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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jul 30, 2010
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カテゴリ: 土佐の高知
真暗いなか、釣り竿を自転車に縛り付けて自宅にもどる。と、あわただしく、出迎えた父親に頭をぶん殴られたのを思い出す。小学生の時代、大昔のことである。

余りお天気がいいときよりも、雨上がりや、小雨の日の方が水が濁っているせいか、餌にありつけると魚がおもうのか、大物に出くわす。造り酒屋の祖父からもらった酒粕に、こっそり田んぼなどの土を混ぜたソフトボールくらいの団子を、ドボン、ドボンとあちこちの方角に投げ込んでおく。魚を寄せておくのだ。ビニールか新聞紙を広げて、大きな竹の筒に巻いていたテングス(釣り糸)を繰り広げる(当時はリールなどは持っていない)。丸い錘の少し下につけた針に餌のミミズなどを引っかけて、短い竿から勢いよくさっーと錘を遠くに投げる。シュルシュルっと糸が鳴ってドボーンと音がすれば成功だ。ピュッ、ドボンでは餌は針から外れてどこかにいっている。短い竿を、Y字型の木の窪みに立てかけて、糸をたぐり、頃合いの良いテンションで竿元に釣り糸を止めておく。竿の先が少し動いてもすぐに上げてはいけない。ククツ、ククツと大きく引いたときが勝負だ。今日は食いはいいが、大雨の後で川底に溜まった藻くずに逃げ込まれて糸が縺れて切れてしまう。ついつい釣り竿の先を眺めていたら、暗くなってしまった。暗くなると、釣り糸を仕舞うのが大変だ。真っ暗闇になった。時計は持っていないので分からないが、いつもは明るい夕飯前には家にいるのだ。
 親父は、当時、校長をしていた。夕刻、帰宅して川の上流から、下流までかなりの範囲を探し回ったそうである、溺れたのではないかと、警察に届けようとしていたら玄関先で見つかったのだ。まさか、家からはるか遠い藪の中の、大人が夜釣りをするスペースでのんびりしていたとは、思いつかなかったらしい。
 このころは、四万十川上流の田舎では、鯉、鮒、なまず、うなぎなどの大物がたくさん釣れた。田植えの頃には、小川や田んぼの中まで入ってくるので、小さいのは網でも捕まえた。餌はみみず、どじょう、かいこのさなぎ(酒に浸したもの)や、練り餌玉などであった。また、釣り以外の漁法としては、次の2つの方法の成功率が高かった。前日の夕方にこっそり仕掛け、人が起きないうちに引き上げて来るのだ。1.竹で編んだ筒(うなぎうけ・鰻筌)に餌の「どじょう」や「みみず」をいれる、一方からしかうなぎが入れない(逆に入ったらでられない)仕組み、2.主ロープに枝糸を垂らして針を付け、餌のどじょうの切り身がぶらぶらと川を横切るように配置する、片方に錘石をつけて投げ、手元の端を引き上げやすい石や木に縛っておく仕組み(はえなわ・延縄)などで遊んだものだ。
 親父は、四万十川の本流で鮎を囮でよく釣ってきたものだ。囮鮎は値段が高く、鮎は釣るより店で買った方が安いかもしれない。自分は、生きた鮎よりも、藁で縛って干した、燻製のような鮎が香ばしい香りで大好きである。鮎飯も美味しい。また、このころは、おいしいが保存が利かない「やまもも」が食べられた。東京では、両者とも、「赤坂料亭」でしか食べられない超高級品だ。





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Last updated  Oct 18, 2013 05:53:40 PM
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