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最近、家内が友人とポルトガル旅行から帰国した。
いつものスケッチ旅行でなくて、観光旅行であるので、楽しく見学できたようである。
ポルトガルは、比較的小さな国であり、観光地もまとまっているので、フランス、スペインのように移動時間が多くなくて、楽であったようである。
旅程に、隣国・スペインの巡礼の地・サンチャゴ・デ・コンポステーラが入っているのは、ポルトから近いためであろう。
成田→アムステルダム→リスボン→ロカ岬→オビドス→アルコバサ→ナザレ→ファティマ→バターリャ→トマール→ファティマ→ポルト→サンチャゴ・デ・コンポステーラ→アベイロ→コインブラ→リスボン→アムステルダム→成田
自分は、脳幹梗塞で海外旅行はできないので、WEB で見聞するとしたい。
この国の国旗:緑は誠実と希望を、赤は新世界発見のため大海原に乗り出したポルトガル人の血を表す。紋章は天測儀で、イスラムから奪い返した7つの城、ポルトガルの王を表す5つの楯から成る。
面積:91,985平方キロメートル(日本の1/4)
首都:リスボン
民族:ポルトガル人(先住イベリア人、ケルト人、ゲルマン系、フェニキア人、ベルベル人などの混血)
宗教:カトリック 97%
日本との関係:日本ともつながりが深く、1543年ポルトガル人が種子島に漂着してから鎖国までの約100年間、南蛮文化は日本社会に大きな影響を与えた。
2010年の経済指標を見てみよう。
名目GDP:2,293億USドル・・2010年38位(日本 3位 54,589億USドル、ギリシャ 32位 3,054億USドル)
一人当たり名目GDP:21,559USドル・・33位(日本 16位 42,820USドル、ギリシャ 30位 27,302USドル)
人口:1,064万人・・74位(日本 10位 12,748万人、ギリシャ 72位1,119万人)
人口密度:116人/平方キロ・・58位(日本 18位 337人、ギリシャ 78位 86人)
失業率:11%・・27位((日本 82位 5.1%、ギリシャ 21位 12.5%)
国際収支:―226.4億USドル・・172位(日本 2位 +1,948、ギリシャ 174位 ―319)
最近の国債について 10年国債の利回りは11%後半(11月7日)に高止まっている。
DATA追加:
財政収支/GDP比:2007年から2010年(予測値%) -3.1,-3.6,-10.1,-9.8,-5.8
公的債務/GDP比:101.6%
ポルトガルが転けると、スペインが転け、スペインが転けるとドイツ、フランス、米国などにも影響が出そうである。
エンリケ航海王子の元で「太陽の沈むことのない国」(スペイン、イギリスが続く)といわれて、最初に世界を風靡したポルトガルであるが、植民地(貿易)政策が成功した後では、ブラジルへの王室逃亡や、その後の植民地独立戦争などの逆風を巧く乗り切れずに、現在の小国に逆戻りし、軍事政権からの共和国樹立後も、工業化や経済発展が立ち遅れている。
観光国としては、なぜか懐かしさを感じさせる雰囲気であるが、それだけに過去の栄華を秘めているのであろう。
一時期はイスラムに支配されてはいるが、スペインよりもいち早くリコンキスタでキリスト教が復権しており、その痕跡は少ないようにみえる。
家内は、昨年はスペイン、イギリスなどにも行っており、ポルトガルと同様に植民地を競っていたスペインなどの国情も見てみたい。
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