全31件 (31件中 1-31件目)
1
今週末までに提出しなければならない論文、九割方まで書けているのですが、最後の部分がね。どうも上手に書けない。 論文というのは、というか、文章ものは何でもそうですけど、最後のところをどう書くかってのは、非常に大きな問題でありまして。もちろん最初の一行だって大切ですが、ワタクシの場合、最初の一行で悩むってことはあんまりないんだよな・・・。いつも苦しむのは最後の部分。 ということで、今日は朝から論文のフィニッシュをどう決めるかということで逡巡してばかり。ま、後は「締め切り」という名の天啓を待つしかないか。締め切りがギリギリまで迫って来ると、どういうわけか、それまでの悩みがウソのようにスラスラっといい文章が出る、なんてことがあるもので。 それはそうと、今日は夕食後、八光流柔術の道場に行ってきました。9月の大半をアメリカで過ごすとなると、今日を最後に当分、道場には行けないですからね、おのずと気合も入ります。 でまた、今日の稽古は、気合に見合ったキビシイものでございました。 今日は「二段技」の中の「木の葉返し」という技を習いまして。これは拳で突いてくる相手の腕を一旦払った上でその手を取り、手首を逆に極めて落とすという技なんですが。しかも床に倒された後、その腕をさらに極めるのですけど、これがまた面白くて、ある角度で押さえつけると、ものすごい激痛を与えることができるんです。もちろん、怪我をさせるための技ではないので、相手が参ったをすればすぐに力を抜くのですけどね。 で、その上で、今日は珍しく稽古の最後に「乱取り」をしましてね。次々と突いて来る相手を木の葉返しで次々と倒すという、いわば八光流の「千本ノック」みたいなものです。何しろ5人とか6人の稽古仲間が次々と変わり番こに突いてくるのを、一人で相手にするのですから、疲れる、疲れる! というわけで、稽古が終わった時は久しぶりに疲労でノックアウト。道着は汗でビチョビチョ、グチャグチャでした。でも面白かった~! というわけで、今日はまさに文武両道の一日でございました。
August 31, 2010
コメント(0)
今日は名古屋・覚王山にありますビストロ「La Plume」にて、同僚のO教授の還暦祝いパーティーがあり、既に定年退官されたK先生、S先生も含め、仲良し同僚6人組が集まりました。 あ、ちなみに「還暦」って英語でなんて言うか、分かります? ま、英語には還暦だの、古稀だのっていう概念はないので、正確な英訳は存在しないわけですが、50歳とか、60歳とか、70歳とか、そういう節目になるような切りのいい年齢に関しては「landmark birthday」というような言い方をするそうです。その場にいたイギリス人のR先生が言ってました。私も初めて知りましたけど、「ランドマーク」とは、なるほど、面白い言い方ですね! それはともかく、O先生が還暦とは・・・。ま、大学の先生ってのは往々にして実年齢より5歳若く見えるものですが、O先生も見かけはとても60歳には見えませんなあ。 で、そんな若々しいO先生に「還暦を迎えられてのご感想は?」と問うてみたところ、「別にないね」とのお返事。「長い道のりを歩いてきて、ついにこんなところまで来たんだなあ・・・」というような感慨もなければ、「あっという間だった」という感じもなく、ただ「色々あって、何となく60歳」という感じなんだそうです。いやあ、多分、還暦なんてそんな感じなんでしょうな。 で、さらに「しからば、還暦を迎えて、この先の抱負みたいなものはありますか?」と問うてみたところ、「二つある」とのこと。 まず一つ目は、「新書版で本を出したい」。O先生のご専門は論理哲学ですが、専門的な研究書ではなく、一般の読者が興味を持てるようなトピックを扱い、誰でも面白く読めるような書き方にしつつ、それでいて哲学の最前線にもちょっと触れるような内容の本を、やはり多くの人の目につく新書版で出したい、と。 うーん、いいじゃないですか! さすがO先生、そうこなくっちゃ! 私自身も、専門家しか読まないような本を書くことにまったく興味がないだけに、O先生のお考えに大賛成。日ごろO先生とお話をしていて、その面白さに感服しているだけに、それを活字で読めたらどんなに素晴らしいだろうと。先生、ぜひ書いて下さいよ! で、O先生の二つ目の志は何かと言いますと・・・ なんと! 「バイクの免許を取る」でした~! おお! これまた素晴らしい! いやあ、実は私もバイクの中型免許、取ろうかどうしようか迷うところがあるだけに、私よりも年上の先生がそれを取られるつもりとなると、私も「負けてなるものか」という気になって参ります。 しかも、O先生の場合は取ろうかどうしようか迷っている、という段階を既に超えておるようで、何と、最近、50ccの原付バイク(スクーターではなく、ちゃんとクラッチのあるヤツ)を買われ、それで練習を開始しているのだとか。おお、やる気満々じゃないですかっ!! うーん! 新書の件といい、バイク免許の件といい、O先生還暦の抱負は素晴らしい! 今日はいい話が聞けたなあ・・・。 でまた、今日、パーティーの会場となったビストロが、これがまた、なかなかいい店でございまして。特に、メインで注文した「ラムのトマト煮込み」なんて、ちまちました骨付き切り身なんかじゃなくて、骨付きは骨付きでも、『2001年宇宙の旅』で類人猿が空高く放り投げる骨くらいぶっとい骨付きの肉で、しかもとろけるくらい柔らかく煮込んであって、実に美味。パスタも旨かったし、前菜も良かった。デザートも、例えば「トマトのブリュレ アイスクリーム添え」なんてのは、なかなかのものでしたね。オーナーはソムリエの資格を持っていらっしゃる方で、ワインリストも充実。リピーターになってもいいな、と思わせてくれる店でした。覚王山にある「ビストロ ラ・プリュム」、教授のおすすめ! です。 ということで、店も良かったし、O先生の還暦の抱負も良かったし、今日は仲良しの同僚たちといい時間を過ごせて、実にいい気分の私なのでありました、とさ。今日も、いい日だ!
August 30, 2010
コメント(2)
往年の名プロレスラー、山本小鉄氏が亡くなりました。享年68歳。 私がプロレスに夢中だった小学生時代、プロレス中継というのはゴールデンタイム枠の人気番組でありまして、全日本、新日本、そして国際プロレスと、週3回は楽しめたものでございます。 で、その頃の山本小鉄さんは新日系の中堅レスラーという感じで、メインイベントの前座などを務めていたのではなかったか、と思います。レスラーとしては小柄で、小太りで、決して見栄えのするレスラーではなかったですけど、全身筋肉という感じの、バネのある身体を躍動させた戦いっぷりは、私は嫌いではなかったですねえ。案外、テクニシャンでもあって、ロープ越しの回転海老固めなんて、なかなか見事なものでした。 そして、体格がちょうど同じくらいのもう一人のレスラー、星野勘太郎さんとタッグを組み、「ヤマハブラザース」として活動していたわけですが、星野さんは星野さんで、ファイティング・スピリットむき出しの威勢のいい戦いっぷりが持ち味で、小柄な二人がタイミングよくタッチ交代したり、時には(一応反則ではあるのですが)二人揃って相手レスラーをやり込めたり、リングを所狭しと暴れ回る様は、「小気味いい」という言葉がぴったり。地味なレスラーでもこうすれば華やかな試合ができる、というお手本のようでした。 私がよく覚えているのは、かの巨人レスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントが来日した時のこと。アンドレがあまりにも大きかったため、「彼一人対ヤマハブラザースの二人」の対戦が組まれたのですが、途中までなかなか調子よく試合を進めていたものの、最終的にアンドレが、確か右手に山本、左手に星野という感じで、一度に二人をまとめて「ネック・ハンギング」を食らわせるという荒業に出まして。その様はまさに「熊と戦う勇敢な柴犬2匹」という感じで、結果、二人は敗れはしましたけど、あっぱれ勇敢な試合ではありました。 そんな私にとっては懐かしいレスラーが、また一人鬼籍に入られて、何だか寂しいですなあ。68歳なんて、まだまだ若いのに・・・。そういえば、アンドレ・ザ・ジャイアント氏も亡くなったんでしたっけ。 というわけで、山本小鉄氏の訃報を聞き、そんな昔のことを思い出していた今日の私だったのでありました、とさ。合掌。
August 29, 2010
コメント(2)
池上彰さん、売れてますね。本人も、まさか自分がこれほど引っ張り凧になるなんて、予想もしてなかったんじゃないかしら・・・。 ・・・ってな話を、先日、「アニキ」こと同僚のK教授と話していたんですけどね。 でアニキと私が出した結論としては、以前「子供ニュース」みたいな番組に出たことが、今日の池上さんを作り上げたのではないかと。 で、さらに邪推するに、そもそもガキにニュースの解説をするなんて、ベテラン報道人として遣り甲斐のある仕事だったかどうか。ひょっとして、池上さん本人だって、気の進まない仕事だったのではないか。 しかし、池上さんはそんな一見つまらなそうな仕事を一生懸命にこなしたんでしょうな。そしてその結果として、時事問題を分かりやすく解説するノウハウが作り上げられ、NHK時代には考えられないような、「テレビ出ずっぱり」状態になっちゃった。 仮にこの各種邪推が正しければの話ですけど、何がその人の将来のキャリアに資するかなんて、分からないもんですなあ・・・。っていうか、逆境が将来へ向けての力を育てる糧になる、みたいな。 翻って自分たちのことを考えますと、うちの大学も、文科省の馬鹿どものおかげで、組織改編という名の改悪を何度も繰り返し、予算は減らされ、授業負担はきつくなり、研究環境は悪化する一方。加えて学生の質の低下は目を覆うばかり。で、職場の環境は悪化の一途をたどっておるわけですけれども、そういう中で、個々の教員は授業のやり方なんかを四苦八苦しながら工夫している。 で、その工夫の中で、例えば私に関して言えば、「ベーシック・イングリッシュ」の方法論で英語を教えてみようかな、とか、「文化論として映画のことや、ジャズのことでもしゃべってみたら、学生は飽きずに授業を聞いてくれるかな」とか、こちらの教員としての芸風も多方面に展開し、かつ磨かれてきたところがある。しまいにゃ、アメリカ文学とかアメリカ文化なんてこともみーんな通り越して、「八光流柔術」なんてところまで行っちゃってますけどね。 で、ひょっとしてこの先、これらの芸が、大学教員以外の生活をすることになった時に役に立つかも知れないと考えると、それも良かったのかな、と。 ま、仕事つまんねーな、と思っている時に足掻いてあれこれトライしたことが、いつの日か役に立つかも知れないと考えると、ちょっとポジティヴな気持ちになってきますよね。 ってなわけで、池上さんのご活躍を見るにつけ、何となくそんな結論を引き出している私なのでありました、とさ。あれ、なんか今日は真面目なこと言ってんなあ!
August 28, 2010
コメント(4)
昨年の8月の頭でしたか、十数年の卒論指導の中で培ってきたノウハウを目いっぱい詰め込んだ「卒論書き方指南本」を勤務先の大学出版会から出版し、読んだ人にはそれなりの評価をいただいてきたのですけど、何せうちの大学出版会は取次業者との契約がないので、販売網が極端に限られ、なかなか一般の人の目にはつかない状態になっておりまして、執筆した本人としては、「類書と比べても、結構いい本なんだがなあ・・・」という忸怩たる思いを抱いておるのでございます。 しかーし! 「アメリカ学会」っちゅー、アメリカ研究の分野では国内最大の学会が、その最新の会報の中で、私のその「指南本」を取り上げ、好意的な書評を掲載してくれたんでーす! わーい! やった~! なにせこの会報は、アメリカ学会に所属している、つまり、アメリカ文化関係で卒論指導なんかしている大学の先生方の元に届きますからね。ここに書評が載れば、それなりに買ってくれる人も出て来るのではないかと。それに日本中の大学図書館なんかでも、買ってくれるところが増えるのではないかと期待されますしね。嬉しーい! ま、こういうね、ちょっとしたお褒めの言葉がですね、モチベーションを高めるわけですよ。人間は食物のみにて生きるにあらず。他人様の好意的な評価によって生きる、というところもあるわけでして。 というわけで、今日は気分が大変よろしい。おーし、月末締切の論文一本、頑張って書きあげるぞーい!
August 27, 2010
コメント(2)
今日はね、私、「ボルダリング」ってんですか? あの足場を設置した壁を登るヤツ、あれに初挑戦してきましたよ。 運動が得意かどうかは別として、意外に腕立て伏せとか懸垂とか、そういう方面は割と得意で、腕立て伏せなんかその気になれば100回でも200回でも出来てしまう私。握力もある方で、ひょっとしてボルダリングをやってみたら、あっさり出来てしまうのではないかと、ちょっとそんな気もしていたもので。 で、何しろ今年は「興味はあったけれど、今までやったことのないことにチャレンジする」というのをテーマにしているもので、ボルダリングも一度やってみたいと思っていたんですよね。そうしたら、たまたまある人から誘われたので、家の近くにある(たまたまあったんですよ・・・)ボルダリング場に行ってきました。 ちなみに、このブログをお読みの方で、ボルダリングをやったことがある方、そんなに沢山居るとは思えないので、参考までに書いておきますが、私が行ったボルダリング場は、使用料が1000円(女性は800円)、シューズのレンタルが200円です。まあ、このあたりが相場なんだろうと思うのですが、どうなんでしょう、卓球場で卓球をやるのとトントンくらいのお値段なんじゃないでしょうか。 で、とにかくそびえたつ壁面に打ちつけられた足場を頼りに、壁を登り始めたワタクシ。 が! これが難しいんだ。思っていたのの3倍くらい難しい。 まずね、ボルダリングというのは、どう登ってもいい、というもんじゃないのね。簡単なルートから難しいルートまで、様々な難易度のルートがあるわけ。だから、そのルートに沿って登って行く、というところに、競技としての難しさがあるんですなあ。特に横への移動なんて、難しいですよ。 でね、壁を登るために唯一の頼りとなる足がかり、あれがまた見た目ほど手や足が引っ掛かるもんじゃないのよね~。もちろん、色々な形の足がかりがあるわけで、中にはしっかりつかまれるものもあるんですが、その大半は想像以上に丸かったり薄かったりするので、手をかけるにしても、足をかけるにしても、力が入らないし滑ってしまう。そんな頼りないものに体重をかけて、さらに上のとっかかりに手を伸ばさなきゃならないのですから、ちょっとの油断で落ちてしまうわけ。 で、特に初心者の場合は、手の力だけで登ろうとするものだから、たちまち手の筋肉が攣り、指の筋肉が攣ってしまう。上手な人だと、むしろ手は体を支えるだけ、上への推進力は足の力を使うみたいですけど、最初はとてもそう上手く行かない。 要するに、ボルダリングというのは、手、足、背筋、体の柔軟性、瞬発力、判断力などを総合的に活用する、非常に難しい競技なのでありました。ちょっとくらい懸垂ができるくらいでは、とても攻略なんか出来るもんではないのであります。 ということで、まあ、これはワタクシがしばしば体験する悲しい現実ですが、家内はなんでもワタクシより上手にやる人で、今回の挑戦でも、私よりはるかに腕力の無い家内の方が、よっぽど上手に登って行くんですよね・・・。家内なんか、ハーネスつけて6メートルの壁を登りきりましたから。私は3メートルも行かないうちに滑落したというのに。 しかし、とにかく、長いこと「一度やってみたい」と思っていたボルダリングに初挑戦し、その難しさを身をもって体験することができたので、ワタクシとしては大満足でございます。やっぱり、実際にやってみた体験というのはモノを言うからね。 だけど、まあ、アレかな。ワタクシには、八光流柔術の方が性に合ってるかな!
August 26, 2010
コメント(4)
9月をボストンで過ごす予定の私。今日は国際免許を取りに行ってきました。ま、ロスと違って自動車社会ではないボストンではありますが、多分、一度くらいはレンタカーであちこち回ることもあるでしょうからね。 で、そうなってくると「そろそろ準備を始めねば・・・」という感じになってくるわけでありまして、今日あたりから渡米に向けての買い物などを少しずつ。 じゃ、渡米のための買い物って何かと申しますと、まあ、こまごましたものでございます。 例えばね、「サランラップ」とか。もちろん、サランラップに類するものはアメリカで入手できますが、日本製のサランラップほど優秀なラップなど無いっ! ので、アメリカに旅行するときは必ずひと巻持って行くんです~。 それから、「スリッパ」とか。これもね、あると便利なんですよね~。こんなの、100円ショップで買ったのを持って行って、帰りには置いて(捨てて)くればいい。同じく、「洗面器」も100円ショップでゲット! これもちょっとした洗濯の時に便利なんだ。 それから「服の埃取りブラシ」とか。アメリカのアパートによくある乾燥機付きの洗濯機で洗濯すると、乾いた服に他の洗濯物からのケバがつくので、これ、必需品なんです。 そして、日本食系三種の神器、「醤油・味噌・ふりかけ」ね。日本人にとっては一種のお守りですよね。これらさえあれば、何とかなるんだから。 あと、食事関係でもうひとつ忘れてならないは「カレー・ルー」。これも必需品よ。アチラには、日本のカレー・ルーに相当するものなどないので、これ持ってくととっても重宝するんです。洋食続きで胃が弱ってきても、カレーがあれば食欲回復! それから「風邪薬」も、私は必ず持って行きます。ある程度長期間海外に行くとなると、大抵1回くらい体調が怪しくなる時があるんですが、そんな時は日本製の生薬配合の風邪薬があると、やっぱり安心なんだ。あと絆創膏もひと箱持って行くと、結構役に立つ時があります。 ってな感じで、アメリカに持って行くべき細々としたものを、あれこれ購入に及んだわけでございます。 でも、スーツケースの中身の準備が始まると、やっぱりテンション上がりますね。さて、サバティカル休暇の最後を飾るボストン行き、どんな首尾となるでしょうか。今から楽しみです。 ところでこれをお読みの皆さんには、「海外旅行には、絶対これを持って行く」というようなものはありますか? もしありましたら、ご教示下さい。参考にさせていただきまーす。
August 25, 2010
コメント(4)
![]()
今日は3週間ぶりの柔術の稽古。帰省によるインターバルがありましたが、久々に思い切り体を動かして参りました。 ところで、今日はいつもとはまた別な楽しみがありまして。 いつもですと、スポーツドリンクだとか、自宅で作った冷えた麦茶などを持って行くのですけど、今日はそれらの代わりに「VAAM」を持って行ったんです~。 VAAMってご存知? もう発売されてから随分経ちますからご存知の方も多いと思いますけど、スズメバチから抽出したとかいう成分を配合したドリンクで、体脂肪の燃焼に非常に効果があるのだとか。 ま、そのことは私も前から知っていたのですが、最近、某雑誌を読んでいたら、この製品の効果が半端じゃないというレポートがありましてね、それで認識を新たにしたんです。そんなにすごいのか、と。で、そのことを家内に言うと、家内の知り合いのスポーツトレーナーも、皆VAAMを飲んでいたとのこと。えー、そうなの? なんだ、そのこと、もっと早く言って下さいよ~。 で、だったら、柔術の稽古の時に飲んだらどうなの? ・・・という発想が浮かんだのも、当然でございましょう。 というわけで、とりあえずがぶがぶ飲めそうな「VAAMウォーター」を購入に及んだ私、それを稽古の前と途中に飲んでみたわけですよ。すると・・・ うーん、味的なことから言いますと、ポカ○とか、ダカ○なんかと比べて若干酸味が強い感じ。でも普通においしいです。で、その効果は・・・ いいかも! ま、何せVAAMウォーター飲みながら結構激しい稽古をしているわけですから、汗の量が半端ない。それこそ道着が絞れるほど。でも、それだけの汗をかくと、「飲んだVAAMが汗になるということは、その過程で体を通過しているわけだから、そこで例のスズメバチ成分が作用し、今まさに体脂肪が燃焼しているはずだ~」という実感がありますからね。そういう精神的な充実感がとてもいい。 実際に体脂肪が減っているのかどうかなんて、もう少し時間が経ってみないと分からないわけですけど、これを続けていけば、この秋に受ける人間ドックで具体的な数値として出て来るかも。うーん、楽しみ! ということで、これから稽古の時は必ずVAAMを持参し、スズメバチ成分に期待したいと思います。今後は「ウォーター」だけでなく、他の製品もトライしちゃおうかな~!これこれ! ↓今しかないチャンス!!無くなり次第終了。【送料無料&期間延長!本当に今だけ。】明治乳業 VA...価格:2,205円(税込、送料込)VAAM ヴァーム ウォーカー200ml×6本価格:780円(税込、送料別)明治乳業 VAAM ヴァーム ボトル缶 【1ケース (190ml×6本)】 2650587価格:980円(税込、送料別)
August 24, 2010
コメント(0)
はーい、皆さん、突然ですがここで問題です。 「人は1年間に何個のトイレットペーパーを使うでしょうか?」 ま、答えはあって無いようなものでありますが、先日、某新聞社と年間購読契約をしたところ、景品をくれるというので、「景品って何?」と尋ねたら、「洗剤かトイレットペーパー」と言うんです。しかも、「おススメはトイぺです。何せ1年分ですから、もらわれた方はたいていビックリされますよ」とのこと。 ほう、年間契約すると、トイぺ1年分くれるの? 面白い。それ、もらった。 で、数日後、それが大きな段ボール箱に入ってドーンと届きまして。あんまり大きくて重い段ボール箱だったので、家内一人では持ち上げることすらできず、配送会社の方がわざわざ家の中まで運び上げてくれましたけどね。 で、問題は、この段ボール箱に何個のトイぺが入っていたか、っつーことですよね。 いくつ入っていたと思います? 96個。つまり12で割って、ひと月に8個、1週間に2個のトイぺを使う、というのが、一般的な「トイぺ1年分」の計算法だったのでありまーす。 しかしね、96個のトイぺって、ある意味「壮観」ですよ。一時期に96個のトイぺが家の中にある状態って、経験したことあります? 無いでしょ、普通。でも、その普通はない96個のトイぺが、今、ワタクシの家にあるわけ。どうよ。当然、トイレの中の物入れには入りきらないので、その大半は段ボール箱ごとワタクシの書斎に鎮座しているんですけどね。 どうなの、それって。書斎に大量のトイぺって。 ま、そういうことです。以上。
August 23, 2010
コメント(2)
昨日、名古屋に帰る前に両親と某レストランで食事をしたのですが、そのレストランに入るためには、ある箇所でUターンをする必要がありまして。もっともそこは一応Uターン禁止の場所なんですが、交通量も多くなく、簡単にUターン出来る上、そこでUターンしないとなると、それこそ1キロくらい余計に走って大回りしなくてはならないので、誰もがUターンしたくなる場所なんですな。 で、私もそこでUターンをかまそうとしたんですが・・・ 何だか嫌な予感。 で、急遽Uターンを取りやめ、大回りをしてみると・・・ やーっぱり! 警察がその先でネズミ捕りしてたよ! その箇所でいつも通りUターンしたクルマを次々に捕まえては反則切符を切っているじゃあーりませんか。 ひゃー、あやうく先日に続いて反則切符の2連チャンになるところだった・・・。 しかし。どうなんですか、この警察のやり口。わざわざ違反をさせてから捕まえるという。そんなさあ、Uターンの少し先の物陰になんか隠れていないで、まさにUターンの場所に一人警官を立てればいいじゃん? そうしたら、まさか警官の目の前で違反をする奴もいないだろうに。そうやって違反を未然に防ぐ方が、違反させてから捕まえるよりよほどいい。 良く考えてみれば、高速道路上の「覆面パトカー」だって同じですよね。人に気づかれないようにして、違反者が違反してから「実はパトカーでした~!」って現れる。あれだって、最初から白黒のパンダカーを走らせておけば、誰もが気がついて、切符を切られる前に違反状態を正すでございましょう。 とにかく、覆面パトカーでの取り締まりにせよ、今回のUターン取り締まりにしても、ネズミ捕り警官のやり方は卑劣である! と声を大にして申しておきましょう。隠れてコソコソ見張ってるおまわり共、お前らの仕事なんか「男一匹の仕事」じゃないけんね! 権力をかさにきて、でかい面するんじゃないっ! さて、話は変わりまして。 先日、四国を訪れ、そこでお遍路さんの姿を見かけて以来、一体人は何故遍路に出るのか、といことが気に掛かっておったわけでございますが、私の愛読しているネット上のクルマ情報サイト、「Web CG」に、自動車ジャーナリストの大川悠さんが「ニッポン自動車生態系」というエッセイを連載していらして、その主題がまさに「四国お遍路」なんですね。 というわけで、私もこのエッセイを愛読してるわけですが、これがね、実に面白い。 そのエッセイによると大川さんは40年もの間自動車ジャーナリストとして活動してこられたのですが、このあたりで一つ、人生をリセットしたいという風に考えられたらしく、お遍路の旅に出られたんですな。それも去年・今年と2回も。で、その結果2400キロをご自身の足で踏破されるのですが、その過程で日本のモータリゼーションについて、改めて発見することが多かった、と。そこで、そのことについて色々綴っておられるわけ。 つまりね、大川さんはこれまで「クルマに乗る立場」でクルマのことを云々されてこられたわけですが、今は「足で歩く立場」からクルマと、クルマを取り巻く環境のことを考え出されたんですな。 で、その中で問題点も多く指摘されてはいるのですが、おそらく大川さんにとって一番大きな発見は、「クルマの圧倒的な恩恵」に、初めて気がついたということじゃないかと。そして、そのことに、我々は既に馴れきってしまったのではないかと。 例えばこの連載の4回目で、現代の日本人が、地理的な距離を測るのにいかに自動車を尺度にするのに馴れてしまっているか、ということを指摘されています。以下、大川さんの文章を引用します。「レストラン、入浴施設あり。ここから1時間半」。徳島県から高知県に入る日の朝、この看板を見て「おっ、ここで昼飯だ」と決めた。だが、一瞬後、それは大きな落胆になる。小さな文字で「マイカーで」と併記されていた。しかも下に書かれていた地名は、私たちが3日後に到着することになっていた場所だった。「何か昼飯食べられるところねぇ?」、高知から愛媛近くに向かう朝、小さな食料品屋さんで訪ねた私たちに、人の良さそうなオジサンはちょっとだけ考え、指先で地図の一点を指した。「ここまで行けばあるかな。ほんの30分ぐらいだよ」。指先はすーと動いて、小さな町で止まった。なんとそこは、私たちのこの日の夕方の到着予定地だった。たしかに軽自動車で動くオジサンにとっては、ほんの30分だった。でも私たちにとっては、それはまるまる1日のかなたの地点だったのだ。歩くということは、とてつもなく遅い行為だ。クルマによる移動に慣れている、というかそれを前提にしている人にとっては、絶望と思えるほど時間がかかる行為である。クルマのたった30分は、歩く人間の1日の距離にあたるのだ。40年以上にわたってクルマ人間だった私は、まずこの事実を思い知らされたのである。 こういうのは、実際に「遍路」という非日常的な行為を身をもって体験されたからこそ出てくる感慨でありまして、私はこういうのを「腹にこたえる」感慨であり、文章であると思っているのでございます。 私だって、昨晩、クルマを飛ばして東京・名古屋間を数時間で一気に駆け下って参りましたが、東海道五十三次の時代、この距離を歩くのに何日掛かっただろうかと思えば、気が遠くなりますよね。 というわけで、何だかんだ言って、交通手段の発達というのは、ものすごい恩恵なのだ、ということを大川さんは改めて実感され、その原点からもう一度日本のモータリゼーションを考えてみようではないかと思われているようです。 このエッセイ、まだまだ進行中ですが、上に述べてきたことだけでなく、お遍路そのものの意味も問うていて、私にとっては非常に参考になるもの。実に興味深いものですので、興味のある方、是非、読んでみて下さい。教授のおすすめ!です。これこれ! ↓大川 悠 「ニッポン自動車生態系」
August 22, 2010
コメント(4)
今、釈迦楽家東京本部では『フロスト警部』(原題:A Touch of Frost)というイギリスの刑事ドラマがブームでして。 ことの起こりは我が父上殿が市のシニア同好会みたいなところで「英語に関する講演」を頼まれたこと。長年英語教育に携わってきたとはいえ、大学を引退してからもう10年以上が経ち、英語の聞きとりなども大分錆ついてきたので、これを機にちょっと英語のTVドラマでも見て勘を取り戻すか、と思い立ったらしいんですな。 で、ケーブルテレビの番組の中から適当なものを探していたら、この『フロスト警部』というのを見つけたと。で、最初は単に英語リスニングの練習として見始めたものの、あまり面白いので、今では半ば楽しみのために見ているという次第。 しかも、ケーブルテレビのプログラムによって、夕方放映したものを、翌日の午前中、再度放映するようになっているんですな。で、父はそれを両方見ちゃうんです。最初は筋を追い、二回目に見る時は英語の言い回しにより多くの注意を払いながら見る。だから、毎日二回、『フロスト警部』が我が家で流されると。 そうなりますとね、私もつられてつい見ちゃうわけですよ。と、これが確かに面白いんだ。 フロスト警部というのは、イギリスはデントンというところの刑事なんですが、そうですね、年齢は60歳になるかどうか、とにかくベテラン刑事なんですな。で、今時の捜査法を嫌い、昔ながらの「鼻を利かせる」やり方で捜査し、時に捜査ルールに違反しながらも、最後には犯人を挙げる。なかなかの腕利きです。ところが彼の独自の捜査法や捜査手順によって、迷惑をかけられっぱなしの署長さんは、彼を首にしたくて仕方がない。というわけで署長とフロスト警部がしょっちゅうぶつかるわけ。ま、よくあるパターンですが。 しかし、他の刑事ドラマとちょっと違うのは、ストーリーの重層性です。主筋のストーリーの他に、もうひとつくらい、脇筋のストーリーというのがあって、この2つが関連しあったり、しなかったり、微妙に関わりながら話が進んでいくわけ。で、その重層性の中で、犯人はこいつだろうな・・・と思わせておいて、実はそうではなかった、という軽いどんでん返しが必ず仕掛けられている。そこがまた、意外性があって面白い。 だけど、やっぱりなんといっても面白いのはフロスト警部の人間味ですね。はちゃめちゃなところもあるけど、芯のところで正義感が一本通っていて。時に失敗してしょげたり、怒ったり。同僚とぶつかったり和んだり。部下をこきつかったり、部下のために一肌脱いだり。ガールフレンドとうまく行きそうになったり、すれ違いになったり。その辺の生身の人間性が実に興味深い。フロスト役の俳優も、すごく上手に演じております。 それから、父の本来の目的である英語の勉強という点でも、このテレビドラマ、かなりいいと思います。イギリス英語ですが、セリフもよく練られているし、聞き取り易い。聞いていると、ああ、こういう時にはこういう言い方をするのか、というのがよく分かる。私のように「ベーシンク・イングリッシュ」の信奉者としては、「その男(犯人)をちゃんと見たのか?」なんて尋問するフロストのセリフが「Did you get a good look at him?」などとなっていると、やっぱり英語の基本はベーシック・イングリッシュだよなあ、と改めて思います。 というわけでイギリスのTV刑事ドラマ『フロスト警部』、教授の熱烈おすすめ!です。ケーブルテレビに加入している方、プログラムを見て、もしこの番組が見れるようでしたら、是非! さて、私の実家での夏休みは今日でおしまい。これから名古屋に戻ります。明日からはまた名古屋からのお気楽日記、乞うご期待! ということで。道中の無事を祈っていて下さいね~! (高速道路上で、また同じ警官に捕まったりして!)
August 20, 2010
コメント(2)

どうにも腑に落ちない警察沙汰の後、気分を害しながらも箱根の秋の風景を堪能した私。やっぱりね、時に対人間のもろもろが面倒臭くなるのに対し、対自然というのはいいですなあ。ワタクシ、もうね、隠居して仙人になりたい。マジで。 というわけで、今日は心洗われる箱根の秋景を写真にてお届けいたしやす。 まずは最初の一枚。これ千石原の風景ですけど、ミソハギが綺麗に咲き揃っておりました。例年ですと、ミソハギと同じ頃にサワギキョウなんかも咲くのですけど、今年はそちらの方はまだあまり咲いていませんでしたね。秋の野に咲く花の数は多いものの、青系・紫系の野花が多く、賑わいの中にどこか寂しげな風情があって、そこがまた一層趣があってよろしい。 お次はコオニユリ。草むらの中に一本背の高いこのユリが凛として立っていると、オレンジ色のインパクトもあって、絵になりますね。 さて、次の一枚は湿地に咲いた一本のシシウド。放射状に咲くこの花を見ていると、自然の造化の妙を思わざるを得ません。まるでビュッフェの描く絵のようではありませぬか。 そして最後、これは千石原から下って芦ノ湖での一枚。遠景に箱根神社の鳥居とスワン・ボート、そしてまるでそれらを眺めているかのごとき一羽のカラス。この取り合わせの妙にパチリ。 こうして写真で見ると、確かに暑いことはまだ暑いですけど、日差しが何となく秋っぽい感じですね。秋来ぬと目にはさやかに見えねども、写真に写すとよく分かるかな。夏も終わりに近づいているのでしょう。そして私の研究休暇も・・・。
August 20, 2010
コメント(2)
名古屋に戻る日も近づき、今日は恒例、両親を連れての箱根ドライブ~! が! やっちまった・・・。やっちまったぜ・・・。 ところは東名、秦野を過ぎて足柄に向かう上りの区間。私は何の気なしに右側車線を走っておりまして。ま、アルファロメオの定位置ではありますし。 そしたら前方にレガシィB4がとろとろ左側車線を走っているのが見えたんですな。アレ? あいつ、さっきまですごいスピードで暴走していて、私のことを暴力的に抜いて行った奴じゃない? なんで急にスピード落としてとろとろ左側走ってんの? と思ったのですが、そのことをさして気にもせず、そのままそいつを右側から抜いてそのまま走り続けたわけよ。すると・・・ ああ! 後ろからサイレン鳴らした覆面パトが! しまった~! くそっ! B4の奴、覆面パトの8ナンバーを見抜いて、いい子ぶりっこしてやがったのか! B4が急にスピードを落としてどうもおかしいと思った時に、その理由を考えればよかった! 後悔後に立たず。「追い越し車線走りっぱなしの罪」により、罰金刑決定! ま、スピード違反の方は大目にみてもらっただけ感謝か・・・。 しかし、腹立たしいのは、警察官の言い方だよね。違反を捕まえたんだから、後はビジネスライクに切符切りゃーいいじゃん? なのに、一応は聞いてくるんだよね。「どうしてスピード・オーバーしてたと思う?」とか。 正解は「追い越し車線を走りっぱなしだったから」、なんですけど、人を見て物を言えって。いい大人捕まえて、高校生叱るみたいなこと言うんじゃない! 大体ですね、警察って違反車両の全部、捕まえてないじゃん。たまたま見つけた時だけ、しかもそれで都合良く捕まえられそうな時だけ捕まえるので、車を止めて私と話している間にも、追い越し車線を突っ走っている車が横をじゃんじゃんすりぬけているわけでしょう? あれ、なんで捕まえないのよ。恣意的に捕まえたり捕まえなかったりするっていうんじゃ、「法の下の平等」が実現していないのであって、お前らのやっていること自体が基本的に憲法違反なんだよっ! 「そのことについて、どう思う?」 って逆に聞いてやればよかったわ。 というわけで、せっかくの親孝行ドライブも最初からケチがついちゃって。盛り下がること著しい。でも、ま、こういうことはなるべく早く忘れましょ。 また明日、箱根の写真なんか、アップしたりしますので、乞うご期待です。
August 19, 2010
コメント(2)
今日、大学時代の恩師S先生のご自宅に遊びに行こうかと思い、お電話を差上げると、奥様が出られて、先生は杏林大学医学部附属病院に入院中とのこと。それを伺って私は思わずぎょっとしてしまいました。 というのは、春にお会いした時に、左足の動脈硬化症が悪化して、下手をすると足を切ることになるかも、などというオソロシイ話を聞かされていたからで、まさか本当に足を切られたのかと。 しかし、よく聞いてみると、そうではなくて、少し前に足の詰まった血管を拡張するためバルーン付きのカテーテルを通す手術を行い、それはそれで成功したのだけれど、その後若干の感染症を起こし、膿が出始めたので、今回はそれに対処するための入院だったのだそうで。やあ、それを聞いて安心しました。 というわけで、それならお見舞いだということになり、午後から杏林大学病院に行ってきました。 で、カーテンで仕切られた病室を覗くと・・・無精髭を生やされた先生が寝ていらして。私の顔を見ると、「あれ、よくここに居るのが分かりましたね」などとおっしゃる。そりゃ、分かりますよ。すぐ分かるんだから、悪いことはできませんよ! しかし、ちょっと見ぬ間に先生、年を取られましたなあ・・・。ま、オン歳とって85歳になられたのだから当たり前ではありますが、病院のベッドに寝ている姿を見ると、何だか急に老けられたような気が・・・。 とはいえ、そう思ったのは最初のうちだけで、一旦話し始めると談論風発。ああ、何だ、以前の先生と変わらないや、しっかりしていらっしゃるわ、とひと安心。ということで、先生のカテーテル手術の様子(部分麻酔をしていたとはいえ、かなり痛かったそうな・・・)だとか、共通の知人の消息、はたまた私がサバティカル休暇の間に体験したことなど、様々な話題についてひとしきりおしゃべりしてまいりました。そうそう、入院中、先生はどういうわけだか漱石の作品を読み返そうと思い立たれ、『三四郎』などを読んでいるのだけれど、「何だか面白くないんだなあ・・・。昔は面白いと思ったのに」などとおっしゃっていましたっけ。 ところで、私と先生が話をしている最中、先生の担当の看護婦さん(「看護婦さん」という言葉のどこが差別的なのかさっぱりわからないばかりか、私にとっては「白衣の天使」と同義語のきわめて親しみのある言葉なので、「看護師」ではなく敢えてこの言葉を使いますが・・・)が入ってきて、抗生剤の点滴の準備をしながら、先生に対して「あら、Sさんって先生だったの?」と尋ねたんですね。私が「先生、先生」と呼びかけているのを聞いていたのでしょう。 そこで私が、ん? もう1週間も入院されているのに、彼女はS先生の何たるかも知らないのか? と若干憤慨し、「そうですよ、S先生は大学の教授ですよ」と告げると、「あら、そうだったんですか。スゴイ。道理でいつも本を読んでいらっしゃると思った」などと言いながら引き上げて行かれまして。 うーん・・・。 いやあ・・・。 そりゃ、病院にとって患者は誰も彼も皆同じ。一人の病人に過ぎないと言えばそうでありましょう。むしろ、どんな職業の人であろうと、どんな身分の人であろうと、扱いを同じくする、というのは、いいことなのかも知れません。 しかし、ですね。しかし。私が思うに、やはりしかるべき人にはしかるべき敬意を払うべきではないかと思うんですね。少なくとも大学の教授だった人に対し、その辺の熊さん八っつぁんとひとしなみに扱うべきではない。 そう、私の大叔父で、学校の校長先生まで務めた方がいたのですが、その方も晩年に入院した時、看護婦さんたちから「はーい、おくすりのじかんですよ~。わかるー? お・く・す・り。じょうずにのめるかな~。だいじょぶ? はーい、じゃ、またあとできますからね~」みたいな言葉遣いで接せられて、腹を立てて一言も口をきかなくなってしまったことがありましたっけ。 年寄りで、体の自由の利かなくなった人にも、プライドってものがあるわけですよ。特に男には、ね。 ですから、私の言っていることには色々と反論もあるやと思いますが、私としては、看護にあたる人たるもの、担当する病人が一体どういう人物なのか、どういう人物だったのか、ということをそれとなく探ってですね、それに見合った敬意を持ち、またそれに見合った言葉遣いをすべきではないかと思うのであります。 なぜなら、それがその病人の回復を助けると思うから。 いずれにせよ、私が見舞う前の先生の異様な老け方と、私と話をした後の先生の生き生きとした姿の格段の違いを見れば、「病院というところは、人を病人にする」という言い方の正しさがよく分かります。 幸い、S先生は明後日退院されるとのこと。先生、病院なんて長居するところじゃござんせんぞ。早く退院されて、また次の休みの時には、ご自宅に遊びに参りますから、どうぞお元気なところを見せて下さい。
August 18, 2010
コメント(4)
一昨日・今日と立て続けにおいしいレストランに入ったので、それをご紹介しておきましょう。 一昨日家内と一緒に入ったのは、町田にあるハンバーガー屋さんの「ヴィレッジヴァンガード」。JR町田駅近くにあるルミネの上階です。 ハンバーガー屋さんといっても、たとえば「ロコモコ」のようなライス・ネタも色々あるのですが、今回は「世界一旨い」と自称するそのハンバーガーの味を確かめてみようじゃないの、というわけで、ハンバーガーを頼みました。名前は忘れましたが、家内のにはトマトやパイナップル、それにアボカドが乗っている奴、私のはブロッコリーとスモーク・サーモン入りの白いソースの掛かった奴です。 で、食べてみたところ、旨い! 実に旨い! これだけ旨ければ「世界一旨い」を名乗っても許そう、という気になるくらい旨い!! ハンバーガーのパテ自体も旨いのですけど、上に乗っている様々な食材が混然一体となった複雑かつ繊細な味は、1000円以上出す価値は十分にありますね。あ、それからこの店は店員さんの感じもいいよ。町田ルミネ上階の「ヴィレッジヴァンガード」、教授の熱烈おすすめ!であります。 さて、日付変わりまして今日の昼。今日は小学校以来の親友Eと、町田のお隣、相模大野で会って昼飯を食べまして。 Eと会う時は、たいていどこにでもあるような居酒屋チェーン店に直行なんですけど、いつもそれじゃあ芸がないと思い、私が事前にググって、良さそうなお店を選んでおいたのでございます。で、それはどんな店かと申しますと、「ポム・ルージュ」という洋食屋さん。ネットの情報によりますと「ファミレスの値段で本格洋食が食べられる」とのこと。いいじゃないですか、それ。 で、実際その店に向かったわけですが、確かに駅から徒歩1分という謳い文句に間違いはなし。しかし・・・ 店構えが渋いっ! なんか古臭いビルの外階段を上った二階にそのお店はあるんですけど、店の看板といい、入り口の感じといい、「ザ・昭和40年代」と言いましょうか。私がとっさに思いついたのは「Expo70(=大阪万博)の時代にタイムスリップ!」という感じ。 で、若干「やばいかも・・・」という恐れもあったのですが、そこをおして店内に入ってみると、おや、思っていたより広いし、まあ、キレイ目ではあります。しかし、何だろうこの異様な雰囲気? サラリーマンだ。そこは年配気味のサラリーマンのオヤジたちのオアシスだったのであります。背広と作業着の群れ。それがもくもくとなんか食ってる。 で、そんな中、見た目はちょっとチャーミング(?)だけど年齢的には立派なオヤジの男二人が店内の片隅に席を占めたと思ってくだせえ。 メニューを見ると、これまた「ザ・洋食屋」のメニューでして、ステーキ、ハンバーグ、ポーク・ジンジャー、海老フライ、帆立フライ、カレー、スパゲティ、・・・と、まあそういうのが並んでいる。で、我々が頼んだのは「日替わりメニュー」の中から「サイコロ・ステーキ定食」みたいな奴。メインにスープ、ライス、食後の飲み物がついて840円なり。確かにファミレスっぽい値段ですよね。で、これにEはビールの中瓶を、私は白のグラスワインを注文。 待つことしばし、出てきたサイコロ・ステーキは、二口分のナポリタンとキャベツの千切りメインのサラダ付きの定番タイプ。で、そのサイコロ状のステーキにフォークをぶっ刺し、口に運んでみた。すると・・・ 柔らかーい! そして予想していた3倍くらい旨ーい! 見た目、赤身っぽくて、むしろ歯ごたえがありそうな感じなのに、口に入れてみるとマシュマロ見たいに柔らかいの。で、味の方はしっかり牛肉の味がするし、ソースもしっかりした味。期待しないで食べ始めた分、一層おいしかった、というところはありますが、それにしてもこの値段にしてこの味は、特筆ものと言っていいのではないでしょうか。いやー、参りました。 うーん、やっぱりサラリーマンって、財布の中身が厳しい分、安くて旨いものがどこにあるか、よく知っているよね! で、客の大半は常連客らしく、帰りがけに厨房の中の50代後半くらいのシェフに挨拶する人あり、はたまた2時半のランチタイム終了間際に駆けこんできて「アイスコーヒーだけ飲まして!」なんて言う常連さんに、こころよく「いいですよ~」なんて返事をしているところをみていると、こういう感じも悪くないなあ、という気がしてきます。 ちなみに、レジ近くに掲げられた店のポスターみたいなのに「この地で営業40年、お客様に感謝」みたいなことが書いてありました。40年前って・・・やっぱりExpo70じゃん! というわけで、小田急線・相模大野駅北口右手へ徒歩1分、洋食の名店「ポム・ルージュ」、これまた教授のおすすめ!です。渋いけど、旨いよっ!
August 17, 2010
コメント(0)
今日はまたことのほか暑いですなあ。エアコンがんがんにかけてないと溶けてしまいそうだ・・・。 さて、そんな灼熱の日に私が何をしていたかと言いますと、そう、灼熱の恋物語を読んでいたのでございますよ。シリアの砂漠を舞台に、イギリス女性とアラブの族長(シーク)との恋を描く、いわゆる「シークもの」と呼ばれる奴ね。この手の小説で一番有名なのはE・M・ハルという人の書いた『シーク』という小説ですが、今日私が読んでいたのは、バーバラ・カートランドの『Passions in the Sand』という小説。バーバラ・カートランドってのは、ロマンス小説ばかり数百冊も書いたイギリスの人気ロマンス作家ですが、作家の肩書の他に、ダイアナ妃の義理のお祖母さんという肩書もあります。だから、というわけでもないですけど、本当なら「Dame」の称号つきで呼ばないといけない。「デイム・バーバラ・カートランド」ですな。 で、その小説ですが、内容から言うと、色々な意味で面白いものでありました。「色々」という言葉の意味するところは、一つには、これが典型的な「シークもの」だということで、シークもののあるべき姿を完全に体現しているという点。父親の命令によって中年のいやらしい貴族のオヤジか何かと結婚させられそうになったイギリス上流階級の若い娘が、それが嫌さに口実を作ってアラブの砂漠への一人旅に出たところ、そこでアラブの部族の族長に拉致され、アラブのしきたりにそって捕虜というか、略奪品として弄ばれるのだけれど、まさに自分を弄んでいるシークその人の人柄を知るにつれて彼のことが好きになり、シークもまたヒロインに惚れてしまう、という話ね。 で、そんな話ですから、ストーリーとして面白くなくはないわけですよ。たとえ、それがワンパターンなものだとしても。 しかし、この手の小説について考えていくと、他にも面白いことはある。 例えば、なんで「アラブ」なのか、ってことですね。なんでイギリス娘はアラブを目指すのか。 で、色々調べるとですね、アラブには「捕虜」をとる文化があるというんですな。もちろん、これは偏見もかなり混じった上での話ですよ。つまり「アラブ人は外国人をすぐ捕虜にしちゃう」というイメージが、少なくとも西洋にはある。だから、アラブの砂漠を若いイギリス人娘がほっつき歩いていると、シークの一味にさらわれちゃう、というストーリーが現実味を帯びるわけですね。舞台をアラブの砂漠に設定すると、「捕囚物語」にリアリティが出ると。 うーん、そうか。確かに、もっと無粋な政治がらみでも、アラブのどこかの国で外国人が捕虜とか人質になるっつー話はよく聞きますよね・・・。それを言ったら、中南米でもその種の話をよく聞く気がしますし、アメリカ文学がらみですと、白人がいわゆる「アメリカ・インディアン」の捕虜になるっていう話が19世紀くらいまで沢山ありました。その一方、アフリカの奥地で外国人が黒人の部族に捕虜になったとか、中国の奥地でアジア系のどこかの民族の捕虜になったとかいう話はあまり聞きませんよね。 つまり、外国人と見るとすぐ捕虜にしちゃう文化と、そうでない文化ってのがある・・・ような気がするんですな。上の例で言うならば、「肌の色の浅黒い、もしくは赤銅色の人たち」が住む国ってのは、捕虜系かも。って、これはあくまで浅はかな偏見の話をしているので、非難しているんじゃないですよ。そういうイメージがある、ってことですね。とにかく、だからロマンス小説でヒロインが捕虜扱いされるとなれば、当然舞台はアラブのどこかになる、と。ロマンスってのは基本、イギリスのものでありまして、イギリスから見ると、中東は一番近い捕虜国ですから。 で、そういう捕虜がらみのイメージの他にですね、もうひとつ、見た目に関する「アラブ人」のイメージっつーのが、ロマンス小説では重要らしいんです。何しろこの種の物語では、イギリス人(白人)女性が、異人種の男性と結婚することになるので、結局、人種混淆の話になる。で、ロマンスのように沢山の(女性)読者を抱える文学ジャンルの場合、その人種混淆が多くの読者に許容される範囲でないとまずい。 で、アラブ人ってのは、その許容範囲に入るらしいんです。アフリカ系の黒人となると、やはりまだ抵抗があるけれど、アラブ人だったら肌の色もそんなに黒くないし、むしろ野性味があって、なよなよとしたなまっちろい同郷(=イギリス)の男性よりカッコいいと。やっぱり、ロマンスですからねえ。カッコいい男が出てこないと調子がでないんですな。 というわけで、一歩間違えば捕虜になる、という危ない地域で、危ない(が、カッコいい)アラブの男、それも「族長(シーク)」という高貴な地位にある男に拉致されるというスリリングな想像世界、これがですね、ロマンスの世界では受けるわけですよ。で、『シーク』の成功以来、この種の「シークもの」が、ロマンスという文学ジャンルのサブジャンルとして、ものすごく大きな位置を占めるようになったと。 ところが、この種の小説を最後まで読みますと、ヒーロー役のシークが、実はアラブ人ではなかった! というオチが必ずつく。これがまた面白いところでして。実際、今日読んでいた『Passions in the Sand』でもやっぱりそうでした。アラブ人のシークだと思われていたアブドゥル・メジュエル・エル・ハセインなる人物は、実はスペイン人の大金持ち、ドン・マヌエル・デ・カナス・イ・ガリアだったのでありまーす。ちなみにE・M・ハルの『シーク』でも、シークのアーメド・ベン・ハッサンは、実はイギリス人のグレンカリル卿とさるスペイン人女性の間に生まれた西欧人だったんですけどね。 つまり、なんだかんだ言って、結局イギリス女性とアラブ人を結婚はさせないわけですな。ヒーローの肌の色が浅黒いのは、アラブの血のゆえではなく、スペイン経由でした~、ということにしておく、と。西欧人同士の結婚なら、どこからも文句は出ないですからね。そこはちゃんと逃げ道を作っておくわけですよ。 ま、このあたりの「シークもの」の一連の仕組みと言いますか、「お約束」と言いますか、それが複雑に絡み合っているところが、すごく面白い。 というわけで、今日は熱い熱い砂漠の恋物語を読んで、暑い夏の一日を過ごしていたワタクシだったのでありました、とさ。あーあ。あつい、あつい。ひゅー、ひゅー、だぜ!
August 16, 2010
コメント(0)
昨夜、花火をした際、花火の点火用にローソクをつけたのですが、私が何気なくローソクに火をつけ、火のついたローソクをちょっと傾けて皿の上にロウを垂らし、垂れたロウの上にローソクを立てて、そうやって皿にローソクを固定していたら、その一連の動きを見ていた大学生の甥っ子がえらく感心してくれまして。「おおっ! 叔父ちゃん、すごいテクニックだね!」とか何とか。 で、そう言われて私も逆に驚いたのですが、今時の大学生はローソクの立て方も知らないのか、と。私はと言えば、こんなもの誰かに習ったという記憶もなく、多分、親がこうやってローソクを立てるのを見て、子供の頃に自然に覚えたのだろうと思うのですが。 しかし、それはまあ、そうかも知れません。今、家でローソクを使うチャンスなんてないですもんね。それを言ったら、マッチの擦り方を知らない大学生も多いと聞きますし。 昔は、結構な頻度で「停電」っちゅーもんがありましたから、1年に何回かは必要があってローソクを灯すということがあったもんです。誕生日とかクリスマスとか、そういうのじゃなくて、本当に明かりを取る必要があって、ね。 そう、そんな時は子供心に楽しかったなあ。非常時の、といっても例えば台風による停電など、別に命にかかわるような非常時でもないわけですし、そんな時のローソクの明かりってのは、本当に楽しかった。昭和な時代の楽しみですかね。 そういうレトロな楽しみを経験せずに大人になるってのは、どういうものなのか。しかし、これからますますそういう大人が否応なく増えるわけで。 と言って、子供に火の扱い方をあらためて教えるというのも、結構リスクがあるような気がしますよね・・・。ナイフの使い方なんかもそうですが、教わったら使いたくなるのが子供でして、下手にマッチの擦り方やらローソクの立て方なんか教えて、後で家を火事にされても困るし。 あれこれ便利になったはいいけれど、なかなかに難しい世の中でございますなあ。
August 15, 2010
コメント(2)
明日は姉一家が彦根に帰るので、今日は実家の庭で恒例・家族総出のバーベQ大会です。東京で就職している姪っ子も、この日を目がけて釈迦楽家に飛んできました。 で、そのバーベQですが、いつものようにまずは鶏肉を焼くことからスタート! 塩コショウのシンプルな味付けと炭火の風味がたまりません。そしてお次は先日コストコでゲットしてきた大ぶりのソーセージ。今回はこれが大ヒットで、炭火でパリパリとはじけた皮とジューシーな身を一緒に口の中に放り込むと、これがビールによく合うんだ! そして次は醤油を塗ったトウモロコシを香ばしく焼き、さらにアルミホイルで包んだジャガイモを炭火の直火で焼いたものをじゃがバターでいただきます。これも上出来。 お次は牛肉のカルビ、そしてこれまた先日コストコでゲットした牛肉の塊もステーキとして網目焼きしました。これはモランボンのたれで。 そして最後はやっぱり焼きそばでフィニッシュ。水の代わりにビールで蒸しあげ、仕上げに焼き肉のたれをちょっとからませた焼きそばの味は、バーベQの仕上げには欠かせません。 そして大満腹の後は、手花火大会。最後の線香花火を皆で楽しんで、釈迦楽家の夏の行事が終わりました。ほんと、これが終わると、夏が終わった、という感じがするんですよね~。明日から姉たちも帰ってしまいますし、ちょっと寂しい・・・。 でも、とにかく今年もまた家族の誰ひとり欠けることなくバーベQを楽しめたことを神様に感謝しなければなりますまい。おいしかった! そして、今日もいい日だ!
August 14, 2010
コメント(0)
今日は家内と姉と、六本木はミッドタウンに行って参りました。 で、まずは新宿から大江戸線に乗ろうと思ったのですが、これが案外難しい。西口を出たすぐのところに新宿西口駅があるのに、その一方で「大江戸線新宿駅」の矢印は別な方角に。迷った末、新宿駅の方向に向かうと、これがまた延々と歩かされ、結局、新宿駅南口まで連れて行かれるという・・・。 で、後で調べたら、大江戸線では新宿西口駅と新宿駅が直接は連結していないと判明。いやー、これはややこしや。六本木に行くには新宿西口駅から乗ってはダメ(絶対ダメではないけど・・・)というような情報をどこかに掲示するなりしてくれないと、間違うよね。 ま、それでもともかく新宿駅から乗りまして六本木まで。8番出口を出れば、そこが六本木ミッドタウンでございます。おお、なかなか綺麗なところですのう。なんとなく名古屋のミッドランドスクエアの感じに近いような・・・。いや、むしろミッドタウンの方が庶民的か。 で、とりあえず店を見て回ったのですけど・・・。 うーん。何とも。ちょっと中途半端な感じが否めませんなあ。なんかね、六本木周辺にお住まいか、その辺に遊びに来た外国人観光客相手に、日本のお土産を買わせようというような感じの店が多くて、私には心ひかれるものがほとんどなかったという。 むしろ六本木ミッドタウンの美点は、食べ物系のお店が豊富かつ種類も様々で、味覚の点であれこれ楽しめそうなところ。 で、中に名古屋の名店「鈴波」があったので、姉に名古屋の味を教えてやろうと思い、今日のお昼はここで食べることに。「鈴波定食」、いつ食べても旨いねえ。姉も喜んでおりましたよ。 さて、お腹がいっぱいになってしまうと、もうミッドタウンに見るべきところはないな、と判断。新宿に戻り、姉と別れて私と家内はバーニーズ・ニューヨークへ。ここで家内は香水を購入。その後、ジャズ喫茶の「ダグ」で一休み。家内はアイス・ミントティー、私は例によってアーモンド・オレを注文しましたが、ここのアーモンド・オレ、最高だね。 で、その後、今度は小田急百貨店の11階催事場で行われている三省堂・夏の大市をチラ見。若干の古本が置いてありましたけど、私は収穫なし。ただ、ここで書家の望月秋羅さんが書の実演をなさっているのを見てきました。というのも、ご高齢の望月さんの臨時マネージャーを、ブログ仲間の「秦野のご隠居」が務められていたから。秦野のご隠居とはブログ上で何度もやり取りをしていますが、実際にお目にかかるのは今日が初めて。わずかな時間立ち話をしただけですが、ブログがご縁で知り合った方と会うなんてのも面白い経験です。 ということで、今日は都会の楽しみをいくつかまとめて楽しんできた私だったのでありました、とさ。今日も、いい日だ!
August 13, 2010
コメント(4)
![]()
今日は実家の自室で使うミニコンポを買おうと、家電量販店巡りをしてまいりました。私の助手は、暇を持て余していた大学生の甥っ子です。 で、まずは家の近くのドリフターズのCMで名高い「K」電器店へ。 が。今時、ステレオ関連の商品って家電量販店ではあまり置いてなくて、オンキョー、ケンウッド、ビクター、ヤマハあたりが少々ある程度。とはいえ、とても納得の品ぞろえとは言えず。しかもデノンはほとんど置いてない状態。これでは選択の幅が・・・。 で、あれこれ試してみた結果、値段の割に音がいいという意味で、 【送料無料】【smtb-u】ONKYO/オンキョー X-T2CR-S(シルバー) 【送料代引き手数料無料!】 ...価格:21,987円(税込、送料込) これが候補に挙がったのですが、いかんせん、ボリュームのスイッチがプラスチック製でいかにもすぐ壊れそう・・・。それからCDのローディング部の蓋も自動では閉まらないので、いちいち手で閉めなくてはならないという・・・。それさえなければ、音の際立ちもはっきりしていて、しかも低音の出も悪くなく、決してドンシャリ系ではないなど、音の出方はすごくいいので、残念なところです。 で、今イチ納得出来なかった我らは、お隣の「ノジ○」電気へ。しかし、置いてあるものはあまりかわり映えせず・・・。 そこで、次にちょっと遠くの「ヤマ○」電気へ向かったのであります。さすがに家電量販店トップのここなら、それなりの品揃えはあるかな、と。しかし、実際にはそうでもなくて、結局ここでも納得出来ず。近くにあるの別の「K」電気にも行ったのですが、これもダメ。 ということで、4軒も回って手ぶらで帰るわけにも行かず、こうなりゃこちらも意地になってきて、よーし、それなら「ヨドバ○」まで行ってやろうじゃないの、ということで甥っ子と衆議一決。結局町田まで足を延ばすことに。 で、1時間近くもドライブしてヨドバ○へ。さすがにここは他店と比べると品揃えは多く、専門性も高く、まあ、ここで決めるしかないなと。 でも、やっぱりデノンの機種は少なかったなあ・・・。もうオンキョー製品の中からどれを選ぶか、という以外ない状況ですね。 で、色々聴いた中で、私も甥も、すっかり魅了されたのがこの機種。【送料無料】【smtb-u】ONKYO/オンキョー CR-D2-S(シルバー) 【送料代引き手数料無料!】価格:31,815円(税込、送料込) これはすごいよ。ま、これにそれなりのスピーカーを足すと、10万円近くになりますが、ミニコンポにこれ以上何を期待するの、というぐらいの、素晴らしい音がします。これには心が揺れましたね・・・。 しかし、今回はもっと気軽な買い物のつもりで来たので、かなり大幅に予算をオーバーするんですよね・・・。ということで、結局私が買ったのは・・・【送料無料】ONKYO/オンキョー X-S1価格:29,526円(税込、送料込) こちらでございます。まあね、上のCR-D2と比べなければ、これだって結構いい音がするんですよ。ま、たまに帰る実家で、持参のCDを聴くくらいなら十分の音質でございます。デザインがスッキリしていて、サイズもすごく小さくて、その意味でもバッチリ。 ってなわけで、結局、今日の午後一杯かかっての買い物となってしまいましたが、その間、甥っ子と色々話もできたし、彼の意見もかなり参考になったし、彼自身も色々なコンポの音の聴き比べが相当面白かったらしいので、良かったかなと。 今も、目の前で買ったばかりのミニコンポでコルトレーンなどを聴きながら、これを書いているのですけど、なかなかいい気分。やっぱり、男にとってこの種の買い物は、尽きざる楽しみでございますなあ。
August 12, 2010
コメント(4)
![]()
昨日は父の誕生日、そして明後日は家内の誕生日ということで、釈迦楽家では今日、誕生会を実施。新百合ヶ丘というところにある某お寿司屋さんに個室を借りて、寿司パーティーと相成りました。 しかし、あれですな。大勢で食べる寿司っつーのは、出てきたものを食べてしまうとそれで終わりというところがあって、情緒が無いと言うのか、余韻が無いというのか、何と言うのか・・・。うまく言えませんが。 これがフランス料理か何かだと、まず前菜が来て、サラダが来て、スープが来て、メインが来て、デザートとコーヒーが来て・・・という一連の流れがあって、その都度、驚きがあったりするわけですけど、そういうのがないからねえ。出てきました、食べました、さあ帰るか、みたいになってしまって、ちょっと味気ないな。 ま、それはさておき、その後は家族のメンバーそれぞれ好きな過ごし方をしました。私は家内と近くのドラッグストアでやたらに買い物を。前からちょっと興味のあったオルニチン入りのアルコール0%のビール味の飲料とか買っちゃったりして。これこれ! ↓【送料290円 2900円以上で送料無料】【平日即日発送】キリンビール/休む日のAlc.0.00% 缶 350ml価格:150円(税込、送料別) 夕食の時に飲んでみましたけど、気分だけは何となくビールを飲んでいる様な気にはなりますね。しかもしじみエキスのオルニチン入りですから、肝臓にはいいかも。 で、あとはまあ、適当に勉強したり、リラックスしたり、というところ。穏やかな一日でございました。 ところで、大学生くらいの時から自室で使っていたミニ・コンポが、ラッキーなことについに壊れまして。壊れたっつーことは、つまり、新しいのを買ってもいいかな、ということですからね。 ということで、明日はちょっと家電量販店にでも行って、ちょっとコンポを見てこようかな、なんて悪だくみを立てております。いや、何、CDさえ聴ければいいので、そんなに高いのを買うつもりはないのですが。でもちょっと楽しみです。
August 11, 2010
コメント(0)
帰省一発目のイベントは、やっぱりコストコでのお買い物に決まり! つーわけで、今日はコストコに買い物に行ってきました。このブログではお馴染みですが、コストコってのは、外資系・会員制の卸売りスーパーマーケットでございます。大量に買う、というのが前提ですが、なんでも安いよ! ってなわけで、色々買う買う。電池や石鹸なんかだと24個入りパックは当たり前、洗剤だったら4リッター入りとか、そんな感じ。業務用的ですな。それからコストコ名物「コーンブレッド」30個入りも買いましたよ。あと、牛肉の塊1キロも。今日の夕食はステーキだな。 そしてこれまたコストコに行ったら外せないのが、ホットドッグです。抜群にうまいホットドッグが、飲み物(お代わり自由)付きで200円ですからね。これが楽しみなんだ! ということで、今日はとりあえずアメリカ流の物量を楽しんだ帰省初日だったのでございます。今日もいい日だ!
August 10, 2010
コメント(2)
最近、夜、風呂に入る前に腕立て伏せや腹筋、ピラティスなどで筋トレしているんですけど、これが楽しくて、結構みっちりやってしまいます。 以前にも時折「筋トレブーム」というのがあって、一時的にやることはあったのですが、今回はもっと長く続きそう。 と言いますのも、前と違って、今は毎週、柔術の道場に通っていますからね。で、そうなりますと、やはり体力とか体型のことも気になるわけ。道場仲間は、さすがに50代、60代のおっさんでも、筋肉質のいい体格してますから、今のままでは一緒に稽古する時に体力負け、筋肉負けしちゃうんです。 それに「護身」の観点から言っても、ぷにょぷにょのお腹で、敵のパンチ、キックに耐えられるかっつーと、無理でしょうからね。ある程度鍛えて、その程度の攻撃は跳ね返せるようでないと。 ということで、日夜、筋肉の鎧作りに励んでおるわけですよ。楽しい~! やっぱり、あれですな。「目的」とか「目標」があると、苦しいことも楽しくなってくるもんですね。今までただ漠然と、ただ運動不足だからという理由で色々な運動にトライしてきましたが、それじゃ続かなくて当たり前。その点、今は「柔術の上達」という目的、いや「悲願」があるので、筋トレも続きそうです。 さて、話は変わりますが、今日はこれから東京の実家に戻ります。姉の一家も帰省するので、しばらくは3家族合同の賑やかな生活が続きそう。実家に戻ったら、まずコストコに行ってお買いもの、それから家族でバーベQ大会、さらに友達にも会いたいし、東急デパートの古本市も楽しみ。イベント盛りだくさんです。 それでは、明日からはしばらく東京からのお気楽日記、お楽しみに~!
August 9, 2010
コメント(0)
サバティカル期間中、私は自分の仕事に専念すべく、人から頼まれた仕事は極力断っているのですが、実はちょっと義理のある方から論文の寄稿を頼まれておりまして。さて、これを断ったものかどうか・・・。 しかし、思うところありまして、とりあえず引き受けることにしました。ま、私が今書いているものにも関連があるので、こちらで書いた論文を後々自分の本に組み入れることにすれば、まあ無駄にはならないかな、と。 で、じゃあ何について書くか、なんですが、1919年に出版されて以来、その後のロマンス小説に多大な影響を与えたと言われるE.M.ハルの『シーク』(The Sheik)という作品をとり上げようと思うのです。 これね、映画版も作られて、当時としてはえらく評判になった小説なんですが、要するに砂漠を根城に暴れまくるアラブ系の無頼者と、イギリス人貴族の娘との恋の話であります。 じゃ、この小説がどうしてそんなに評判になったのかと申しますと、まずヒーローの毛色が変わっていた。それまでロマンス小説のヒーローといえば、「イギリス人貴族の中年男性」というのが一つの定番だったのですが、『シーク』はこの伝統を破壊し、「若くて、野生的で、無法者」という、まったく新しいタイプのヒーローを生み出したわけ。これが画期的だった。 ですから、この小説について「ヒーローの造形」という点から考えるというのは、ある意味、常道でありましてね。実は私も以前、そんなようなことを考察したことがある。しかし、今回の論文で注目しようと思っているのはですね、ヒーローではなく、むしろヒロイン・サイドの事柄です。 つまり、何でこの小説の中で、ヒロインは敢えてアフリカの砂漠を目指すのか、ということですね。 で、色々調べて見ますとね、19世紀末頃、イギリスにおいて一種のアフリカ・ブームというのがあったらしいんですな。だから、少なくともある程度の教養のある人なら、アフリカに関する言説というのを見聞きするチャンスは当然あったはず。 でまた、当時、アフリカを目指す女性冒険家とか、小説そのままにアフリカに住むアラブ系部族のリーダーと結婚しちゃったイギリス人貴族の女性とかも居たりして、とかくアフリカの砂漠へ向かう女性、というのが話題になっていた、と。 その意味で、『シーク』という砂漠ロマンスは、当時のイギリスにおける各種風俗の産物であった、ということが言えるわけ。 で、そんなことを考えていくと、じゃあなんでアフリカなのか、なんで当時のイギリス人女性はアフリカを目指したのか、ということになるわけですが、結局、ヴィクトリア朝のガチガチの父権的モラルが息苦しかった、ということらしい。イギリス国内に居ると、女性ってのは娘として、また母として、父親や夫の束縛にあうわけで、それぞれの立場で「お行儀よく」していなくちゃならない。で、それが嫌ならその種のモラルがおっかけてこられない未開の地にでも行くしかない、と。だからこそこの時代、イギリスで女性冒険家ってのが流行るわけですよ。 で、故郷(イギリス)のしがらみを振り棄てて未開の地(アフリカ)に逃げ込んだら、そこで今まで見たことないような野生的な男性との素敵な恋に出くわした・・・、なーんてことになったら、それこそウットリなわけでありまして、そういう夢物語を描いて見せたところに『シーク』の成功の秘密があったのではないか、と。 つまり『シーク』ってのは、結局、「逃避する女性」の願望を小説の形で実現したものだったんですね。 しかし、それを言ったらですね、ロマンス小説というのはすべからく「逃避文学」でありまして、女性におっかぶせられた家事だの育児だのといった日々の仕事からしばしでも離れ、空想の恋物語の中に遊びたい、というのがロマンス小説のレゾン・デートル、存在意義なんですな。 そういう意味で言えば、まさに逃避する女性を描いた『シーク』は、逃避文学たるロマンス小説の核心に触れているのではなかろうか・・・。 とまあ、そんな趣旨のことを書こうかと。 というわけで、断るつもりだったお誘いを受けて、またまた泥縄で論文を一本、でっちあげようとしているワタクシなのでありました、とさ。
August 8, 2010
コメント(0)
![]()
先日車検整備に出した愛車アルファ156、絶好調でございます。 まあ、整備から戻ってきた直後ですからクルマの調子がいいのは当然なんですが、今回は整備前と後の差が大きくて、それこそ別なクルマのようです。 で、その理由の一つとして、タイヤを変えたということもあります。やっぱり元々履いていたコンチネンタル・コンタクトは、基本、乗り味が硬いんですよね。それが今回、ミシュランのパイロット・プレマシーに変えたことで、当たりが柔らかくなり、ロードノイズもすごく小さくなった。とにかく滑らかです。それでいて道路の掴みも悪くない。 しかし、それにも増してスゴイのは、エンジンの調子の良さ。もう、この間までとは別物のように、静かに、かつ滑らかに回ります。どうしちゃったの? で、これには理由がありまして、今回エンジンオイルを変えた時、ディーラーの薦めで添加剤を入れたんですよね。「WAKO’S」というメーカーのS-FVという奴。そしたら、これが劇的に効きまして。 いやあ。ケミカル系カー用品って、今まであまり重視してなかったですけど、こんなに効き目があるんだったら、もっと早くから使えば良かった。しかも、そんなに高くないんですよ、これ。確か2,800円くらいだったかな? その程度の投資で、これだけの対価が得られるのなら、投資しなきゃ損ですよ。 ということで、エンジンは軽やかに、かつ滑らかに回るし、タイヤも滑らかに転がるし、もうね、今や我がアルファ156の走りは無敵です。走る、走る。アクセルから足を離しても、慣性だけで加速する感じ。慣性で加速するはずはないのですが、実感としてはそんな感じで、アクセルから足を離してもスピードが全然落ちないの。どんどん力強く前に進んでしまう。もともと市街地でもリッター10キロ走るアルファですが、さらに1割~2割くらい、燃費も伸びそうです。 ってなわけで、WAKO’Sのエンジンオイル添加剤、教授の激賞おすすめ!です。クルマ好きの方、今度オイルを換える時、騙されたと思ってこれ、使って御覧なさいな。必ずや満足されると思いますよ! 同じアルファ乗りのT君も是非!!これこれ! ↓【エンジン性能向上剤 レスポンスアップ】WAKO'S ワコーズスーパーフォアビークル 350ml E131価格:1,878円(税込、送料別)
August 7, 2010
コメント(0)
昨夜、『ソルト』を観てきました。最近封切られたばかりの映画だったせいか、あるいはアンジェリーナ・ジョリー人気のゆえか、9時40分からのレイトショーだったにも関わらず、結構お客さんが入ってましたねえ。 で、以下、ネタばれですので要注意です。これからこの映画を観ようと思っている方は、読まない方がいいかも。 アンジェリーナ・ジョリー演じるイヴリン・ソルトは某石油会社に勤務しているように見せかけて実はCIAのエージェントという立場。しかし、蜘蛛の研究者である一般人と結婚したこともあり、そろそろ引退を考えているというところ。 ところがそんなある日、ロシアのエージェントだと名乗る男がCIAに訪ねてきて、近々執り行われるアメリカ副大統領の葬儀において、そこに出席する予定のロシア大統領の暗殺を狙うロシア側のスパイがいるということを密告します。そしてそのスパイの名は「イヴリン・ソルト」であると。 で、もともとCIAの中にロシア側のスパイがいるのでは、という噂もあっただけに、この密告によってソルトが疑われるのは当然で、彼女はとりあえず拘束されることになります。が、ソルトは一般民間人の夫が巻き添えになることを恐れ、彼の安否を確認するため、拘束を逃れ、自宅へ向かうんですね。ところが自宅に着いたソルトが見たものは、案の定、夫がすでに拉致された形跡だけだった。 で、その後もCIAの追跡を逃れたソルトが次に現れたのは、アメリカ副大統領の葬儀の日。厳重な警戒の下、教会で執り行われた葬儀の最中、ロシア大統領のスピーチが始まると、ソルトはまんまとロシア大統領の暗殺に成功します。やっぱり彼女はロシア側のスパイだったのか? で、その場で逮捕されたソルトですが、またも拘束を逃れて脱出。同僚のロシア側のスパイのアジトにたどりつくと、そこで彼女は忠誠を試されるべく、夫の処刑に立ち会うことに。で、無残に射殺された夫の姿を見た後、なぜか彼女はそこにいたすべてのロシアのスパイを皆殺しにして、次の任務に向かいます。 次の任務とは、今度はアメリカ大統領をホワイトハウスの地下にある基地に追い込んで拉致し、彼を利用してアメリカ軍のミサイルをアラブ世界に向けて発射、もってアラブ諸国の対アメリカ報復を誘発させようというもの。 で、計画通り、ホワイトハウスに乗り込んだソルトですが、いよいよ本丸である大統領指令室に攻め込むというところで、同じくロシア側のスパイだったソルトの上司ウィンターがすでに大統領拉致を果たし、ミサイルを撃ち込むばかりになっているところに行きあたるんです。かつてソルトに惚れていた時期もあったウィンターだけに、ソルトは最後の仕事を一緒にしようと持ちかけるソルトですが、その時、テレビのニュースで、先日暗殺されたはずのロシア大統領が、実は生きていた、というニュースが流れる、と。 その瞬間、ウィンターはソルトが暗殺に見せかけてロシア大統領を救ったことを知り、彼女がロシアを裏切り、アメリカ側についていたことを悟るんですね。そして、ソルトの提案を受け入れることなく、着々とミサイルの発射の準備を開始します。 さて、果たしてソルトは、かつて同じくロシアのスパイとしての訓練を受けてきたウィンターを殺し、アラブ世界に撃ち込まれようとしているミサイルを阻止できるのか? ・・・みたいな話です。 さて。いつものように私のこの映画に対する点数を発表しましょう。映画『ソルト』の点数は・・・ 100点満点の「43点」でーす! 期待はずれ! そして見る価値なし! いや~。びっくりしましたね。こんな映画だったとは・・・。だって、テーマが「米ロ冷戦」ですよ。一体、いつの時代の話ですか。もう21世紀になって10年も経ったというのに、何を今さら・・・。 大体ですね、この時代にロシアがアメリカの転覆を狙うとか、そういう発想自体がプア過ぎる。しかもね、ロシアの精鋭中の精鋭が考えに考え、何十年も時間をかけて出した答えが、「アメリカ訪問中のロシア大統領を暗殺し、それをアメリカの責任にして、アメリカとロシアを戦争状態にする」とか、「アメリカのミサイルをアラブ諸国に撃ち込んで、それをアメリカのせいにして、アメリカとアラブ諸国の間で戦争を起こす」とか、そのレベルですかっ?! そんなの、ほとんど子供騙しじゃん? ジョークとしか思えない・・・。 大体、アメリカを転覆させる意義は何なの? 世界におけるロシアの相対的地位の向上? そんなの、「世界征服をたくらむ悪党」と同じ論理で、リアリティがなさすぎる。 それに、映画の個々のシーンも突っ込みどころ満載ですよ。 だってアメリカのCIAやシークレット・サービスの描き方も嘘臭くて、アメリカが国家の威信をかけてロシアの大統領を警護しているってのに、ソルト一人に手玉に取られるわけがないじゃん? それに、ホワイトハウスに乗り込む時のソルトの男装ときたら、もう噴飯ものでございます。笑える、笑える。あれを女だと見抜けないとしたら、アメリカのCIAもシークレット・サービスも、勉強のために宝塚歌劇団の公演でも見に来た方がいい。 それに、この映画に関して「最後まで展開が分からない!」みたいなことを宣伝で言ってますけど、実際にはすぐ分かるじゃん? ああ、ソルトはロシアのスパイだったけど改心してアメリカ側についたんだな、とか、本当に悪い奴はソルトの上司だな、なんて、映画のほとんど冒頭からわかっちゃう。だって、この種の映画で悪い奴っていったら、主人公の上司に決まっているじゃないですか。だから展開が読めないどころか、あまりにも予想通りに話が進むことの方にむしろ驚いちゃう、みたいな。 ま、その他にも色々突っ込みたいところ(電気ショックを与えると、アクセルを踏んじゃう男とか・・・)が山ほどありますが、とにかく、大人の鑑賞に堪えない作品であると断言しておきましょう。繰り返しますが、この映画、見る価値なし! でも、この映画、テレビの宣伝では映画評論家のおすぎさんが推薦しているんですよね・・・。私、思い返してみるに、おすぎさんが「いい!」と言った映画を観て、同じようにいいと思った経験が一度もありません。どうなんですかね。それはただ単に私と彼の感覚が違う、ということなのか。とすると、少なくとも私からすれば、彼はあてにならない映画評論家、としか言いようがないですな。 ところで。 実は映画を観終わった後、家に帰ってから一応、ネットでググったりして、この映画に対する一般の人たちの評価を見たんです。さぞ酷評されているだろうと。 しかし、予想に反して、ほとんどの人たちがこの映画を絶賛しているということを発見して私は仰天いたしました。もうね、皆、異口同音に「アンジー最高!」とか、「この夏一番の映画!!」などとレビューが書いてある。 ウソだろ・・・。だって、アメリカとロシアが冷戦状態にあって、ロシアがスパイを送り込んで、アメリカをぶっ潰そうとかいう内容の、超・時代錯誤の映画ですよ。これをどうやったら高く評価できるの・・・? と考えて、はたと思いついたのですが、この映画を高く評価してネットにレビューなんか書いている人って、たいてい若い人たちでしょ? 彼らにとって、ひょっとして「米ロ冷戦」というのは、非常に新しい設定だったりするのかしら? 彼らにとって見飽きているのは、アラブのテロリストの話であって、アメリカとロシアが緊張状態にある、という状況はむしろ新鮮に映るものなのかも。 「え? 日本ってアメリカと戦争したことあるの?」なんて真顔で言う若い連中もいるそうですからね。ましてや米ソ冷戦とか、戦略兵器制限交渉(=SALT・ソルト)なんて話は、聞いたこともないのであって、それを今映画化すると、「目新しい話」として案外受けるということなのか・・。 ま、それが当たっているのかどうかわかりませんが、とにかく私はこの映画、めちゃくちゃ出来が悪いと思うのですが、そう思わない人の方が圧倒的に多いということを知って、いささか驚いているのでありました、とさ。さてさて、私の判断が正しいのか、他の大多数の人たちが正しいのか、読者諸賢のお考えやいかに?
August 6, 2010
コメント(3)
えー、ただ今、喫茶店の中でこれを書いております。 先日、愛車アルファ156を車検整備に出そうとしたところ、タイヤを4本とも替えなければならないことが発覚。で、そのタイヤの注文に1週間ほどかかるということで、整備がのびのびになっていたのですが、ようやくそのタイヤが到着し、今日、整備に取り掛かれることになったんです。 というわけで、愛車をディーラー(オートプラネット名古屋)附属の整備工場に持ち込んだわけですけど、車検整備+タイヤの付け替えで、おおよそ2時間は掛かると言われたので、さすがにぼんやり待っているわけにもいかず、ディーラー内のこじゃれた喫茶店で仕事をすることにしたわけ。 しかし、実は私、一人では喫茶店に入れない性質でありまして、その時点でちょっとドキドキ。で、今回はそれにプラスして、そこにノートパソコンを持ち込み、原稿まで書いちゃおうというのですから、さらにドッキドキでございます。 そんな私にとっては都合のいいことに、平日昼間の外車専門ディーラー内の喫茶店はガラガラで、広い店内に客は私一人状態。それをもっけの幸いとして、店内でも一番奥の片隅のテーブルに陣取り、パソコンをオン! 資料も広げたりして、何だかとっても居心地が良くなって参りました。こんなところでパソコンをカチャカチャタイピングしておりますと、何やら知的なオーラが発せられているのではないかという妄想までしてきました。って、自分でそう思っているだけですが。 いやーん! こういうの一回、やってみたかったん、ボク。喫茶店での原稿書き、デビューでありまーす! いやー、でも案外いいねえ、こういうのも。店内は静かだし、テーブルには注文したカフェオレ。BGMはボサノバですね。そして想に詰まって顔を挙げれば、ジャガーやレンジローバー、BMWにアルファロメオ、それにレーシング仕様のMGなどがずらっと並んでいるのが見える。あーん、車好きにはたまらん! これ全部自分の車だ・・・なんてくだらない想像をしてみたりして。 というわけで、ほぼ人生初の喫茶店での原稿書きを堪能している私なのでした。そうそう、「人生初のことにチャレンジしよう!」が私の今年の課題だったんだ。今日の原稿書き@喫茶店も、そんなチャレンジの一つになりました。今日も、いい日だ!
August 5, 2010
コメント(0)
昨日からうちに来ている甥っ子に名古屋を紹介すべく、今日は朝からコメダ珈琲店へ。そう、名古屋名物のモーニングを食べさせてやろうと。 まあ、これは私自身もまだ馴れないのですが、名古屋って、朝っぱらから喫茶店がオープンしていて、その時間帯にコーヒーを注文すると、コーヒーに朝食がタダで付いてくるんですよね。それがいわゆる「モーニング」と言う奴ですが、コメダの場合、トーストと茹で卵が付いてくる。でまた、これが結構おいしいと来ているんですから驚きです。甥っ子君も、タダで朝食が付いてくること、そして店に来ているお客たちが、店に備え付けの新聞や雑誌などを読みながら、のーんびりしたテンポでモーニングを楽しんでいる様を、非常なる驚きをもって受け容れておりました。 そしてその後いったん家に帰って休憩した後、昼は「味仙」というお店で「台湾ラーメン」を食しました。台湾ラーメンと言っても、これは台湾にはない名古屋名物であります。これ、私も初めて食べたのですが、辛いですね! 半端ないトウガラシの量に咳き込みそうになりつつ、完食~。 で、その足で向かったのは大須商店街。大須観音の周辺に広がる商店街であります。この商店街を東京の人に説明する時、「浅草と秋葉と下北沢を足して3で割ったような町」と言うのですが、ま、そんなに間違ってはいないのではないでしょうか。大きなお寺の門前町でもあり、電気店街でもあり、また下北沢的な古着屋とかも多いですしね。 で、そんなお店を冷やかしつつ、家内は「The Other」とかいう古着のお店でなかなか良いスカートをゲットしていましたし、私は私で、このお店にあったアクセサリーの中から母や姉にちょうどよさそうな、ちょっとレトロなイヤリングとブローチを見つけてゲット。またモール街から一歩外れたお店で甥っ子にピッタリな秋もののジャケットがあったので、これは私からのプレゼントとして買ってやりました。 そして「珈琲ぶりこ」という、古い民家を改造したような喫茶店があったので、ここでパッションフルーツ・ティーに炭酸を加え、さらにアイスクリームをトッピングしたようなものを飲んだのですけど、やや甘すぎたところもありますが、なかなかのお味。 で、今度は大須から栄の方向、というか、ロフトの方向に歩いて行くと、インポート家具ショップのお店が結構沢山あって、それを片端から覗いていくのも面白かったです。一人暮らしを始めた甥も、「テレビ台のいいの、ないかな~」とか言いながら、家具店のはしごを楽しんでいたようですし。 で、最後は松坂屋南館10階にある「あつた蓬莱軒」で鰻のひつまぶしを食べさせ、名古屋メシ・ツアーのフィニッシュといたしました。そして名古屋の味噌文化に感動していた甥に、コンビニで売っていた「つけてみそ、かけてみそ」という、これは名古屋人にしか通用しない、名古屋人の名古屋人による名古屋人のための調味・味噌ソースをお土産に持たせて、新幹線に乗り込ませた、と。 というわけで、1泊2日の慌ただしい滞在期間でしたが、甥っ子と色々な話ができて面白かったです。甥も、自分一人で名古屋にやってきたということもあり、いつも以上に口数多くおしゃべりしていきました。大学生活のことはもとより、一人暮らしの様子、服の趣味、服をどうやって買うか、友達のこと、そして女子の好みとか、そんなことも色々と。どちらかというと背の高い女の子が好きで、それどころか自分より背が高くてもOKとか、今時のギャルは清潔感がなくてどうも・・・とか、芸能人やアイドルなんかにゃ興味がないとか、なんだか誰かさんによく似た女性への嗜好があるようで、そんな話も面白かったですね。 ま、そんな甥っ子を見ながら、自分が大学生の時はどんなだったかな~、なんて思いを馳せるのもまた一興。私も昨日・今日と、甥っ子が来たことに便乗して、大分楽しみましたよ。
August 4, 2010
コメント(2)
今日は東京から甥っ子が遊びに来ております。 今年から東京で大学生活を始めた甥っ子君、大学生として初めての夏休みを謳歌すべく、期末試験が終わった途端、まずは父方の祖父が住む和歌山へ行って久しぶりにお祖父さんと対面、ついで両親が住む滋賀県に寄り、最後に母方の叔父である私の住む名古屋に寄った後、東京へ戻るというグランド・ツアーの真っ最中。まあ、私と姉は子供の時から非常に仲がいいので、私にとって甥っ子はごく親しい身内でありまして、今日、彼がうちに来るのも大歓迎でございます。 で、甥っ子の今回の名古屋立ち寄りの目的は、名古屋メシを堪能したい、ということらしいので、名古屋駅で彼を迎えた後、とりあえず味噌カツを食わせてやろうと「矢場とん」へ直行。 で、やっぱり若者は「わらじとんかつ」でしょう、ということで、矢場とん名物の、通常のとんかつの二人前はあるのではないかという巨大なわらじとんかつを食わせたところ、うまい、うまいと喜んで完食してました。さすがに満腹して「もう何も入らない!」と言っていましたが。 というわけで、明日は「名古屋名物・喫茶店のモーニング」で朝食、「味仙」の台湾ラーメンで昼食、そしてラストは「鰻のひつまぶし」で夕食と、名古屋メシ三連発をお見舞いして、彼を東京へ送り返す予定。それに付き合う私も大変ですが、可愛い甥っ子のため、一肌脱ぎましょうかね。
August 3, 2010
コメント(2)
今日は名古屋の東側、刈谷市というところにある「ラパン」というフレンチのお店で、「桃のスープ」なるものをいただいてきました。 これ、このお店のウリの一つで、この時期にだけ供されるものなんだそうですが、私も家内も初めていただきました。コース料理の一端として出てくるんですけどね。 で、桃のスープとは一体いかなるものなのか? どういうものだと思います? 冷たいのか、熱いのか? 甘いのか、塩味なのか? はたまた? 先に答えを言ってしまいますとね、これは冷製スープです。で、味は、うーん、マイルドに甘い、とでも言いましょうか。 ま、私が想像するに、桃のピューレに生クリーム、そしてヨーグルトなどが主原料ではないかと。若干の酸味がありましたからね。とにかく、冷たくて、濃厚で、暑気を吹き飛ばすにはもってこいの結構なものでありましたよ。 しかし桃でスープを作ろうという発想がね、素晴らしい。普通、がぶっと食べたくなるものではないですか、桃って? それに言葉の語感もいいよね、「桃のスープ」。「タンポポのお酒」みたいな感じで、一体どういうものだろう? って思わせるところがすごくいい。 というわけで、ラパンの桃のスープ、教授のおすすめ!です。
August 2, 2010
コメント(0)
仕事の合間に読んでいる『トワイライト』ですが、結構面白くて、楽しみながら読んでおります。3分の2ほど読んだのですが、先に読んだ家内から聞いた話によると、これから佳境に入るのだそうで、ますます楽しみ。 ところで、仕事柄この種の大衆的なロマンスものを読むことが多いのですが、その度にいつも思うことがありまして。それは何かと言うと、ヒーローの造形に関する違和感です。ロマンスものに登場するヒーローがですね、どうも、あり得ないほど気分屋として描かれるんですよね、いっつも。で、それが私には不思議で仕方がない。 ロマンスですから、ヒロインとヒーローの関係がちょっといい感じになってきた、だけどまだ互いの気持ちを確認し合ったわけではない、みたいな状態でヒロインとヒーローが会話をする、というシーンがしばしば描かれるわけですけれど、そういう場合、ヒーローの態度・表情が一連の会話の中でやたらに変わるんです。 つまり、ヒロインの発するひと言ひと言に対して、ヒーローは微笑んだり、眉根を寄せてしかめ面をしたり、きっと睨めつけたり、寂しそうな表情をしたり、爆笑したり、本気で怒りだしたり、馬鹿にしたような顔をしたり、あざけるような態度に出たり、また急に優しくなったりするわけ。お前、百面相かっ! と言いたくなります。 で、ヒーローの態度がこういう感じでやたらに急変するもので、その度にヒロインはビックリするわけですね。ビックリするというのか、ドギマギしたり、つられて怒りだしたり。で、結局その日は喧嘩別れとか。 ま、そうやって二人の関係がはっきり定まらない状態がいつまでも続くという、その気の持たせ方がロマンスの醍醐味なのか、とも思うのですけど、それにしてもね、こういうヒーローの態度の急変ぶりというのは、私にはイマイチ理解できません。 というのもね、男って、そんなに頻繁に気分が変わるものではないですよ。少なくとも私は、年間通してほとんど気分が変わらない。つまり、一日24時間、一年365日、いつも基本的には上機嫌、ということですが。そりゃ、仕事で嫌なことに遭遇することもありますが、それは例外的なことなのであって、普段、とりわけ自分の奥さんや友達と話している時に、コロコロ機嫌が変わるということはありません。 一般論として言えばですね、機嫌がコロコロ変わるのは、男じゃなくてむしろ女の方じゃないかしら? だから、ヒロインの機嫌がやたらに変わる、というのなら私も納得なんですけど、そうじゃなくて、ヒーローの方の機嫌がやたらに変わるというシチュエーションは、ですから、私にはまったくリアリティがないわけ。 で、私はここに一つの仮説を作ってみた、と。 『トワイライト』もそうですけど、基本的にこの種のロマンスを書くのって、ほぼ例外なく女性作家なんですよね。だから、女性作家が男性の主要登場人物を描く時、そこに誤って、と言うか、うっかり、と言うか、とにかく女性性を注ぎ込んでしまっているのではないかと。もっと分り易く言えば、思いを寄せる相手のひと言ひと言、一挙手一投足を気にし、それに敏感に反応して態度や表情を千変万化させてしまう、そんな女性的な仕草を、ヒーローを描く時にも応用してしまっているのではないかと。 つまり、女性作家がヒーローを描く時、彼女は女を描くやり方で男を描いているのではないかと。 違うかな? ま、上の仮説の当否は措くとして、少なくともヒーローの発言の一つ一つに「He chucled.(クスクス笑う)」「He growled.(怒ってガミガミ言う)」「He sneered.(せせら笑う)」「He groaned.(呻く)」「He grinned.(ニタニタ笑う)」「He grumbled.(ブツブツ不平を言う)」「He sighed.(ため息をつく)」「He looked disappointed.(ガッカリする)」といった描写を付け加えるのは是非止めてもらいたい。それを止めるだけで、いかにも大衆小説、という安っぽさが随分軽減されるのではないかと私は思います。 もっとも、この種のロマンスでは書く側もそうですけど、読むのもたいていは女性ですからね。女性読者は、ヒーローのそういう女性的な部分を、別に不思議とも思わず当たり前のものとして受け取るのかな? それで書き手・読み手の間に何の齟齬もないのであれば、このままでもいいのか? とにかく、ロマンスという文学ジャンルは、男の読者には色々と推し量りがたいところがありますね。
August 1, 2010
コメント(4)
全31件 (31件中 1-31件目)
1