全31件 (31件中 1-31件目)
1
理由はわからないのだが、「姫」とあだ名されることがある。自分はサロンFUJIYAMAや坐禅会など、いくつかのコミュニティに参加しているのだが、特定の1か所というわけではなくて、あちこちで自然発生的にそう呼ばれるから不思議だ。見た目はどこにでもいる感じで目立たないので「姫感」はないのだけれど。だいたい「姫」と言い始める人は自分よりも一回り上以上年上。本名の名前をあだ名っぽく短縮して最後に姫がつくパターン、雅姫、姫など。対して、同年代やちょっと年下の人からは「お嬢」とか「お嬢さん」と呼ばれたりする。繰り返すが、「姫感」はない。全国どこに行っても知らない人から道を尋ねられるくらい、ありふれた地味顔である。「なんで姫ってつけるんですか?私、普段そんな上から目線で人に物を頼んでいますか?身体動かしてないですか?」と姫言う人に尋ねたことがある。答えはノー。代わりに「品の問題なんじゃないの」と言われた。自分のことを考えてみたけれど、顔も中身も品はある方ではない。気品?そういうものを身に付けたいとも思わない。それよりもいつも必死だ。人よりも能力が劣っているという意識から抜け出せないから、いつもコツコツ人より一所懸命やっていくしかない。泥臭いことも恥ずかしいことも、人が嫌がることも、面倒なことも、おくびにも出さずやるしかない。会う人が喜んでくれることはなにか、を時間のある時は考える。相手が笑ったり、ほころんだ表情をするには、どんな話をしたら、何をあげたらいいかな、と想像する。だから、姫というよりは家来だし、仕事などでちょっと厄介な相手に対しては、私は「奴隷」だと思う。でも、それでいいのだ。いつも誰かのために何かお役に立ちたいし、励ましたい。servent(召使い)でよいのだ。そういう立場でいる方が、日々充足感を感じるし、生きているなと思えるから。<お酒メモ>7月30日日曜日ギネス 生 1パイントバスペールエール 1パイント繁舛 半合悦凱陣 夏酒 1合くどき上手 夏酒 1合荷札酒 純米大吟醸 生 1合弱
2017年07月31日
コメント(0)
水産業の人たちとお話しした。「へぇぇ」と思うことが多く、勉強になる。いろいろな人と会って、その業界の方の視点を得ることができる自分の立場というのは、本当に恵まれている。自分の人生は波乱万丈だけれど、それでも豊かだと思えるのは、こういった人たちとのかかわりのおかげだと思う。1)今年のうなぎは「まずい」今年は豊漁で、価格が例年より幾分安いと言われているうなぎ。ただ、複数の漁業関係者は「今年のは土臭くて食べられない。一口食べて止めてしまった」と口をそろえる。私もうなぎを食べるときに、たまに「土」の味がすることがあって、あんまり美味しくないよなと思うことがある。ああ、同じことを感じているのねと思って、面白かった。2)脂ののったカツオの見分け方しっぽのところの少し手前にギザギザがあって、このギザギザの「盛り」が大きいと脂がのってることが多いらしい。ちなみに心臓の先が白っぽいのも脂がのっている印。「それって、鶏の白レバの論理と一緒ですよ」というと向こうも喜んでしばし鶏談義になる。脚から肉の各部位から、同調理したらうまいか、という話に花が咲く。3)夏の旬の魚「ふぐは冬だと思われているけれど、夏のほうが断然美味しい」とのこと。カレイも今が一番おいしいときで、確かに縁側を比べてみるとひらめよりカレイの方が肉厚で香り豊かでおいしい。かますもこの時期おすすめ。<お酒メモ>7月29日土曜日苗加屋 特別純米 琳青 夏の純米酒 1合半開運 涼々 1合五橋 半合原田 1合ウーロンハイ 濃い目で タンブラー1つギネス 生3パイント
2017年07月30日
コメント(0)
金曜日の夜。仕事が終わったのが少し遅めで、帰宅の列車は1次会を終えて帰途につく人たちでごった返していた。そこに電話が鳴る。思わずとってしまったら、数か月前に仕事でお世話になった人だ。仕事の進捗のことを聞かれ、ようやく納期直前までこぎつけた、というと「よかったら確認したいから明日よかったら来てくれませんか」と言われる。「ちょっといろいろあるので、お返事にお時間頂いてもいいですか?折り返しますので」翌日のスケジュールは空いていた。当初同窓会やら、美術館のはしごのお誘いやらをいただいていたのだけれど、気が付いたらすべて約束が飛んでしまっていた。ただ、急遽、家の修繕が8月に出来て、その前に家の中を片付ける時間に充てようと思っていた。悩ましかった。「あの、別の日でもいいのですが、そろそろ雅がこっちに来るんじゃないかと、今いるお店の方が仰っているので…それで気になってお電話してみたんです」この一言で、どうするか心は決まってしまった。そのお店のご主人は普段はそういうことは言わない。気にかけてくれてるという証左だし、ご自身の心身の状況のこともあるのだろう。よし、行こう、と思った。「あなたはお金に余裕ができたときに、何に遣いたいですか?」と聞かれたら、カッコつけではなくて、本気で「自分を必要としてくれる人や自分に会いたいと乞う人」に会うためだったり、その人の悩みに寄り添えることに遣いたいからだ。時間には限りがある。だからどうせ金を遣うのなら、限りある時間で、誰かを喜ばせることに遣いたい。カネというプライスで人とか時間とか、プライスレスなものを手繰り寄せる。これが生きたカネの遣い方だと思うようになった。最近景気のいい話をよく聞く。多くは高級品や不動産、車などにお金をかけている人が多いみたい。だけれど、先日行った整体の先生から施術を受けているときに私が言ったのはこんなことだった。「よくよく考えてみたんですけれど、高いものを食べたり、高級品を買ったりして贅沢をするのもいいのですが、結果的にそれが高いのは、どのブランドや産地だから、とか、有名な誰誰がつくっているか、という付加価値を証明するコストにお金がかかっているわけですよね。身の回りで、朝とれた野菜と、天然のものでこしらえたご飯で私は十分満足。うまいと感じれば証明なんていらないし、そこにカネを払うこともない。ならば『どこに遣うか』ですけれど、例えば富士山のふもとの神社に毎日走って行って、毎日賽銭箱に1万円寄付するとかでもいいのかな、と。1年365日で365万円。これだけあればそこそこの車や時計が買えるじゃないかと言う人もいるけれど、四季折々の富士を毎日眺め、そこに行くために身体の運動にもなるわけで。これってものすごく贅沢じゃないかと私は思うんですよ。なんか考え方としては枯れた話ですけれどね」「そうだよね。僕もそれに賛成。例えば京料理は素敵だけれど、毎日食べれば飽きるし、そもそもそんなに水の美味しいところじゃない場所で、美味しい料理が作れるかと言えば限界がある」「昨日、久しぶりに自炊したんですけれど、山なめこを10分間じっくりグリルして、そこに大根おろしとわさび醤油ドレッシングをかけて和えただけなのに、本当に美味しかったんです。素材が美味しければシンプルでいいんだな、と。私はこういう食事で十分なんだな、と」「そうだよね。天然のなめことか本当に『焼き』がうまいよねー。僕も前に山できのこを自分で採りに行ってさ…」などと会話をしたのだが、この先生は「豊かさ」とか「幸せ」の基準を知っているのだなと思ったのだった。うん、私はそういう生き方でいい。ささやかな身の回りのことも大切に感じ、日々の出会いに感謝して、周囲の人を尊重して生きていきたい。そのために何ができるかを考えてやることが「母性」なのだとも思った。かつて「雅には母性や癒しがない」と言われてショックを受けたことがあるのだけれど、私ができるのは相手が求めてきたときに、その悲しみや苦しみに寄り添う、それしかできない。ヴァチカンで見た「ピエタ」のマリアが私のイメージする母性であり、そうありたい。そうして、結局私は土曜日の休みを返上して、新幹線に乗り込んだのだった。
2017年07月29日
コメント(0)
体重減は一服したものの、相変わらず下げ止まったまま。痩せたことを「よし」とすれば、まぁいいことだし、ここ数ヶ月でショックを受けた不運のいくつかをのぞけば、相変わらず仕事の依頼は舞い込むし、小さい頃憧れていた人と仕事をしたら、相手のほうから積極的に(いい意味で)接してくれるし、友人達も心配してくれて面倒を見てくれている。加えて、このところ滞っていた「遊び」の約束とか、旧友から誘いが舞い込むとか、よくわかんないけれど「モテ」ているような気はしている。何でだろう…。いろいろ考えてみた。その結果、思い当たったのはいろんな人に「筋を通していた」からなのかな?と。仕事とプライベートで少し前に「白旗あげてみた」けれど、決して逃げたくないと思っていた。逃げろとアドバイスしてくださった方も一人ではなくもっともっといたのだが、正直、どう逃げていいかわからなかった。ある人は「真正面から何でも真剣に受け止めるんじゃなくて逸らすことが『逃げる』ってことだよ」といい、ある人は「今はとにかく休みなさい」と言ってくれた。それぞれの逃げ方を教えてくれた。でも、それでも違和感があるのは何でだろう?と思ったのは、「逃げる=保身に走る」ことだと自分がどこかで考えていたから。保身に走るということは、自分を守ることを優先するということである。だから逃げることは世の中の道理とか約束とか、信頼といった「筋」を軽んじることなのではないか、そう認識していたからではないかと思う。自分がどんな立場に追い込まれても「筋を通す」。それが短期的にどんなにつらくても、苦しくても、長期的な目で見れば、実りがある。反面、自分は弱い人間だから、一度、筋を通すのを止めて、逃げてしまうと「逃げグセ」がついてしまうのではないかという不安も正直ある。自分の人生は仏教の輪廻であっても、ニーチェの言う永劫回帰であっても、結局は1度しか味わえない。だから、自分があとで「あれは恥ずかしかったよね」と思うような生き方をしたくない。自分にもそうだし、周りの人にも「筋を通す」生き方をしていきたいと思う。そうすることで、たまにある人生の「谷」を真正面から乗り切ることが出来るのかもしれない。筋を通していてれば、そんなに悪いことにはならないだろう。自分の人生から逃げちゃいけない。<お酒メモ>7月20日木曜日蒼空 美山錦 1合鶴齢 愛山 1合くどき上手 愛山 半合而今 火入れ 2合山本 どきどき 半合
2017年07月28日
コメント(2)
お見舞いに行ってきた。病室を訪れる。「こんにちは。来ちゃった」というと、ああ来てくれたのね、と笑顔で出迎えてくれた彼女。術後6日。思ったよりも顔色は明るく、元気そうだったのでホッとした。「っていうか、雅さんどうしたの?すごく痩せて。顔もすごい疲れてる」「ああ、そうかな?確かにいろいろあって。公私ともども一気につけが回ってきたみたいで。今まで何とかごまかしごまかしやっていたけれど、ついに手が回らなくなって、身体にきたのかもね」彼女のベッドの傍らには、遠藤周作の本があった。「たっぷり時間はあるから、読みたかった本をずっと読んでるんだ」遠藤周作以外にもフーコーなんかもある。今回のがんや手術で死ぬ可能性もなくはなかったのに。だからなのか、そうでないのか、それでも思索を怠らない彼女のエネルギーに驚嘆した。深夜、パソコンを開いてメールをチェックすると、彼女から早速お礼のメールが届いていた。「今日は来てくれてありがとうございます。会えて嬉しかったです」という文章からはじまっていたのだけれど、行を追うにつれて私の手は止まってしまった。こんなことが書いてあった。「心配なんて、私の出る幕ではないかな」と思ってしまいそうなあなたの語り口ですが、勇気を出してお伝えします。私は雅さんのお話を聞いてると、すごくかわいそうになることがあります。すごくひどいことを言われてるんじゃないか、独りで戦ってるんじゃないか、とね。雅さんの言い分はもっともだから「やめなよ」と言えないのに、やれとも言えず、自身は助けにならず。どうか、昼間の傷が夜には癒えるよう祈っているよ。ばかだな、と思った。切除した子宮の病理検査の結果も出ていないし、まだ本当は不安でいっぱいのはずなのに、何、自分のことじゃなくて人の心配してるんだよ。自分のことをまず考えなさいよ。愛する順番、大切にする順番を間違ってるよ、あなた。そう思うと涙があふれ出て止まらなかった。返信を書きながら、九州で訪れた教会やマリア像の写真を一緒に送った。誰かにしてやれることは精一杯やりたいけれど、今自分が彼女にできることはこれくらいしかないし、と思った。いつも思うのですが、あなたは愛に溢れる人だ、と。クリスチャンでも愛を持っているなと感じる人には滅多におめにかからないのですがたとえ信仰が厚くても、そうでなかったとしても、貴女は神の愛を知っている人なんだな、と思います。そんな貴女でも、今はまだ大事なときだからまずは自分の身体や自分の心を愛してあげてください。そう、書いた。数日経って、彼女から抗がん剤治療をしなくてよいという結果が出たという連絡が来た。神様が彼女を残酷なことにしなくてよかったと、まずは安堵したのだった。<お酒メモ>7月26日木曜日奈良萬 酒未来 純米大吟醸 1合荷札酒(加茂錦) 純米大吟醸 1合紀土 夏の疾風 純米大吟醸 半合山本 どきどき 1合半
2017年07月27日
コメント(0)
レストランでワインを選んでいたらバローロに目が止まった。イタリアワインで割と好きなエチケット(=ラベル)なので頼もうかなと悩むことしばし。ただ、私はワインの知識があまりないから、どの料理にあうのか、あわないのかだけを記憶を頼りに1本を選ぶことが多い。バローロはネッピオーロ種のぶどうでできている。ネッピオーロは私の好きなぶどうのひとつで、タンニンがしっかりしていて、酸味も高い。熟成するとスミレの香りやベリーやいちじくの果実味が感じられる。抜栓して20分くらいするとその華やかな香りがピークを迎えるような気がする。だから急がず、ゆっくり呑む。「ワインはぶどうの品種で選べば外れが少ない」というのが持論なのだけれど、ソムリエに言わせると異口同音に「産地ですかね」という。そうかな。。村や地区で選んでもハズレはあると思うのだけれど。庶民が呑むのはコンテナでいい状態で運ばれるワインだけじゃないんだよ、といいたい気持ちを抑えて、今日もプロにあれこれ選んでもらう。いろいろお話していたら、ソムリエさんが「ちょっと待ってください」と言って、奥から1本出してきた。「これなんですけれど」それは「テヌータ・ザナッシ バローロ」の2011年もの。あと1本だけしかなく、先日辞めたソムリエが仕入れたものだという。バローロ地区の中でも最高のグランクリュといわれているところのものだ。エチケットにはオーガニック、と書いてある。そうだった、古いところは伝統的な製法を(マセラシオン醗酵)続けているし、頑なな作り方を守っている。最近のバローロよりもフィニッシュは軽いけれど、しっかりとした味わいでいいですよ、と言われ、「あと1本」という言葉にも負けて注文したのだった。少しケモノ臭のするラムチョップのクセを、こっくりとした果実味がさっと消してくれる。うーん、うまい。ケモノ系のラムも好きなのだが、一緒にいた友人がその類が苦手なので、選んだのだが、臭いが消える瞬間がまたマジックみたいで面白い。澱も少なくて、好きだなぁと思う。このバローロは特に気に入ったので、家にも1~2本常備しようかなと思っている^^<お酒メモ>7月24日月曜日ソアベクラシコ 白 1/2本シャトーポールマス 赤 1/2本7月25日火曜日ジェイコブズ・クリーク シャルドネ 豪 白 ハーフボトルテヌータ・ザナッシ バローロ 赤 ハーフボトル
2017年07月26日
コメント(0)
Love does not consist in gazing at each other, but in looking together in the same direction.(愛は、お互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである)Antoine de Saint-Exupéry上の言葉は私の好きな箴言のひとつ。自分が大切だと思う人、仲間だと思う人、そしてかけがえのない人とは、こういう価値観でつきあっていければいいなと思う。何かを見たり、経験したり、音を聴いたとき、味わったりしたときに、同じことを考えたり、心に浮かんだり、あるいはそのテーマについて深く語り合うことができること。それが「同じ方向を見つめる」ということなのかもしれない。古代ギリシャ哲学では「愛」には4種類あるといわれている。ストルゲー(家族愛)、エロス(性愛、私は情愛と情動の入り混じったものだと思うけれどここでは割愛)、アガペー(神に対して捧げるような愛)、そしてフィリア。アリストテレスが『ニコマコス倫理学』でフィリアを「友愛」として説いているけれど、私はサン・テグジュペリのこの言葉はフィリアだと思う。それは性を伴っても伴わなくても、尊く、よりいろんな人に捧げることのできる愛のかたちを説いていると感じていて、自分が愛しいと思う人には、何よりも先にフィリアを感じ、与え、共有できれば幸せだな、と思っている。同じくサン・テグジュペリの「愛」に関する言葉で好きな言葉がある。True love begins when nothing is looked for in return.(本当の愛は、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ)
2017年07月25日
コメント(2)
旅行から帰ってきて、ポートフォリオを見てみたら、シーティーエス(4345)が買建値の10倍以上になっていた。ハンズマンに続き、テンバガー達成、である。もっとも最高値を見ると、先週前半につけているし、今日の引け値は前日比で下がっているから、「今頃何を言ってるんだ」という感じなのだけれど。一応、ポートフォリオの第3位にまで成長しました(^^)ちなみに1位が綿半(3199)で、2位がトランザクション(7818)、その後の順位もあんまり変わっていない。昨年末比のパフォーマンスは16~17%くらいなので、他の並み居る個人投資家さんからすれば笑っちゃうくらい物足りないのだが、樽を…いや「足るを知る」の精神でがんばりたいと思います。私はちょこちょこ売買せずに、「倍」アンドホールド主体なので、売るときは結構な税金を持っていかれてしまう。これが悩みの種。株を乗り換えようと思っても、再投資するときのお金が減ってしまうからである。現在の含み益は50%を超えている。今年はさすがにもう少し現金にして、こまめに納税しないと、と考えている。とりあえす第2期の住民税を早めに納付しておこうかな。。最近の売買は、旅行中にジャストシステム(4686)をスケベ指値していたものの、あまりにどスケベすぎて、100株しか約定していなかったくらいorz他にはブロードリーフ(3673)を少し遊びで買い増ししてみました。こちらもスケベ指値で本日よい感じで約定しております。
2017年07月24日
コメント(3)
九州は本当に不思議な場所だ。自分がかつてみた風景と似たところがたくさんある。 阿蘇はアイルランドに本当に良く似ている。大観峰はアイルランドの聖山、ベン・ブレベン山を見上げる姿に良く似ているし、途中のドライビングルートでは草原が広がり、牛がときおり草を食んでいた。アイルランドで見るそれを思い出した。リアス式海岸を眺めてディングル半島を車で走った記憶などが蘇る。また、阿蘇のジオパークは、箱根に似ているところが多い。電波観測所のあるところは箱根と間違えたくらいだし、秋にすすきが生えるところは仙石原に地形がそっくり。小国の鍋ヶ滝は河津桜の七滝や天城峠を思い起こし、高台のドライブルートから町や海を望む景色は、箱根から三島に向かう国道1号線にそっくりだなと思った。 他にも伊豆半島の南端・石廊崎に似ているところとか、蛍のいる里に入るときには湯河原を髣髴させるところもあり、いろんな風景を見せてくれるところが面白い。 天草の海のそばにあるゴシック様式の崎津教会は、西伊豆の西野浜あたりの風景に似ていてデジャブかと思った。 大分に行けば、日本一のつり橋からの景色は、長野の育った渓谷を思い出す。 伊豆あたりは、友人も何度も訪れている。旅行中、「ここは○○に似ている」と、同じことを言っているのを聞いて、ああ、やっぱりそうだよな、似ているよな、などと思ったのであった。 私は14カ国しか回ったことがないのだが、日本国内や世界で見た景色が、九州にはコンパクトに詰まっているのだと感じた。あまりにも風景を見ていろんな記憶と結びつくので、現在と過去の思い出が行ったりきたりして、脳の動きとして、本当に楽しい日を過ごすことが出来た。なんていうのかな、人生の反芻ができて、楽しいことも、つらいことも、切ないことも、喜びも。いろんなものが旅行中に交錯した、というのが正直な感想かな。いい年齢になったのに、これまで自分を顧みたことがなかったので、九州旅行は自分の人生の回顧録でもあったような気がする。…って死ぬのかな、私。リアル走馬灯みたいなこと言ってる(笑)
2017年07月23日
コメント(0)
黄昏が好きだ。夜明けよりもずっと好き。夕陽がじりじりと閉じていくさまは経験や時間を積んできた結果であり、それを受け入れる人間のようだと感じることがあるから。自分の人生と重ねあわせながら、眺めるときもある。黄昏の語源は「誰(た)そ彼」からきている。薄暗くて誰が誰だかわからない時間という意味だけれど、人生の昼間をどう生きてきたかによって、人間は変わっていく。たそがれ、という言葉を聞くと、「すっかり様変わりしてしまった人」のことを、時に指しているような気がする。黄昏の夕日に出会うとき、なぜか手を合わせてお祈りしたい気分になる。なぜなんだろう?写真は、熊本の千厳山を訪れたときのもの。沖縄本島の北側を髣髴とさせる奇岩をすり抜け、頂上に着いたときに、有明海の中に沈もうとする夕陽を拝んだ。この週末、九州旅行に行ってきた。人生で九州に行ったのは仕事で長崎を訪れた1度きりしかない。でも、朝から夜までずっと詰めていたので、思い出は空港でちゃんぽんを食べたことくらいだった。だから実質はじめての九州見物になる。飛行機で長崎に入り、車を駆って出島へ。そこからフェリーに乗って熊本に渡り、最終日には大分へ行ってきた。1週間前は仕事で大阪、神戸、京都にいた。こんなに短期間であちこち出かけるのははじめてだ。いろんな意味で思い出深い旅行になり、行ってきて良かったと思った。
2017年07月22日
コメント(2)
ご案内が遅れてしまいましたが、8月以降のサロンFUJIYAMAの講師の順序が変更になりましたので、以下お知らせします。このたびは私の不手際で、講師の変更がおこるなど、大変ご迷惑をおかけしております。このようなことがないように、今後一層の注意を払って自分の責務を果たしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。<今後の日程>●8月5日(土) cpainvestorさん「IPO銘柄目利きのポイント」→2017年8月~7月の新規上場銘柄を振り返り、元上場審査官・会計士・投資家の視点からひと言コメントしていきます。※合宿つきで、講師も宿泊予定です。●9月2日(土) とりでみなみさん(初)「2020年の日本の景色~ロンドン・リオで何が行き、実際に東京で何が起こるのか」→オリンピックがらみのイベント・国策話です。立場上仕事とかここで明らかにできないのですが、タイトルから汲み取っていただければ、と。億り人さんで、日経マネーなどにも出ている方です。FP資格保有。●10月7日(土)www9945さん●11月4日(土)吉野永之助さん(元キャピタル日本法人社長・ファンドマネジャー)●12月2日(土)中野晴啓さん(セゾン投信社長) ※合宿つきです。講師も宿泊予定です。
2017年07月21日
コメント(0)
しばらく更新が滞っておりまして申し訳ございません。体重はまた減ってしまったのですが(汗)、身体は妙に動くので元気でやっております。温かい言葉とか、差し入れとか、いろいろいただいてしまって申し訳ございません。アスリートが愛用しているという布団「エアヴィーヴ」をくださった友人もいて、価格もアレなので、割引価格で買えるということで手配してくれたんだと感謝していたのですが、「いいからこれで眠れ」と言われて、多少は睡眠時間が延びてきました。日によって違うのですが、2~5時間くらい眠れるので、本当に感謝しております(^o^)/<お酒メモ>7月20日木曜日御殿場高原ビール ヴァイツェンボック パイントグラス1つ毬花 パイントグラス1つ 帝国IPA パイントグラス1つ風の森 純米 1合7月21日金曜日生ビール 中ジョッキ1つ香露 本醸造 半合弱熊本ハイボール(熊本の米焼酎で割ったもの) 1つ新政 ラピス 2合田酒 純米吟醸 1合7月22日土曜日生ビール 中ジョッキで1つ白岳 米焼酎 お湯割で2つ田酒 純米吟醸 2合7月23日日曜日サントリー火の国ビール 阿蘇 タンブラーで1つちょっと瑞鷹 糟搾り 純米大吟醸 ふたくち
2017年07月20日
コメント(0)
社会文化と景気というのは相関性があるという持論を持っている私。男性の靴下が短くなり、くるぶしまで見せるのが流行しているという記事を読んだ。また昨今の松居一代騒動とか、渡辺謙の不倫報道を見ていると、世の中浮ついているなという印象を持っている。文化論だけで分析すると、1990~1992年あたりとそっくりなのである。1989年の年末に日経平均が高値38915円をつけたあと、ゆるゆると株価は下がっていったが、株価は景気の先行指標。1992年くらいまでは有効求人倍率はものすごくよくて、世の中まだチャラチャラしていた。空気的には似ているなぁと思うのだ。株で儲かって、タワマン住んで…みたいな話も「あるある」になってきてるし。www9945さんでさえ、それを目論んだ(だけど入院を契機にポシャったらしい)という話を聞いたから、バブルフラグ立ってるなぁ、と正直思う。お友達の投資家さんに今バブルかな?と聞いたら「日経平均のPERは14倍、EPSは過去最高だけど」という返答。まだまだ引っ張れるのか否かわからないけれど、私も大人になってからはじめてのバブルなら、少し踊ってみようかな。前回のバブル時は子供だったけれど、なぜかベルファーレとかジュリアナとか、経験してるんですよ、私(汗)顔が老けていたんで、そういうことでは大人の世界もちゃっかり覗いていたりする(爆)<お酒メモ>7月19日水曜日山本 ドキドキ 青ラベル 1合荷札酒 1合ちょっと蒼空 美山錦 2合(うち半分は銀座のバーが作った日本酒割用炭酸で割ってみる)菊姫 山廃 炭酸割を大きめおちょこで1つ
2017年07月19日
コメント(2)
あんまり傘をもって出かけない私。母は生粋の雨女なのだが、私は結構晴女。先日も7月の関東で雹が降ったと話題になっていたが、その日は行く先々晴れで、結局日傘を差しては「暑いー」とぐてたまのようになっていただけだった。前にスピリチュアル的な話で、晴男、晴女は稲荷系の守護霊が護ってくれているから、というのを聞いたことがある。対して、雨男や雨女は龍神がついている、らしい。真贋はともかく、私はその昔、伏見稲荷で変な老人に道を指し示され、稲荷山をさまよったことがあるから「うーん、どうなんだろう?守護されているならだまされることなんてあるのだろうか?」などと思ってしまう。出張先で雨予報が出ていても、あんまり降られないので、荷物が多少軽くなるので、こういうツキならまぁいいかな、と思っている。雨でナイター観戦が中止になる経験も1回くらいしかないしなぁ。<お酒メモ>7月18日火曜日ソアベクラシコ 白 ハーフボトルシャトーポールマス 赤 ハーフボトル而今 1合半
2017年07月18日
コメント(0)
祇園祭を観て来た。ものすごく混むと聞いていたし、最初は日程的に行くつもりはなかったのだが、出張後滞在することで見られるのなら、一生に一回の機会なのかもしれないと思い、友人に無理を言って逗泊をさせてもらったのだった。祇園祭の主役、山車の呼び名である「山」とか「鉾」という言葉も知らなかった私。前(さき)祭の2日前から飾られるということで、いくつかを観に行った。鉾は女性が乗れるものはいくつかしかないのだが、女性OKという鉾がいくつかあったので、なんとなく天女の姿と車輪に菊紋がある菊水鉾が気に入ったので、1000円払って乗ってみた。天女はあの世からのお迎えの象徴。キリスト教なら天使の姿、といってもいいのかもしれない。この間も宇治の平等院で天女を観たばかり。最近どうして天女によく会うのかな、何か縁があるのかな、などと思った。不眠になってからというもの、目が覚めると、「ああ、この世界はもう変わってしまったんだ。以前の私が知っていたもの、大切にしていたものはもうないんだよね」と思ったりする。夢の世界に居るときには、そんなことを感じないし、以前の自分そのままの意識なのだが、起きて、そうじゃないことに気づく。だからカーテンの隙間から差し込む朝日が現実を告げて、それを認識する瞬間が1日の中で一番つらい。涙が出ることもある。今日も2時間寝て、起きたらまだ2時半だった。夜明けどころかどっぷり夜だった。寝返りだけをうちながら、醒めた頭でいろいろと考える。でも、思うのは「今を生きる。これからのことを考える。それで眠れないのならそれでいい」ということだけ。身体が先に逝くのなら、それも人生だと。起きている時間に天女をよく見るのは、何でなのかな。ただ単に、外出ばかりで愛鳥「ごましお」に会う時間が少ないから、「ごめんね」と心の中で思っているからなのかもしれない。そして、ごろごろしているうちに再び眠りに落ち、いつもと変わらぬ朝が来た。京都に着く。「ここがベストロケーション」と言われた場所に案内されたそこは、山鉾に水をかけて角を曲がる、迫力あるシーンが見られる場所だった。「目の前の交差点の信号を渡って往復すれば、歩きながら山鉾が正面から見られるよ」と言われて、カバンも財布も携帯もすべておいて、「行ってこい」をやろうと思って向こう側に渡り、戻ろうとすると、突然目の前の横断歩道の青信号の点滅が終わり、信号の光が落ちた。え?そして警官が私の目の前で黄色いテープを張る。通行止めの合図だった。「すみません、私、地元じゃなくて。今携帯も何も持っていないんです。むこうに仲間がいるので通してください」「だめです」人が押せ押せで、カメラはおろか、身分を証明するものも、水分も何も持っていない。暑い。フラフラする。目の前のおばあさんが倒れて搬送されている。けれど私が倒れて病院に行ったら、誰だかわからないし、連絡を取る手段もないから、横断歩道の向こうにいる仲間が心配するだろう。どうしよう。でも、目の前には迫力のある山鉾や、きらびやかな衣装を着た人たちが、厳かに巡行している。きれい。人が倒れ、意図せずして最前列でぽかんと祇園祭を観ていた。ときおり眩暈がおこるが、それをフォローするかのように涼風がひとすじ頬をなでる。まるで天女の羽衣みたい。ツイているのか、ツイていないのか。1時間ほどすると人混みが少し緩やかになり、熱中症で倒れずには済んだ。近くにいた警官にもういちど事情を話すと、地下道を案内され、ようやく合流できた。最初で最後かもしれない祇園祭。この世とあの世、懐かしい人との邂逅、伝統、あらゆるものが交差する場所。いろんなものがそこにはある。来てよかった、と思った。帰りの新幹線は満席で指定もグリーンもとれなさそうだったから、飛び乗ってしばらく立っていた。ぐったりだったけれど、名古屋で席がひとつ空いて自由席に倒れ込む。気が付いたら眠っていて、小田原を過ぎたところだった。今もほわほわしている。明日からまたいつもの毎日がはじまる。頑張らないとね。週末に来た仕事を前倒しで片付ける合間に、ブログを書きながら、少しずつ日常を取り戻そうとしている。
2017年07月17日
コメント(2)
8月のサロンFUJIYAMAの講師が変更になったと先日ご案内さしあげましたが、講師のcpainvestorさんから詳しい演目テーマをいただきましたので、こちらに掲げさせていただきます。よろしくお願いします!<8月サロンFUJIYAMA概要>開催日:2017年8月5日(土)時間:14:30 〜16:30 ※30分程度延長の可能性あり。講師:cpainvestorさん(公認会計士・投資家)テーマ:「IPO銘柄目利きのポイント」内容:2017年8月~7月の新規上場銘柄を振り返り、元上場審査官・会計士・投資家の視点からひと言コメントしていきます。講師より留意事項:・あくまで目利きのポイントを伝えるのが目的であり、銘柄推奨はしません。・講義中に終わらない場合は、合宿時に補講、質疑応答を行います。場所:沼津駅北口 プラザヴェルデ401会議室 静岡県沼津市大手町1-1-4 電話:055-920-4100 ※時間と場所、参加費用にご注意ください参加費:2,000円(現地にてお支払い下さい)定員:50名ご参加のお申込は、株式会社吉野エージェンシー紅野さん(フリーダイヤル:0120-20-9016、TEL:055-963-2392)へ以下の内容を次のメールにてご連絡ください。 info@hokenyoshi.jp 1.お名前2.ご連絡先(お電話番号)3.合宿への出欠:伊豆天城船原にある「魔女の館」で合宿の予定 費用9,900円(予定)※会場の都合上、定員になり次第〆切させていただきます。ご希望の方はお早目にお申込みいただきますようお願い致します。会場の都合上、先着順で受付けておりますので、ご希望にそえない場合もあることをご了承ください。ご参加の皆様には、別途お振込のご案内をお送りいたします。また1〜3は必ず記載の上お申し込みください。※魔女の館は、寮を地元の会社が改築したもので、お客様専用の宿泊施設ではありませんが数人が住んでおり、隣地は温泉施設と旅館があります。数室が空き家となっておりおもてなしする人はいませんが、よく利用している懇親会会場の割烹のマスタとママが同行し、夕食、朝食を振舞っていただきます。(お願い)ひよこ君LOVE(個人の方の資産形成 初級編)を開催いたします。講師のご意向でお知り合いで20代、30代の方へ ご紹介下さると幸いです。(開催日)8月5日(土) 13:20〜14:20(開場13:00)(場所) 沼津駅北口 プラザヴェルデ401会議室(参加費)無料(定員)10名(申込方法)メールにて info@hokenyoshi.jpへ次の1〜5とひよこクラブ参加希望とメールに記載の上、送信ください。1お名前 2ご住所 3TEL 4メールアドレス 5同伴者人数(ご一緒に参加される方がいる場合)どうぞよろしくお願い致します。それでは、皆様のご参加とまたお会いできることを楽しみにしています。
2017年07月16日
コメント(0)
それにしても休肝日がない…。不眠克服の一助にと、先日医者に行って睡眠導入剤を貰って来たのだけれど、「アルコールを摂った日は服用はダメ!」と言われたので、普通に薬をもらってからまだ1錠も服(の)んでいない。まぁ、相変わらず1時間とか2時間しか眠れないという日もあるのだが、自業自得なので仕方ないですね。お酒を呑んで、4時間とか連続で眠れる日もある。なのであまり悩まないように、変に気にしないように気を付けている。<お酒メモ>7月12日水曜日ちゃぶ台ワイン 赤 グラスで1つドメイヌソガ 日本酒 1号酵母 おちょこで1つ小布施 オーディエール 白 グラスで1つ小布施 シラーズ 2015 赤 グラスで2つキリン一番搾り 神戸づくり 350ml缶 1つ遊花 純米吟醸生 2合7月13日木曜日ピノグリージョ イタリア 白 ハーフボトルHEROES チリ 赤カベルネ&白 計2/3本くらいおりがらみ 滝自慢 1合 ※呑んだ人からご報告いただきました(笑)7月14日金曜日嘉美心 純米 半合弱 微発泡。ワインみたいな感じ。信濃鶴 生 特別純米 半合蒼空 美山錦おりがらみ、山田錦大吟醸、雄町おりがらみ各0.3合紹興酒 すこしあたためて 500ml7月15日土曜日豊祝 生 3合出羽桜 純米 1合生中 1つスペインのワイン 赤白 グラスで1つずつ初孫 おちょこで1つ7月16日日曜日アサヒスーパードライ 中瓶 1本弱ヱビスビール 缶 コップで1つ初孫 2合弱7月17日月曜日房嶋屋 岐阜 微発泡 0.3合早春 袋吊り 生 純米 0.3合藍の郷 純米 半合
2017年07月15日
コメント(0)
立ち飲み屋にて。「痩せた?」「はい、今高2の時の体重になりました。当時のセーラ服着られそうなんですよ(笑)」「2カ月くらい前に会ったけどさ、それ痩せすぎだよ」「わかってる」「うーん、いけるかもなあ」と相手がおもむろに言った。「あのさ、球場でチアリーディングが着ていた衣装があるんだけれど。着ますか?余っているのがあって」??という顔をした私に、スマホで実際のチアが着ている写真を見せてくれたのだが、割とおとなしめ。ピンクで可愛い衣装である。「え、ウエストとか大丈夫ですかね」「サイズ66だよ。今だったら余裕でしょう」と、私の凹みすぎた腹を見やる。「66だったら、確かに大丈夫でしょうね。どこかの余興で着ますか~」「ハイソックスもつけておきます」一同、爆笑。ということで、今手元に「衣装」がある。上着だけだと、野球のユニフォーム風のそれなのだが、下のスパッツやスカートやハイソックスをみると「うーむ、すごい代物だ…」と思う。たぶん、東京ドームとかに行くときには、上だけ着ると、それなりにオリジナルの素敵な応援コスチュームになりそうである。「あの、スパッツ穿くと意外と地味でつまらないんで。ぜひスカートだけで一度穿いてみて、写メして」「あはは、考えときます」セーラー服を着るのは、見ためきついだろうが、これはちょっと試してみたい代物である。とはいえ、まだクリーニングの袋からは出していない(爆)痩せると、いろんなことが起こるなぁ…(^^;
2017年07月14日
コメント(0)
12日の水曜日の午後から出張に出ていった。とはいえ、しばらく会社を空けるし、出社は連休明けになるので、昼間は会社でいつものようにオフィスワーカーをやっていた。そろそろ新幹線に乗らなきゃ、という時間になった時に、会社の中で尊敬している先輩が私に向かって「雅は酒呑んだ後に仕事をするか、疲れ切って仕事しているか、どちらかしかないからな」と言った。周囲もあははと笑って、私も笑ったのだが、そうかもしれないな、と思った。これまではそれでいいやと思っていたのだが、そうはいかない状況なので、この状態を変えないといけないなぁ。それにしても、愛情のある言い方するなぁ。だからこの先輩を私はずっと慕っているのだな、とも感じた。人生で大切なものから「ファースト」にしたほうがいいに決まってる。私にとって、仕事よりもファーストにしたいものはたくさんあるのに、いつも大切なものを劣後させて生きてきたのかもしれない。目の前の仕事さえ片付ければ、大切な人と楽しい時間を屈託なくたくさん過ごせると思って、必死にやって来た。でも間違っていたのかもしれない。仕事はやってくるけれど、その他はどうなんだろう?新幹線からの車窓を眺めながらそんなことを考えた。数日後、神戸に足を運んだ。少し時間があったので、市議会のビルの屋上にある展望台に行くことにした。六甲山や摩耶山などの山並みや、神戸港を一望できる眺望の良いところだったのだが、その場に飾られていた映画のパネルに気が付くと、そちらに夢中になってしまっていた。神戸は映画のロケ地になることが多い。絵になるエリアだからだろうが、ここ2年でもそうそうたるラインアップ。映画のタイトルがわんさか並んでいた。無意識に、その写真やデザインをひとつひとつ眺めてては、写真の加工、レイアウト、書体や色のバランスについて感想を持ちながらひとつひとつ頭の中に叩き込みはじめていた。「この『HERO』のキムタクの写真。肌感の処理は却ってマイナスだと思う。ポスターを観た人が映画を観たいと共感できない」などとつぶやくと、友人が言った。「雅さん、今は仕事じゃないんだから。景色を眺めて休んでて、と言ったのに、どうして目の前の海を眺めずにポスター見てあれこれ言って。結局仕事のこと考えて…抜けきれないんですか」「…そうですよね。すみません」「いつだったか、初詣に行ったときに、突然緊急の電話がかかってきて、手ぶらだった雅さんが、砂に電話番号を書いて、急いで連絡をとっていたときにすごいなと思ったけれど…」「そうでしたっけ?忘れてた」みんなが一所懸命自分の都合に合わせてくれていたのに、それに応えていなかったのかもしれない。私が何より見えてなかった、いや、見ていなかったのは、自分自身なんだろうな、と思った。
2017年07月13日
コメント(2)
天童市からフルーツトマトが到着した。昨年も頼んだのだが4パック(2キロ)×2回届く予定。寄付額1万円でいただける。食欲のない日が続いていて、とうとう肩の肉がなくなってしまって、骨が出てきてしまった(汗)。体重は最安値をまたまた少し割り込んでいたけれど、それでもこの日は夜まで何も口にしていなかった(なぜか缶ビールは外で吞んだけれど)。さすがに自分の状態がまずいと思っていた矢先に届いたトマト。明日は午後から出張だし、せっかく届いたトマトすべてを冷蔵庫内で鮮度を落としても可哀そうだと思い、料理といえないくらいの簡単な軽食をとる。中玉のトマトを切る。完全無添加のライ麦パンの封を切って、手作りのハーブソーセージと豆を茹で、サンドする。パンは零下20度で制作する特殊なものだったので、ずっしりと重い。6枚切の1/2枚を食べただけでお腹がいっぱいになってしまった。といっても、トマトは300g近くとったから、それなりに今日は胃に物を入れられたかも。トマトは新鮮だと、へたのところからレモングラスのような酸味の強い、青いにおいがする。今日届いたのもそういう香りがして、食べるたびに「あ、私の栄養になって、元気にしてくれそう」という気持ちになった。<お酒メモ>7月11日火曜日アサヒ 350ml、1缶 空と川を眺めながら。贅沢な、ひととき。
2017年07月12日
コメント(0)
大変申し訳ございません。8月5日の講師を予定していた方々が急遽講師を務めることができなくなりました。ひとえに段取りが悪い自分の責任です。個人投資家・六角さん以来の、2度目の「しくじり」、大変申し訳ございません。代講を現在考えておりますが、もしそれが無理だった場合は責任をもって私がやります。既に8月のサロンFUJIYAMAのご案内をさしあげているかと思いますが、講師と演目を楽しみにしてくださった方々で、キャンセルされるかたは、大変恐縮ですが事務局にご一報ください。人生を真摯に生きてこなかった「つけ」が廻ってきたのかもしれません…。<追記>10月講師予定のcpainvastorさんが8月講師を代わりに務めてくださることになりました。心よりお礼申し上げます。こちらの手際の悪さをフォローしてくださって、本当に感謝しております。年内のcpainvastorさんの講演はこの8月のみになります。9月10月の講師の予定が、少し前後するかもしれませんが、また改めてご案内いたします。<お酒メモ>7月10日月曜日風の谷のビール 瓶1つ開運 本醸造 0.7合富士錦 純米 0.7合臥龍梅 純米吟醸 半合ギネス 生2パイント
2017年07月11日
コメント(0)
今年は関西にいることが多い。月1回は当たり前になってきている感じだが、このところ月に2回ペースに増えている。デスクワークもしなきゃいけないのに、こんなにほっつき歩いていていいのかな。。ただ、行ったら行ったで素敵な人たちに会えるし、会社のお金で遠くにいけるわけで、そこは恵まれているんだなと思う。とりあえず、7月13~14日に滞在しておりますので(うわ!翌日から連休なのかw)、14日の夜にオフ会ができればと思っております。18時半JR大阪駅東口イカリスーパーの前集合で考えております^^ご希望の方は、ご存知の方は雅の携帯、もしくはslowlysheep●yahoo.co.jp(●を@に変えてください)にご連絡ください。12日から前泊予定なので、12日昼間くらいまでにご連絡いただければご返信できそうです。なお、今朝も新安値を更新し、体重が激減しておりますので、面識のある方は再会しても驚かないでください。セーラー服は今回のオフ会で着る予定はございません(^^;落ちぶれ株死さんといずれお酒を呑もうと思っておりますが、そのときは「株のしくじり先生オフ」を東京でやりたいなと目論んでいます^^<お酒メモ>生ビール 3口くらい(あまり呑めなかった)
2017年07月10日
コメント(2)
双子の酒豪の友人の母親は、40代まで台所で料理をしながら酒をたしなむくらいの酒豪だったのだが、ある日「あ、私もういいわ」と言って、そこから酒を一滴も呑まなくなったという。似たようなことは私もあって、10代まではそれはそれは牛肉が好きで、食べるときには1回に7Kg近く食べたこともあり、大食い選手権に出られると言われていた。あるとき社会人の方に焼肉デートに誘われ、ご馳走するよ、遠慮しなくていいよと言われたので、喜んで10何人前食べたことがあるのだが、「君とご飯を食べると通常のデートの3倍かかる」と帰り際にぼやかれたりもした(汗)でも今は、ほとんど食べなくて、あの頃の食欲と肉に対するこだわりはどこへ行ったのかと思ってしまう。人間、何かひとつのことを希求し、ある程度それを満たすと、「もういい」になるのだと思う。株式投資への情熱も、一時期ほどではなくなったけれど「あ、私もういいわ」にはなっていないので、よかった。ただ、自分の仕事というか、少なくとも会社に対しては「あ、私もういいわ」になりかけているのを自覚している。先日ボーナスが出たのだが、粗利は前の半年より7割強増えているのに、査定はゼロ。基本賞与も削られていた。会社の業績が芳しくなくて、みんなに基本賞与を配らなきゃいけないから…みたいな理由が入った紙が入っていたが、株の1日のマイナス幅すら埋められない金額を見て、怒りとかそういうものはまったくないのだが、なんかふっ切れた感じがした。身体も精神も壊れているし、ちょうど会社が休みをくれると言っているので、休みをちゃんともらって、その間に態勢を立て直して、次のことをやろう。というかやる時期なんだということを感じた。直感みたいなものがあった。もっと早く動いていれば、健康を失うこともなかったかもしれないし、失う人間関係みたいなものもなかったかもしれない。でも、ここまで来るまで気づかなかったのだ、というかやりたくなかったのかもしれない。ただ、ここまで引っ張ってきたことで、仕事でもプライベートでも、新しく構築できた人間関係や場というのがあり、よかったこともあった。差し引きゼロというよりは、少しプラスになっているかもしれない。心身の健康を損ねることで、周りにはものすごく迷惑をかけているのだけれど、その結果、誰が自分のことをどう思ってくれているのかがよくわかった。私のことを慮って、私よりも先に体調を崩して入院した友人もいる。本当にものすごく悪いことをした。私自身が治ったら、早く手を差し伸べた人にお礼をしたいと思う。今まで以上に、もっと友達を大切にしたい。
2017年07月09日
コメント(3)
広島カープが18日にもマジック50が点灯する可能性が出てきた。まだオールスターもやっていない前半戦なのに、早い話である。でも、そもそも論になるが、「カープが強い」わけではなくて、他が野球をやっていないシーズンなんだと思う。カープファンには悪いのだが、野球をやっていないチームに勝ち続けても、カタルシスはあるのかな?という気持ちになる。勝ちは確かに勝ちで気持ちいいのはわかるが、その勝利に伴う歓びって、例年より薄いのではないかと。弱いジャイアンツに勝っても、素直に喜べない、というアレによく似ている。今年はカープが優勝するとして、歴代優勝回数は8回。阪神と中日が9回だから、連覇したとしてもまだそんなものなのか、と思う。セリーグは巨人がダントツに優勝が多くて45回。ヤクルトが7回で横浜が2回。数字で見ても圧倒的に巨人シフトというか、巨人が盟主だったのである。今はタイガースが2位につけているが、防御率はセリーグ1位でも、失策が多い。失策がつかない守備の乱れも多い。昨年よりも下手な野球をやっていて、よく2位でいるなと思う。不思議なくらいだ。試合を観ていると、相手が自滅して、その間に点を取っていることが多い。ヒットの数と得点数が同じか、ヒットの数が少ない試合もよくある。だから、勝った試合も素直に喜べない。とぼやく私は、常に身びいきのチームをあれこれと論じる「虎キチ」そのものである。
2017年07月08日
コメント(0)
先日「友達や異性に求める条件を3つ挙げるとしたら何?」と質問された。不意の質問だったこともあるし、いつも人間関係で大切にしているのは「信頼に足る相手かどうか」だけなので、「信頼ですかね…」と答えた後、2つ目がなかなか出てこなかった。信頼している相手と何をやりたいのかを想像してみると2つ目、3つ目が出てきた。「分かち合えることと、尊敬かな」この答えが正解というわけではないのだけれど、自分自身で考えてみて、浮かんだこと3つをなるべく満たす人と人付き合いをしていく。そうすると人間関係が円満にいくということだった。分かち合いって言葉がポロリと出てきたことは、自分自身でも結構驚いている。キリスト教的観点だと「恵みや重荷を分け合い共有する」というニュアンス。余剰があるから、あるいは自分が要らないから他人にあげるのではなく、相手が欲しいものが何かを考えて、自分の手元にそれが必要最小限しかなくても、相手が困っていたら差し出すような行為のことである。過剰になれば押し付けになるので、過剰かどうかを考えて、時には制御することも必要で、それが相手に対する「思いやり」なのだとも思う。サロンFUJIYAMAは、私にとって必要な3つがあるから、長くお手伝いできていると思っている。<お酒メモ>7月7日金曜日蒼空 山田穂 2合蒼空 美山錦 1合半而今 1合←家呑み7月8日土曜日蒼空 美山錦 1合半楯野川 2合荷札酒 2合
2017年07月07日
コメント(0)
思い込みが高じると、自分の視座でしか物事を見なくなってしまう。それを私は小さい頃から「狂気の世界」と表現していた。人間は自分の都合に合わせて事実を作ることがある。自分のやったことや思いに自信がないとき、「自分は間違っていない」ということを心の中で強化したいときにそれは起こりやすい。それは恐怖心から生み出されるものだと思う。そういうことをしていると世界と、自分の見たい世界にズレが生じる。それが心理学で言う「認知のゆがみ」というものなのかもしれない。そういう心理状態で新しいことをやっても、いい結果は起きない。だからこそ、自分の弱さとか欺瞞を認めて、おそらく正しいことが自分にとって不快であっても、向き合わなければいけない。そういえば、この間会った人が「自分がよい状況に置かれているときでも、敢えて厳しいことをいってくれる人こそ、本当に自分を思ってくれる大切な人だし、自分にとって必要な人だ」と言っていた。これは恐怖に置かれている状況の話ではなく、むしろ「調子こいているときの自分への警鐘」なのだろうが、私もやっぱり、そういうスタンスかな。<お酒メモ>7月5日水曜日ソアベクラシコ ハーフボトル7月6日木曜日アサヒスーパードライ 缶 350ml甘酒(千葉産・自家製だそう) おちょこで2つくらいの量
2017年07月06日
コメント(0)
私の人生は、他の人に比べて少々引きが強いと自覚している。いいときも、悪いときも。4日火曜日早朝から出張で関西に向かった。睡眠時間は1時間半だった。体力も気力も最悪だったのだけれど、仕事は仕事なのでそれなりに楽しく、淡々とこなした。ただ、自分の状態がもう限界だったので、仕事が終わったら早めにホテルにチェックインして、少し眠ってから夜のスケジュールを、と思っていた。身体を休めないと危ない、とわかっていたからだった。でも、行きの新幹線で何となく「夜の予定を繰り上げたほうがいい」と感じて、連絡を取り、OKをいただいたので、ホテルにチェックインしたらすぐに移動する予定に変更。台風の影響でかなり雨脚が強い中、昼の仕事を終え、ホテルに向かう。建物の目の前に着いて、驚いた。フロントの横に「休憩」とか「宿泊」のランプがぎっしり並んでる。え…???そう、ラブホテルだった(ToT)予約時にはビジネスホテル、って書いてあったのに…。とりあえす、室内は違うよね、違うよねと心の中で言い聞かせながらエレベータに乗って部屋へ。ドアを開けると、そこはちっとも違わなかった。むせかえる安い香水の匂い。禁煙の部屋を指定したのに、煙草の香りが充満し、香水と強烈なエアコンで誤魔化そうとしている室内。ベッドも、水回りも、全部普通のラブホのそれ。ホテル選びには自信があったので、ちょっと参った。自分が今回、こんな精神状態に置かれているときに、こういうシチュエーションって、ど最悪だと思った。神様がいるとしたら、どこまで私を追い込むのだろう。普段だったら「やっちゃったけれど、まあ後で美味しい話として笑い話にできる」くらいにしか思わないけれど。今は知らない誰かが毎晩2人で寝ているだろうこのベッドで1人で寝るのは、きつすぎる。ほほに涙がつつっと滑っていった。ホテルで寝るスケジュールにしなくてよかった、と思った。夜のはずの予定がその分早く終わったので、ホテルに戻る。でも、峠を越えた雨を連れた湿気と空気は最悪で、吐きそうで仕方ない。心配して、最寄り駅まで付き添ってくれた友人が言った。「今日は自分のところのゲストハウスが空いているので、よかったら泊まりますか」普段だったら遠慮するのだけれど、翌日の仕事は急に時刻が繰り上がり、朝が早いのと、場所も変更されていたので、余裕を見て移動もしなければならない。それでいてこの体調だしな、と思った。限界を超えて無理をすると、本当に制御できなくなるその時が早くなるな、と思い、悪いと思いつつ友人に甘えることにした。煙草の件を伝え、ホテルをチェックアウトするといったらフロントは慌てて「他の部屋をご用意します」と言われたけれど、「どの部屋も同じだと思うので、すみません」と言って、お金は払ってホテルを出た。沼に堕ち、どん底だと思っていたときにさらに底に沈むことってあるんだなーと苦笑した。同時に「捨てる神あれば拾う神あり」ってこういうことなのかな、とも判断力の鈍った頭が囁く。友人宅で、時々起きたけれど、いつもよりは少し眠った。トータルで3時間くらい。起きたらいつもよりも少しは身体が楽だった。友人にはホント、感謝しきれない。元気になったら、酒の席でネタにしよう。それだけが救いだよね、と自分を励ました。<お酒メモ>7月4日火曜日蒼空 キヌヒカリ おりがらみ 250ml蒼空 山田錦おりがらみ、美山錦、雄町おりがらみ 30ml×3サッポロラガー 中瓶 1本玉乃光 1合
2017年07月05日
コメント(1)
少し前まで、新聞を読んでも、書類を読んでも、うまく頭に入らなかった。だから、昨晩も日曜から月曜にかけて、深夜に朝イチまでの約束の書類を、昼からこつこつ作っていたけれど、いつもよりも作業効率が悪い。明け方仕事が終わったけれど、その後も今朝6時半まで一睡もできなかった。10時から這ってでも出なければならない朝礼があったのだが、翌日の火曜(日付変わって今日)は6時台発の新幹線に乗らなければならない。これは新幹線で倒れるかもしれないと思い、友人からもらった睡眠導入剤を思い切って飲むことにした。叱られるのが怖いから、上司にこの1カ月、不眠で眠れないこと、だから睡眠導入剤を飲んでこれから半休もらって眠ること、体重が5kg以上減ってしまって限界だということをメールで伝えて、思い切って携帯の電源も切って寝た。10時半に目が覚める。きっかり4時間。多少は寝たから楽だった。携帯の電源を入れたら、もう7件も着信が入っている。上司からも、まだ会社が承認していない仕事を徹夜でやっていたせいか、「そんな仕事は社内の許可がおりるまですすめるな、朝礼に出なさい」といった返信が入っていた。いや、力関係的には、当社にほぼ発言権のない仕事だし、この数字が吹っ飛んだら、会社と上司であるあなたが大変になるだけだと思うのだけれど、などと頭の中で誰かが言った。はじめて体調不良を正直に申告したのに、こんなものなんだ、とひとりごちる。上司のことは信じていたのに、信じすぎてたかな。最近、今まで信用していた人を「買い被り過ぎていたのかな」と思うことが多い。着信を折り返せば、とるに足らない連絡ばかりで、熱があること、明け方眠ったこと、まだ会社に行っていないのでそちらの要求にはすぐには答えられなくて悪いことを告げると、みんな驚いて割と電話をすぐに切ってくれた。会社に行って、上司に休みを取りたい、と話をしたのだが、あまり取り合ってもらえなくて、すぐにあれをやれ、これをやれ、といわれたのだけれど、「記憶にないんですが、先日もふらふらと車道のほうに歩いたりしているようで、友人から、『お前やばい』と言われてしまったんです。1カ月でかなり痩せてしまったし、眠れないので、少し休ませてください。ダメというなら、病院に行こうと思っているので、たぶん診断書下りるからもらってきます」と言ったら、他の上司としばらく話した後、急に様子が変わって、今、仕掛かっている直近の仕事6件を好きなようにずらしてもよいと言い始めた。「会社の方針が先日変わったから無理しなくていいんだよ」などという。さっきまで「すぐに決裁をあげろ」と言ったのは何だったのかな?肩の力が抜けてしまった。診断書云々はいらないから、とりあえず数日休んでいいともいわれた。つまりそれは「自分でスケジュールを決めていいんだよ」とフリーハンドを与えられたことに近い、と思った。白旗上げたのは私のはずなのに、どうしてなんだろう。逆転現象が起きている。相変わらず食欲はなく、今日もまったく豆乳以外なにも口にしていないし、食べ物を見るとつらいので、夜の誘いも断って、22時前に帰宅。何をしたかと言えば、250枚くらいの原稿を持ち帰って粛々と仕事をしていた。ただ、電車の中でも書類を広げていたのだけれど、不思議と久しぶりに「すっ」と文字が頭に入ってきて、ものすごく軽快。久しぶりに短時間でこんなに処理できたんだ、というくらいストンと仕事が終わってしまった。「休んでもいい」と言われたこと、自分のスケジュールは自分の裁量で決めていいと言われたら、急に楽になった。これまでが公私ともにものすごいストレスだったのかもしれない。これなら病院に行かなくてもいいかな、と思ったけれど、心配してくれて電話をくれた友人の忠告に素直に従おうと思った。少しお酒の入った相手の言葉が、優しいトーンで、告解箱の神父さんに囁いているように聞こえたから。ほとんど「うん、うん」としか私が答えなかったものだから、「聞いてるの?」と時折、確認してくる。うん、ちゃんと聞いてるよ。だから一度は行ってみるつもり。行こうと思う病院にもあたりをつけた。体重はさらにごっそり落ちているのだけれど、明日は出張先で何かうまいものでも食べて「滋養を」などと思っている。今日は薬なしでも眠れるかな。眠れますように。
2017年07月04日
コメント(1)
サロンFUJIYAMAの懇親会でお話ししていた方に質問された。「雅さんはもし、今ここにあなたを含めて100人いたら、何をしたいですか?」すぐ答えた。迷いがなかったから。「私以外の99人がなるべく愉快だとか楽しいとか思うことをしたい。その場にいる人で笑っている割合をできるだけ多くしたい」相手がどう答えてくれたか、正確には思い出せないのだけれど、雅らしい、みたいなことを言われて、微笑まれた時に、なんだかとても嬉しかった。正直、相手のそのときの笑顔が素敵で、表情だけだったら頭の中で何度も再現できるのだけれど。他の答えがあるのかな、と後で考えてみた。残りの99人と協力して何かをしたい、とか、その中で目立ちたいとか、いろいろあるのかもしれないけれど、自分はもういろんなものをいろいろな人から受け取っていて、これ以上何かをやってもらおうという気持ちはない。褒めて欲しいとか、いい人だと思われたいとか、そういう承認欲求もない。そういうことを望んだほうが女としては可愛げがあるのかもしれないけれど。打算でやったら、いつか相応の形で返ってくる、ということだけは頭のどこかが忠告してくれる。大切なのは自らの中から湧き出る何か温かいものを他の99人に渡すことであって、己を心を満たすために他の99人を利用したり、上下というのかな――格差や序列みたいなものを作り上げることではない。質問をくれた人は、かつてはそういうスタンスで生きていた私が、疲れ切っているさまを見て、「気づき」みたいなものを与えるために、「今ここに100人いたら」とわざわざ質問をしてくれたのかもしれないな、と思った。言い方を変えれば「もし何も恐れることがないのなら、今、自分はどうしたかったのか、考えてごらん」という問いかけに近いのかも。他者との関係性の中で自分は存在をしている。ならば己の歓びを他者と分かち合うことで自分の歓びをまた、再認識する。そういう生活に早く戻りなさいと示唆してくださったのかもしれない。そもそも人と分かち合うことを、支配とか依存といった欲求から来るものと混同するのは違う。そうならないためにも、まず自分を大切にし、自分に愛を与えることが大切なのかもしれない。恐れを抱くものは、内面に渇愛や不安があるからそうなるのであって、いつも与えるよりも先に誰かに与えられることを求めている。そこに陥ってはならない。私が元気ない状態でいるのは、何かに恐れたり、傷ついているせいなのかもしれないと思った。ならば恐れの原因が何かを早く探して、見つけて、消滅させる。そうしていつもの私に戻らないといけないなと反省したのだった。
2017年07月03日
コメント(2)
「俺たち、with Bみたいだよね」と呑んでいた友人に言われた。その日は男友達と3人で呑んでおり、最近売れているブルゾンちえみの後ろにいる2人の男性になぞらえて、友人はそう言ったらしい。思い出せば、女性がいるときも結構あるのだが、ワイワイガヤガヤやるときは、with Bみたいに支えてくれる人たちが多いかもしれない。ここ1カ月くらい、心身ともに変調しているにもかかわらず、本当にいろんな人がそばにいてくれて、言葉にならないくらい感謝している。早く元に戻らなきゃいけない。なのに、自分の意識がカノンのように同じところを回っていたり、話を聞いているのに、ふと記憶が抜け落ちてしまったり、私らしくないことが増えて、いけないことだな、と思う。周りの期待に、思いやりに応えられてない。しんどいことからも逃げずに、自分の人生に責任を持つ強さが一番必要なのはわかっている。焦燥感とか、不条理とかそういうものを乗り越えて、早くいつもの状態になることが、周囲の人がくれた思いやりに対するお返しだと思う。だから、がんばらないと。人間は関係性の生き物である。居場所と信頼があれば人は生きていける。お金には「信用」が載っている。でもお金を大事にすれば今ある信用が維持できるわけではない。お金を守ること、増やすことで心持ちが変わり、何かを失うこともあるかもしれない。お金は人間関係に逆の効果をもたらすことだって、ある。久しぶりに家に戻って、ポートフォリオを眺めて、金曜日は前日比0.5%程度のマイナスだったけれど、最後にポートフォリオを見たときよりもお金は増えている。いいお金と時間の遣い方をして、できるだけ多くの人といい人間関係が続くように、生きていきたい。「元気になるから、よかったらもう少しだけwith Bやって」。ぼんやりした頭でそんなことを思った。
2017年07月02日
コメント(6)
京都出張中に立ち寄ったお寺では、いろいろな蓮の花がそこかしこに植えられていて、ご丁寧に名前の紹介までしていた。10種類以上は、見た。蓮には複数の種類があるけれど、いちどにこんなにたくさん見たのははじめて。その中に大酒蓮(たいせいきん)という蓮があって、思わずニンマリしてしまった。中国から比較的最近(といってもこの30年くらいだが)、日本に渡って来た品種のようだ。珍しいタイプらしい。蓮の花はだいぶ枯れかけていて、さほど魅力的には映らなかったのだが、その葉はしっかり、でっぷりとして大きい。たまたま雨上がりだったため、中央のくぼみに入った雨滴が、文字通り「甘露」のように感じられて、そのたたずまいが非常に美しく、優美だと思ったのだ。名前も名前なので「うーん、この葉で象鼻杯をやりたい」と唸ってしまった。象鼻杯とは、以前にも書いたけれど、蓮の葉の上に酒をこぼし、葉の茎の下の方から吸い上げる興。呑んでいるときに象の鼻のように見えることからその名がついたようだ。蓮の葉が水を吸い上げる孔を利用して一気に吸うので、酩酊も早い。効率が良い(笑)食欲が減退しているせいか、昔だったら食べられない花や植物の名前はなかなか覚えられなかったのだが、最近はときどき「美しいな」とか思うようになった。歳をとればとったなりに人は見え方とか、感じ方とかが変わってくるのかもしれない。
2017年07月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1