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『見知らぬ場所(ジュンパ・ラヒリ/小川高義訳)』ようやく、読みました。結構時間がかかりました。『停電の夜に』『その名にちなんで』に続く3冊目。『停電の夜に』より、スケールが大きくなったように思う。『その名にちなんで』は、まだ最後まで読めていないが、いずれそのうちにと、思っている。さて、この『見知らぬ場所』は、一部と二部に分かれていて、一部は5編、二部は「ヘーマとカウシク」と題された、二人の主人公の3篇の話。とりあえず、今回は、この二部の3篇が素晴らしいということを言いたい。外国人の名前は、姓なのか名なのかも、男の名なのか女の名なのかも分からない。それが、最初の「一生に一度」の終りのほうで分かる。実は、二人とも女性と思っていたが、そうではなかった・・・。それは、どうでもいいのだが、この物語の展開は、素晴らしい。私小説のようだが、やはり小説の面白さがぎっしり詰まっている。 この本も久々に、終わりたくないという一冊だ。見知らぬ場所ジュンパ・ラヒリ/小川高義訳新潮クレスト・ブック発行 2008年8月30日
2008.09.29
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『日本映画名作完全ガイド 昭和のアウトロー編 ベスト400 1960-1980』という、本。本ではあるが、データベースとして買いました。 この、名作は、一般的にいわれる名作ではなく、1960から1980の20年間に上映された、プログラム・ピクチャーが紹介されたもの。 表紙カバーの写真はご存知『仁義なき戦い』。カバーの折り返しには、『斬り込み』『反逆のメロディー』『関東幹部会』の日活ニューアクションと『恋人たちは濡れた』『やくざ観音情女仁義』『一条さゆり濡れた欲情』の日活ロマンポルノのポスターが載っている。 そういうもの。とりあえず、ぱらぱらと、中を見ていたたら、1967年のページに『囁きのジョー』の文字を見た。これは、大好きな斎藤耕一の第一回監督作品で、これを見て、斎藤耕一を面白いと思い、当時(1969年)斎藤耕一の映画を可能な限り追いかけた。 『落ち葉とくちづけ』『東京←→パリ 青春の条件』『望郷』などなど所謂歌謡映画だが、カメラの美しさは群を抜いていた。その後、『旅の重さ』『約束』から『津軽じょんがら節』で巨匠(?)の仲間入り。それ以来、私の斎藤耕一監督への興味は薄くなった。 1996年の『薔薇ホテル HOTEL ROSE』には失望。 しかし、『囁きのジョー』はビデオもDVDもなく、私の幻の1本。
2008.09.27
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『セビリアの理髪師』を見ました。 初めてのOPERAです。クラッシク音楽をすすんで聴くようになってから20数年。クラシック音楽は、比較的長いので、事前に勉強をしておくと良いと、ある本で教わった。それ以来できるだけそうしている。 今回は、長いオペラをどう勉強しようかと考え、原作を読むことにした。 岩波文庫にそれがあった。それにより知ること色々。この主人公は、フィガロと言う。モーツァルトの『フィガロの結婚』のフィガロと同一人物。それは、きっと常識なのだと思うが、それを知らぬことを知る。 Operaはやはり苦手だと、生を見てもそう思った。面白くないかと言われれば、面白いし、今日の出し物など分かりやすいし、役者は達者だしで、面白かった。でも、どうも苦手だ。今日、会場で配られたもの。会場は岐阜のサラマンカ・ホール。見事なホールです。セビリアの理髪師ボーマルシェ(鈴木康司・訳)岩波文庫2008年7月16日 第1刷発行
2008.09.25
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今日は、彼岸のお中日。いつものように墓参。では、いつごろからこのような習慣が生まれたのか、と繙いてみました。【彼岸会】春分と秋分の日を中日として前後3日、計7日の間に修される法会。この行事は日本にのみ見られるもので、聖徳太子の頃より始まったともいわれるが、平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事化した。また在家の信者はこの間、寺参りや墓参りを行うのがならわしとなっている。云々(以下略) 岩波仏教辞典より抜粋 ということです。繙いて・・・ひもといて と、読みます。紐解く・・・は、実は間違い。こちらの紐解くは、着ている着物の帯を解く、という意味。 老婆心ながら・・・。 でも、これからは、この紐解くが主になるのだろうね。日本はますます下品?になる。
2008.09.23
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この映画は、2度目です。9月7日の時は、絶賛に近い感想でした。それを、もう一度と、見ました。しかし、今回は、前作(ルメット版)とは違うとは分かっていても、前作と比べてしまいました。映画=エンタテインメントと、思う自分は、このヒハルコフ版には、その点が欠けると思いました。以下、ネタばれです。ラストの、犬のシーンは、或る意味で衝撃的ですが、2度見ると、そのシーンが繰り返されるのが分かります。 それと、12人の個性の幅があまりないように思いますね。
2008.09.22
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昨日と同じ所です。今日は、刺身と野菜のかき揚げとご飯。650円也。刺身が360円、かき揚げが170円、ご飯が120円です。表の写真と、食べた物のです。
2008.09.17
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ここは、時々昼ごはんを食べに行くところです。たとえば、今日は、鯖の塩焼き+ほうれん草と油揚げの煮物+卵焼き+ご飯(お茶碗1杯)=560円です。 本当に、安いと思います。 場所は、名古屋駅前、桜通ぞいの北側です。長命屋。 店の中からです。
2008.09.16
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愛知県の三好町にノリタケの工場があります。そこには、直営のショップもありますが、今日からあさって(9/15)まで、その工場でセールをしています。大体が30%off。瀬戸では瀬戸物まつりです。瀬戸より、こちらに行きました。特別に、買わなくてはならないものはありません。でも、見に行きました。結局は買うものはなく・・・、でも5000円くらいの、キャンディーを入れるに都合のよい蓋付きの器を、1000円になっていたので、2個買いました。もともとは、ホテル仕様のスープの器だったそうです。 でも、無駄遣い? 会場風景。場所は、R153沿いの南側です。[ノリタケショップ三好店]TEL:0561-34-1665 FAX:0561-32-8625愛知県西加茂郡三好町三好東山300営業時間:10:00~17:30定休日:月曜日店舗形態:ファクトリーアウトレット
2008.09.13
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『きみの友だち(廣木隆一)』見ました。交通事故で足を悪くした少女と肝臓の持病を持つ少女を中心にした、友だちの話。取り立てて、盛り上がりを作ることはなく、しみじみと描かれている。ただ、そこには、可也綿密に計算された物語の組み立てがあると分かる。その二人の少女を主人公にしてはいるが、これは中学生と高校生の集団劇的映画。その登場人物の整理が巧みなので、あれよあれよと見せられていきます。 この、二人のうち一人が死ぬ。20歳のときだ。二人は5年間一緒に過ごした。今は、死んだ由香との人生が自分の人生の四分の一だ。でも、30になると、六分の一、だんだんその割合が少なくなると、・・・。そして、その5年間、写真を趣味(?)にしていた、恵美は由香の写真は一枚も撮っていない。由香が死ねば悲しいだけだと。 最後の、写真展には涙した。 いい映画です。
2008.09.12
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『12人の怒れる男(ニキータ・ミハルコフ)』を見ました。やはり、ルメットのリメイクと思って見ました。が、それが大間違い。これは、ミハルコフの完全オリジナル。リメイクは色々あります。黒澤の『椿・・・』や『隠し砦・・・』など。後者は見ていませんが、このレベルのリメイクは、オリジナル(黒澤)に勝とうなどという気はさらさらないように思えます。ハリウッドでも『イルマーレ』や『インファナル・アフェア』の焼き直しもあるし、兎に角オリジナルで勝負がしにくいのでしょうか? さて、『12人の怒れる男(ニキータ・ミハルコフ)』だが、時は現在。舞台はロシア。その二つを条件にすることと、この素材(12人・・・)で、どうするかという作る側の工夫や苦労も感じられるものであった。と、いうことは、やはり前作と比較してしまう。それから離れなくては・・・。 義理の父親を殺害した少年の裁判である。そのあたりは同じ。12人も同じ。皆男というのも同じ。そういう素材は同じであるが、物語の展開はぜんぜん違っている。かつての日本映画『十二人の優しい日本人』のほうが、女性を入れながらも、12人のキャラクターはルメット版に近かった。だが、そこが大いに違う。12人の人生がそこで語られ、それぞれに生きる悲しみを持ち、この判決に臨んでいる。 その点は映画を観ていただくのがいい。ラストも思わぬ展開。決してハッピーエンドにはしていない。ミハルコフはロシアの現状を思えば、万事めでたし、少年無罪とは行かないのだと、そういう姿勢である。 最後に驚き。これは黒澤へのオマージュでもあったのか? 久々に骨のある傑作を観た。もう一度観たい・・・。
2008.09.08
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『デトロイト・メタル・シティ(李闘士男)』見ました。中々の出来と思っていたのですが、その後見た「12人の怒れる男」(ミハルコフ版)を見て、やはりこれは子どもの映画だと・・・。でも、松山ケンイチ君は頑張っていたし、松雪は、『フラガール』以来の役で、あたり役という感じで、それもよかったのではないか? とはいえ、最近の日本映画では、食指が動いた。
2008.09.07
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『ダークナイト(クリストファー・ノーラン)』見ました。傑作!ナイトはカタカナで書くと、夜のナイトも騎士のナイトも同じなので・・・。こちらは、騎士のナイト。暗黒の騎士、暗闇の騎士とでも訳せばよいのでしょうか。これが、バットマンの映画とも知りませんでした。私の知る限り、見た人すべてが面白いと絶賛。ようやく、見にいけました。 バットマンものとは関係なく、見ることも出来る。思ったこと、一つ。バットマンとジョーカーって、トムとジェリーと同じ様な間柄。どちらも相手が必要という関係。 是非、ご覧あれ!
2008.09.06
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『CHANGE』最終回DVDを借りて見ました。 となると、昨日の福田総理の会見と比較したくなります。昨日のは、朝倉総理のように潔さも、清々しさも、歯切れのよさも、何一つ無い会見でした。福田総理は、安倍さんとは違い辞任は健康が理由ではないと、言っていましたが、それなら只只辞めたいばかりではないかと思えます。福田さんには、健康上の理由より、そうでない理由のほうが上等なのでしょうね。また、最後に記者の、これまでの福田総理の話は他人事に聞こえたが、今日も同じに聞こえるに、切れて、私は自分を客観的に見る事が出来る、あなたとは違うとの、発言をあわせて思うに、まるで子供であると思わざるを得なません。安倍さんの時も子供であると感じたが、今回はそれ以上である。ただ、それが私たちの政府ではないかと言うことです。私たちが選んだ政治家のやっていることも間違いない事。とはいえ、今日も普通に起きて会社に行き・・・、と変わり無い一日。それもわが国。思いは様々に振れます。さて、『CHANGE』ではありませんが、一票で政治を変えられるかもと、思わず言いたくなります。でも、民主党も大して期待出来ません。焦らず、いつの選挙もよく考え一票を投じるしか仕方がないのでしょうね。
2008.09.02
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