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「ジュリアス・シーザー」というタイトルではあるけれど、彼を刺殺したブルータスの物語である。盟友、シーザーから全幅の信頼を得て弁舌の立つブルータスが、アントニーに演説を許したがゆえにローマから追われる身になってしまうとは、そして、軍事衝突による決戦は戦略的に負けてしまっていたブルータス一派。結末はこのようなことになろうとは。シェイクスピアが描こうとしたものは、何だったのか。高潔である人たちによる正義ゆえの粛清は、やはりあってはならないものなのではないだろうか。また、雄弁に語り、市民を扇情することもあってはならないと感じた作品であった。デボラ・カーの美しさは素晴らしい。1953年/アメリカ/120分/監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ出演:マーロン・ブランド、ジェームズ・メイソン、ジョン・ギールグッド、ルイス・カルハーン、エドモンド・オブライエン、グリア・ガーソン、デボラ・カー、ジョージ・マクレディ、マイケル・ペイト、リチャード・ヘイル、アラン・ネイピア、ジョン・ホイト、ダグラス・ワトソン、ジョン・ドーセット、ウィリアム・コトレル、ジョン・ハーディ、イアン・ウルフ、モーガン・ファーレイ、ダグラス・ダンブリル、リス・ウィリアムズ、マイケル・アンサラ原題:Julius Caesar お薦め度 「ジュリアス・シーザー」★★★☆(70%)
2019.04.29
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見どころのある作品であった。原子力爆弾の元、原子力(?)を輸送した巡洋艦がアメリカ大統領直属の極秘任務で輸送させるという話である。日本の潜水艦に狙われるという危険を冒しながら任務を遂行する。その後・・・。なんともやりきれない展開とクライマックス、そして、後日談。その戦後はとても辛かったのではと憶測してしまう。事実に基づいた事案をを製作者の視点から、フィクションを交えて提示した。はからずも涙してしまったのは軍人として任務を遂行したけれど、人として・・・と語る部分である。潜水艦艦長役の竹内豊、なかなかしぶい。話題にもならなかった作品であると思うが、その内容は示唆に富んでいる。2016年/アメリカ/129分/G監督:マリオ・バン・ピープルズ出演:ニコラス・ケイジ、ジェームズ・レマー、トム・サイズモア、トーマス・ジェーン、マット・ランター、ブライアン・プレスリー、竹内豊、ジョニー・ワクター、アダム・スコット・ミラー、コディ・ウォーカー、キャラード・ハリス、マンデラ・バン・ピープルズ、クレイグ・テイト、エミリー・テナント、ベロニカ・ロサティ、ホセ・フリアン、パトリス・コル 、マックス・ライアン原題:USS Indianapolis: Men of Courage お薦め度 「パシフィック・ウォー」★★★★(80%)
2019.04.28
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『阿蘇の山中にある"奇跡の児童書店"の物語』昨日読んで感動した記事プレジデントオンラインより
2019.04.28
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「傷だらけの栄光」第2のマーロン・ブランドなどと呼ばれたポール・ニューマンの出世作。若かりし頃のこの作品を見たことはなく、NHK-BSで放映されたものを録画して見た。ジェームズ・ディーンの恋人として名高いピア・アンジェリの演技を見ることもなかったが、この作品で存分に披露してくれている。顔だちの綺麗なイタリア女優で、現代でも通用すると思えるスレンダー美人である。当初、主役はジェームズ・ディーンだったが、彼の交通事故死でポール・ニューマンとなったとのこと。ピア・アンジェリにとっては複雑な気持ちであったろう。ロッキー・グラジアーノという実在のボクサーの物語、とはいえ、幼少期からの悪がき、犯罪者であった男の更正の物語としても描かれていて、いろいろな思いが交差する。悪事を自ら好んでして、腕っぷしに頼り、前歴を重ねていった無知な男が更正することはなかなか大変であると感じられる。1956年/アメリカ/113分/監督:ロバート・ワイズ出演:ポール・ニューマン、ピア・アンジェリ、エベレット・スローン、サル・ミネオ、アイリーン・ヘカート、ハロルド・J・ストーン原題:Somebody Up There Likes Me お薦め度 「傷だらけの栄光」★★★☆(70%)
2019.04.21
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アラン・ドロンが出演しているので見てみた。あまり、話題も評判も聞かない作品ではあるけれど、イブ・モンタンも出演しているので、それなりの作品だと。題名「仁義」と名付けた意味がわからない。そういった要素は皆無に思えるから。原題”Le Cercke Rouge"の意味もわからない。 ウィキペディアを見ても現代の意味が書いてない。しかし、”フランスでは433万人以上の大ヒットとあり、日本では上映時間を20分も削除され、興行もヒットしなかった”とある。どこをカットしたのか20分も削ったことが問題だったのかもしれない。あるいは、日本人にはわからないフランス特有の時勢的な何かがあったのかもしれない。(たとえば大事件となる強盗が横行していたとか・・・)登場人物の関係性も関連性も、よくわからず、ある種ドロンの犯罪映画にありがちな戦々恐々とした裏切りの世界が繰り広げられるので、『仁義』というよりは『裏切り』と名付けたほうが良かったかもしれないけれど、それだと内容を暗示してしまうので『裏社会』くらいが良かったのかもしれない。イブ・モンタンがアル中の汚れ役(?)を見事に演じきっているので敬服した。1970年/フランス/140分/監督:ジャン=ピエール・メルビル出演:アラン・ドロン、イブ・モンタン、フランソワ・ペリエ、ブールビル、ジャン・マリア・ボロンテ原題:Le Cercle Rouge お薦め度 「仁義」★★★(60%)
2019.04.20
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月9である。見てみた。まぁ、見ても申し分のないドラマだと思うのだが、見たい映画とのかねあいを考えると見続けなくてもも良いと判断した。ところで、ネットで本田翼が叩かれている。演技がヘタすぎるということで。見て思うのだが、そういう役どころかな、と思った程度で対して気にするほどひどくはなかった。というか、気にはなったが、その程度の役、あるいは演出かと、思ったが、主役だったとは・・・。いただけませんなぁ。対する窪田は賞賛されていたが、まぶたギリギリの髪型がうざいし、思いの彼女には意思表示が弱すぎるところなど、特段、良いとも思えないが、これもそういう役どころかと。思うに、頼りなさげな主人公が難事件、いや難問題を解決するスタイルは金田一耕助や刑事コロンボを彷彿とさせるのだろうが、そこまで容姿が小汚くもなく、解決の切れ味も鋭さに欠ける気がした。しかしながら数字、ナンバーの羅列は福山雅治のドラマ「カリレオ」を想起させ、おもしろく感じた。まわりの役者の面々も演技巧者とネットでは評された広瀬アリス、山口紗弥加、遠藤憲一などなどであり、ゲストがイッセー尾形という一人芝居ができるベテランであれば、演技ベタというより違和感が目につくのかもしれない。第一話では本田翼が主役とはとてもとても思えなかった。しかるに、これはドラマ構成上のあやであり、演技巧者の和久井映見が病院長に見えない不都合もあるからして、演技ベタと本田翼を非難することはどうなのだろうと思ってしまった。もし、本田翼でないならば、誰が、よいのか30歳手前の女優は。頭が良くて、体育会系が似合う女子はいるのか。で、考えると・・・増田有華では、知名度不足だろうなぁ・・・。
2019.04.11
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