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去る7月30日にエジプト・クーデター政変をメモしたが、
複雑な雲行きであり、僅かであるが補正した。
・・・・・
青年グループを中心とするデモで
ムバラク軍事政権が打倒された。
その後、文民政権としてムスリム同胞団のムルシ政権が
公正な選挙で樹立された。
イスラム色が強いムルシ政権に反発した
世俗派青年グループがデモを行う中、軍部が
クーデターを 起こしてムルシ政権を
打倒した。
暫定軍事政権には、ムスリム同胞団など
が加わらず、世俗派トップの
エルバラダイ氏もデモ弾圧に反対して
暫定政権(副大統領職)を離脱した。
暫定政府がムバラク元大統領の
釈放を選択する段階に来たため、
協調的であった、世俗派青年グループは
反発に転じる可能性が出てきた。
ムスリム同胞団は穏健化してきたが、
デモ弾圧が高まると闘争化する危険もある。
同胞団の一派である隣国パレスチナのハマス
は軍事部門を持っており、国境を挟んで
同胞団への弾圧を見て、エジプト軍と睨み合っている。
米国は、中東安定、軍事支援継続のために
「エジプト・クーデター」の認定をしないままであるが、
国内でも非難は高まりつつある。
EUも援助、融資の停止をちらつかせている。
米軍基地のあるカタールを除く湾岸諸国は
(王制を打倒した)ムスリム同胞団を打倒した
暫定政権をオイルマネーで支援する意向である。
・・・この呆け頭でも、「複雑な中東情勢である」ことが
判るほど、混沌としているのである。
・・・・・
あくまで、呆け頭の整理であり、
現実とはほど遠いことを
ご勘弁下さい。
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