「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2022.11.26
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カテゴリ: 美術館・博物館
ミロのシンボリック的な抽象絵画の世界には、自由な新しい時代になったことを感じます手書きハート

バルセロナ「国立ソフィア王妃芸術センター」彫刻


私の作品には、

死はありません。

私が興味あるのは、

誕生です [ミロ]


ジョアン・ミロ
Joan Mir ó
​​

​​ Joan Mi r ó i Ferr ​​ à
ジョアン・ミロー・イ・ファーラー

1893年4月20日〜1983年12月25日(90歳没)

カスティーリヤ語= ホアン・ミロ

スペイン・カタルーニア地方「バルセロナ」出身の芸術家。

シュルレアリスム運動に参加。

ピカソ、ダリと並ぶスペイン前衛の三大巨匠のひとり。




​バルセロナ出身のミロは・・・​

1893年4月20日、 スペイン・バルセロナで生まれる。

1918年、 バルセロナで初の個展を開く。

1921年、 パリで初の個展を開く。

1941年、 『星座』連作

1973年、 バルセロナにミロ美術館完成。

1983年12月25日、 マジョルカ島で死去(享年90歳)。



何かを見て想像するのではなく、

頭脳によって考え出すのでもなく、

あくまでも、

幻覚症状にも似たイメージの世界から、

偶然湧き上がってくる詩的な夢想を、

そのままカンヴァスに再現したのが、

ミロの芸術である。



奇妙な形をした人間や、

動物をシンボル化したもの、



生きている幾何学模様、

そういったものが浮遊するかのように

画面に構成されている。



色彩としては・・・赤、青、黒など、

どれも鮮明で明確だ



綿密な計算があるのではない。



あくまでも、

無意識の世界から繰り出される

人間的でユーモラスな芸術世界は、

現実を超越して見る者の

心の奥底を直接震わせてくる。



その芸術は、

誰にも真似のできないものである。

【代表作】

『太陽の前の人と犬』
(逆立ちした人物)1949年

油彩 カンヴァス 81.0cmx54.5cm

スイス「バーゼル美術館」所蔵。

大きな赤い円は太陽、

その前にふたりの人物と

1匹の犬が描かれている。


黒を多く使ってはいるが、

そのほかの色彩は鮮やかで、

全体から受ける印象も軽やかだ。


スペイン内戦などの

歴史的な事件を目にすることで

一時期は野蛮で激しい作品を描いたミロだが、


56歳で描いたこの作品では、

再び本来の詩情とユーモアを取り戻している。


形態も色彩も無造作で、

偶然性に満ちた画面のように見えるが、

しかし、

つねに多種多様な表現に取り組んできた

ミロらしく綿密な表現と

豊かなイメージの追求を試みた作品である。


(参考文献:東京美術/西洋絵画の見かたより)
(写真撮影:ほしのきらり)


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最終更新日  2022.11.26 00:10:10
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