは桜が最盛期の日曜日だたことで、もの凄い人、人、人・・・・。 下千本・中千本の参道を埋め尽くす人の数は、立錐の余地がないほどで、その流れに合わせていてはバスの集合時間に間に合わない。 上千本からいったい何人の人を、追い越し追い抜いて下って来たか知れない。 実質3時間の自由時間の間に、上千本まで行ってバスの待つ駐車場まで時間内に戻ってくるのは中々大変でした。長蛇の列のトイレ待ちの時間も考慮して、みやげ物はこれと決めたものだけを買って一目散に下ってきた。 バスで行ったのは正解で、マイカー規制中のためシャトルバスで移動せねばならず、それを待つ人の行列も凄かった。 ツアーのバスに乗ると同時に雨が降り出した。 この雨に打たれて下千本の桜は散り始め、バスのフロントガラスにも張り付いていました。 明日以降の吉野は下千本の花吹雪と満開の上・奥千本の桜が、壮観で優美な風情で人々を酔わせてくれることでしょう。
2008.04.14
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♪ ふとい首おおきな顔にちっちゃい目ドウナガタンソク風邪までひいて 最近チョッと元気がない、野良上がりのオス猫ギンちゃん。 大きなくしゃみをしているので風邪をひいたか、それとも花粉症?
2008.04.13
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♪ 夏色の風を吹かせてTシャツを絞り染めたり30タイプ 真冬ではどうしても暗めの配色になりがちですが、このところの暖かさで気分は夏色。 Tシャツを染めるにはもってこいの季節です。 制作が遅れてちょっと焦っているものの、何とか納期には間に合いそうです。 80/2という細い高級番手の糸で織った天竺ニットのTシャツは、軽くて発色もいいので大変好評のものです。 毎年納品させて頂いているところでは、お客さんが心待ちにしてくれています。 手創りの一品製作なので、同じ地域で同じものを着た人とバッティングすることがないのも魅力の一つでしょう。 一度着たら病み付きになるといって、Tシャツとしては高価なものですが、毎年のように買って下さる方も多いようです。 これは本当にうれしい事です。
2008.04.12
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♪ つばくろの早や訪れり小児歯科の外階段をけさも掃きなむ もう燕の季節なんですね。 最寄の駅舎に忙しげな鳴声が響いています。 かみさんの勤める小児歯科にもやって来てるようで、階段の上に今年も巣を作り始めたらしい。 今はまだいいが、雛が孵ると糞の量がかなりのもので、掃除が大変なんだとぼやいている。
2008.04.11
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♪ ローカルの駅にさくらの花散りて列車の中も花の舞うらむ 桜の咲く駅があるそうです。 ホームに電車が滑り込んで、ドアが開くと同時にフワーっと桜吹雪が車内に舞い込むのだそうです。 その時、わ~っという声があがるんだって。 花びらを閉じ込めたまま電車はスタート。花びらは一瞬漂って・・・・・
2008.04.10
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♪ 情動のコミュニケーション自己よりも他人(ひと)に思いの深き人々 今はブログやメールで気分や感情を交換し合う「情動コミュニケーション」の時代なのだそうだ。 周りの空気を読み「自分さがし」ではなく「共通性さがし」が生活の基盤になっている。 そんな人たちを「鏡衆」と呼ぶのだそうです。 自分からも情報を発信し、情報にも影響を受けやすい人たちが、相互に連鎖反応することで情報が爆発的に拡がって行く。 この風潮は無視できない恐ろしさを含んでいます。 バッシングや風評被害、集団いじめやファッショ的情動につながる恐れを持っています。 深く考えることなく、回りの動きに反応して情報を撒き散らし、あっという間に感染爆発を起こす。 単純で悲観的な情報ほど人は関心を寄せるものです。 中国のチベットに対する弾圧に、インターネットを通じて世界中の人々がヒステリックに反応しています。一部には情緒的な行動も見受けられます。 国民の4割にも達する「鏡衆」が、行動を起こすきっかけとなるキーパーソンが必ず存在するそうです。 この「鏡衆」のエネルギーをプラスの方向へ向ければ、今の社会を素晴らしいものに変える事ができそうです。 真に誠の人間としての目覚めを、アセンション(次元上昇)するという奇跡を、「鏡衆」に起こさせるキーパーソンの出現が待たれます。
2008.04.09
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♪ うつつにも夢にも散りてさくら花わかれを告げる雨ぞ降りたり 散り時を見計らうように激しい雨が降りました。 夢の様だった時間を断ち切って、新年度の新たな一歩を進む決意を持てとばかりに・・・。 満々とした桜はこれですべて散ってしまうのでしょう。 春は、新しい任地に赴く人、家を離れて遠い地に進学する人、転居・転進の人生別離のとき。 離れていった人への思いを、桜の散るのに合わせてきっぱりと断ち切るのです。 君に勧む 金屈巵 コノサカズキヲ受ケテクレ 満酌 辞するを須いず ドウゾナミナミツガシテオクレ 花発けば 風雨多し ハナニアラシノタトヘモアルゾ 人生 別離足る 「サヨナラ」ダケガ人生ダ 井伏鱒二 訳
2008.04.08
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♪ 先方の折れて来るなり音もなく不意にくずれし木蓮の花 ちょっとしたことで上司と口論になり、彼は無茶な啖呵を切った。 翌日、幾らなんでもまずいと思ったらしく、謝罪とともに前言を翻した。 折りしも、ぽってりとした紫の木蓮の花が、目の前で不意に、崩れるように散った。
2008.04.07
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♪ 暮れなずむ空に浮かびてふわふわと春をなごりの心ただよふ 咲き誇っていた桜も、とうとう散り始めました。 もう少しの間咲いていてほしかった。 また一つ歳をとる一年の始まりを思うと、やるせない気持ちが湧いてくる。 じめじめして暑い過酷な夏がすぐにやって来る。 何とかその暑さを凌いだら、あっという間に一年も残り四分の一。 桜よ、もう少しこの春のモラトリアムな季節を、私に与えておくれ。
2008.04.06
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♪ 目力で奇跡起こせし治療犬「名犬チロリ」の慈愛に涙す あらためて「名犬チロリ」を読んでみた。それは想像以上の感動の物語でした。電車の中で読むべきではないです。感動で涙があふれ続いて読む事ができませんでした。 訓練を受けているとはいえ、どうして犬の眼差しが人の心を動かす事ができるのでしょう。 一言もしゃべらず目の力だけで閉ざしていた心を開き、行動を起こす勇気と気力を与えてしまう。 特にチロリはその能力がずば抜けていて並みの犬ではないことが凄い。これこそ奇跡の物語です。虐げられた挙句に捨てられて、5匹の子を育てながら身に付けた様々な能力が役に立っているのも確かです。 40教科もある訓練を他の犬より遥かに短時間でマスターするほど潜在能力も高かった。 特に目の力が格別で、人の心が読めると思えるアイコンタクトに特徴があるようです。チロリの眼差しは、慈愛を持った神の眼をしていると言ってもいいかも知れません。 「名犬チロリ」を詠んで、犬という動物は改めて特別な存在なのだと深く感じました。 セラピードッグ協会今は亡き「チロル」の後輩で活躍中の犬達
2008.04.05
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♪ 花冷えて百万の花満ち満ちて山影照らす里の夕暮れ 花冷えのお陰で桜は途中で散ることもなく、全ての花びらが揃って膨れ上がり、まるで超新星のように白い光りを放っている。 辺りを照らしながら最高に達したところで、急激に光を失っていく。 それまであと僅かの花のいのちを、精一杯受け止めてあげたい。
2008.04.04
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♪ 黒人の演歌を歌うミュータント サビは早口ラップのリズム 演歌歌手「ジェロ」はピッツバーグ生れの26歳。 祖母の影響で幼少より演歌を口ずさむという黒人の突然変異体だ。 秋元康・作詞、宇崎竜童・作曲という豪華な組み合わせで作られた歌「海雪」が話題になっていますね。 演歌はファとシの音を抜いた音階[ヨ(4度)ナ(7度)抜きとも呼ばれる]でできています。 ピアノの黒鍵だけで弾くと丁度その状態になりますね。 世界にはこれと似た音階をもつ民俗音楽もあり、リズムの違いで全く違う音楽に聞こえたりするものです。 「ジェロ」は祖母が日本人で、祖母が喜んでくれるので小さい頃から歌って聞かせていたらしい。 環境が人を作るとは言うものの、ここまで演歌が好きで完璧に唄いこなす黒人は珍しいですね。 You Tube で映像と曲を聴く事ができます。
2008.04.03
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♪ 突然に色湧き出でて山の端の光り満たるしろやまざくら 何もなかったところが或る日突然、明るく賑やかになって桜の木があったことに気付かされます。 春の新しい生活の始まりの時に、まさしく門出を祝ってくれる存在。 ほんの一週間で散ってしまうというのも、さくらを一層愛しいものとしていますね。 別れと出会いの節目に咲くさくらの花は、アメリカ人にも愛されているようです。 ワシントンのポトマック川の桜は、1912年に日本から日米友好のシンボルとして贈られたもの。 4月13日まで開催される桜祭りには全米各地から約100万人の観光客が訪れるらしい。
2008.04.02
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♪ 一時間をこの日のために貸切りてピアノ奏でてするプロポーズ 尾張名古屋に構えたる音楽喫茶を一時間、借切りたいと所望せし人のあり。 店主はいたく戸惑うも、熱意に負けて承諾せり。 当日はドアに施錠の秘密部屋。店主は隅で畏まる。 この日のために練習をせしピアノ曲三曲、熱意を持って奏でらる。 やや間のあって同行の女のすすり泣く声あらむ。 一時間の経ちて女の言いたれば、プロポーズされしと嬉しげに言いにけり。 若き男の企てし粋なドラマの 自作自演の夕べなり。 永き歴史の店とても いと珍しきことなりき。 筋書きのなきドラマなる人生に、自作自演はいと天晴れなリ。
2008.04.01
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