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♪ 鳥の眼と蟻のパワーと想像力ヒル・フィギュアに古人を想う イギリスの主に南部を中心にいたるところに、石灰岩を利用した巨大な地上絵がいくつか(20以上)あり、その内の一つの制作年代が新しく塗り替えられた。 英国南西部の農村地帯、サーン・バレーの丘の急斜面に、全長55メートルもの巨大な裸の男の絵が描かれている。「サーン・アバスの巨人」と呼ばれ、その白い線は、緑の草を取り除いて白い石灰岩をむき出しにすることによって作られている。「鉄器時代に異教の偶像として作られた」、「ローマ時代のヘラクレスをイメージした」、「17世紀にオリヴァー・クロムウェルを侮辱するために作られた」など諸説唱えられてきたものの、調査のたびにそれまでの説は覆り、新たな仮説やさらなる疑問を生み、依然としてその起源は不確定なままだ。古代の異教の神を表しているという説もあれば、17世紀の政治風刺画だという者もいる。様々な時代のスケッチ(Wikipedia) しかし、考古学的証拠と文化的証拠を組み合わせた最新の研究では、ヒル・フィギュアの肘から足にかけた部分の地下1メートルほどの深部から採取したサンプル結果から、推定制作年は紀元700~1000年であることが判明。(英国ニュースダイジェストより) これとて確定したわけでもないようで、また新しい研究が発表されるかもしれない。 管理、清掃作業 ヒル・フィギュア(Hill figure)と呼ばれる、丘陵地の斜面の表土を掘って地層を露出させることで模様を浮かび上がらせる視覚的表現ので地上絵。ブリテン島南部に特徴的な石灰岩の地質を使って、白亜(チョーク)の白色で巨大な動物や巨人の絵を浮かび上がらせる表現が、青銅器時代後期以降多く登場した。☆ その中の一つで、イングランド南部オックスフォードシャー州バークシャー・ダウンズにある丘陵(ホワイトホース・ヒル)の西向きの斜面に、抽象化された線画による馬が描かれてる。それが「アフィントンの白馬」と呼ばれるもの。 私はこれが甚く気に入った。ちらの方が断然いい。“ドラゴンだ”という説もあったらしいが、この流れるようなラインと動きのあるフォルムはまさしく馬そのもの。原型とは多少違っているのかもしれないが、とても素晴らしいと思う。アフィントンの白馬(Uffington White Horse)体長約111メートル、高さ約40メートル これだけのスケールで、大幅に簡略化して馬を表現できるのは芸術的センスと相当な技量がなければ無理だろう。 描かれた年代は紀元前1400年から前600年の間、つまり3000年以上前の先史時代、青銅器時代後期か鉄器時代初期のものであることが判明している。 白馬の由来については諸説あって、ケルト神話の馬の女神エボナあるいはウェールズ伝承の馬の女神フリアノンへの信仰によるものという伝承もある。白馬像の目的や起源は諸説あって定かではないが、なんらかの儀式や信仰に基づくものと考えられている。 考古学者ジョシュア・ポラード(Joshua Pollard)は、2017年、インド・ヨーロッパ語族の神話にみられる「太陽の馬(sun-horse)」を描いたものとする説を唱えた。 この神話では太陽が馬に乗るか、馬に引かれて戦車で空を横切ると信じられており太陽の戦車を引く馬をモティーフにした絵画や彫刻などは新石器時代から青銅器時代に各地で発見されている。 ポラードは、真冬に向かいの丘からアフィントンの白馬を観察すると、太陽は馬の後ろから昇り、日が進むにつれて馬に近づき、最後には馬を追い越すように見えることを発見した。このような太陽が空を横切る動きを躍動的な白馬像に仮託した太陽信仰に基づく遺跡であるとする説は現在有力視されている説の一つとなっている。定期的なメンテナンス 自然保護団体ナショナル・トラスト主催で毎年夏にボランティア活動の一環で伝統的な「スクーリング祭(scouring festivals)」が開催され、清掃とメンテナンスが行われている。(Call of History - 歴史の呼び声 -より)
2024.04.30
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♪ 早々と真夏日の来てじわじわと夏が始まる八十八夜 GWだって? 知らねえよ。昨日は30度以上になったところがあったようだねぇ。好天なのは良いが、いくらなんでも真夏日ちうのはやりすぎだ。福島県伊達市梁川で32.3℃を記録し、当然ながら4月の1位の値を更新している。 名古屋も30℃以上が予想されていたが、そうはならなかった。しかし、5月から6月の気温となれば半袖で十分。メダカの水槽も夏の準備をしないといけねえ。「葭簀の位置が高すぎて、雨の日に傘が当たって通りにくい」という。それで位置を下げてやった。 夏は真上から日が当たるので日除けが要る。環境が悪いのか、稚魚が生まれてもなかなか育ってくれず、みゆきメダカと楊貴妃の数が減ってしまった。寿命があるのに子孫がないとなれば、今やもう絶滅の危機だ。その点、白メダカは丈夫でこればっかりが増えてる。 猫と違って意思表示をしない小動物を扱うのは難しい。想像力が必要になるが、それがどうも難しい。管理はカミさんに任せてあって私は、今は一切関わっていない。口出しするのは遠慮しているが、私とて分かっているとは言い難い。★ 先日、早々と蚊が1匹飛んでいるのを目撃。この調子で気温が上がれば蚊も本格的に活動するようになるだろう。それで気が早いが、網戸を出した。 周りの環境が変わって蚊の生息する場所は激減したおかげで、以前のような酷いことは無くなった。しかしそうは言っても、隣家にはまだ蚊の湧きそうな場所がたくさんあるので油断できない。 ここにはとにかく色んな植物が植えてあり、緑が一杯あるので野鳥にとってはとてもありがたい場所でもある。エサの木の実もあるし、隠れ場所でもある。る。 奥には畑もあるし、キウイフルーツの大きな茂みもある。これが無くなると野鳥の依りところがまったく無くなってしまう。★ 玄関前の工事をしているお隣さん。その設えがちょっと周りの家とは違うようだ。リビング(たぶん)の前に土の部分があって、花壇かなにかが出来るのかも知れない。 先に建った家々には土の部分がまったく無いので残念に思っているので、花壇だったら傍目にも嬉しいし素敵だと思う。 車2台分の駐車スペースの残りの部分も、コンクリートを打つ予定はないようだし、家の西側には砂利が敷いてあるものの、東側は土のままになっている。 土があるのがアランも気に入っているようで、その辺を歩き回っている。花壇が出来ると、そのフカフカの土で用を足すので、迷惑をかけることになる。言っても聞かないし・・。 幸い、奥さんは猫好きらしいのである程度は許してくれるだろう。しかし、それも程度問題だろう。★ せっかく咲いたレディー・オブ・シャーロット。花の大きさのわりに茎が細いので、どうしても茎が曲がってしまう。雨に濡れるといっそう頭をもたげてしまう。どうすれば良いのだろう? 茎を太くするとか、花を小さくする方法とかあるんだろうか? 肥料の与え方が鍵なのかもしれないが、よく分からない。 取りあえず、切り花にしてあちこちに飾っている。 今年は5月1日が八十八夜。立春から88日目にあたり、季節の移りかわりの目安となっている。5月3日が立夏でもあり、春から夏への境目ということになる。しかし、早々と真夏日が・・。 今年は過去最高の海水温となっていて、気温もかなり高くなる予報が出ている。近い将来、「夏も近づく八十八夜」ではなく「夏が始まる八十八夜」と歌詞を変えることになるだろう。
2024.04.29
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♪ スキレットのこびり黒焦げおとしいる連休初日のニュース聞きつつ カミさんが数独が好きで新聞に載っているものを必ずやっている。朝日から中日に変えてから、レベルの低いものしか載らないので物足りなさを感じている。 ★のレベルでいうと、朝日はときどき★5つの問題が出rことがあるが、中日はせいぜい★3つくらいまでのものしか載らない。購読者の希望なのか、購読者を侮っているのかは分からない。毎日載るもののレベルはそれでも良いが、週一回くらいは難問を出してくれても良さそうなも。 私は、今は時間も無いしあまりやらないので出る幕じゃないのだが、傍から見ていてちょっとなぁと思う。先日、たまたまネットに「これが解けるとIQ180になる」というのがあった。“ほんまかいな?” と思ってカミさんに解かせてみた。回答はクリックで。 時間制限が明示されていないので何とも言えないが、半日がかりでなんとか解いた。確かに難儀していたようだが、この程度でIQ180なんて嘘っぱちに決まっている。クイズのアプリに誘導するCMと知り、さもありなんとスルーした。 ←クリック 数独を楽しめるサイトがある。 「初級、中級 、上級、専門級、最高級」とファンのレベルに合わせて難易度が設定されている。 最高級だけでも400問もある。 この「最高級」はさすがに難しいようで、カミさんが挑戦しているがかなり苦労している。出来た!と思っても、どこかが間違っていて最初からやり直し。四苦八苦しているようだ。「無料で印刷できる数独」というのが用意してあって、1枚に1個~6個まで選択できるようになっている。毎日違う問題が出されるようだ。1枚に4個を選択初級から最高級までセットになっている *プルダウンリストでいっぺんに数独を選択できる *各パネルに数独を別々に選択できる *印刷ボタンを押して印刷する。 *ブラウザのメニューにあるプレビューをクリックして印刷プレビューできる。 候補数を表示 やりだすと結構嵌るようだ。電車や病院の待合室でやっている高齢者を見かけることがある。女性がやっているのは見たことがないが、周りを憚ってしまって出来ないのかもしれない。 孫にもやらせてみたが、そういうモードに入っていない状態ではとてもやる気がしないようだ。脳の発達状況とも関わってくるし・・。「脳は、ある回路を通って心地よいと感じたら、もう一度同じ回路を通ろうとする。でも、嫌だと思ったら二度と同じ道を通りたがらない。」無理強いは嫌いにさせるだけだからね。 まっ黒に焦げ付いた小さなフライパン。あまりに汚いのをみかねたのか、孫がそのこびりついたのを取りたいと言いだした。手に負えないほどの厚みがあり、カチカチのそれをこそげ落とすのには力がいる。ばーばも手伝って、かなりの時間を費やしてそこそこ落とすことができたようだ。 しかし、すっきりキレイになったとは言い難い。仕上げに、熱したところへゴマ油でコーティング。 最後はじーじが仕上げをすることに。手持ちの道具で出来ることは限られている。が、なんとか執念で、まあまあ納得いくところまではできた。
2024.04.28
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♪ 純白のなにわいばらの散る夜に煙となりてわれ身罷らん 早くもバラゾウムシだけでなくチュウレンジバチがやってきている。見つけて2匹捕殺し、産卵したところにボンドを塗ってやった。それで卵が死ぬかどうかは分からないが、産卵した場所が分かるので卵が大きくなった段階で駆除するのに都合がいい。 レディー・オブ・シャーロットが咲きだした。シュラブローズ(半つる性)の四季咲きで、病気にとても強く、バラは初めてという方にもお勧めというもの。デビッド・オースチンのイングリッシュローズコレクションの中で、最も頼れる品種のひとつだそうだ。 メルカリで買って植えたのが去年(2023年)の1月20日。ハイブリット系はどうしても病気に弱いので、初心者でも育てやすいということで植えてみた。 なんとも小さな苗だった。 1年でこんなに立派になるとは思わなかった。肥料のやりすぎは枝ばかり伸びて花が付きにくくなるとか、ヒョロッとして花の重さに耐えられなくなるとかで、ちょっと心配していた。 雨に濡れたせいもあって枝がしな垂れた感じになっている。ベロニカ・オックスフォード・ブルーも全体を覆うまでに・・。 この薔薇はシュラブの半つる性なのでどうにでもなるようだが、あまり大きくしたくない。この先どう剪定して行けばいいのか、試行錯誤だ。パーゴラの中も1年前とはずいぶん変わっている。2023年4月28日2024年4月27日 モッコウバラの小さな白い花が、パーゴラを取り巻くように咲いている。これもまた大きくなるので管理が大変だ。 あっさり散り始めたナニワイバラ。旺盛なエネルギーを発散させてやろうと、通路側の塀に這わせている。棘が鋭いので、バイクや自転車の人の邪魔にならない高さに伸ばす必要がある。風で垂れ下がってもまずい。上にもう一本ステンのワイヤーを張って固定できるようにした。 大振りの白い花びらが散って、殺風景な通路にある種の表情が出るだろう。その散った花びらを、ここを通る人がどう思うか? 普段、雑草も全く目に入らないカミさんが、表の通りに散った花びらを箒でさっさと掃いてしまった。美意識でそうしているわけでもなく、汚いものというイメージから近所の眼をきにしてのことらしい。私は、しばらくそのままにしておけばいいと思っていたが、私とはずいぶん感覚が違うようだ。
2024.04.27
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♪ 竹美林が京都大原野にありき人が通れる間が心地よし 今朝は珍しく、スッキリと4時50分ごろに目覚めた。外を見ると満月がかがいていた。6:10が月没なのでその直前の月だ。早朝に月を見るなんて何だか得したような気分。昨夜は早朝にウォーキングに出るつもりで、いつもより1時間早く寝たのが良かった。 5時8分に家を出た。無風の穏やかな朝で、すでに空は明るくなりかけている。本当は暗いうちに出て、秋葉神社の上で日の出を迎えたかったのだが、日の出が、5:06だということを確認しなかったのが間違いだった。寺本駅の跨道上で、もう完全に日が昇っていた。 途中、3分速歩をやり、跨道の階段を駆け上がって秋葉神社へ。なんと120段を駆け上がるも、最後の10段で足が止まってしまった。情けないこっちゃ。 いつもの様に神社の境内から定点観測。太陽がだいぶ北の方から昇るようになってきている。 上空は湿っているらしく穏やかで変哲のない空に、飛行機雲が膨らんで長い尾をひいている。この分だと、日中は陽射しが隠れて曇りがちな天気なのかな? パークロードへの入口、信濃川の橋の上から見る躑躅が美しい。 反対側の躑躅はもう終わりかけている。この差はなんなんだ。 5時45分はまだ早いと見えて、パークロードには人影もない。しばらく行くとぼつぼつ、犬のさんぽの人や歩く人の姿が見えるようになった。 やはり時間帯が合わないのか、挨拶したのは10人そこそこ。1時間後ともなれば次々にやって来て、挨拶は20人以上になるだろう。 今朝はなぜか、竹やぶの様子が気になっている。今まで気づかなかったが、あちこちの竹に花が咲いているようなのだ。何年か前にもそんなことがあった。竹が枯れる周期の中にあって、時間差を伴いながら花が咲いているという感じ。 2017.04.16のブログに「■ タケノコが空前の不作になっている。その原因は・・・」というのを書いています。この年(2017年)はタケノコが、超の付く不作だったらしい。詳しくは上のブログをご覧ください。 今年(2024年)は千葉県の南部、大多喜町は筍の産地だがかなりの不作だったらしい。例年の10分の1程度。名産品で、道の駅には不作と聞いて、客が殺到したとか。4月8日の入荷量は去年の半分以下で、1キロの値段は去年より1000円ほど上がり、今年は2500円前後だったとか。 農園主は、去年の夏、平年の7割ほどの降水量だったとかで、タケノコが芽吹く夏から秋にかけて雨量が少ないと不作になると。 岡山県倉敷市真備地区でも、やはり昨年の雨不足が原因で不作だったとか。 裏年で不作、雨不足で不作。そういうのは自然が相手の農家にとって、とても辛いことでしょう。しかし、竹が枯れるという事態はもっと深刻なはずです。 こちらのブログは、どこの地域なのか分からないのですが、竹が枯れているのが原因の不作のことが書かれています。 やはり、あちこちで竹が枯れる現象が起こっているようです。 全部が一斉に枯れるわけではない。それで、辺り一帯から竹が無くなるというようなことにはならない。景観が悪くなるのは確かでしょうが・・。 知多市でも竹林が管理できなくなり、放置されているところが多い。また、開墾した土地で後継者がなく放置されて竹やぶになっているところも多い。そんなところでは、この竹が枯れる事態は有難いことなのかもしれない。 最初にこのちょっと異様な竹林が目に入り、変わった竹の姿が気になった。それて以来、あちこちにある竹やぶに目がいくようになった。拡大します 14,400歩ほど歩いて、こんな竹のことを書くことになった。竹は優秀で有効な植物。もっともっと活かされるべきだとも思う。
2024.04.26
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♪ 筍が飛車角桂馬の動きしてあっちこっちへあたま出しゆく 昨日の午後、二人の若い市の職員が小雨の降る中やって来て、隣家からの雨水が我が家に入流するのを防ぐために、何やらやって帰っていった。こちらには何の声掛けもなかったので、対面はしていない。 後から見てみると、予想通り側溝のグレーチングの位置をずらしただけだった。↓ これで果たして我が家の方に流入するのを防げるのかどうか。台風並みの大雨でも降ってみないと分からない。 整地作業の途中で張ったラインの様子を写真に撮ってあった。それを改めて見てみると、かなり傾斜が付けてあるのが分かる。水の流れを考慮してのものだろうか。それならそうと言ってくれればいいのに・・。 これならこちら、この位置にグレーチングがあれば水が回り込んくるのを防げるのかもしれない。 このところ天気がぐずついてスッキリしなかったが、ようやく晴れて、今朝は久し振りの青空。とてもすがすがしくて気持ちがいい。 しかし、今日はどこも気温が高くなり、昨日との温度差がかなり大きい。体がまだ「暑熱順化」できていないので要注意。 熱中症で救急車にお世話になる人が続出するかもしれない。汗をかく練習もできていないまま、いきなり夏日あるいは真夏日となれば、普段運動していない人が動き回るのは危険だ。 特にGW中、十分に注意しないとね。 人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。日本気象協会 前線がうろうろしていてなかなか天気が安定しない。タケノコ梅雨というらしい。 GWの天気はどうだろうか? 変化しやすい気象状況なのでまだ変わる可能性がある。特に後半の、土・日・月には「E」のマークが付いているところが多く、確率が低いことを示している。
2024.04.25
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♪ まん丸に刈り込まれたる躑躅あり赤紫がまあるく濡れる その後、四十雀の姿を見なくなった。営巣した巣箱に出入りするのも見ていない。抱卵中なのだろうか。「バードリサーチ」というサイトを参考に検証してみると・・。 3月21日に巣箱に営巣を始めているのを知った。シジュウカラはメスのみが巣作りをする。土台には主にコケを使い、産座とよばれる卵を温める場所には動物の毛などを使う。シジュウカラが動物の毛を運びはじめたら、もうすぐ巣が完成。犬の毛をかなりの量を運び込んだはずだ。 4月の上旬。繁殖がはじまると、メスは毎朝1卵づつ卵を産む。平均で8~9個くらいの卵を産むといわれていて、全ての卵を産み終わると抱卵を開始。抱卵もメスが行い、オスは巣箱のそばでよくさえずる。これがまったく見られないのだ。 4月の下旬。抱卵開始後、13~14日でヒナが孵化。孵化したあとは両親でヒナにエサを運ぶ。 孵化後10日目くらいになると、目も開いて毛も生えそろってくる。鳴声もだいぶ大きくなり、外からでも巣箱の中にヒナがいるのがわかる。このころになると、親はかなり頻繁にエサ運びをするようになる。この姿がまったく見られないのだ。 あれだけ一生懸命に巣作りをしていたのに・・。どうやら巣を放棄してしまったようだ。運悪く、繁殖のタイミングに隣家の外回りの工事が始まった。ゆっくり落ち着いて繁殖に入ることができなかったのだろう。危惧していた通りになってしまった。4月18日 雀も邪魔をしていたようだし、以前(2015年)に営巣した時の環境とはあまりに違っていて、やはり無理だったようだ。可哀そうなことをした。 玄関へのアプローチだろうか、こういうものが設置されることを全く想像していなかった。 野鳥がいくら順応性があると言っても、ここまで自然を感じさせるものが無くなってしまっては・・。来年はもうエサ台にも来てくれないかもしれない。 山雀も犬の毛を運んでいたようなので、どこか近くで営巣しているのだろう。木の洞や巣箱などに営巣するらしいが、どこも思い当たらない。巣箱の入り口を、シジュウカラのが直径2.8㎝ほどに対して、直径3.0㎝ほどに少し広くしてやる必要がある。でも、そうするとスズメと競合することになる。そうなるとスズメの方が気が荒いので山雀は負けてしまうだろう。 フェンスも設置され、あとは駐車スペースをコンクリートで固めて完成となるのだろう。 今は新築の100%の家に、“土のある庭” がない。自然を遠ざけ、さも汚らしいものとして虫や草などをを忌み嫌う。他の生物と共通するものも多い。そういうものが生きていられるからこそ我々も生きていけるはずなのに・・。 人間は、バクテリアという細菌に守られて生活を維持しているということを知らない。皮膚も細菌に守られているし、体内には何兆という細菌が活動している。土壌には天文学的数の微生物が活動している。 雑菌は殺して、清潔が一番だというCMに毒されていることに気づかない。本来の高度な人体の仕組みを無視し、ないがしろにして生きている。
2024.04.24
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♪ 散りてなお白かがやきて潔し議事堂の庭にナニワイバラを 昨日のアクセス数が、久し振りにポーンと跳ね上がって1500を超えていた。以前にもあったが、どういう気まぐれで突発的にこうなるのか。皆さんがこぞって検索ワードから押しかけて、過去のブログをあれこれ読んでくれたようなのだ。 その履歴が一覧で表示されるので、どんな記事が読まれたのかが分かる。多岐にわたって様々な内容のものが読まれていて、この日だけなぜこんなことになるのだろうか。それで、自分でも忘れているそれらの記事を改めて読んでみる。過去のブログを読み直すことなどほとんどないので、これはこれで面白い。 書かれた年や月日はまちまちで、内容もバラバラ。タイトルを頼りにその一覧からピックアップして読んでいて、“いやぁ、自分でも良いことを書いてるわぁ” とか、“こんなこと書いてるのに、アクセスが少ないのは勿体ないなあ” とか思う。忘れていた記憶がつぎつぎと蘇ってくる。 自分で言うのもなんだが、“読む価値のあると思えるもの” を取りあえず「ブックマーク」。 いつ何を書いたか、内容ががハッキリしていれば “キーワード検索(このブログ内)” で探すこともできるが、何を書いたかが分からなければ自分でも読みようがない。 昨日、閲覧されたものの中の幾つか・・・。■ 運動神経の衰えを回復させる 2017.09.01○ ガーナにチョコレート工場を作った大学生 2021.02.14■ 今こそ変わるべき時 2022.03.21〇 おもしろい彫刻 2021.04.05◆ インターバル速歩とミトコンドリア 2016.04.19● 100歳まで生きる? 2018.01.14☆ AIのシンギュラリティ その端緒の事例を 2023.12.31■ 死は、生と同じくらいに自然な事なのに 2016.09.09■ この世に鏡が無かったら・・・ 2017.04.19 ブログを毎日、365日書くことの意味なんて今ではもうあまり考えていない。自分のために始めたことでも、ただの日記では誰も読んでくれない。でも、エッセイなら読んでくれるかもしれない。そう思ってからは読み手も意識するようにはなった。日記の要素はそのままに、エッセイ風に書いたり、時には情報の受け売りなどしながら書き繋いでいます。 書くネタがどうのというより気力の方が重要で、一度スルーするとなし崩し的に書けなくなるだろうと思う。頭の体操でもあるし、短歌も含めて脳の筋トレだと思って書いてる。好きだから続けられるのだとも思う。 早くも浪花茨が散り始めている。今か今かと待ち焦がれていた花がが、いざ咲いてみるとその美しい時間はとても短い。桜と比べてもずっと短いと思う。その散った花びらが大きく、花の落ちた花茎に残る蕊も大きくて存在感がある。
2024.04.23
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♪ けもの道をセルフメイドに生きてゆく三世代後のひと楽しけれ 砂漠地帯として知られる中東のUAE=アラブ首長国連邦やオマーンで、16日(協定世界時)に大雨。ドバイでは4月ひと月の平均降水量4.8ミリを大きく超えたばかりか、1年間の月平均降水量の合計の2倍を超える雨が、たった1日で降った。1949年の観測開始以来、24時間降雨量としては史上最多を記録。 西から気圧の谷が近づき、低気圧などが発達しやすかったことや、アラビア海から湿った空気が流れ込んだなどの影響があると考えられるという。ドバイで冠水した道路(17日)クリックでYouTubeへ 今後、こういうことが世界中で頻繁に起こるようになるのは明らか。下の図のように海水面の温度が年々上がり続けているのをみれば疑いの余地はないでしょう。全地球 年平均海面水温(2022年)単位は℃。気象庁 令和6年2月15日更新海面水温偏差(2022年) 単位は℃。1991年から2020年までの平均値との差をあらわす。海面水温偏差(10年前 2012年)10年前と比べるとその差は歴然としている。 海水温度が1℃上がるというのは大変なことだ。日本近海も大変なことになっていて、今現在の北海道の南、東北沖では、平年差が6~7℃も高くなっている。魚が取れなくなるのは当たり前だし、昆布も採れなくなりつつある。東京湾には珊瑚が繁殖している。 日本近海[海面水温][海面水温平年差]GPV Weather これはもう地球全体の問題なので小手先のものでは対応できない。我々が出来ることは産業革命以前に戻るしかない。あるいはそれに匹敵するような大転換が出来なければ、どうなるかは火を見るより明らかでしょう。 経済成長しか豊かになる道がないとしたら、豊かさと便利さを抱え込んでみんな一緒に滅亡していくしかない。もうみんなその覚悟が出来ているのかもしれない。人間に出来ることは、結局目先の利益を追求することしかないと分かっているのかもしれない。そうとしか思えない。 我慢することも耐え忍ぶことも自分から敢えてしなくても、自然という力によって災害という形で嫌でも降りかかってくる。自然災害は、増長する人間にブレーキを掛けるための摂理なのかもしれない。 生きている間は豊かに楽しく過ごしたい。そのための努力もする。先の先まで考えたって埒が明かない。見て見ぬ振りをして不都合からは目をそらし、刹那刹那を面白おかしく生きていく。earth
2024.04.22
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♪ 飼い猫となにわいばらと高倉健われの心にピンナップあり 先に売れた土地に加えて、とうとうもう一つの宅地も売れたようだ。お隣の幼稚園児が虫を探したりしていた貴重な “草の生える土地” がすべて無くなってしまう。 およそ自然界の「生きもの」というものから離れてしまっている現代人。若者たちに限らず、その前の世代あたりから社会構造の変化に伴って、どんどん自然を遠ざけて来た。知識優先、経済優先、そして、日々の生活において実体験すらスルーして生きている。 観念的なものに寄りかかり、知ったかぶりの無関心を装い、何の疑問も持たず “常識的な毎日” を生きている。 “世に迎合して生きていくことが一番楽だし、逆らったってなにも良いことは無い” と、選択の余地のないことを達観するほかはない。それが一般常識というものだろう。たとえそれらに疑問を持って異を唱えたところで、多勢に無勢で矛を収めるしかないのが現実というものでしょう。 私のように常に問題意識をもっていて、疑問符が先立っているような者にとっては、そういう社会が生きにくくて仕方がない。しかし、そうは言っても何をするわけでもなく、ただ世の流れに逆らっているだけの似非知識人。単なる馬鹿なのでしょう。 高倉健が好きで、彼のナイーブな感性と謙虚なところ、人にやさしい面などを思い描いて、自分でもそんな風に生きてきた気がする。それが本心からなのか、あるいは虚栄心からなのかよく分からない。大方は本心だろうと思っているが、“良い恰好しい” であることも否めない。 完全中立自主防衛。男一匹はぐれ河馬。平素は水に身を隠し、週に2回の陸歩き。困りし人に手を貸して、犬の顎など撫でまわす。猫には甘く朝、昼、晩、上へ下へのおもてなし。好かれて嬉し悲しかな。ほぼ満開の「浪花茨(ナニワイバラ)」 真っ白な無垢そのもののこの花は、われの理想とするところ。オリジンの姿のままに潔く、病気に強く虫さえも、寄せ付けないのが好ましい。清々しくも飾りなく、硬くて強い棘を持ち、安易に人を寄せ付けぬ。我にも似たるところあり、高倉健も重ねつつほれぼれ眺めいるばかり。
2024.04.21
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♪ 鞭に血を流され心洗われん智の巨人なる鶴見俊介の 鶴見俊輔なんか読むようなタマでもない私が、ふと読んでみたくなって図書館で借りて来た「新しい風土記へ」。9氏とともに、歴史について、戦争について、言葉の力・表現について、自らの依るところについて、縦横無尽に語り合う。贅沢な思索のひととき。 無知蒙昧のわたしには知らないことだらけの内容ではあったが、智の大家たちの生きざまと覚悟、その知性の背後にある諸々のものに、(多少なりとも)触れることができ、共感するものがあった。 中身が濃いのでかいつまんで解説など出来ないが、知らないということの愚かさというものを痛感させられる。文を引用して知ったかぶりで書き述べることはさすがに憚れるので、具体的な内容には触れないでおきます。 特に最後のⅢ章「聞きたかったこと、話したかったこと」が興味深かった。─「思想をつらぬくもの」池澤夏樹 ─ 鶴見俊輔が、試験の成績がいいのと頭がいいのは別問題だと言い切れるのは、不良少年で小学校を出る時はビリから6番目だったのが、15歳でアメリカに渡り、3年後にはハーバード大に入って1年で上位10%に入る優等生という、破格の実績があるから。それが、親父が「一番病」ということもあって、劣等感からうつ病になったりしている。 しかし、「結局、不良少年だったことが、自分を支えている。学校を二度も放り出され、小学校しか出ていないことが、私を支えてきた。」と述懐している。まあ、名門の出であることに変りはないし秀才であることも事実だし、あまり指針にはならない・・。 池澤夏樹は、「小学校に入ってから大学を中退して、一度ギリシャへ出るまでの間、ずっと何か居心地がが悪いと思っていた。」その後もふらふらしていて、ついに組織というものになじまないと気付く。「同人誌も作らないし、結社もつくらない、クラスメートとも親しく遊ばない。要するに一人でいる限り、何とでもなるが、誰かと何かをやろうとすると、およそだめである点において、僕は非常に非日本人的な性格なんです。」 ああ、俺と同じだ、同類がここにいる・・。 祖父が東大法科、父が東大文学部であるにもかかわらず、ひたすらそういう部分から逃げ続けてきたという。30歳で初めて海外に出て、太平洋の小さな島へ行ったとき、ものすごい解放感があった。これでやれると思った。それ以来、日本をずっと出たり入ったりしている。★ セルフメードで生きていく。鶴見「遊びがあるからこそできることがある。たとえ眠っていても、自分を支えて前に進めてくれるものが、想像力である。」 明治以降の日本の教育システム、それこそ軍人でさえ学科の成績で決めていくということに、大きな問題意識があり、それがこの国のあり方にも及んでいく。「夜郎自大」なんて言葉に初めて出会った。”自分の力量を知らない人間が、仲間の中で大きな顔をしていい気になっていること” と、辞書にある。
2024.04.20
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♪ 春なればみーんなみんな忙しい真昼のそらにひと影もなし 名鉄の高架下の草に、どうやら除草剤が撒かれたらしい。茶色く萎れかかっている。毎年、草を刈ってくれと住民が言ってくるのが煩わしいというので、名鉄の作業員がやったのだろうか。 市の職員が「いっそコンクリートで覆ってしまえばいいのに」とつぶやいていたことがあった。名鉄もそんな気になったのだろうか。 懸案の、隣家からの雨水がわが庭に流入する件。一条工務店の担当者が「側溝は、市の所有物であり市の管轄になるので、グレーチングの位置をずらして、そこへ落とし込むようにすれば解消されるかもしれない。」と言ってきた。そして、市の土木課が確認に来ることになっているという。 しかし、ブロックのある所で角度が変り、側溝の蓋がつなぎ目で二つとも斜めにカットしてある。これじゃぁグレーチングは嵌らない。「そんな場合は、側溝に水をせき止めるものを設置して、グレーチングへ流れていくような手立てをする必要がある」とも言う。が、“一条工務店としては何もするつもりがない” ということらしい。「具体的にどうするかは土木課が考えることになる。こういう事案は、業者が言っても門前払いになることが多いので、住民が直接言った方が良い」と、他人事のように言う。 昨日は、午前中に中二日のウォーキングに。用事があってブルーベリー畑の彼のもとへ。この日は奥さんも来ていた。仲良く二人で、車を使って全ての県を制覇した話を聞く。「運転が好きなんですねぇ。」「いやぁ好きじゃないです。」、と、奥さんが、「山に登るためにあちこち出かけたんです。」埼玉県だけ行ってないとかで、百名山、百名湯などすべて回ったらしい。 この日は友達が筍を採りに来ることになっているとかで、ゆっくりはできなかった。でも、ふっくら丸顔の親しみやすい奥さんに会えたのは良かった。★ 知多半島は竹やぶが多い。筍シーズン真っ盛りで、今年はすでに2カ所から頂いている。あちこちで、みなさん筍堀りに忙しいことでしょう。早くも竹の秋を感じさせるところも・・。 緑したたる樹々の下を歩いていると、鶯がしきりに美しい声を聴かせてくれる。小綬鶏もあの甲高い呼び声を繰り返しているし、ちょっと間が開いたところに、雉の抑揚のない乾いた声がインサートしてきたりする。電気の立体交差点。 道路から一歩入ると高圧線の鉄塔が並び、場所によっては一カ所にかたまっていたりする。 水路脇のフェンスにカロライナジャスミンが満開で、蔓が繁茂し、擁壁にまで垂れ下がっていた。水の上に落ちた黄色い花が列を作って流れていく。 あちらこちらに藤の花が今を盛りに咲いている。 民家の庭のまっ白な藤も、雪が積もったようにこんもりと眩しく輝いている。山藤も緑の中に紫の房をちらつかせ、いいアクセントになっている。 布里池の藤棚もなかなかだろう。 (昨年)─→ 下の写真も水路脇に生えていたもの。フェンスから大きく垂れ下がっっている。やっぱり管理されていない、こういうのびのびした自然な感じのものがいい。 人家のある所に出ると、ツバメの張りと抑揚のある声がしきりに聞こえてくる。電線で休んでいる姿や、忙しく右へ左へ飛び回る様子が目に飛び込んで来る。 春というのは、山も草木も、野鳥も人も、みんなみんな忙しい。天地、陰陽、命のすべて、活気に満ちて豊かなり。
2024.04.19
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♪ やわらかき猫の背中をなでるときなにわいばらがふふふとわらう浪花茨の棘は硬く鋭い。 お隣さんの外周と駐車場の工事が始まった。 外周は砂利を敷き詰めるというお決まりの設定のようだ。期間はどのくらいかかるかと訊けば、「やってみないと分からないが、一週間から10日くらい」だという。 それで、大雨が降った時に “ブロックの境界から我が家の庭に水が流入するのを防ぐ” 手立てはどうなっているか、確認してみた。すると何も聞いてないことが判明。道路の傾斜に合わせて面一で整地し、側溝の際にはを敷き詰めることになっているという。「それではダメだ。ブロックのところに水が溜まるし、その溢れた水が、こっちの庭の方が低いので、流れ込んで来てしまう。」 一条工務店から発注された業者に依頼されて来ている、末端の業者なので言われるままに施行するしかない立場。「受注元に話をしてみます。」と言ってくれてはいるが、図面はすでに出来上がっているわけで、すんなり修正に応じてくれるかどうか。 それで以前、対応を頼んである一条工務店の担当者に電話をすると、自分が指示していないということには触れず、「一度連絡してみます」というアバウトな返事が返って来た。現場に来て確認してもらっている当人だ。いい加減な対応だったら許さない。防草シートを敷き、その上に砂利を敷いていく。 ここ一週間の内に何らかの結論が出るだろう。 快適な毎日で気温も高く植物の生育は、馬で言うところのウォークからトロットに切り替わっている感じ。このまま5月に入るともう季節は夏となり、キャンター的な印象を受けるんじゃないのかな。 白い花ばかりになっているわが小庭。ナニワイバラが清楚で可憐な花を窓下に見せてくれるようになった。窓から見おろすとこんな感じ。 去年とほぼ同じくらいの開花で、花の数はかなり多い(当然だが)ものの、まだ物足りない感じ。しかし、大きくなるのは分かっているので、如何にコントロールするかの方が問題になって来る。 白のモッコウバラも、ふんふんとその気になっているし、レディー・オブ・シャーロットもあと一週間というところ。いよいよチュウレンバチがやって来る時期だ。 今日にも薔薇の消毒をするつもりでいる。風も無さそうなので好都合。 広い敷地に散布するわけじゃないので300㏄もあれば十分だが、そんな少量は調合出来ないので1ℓ分作って、残りは捨てることになる。 木酢液を入れ、それに展着剤(ダイン)を加えてオルチオンを入れて200倍にしたもの。
2024.04.18
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♪ 猫なるは人たらしなる希生物暗に主役の爪を隠せり 今読んでいる「作家と猫」(平凡社刊)が、とっても面白い。 今も昔も、猫は作家の愛するパートナー。昭和の文豪から現代の人気作家まで、49名によるエッセイ、詩、漫画、写真資料を収録。笑いあり、涙ありの猫づくしのアンソロジー!著作者一覧 猫好きなら納得の、膝を叩いてうなずいたり、驚いたり、感心したりで、もうたまらんです。その一部を抜粋してみます。★開高健 言葉を眺めることに疲れてくると私は猫をさがしにたちあがる。猫ほど見惚れさせるものは無いと思う。猫は精妙をきわめたエゴイストで、人の生活と感情の核心へしのびこんでのうのうと昼寝をするが、ときたまうっすらとあける眼はぜったいに妥協していないことを語っている。 媚びながらけっして忠誠を誓わず服従しながら独立している。気ままに人の愛情をほしいだけ盗み、味わいおわるとプイとそっぽを向いてふりかえりもしない。爪の先まで野生である。これだけ飼いならされながらこれだけ野獣でありつづけている動物はちょっと類がない。★向田邦子 「マハシャイ・マミオ殿」 マハシャイはタイ語で「伯爵」のこと 偏食・好色・内弁慶・小心・テレ屋・甘ったれ・あたらしもの好き・体裁屋・嘘つき・凝り性・怠け者・女房自慢・癇癪持ち・自信過剰・健忘症・医者嫌い・風呂嫌い・尊大・気まぐれ・オッチョコチョイ・・。 きりがないからやめますが、貴男はもことに男の中の男であります。私はそこに惚れているのです。 向田は、東京都・青山のマンションで3匹の猫と暮らした。一人暮らしを始めた時に実家から連れてきたメスのシャム猫の「伽俚伽(かりか)」、旅行先のタイで一目ぼれしたコラット種のオス「マミオ」とメス「チッキイ」。伽俚伽とチッキイが相次いで死に、向田が台湾での飛行機事故で亡くなった時、その帰りを待っていたのはマミオだけだった。〈猫と一緒に暮らしていると、だんだん猫に似てくる。歩くとき足音を立てなくなる。怠けものになり、団体で行動するのが大儀になる。誰かに忠誠を誓うのが面倒になり、薄目をあけてあたりをうかがい、楽なほう楽なほうと考えるようになる。年とともに肥えてくる〉「オール讀物」★永六輔 ピーター、ティミィ、ボサノバ、ワルツ、タンゴの5匹の猫を飼っている。 5匹ともネズミをとらない。ネズミがいないからではなく、いてもとらないと断言出来る。 猫というのは生まれて初めての体験がその習性になるからである。つまり、生まれて最初の食べ物が親猫のとったネズミでなければ以来ネズミを喰べない。 だからネズミにじゃれることはあっても決して敵として戦うこともなく、その時点で野生は失われている。★伊丹十三 長々と犬と猫の違いを描いた後・・ うろ覚えであるが、たしかジャン・コクトオの言葉にこういうのがあったと思う。「女は猫と同じだ。呼んだ時には来ず、呼ばないときにやって来る」 中略 コクトオのいうとおり猫というものは、最良の意味において女と似ている。 全く人間を無視したり、憎たらしいほどのよそよそしさと、膝に乗っかって喉を鳴らしたり、人の顔を見上げたり、満足げに尻尾を振ったりする時の甘ったれた愛らしさとを、猫はなんと巧みに使い分けることだろう。 そうして、また、この使い分けのなんという配分の良さ、タイミングの良さ。まったく天衣無縫という他ない。 中略 実に猫というのは偉いものではないか。あんなに何の役にも立たぬ、いや、純実用的に考えるなら邪魔っけな存在でしかない筈のものが、おのれの魅力だけで世を渡っている。犬のように人間に媚びるわけじゃない。なんとも我儘放題に、むしろ、その家の主のような態度で世を渡っているではありませんか。そんなことは私にはとてもできない。 ここまで書きかけたが、とても長くなりそうなので・・。あまりに面白い話がたくさんあって、とても書ききれるもんじゃない。 特に、男の書いたものなどは別格で、「暴王ネコ ── 大佛次郎」、「猫の喧嘩(ごろまき)── 小松左京」は猫の別の面をみせてくれて面白い。 谷崎潤一郎の「客ぎらい」もおもしろく、猫のしっぽが自分にもほしいという、まったく納得の名分であります。吉本隆明の文も、猫の奥深い魅力、神秘的なところに魅かれるし、三谷幸喜の「おっしー」を抱いて・・・/最期に見せた「奇跡」には思わず涙が・・。井坂洋子の「黒猫のひたい」はもう、涙なしでは読めない。 つづきはまたいずれ書くとして、この辺で止めておきます。猫好きは是非、手に取って読んでみてください。
2024.04.17
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♪ ぺらぺらと口が勝手にしゃべりだす四月半ばのオープンマインド 翌日は天気が悪そうなので、昨日の午後にウォーキングへ。前日に、バラ(コックテール)の莟が虫にやられているのを発見。針を刺して花をダメにする害虫で、バラゾウムシの一種だろう。 3月下旬に農薬散布するべきだったのをすっかり忘れていたこっちも悪いが、本当に腹が立つ。頭にきてその対策のために農薬を買いに行く予定もあった。 バラゾウムシは柔らかい莟に産卵し、茎の水分を吸い取って食いちぎり、蕾を落としその枯れた部分の中で幼虫が成長するという、トンデモナイ戦略をもった害虫だ。針を刺され、粘りのある樹液のようなものが出ている。 産卵されたとなると放置しておくわけにはいかない。右の茎にあった莟は千切って捨てた。真ん中の茎もやられている。このまま咲いても形が崩れた見っともない花になってしまう。 硬いからなのか、隣にあるバレリーナの新芽には寄って来ない。見ても色が違うし姿かたちも違う。 しかし、薔薇によってこれほど差があるんだね。品種改良したものや、ハイブリット系はどうしたって病気や虫に犯されやすいらしいが、どうなんだろう。早くも浪花茨が咲き出した。 原種に近いナニワイバラにはさすがにバラゾウムシはこないが、一番花には小さな穴がいくつか空いている。なにやら虫が悪さをしたらしい。 オルトランとスミチオンを合体させた病気と害虫の両方に効く、「オルチオン」(住友化学)というのがあるらしいので、それを買うつもり。火・水曜日は天気が悪いので、木曜日にでも散布しようかと・・。 ウォーキングの帰りにカーマに立ち寄って買うつもりでいた。ストレートに行って往復するだけだと距離が近すぎるので、ちょっと大回りして行くことに。左回りで途中からパークロードに入る変則コース。 パークロードにはソメイヨシノが終わった後、「鬱金桜」「八重桜」とかが満開になっている。 ふと、しばらく行ってない雑貨屋さん「Paisible(ペジーブル)」に行ってみようと。行くとちょうど来客もなく、オーナー一人だったのでゆっくり話ができた。異常気象の話しになり、ブルーベリーの話やハクビシンのこと。この地域の情報集約の話しを持ち出し、地球の未来へ話が飛んだりする。 自分はこの日、しゃべりたいモードに入っていたようで、勝手につぎつぎに話題を出しては知識をひけらかす(そんなつもりはなかったが)という、悪い癖が出たようだ。 おまけに、手を広げて何か言おうとした弾みに、商品のガラスのコップを落として割ってしまった。660円弁償(歩く時は財布を持たない)することに。立ち話を一体どれくらいしていたのだろうか。腰が疲れてきたので切り上げて、カーマへと向かう。 道路わきに、これはブルーベリーだろうか。かなり立派な木があって花をたくさん付けている。ブルーベリーには種類がたくさんあって、花を楽しむタイプもあるのかもしれない。 時計を見ると5時半。エッ、もうそんな時間!? 6時には戻るつもりだ、こりゃぁまずい。カーマに寄っている時間なんかない。再びコース変更して、真っすぐ家へ。 歩数は11,600歩ほどだったが、2時半ごろに家を出て帰宅したのが6時前。ウォークの時間は2時間も無いくらいなので、1時間半ほど立ち話していたことになる。オーナーはさぞ迷惑なことだっただろう。
2024.04.16
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♪ 真ん中に猫を据えたるじじばばの重石すなわち平和の鑑 猫の行動には理解できないものがたくさんあって、そのせいか物書きには猫好きが多いようだ。色んな作家が猫について書いていて、この本には49人のものが載っている。 詩ありエッセイあり、小説風の小話もあって、さすがに本職だけあって文章が上手い。わたしも猫の小説なんか書いてみたくなったりする。あっちから出てこっちから入りくる猫の意味無き一方通行カリカリと窓に爪立て戻りきし未明の猫のドアマンとなるずんずんと頭おしつけミャァミャァと猫がしつこい「おなかがすいた」仰向けにごろんごろんと右左「孫の手」もたない猫土まるけ庭へ出て用を足したる猫のきて肉球まわりの泥が気になる寝転びてぐーぱーしながら催促する右へ左へぐるぐる回す 亭主よりずっと大事にされている、勝手気ままな不思議生物。猫にしか「おはよう」なんて言わないし、何をやっても嫌われないし
2024.04.15
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♪ これでまた中日スポーツが売れるアンチ巨人もピンクに染まって 今年のドラゴンズは強いねぇ。昨日は阪神を5-2で破って(引き分けを挟んで)破竹の6連勝。今のところトップを維持している。(オープン戦ではセ・パ合わせてトップ成績で終えているし、昨年はWBC日本から唯一勝利をもぎ取っている。)期待はしていたので、意外な感じはしない。 選手の顔つきが今までとは全然違う。最下位からの脱却を図って、どういう風に改革してこういう結果が出ているのか。このまま首位を独走していけば、TVのワイドショーがこぞって取り上げるようになるでしょう。いつまでこれが続くのか、日本中の野球関係者・ファンが興味津々で見ていることでしょう。 試合が終わるころにテレビを点けたら、「昇竜デー」とかで(3種類のユニホームの内の第一弾)ピンクの桜模様のユニホームが目に飛び込んできた。ブルーがインプットされているので、いかにも真逆のピンクのユニホームには、一瞬腰が引けた。 最期はマルチネスが抑えて逆転勝利。去年最下位の鬱憤を晴らす連勝に、スタンドは桜色に染まって大きく揺れていた。主役の中田翔が打ち、期待されながら結果が出せなかった去年の借りを返すべく高橋(周)が打つ。彼は3試合で14打数8安打と絶好調。 注目は相手阪神で戦力外となり、今期、中日に拾われた山本泰寛(30)が、3安打1打点と気を吐いた。ショートを守って良い動きも見せていた。 ドジャースのショート、ムーキー・ベッツ(プロ生活10年間、ライトで978試合、センターで223試合、セカンドで100試合出場しているマルチプレーヤー)が、今季はショートを守っている。 山本泰寛を見ていてその姿がちらっと頭によぎった。格の違いレベルの違いは否めないが、何か光るものを感じた。ショートは守備の要だ。ケガをしないように、気を抜かず精一杯活躍してほしい。驚異の1~3番、ベッ タニ マンの頭だ。 この日、ドジャースとパドレス戦で、大谷が4号ソロを打ち米通算175号(松井秀喜と並ぶ)。松井が1205試合目だったのに対し、732試合目の快挙。 また日米通算1000安打も達成した。彼もいよいよ本格的にエンジンの調子が上がってきた感じ。大量リードで勝つかと思ったら追い付かれ、延長タイブレークの末に負けてしまった。 またこの日は、ソフトバンクの山川が対西武戦で、2打席連続の満塁ホームランを放っている。史上2人目、パリーグ初。西武から移籍しての快挙で、古巣からはブーイングの嵐。12試合ぶりのホームランだったというが、やっぱり役者が違う感じ。 水原一平容疑者がロスの連邦地裁に出廷。1600万ドル(約24憶5千万円)を大谷の口座から不正に違法賭博の同元に送金した疑い。出廷に先立ち捜査当局に出頭し、身柄を一時拘束された。問題発覚後、初めて公の場に姿を現した。TBSテレビ 本人が捜査当局に協力し、司法手続きの早期終結を望んでいるという。地裁は保釈保証金を2万5千ドル(約380万円)とし、大谷選手や賭博の同元との接触禁止、パスポートの提出、ギャンブル依存症の治療を受けることなどを条件にしている、 大谷自身は事件にまったく関与していないことが調査によって認定されている。
2024.04.14
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♪ 葉桜や世すぎ身すぎの締めくくり紅くちりゆく秋をたのしむ この日のウォーキングは、1年振りにブルーベリーを育てている人のところへ行って話をしたいという思いがあった。いつもタイミングが悪く行っても居ないことが多く、前回から1年も経ってしまっていた。午前中はほとんどいると聞いていたし、この時期はブルーベリーの諸々の作業があるのでいる可能性が高い。8時ごろに家を出てパークロード経由で・・。 遠くから車が停まっているのが見えた。これでやっと会えると近づいてみると、いつものロープが張って有る。え!? いない?。 わずかに人の気配を感じる。ロープをくぐって行ってみると、消毒作業をしているところだった。「おはようございます」と声をかけた。挨拶は返ってきたものの、「誰だっけ?」 最初の出会いから、その時に交し合った話をちょっと言いかけると、「ああ、詩を書く人。」「いえ短歌です。」なんて話から、「1年前も、あそこの小屋で会いました」。 それからはどんどん話が弾む。ブルーベリーの花がたくさん咲いていて、木もずいぶん大きくなっている感じ。 今年は気温が高いので、害虫が発生して消毒をしてるところ。その虫は花を食べてダメにしてしまうので放ってはおけないらしい。「近くの新築の若主人がブルーベリーの苗を買ってきて、鉢植えにしてるんですが、何かアドバイスとかありますか?」「ブルーベリーは鉢植えの方が良いんです。根が浅いので管理が難しいんです。」乾燥しすぎも良くないし水をやり過ぎてもいけないらしい。 カンカン照りや長雨を避けるのに、鉢植えは移動できるので都合がいい。根が浅いので収穫の時に根を痛める心配も避けられるし、植え替えの時に根切り虫を退治できる。 摘花しないと実が小さくて美味しいものができない。その作業も大変らしい。それも鉢植えの方が都合が良さそうだ。今年はミツバチがたくさん来ているので、有難いという。「そういえば近くにミツバチを飼育している場所があったね。」「うん、すぐそこにある」「ああ、そうでした。ウォーキングで見て、何でこんなところに養蜂箱があるのかと思ってました。」「そう、それで一箱置いてくれないかと頼んだら、一箱3万円だって。」「でも、そこからも飛んできてるんでしょうね。」「500mぐらいは移動するらしいの来てるだろうね。」2017年1月「手作業で受粉させることなんか出来ないからね。」「そうですね、林檎や梨なら出来るけど、この小さな壺状の花では無理ですね。」 ゆっくり話しましょうと、手造りの小屋へ移動。面白いことをやってるのでと、スマホ自撮りした動画を見せてくれた。「吉本」が好きで横山やすしを装って、若者に面白おかしく意見を言うというもの。 家族は反対してるが、ネットにアップするにはどうしたらいいか。私がブログをやっているのを知って、どこにどうアップすればいいのか教えてほしいと。 私もあまり詳しくはないがちょっと調べてみようかと・・。1 バラ科の花。何の花か分からない。2 120段、駆け上がった神社からの眺望。3 麦の穂。郷愁を誘われる。4 ミニチュアシュナウザー13歳。5 カロライナジャスミン6 郁子(むべ)の花7 馬酔木も咲き出した。8 八重桜9 木通、雌雄同株で薄紫の雄花。10 木通(あけび)の雌花。11 外皮の赤みが強い夏ミカン 手間がかかるし天候に左右されるし、ブルーベリーを栽培するのは骨が折れるしメンドクサイ。けどかわいいし、これをやっているお陰で暇で困るということもないと。 簡単に出来るものにはない魅力。失敗を重ねながらの工夫と努力が、少しずつ報われていく。その愛着とやり甲斐に心底楽しんでいる様子が伝わってくる。 電話番号を教えあったものの二人ともLINEの設定が良く分からない。 私と同学年の彼。価値観や社会背景も共通点がある。脱サラの私はサラリーマンとは距離を置いて生きてきたし経験してきたことは違う。けれどこの年になってそんな過剰自意識やわだかまりは取れている。これからあと10年ぐらいは生きるだろうから、心をオープンにして色んな人と付き合っていきたい。私にとって貴重な出会いなので、こういう出会いを大切にしたいと思う。 これから残りの人生は、バリバリと社会で活躍してきた人達が身辺整理していくのとは逆の方向へ向かっていくような心持でいる。
2024.04.13
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♪ 盆栽はわが死とともに捨てられる小さなモミジの愛しき若芽 実生から育てているモミジの盆栽。昨年、寄せ植えしたものがあまり枝ぶりが良くないので、今回はもう少しましなものにしてみたい。4月2日に撮ったもの。 3月15日に寄せ植えしたもの。鉢の大きさとのバランスが悪いので、石を添えて空間を埋めそれらしい景色作りをするために拾って来てある。それが大きすぎるので、トンカチで叩き割って小さくしてやった。 すぐそばの緑地帯に2種類の苔が生えているのを発見。石の間に敷き詰めるために採取してきた。何という苔か知らないが、2種類を、中心付近と外側に分けて植え付けてやった。 拡大します。 今夏は、過去にないような暑い夏になりそうとの予報。今週末などはや5月末の気温になるらしい。真夏には下手をすると、苔どころかモミジ本体も枯らすようなことにもなりかねない。置き場所を考えないと・・。ずいぶん見栄えが良くなった。 下は昨年植え替えたもの。ロクに世話をしていないので枝ぶりが悪く、あまり良い盆栽にはなっていない。ノウハウもない素人の興味本位のてなぐさみだからしょうがない。苔も貼り付けてみたが、冬場は枯れてしまうのでこの時期はいかにも締まりがない。 4月2日の撮ったもの。 どんな風に仕立てるかちゃんと構想を持って、手順を考え、タイミングよくそれをこなしていってようやくあの立派な盆栽となって行くわけだ。余程入れ込んで愛情を注ぎこむ気持ちがなけれまともなものは作れないだろう。 年間作業がいろいろあって、とうていこんな風にはやってられない。こんな風にするためには、新芽が伸びる前に芽摘みをしてやらないとダメらしい。数日の間の勝負だから大変だ。 枝を整理するのは今からでは遅い。冬場の休眠期に大胆にカットしてやればそこそこ行けるのかもしれないが、よく分からない。トライ&エラーで経験を積まないと無理なのだろう。 あと10年生きるとして、管理し続ければそこそこのものになるかも知れない。しかし、そう気長に続けるほどの根性がまだない。 10年丹精込めたとしても、大概は祖父さんが死んしまえば盆栽はただのゴミになる。跡を継いで育ててなんてくれないでしょう。他人にあげるならまだしも、捨てられてしまうのがオチだろう。しかし、次男が多少は興味があるようなのでわずかな可能性が無いこともない。*追記 過去(2019年4月21日)にも盆栽について書いていたようです。ちょっと長いですけど・・。
2024.04.12
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♪ ミクロ発ゲノム行きなる宇宙船最後に行きつくミクロコスモスミクロコスモスは、マクロコスモス(宇宙)と対比して人間のことを指す。 またしても微生物の新しい可能性が明らかになった。「空気中の水素を直接電気に変換できる酵素をバクテリアから分離することに成功、小型で持続可能な発電装置の実現につながる可能性がでてきた」というもの。 地球の土壌に生息する一部の細菌は、他に栄養源がない時に空気に含まれている微量の水素を分解し、電子をエネルギーとして取り出しているんだとか。 オーストラリア・モナシュ大学の生物医学研究者であるRhys Grinter氏らの研究チームは、「水素を分解する酵素を細菌から分離し、実際に空気中の水素を直接電流に変換することに成功した」とのこと。★ 土壌細菌の中には、水素をエネルギー源として利用できる種類が存在しており、細菌は年間7000万トンもの水素を空気中から除去しているという。 水素は正電荷を持つ2つの陽子が、負電荷を持つ2つの電子によって形成され結合されていて、この結合を研究チームが「Huc」と命名した「スメグマ菌のヒドロゲナーゼ」によって断ち切ると、プロトンは離れ、電子は放出される。 放出された自由電子はバクテリアの中で「電子伝達系」と呼ばれる複雑な回路に流れ込み、細胞のエネルギー源として利用されている。つまり、Hucが、水素を直接電流に変換していることを意味しているということ。Hucは、酸素にまったく阻害されないという、他の水素消費型触媒にはない特性も発見され、これは水素を消費する触媒として前例のない驚くべき成果だという。低温電子顕微鏡法と分光法で特定したHucの原子構造モデル 大気中に占める水素の割合は0.00005%しか存在しないらしい。研究チームは、Hucが天然の大気や水素燃料から持続的に電流を生成する「天然電池」のように機能し、太陽光発電の代替として小型かつ持続可能な空気発電装置の開発につながる可能性を秘めていると主張。 この微量な水素から電流を生成できる特性を活かし、非常に高精度な整体水素検出センサーへの応用や、生体認証モニターや時計、LED、単純なコンピューターに十分な電力を供給できる可能性があると言うのです。人工的に製造した水素燃料を供給すれば、より大きなデバイスに電力を供給可能になるかもしれないとのこと。★ 記事作成時点ではまだ研究の初期段階であり、実用化にはHucの生産規模を現状のミリグラム単位からキログラム単位へとスケールアップするなど、いくつかの技術的課題を克服する必要があるとのこと。(Gigazineより引用) 「ボタニカルライト」の発見・発明を始め、我が家でも最近「ベニカX」や「キエーロ」などの微生物によるものにお世話になっている。次々と新しい働きが発見され、その有用性が応用、実用化されるようになっている。まだまだ知られていないものが無数にあるのでしょう。 飛んでもない環境に存在していたりする微生物。*好アルカリ性菌:セルラーゼ(セルロースを加水分解する酵素)やプロテアーゼ(タンパク質を加水分解する酵素)がある。これらの酵素はアルカリ性で高い活性を有し、洗浄力を高めるために、洗剤に加えて広く利用されている。*好塩菌:飽和食塩濃度で生育する高度好塩菌の細胞膜にはバクテリオロドプシンという、光を吸収してそのエネルギーを化学エネルギーに変換する特殊なタンパク質が存在している。このタンパク質を生物素子として利用し、光を情報の媒体とするバイオコンピューターを実現しようとの提案がある。*好熱菌:高温でも耐えられる安定な酵素として、ポリメラーゼ(遺伝子複製酵素)があり、遺伝子の増幅に用いられている。常温でも長期間安定な酵素として、糖尿病の診断に欠かせない血液中のグルコース濃度等の診断用試薬がある。*好冷菌:低温下での食品加工への利用が期待されている。*溶媒耐性菌:水を大量に使う必要のない節水型の化学工業への利用が期待されている。*人工物質分解菌:PCBやダイオキシンなど難処理廃棄物の分解への利用が期待されている。 微生物バイオテクノロジー(微生物バイオ)、ヒト由来微生物など多岐にわたっての応用微生物研究が盛んに行われており、様々な分野でつぎつぎと新しい発見が為されていくことでしょう。
2024.04.11
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♪ 大好きな人モノところ太陽のめぐみのごとくわれを生かしむ きのうアメリカでは皆既日食が見られた。今回の皆既日食はメキシコ、アメリカ、カナダにまたがり、幅約250キロ、長さ6500キロの範囲で見られた。何千万人もの人々が首をかしげ、空に顔を傾け、昼が夜に変わるのを不思議そうに眺めたという。南部テキサス州から東部メーン州にかけて大陸を斜めに横断 その様子をテレビで見ましたが、その騒ぎようがまるで往時の原住民のような大仰なもの。32歳の女性は「本当にすばらしかったです。いままでにない経験で、真っ暗になったとき、ずっと叫んでいました。圧倒されて涙が出ました」と言っているし、歓声を挙げての大騒ぎにちょっとびっくりしてまいました。確かにダイヤモンドリングの瞬間は美しいでしょうが、一瞬の事です。数分間の夜。 何も知らなかったインディアンならまだしも、この21世紀の月に人類が基地を作ろうかという時代に、そんなに驚いて感動できる。そのことそのものに心惹かれた。 アメリカでは各地でさまざまなイベントや商品が企画され、アメリカの民間調査会社は、経済効果をアメリカ全体でおよそ60億ドル、日本円でおよそ9000億円に上ると試算しているとか。 ニューヨークのヤンキースタジアムで行われた、ヤンキースとマーリンズの試合開始時間が4時間遅らせられたとか。 小学生の時に観たし、2012年05月21日には金環日食が観られた。この時は金環日食特有の面白さがあって、木漏れ日の写真なども紹介されていた。 日本人はそれほどまでに大騒ぎしない。周りに合わせて行動する癖が付いているので、なんとなくそんな感じになってしまうのだろう。 宇宙の法則によって為される一生にそう何度も見られない、珍しくもドラマチックな瞬間を、それなりに楽しむことができるのは、やはり国民性というものか。ナイヤガラではこんなイベントが。 国立天文台の日食一覧によると、日本での皆既日食は11年後の2035年9月2日となっている。 例えそれが何であっても、感動できるというのは幸せなことです。 また、好きなことがあるというのも生きている上ではとても重要な要素でしょう。オキシトシンが負の部分を打ち消してもくれる。そういうものがまったく無いとなると、生きている意味を肯定できないかもしれない。2021年6月10日(BBCニュース) ニュージャージー州で、部分日食が日の出と重なり三日月のような日の出が観られた。2021年6月10日にカナダとアメリカ北部だけで観測されたもの。
2024.04.10
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♪ 買うものは買ってしまったこの先はどんどん捨てていくばかりの日々 100歳まで生きたいとは思わないが、データーではこの先どんどん寿命が延びて、2050年ごろには100歳が50万人程度まで増加すると、厚労省は予測している。 2050年は、今から26年後で、その前年に私が100歳になるということ。あと10年でおさらばするつもりでいるのに、それから15年も生きるなんてあり得ない。以前はもっと早く逝ってもいいと思っていたのに1年があっという間に過ぎていく。 “一晩夢を見ていた” くらいの感覚しかない。10年なんて、映画「アラビアのロレンス」を観ている時間よりも短いくらいなもの。 2050年の65歳以上の高齢化率が40%に達するというから大変だ。女性が圧倒的に多く、12人に一人の割合で100歳まで生きるという。 長生きしても寝たきりやぼけ老人では意味がない。それで表を見ると「要介護5」になる人の数は、わずか2%だとある。高齢者全体で見てもわずか11%(2035年時点)というのがちょっと信じられない。 国立長寿医療センターのデータなので、多少は楽観バイアスが掛かっているかもしれない。「コグニサイズ」という認知症予防プログラムとやらで、その効果を調べるための20ヶ月間のカリキュラムを実施していたところだ。 私は左右の薬指の長さが人差し指よりも長く、「テストステロン」という男性ホルモンが多いタイプらしい。こういう男性は、低い男性よりも寿命が長い(2000年に『ネイチャー』に掲載されたエビデンスのあるデータ)傾向があるるという。 これはつまり、私は長生きする可能性があって、そう簡単には死なないということ。さも健康で長生きをしたいかのような、理想的な生活をしているので、そのツボにスッポリ嵌るかも知れない。 怠惰で無精でいい加減な毎日を送るのとは正反対の、真面目な生活をしている。それは多分、体力もあまりなくどちらかと言えば弱い方で、色々な病気を経験しているためだと思う。それで用心深くなっているのだろう。特大ポリープで胃を3分の2切除しているし、両目の網膜剥離、鼠径ヘルニア、数度の尿路結石、逆流性食道炎、平中頚嚢胞、扁平苔癬、いぼ痔、ヘルペスなど小さいけれど様々あってけっこう医療費が掛かっている。 長生きする人は、元気いっぱいで病気知らずの人とは逆の、何らかの病気を経験しているような人じゃないだろうか。それが却って長生きにつながっているんじゃないか。そうだとすると、私は本当は長生きするタイプなのかもしれない。 この尾畠春夫さんのように、その元気な体を社会のために生かす方向に舵を切って行くべきなのかもしれない。どうせ必ず死ぬわけだし、輪廻転生を信じていれば死ぬなんて怖くもない。 財産なんてものはなにも無いが、これからは捨てていく人生。大したことはできないが何もかもスッカラカンになって、煙の様に消えてなくなるのが理想と思う。 さて、こんな頭でっかちに何ができるか・・・。
2024.04.09
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♪ 終活の一環として買い替える十年後まで乗れる新車に 車を買い替えることになった。あと10年乗るとすると私は85歳、カミさんは77歳になる。大事に15年乗るつもりでいればカミさんが82歳。ちょうどいい。 その話を聞いた息子が、通勤に使っている(嫁さんが乗っていた)軽の走行距離が15万キロを超えているので、その後継として使いたいと言って来た。その車検が7月に切れるので、今注文しても手に入るには3カ月ほどかかるらしい。ということで、慌ててネッツトヨタで整備士をしている甥に連絡。 今まで通りダイハツを買うつもりでいたがネッツトヨタは社名が変り、大幅に構造転換していて、ダイハツが扱えなくなったとのこと。あの「ダイハツ問題」以降、諸般の変化も鑑みて、昨年5月に愛知トヨタ、トヨタカローラ愛豊、ネッツトヨタ愛知、ネッツトヨタ東海が に統合されたらしい。 パンフレットを送ってもらったがトヨタの軽は「ピクシス」しかない。甥がいる事で便宜を図ってもらえるということもあって、これを買うことに。しかし、以前と違って整備や車検時に内緒でサービスするというようなことはできなくなっているという。 それでもまあ、トヨタは他のディーラーよりもサービスがいいと思い込んでいるし、甥のお蔭で「親戚割り」というのがあるので少しはましかと思って。「ピクシス」シリーズの乗用車は4車種のうちのジョイとスペースは形が気に入らない。ファミリー向きでちょっとやさしい感じのデザインはいかにも女性的なイメージ。メガは今は作っていない。あまりピッとはこないが「エポック」しか選択肢がない。 ダイハツ ミライースのOEMモデルとなり、内外装もメーカーと車名のエンブレム以外は共通となっている。ダイハツ ミライースフロント部分が少し違っているがほとんど同じ。 グレードは、そんなにいろいろ付いてなくいいので4段階(G、X、L、B)の「L」で良いと思うも、カラーを黄色(レモンスカッシュイエロー)にしようとすると「X」に上げないといけない。妥協して「X SAⅢ」に。スマアシⅢ(スマートアシスト)が付いて、やたらにピーピーなるかと思うとちょっと嫌だがしょうがない。 何だかんだで総額128万円ちょっとになった。下取りは「-」になるところを9,640円付けてくれ、カーナビは無し。(ナンバー指定とプレートのフレームを付け、JAL1年分、メンテナンスパック他も。) 黄色は目立つので事故をもらう率も低くなるし、広い駐車場ですぐに見つけられるのもいい。 自分のラッキーカラーでもあるし、白やグレーの車ばかりの中で目立つということは、それだけ周囲に気を使って身ぎれいにする意識が働く。また、何かあった場合にも気づいてもらいやすいメリットもある。 よく見るとカワイイ。今までのムーブより全長が20㎝短いとか。立体駐車場に対応したためらしい。 納車の時期は5月末になる。息子の車の名義変更と廃車手続きや、保険の車種変更、新車登録などの手順や用紙の準備、さまざまな書類の説明など、なんだかんだで2時間以上かかっている。たまたま認め印を持っていたので都合が良かった。車を買うのはこんなに面倒だったっけ? 以前よりもややこしくなっているのは確かなようで、高齢になるともう「お任せします」というよりしょうがないだろう。 ディーラーのいつもの担当者は、何か余裕がない感じで対応にもその緊張感が伝わってくる。甥も顔を出してくれるものの、以前のような鷹揚な姿はなかった。社名変更の背景にある危機感というようなものがにじみ出ている感じがして落ち着かなかった。 2月の国内で販売された新車の台数は、認証取得の不正問題の影響で、ダイハツ工業が前の年の同じ月と比べて82%減ったほか、ダイハツから車の供給を受けるトヨタ自動車も34%減少した。 日本自動車販売協会連合会などのまとめによると、先月、国内で販売された新車の台数は34万4800台余りで、前の年の同じ月と比べて19%減っている。 中国での販売も低迷しており、トヨタは全車種生産をどこまで続けるか模索中でもあり、車の販売の道筋はシビアで、混迷の中でもがいている状況のようだ。
2024.04.08
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♪ 頭の良いはずの人等のバカ騒ぎ清濁飲みて人を忘れぬ 今さらですが、日記として書き記しておきます。 自民党は、派閥の政治資金パーティー裏金問題の真相に頬かむりしたまま関係議員39人の処分を決めた。 ここへ来て岸田総理は尻に火がついていることに気付いたか、「どうだ」とばかりに最高権力者である立場を誇示し、さも正義感を見せるがごとくに発表してみせた。 *見栄を切り大鉈を振るう大将の蚊帳の中なるちんけな芝居 *真相は藪の奥処に隠しおき責任回避の意地の幕引き *厚顔のいかさま師らの脱税に進んで蓋をしている党首 *あっさりと離党を決めてしたたかに民を手玉にとるや世耕氏 *不出馬を決めて処分を回避する妖怪ならぬ老獪の二階 *あいまいな処分基準に不信感コップの中に不満が躍る *思惑と怨嗟渦巻く闇鍋の掴まされたる具が気に入らず *審判を仰ぐと党首。目覚めたる民を舐めてる孤独な王様 *鈍感が武器となりたる才を持ち平然と為す言行不一致 *聞くことが得意で耳に入らぬを現代医学はいかに診てるや
2024.04.07
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♪ 満開のすでにその先思いおり・・・・・・・雪のごときを 桜が見たいわけでもなかったが、大池公園まで歩いてきた。薄曇りでも最高気温は20℃ほどになるというので、遅れていた桜は満開になっているだろう。今が一番いい頃合いということで人出も多いだろうから、火度ごみを避けて午前中に。 途中、何人ものリュックを背負った人が、私と同じ方に向かって歩いていく。皆さん急ぎ足でなんだか一生懸命のようす。みんなバラバラで個人の集まりという感じ。たぶん名鉄のハイキングorウォーキングの企画かなにかだろう。 隣り合わせた年のころは40歳前後の男性に声をかけてみた。話好きの人に当ったらしく、気軽に話に乗ってきてくれた。訊くとやっぱり、名鉄企画のハイキングだった。 新しく出来た「加木屋中ノ池駅」から「聚楽園駅」までを歩くというものらしい。8㎞ぐらいのコースだという。参加料などはなく、タイムリミットなども無い。参加するとなにがしかのプレゼントがもらえるんだとか。「よく参加されるんですか?」 「歩けるので健康にいいと思ってね。」岩村や小牧城など、結構あちこちに行っているようだ。 「知らない場所に行けるのがいいんですよ。こんなことでもないと行かないところにね。」「先日は五条川に行ってきました。桜はまだ咲いていなかったです。」「大池公園は今日あたりが満開でしょうね。」 「コースに御池公園が入っているんですよ。」「私もちょうど行くところなんです。ウォーキングが好きで、朝倉から歩いてきました。」 「朝倉?わからないです。」「どちらから見えたんですか?」 「碧南です。ご存知ですか?」「ええ、鰻とか一色漁港とか」 「碧南生まれなので、シャコとかよく食べました。蟹はワタリガニばかりで・・、実が少ないでしょう」「ワタリガニは蟹の中で最高じゃないですか。」 そんなこんなのおしゃべりしながら歩く。それにしても前を歩く皆さん決して楽しそうじゃない。修行僧のような顔をして、誰ともしゃべらず黙々と歩いている。見るからに重そうな(2㎏ぐらいはありそうに見える)リュックを背負っている。一体何が入っているんだろう。 真っすぐ行けばいいのに、皆さん左折していく。「協賛のファミマやラズベリーパイジェラート工房などに立ち寄るコース設定となっていて、設定どおりのコースを行くんでしょう。」 ァミリーマート指定店舗、スギ薬局指定店舗ではそれぞれ特典があるらしい。この地図の⑩番にあたる。 大池公園に着いたところで彼とは別れ、久し振りに春の大池公園の散策を楽しむ。まだ午前9時過ぎということもあって人は少なめだ。左回りに池を巡ってみるが、ずいぶん様子が変わっている。 池の護岸に手が入っていて様子が違う。浚渫でもして、その土が盛ってあるような感じに見える。諸行無常を感じながら池を巡る。 すでに散り始めているのもあればまだこれからというのもある。 大池公園には8種類・約700本の桜の木があるといわれても、その違いを楽しめる人は少ないのじゃないだろうか。そこへいくと、5日から始まった大阪造幣局 桜の通り抜けには、約140品種・340本の桜が植えられているというからすごい。カンザン、フゲンゾウ、ショウゲツ、ヨウキヒなどの八重咲きの品種をはじめ、とても珍しい桜が公開されている。 ソメイヨシノのは樹齢は50~60年と言われていて、正面入り口周辺の桜はかなり草臥れている。最盛期を過ぎてしまうと樹幹が傷み枝が崩れて、その姿は哀れさを伴って痛々しくもある。30~40年ぐらいがもっとも美しい時期なのかもしれない。 休憩がてら、「茶房じゅん」に立ち寄った。入り口のベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作) が、その強烈なピンクの艶やかさと妖艶な花の姿で手を広げるように迎えてくれる。黄色い万作しか知らない人は、パラレルワールドに入り込んだかと思ってしまうような、異様なインパクトがある。 ほんのわずかな開花期間に、ピタリと合ったことをラッキーと思わないわけにはいかない。 17,000歩ほど歩いて、心地いい疲労感に浸っている。ソメイヨシの花そのものには魅力を感じない私だが、最後に桜とは対極にあるようなショッキングピンクの花に接して、いい刺激をもらって脳細胞が喜んでいる。
2024.04.06
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♪ みかんにはあきて桜花のみつをすう目白のいないけさのえさ台みかんには鵯だけがやって来てピィーョピィーョと鳴いて啄むやっかみて鳴くスズメらを警戒し犬のぬけ毛をはこぶ四十雀玄関のとびらにじっと蝸牛雨が嫌いと知る人はなしかまきりの卵が消える不思議あり何が何して消えたか知らず雀蜂、小足長蜂、四十雀、わが自然派の家に巣を成す一年ずつ空き地が消えてゆくたびに草葉も消えて虫も消えゆく我が歌を提出してもだれ一人意見を言ってくれない歌会ささやかな楽しみなれど一首とてままならざらりし人の年月馬場あきこの七つ歳下「ちゃん」付けで呼ばれていたとリーダーの言うわが庭はふたたび白い花ばかりそに紫の花のまじらんオオイヌノフグリにあらぬ花群れるベロニカオックスフォードブルーのプランターに猫のウンチのつぎつぎとふかふか好きのアランの所業(しわざ)
2024.04.05
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♪ 季節などを語るは遠きものがたり狂いっぱなしの春が駆けゆく 予想外に遅れた桜が雨の降る中、遅れを取り戻すべく一斉に花開いて「ちびっこ広場」もほぼ満開となっている。ちょっとオカシイ今年の天候。いや去年も年初からおかしかった。 エルニーニョは終息に向かうようで、去年とは違うまともな天気になるのかと思いきや、飛んでもない状況にあることを知った。 海面水温の上昇が止まらないというのだ。最高記録更新がずっと続きっぱなしなのは「極めて異常」という状況らしい。 過去1年近くにわたり、世界中の海で異常な高温化現象が次々に報告されている。世界の海面水温は、2023年3月に過去最高を記録して以来、1日も欠かさず記録を更新し続けているというのだ。 オレンジ色の線は2023年の、ほかのグレーの線はそれより前の年の海面水温の推移を示している。黒い実線は24年2月中旬までの動きで、23年の記録すらも大きく超えている。この異常な高温は今後数カ月間にわたって続く可能性があるというから恐ろしい。気象庁 日本近海の海面水温には十年規模の変動が見られ。世界全体や北太平洋全体で平均した海面水温の上昇率より大きい。それは大陸に近いためらしい。陸上は海よりも温度が上がりやすいためだ。多くの海域で秋季・冬季に大きくなり、夏季に小さくなる傾向がみられる。海域平均海面水温(年平均)の上昇率(℃/100年) 海水温の平年差は1~2℃程度と言っても海洋にとっては、寒暖の差が大きい陸地と違って大きな意味を持つ。深さ数百メートルにもなる海全体を温めるにはかなりの時間を要するからだ。 水は「熱しにくく、冷めにくい」性質を持っている。1℃に満たない水温の上昇でも大きな意味を持つことになる。 世界の海洋は、人類が大気中に放出する余分な熱の約90%を吸収している。海水温が上がるところに高温の日が続けば、冷める間もなく海水温は徐々に上昇していく。そういうことが今地球上に起こっているということ。*RCP2.6シナリオ。21世紀末(2081-2100年)の世界の平均気温が、工業化以前と比べて0.9~2.3℃上昇する可能性が高いことから、本予測では「2℃上昇シナリオ」としている。これは、パリ協定の2℃目標が達成された世界であり得る気候の状態に相当する。*RCP8.5シナリオ。21世紀末(2081-2100年)の世界の平均気温が、工業化以前と比べて3.2~5.4℃上昇する可能性が高いことから、本予測では「4℃上昇シナリオ」としている。これは、追加的な緩和策を取らなかった世界であり得る気候の状態に相当する。 巨大なハリケーンや台風が発生する可能性がある。海水温が上昇することで水蒸気が発生しやすくなり、台風のエネルギー源がより多く供給されるからだ。また、陸上の氷河や氷床の氷が溶け出して海に流れ込むために、海面の上昇を招く。 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)で、1901年から2010年の約100年間で世界の海面は19㎝上昇していると報告されています。 現在、想定外の速さで海面上昇がさらに進んでおり、2100年には最大で110㎝も海面上昇するとしている。日本の海岸の砂浜はほほ無くなってしまう。いやはや恐ろしいことだ。 それにも増して、気温上昇の要素にもなるので、ますます暑い日(猛暑日)が増えていく可能性がある。 世界気象機関(WMO)は、 「エルニーニョ現象が通常、気温にもっとも大きな影響を与えることを考慮すると、地球の気温がピークに達した後の2024年が最も暑い年になる可能性がある。」と報じている。早くも浪花茨の莟が膨らんでいる。 北は亜寒帯から南は亜熱帯まで、さまざまな気候区分に属している日本。毎年の様にどこかの市が最高気温を更新している現状からすれば、もはやこれらの区分から「亜」が抜けて「温帯から熱帯」になりつつあるようだ。
2024.04.04
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♪ 花に雨。さよならだけが人生と胸の中までびしょ濡れにする 息子の家のブロック塀がかなり傷んでいて、中の鉄筋が腐食のため膨張してひびが入っている。あとどのぐらい持つのか分からず、いつ何が起こるか分からないので気になっている。 地震さえなければ大丈夫な気もするが、5段積み+2段とその量が多いのでどの程度の地震まで耐えることができるのかも分からない。 内側は5段+装飾1段 タテにヒビが入っている部分もあるし、補強の支えの部分の上部が分離してしまっている。ECCジュニア教室は3月末で終了している。 庭がかさ上げしてあって、外側は土台の上から7段(+1段)積んである。しかし傷んでいるのは上の2段(+1段)だけだ。 横に30個ほど積まれているので、39cm×30=11mほど。高さは19cm×8=152㎝+α 土台はしっかりしている。 上から3段(+1段)だけ取り去ってしまえば大丈夫かもしれない。ブロックを鉄筋ごとカットできればいいわけだ。そのブロックの上に柵を取り付けられればいい。出来なければ、ちょっと格好は悪いがブロックの内側に設置すればいいだけのこと。★ 隣接する場所が、今は空き地なので作業をするには好都合。「今のうちにやった方が良いぞ」と息子にハッパをかけていた。取りあえず業者に見積もりを出してもらうことだ。 最初は全部を取り壊して1からやり直すことを想定していたが、この程度で済めばそんなに費用ははかからないだろう。しかし、リフォームというのは手間がかかるもの。どんな数字が出されるのか。 資金は出してやれないが無利子で貸してあげると言ってある。自分たちもこの家を買う時、義母が口座を作って預金しそれを担保に金を借り、無利子で返済していた経験がある。今とは金利が違うのでどうなるか分からない。★ 家を一軒持つということは大変なこと。日本はとにかく持ち家の文化が定着している。新婚さんでも長期ローンを組んで新築の家に住んでいる。一生を家のローンに拘束され、気楽にのほほんとはしてはいられない。所有と賃貸の志向国土交通省 令和2年度「土地問題に関する国民の意識調査」より持ち家への意識は低下傾向にあるものの、依然として高い。 車を2台所有して借金と諸々の経費を賄うために働かざるを得ない。それを維持するために利便性を追ってますます経費が掛かり、ますます忙しくなる。1歳から保育所に子供を預け、子育ても面倒くさいと思う時代だ。 すぐ前の新婚さんは、今日が引っ越しの予定と聞いていたがあいにくの雨。セントラルヒーティングで1年中同じ室温で生活できるという最新設備の新築だ。先日はピアノが運び込まれていた。気密性のある家なので音もあまり漏れないのだろう。 最近はめったに弾かないカミさんだが、たまに弾く時は隣近所に遠慮して「弱音ペダル」を使って弾いている。以前ほど意欲的ではなくなっているので、私としては寂しい限り。
2024.04.03
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♪ 使うほどかがやきを増す肉体を楽と便利が錆びさせゆく 中4日も空いてしまったウォーキング。強風が吹くのを承知で午後1時半ごろ家を出た。漠然と自然の残っている佐布里池の周辺へ行ってみよう。モミジの寄せ植え盆栽に景色として添える石を拾うのも目的の一つでもあった。本来なら山岳地に行って探すのが筋だろうが、今すぐにほしいので近場で何とかしたい。 山岳地帯でもない知多半島にそういうものが有るのかどうか。海や河原にあるツルツルした石でなく、かといってあまりシャープでもない石がほしい。そんな都合のいい石がそこらにあるはずもないが、ウォーキングも目的なので手に入らなくても構わない。☆ 山桜系の白い桜がぽつんと一本咲いていたりする。日本には自生するサクラ属が10か11種の野生種があってヤマザクラはその一つ。日本の固有種で、山地に植生する野生のサクラを総称してヤマザクラ(山桜)と呼び、白山桜とも呼ばれる。 ヤマザクラの花は赤味を帯びた新芽の芽吹きと同時に開花し、花色は白色から淡紅色。樹種によっては花色に濃淡があるらしい。花が真っ白ならばオオヤマザクラかもしれない。 吉野に向かう途中の山にたくさん咲いていたあれと同じものか。鳥が運んだ種から生えて育っていったものだろう。クリックで拡大。 我が庭に芽を出した桜らしきもの。どんな花が咲くのかが知りたくて鉢に移して育てている。たぶん山桜系のものだろう。だとすると、発芽してから花が咲くまでに早くて5年、長くて10年以上、寒冷地ではさらに遅くなることもあるとか。 すでに3回は鉢を植え替えているので5~6年になる。一昨年は幹を切り戻して、あまり大きくならないようにしてある。若葉を出してはいるが花が咲く気配はない。今後どうなっていくのか楽しみだ。☆ ソメイヨシノが咲いているところはまだ少なく、一部で満開の木もあったがほとんどがチラホラというところ。パークロードもまだだった。石を持って帰ることを考えると荷物は少ない方が良いので、スマホは持たずに出たので写真が撮れない。 知らない道に入って行き止まりだったり、まったく違う方向に逸れて行ったり、大回りになったりするも、まあ歩くのが目的なので一向にかまわない。行き当たりばったりで、脇道に入って行き止まりだったのが数度。歩いた距離は約15㎞くらいか。 石が見つかりそうなところもない。地質が分かる地図でも調べておかないととても無理だ。鶯の声を聴き、見知らぬ鳥の姿をながめながら歩く。それにしても風が強い。吹きさらしのところへ出ると、押しも出される感じ。竹林がものすごい音を立ててざわめいている。佐布里池もささくれたった波が狂ったように押し寄せている。ただ、気温は高く風さえ当たらなければ、春そのもの。 山の中に庭石の保管場所らしきものが有り、その大石の間に紛れ込んでいる小さな石を物色。そこそこのサイズの石があったが、鉢に添えるにはちょっと大きすぎる。でも、他で見つかりそうもない。半分に割ればなんとか使えるかもしれない。これをちょっと頂いて、持ち帰ることに。 タガネがあるのでなんとかなるだろう。半分でなくとも割ることができれば、小さくいのでも使えるかもしれない。 一応は目的を果たしたものの、石ってけっこう重い。この量でもエコバッグに入れるとずっしりと腕に堪える。石をゲットしてから家まで5km以上ある。別の日に改めて車で取りに来るという手もあるが、ここは脚力強化のチャンス。なんとか持ち帰ってやろうと決めた。 かなり重い。リュックなら楽だが手提げ袋では何とも辛い。片腕に負担がかかるので両手で持って肩に担いでみたりする。重さがどのくらいなのか、鉄アレイの重さを基準に頭で測ってみると4㎏ぐらいか。☆ やっとこさ帰り着いて、歩数計を見ると21,000歩ほどあった。いつもより多い上に4㎏の荷物を持って5kmを歩き、けっこう疲れた。登山とか山歩きするのならこんなもんじゃ済まない。いい実体験が出来たというもの。 で、石の重さを測ってみると、4.1㎏と出た。予想通り。人間て、けっこうそういうものに勘が働く。距離でも100m、1kmとかを基準にして大体分かるし、時間だってそうだ。 ぐっすり寝られてトイレにも起きず、5時半にスッキリ目覚めて快調そのもの。どこかに筋肉痛が出るかと思ったがそんなこともなく、いい塩梅だ。
2024.04.02
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♪ お花見を口実にして春宴の酒とだんごの日本列島 図らずも7家族が集うことになった昨日のお花見。薄日の射す絶好のお花見日よりとなった。晴れ男を自認する私としては大満足。 期待していた桜は1本だけがチラホラで、他はまったくその気配さえなかった。でも、お花見を口実にして仲間が集まり、交流して親睦を深めるというこの日本の習慣は素晴らしいと思う。 今回は4家族が子ども連れ。6人の子どもが動き回るので、親たちはゆっくり食べたりおしゃべりができない。あっちの方へ、勝手に歩いてしまう子がいたりもするので目が離せない。 車はめったに通らないので危険な場所でもないが、親たちはずいぶん几帳面に「そっちはダメ。」「そこはあぶない。」と声をかけていた。1本だけ咲いている桜の下に陣取って・・。 場所が「ちびっこ広場」というだけあって、ベンチがあったり滑り台があったりする。隣の家同士でサッカーのまねごとをしたり、親子が動き回って忙しく、親睦するにはもってこいだ。 他には誰もおらず、貸し切りの独り占め状態。場所取りも必要ないし、家の目の前なので何かと都合がいい。 花より団子の親睦会。呑み助の私は「花よりお酒」といきたいところだが、酒が飲める人が少なく皆さんとても静か。また、子どもが居るとどうしても子供中心になってしまう。 “子どもがいない人にとって、少しばかり疎外感が” と思うのは、盃をやり取りする相手がいない私の思い過ごしか。 言い出しっぺの私がではあるが、出しゃばったり指図や口出しはしない。しかし、みんなからの提案や希望などがないのはちょっと・・。若い人ばかりので、我が夫婦は “若い芽の芝生に生えた雑草” みたいな存在か。 でも皆さん、喜んで参加してくれて文句も言わず、仲良く歓談して楽しそうだった。子どもたちも歳が近いこともあって楽しい一日だったようだ。人数が増えると気持ちが分散して、まとまりに欠けるきらいがある。大人11人、子ども6人の計17人。これくらいが限度だろう。 最期は心なしか花の数が増えていたような気がする。満開まではまだ間がありそうだ。気の合いそうなご主人に「我が家で飲み直し、ゆっくり話をしませんか」とさそったところ、快く応じてくれた。 ちょっと特殊な職業の彼は、聞く耳を持った大らか人物。話が弾んで、気づけば夜も10時を過ぎていた。奥さんから電話もあって、お花見二次会のお開きとなった。
2024.04.01
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