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阿佐ヶ谷にある劇場:シアターシャインにてDouble Spin プロデュース Vol.22 「流星プラットフォーム She shall return...someday! ~夢は忘れた頃にやってくる~」を見てきた。本日7月28日(日)千秋楽入場して、BGMで流されている曲は歌謡曲?曲が替り、長渕剛の「乾杯」か。何曲か流れた後に舟木一夫の「高校三年生」。昭和の曲というより、今の70代。団塊の世代が好きそうな、青春を謳歌した曲。ただ音量が小さすぎて聴き取れるか、聴き取れないか。オープニングのフラッシュ!!!目もくらむ一撃。 (これは期待できる舞台かも)芝居が始まってからの大音声のセリフ。客席は50席か60席か。まるで300人、いや500人規模の劇場での音量か。(この大音声で大丈夫か?)セリフが上滑りしているように感じたのは気のせいなのだろうか。どの俳優も立て板に水のごとし、セリフをトチったり、噛んだりする者はいない。音声も明瞭で清々しいくらいだ。しかし、演技は嘘っぽい? 芝居をしてるというのが見て取れた。気持ちが入ってないのか。あるいは、気持ちを入れようとして分離しているのか。セリフを手真似(形態模写)で表そうとしているのも白けた(嘘っぽい)セリフに厚みを持たせようと、戦闘地域や、星降る夜空を投影したが、役者が感じて話せば(セリフを言えば)十分なはず、余計な演出に思えた。台本は二人芝居のシーンが多く、群像・3人以上のセリフ回しが書けないのではと感じられた。内容もさも含蓄ありそうなことをそれぞれの登場人物に言わせているが大して中身はない気がした。(まるで秋元康の歌詞のよう)つまらない詐欺師の話でつまらない舞台になるかと思われたが、完璧なセリフで舞台は進んでいく。よどみがない展開にいつしか舞台の世界に入ってしまったのかもしれない。醒めた目で見ているはずが、涙がにじむ。クライマックスに向けて、なぜか盛り上がっていく。歌が合唱となり、客席が一体となって手拍子すると、なぜかとてもいい舞台を見ている気分になった。役者たちは素晴らしい。そう思えた作品。本の完成度はいまひとつ、演出も良いとは思えない。しかし、それなりに舞台として完成していた。プロデユース作品。役者を選ぶ目はあったようだ。夜空の映像はラストシーンにだけあればいいと思えた。出演者の中で、中学生役(?)をやっていた上條聖蘭(かみじょうせいら)。良かったなぁ。身長もあって、声もソプラノだったような。松嶋菜々子を想起させたが、「スターになれ!」と思う。TWITTERは #流プラ だそうな。
2019.07.28
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ケイト・ベッキンセールが主演なので見てみた。なかなか犯人がわからず、終幕に判明するのだが・・・伏線もなく、ちょっとあ然とした。で、オーロラを見に行くって、どうなのよ?まぁ、それまでの犯人探し、孤軍奮闘、疑心暗鬼などなど、まずまず見ることは出来た作品なのではないかな。猟奇的な殺害現場があるので、見るのは要注意。2009年/アメリカ/101分/PG12監督:ドミニク・セナ出演:ケイト・ベッキンセール、ガブリエル・マクト、トム・スケリット、コロンバス・ショート、アレックス・オローリン、ショーン・ドイル原題:Witeoutお薦め度 「ホワイトアウト」★★★☆(70%)
2019.07.21
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「日の名残り」公開当初、食わず嫌いならぬ、見たくないなと見ないでいた。NHK-BSで録画したものをようやく見た。クリストファー・リーヴが出演していたんだ、と思った。アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの手堅く巧妙な演技。表情というより、目、瞳のしわざに脱帽する。ヒュー・グラントも出ていた。イギリス映画である。といっても製作はアメリカか。ドイツを信奉するイギリスの貴族(?)が、民間外交にてドイツ礼賛のため暗躍したと思える時代。その貴族に仕えた執事の物語、仕事ぶり。彼の胸中は明かされることなく、しかし、そこかしこに見て取れて偲ぶ恋とも恋心というものをついに表現することはないのか、20年ぶりの再会も見つめ合う瞳が交差するのみ。と、ネタバレのように書いてしまったが有名小説であるし、映画公開から25年もたってしまえば、その主人公がどう行動したかを映像にて見てもらえれば、と思う。アンソニー・ホプキンスもエマ・トンプソンも秀逸である。冒頭にオークションで行き過ぎた高値で絵画を買い取った主の正体も、その理由も終幕になって判然とする。なるほど、そういうことかと。途中、執事が旅する工程で立ち寄る村のパブの席で意気軒昂なイギリス人たちとの会話で出てくる”ダンケルク”。ここ最近の映画「ダンケルク」を初めてとして「ウィンストン・チャーチル」や「ミニヴァー夫人」を見て、ダンケルクの戦いを知っているからこそ、瞬時に”ダンケルク”が理解できた。映画はやはり見るものですね。1993年/アメリカ/134分/G監督:ジェームズ・アイボリー出演:アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン、ジェームズ・フォックス、クリストファー・リーブ、ピーター・ボーガン、ヒュー・グラント、ミシェル・ロンダール、ティム・ピゴット・スミス、パトリック・ゴッドフリー原題:Remains of the Dayお薦め度 「日の名残り」★★★★(80%)
2019.07.20
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7月15日に見た「トイ・ストーリー4」について書きました。忙しくて今日まで書けず、熟成したコメント、お読みください。マイライフ・マイシネマアルカディア「トイ・フトーリー4」コメント
2019.07.20
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「トイ・ストリー4」この作品を映画館で見た。9年ぶりの新作のようで、冒頭で時間経過とともに、ウッディたちおもちゃが男の子から女の子へ譲渡された。そう、男の子は子供ではなくなったのだ。その9年前の少しあと、女の子であるボー・ピープの人形は3匹の羊とともに、別の女の子へと譲渡されていた。ウッディたちとボー・ピープたちとの再会の物語、新たなおもちゃも登場し、波乱に満ちた冒険が始まる。子供たちはかわり、おもちゃたちは旧態依然。時の移り変わりの無情さの中、熱い絆で結ばれているおもちゃたちに新たな展開が訪れる。池袋の映画館で見たが、ピークの昼の時間帯、満席でなかったのはなぜなのか。池袋といえど客は入らないのかなぁ・・・。さて、この作品を見て、感動し、一縷の涙を流した。そして、思った。これはとてもとてもアメリカ的な作品なのではないかと。行動も情感もアメリカ人気質満載と思われるが、それでも感動するのは人間の感情のなせる技なのか。アメリカ人の感情を受け入れることができるのか。感性と表現の違いを感じつつもとてもチャーミングな作品と思えた。終幕、ウッディからジェシーへ物語が受け継がれることを予見させながら終わる。「トイ・ストーリー5」はあるのだろうか?2019年/アメリカ/100分/G監督:ジョッス・クーリー 出演(声):トム・ハンクス、ティム・アレン、アニー・ポッツ、トニー・ヘイル、クリスティーナ・ヘンドリックス、キーガン=マイケル・キー、ジョーダン・ピール、キアヌ・リーブス、アリー・マキ、ジョーン・キューザック、ウォーレス・ショーン、ジョン・ラッツェン・バーガー、ジム・バーニー、ドン・リックルズ、エステル・ハリス原題:Toy Story 4お薦め度 「トイ・ストーリー4」★★★★(80%) 字幕翻訳: 注!!ネタバレ!! 男の子のおもちゃが女の子に譲渡される。受け継ぐ。それって、ありえるのだろうか?作品の中でも描かれるけれど、大学生になったであろう男の子が(知り合いと思われる)女の子の幼児に、おもちゃ一式を譲る。それに先立って、9年ほど前に女の子の人形であるボー・ピープが(親戚と思われる)女の子に譲渡される。ウッディとボーとの別れのシーン。ここで、ウッディがボーに一方ならぬ感情を抱いているのが見て取れる。この日は雨。それも大雨っぽい。ボーとの別れの前に雨の中、子供部屋に戻らぬおもちゃ仲間が庭のどぶ(排水溝)にはまり、雨水とゴミに押し流されようとなっていた。それを発見したおもちゃたちはボー・ピープの指揮の下、ウッディが先頭に立ち救出に向かう。雨とゴミとで悪戦苦闘しながらおもちゃ仲間を助け出す。<仲間を見捨てない>これってアメリカ的だよね。映画「プライベート・ライアン」を思い出した。第二次世界大戦で4人兄弟のうち、3人の兄が戦死し末弟の一人を救出部隊を送り生還させようとする話。仲間を見捨てない。たとえ死体となっても戦地から遺体を持ち帰るということをするアメリカ。特攻隊を作って死なばもろとも死体が雲散霧消しても神に召されて天国に行くと考えた日本とは正反対である。遺体の埋葬と火葬の思想の違いにも通じる気がする。仲間を見捨てない、これがアメリカ。別れ別れになってから約9年、キャンピング・カーで女の子の一家とおもちゃと旅に出たウッディはボーと再会を果たす。そこで出会った、ウッディと同じ仕掛けがあるおもちゃギャビーギャビー。背中の紐を引っ張ると音声が出るという仕組み。ギャビーギャビーはアンティーク雑貨店に埋もれていた。それは、故障で音声が途切れて出ないためだと考えた。そこで、ウッディの仕掛けを移植することを計画。ウッディも仲間を助けるために移植を承諾。<生体移植>そこまで重く考えることもないだろうけれど、誰かから仕掛け(臓器)をとって、移設(移植)するということが当然として描かれるのはアメリカかな。仕掛け(臓器)移設(移植)したギャビーギャビーがアンティーク雑貨店の孫娘にかわいがられると思ったのに、早々に見捨てられる。そして、その後、ギャビーギャビーを拾ったのは迷子の黒人女の子。孫娘が見捨てるシビアさも、拾い上げた子が黒人という設定もアメリカかな。クライマックスで遊園地に戻ってきたウッディ、ボーピープと合流するキャンピング・カーのおもちゃたち。ここでボーと別れがたいウッディはおもちゃ仲間との別れを決意し、ボーとともに遊園地に残る。この選択がアメリカ。見ていて、ボーと別れたくないウッディは当然、仲間となるよう、ともにキャンピング・カーに乗り込み女の子の新しいおもちゃとしてボー・ピープを引き入れようとすると思った。しかし、そうではなく、おもちゃ仲間と別れ遊園地に残る。団結、仲間を良しとしてホームに帰ろうと考える日本的思考ではなく、仲間と別れて新天地に旅立つと考える思考、これぞ、アメリカ!このウッディの行動が最もアメリカを体現していたと思えた。おもちゃ仲間と別れを決めたウッディが保安官バッチをジェシーに託す。カウ・ガールが後任となったことにより持ち主が女の子ということと相まって「トイ・ストーリー5」はあるのかな、と感じた。少なくとも伏線ははれた。<新たな道を往く>名画「我が道を往く」ではないけれど、新たな出発を描くのがアメリカ。旅立ちはアメリカ。これぞアメリカ。見終わって、さめざめと一縷の涙を流したりしたシーンはいくつもあり、感動した。見て良かった。そして感じたアメリカなるもの。このアメリカなるものを見て感動するということは描かれていることが全人類的なことなのか、アメリカかぶれのせいなのか。感性は違えどアメリカをよく知っている日本では感動できるであろうと思う。さて、「トイ・ストーリー5」はウッディが主人公なのか、ジェシーが主人公なのか。それともスピンオフとして描かれるのか。その後があるかどうかは「トイ・ストーリー4」のヒットにかかっている。
2019.07.15
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アベンジャーズの終結を受けての本作。アイアンマンことトニー・スタークの後継者となりえるのか、といった点が本作のキモ。内容がリンクしているだけに全作を見ていないと理解不足になる点があるのではと危惧する。また、見ていたとしても、このところ関係が緊密になっていったところなので、そもそも論からしてリンクしていいのか、別作品として存在していたほうがいいのでは、という考え方もある。ただ、現在ほど情報が交錯し、関連性が強まっているのならば関係性は強固な方がいいのであろう。さて、作品だか、冒頭から戦闘シーンがありスペクタクルに長け、見どころ、見せ場がある。そこで、ピーター・パーカーと同じく信じやすい観客はどんでん返しに驚き、どっぷりと引き込まれてしまう。スパイダーマンの彼女役として美女を配さなかったのは、美女に注目してしまって物語に集中できなくなることを避けるためかも、と思ってしまったのはうがった見方だろうか。スタイルはバツグンでピーター・パーカーが見劣りするくらいだけれど、美女でないのは既定路線なのだろうか。後半は疑心暗鬼を持ちながらも騙され続けてしまう、お人好しさが続き、クライマックス、ラストとなかなかものすごい空中戦、バトルが繰り広げられる。都市レベルでのスパイダーマンなのに地球レベル、宇宙レベルの話になってしまって、大風呂敷を広げすぎるのかもしれない。そして、エンドクレジットに至っても映像が追加されるのは、続編の宣伝なのか、予告なのか。その設定も登場人物も好ましものとは思えなかった。2019年/アメリカ/135分/監督:ジョン・ワッツ、出演:トム・ホランド 、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダース、ジョン・ファブロー、J・B・スムーブ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター、マリサ・トメイ、ジェイク・ギレンホール、アンガーリー・ライス、トニー・レボロリ、レミー・ハイ、ヌーマン・アチャル原題:Spider-man:Far From Homeお薦め度 「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」★★★★(80%) 字幕翻訳:林 完治 注!!ネタバレ!!今作、前半は満点といえよう。新しく登場したミステリオが、ドクター・ストレンジを彷彿とさせ、なかなかの、いや鮮やかな活躍を見せる。新しい敵がいつどこに出没するのか、なぜわかるのか、その謎はミステリオの正体が明らかになった時に、判然とする。そんな!!!主人公スパイダーマンことピーター・パーカー同様に騙されてしまった我々観客はあ然とするしかない。ここまでの完成度は秀逸である。と、思われた。後半、ミステリオの正体が他の地球からやってきた異星人でなく同じ星の地球人だとわかった時、ドローンを使っての戦闘が現実的なものなのか疑義を抱き、それまでの高揚度が下がっていく。壮絶なバトルはすごいのだが、ナイト・モンキーという設定も、エンド・クレジットの映像も、創意工夫による劇薬のごとく準備されたインパクトのあるものと思われるが、興味を高めるのとは逆におもしろくなく思ってしまう。”過ぎたるは及ばざるがごとし”の諺(ことわざ)のようにあまりにもいろいろとやりすぎた、と思える。、
2019.07.07
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邦画はほとんど見ないが、なんとなく録画した。見てみた。東野圭吾の原作だ。作品として書籍となるにはやはりオリジナリティが必要なのだろう。誰も書かない物語。その突拍子もない設定が、感動を生む物語となっている。時空を超えての往復書簡は発想として人の心にはあり、映画「イルマーレ」など有名な作品も多い。この映像作品だけでは、私の理解が乏しいのか、感動という点からすると物足りなさを感じました。しかし、この作品の原作のあらすじや映画評をネットで読むと映画化においての取捨選択、整理整頓が上手く出来ていなくて、物足りなさや不完全燃焼を感じる作品になったのではないだろうかと思えます。とはいえ、それほど悪くない作品ともいえます。それは、出演者たちがしっかりとした芝居をしているから。当初はチョイ役かと思えた西田敏行の絶妙な演技、山田涼介の感極まる演技、門脇麦のアーティストとしての演技、尾野真千子の年月を超越した若年から壮年までの変貌ぶりと手堅い演技。演者は素晴らしいと思えます。この作品の本質を理解するには原作を読んでみるかな・・・。2017年/日本/129分/G監督:廣木隆一出演:山田涼介、村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦、林遣都、鈴木梨央、山下リオ、手塚とおる、PANTA、萩原聖人、小林薫、吉行和子、尾野真千子、西田敏行お薦め度 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」★★★☆(70%)
2019.07.06
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