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2025.10.30
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第32話「贖罪の行方」

「前世も今生も思うままに生きろ、他人のために己を曲げて別人となるな」
蕭蘅(ショウコウ)は阿狸(アリ)にそう助言して大昭(ダイショウ)国の見送りに出かけて行った。
その様子を見ていた司徒九月(シトキュウゲツ)は蕭蘅の心に誰がいるのか確信し、これまで避けていた姜梨(キョウリ)の元へ向かう。
「薬の処方を置いて行く、薛県令はそのうち全快するわ」
「やっとお礼が言える…私が必要な時は全力で手助けすると約束するわ」
「私を助けたいならそばにいる人を大切にして」

蕭蘅が国公府の前で待っていると司徒九月がようやく出てきた。

「文紀(ブンキ)にやった、女子が身につける物だろう?」
「信じられない!あげるんじゃなかった!」
すると九月は怒って兄の馬車に乗り込んでしまう。
実は九月が蕭蘅に贈った鈴は母の形見で、愛する人に渡せと言われていた。
帰途に着いた国君は妹のため皇帝に蕭蘅との縁談を申し入れると言ったが、九月は必要ないという。
「いくら求めても無駄だもの」

沈玉容(シンギョクヨウ)は外交団の歓待に尽力した学士たちを招いて祝宴を開くことになった。
沈夫人は朝から準備に追われていたが、来客名簿の中に姜梨の名前を見つけて憤慨、姜梨を呼ぶのは危険だと反対する。
すると沈玉容はあっさり断ると答え、安心した母に薬入りの茶を飲ませて眠らせてしまう。
妹には母が風邪気味で寝ていると嘘をつき、起こさぬよう釘を刺した。

その晩、薛芳菲(セツホウヒ)はあのおぞましい事件が起こった沈宅に舞い戻った。


薛芳菲は夫婦の閨房に向かった。
しかし内戸には錠がかかっている。
すると薛芳菲の思惑通り沈玉容が現れた。
「初めて訪れた屋敷なのに詳しいのだな…入りたければ開けよう」
「私がこの部屋を懐かしむとでも?」

沈玉容は芝居を続けるよう勧めたが、薛芳菲はその必要がなくなったという。

薛芳菲は沈玉容が刺客から救ってくれようと、芳菲苑で愛を語ろうと、今や寒気がするだけだと言い捨てた。
しかし少なくとも沈玉容が己を恥じている証しだと気づき、まだ引き返せると説得する。
「唯一の贖罪の方法は御前であなたと婉寧(エンネイ)が薛家を陥れたと白状することよ」
「急に正体を明かしたのは贖罪を求めるためか」
沈玉容は確かに愛する妻に手をかけたことを悔やんでいたが、母と妹を巻き添えにすれば先祖に顔向けできず、たとえ自分の命は取られても沈家を守らねばならないという。
その身勝手な言い分に薛芳菲は呆れ果てた。
「もう何も望まない、罪を重ねればいいわ、私が報いを受けさせる!」
「婉寧の後ろには成(セイ)王がいるんだぞ?!」
すると沈玉容は感情的になった阿狸を引き止めようと思わず抱きしめてしまう。
「離して!沈玉容!」
その時、戻ってこない姜梨を心配して探していた葉世傑(ヨウセイケツ)が現れ、背後から沈玉容を殴った。



薛芳菲は葉家まで巻き込まれることを恐れ、襲われてやむなく沈玉容を殴ったと罪を被ることにした。
「表立って関わるのは得策じゃない、裏から力を貸して」
「表からでも力になれる」
実は葉世傑もすでに姜梨が薛芳菲だと気づいていた。
「私は心から君を助けたいんだ」
「ならここから出て行って、それが私のためなの…お願いよ」

沈夫人が目を覚ました。
息子に謀られたと気づいた沈夫人は慌てて沈玉容を探し始めたが、騒ぎに気づいた学士たちも後を追う。
すると棒を持って立ちすくむ姜梨の横で沈玉容が倒れていた。
「辱められそうになって…それで…」

沈玉容は中書令の令嬢に無礼を働いた罪で連行された。
姜家からの知らせで姜元柏(キョウゲンハク)は慌てて帰京、すでに噂は町の酒屋にまで広まっているという。
姜元柏は今回こそ父親の務めを果たしたいと腹をくくり、訴状を書くことにした。

翌朝、皇帝は婉寧を寝宮に呼んで禁足を解いた。
そこで皇城司が司徒九月を襲った刺客をかくまっていたと明かし、大燕と大昭の友好を望まぬ者がいると牽制する。
婉寧は作り笑顔で望まぬ者などいるはずないと否定したが、皇帝から姜梨と沈玉容の合奏の話を持ち出され、心中穏やかでない。
「そう言えば皇姐は姜二娘子が沈玉容の亡き妻とうり二つと言ったな?
 沈玉容は大理寺に連行された、姜二娘子への不行状の罪でな」

婉寧はその足で大理寺に向かい、沈玉容の牢獄を訪ねた。
すると沈玉容はすでに覚悟を決め、殺してくれと頼む。
「殿下にはこれからも生き続けて欲しい、母と妹は見逃してください」
沈玉容はむしろこれで自由になれると安堵したが、婉寧は沈玉容の生死を決めるのは朝廷ではなく自分だと言った。
「あなたを助ける」



その夜、薛芳菲が涼亭で棋譜を解いていると、蕭蘅が中庭に突然、飛び降りてきた。
「茶…で次の布石は?」
薛芳菲は蕭蘅に茶を出すと、沈玉容が引き返すのを拒んだと報告した。
「ならば沈玉容を手駒として使い、長公主との汚れた関係を世に晒す」
婉寧は必ず沈玉容を救おうとするはず、あの傲慢な婉寧のこと、必ず石を進めてくるだろう。
「沈玉容を潰すため己の名誉を傷つけて、それで勝ったことになるか?」
「沈玉容を殴ったのは私ではなく本当は葉世傑なの」
蕭蘅はどちらにせよ一歩間違えれば牢にいたのは薛芳菲の方だったと一喝、約束を破ったと嘆く。
「不本意だけど仕方がなかった」
「阿狸…私はどうすればいい」
「知ってる、あなたは国を支えながら私まで気にかけてくれる
 私はあなたに身を投じると決めた、あなたの弱みではなく力になるために」
すると人の気配に気づいた蕭蘅は姿を消してしまう。

芳菲苑に趙珂(チョウカ)がやって来た。
「文紀からです、こたびの件を知って主君は国境から早馬で駆け戻ったそうです」
すると薛芳菲は思わず失笑した。
「分かってる、出発した時と同じ衣だったから…」
一方、李仲南(リチュウナン)は成王からの知らせを婉寧公主に報告した。
失脚した沈玉容を自害に見せかけ始末しろという。
しかし婉寧は朝廷のことを自分に任せて兄は強兵に励めばいいと突っぱねた。

蕭蘅は皇帝に沈玉容をどうするつもりか聞いた。
姜家は恐らく許さないはず、皇帝は望み通り事が運び、婉寧の出方が見ものだという。
「姜ニ娘子は辣腕だな、男なら重用できたものを…」
「これ以上、先に進めば姜梨が危険です」
「蕭蘅…姜梨に惚れたのか?!」
「はい」
皇帝は憤慨、自分たちが大業を成し遂げるためには姜梨を犠牲にしなければならないという。
すると蕭蘅は初めての朝議を覚えているか聞いた。

…幼くして帝位についた趙鄴(チョウギョウ)
庭園で巣から落ちた小鳥を助けた趙鄴は朝議より小鳥の方が大切だと訴えた
『朕にはまだあやつらに立ち向かえる力がない、相応しい者がやればよい
 父皇は朕のどこを見込んだのだ?』
『恐らく陛下の誠実なお気持ちでしょう、世を慈しむお心です
 そのお心を忘れずに国事に臨めば必ず天の助けがあります』
すると蕭蘅は自分がずっとそばにいると励ました…

蕭蘅は常に形勢をうかがっている成王と婉寧に惑わされ、初心を忘れないよう諫言した。
「何があろうと私がそばにいます
 陛下が良き皇帝である限り、私と蕭一族は誓って忠義を尽くします」
「…自分の手駒は自分で守るが良い」



沈玉容の審理が迫っていた。
葉世傑は姜梨が心配で様子を見に来たが、薛芳菲は自分の正体を知って怖くないのかと尋ねる。
「怖くなどない、お前が誰であろうと私や葉家を助けてくれた
 その情義は本物だった、それにお前の過去を知ってから私は思い知ったよ
 お前への理解が浅過ぎた、だからお前は思う通りにすればいい」
「何をするか聞かないの?」
「ただこれだけは言っておく、お前が何をしようと私は味方だ」
すると侍女の白雪(ハクセツ)がやって来た。
「長公主府から招状が届きました」

姜元柏は姜梨が長公主の誘いを受けると聞いて同行すると決めた。
しかし招待したのは姜梨だけだと姜元柏は門前払いされてしまう。
姜梨は仕方なく父に待つよう頼み、侍女の案内で婉寧のもとへ向かった。

寝殿では婉寧が″芳菲散りて梨花白く″を弾いていた。
すると姜梨がやって来る。
「殿下の琴は横暴で冷酷無情、凄まじい遺恨さえ感じます
 大燕の長公主とあがめられ、錦衣をまとい贅を尽くしているのに一体どんな恨みが?」
「何も知らないくせに…極寒の代(タイ)国で人質となり、辛酸をなめたのは当然だと?」 
「だから人を殺してもいいの?私は恨みを心の支えに蘇った
 でも己の勝手で人を殺めたり、一家を滅ぼしてなどいない」
婉寧は生意気な薛芳菲の首をつかんだが、薛芳菲は怯むことなく腕をつかみ返してきた。
そこで婉寧は沈玉容との出会いを語ることにする。
「沈玉容のことは好きよ」




…あの日、皇帝を訪ねた婉寧は偶然、その年の状元となった沈玉容を見かけた
太監の話では翰林院に配属が決まり、典籍の編纂を任されたという

婉寧は翰林院の中庭に手巾を落として隠れた
すると沈玉容が現れ、誰が落としたかも知れない手巾を拾ってしまう
『沈学士、私の手巾に触れるとは罰当たりね』
その声は婉寧公主だった
沈玉容は長公主に気づき、丁重に拝礼する…

「あの頃、彼を面白い男だと思ったわ
 誰もが私を避け、陰で侮辱していたけれど、彼だけは礼儀正しく接してくれた」

…沈玉容は長公主に手巾を返そうとした
『私の手巾を拾ったということは私たち縁があるのね?』
『恐れながら私は妻帯しております』
沈玉容は仕方なく侍女に手巾を返して行ってしまう…

「沈玉容はひたむきで清廉だった、私とはあまりに違う、清らかだった
 それゆえ想像がついた、寄り添う女子もきっと清らかだろうとね」
当時、婉寧は偶然、仲睦まじい沈玉容と妻の姿を見たことがあった。
「代国に送られなければ私も同じようによい男に嫁いで幸せだったかも知れない
 どうして私は駄目だったの?私は幸せと無縁だったのに、なぜ幸せな者がいるの?
 自分の運命を呪ったわ、だから沈玉容を泥沼に引きずり込んだの、私たちが一緒になるために」

薛芳菲は妻殺しの沈玉容にかつての清らかさなどないと言い捨てた。
そんな男に未練などなく、いずれ沈玉容と長公主は報いを受けると断言する。
「どうせ沈玉容を助けられない」
「救えるわ、沈玉容を助けるには1人の自供で十分、あなたよ」
「はいはい、お望み通り証言いたします~」
薛芳菲は長公主の負け惜しみを受け流して帰ることにしたが、婉寧はいきなり薛芳菲の手をつかんで引き止めた。
「帰るのは早い、会わせたい人がいるの、お前がよく知る者よ?」

つづく


( ๑≧ꇴ≦)盛り上がってまいりましたー!





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最終更新日  2025.10.30 22:57:31
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