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(1) Dec 12, 2013
カテゴリ： 栄養・健康
★
小生は、テニスを続けているが、時々、カウントが
判らなくなるときがある。
特に、ロブを揚げあってお互いに右往左往したときが、
果たして4(40)-1(15)か4(40)-2(30)だったか判らず、
「誰がサーブをしたんだっけ？」、となることもしばしばである。
老人だからと言うわけではなくて、若者も同じような
ことを言っているから、熱中すると判断が狂うらしい。
運動は認知症の予防には役立っているはずである。
チャンスボールばかりサービスしてしまい、パートナーに
怒られた。
★
九大は福岡県久山町で、1985年から7年毎に認知症について
住民調査、1961年から健康診断と、追跡調査を継続している。
同町の、住民の年齢構成、出生率、死亡率が全国平均に
近くて、日本を代表する医学データが入手できると、
国際的な評価がある。
★
「高血圧が脳卒中の原因」などの「医学の常識」も
このデータで研究された。
1985年以来、脳血管性認知症の有病率がほぼ一定だが、
認知症は9倍増加、背景には高齢化とともに、糖尿病の増加
があり、糖尿病だとアルツハイマー病の危険性が2.1倍だ。
運動を行い、和食と乳製品中心の食事を摂取し、生活習慣病に
気配りする人は認知症のリスクは低い。
同町の調査では、「認知症有病率」を「A＝アルツハイマー病」、
「B＝脳血管性認知症」、「C＝レビー小体型認知症など」に分けて
辿ると、認知症の1992年の有病率 ５．７％（A＝１．８％、B＝１．９％、
C＝２．０％）から2012年１７．９％（A＝１２．３％、B＝３．０％、
C＝２．６％）であった。
2012年には65才以上の９４％に当たる1906人が受診、
認知症の割合は１８％であった。
これを全国の６５才以上の高齢者3080万人に当てはめて
「推計する」と次のとおり。
2012年時点の全国推計は認知症550万人で、20年前の６倍に
のぼる、という。・・・九大清原裕教授（環境医学）の研究である。
★
折しも、英国で「認知症サミット」が2013年12月11日に開催された。
WHOの発表では、認知症患者は新規患者が４秒に１人生まれており、
現在の患者は3560万人、20年毎に２倍に増えて、2030年に6570万人、
2050年には1億1540万人に達する見込みで、その大部分が途上国において
であり、現在の５８％から2050年には７１％に上昇する見込みという。
★
G8のハイレベルサミットに加盟国の保健相、研究者、製薬企業などが
参加して、各国の政策を協調させ、認知症に対する効果的、かつ、
国際的な解決方法を形成できるかを協議の予定。
日本からは、土屋品子厚生労働副大臣が出席している。
★
加盟国の協力を通して、現状の改善をすることで、人々の健康増進、
介護サービスの向上、大幅なコスト削減がもたらされるよう、力を尽くす
絶好の機会である、としている。
★
小生は、テニスを続けているが、時々、カウントが
判らなくなるときがある。
特に、ロブを揚げあってお互いに右往左往したときが、
果たして4(40)-1(15)か4(40)-2(30)だったか判らず、
「誰がサーブをしたんだっけ？」、となることもしばしばである。
老人だからと言うわけではなくて、若者も同じような
ことを言っているから、熱中すると判断が狂うらしい。
運動は認知症の予防には役立っているはずである。
チャンスボールばかりサービスしてしまい、パートナーに
怒られた。
★
九大は福岡県久山町で、1985年から7年毎に認知症について
住民調査、1961年から健康診断と、追跡調査を継続している。
同町の、住民の年齢構成、出生率、死亡率が全国平均に
近くて、日本を代表する医学データが入手できると、
国際的な評価がある。
★
「高血圧が脳卒中の原因」などの「医学の常識」も
このデータで研究された。
1985年以来、脳血管性認知症の有病率がほぼ一定だが、
認知症は9倍増加、背景には高齢化とともに、糖尿病の増加
があり、糖尿病だとアルツハイマー病の危険性が2.1倍だ。
運動を行い、和食と乳製品中心の食事を摂取し、生活習慣病に
気配りする人は認知症のリスクは低い。
同町の調査では、「認知症有病率」を「A＝アルツハイマー病」、
「B＝脳血管性認知症」、「C＝レビー小体型認知症など」に分けて
辿ると、認知症の1992年の有病率 ５．７％（A＝１．８％、B＝１．９％、
C＝２．０％）から2012年１７．９％（A＝１２．３％、B＝３．０％、
C＝２．６％）であった。
2012年には65才以上の９４％に当たる1906人が受診、
認知症の割合は１８％であった。
これを全国の６５才以上の高齢者3080万人に当てはめて
「推計する」と次のとおり。
2012年時点の全国推計は認知症550万人で、20年前の６倍に
のぼる、という。・・・九大清原裕教授（環境医学）の研究である。
★
折しも、英国で「認知症サミット」が2013年12月11日に開催された。
WHOの発表では、認知症患者は新規患者が４秒に１人生まれており、
現在の患者は3560万人、20年毎に２倍に増えて、2030年に6570万人、
2050年には1億1540万人に達する見込みで、その大部分が途上国において
であり、現在の５８％から2050年には７１％に上昇する見込みという。
★
G8のハイレベルサミットに加盟国の保健相、研究者、製薬企業などが
参加して、各国の政策を協調させ、認知症に対する効果的、かつ、
国際的な解決方法を形成できるかを協議の予定。
日本からは、土屋品子厚生労働副大臣が出席している。
★
加盟国の協力を通して、現状の改善をすることで、人々の健康増進、
介護サービスの向上、大幅なコスト削減がもたらされるよう、力を尽くす
絶好の機会である、としている。
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