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♪ 夕暮れの南に向かう急行はアンニュイの箱 携帯メール 人は何故か北ヘ向う習性がある。 南に行くというのは都落ちのイメージがあって、飲みに行くのに南は発想に浮かばない。 夕べはそれだけで少し新鮮な気分。乗った電車は空いていて話す人も無い。 携帯のメールを覗く若者が一人と学生がちらほら。静かだ。 造り酒屋「澤田酒造」とギャラリーが共同経営する金曜日だけ営業する店「常滑屋」で待ち合わせ。 意外な人を紹介され、思いも寄らない一夜となった。 ひとしきり飲んで、名前は知っているが行ったことの無いショットバーへ移動。 その意外な人が設計・プロドュースする店は、鄙びた田舎町にありバーテンダーがいる本格的な店だ。 古民家の復元を主に様々な事業を展開するこの人は、碧南市で「温古舎」という八百坪の敷地で回遊庭園のあるイタリアンレストランを経営している。 先日、この社長を紹介するという機会を、用事があって逃していた。縁が巡って昨夜お会いすることが出来た。 「温古舎」にはギャラリーが併設されており、知人がソプラノとホルンのジョイントコンサートを開く。期間中に作品展をやらないかとのことで、まだ行ったことの無いその店のお勧めのうなぎのリゾット」なるものを食べに行くこととなった。
2008.05.31
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♪ ガス壊疽という恐ろしき名を聞きて思い起こせる旧日本軍 中国・四川大地震の被災地で、致死率の高いガス壊疽(えそ)を発症した患者が少なくとも3万5千人に上ることが27日わかった。 水や空気ではなく血液を通じて感染するため、伝染性は高くないらしい。 しかし、名前からはいかにもガスを吸った人に感染するような印象を与える。 この報道で旧日本軍の毒ガス兵器を思い起こした人は、日中両国に沢山いるのではないでしょうか。旧日本軍は、日中戦争中に、多数の毒ガス兵器等を中国に持ち込み、これを各地に配備した。 終戦時にこれを隠匿して遺棄したものも含め、日本国政府が認めているだけでも70万発にのぼる毒ガス兵器等が中国国内に遺棄されているという。 その遺棄毒ガスによる中毒事件がいまだに起きていると、2003年8月27日付けの人民日報が報じています。 どこに捨てられたのかが分らないため、罪の無い人々の被害が未だに痕を断たないという。 海南友子(元NHK報道ディレクターとして7年勤務。2000年に独立)氏が被害者を取材した手記を書いておられます。 〈ガス壊疽〉 細菌が傷口などから体内に入って感染、筋肉など体の一部の組織が死んでしまう(壊死する)感染症。壊死した組織で毒素が作られガスを発生させながら全身に影響が広がる。進行が急速で、切開でうみを出して壊死部分を切除するなど早期治療ができないと死に至る確率が高い。災害や戦争での外傷で起きる例が多い。
2008.05.30
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♪ 良きにつけ悪しきにつけて大阪は笑いあふるる諧謔の街 船場吉兆の廃業は当然として、おカミの会見は笑いの要素たっぷりで、我々視聴者を充分に楽しませてくれました。 どう見ても演技してるとしか思えない表情や仕草は、目に焼きついて離れません。 マイクがズラリと並んでいる前でのヒソヒソ話は、「たけし」のやりそうな事じゃないですか。昨日の会見も終始下を向いたままで、子供がおねしょの弁解をしているような、情なくも失笑ものでした。 高級をうたいながら、場末のキャバレーがやりそうな事を平然とやり通せたというのも、根底には不真面目さ=笑いの原点(真面目な顔をして不真面目なことをする)が有るように思えます。 いつの間にか虚と実の境目が無くなって、大阪人の根底に血となって流れているように思います。財政破綻している府の体質はその典型的なもののような気がしています。 府民の皆さんがそうだと言っているわけでは有りませんよ。 関西の”のり”と言いましょうか、言葉では言い表せない独特のモノが大阪にはあるということです。 関西弁しかり、「いちびり」しかり、吉本しかり、阪神ファンしかり、くいだおれ太郎しかり、やしきたかじんしかり・・・・・・・・・・・・・・
2008.05.29
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♪ 無きものを異人力士に求めべし民の鑑とせむや国技を 夏場所千秋楽で、朝青龍と白鵬の両横綱が土俵上で一触即発のにらみ合いをした問題で、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)は27日、両横綱を東京・両国国技館に呼び出して厳重注意した。 品格など既に無い相撲界にあって、横綱の態度が民に与える影響は大きいことだけは確かということでしょうか。 悪童のイメージの有った北の湖理事長は、朝青竜に対して腰が引けており、過去の問題に対しても言うべきことは言えてない気がする。 もはや国技といえども外人が上位を席巻している状況で、品格を云々することがいい事なのかどうか。 今、モンゴルだけでも幕内力士が8人、その下に登録されている力士は24人に登る。 他の国では韓国が1人、ロシアが3人、グルジアが2人、ブルガリアが1人、エストニアが1人の幕内力士がおり、その他にも各国で19人が登録されて相撲をとっています。 外人部屋でも造ったら、もう少し日本男児の士気が上がるかもしれないと思ったりしています。
2008.05.28
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♪ すらすらと住所氏名を名のりたり 「ナカムラ・ヨウスケ」迷子のヨウム 先日、保護されたオウムの仲間「ヨウム」が名前と住所を正確に話して、無事飼い主に戻ったというニュースがありました。 保護されて13日ぶりに対面した千葉県流山市の飼い主の中村さんは「あまり飛ばない」ので油断していたらしい。 2年ほど前から名前と住所を教えていたそうです。 「ナカムラ・ヨウスケ・クン」「ナガレヤマシ・・・・・」番地まで正確に言えて、歌まで歌ったそうです。 日頃覚えたことを自慢気に話したくてウズウズしていたのかも知れませんね。 「ヨウム」 ● 飼い鳥として大型インコの中では最もポピュラーな種類と言える。 ● 飼い鳥としての歴史は古く、4000年前のエジプト象形文字にも使わていると言われ、古代ギリシア人も飼っていたとされる。 ● ワシントン条約で附属書2類に属し、輸出国の許可を受けて商業取引を行うことが可能である。 ● 人気が高いため現地での密猟も絶えない。 ● 国内にブリーダーも存在し、日本産も増加傾向にある。 ● 寿命が非常に長いため、飼主が先に寿命を迎えることも考えられるので、そのあたりの考慮が必要である。コンゴのヨウム(英名Congo African Grey Parrot) 頭のいい鳥らしく、過去には有名な鳥がいたようです。 ◆アレックス(Alex) 1976~2007/9/6、31歳で死去。50の物体、7つの色、5つの形を認識し、数を6つまで数えることが可能で、2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた」という。 ◆ニキシ(N'kis) 2004年1月の時点で約950の語彙を持ち、動詞の時制を正しく使うと発表されている。 写真を見せると、そこに写っているものを答えることが出来たらしい。
2008.05.27
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♪ 酵母菌のフンとゲップの造り出す泡の妙薬黄泉への誘い ビールの美味い季節です。ビールの海で溺れてみたい。 ★ビール酵母のもう一つの顔 ビール酵母から苦味成分を除去し、乾燥粉末にしたものが「乾燥ビール酵母」で、「栄養の宝庫」と呼ばれているそうです。 たんぱく質のアミノ酸バランスに優れていて、ビタミンB1、B2、B6、B12、パンとテン酸、コリン、葉酸などのビタミン、カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛・セレン・クロムなどのミネラルも豊富に含んでいる。 また、食物繊維、レシチン、β-グルカン、核酸などの有用成分も多く含んでおり、マルターゼ、ラクターゼ、アミラーゼ、リパーゼなどの消化酵素も多く含み、消化吸収率も90%と非常に高いことでも知られているという。 酵母は、皮膚病の感染治療にも用いられていたことがあり、1910年には、鈴木梅太郎博士ら がビタミンB1を発見し、脚気の予防・治療などにも有効性を発揮した。 ビール酵母の効用については、胃腸疾患、乳酸菌の増殖促進、便秘や高血圧の改善、感染疾患への抵抗性、抗菌・殺菌、発がん抑制などが報告されています。 また、近年、ダイエット用途でも話題になっているらしい。
2008.05.26
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♪ 早苗萌えつばめ巣立ちて初夏の新装うなぎ屋萌葱ののれん 知多・半田のうなぎ屋「三代目・一心屋本店」が駅前区画整理事業を契機に、新店舗を構えることとなり、漸く新装オープンの運びとなりました。 昨夜、その新装披露の会が催されました。 暖簾を担当し外のれんと厨房口・奥座敷ののれんを染めさせて頂き、スタッフとして招待されたので、名鉄半田駅前にあるその店に行ってきました。 水をモチーフに3本川の意味も込めた意匠に萌葱色で染めた外のれんが、店の雰囲気に良くマッチして中々いい雰囲気を醸しています。 ご馳走が次から次へと運ばれて、大勢の招待客が訪れて盛大なパーティーでした。 カメラを忘れて残念ながら画像をお見せできないのが残念です。当夜の表玄関 本格オープンは、月末の大安 5月30日(土)。 本格的な木造建築で吹き抜けの天井は、木組みの梁が豪華で見ごたえが有ります。 今度はお客の立場で評判の鰻をゆっくり味わいに行こうかと思っているところ。
2008.05.25
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♪ 報道とふ餌を喰らいて情報の夜ごと夜ごとに増殖しゆく 硫化水素ガスによる自殺が相次いでいます。 3月27日~5月22日までの2ヶ月間に151件 143人が死亡したということです。 その後も相次いで発生していて、23日には神奈川と長崎で大学院生と高校教諭が亡くなっています。 マスコミの報道が引き金になっていることは間違いの無い事実です。 昔、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」を読んだ若者が、黄色いチョッキを着て銃で自殺するというのが流行ったことがあるそうです。 こんな風に自殺が流行するというのは悲しいことですね。 心の底にある自殺願望が、報道をきっかけにつっかい棒を外してしまうのでしょうか。 いい事は余り真似されないのに、悪いことは瞬く間に伝播していく。 食品に針を入れるとか、通行人に切りつけるとか、振り込めサギとか引ったくりとか、枚挙に暇がありません。 報道された情報は勝手に一人歩きし、都合のいい様に解釈されて既成事実として心の中に蓄積されていく。 それは報道されればされるほど増強され、形が整い魅力的な悪魔となって行く。 人の心は自己コントロールをしているつもりでも、知らず知らずの間にとんでもない方向へ向いていたりする扱いにくいものです。 事件に限らずマスコミによる影響は防ぎようが無いという意味で、放射能と同じぐらい怖いという気がします。
2008.05.24
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♪ 野辺に咲くうるわし草の名をもてる歌詠み人の幻想短歌 水原紫苑(みずはらしおん)という歌人を遅まきながらつい最近に知った。 1959年横浜生まれ。早大大学院修士課程仏文専攻を修了。第一歌集『びあんか』を刊行、現代歌人協会賞受賞。『客人』が第1回駿河梅花文学賞受賞。『くわんおん』が第10回河野愛子賞受賞。 まだ彼女の歌を詳しく知らないが紫苑という名前が印象的だ。 そんな名前の喫茶店が昔どこかに有った気がする。 「紫苑」はキク科の花でそこいら辺でよく見かけるものですね。花そのものよりも名前がいい。どういい経緯でこの花の名を歌人としての号にされたんでしょか。 この「紫苑」の名前から引用されて付けられた雑草に、ハルジョオン(春紫苑)にヒメジョオン(姫紫苑)というのが有ります。 シオン(紫苑) ハルジョオン(春紫苑) ヒメジョオン(姫紫苑) これらの花もありふれた どこにでもある花ですが、名前が好きですね。 彼女の歌を幾つか *菜の花の黄溢れたりゆふぐれの素焼きの壺に処女のからだに *曼珠沙華群れ咲く野辺よわたくしが幾たり在れどさびしかるべし *永遠に待てとふごとくうつくしき林檎きらきら匂ふばかりぞ *去勢されし犬の苦しみしんしんと天の琴座をかき鳴らすかも
2008.05.23
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♪ 田にはケリ空にカワウの飛びゆきて今日始まれり里山の五時 早朝ウォーキングは気持ちがいい。 快晴の空に麗しい一日を予感させる朝日が丘の向こうからゆっくり昇ってくる。 田には早苗が植えられ始め、ツボカビ病を逃れたツチガエルがしきりに鳴いている。 ケリは相変わらず鋭い声で鳴き交わし、何を言っているやら喧しいこと甚だしい。 カワウは逆Vの字の編隊を組んで、北の漁場に向って飛んでいく。 帰途の途中の公園では、捨てられた子猫がひもじい声で鳴いてた。 それぞれの今日一日の幕が上がった。波乱含みの輩を含めてどんな一日を迎えるのでしょうか。
2008.05.22
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♪ おおらかに昭和を生きた母に似て泰山木の白き花咲く 皆が貧しかった昭和は、今ほどギスギスしておらずゆったりとしていました。 タイサンボクの白い花を見ると、おおらかだった当時の家庭の風景が浮かんできます。 ちょっとした嵐にはびくともせず泰然自若としている感じ。 それでいて白い花は地味で清楚な印象です。今は見なくなった白い割烹着姿を思い起こさせます。 学名を「Magnolia grandiflora」といい、大きな木や花の姿を、中国山東省にある泰山(たいさん)に例えたのが名前の由来と言われています。 香水で使われているマグノリアの香りは、このタイサンボクなのだそうです。高いところに咲くので花の香りを嗅ぐことができませんが、きっとやさしい香りなんでしょうね。
2008.05.21
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♪ ジェンダーやなくなってゆく男女差の男の牙城消えゆく夕べ また男の世界に女が進出してきた。 殴り合いの喧嘩が元だというボクシング界に、女子プロボクシングが誕生。9日の第一回興業が後楽園ホールで行われ、大成功裏に終わったとのこと。 1万円のリングサイドと3000円の立ち見席は前売り完売で、平日にもかかわらず興行開始時刻の午後6時には会場(定員約2000人)のおよそ6割が熱心なファンで埋まった。 女子ボクシングは世界約50か国で行われ、JBCの調査では現在、全国のジムに約3000人が所属しているという。 一昔前まで、男達は「男に出来ないのは子供を生むことだけ」と嘯いていた。しかし、あらゆる場面に女性が進出していて、今ではその立場が逆転した感がある。「男は子供すら生む事が出来ない」存在だと。 ダンプやクレーン・ユンボ等のオペレーター、ジェット機のパイロット、新幹線の運転士、競馬の騎手や競艇の選手、自衛官に警察官などなど女性の進出していない世界は無いに等しい。 今や「女だてらに」「男の癖に」という言葉は通用しない。 その昔、女が自転車に乗るなんてとんでもない事、といわれた時代が懐かしい。 ジェンダーとは 1. 文法における性(Grammatical gender)のこと。 2. 生物学的性(Sex:the fact of being male or female)のこと。 3. 社会科学の分野において、生物学的性に対する、「社会的・文化的な性のありよう」、または「女性」と同義として使われる場合がある。 4. 社会学者のイヴァン・イリイチの用語で、男女が相互に補完的分業をする本来的な人間関係のあり方。イリイチはその喪失を批判している。 ウィキペディア(Wikipedia)より
2008.05.20
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♪ 天は人をいらぬと言わむ天災の人累々と死にゆく夕べ ミャンマーの巨大サイクロン、そして中国の大地震で、10万単位で人が亡くなっていく。 救助を阻むものはそれぞれ違っても、なす術も無く死んでゆくものの多くは子供達らしい。 自然の摂理が正しく働いているとはどうしても思えない。 国の未来を担う子供達が死ぬのは理不尽そのものだ。 人は、地球という星に「生かされている」存在と言うより、「生かせて貰っている」と言った方が正しいのかもしれない。 自然が勝手に起した現象に、ただただ従うしかない小さな存在。自然を我が物として破壊し続ける人類。 自分たちに都合のいいようにしているつもりが、自然にとっては気に入らないことばかりだろう。人間は地球にとって自然の一部にしか過ぎない。 地球の懐に抱かれて死んでゆくというのは、正に自然に帰るという事なのかも知れない。
2008.05.19
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♪ 人生はロング、スローにディスタンス持久力もて走るべくなり 人生はマラソンに例えられる。 持久力を付けるためのには、長い時間をかけて、ゆっくり、長い距離をこなすことと言われます。 キーワードはロング・スロー・ディスタンス。 平凡でありながら辛い事も多く、短いようでとても長い人生。 フィジカルもメンタルもタフでなければ生きられない。 遠くを見ずに2~3m先を見ながら、同じペースで走ることがマラソンのコツと言われます。 先を見すぎると心が重くなる。曲がりくねった道が延々と続くと思えば辛くなるばかり。 周りの動きに惑わされれば自己を失う。自分のペースを守ってゆっくり一歩ずつ確実に。 平凡こそ最高の状態と心得れば、小さな幸せも慶びになる。 今日一日の小さな幸せを一つずつ繋ぎ合わせて、自分の人生というジグソーパズルを創っていきましょうか。
2008.05.18
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♪ 受話器持つ声の響いて一段とテンション上がりし相手は誰ぞ 妻は自分の耳が少し遠いせいか、電話の声が大きい。 受話器を取って話している内にだんだん声が大きくなってくる。 特に仲のいい知人や友人が相手だと、それは甚だしい。 隣の部屋まで筒抜けで全部聞こえてくる。 そんなこととは露知らず。話し終わるとその内容を言ってくる事がある。 こっちは「聞こえてた」と応える。場合によっては相手の声まで聞こえる事がある。 大きな声に吊られて相手の声も大きくなるらしい。 耳が遠くて大きな声で話してほしい場合、こちらは小さな声で話すと、電話の声が遠いと思って相手は大声でしゃべってくれる、と言うのはどうも違うらしい。 なので、妻の電話には内緒話がない。
2008.05.17
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♪ 突然にビビアン・リーの現れりスカーレットの薔薇咲く夕暮れ 久し振りに夕方ウォーキングに出た。 ある家のフェンス越しに、目の覚めるような濃いスカーレット・レッドの薔薇が目に入ってきた。 ドキッとするような艶やかさ。 灯を点したように辺りを華やかにし、そこだけ明るく熱い空気が漂っている。 まるで、あのビビアン・リーがそこにいて歌を歌っているように・・・・。 そう言えば「風と共に去りぬ」の主人公の名はスカーレット・オハラだったっけ。 で、このバラ「Scarlett OHara」という名前だそうです。 まさかそのまま名前になっているバラがあるなんて・・・ 薔薇にはドラマを感じさせる妖艶さがあり、人を惑わす魔力をも感じます。虜になる人が多いのも頷けますね。 「酒とバラの日々」なんて私は大好きな曲です。 酒とバラの日々は 遊んでいる子供のように笑いながら走り去っていく 草原を駆け抜け 閉まりかかっている扉に向かう その扉には「Nevermore(決して二度と戻れない・・・)」という 前にはなかった言葉が記されている さみしい夕闇から風が吹いてくる まるであなたに出会った頃の 輝かしい笑顔を運んで来るように 酒とバラの日々と、そしてあなたへと・・・ でも、実はこの曲はアルコール依存症の夫婦を描いた映画の主題曲なんですね。 この曲の解説は、ジャズ・ピアニスト☆大関敏夫 Toshio Ohzeki☆さんのブログに詳しく書かれています。 かなり詳しく解説されていて、大変興味深い内容です。 この曲を聴くなら、やはりビル・エバンスとツゥーツ・シールマンスのアルバム「Affinity」がお勧めですね。 LPはスウィンジャーナル誌で優秀録音盤にも選ばれました。 エバンスの晩年の快演とシーツマンスのハーモニカのエモーショナルなジャズとの競演が素晴らしい。
2008.05.16
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♪ 少女等に五月病など縁なくに笑い渦巻く朝の電車に 通学の時間帯に中学生だろうか、ドア付近で5~6人が固まって談笑していた。どこかへ出かけるために待ち合わせて同じ車両に乗ったらしい。 やけにテンションが高く、突然大爆笑が電車の中に響き渡った。 楽しい気分なんだろうけど、ツバメの雛じゃあるまいし、ちと喧しすぎる。 もし自分がそばに居たら注意ぐらいはしたかも知れない。 最近のおっさんは直ぐ切れる。 病院で、コンビニで、電車でと、あちこちで中年のいい大人が切れまくっているらしい。私? 私はそんなことは無いですよ。テンション下がってるし。 テンション高いって、緊張してるってことでしょう。そんな時は、深くて長いゆっくりとした呼吸をするといいですよ。 普通の深呼吸ではなく、もっと深いもっとゆっくりとしたもので自律神経と闘う感じでするのです。 一分間に4回ぐらいの、ゆっくり吐いてゆっくり吸う呼吸を10回ほどすれば、緊張はかなりとれる様になります。この呼吸法を体得しておくと色んな時に役立ちます。 鬱にも効果があり、睡眠の導入にもいいものです。
2008.05.15
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♪ 濃密な時を過せるつばくろの子育て二十日芍薬の花 つばめが盛んに餌を求めて、薄暗くなるまで休む間もなく飛び交っています。 近くにある駅舎では、二階にあるホームへの階段を鮮やかに通り抜けていきます。 ここには三箇所に巣があり、下にはボール箱が置いてあって、糞に注意の言葉書きがあります。 抱卵して二週間。 孵化してから僅か二十日ほどで巣立つというのですから早いものです。 この間、親鳥とヒナにとって何と濃密な期間でしょう。寝るとき以外は活動のし通しで渾身の愛情を注ぎます。 雛5羽の巣の観察で、1日最高639回給餌した記録があり、雛は1分間に1回虫を食したことになるそうです。(孵化後何日経っているかによって回数は変化する。) 雄雌で分担してハチ、ハエ、メイガ、カメムシ、ウンカ、ゾウムシ、アブ、トンボなど空中を飛んでいる昆虫を捕まえて給餌するんですね。 そして、何とこの時期に通常では二回繁殖するというのですから驚きです。 秋に集団で渡りをし、翌春に再び同じ巣に60%の確率で戻ってくるそうです。一夫一妻でほとんど同じ番で一生を終えるらしい。 濃密と言えば今、芍薬の花が見事です。 牡丹の花が済んで芍薬の番がやってきたのですが、似たような花でも根本的な違いがあるん ですね。青森県「鯉艸郷・芍薬園」より こちらでは6月が花期 牡丹が木なのに対して、芍薬は草なんですね。冬になれば根を残して全て枯れてしまうんです。見たところ、どんな違いがあるのかというと、芍薬はすっと枝分かれなどなく立っている。 そして牡丹は枝分かれするので横張りの樹形になる。 そこから「立てば芍薬、座れば牡丹」といわれるようになったそうです。
2008.05.13
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♪ 高速で遠ざかり行く線路道 過去とふ穴に吸い込まれゆく 電車の最後尾で後向きに座って線路を眺めていた。 どんどん遠ざかる線路は、過ぎ去ってゆく過去そのもののように思えた。 光陰矢のごとし。 地球は時速1,666キロで自転し、時速10万キロで公転している。 一日が早いわけだ。 一週間があっという間に過ぎ、今年もあと一ヶ月と二十日足らずで半分が過ぎようとしている。
2008.05.13
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♪ あかねさす真昼に咲けるつきみぐさ 咲きて待たれよこの望(もちづき)の月 月見草という名にも拘らず、昼間に咲くというのでヒルザキツキミソウというのがあります。 そして花の色がピンクのものを「モモイロヒルザキツキミソウ」といい、今頃あちこちで咲いていますね。 もう少し気の利いた名前は付けられなかったのでしょうか。 オオマツヨイグサの仲間であることからこんな名が付いたらしいです。 別名いや本名を「エノテラ(Oenothera speciosa)」と言うらしいですが、こちらの方が花のイメージを想像する余地があるし印象的ですよね。 和名はこんなのが結構あって、何とかもどき、とかいうのももそんなようなモノでしょう。 今月は20日が満月です。月の出が名古屋地方ですと19:20となっています。その時間まで咲いていれば名前の通りに月見が出来るのだけれど・・・・・
2008.05.12
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♪ 朝まだきはや襲い来るモスキート温暖化なる影の悩まし 蚊がもうこの時期に本格的に活動し始めているようです。 何故だか決まって夜明け前に襲ってきて、変な時間に目が覚めて困る。 夏と違って顔しか出ていないので、顔ばかり狙ってくる。 朦朧とした中で何度自分の顔を叩いたか知れない。 結局逃げられた。 明日またやられるのかと思うとうんざりする。 北海道のオホーツクに面した紋別では8日の夜に雪が降ったようです。 真夏日の後に冬の寒気襲来。急いで咲いた桜に雪が被っていました。 花に嵐は世の常としても、花に雪は激烈過ぎます。 ミャンマーではこの時期に巨大サイクロン。 嫌な世となりました。
2008.05.11
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♪ はらはらと雨に散りゆく白き花ニセアカシアと謂れのなきに 西田佐知子の歌で、♪アカシアの雨に打たれてこのまま死んでしまいたい・・・という往年のヒット曲が有ります。古い話で知らない方も多いかもしれませんが・・・。 その歌のイメージからアカシアを、いかにも雨が似合いそうなニセアカシアの白い花を長い間想像していました。 かなり後になってからアカシアの花というものを図鑑で知って驚きました。 イメージしていたのとは全く違う花で、黄色の小さなボンボンの様な花で、ミモザとも呼ばれる花でした。 また、ニセアカシアはハリエンジュといのが本来の名で、アカシアとは似てもに付かない花なんです。 アカシア(ミモザ) ニセアカシア(ハリエンジュ) 一体どこからニセアカシアという呼び名が付いたんでしょうか。 共通点は両方がマメ科の植物だということぐらいしか分かりません。
2008.05.10
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♪ おちこちにジャスミンの花咲きつれば つよき香りに色のみえなむ あちこちで盛んに咲いているハゴロモジャスミンの花。 華やかで漂う香りには色があるような気さえします。 美しいのはいいのですが、あまりにも匂いが強烈で閉口します。 それもそのはず、この香りはスカトールというアルコール系の成分で「うんこ」や「おなら」の匂いに含まれる成分ととおなじものなのだそうです。 高濃度では悪臭を放つスカトールも、低濃度ではジャスミンの香りになるという訳です。 ジャスミンの精油は、穏やかな強壮作用と心身のリラックス作用があり、泌尿器系への効果や催淫効果もあるといわれ、感情と官能のバランスをとる働きで、人々に親しまれています。
2008.05.09
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♪ 咲き乱れ色香ただよふ花々の木に咲く花の白き誘惑 最近、自然界にあって木々の咲かせる花には白いものが多いことに気が付いた。 ハリエンジュ、ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)、ウツギ、エゴノキ、トベラ、トネリコ、アセビ、ミカン、コブシ、サンザシ、ネズミモチ、ヤツデ、シャリンバイ、ドウダンツツジ、ナンテン、タイサンボクなど等、思いつくものだけでもたくさん有ります。 近頃、白い花が好きになったことも手伝って自然に白い花に目が行くようになったのでしょう。 受粉のために昆虫たちを寄せるのに色彩そのものは余り関係が無いのでしょうか。 ミツバチは黒 黄 青緑 青 紫外線 白 しか見えない。モンシロチョウは紫外線を感じる目をもつ。昆虫は赤から赤外線の波長が見えない。 このぐらいのことしか分らないけど、これらの木には実のなるのとならないのがある。 実のなる木は匂いが強いのかというとそうでもない。 白花を咲かせる木たちは派手なのが嫌いというところかな。ま、そうしとこう。
2008.05.08
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♪ 見て見てと木々の萌えたる里山の ほがらに暮れて立夏となりぬ 笑うようにと形容される山の新緑。 萌え上がる木々は、もこもこと膨らんで、春の喜びを体中で表現しているようだ。 万緑という言葉の通り、木によって個体によってみんな新芽や若葉の色が違う。 一本一本がくっきりと浮かび上りそれぞれの木が自己主張している。 若芽のガウンをまとった役者が群集となって、「今の私を見て!」と叫んでいるようだ。 地球という星の春は、すべての生き物が萌え上がり、沸き立ち、命を煌めかせて謳歌する美しく瑞々しい季節。 小さくて名も無いものから何百年・何千年を生きる巨大なものまで、全ての生命が黙々と息づいている。 こんもりとした杜にも、原っぱの足元にも分裂を繰り返す新しい細胞が蠢いている。それらは「この星に無駄なものなんかないんだ」と、パワー全開で訴えかけてくる。
2008.05.07
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♪ 偏屈と呼ばれて心当たりなし種に毒持つエゴの白花 自分は普通の人間、いや少しはクセが有るかもしれないが、偏屈と呼ばれるほどではないと思っている。 どの部分をつかまえてそんな事を言うんだか、サッパリ分らない。 そりゃ多少は気難しい所は有るかも知れないが、誰だってそんなところは有るもんだ。 一刻者を通り越してドイッコクだと言った人もいた。そんな風に言われたくないんだけど、やっぱりちょっと毒気が有るのかなぁ。 いまエゴノキの白くてかわいい花が満開です。とても好きな花ですが、種には毒があるんです。 サポニンという食べると痺れる成分が含まれていて、昔はそれをすり潰して魚を獲ったそうです。 一見、楚々としたかわいい花なのに種に毒があるなんてねぇ。見かけによらないところは俺も同じようなものなのかな。 エゴイストを連想する名前も何だか気になるところ。 これは食べると「えぐい」というところから付いた名前らしい。
2008.05.06
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♪ 50キロを5時間かけて走りいる車中で過す黄金のとき 「黄金週間」とは言わなくなったゴールデンウィーク。 自動車専用道路や高速道路は各地で大渋滞。行きも帰りも渋滞に巻き込まれ、目的地周辺や駐車場でも長蛇の列。 実質遊べる時間と車中にいる時間との割合はどっちが長いのでしょう。 家にいることが罪悪かのように、こぞって人が多く行く場所へと集団移動する。 人は集団で行動する本能があり群集心理という形で現れるようです。誰も行かない所へは行く気が起らず、人が行くところに興味と関心が向いて自然にそっちの方向へと流される。 ゴールデンウィークなんていう呼称はマスコミが作り上げたものでしょう。流行色を協会が決めるようなもので、人心を一つの方向へ導くという情報操作をしているようなもの。 皆と同じ時間を共有したという満足と安心感もあって、乗せられていることも承知の一種の快感なのかもしれませんね。 どっこも行けずに連休中は仕事をしているおっさんは、渋滞情報を見ながらこんなどうでもいいことを考えたりして溜飲を下げているのであります。 ちなみに、高速道路の渋滞するのは「上り坂へと変化する場所とトンネル」で無意識に速度が落ちるのが原因とか。車間距離が短いと後続車はさらに減速し、これが後ろに伝わり渋滞になるらしい。 また、渋滞が起き始める時は、運転者に「少しでも流れている車線を走ろう」という意識が働き、追い越し車線の交通量が増えて渋滞を招く要因になっているのだとか。
2008.05.05
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♪ アホエンを飲み忘れたり連休の 夏の日差しに火照ったりして 連休もなしで急ぎの仕事をこなしている。 昨日の名古屋地方は30℃を超えた。暑いはずだ。何だか体が火照っていて熱でもあるかと思うような心持だった。 連休ということで先月から飲み始めているアホエンを飲み忘れた。 これはニンニクに含まれるアリシンが変化したもので、生のニンニクにはない成分でアリシンと油脂を100℃ほどで加熱することによって出来る無臭の新成分です。 コレステロール低下、ボケ予防、血液サラサラ、疲労・ストレス回復、ガン予防、記憶力アップ、免疫力強化などの効果があるものです。 通常のニンニクの食べ方では、アホエンはほとんど摂ることができないものなんです。 スジャータでお馴染の「めいらく」がボランティア精神で企業宣伝を兼ねて、無料で配布しています。 健康増進のために40歳以上の人を対象にしています。関心のある方は「こちら」をご覧ください。 あまり多くの希望者が殺到して迷惑が掛かるといけませんので、内密にお願いしますョ。
2008.05.04
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♪ 十六の若き脅威にあおられてジャンボ失速青嵐の候 5月1日から始まった「中日クラウンズ」で2日目の昨日、石川遼(16)と一緒に回ったジャンボ尾崎(61)はスコアを少なく申告して失格してしまった。 自分の後継者と認め、石川遼も教えを請っていた往年のスター・ジャンボ尾崎がまさかのチョンボ。 当の遼君もこの日スコアを3つ落とし、プロ3戦目で初の予選落ちしてしまった。 この5月の幕開けの出来事は、入場券を通しで買っているギャラリーにとってはガッカリだったね。話題ネタが一気にしぼんでしまって、マスコミもファンも拍子抜けだ。
2008.05.02
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♪ 温度差の20度以上ありてはや北の大地は夏となるなり 昨日は北海道で30度を越して真夏日になったとか。 まだセーターが要るという時期に、これは余りにもひどい仕打ちだ。 洞爺湖サミットに向けて、これほど強烈な自然界からのメッセージもないですね。 こんなとんでもないことが地球上の各地で起こっているという事実を、我々自身が身を持って知ることが一番だと・・・・。 今回のガソリンの高騰も使用抑制の方向に働くだろうし、車離れが加速することも確かでしょう。人は自分に直接影響がないと感じている間は他人事としか思わないもの。 電気にしても累進性にするか、使用削減に努力した者に対して特典(減税など)を与えるかすればいいと思う。 今後、「温暖化」の呼称は止めて、「高温化」と言い直すべきだと思います。 少なくとも昨日の北海道の人はそう思ったに違い有りません。
2008.05.02
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♪ 料亭の歴史を刻む年輪を三百数えどうだん生けり 老舗の料亭での会食の席に誘われて一夜を楽しく過させていただいた。 芸者の歌舞音曲もあり、顔は知っているが良く知らないメンバーとの親交を深められた。 開村四百年を迎えて元織布の生産地にある料亭「枡磯」の庭に、推定三百年の樹齢を誇る「どうだんつつじ」の木がある。 丈も2mはありそうで、平地の庭でこれだけのどうだんつつじはちょっと見られない。 今年はやはり例年より早く咲いてしまい、もう既に花の姿はなかった。 戦争も、賑やかだった織布の全盛時代も見てきたどうだんの花。江戸 明治 大正 昭和 平成と、歴史の中で人々が前を通り過ぎるのをじっと見守ってきた木。 人の一生なってへみたいなものと思っているかもしれません。 古木というものは人を敬虔な気持ちにさせる何かを持っているようです。
2008.05.01
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