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2011年3月13日に東北沖に「 トモダチ作戦 」で展開していた
米軍原子力空母・ロナルド・レーガンが福島原発事故後の
「大量放出放射能を捉えていた事実」と対比すると、
日本政府・東電の吉田調書に基づく 報告は多くても
全体の放射能流出の25%しか説明していない。
<原子力空母ロナルド・レーガン:101,429t、333m、WIKIPEDIA>
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なぜ米軍が福島原発の80km圏外へ退避命令をだしたのかが 判る
NHKドキュメント 「放射能”大量放出”の実態」
判断の大きな差は、原子炉が高温で熱を出しているから
3,4号機について水がなくなっているかもしれないと
米国側が懸念して退避命令を出したのに対し、
日本側は消防車による放・注水、電源復旧工事を
急いでいたことである。
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結果は30t/hの放・注水をしたものの、29t/hが漏水し、
僅かに1t/hの水だけが有効であった。
僅かの水が、冷却どころか、パイプを加熱することで、
パイプに亀裂を生ぜしめ、そこから大量の放射能を放出させた。
この放・注水作業は電源復旧工事を中断させることにもなった。
電源に水をかけては感電する危険が伴うからだろう。
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原子炉を守るために、已む無く、ベントを行うことになった。
ある程度はパイプ内に水と共に、とどまると思われた放射能が、
水が水蒸気となって気化したために、パイプには空間が生まれ、
空中に大量放出 されてしまった。
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このように米国の判断は、水がなくなると自然に熱を出し始める
燃料棒の性質を理解し、危険を感じる度合いが強かったのである。
日本側はメルトダウンの経験がなく、地震津波への対応および
電源喪失が想定されていなかっただけに、空焚き状態の中に
少量の水をかける事で反って被害を拡大しつつあったようだ。
呆け頭でも、蒸気機関を発明したジェームス・ワットは
この「 危険な高圧力を動力に応用した 」、ことを知っている。
水蒸気爆発は彼らの作業の延長に潜んでいたのである。
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なぜ今頃このような事実が米軍から公表されたのであろう。
米国では極秘資料でも公表されるくらいに国民の知る権利が
保障されている。
日本では国家秘密に属するかもしれない事実であろう。
国家秘密法案が大事な国である。
この辺が日本の臭い物には蓋をする性向が現れているのかも。
小生は「臭いものには蓋をしてもだめ。元を断たなきゃ!」と
女性陣に言われる。
原因を突き詰めないで蓋をしていては容れものがいずれは足りなくなる。
原発の汚染水タンクが増え続けているのも 同じ思考の流れ かもしれない。
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WIKIPEDIAで福島原発事故について「京レベル」の放出が
云々されているが、この4年間にはそのような放出が現れていない
ように思われていた。
米軍測定による、放出した放射能をみると、
16日までに25%が放出され、
その後22日までに残り75%が放出されている。
最初の25%のなかでも、10%は16日に放出されており、
上記のベントに伴うものであるという。
<Webの2011.3.16SPEEDI予測データ>
・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・
呆け頭で考えると、我々は15%、または良くて25%しか判っておらず、
後の75%、または悪くて85%が判っていなかったのかもしれない。
・・・・・・・・・・
御用学者は「いろんな所でいろんな測定をしているから、
いろんな意見が出るだろう」、と呑気なことを言っている。
いろんな場所の測定結果を纏め上げるのが彼の役目であるはずだ。
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米軍が本当のことを言ってくれたおかげで
次第に原発事故の全貌が判りかけて来ている。
吉田調書は死力を振り絞って対処した原発事故の 貴重な報告書だが、
所長の個人的な体験記であって、
米軍の科学的総合的報告書に比べて個人的見解が多く、
観察スパンが短かすぎる。
改めて調査委員会を日・米で再編して
今後の対応を検討してもらいたいものである。
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隣国・韓国が未だに日本の放射能灰に疑念を持ち続けており、
農産物の輸入に消極的であるのも日本の臭いものには蓋をする性向への
疑念であるかもしれない。
関東地区でも放射能が基準値を超えて
検出された日があり、乳児にペットボトルを配布した日があったことも
忘れがちである。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」では他国を批判する資格もないかもしれない。
彼国の輸入規制は、米軍の情報がありながら、
安全事実が確認できないからであって、
決して反日感情ではないかもしれないのである。
日本側の被害妄想かもしれないことを
今回の米軍公表で再吟味しなければならない。
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呆けには放射能報道がますます判らなくなった。
小生のブログでは2012.7.8 & 2014.3.21などを
ご覧ください。
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参考:
Webより借用
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