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♪ 大空にひらく多彩なページェント劇団「雲」に魅せられている もらった柿が美味しくないので「焼き柿」にして食べてみようと、さっそく試みた。見た目は美味しそうなんだけど・・。 へたの部分をカットして切り込みを入れてやる。甘みが少ないので砂糖(白砂糖がないので三温糖)を乗せた。トースターで15分ほど焼いてみたが、まだ硬いし美味しくもない。 それで、次はレンジで加熱してからオーブントースターで焼くことにした。電子レンジで750Wで2分加熱し、砂糖を乗せた。 ちゃんとしたオーブンじゃないので、途中で一旦停止して温度を下げ、また加熱するというのはどうにも具合が悪い。正味8分ぐらいだったかな。 加熱すると甘みが増すというが、もともと甘味の少ないものはそんなことをしてもダメのようだ。砂糖の甘味だけに頼ることになり、そうまでしても大して旨いものにはならなかった。 食べられるようにはなったものの、手間をかけただけの効果がない。柿は風邪の予防にもいいし栄養価も高い。捨てるのは勿体ないので、幾つか干し柿にしようと思う。 風邪も治ったことだし、前回のウォーキングから一週間も間が空いてしまっている。いい天気になったので夕方、足慣らしを兼ねてクラウドウォッチングに出かけた。 なんだか二層構造になっていて不穏な空だ。 南東の方角から椋鳥らしき群れが次々とやってくる。以前、近くの鉄塔に集まっていたことがあったが、最近はどこか違う場所に塒があるようだ。 昔、木曽三川の何処か忘れたが、ムクドリの大集団に出くわしたことがある。四方八方から群れとなって集まってくる何千羽、何万羽かの鳥。その様子は壮観そのもの。鳥はどうやってその情報交換をしているのか、不思議でならなかった。 南の海上には台風と前線があり、空は相変わらず不安定のまま。刻々と姿を変えていく。雲のない空なんてくそ真面目な人みたいで変わり映えせず、ちっとも面白くない。 空は人間社会をシンボライズしているごとく、いろいろあった方が面白い。 地平近くに雲が無ければ真っ赤な夕焼けが見られるがこの日は西の空に雲がかかって、まともに夕陽を見られなかった。 夕日に間に合うようにと速歩で名古屋港(横須賀)まで歩き、帰りも速歩で。最後はちょっと腿が疲れて、往復6,600歩ほど。 あとはLPレコードなど聴きながら、ちょっとアルコールを・・。
2024.10.31
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♪ 霜降の冷たき雨の上がりたる空に消えゆく感冒のかげ まだ鼻水や咳が少し出る。よく考えたら風を発症したのは月曜日で、今日で3日目となる。原因が日曜日に昼食した店のクーラーが聞き過ぎていたことにあって、その夜になんだか風邪を引きような予感がしていた。 それでつい、その日を1日目と数えていたが正確には月曜日なので、まだスッキリしないのも当然だ。 薬などは飲まない主義で、自然治癒力に任せている。今日は暖かい日になりそうなので、午後には生気を取り戻せそうだ。エッセー集 町田康などを読んで過ごせば風邪なんかどかにいっちまう。彼は相当な読書家らしく、小学5年生の時に「国盗り物語」を百回以上読んだという。彼の小説(文章)には色んな作家のエッセンスが入り混じっているように思う。司馬遼太郎、筒井康隆、坂口安吾、泉鏡花、浪曲、浄瑠璃などなど。 何かを表現するのに必要とあらば何でもする、常識破りを厭わない潔さ。その小説は頭の中を掻きまわし、台風が熱水と冷水を中和するごとくに読後の頭を爽快にしくれる。 友達が「今年は柿がたくさん生ってよう」といって、たくさんの次郎柿を持ってきてくれた。その重さ2.3㎏。しかし、食べてみたが甘みがない。色づいていないわけじゃないのでとるのが早すぎたわけでもなさそうだ。 甘柿なのに甘みがないのはどうしたわけか。やはり異常高温の気候のせいなのだろう。「米」は気温が高かった割に雨も多かったので、昨年と同じ水準の収穫量らしい。柿は昨年、裏年だったらしく不作だった。今年はたくさん生って当然だったのかも知れないが・・・。 大量の柿。美味しければ隣近所におすそ分けするのだが、どうにも気が進まない。 そこで思いついたのが「焼き柿」。レンジでチンして食べるのだ。リンゴのように焼けば甘みも増して旨くなるはず。 柿を加熱することで、アミノ酸のGABAは3倍!シトルリンは2倍も増加するそうだ。GABAはストレスを軽減したり血圧を下げることで特保認定されている成分だし、シトルリンは血管を拡張させ、血管をしなやかにしたり血流改善に役立つ、活力アップの成分だそうだ。 柿のタンニンは抗酸化作用や抗ウィルスなど、アンチエイジングや感染予防・がん予防に有効とか。ビタミンCやβ-カロテンが豊富に含まれ、美肌効果や免疫力を高めるのに役立つんだとか。「柿が赤くなると医者が青くなる」なんて言う言葉があって、柿の薬効は昔から知られていたようだ。管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン ①よく洗った柿のヘタ部分を切り落とす。 ②柿に切り込みを入れる。 ③アルミホイルにのせて、トースターや魚焼き機で15分焼いたら完成! ★バターをのせたり血流改善に有効なシナモンを振ると、美味しさと栄養の相乗効果に。 この柿の場合、あればハチミツを無ければサトウを振りかけると良さそうだ。 試して美味しければ、レシピを添えてお裾分けも出来る。いくら何でも自分一人で食べるわけにはいかない。「柿を食べ過ぎると胃に石ができる」 柿の渋みの主成分・シブオール(タンニンの一種)が胃の中で酸などと合わさり、周りの食物繊維などを巻き込んで石ができる病気で「柿胃石症」という。 その柿胃石が胃の出口をふさいだりすると、腹痛、膨満感、吐き気、嘔吐などの症状が出て、胃の中でできた石が腸に流れて詰まると、腸閉塞になる。 実際、義兄(80歳)が渋柿を日光に当てて渋を抜いたものを、連日、旨い旨いとパクパク食べてこの罠に落ちてしまった。糞詰まりで大変苦しんだ挙句、腸閉塞となって入院した。 大体1日1個か2個くらいが目安。年齢とともに胃酸の分泌が少なくなるので、高齢者はとくに注意が必要。 もし便秘になったら炭酸飲料の「コーラ」を飲むといいらしい。実際の医療現場で「コーラ療法」として柿胃石の治療に用いられているとか。コーラの成分の炭酸が石の中に入り込み、石がだんだん小さく溶けていく。数日様子を見て、痛みや症状が取れなければ内視鏡での処置が検討される。(中日新聞 LINKED通信)
2024.10.30
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♪ 文章を書く気にならずゆっくりと三十一文字に置きゆくことのは 久し振りに「風邪症候群」「感冒」「急性上気道炎」などと呼ばれるものに罹って、今日が3日目。3日目がピークのようなので、ようやく普通の人に戻れそうだ。 長々と文章を書く気にもならず、かと言って載せる写真もない。短歌を詠んでみようかなと、スッキリしない頭と体に相談し、ぼつぼつ指折り数えていくことにする。♪ 久々に風邪などひいて活動を止めてしまったなずきが重い♪ ぼんやりと呆けるごとくおる我とアランの日々が重なってくる♪ 液体の湧き出てくるを止められず鼻はティッシュを濡らしつづける♪ しわぶきに吐息かさねてその合間くっさめくっさめする午後3時♪ 七度三分たったこれだけ老人は意気も気力も削がれておりぬ♪ こんなものスキーに行けば治りしを思えば悔し青春杳か♪ 肺炎も経験してるこの年よ風邪をひくのも不思議じゃないか♪ 読書などする気にならぬ夜十時町田康なら読める気がする 寝室から眺める日没ごろの景色。特急電車が通り過ぎてゆくのを、自分が自分じゃないような、まったく機能しない頭で眺めていた。
2024.10.29
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♪ 一票の重さを言われ一人(いちにん)の軽さを思う開票速報「衆議院選挙」自・ 公明 過半数割る 予想通りの結果となった。私も希望した通りで、投票した人は当選し、政党も議席を伸ばした。 与党が過半数を割り込むのは、民主党政権が誕生した15年前の2009年以来。 NHK選挙サイトより転載させていただきます(2024年10月28日 7時43分)。すべてクリックで拡大できます。 「愛知8区」(半田市、常滑市、東海市、知多市、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊)の結果 ★伴野115,282 伊藤95,844 古川20,799 伊藤は、比例代表の東海ブロックでかろうじて拾われた。 せっかく総理大臣になったのに、どさくさ紛れに解散なんかするもんだからこんなことになる。「たなぼた」の重みで底が抜けた重箱みたい。 「言語悉く不一致」ではどうしようもない。それにしても自民党最悪の状況の時によくもまあ総理になったものだ。 ばばクジを引いて、野党とのやり取りはもちろんのこと、党内の反目勢力とも戦わなくてはならない。宝塚のような迷宮で泥どろの足を引っ張り合っている。狸山の自称・大将たちが、俺が俺がと喚きたてて大騒ぎし、その挙句の体たらく。 骨粗しょう症に罹っているか、あるいは白アリに食われた竹材で出来ているようなもの。 あまり信頼できないし、信用も出来ない。★ 公明党は、石井啓一代表が落選。9月代表になったばかりで、比例選から埼玉14区に転出し、事実上の「落下傘候補」として選挙戦に臨んだがあえなく撃沈。「常勝関西」と呼ばれる大阪では4小選挙区で全敗した。 支持母体である創価学会は、池田大作死去の後、会員の高齢化もあって組織の弱体化が進んでいる。今、政治離れと同時に宗教離れも起きていて、安倍晋三元首相銃撃事件以降「日本の政治は特定宗教団体の強い影響下にあるのではないか」という疑念をいだく人も多い。 今回のこの代表落選は、公明党に依存することは難しくなっていることを物語っているように思う。他の野党(保守党、国民民主党、日本維新の会など)と連携あるいは連立していくようになるのかもしれない。 過半数割れになって、自民党は傍若無人なふるまいはできなくなるわけで、野党もしっかりとした政策協議に本腰を入れてほしいものだ。 野党同士もいつまでも反目しあっていないで、国民の目線で柔軟に歩み寄りながら大局的な仕事をしてもらいたい。国内は難問山積で、いつまでも自民党の瑕疵をとがめ続けるのは止めて、政策論議を活発化させてほしい。 もしかしそれが出来ないので、目先の相手の弱点を攻撃することで日銭を稼いでいるんじゃないだろう? 今の縦割り行政をいつまでも続けていては、世界から取り残されていくばかりだ。改革すべきことは山ほどある。「ぼけーッとしてるんじゃねえよ!!」ってチコちゃんに怒られるぜぇ。 3年連続で順位を落とし過去最低を更新している。「政府の効率性」などは42位。インデネシアやマレーシアよりも低い有様だ。
2024.10.28
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♪ 人工の自然の中に乾坤は日々に変化をしのばせてくる 10月も下旬ともなれば、天気が悪いとさすがに肌寒い。猫はソファーに乗るにも座布団を欲しがっている。 夕べのアラン。私の就寝と同時にベッドにやってきてた。そのままずっと一緒に寝ていたが、夜中の何時ごろか、急に布団の中に潜り込んで来た。 今は2枚重ねに出来る羽毛ふとんを1枚だけ使っている。ずっと17~18℃ほどあったようで、私も時々足を出したりしていたくらいだ。まさか潜り込んでくるとは。 ちょっと気温が高めだったので掛け布団をずらして、敷布団の上で寝るようにしてやったのが良くなかったようだ。 室内飼いのネコの幸せを保つための15のアドバイスを、米国の獣医学者であるAndrea Harvey氏とRichard Malik氏が挙げている。「ネコの幸せを保つ15のヒント」◆01:ネコ用トイレの猫砂はできれば土に近いタイプがいい。1日に2回は糞便や尿で汚れた砂をすくって捨て、トイレのトレーは1週間に1回交換する。 また、飼っているネコ1匹につき1個のネコ用トイレを設置した上で、さらに屋内の静かな場所にもう1つ余分なトイレを設置する。そして、一方のトイレは周囲を囲って見えないようにして、もう一方のトイレは囲いをなくして開放的にするなど、ネコがトイレをする場所に多様な選択肢があるといい。◆02:ネコが気に入っている毛づくろいブラシを使って定期的に毛づくろいする。マッサージのような心地よさをネコに提供できる。◆03:たまにはネコ用の生肉を使ったエサを与える。ネコがよく肉をかんで歯茎のマッサージになるほか、ネコの所有欲を満たすことができる。 一部のネコは生肉を食べる前に生肉を叩きつけ、まるで獲物を殺すような仕草も見せるとのこと。◆04:ネコは水平方向よりも垂直方向のスペースが重要。はしごやキャットタワーを設置する。ネコが冷蔵庫などの家具やタワーの上に登ることが可能な状態にする。◆05:ネコは窓から外を眺めることが好き。窓の近くまで近寄れるようにしておく。◆06:ネコは安全で隔離された複数の場所を好む。柔らかいブランケットの入ったネコ用のかまくらやバスケットを、さまざまな場所に設置する。できれば、それぞれのバスケットは高さが異なる位置にあるといい。◆07:ネコは暖かい場所を好む。ネコ用のバスケットを日当たりがいい場所に設置したり、ヒーターの近くに設置したりする。◆08:ネコの安全を確保する。窓にはネコが通過できない網戸をしっかりと設けて、2階以上の高さから落下してケガをしないようにする。また、ネコが勝手に外へ出ないように、ドアにはオートロック機能を付けておく。◆09:ネコ用の爪とぎタワーを用意する。ネコの「爪をとぎたい」という欲求を満たす。◆10:柵などで囲った遊び場所を庭などに設ける。室内飼いのネコが安全に屋外で運動できるようにする。◆11:一緒に飼うネコの数は1匹か2匹が好ましい。3匹以上のネコを一緒に飼うとケンカして健康上の問題が出る可能性があるため。1匹だと飼い主がいない時に寂しいため、できれば同じ親から生まれた2匹が理想的。◆12:ネコが楽しんで運動できるようにする。エクササイズ用の小さなボールなどを用意して一緒に遊ぶ。◆13:エサを食べる時の工夫が必要。野生での捕食行動を再現する「パズルフィーダー」を使い、エサを食べる際に楽しみを提供する。◆14:1日に数回はネコと一緒になって遊ぶ。飼いネコのために自分の時間を割いてやる。◆15:「ネコを楽しませるためのムービー」を見せてネコを楽しませる。鳥や魚などの映像を眺めることが好きなネコのため。 これら全部を満たす必要はないと思うが、大体みんなやられていることばかりでしょう。 ◆09は、我が家では手作りのキャットピラーを設けてあり、木登り、爪とぎ、筋トレ、ストレス発散などに役に立っている。 竹を切ってきて、木綿のロープを巻き付けてあるもので、それはそれは喜んでよじ登っている。 今、「猫は室内で飼いましょう」というのが社会のコンセンサスになっているようです。しかし、野良の保護猫はそうはいかない。どうしても外へ出たがるし、トイレも外でする方が好きだ。 我が家の今までの飼い猫すべて、捨て猫あるいは迷い猫なので外と内を自由に行き来できるようにしてあげるのが必須のこと。それが一番猫のためになる。 猫によっては自分で戸を開けて出入りするが、アランはそれが出来ないので、猫用出入り口が設けてある。 それなのに、夜中に2階の窓から「入れてくれ~」と鳴くのには閉口する。 真暗い中、この階段を上がって来るのが嫌なのだろう。 車のボンネットから屋根に乗り、そこから1階の庇へ乗り移ってくる。そして網戸に爪をたてながら鳴いている。変な時間に起こされるとその後、なかなか寝付かれずに困ったりする。
2024.10.27
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♪ あからひく朝にひろぐるたなごころ夢やぶりゆく選挙の連呼 「言葉果つるところに言葉が生まれる」それが歌だと人の言う。短歌詠みませ、歌うたいませ。 言葉には魂が宿るとよく言われます。言葉は単なる情報伝達のためだけのものではなく、精神性を伴って魂に訴えかけてくる。 それを使い捨てカイロのように消耗品のごとく扱っている。言葉を蔑ろにするものは、必ずそのしっぺ返しを受けることになる。 言い放って責任を足らない政治家は、何かあっても謝れば済むと思っている。最近の自民党をこんな魂の抜けた政党にしてしまったのは、安倍総理が実権を握ってからのこと。 指導的立場で見本であるべき最高指導者が、尊大な態度で言葉を自分の都合のいいように使いまわし、穢し蔑ろにした。 その結果、刃となってブーメランのように戻って来て、あの悍ましい末路。自分で自分を殺めたということ。 行動、精神、思考、思想すべてにおいて言葉がそれを司っている。全てが言語によって成り立っているし、言語を信じているからこそ人間が人間でいられる。言葉が持つ力は何よりも強い。 人間は思考する。言語があるからこそそれができる。思考を止めてしまえば言語も死に絶える。「思考と言語と生」は一体のものである。 言葉が時代によって変わっていくのは必然のことで、文化や生活そのものが変われば価値観も変わる。言葉も変わっていくのは当然のこと。だからと言って言葉を蔑ろに出来るはずがない。 言葉が弱くなり意味が薄くなるような世界は、もう人が住む環境ではなくなったと言える。「パンセ」が無くなれば、もう人とも呼べなくなる。「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もか弱いもの、しかしそれは考える葦だ。人間を押しつぶすのに宇宙全体が武装する必要はない。一吹きの蒸気、一滴の水だけで人間を殺すのには十分だ。しかし宇宙に押しつぶされようとも、人間は自分を殺すものよりさらに貴い。人間は自分が死ぬこと、宇宙が自分より優位にあることを知っているのだから。宇宙はそんなことは何も知らない。 こうして私たちの尊厳の根拠はすべて考えることのうちにある。私たちの頼みの綱はそこにあり、空間と時間のうちにはない。空間も時間も、私たちが満たすことはできないのだから。 だからよく考えるように努めよう。ここに道徳の原理がある。」台風21号予想進路22日の段階では、アメリカ環境予測センターだけがマークしていた。まさか発達してこうして日本に影響を及ぼすようになるとは。上陸するころには衰えて熱低になるようだが・・ 台風21号の北上前から本州付近には秋雨前線が停滞する予想。台風が北上した場合は台風と前線の雲がまとまるような形になって、広い範囲で雨が強まるおそれがある。台風の進路によって影響が大きく変化することになり、要注意のようです。
2024.10.26
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♪ 単身の勇気を思うながたびのとちゅうなりしや蜜をすう君「佐布里緑と花のふれあい公園」フジバカマ アサギマダラが1頭やって来ていた。 蝶は頭と数える。その理由には諸説あるようです。Wikipediaより 中4日空いていそいそとウォーキングへ。天気はどんよりしている。午後2時20分に家を出て、今回も佐布里池方面へ。パークロードへ出て、西の太陽に挨拶しようとするも・・ ハイテクとローテクが混ざり合う。 この日もコグニクラブの活動日だったらしい。フジバカマのある所に集まっていた。 運よくアサギマダラを見ることができた。 佐布里池を眺めつつ、橋を渡って池の裏側へ回る。先日歩いた散策路があの送電線の下にある。 遠く鈴鹿の山並みが見える。 オニグルミの実が生っていた。落ちている実は小さく、食用にはならないようだ。 朝倉団地まで戻ってきて、地域で可愛がっている猫がちょうど餌をもらう時間だったようだ。1匹は兄弟で1歳だという。もう一匹まだ来ていないが、母親がいるらしい。 ボランティアとして世話をしているご婦人は、家で飼う気にはならないけど可愛いので活動しているのだとか。 寿命は15年前後はあるので、団地は高齢化が進んでいるので後継者が問題になって来る。 この日、右の大殿筋に少し痛みがあったが歩いている内に治ってしまった。ごそごそとした中腰の作業で筋肉が凝っていたのだろう。そういう時は使った方が早く治るということを再認識した次第。 5時半ごろ帰着したので3時間の逍遥だ。歩数は16,600歩ほど。最初は疲れている感じがあったものの小さな坂も駆け上がったし、まあまあだ。 午前中に、元気がなくなっていた山紫陽花の鉢を何とかしようと思い、鉢の土替えを試みた。いざ抜いてみると・・。 案の定、カナブン系の幼虫がゾロドロと出て来た。その数、大合わせて小24匹。こいつらが根っこを喰い荒らしていたわけだ。 シュウメイギクも折角つぼみが出来て喜んでいたのに、萎んでしまった。こちらも何故か元気がない。こっちは地植えしてあるので問題は別にあるようだ。根元を見ると白いカビのようなものが見える。 なんだかわからないが、取りあえず掘り上げて消毒をし、新しい培養土を使って鉢に植え付けておいた。どうなることやら。
2024.10.25
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♪ 須臾の間の自己表現に見とれおる承認欲求は私にも有る精進湖からの富士山。久し振りに晴れて、端正な姿を無風の湖面に映している。 昨日は一日中曇りでどんよりとした空が広がっていた。夕方になってコンビニへ行こうと外に出ると、夕陽が雲を染めている。これを逃してなるものかと、急いでスマホを取りに戻る。雲フェチの私だ。久し振りの夕焼け写真が撮れると思うと嬉しくてしょうがない。 雲は案外少なくて、ちょっと拍子抜け。遠く西の空には積乱雲のようなのがモコモコと立ち上がっているのが僅かに見える。 タイミングが少し遅かったようで、夕焼け色が弱い。 目の覚めるような夕焼けでもなく何の変哲もない空だけれど、多様な姿を見せながら微妙に変化していく空を見ていると、なぜか心が満たされていく。 夕陽の見せる怪しき須臾(しゅゆ)の間。一日の、この瞬間だけの輝きでもある。 空がモノクロの世界に変わりはじめたので、その足でコンビニへ。目線や立ち位置を少し変えるだけで空の景色が変わる。 水のようにどんな状況にも柔軟に、雲のように自由にふわふわと生きて行きたい。 変幻自在、自由気ままに、"あんな風に生きていけたらなぁ" という思いがあって、それが雲を好きな理由なのかもしれない。 風が出てきたようでさざ波が立っている。もやがかかっているのか、空が白っぽい。 台風20号の影響もあって、スッキリしない日が続きそうだ。
2024.10.24
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♪ 高齢の有閑マダムと二時間の時を止めおる帆季カフェテラス 未明にかなりの雨が降った。相変わらず天気が不安定で秋らしい天気がやって来ない。 22日、九州では断続的に雨が降り続き、宮崎県では「線状降水帯」が発生し「記録的短時間大雨情報」の発表。明日23日の日中は近畿から北海道まで断続的に雨が降り、局地的に激しい雨や雷雨。風も強まり、荒天の恐れとなる。 この時期にまだこういう状況が生まれるのは、相変わらず気温が高く、水温も高い状態が続いているためらしい。海面水温北太平洋はまだ30℃もある。海面水温平年差日本近海は平年よりかなり高い。 まだ海は夏のままだ。水の温度は簡単には下がらないという性質のうえに、連日の高温で冬眠できない熊みたいになっている。台風20号発生ベンガル湾にはサイクロンが発生している。また、米国国立環境予測センターは台風21号の発生を予測している(大して発達はしない模様)。(クリック拡大) 20号もかなり複雑な動きをするようで、予測コースのラインが折り重なっている。南シナ海まで進んで向きを東に変え、その後温帯低気圧となって日本列島に影響を与える可能性がありそうだとの予測も。 昨日も用事があって短歌の会のリーダとHOKIカフェテラスで待ち合わせ。平日の2時ごろだというのに満席で、待たされるなんて思いもしなかった。30分ほど待っただろうか。席に着いて珈琲を飲み始めたところへ、彼の人もちょっと遅れてやって来た。高い位置に見慣れない、変わった配管が・・ ケーキを食べたいというので「ここのは大きいので食べきれないかもしれませんよ。先日、カミさんが友達ときてケーキを注文したのは良いが、食べきれなかったと言ってました。」 それでもいいと「マロンショートケーキ」1つ注文。 運ばれて来たのがやっぱり大きい。ウェーターに半分に切ってほしいと頼み、1つの皿に切り分けたものを持ってきたが、二人で食べるのでと皿をもう一枚持ってきてもらった。それで、切ったケーキの半分を皿に移すのがむずかしい。で、今度は「お皿に乗せてください」と調理場に持ちかえって乗せてもらったり・・。 “なんとも面倒な客だなぁ” と思われたことだろう。 医者の奥さんで何不自由なく育った有閑マダムに、「田舎町では何でも量が多くないとダメなんです。大きいことが良いことなんですよ」と説明する。 「そうなの?」とか言いながら、一応納得したようなしないような・・。 おしゃべりが始り、食べる暇もないくらいの話し好き。マロンクリームがたっぷり乗って美味しかったが、半分のケーキがなかなかなくならない。 私も栗が大好きなので美味しかったが、半分でちょうどいい量だ。 皿を下げに来たので、「やっぱり半分でちょうどよかったね。」「年寄りの私たちには大きすぎるけど、ここは若い人が多いのでその大きさが人気なんでしょう?」笑みを浮かべながら、「そうなんですよ。」と、さもありなんの返事。 馬場あきこ氏(1928年・昭和3年1月生まれ)とはとても気が合うらしく、性格もよく似ているようだ。「かりん」の裏話がしたいようだったが、本人も話すの少し気が引けたのか、なんとか自重。他にいくらでも話すことがある。私ともよく気が合うと思ってくれていて、普段話せないことが話せるのでとても楽しいらしい。 歌を始めるきっかけはひょんなことから、短歌研究会「さわらび」を立ち上げた高齢の女性(安藤さん)に "メンバーが足りないので名前だけでもいいから入会してほしい" と「かりん」に入会を頼まれたんだとか。それが50代で、短歌など全く興味がなかったというから面白い。 「さわらび」を受け継いでから以降、馬場あきこ氏の夫君「岩田正氏」が毎年1回の講演を続けてきて、氏が亡くなってからは馬場あきこ氏が来てくれていたらしい。そんな歴史のある短歌の会だがコロナ禍でそれも途絶えてしまい、今は高齢化もあり細々と続いている状態だ。 私も無口のくせに話し好きなので、貴重な話が聞けるので楽しくお相手をしている。高齢の有閑マダムと話しをする機会など過去にもなかったし、未来にも無いだろう。もちろん短歌についての話しもいろいろし、いい勉強になりました。 80過ぎと75歳の男女が喫茶店で2時間も喋っているというのは、ちょっと異常な風景かも知れない。 ふと周りを見るとお客はパラパラといる程度で、ずいぶん時間が経ったことを思わせる。結局この日も2時間、休みなく話していたことになる。
2024.10.23
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♪ 地味に咲く紫宝花の茎太くして花茎細かり石破新総理こんな具合でしか朝日が拝めないのがちょっと悲しい。これからどんどん左(北)へずれていくのでなお更だ。 空は見えるのに電線が張り巡らされてぶち壊し。電気で生かされているようなものだからしょうがないとはいえ、なんとも無粋なものだねぇ。 もしこれが、黄色や青や紫などのカラフルなケーブルだったどうだろう? 希望の色が選べたりしたら、それはそれで面白いかも知れない。 最近、あちこちを片付けていて、どんどんスッキリしていって楽しい。貧乏性の私は何でも取っておく悪い癖があって、木切れ板きれなどもけっこうため込んでいた。カミさんはその真逆の性格なので、ゴミ袋が一杯になっていく様子を見て喜んでいる。たぶん。 いろいろ捨てたので外の物置が随分すっきりした。もともとは玄関だったところで、北側だし通路に直に接する場所だったので東側に替えた。それで、格好の物入れスペースになったというわけ。 ここの柱は飾りもので取り外せるようになっている。部屋の改造工事の時は外しておくが、その後はどうするかはまだ決めていない。鉋をかけるときれいになるのだが・・。 日曜日に八幡地区だけのクリーンキャンペーンがあり、そのついでに通路の草取りもやった。裏の通路も朝顔の蔓を取っ払ってスッキリ。遠くにアランが。 宮城野萩の影で大きくなった紫宝花を切り戻し。咲いていた花を小さな花生け3つに飾っておいた。 金曜日に2万歩ほど歩き、日曜日はクリーンキャンペーン。庭木の手入れと通路の除草をし、きのうは物置の整理。臀部と腿裏の筋肉を使い少しばかり疲れた。夕方はボケーとして何もする気が起こらない。 そんな時に頭に浮かぶのはただ一つ、“酒だ!酒を飲むのだ!” と、頭に電気が灯った。まとめ買いした赤ワインが、まだ3本あるはず。イタリアワインの「ピエモンテ バルベーラ」DOC 2022年もの。ワイナリー:ウンベルト・フォーレ。 これが結構美味かった。「バルベーラ種は時に酸味が強いものが多くみられるが、このワインは甘味と酸味が綺麗なバランスで作られており、適度な渋みもあって、飲みごたえも感じさせてくれる使い勝手のよいワイン」との説明がある。 まったくその通りで、ミディアムボディで飲みやすく、1,000円台のテーブルワインとしては一級品に違いない。(Rakutenで1,487円+送料598円、ワインショップ・ソムリエ税込1,749円+送料330円)バルベーライタリアの北西に位置するピエモンテ州が原産と言われる黒ブドウ品種。安価なバルベーラは、地元ではデイリーワインとして愛されている。イタリア語のブドウ品種はほとんどが男性名詞であるのに対して、バルベーラは女性名詞で、珍しい存在とか。 ドジャースもメッツに勝ってワールドシリーズ進出を決めた。いい気分でスルスルーと喉に流れ込んでいって、気が付けば90%ほど飲んでしまっていた。 土曜日からヤンキースとの一騎打ちが始まる。
2024.10.22
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♪ ドジャースの大谷よりも国政の行方気になるはずの日曜 日曜日でもやっている期日前(不在者)投票。夕方近くになってふと思いついて、歩いて3分のところにある市庁舎へ投票に行って来た。 表玄関は締まっているので、夜間通用口(休日受付)へ。この時間は当然空いていて、私一人だった。 今回から、不在者投票することになった理由を選択して記入する必要がなくなっている。そりゃそうだ。 愛知8区は、小選挙区候補3人しか立候補しておらず、投票用紙をもらって迷うことなくササッと書いて即終了だ。選択の余地なし。比例区は前回と同じ政党へ入れた。8区の立候補者自民前職の伊藤忠彦(60)、共産新人の古川大暁(35)、立民前職の伴野豊(63)(中日新聞) 外に出ると、入り口に立っていた女性が声を掛けて来た。「NHKのものです、お時間を頂けませんか」。例の出口調査というやつらしい。「知多市でやるのは初めてですか?」「私も初めての経験です」「そうですね、少なくともこの場所でやるのははじめてです」。「今回はとても重要な選挙ですので、調査させていただいてます」。「出口調査の結果が間違っていたりすると大変ですので」・・・ かなりシビアな選挙になるだろう。マスコミ、報道機関もかなり神経質になっているようだ。 タブレットを差し出し「ペンタッチでお願いします」。「私は見るわけにいきませんので」と、画面を向けら、自分は横を向いている。 性別、年齢区分、投票した候補者名、投票した政党名、支持政党の有無、期待する政策、裏金問題を考慮したか否か、石破内閣を支持するか否か、年収、などを項目の中から選択する。 それが終わると反対側にいた女性が、「こちらもお願いします。共同通信です」と言って来た。こっちだけ断るのもどうかと思い、応じることに。 こちらはNHKよりも簡潔で、A4 用紙に質問事項がプリントしてある。該当する項目を指で差すとそれに○を付けていく。内緒も何も無くて記者に全てがあからさまだ。 投票場でも用紙を半分に折ったりはせず、監視員には見えていただろうが、見られたってかまわない。 別に隠すことでもないので、正直に答えてやった。質問事項も簡単で、性別、年齢区分、投票した候補者名、投票した政党名、支持政党の有無、裏金問題を考慮したか否かぐらいのもの。 選挙サンデーということで、朝日新聞もネットや電話で動向調査をしたらしい。その結果が、今朝の1面トップに掲載されていた。 現時点では、 ①自民党、公明党の与党は過半数(233議席)を維持できるか微妙な情勢で、自民は公示前の247議席から50議席程度減る見通し ②立憲民主党は公示前の98議席から大幅増 ③国民民主党、れいわ新選組に勢い――などの情勢となっている。 来週の日曜日。選挙開票速報が面白くなりそうで、とても楽しみだ。 MLBワールドシリーズの日程も確定していて、第1戦は日本時間10月26日(土)、第2戦が日本時間10月27日(日)となっている。27日は選挙投票日と同じ日だ。 どことどこが対戦するかによって、日本人の関心度合いが違ってくる。ア・リーグは、今日ドジャースが勝てばワールドシリーズ進出が決定する。ナ・リーグは、ヤンキースがすでにWS出場を決めている。今現在ドジャースが6:1でリードしている。WS出場はほぼ間違いないだろう。 因に、第三戦以降の日程は次の通り。 日本時間10月29日(火)第3戦 日本時間10月30日(水)第4戦 日本時間10月31日(木)第5戦 日本時間11月2日(土)第6戦 日本時間11月3日(日)第7戦 市役所前の欅などが間もなく紅葉する。一番いい季節だ。 60%の人が必ず選挙に行くと答えている今回の選挙。 今までの国民意識とはかなり違ってきている。 安穏とうまい汁を吸っていたパラサイトのような族は、痛い目に合わないとも限らない。いや、そうならなければいけない。 行楽よりもまず選挙。是非、期日前投票に行ってほしい。地域によって違いがあるのかも知れないが、毎日夜8時まで受け付けている。
2024.10.21
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♪ エサ台にはや山雀(やまがら)の来たる朝婆はいそいそ餌を乗せおり 18日、早くも山雀(やまがら)がエサ台にやって来た。 初めて来たのは2020年10月7日で、メダカの鉢に水浴びにきたもの。それから12月には四十雀やスズメたちと一緒にエサ台に乗るようになった。♪ やまがらの初の飛来は水浴びなり爺は水入りの器を用意 以降、毎年来るようになったが周りの環境が激変して、エサ台の位置も形も変わっている。 とは言っても大きな括りの中では、まだまだ自然が残っている。近辺には相変わらず野鳥がやってきているようだ。♪ 営巣の邪魔をしてくる雀らの好きな粟(あわ)稗(ひえ)やらずにおけず 今年の春まで、目の前の家の工事が行われていて、落ち着かなかった。それでもめげずにやって来ていた。 今年の1月31日 今年の2月9日 今は工事もすべて終わり落ち着いて、ようやく安心して来れるようになっている。やまがらのためにハゼの実も乗せてやった。 今朝は7時前からさっそく2羽の雀がやって来た。稲刈りもほぼ終わっているし、そのうち食べるものがなくなって大勢が押しかけてくるようになるだろう。 目白や尉鶲、四十雀も来るようになるだろう。 ただ問題は、緑地帯が無くなってしまう事。ほぼ決まっていることで、それがどんな風になるのかは分からない、その後のことはまったく想像がつかない。 この緑地帯は野鳥にとっても格好の隠れ場所であり、休息の場でもあるだろう。 現市庁舎の前にも大きな木がたくさん植えられている。これも無くなってしまうのだろう。 「北街区」には「沢山の木を、それもなるべく固めて植えるべきだ」と、設計室室長に私見を伝えてある。今現在、整備計画の具体的内容が固まったところだろう。果たしてどんなものになるのか。 来年4月には駅前の新庁舎工事が始まる(運用は2027年から)のと同時進行で、緑地帯をつぶして職員のための駐車場整備工事が行われることになる。
2024.10.20
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♪ しあわせを足で稼いで息災なりオキシトシンに感謝の一献 17日に名古屋や岐阜7地点で30度を超え、東海地方で30℃以上を観測した7地点は、観測史上最も遅い“真夏日”となった。名古屋で最も遅い真夏日は、30.1℃を観測した1961年10月17日で、それに並ぶ遅い記録となった。 一番いい季節の秋が来ない。秋がないなんて、ニンニクの入っていないペペロンチーノみたいなもの。落葉樹が多いがほとんど色づいていない。ナンキンハゼだけは色付き始めている。 そうは言っても自然界は日照時間で変化するものもあり、気付かないうちにも変わっていく。そんな自然の状態を確かめるためもあって、佐布里池までウォーキングに行って来た。 ①スタート 橋を渡って愛知用水の導水路へ入っていく場所があり、鎖がやってある脇に人が通っている跡があるので行ってみると、こんな誘導案内があった。佐布里池散策路だって、聞いたことがないが取りあえず行ってみることに。ちゃんと整備されている。旨そうなキノコしばらく行くと導水路に出た。右から来て、ここをぐるっとまわって、逆方向の左側を行くようになっている。ノコンギク向こう側の標識に「白沢分水口」とある。右に水路を見ながらゆく苔が美しい臭木に実が付いている。突然田んぼの稲が目に飛び込んで来た。橋があり「公団管理用道路のため一般の通行はできません」との注意書き。森と里の境界らしい。日陰の通路は苔むしている。どんぐりが落ち、森の中を歩いている実感が湧いてくる。 ここまで来て、見たことがある風景だと気が付いた。二年前に死んだピピを荼毘するために斎場へ行った帰り、歩いて戻ることにして入り込んだ道だと。特徴がある場所で見覚えがあるのだ。 その時とは逆のコースをたどっていることになる。その時は、今回の散策道の入り口とは違うところに出た。うすうす気づいてはいたがここへ出るまでは確信がなかった。 ここからは水路を離れて森の中を歩くことになる。鬱蒼として薄暗く、散策道とは言っても女性一人では歩く気はしないだろう。後で「佐布里池散策路」で検索しても案内するものなど一つもヒットしなかった。 二年前(2022年9月)は整備された直後だったのだろう。そのころの状況とはだいぶ違っていて、草が生い茂り木々の感じも幾分違う。その時の写真と見比べるとよく分かる。1、2の場所がこんな感じだった。池はほとんど見えなかった。 全体に明るい感じだったが、今はかなり暗い。蚊も多いし、ゆっくりノンビリ散策するには少し無理がある。 せっかく整備しても小まめに手を入れないと。佐布里池を活用しようという動きもあるので、今後を期待しよう。 ② ここからは森の中へ入っていく。123何の木だろう?畑がありフカフカの土に2匹分の獣の足跡。鹿はいないだろうから猪だろうか。雨の後だったのだろう。ミカン畑を見に来たのか?畑が有ればこんな場所もある。農家の人の車も通る。こちら側が佐布里池。要所要所に案内板がある。当然のように竹藪のもある。誰にも会わない。春から夏には、鶯、杜鵑、小綬鶏の声が木々や空に染み入るように鳴く。佐布里池がすぐそばに見える。とにかく変化に富んだ風景が楽しめる。鉄塔があり、高圧線の下を歩くことになる。電波中継塔まで蔓が這い上っている。 マラソンをやっている人が練習コースとして試走(2020年)して、写真入りで詳しい説明を書いている。 佐布里大橋から樹林帯、用水路をり抜け、南部の方へ一周してきたわけだが、自然界はまだ秋が遠いようだった。 岡田から佐布里に抜ける道に入り口があるが、その入り口が分かりにくい。この分岐点に看板が欲しい。右の細道を入っていく。 その奥が三叉路になっていて、一番左の狭い道に入っていく。あの鉄塔の下を歩いたことになる。国土地理院の地図。散策路がきちんと記されているし、送電線も分かる。 次回は池を一周できる車道に沿って、北側のコースを歩いてみようと思う。 この日は予定を大幅にオーバーして、20,000歩も歩いてしまった。その割には大して疲れも残っていない。とはいうものの、午前中がまるまる潰れるので今日の孫の運動会には行かなかった。ブログに写真が多い時は時間がかかるので、ちょっと無理。 「シェルティー?」と声を掛けたら、「ボーダーコリーです」と返って来た。賢そうな犬で、カメラを向けたらこっちを向いてポーズをとってくれた。朝倉団地のふれあい通りにある「十月桜」が満開だった。
2024.10.19
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♪ 突然に冬が来るらん蛞蝓の歯舌のごとく時を喰いおり 断捨離を兼ねて狭い押し入れを整理。 上の棚には大きな作品がまとめて保管してある。 嵌め込みパズルのような作業だったが、なんとか収まった。反対側の棚までは手が回らず、そのままになっている。 問題は染色場だ。いらない薬品類は試作の布などに吸わせるようにして燃えるゴミに出した。布もかなりあって、楽に処分できた。 人生の大部分を費やしてきたものだけに、まだ完全に手放す気になれないでいる。体験教室で楽しませてやりたいし、染めを頼まれたりすることもあって、心残りがないこともない。 二層式の洗濯機は脱水だけのために使っていたが、さすが外側の裾部分がボロボロになってきている。洗濯層の止水パッキンは完全にいかれているので、これも処分することになる。 設備投資と言うほどの費用は注ぎ込んでいないし、いずれ取っ払うだろうことを承知で作ってあるので、後悔することはないと思う。 十二分にやれたかというと多少の心残りはあるが、やるべきことはやったし、やりたかったことも出来た。あと5年で80歳の大台だ。その歳を超えてもやっている先輩はいるが、作品の質は決して高いとは言えない。「老いては騏驎も駑馬(どば)に劣る」という言葉もある。 “材料が残っていて、体力もまだあるので続けている” というのでは良い作品はできない。飽くなき追及をするのなら続けるべきだと思うが、そうでなければきっぱりとけじめをつけても良いと思う。 臨終間近の床にあってもデッサンの手を止めない画家とか、短歌を詠み続ける歌人もいるし、百歳を過ぎても彫刻のための材料をしっかり確保していた彫刻家もいる。 それだけの気概と天性の才能を持ち、ごく当然のごとく生き通す人は、やりたいことが山ほどあって活力にあふれ、こんこんとに湧き上がってくるのでしょう。天命との自覚の下に全精力を傾けるそれは、宿命でもあってあくまでも特別な存在だなのでしょう。
2024.10.17
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♪ 彗星の氷の帯を引きながら地球に秋のみじんをこぼす 翻訳家のセンスはさすがにするどいですね。 「ぬ」という語に感じる一種特別なイメージ。不気味な妖気や邪気が漂う言い、韻音の持っている不思議な魔力を楽しんでいる。 鵺(ぬえ)、ぬばたま。ぬめりや泥濘(ぬかるみ)、濡れ衣に抜き打ち。確かに油断がならない感じがする。 濡れ手に粟、ぬか喜びに糠に釘。ぬれ場、抜け穴、濡れネズミ。抜け毛、抜け駆け、抜け目なし。抜け落ち、ヌガー、沼、ヌード、盗人、糠蚊、ぬか喜び。 ぬうっと、抜かす、脱げ、盗む。ぬたうつ、額づく、脱ぎ捨てる。抜き差し、ぬくぬく、脱ぎ散らす。ぬけぬけ、ぬらぬら、塗りたくる。ぬっとり、ぬるぬる、ヌーベルバーグ。白膠木(ぬるで)、ヌンチャク、ぬれ落ち葉、ぬめぬめ、糠みそ、濡れ雑巾。 何か重い、暗い、ちょっと斜向きの、マイナスのイメージを持ったことばが多い。言葉を知ら知らなくても、聞いたり言ったりすると自然にそんなイメージが湧いてくる。 黒川伊保子氏は、言葉(50音)の持っているイメージを利用して、ネーミングや子どもの名づけをするサービスをしている。 語感(ことばのイメージ)をAIに理解させるための枠組みを追究する過程で、語感の特性を見つけて数値化している。人工知能(AI)の研究開発に従事し、人工知能エンジニアとして自然言語解析を研究してきた人ならではだ。 「あ」ならどういうイメージがあって、どういう風に感じるかを数値化しているわけだ。例えば「暖かい」が○点、「親しみやすい」が○点のように、透明感があるとか、軽い・重い、明るい・暗い、などいくつかの項目を設定して点数を付けるのでしょう(たぶん)。 このデータを自由に観られるように一般開放してくれればいいのに、企業秘密とばかりに抱え込んでしまっているのが残念だ。 黒川伊保子氏の「商品名と言語音に関する研究」 例えば k の音の場合、喉を硬く締め、強く息を出して喉をブレイクする。喉をブレイクスルーした息は、最速で口腔内を抜ける。最速で抜ける息は唾液と混じらないので、ことばの音の中で最も乾いている。したがって、k 音を発音する度に、発話者は硬さ、強さ、スピード感などの音象徴を体験しているという。 このように、子音、母音について発音の生理構造から音象徴を導いている。そして、それを基にブランド名や商品名の分析を行っている。 例えば新幹線の「ひかり(hi-ka-ri)」について次のような分析をしている。 先頭拍 hi の「早さ」の音象徴と、第二子音 k の「速さ」の音象徴が響き合い、「未来に向かって走る」スピード感が創生されている。さらに、第二拍 ka は輝きの音象徴も表し、ここでは k は 2 つの役割を担っていることになる。最後の子音 r は透明感を提供し、語尾母音の i も突き刺すようなスピード感を提供する。よって「ひかり」は、光のイメージそのものの印象を与えるとしている。 因に、怪獣の名前には濁音(ゴジラ、ガメラ、キングギドラ、ラドン、アンギラスなど)、菓子類の商品名にはパ行音(ポッキー、プリッツ、パナップ、プッチンプリン、パピコなど)が多く使われている。*おまけ 「趣向や体質の変換は7年周期」夫婦関係についても同じ、なんてことも言っている。 以前、ここに書いた翻訳家・東江一紀(あがりえかずき)氏も、とびっきりの言語感覚を持った人だった。 「ねみみにみにず」を書いた 越前敏弥氏は彼のことを、「文芸翻訳というのは、ようするにアナーキーな、フレキシブルな、非体系的な、臨床的な芸能だ。だから翻訳学校などでいくら熱心に勉強しても、それが承りの姿勢の学習である限りプロへの壁を乗り越えられない。教わった通りにきちんと訳すだけでは、商品としての訳文にはならない。至る所で臨機応変の処置、緊急避難、綱渡り的解決といったその場限りの力業が要求される。そういう局面でこそ、例えば、人生経験が生きて来る。読書の蓄えが生きて来る。性格のねじれが生きて来る。」と図抜けた翻訳家の本質を述べている。 文芸翻訳はかなり特殊な仕事で特殊な能力や資質が求められると、翻訳者を目指すものへのご宣託も・・。 ●外国語で書かれた文芸作品を精読・鑑賞しながらも、決してアカデミックな深みにはまらない原文読解力。 ●達意の文”芸“の名に値する文を綴りながらも、けっして自分の主張を盛り込まない日本語表現力。 ●性格のゆがみ、ねじれ、ひねくれ、いじけ、狷介さ、偏屈さ。へそ及びつむじの適度な曲折。 ●一日に何時間もずっと机の前に座って、頭脳系肉体労働に携わっていられる忍耐力。もしくは苦行を苦行として認識できない鈍感さ。 ●継続的な貧乏生活への適応力。もしくは、被虐嗜好(マゾッ気)。もしくは、低収入をものともしない財力。 私も日本語という言葉が好きで、毎日こうしてブログを書き、短歌を詠んだりしているわけです。 「言語明瞭 意味不明瞭」なんて言われた総理大臣がいましたが、日本語ほど多様な表現方法がある言語も珍しいのではないでしょうか。 オノマトペの豊富さと言ったら、そりゃぁもう日本の漫画に勝てるものは無いでしょう。副詞の豊富さ多様さも群を抜いているでしょうし、和製英語や短縮してやりとりする柔軟性とか、言語感覚が優れているとしか言いようがない。 そんなベースがあるのに言葉の中身がどんどん薄くなっている。政治家のことばのなんと薄くて軽いことか。
2024.10.16
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♪ 気温より日の短さをしるべとす太古の血潮の愛しくてならぬ 太田川まで往復ウォーキング。中4日空いたものの、暫くやっていなかった雑巾がけをしたり、スクワットをしっかりやったこともあってとても快調だった。3連休は暑いくらいの好天でこの日もけっこう暑く、午後3時頃に家を出た。 茶房じゅんに用事があった。16時の閉店にぎりぎり間に合った。店のサイトが春に更新して以降そのままになっている。17時閉店と16時閉店との2つのページがあり、戸惑ってしまう。 それを話すと、ボランティアでやってくれていた管理者の都合が悪くなり、そのままになっているとのこと。JIMDOので無料ホームページを使用している 間違ったページは店にとってマイナスでしかない。近々閉鎖することに。太田川駅前の「どんでん広場」休日で子供たちがチラこちらにたむろしていた。 都市公園コンクール設計部門(小規模)国土交通大臣賞を受賞した公園。「どんでん広場」の由来は、山車の前山の梶棒を担ぎ上げ、前輪を浮かせて山車を回転させる「どんでん」からきている。「大田まつり」では、艶やかな紙吹雪が舞う中、絢爛豪華に四台の山車が威勢よく廻る。 木々に囲まれた50m歩道や芝生広場、ベンチがあり、さまざまなイベントに活用される。 帆季カフェテラスへ立ち寄って一服し、5㎞の道を颯爽と歩いて帰る。雲が真っ赤に染まっていたが、ここに着く前に終わってしまった。 13,300歩ほどだったが全く疲れは感じなかった。普段から怠りなく体を使っていることが如何に大事か、歩きながら実感していた。 帆季カフェテラスからの遊歩道脇の民家に珍しい木が植わっている。葉を見てユーカリらしいことは分かるが、小さな実が鈴なりに生っている。こんなのを見るのは初めてだ。植えたときは可愛らしかったのだろう・・「ユーカリ・ポポラス」という品種らしい。 原産地はオーストラリア東部ビクトリア州・ニューサウスウェールズ州周辺。細い枝から互い違いに丸やハート型の葉を、垂らすようにしている姿が可愛いと、人気があるらしい。Hito Hana 6,600円 成木になるにつれ、葉は次第に楕円形に変化する特徴がある。葉は固く、厚紙のようなザラザラとした質感があり、強風にも負けない強さがあるという。成長が早く、原産地では30mほどにもなり、氷点下15℃程度にまで耐えるという。 ユーカリの緑の葉には精油(テルペン)が含まれ、アロマや薬として使われる。防虫・防カビ、消毒、かゆみ止め、リラックス効果など、多くの効果が期待でき、アロマディフューザーを使えば風邪予防やウイルス除去にもなるといわれる。 しかし、「青酸(シアン化水素、HCN)」という毒が含まれている。コアラは毒素を分解させる特別な腸を持つことで、他の動物と競合しなくすむように進化したらしい。 ユーカリ属の種の面白いところは、「ユーカリの精油による自然発火によって起きた山火事と、その後の雨の水によって発芽する」という性質。ユーカリ・ポポラスを発芽させるためには、一度フライパンで炒ったり、ライターなどで火に炙ったりする必要がある。
2024.10.15
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♪ 肚の底に 蟻が蠢く真夜中を 窓にかがやく月を見ている忍野富士気温9度くらいで、朝もやが麓を覆っている。 最近のアランはカミさんのベッドで寝るのがお決まりのようになっている。それが夕べは、私の就寝時から朝までずっと(途中いなくなったが再びやって来た)一緒に寝ていた。 カミさんが言うには、「こんばんはね、爺の方で寝てやってね」と言ったのを聞いてそうしているんだと。 昨日は、外出時以外は私のそばに寄って来て甘えていたことを考えると、ちょっと違うと。しかし、“自分の言っていることがちゃんと通じるんだ” と思い込んでいるカミさんは、耳を貸そうとしない。まあいいけど・・。 最近の若い人が建てた家はどの家も申し合わせたように庭がない。車に生活を占拠されていてもっとも重要な位置にあり、その他のものは駆逐されてしまっているという感じがする。 アランは、「昔はこんな風じゃなかったのになあ」と、アスファルトの道路に出るたびに嘆いているように見える。建築中の家2軒庭の側溝との境目。決まったようにレンガが敷き詰められている。ハウスメーカーが違っても、開発業者の意向に沿って統一されているようだ。 玄関前隣の家も同じような設えになるのだろう。 都会はアスファルト・ジャングルとか言われるが、この小さなエリアもそんな感じがしてしょうがない。 この土の部分すべてに家が建ち、微生物の宝庫である「土」という有機的なものが「皆無」になってしまった。 “本当の豊かとは何か” を考える余裕もその暇もなく、あくせくとして日々が過ぎていく。機械文明は機械が主人であるかのようにその位置を占め、人間は機械に奉仕しているように見える。 便利を享受するためには金が必要で、その金を稼ぐために、便利で得たはずの時間を費やしている。ご時世と言ってしまえばそれまでだが、生活の基盤に等価交換するものも無くその余地もない。 便利で快適であることが最大の価値基準であって、或るもののために我慢をするという発想の余地も余裕もない現代人。 複雑になり過ぎた社会を、正直にまじめに生きていくだけで精魂を使い果たしてしまう。「ぽつんと一軒家」が未だに続いていることを意外に思う。そう思っている人は多いんじゃないでしょうか。 驚きと憧れ、特別視と諦めとが複雑に絡み合いながら、ついつい観入ってしまう。 依存しないで生きられるというところに魅力を感じるし、これ以上の贅沢はないですからね。
2024.10.14
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♪ 妻の死をうべなうまでの長かりし時を絵筆に友は絵を描く精進湖からの富士山┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃ わが狭庭、夏の名残のスナップ写真。蝶豆がまだ咲いている車と同じ色のキバナコスモス猛暑に耐えたダンカンドラ桔梗あさがお西洋朝顔のこぼれ種から芽だ出ている今年はこの場所で秋明菊が咲いてくれそうだお祭り。山車の代わりの軽トラが通ってゆく 10月だというのにまだまだ夏を引きずっている。┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃┃
2024.10.13
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♪ 居合わせぬ こと幸いという時を今この時と思うこのごろ通路を塞ぐように伸びていたのでかなりカットした。 2024年10月11日「日本被団協」(日本原水爆被害者団体協議会)にノーベル平和賞を授与すると発表された。 核兵器のない世界を実現するための努力と核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきたことが受賞理由となっている。 「日本被団協」の核兵器の本当の怖さを、世界に向けて必死に訴え、絶え間ぬ努力を続けてきたことを、世界が認めた瞬間と言えるでしょう。NHKニュース(NHK+は10/18(金) 午後7:57 まで)2017年にノーベル平和賞を受賞している ノーベル委員会は、「被爆者は、筆舌に尽くしがたいものを描写し、考えられないようなことに思いをいたし、核兵器によって引き起こされた理解が及ばない痛み、苦しみを理解する一助となった」とし、「今日、核兵器の使用に対する『タブー』が圧力を受けていることは憂慮すべきである」と懸念も示した。 そのうえで、「ノーベルのビジョンの核心は、献身的な個人が変化をもたらすことができるという信念。肉体的苦痛やつらい記憶にもかかわらず、平和への希望、関与をはぐくむために役立てることを選んだすべての被爆者をたたえたい」といたわった。また、「いつの日か、被爆者は歴史の証人ではなくなるだろう。ただ、日本の若い世代は被爆者の経験とメッセージを受け継いでいる。彼らは世界中の人々を鼓舞、教育している。人類の平和な未来の前提条件である、『核兵器のタブー』を維持する一助になっている」とたたえた。 今年新たに就任したノーベル委員会のヨルゲン・ワトネ・フリドネス委員長は朝日新聞の電話取材に、「何十年にもわたって声を上げ、体験を語ってきた被爆者、そして時間の経過とともに亡くなってしまった被爆者双方に対する授賞だ」と語り、「核兵器はロシア・ウクライナ戦争と、中東における紛争の両方に明確に関わっている。それだけではなく、我々人類全体にとっての課題だ」と訴えた。(朝日新聞)★ ★ ★ 日本のノーベル平和賞受賞は、1974年の佐藤栄作元首相以来50年ぶり。この受賞は非核三原則を公式表明し、核拡散防止条約に調印した核軍縮への努力などが評価されたもの。 しかし、ベトナム戦争を支持したり、米国の核の傘に依存する安全保障政策を推進したりしたことで、平和賞候補者としての適格性を疑問視する声も多かった。 今回の受賞はどこからも文句の付けようがない。プーチンや 金正恩などが核兵器の使用を示唆するような言動がある今、その本当の恐ろしさを世界に知らしめるためにも今このタイミングを逃してはならないという意味でも大きな意義がある。 過去の「ノーベル平和賞受賞者」は、基準が曖昧でその意義を疑われたりしている。歴代の受賞者を見れば確かにそう思わざるを得ないところがある。 先日(9月23日)に映画DVD「オッペンハイマー」を観たばかりで、あまりにも時期的タイミングが合っていて驚いた。ノーベル賞のことなど頭になかったし、ましてや原爆がノーベル平和賞と結びつくなんてことは考えても見なかった。 作ってしまうことになった背景などがよく分かったし、彼がそのことに苛まれていたのも事実。しかし、被爆者の実態を彼がどこまで知っていたのかは分からない。映画は曖昧な表現でお茶を濁しているからだ。 戦争はいつでも民間人を洗脳し、戦争を肯定的にとらえるように仕向けられるもの。真実は隠され都合のいい部分だけ知らされる。 昨今はSNSで偽情報が流され、情報は湯水のごとく溢れているのに何が真実かさえ分からない。 ノーベル賞の物理学賞は、AI(人工知能)の基礎、物理学の知見を生かして開発したことが評価された。 「人工ニューラルネットワークによる機械学習を可能にする基礎的発見と発明」人間の脳神経のつながりをまねたもので、物理学と生物学の理論を融合している。人工的な回路のつながりの強さを計算することで、脳の記憶の仕組みを再現できることを証明した。 さらに統計物理学の考えを導入して理論を拡張。深層学習(ディープラーニング)の技術につなげた。生成AI、素粒子の検出データの解析や天文学など物理の研究に貢献していることなどが評価された。ここからさらに発展させて人工ニューラルネットワークになっていった。 受賞者の一人ジェフリー・ヒント氏は、人間のコントロールを超える恐れも示唆していて「手に負えなくなる脅威がある」と懸念を述べている。 科学者は成功した暁に、その業績を後悔する時がくる。なんとまあ皮肉なことか。
2024.10.12
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♪ 過去となり遠ざかりゆくものすべてうつつの滓となりて美し 夕べ、深夜の2時半ごろか、ウギャギャ~!という猫の声が2階の隣の部屋で。ビックリして飛び起きた。 アランがよその外猫に追いかけられて、家の中に逃げ込んだのを追いかけて来たらしい。 電気をつける間もなくカミさんがベッドから降りた音に気付き、その瞬間にササーッと逃げて行った。逃げ足の速いこと。姿を見ることも出来なかった。アランはそこに居たが、すぐにあとを追うように階下へ。 私はもう収まったので下へは行かなかったが、カミさんは下へ降りてアランの無事を確認し、何やら声を掛けていた。 その後のアランは、別にオドオドしているわけでもなく普段と変わらない様子。いつものようにカミさんのベッドで寝て、朝方餌を欲しがっていたようだ。 私が起床して餌をやった後、2階のPCの部屋から外を歩いているのを見かけている。喧嘩というより、じゃれ合ったのがちょっと度を越したというようなものなのかもしれない。 以前から体に爪痕を残して帰って来ることもあるが、噛みつき合って深い傷を負うというようなことにはなっていない。 かなり前、顔に傷を負ってそれが化膿し大変だったこともあるが、その時のような狂暴なやつじゃないようだ。 22年8月 今頃になると猫は発情期を迎える。そうなるとオス同士の喧嘩が始まる。自分の子孫を残すための本能だ。しかし、オス猫は自分だけで発情することはなく、メスの発情に呼応するように発情するという。 この辺りにメス猫はおらず、その心配はなさそうだ。 もちろん去勢手術がしてあるが、それでも本能は抑えられない部分があるようで大喧嘩をすることがある。どうも今回の喧嘩らしきものは、発情したわけでもなく、オスの猫特有の縄張り争いが原因だろう。 お互いに同じようなタイプで、アランも同じようなことを先方にして困らせているかもしれない。 PCの前の私の膝の上に乗って来たが、すぐにどこかへ行ってしまった。どうやらまた外へ出て行ったらしい。 親子代々家の中で育った猫は外に出るのを嫌がるらしい。 我が家で飼ってきた5匹はすべて外猫の子を保護したもので、外へ出たくてしょうがない。トイレだって外でしたがるので、雨の日などは家の中でウロウロしている。 アランは以前の猫砂が嫌いであまり利用しなかったが、木の粉を原料にしたものに替えたらよくするようになった。それでもやっぱり外が良いらしい。 アランは今年9月で、保護してからまる5年になる。人間でいうと36歳前後だ。
2024.10.11
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♪ 昭和まで海辺であった別荘の寒露すがしや海が恋しい精進湖からの富士山。今朝は曇りがちで、スカッと晴れるのは明日以降になりそうだ。 昨日は久し振りに常滑まで行く用事があった。往路は電車で行って復路はウォーキングがてら歩いて帰る予定。 焼き物散歩道へ誘う招き猫通り。ここを歩いて通るのは数十年振りになる。ユニークな招き猫が並んでいて、思わず頬がゆるむ。とこなめ招き猫通り 自分もタイルになった気分で こちらの画像は全部拡大できます。大禅院の大いぶき榎戸井口川松並木榎戸海岸鬼崎港鈴鹿の山並み達者な足取りの老婦人。なかな追いつかない。保護猫メークインのメイちゃんこうして毎日散歩しているらしい蒲池港かなり暗くなったランニングする人の姿も見えない大野駅の手前で国道に出た昔の歯科医院がレストランになったところ大野駅 常滑屋で開催中の「岩田芳光 切り絵展」を見て驚いた。普通の切り絵と違って輪郭線がなくまるで絵画のようで、最初切り絵だとは思わなかった。2022年9月「ギャラリーcera」 明るい色から順に切り抜いて色紙を入れていくのだとか。独自のやり方にたどり着いたという、切り絵50年のキャリアのある人。 鉢植えの植物がアクセントに飾って有り、それがなかなか良かった。庭に自然に生えてきたものとかが多く、洒落た盆栽鉢に植えられている。植物が好きだというので気が合っていろいろ話が出来て楽しかった。 ギャラリー・オーナー伊藤さんに用事があったが、あいにく不在だった。 そこから大禅院へ行く。道を間違えて遠回りになったりしたが、知らないところを歩くのは面白く苦にならない。 住職の外山杲見さんは運よく在宅していた。私の衝立や梵字作品を引き取ってもらえないだろうかを相談。今年は宗派の役職(知立の遍照院?)を務めることになり、忙しかったらしい。年内にその取りまとめをしなければなないし、娘の結婚式をお寺ですることになり、寺の補修とか長男のための普請も考えている。法事も控えているとかでとにかく大忙し。 そこへ新しい要素を割り込ませるのは難しいという事になった。後日、連絡をもらうことに。私より2つ下。 何でもできる人。もともとは芸術家を志していた行動派で、紆余曲折の後、得度して住職になった。頼まれれば断れないという優しいお坊さんだだ。長年、保護司も務めている。 歩いて帰るにはちょっと時間が遅すぎた。榎戸海岸に着いたのが「17:17」。すでに太陽は空を染め始めていた。海岸通りをしばらく歩く内に日が暮れてしまう。しかたがないので大野まで歩いてそこから電車で帰ることに。国道へ出たのが「18:03」だ。 暗い国道を歩いていて昔この道を真夜中にヒッチハイクしたのを思い出した。 名古屋で飲んでいて、終電1本前の特急に乗り太田川で最終電車に乗り換える予定だった。眠ってしまい、気付けば太田川を通過していた。常滑まで運ばれて上りの電車はもう無いという状況。 その何年か前、放浪の旅で散々ヒッチハイクをしていて、どうすれば車が止まってくれるかを熟知している。旅から帰ってからも何かあればヒッチハイクしていた。 この時もわりと呑気に「ヒッチでもするか」と、深夜の国道へ。運よく止まってくれる車があった。上司を送った帰りとかで、話し相手が欲しかったのかもしれない。家のすぐ近くまで乗ることができた。 この年になってさすがにヒッチハイクをする発想は浮かばなかったが、やってみればよかったかな。 なんだかんだで18,300歩ほど歩いたことになる。暗くならなければ朝倉の家まで残り8㎞ほどでトータル20㎞弱だ、歩き通せただろうと思う。 大野から一部特別の特急で10分で着いてしまった。家のそばまで来て、コンビニに立ち寄って缶ビールを買って出たところで雨が降って来た。もし、歩いていれば濡れるところだった。
2024.10.10
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♪ 透明になりたる人よ影もなく時間のなかにとり残こされて 袴田巌さんの無罪が確定。 日本弁護士連合会が、オフィシャルサイトに事件の概要を詳しく載せている。 1960年代に死刑を宣告されてから50年以上が経過してからの無罪。日本では再審はまれで、刑事裁判の99%は有罪となる。日本がこれほど高い有罪率を維持できているのは、自白を重視しているため。 日本では無罪判決が出た場合、検察官のキャリアに大きな傷が付く可能性があるという。1957年の写真。袴田さんは短期間プロボクサーとして活動していた/Hideko Hakamata これは氷山の一角でしかない。警察官、検察官の自己中心、保身、出世などのために今までどれだけの人が冤罪で無実の罪を着せられてきたか。日テレNEWS 「これは「犯罪」と言うべきものでしょう。人を貶めて死刑にしようとした人達は、準殺人罪として処罰されるべきでしょう。」そんな嫌疑を逃れるために裁判を伸ばし、年月をかけることで罪を逃れようとしてきたとも考えられる。 身内に甘く庇護さえしてしまう日本の組織。警察も検察も同じ習性・価値観を持っている限り、今後も司法の場での犯罪は無くならないでしょう。 平気で人殺しをする戦争と同じように、正義と言う名のもとで人権を無視することに疑問を抱かなくなる。権力が人を変えるということの恐ろしさ。 主要7カ国(G7)で死刑を維持している国は、米国以外では日本のみ。 日本の死刑囚は通常、独房に勾留され、外界との接触を制限される。死刑執行はほとんど、あるいは全く予告なく「秘密に包まれた状態」で行われ、家族や弁護士への通知は執行後になることが多い。 袴田さんは10年前に釈放されるまで、いつ死刑執行されるのかを恐々として過ごしてきた、その精神的苦痛は測り知れない。 約47年7か月拘束された袴田さん。刑事補償法によって(刑事事件で身柄を拘束され無罪が確定した場合)、拘束期間1日あたり1000~1万2500円を補償するという規定がある。 請求を受けた裁判所が、精神上の苦痛や、警察、検察の過失の有無なども考慮して補償額を決めることになっているという。 補償金は最大で2億円を超える見通しといわれるが、そんなもんじゃ追い付かないでしょう。あまりにも無慈悲だし、社会的な影響を考えれば “最低でも2倍はあって” しかるべきでしょう。 また一つ、日本の国家中枢が世界中でいかに野蛮で遅れているかを見せつける結果となった。 表では無くなったはずの、インドのカースト制度やアメリカの人種差別が未だに存在するように、日本ではいまだに男尊女卑がまかり通っている。 男女格差が世界の中でも著しく、女性の議会進出は(衆議院女性議員比率)は186か国中164位と、先進国のみならず後進国にも及ばない。諸外国の国会議員に占める女性割合の推移内閣府男女共同参画局 クリックで拡大ジェンダー・ギャップ指数( 2020年)は153か国中121位。スイスの非営利財団「世界経済フォーラム」(ダボス会議)が公表。男性に対する女性の割合を示しており、0が完全不平等、1が完全平等。「教育」と「健康」の値は世界トップクラスだが、「政治」と「経済」の値が低い。 経済(115位)、教育(91位)、健康(40位)、政治(144位)
2024.10.09
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♪ デュードニーの分割のごと変節し壷中天なぞ思いいるらん たまたま見ていたEテレの秋山仁先生の番組。面白いのをやっていて目を引かれたが、ボーっとしていたこともあって何の番組か分からなかった。数学を教える番組のようで、立方体に描いた絵が、展開すると面白い図形に変身するというものをやていた。 そこに最初に出て来た「三角形を4分割すると、正方形に変身する」というものがあった。その図形をどうやって作るのかの説明はなく、接点の角をハトメとか兆番で繋いだものを展開して逆転させると見事にピッタリと嵌るものをみせていた。 それが面白く、自分でも作ってみたくなった。 デュードニーの分割と言うものらしい。変身対 1907年に「カンタベリー・パズル(The Canterbury Puzzles)」というパズルを主題とした本が、イギリスのヘンリー・アーネスト・デュードニー(Henry Ernest Dudeney、1857~1930)によって著されました。14世紀の詩人ジェフリー・チョーサーによって書かれた『カンタベリー物語』の登場人物が互いにパズルを出題し合うという内容ですが、単なるとんちの利いたものから高度な数学に関連したものまで、114問の様々なパズルが紹介されていました。 その中の、第26問「小雑貨の行商人パズル」(The Haberdasher'sPuzzle)は、「正三角形を4つの断片に切り分け、裏返すことなく組み合わせて正方形を作れ」、という問題でした。答は上の図1。 その後、この問題は世界中に広く知れわたることになり、パズル愛好家や幾何学者の探究心をくすぐり続けてきました。デュードニーは、この問題の解として与えた分割法をどうやって見つけたのか、その思考過程を明かさなかったため、永遠の謎となりました。 この問題は、カンタベリー・パズルが出版される以前の1905年2月にデイリー・メイル紙に掲載され、数百の解答が寄せられましたが、正解はひとつもありませんでした。 この問題を解くために、永らくタイル貼り(平面充填)が可能な図形の考察が行われていました。敷き詰めによる分割方法 その後、別の解釈が発見されました。その説明は秋山仁先生の「なるほど納得ゼミナール」をご覧ください。作ってみた。 外側の接点をつないで、開いて反対側に回転させるとピッタリ嵌るという「ハトメ返し」の特徴を持っている。デュードニーが女王陛下の前で披露した。 この制作図は私の頭では到底解明できない。あるサイトで詳しく解説してあったのでそれを参考にしました。 この作図を敷き詰めによる分割法に当てはめてみると、四角と三角の関係性はこんな感じになっている。 「デュードニーの分割法」★こうやって作る★ 色んな人が解説をしているらしいので知っている人は多いのでしょうが、知らない私には新鮮でした。ピタゴラスの定理も懐かしいし、数学の面白さを再認識しました。ピタゴラスの定理 変身対の世界って面白いものですねえ。こんなのを正四面体に利用すると隙間なく敷き詰めできる画像が出来るというから不思議です。 封筒(長方形の二面体)で敷き詰め(タイル)模様を作ることもできる。 そこから進んで、エンゼルフィッシュがロブスターに、ロブスターがエンゼルフィッシュに変身するという面白いことを見せてくれる、You Tube「数学ワークショップ①~【秋山仁先生の特別講座】今日からあなたは数学者!定理作りに挑戦してみよう!が面白い。クリックでYou Tubeへ
2024.10.08
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♪ 有明の 月照る野辺は鬼どもがこそりこそこそ身を隠しゆく なんだあれ!? 変な夢を見て、目が覚めても夢か現かわからない。 自分と言うものがまるで無いかのような変り振りの新総裁。総理総裁になった途端に株価が下がり、早々の支持率も50%前後とかなり低い結果に。無表情で「政権発足時として高くないことは真摯に受け止めねばならない」と述べていた。 ここへきて派閥の裏金の扱いについて、前言を掌返し。突然の変節に、国民の口はあんぐりしたまま閉じることができない。まるで人形浄瑠璃の木偶人形。 世論に振り回されているというより、マスコミ報道に振り回されている感じ。黒子に操られる人形浄瑠璃を見せられているような錯覚に陥って、現実感がまるで無い。 もう何が起こっても驚かない。これは夢なんだ、現実じゃないんだ。 コロコロ変わるだろう政策方針は信用も出来ない。議会も行政も指揮官を信用できない。そこをつけ込んで財界がこぞってゴリ押ししてくるかもしれないし、交換条件をきびしくしてきたりするのだろう。 眉毛を上げ下げ、口をパクパク。太竿三味線が通奏低音のように鳴って、さあ道行はどうなってゆく・・・。「悪所狂いの身の果ては、かくなり行くと定まりし。釈迦の教へもあることか、見たし憂き身の因果経。」「天網恢恢疎にして漏らさず」「この世の名残り、夜も名残り。死に行く身をたとふればあだしが原の道の霜。一足づつに消えて行く夢の夢こそ哀れなれ。」
2024.10.07
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♪ ツクツクの鳴く神無月ぶつぶつと頑固じじいが靴底を鳴らす昨日の佐布里 緑と花のふれあい公園。 久し振りに午後4時ごろウォーキングに出て、5時ごろに訪れた。空はすっかり秋の雲に入れ替わっている。 我が家もぼちぼち終活の準備に入ろうかと思っている。 寝室が2階にあるので急な階段を上がり下りしないといけない。蹴上が27㎝、踏面が27㎝もあり、上がるのは手すりを持てばなんとか行けるとしても、下りが辛くなる。今後、足腰が弱くなってくると夜中のトイレも難渋するようになる(冬は内緒で手作りの尿瓶を使っている)に決まっている。 それで、1階に寝室を設ける方が良いという事になり、現在使っている部屋を片付けて改造することになった。染色場も潰すことになる。 まだ在庫のあるオリジナル衝立を何とかしなければならないし、不用品は処分する必要がある。 それでついでに衣類とかその他もろもろの、ほとんど使われていないものを処分してきれいさっぱりしたい。 粗大ごみは市の回収サービスに依頼して持って行ってもらうとして、その他のまだ使えるものをどうするか? ただ単にゴミとして出すのは資源の無駄になるし、エコの意味からもしたくない。 それで目についたのが「PASSTO(パスト)」。「モノを捨てるのではなく、次の人へつなぐ」という理念のもと、不要になったモノを手軽に回収し、リユースやリサイクルへとつなげるサービス。クリックでサイトへ 全国各地に設置された「PASSTOボックス」と呼ばれる専用の回収ボックスを通じて、多くの人々がモノを捨てることなく、簡単にリユースやリサイクルに参加できる仕組みを提供すべく、日本全国に広がりはじめている。 これを見る限りでは衣類が中心で、世界の発展途上国などで活用されることが基本理念となっている。 「サストモ」(LINEヤフーが運営する)と「PASSTO」(ECOMMITが提供する資源循環サービス)とがタイアップしていて、自宅から不要品を無料で発送できる「宅配PASSTO」というものがある。 今、期間・地域限定で無料で回収を開始している。2024年9月12日(木)より10月31日(木)までの期間、「サストモ」LINE公式アカウントを友だち追加している関東・関西・中部エリアに在住限定で展開。 こちらは如何にも不用品回収業者的な運用で、リサイクルで利益を得ようとしているように見える。それでも廃棄されるよりはいいし、再利用の意義からすれば決して悪いことではない。◼️対象エリア 関東:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・群馬県・栃木県・茨城県 中部:愛知県・静岡県・山梨県・岐阜県・福井県・石川県・富山県・新潟県・長野県 関西:大阪府・京都府・滋賀県・奈良県・兵庫県・三重県・和歌山県■回収できるもの 必須アイテム:アクセサリー/小型家電/おもちゃ/ホビー用品/調理器具/食器類 など 同梱アイテム:衣類/ファッション雑貨/生活雑貨/アウトドア/スポーツ用品 など■佐川急便「回収くん」から、140サイズ以下で20㎏まで。1回1箱で期間中は何度でもOK。ここからラインに登録できます。 このような画面が出て、簡単に手続きができます。 まあなんとグッドタイミングなことか。涼しくなって、模様替えを考えている人とか、断捨離を考えている人にとっては有難いものでしょう。 不用品買い取り業者からしょっちゅう電話がかかってきます。悪徳業者が問題にもなっています。このようなシステムが出来上がると、彼らはまた別の手を考えてくるでしょう。 どんな種類のものでも、向こうから言ってきたり、やって来るものにロクなのはいませんね。わが狭庭もすっかり秋の風情となっています。
2024.10.06
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♪ 何をどう詠んだっていい言うなれば短歌はトランスフォーマーである 以前から興味はあったもののそのままになっていた名古屋駅西の「平和園」。短歌の聖地として名を馳せていて、全国から興味を持った人々がそこを目当てにやってくる。 小坂井大輔。破天荒と言うかドロドロした、それでいて身につまされるような鋭い感性の歌に若者が共感し、店に置いてあるノートに自分で詠んだ歌などを書き残していく。 歌集が出て一気に火が付いたらしい。新聞、テレビで紹介され一躍時の人に・・。 名古屋の歌人・荻原裕幸さん主催の「東桜歌会」に2015年ごろ、参加したのが歌を詠む始まりだとか。荻原裕幸さんたちが『平和園は“短歌の聖地”だ』って言い始めて、広がっていったらしい。 詳しいことは、ジョモコロ「 自堕落だった30歳を、短歌が変えた。町中華「平和園」が歌人たちの聖地になるまで」をご覧ください。「短歌ノート」。2016年からスタートし、8冊目にまでなっている。(2023年4月の段階)Yahooニュースより 名古屋駅西には朝鮮人が多く住んでいて、昔は何かとガラの悪い下町だった。キムチの材料を売る店が何軒かあって(最近減った)、わたしもキムチの材料を買いに行く。 そんなついでもある場所だし、“私もこっそり一首書き残してこようかしらん” 最近そんなことを思うようになった。秋だねえ。 名古屋には歌人・加藤治郎さんがおり、朝日新聞「東海歌壇」を担当していて、私も10回ほど掲載されている。 加藤治郎さんは斬新な歌を詠む人でもあるし、小坂井大輔氏もちまちました常識的な歌じゃない。いい刺激にもなっている。「平和園に帰ろうよ」小坂井大輔「どこにもいけないどこにもいけないどこにもいけない 全身が恥部」「雨の音をアプリで買って聴いている晴れの日こんな午後に死にたい」「夜、いちばん愛より遠ざかっているマンホールの鉄蓋のつめたさ」「カッとなりたまたま持っていた恋のような鈍器で殴ってしまう」「父の切る爪がぱちんと飛んできた箱根の5区の坂の途中で」「家族の誰かが『自首 減刑』で検索をしていたパソコンまだ温かい」「生涯に見る夢すべて繋げたら映画になる神様の計らい」「犬の糞を入れた袋をひったくられなんて美しい世界なんだろう」「別れ話とわかっていたら頼んではいなかったレモンスカッシュが来る」「値札見るまでは運命かもとさえ思ったセーターさっと手放す」「信号機にもたれて眠る花束を本能が見ることを許さない」「下の歯が二本しかないおっさんの声よく通る名古屋競輪」「柔道の受け身練習目を閉じて音だけ聞いていたら海です」「土下座したこともあるんだブランコに座った男の靴に踏まれて」「金がそんなに偉いかちきしょうそんなにも偉いか 金が 金を ください」「目に映るすべての景色が詩なんだよわかるか、なぁ、火ぃ貸してくれるか」
2024.10.05
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♪ 人類よバック・トゥ・ザ・フューチャーのパンセ持ち立て二本の足で 昨年(令和5年・2023年)は異常気象が顕著に表れて、世界中で災害が多発しました。日本でも言うに及ばずトンデモナイ暑さと大雨でした。 今年はそれ以上の異常となって、「火責め、水攻め」のごとき状況です。世界中で過去にない異常気象が頻発し、多くの災害をもたらしています。 今年、2024年。大雨や洪水、干ばつ、高温など、地球規模で異常気象が多発している。 4月から6月にかけて、ブラジル、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イエメンなどで記録的な大雨が観測され、広範囲にわたる洪水が発生。 4月16日にはアラブ首長国連邦の一部で年間平均降水量の約2倍の大雨を観測し、大規模な洪水が発生。 中国ても、4月から6月にかけて例年と比べ、大雨、洪水、高温、干ばつが多く発生。とにかく枚挙にいとまがない。 気象庁のHPに異常気象の分布図が掲載されています。1~3月もありますが4月~8月までのものを引用してみます。詳細は画像をクリックするとご覧になれます。 これだけのものが世界中で起こっているわけです。この図を重ね合わせたら、去年の比ではないことが想像できるでしょう。 アマゾン川流域では、エルニーニョ現象の影響で去年から深刻になっている旱魃がまだ続いていて、川の水位が大幅に下がり砂漠のようになっている。水温も高くなり魚も減少して、船も使えず漁も出来ない。 アマゾナス州の州都マナウス市(2023年10月)「Forbes」南米アマゾンの河川港が過去120年で最低の水位を記録、干ばつ広がる。 国連のグテーレス事務総長が、昨年「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した。」と警告している。 それなのに、対策は遅々として進まず、何も変わっていないように見えてしまう。 原発は完全廃止としいていたドイツはそれを撤回してしまったし、電気自動車の普及には急ブレーキがかかているし、相変わらず石炭を大量に消費している。★ 初めて訪れる先の未来に、あるべき未来など無く、未来は過去にしかない。パラドックスのようだけれど、してはいけないことをしてきた結果が現在であるなら、それを遡ることでしか未来を拓くことなど出来ない。 リノベーションでもリボーンでもなく、今以前に戻すことでしか地球の未来は拓けないし、人類の未来もないでしょう。享楽を求める麻薬中毒者の末路がどうなるか、みんな知っているはずなのだが・・・。
2024.10.04
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♪ 稲葉山ゆ見下ろす城下信長の血を沸かせたる原野杳けしこれは今年の冬の予想によく似ているのだという。 インドネシア近海の海上で積雲対流活動が活発で、偏西風が日本付近で南に蛇行していた。それだけでなく、東シベリア付近でブロッキング高気圧が形成されたことや、アリューシャン低気圧が平年より西に位置していた。 今年の冬はラニーニャの影響で、去年のような暖冬にはならないらしい。 気象庁が2024年9月24日に発表した寒候期予報(2024年12月~2025年2月)によると、この冬は西日本と東日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響を受けやすい時期がある見込み。 ラニーニャ現象が発生していた2020年~2021年の冬は、12月15日から16日には群馬県の藤原(みなかみ町)や新潟県の湯沢で24時間降雪量が100センチを超える記録的な大雪。年が明け、1月7日から11日には北陸を中心に次々と雪雲が流れ込み、短時間で記録的なドカ雪。 時間降雪量の記録更新が相次いだうえ、福井県や新潟県で多数の車両の立ち往生が発生し、北日本から西日本にかけて道路の通行止めや、鉄道の運休などの交通障害が発生している。★ 11月になると西日本と東日本では高温傾向が落ち着き、気温は一転して平年並みになる。初秋のような暖かさの10月から、一気に晩秋らしい寒さの11月になるため、実際の気温以上に寒く感じるかも。(日本気象協会) 冬の前半(12月~1月)を中心に厳しい寒さや大雪になる可能性があるというから、年寄りには辛い年末年始になりそうだ。 今年の9月は記録的な残暑となり、この先10月も気温は高く、平地では紅葉が色づくまでまだ時間がかかりそう。今年の紅葉の見頃は、特に、北・東日本で平年より遅い傾向に。 一昨日のリベンジと難易度上のコースを登ってみたいので、あと2回ほど金華山に登ってこようと思っている。紅葉シーズンはロープウェーの客が多いだろうから、ちょっとずらして平日にでも・・。 昨日も今朝も筋肉痛はなく、登山とは呼べないレベルと言ってもいいくらいのもの。最初に思っていたように、1日で全部のコースを上り下りできるぐらいでないと・・。新穂高ロープウェイ【岐阜県奥飛騨】見頃/~10月下旬 3000m級の山々が連なる北アルプスを間近で眺められる。10月中旬から11月上旬はロープウェイ運転を30分延長され、サンセットが見られるという。夕映えに輝く紅葉の景色は最高だろうねぇ。ライトアップとはスケールが違う。
2024.10.03
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♪ 天下布武の魂(たま)を感じて眺めれば城下の街のまざまざとあり 昨日、金華山に登って来た。岐阜城(稲葉山城)のすぐ下にはロープウェーの駅があり、多くの人で賑わっていた。 司馬遼太郎の「国盗り物語」が懐かしい。鎌倉時代以来の歴史があり、本格的に整備されたのは戦国時代の斎藤道三の時期だと考えられている。織田信長が1567年の稲葉山城の戦いにより斎藤龍興から奪取し、本拠地を小牧山から当城へと移し、その縄張りを破却して新たに造営したものが岐阜城だという。 険しい山に城を築いたといっても、登ってみないとその本当の凄さは分からない。 「6:23」の電車に乗り「7:30」には岐阜駅に。バスに乗り、「08:06」には岐阜公園(歴史博物館前)にいた。ロープウェー乗り場の先から登山道へ。8時半少し前に登山し始めた。 標高329m。10の登山道が整備されていて、岐阜市では4つの難易度の違うコースを紹介している。その内2番目の「めい想の道(水手道)」2.3km/約60分/★★★(星5つ中、星3)を選択。 下りは別のコースを選び、“余裕があれば再度別ルートで登る” なんて安易なことを考えていた。 歩きやすい階段からスタート。楽々いけそうだと嵩をくくっていた。それが飛んでもないことだと、30分後に思い知らされた。 歩きにくい凸凹の岩が露出した急な坂が、時折現れるようになった。 さすが難易度★★★だけあってこうなってくると、けっこう足に来る。いつもの120段駆け上がることなんて屁みたいなものだ。 それでも時どきはスクワットなどもやっているので “登れるはずだという確信もあった” 。 途中、見晴らしのいい場所が2カ所あるのがこのコースの良いところ。岐阜市街と長良川を一望できる。ここから頂上まではもう少しだ。 上登り始めたのが「08:28」で、岐阜城に着いたのが「09:37」。 70分かかって、参考タイムより10分遅い。最初だし、慣れればもっと早く登れるだろう。画像はすべて拡大できます。 なかなかいい姿をしていて、ほれぼれする。①~④の数字は難易度順 疲れてしまい、下りは一番楽な「七曲登山道(大手道)」を下りてきた。最初は緩い階段だったが、後半は車が通れるような砂利道が続く。腿に負荷がかかりっぱなし。さすがに辛いので持参したストックを使って下りてきた。 平地に下りたところで、前を歩いている高齢男性(私より少し上?)に、「下りはけっこう足に来ますね」と声を掛けた。自分は糖尿病があってインスリン注射をしているが、それだけではダメでここを登山することで何とか血糖値を維持しているんだとか。 周に数回登るらしく、もう30年も続けているという。そこへ来て、最近は脊柱管狭窄症も患っていて、腰が痛くてしょうがないという。 何だか大変な様子。脊柱管狭窄症が「2カ月もかかっているのに良くならないので、整形外科を替わろうかと思っている」という。「セカンドオピニオンは絶対した方が良いですよ」と自分の体験からきっぱりと助言をして別れた。 七曲を下りてきたところに「百曲がり登山道」の登り口があった。先の高齢男性が、このコースはジグザグが多いけどそんなに大変なコース大変じゃないと言っていた。要は慣れるということだろう。 いきなりこんな狭い階段から始まる「百曲がり登山道」コース。1.1km/約40分/★★★★(星5つ中、星4)となっている。次回来ることがあればこのコースを登ってやろう。紅葉の時期がいいだろう。 家に帰って歩数計を見たら15,500歩ほどで、長めのウォーキングと同じくらいだった。
2024.10.02
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♪ 政(まつりごと)の好きなる人の晴れ舞台宝の塚の椅子とりゲーム 石破丸が船出の準備を始めている。新総裁による党役員・閣僚人事の全容が明らかになった。 「お友達いない内閣」とか言われている。党内で対立することが多く、妙な仲間意識など持たずにやって来たので、こういうところで苦労する。 そんなことは承知の上だとしても、実際問題となるとそう簡単な話ででは済まされない。 総裁選・決選投票で競り合った高市早苗氏に総務会長のポストを提示するも拒否。もっと上を望んでいたようだ。小林鷹之氏も広報本部長を打診するも固辞している。 刷新感など全くなく、相変わらずの高齢者が顔を連ねますます小粒になっていく。新しい血を入れないがために弱小化していく動物の世界とおんなじだ。党四役★最高顧問・麻生太郎 ☆副総裁・菅義偉(敬称略)19人の内、初入閣が13人 氏の信条は「勇気と真心を持って真実を語る」。それが脆くも崩れ始めている。旧統一教会問題・裏金問題を予算委員会できっちり議論する必要性を強調していたが、あっさりそれを “ちゃぶ台返し” してしまった。 党内の反対に遭い、10月1日に召集される臨時国会で衆院解散・総選挙を決め、15日公示・27日投開票を決めてしまったのだ。こんな人、信用・信頼できる??? 立憲民主党党首・野田佳彦元氏は、土俵に上がる前に肩透かしを食らった格好で、憤懣遣るかたない。★ 朝日新聞が、安倍総理(当時)が2013年参院選直前、旧統一教会の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談し、選挙支援を確認していた事実を写真を掲載して報じている。 これを無かったことのように隠ぺいして来た自民党の内幕を、正直に認めて刷新するはずだった石破さん。身内の抵抗に遭ってあっさり手を引っ込めてしまったなんて、想定外の想定内だ。ガッカリとしか言いようがない。 米軍との地位協定を見直すべきだとも力説していた石破さん。本当にそれを命題として粉骨砕身する覚悟があるのでしょうか? 外野で好き勝手なことを言うのは誰でもできる。 実際、野球のネット裏ではそりゃあもうシビアなヤジが日々飛び交っています。自分でやるわけでもなく、何の責任もないのだから何だって言える。 文藝春秋で理想を語り、本まで書いたりする人がたくさんいますが、現実はまったく別の世界。 嘗て、田中真紀子氏が「伏魔殿」と呼んでいた有象無象、魑魅魍魎の棲む世界に、正論だけで立ち向かって生き抜いていくなんて “神さまでもむずかしい” のかも知れない。 ”政治家なんて異常性格者がなるもんだ” なんて、言っていたのは誰だけ? 今回の入閣者の中で(周辺では喜んでいるのだろうけど)、奥さんが鼻持ちならない人と嫌われている人の旦那が「復興大臣」として初入閣している。どなただったか、拒否したためにお鉢が回って来たらしい。 それでも政治の歴史に残る晴れ舞台だ。奥さんはこれで箔が付いたとばかりにますます鼻が高くなるのだろう。舞い上がって今まで以上に偉そうに振舞って、一層不評を買うことになるのか。 あるいはその逆で、先生!先生!と芸能人に群がるようにヒートアップすのかもしれない。 新内閣の顔ぶれを見ると小粒ばっかり。ガッカリというか底が浅いというか、石破政権も先が知れている感が否めない。政治の世界は常識では計り知れない人間の裏側をみせてくれる。人間の本質をあらわにしてしまう恐ろしい世界なのかもしれない。
2024.10.01
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