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ひゃー、ついに2017年も今日でおしまいですなあ・・・。 ということで、今年一年、私にとってどんな年だったか、ベスト10的に振り返ってみました。第1位:父に死なれる まあね・・・。今年一番のニュース、それも悪いニュースがこれですな。6月に父が亡くなってから、すべて初めてづくしの体験ですわ。父の居ない夏休み、父の居ないクリスマス、そして父の居ない大晦日。明日は父の居ない元日ということになるわけでしょう。永遠に生きる人間など居ないと分かってはいても、親にはいつまでも元気で生きていて欲しいもので、その願いが叶わなかったことは、今年最大の事件でございました。寂しい・・・。第2位:オックスフォード出版局のネット上の百科事典に自分の書いたものが載る 研究者としては、ちょっと嬉しいというか、名誉なことでございます。これ書くの、結構大変で苦しい思いをしたんんですけどね。第3位:学会発表をすっぽかす 上と違って不名誉きわまりない事件。福井大での学会発表、準備万端だったのに、当日、体調悪化により会場まで行ったのに発表できなかったという。これは悔しくも情けない出来事でした。今頃、学会のブラックリストに載っているんじゃないの?第4位:母の句集を編む 昨年、父の句集を編纂・出版して最後の親孝行が出来たのに味をしめ、今年は母の句集を編みました。もう最終稿は入稿済みで、1ヶ月もしないうちに完成するでしょう。来年2月の母の誕生日に母に手渡す予定。皆で出版記念のお祝いが出来ればいいなと。第5位:愛車を新しくする シトロエンC4に変え、今度はルノー・キャプチャーが新しい愛車に。気に入っております。第6位:サンタモニカに行く 科研費を使って秋口にロスで短期在外研究。サンタモニカに宿を取り、3週間の滞在を楽しみました。第7位:LPレコードという新しい趣味ができる やっぱ私は昭和の男。LPレコードが懐かしい! 古本集めに続く趣味として、新しい方向性を見つけたような気がしております。第8位:学会の資料室担当役員を降りる 10年間勤めた学会の仕事をついに降板、時期資料室に引き継ぎをしました。結構、長かったね・・・。第9位:日間賀島に渡る 愛知県に住むようになって四半世紀、ついに念願の「島」を訪れることが出来ました。第10位:大学の所属先が変わる 勤務する大学での所属が変わりました。以前は大学一華やかな「国際文化コース」というところで教えていたものの、今はあんまり意味が分からない所属先になっちゃった。これからは学内で冷や飯を食いながら、細々と晩年を過ごしたいと思います。 ・・・ってな感じかな? いいこともあったけど、親に死なれちゃね・・・。良い年であったわけがない。 来年は、「パパロス」を乗り越えて、少しでも良い年にしたいです。2018年も本ブログをどうぞご贔屓に!
December 31, 2017
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今年も残すところあと2日となった今日、まず午前中に税理士の先生に来ていただき、相続関係のことをすべて片付けることが出来ました。ひゃー、父が亡くなって約半年、ようやくだよ〜。年内に片付いてよかった〜。 で、そのことだけでも大した成果だったんですが、私にはまだ重要なミッションが残されていたのだ! そう、黒豆を煮るの。これ、毎年私の仕事なのよね〜。 今年は我が家は喪中なので、新年明けてもいわゆるお正月のお祝いはしないのですが、それでも多少はおせち料理的なものも食べたいということで、お餅を食べたり、「おめでとう」を言ったりしないことを条件として、黒豆は煮ることにしたわけ。 黒豆を煮るったって、私のは本格的だからね。材料は「飛切の黒豆、水、大量の砂糖、以上」とシンプル極まりないけど、手間と時間はやたらとかかる。だからゼミ生たちにも申し伝えてあるのよ、「30日過ぎたら、俺は黒豆煮るのに夢中で、お前らの卒論の面倒なんか見られないからな」と。 ってなわけで、今日の午後からは台所と自室を行ったり来たりの状態。それで半日掛けて煮たけど、まだ完成しないという。そう,毎年、まる二日間煮続けるんですわ。 明日一杯かかりますな。 かくして、私の大晦日は、やっぱり黒豆との格闘で終始する予定なのでございます。
December 30, 2017
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今年も大分残り少なくなって参りましたが、このブログでは恒例のあの企画をやってなかったと思い出しまして。そう、「今年のベストバイ」ね。ということで、今年買ったものの中で、これは買って良かった!と思ったものをベスト5形式で発表したいと思いまーす! では第5位から!第5位:カーテン用クリップ★リングクリップ 6個入り【在庫品】 カーテン クリップメール便可(15個まで) 私は100円ショップで買ったのですが、これを使って実家の自室のカーテンを自作しちゃったという。カーテンなんて、布買って来て、裾上げテープで適当にかがって、後はこのクリップを使って餃子の皮的にタックを付けながらカーテンレールにセットすれば出来ちゃうんだ、ということを学ばせていただいたという意味で、結構、面白かった。第4位:メラノCCメラノCC 薬用 しみ 集中対策 美容液(20mL)【メラノCC】 年齢のせいか、顔にうっすらシミが出来始めた私。このままでは男が廃ると思い、評判のいいシミ対策グッズとしてこいつを使ってみたのですが、これね、マジ、いいよ。割と即効性があるみたい。第3位:カシミア・セーター 今年の元日、つまりほぼ1年前ですが、その日にユニクロのセールで濃い緑色のカシミアのセーターをゲットして、寒い日にスーツの下に着ているのですけど、やはりユニクロといえどもカシミアはカシミア。肌触りといい、暖かさといい、通常のウールとは段違い。今度の元日に、色違い買っちゃおうかな?!第2位:LPレコード・プレーヤー オーディオテクニカ ステレオターンテーブルシステム ブラック AT-PL300 BK 今年、これを買ってオーディオ・ライフが激変。中古LPレコードの虜となり、中古レコード屋に行くのが楽しみで仕方がないという。1万円程度の投資で、こんな楽しみが得られるなんて嘘みたい。CDばっかり聴いる人、あるいはもうCDとも縁が切れてストリーミングで音楽聴いている人。騙されたと思ってLPに戻ってご覧なさいな。人生変わるよ! そして栄えある第1位は・・・第1位:ルノー・キャプチャールノー キャプチャー インテンス フルセグ地デジ ナビ バックカメラ(ルノー)【評価書付】【中古】 もちろん、今年買ったものの中のベストバイは、新しい愛車、ルノー・キャプチャーでございます。今回初めてSUVを買ってみたのですが、車高が高い分、目線も高くなって運転していても見晴らしがいい! といって、もちろんルノーですから、走りが犠牲になることもなく、スポーティに走れます。そして燃費も結構良いし、何よりデザインが秀逸。国産のSUVとはオシャレ度が違う。そして、安心してください、故障しないよ〜。 とまあ、こんな感じかな。 というわけで、私の個人的ベストバイは以上のようなものだったのですが、皆様はいかがでした? これは買って良かった! というものがありましたら、是非、教えてくださいね〜。
December 29, 2017
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昨日、まあ、年内の大学での仕事の最後だったのですが、お昼に「アニキ」こと先輩同僚のK教授と外食することにしまして。我らが向かったのは、三好市のラーメン店としては一番人気との噂も高い「麺の坊 晴天」さん。これこれ! ↓晴天HP 最近、ラーメン・ユーチューバ―「SUSURU」さんのユーチューブをやたらに観ているので、ラーメンが食べたかったのよ。で、私はつけ麺の全部乗せ、アニキは味噌系の土鍋ラーメン的なものを食べておられましたが、どちらもおいしかったっす。 そして一夜明けた本日のお昼、今度は家内と丸亀製麺でうどん食べちゃった。 ラーメンも美味しいけど、うどんはうどんで旨いのよね。今、丸亀では「蟹玉あんかけうどん」というのが季節限定商品で、もちろん私はそれをいただきましたが、美味しかった。 日本って、美味しいものが沢山あって、いい国だわ~。 さて、年も押し詰まって参りまして、私は明日、帰省しようかなと。 実家に戻っても、メールのやりとりで卒論指導を継続しなければならないのではありますが、やっぱり実家に戻れば、向こうでの楽しみというのがあるもので、黒豆を煮たり、母や姉、姪っ子・甥っ子に会ったり、小学校時代の友だちと新年会をするのが今から楽しみ。 ということで明日からは東京からのお気楽日記、お楽しみに~!
December 28, 2017
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年末も押し詰まったこの時期、レイトショーで『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』を観てきちゃった。以下、ネタバレ注意ということで。 世にスター・ウォーズ・マニアというのが居るもので、そういう人たちに言わせると、今作はかなりいい出来だ、というような話を聞いていたのですが、うーん、どうかな・・・。 特にマニアではない、しかし、一番最初の『スター・ウォーズ』を中学3年の時に観て心を躍らせた私から言わせてもらうと、「この話、もう、いいかな」って感じ。 大体さ、最初の『スター・ウォーズ』から40年ですよ。40年。この間、ずっと帝国軍と反乱軍はドンパチやっているわけでしょう。しかも、よくよく事情を知ったら単なる親子喧嘩を、ですよ。 で、そんなに長い間、戦争している割に、帝国軍ってその都度、結構なダメージ食らっているよね?! あれだけ圧倒的な戦力の差があるのに。 今回だって、すごい大砲か何か一発かませば、一遍に反乱軍を絶滅できそうなチャンス、いくらでもあったのに、結局、仕留められないって、どういうこと? ダース・ベイダーも、今回のスノークも、威張っている割に全然ダメじゃん。本気出してアレかい? もし私が帝国軍を指揮してたら、もう38年前くらいに戦争終わっていると思うよ。 まあ、帝国軍だって一生懸命やっているんだよ、というのならそれでもいいですけど、その場合、逆に聞きたいんだけど、仮に帝国軍が圧勝しちゃって、反乱軍一人もいなくなったらどうするの? 反乱軍が40年も遊びに付き合ってくれているからいいようなものの、もし反乱軍が白旗上げたら、もう帝国軍、することないじゃん。そうなったらどうするの? 誰も歯向かわなくなったら、もう威張ったり、脅したり、いじめたりできなくなるよ。 そもそも「宇宙一強い」というアラレちゃんみたいな立場になった時、帝国軍は一体何がしたいのか、というのが、そもそもよくわからんのよ、ワタクシには。 だから、40年前も今も変わらず、まだドンパチやっている意味が私には分からないんだなあ。 それ言ったら、もうおしまいだけどね。 あと、今回のストーリーに関しては、ルーク・スカイウォーカーからレイへ、ジェダイの訓練が行われるのかと思いきや、簡単な口伝で終わっちゃって、そんなもんでいいんか? ってならない? ここはさあ、もうちょい『ベスト・キッド』とか『酔拳』的な展開が欲しかったところなんじゃないんかい? あと、今回、黒人のフィンと、アジア人のローズが、敵軍に乗り込んで小細工しようとするじゃん? だけど、結局、何一つできずに帰ってくるじゃん? あのストーリーって、無駄じゃね? ついでに言うとデル・トロの使い方も、期待外れじゃね? まあ、デル・トロに関しては、あとで使おうと思っているのかもしれないけれど。 それからもう一つ言わせてもらうと、あのローズちゃん、もうちょいどうにかならなかったのかい? ルックス的に。あれこそ、白人のアジア人に対する偏見じゃね? とまあ、色々言いたいことがありまして、とてもとても、大満足とは言えなかったという。 でも、まだまだこの先も続編が作れそうな感じで終わっていたから、この先も「エピソード18」とか、その辺まで行くんだろうな。 ま、それでも今回まででハン・ソロも死に、ルークも死に、キャリー・フィッシャーは本当に死に、最初の『スター・ウォーズ』のメンツで残っているのは斎藤工(チューバッカのこと)だけですな。あ、あとC-3POとR2-D2。 最終的には、アレじゃない? C-3POがダークサイドに落ちる、っていう風にするのはどう? それで旧友R2-D2と戦う的な。だけど、実は二人は同じ博士に作られた実の兄弟だった、的な。 案外、行けそうな気がする・・・。
December 27, 2017
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今朝の新聞の投書欄に22歳の若い女の子から昨今の角界のトラブルに対する苦言が載っていまして。 曰く、彼女の祖父は口数の少ない大人しい人で、奥さんの言うなりになっているような人だったけれども、相撲が好きで、場所中はいつもテレビで相撲を観ながらメシを食っていたと。 で、その祖父が亡くなる直前、最期に口にした言葉が「雅山は勝ったか?」だったんですって。その人は茨城の方なので、茨城出身の雅山が贔屓だったのでしょう。 で、彼女曰く、相撲というのは、一人の人間が、その人生の最期に語る言葉になりうるものなんだと。 それなのに、今のこの角界のていたらくは何だ、というのがその若い女性の苦言。至極もっともでございます。 22歳のうら若い女の子にさ、こんな真っ当な批判浴びて、今の相撲界は恥ずかしくないのかね。八角理事長以下、今の角界の指導部は、このお嬢さんの言を拳拳服膺するがいい。閑話休題 さて、昨夜は毎年恒例、小田和正氏の「クリスマスの約束」をチラ見しました。今年70歳になられるということですが、小田さんの透き通った歌声というのは、信じがたいほど若いころと変わりませんな。70歳であんな高音で歌える人っている? 「若い」とかいう表現を越えて、バケモノだな、いい意味で。バケモノというより、ミュータントか。 だ・け・ど・・・。 青春時代にオフコースを聴いていた私ら世代としては、小田さんの声だけ聴き惚れたいのね。他の若い人たちのじゃなくて。「クリスマスの約束」、年を追うごとに小田さん以外の人の歌が多くなって、ちょっとつまらないな。 もちろん、小田さんとそういう若い人たちのコラボが楽しみという人も大勢いるのだろうから、それはそれでいいのですけど、来年はもう少し人数減らして、小田さんメインで、あと毎年一人だけゲストを迎える、程度にしてほしい。「クリ約」でそれができないのであれば、「大晦日の約束」っていう小田さんメインの番組作ってほしい。 あ、あと、観客の顔はあんまり映さなくてもいいような気がする。小田さんの美しい声にうっとり聴き惚れている時、自分もあんな顔をしているのかと思うと恥ずかしいわ、自分が。 で、あまりにも小田さん以外の人の出番ばかりだったので、私はちょっと退屈しちゃって、一人部屋でこんな YouTube 観ていました。これ、最近私がすっかり虜となっているピーター・フランプトンの最近の映像なんですけど、小さな舞台で観客のすぐ前でギターだけの演奏。素晴らしいよ。若い時も良かったけど、歳をとってからもこんな風に演奏できるなんて、ほんとにステキ。見惚れます。これこれ! ↓ピーター・フランプトン「タイニー・デスク・コンサート」 この映像見ながら、クリスマスの夜、いい気分で過ごしていたワタクシなのでありました、とさ。
December 26, 2017
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今日、授業で『ロッキー』の一場面を観たのですけど、なかなかいいんだよね。 ロッキーがチャンピオンのアポロとタイトル戦を戦うことになり、それまでロッキーのことなど意にも介さなかった人がやたらに彼に手を差し伸べようとする。 その中で、76才の老トレーナーが、これが最後のチャンスとばかり自分をマネージャーに雇えとロッキーのところに行くのですが、ロッキーは「今まで自分のことなど見向きもしなかったクセに!」とこれを拒絶。 だけど、しおしおとロッキーのもとを去っていく老トレーナーの後ろ姿に罵声を浴びせていたロッキーが、思い直して彼の後を追いかけてマネージャーになってくれと頼むシーン。 私はこのシーンがどういうわけか好きでね。なんかこう、ロッキーと老トレーナーの両方に感情移入しちゃうんですわ。授業で観ていても涙が出る。 最近の映画で、こういうシーンを観たことがないなあ。 だけど、このシーン、このシーンこそが人情ってもんじゃないの? 人情を映像化したら、こうなるんじゃないの? シルベスタ・スタローンなんて、筋肉俳優で、人は馬鹿にするかも知れないけど、このシーンを撮っただけでも私は買うね。【中古】 ロッキー<特別編> /シルヴェスター・スタローン,ビル・コンティ,ジョン・G.アヴィルドセン(監督) 【中古】afb
December 25, 2017
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どの新聞でも日曜日には書評欄が載ることが多くて、私も楽しみにしているのですけれども、それが年末ともなると、その新聞の書評子たちがその年に読んだ本の中からベスト3を選んで発表する「2017年ベスト3」的な企画があり、さらに楽しいわけです。 で、我が家がとっているY新聞では今日がその日でありまして、それぞれの書評担当者が「これが今年のベスト」というような本を紹介しておりました。 で、それをつらつら眺めていると、何人かの書評子が同じ本をベストに掲げていることがある。ということは、その本がよっぽど素晴らしかった、ということなのでしょう。 で、今年の場合はどうだったかと言いますと、○タナハシ・コーツ著『世界と僕のあいだに』【新品】【本】世界と僕のあいだに タナハシ・コーツ/著 池田年穂/訳○東浩紀著『ゲンロン0』ゲンロン 0 観光客の哲学[本/雑誌] / 東浩紀/著・編集 あたりが複数の書評子から絶賛されておりましたね。なるほど~。 ということで、私も遅れ馳せながらこの2冊の注文を出しておきました。 ちなみに前者は「アメリカで黒人が生きていくとはどういうことか」ということを、親から子供への手紙形式で綴ったものらしいのですが、普段だったら私はこういう本は読まないのね。というのは、若い時、アメリカの黒人問題系の本を読み過ぎて、ちょっと飽き飽きしているところがあるから。 だけど、今回この本を買ったのは、それが「手紙形式」だと知ったから。 「手紙形式」の自己啓発本ってあるのよ。特に親から子供への手紙形式の奴。だから、この本もその系列で読んだら、自己啓発本として読めるんじゃないかと、まあ、そんな風に予想したわけね。だから、この本を読もうとする私の意図が不純なの。ビジネス、ビジネス。 それから『ゲンロン0』ですけど、東浩紀の本って読んだことがないので、売れっ子の書き手のお手並みを拝見しようかなと。 あとね、この他に今日の読書欄を見ていて「あ、これ読んでみようかな」と思ったのは、○藤原辰史著『トラクターの世界史』トラクターの世界史 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書) [ 藤原辰史 ]○千葉雅也著『勉強の哲学』【新品】【本】勉強の哲学 来たるべきバカのために 千葉雅也/著の2冊。前者は文化研究の好例として学生に読ませたらいいんじゃないかなと。後者は、これもちょっと話題になった本なので、若いライターの実力や如何に?と思って。 というわけで、あれこれ買っちゃったんだけど、新年になって少し時間に余裕ができたらどの本を読もうかな、なんて考えている時が一番いいね! 読まないうちも、読書の楽しみですな。
December 24, 2017
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自宅のリフォームって、興味あります? 私はアリアリ。私の住むマンション、立地もいいし、とても気に入っているのですけど、築20年ということで、そろそろあちこちガタが出てきた感じ。リフォームできたら、とてもいいだろうなと。 そんなことを考えていた折も折、同じマンションでリフォームをやったところがあり、そこが内覧会をするというので、今日は家内と見に行ってきました。 同じマンションということで、間取りも大体似たようなもの。それがスケルトンからのリフォームでどのくらい変わるか、興味津々よ。 で、中に入ると、うーむ、さすがにゼロからリフォームしただけに雰囲気が全然違う。床もフローリングの我が家とは異なり、つやつやのタイル床。なるほどね。 で、この家の一つのポイントは、老後を考えての「段差なしプラン」。なので、洗面所やトイレのレベルに合わせて床全体をアップし、そこに床暖房の設備も組み込んだのだとか。あと、シーリングライトも全部埋め込みにしてある。その分、天井の高さは、若干低くなっちゃったところも。 あと、この家の住人はピアノの先生をされているということで、一部屋丸ごと防音室にしてあるのも見どころの一つ。部屋のドアは50キロの重さ。窓だって3重の防音だ。これなら夜中にピアノを弾いても大丈夫そう。 その他、キッチンの位置もずらしてあったりして、大分間取りが変わっております。収納を増やしてあるのもポイントかな。 ってなわけで、スケルトンからリフォームすると、大分、色々変えられるんだなということが分かって、いい勉強になりました。 で、一つ驚いたのが工期の短さで、これだけ大掛かりなリフォームでも2ヶ月かかることはないんですって。大体1か月半で工事が終るとのこと。 それからお値段も割と手頃で、1平米10万円程度とのこと。ですから80平米くらいのマンションなら、800万円で真新しくなると、そういう仕組み。800万円で新築のマンションは買えませんから、リフォームの方がよほどお得ですな。 うーん、なるほどね。なるほど、なるほど。 こういうのを見ると、「うちだったら、ここはこうしたい、あそこはああしたい」というプランが思い浮かぶし、なんか、リフォームが現実的になってきたぞ・・・。 というわけで、午後のひととき、リフォーム内覧会に参加して、ちょっと心動かされた今日のワタクシだったのであります。うちも、やるか?
December 23, 2017
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先日行った人間ドックの結果が今日届きまして。10月後半以降、体調の悪い時期がひと月以上続いたりして、今年の人間ドックは結果が怖いなと思っていたのですが・・・ セーフ! まあ、年齢相応にところどころ要注意な数値もあるのですけれども、怖れていたほど悪い状態ではなかった! ありがたや、ありがたや。死んだ父が守ってくれたんじゃないかな。そう思うことにして、父に感謝しようっと。 さてさて、今日は毎年この時期恒例、「今年読んだ本ベスト5」の発表と参りましょう。 とはいえ、このところ研究のために自己啓発本ばかり読んでおりまして、まともな本を読んでない。いや、自己啓発本の中にもいい本はたまにあるし、面白い本もあるのですけれども、その「面白い」というのは、あくまで研究上面白いのであって、例えば「あまりにひどすぎて面白い」という意味であったりもする。 要するに、今年もまた本当の意味で感動し、衝撃を受けた本にはあまり出会わなかった、ということを言い訳しているわけであります。 ま、その中でも、これは誰が読んでも面白いだろうというものをピックアップし、ベスト5形式で発表したいと思いまーす。では、先ず第5位から!第5位:アリアナ・ハフィントン『サード・メトリック』サード・メトリック しなやかにつかみとる持続可能な成功 / 原タイトル:THRIVE[本/雑誌] / アリアナ・ハフィントン/著 服部真琴/訳 『ハフィントン・ポスト』創立者による人生改革体験本。実体験に基づいた自己啓発の記録だけに、地に足がついた本であります。 もっとも、社会的名声と金銭的成功を収めた上で、私の人生には何か足りない、一体何が足りないんだろう? と考えて、自己改革に踏み切るというアリアナさんの人生ストーリーは、その時点で我々凡人には追いつけないレベルなのでありまして、私なんぞはその逆、「人生既に満ち足りている、でも何か足りない、あ、社会的名声とお金が足りないんだ!」という俗人ですから、果たしてこの本が参考になるのかっつーと、どうなんざんしょ。第4位:矢沢永吉『アー・ユー・ハッピー』アー・ユー・ハッピー? (角川文庫) [ 矢沢永吉 ] 名著『成りあがり』のいわば続篇。ですが、これもある意味、『サード・メトリック』と同じで、功成り名遂げた永ちゃんが、俺は夢を叶えたはずなのに、なんでこんなにつまらないんだろう?と苦しみ、のたうった、その記録ですな。その意味で、幸福を手に入れるというのは、必ずしも成功と同意ではないし、成功した人もまた、成功しなかった人と同じように苦しんでいるんだ、ということが良く分かる。いい本です。第3位:ヴィクトール・フランクル『夜と霧』【新品】【本】夜と霧 ヴィクトール・E.フランクル/〔著〕 池田香代子/訳 言わずと知れた名著。ナチス・ドイツの強制収容所に入れられた著者が、そのすべての自由を奪われた極限状況の中でも、その状況下で一体自分はどういう行動をとるのか、という選択肢だけは残されている、ということを雄弁に語った本。飢えをしのぐには圧倒的に足りないひとかけのパン。それを、自分よりもっと飢えている人に半分分けてあげるという行動の自由を奪うことは誰にもできないということですな。自由意志による選択、これこそが人間にとって最も重要かつ美しい権利だと。自己啓発思想というものにもし偉大な思想が含まれているのだとしたら、これだね。第2位:亀井俊介『亀井俊介オーラルヒストリー』&田中菊雄『英語研究者のために』【新品】【本】亀井俊介オーラル・ヒストリー 戦後日本における一文学研究者の軌跡 亀井俊介/著【中古】 英語研究者のために 講談社学術文庫/田中菊雄【著】 【中古】afb 第2位には同率で二冊選びました。亀井俊介先生と田中菊雄さんはどちらも日本を代表する学者さんですけれども、このお二人が自分の学者人生を振り返りつつ、後に続く後輩たちに「お前らも頑張れよ」とメッセージを送って下さっている本。もちろん単なる励ましではなく、学会の現状に対する強烈な不満と批判もあり、読めば襟を正したくなることもありますが、まあ、全体としてみると痛快な学者道の本であります。どちらも昭和の自伝として、誰にも面白く読める本です。 そして栄えある第1位は・・・・第1位:佐賀純一『浅草博徒一代』浅草博徒一代 アウトローが見た日本の闇 (新潮文庫) [ 佐賀純一 ] 実在の博徒の晩年を看取ったある医者が、その博徒からの聞き書きとして古き良き時代の博徒たちの生き様を綴った本。私は、表向き大学の先生ですけれども、メンタリティはシシリアン・マフィアですから、こういう893な本が性に合うのよね。 ってなわけで、ベスト5を並べてみましたけど、こうしてみると、どうしてどうして、結構面白い本に出会っているじゃないの。本も数読めば、いい本に当ることもあるってことかな。 さて、来年はまたどんな面白い本に出会うことができますやら。楽しみにしたいと思います。
December 22, 2017
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今日、一般教養の英語の授業中にちょっと面白いことがありまして。 その授業ではヒチコック映画の『サイコ』のシナリオを教材にし、これを読みつつ、読んだ分だけ映画を観る、ということをやっているんですけど、今日はちょうど本作前半の主人公であるマリオンが、シャワーを浴びている最中に狂気の老婆にナイフで斬殺されるシーンを観ることになったわけ。前半の山場ですから、年末最後の授業で観る場面としては、まさに打ってつけだったかも。 で、そのあたりのシナリオを読んでいた時、雑談として、「このマリオンみたいに、暴漢からナイフで襲われたらどうするか?」という話になり・・・。 なにせ私は護身道三段ですから、「マリオンのようにただ無防備にやられるのでは不甲斐ない。まずは左の手で相手の右肘のあたりを跳ね上げるように制し、一方、右手は手刀の形でナイフを持った相手の右手首にひっかけ、あとは自分の両腕が自動車のワイパーであるかのように一気呵成に振り下ろせ。たとえそこまでできなかったとしても、とにかく両腕を相手の方に目いっぱい突き出し、自分の体の中心線だけは守れ」的な指導をしちゃったという。 そうしたら・・・ そうしたらですね、授業後、受講生の中から三人ほどお嬢さんたちが私のところにやって来まして。もう一度、さっきのやり方を教えてくださいと。 英語の質問じゃなくて、護身術の質問か! で、とりあえず八光流の基本である「八光捕」の初歩だけ教えたのですけれども、聞いてみると三人とも武道に興味アリアリなんですと。事実、三人のうち一人は少林寺拳法、一人は柔道の使い手だったという。なるほど、それじゃ興味あるはずだよ。 ということで、とりあえず道場の場所と練習時間だけ教えて、興味があったら見学に来てね~と言っておきましたが。 でも、通り魔事件の話題もちょこちょこ聞くご時世、護身術の基礎くらい、大学の一般教養として教えた方がいいんじゃないかな。学生だって、興味があるのも居るようだし。 そのうち、私も英語じゃなくて、そっち担当の教員になっていたりして。ま、望むところだけどね!
December 21, 2017
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今日はお昼から世にも下らない会議が一つ、その後、新年早々行われる「センター試験」の説明会とやらで、2時間近くも下らない説明ビデオを見せられて、極端に時間の無駄遣いをしてしまった私。特にセンター入試向けのビデオ、毎年同じものを見せる意味が判らん。新人さんに見せるのならわかるけど、こちとら四半世紀やってんだぜ。ビデオ作っている奴らよりこっちの方が詳しいわ。 というわけで、あんまり下らない用事でまるまる半日を潰されたワタクシ、あんまりむしゃくしゃしたんで、気晴らしに同じ科の若手のF先生つれて、夕方、大学の近くのブックオフに行ってしまいました。F先生も私におとらず古本マニアなもので。 まあ、ブックオフですからね、それほど大した掘り出しものは期待できないのですけれども、しかし、逆にこういうところで掘り出してこそ、というところもあるので、とにかく気合を入れて見て行くしかない。 すると! まあ、やっぱり神さまというのはいるもので、午後をまるまる下らない用事で潰したワタクシたちのことを憐れんで下さったのか、割といい収穫だったかも。 ワタクシが今日ブックオフでゲットしたのは・・・○林望『愛詩てる。』 510円○坪内祐三『慶應三年生まれ七人の旋毛曲り』 760円【中古】 愛詩てる。 /林望(著者) 【中古】afb【中古】慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り—漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (新潮文庫) 祐三, 坪内 の2冊。林先生の本は、私は気合を入れて集めておりますので、先生の本を見かければ一応買っておくのがならい。片や坪内先生の方は、講談社エッセイ賞受賞作ですからね。買って損はないだろうと。 一方F先生もちくま文庫から出ている『猫の文学館I・Ⅱ』と、丸山圭三郎の『言葉・狂気・エロス』をお買い上げ~。さすが猫好き。 ということで、正味30分くらいのお散歩でしたけど、気晴らしにはなりましたかね。
December 20, 2017
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既に定年退職された先輩同僚で、所属する科は異なるものの、親しくさせていただいていたA先生の奥様が亡くなられたということを風の便りに聞きまして。 亡くなられた奥様の享年は67。膵臓癌で、癌が見つかってから10カ月の闘病生活の後に旅立たれたとのこと。 2年ほど前にA先生のご自宅に招かれた際、私も奥様にお目にかかりましたが、A先生同様気さくな方で、初めてお会いする私たちにもごく親しく接して下さったことが思い出されます。 これからお二人で引退後の生活を楽しまれる予定だったであろうに、と思うと何とお慰めしていいやら。 ・・・と、ここまで書いたところで、思い切ってA先生のご自宅にお電話しちゃった。 A先生曰く、まだ実感が湧かなくて、自分でも自分の気持がよく分からない。今でもまだひょっこり奥様が戻ってくるんじゃないかという気がして仕方がないとのこと。 それから、今の家は一人で住むには広すぎるなあ、と。 A先生のご自宅は、たまたま我が家からそう遠くないご近所さんなので、今度、一度遊びに行かしていただいて、せめて先生の気晴らしにしていただこうかな・・・。 それにしても膵臓癌は怖い。私の義母もそうだったし。私も人間ドックの度に腫瘍マーカーをチェックするなどして、気を付けなければ・・・。
December 19, 2017
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先週は昨年のゼミ生のBBちゃんが遊びに来てくれたのですが、今週は20年前の卒業生のM君が卒論追い込みの時期にある現役ゼミ生の尻を叩きにわざわざ郡上八幡から来てくれて、2週連続でOB/OG訪問となりました。後で同僚の先生方から、「釈迦楽さんのゼミは結束が固いね」と羨ましがられてしまった。まあ、うちのゼミは「ゼミ」ではなく「軍団」と呼ばれておりますからね。M君、感謝! 閑話休題。 今日は、家内もちょっとした仕事で忙しかったもので、夕食は外食で済まそうということになり、といって別にご馳走を食べるほどのアレでもないので、家から歩ける範囲でテキトーに店を選ぼうと。 で、結果選んだのが「来来亭」さん。そう、ラーメンのチェーン店ですな。このところ YouTube の「SUSURU TV」を見ては「ラーメン食べたい!」と思っていたもので。 「来来亭」さん、ワタクシは初見参でございます。 とりあえず私は「おすすめ」と書いてあった味玉・キムチ入りのラーメンのチャーハン&ギョーザセット、家内はピリ辛の赤味噌ラーメンをセレクトし、チャーハン&ギョーザはシェアすることに。 で、やってきたラーメンを見ると、基本醤油味で、そこに豚の背油プラス的な「醤油とんこつ」なんですな。麺はとんこつラーメン風の細麺。一方家内が選んだ「赤味噌」は、練りゴマ入ってます系の味で、色はかなり辛そうなんですけど、実はそこまで辛くない的な奴。麺は太麺のストレート麺。 で、結論から申しますと、普通においしかったです。お腹もすいていたので、ペロッと食べちゃった。麺大盛りでも良かったかな・・・。 家からだと15分ほど歩く距離なので、寒空の中往復30分のウォーキングも考慮すれば、多少のカロリーは相殺されるでしょうし、まあ、さほど罪悪感なしにラーメンセット完食ということでひとつ。 さて、念願のラーメンも食べたことだし、明日も仕事、頑張りますか。
December 18, 2017
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ディーパック・チョプラの『ゆだねるということ』(上・下)を読了しましたので、心覚えをつけておきましょう。 ディーパック・チョプラ、インド系でニューエイジ系でございます。 で、本書に拠りますと、この世の存在の在り方には様々なレベルがあって、普通、我々が「これが現実世界だ」と思っているところの現実世界レベルであるとか、あるいはモノが物質であると同時に波動でもある量子力学的世界のレベル・・・と色々ある中で、その究極のレベルとして「スピリチュアルな領域」、あるいは「すべてである領域」とも言うべき仮想領域(仮想領域というのは「空想上の」という意味ではなく、現時点では証明できないが確実に存在する、という意味)ってのがある。そしてこの究極のレベルに自分自身をシンクロさせることができるようになりさえすれば、自由自在に様々な奇跡を起こせるようになりますよ、と。 まあ、この時点で理性ある大抵の人は確実に「引く」でしょうね・・・。 で、まだ踏み留まる人に向けてさらに説明しますけれども、世の中には「偶然の一致」という奇跡がありますでしょ。これをディーパック・チョプラは「シンクロデスティニー」と呼ぶのですが、こういう奇跡が起こるのも、すべてこの「すべてである領域」が起していることだというわけ。 要するに、この世のあらゆることは、この「すべてである領域」に端を発するというのがディーパック・チョプラの持論なんですな。だから、例えば「個人の意思」ですら、元を正せばこの「すべてである領域」から始まると。つまりね、すべてである領域の宇宙的心が意志を発する、で、その宇宙的な意志は、この世に住む人間のうちの誰かの意志として表明され、そしてその意志が「すべてである領域」の力によって実現すると。 だから、もし自分の夢・希望を実現したいのであれば、まず自分の心と「すべてである領域」をシンクロさせよと。そうすれば、その意志は宇宙の意志となって返ってきて、実現するぞと。 じゃあ自分の心と「すべてである領域」とをシンクロさせるにはどうしたらいいか・・・。 瞑想すればいい。それがディーパックの答えね。 で、その具体的な瞑想の仕方が記されているのが、本書の下巻ということになります。 で、下巻を見ますと、そこはそれ、ディーパック自身がインド出身ですから、瞑想の仕方もインド風。だから「スートラ」とか唱えちゃうの。 例えばね、「第一の原理のスートラ」では、瞑想しながら念じる想念と、それに続いて発するスートラがセットで示されます。具体的には・・・○宇宙全体の計画が、あなたの内面で徐々に明らかになっていくと思いなさい。(アハム・ブラフマスミ)○あなたは生きとし生けるものすべてと結ばれていると思いなさい。(アハム・ブラフマスミ)○あなたは透明な玉のような存在であり、自分以外のすべてのものの光を反射し、宇宙全体の光を映しているのだと思いなさい。(アハム・ブラフマスミ)○あなたはほかのすべての糸とむずばれている、宇宙のなかの一本の糸だと思いなさい。(アハム・ブラフマスミ)○自分を永遠に不滅な存在だと思いなさい。(アハム・ブラフマスミ)・・・ってな調子。ちなみにこの「アハム・ブラフマスミ」という念仏みたいなのがスートラでありまして、その意味は「わたしの中心が究極の現実であり、宇宙の根源と土台、生きとし生けるものすべての源である」というものなんですって。まあ、「南無妙法蓮華経」みたいなもんなのでしょうな。 とまあ、そんな感じで7つのスートラを教えていただけるのが本書の下巻でございます。 どうなんだろうね。よくわからん。 だけどね、騙されたと思って、ベッドに横たわり、自分の呼吸だけに意識を向けて心を穏やかにした後、自分は宇宙の一部であり、自分の意志は宇宙の意志、宇宙の意志は自分の意志・・・と、ジャイアン的な瞑想にふけっていると、確かに、どう言えばいいのか、すっごく落ち着いてくるような感じはします。これ、ホント。胃が痛い、腰が痛い、と、我々は普段、ちょっとした苦痛に悩むことがありますが、そういうのもね、上のような要領で瞑想していると、段々緩和してくるような気がする。 つまりね、自分の胃、自分の腰だと思うから、その痛みも自分のものだと思い込んじゃうわけですけど、そうじゃなくて、これは自分の胃じゃないんだ、これは自分の腰じゃないんだ、これらは宇宙のものであって、何だったら宇宙に返しちまえばいいんだ、なんて思うことが、痛みから解放されるアレになっているんじゃないでしょうかね。 あれ、私まで行っちゃってる感じになっちゃってる? ま、とにかく、本書が言わんとしているのは、そういうことね。 ところでさ、ディーパックみたいなニューエイジ系ってのは、「スピリチュアル命」なわけだから、現代科学の対極にあるんじゃないかと普通は思うじゃん? だけど、そうじゃないんだなあ。むしろ逆。 特に本書上巻に顕著なんだけど、やたらに「量子力学が・・・」ってなことを言うの。量子力学が、従来の物理学の常識を蹴散らして、スピリチュアルな世界の実在を証明しつつある、ってことをしきりに言うんですわ。つまり、スピリチュアルな連中ほど、最先端物理学を援用したがるわけね。もちろん、「お前ら、本当に分かっているのかよ」っていうレベルの理解しかしてないんだろうと思いますが、とにかく、量子力学を援用したがる。 そこが面白いなと。 というわけで、果たしてこういう内容の本を、本ブログの読者の皆様がお好みかどうか分かりませんけれども、最先端科学とスピリチュアルが合体したニューエイジ系自己啓発本、しかもインド風味ってのがどんなものか知りたい方には、怖い物見たさでいかが、と言っておきましょうかね。ゆだねるということ あなたの人生に奇跡を起こす法 上/ディーパック・チョプラ/住友進【1000円以上送料無料】ゆだねるということ あなたの人生に奇跡を起こす法 下/ディーパック・チョプラ/住友進【1000円以上送料無料】
December 17, 2017
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今年は・・・寒いよね! 誰? 地球温暖化とか言っている人。超寒いじゃないの。 で、昔から風邪引き体質のワタクシ、この時期、油断も隙もあったもんじゃないのですけれども、思い出したくもない「10.28」の学会すっぽかし事件の時、風邪薬を飲み過ぎて体調を余計悪化させてしまった記憶も新たなだけに、おいそれと市販の風邪薬を飲むのも気がひけまして。 そんな折も折ですよ。ワタクシに強ーい味方が。それは何かと申しますと・・・ 「エキナセア&ゴールデンシール」でーす! そう、かの有名な風邪予防ハーブ。 ま、漢方方面ですと「葛根湯」が初期の風邪に効くものとして有名ですが、それの西洋版がエキナセアとゴールデンシール。で、それは私も前から知っていて、よく錠剤のサプリメントとして飲んだりしていたんです。 が! ワタクシが最近、見つけたのは、「Nature's Way」というところが出している液体版。これがね、半端なく効くのよ。 実はワタクシが見つけたというより、家内が見つけてきたのですけれども、先日、ちょっと喉が痛くなり、「あれ、また風邪引いたかな?」と思った時があって、こりゃいかんと、寝る前にこの液体版エキナセア&ゴールデンシールを水に溶かして飲んでみたわけ。すると翌朝・・・ 治ってる~! 全然喉痛くなーい! しかもそういうことが二度、三度と続いたのよ。これは確かに効く! ということで、風邪を引き易い人におすすめ!でございます。 興味のある方は「iHerb」のサイトで、「Echinacea Goldenseal」で検索してみてください。1オンス621円で販売していますぞ! N大学のN先生! パブロンばっかり飲んでないで、こちらもお試しあれ!
December 16, 2017
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先日、本家日本カー・オブ・ザ・イヤーの発表があり、「ボルボXC60」がその栄冠を手にしましたが、それに対抗して「釈迦楽カー・オブ・ザ・イヤー」も、そろそろ決めようかなと。 で、その前に、まずはメーカー各社の総括を。トヨタ 今年は「C-HR」と「カムリ」の年と言えましょうかね。 C-HR の方は、昨年末に発表、今年から発売でしたけれども、予想通り売れました。9月末にアメリカに行きましたが、向こうでも結構沢山走っておりまして、アメリカでも売れているなと。まあ、デザインもそつなくまとまっているし、プリウス買いたいけど「向こう三軒両隣全部プリウス」みたいな名古屋的状況ですと、同じハイブリッドでもうちょい毛色の変わったのが欲しい、という話になるわけでありまして、その辺の需要と、昨今のSUVブームにうまいこと乗ったのでありましょう。 カムリの方は、いかにもアメリカ受けしそうなエグいフロントマスクですが、もともとアメリカ向けですから、日本で数売ろうなんて思ってなのでしょう。「カー・オブ・ザ・イヤー」ではボルボに次いで次点でしたけれども、「あの賞を取ると売れない」というジンクスがある以上、トヨタとしても受賞しなくて良かったくらいに思っているのではないでしょうか。 あ、あとハイラックスの復活か。それと、センス悪い「GR」シリーズとか。 でもなあ。なんかトヨタって、「こういうの出せば売れるだろう」っていう方向でしかクルマのことを考えてない気がして、私からするとあんまり魅力ないな。「最善か無か(メルセデス)」「駆け抜ける喜び(BMW)」「技術による先進(アウディ)」など、ドイツ系メーカーにはそれぞれ有名な社是があるんですけど、トヨタに社是があるとしたら「打算上等」でしょうな。日産 不正のことしか思い出せない。他になんかあったっけ? ああ、「リーフ」が新型になったんだ。 まあね、これからますます電気自動車の時代になりますから、リーフで先鞭をつけておいた日産はしてやったりというところでしょうか。 でも、「技術の日産」はともかく、もう少しデザイン部門に梃入れしないと売れないでしょ。どうして、次から次へと醜いクルマばかり出すのか、理解に苦しみます。せっかくの技術も魅力的なデザインを纏ってなければ無駄になるだけ。トヨタが「打算上等」なら、日産を表す一言は「技術空振り」ですな。ホンダ Nボックスが新型になって、売れまくっている以外、あまりニュースなし。シビックが新型になって再登場とはいえ、売れないだろうね。 「ホンダのいい時代」を知っている私の世代としては、軽自動車メーカーになってしまったホンダにはいささかガッカリの連続。昔は「CVCC」とか「Vテック」とか、時代にあった先進的な技術で驚かせてくれたものですが、最近は「IMA」とか「ステップワゴンのリアドア」をはじめとして失敗ばっかり。ホンダを表す一言は、「クルマ版ベータマックス」でどう?スバル クルマより、社名が「富士重工」から「スバル」になったことの方がニュースだったかも。特に動きはないですけど、XV好調だし、アメリカでは相変わらず売れまくっているみたいだから、いいんじゃね? 一言は、「親方星条旗」ということで。マツダ しょぼく始まりしょぼく終わった今年の「東京モーターショー」、日本メーカーの中で唯一気を吐いていたのがマツダ。 特にヴィジョン・クーペ」の美しかったこと! アストン・マーチンよりかっこいいかも。今、世界的に見て、デザイン面で一番突出しているのが、このメーカーかもね。 その他「CX-5」が新型になり、「CX-3」にガソリンエンジン車が追加され、さらに3列シートの「CX-8」が出るなど、SUV戦略でゴリゴリに押してきてますけど、ここの本当の見どころは、次世代の新型エンジン「スカイアクティヴX」なんでしょうな。ロータリーを実用化したマツダだけに、マジでこの革新的な新型エンジンも完成させるんじゃないかな。一言は「鄙稀美才媛」。三菱 PHEV技術や四駆に独自のものを持つとはいえ、それを投入するクルマに新味が一つもなくて、あたかも新酒を古い革袋に入れるがごとし。一言は「昔の名前で出ています」。スズキ 色々あるんだろうけど、「スイフト/スイフト・スポーツ」の新型化がメインですかね。批評家絶賛で、きっといいクルマなんでしょうけど、20代の時なら知らず、50代のクルマ好きが手を伸ばすには、ちょいと若作り過ぎるかな。一言は、「軽量命」。ダイハツ スズキ、ホンダに押されて、ちょっと目立たなかったダイハツ。「キャンバス」も、もう一工夫足りない感じ。とにかく元気がないよ、元気が。一言は「呆然打つ手なし」。外国車一般 最近、ドイツ御三家に興味がないもんだから、メルセデスやBMWやアウディがどうなっているのか、さっぱり。この辺は、別にどうしなくてもそこそこ売れるから、別にいいんでしょう。 一方、勢いがあったのは、なんといってもボルボ。「S90」「XC90」「XC60」と新プラットフォームで出すクルマが全部大当たりで、デザイナーのトーマス・インゲンラートがいい仕事しております。これで次に「V40」「S40」が新型になったら、次期愛車の最右翼間違いなし。 あとフランス勢ではプジョー3008とか、シトロエンC3、そしてルノー・メガーヌあたりに勢いあり。デザイン的には前2車が好きですけど、メガーヌGTの4WS技術は、ちょっと面白いらしい。 イタリア方面では、何と言ってもアルファロメオの「ジュリア」が久々の後輪駆動車としてデビュー。なかなかよろしいです。買うとしたら、青い奴がいいな。あとSUVのステルヴィオ。もう、アルファまでSUVを出す時代ですな・・・。 イギリス方面ですと、ランドローバー・ヴェラールですか。ここも同じようなのをぽこぽこ出すようになっちゃったね。 アメリカは・・・日本で買えるタマが少ないけど、ジープ・コンパスが新型に。そんなもんか。 ということで、2017年の釈迦楽カー・オブ・ザイヤーは・・・ 「ボルボXC60」に! なーんだ、日本カー・オブ・ザ・イヤーと一緒? でも、まあ、そうでしょ。ボルボは今年、頑張りました。 それから審査員特別賞は、タメ息が出るほど美しい「ヴィジョン・クーペ」を東京モーターショーに出品し、革新の圧縮着火ガソリンエンジンの実用化にメドを立てたマツダに! ということで、ボルボ及びマツダの関係者の皆様、おめでとうございました! これに満足することなく、来年も頑張ってください!
December 14, 2017
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今日はこの時期恒例、人間ドックに行って来ました。例年ですと、この年中行事に合わせて身体を絞り、腹筋バッキバキの6パックにしてから臨むのですけど(ホントかよ?!)、今年は実家との往復で忙しかったり、体調が悪い時期が続いたりしたもので、結局たるんたるんのまま行ってしまい、身体測定の時に「去年と比べるとちょっとお腹まわり太られましたかね?」と言われちゃった。来年はまた、気合入れ直さなきゃ。 で、その後大学で事務仕事をした後、夕方から映画を観ちゃった。話題の『ブレードランナー2049』。もう明日で上映終了なので、ほとんどギリギリ、駆け込みで観たって感じ。(以下、若干ネタバレということで) 『ラ・ラ・ランド』に始まり、『ブレードランナー』で終るという、「ライアンのゴズリングさんイヤー」でしたね、今年は。 で、既に観た人たちから「長いよ~」と脅され続けた割には、それほど長さを感じさせなかったですし、それなりに面白かったかな。 だけど、やっぱり悪役が役不足というのか、かつてのタイレル社の後釜・ウォレス社社長のニアンダー・ウォレスが、結局、何がしたいのかよく分からないというのが、ストーリー上の欠陥なんじゃないかと。 だって、デッカードとレイチェルの間に子供が出来たのなら、その程度の「奇跡」、ウォレス社で研究すればどうにでもなるでしょうに。また逆に、それが本当の奇跡で、二度と起こらないというのであれば、放っておけばいいだけでしょうに。 それに、もしホントに二人の子供の居場所を突きとめたいというのであれば、ウォレス社の政治力さえあればすぐに突きとめられるでしょうに。別に人を殺さなくたってさ。そのくらい、日本の警察だって突きとめるでしょうよ。 というわけで、「これって・・・そんなに大騒ぎすること?」という念が去らないというね。 だから、そんなに感情移入できなかったんですけど、その辺りは百歩くらい譲れば、面白くなくはない。そんな感じの映画でございました。 点数つけるなら・・・72点かな。そんなもんでしょ。 でも、人間ドックで疲れた神経をなだめるには、いい時間の過ごし方だったかもね。
December 13, 2017
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温故知新じゃないですけど、このところ、YouTube とかで昔の映像を見ては、懐かしんだり、この時代、意外に斬新だったなと感心したりしているワタクシ。 一つご紹介したいのはバブル絶頂期のコカ・コーラの宣伝。これ、確かに「爽やか過ぎて死にたく」なります。まあ、一つ御覧下さい。これこれ! ↓爽やか過ぎて死にたくなるコークのCM ね! この時代に青春時代を過ごしていたことを誇りに思いますわ。 さて、それはさておき、もう一つ、昨夜見てものすごく萌えた映像がありまして、それはピーター・フランプトンの若き日の雄姿。 ピーター・フランプトン、懐かしいわ~。私が洋楽に夢中になっていた頃、ラジオでさんざん聴いた。 特に「Show Me the Way」ね。特に冒頭のヘンテコな音! なにしろ当時はラジオですから、あのヘンテコな音を一体どうやって出しているのか分かりませんでしたけど、今、こうして映像を見ると、あらためてビックリしますね。あれ、「トーキング・モジュレーター」というそうですけど、ああいう風にあの音を出していたんだ~! とりあえず、見て! びっくりするよ。ピーター・フランプトンのトーキング・モジュレーター 曲もいいよね~! あと、彼の「Baby, I Love Your Way」という曲も好きだったんだ。これも映像あるよ。ピーター・フランプトン『Baby, I Love Your Way』 爽やか過ぎる・・・。いい時代だったねえ・・・。 もう、思わずアルバム買っちゃったよ。【輸入盤】PETER FRAMPTON ピーター・フランプトン/COMES ALIVE (REMASTER)(CD) もう、新しいものなんか要らないな。懐メロでいい。否、懐メロがいい。 そういう歳になりました。
December 12, 2017
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ゼミ生に「今週、なんか面白いことあった?」と尋ねたら、一人が「ゲオで『ぼくは明日、昨日の君とデートする』を借りてきて見て号泣しました」というので、「あ、そうなんだ」と薄い対応をしたら、他のゼミ生たちが「私も号泣した!」と騒ぎだしたのでちょっとビックリ。 で、よくよく聞いてみたら、ゼミ生のほぼ全員がこの映画を観ていて、しかも小説も読んでいるというのが大半だったという。 あ、そうなんだ・・・。読んでないし観てないから何とも言えないけど。 で、「で、それってどういう内容の話なの?」と聞いてみると、パラレルワールドの話なんですってね? 男の方は普通に年を取るけど、女の方がどんどん若くなる。男5歳で女35歳、男10才で女30歳、男15歳で女25歳、みたいな感じで近づいて行って、二人が20歳の時に会う、みたいな。 そこまで聞いたところで、「なるほど、じゃ、『ベンジャミン・バトン』みたいな話なんだ」って尋ねたら、ゼミ生たちは一人として『ベンジャミン・バトン』を知らなかったという。 まさにこれがパラレルワールドじゃね? ま、それはともかく、そういう話で泣けるんですって。はーん。 で、思うのですけど、割と最近話題になっていた『君の名は』って映画、あれもパラレルワールドの話なんじゃなかったでしたっけ? 私は観てないのでよく知りませんが、人づてに噂を聞く限り、そんな感じだったような。 とすると、何? 今、この国ではそっち系が流行しているの? 学生に、昔の話をしては「そんなことも知らないの?」って驚いている私ですが、現在の流行の只中にいる学生たちからしたら、「先生こそ、そんなことも知らないの?」ってな感じなのかもね。 でも・・・多分、観ないな、両方とも! うふ! 興味ないもん!
December 11, 2017
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私は料理番組というのが総じて好きで、割とよく見る方だと思います。 特に海外出張の時など、現地のテレビでよく料理番組を見る。それは好きだから見るのですけれども、料理番組って、実は英語の勉強にもとてもいいんですよね。なぜなら、喋っていることと動作がシンクロするから。「具材を切ります」と言って、実際に切る。「具材をグリルします」と言いながら実際にグリルする。「ぐつぐつ煮ます」と言って、実際にぐつぐつ煮る。だから、「なるほど、こういう時にはこういう言い方をするんだな」というのが良く分かるわけよ。 子供の時には、Graham Kerr の『世界の料理ショー』という番組が大好きでよく見ていましたし、イギリス出張などの機会があると、現地で Jamie Oliver や Nigella Lawson の番組を見るのが楽しい。あと、今NHKで放送している『レイチェルのおいしい旅レシピ』もよく見ます。それぞれ面白いですよ。 日本の料理番組では、一昔前の『料理の鉄人』も好きだったなあ。 で、最近お気に入りの日本の料理番組は何と言っても『男子ごはん』。栗原心平さんと国分太一さんの息もぴったりで実に楽しい。また栗原さんの作る料理も実においしそうだし、「これなら自分にも作れるな」と思えるところがよろしい。 とまあ、そこまで料理番組好きの私ではあるのですが、これまで何故か無縁だった番組が一つありまして、何を隠そう、それが『MOCO's Kitchen』でございます。 俳優の速水もこみちさんが洒落乙な料理を作るこの番組、もこみち氏が「遥か頭上から塩を振る」とか、色々話題になっているのは知っていたものの、何故か今まで見たことがなかったわけ。 それが、ですよ。昨日、たまたま夕方にテレビをつけた時にたまたまやっていたんですわ。で、「これか!」と思いながらしばし見ちゃった。 で、ビックリしたのですけど、これって、視聴者からのリクエストに応じてもこ様が料理を作るという趣向なのね。 ふーむ、斬新。そういうのって、今まで、ありそうでなかったんじゃない? たいていの料理番組ってのは、料理を作る側が一方的に準備したレシピを披露するものであって、リクエストってのはなかった気がする。ある意味、ラジオ番組的な双方向性だよね・・・。 あと、もう一つビックリしたのは、もこ様が番組内で作る料理の品数よ。 普通、料理番組って、せいぜい1回に2品も作ればいい方じゃん? だけど、もこ様は1回の放送で5品くらい作るんだよね。涼しい顔して、作って作って作りまくる。 こんな作る人、いる? ねえ? まあ、だけど確かに素人離れした料理の腕前ではあるよね。 というわけで、ついに「あの」『MOCO's Kitchen』を実際に見ることが出来、料理番組好きの面目を施したワタクシなのでございます。
December 10, 2017
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今日の午後は、修士論文を執筆中の現職の高校の先生と某所で会い、指導するという仕事がありまして。 だけど、修士論文の内容の指導というよりは、いつも人生相談みたいになっちゃうんだよな・・・。なんかどうも、今の職場が合ってないようで。 ま、私はそっち方面の専門家じゃないので、何もできませんが、それでもスーパー・ポジティヴな私と話をするだけでも、気が紛れて精神衛生上ためになると言ってくれるものですから、アカデミックなことから下世話なことまで、最近見聞した面白い話などを2時間ほど喋ってまいりました。 でも、私にはどうしてもわからないんだよなあ、ネガティヴな人の心境って。紅葉ひとつ、青空ひとつ、夕陽ひとつ取ってみたって圧倒的に美しいじゃん? こんな美しい星に生まれた幸運を思わないのかな・・・。食べ物だっておいしい。豪華なフランス料理も、ラーメン屋のラーメンも等しく旨いじゃないの。それに面白い本が沢山あり、素敵な音楽が山ほどあり、圧巻の名画があり、素晴らしい絵があって、心躍るスポーツもあって、さらに魅力的な人間も沢山いる。なのに、この世に生きることに何の意義も認められないって、どういうこと? これ以上、一体何を望むのさ。 ま、それはいいや。 で、夜は夜で、通っている道場の忘年会がありまして、それを楽しんでまいりました。 宴席ですから色々な話が出て、例えばトヨタのプリウスの生産ラインで働いていた人の超怖ろしい話なんかも興味深く聞きましたけど、そこで耳にしたことをここに書いたら、きっと明日の朝までには私はどこかの袋小路あたりで冷たくなっているかもしれないので、書くのはよそうっと。 ところで、たまたま私が坐ったテーブルは5人掛けだったのですが、私を除いた4人が独身だったという。もう、みんな、けっこうなおっさんなのに、ですよ。 そして、私を除いたほぼ全員が手首にパワーストーンのブレスレットをしていたという・・・。 武道、パワーストーン・ブレスレット、独身男。なんだろう、この3つって、互いに引き合う何かを持っているのだろうか。 ま、とにかく、そんな女性と縁のない道場仲間と共に気持のいい一夕を過して、やっぱり人生、楽しいじゃないかと、改めて思った私なのでした。今度、修論生も道場に誘ってみようかな・・・。
December 9, 2017
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先日、入ゼミ希望の学生から面と向かって「釈迦楽さん」と呼ばれ、いささか気分を害した私ですが、その後、さらに驚くべき話がありまして。 昨日、同僚とのコーヒー・タイムでその話をしていたら、若手のF先生が「え? そうですか?」と驚いていたので、理由を尋ねると、「実は僕のところに話を聞きにきた学生には、『釈迦楽先生のところに話を聞きに行くのだったら、先生に向って「釈迦楽さん」なんて言っちゃダメだよ。そういうの気にする人だから』と言っておいたのに・・・」とのこと。 つまりね、今、学生の間では基本、教員のことはさんづけらしいんですな。一部の不届きな学生がそうなのではなく、教員のことはさんづけで呼ぶというのがデフォルトであると。 ひょえ~! 世も末だな。 そうそう、世も末と思ったことがもう一つ。 英語学・英文学・アメリカ文学の研究者で構成される日本最大の学会が「日本英文学会」でありまして、そこの機関誌が昨日届いたんですわ。 で、そこに英文学会新人賞の審査結果が発表されていたのですが・・・ 該当者なし! 英語学の応募ゼロ、英文学3、アメリカ文学3で、合計6本の応募論文があったものの、この6本のうち、第1次審査を通ったものが1本もなかったという・・・。それでも、昨年、全部で2本の応募しかなかったことから比べると、格段の進歩だという話で。 しかし、このところの授賞ヒストリー自体が結構、情けなくて、2009年、2010年、2012年、2013年、2014年と該当者なし。で、2017年もなしだから、この10年で受賞者が出たのは4回しかないということになる。しかもこの4人の受賞者のうち2人は「佳作」扱いで、正式な「受賞」ではないからね。「受賞」だけを考えると、2000年代に入ってからの17年間で4人しかいない。 はー・・・。すごいね、この凋落ぶり。日本における「英(文)学」の伝統が、いかに危機に瀕しているか、ということなのではないかと。そもそも「文学部」自体がもう、日本にはほとんど残っていないのだから、こうなるのも当たり前かも知れませんが。 昔・・・というのは、私なんぞが学生時代は、という意味ですが、その頃「文学部英文科」なんて言ったら学部の花形で、私ら大手を振ってキャンパスを歩いていたような気がするけどなあ。 それが今や、どうよ。英文学会は尻すぼみな感じだし、我々は学生たちから「先生」とも思われてないようだし、わたしらみんな「オワコン」って感じですなあ・・・。
December 8, 2017
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NHK受信料をめぐる裁判沙汰、最高裁判決が出ましたけど、結構、仰天の結論だったんじゃないですか? ま、私はNHKの番組好きだし、よく見るので、受信料支払うことに何のアレもないのですが、世の中には絶対払いたくないという人もいるだろうなとは思います。身近なところにも二、三、そういう人がいるしね。中には、受信料取りに来る人を追い返すのが面倒なので、テレビを捨ててしまって、「この家の中にテレビがあるってんなら、探して見ろい!」と啖呵を切る、とか言ってる人もいる。 で、最高裁判決によれば、受信料の公平負担とか、そういうことが根拠のようですけれども、どうなのかね。 私、思うのですけど、この際、NHKの運営は税金でやれば? これが一番簡単じゃん? 公平だし。取立人すら必要なくなるし。最高裁で守らなきゃならんというほど、そこまで公共放送が必要だってんなら、それが一番いいじゃん。 そうすれば、不満は出まい。 例えば、「私は警察のごやっかににはならないから、警察は要らない」という風にはならないわけでしょ。それと同じで、「私はNHKは見ないから、NHKは要らない」とは言えないわけだ。世の中に警察が必要なように、公共放送も必要、だから税金で運営して国民の公平負担をお願いする。それで良くない? 一方で「絶対に必要」と言いながら、もう一方で「受益者負担」とか言っているから面倒なことになるのであって。 で、「いやいや、あくまでNHKの運営は受益者負担で」というのであれば、今回の最高裁の判決はおかしいよ。「家にテレビがあろうが、わしはNHKは見ないんじゃ!」という人の権利を守ってないもん。 ま、ワタクシはごく単純にそう思うのだけど、読者諸賢のご意見や如何に。
December 7, 2017
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ジェラルド・G・ジャンポルスキーという人の書いた『愛とは、怖れを手ばなすこと』という本を読了しましたので、心覚えをつけておきましょう。 これ、1979年に出版され、世界で400万部が売れたと言われる自己啓発本でありまして、著者のジャンポルスキーさんは医者・・・というか、心理療法士というのかな。学生時代は失読症に悩み、学生時代には作文の授業で苦労し、先生から「君が将来、どういう仕事に就くか知らんが、本だけは書くな」と言われたそうですが、それが400万部売れる本を書いちゃったというところが面白いところで。 で、内容はと言いますと、一言で言えば、「許しなさい」ということですね。 ジャンポルスキーさんに言わせると、「愛」の対立概念は「憎しみ」ではなく「怖れ」であると。で、世界ってのは「愛」か「怖れ」しかないので、そのどっちを選ぶかによって変わってくる。で、そのどちらを選ぶかは、あなた次第。選択は、つねにあなたに掛かっているわけ。 で、当然のことながら「愛」を選ぶと、とってもいいよと。 じゃあ、「愛」を選択するってどういうことか、と言いますと、それはね、「許す」ってことだと、ジャンポルさんは言います。ただし、ジャンポルさんの言う「許す」というのは、犯罪者を放置する、という意味ではありません。そうじゃなくて、「過去の辛い思いを手ばなす」ってこと。 他人にひどいことをされた、あるいは自分がひどいことをしてしまった。普通、人はそういう過去のことを引きずって悩むわけですけれども、そういうものを全部手ばなしちゃう。で、手ばなすことによって過去から解放され、今を充足して生きることが出来るようになる。それが、愛によって救われるということなわけね。 逆に、それを手ばなさなければ、人は常に自分に敵対する外側世界と対立して生きなければならなくなる。「あの野郎、俺にひどいことしやがって。絶対ゆるさんぞ」という苦しみの中で生き続けることになる。これは苦しい。 だから、自分の自由意志で「愛」を選択し、過去のことを手ばなして、すべて許しなさいと。 愛を選ぶということは、それは自分の選択によるのであって、内側からの改革ですな。で、そうやって内側を改革すると、世界が自分にとって敵対するものではなくなる。つまり、外側の世界が愛の世界になるか、怖れの世界になるかは、自分の選択ひとつだと。その意味で、外側の世界ってのは、自分とは無関係に客観的に存在しているのではなく、自分自身の心のスクリーンとして存在しているのであって、それを変えるのは自分自身なんだよと。 私たちの心が「原因」で、世界はその「結果」。決して、その逆ではないんだよと。 その上、この世界には「欠乏」というものはなく、何もかも有り余るほどあるのだから、人と競って何かを奪いあう必要なんかないし、また世界は一つのものであり、自分も他人もすべてつながっているので、他人を傷つけること=自分を傷つけることになるのだから、そんなことをするメリットなんて一つもない。 だから、「愛」を選びなさい、そして過去をすべて手放し、許し、今を生きなさいと。 ま、ジャンポルスキーさんの本書におけるメッセージというのは、そんな感じ。 まあ、そういう風にまとめると、「世界は一つのものから成る」「欠乏はない」「自分が変われば世界は変わる」「すべては自分の選択にかかっている」というような言説から構成されているのであって、自己啓発思想の基本はここにすべて揃っているかなと。 だ・け・ど。 難しいよね、許すっていうのは。誰にとっても難しいだろうし、私には超難しい。私は、本当にめったに本気で怒らない人ではあるのですけど、本当に怒った場合は「絶対許さじ」の構えで怒るからね。 だけど、確かに怒り続ける方が苦しいのは苦しい。いっそ許しちまって、過去のことから自分を解放しちまった方がよっぽど自分のためになるんでしょう。 それはそうなんだけれども、ですよ。 だけどまあ、自分が菩薩様みたいになって、自分の中から「愛」とやらがこんこんと溢れ出ているようなところを想像して、他人も自分も許し、過去から解放されて、そこに愛の世界を現出させたら、きっと素晴らしいんだろうなと、思うことは思う。 その思うことを実行に移せるか。そこがね。 ま、とにかく、少しでもそういうことを私に考えさせたのだから、この本は良い本だということになるのでしょう。これこれ! ↓愛とは、怖れを手ばなすこと 今をよりよく生きるために [ ジェラルド・G.ジャンポルスキ ] ところで、この本は、自己啓発文学史の観点から言いますと、「ACIM」の系譜の中から出てきたものでございます。「ACIM」というのは、「A Course in Miracles」の略で、「奇跡のコース」と訳されます。ま、自己啓発セミナーですわな。 で、その「奇跡のコース」というのは、どういうのかと申しますと、要するにフロイト心理学系のアレで、ヘレン・シャックマン、ウィリアム・セットフォード、ケネス・ワプニックの三名が協力して作り上げた「エゴから解放されるための心理学アプローチ」なんだとか。ま、確かに言われてみれば「自分を苦しめている過去から解放される」ってんだから、フロイトっぽいよね。 で、このACIMの流れの中から出てきたのが本書『愛とは、怖れを手ばなすこと』であり、マリアン・ウィリアムソンの『愛への帰還』であり、その他、ディーパック・チョプラとか、エリザベス・キューブラー・ロスとか、エックハルト・トールとか、『神との対話』で名高いニール・ドナルド・ウォルシュとか、『神の使者』で知られるゲイリー・レナードとか、そういう連中の言説につながっていくと。 その辺まで行くと大分神がかっちゃうんだけど、そもそもACIMを作った連中からして、「許し」という概念をイエス・キリストからもらってきた、とか言っているわけだし。フロイト+神さま+セミナー、イコール・・・みたいな感じでしょうか。 ま、とにかく、そっち系の自己啓発本として、ジャンポル君の本、覚えておきましょうかね。
December 6, 2017
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前にもちらっと書きましたが、今、来年度のゼミ生決定のプロセスが進んでおりまして、今日も数名の入ゼミ希望者が私の研究室にやってきました。 が! 前回同様、まったく何にも考えていないという・・・。「○○について書きたい」というものを誰一人として持ってない。 で、私が「じゃあ、なんでここに来たの?」と問うてみた。 そしたら、何て答えたと思います? 「消去法です」ですって?! あの先生は嫌、この先生はもっと嫌・・・それで残ったのが釈迦楽先生なんで、だってさ。 それはそうかもしれないよ。だけどさ、本人に向って「消去法です」って言うかね・・・? うーん。厳しいな、来年。 しかも、まだこれでもいい方だったのよ。 今日来た学生のうちの一人は、私に面と向かって「釈迦楽さん」って言うんだよね。 教授に向って「さん」づけ? 私の居ないところで、学生同志で、私のことを「○○さん」と呼ぶのは勝手ですよ。場合によっては呼び捨てでも構わない。だけど、面と向かって「さん」づけって・・・。 教員にも色々いて、確かに中には学生に自分のことを「さん」づけで呼ぶよう指導する人も居ます。それはその人の教育上のポリシーなんでしょうな。だからそれに口を出す気はさらさらない。 だけど、私にはそういう考え方はないからね。 それに、自分自身のことを考えてみても、物心ついてから今日に至るまで、自分が指導してもらう立場の人に向って「○○さん」なんて呼んだことない。私の道場の師範は私より十歳若いけれど、私はその方のことを面と向かってであれ、その方の居ないところであれ、常に「先生」という尊称以外で呼んだことがない。 「釈迦楽さん」のことを消去法で選んだと、面と向かって私に告げる学生たち、そんな連中、絶対指導したくないわ・・・。
December 5, 2017
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金曜日に満タンで東京に向い、昨日の深夜、名古屋に戻ってきたわけですけれども、その間、往復600キロ超。 で、我が愛車ルノー・キャプチャーのガソリンタンクは40リッターと少々小さ目なんですけど、それでも余裕で往復しちゃった! で、ざっと燃費を計算したところ、リッター17.8キロ。ううむ、なかなかよろしいですなあ。今まで乗ってきた車で、一番いいかも。 しかし、今年の1月16日から乗り始めたこのクルマ、早くも1万8千キロくらい乗っちゃったよ。ひょっとして年間2万キロ行くかも。 それだけ、今年は実家と名古屋の往復をやった、ということですな・・・。 しかし、母も大分高齢になってきて、父亡き後、一人で住んでいるので、色々心配なことばかり。 これから先、介護が必要になってきたりしたら、どうなるんだろう・・・? 愛車のオドメーターが伸びるのと同じ割合で、高齢の親への不安の度合も伸びる一方だよ・・・。
December 4, 2017
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忙中閑あり。今日は合間を縫って世田谷文学館で現在開催されている『澁澤龍彦 ドラコニアの地平』展を見に行って参りました。 澁龍はフランス文学だし、当方アメリカ文学なので、専門外っちゃ専門外なんですけど、外国文学をベースにした文人として興味アリアリ。とはいえ、澁龍まで興味の幅を広げ、その本を集め出すととんでもないことになりそうなので、敢えて距離を置いているワタクシ。でも、こういう展覧会があるとなれば話は別。 で、芦花公園にある世田谷文学館まで出張って来たのですけど、結論から行って実に面白かった。これはね、澁龍ファン必見の展覧会ですよ。 何が面白いって、直筆の原稿が山のようにあるというところ。世に「○○文学館」というのは数多あれども、これほど直筆原稿が一堂に展示されているのって、あまりないのではないだろうか。 でまた、澁龍の筆跡が読み易いんだ。達筆過ぎるわけでもなし、悪筆過ぎるわけでもなし、かといって金釘流というのでもなし。ちょうどいい具合の親しみ易い字。だから、その場で展示してある原稿をがんがん読める。 で、直筆原稿なので、修正の跡、つまり推敲の跡がよく分かるわけよ。これがたまらん。 で、次々と原稿を読んでいて気がつくのは、澁龍の執筆スタイルの明確な姿。 思うに、澁龍は最初、すっきりシンプルに書くんですな。で、その後、そこに言葉を足していく。 だからね、澁龍にとって推敲とは、足し算なのね。引き算ではなく。一旦書いたものを消す(=引き算)のではなく、そこに追加(=足し算)しながら文章を練っていくタイプ。 で、確かにその足していく過程で、澁龍らしい文章になっていくのよ。そこが実に面白い。 いやあ。今時の作家はパソコンで原稿を書くでしょうから、推敲の跡ってのはゲラ上の推敲以外、残らないわけですけれども、こうして原稿自体が残っていて、その時点での推敲の跡が実際に目に見える一昔前の文人の展覧会って、超面白いな。 またそれ以外でも、澁龍の遺品・愛用の品なども展示されていて、まさにドラコニア・ワールド炸裂。さらにこの展覧会にあわせて日本のSF小説の歴史にまつわる展覧会も併設されているので、一粒で二度おいしいグリコ状態。 ということで、澁龍の文章道に触れられるこの展覧会、12月17日までですけれども、興味ある方は是非! 教授のおすすめ!です。これこれ! ↓澁澤龍彦 ドラコニアの地平 さて、私は明日は大学で授業がありますので、これから名古屋に向けて帰ります。明日はまた平常通りのお気楽日記、お楽しみに〜!
December 3, 2017
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今週も卒論と、相続関係の手続きで自分の仕事が出来ない状況ではあるのですけれども、せめて一冊くらいは何か読もうと思い、佐藤富雄著『愛されてお金持ちになる魔法のカラダ』なる本を読んでみました。 ま、表紙のイラストからしてそうですけど、これ、50代のおっさんが読む本ではないですよね・・・。 しかし、内容から言えば決してそんなことはなく、男であろうと女であろうと、若かろうとおっさんだろうと、読んで実行したらそれなりにいいことが起こるんだろうな、というものでございます。 じゃ,実際、どういう内容なのかと言いますと、世の中には外見も美しく、仕事も出来て、お金も手にし、楽しそうに人生を謳歌しているタイプの人と、日々の生活にハリがなく、仕事も楽しくなく、お金もカツカツで、どよーんと生活している人がいると。で、もしあなたが後者にあてはまり、しかも心のどこかで前者のようになりたいなと思っているのであれば、何はともあれ3つのことをやりなさいと。 で、その3つのこととは何かと言いますれば・・・1 成功ウォーキング2 1日2食+サプリメント3 想像力 の3つ。 以下、本書ではこの順番に縷々説明されていくわけですけれども、やはり本書において一番の比重は第1点目の「成功ウォーキング」に置かれております。 一般論として、自己啓発本には意識改革から入るヤーツーと、カラダ改革から入るヤーツーがあるのですが、本書は明らかに後者。つまり、まず運動しろと。 で、佐藤先生曰く、数ある運動の中で、ウォーキングこそが成功体質を作る最善の道であると。 正しい姿勢・正しいやり方(やる時間帯や長さなど)を守ってウォーキングすると、まず脳からベータエンドルフィンやセロトニンといった物質が分泌されるので、脳がポジティヴに活性化され集中力が圧倒的に高まる。だから歩きながら考えると悩みは解消されやすくなるし、問題も解決しやすくなるし、夢や希望がどんどん明確になってくる。加えて,当然のことながら姿勢は正しくなり、贅肉は落ち、バストアップ・ヒップアップがなされて、外見的にもどんどん若々しく魅力的になっていくと。 で、そういうベースを作り始めた上で、さらに追い撃ちをかけるように食事改革をすればいい。まず朝食を抜いてプチ断食(早朝ウォーキング効果で、逆に食欲は抑えられるので、朝食を抜いても平気、平気!)。さらにビタミンA・C・E や,その他必須栄養素を賢くサプリメントで補えば完璧! そしてそしてカラダ改革が成し遂げられたところでトドメの一撃として「なりたい自分」をできるだけ具体的に空想し、その空想を楽しめと。そうすれば、不思議なことに、カラダ改革で活性化したカラダと脳が勝手に活動を開始し、その空想の実現に向けてドンドン動き出す。その結果、前までだったら「実現するはずがない」と思い込んでいたことが、ドミノ倒しのようにばんばん実現していきますよと。 ま、本書の主張ってのはそういうことですな。まずカラダを作って、そこから自己啓発本特有の「なりたい自分を空想すれば,その通りになる」という言説を打ち出すというパターン。 で、おそらくですけれども、本書の通りに行動したら、それなりにいいことはあるだろうなと思います。 そりゃそうでしょうよ。朝日と共に60分から120分、正しいフォーム(本書に正しいフォームでの歩き方が書いてある)でウォーキングしたら、間違いなく健康面での改善は図れますわ。で、それにプラスして、脳内ホルモンだかなんだかの好影響で、精神的にもポジティヴになれるんだったら、自分の夢が叶おうが叶うまいが、やるだけの価値はあろうというもの。 だけど、朝日と共に60分から120分のウォーキングかあ・・・。それも、単独で(友達や夫婦でのウォーキングは、雑談しちゃうのでダメ。自分を見つめ、自分の夢を実現するためのウォーキングは、一人でやらなきゃ!)。これ・・・結構ハードル高いよなあ・・・。 ま、佐藤先生曰く、一旦やり始めれば想像する以上に簡単だそうですけどね。それに、ハードル高いよなあ、とか言ってウォーキング一つやらないから、あんたはいつまでも自分の夢を実現できないんだ、と言われたら、まあ、その通りなんですけれども。 ということで、実行したら間違いなくいいだろうけど・・・という内容の自己啓発本たる本書、ご紹介しておきましょう。【中古】 愛されてお金持ちになる魔法のカラダ 王様文庫/佐藤富雄【著】 【中古】afb しかし、自己啓発本って、結局最終的には、この本みたいにウォーキング勧めてくるか、さもなければ瞑想を勧めてくるんだよなあ・・・。 歩くか、瞑想か。カラダに直で刺激を与えるか、脳・精神に直で刺激を与えるか。そこが問題だ・・・。 ウォーキングも瞑想もどっちもやる!とか言ったら、ものすごい超人に変身できちゃいそうですけど、どうなのかな? 本当にそうなのかな? ま、自分で実際にやってみれば、すぐに分かることなんですけどね・・・。
December 2, 2017
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はーい、またまた週末を利用して実家に戻っております。 さて、今日も今日とて名古屋から東京まで新東名高速をぶっ飛ばして来たのですが、今回、新東名の一部区間の制限速度が100キロから110キロに変更になっていたというね。その区間、初めて走っちゃった! 何しろ日本のモータリゼーション始まってから50年も経ってようやく実現した「100キロの壁突破!」を初めて体験したわけですから、さぞや感慨深いものがあるかと思ったのですが・・・ 何にもないね(爆!) っていうかね、これは改善じゃなくて、むしろ改悪かなと。 というのも、新東名をずっと走って来て、いよいよ「110キロ区間だ!」というところに差し掛かるじゃん? そうすると、そこで何が起こるかと言いますと・・・ 減速よ,減速! それまで120キロで走っていたクルマたちが、こぞって110キロに減速するの。 だって、つい最近110キロにスピード制限が引き上げられたばかりだから、スピード違反取り締まりの覆面ドブネズミどもがウロウロしているわけよ。だから、捕まったらヤバいということで、みんな一斉にスピードダウンするわけ。 だから、時速100キロ制限が110キロに引き上げられると、それは「スピードアップ」を意味するんだとお役人は思うかも知れないけれども、実際には逆で、「スピードダウン」なんだよね。 大体、一部区間だけ制限引き上げというのが良くない! やるんだったら全線に亘ってやらないと意味ないのよ。それから「110キロ」というのも良くない! やるんだったら「120キロ」にしないと、まったく意味ないです。 そもそも、あの道路で普通に気持ちよく走ると120キロ出るのよ。それを110キロにすると、中途半端なものだからすごく気持ちワルいわけ。 普段無意識に歩いた場合、時速4キロで歩く人に向かって、「時速3キロで歩きなさい」って命じると、すごく戸惑うと思うんですよね。自然じゃないから、どのくらいのスピードにすればいいのか分からなくて、あたふたしちゃう。それと同じで、あの規格の高速道路だったら、普通の人が普通に気持ちよく走ると120キロで走ることになるの。それを「110キロで走れ」って言われると、不自然だから、どう走っていいか、スピードの掴み方が分からなくなる。 というわけで、あれを管轄しているお役所だか警察だかにもの申したいのだけど、新東名は全線120キロ制限にしなさい、そうでないなら、制限スピード100キロのままで結構。こちらで勝手に案配しますから。
December 1, 2017
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買います? 年末ジャンボ? 前はそういう当りの大きい宝くじを買っていたんですけど、最近、買ってないなあ。 で、そういう話題が今日の職場のお茶会で出まして。 で、アニキことK教授は、今の所、「夢待ち」とのこと。 実はK教授、宝くじが当たる時は、事前に夢を見るのですって。当った!っていう。で、そういう夢を見た時に買うと必ず当たると。ま、当たると言っても1万円とか、その程度のようですけれども。 私の場合はですね、何か衝撃的に悪いことが起こった時に買うと、大抵当たります。 例えば、自動車事故をやっちまった時とか。そういう時は、ただでさえ暗い気持になるので、宝くじを買って気を紛らわせるわけ。 だけど、そういう時は大抵当たります。数年前にちょいと事故った時も、すぐに買って1万円当っちゃった。 で、よく考えたら、私は今年、親父を亡くしていますからね。これを「衝撃的に悪いこと」と言わずしてどうする、って感じでしょ。だから、今年の納めの宝くじを買ったら当たるんじゃないかと。 そういえば先日読んだリチャード・ワイズマンの『運のいい人、悪い人』にも、100万分の1くらいの当選確率の宝くじに連続して当っちゃう運のいい人とかがいる、という話が書いてあったしね。もう、そうなってくると確率的にはあり得ない話なんだけど、実際に当てちゃう人がいるわけだし。 買わなきゃ、当らない。当たったら、買わなきゃ。(何を?) 親父の弔い合戦で、今年は一つ、買っちゃおうかな!
December 1, 2017
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