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またまたシドニーへ出張。こんな事ならプライベートの旅行はシドニーを外しておけばよかった・・・と思いつつ、都会の風に吹かれると「ふっ、また来てやってもいいかな」などと思ってしまうのが田舎モンの哀しい性。(↑またまた勘違い甚だしい上から目線)今回のディナーは、前回のシドニー訪問時に目をつけておいた台湾小籠包の名店「ディンタイフォン」。「台湾 小籠包」とググッてみると真っ先にこの店が検索されるくらいの有名店であります。有名店プラス日曜の夜という事もあり、テーブルに着くまでに時間を要しましたが、待った甲斐あり!というくらい、美味しい小皿料理の数々を楽しむ事が出来ました。店外のテラススペースで待つ事40分。ページングシステムでビビーッと呼び出しされ、いよいよ入店です。まずは台湾ビールで乾杯。飲めないおいらは勢いあまって「アボカドジュース」なるものを注文。飲み物としては未知なる世界の味でした。寅縞模様の正体は「チョコレートソース」。アボカドにチョコレートソースをかけて食べる味をご想像下さい。まずは念願の小籠包をいただきます。小ぶりな小籠包が8個入った熱々のセイロから1個ずつ、せっかくのスープがこぼれてしまわないように、慎重に饅頭の先端を箸でつまみ、ショウガ醤油の入った小皿に移します。熱々の小籠包をレンゲで口の中へ一気に放り込み、濃厚なスープを一滴たりとも逃すことなく、うまみの詰まった饅頭をかみしめます。かちょー。 シ・ア・ワ・セ~25年間生きててよかった~(←ここで誰かさんのようにサバは読まなくてよろしい)と言わしめるほどの美味しさでした。(もうちょっと熱々だったら言う事ナシでしたが)そしてほかの小皿料理の数々もレベル高し。プリップリの海老小籠包。ヘルシーな野菜の蒸し餃子。モチモチ感がたまらない。シャキシャキっとした空心菜の炒め物。炒飯も米の一粒一粒がパラパラ。こちらはピリッとスパイシーなジャージャー麺。麺のつるつる感と肉みそのコンビネーションがたまらない。ワンタンをチリソースで。これは結構辛味が強かったですが、それ以上に旨みがあって最高に美味しかったです。台湾の中でも、お上品な部類のレストラン。チャイナタウンの中のカジュアルなレストランに比べれば、値段もそれなりにしますが、それを高いと思わせないくらい、美味しい料理とスピーディかつフレンドリーなサービスで、満足満足でした。
2011.05.22
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今回の旅行最後のレポは、シドニーの街中で発見して気になっていたこのパイ屋さん。シドニー空港のターミナル内にも同じ店を発見したので、朝食がわりにトライしてみる事にしました。スマイリーな看板に、思わずこっちもにっこり笑顔になっちゃいます。がっつりステーキパイから甘~いデザートパイまで、いろんな種類のパイがショーケースに並んでいます。さすがに普通のサイズを1個食っちゃうと、更年期のおいらはその日1日が胃もたれとの戦いになると容易に想像できたため、とりあえず1口サイズのチキンクリームパイを買ってみました。パイぞう君(←勝手に命名)の笑顔に癒され、朝から気持ちがほっこりします。食べるの勿体無いなぁ、と思う間もなく、哀れパイぞう君は一口でおいらの胃袋へ収まるのでした。うまかった~。などと呑気に構えているバヤイではない。今回の旅行の最後の目的は、その日同じ飛行機に乗ってロッキーへ行く予定の日本から到着した上司に「サプライズ襲撃」をかけること。そのため、ウィケット(セキュリティポイント)からボーディングゲート、ショップ&レストランに至るまで自分自身は不自然にサングラスなどで変装しつつ上司の姿を必死に探したのですが、ボーディングの時刻になってもその姿が見えません。これは何かトラブルがあったに違いないと、ゲートで本人がチェックインをしているかを確認しようとしましたが、ゲート係員は「セキュリティリーズンで教えられません」の一点張り。おいらのサプライズ計画なんかはぶっ飛んでしまい、オフィスや、日本の本社へも連絡をして本人へコンタクトを取ろうとしたのですが、携帯は全く繋がりません。ゲートではファイナルコールがかかり、上司の名前と、そしておいらの名前が館内中に鳴り響く事態に。とりあえずチェックインはしてるのか、と安心したところでそこへ悠々とゲートへ向かって歩いてくる上司の姿が。会うなり一言、「あれ?かちょー。こんな所で何してんの?」と。結果的に、おいらがサプライズされるハメになってしまいました。聞けば本人、ボーディング直前までプレミアムクラスのラウンジで寛いでおり、(↑そうだ、このヒト偉いんだった。忘れてた。)ラウンジスタッフの案内で普通にゲートへショウアップしただけだったとか。うーむ。一人で大騒ぎして朝から疲労困憊してしまった挙句、なんとなく自分だけが敗北感。そして、そんなおいらの胸の内を知ってか知らずか、これから意気揚々と出張の地へ向かう我が上司。それぞれの思いを乗せて飛行機はロッキーへと向けて出発するのでした。
2011.05.21
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寒~いキャンベラで、芯まで冷え切ったカラダを暖めるのは?うーむ、人肌も恋しいが、やっぱり日本人なら「うどん」だぜい。という事で、空港から直行したのが、クチコミでかなりの評価が高かったこの「まっぺん」でございます。タウンホールの駅すぐ近くにあるこのお店。シドニー初の、本格的セルフうどん店だそうです。大通りに面してはいるものの、複数の飲食店テナントの入ったビルの奥のほうにあり、ともすれば見失いがちになりますが、中へ入るといやいやどうして、行列が出来るほどの大繁盛ぶりに驚きました。店内はご覧の通り満席御礼。注文カウンターから店内を周回するように行列が出来ていたので、おいらも早速列に並びました。でもさすがにうどんだけあって、回転も早い早い。ものの5分もしないうちに、カウンター前に達する事が出来ました。注文方法がこのようにわかりやすく掲示されています。日本人の我々にとっては「はなまるうどん」に代表されるように最近では馴染み深いものになっておりますが、日本人以外にとっては未知の世界。こういった親切なアドバイスもやはり「日本人ならでは」の細やかさですね。うどん・そば(普通と大盛り)、ダシ(熱・冷)のベースを選びお好みのトッピングを選んでレジへ運ぶというパターン。お客さんは次から次へと流れてくるので、迷う間もなくスムーズに好みのものをお盆に乗っけていくのが流儀。おいらも好物のエビ天、ちくわ天に加え、温泉タマゴと、こあらオヤヂさんご推薦のおむすびをトレイに乗せて精算しました。値段も手頃でボリュームたっぷり。学生さんやワーホリさんと思われる若者で大盛況だったのも納得できます。お味も満足。ダシは関西風より少し濃い目かな、と感じましたが、かつおと昆布の風味もしっかりしており、うどんもつるんとした喉越しで大変美味しかったです。そういや、この日キャンベラでは時間帯が中途半端という事もあって、ビスケット数枚くらいしか口にしてないんだった。すきっ腹と冷え切ったからだにじわーっと染み入るような心も体もポカポカと温まったおひとり様ディナーなのでした。
2011.05.20
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ゆったりとクルージングを楽しんで、キャンベラの観光もこれでおしまい。シティターミナルでエクスプローラーに別れを告げ、まだまだキャンベラに後ろ髪をひかれつつ、シティターミナルで空港シャトルバスを待つ間、しばし夕暮れの市内を散策しました。秋の日暮れは早く、緯度が高いとという事もあり、夕方5時にもなると、もうこんな感じで薄暗くなってきます。ストリートの真ん中には突如メリーゴーラウンドが。かなりの唐突感(笑)。シティターミナルから空港へは、シャトルバスで約15分。空港といい駅といい、アクセス抜群のさすがは計画都市です。車窓から見えた高い塔。キャンベラ空港は、グラッドストーン空港同様、最近リニューアルされた様子。大変モダンな作りの立派な空港ですが、まだ工事中の部分もあり、とりあえず出来たところから使っておいてねー的な感じ。まだまだ工事中。館内は白を基調としたとても明るく解放感のあるスペース。さすがに首都空港だけあって、国内線はシドニーをはじめとする主要各都市とを頻繁に運航されており、時間帯が夕刻という事もあって大変多くのビジネスマンでごった返していました。セキュリティゲートが1箇所だけ、というのもあるかも知れませんが。9割方スーツ族の中に混じって、バックパックのおいらは、ちょっと浮いていた感じだったかな?最近の空港は流線型のデザインが多いのが特徴?こちらの空港でも、デベロップの全貌を紹介するモックアップやパネルが展示されており、将来的な構想も含め、利用客へアピールしていました。"AirVolution"と銘打って開発が進んでいる空港。うまいこと言うよなぁ。こういうネーミングって、やっぱりセンスが光りますよね。短い言葉でリズムと語呂よく、そのコンセプトを表現している。うーむ、おいらもこういうのを考えるのは大好きなんですが、糸井重里までの道のりは非常に遠いと言わざるを得ないなぁ。そんな事を考えつつ、約7時間弱の滞在を終えて、シドニー行き最終便の機上の人となるおいらなのでした。
2011.05.05
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エクスプローラーバスに再度乗り込み、国会議事堂を後にして、キャンベラ観光のハイライトでもあるレイククルージングに向かいます。その前の道中、世界各国の大使館がある丘陵地区を車窓見学。中国大使館はまるで天安門のように立派で、タイやパプアニューギニアの大使館も民族調のとても個性的な建物でしたが、日本の大使館は至ってシンプルなビルディング。でも欧米、アジア、アフリカなど、世界中の大使館の建物がこのヒルに凝縮されており、世界旅行のようなドライブを楽しむ事が出来ました。時間や予算のない貴方、キャンベラでプチ世界一周はいかが?そして、バスはバーリー・グリフィン湖のマリーナに到着。ここから小一時間のアフタヌーンティークルージングを楽しみます。(周遊バスとは別料金で、ひとり12ドル)ちなみにこの湖の名前は、キャンベラの都市設計をした米国人デザイナーの名前からとったそうです。小さな観光船に乗り込みます。まずはコーヒーで体を温めてから。コモンウェルスブリッジを越えると、キャンベラのシンボルの一つでもあるキャプテン・クック記念ウォータージェットが見えてきます。1日2回、時間限定でなんと140mの高さまで噴水があがります。町のはずれからでも見えるくらいなので、近くで見るとその迫力たるや推して知るべし。せっかくなので、動画でも収めてきました。この湖はモーターボートの走行が禁止されているとの事で、鏡のように穏やかな湖面上から、秋深まる街の風景を楽しむ事が出来ました。マリンスポーツなどを楽しむクルージングもいいけれど、こういう心落ち着くクルージングも、やはりいいものです。いろんな公園や博物館、美術館などの建造物を違った角度から楽しむ事ができ、1時間のクルーズもあっという間に終了。最初はデッキに出てバシバシと写真を撮っていましたが、午後2時半~3時半くらいのクルーズなのに風がとにかく冷たかったので、後半はほかの「ガールズ」(推定70歳代)とともに、キャビンで静かに景色の移ろいを楽しみました。キャンベラ1日遠足。そんなに期待はしていなかったけれど、意外や意外、素敵な街でしたね。多くの人たちは「キャンベラは1日で十分」と言うけれど、おいらは、今度また機会があったら、今回行けなかった戦争博物館はじめ、現代美術館や科学館など、じっくりとこの街の文化に触れ、レンタカーでも借りて散策してみたいなと感じました。それくらい、おいらにとっては魅力的な街でありました。おいらが首相になったとしても、この街だったら住んでいいかも、って思いました。Big WとCrazy Clarksがある事が必須条件、ですが(笑)。
2011.05.05
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久しぶりにキーンと冷えた晩秋の空気を肌で存分に味わいながら、キャンベラの駅に降り立ったおいらです。キャンベラ駅正面口。駅全景。規模としてはロッキーの駅並みか。駅前の街路樹にも秋が感じられます。まずは路線バスに乗ってシティ・センターへ向かいます。バス停でバスを待つ間も、足元から底冷えがする感じがします。こうした「寒さ」を味わうのは久しぶりだなぁ、とちょっと感激。気持ちも頭もシャキっと引き締まるような気がします。(↑身体もひきしまればいいのに)ここでキャンベラについて簡単に学習しましょう。人口33万人。もともとメルボルンに首都機能があったオーストラリアですが、メルボルンとシドニーにおける首都争奪戦に決着をつける形で両市の真ん中に位置するキャンベラに、無理やり首都を建設したとの事。さすがオーストラリア、物事決めるのアバウトすぎ。しかしある意味フェア。という事で、豪州屈指の寒冷地である計画都市キャンベラに、1927年、首都がめでたく遷都されたというわけです。都市計画に基づいた街並みは素晴らしく整備されており、至る所に政府機関や国立の資料館・美術館が並びます。街の中央には大きな人口湖(グリフィン湖)があり、そのほとりにある3つのラウンドアバウトから、放射線状に幹線道路が伸びる、非常に整然とした街という印象。まさにコンテンポラリーという表現がぴったりで、古きよき景観を残した風情のある街とはまた違った、いわゆる「人工都市」の美しさを感じ取る事が出来ます。バスはそうした街を走り抜け、15分ほどでシティ・センターへ到着。ここは街の中心部の4ブロック程がバスの発着場となっており、区画全体がバスターミナルの機能を果たしています。おいらはシティセンターの11番乗り場からキャンベラエクスプローラー号に乗車して効率良くキャンベラの半日観光を楽しむ事にしました。ボンネットバス風のかわいいエクスプローラー号エクスプローラー号はキャンベラの主要な観光地を1日4周する観光バスで、乗客は1日乗車券を手に、自分の好きな場所を選んで下車観光する事が出来ます。つまり朝1便からスタートした乗客はその日のうちに最高4つの観光地を巡る事が出来、おいらみたいな午後からの参加者は、2つだけ観光地を訪問できるという訳です。おいらは当初、戦争博物館を訪問する予定でいましたが、ドライバーの爺さんに「おまえさん、パーラメント(国会議事堂)を見なくてどうする。」と諭され、急遽チェンジマインドする事になりました。「パーラメントこそ、キャンベラがキャンベラたる所以だ」とドライバー爺。はぁ、そんなもんですか。しかし、爺さんグッジョブ!行って本当によかったと思いました。日本の国会議事堂のような、歴史的な建造物とはまた趣が異なる、白亜のまるで要塞を思わせるような近代的な建物にハートをがっちり奪われたのでありました。では、厳重なセキュリティチェックを通過し、中へ潜入。自然光をふんだんに採り入れた明るいメインホール。催事が執り行われる大ホール。ワインカラーが基調のSenate(上院。いわゆる参議院)本会議場。ミントグリーンが基調のHouse of Representative(下院。いわゆる衆議院)本会議場。ここで政治家同士のバトルが繰り広げられているのでしょうか。なんでもない椅子にいたっても国章が施されています。広い通路スペースは、同時に展示資料室もかねており、歴代の資料や現議員の写真などが飾られていました。知った顔もちらほらと。ジュリア・ギラード首相。相変わらずおキレイで。(ちなみに彼氏は美容師)環境問題の第一人者ピーター・ギャレット氏。もとMidnight Oilのメインボーカリスト。わが町選出のカースティン・リバーモア議員。美貌ではジュリアに負けていない?1時間かけてゆっくりと館内を観て回り、おいらもちょっと、国会議員になった気分?を味わう事が出来ました。館内から裏庭を撮影国会議事堂側から旧国会議事堂を臨む抜けるような青空にはためくナショナル・フラッグと議事堂。ベタながら、国会議事堂がプリントされたミント菓子を会社へのお土産に調達し、エクスプローラーのバス停へと戻ります。
2011.05.05
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前日遅くまでこあらオヤヂさんと食べ歩きしていた(←決して「飲み」ではない)にもかかわらず、しっかり早起きして活動開始したおいらです。「飛行機ヲタ」「スケヲタ」に「鉄ヲタ」の血が少々混じっているおいら。早朝から向かったのは、ホテルから徒歩5分のところにあるシドニーセントラル駅。ここはシドニーの中心部から程近い、近郊電車と長距離電車のターミナル駅となっています。ヘリテージ感たっぷりの、重厚感のある建物です。天井の高いコンコース早朝(朝6時過ぎ)にもかかわらず、既に通勤ラッシュが始まりつつあるシドニーセントラル。おいらの向かう先は、都市間連絡特急が発着するプラットホームです。行き先は・・・・なぜに「キャンベラへ?」と言われても、「そこにキャンベラがあるから」と言わざるを得ないんですが・・・・。それくらい、キャンベラは観光地としては地味~な存在らしく、一応オーストラリアの首都ではあるものの、国際ゲートシティとしてのシドニーの存在感があまりに大きいゆえに、サシミのツマ的な存在になっているんですよね。わかりやすく言えば、「大宮という目立つ都市に対する浦和」的な?「京都に観光に来た人が、隣の大津市に観光へ行く」的な?チョット違うか?まぁ特別「キャンベラに行きたかった!」という訳ではなく、要するに、列車に乗って旅したかっただけなんですね。という言い訳をしている間に、いよいよエクスプローラー号が入線してきました。3両編成の中距離特急という感じでしょうか。エコノミークラスが2両、そして一応、日本のグリーン車に相当するファーストクラスが1両連結されています。値段的に15ドル程度しか変わらなかったので、おいらは迷わずファーストクラスを選択しました。自分のシートへ行く前に、せっかくなので、下々の者どもが座る「エコノミークラス」とやらを偵察に行きました。(↑たかだか15ドルで完全に上から目線)ふむ。なるほど。さながら「特急きりしま号普通車指定席」って感じですな。これなら下々の者どもも、快適に旅が出来る事じゃろう。さて、それじゃあいよいよ自分の座席へ向かう事にしようとEチケットの番号を確認し、ファーストクラスの車両へ向かいました。豪州の列車は、先頭よりA号車、B号車・・・と表記。と、そこには、先程と同じ写真ではありません。ただ、おいらには「ヘッドカバー」の色が違う以外にその違いを見分ける事が出来ませんでした。念のために検札に来た車掌さんに、違いを確認して見ると、シートは同じだけど、若干シートピッチが違うんだとか。あとは、同じ車両に売店(Buffet)があって便利だしねぇ、と言いくるめられました。「ビジネスクラス」ならぬ「ファーストクラス」を豪語するからには、もうちょっとラグジュアリーなシートにして欲しかったなぁと思うのでありました。(↑15ドルで手に入れた優越感が、ここで喪失感に変換)車内誌とビュッフェメニュー表割と良心的な値段の飲食品類車内は3割くらいの混み具合。乗客のほとんどは、時間的に余裕のあるトラベラーと見受けました。A号車後方にあるビュッフェ。レジのオジサンが「旧国鉄マン」並みのサービスレベルコーヒーと「パパロッチ」のパンの朝食。味の詳細は前日の日記を参照。特急列車といえど、オーストラリアは都市間連絡特急も「トラベルトレイン」の位置づけで、ゆっくりのんびり走ります。所要時間よりもゆったりとした旅、壮大な車窓からの景色が売り物。おいらもリラックスした気分で、車窓を流れる大平原や牛、羊の牧場の眺めを楽しみました。まさに車窓はこんな風景しかしキャンベラ到着直前、「ドシン」と大きな音がしたかと思うと、列車が突然急停止。どうやら走行中に羊を1匹跳ねてしまったらしく、暫く安全確認の為に停車していましたが、5分後くらいに、何事も無かったかのように運行を再開しました。跳ねるのが羊というところが何ともオーストラリアらしいです。列車は定刻10分遅れ程度で、無事キャンベラに到着しました。午前中、たっぷり鉄道の旅を楽しみ、残りの半日を使った、キャンベラの市内観光へ向かいます。シドニー~キャンベラ間のこの特急列車の運行本数は朝夕2往復。所要時間4時間20分という事を考えると、いかにお互いの町の中心部に駅があるからと言えど、東京~大阪の新幹線のように、飛行機との競合になる事はありえないでしょう。だって同区間の飛行機は所要時間僅か50分。1日約20往復くらいバンバン飛んでいますから。ただ、時間がある旅行者にとっては、この値段(片道エコノミーで39ドル、ファーストで54ドル)は確かに魅力。飛行機はだいたい片道100ドル前後かかるうえ、シドニーの空港連絡電車は世界一高いですからねー(15分くらい乗って片道15ドル!)。5月5日本日の行程シドニー06:58→(Xplorer)→11:17キャンベラキャンベラ18:30→(DJ667)→19:20シドニー
2011.05.05
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オーストラリア大陸。さすがに南へ下るほど寒くなります。南半球は秋真っ盛り。日本で言えば11月上旬ってとこですね。当然南へ行くほど緯度が高くなり、寒くなっていきます。北半球で言えば、ヤップーンは台湾の高雄市、シドニーは福岡くらいか。短パンにサンダル履きがほとんどのヤップーンですが、シドニーではパーカーやジャケット、薄手のコートに身を纏う人がほとんど。とりあえず靴履いて長袖着てきて良かった、と思うおいらなのでした。まずは嫁はんに頼まれた日本食材のショッピングへ出かけました。タウンホール近くの「マルユウ」と、ワールドスクエア地下のスーパー「ミラクル」の2軒を回りましたが、やっぱ高いですね。輸入食材は。こちらが「ミラクル」。夜9時まで営業がウレシイ。ロッキーに比べたら、はるかに品揃えはあるのですが、なまじ日本での市価を知っているだけに、欲しくても気軽に買い物かごに入れられるようなシロモノではありません。例えばムースポッキーが6ドル(510円)、こくまろカレー200gもやはり6ドル、マヨネーズ1kgが14ドル(1,200円)など。日本製品はほぼ1.5~2倍、韓国・台湾製品はもうちょっと安くて1.25~1.5倍ってところ。中国製品はもっと安いのですが、こちらはちょっと品質の問題があって手が出せない。我が家は日本食にはそこまで固執しないものの、やはりあったら嬉しい事には変わりはなく、こうした食材がある程度揃うシドニーなどの大都市が羨ましく思えると同時に、もっと手の届く価格で安定供給されて欲しい、と願うのでありました。調達品その1調達品その230ドル以上のお買い上げとの事で「マルユウ」にいただいたエコバッグ。バッグはいらんから安くしてくれと言いたい。買い物を終え、宿泊先のホテルでスタンバイしていると、前日に連絡を入れておいた こあらオヤヂさん からの電話が入りました。空港近くにお住まいなのに、わざわざシティまで車でお迎えに来てくださって、おいらを連れてご自宅近くのアジア人街で食事をご一緒していただきました。連れてっていただいたのは、韓国料理の豆腐チゲ専門店。1人鍋のシーフード豆腐チゲと、いろんな穀物や木の実がはいったおこわのセットメニューをいただきました。チゲもおこわも、石鍋の中でグラグラと煮えたぎって出てきて、最後まで熱々の状態でいただく事が出来、おこわも食べ終わりには良い具合にオコゲが出来、最高に美味しかったです。身体に良さそうな穀物たっぷりのご飯と、ヘルシーな豆腐チゲ食後、デザート専門店の「パパロッチ」へ連れていっていただき、評判のパンを1個ずつ買って帰りました。焼きあがりはほのかにミルクコーヒーの香りが漂う、ほんとに美味しそうなパンで、その場で焼きたてにかぶりつきたい程でしたが、既に胃袋が飽和状態であった為に断念。翌朝の移動中に朝食としていただいたのですが、何と表現したらいいのか、軽くてふんわり、メロンパンをもっとサクサクパフパフさせたような感じの新食感。ミルクコーヒーの甘い香りもくどくなくさっぱりで、あっという間になくなってしまいました。これはもう、「おかわり」決定です。1日経ってもふんわり柔らかくて十分美味しかったですが、次回はイートインで是非焼きたてを味わいたいと思いました。こあらオヤヂ氏には、またホテルまで送っていただき、ヤップーンでの再会を約束してお別れしました。お休みのところお付き合いいただき、ありがとうございました。余談ながら、パンが焼きあがるまでの間、パパロッチの店内で二人で喋っていたのですが、周りに日本人がいない事をいい事に、オッサン二人で喋る内容が主として「更年期を迎える男性の身体的不具合について」こんな若者テイストの店で喋る内容じゃないよね、と言いながらも、おいらの頻尿や前立腺炎のご相談に対処いただき、まことにありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます(笑)。
2011.05.04
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このタイトルを見て西城秀樹を連想した貴方。すでにアラフォーを軽く超えてますね(笑)。最初の目的地はシドニー。旅行を決めて、手配を始めたのは前日だったのですが、普通に飛ぶと片道なんと683ドル。最近のご時世では、下手するとこの金額で日本へ帰れてしまうので、代案を検索しまくり、結局ロッキーからグラッドストーン、ブリスベンと2箇所を経由し、シドニーへ到着するという最安値(それでも300ドル程度でしたが)に落ち着きました。搭乗したカンタスリンクのDHC8-300です。グラッドストーン空港までは、ブロックタイム25分。但し実際の滞空時間はたぶん15分もなかったように思えます。ゆえに、客室乗務員も救命胴衣のデモ終了後は到着まで乗客とともに着席状態。飛行機もかなりの低空飛行で、まさに遊覧飛行的な感覚でした。いや、別に来たくて来たわけでは・・・・大きな鉱山を控え、豪州最大級の積出港があるグラッドストーンは町自体は小さいものの、鉱工業や電力会社系の大手企業が進出しており、重要な拠点になっています。また近くのマリーナは、洋上に浮かぶ珊瑚礁の楽園ヘロン島へのアクセス港にもなっています。少々値は張りますが、この空港からヘロン島行きのヘリコプターも運航されています。これがそのヘロン島です。3日前はここの宿泊者になるはずだった・・・・ターミナルビル外観。地方の駅レベルこちらは引続き拡張工事中空港自体も決して大きくはないのですが、つい先日(4/17)にリニューアルオープンしたとの事で、まだピカピカのターミナルビルを取材する事が出来ました。メインロビーチェックインカウンター。カンタス航空とストラテジック航空の2社が乗り入れ。カンタス航空のほかに、新興のストラテジック航空が就航しており、ブリスベンとの間に1日2往復の定期便を運航しています。同航空はもともとチャーターやウェットリース専門だった航空会社ですが、近年定期便を就航させ、QLD州内の国内線のほかにバリ島までの国際線も運航しています。もともと不定期便の運航経験は豊富なこの会社。在豪中に一度乗ってみたいものです。ボーディングまでにはまだまだ時間がありますが、カフェでコーヒーを飲んだら、何もする事がなくなってしまいました。それくらいエンタテイメント性に欠ける空港。時間は早いですが制限区域内へ入る事にします。制限区域内待合ロビー空港拡張工事の概要を示す展示物も。初グラッドストーン空港で何とか2時間半時間を潰し、空路ブリスベンへ。エプロン側からターミナルを臨む。お茶菓子(ブラウニー)とお水が出ました。既に朝から3杯コーヒーを飲んでいるので、ドリンクはパス。ピンクリボン号にてブリスベンに到着。なぜか今回はピンクに縁がある?トランジット中に遅めの昼食。チキンラップ1/2にバナナマンゴージュースで13ドル取られたのには腹が立った。ブリスベンで軽食を済ませ、この日3回目のフライト、ジェットスター機に搭乗。その前のグラッドストーンでは2時間半、ブリスベンでも2時間のトランジットがあった為、結局朝8時にヤップーンを出てシドニーに着いたのは夜6時前。これはほぼ東京~シドニー間の移動時間に匹敵します。ジェットスターのA319後方ドアよりボーディング路線最安値の為、多くのレジャー客でほぼ満席。しかし幸いな事に、この日は3つの便が全て定刻に出発した為、寄り道しながらも、とりあえず予定通りにシドニーへ到着する事が出来ました。5/4本日の行程ヤップーン08:03→(路線バス:途中乗継)→09:10ロックハンプトンロックハンプトン10:30→(QF2301)→10:55グラッドストーングラッドストーン13:25→(QF2337)→14:30ブリスベンブリスベン16:10→(JQ817)→17:40シドニー
2011.05.04
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今回の旅の始まりは、ロックハンプトン空港ではなく、ヤップーンの町からです。普段空港へ行く時には、嫁はんに送ってもらったり、リゾートの空港シャトルバスに便乗させてもらったりするのですが、なにぶん今回は突然思い立った旅行のため、路線バスを利用する事になりました。おいらヤップーンで路線バスに乗るのは、意外にもこれが初めての経験。町の中心部にあるバスステーション。Young'sというバスですが、乗客はYoungとは限りません(笑)。通勤通学のタイミングと重なったため、ヤップーンからロックハンプトンへ行く学生や社会人と一緒のバスに乗り合わせました。バスは6~7割の乗車率。多くはロックハンプトンにあるセントラルクイーンズランド大学や、カウンシル関係のオフィス前で降りていく社会人でしたが、ロッキーの私学へ通う女学生(すいません表現が古くて)もいましたね。おいらは彼女らの真後ろに座っていたのですが、15~6歳と思える女の子は朝からメイクバッチリ、ピアスもつけてまつげもしっかりカール。会話の内容はコスメに彼氏にフェイスブック。あぁ、A美もこっちのハイスクールに通うとこうなるのかなぁ、とちょっと心配になりました。(だって小学生もピアスしてる子はいますもんね)普段リゾートと自宅を車で往復するばかりで、おいら達はともすれば浮世離れしかねない環境下にいるのですが、こうしたパブリックトランスファーを使うことによって、町のどんな人たちが、どこからどんな職場や学校に通っているのかという事がわかりました。とてもいい体験だったと思います。ロッキーの町中で空港行きのバスに乗り換え。乗り換え便とは聞いてなかったのでちょっと慌てる。空港へ直行すれば40分の道のりを、ロッキーの旧市街を経由し、一旦乗り換えて空港に到着したのは約1時間後。料金は片道11ドル30セント。昔は空港への乗り入れ便が少なくて、空港連絡バスとしては全然使えなかったけど、今は1日4~5往復は空港まで乗り入れてくれるようになったので、今後もこうして足の確保がままならなかった時は使っていきたいと思います。空港へ到着したピンクバス。青い空にピンクのボディカラーが映えます。普段とは違う、のんびりゆったり路線バスの旅。こんな旅もあっていいよね、と豊かな気分での旅行スタートです。
2011.05.04
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おいらの一人旅には、目的があるわけではない。自分にとっては、脱日常の世界に身をおくこと、旅する事自体が目的であると思える。いつもと違う街の、いつもと違う風景に身を委ね、温かいコーヒーを飲みながら、街を行き交う人々や風景を眺める。それだけでおいらの旅の目的は達成されたと言ってもいいだろう。仕事は結果主義。いくら段取りやプロセスが素晴らしくても、結果を出さなきゃ評価されない厳しい世界。でもおいらの旅は、その段取りやプロセス自体が旅のメイン。勿論家族や友人の為の旅行計画は、トラブルなく遂行される為に万全を尽くすが、自分の旅は、コネクションの悪さや旅先でのハプニング、アクシデントを楽しまなきゃ、って思う。仕事から離れている時だけは、こうした心の余裕を満喫したい。なーんてキザな事を言っちゃいましたけど、せっかくのゴールデンウィークなので、2日半のお休みをいただいてぶらりと一人旅に出てきちゃいました。実は連休前に、料理長はじめレストランスタッフ達と一緒にヘロン島へ行く計画を立てていました。ブログで旅行計画を発表してキャンセル、という事態が2回も続いたので、今回は秘密裏(?)に計画を進めていたのですが、二度ある事は三度あるという諺を実証するかのごとく、今回も仕事の折り合いがつかずに痛恨のドタキャン。1月の家族旅行(タスマニア島:洪水の為キャンセル)、2月の一人旅(台湾:仕事の都合でキャンセル)に引き続いてのキャンセルで、彼らを見送る立場となった時にはさすがに心が折れそうでしたが、この気持ちを繋ぎ止めるべく、2泊3日のプチ旅行を思い立ち、ようやく実現。もはや旅行シャブ中状態のおいらですが、「4度目の正直」でなんとか禁断症状を抑える事が出来そうです。という訳で、出発前日だけで計画を立てた行き当たりばったりの国内旅行。これからの日記に、どうぞお付き合い下さいませ。
2011.05.03
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今年の安藤美姫選手は、前評判通りハンパなく強かった。昨年の同選手権以来、13ヶ月振りに試合に臨んだキムヨナ選手がSPで1位になった時点では、もしかしたらまたヨナちゃんがさらっと優勝してしまうのかとも思いましたが、安藤選手は、今年出場全試合で1位となっているフリープログラムを今回も無難にまとめあげ、逆転での金メダルを獲得しました。安藤選手は来季は試合には出場せず、ショーへの出演中心のシーズンにするとの事。2014年ソチ五輪まで自身をどう持っていくのかが注目されます。 ヨナ選手の質の高いジャンプと流れるような演技は健在でしたが、SP、フリーとも予定されていたジャンプが入らず、僅差で2年連続の2位。フリーの楽曲をアリランにしたという事で、この試合で集大成を見せて引退か、とも囁かれていましたが、高橋選手同様、もしかしたら自分なりに納得の行く演技が出来るまで現役続行するかも知れませんね。 浅田真央選手は、今年はジャンプ矯正の年だったので、今回の結果を前向きにとらえ、来年、再来年と徐々に自分のスケートを取り戻して欲しいと思います。震災にショックを受け、自分がスケートをやっていていいのかという精神的な葛藤から5kgも痩せてしまったという浅田選手。来シーズンは、また元気な「真央ちゃん」の姿が見られるといいですね。対して、今回シニアワールド初挑戦だった村上佳菜子選手は、若干のジャンプが回転不足判定されたものの、SP10位からフリーで挽回して見事8位入賞。まだ16歳、これからどんどん飛躍して欲しいと思います。今年は特に、トリノ五輪でスルツカヤ選手が引退後、低迷していたロシア勢が力をつけてきた1年になりました。今回出場したレオノワ選手はSP、フリーともほぼ完璧な演技であと一歩でメダルというところまで来たし、マカロワ選手も7位に入賞。来シーズンからは、今シーズン通じてジュニア部門で格の違いを見せつけていたロシア娘たちもシニアに参戦。日本以上に選手層の厚い国になりそうです。これは勿論、2014年のソチ五輪をターゲットにした国策ですが、フィギュア大好きのプーチン首相の影響もあるのでしょう。今回ロシアでこの世界選手権が代替開催できたのも、彼を中心にした国を挙げての誘致があったからこそ。これからのフィギュアスケート、世界における勢力図が変わっていくかも知れません。日本もうかうかしてられませんね。これで今シーズンのフィギュアスケート全日程が終了。東京開催予定だった世界選手権が、モスクワで開催されるというハプニングで締めくくったシーズンになりましたが、例年通り楽しませていただきました。半年後に始まる来シーズンまでは、フィギュアはおあずけ。オーストラリアはこれから冬に入るのに、理不尽ではありますが、北半球が中心の競技だから仕方ないですね。9月から始まる来シーズンの試合をまた楽しみにしたいと思います。
2011.05.01
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