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おまじない 南風一イチローが打席に立つときまずバットをセンター方向へ突き上げてから構えに入ることが習慣になっていたそんな風に毎月末にその月間に稼いだ売電売上高や費用と借入金返済額を会計ソフトに入力する以前なら毎月入力するなんてめんどうくさいと思ったけれどいざ入力し始めて1年が経過すると「こういう儀式を繰り返すことで収益が稼げる」と思い直すとそれ以来おまじないを繰り返すように会計入力が早くなって快感すら覚えるようになった物事は習慣化が大事だということと利益や実利に直結することは繰り返しがいつしか快感へ転じるから皆さんもぜひ「おまじない」の効果を活用しましょう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/29
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沈丁花のめくれ 南風一沈丁花の花びらは外側がうす紫色花びらの内側は白色その結果 花びらが開き始めるとちょうど皮がむけて内側の白色がグロテスクに見えている様が何かに似ているといつも思うその何かというのは一体何か?と考えたら男性器の外皮であることに気付いた男性は青年期に男性器の外皮がめくれてつるりとした亀頭が現れる沈丁花の花びらが弾けたようにめくれた姿はちょうど男性器の外皮がめくれた様を思い起こさせる(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/28
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ちょっと嬉しいこと 南風一今日仕事の帰り際に女子更衣室から急ぎ足で走り去るきみの姿を見かけたと思ったちょうど昨春に入社した新人女子と話しながら歩いていたので走り去った女子の姿のこともすぐに忘れたそのままエレベータに向かって玄関から外に出て自転車置き場へ向かうところで珍しく彼女が自転車に乗って出てくるところに出くわしたそこでようやくさっき5階の女子更衣室の前で見かけた女子の姿の人は「彼女」であったことに気付いた「自転車でお出かけですか?珍しいですね」と声かけすると「すぐ近くへ出かけてくるんです」それが彼女から返ってきた言葉私は彼女が自転車に乗って急ぐ後姿を見送りながら「彼女も自転車に乗ることもあるんだ」とか「いつもなら自動車通勤の彼女が自転車に飛び乗って急ぐ姿もいいものだ」とか馬鹿なことを考えてすこし嬉しくなった(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/27
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失われた30年とは、「何が失われた」のか? 南風一私が学生から社会人になって20代後半の頃に日経平均株価が約3万9千円を付けてその後バブルが弾けてようやく令和6年2月に日経平均株価はバブル時代の最高値を超えることとなった長いトンネルは34年間に及んだことになるその間 私も含めて毎年多くの若者が国立大学や難関私立大学に入学して数年すれば卒業して一流かどうかは知らないけれど有名企業や国家公務員に就職してGDPの形成に寄与してきたと思うその結果がこの34年の成果であり平均株価は米国が34年の間に14倍に上昇しドイツは10倍に上昇したという日本だけやっと34年前の1倍に戻ったということらしい日本の若者の質がこの34年間特段に劣っていたわけでないであろうにGDPや平均株価という経済尺度の上では欧米と日本では大きな較差ができてしまったこの較差が人の幸せの較差を意味するものでないことは誰しも納得できるものだが少なくとも金銭的な尺度では日本社会は稼ぎが悪くてなかなか生活が苦しい社会であったことは確かであろう人も企業も国家も「時代」の中で生きているのでその社会の「時代」が悪かったといえばそういうことなんだろうと思うちょうど2年前からロシアの侵略攻撃に苦慮しているウクライナ国民のようにその生き方は現在の徹底抗戦するというウクライナ国家の行動形態と無縁ではいられないウクライナから脱出した若者はウクライナ国内で抗戦する若者からすれば裏切り者に違いないそれがウクライナ社会の時代の空気でありこの時代の空気とは無関係にウクライナ国民は生きて行けない同様に現代の日本人は日経平均株価がバブル期を超えたという一事に象徴される現代という日本社会でこれからも(いやこれからは)どう生きて行くのか?という生き方が問われているのだと思うちょうど青年期から壮年期が失われた34年間に当たる私のような世代と同じくただ教育秩序に従って一流企業から三流下請けまで序列的に就業して非正規労働に明け暮れるばかりでは再び失われた34年という社会を繰り返すばかりであろうと思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/26
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実は世の中のことは何も知らない 南風一1億2千万人の日本人のうち一体何人の日本人の名前や人となりを知って死ぬのだろう?その数が1千人に届く人は珍しいだろう大抵の人なら500人くらいが精々かな同じように中学校で習ったダニエル電池の原理や蓄電池のこと高校で習った三角関数の加法定理の証明問題地震の起きるメカニズムや地球の地殻変動岩石のでき方や地質や地形気象や天気どれも少し習っただけで深く追求することもなく最新の研究動向に頓着することもなくそれらの研究の楽しさに没頭することもなく一体何を知っているというのだろう?生半可なところで時間の制約を作ってその制約の中で遊んでいる人の多様性を知って様々な考え方に触れることもなく様々な学問領域や専門領域の知見や発明を知ることもなく自分という一個の生命体の知的制約や時間の限界の中で決定や判断を下して生きている自分が良かれと思って自分の人生に満足しているならばそれもその人の生き方とは思うが何か視野狭窄っぽい気もするけれど一人遊びで生きるのが一番楽しい生き方かなとも思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/25
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春の4句 南風一・あてどなく 歩いて送る 春の日・春の日は 散歩うれしや 昼下がり・友より 「大根できた」と 春便り・年ふれば さん歩で測る からだかな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/24
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久々に四句 南風一・いたずらに 年を重ねし 再雇用・重ねども 読めぬは 乙女ごころかな・四年(よとせ)過ぎ きみの色香は いや増さり・きみゆきて 意味もなく 振り返る虚空・その先は きみ消えし夜の 虚空かな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/22
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短い一生 南風一子どもの頃は「人生」とか「人の一生」とかそういうことについて考えないしその長さについても考えもしないしそもそもそういうことについて思いつくこともない祖父母やまだ若いと思っていた父母やおじおばがすっかり亡くなってまだ祖父母や父母やおじおばが若く元気な頃のスナップ写真のことなどを思い出してすっかり歳月が過ぎ去ったことや人の「一生」や「人生」の短さにようやく思い至っている祖父母や父母やおじおばとの楽しい思い出は確かに存在したのだろうけれど振り返ってみれば夢のように儚いことでもそんな儚い楽しい夢のような思い出があるからだろう祖父母や父母やおじおばは私の中で今も生き続けているいつでも思い出したときに元気な姿や笑顔を投げてよこしてくれる(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/21
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布団が喜ぶ 南風一春の陽射しを浴びた布団は春の陽射しを浴びたことがよほど嬉しかったのだろう夜に布団の上に横たわる人の身体をほかほかに包みこんで人を大いに心地よくさせる布団は植物の頃の記憶を呼び覚まされて春の陽射しを繊維となった布や綿の全体に吸収できたことがよほどうれしかったと見える布団の上に横たわる人にもその嬉しさが伝わってきた「布団はふかふかして気持ちいい」そんな心地良さや楽しさ 嬉しさに勝る「幸福」なんて恐らく春の陽射しをいっぱいに浴びた布団以外にないそう感じている春の一日(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/19
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待っている楽しみ 南風一 未来はいつも明るくて今日を生きれば今日を生きることが明日への楽しみへつながっていると信じているいつも毎日同じことを考えているのに「明日は今日より楽しくなる」と信じているのに明日が何度きても昼夜が過ぎて何度朝がきても「ああ 待っていた楽しみがやってきた」と思ったことがないなぜなんだろう?毎日「きっとやってくる」と楽しみに待っている「明日」は一体いつやってくるのかな?もう半年ほどしたらあるいはもう一年したらきっとやってくるのだろうか?(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/18
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春はどこに来た? 南風 一この週末はめっきり春めいてきて陽射しの温かさと空気の温みが春の訪れを報せてくれる子どもの頃なら休みの日に近くの川堤に土筆摘みに出かけたり用水路の中をすばしっこく泳ぐアカマツやメダカやフナを網で捕まえて歩いたものだった河原や堤の土手山野の草木や水や空気に春の訪れを知ったものだった春の訪れは若干早くなったと思うが自然の様子で春の訪れを感じることは50年前も今も変わらない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/18
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カレンダーの算数 南風一今週はバレンタインデーがあったので「来年以降でバレンタインデーの日付と曜日が今年と同じ日付になるのは 何年後でしょう?」という問題の応用として「カレンダー屋さんが1月~12月の日付を一枚紙に印刷するとして 何パターンの版下を作っておけば、今後ずっと使い回しができるでしょう?」という問題を思いついた皆さんも暇な時間に中学校の算数の応用問題として取り組めばなかなか面白く楽しい時間を過ごせます私は一週間が7日で回っているということと4年に一回うるう年が巡ってきて2月29日が出現するということから中学校で学習した通りの最小公倍数の方法で考えてみましたが色々場合分けをしたり最後は28年間のカレンダーのうち1月と2月と12月の日付・曜日を書き出してみたのですがその結果、何のことはない素直に考えればよいということが分かりましたここに解答を載せるとつまらないという方もおられると思いますが一応解法の要領を書いておきますカレンダーというものは月ごとに縦が週、横が曜日を表す表の形式に日付数字を左から順に右に並べて行き、土曜日の日付をお尻としてまた次の行から一番左を日曜日の日付として、順に数字を並べていきますこの方法によると日曜日が1月1日になるパターンのものができて、これを第一番と呼びます同じようにして1月1日となるものが月曜日から土曜日まで出来るので合計で7種類のパターンのものができます1月1日の日付の位置が決まれば、それ以降の日付の位置は自動的に一意に決まりますただし、うるう年のときは2月29日があるけれども、うるう年以外は2月28日までしかなので、場合分けが2通りとなりますよって1月1日が日曜日から土曜日までのいずれかで始まるパターンが7種類でうるう年とそうでない場合分けが2通りなのでカレンダーの版下は7×2=14パターンのものを作っておけばそれ以後は毎年14パターンの中から該当するものを取り出せばいつでも印刷ができます(あとは カレンダーの一番上の表題を、例えば“2024年“と書き換えるだけです)カレンダーの印刷屋さんは14種類の版下だけを作っておけばあとは使い回しできるので日本の生産性アップに大いに寄与すると思われますその結果 GDPもアップするかもしれません(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/17
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バレンタインデーの思い出 南風一人生64年も生きていると一年365日(うるう年は366日)のカレンダーにおいて思い出のない日などない毎日何かしら思い出があってそんな思い出のことを思い出すとその思い出の日に戻ってしまったような気がしてしまうから不思議バレンタインデーの思い出といえば高校一年の学期が終わりに近づいたバレンタインデーの前日のこと今から50年近くも前のことだから今ほど温暖化は進んでおらず、2月13日は霙交じりの冷たい雨が降っていたその日はちょうど学年末テストがあって部活をやっている生徒たちも午後早くには下校していたのだろうと思う私が校門を出て駅へ向かう道ですぐ前を歩く女子生徒3人か4人のうちで彼女だけが傘からあぶれて一人霙交じりの冷たい雨に濡れながら歩いている私はゆっくり歩いたけれど50メートル程度の距離だったので彼女にすぐに追いついてしまったちょうど歩道橋から降りたところで彼女に傘を渡して私は駅までの道のりを急ぎ足で帰ったその翌日(2月14日)のことだった一時間目の授業が終わった休み時間に教室の廊下にチョコレートケーキの包みを携えて現れたのが前日の彼女と彼女を傘に入れてあげなかったお仲間3人衆だったその時の彼女の名前もお仲間衆の名前も忘れてしまったそして彼女たちがその後どんな進路を歩んでどんな職業について現在どんな生活を送っているのかそんなことは一切知らないそんな思い出も遠い昔のこと(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/13
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お近づきの不思議 南風一自分の配偶者を含めて友人や職場の同僚など偶然親しくなった人たちの不思議さを思う日本狭しといえども自分の住む町の近所の人のうち自分が見知っている人の数は1百人はおろか、1千人もたくさんの人を知らないそんな知らない人の人口は1地方都市ならば1万~10万人都道府県単位ならば1百万人そして首都圏レベルならば1千万人になって日本の総人口の1億2千万人など知らない人たちのオンパレードだそんな中で親しくなった友人たちや配偶者や同僚などはほとんで奇跡に近いお近づき仲間に違いない妻にも職場の同僚にももっと感謝して暮らしていこうと思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/12
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春の訪れ 南風一今年は春の訪れが早く渡り鳥の北帰行も1か月早いというどおりで建国記念日の翌日というのに陽射しが温かい南側のサッシ戸を通して射し込む陽射しを浴びているとぽかぽかとして植物になった気がするずっとこのまま陽射しに当たっていたいじっとして陽射しに当たっているだけで幸せを感じている私の幸せはお安い幸せさっき散歩からの帰り道で赤ん坊を背負って4~5歳の男の子と散歩している若い女性に出会った追い越し際に目が合ったので「こんにちは」とお互いに挨拶した若い女性なのに特に臆することも無視することもなく自然な挨拶言葉がすうと出てくるのはなかなか気持ちがいい小さな男の子は私の孫に似て活発な様子でぴょんぴょん跳ねて歩いている子どもは春を感じて嬉しいのだろう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/12
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楽しみに生きる 南風一東京での二度目のオリンピック開催が決まったとき叔母の一人は「東京オリンピックを楽しみに生きる」と言っていたそれから10数年新型コロナの緊急事態宣言下で東京オリンピックが開催され日本国民も日本国外の外国人もリモート中継を見て確かに東京オリンピックは開催されたのだろう(?)と信じた(本当に開催されたかどうか 真偽のほどは実際に観戦した人がいないから 今もはっきりしない)それはともかく叔母は今も健在だから今度、会ったときに「もう東京オリンピックが終わって、今年はパリオリンピックが開催されますが、 今度は何を楽しみに生きますか?」と尋ねてみたいと思うそんな軽口を叩かなくても私だって初めて支給される特別支給の年金の支給日をもう来るか、もう来るかと何日も前から心待ちにしていただろう支給日が来ることを楽しみにしてただ待つだけでも生きていけるそうやって人は何かを楽しみに生きるこれまでも、そしてこれからも何かを楽しみに生きる(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/11
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そして何にもない 南風一昔なら母が紀元節と呼んでいた建国記念日今年は三連休の中日で外気はまだ肌寒く風は冬を思わせるが庭には早々に沈丁花の香りがほんのりと漂っている午前中は妻と買い物に出かけて午後からは何も予定がない外で庵治石を磨くにはちょっと寒いので庭に面した座敷の日が当たるところで電気カーペットの上に寝転んだ今の家が建って引っ越してきた日義理の兄と一緒に母も手伝いに駆けつけて引っ越しが終わった後には引っ越し業者や義兄や母と一緒に座敷で弁当を頬張ったその日も今日みたいに少し肌寒かった座敷が庭に面して駐車場も一緒になっていたので義兄は「今度また引っ越すときには、便利だね」と笑っていた母の方は息子である私が実家の近くに家を建てなかったからちょっと複雑な心境であっただろうそんな座敷にごろりと寝転がってサッシ越しに見える空を見上げる日が射していたかと思えば煙のような模様が入った白い雲が現れ風に吹かれて東へ向かって押されるように素早く動いていく私はそうやって空を見上げて電気カーペットの上に寝転がってひざ掛けを被って眠る辺りは静かで戸外から人の声は聞こえない妻も二階で昼寝を始めたらしい何にもしなくても誰からも怒られることがないのでただ寝転がって眠る今となっては何にもない辺りにも することも何にもない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/11
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今日は従妹の命日 南風一昨夜ブログの過去の記事を見ていて従妹の命日のことを思い出した戸籍謄本を取り出してみると死亡日時は令和16(西暦2004)年2月10日午前5時10分ごろと書かれていたのでちょうど今日が20年目の命日に当たると知った私が従妹に会ったのはまだ実母に抱かれていたとき(すなわちゼロ歳のとき)が一回目それから実父(私の叔父に当たる)の7回忌の命日のとき養母に連れられて(まだ小学校に入学する前の幼稚園児の頃だったと思う)法要にお参りしてまた養母に連れられて西の方の養母の家に向かって帰るとき「ばいばい」と手を振っていた姿が二回目従妹の誕生日は昭和43(西暦1968)年9月だから従妹は35歳で亡くなったことになるが亡くなるまでに(いや正確には亡くなって以後も)三回目の出会いがないままにこの世とあの世の別れとなってしまった小学生時代以降に従妹とは一度も会っていないから親身になって話したこともないから死亡という事実を知ったからといって特に感慨もあろうはずもないがただそういう女性がいたという知識を持っているに過ぎないのになぜか可哀そうだという感想を持ち込んでいる(自分の胸の内にというか、脳の中に)従妹の方だってもし天国から下界を見ているのならば単なる従兄に過ぎない私のことを生涯2回しか会ったことがないのに(しかもその2回とも従妹自身の記憶には残っていない事象だろうに)私を認識すらできないのに(私のことを)とやかく思うことなど根本的に無理だろうから結局私が従妹の命日のことに思いを馳せるのは従妹にとっては何の意味もないことに過ぎなくて何のことかな?という結果になるそういうわけで私は4年前に従妹の博士論文主査を務めた指導教官から貰ったEメールを読み返してみて従妹の大学院生時代とその後の2年間の非常勤研究員時代の指導教官から見た従妹の研究生活ぶりを想像してみるだけであるそんな従妹と従兄という関係もこの世には存在したのだなと頭の中だけで考えている特に悲しいとか可哀そうだなという感慨を持つような間柄ではないけれどそれでもやっぱり従妹は可哀そうだったかなという感想を抱いてしまう今日は20回目の従姉の命日だけどそんなことを考えているのは私以外の誰一人いない(多分ではなく絶対的に従妹のことを覚えているのは私以外には誰もいない)(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/10
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楽しいけれど疎かにできないこと 南風一現役の間は生活の糧を得るために働いているのだから時間は勝手に過ぎていくだから生き方が分からない人のように悩むことがないところがいよいよ仕事から解放されて完全リタイアしたら一日24時間を何で埋めるか?という問題に向き合わざるを得ないというのは全くの嘘で朝の始業時間(8時30分)を目指して前日夜の就寝時間まで気にしなくてはならない生活から解放されるのだからせいせいする朝起きて顔を洗って歯を磨いたり髭を剃ったりして新聞を斜め読みして朝食を取ったら朝の連続テレビドラマは終わっているそれから風呂の掃除や家の中の掃除をすればいつの間にか昼が来ているMLBの大谷翔平が出場する試合がある日にはTVにずっとかじりついているから昼食時間などいつの間にか過ぎている昼食後には石磨きや草むしりブログ更新などをしていればもう夕方が来て食事の準備をするニュース7を見ながら夕飯を食べて食器洗いや米研ぎをしてコーヒーを飲んで風呂に入る風呂から出たらYouTubeを見て薬師丸ひろ子の歌を聴いて就寝する私の場合時間の使い方に困るというより人生の残り時間を余計なことに使ってしまう恐れがあるのでこれを改めなければと思うけれどそれ以外の、違う時間の使い方って、あるのかしら?それが問題だったりする(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/09
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単なる同僚女子にしか過ぎない関係 南風一今日は始業直前に駆け込んだ事務所のエントランスで私と同じように駆け込んで来た人が多かったので私はエレベータを一つやり過ごした例のべっぴんさんの同僚女性はさっさと先に乗り込んでドアは閉まった今日べっぴんさんの同僚女子に合ったのはもう一度午後3時過ぎにお手洗いに行こうと廊下に出て歩き出したらちょうど彼女が手洗い所から出てきたところらしく向こうへ向かって歩いていた彼女はいつもスラックスを穿いている今日のスラックスはお尻の盛り上がりや割れ目が割と目立っていたそれで暫く彼女の後ろ姿を眺めていたそういえば毎日会社に来た時に彼女とエレベータに乗り合わせることがあるけれどもう久しく彼女と会話したことがないことに気付いた今年はもう1月が過ぎて2月に突入しているけれどまだ彼女と会話したことがなかったのだったたった同じ会社の同僚というだけの関係こんな関係というものはよくあるものだ人間社会ではむしろ顔は見知っているけれどただ同じ組織に所属していただけの関係という人たちが五万といるものね(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/07
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寅さんのいう人生の意義 南風一寅さんが甥のミツオくんに聞かれてこう返答する「人生の意義か? 俺にはそんな難しいことは分からないけれどよ」「多分 長い人生のうちには 一度や二度くらい ああー 生まれてきて良かったなあと思う瞬間があるだろう そんな時のために生きてるんじゃないの?」ある人にとっては 第一志望校に合格することまたある人には 第一志望の企業に就職することまたある人には 意中の人と結婚することまたある人には (不法ながら)麻薬を飲むことまたある人には (不法ながら)女を買うことまたある人にとっては 子・孫・ひ孫の成長を見届けて死ぬこと一体どれが一番楽しいことなのだろう?人それぞれに人の数だけ「ああー 生まれてきて良かった」と感じる瞬間があるのかな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/06
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宗教そのものより慕われる理由(わけ) 南風一空海という真言密教の祖が今なお一般の人々から慕われる理由はどこにあるか?その理由(わけ)は空海の生涯にある幼少よりその才能を期待されて都の大学に進学するも学問を収めて官僚として栄達の道を歩むことをやめて諸国を放浪して仏門の修行を重ね遣唐使として中国に渡って真言密教の奥義を極めた後は日本に帰国して真言密教を広めようとした都の東寺にとどまり大僧都として国家鎮護に尽くすという道もあったはずだが空海はそういう道を選ばなかった苦労するばかりなのに敢えて紀伊の国に金剛峯寺を開いて真言密教の礎を築くことに生涯を費やしたおそらく空海が遣唐使として唐の国に渡ることがなくまた真言密教の青龍寺の恵果和尚に出会うことがなければさっさと日本に戻って真言密教の布教に全力を尽くすということもなかったのではないかと想像するそういう意味では空海は遣唐使として唐に渡る前と同様に一介の私度僧(しどそう)として諸国を修行して巡る生涯を送った方が幸せだったのではないかなと推測する運命の巡り合わせで遣唐使となって唐に渡って真言密教の奥義を教わったばかりにその後の人生が狂ってしまったそういう意味では空海もまた国家という組織に絡めとられて随分不本意な後半の人生を送ったことだと同情するしかしそういう人生を送った空海の生涯を知っているから現代の人々も空海に親しみを感じるのだろうと思う思想や信条の区別なく四国遍路をする旅人には同行二人といって必ずお大師様が一緒に歩いてくださるそんなふうに有難がってもらえる人などこの世の中に居るか?と問えば(政治家や財界人や思想家や教育者、研究者の名前を上げてみても)多分居ないね(もしかしてMLBの大谷翔平が空海の立場に近づけるかもしれない)(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/04
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鳩の目は何かに似て 南風一我が家のベランダは南東角が引っ込んでいるので西風が強い日などはちょうど家の壁が風よけになるので鳩がちゃっかり避難場所に都合がよいと思ってベランダの物干し棒の上につがいの二羽が留まっていることがある今朝は特に風がなかったけれど明け方まで雨が降っていたからかもしれないがベランダーへ出ようとしてサッシを開けると二羽の鳩と目があった二羽の鳩は様子を窺うようにベランダ手すりの上に移動した私の出方を横目で見ていたが私がベランダへ出ていくのに合わせて二羽とも向こうへ飛び立っていった二羽の鳩の目は人間のように瞬きしないからただ絵に描いたような二重丸の模様にしか見えないデザインの目にしか見えないからそこに感情を読み取ることは難しいその鳩の目が誰かの目に似ていると思ったらそれは私の妻の目であり妻の父親(義父)の目にそっくりだった妻の目も、亡くなった義父の目も特に感情といったものがないように見えただ穏やか光を放っている湖のような目をしていた(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/04
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ただ生きるということ 南風一瀬戸大橋の橋脚が立つ与島の隣の小与島に住むラストファミリーは夫73歳と妻(年齢不詳)の二人夫はテレビ局の記者が訪ねると昼間から海辺でのんびり釣りをしている年金生活ということで毎日釣りや畑仕事でのんびり暮らしてほぼ自給自足の生活を送っている電気・ガス・水道は通っていて特に不自由することはない子どもや孫がいるのかどうか不明そんなことは夫と妻の二人の生活には関係ないただ夫婦二人は気候が穏やかな小島で毎日判で押したような暮らしを続けているたとえ夫か妻かどちらかが先に亡くなったとしても生き残った方がまた最期の日までそれまでと何の変りもない暮らしを続けていくのだろう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/03
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一瞬の幸福 南風一誰が正月元旦の夕方の団欒時刻に天変地異が発生すると想像しただろうか?震度7の大地震が起きたり民家やビルが倒壊したり火災が発生して4キロメートル四方の街が灰燼に帰したり道や田畑や地面が割れて山は崩れて海の底が4メートルも隆起して陸地が出現したりすべては2024年1月1日の元旦に実際起きたことで死者・行方不明者は2百名を超える珠洲市の駐在所の警察官は4時6分に発生した大地震の前の地震で駐在所へ駆けつけようとして妻の実家から外に出たところで4時10分の大地震が発生して実家の家屋が倒壊して妻と4人の子どもを同時に亡くしたまさか自分一人がたまたま仕事で外へ飛び出してそれが幸いに命拾いとなった家族の不幸と自分だけの幸運なんとも言いようのない気持ちであっただろうおそらく、もし時間を巻き戻せるものならば妻や子ども4人と自分の立場が入れ替わって妻と子ども4人は実家の外へ飛び出して自分が実家の中に残っていればどんなに良かったことだろうにと悔しがったに違いない大地震や自然災害は人間の気持ちを思いやったり忖度したりしないだから大地震や自然災害は余計に悲しい6千年に4回目の隆起が発生したといったところでそんな何千年か何百年に1回起きるか起きないかの天変地異がまさか自分が生きている今日・明日に発生するなんて誰も想像しない東日本大震災のときも東京電力の幹部はまさか大地震による大津波が押し寄せて福島第一原発の全電源喪失のような事態が発生するなんてことは一切想像もしていなかった人間が地球や自然の動きなど読めるはずがない地球の歴史上もっとも大規模な地殻変動や大地震や大噴火が今日明日に再び発生するかしないかこれまでに発生した規模をはるかに超える地殻変動や大地震や大噴火が今日明日に発生するかしないかそんなことは誰にも分からない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2024/02/02
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