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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Oct 21, 2013
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カテゴリ: 公害





「鉛中毒」でWHOが世界に警告を発している。

日本はPM2.5だけでなく、鉛害などの公害防止に

先進国としての経験から、中国などへ

適切な「 アドバイス 」を送ろう。

・・・・・

以下は、

呆け老人のWEB写経であり、

正確を期しがたいことを

お断りしておく。


★・・・・・・・


高濃度の鉛の摂取は、脳の発作や死亡を招くが、

極・低濃度でも、中枢神経系を犯し、不妊や子供の発達低下、

高血圧、聴覚低下などを惹起し、発ガン物質の

可能性もある。



古くは、鉛害がローマ帝国崩壊の一因となったと言われる。

金杯、銀杯ではなくて鉛貼杯でワインを飲み、鉛貼貯水槽

で雨水を貯水し、鉛管水道で飲み水を配給するなど、鉛の

有毒性を知らなかったために、ローマ人の体内には鉛中毒

の形跡が残っているという。



鉛は、蓄電池電極、塗料、プラスチッケ安定剤、魚釣りの

錘、食器の釉薬など広い用途をもつが、現在問題になっている

健康被害は、玩具、住宅、家具などに使われる鉛入り塗料である。



鉛入り塗料が劣化すると、粉末化して空中に散布されて、

吸い込むことで子供が脳や神経を冒され「認知障害」をもつ

危険性がある。

成長ホルモン分泌変化などで身長低下、肥満、代謝機能の

低下、などに影響するとの研究も報告されている。

ストレスの制御ができずに、暴力を爆発させる傾向もあるそうだ。

成人についても、ハーバード公衆衛生大学の研究で

「認知能力の低下」は、「膝蓋骨中の鉛濃度」と相関が高いこと

が判っている。




毎年、鉛害に苦しむ子供が60万人にのぼるという。

また、鉛中毒死亡者が毎年14万3千人と推計、それは

低~中所得国に集中しているという。

WHOは各国が鉛入り塗料生産・使用を早期廃止するよう

規制強化に取り組むべきとしている。


* ・ * ・ *


WEBを見回していると、オモチャメーカーでもいろいろな情報がある。

日本の過去情報もあるが、中国などでは今でも、配慮が必要であろう。



1. ガソリンの性能を高める添加剤として、鉛化物が用いられた

    時代があった。排気ガスの鉛で空気汚染、血中鉛量が高まった。

    今でも、幹線道路沿いの土壌汚染が残っている可能性がある。


2. 家庭内の古い水道に鉛管が使用されていたことがある。

    このような時には鉛が溶け出していた。


3. 陶磁器の釉薬には、鉛、カドミニウムが使用されており、

    基準に合わないものを使用すると、「安全ではない」。


4. 鉛を含んだペンキおよびそれを使用した玩具、家具類、

    遊具などにも子供向けには注意が必要である。


5. 塩化ビニールの安定剤には鉛、カドミニウム化合物が

    使われていることがある。


6. 焼却場から排出される煙には、高濃度の鉛汚染が含まれて

    いる可能性が高い。

7. 鉛を保管する最終処分場では、底に敷くプラスチック

    シートが耐久性が短く、酸性雨で溶け出す危険を孕んでいる。


* ・ * ・ *


<補足資料>


「鉛」の毒性を聞いて、無知な小生は、「溶融亜鉛メッキ」の

「亜鉛」が心配になってきた。

「亜」というと「似たもの」「少し劣るもの」のような錯覚が起きる。

「鉛」の親戚と思わせるネーミングであるが、亜鉛には大事な役割がある。

というのは、塩害での腐食を大幅に防ぐために溶融亜鉛メッキが大切な役割を

果たすから、塩分の多い橋脚、ケーブルなど塗装、メッキに有効であるからだ。

また、亜鉛そのものは赤ちゃんの「テンカフン」の主成分であり、

単独では毒性は危険ではない。

毒性に強い「鉛」と違い、「亜鉛」は人間にとっては必須のミネラルである。

ただ、鉛との共存、カドミウムとの共存で毒性が増すために、水質汚濁防止法

で規制されるのである。



とりあえず、「鉛」VS「亜鉛」を比較しておきたい。


比較項目

亜鉛

元素記号

Pb

Zn

元素比重

11.34

7.14

元素の性格

ズッシリと重くて酸に反応しにくい <釣りの錘>

軽くて酸と反応しやすい <合金として使用、超合金の名をもつ。真鍮は銅との合金。>

毒性

強い毒性

単独ではない。鉛、カドミウムと共存場合で高まる。

摂取必要性

有毒

必須ミネラル。味覚に必要。
不足すると:味覚障害、成長阻害、生殖機能障害など。
もちろん、大量摂取は致命的な虚脱などを招く。

熱溶解

330度(ハンダ材料)

420度

硬度

1.5(爪で容易く傷)

2.5

レモン汁の反応

溶けない

泡を出して溶ける

身近なもの

自動車バッテリー端子、釣りの錘、絵の具の白(亜鉛や、チタンを使ったものもある。)(鉛筆には使用されない)

トタン板(鉄板に亜鉛メッキ)、ネジ類などのメッキ、玩具の超合金、使い捨て乾電池、五円玉(真鍮=銅・亜鉛合金)




<番外>「鉛」でないのに「鉛りってるもの」

古くは、文字を動物の皮などに残すために、「鉛」を使用していた。

書くものが紙に代わって「鉛」の小棒でなく、「黒鉛+粘土を芯にした

現在の木製鉛筆」が使用されるようになった。

つまり、「現在の鉛筆」には、「鉛」はなく「黒鉛(=炭素からなる鉱物)」と

粘土の混合物で黒い跡を残す芯がある。

文字を真っ直ぐ書くために、薄い線を引く鉛製棒も「鉛筆」と呼ばれており、

混同されているようだ。

★ ・

また、「黒鉛」は元素分析がないときに、間違って命名されたもので、

鉛とは別物の「炭素からなる元素鉱物」で、和名で石墨と呼ばれる。

グラファイトが現在名。








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Last updated  Oct 21, 2013 08:47:05 PM
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