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アラブの春(Arab Spring)についての
総務省の説明や、読売新聞の記事を写経してみる。
アラブの春とは2010年~2011年にかけてアラブ世界に発生した
民主化運動の総称。
2010年12月チュニジアでの「 ジャスミン革命
波及して、現在進行形である。
そのチュニジアで独裁政権崩壊後に施行された新憲法下で
初の議会選が10月26日に実施される。
大統領選挙は11月23日と続いている。
項目 |
チュニジア |
エジプト |
リビア |
イエメン |
---|---|---|---|---|
政変 |
ベンアリ政権崩壊 (2011年1月) |
ムバラク政権崩壊 (2011年2月) |
カダフィ政権崩壊 (2011年8月) |
サレハ大統領退陣 (2012年2月) |
主な出来事(1) |
政権議会選で穏健イスラム政党アンナハダが第一党に (2011年10月) |
イスラム主義のモルシ氏が大統領当選 (2013年6月) |
カダフィ氏が潜伏先で殺害される (2011年10月) |
首都サヌアで自爆テロ、軍兵士ら90人以上が死亡 (2012年5月) |
主な出来事(2) |
イスラム勢力、世俗派の妥協で新憲法成立 (2014年1月) |
軍がモルシ氏解任後、軍トップのシシ氏が大統領就任 (2014年6月) |
東部ベンガジの米領事館が武装勢力に襲撃され、米大使死亡 (2012年9月) |
イスラム教シーア派武装組織が首都制圧、首相辞任 (2014年9月) |
現状 |
イスラム過激派伸長するも、イスラム穏健派政党「アンナハダ」と、世俗主義政党「チュニジアの呼びかけ」(反アンナハダの旗印)が選挙でぶつかる構図で、民主化プロセス最終局面に。 「呼びかけ」が政権を取れば治安は向上するが、強権政治への逆戻りも懸念されている。いずれにしても、過半を制する政党はいないので、「二大政党の枠組み」に注目が集まっている。 |
イスラム過激派が伸長。モルシ派の不満くすぶる |
イスラム主義と世俗主義の2政府に割れ国家分裂状態に |
アル・カーイダ系組織の活動活発化 |
不安材料 |
「アンサール・シャリーア」などのイスラム過激派テロリストの勢力拡大。イラク、シリアで勢力拡大中の「イスラム国」に参加するチュニジア人は国別で最大の3千人。彼らの帰国、国内テロの実行懸念が強まっている。 |
<参考>
総務省:情報通信白書の「アラブの春」部分の写し
ニジェール共和国と世界の鉱物資源~ロシ… Aug 15, 2023 コメント(4)
人道無視のボコ・ハラム(Boko Haram) Dec 19, 2020
カメルーン共和国の基本事情の改訂 少… Dec 4, 2020