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なんか最近、70代の音楽関連の人がやたらに亡くなりますなあ・・・。先日のジェフ・ベック、そして高橋幸宏さんに続き、シーナ&ロケッツの鮎川誠さんが亡くなられました。享年74。 私はそこまで鮎川さんのことは詳しくないんですけど、80年代にCMなんかによく出ていた頃は、ハンサムなカッコいい人だなあと思いましたね。そのカッコよさと、素朴な久留米弁のギャップがまたね。いいのよ。そしてまた性格のいい人だったみたいね。 しかも鮎川さんは地元の伝統の進学校出て九大に行っはた人だからね。頭もいいのでしょう。 で、私が特にいいなと思うのは、奥さんのシーナさんを大切にしたことね。シーナさんが亡くなった後も、シーナさん記念のコンサートをずっと続けたりしてね。一途な人って好き。 ただ、一つ分からないのは、鮎川さんのヒット曲って何?っていうね。「You May Dream」? だけど、そこまでの大ヒットではないでしょう? 内田裕也(この人のことは私はあまり好きではない)とかもそうなんだけど、昔のロックンローラーって、ヒット曲もないのにどうして暮らしていけたんだろうっていう。 まあ、ヒット曲なんかなくったって、ロックンロール最高!って言っていると、何となくそのまま行けるのか? どうなんだろう。よく分からないけど。 でも、鮎川さんのように純粋で素朴で、とてつもなくいい人が、大好きなロックやって74歳まで生きてこれたんだから、ひょっとしてロックの神様ってのは居るのかもね。 神様が居るのだったら、今頃、天国で鮎川さんは神様に褒められているだろうね。よくやったって。シーナさんにも再会できたのならいいな。 鮎川誠さんっていう、素敵な素敵なロックンローラーのご冥福をお祈りいたします。合掌。
January 31, 2023
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月曜日は「アニキ」こと先輩同僚のK名誉教授が非常勤で教えに来られるので、よくお昼をご一緒しております。 で、授業後のひと時、ちょっとK先生と雑談をしていたのですが、K先生曰く、今はまだ元の研究室を使わせてもらっているけれども、それを召し上げられたら学内に居場所がなくなるなと。 そんな風に嘆かれていたので、いやいや、確か図書館の中に「名誉教授室」というのがあったはずでは?というと、K先生、まだ行ったことがないとのこと。 ということで、モノは試し、一度その「名誉教授室」とやらを覗いてみようということになり、私も後学のためにくっついていくことに。 で、図書館で司書の方に名誉教授室のことを伺うと、確かに館内に一つそういう名前の部屋が一室だけあって、机が二つとロッカーが二つ、それにソファとテーブルがある。で、そこを使いたい場合は、毎回簡単な書類に記入する必要があると。ただ、そんなに頻繁に使われてはいないようなので、利用希望者同志がかち合うということはほぼないとのこと。 なるほど、なるほど。 しかし、そのあとの説明で私もK先生も、凍り付いたのでした。 なんと、その部屋には暖房がないんですと。冷房はあるけれども、暖房がない。だから夏場はいいとして、冬場はちょっと寒いだろうと。 ええ゛ーーーーーーっ! ウソだろ?! 建て替えてまだ間がない図書館内の部屋に、暖房が入らない部屋があるですと?? で、実際にその部屋に行ってみたところ、狭い部屋で、机が二つあるとはいえ、誰か他の人との相部屋は息が詰まりそう。しかも、冬場暖房がないとなると、まさにいたたまれない感じ。 いやあ! これぞまさに「冷遇」。名誉教授をここまで冷遇する大学って、他にあるのだろうか? なるほど、「名誉教授室」とは言い条、実際には使い物にならないものだったのね・・・。いやはや。驚いて言葉も出ない。K先生も、「これではなあ・・・」と絶句しておりましたわ。 空調の配管の都合で、暖房が入れられないということがあるのかも知れないけれども、狭い部屋なんだから、せめてセラミック・ヒーターの一つでもあれば、快適に過ごせるはず。そのための1万円ほどの金も出せんというのかね。 しかし、実際に現場を見てみないと実情はわからないもの。今日たまたまそういう話になって、実際に名誉教授室なる部屋に入ってみて、涙ながらに社会勉強することができたワタクシだったのでした、とさ。やれやれ。
January 30, 2023
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もうすぐ出る新著の表紙案が出て参りました~! やっぱり表紙案が出るとね、いよいよだな、っていう感じがします。いよいよ自分が書いた本が世に出る日が近いなと。 今回の本の表紙を言葉で説明すると、人がリンゴを手にしているところを大胆にデフォルメして図案化したっていう感じかな。 本自体の内容はアメリカの自己啓発本の解説本なんですが、私が推測するに、このリンゴは「知恵の木の実」を表しているのではないかと。自己啓発本が伝える人類の英知、それを、この本を読めば、あなたも手に出来ますよ、的な。デザイナーさんは、本書の原稿を読んで、そういうイメージを抱かれてこの表紙デザインを考案されたのでありましょう。 前著がシリアスな感じの表紙だったのに比べ、今回のはかなりポップ。でも、今回の本は是非とも売れて欲しいので、ポップな感じでいいです。楽しい雰囲気で、気軽に手に取って欲しい。 今度の火曜日から再校の校正作業が始まって、2月8日までに返送、それで著者校了。あとは果報は寝て待て状態に。 2月中の出版は無理かもしれないけど、3月には確実に出る。楽しみだなあ。
January 29, 2023
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フランス文学者で詩人、さらに宮沢賢治研究家としても知られる天沢退二郎さんが亡くなられました。享年86。 天沢さんというと、私にとって一番印象深いのは『謎とき・風の又三郎』という本。これこれ! ↓【中古】謎解き・風の又三郎 天沢退二郎 丸善ライブラリー新書版 『謎とき・・・』というタイトル通り、宮沢賢治の『風の又三郎』にひそむ不思議な矛盾点に着目し、そこに本作の本質的な意味を見抜くという内容で、読んでいると何だか背筋がぞわぞわするようなところがある。この本を読む前と後では、間違いなく『風の又三郎』の読み方が変わってくるという点で、一般向けの本であると同時に非常に優れた研究書でもありました。 ちなみにこの本には『風の又三郎』の冒頭に出てくる「どっどど」の歌についての説明があるのですが、その部分を読んだ時も、私は非常にビックリした覚えがあります。 本作の冒頭に「どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ すっぱいかりんも吹きとばせ」という一節が出てくるのですが、普通、あれは どっどど どどうど どどうど どどう と読むのだろうと人は思っているわけですよ。だってそう書いてあるんだから。ところが、あれは本当は、 どっ! どどどどう! どどどどう! どどう と読むべきものである、というのですな、天沢さんによると。 なぜ天沢さんがそういう説を唱えたかというと、宮沢賢治自身がそのように朗読していたから。しかも、ここは絶叫するように読むべきだと。 実際、「どっ! どどどどう! どどどどう! どどう」という風に読んでみると分かるのですが、こういう風に読むと、本当に嵐の感じが出るんですよね。確かに嵐の時の風って、わーーーっと吹いてきたかと思うと、急に収まったりする。その感じが、このように読むと本当によく伝わってくる。 なるほど! と思いません? だから天沢さんというと、私はすぐこの「どどどどう!」を思い出してしまうの。このことを教えてくれたすごい人、という意味で。 私も自分の書くものの中で、一つでもいいから読者の記憶に残る一節を書きたいと思うのですが、その意味では天沢退二郎さんは私の目標の一人でもある。 そんな天沢さんのご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。
January 28, 2023
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今日は卒業生が5人ほど、研究室に遊びに来てくれました。5人のうち2人はゼミ生。 この5人は、今から31年前に私がこの大学に赴任した時の4年生。だから2人のゼミ生は初代・釈迦楽ゼミ生ということになる。当時22歳だったお嬢さんたちも、それに31を足すと、それなりな大人になられたわけですけど、久しぶりに会うとやはり教え子という感じがします。 近況を聞くと、5人のうち2人は小さいながらも会社社長の奥様で、経理などを受け持っているとのこと。また2人は今もなお会社勤め、残る一人は転勤族の奥様で、転勤族ゆえご自分は会社等に勤めるのは断念され、今はアクセサリーなどを手作りして、ネットを通じて販売したりしているとのこと。 まあ、それぞれの人生、立派に歩まれているようで頼もしい! 話題は学生時代のこと、当時習った先生方の近況、私の近況、その他百出で、あれよあれよという間に5時まで3時間、喋りっぱなし。面白かった。 それにしても、30年以上前の教え子なのに、それぞれの学生のことをよく覚えている自分にもビックリ。年を取ると昔のことほど鮮明に思い出すというけれど、本当ですな。彼女らが学生だった頃、いかに日々新鮮に生きていたかということの証かも知れませんけど、そういう時間があったということが、今振り返ってみていかに自分にとって重要だったかがよく分かる。 久しぶりに顔を見せに来てくれた卒業生たちには、ほんと、感謝、感謝でございます。楽しい時間でした。嬉しかった!!
January 27, 2023
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研究室を整理していたら、色々と面白いものが見つかりました。 一つは、15年くらい前のゼミ生のレポート。それが結構な分量で、数えたら各ゼミ生に半期で10回のレポート提出を求めていたことが判明。しかもそのレポートというのが、本を丸々1冊読ませて、その感想を書かせるというもので、分量はA4レポート用紙にびっしり5枚くらい。 半期で10回って、ほとんど毎週ってことですよね? わしはその昔、ゼミ生にそんな過酷な課題を課していたというのか?? 信じられない。またそんな厳しい課題に対して、当時のゼミ生はちゃんと応えていたんですなあ。ビックリだわ。 それからもう一山の紙屑は、「速読」の授業をやった時の各種資料でした。 それを見て思い出したんだけど、そうそう、大昔に速読の授業をやっていたことがありましたわ。なんかね、アメリカの速読の教科書か何かをベースにして、速読のノウハウを10個くらいに分類し、それを当時の英字新聞か何かの記事の読解に応用して、ちゃんと時間を計って学生に速読させ、おおよそ何パーセントくらいの内容理解を果たしたかを記録させたりしていたのでした。 で、自分でも速読の教科書を編纂するつもりで、授業で使った様々な資料や自作のテスト問題などを全部ファイルしてとってあったのね。 ひゃー、そんな面倒臭いことをやっていたのね、わし。 ホント、振り返ってビックリするんだけど、若い頃のワタクシは本当にいい先生だったと思います。熱心なね。授業もすっごく時間をかけて準備していて、涙ぐましいったらありゃしない。 それに比べて今のワタクシはどう? もう、手抜きもいいところ。授業は適当にやって、出来る限りの時間を自分の研究に振り向けて。ひどい先生だわ・・・。 でも、まあ、若い時と、キャリアの末期では、何に重点を置くかという点について、この位違うものなのかもね。私の場合、若い時は何を研究したらいいか迷っているところがあって、それで授業の方を熱心にやっていたけど、やりたい研究の方向性が定まって以降は、教育より研究の方を重視しているということなのでありましょう。 普通は逆のような気もするけどね! 若い頃は研究を一生懸命やって、年を取ってから研究はもういいや、という感じになって、後進の指導に熱を入れるという方が多いような気もしなくもない。 とにかく、昔の書類をひっくり返しているうちに、昔の自分はこんなだったんだなあ、というのが分かって、ちょっと面白かったのでした。
January 26, 2023
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目黒考二さんが肺がんのため亡くなられました。享年76。 目黒さんと言えば、かの本好きの雑誌『本の雑誌』の創刊者。経歴を見ても、この人の人生は本を読むことだけに終始したところがある。本を読むのが好きすぎて、それを文字通り生きる糧にしたのだから、大したもの。好きなこと一本で世を渡るなんて、カッコ良すぎる。 目黒さんは北上次郎のペンネームで書評家としても知られていましたが、『本の雑誌』2020年3月号において、北上さんご自身が拙著を書評してくれたのが、私との唯一の縁。学生時代からその名を知っていた人から書評されるなんて実に名誉なことであって、非常にうれしかったことを覚えております。 せっかく名前を覚えていただいたのだから、今度出す本についても北上さんに『本の雑誌』で取り上げていただきたかった。 本好きに『本の雑誌』という場所を提供し、市民権を与えてくれた稀代の読み手、目黒考二(北上次郎)さんのご冥福をお祈りいたします。合掌。 書評稼業四十年 [ 北上次郎 ]
January 25, 2023
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鷲見洋一さんの『編集者ディドロ』をチラ読みしていたら、この本が「です・ます調」で書かれていることに気が付きました。そのことは「あとがき」でも言及されていて、鷲見さんが意図的にそうされたのだということが分かります。 で、そのことは今の私にとっても結構大きな問題でありまして。 と言うのも、今度出す新著が「です・ます調」の本だから。これはね、想定読者が14歳なのでそうしたのですが、多少なりとも学術的な本を出すのに「です・ます調」を使うというのは私にとっても初めてのことだったので、多少、難渋しました。 それはともかく、とにかく1冊の本を「です・ます調」で通しで書いてみたわけですよ。 で、それに続けて今度は新書本を書いているのですが、問題はこっちね。 この本、最初、前著に続いて「です・ます調」で書いたのですが、3分の2くらい書いた段階で、ん? 違うかな? と思うようになり、「だ・である調」に変えようと決意。とりあえず1章分を「だ・である調」に書き直したわけ。 ところが。 その後、もう一度読み直してみたところ、やっぱり「です・ます調」の方がいいかなと思い直し、一度書き直したものをもう一度書き直して「です・ます調」に戻したのよ。 ごく最近、そういう作業をしていたので、今回、鷲見洋一さんが意図的にこの本を「です・ます調」で書いたということを知って、なるほどと思った次第。 本を書くに当たって文体というのは書き手にとっては一大事なんですけど、その一大事に関して、最近、自分でも揺れているものだから、他人はどうしているのかというのがすごく気になる。 ま、鷲見さんがこの大著を「です・ます調」で書き通したのだから、私が新書本一冊、それでトライするというのも一興かなと。 まあ、これで2冊連続で「です・ます調」の本を出せば、私もその方面のノウハウを身につけるでしょうから、それはそれで経験としていいのかな。ま、とりあえず今回はそれでやってみますわ。
January 24, 2023
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大学からいただく研究費の使用期限が近づいておりまして。 で、私の今年度の研究費事情なんですが・・・なんと、珍しいことに相当余りました。今年度はあまり研究費を使わなかったんですな。 なぜなら、ほとんど一年間、本を書いてばっかりいたから。インプットではなくアウトプットばっかりやっていたので、資料を購入することが例年に比べてすごく少なかったんですな。 だから、使わなかった分は惜しげもなく返納よ。いくら自分に使う権利がある金であるとは言っても、ここへきて無駄なものを買ったって意味ないもんね。元は税金なんだから、無駄遣いせずに国にお返しします。 だけど・・・。 一つだけ、購入期限ぎりぎりで買わせてもらったものがありまして。それは何かといいますと・・・椅子。そう、研究室で使うオフィスチェア。 昨年、自宅の書斎の椅子をゲーミングチェアに替えたところ、これがすごく使いやすくて気に入ったので、研究室の椅子もその種のゲーミングチェアにしようかなと。 ゲーミングチェアの何がいいって、大振りなこと。座面の上であぐらがかける。 そしてそれよりも素晴らしいのは、ほぼ水平にリクライニングするのと、オットマンつきなのとあいまって、椅子をベッド代わりに使えるということ。 いやあ、私は本を読むとき、寝っ転がりながら読むことが多いので、研究室の椅子を水平近くまでリクライニングできれば、もう、研究室で好きなだけ本が読めるじゃん? 今まで研究室で寝っ転がりながら本を読むために、折り畳み椅子を3つほど並べてその上に窮屈に寝そべっていたりしたんですけど、ゲーミングチェアが入れば、そんなことしなくても横になれるので、最高です。 ま、これは研究の効率アップのために非常に役立つと思われるので、無駄遣いと言わずに買わせて下さいな。 で、注文したとなれば、期待が高まるばかり。あー、早くブツが届かないかな。研究室で椅子の上で横になって本が読みたい! 楽しみ~!!
January 23, 2023
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今日はですね、話題のインド映画『rrr』を観ようと思って映画館に出掛けたのよ。そしたら、チケット完売で観られなかったっていうね。 60年近く生きてきて、狙った映画がチケット完売で観られなかったなんて、初めての経験だよ! マジか! そこまでこの映画は人気があったのか?! 昨年、ダニエル・クレイグの最終版となる『007』を観に行った時、館内はガラガラで、もう日本では洋画は顧みられないんだって思っていたのに。『トップガン・マーヴェリック』だって客の入りは総席数の10分の1くらいだったぞ。なのに『rrr』は満員御礼なのか? っつーことで、映画館まで行ってすごすごと帰宅の途についた私たち。 で、あんまり悔しいので、家に帰ってからアマプラで『コーダ あいのうた』を観ちゃった。昨年のアカデミー賞の作品賞・助演男優賞受賞作ですな。以下、ネタバレ注意ということで。 「コーダ」っていうのは、「聴覚障碍者の親を持つ子ども」の意味ですが、本作の主人公の女子高生ルビーちゃんは両親と兄が聴覚障害者なんですな。で、父と兄は漁師なんですが、操船に関しても、獲った魚を売るにしても、何かと耳の聴こえるルビーの存在が必要になっている。自然、彼女頼みで物事が成り立っていると。 だからルビーは早朝に漁に出掛けた後で、高校に通学するので、色々大変なんですな。授業中につい居眠りしちゃったり。魚臭いとかいってクラスメートたちにいじめられたり。また聴覚障碍者の家庭にそだったため、健常者のルビーにも発音などの点でちょっと普通と違うところがあり、それでまた虐められてきた経験もある。 で、そんなルビーは歌うのが好きで、漁の最中、海の上でも大きな声で歌っていたりするんですけど、そんなこともあって、高校の所属クラブを決める時に彼女は合唱部に入るわけ。前から気になっていた男の子が合唱部に入るのを見て、それにも影響されたんですけれども。 で、合唱部の中でルビーは頭角を現すと。指導の音楽の先生にも才能を認められ、個人レッスンも受けるようになり、やがてはボストンの有名な音楽大学・バークリーへの進学も勧められるほど。ところが、ルビーの家ではルビーがいなければ成り立たない状態にもなっている。 さて、彼女は家族をとるか、それともバークリーへの進学をとるのか? っていうか、バークリーの試験に合格できるのか? そして合唱部で仲良くなった男の子との恋の行方は?? ・・・っていうような話。 全体として、まあ、いい映画でしたよ。ルビーの両親や兄のキャラもそれぞれ良かったし。またルビーを指導する音楽の先生のキャラも面白かった。だから、映画としてはまあ合格。これこれ! ↓コーダ あいのうた【Blu-ray】 [ シアン・ヘダー ] だ・け・ど・・・ やっぱりこの種の映画では、『リトル・ダンサー』っていう決定的な名画があるじゃん? シチュエーションとしてはよく似ているんだけど、『リトル・ダンサー』と『コーダ』を比べると、『リトル・ダンサー』の方が圧倒的に優れている。もう、比べ物にならないほどに。それに、そもそも『コーダ』はオリジナルではなくて、フランス映画の焼き直しでしょ。 っつーことで、『コーダ』を観て、あらためて『リトル・ダンサー』は偉大だったなと。そっちを再確認した次第。 さて、今日は『コーダ』で我慢したけど、『rrr』が観られなかったのは残念至極。いつか絶対に観てやりましょう。
January 22, 2023
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先日、いつも通り道場で稽古があったのですが、我らが師範であるA先生がお仕事で遅れるということで、代わりに道場の大先輩であるU師範が指導をして下さることになりまして。 で、稽古を始めるに当たっていつものように道場の門下の者たちが正座をし、始まりの挨拶を待っていたわけ。 その時、正座をしている我々を見ておられたU師範が、号令をかける前に静かに微笑まれて、「さすがに師範位を得ているお二人は、正座の姿勢が違いますね」と言われ、私ともう一人、師範位を取られているHさんを褒められたんです。 武道というのは姿勢が非常に重要で、正座をするにしても、S字を描く背骨が骨盤に斜めに突き刺さるようにし、丹田を中心に錘がまっすぐ大地に向かうようにしっかり座ることを心掛けているのですが、入門して十数年経って、ようやく少しその座り方が身についてきたということでありましょう。いやあ、U師範に褒められて、かなり嬉しかった。 とはいえ、これでようやく初歩の初歩。まだまだ技の完成には10億年くらいかかりそうですが、それでも常に意識して改善を心掛けて、ここからまた十年くらい経って、今度は技の方で褒められるよう、稽古を積んでいきたいと思います。がんばるぞ~!
January 21, 2023
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今日、たまたま外に出掛けていたのですが、そうしたら訪問先の近くに銭洗い弁天がありまして。 で、そこのしきたりでは、まず100円でロウソクを買い、それに火を点すと笊でお金を洗う権利が生じるとのこと。 で、ワタクシ、銭を洗って来ましたよ。 ところで、銭洗い弁天と言えば、鎌倉にすごく有名なのがある。で、神奈川県育ちの私も少年時代に鎌倉を訪れ、その銭洗い弁天でお金を洗ったことがありまして。 しかし、少年時代の悲しさよ、当時の自分に洗えたのは10円玉とか100円玉とか、そんな感じ。 ところが、私が小銭を洗っている傍で、人相風体のやばそうなダブルスーツ&グラサンのオジサンが聖徳太子を洗っているわけ。なるほど、大人はそう来るのかと。少年時代の私は臍を嚙んだのでございます。 あれから50年くらい経った今日、その日の思い出が蘇ってきたワタクシ。そうだ、あの時の仇を討つのは今だと。立派に大人になったワタクシが、ついにあの日の恨みを晴らす時だと。 かくして財布から福沢先生を取り出したワタクシ、先生をジャバジャバと洗ってやりましたわ。ついに少年時代の夢がひとつ叶った! 銭洗い弁天の効能書きに曰く、洗ったお金は何層倍にもなって戻ってくるとのこと。おーし、期待しようじゃあ、ありませんか! 福沢先生! お友達を大勢連れて、私の元に戻ってきて!!
January 20, 2023
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週刊誌の『週刊朝日』がもうすぐ休刊するとの報が入って参りました。 『週刊朝日』・・・。私はこの手の週刊誌を買う世代ではないのですが、私の父はまさにその世代でありまして、かなり長い時期、毎週欠かさず買っていた記憶があります。 なにせ父が買って家にあるものですから、高校時代・大学時代の私も暇つぶしに手に取ることもある。篠山紀信氏が撮った女子大生の写真が表紙を飾り、山藤章二氏の「ブラックアングル」なる風刺画が巻末にあり、「デキゴトロジー」なるタイトルで巷の話題をピックアップした考現学的コラムがあったり、東海林さだおの「あれも食いたいこれも食いたい」、司馬遼太郎の「街道をゆく」、そして書評「週刊図書館」など、結構読むところがありました。春先には「東大合格者一覧!」などの特集があったり。父はこの特集が好きで、父の母校の千葉県長狭高校から今年は何人東大に入った、などということを自慢げに語っていたことでございます。 新聞は読売党なのに、週刊誌は朝日というのも妙なものでしたが、当時として『週刊朝日』は『週刊読売』や『サンデー毎日』より垢抜けていたし、下品なグラビアなどがないところも好印象でした。その辺が、父がこの週刊誌を愛読し、家に持ち帰ったことの主な理由だったでありましょう。 で、父が定年を迎え、この雑誌が売り出される日(たしか火曜日)に通勤電車に乗らないようになってからも、父は散歩がてら最寄りの駅に行き、駅員さんに断って改札を入ったすぐ先にある売店で、馴染みのおばちゃんから『週刊朝日』を一部買っておりましたっけ。駅が今のような自動改札になる前のことですけど、昔はそんなことも大目に見られていたんですな。 2017年6月に父が亡くなる直前、4月の頭に入院することになったのですが、私はお見舞いに行った時に、折しも「東大入学者全氏名発表!」といった特集を組んでいた『週刊朝日』が出ていたので、これを書い求めて差し入れたのですが、既に父はそのような雑誌を読めるような状態ではなかったし、ほとんど興味を示しませんでした。そのことに父の気力の衰えを感じて、私は少し、いや、かなり寂しかったことを覚えております。 そんな、父との縁の深いこの雑誌が本年5月で休刊になると聞き、父も亡くなったけれども、この雑誌も無くなるのか・・・という感慨があります。 まあ、時代の流れでしょうけれども、そうであるならば、今、我々が目にしている「紙メディアの終焉」という歴史的モーメントを、せめて記憶に焼き付けておきたいもの。っていうか、最終号が出たら私も一部買って、父の墓前に供えようかな。
January 19, 2023
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今日はうちの科で卒論発表会がありまして。私のゼミ生5人も果敢にこれに挑み、まずまずの戦果をあげておりました。 で、一つ面白かったのは、私が指導した学生の卒論を読んだ副査の先生の反応ね。 やはり読む人によって感じ方が異なるのか、私がちょっと内容が浅いなと内心思っていた学生の卒論をその先生はべた褒めし、私が高く評価している学生の卒論に難点を見ておられたわけ。しかも、どちらについても、その先生がどうしてそう思ったかを聞いてみると、私自身、十分納得できる理由だったんです。 そういうことから考えると、本当のことを言えば、卒論って、二人以上の先生から指導を受けた方がいいのかもね。もちろん、現実的にはそんなことできるわけないんですが。 しかし、とりあえずこれで今年度の卒論指導は終了~。卒論指導は、大学に勤める者にとっては、最も重要な仕事ですから、その意味ではなんかこう、一つ今年度の大きな仕事が終わった~って感じ。 共通テストが終わり、卒論指導も終わって、もうアレだな。あとはもう惰性でダラダラ行けばいいやって感じだな。 っつーわけで、一仕事終わってホッと安堵のため息をついている今日のワタクシなのであります。
January 18, 2023
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松の内をとうに過ぎたものの、相変わらずポロポロと年賀状が届きます。 で、そんな年賀状を見ながらふと、あれ? お年玉年賀はがきの当選番号って、もう決まったんだっけ? で、調べてみたらもう決まっておりました。えー、決まったのならもっと大きな声で教えてよ! で、調べたところ、3枚ほど当選しておりました。もちろん切手シートですが。 で、当選番号を調べる都合上、いただいたハガキを今一度熟読することとなったのですが、あらためて読み直してみると、年配の方からいただいた年賀はがきに、「終活に入りましたので、年賀のご挨拶は今年限りということで・・・」という文面が認められていたケースがいくつも。 まあ・・・そうか。でも、そう言われると何となく寂しいもんですな。まだ死んでもいないのに、「今後あなたとはお付き合いをしません」と言われているようで。 でも、それはそれとして、最近、年賀状を出すのがいいのかどうなのか、自分でも悩むところはあります。 若い人たちは、もう、年賀状の交換はやめようということになっているようですからね。そういう人たちに、私の方から年賀状を出してしまうと、向こうも返事を書かざるをえなくなる。 そういう風に無理強いさせているとなると、ちょっとね。申し訳ないというか。 年賀状のような風習は、自分が死ぬまで止めないだろうと思っていましたけど、ひょっとしたらもう止めた方がいいのかもね。
January 17, 2023
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YMOの高橋幸宏さんが亡くなりましたね。まだまだお若いのに・・・。 だけど、今日、たまたまロックの授業をやっていて、80年代のテクノブームの話になったので、「そう言えばYMOの高橋さんが亡くなりましたね」という話題になったのですが、学生は誰一人として高橋さんのことも、YMOのことも知りませんでした。当然、サディスティック・ミカ・バンドのことも。 ついでに、忌野清志郎とかRCサクセションのことも誰も知りませんでした。どういうつもりでCMとかでよく流れる「デイドリーム・ビリーバー」を聴いているんですかね。「デイドリーム」と言えば、もちろんモンキーズのことも知りませんし。要するに何も知らないのね。 そうか・・・。YMOも忌野清志郎も過去の人か・・・。 そう考えると、日本史も、スタート地点を縄文時代とかにしないで、2000年辺りから段々過去に遡っていくという風に教えていった方がいいんじゃないでしょうかね。スマップあたりから始めて、フォー・リーブスに遡って、モンキーズ行って、ビートルズ行って、ドリフターズ行って、クレイジーキャッツ行って、それでシャボン玉ホリデー行って、学生運動行く、みたいな。 とにかく、何も知らない人に何かを教えるのって、すっごくむなしいよ。右を知っている人に左のことを教えるのはいいけど、右も左も知らない人に左を教えるのはすごくむなしい。左と言っても、対立物を知らないから意味が伝わらんもん。ポッカーンとした顔を見ていると、ほんと、家に帰りたくなる。 実際、もう、私なんか家に帰った方がいいのかもね。
January 16, 2023
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はあ、二日にわたる〇〇試験がようやく終わった。監督業務、疲れた~。 それはいいんだけど、ニュースによると、東大の先生方がやらかしたらしいじゃない? 1分早く試験を終了してしまって、その試験室の受験生の全員が再試験の対象になったとか。 あれさ、11時23分に開始して、12時33分に終了したつもりだったけど、実際に開始したのは11時24分だったとの指摘を受験生から受け、反論できなかったってんでしょ? これ、一般の人に分かるかねえ。つまりね、11時23分に開始したっていう時点で既に東大の先生方はミスっているわけよ。だって、本来11時20分に開始すべき試験だったんだから。試験準備に手間取って、3分繰り下げ実施した、っていうことだからね。何やってんの? 普通、準備が間に合わないなんてことないんだぜ。 まあ、それでも繰り下げ実施したところまでは許そう。だけどその際、試験開始時間を秒針で確認しあったものの、分針までは見なかったっていうんでしょ? これ、秒針とか分針とか言っているところを見ると、その東大の先生方は腕時計だのみで試験を実施していたに違いない。 あのね、今時、試験監督者同士、互いの腕時計で開始時間を確認するなんてないよ。そんなのありえない。どこも電波時計(置時計)を使ってますよ。そうしないと受験生からクレームがつくからね。実際、腕時計なんか使っていたら、受験生から「その腕時計は正確なんですか?!」って猛抗議がくることがあるんだから。だから電波時計、それもできれば置時計型の電波時計を使わないと怖いのよ。 だから、そういうことも含めて東大の先生方がどんな風だったか、想像がつくよね! よっぽど世間知らずの先生方が、何年ぶりかで試験監督に駆り出されて、こういうことをやらかしたんでしょう。頭のいい人たち、日本の学界の至宝たちのやりそうなことですな。 一方、そんなに頭の良くない我々は、ミスがないよう、何日も前から実施要領を熟読し、当日も神経を逆立てながら一生懸命監督するんだよ! 実際、ノーミスだよ、我々は!! とは言え、私は何も東大の浮世離れした先生方を非難しているんじゃないの。むしろその逆。 昨日も、監督官が5秒早く試験終了してしまったがために、再試験の対象になったところがありましたが、そういうのを大目に見られない社会って嫌だなと。クレーム言う奴がいて、そういうクレームに全部屈している内にこうなっちゃったのでしょうけど。 それから、昨年、スマホを使ってカンニングをした受験生がいたものだから、今年の共通試験は馬鹿馬鹿しいほどにカンニング対策をしたんですけど、これも同じだよね。一人悪い奴がいたおかげで、50万人が迷惑するという。 5秒とか1分とか、早く終わったっていいじゃないか、カンニングする奴が一人くらい居たっていいじゃないかっていう発想はないのかね。 ないから、こうしてどんどん苦しい社会になるんだろうね・・・。
January 15, 2023
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国民的イベントの初日終了。ひたすら疲れる。 こういうキツイ仕事って、もう、「これが終わったらパラダイスだ」っていう得体の知れない期待感だけで乗り越えるっていう感じ。これが終わったら、古本屋梯子しよう!とか。これが終わったら、ベトコン・ラーメン食べに行こう!とか。 ま、あと一日。明日頑張ればパラダイスだと思って、頑張ります。
January 14, 2023
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明日・明後日は、全国の国立大学の教員が一年で最も忌むべき日。それに備えて、今日はもう寝ます。おやすみなさい。グーグー。
January 13, 2023
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東京外国語大学名誉教授で英米文学者/翻訳家の河野一郎先生が亡くなりました。享年93。 私は河野先生とは直接の面識はなく、ただ高校生の頃、先生が訳された新潮文庫版の『遠い声 遠い部屋』(トルーマン・カポーティ)や『嵐が丘』(エミリー・ブロンテ)、『長距離走者の孤独』(アラン・シリトー)などを読んで、その外連味のない上品な訳文に感銘を受けたことや、大学の教員になって翻訳論を大学院で講じた時に、先生のご著書である『翻訳のおきて』を参考にさせていただいたことなどが印象に残っているだけ。 しかし、そんなことよりももっと強い印象を受けたのは、今から20年ほども前、私がアメリカのペーパーバック本についての研究書を出版した時のこと。 その時、河野先生は拙著を読んでくださったようで、まったく面識のない私に、先生の蔵書の中から私の研究に関係のありそうな古いペーパーバック本を段ボール箱に入れて送って下さったんです。自分が持っているより、あなたが持っていた方が役に立つでしょうからと。 学界の大御所からそんな風にしていただいて、私が大感激したことは言うまでもありません。本当に優れた先生というのは、見ず知らずの若輩に対しても、こういう風に接してくださるのかと。 だから私は、河野一郎先生に対しては、不動のリスペクトを持っているんです。 優れた先生というのは皆そうですけれども、例えば私が今度本を出すに当たっても、「これ、もし河野一郎先生がこれをお読みになったら、褒めてくださるかな? それとも顔をしかめられるかな?」と思うところがある。それによって、「先生にお見せしても恥ずかしくないものを出そう」という気になるわけですよ。偉い先生というのは、たとえ亡くなられた後ですら、そういう形で後進の襟を正すことができる。 私にとって河野一郎先生は、そういう先生のお一人です。 先生のお目通しを願って恥ずかしくないものを書き続けよう――先生の訃報を耳にし、そのような決意を新たにした次第。その気持ちをもって、河野一郎先生のご冥福をお祈りいたします。合掌。遠い声遠い部屋/カポーティ/河野一郎【1000円以上送料無料】長距離走者の孤独/シリトー/丸谷才一/河野一郎【1000円以上送料無料】翻訳のおきて [ 河野一郎(1930-) ]
January 12, 2023
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今、豊田市美術館で開催中のゲルハルト・リヒター展を見てきました。 平日のお昼間にも拘らず、結構、人が入っていましたねえ。若い人も多く、なるほど、それなりに注目されている展覧会なのねと。 まあ、現代美術界の大物ですけど、うーん、なんていうんだろう、コンセプト・アートとでもいうのでしょうか、写真をぼやかしてさらに刷毛も使ったりして絵画的に処理したり、あるいは写真に絵の具を塗ってミクスト・メディア的に処理したり、あるいは純粋なアブストラクト・ペインティングしたりっていう感じ。 あと、見せ方にも工夫があって、作品の正面に鏡を置いて、その鏡を見ると絵とその絵を見ている自分が一緒に映るという。あるいは、作品の前に変則的に並べた硝子を置き、その硝子越しに作品を見せるとか。 そんな感じっすねえ。これこれ! ↓ゲルハルト・リヒター展@豊田市美術館 好きか嫌いかって言われたら、うーん、まあ・・・好き。大好きかそうでないかって聞かれたら、そうでもないってところかな・・・。 ちなみに、ゲルハルト・リヒターの日本における紹介者って、清水穣っていう同志社大学の先生なんだけど、私はこの人を知っている。なぜなら、高校の同窓だから。もうね、すごく頭のいい人。一目見ただけで、あ、この人頭いいんだ、って分かるくらい、とんでもなく頭のいい人だった。「頭いいオーラ」というのがあるとしたら、まさにこの人はそれを持っていた。 で、そんな清水君が褒めるんだから、一度は見ておこうかなって思ったのよ。だけど、清水君が思っているほどには良さが分からなかったかも。ごめんね清水君。アホで。 ま、でもね。ゲルハルト・リヒターという人がどういう作品を作る人なのか、ということが分かっただけでも良かったかな。リヒターはまだ生きているけど、同時代の重要な生きているアーティストのことを知ることって、重要だもんね。いい勉強になりました。
January 11, 2023
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昨年末に後輩同僚に頼まれていた結婚の保証人になるやつ、今日、書類に署名してハンコをつきました! まあ、結婚の保証人なんて、実質、何の意味もないものではありますが、それでもね、やっぱり目出度いことをハンコで固めるわけだから、身は引き締まります。 「俺がハンコつくんだから、奥さんは大切にしろよ、間違っても離婚なんかするなよ!」と念を押しておきましたわ。 まあね、私が思うに、結婚が上手く行くかどうかって、当人同士の腹一つだからね。これで幸せになるんだと腹を決めてその気になれば、誰だっていい夫、いい妻になれる。才能がないからいい夫/妻になれないとか、そういうもんじゃないからね。腹一つなのよ。いい夫婦になると腹を決めればいいだけの話なの。 その腹を決めないで結婚する奴が多いんだ、実際には・・・。 ま、しかし、それは他人事だからね。どうでもいい。 どうでもいいけど、それでも私が多少なりとも関わったのだから、後輩同僚には楽しい結婚生活を送ってもらいたいものでございます。多分、大丈夫でしょう。
January 10, 2023
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昨年末から取り組んできた新著の初校校正が終わりました。 まあ本を出版するということは、社会的責任を負うということですからね。誤った記述を公刊してしまった場合のことを考えると、出来る限りそれを事前に防ぐ努力だけはしておかないと、と思います。 で、一生懸命、目を皿のようにして誤りを正そうとするのだけど、思い込みがあるもので、案外、目の前の誤りが見えないのよね。 例えば、参考文献として挙げた林真理子さんの『野心のすすめ』。これ、福沢諭吉の例の本からの類推で、勝手に『野心のすゝめ』かと思ってそんな風に記述してあったのですが、最後の最後で確認して、『野心のすゝめ』ではなく『野心のすすめ』であることに気が付いた次第。 まあ、この手のことって、一冊の本の中には山ほどあるのよ・・・。 今の時点では、すべての誤りを正したつもりなんだけど、実際には見逃したものもあるんだろうな・・・。校正おそるべしだからね。 まあ、それらについては再校というチャンスがあるけれども、まあ、もうこのところこの原稿を嫌というほど眺めてきたので、しばらくは見たくないな・・・。
January 9, 2023
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今日はちょいと野暮用があって、マツダのディーラーに行ってきました。 で、用をちゃちゃっと済ませて帰ろうとすると、なじみのMさんが声をかけてきた。「釈迦楽さん、新型のCX-60に試乗して行きませんか?」。 えーーー、そんなこと言われたら、乗るしかないじゃないの~。 っつーことで、噂の CX-60に試乗してしまいましたよ。これこれ! ↓マツダ CX-60 新世代ラージ商品群の先頭に立つこのクルマ、なんと3リッター6気筒ディーゼルのマイルド・ハイブリッド。6気筒のクルマなんて、初めて乗っちゃったかも! 昔乗っていたホンダ・ビガーは5気筒だったしね。 で、実際に乗ってみると、もう、あれよ。ディーゼルだなんてことは忘れてしまう。滑らか。でまた、トルクフル! 重いクルマのはずなのに、楽々よ。 そしてトルコン式ではなく多板クラッチのクルマなんですけど、噂に聞くほどガシャガシャしない。 内装もクリーンで上質。いい感じ。内外装のデザインを含め、いいクルマですわ~。 ただ・・・名古屋の自宅はいいけど、東京の実家の車庫には入らんな。入るけど、隣/前のクルマを圧迫して迷惑かけそう。実際に買うとなったら、CX-60ではなく、CX-5 が精一杯のところかな。大きさ的に。 でも、ディーラーに置いてあったCX-5 も、ジルコンサンド・メタリックというちょっと珍しい外装色で、これはこれで魅力的。これのディーゼルだったら、ありかな。 というわけで、次の愛車候補のことをあれこれ考えるチャンスになりました。Mさん、ありがとう~! で、帰りに原駅近くの「ピーチェリーノ」というイタリアンに寄ってランチを食べてきたのですが、ここ、結構美味しかった。今後、贔屓にしちゃおうかな。これこれ! ↓ピーチェリーノ というわけで、CX-60にも試乗できたし、おいしいランチも食べられたし、今日はなかなかの休日となったのでした。 さ、お昼間散々遊んだから、これからは仕事だ!!
January 8, 2023
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昨年、吉田修一氏のエッセイ集『作家と一日』を読んで割と面白かったので、今度は氏の小説でも読んでみるかと『さよなら渓谷』なる作品を読んでみました。 なんでこの作品を選んだかというと・・・まあ、それはいいか。とにかく、ブッコフで110円で売ってたのを買ってみたわけさ。 で、実際に通読してみたのだけれども・・・。 まあ・・・お話しにならないというか。 あまりにアレだったので、さぞ酷評されているのだろうと思って、この作品に対する人々の感想などをググってみたところ、これがまたむしろ絶賛されていたという。そのことにもビックリ。 唯一・・・まあ、ワタクシとほぼ同意見かなと思った評価がこれ。 ↓机上の空論的夫婦 まあ、世間の見方とは違うのでしょうけれども、私はこの人の評価に一票を投じますね。 それにしても吉田修一って、こういう感じか・・・。っていうか、これで小説として成り立ち、小説家として食えるということなのか。日本文学の今がこれか。 ま、今後、吉田修一はエッセイ集だけにしておきましょう。
January 7, 2023
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昨年末に購入し、新年一冊目の読書本として認定した大島新さんの『ドキュメンタリーの舞台裏』を読了しましたので、心覚えをつけておきましょう。 この本を読んで知ったのですが、本書の著者の大島新さんというのは、映画監督の大島渚さんの息子さんなのね。そうなんだと思って著者近影を見たら、まあ、そっくりよ。なるほど、蛙の子は蛙、親の後を継いで映像作家になったわけね。 で、最初はフジテレビに入社してドキュメンタリーを撮っていたのですが、テレビ界の制約を嫌って独立し、以来、ずっと自分で起ち上げた会社でドキュメンタリー映画制作を行っていると。一番売れた作品は、『なぜ君は総理大臣になれないのか』。 ドキュメンタリー系とはいえ、文学と違って映画制作ですから、一人ではできない。カメラマンがいて、プロデューサーがいて、ディレクターがいて、ナレーションがいて・・・という具合に、複数の人間の力を借りなければならない。そこで思うようにできなかったり、逆に自分一人ではとうてい到達できない高みに行けたりということが起こる。 またドキュメンタリーは、創作と違って、まず何を撮るか、どういうテーマで撮るかということがある。対象が必要になるということですな。で、その対象に対して、どう向き合うかということがあって、それも制作者によってやり方がそれぞれ異なる。その中で、自分の性格やら何やらを勘案しながら、自分なりのスタイルを作り上げていかなければならない。また対象があることゆえ、対象との相性でうまく行く時もあり(『なぜ君』のケース)、逆にうまく行かない時もあり(『園子温という生きもの』のケース)。 そんな様々な条件下で、大島新さんが何をどう撮り、どう失敗し、どう成功したかというようなことがずっと綴られているのが本書ということになります。まあ、そういうものとして、なかなか面白く書けている。 だけど、これ読んで思ったのは、ドキュメンタリー映画というのが、東京一極集中しているんじゃないかということ。名古屋に居て、大島さんの撮るような映画の話を聞いたことがないし、大島さんが褒めているドキュメンタリー映画作品のことも、私はまったく知りませんでした。ドキュメンタリー映画の場合、観客が1万人を越えたら大成功、ということになるそうですが、多分、その1万人はほぼ東京の人だな。 だから、そんなドキュメンタリー映画の話をされても、名古屋人としては、蚊帳の外に置かれている感じがする。同じ日本の中の話なの? っていう感じ。それだけ、東京と地方の文化力の差というのは大きいのでしょう。 ということで、ある意味では面白い本であったし、ある面ではキツネにつままれたような本でもありました。これこれ! ↓ドキュメンタリーの舞台裏 [ 大島 新 ] なお、原一男監督の『ゆきゆきて、神軍』(さすがにこのドキュメンタリーのことは私も知っていました。っていうか、大学時代、私の師匠が非常に褒めていたのを覚えています)を見たマイケル・ムーア(『ボウリング・フォー・コロンバイン』を撮った監督)が、この映画に強い影響を受けた、ということが本書に書いてありましたけど、このことは私としては初耳で、ああ、そうなんだと思いました。これは覚えておいていい話ですな。
January 6, 2023
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先ほど、最後の卒論の添削を終え、これで5人のゼミ生全員の卒論が完成しました~。提出の締め切りは10日だから、今年はちょっと早目だったかな。提出締切前日までかかることも結構ありますからね。 一年の仕事の中でも、教育面で一番重要な仕事に一区切りがついたということで、まあ、ワタクシもホッと一安心。 まあ、指導者がいいもので、第1章を書いていた頃は、まあ、無様なものだったゼミ生諸君も、第3章を書く頃には、一端の研究者のように、そこそこ様になる論文を書くようになりますからね。 中にはA4で80枚を超える卒論を書くヤツもいますから、いい人生経験になったのではないでしょうか。興味のあることについて調べ、調べた結果を文章にまとめるという作業を実際にしてみて、少しでも「研究って面白いな」と思ってくれれば、教育としては成功したようなものですからね。 毎年4人から6人くらいのゼミ生の面倒を見て、かれこれ30年。総勢で言えばおそらく150人くらいのゼミ生の卒論執筆の手伝いをしたことになるのかな? その一つ一つが、私にとっては皆、いい思い出でありまして。 定年まであと数年。あと幾つ、卒論の指導をするのか。そう考えると、ちょっと寂しい気もしなくもないかな。 でも、まあ、いいや。とにかく今年の分は今日で終わった。ゼミ生たちも羽を伸ばしたいだろうけれども、私もしばらく、羽を伸ばさせてもらうことにいたしましょう。
January 5, 2023
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昨夜名古屋の自宅に戻ってきましたが、今日は明日からの業務に備えてあれこれ準備をしております。卒論指導もまだ若干残っていますしね。 それはそうなんですけれども、今年はまだ初詣に行ってないということもあって、昼ご飯を食べた後、ちょいとひとっ走りして、近所にある神社にお参りしてきました。 近所にあると言っても、この辺りでは最大の白山神社。私も自己啓発思想研究を始めて、日本の自己啓発思想である神社信仰について文献を読んで以来、結構な頻度でお参りをしているところでございます。 で、行ってみると、やはりまだ松の内ということもあって、参拝者が引きも切らない。日常的に神社にお参りするようになって気づくことなんですが、神社にお参りする人ってのは、想像以上に大勢いるんだなと。お正月に限らず、いつ行っても自分の他に誰かしらお参りしている人がいますからね。 で、そんなお参りしている善男善女に交じって健康運に仕事運、そしてなによりも金運!アップをお願いした上で、おみくじを買ってみた。すると・・・ おお~! 「大吉」!! 「急に目の前が開けて運気は隆勢に向かう時」とあるではないですか! そして仕事運に至っては「有利な立場で相手を圧する場合が多い」と書いてある。 いいね、いいね。私は都合のいい予言は信じることにしておりますからね。今年も武運長久。天は我が味方と信じて、頑張ることにいたしましょう。 で、家に帰ったら、ケータイがプルプルと鳴りまして。 何かと思ったら、馴染みの自動車ディーラーの方。なんでも、前に処分したクルマにかけていた整備パックの返金があるので、受け取りに来てくれと。そしてその返金がなんと5万円! ええー、そんなに戻ってくるの? っていうか、戻ってくること自体まったく知らず、忘却の彼方に消えていたのに! ああ、白山神社の神様! 早速の御利益、ありがとうございます! 大吉の威力、思い知りました! この調子で、ガンガンよろしくお願いいたします!!
January 4, 2023
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最近、子どもの頃にテレビで見た『コンバット!』を久しぶりにネットで見ているのですが、これがまた面白くてですね。 やっぱりね、ヴィック・モロー演じるサンダース軍曹がカッコいいのよ。痺れる。今まで「あなたにとって理想の上司は?」という問いには躊躇なく「鬼平」と答えていたのですが、サンダース軍曹もいいかなと。あのとっつきにくい感じがいいんだ。 そしてカービーやケリー、リトルジョン、カーターといった、サンダースの麾下にあるお馴染みのメンバーのことも少しずつ思い出されて、そうだったそうだった、カービーの使うマシンガンは他の人のものとは違うんだよな、とか、リトルジョンは大男の優しい奴だったよなとか、ケリーはフランス語が話せるんだったよなとか、カーターは兵隊というよりは看護兵だったよなとか、そういうのがまた懐かしい。子供の頃に見た記憶ってのは、案外、間違ってないんですよね。 昭和のテレビ番組は面白かったねえ・・・。 なにせ百数十話のドラマですから、当分は楽しめそう。いいものを見つけました。 さて、実家での冬休みも今日で終わり。今日は名古屋に戻って参りました。また明日から名古屋からのお気楽日記、どうぞお楽しみに~!
January 4, 2023
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今日の昼過ぎは毎年恒例の旧友との新年会をやってきました。 恒例とはいえ、コロナでずっと開催自粛していたのですが、今年はいいかなと。で、いつもですとE君とT君と私の三人会なんですが、Tの奴は肺気腫の持病があり、コロナが怖いというので、今日はEと私の二人会。 しかも、酒好きのEは、朝から飲んで酔っていたので、かつてのように居酒屋に行くというのは止めにして、健全にカフェで話をすることに。 つーことで、相模大野の某喫茶店にしけこんで、久々にEとさしで話をしてきました。 面白いもので、E と T と私の三人で話をするときと、私と E だけで話をするときでは、話題が異なってくるというね。それは私とTと二人だけで話をするときも同じで、それが人間関係の面白いところなのでありましょう。 とにかく、一年に一度か二度、こうして小学校以来の旧友と話をするというのはいいもので。Eの奴は、今、長男一家が実家に戻っているそうで、1歳半ほどになる孫(男の子)が可愛くて仕方がないらしく、今度、一緒に旅行をするというので、小田急線のロマンスカーの運転席直後の一番いい席を予約するので苦労した、なんて好々爺のような話をしておりましたわ。 というわけで、なんてことはないんですけれども、今日は古い友達の顔が見られて良かった。二人とも、もういい年齢になってきたので、お互い、健康に気を付けるよう言い合いながら、握手して別れてきたのでした。
January 2, 2023
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今日は初買いに新百合ヶ丘というところまで行ってきました。 毎年、行っていたのですが、コロナの流行以後、2年ほど自粛していたんですけど、さすがに今年は制限なしになったので、久しぶりに行ってみようかなと。 で、久々に正月の賑わいを見た・・・のですけれど、やっぱりコロナ前と比べると、人出は少なめだったかな・・・。 それから、以前は元日からやっていたお店が、今年は休んでいたりして、なるほど、世間の風習も昭和時代に戻って、元日は休むところが増えてきたのかなと。まあ、昔は三が日休むところがほとんどでしたからね。それはそれでいいのではないでしょうか。 ま、そんな風に社会の在り様が少しずつ変わってきたことを実感しつつの初買いだったのですが、今回は家内も私も特に収穫はなし。ま、別に何かが欲しくて出かけたわけではないので、正月の賑わいだけ見ただけでも満足というところ。 まだ卒論を仕上げてないゼミ生も何人かいるのですが、そういう連中から卒論の草稿が届くこともなく、連中もさすがに元日は休むつもりなのでありましょう。 ということで、忙中閑あり。今日はこの後は、昨日買った本でも読みながら、ノンビリ過ごすことにしましょうかね。
January 1, 2023
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