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(1) Nov 18, 2021
カテゴリ： 政治・経済(国内統計etc.)
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PC画像
Saskatchewan Canada
★
通関統計２０２１年１０月度（財務省）
の公表ではエネルギー関連の輸入の増加が際立ち、
輸出では自動車用半導体不足で生産が追い付かず伸び悩んでいる。
１．２０２１年１０月度の国別の輸出・輸入・貿易差額
（１）１０月の輸出総額は７兆1,840万円（前年同月比+9.4%）で、
輸入総額は７兆2,514億円(同+26.7%)で、貿易赤字は▲674億円
となり、貿易赤字は３ヶ月連続である。
貿易赤字圏 は中東が▲6,106億円、大洋州が▲4,484億円、
中南米が▲1,185億円、西欧が▲1,009億円、中東欧（ロシアを
含む）が▲493億円、アフリカが▲171億円（以上小計で
▲1兆3,448億円）で、
貿易黒字圏 はアジア＋7,767億円、北米+5,007億円（以上小計で
＋１兆2,774億円）である。
仕向け地を 国別で見ると、最大の赤字国 は、
豪州が▲4,470億円、UAEが▲2,095億円、サウジアラビアが
▲ 2,317億円、中国が ▲1,183億円、 カタールが ▲945億円、
フランスが ▲852億円、カナダが ▲845億円、 ブラジルが ▲805億円、
ロシアが ▲723億円、インドネシアが クウェートが
▲ 670億円、南アが ▲649億円、チリが ▲546憶円、アイルランドが
▲414億円 などである。
黒字国 はアメリカが＋5,859億円、香港が＋3,280億円、
韓国が＋2,089億円、台湾が＋1,914億円、シンガポールが
＋1,070億円、オランダが＋895億円、タイが＋783億円、
インドが＋600億円、メキシコが＋411億円などである。
経済圏別 では EU圏 が▲903億円の赤字、 ASEAN が＋620億円
の黒字であった。
２．２０２１年１０月の品目別輸出
輸出では一般機械（シェア20.4%）のうち半導体等製造装置
（全体のシェアは4.1%）が45.1%、金属加工機械（同1.3%）
が41.3%伸び、原料別製品（同12.8%）が37.2%と伸び
ているのにも拘らず、輸送用機器（同15.3%）が、▲28.7%
と自動車用半導体不足、サプライチェーンの混迷などで
足を引っ張る形となった。
３．２０２１年１０月度の輸入
原料品（シェアは8.8%）も54.7%増加、原材料別製品（同9.8%）
も31,7%増加（鉄鋼・非鉄は7割）した。
一般機械、その他の伸びはそれぞれ0.6%､1.3%と僅かで、
電気機器、食料品も10％台の伸びにとどまった。
４．日本経済の今後のために
輸出では半導体製造装置が伸びているが、
国内ではその車載用半導体不足で輸出も減速するありさまである。
嘗て、我が国の繊維産業が繊維機械を海外に輸出して衰退を辿った
二の舞を演じているのが、現在の半導体製造装置の輸出と、国内での
車載用半導体不足の現状であろう。
トヨタなどの自動車産業は海外に任せず国内に車載用半導体工場を
建設するなど内製化する必要がある。
今後、自動車生産の キー となる車載用半導体を国内で生産することが
必須となるような気がする。
金型に加えて、車載用半導体は自動車産業の「要」であろう。
国内自動車メーカーの高級車が易々と盗難に遭うのは、
外国の半導体が組み込まれているからかもしれないと想像する。
自社製半導体で最強の 「電子鍵」 を考案してもらいたいものである。
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PC画像
Saskatchewan Canada
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通関統計２０２１年１０月度（財務省）
の公表ではエネルギー関連の輸入の増加が際立ち、
輸出では自動車用半導体不足で生産が追い付かず伸び悩んでいる。
１．２０２１年１０月度の国別の輸出・輸入・貿易差額
（１）１０月の輸出総額は７兆1,840万円（前年同月比+9.4%）で、
輸入総額は７兆2,514億円(同+26.7%)で、貿易赤字は▲674億円
となり、貿易赤字は３ヶ月連続である。
貿易赤字圏 は中東が▲6,106億円、大洋州が▲4,484億円、
中南米が▲1,185億円、西欧が▲1,009億円、中東欧（ロシアを
含む）が▲493億円、アフリカが▲171億円（以上小計で
▲1兆3,448億円）で、
貿易黒字圏 はアジア＋7,767億円、北米+5,007億円（以上小計で
＋１兆2,774億円）である。
仕向け地を 国別で見ると、最大の赤字国 は、
豪州が▲4,470億円、UAEが▲2,095億円、サウジアラビアが
▲ 2,317億円、中国が ▲1,183億円、 カタールが ▲945億円、
フランスが ▲852億円、カナダが ▲845億円、 ブラジルが ▲805億円、
ロシアが ▲723億円、インドネシアが クウェートが
▲ 670億円、南アが ▲649億円、チリが ▲546憶円、アイルランドが
▲414億円 などである。
黒字国 はアメリカが＋5,859億円、香港が＋3,280億円、
韓国が＋2,089億円、台湾が＋1,914億円、シンガポールが
＋1,070億円、オランダが＋895億円、タイが＋783億円、
インドが＋600億円、メキシコが＋411億円などである。
経済圏別 では EU圏 が▲903億円の赤字、 ASEAN が＋620億円
の黒字であった。
２．２０２１年１０月の品目別輸出
輸出では一般機械（シェア20.4%）のうち半導体等製造装置
（全体のシェアは4.1%）が45.1%、金属加工機械（同1.3%）
が41.3%伸び、原料別製品（同12.8%）が37.2%と伸び
ているのにも拘らず、輸送用機器（同15.3%）が、▲28.7%
と自動車用半導体不足、サプライチェーンの混迷などで
足を引っ張る形となった。
３．２０２１年１０月度の輸入
原料品（シェアは8.8%）も54.7%増加、原材料別製品（同9.8%）
も31,7%増加（鉄鋼・非鉄は7割）した。
一般機械、その他の伸びはそれぞれ0.6%､1.3%と僅かで、
電気機器、食料品も10％台の伸びにとどまった。
４．日本経済の今後のために
輸出では半導体製造装置が伸びているが、
国内ではその車載用半導体不足で輸出も減速するありさまである。
嘗て、我が国の繊維産業が繊維機械を海外に輸出して衰退を辿った
二の舞を演じているのが、現在の半導体製造装置の輸出と、国内での
車載用半導体不足の現状であろう。
トヨタなどの自動車産業は海外に任せず国内に車載用半導体工場を
建設するなど内製化する必要がある。
今後、自動車生産の キー となる車載用半導体を国内で生産することが
必須となるような気がする。
金型に加えて、車載用半導体は自動車産業の「要」であろう。
国内自動車メーカーの高級車が易々と盗難に遭うのは、
外国の半導体が組み込まれているからかもしれないと想像する。
自社製半導体で最強の 「電子鍵」 を考案してもらいたいものである。
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