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Feb 2, 2021

世界と日本におけるスペイン風邪と新型コロナウイルスの感染者、死者の比較の試論　＆　緊急事態宣言（自粛）下の１１都府県の感染状況表（日経新聞）& １つの県を除外するとしても、第一次非常事態宣言の人口１０万人当たり「0.5人」基準に戻るべきだ。このままだと間もなく再点火、爆発するだろう！死者は急増する！！！

(1)

カテゴリ：病気・伝染病など

 ★
＜追加＞
新規感染者の割合を説明する場合にも
それぞれの人口比でみないといけないのでは。
　日本の現在は、中国のように無症状病原体保持者を
追跡から除外し始めている。
無症状病原体保持者が町中を闊歩しているのである。
　感染爆発を中国のように権力で抑え込めない日本
では、爆発以外は在り得ないかもしれない。
　感染者を調査追跡できないでいて、
政府は何を傍観しているのだろうか。
　わが市でも簡易PCR検査を実施しているが、
陽性と判定された人は精密なPCR検査を
受けているのだろうか。
陽性者を追えない現状を政府は見逃しているのか。
★

　友人が 「スペイン風邪」 のデータを送るから

「新型コロナウイルス」 と比較してみたらという。

　簡単に、集めたデータを並べてみたい。

　約１００年前に起きた「スペイン風邪」

（名前は「スペイン」だが「米国」の兵士たちが

欧州戦線に向かって持ち込んだのが事実らしい。

今回の新型コロナウイルスが中国の武漢から

出たと米国が主張し、中国が自分は発症国では

ないと反論しているのも～あらぬ疑いを掛けられた

ままの、スペインの二の舞を踏むまいという、

中国の思いがあろう。

<武漢研究所が英Natureに投稿論文>
　小生は個人的には、中越国境の洞窟に潜む蝙蝠

飛行距離100km~370km/日
（の糞）が根源のように思うから、それが飛び回る範囲

の国々が新型コロナウイルス発生の始発の根源地だと

推定する (・・・素人の考え） 。

　１００年前のスペイン風邪は米国から欧州に飛び火

して、全世界へと広まった。

　全世界での感染者は約６億人で死者は２～４千万人

という。

　それが日本に飛び火し、下記のように

第一回（1918/8~1919/7）に感染者 2,116. 8398 万人、

死者25. 736 万人（致死率　1.2%）

　第二回(1919/8~1920/7)に感染者 241 .2097 万人、

死者12 .766 万人（致死率　5.3%）

　第三回（1920/8~1921/7）に感染者22. 4197 万人

死者3,698 人（致死率　1.6%）

　累計では感染者は23.8百万人、死者は38.87万人

致死率1.6%である。

死者　　　　　　死者・人口比
　検算　人口は388,727/0.00676= 約57.5百万人

　　WIKIPEDIAによれば日本の人口は

１９２０年１月１日で55,963千人である。

　　１９２５年１月１日で59,736千人である。

　　ほぼ統計は近いと思われるが、人口では少し

ズレているかもしれない。　

東京都健康安全研究センター
http://www.tokyo-eiken.go.jp/sage/sage2005/

　スペイン風邪の月別の新規死亡者数を見ると

２つの大きな瘤がありピークは次である。

　１９１８年１１月　44,333人＜1,477 .8 /日＞
男21,830　女 22,503

　（１９１９年2月　　10,403人＜371 .5 ＞）
男5,257　女 5,146

　１９２０年１月　　39,562人＜1,276. 2 /日＞　
男19,835　女 19,727

http://www.tokyo-eiken.go.jp/sage/sage2005/

　　＜上記はグラフに見るように一応、 終焉している ＞

次に新型コロナウイルスの日本の感染状況は

2021年１月31日23時49分現在では下記である。

　世界では感染者は１億人越、死者は２百万人超だが、

日本では現在約３８万人、死者は5,546人に過ぎない。

　（但し、感染者を調べるPCR検査の率が５％程度

に過ぎないから、小生は統計学的には信用ならない

数字だと思う次第。）

https://www.worldometers.info/coronavirus/

　より詳しく、死者の新規発生数を見てみよう。

　上記のスペイン風邪は「月別数字」だが、

こちらは「日別数字」である。

　下記のグラフを見ると、２つの山（瘤状）を経て

急坂を登って いる。

　７日間の移動平均でみると、１つ目の瘤の頂上付近は

２０人/日くらいで、２つ目の瘤の頂上は１４人/日で

４人/日くらいに下がったのちに、３つ目の山に向けて

駆け上がっており、現在は８９人/日のレベルにあります。

https://www.worldometers.info/coronavirus/

　　＜上記は、寧ろ、拡大基調の範囲にある＞

　纏め表

　以下ではスペイン風邪を「S」、新型コロナウイルスを

「新」とする。

＜世界規模＞

１．感染者では「S」＝６億人＞「新」現在１億人

２．死者数では「S」＝２~４千万人＞「新」２百万人

＜日本での規模＞

３．感染規模「S」＝2,380万人＞＞「新」＝38万人

　　感染シェア「S」＝4.0% ＞＞「新」＝0.37%

４．死者数「S」＝38.8万人＞＞「新」＝5.6千人

　　死者シェア「S」＝0.97~1.9% ＞＞「新」＝0.25%

＜致死率＞

５．世界では「S」＝3.3%～6.7%＞「新」=2.16%

６．日本では「S」＝1.6%＞「新」=1.45%

　感染規模では、スペイン風邪が、今のところ

新型コロナウイルスよりも感染規模は大きいが、

後者は治まる気配がなく、拡大を続けている。

　現在までは、世界の中で日本の感染規模は

少なく済んでおり、特に「新」では少なく、

死亡規模での「新」は少ない。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
日本が、「S」でも「新」でも少ない理由は
１．生活習慣がキスや抱擁などの西洋的な習慣が
　　なく、遠くからの”会釈”で控えめである
　　＜REMOTE習慣…”遠慮”など＞
２．風邪など病気になると他人へのまたは、他人
　　からの伝染を虞てマスク着用の慣習がある
３．特に「新」については BCG接種＜日本株＞ で
　　の免疫が働いたと推定される
４．その他
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

＜今後＞

　世界のPCR検査は先進国では４５％～９４％

程度であるが、日本は僅かに５％程度にとどまっている。

　これでは感染者が的確に補足された統計とは

言えないから、いつ何時、予測が変わるのか

予断が出来ない。

　また、（人口百万人当たり７日間新規感染者が５人

程度だと感染が抑えられるのだが、）既に、

日本では３５０人（/7日台）のピークを迎え、

現在は１９０人（/７日台）

に居り、感染の爆発が治まる保証がない状態である。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

第１次感染時には、 人口１０万人当たり

７日間の新規感染者数が 「0.5人」に戻る ことを

政府は努めて鎮静化に向かったが、箍を緩めたために

感染は底打ちぜずに崖を駆け上がっている。

　with CORONAで駆け上がったのを、政府は

国民に忘れさせようとしていないだろうか？

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

新型コロナウイルス感染状況の「見える化」
　　人口百万人当たりの新規感染者数第

　　　一次非常事態宣言では「5人」
　　　　　　　が基準値

今は第三次「１５０人」
第４次「２５０人」

https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan.html?d=2&y=0

　死者は現在は５人（/７日）程度にある。

https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan_death.html?d=2&y=0

★

今後の感染爆発が収まる可能性が少ない理由：

１．政府自体が感染を抑える覚悟が見えないこと

　　（ 国会議員等の夜の”銀座同伴豪遊”が止まない ）

２．PCR検査率が世界の先進国の４５～９０％

　　に比べて日本は 僅か５％止まり である

３．自粛要請止まりであり、時短要請もウイルスが

　　夜行性でもないのに夜８時までとチグハグ

４．首長は自身が管轄するスポーツ施設などの

　　閉鎖を決めている所は僅かである

民間の諸設備の自粛よりも、公共の設備などの

　　（生活必需以外の）全ての閉鎖が一定期間必要

　　である。

市川市の関連施設の”閉鎖”が参考になろう。

５．重症者に対する病床が不足し、今後助けられる

　　重症者への対応ができない状態にある。

　　新規感染者は増分であり、それが５００などと

　　いうのは判断が不自然であり、いずれは病床が

　　パンクするのは目に見えているから政策方針が

　　間違っている。

　　　　　・・・・・
　　 政府は感染が減っていると誤って理解している。

６．その他

　　（英国首相のように「ウイルスは見えない殺し屋」

　　　との認識はなく、「with CORONA」の友人気分）

★

＜記録＞

　下記は人口１０万人当たり数字で、
上記の数字はWorld Metersは原数字、
札幌医大は人口１００万人当たり数字
であることに留意ください。
　当初の第一ステージでは
人口１０万人当たり0.5人 、
（人口１百万人当たりでは５人）
と見ていたのが下記では」
現在の 第３ステージが１５人と３０倍 、
同じく 第４ステージが２５人と５０倍
に ハードルを勝手に上げている ・・・
この～政府が勝手な解釈を始めている
ことを理解すべきだ。
　栃木県はこの第一ステージから
２６倍にあり、感染爆発エリアに
限りなく近いのでは・・・
　フォローしないと危ないのでは。

日本経済新聞2021/2/2 5:21　更新

　文章は「コメント欄」へ。
　特に、電子版の「Think!」をご覧ください。
　識者の見解が掲載されています。
　 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG011OE0R00C21A2000000

↓

日本経済新聞　「Think !」

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