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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jul 29, 2010
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カテゴリ: 会社時代
ヴェネツィアの人々は、干潟の海岸が湿地で人が住めない状態(ラグーナという)であったのを、たくさんの人工の小島を建設し、それらを橋でつなぎ合わせた。人工小島の基礎には松の大木がびっしりと並べられている。海底には森のような松の大木が沈んでいるのだ。仮に、土地をひっくり返すと、家の土台の下には松の森が現れるのだ。松の木は後背地のドロミーティから、年次計画に基づいて、植林・伐採して運ばれた。また、海運国のヴェネツィアを支えてきた「船」の建造のための木材もこの後背地から計画的に供給されたのである。あるものをそのまま使ったのではなく、今で言う「英知を絞ったエコ計画に基づき」繁栄できたのであった。(以上は、NHKの「世界遺産への招待状」#29イタリア・ヴェネツィア・・海と陸の世界遺産・・を参考とした)。いま、ヴェネツィアは地球温暖化で海水面が上昇して大変な目に遭っている。その美しい「ドロミーティ」の景色から思い出したケーススタディである。

鉱山の埋蔵量は1億円を期待できるが、無理な経営で会社は破綻した。債務会社Aおよび,その社長兼連帯保証人Bは主力行Cに1億円の債務および連帯債務がある(主力行は鉱山に抵当権を設定している)。最近のこと、社長Bは7千万円、その友人Xに3千万円の金ができたので合わせて1億円を支払うという。入金は、主力行Cでなく、社長Bが住む山間村の他行支店Dを指定している。主力行Cの副担当Eは電信振り込みがなされたかの確認のための連絡役。Bから抵当権の解除の書類などは、奥山町の登記事務所に持ち込むよう指示があり、主力行の主担当Fが解除証書を用意して奥山町で待機。
打ち合わせ通り、当日、EはB(連帯債務者)、X(一部代位弁済者)と会い、D支店担当から「予定通り送金完了」の口頭連絡を受け、自行Cに電話連絡、Cは現金扱いの自行への入金を確認後、奥山町にいる担当Fに連絡したのである。それで終わりのはずであった。
ところが、社長Bは「小切手1億円を持ちこんだのは自分であり、自分名義で1億円を送金するつもりだった」と送金後に言い出したものだ。Bの言い分は、他行支店担当Dが「勝手に現金化し送金」したという。Dは前日までの、B,X,F,Dの打ち合わせどおりにしただけである。打ち合わせではBが7千万円、Xが3千万円との口約束である。ここに、社長Bの狙いが隠されている。B社長のいうには、「Bが実際は全額支払った」というものだ。
結局、BはCを巻き込むことはできずに、Dと争うことになる。Dを取引に紛らわせたのはBの想定内の出来事だったのだ。
しかし、ここでは幸い問題外となったものの、Cにもおおきな反省点は残ろう。山師(鉱山技師や、詐欺師などの意がある)のいいなりに取引を分散したり、管理者の目を分散すること(騙す人はまず目線を直視できないので注意を分散させる策に出る)は避けよう。本人が現金を振り込む方法が意志確認には便利であり、自分の銀行に利害関係者を一同に集め、おかかえの司法書士を立ち会わせて、担当者が上司と協力して、慎重に取引を見守るのが最善とおもわれる。
筋書きと実際は違うという話で、取引毎にその実際を確認すること、確認し易い環境をたえず組織的に造る努力を惜しまないための「一種の訓練」である。
美しいドロミーティに似つかわしくない、おとぎの、おとぎ話である。






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Last updated  Oct 31, 2013 07:31:59 PM
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