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東日本大震災に伴う大津波で福島原発がメルトダウンし、
爆発飛散した放射能はどうしたのであろう。
多くは大空に飛び散り、風でSPEEDYに拡散されたが、
まとまって降り注いだSPOTsでは放射能を含んだ草木などが
各地自治体単位で焼却処分された。
焼却処分されたといっても消えてなくなるものではなく、
焼却灰放射能として恐ろしく超長期の半減期を持つ物質として残留した。
下図は、福島原発から拡散した放射能のうちセシウム137が
3月12日から5月1日までに沈着したSPEEDI予測である。
北は青森県境から、西は愛知県東部まで後半に拡散している。
資料出所:厚生労働省、文部科学省発表資料から
News DIG(newsdiggin.com)が作成したものの抜粋
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通常は「持ち帰り」というと持ち主がその場で食べず、
自分の住む家に持って帰る ことをいう。
焼却灰放射能で 難しいのは、これは誰の持ち物かということである。
放射能灰は、それが空を飛揚し、最後に着地した場所で
収集した自治体のものだろうか。
拾得物という概念なら、持ち主が判らず名乗り出ないなら、所有権は
一定の期間を経て自治体のものになるかもしれない。
しかし所有者は明白であるし、有害物であるから、取得者は
落とし主に引取りを申し出るのが筋である。
呆けの小生には、第一義的には発生源である東京電力福島原発が
引き取るのが筋のように思える。
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しかしながら話はそうはならない。
原発で電力を起こし、それを利用してきた関東地区の住民の便宜のための
原発立地を福島県民が受け入れてくれたお陰で、これまで関東地区が
工業発展したのである。
もちろん、東電が公共のために電力を供給してくれたお陰で、
関東の住民は楽な 生活をできたのであるから、
事故があったからといって、東電や原発地元だけを悪者にはできない。
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イランでは核兵器への利用をしないように世界が注目している
濃縮ウランであるが、
ウクライナ、米国、日本などの原子力平和利用でも
まだまだ危険が付き纏う。
小生には、原発はそのメルトダウン事故でもわかるように、
現状では人間にとって平和目的の利用への制御がとても難しく、
事業会社ではなく、国家プロジェクトとして
利用面、再利用面、廃炉処理などを行うべきであると思う。
旨く言えないが、猛獣と家畜に喩えると、家畜に近くなりそうでも、
猛獣の牙をいつ出すのかが予想できない。
原発動物園の檻が地震・津波で壊れたら、制御ができないし、
可哀想であるが殺処分も不可能な猛獣・恐竜となる。
・・・
幼稚な表現しかできないことをお許しあれ!
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直接の因果関係でいうと、「発生源の東電」が引き取り責任者であろうが、
利害面では「用地提供者」と、「電力受給者」も責任の所在を免れないのだろう。
・・・
大岡裁判的には、たまたま落下した放射能を集荷した自治体が
一時的に保管し、超長期半減期の物質を国単位で保管する方法
(放射能灰を濃縮して減量することも含めて)を 模索するしかない。
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お互いがジョーカーを盥回しするのをやめて、
超長期保管方法を研究するしか ないのではないか。
・・・たとえば・・・国や地球を超えて考えてみる。
惑星の利用方法を研究するのである。
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火星は地球人類の第二の住処としての確定候補で
大事であるから除外する。
月で地球と同じ鉱物資源の採掘を行い、その跡地深くに
地球上の核燃料を安全な形で保管する方法などないものだろうか。
隕石衝突にも耐えられる深度に、高濃縮した放射能焼却灰製の金属を
将来の有用な資源として国際連合が保管するのはどうだろうか?
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いますぐに、地上で放射能灰を半永久的に保存することは難しいし、
地球の自転でプレートが押し寄せている、火山国、地震国の日本では
地下保管でも安全ではないかもしれない。
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それに地球での保管は危ないかもしれない。
放射能灰問題を地球的・宇宙的な問題として捉えるべきと世界に訴え、
未来の人類に預けるための「一時保管方法」を考えるべきであろう。
もちろん、「一時」とは「宇宙レベル」で見てのことであり、
100年~1000年くらいを言うかもしれない。
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そのころには、むしろ放射能灰が貴重な資源であり、
人類が技術的に操作可能なエネルギー物質に
なっているかもしれない。
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国による最終処分場建設が決まらない中で、
松戸市は千葉県(所在は我孫子市、印西市)に一時預けていた
「放射能を含む指定廃棄物」 52tを市に持ち帰る。
同様の措置を柏市296t、流山市178tもとるという。
あわてて最終処分場を決めるのが無理なら、
このように次善の措置で月などへの移管まで
じっと待つしかないかもしれない。
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呆けの戯言にすぎない。
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